JP6412998B1 - 動体追跡装置、動体追跡方法、動体追跡プログラム - Google Patents

動体追跡装置、動体追跡方法、動体追跡プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
画像データを用いた動体の追跡であって、目的とする動体に外観的な際立った特徴が少なく、また、フレーム画像中に目的とする動体と同様の画像が複数存在するような場合であっても、高精度に動体を追跡する。
【解決手段】
所与の環境(例えば、卓球)における特定の特徴(例えば、ボールの動きは運動法則に従う、ボールは卓球台よりも上に位置する場合が多い、等)を画像データから評価して、目的とする動体に外観的な際立った特徴が少なく、また、フレーム画像中に目的とする動体と同様の画像が複数存在するような場合であっても、高精度に動体を追跡する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動体追跡装置、動体追跡方法、動体追跡プログラムに関するものである。
従来、画像を用いて動体を追跡する装置が知られている。例えば、特許文献1には、色の動き度合いを評価することによって動体を検出し、追跡する装置が記載されている。
また、特許文献2には、フレーム画像間における画素の移動量を検出し、移動量が最大となる画素の位置を示す画像を重畳することで動体の軌跡を検出して動体追跡する装置が記載されている。
国際公表第2012/127618号公報 国際公表第2016/021143号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置にあっては、色の動き度合いを評価することによって動体を検出し、追跡することから、例えば、卓球のボールやゴルフのボール等のように、色彩や形状等の外観的に際立った特徴が少ない動体をそれら特徴に頼ることなく追跡することが難しい。
また、例えば、バレーボールやサッカーのボール等のように、色彩や形状等の外観的に特徴がある動体であったとしても、候補が複数検出されるような場合は目標物をひとつに特定することができなければ追跡が難しい。
特許文献2に記載の装置にあっては、フレーム画像間における画素の移動量から動体の軌跡を検出して動体追跡するが、例えば卓球等では、競技に使用中のボールの他にも、練習時に使用して床に転がっているボールや審判等が持つ予備のボール等、複数のフレーム画像中に追跡の目的とするボールと同様の画像が複数存在する場合も多く、また、ボール以外の類似の特徴をもつ物体を追跡対象として誤検出してしまう恐れもある。このような場合において高精度に動体追跡することが難しい。
本発明に係る動体追跡装置は、画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡する動体追跡装置であって、画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成部と、前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持部と、前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境から定まる運動モデルに基づいて、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測部と、前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し、前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出部と、前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定部と、前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る動体追跡装置では、前記候補抽出部は、前記位置予測部が前記予測位置情報の算出の基礎とした前記第1画像フレームの前記候補が同じである前記第2画像フレームでの前記物体の候補の数に上限を定めることができる。
本発明に係る動体追跡装置では、前記候補抽出部は、前記第1画像フレームの前記候補のすべてについて各々を基礎とした少なくとも一つの前記第2画像フレームでの前記候補を抽出することができる。
本発明に係る動体追跡装置では、前記候補抽出部は、前記尤度スコアが閾値以上でない前記第2画像フレームでの前記候補については前記候補から除外することができる。
本発明に係る動体追跡装置では、前記位置予測部は、前記運動モデルとして前記第1画像フレームでの物体の位置と速度に基づいて前記第2画像フレームでの予測位置情報を算出することができる。
本発明に係る動体追跡装置では、目標位置特定部は、前記評価スコアを目標物体の存在確率分布に基づく位置スコアと前記目標物体の速度に基づく運動スコアから求めて前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定することができる。
また、本発明に係る動体追跡方法では、画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡する動体追跡方法であって、画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成ステップと、前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持ステップと、前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境から定まる運動モデルに基づいて、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測ステップと、前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し、前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出ステップと、前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定ステップと、前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡ステップと、備えることを特徴とする。
また、本発明に係る動体追跡プログラムでは、コンピュータを、画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡ように機能させる動体追跡プログラムであって、画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成部、前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持部、前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境から定まる運動モデルに基づいて、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測部、前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出部、前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定部、前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡部、として機能させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、前述の課題を解決しつつ、高精度に動体を追跡することができる。
動体追跡装置を備える装置のブロック図である。 図1に示す装置のハードウェア構成図である。 カメラで撮像した卓球での画像を模式的に表した図である。 動体追跡装置の動作を示すフローチャートである。 動体追跡装置の動作を説明するにあたって使用する記号を模式的に示した図である。 動体追跡装置の候補抽出部の動作を示すフローチャートである。 動体追跡装置の目標位置特定部の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る尤度スコアによる候補抽出処理について示すフローチャートである。 第2実施形態に係る候補抽出部が行う尤度スコアによる候補抽出処理を模式的に示した図である。 第3実施形態に係る尤度スコアによる候補抽出処理について示すフローチャート(前半)である。 第3実施形態に係る尤度スコアによる候補抽出処理について示すフローチャート(後半)である。 第3実施形態に係る候補抽出部が行う尤度スコアによる候補抽出処理を模式的に示した図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、重複する説明は省略し、各図面において同一又は相当部分には同一の符号を付す。
(第1実施形態)
本実施形態に係る動体追跡装置は、画像を用いて動体を追跡する装置である。本実施形態に係る動体追跡装置は、例えば、卓球、ゴルフ、野球、バレーボール等の球技等においてボールの動きを追跡するような、定められたフィールド内において運動法則に従って運動する色彩や形状等の外観的に際立った特徴が少ない動体を高精度に追跡する装置に好適に採用されるものである。これは例示であって、運動競技のみに適用を限るものではない。
図1は、動体追跡装置1を備える装置2のブロック図である。図1に示す装置2は、例えば、スマートフォン、情報携帯端末、デジタルカメラ、ゲーム端末、テレビ等の電化製品であって、図2に示すハードウェア構成を有する。図2に示すように、装置2は、物理的には、中央演算装置(CPU)201、入力装置202、出力装置203、主記憶装置(RAM/ROM)204、補助記憶装置205等を含むコンピュータシステムとして構成される。入力装置202としては、カメラ、タッチスクリーン、キーボード等、出力装置203としては、ディスプレイ、プリンタ等で具体的には構成される。装置2は、通信モジュール等を備えてネットワークに接続する構成でもよい。また、動体追跡装置1が、中央演算装置(CPU)201、入力装置202、出力装置203、主記憶装置(RAM/ROM)204、補助記憶装置205等を含むコンピュータシステムとして構成されてもよい。
動体追跡装置1及び装置2の各機能は、図2に示す中央演算装置(CPU)201、主記憶装置(RAM/ROM)204等に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、中央演算装置(CPU)201の制御により入力装置202、出力装置203を動作させるとともに、主記憶装置(RAM/ROM)204、補助記憶装置205とデータの読み書きを行うことで実現される。
図1に示すように、装置2は、カメラ21、検出部22、動体追跡装置1及び表示部23を備えている。また、動体追跡装置1は、情報入力部10、位置情報生成部11、候補位置保持部12、位置予測部13、候補抽出部14、目標位置特定部15及び動体追跡部16を備えている。
カメラ21は、例えば、撮像素子等が用いられ、画像又は動画を撮像する機能を有している。カメラ21は、単眼であっても、複眼であってもよい。カメラ21は、撮像した複数の画像又は動画を画像フレームとして検出部へ出力する機能を有している。
検出部22は、カメラ21から入力された画像フレーム内の画像データから目標物体の特徴と一致する候補をすべて検出する機能を有している。例えば、パターンマッチングや統計的学習手法等を利用して候補を検出する。検出部22は、画像フレーム内の画像データから検出された候補についての情報を動体追跡装置1の情報入力部10に出力する機能を有している。
動体追跡装置1は、検出部22から入力された画像フレーム内の画像データから検出された候補についての情報から目標物体の画像フレームでの位置情報を特定してトレースすることで目標物体を追跡する機能を有している。動体追跡装置1は、特定した目標物体の各フレームでの位置情報を表示部23に出力する機能を有している。
情報入力部10は、検出部22から入力された画像フレーム内の画像データから検出された候補についての情報から必要な情報を位置情報生成部11に出力する機能を有している。必要な情報として、少なくとも、画像フレームを特定するための情報(以下、画像フレーム番号)、候補の位置を特定するための情報(以下、位置情報)がある。情報入力部10は、画像フレーム番号を位置予測部13に出力する機能を有している。また、情報入力部10は、一定の間隔で画像フレームを抽出(以下、コマ落とし)して必要な情報を位置情報生成部11に出力する機能を有していてもよい。
位置情報生成部11は、情報入力部10から入力された画像フレーム内の画像データから検出された候補についての情報から各々の候補の位置情報を生成する機能を有している。例えば、カメラ21が単眼である場合は2次元の、カメラ21が複眼である場合には3次元の座標軸を設定して各々の候補の位置情報(座標)を生成する。位置情報生成部11は、動体の追跡に影響を与える位置に関する条件を候補の位置情報に反映する機能を有している。例えば、卓球のボールの追跡における卓球台の座標領域などである。位置情報生成部11は、生成した位置情報を候補抽出部14に出力する機能を有している。
候補位置保持部12は、候補抽出部14から入力された上位候補についての情報を保持する機能を有している。候補抽出部14の機能及び上位候補の定義については後述する。候補位置保持部12は、上位候補についての情報として、少なくとも、画像フレーム番号、上位候補の位置情報及び尤度スコアを保持する機能を有している。尤度スコアについては後述する。
位置予測部13は、情報入力部10から入力された画像フレーム番号で指定される画像フレーム(第2画像フレーム)と連続する画像フレーム(第1画像フレーム)における上位候補についての情報を候補位置保持部12に問い合わせて取得する機能を有している。
ここで、連続する画像フレームとは、2つの画像フレームの間に別の画像フレームが存在しない状態であって、必ずしも画像フレーム番号が連続である必要はない。例えば、2つの画像フレームが連続であっても、もともと間に存在した画像フレームがコマ落とし処理されたために画像フレーム番号が連続でない場合などがある。また、連続する画像フレームとは、時刻が前の連続する画像フレームであっても、時刻が後の連続する画像フレームであってもよい。時間の流れに沿っての動体追跡を行う場合には時刻が前の連続する画像フレーム、時間の流れを遡っての動体追跡を行う場合には時刻が後の連続する画像フレームとなる。なお、連続する画像フレームについては、本特許出願に係る書面においては他も同様である。
位置予測部13は、候補位置保持部12から取得した情報に基づいて連続する画像フレーム(第1画像フレーム)の各々の上位候補について、当該画像フレーム(第2画像フレーム)での予測位置情報を算出する機能を有している。予測位置情報は、例えば、上位候補の位置と速度から算出する。また、例えば、卓球のボールであれば卓球台でバウンドすることにより速度が変化するなどの環境による特有の情報を算出において考慮する運動モデルを定義する。位置予測部13は、算出した予測位置情報を候補抽出部14に出力する機能を有している。
候補抽出部14は、位置情報生成部11から入力された画像フレーム(第2画像フレーム)内の画像データから検出された候補について位置情報と、位置予測部13から入力された同じ画像フレーム(第2画像フレーム)での予測位置情報から尤度スコアを算出する機能を有している。ここで、尤度スコアとは、候補についての位置情報と予測位置情報の各々の組合せについて位置の一致度を示すスコアであって、例えば、各々の距離が小さいほどスコアが大きい。候補抽出部14は、尤度スコアの算出に必要な予測位置情報を位置予測部13に問い合わせて取得する機能を有している。候補抽出部14は、尤度スコアの上位から定めた数の候補を上位候補として、その位置情報を目標位置特定部15に出力する機能を有している。また、候補抽出部14は、上位候補の位置情報等を候補位置保持部12に出力する機能を有している。
目標位置特定部15は、候補抽出部14から入力された上位候補の位置情報から評価スコアを算出する機能を有している。ここで、評価スコアとは追跡目標としての尤もらしさを示すスコアである。評価スコアは、例えば、位置スコアと運動スコアの組合せによって定義する。ここで、位置スコアとは、目標物体の存在確率分布に基づいてスコア化したものである。例えば、目標物体が卓球のボールである場合、卓球台の上部はボールの存在確率が高いため位置スコアは大きく、卓球台の下部はボールの存在確率が低いため位置スコアは小さくなる。また、ここで、運動スコアとは、目標物体の速度に基づいてスコア化したものである。例えば、目標物体が卓球のボールである場合、速度の大きさが一定以下の場合には運動スコアは小さく、卓球台の付近で反射運動をした場合には運動スコアが高くなる。評価スコアの定義として、位置スコアと運動スコアを単純に加算してもよいし、重みづけをして加算する、乗算する等で定義してもよい。目標位置特定部15は、評価スコアが最も上位の候補位置をその画像フレームにおける目標物体の位置として特定する機能を有している。目標位置特定部15は、特定した目標物体の位置情報を動体追跡部16に出力する機能を有している。
動体追跡部16は、目標位置特定部15から入力された各々の画像フレームにおける特定した目標物体の位置情報をトレースして追跡する機能を有している。動体追跡部16は、トレースした目標物体の各フレームでの位置情報を表示部23に出力する機能を有している。
表示部23は、動体追跡装置1の動体追跡部16から入力された目標物体の各フレームでの位置情報を、例えば、ディスプレイ等に連続的に表示することで目標物体の軌跡を表示する機能を有している。
次に、本実施形態に係る動体追跡装置1の動作について説明する。なお、説明理解の容易性を考慮して、本発明に係る動体追跡装置の動作の例として、卓球におけるボールを追跡する動体追跡装置を説明する。
卓球を所与の環境とする場合に考慮すべき特徴を説明する。図3は、カメラ21で撮像した卓球での画像を模式的に表した図である。ボールには色彩や形状等の外観的に際立った特徴が少ないことから、画像内のボールを検出する場合には、検出部22の検出精度によって例えば観客の顔等のボール以外のもの(304)が誤検出される可能性があるとの特徴を有している。また、目標物体である競技に使用されているボール(301)以外にも予備のボール(302)や床に転がっているボール(303)など目標物体以外が検出されるとの特徴を有している。このため、競技に使用されているボール(301)以外であって誤検出された候補(304)や、ボールであっても目標物体ではない候補(302、303)を排除して目標物体を追跡する事が求められる。
卓球を所与の環境とする場合に考慮すべき特徴として、例えば、プレイヤーの使用するボールの変更等によって、これまでとは別のボールへの目標物体の変更に対応する必要があるとの特徴を有している。
卓球を所与の環境とする場合に考慮すべき特徴として、図3に示すように、目標物体であるボールは卓球台の上部に存在する確率が高いとの特徴を有している。また、ボールの運動は運動法則に従うとの特徴を有しているが、放物運動や卓球台への衝突時に向きを変える(跳ね返る)運動(301)を頻繁に行う一方で、停止(302)や低速での直進(転がる)運動(303)は発生しにくいとの特徴を有している。目標物体の特定にあたりこれら特徴を考慮することで精度が上がる。
図4は、本実施形態に係る動体追跡装置1の動作を示すフローチャートである。なお、説明理解の容易性を考慮して、図4の実行前に動体追跡装置1の候補位置保持部12は第1画像フレームにおける上位候補についての情報を保持しているものとして説明する。
図5は、本実施形態に係る動体追跡装置1の動作を説明するにあたって使用する記号を模式的に示した図である。t0フレームとtフレームは連続した画像フレームである。Pn(t0)は、t0フレームでの上位候補のn番目である。Vn(t0)は、Pn(t0)の速度である。Qn(t)は、tフレームでの予測候補のn番目であって、Pn(t0)を基礎としたtフレームでの位置として予測される。Am(t)は、tフレームで検出された全候補のm番目である。Dmn(t)は、Qn(t)とAm(t)の距離である。これら記号の意味は、本特許出願に係る書面においては他も同様である。
図4に示すように、まず情報入力部10が、画像フレーム(第2画像フレーム)内の画像データから検出された候補についての情報を入力した後、入力した情報から必要な情報(少なくとも、画像フレーム番号と位置情報)を抽出して位置情報生成部11と位置予測部13に出力する処理を行う(S401)。この際、あわせてコマ落とし処理を行ってもよい(S401)。S401の処理が終了すると、位置情報生成処理(S403)及び位置予測処理(S407)に移行する。
S403の処理では、位置情報生成部11が情報入力部10から入力された候補についての位置情報を以降の処理に適した座標系での位置情報に変換する処理を行う。本実施形態での卓球におけるボールを追跡する例では、カメラ21が複眼であるとして、原点を卓球台の中心から下した垂線と床面との交点、X軸を卓球台の長辺方向、Y軸を卓球台の短辺方向、Z軸を卓球台に対して垂直方向とし、上方に向かってを正、下方に向かってを負とする3次元の座標系で説明する。また、競技に使用される卓球台の領域は、座標系に従うと、−1.370≦X≦1.370、−0.7625≦Y≦0.7625、Z=0.76となる。S403の処理が終了すると、候補検出処理(S409)に移行する。
S407の処理では、位置予測部13が情報入力部10から入力された画像フレーム番号で指定される画像フレーム(第2画像フレーム)と連続する画像フレーム(第1画像フレーム)における上位候補についての位置情報を候補位置情報(D405)取得する処理を行う。次に、第1画像フレームの各々の上位候補についての第2画像フレームでの予測位置情報を算出する処理を行う。第1画像フレームをt0フレーム、第2画像フレームをtフレームとすると、本実施形態での卓球におけるボールを追跡する例では予測位置Qn(t)は次の数式で求められる。ここで、数式における単位系はMKS単位系をとり、以下において同様である。
Qn(t)=Pn(t0)+Vn(t0)
ただし、以下の条件をすべて満たす場合はボールが卓球台の上方に位置する場合であり、バウンドを考慮して予測位置Qn(t)は次の数式で求められる。なお、Qn(t).XはQn(t)のX座標を、Qn(t).YはQn(t)のY座標を、Qn(t).ZはQn(t)のZ座標を、それぞれ表しており、以下において同様の表記法をとる。
Pn(t0).Z>0.76、かつ
−1.370≦Qn(t).X≦1.370、かつ
−0.7625≦Qn(t).Y≦0.7625、の場合
Qn(t)=(Qn(t).X,Qn(t).Y,|Qn(t).Z−0.76|+0.76)
S407の処理が終了すると、候補抽出処理(S409)に移行する。
S409の処理では、候補抽出部14が位置情報生成部11から入力された第2画像フレーム内の画像データから検出された候補についての位置情報と、位置予測部13から入力された同じ第2画像フレームでの予測位置情報から尤度スコアを算出して、第2画像フレームでの上位候補を抽出するとともに、候補位置情報(D405)として出力する処理を行う。この処理の詳細は後述する。S409の処理が終了すると、目標位置特定処理(S411)に移行する。
S411の処理では、目標位置特定部15が候補抽出部14から入力された上位候補の位置情報から評価スコアを算出して、評価スコアが最も上位の候補位置をその画像フレームにおける目標物体の位置として特定する処理を行う。この処理の詳細は後述する。S411の処理が終了すると動体追跡処理(S413)に移行する。
S413の処理では、動体追跡部16が目標位置特定部15から入力された各々の画像フレームにおける特定した目標物体の位置情報をトレースして追跡する処理を行う。S413の処理が終了すると、表示処理(S415)に移行する。
S415の処理では、表示部23が動体追跡部16から入力された目標物体の各フレームでの位置情報を連続的に表示することで目標物体の軌跡を表示する処理を行う。S415の処理が終了すると、終了判定処理(S417)に移行する。
S417の処理では、検出部22から情報入力部10に入力されたすべての画像フレームについて処理を実行したか否かを判定する。S417の処理において、すべての画像フレームについて処理を実行していないと判定した場合には、S401の処理に再度移行する。S401の処理では、次の未処理画像フレーム内の画像データから検出された候補についての情報を入力した後、S401からS417の処理を実行する。このように、すべての画像フレームについて処理を実行するまで、S401からS417の処理を繰り返し実行する。一方、S417の処理において、すべての画像フレームについて処理を実行したと判定した場合には、図4に示す制御処理を終了する。
次に、図4に示すサブルーティンの各処理について詳細を説明する。まず、図6を用いて候補抽出処理(S409)の詳細を説明する。図6は、本実施形態に係る動体追跡装置1の候補抽出部14の動作を示すフローチャートである。
前述の通り、候補抽出処理(S409)では、候補抽出部14が位置情報生成部11から入力された第2画像フレーム内の画像データから検出された候補についての位置情報と、位置予測部13から入力された同じ第2画像フレームでの予測位置情報から尤度スコアを算出して、第2画像フレームでの上位候補を抽出する。本実施例では、抽出する上位候補の数を自然数Nとして説明する。
図6に示すように、まず、候補抽出部14が、初期値としてm=1、n=1を設定する(S601)。
S603の処理では、候補抽出部14が、S403の処理で得られた全候補のm番目のAm(t)を取得する。
S605の処理では、候補抽出部14が、S407の処理で得られた予測候補からn番目のQn(t)を取得する。
S607の処理では、候補抽出部14が、Am(t)とQn(t)の組合せの尤度スコアLmn(t)(以下、本特許出願に係る書面において、尤度スコアを同様にLmn(t)と表記)を計算して、結果を保持する(D619)。Lmn(t)は、Am(t)とQn(t)の距離Dmn(t)から次の数式で求められる。
Lmn(t)=exp(−Dmn(t)
S609の処理では、候補抽出部14が、Qn(t)がS407の処理で得られた予測候補の最後であるか否かを判定する。予測候補の最後ではないと判定した場合には、nに1加算する処理(S611)の後、S605の処理に再度移行する。このようにすべての予測候補について処理を実行するまで、S605からS609の処理を繰り返し実行する。一方、S609の処理において、予測候補の最後であると判定した場合には、S613の処理に移行する。
S613の処理では、候補抽出部14が、Am(t)がS409の処理で得られた候補の最後であるか否かを判定する。候補の最後ではないと判定した場合には、mに1加算する処理(S615)の後、S603の処理に再度移行する。このようにすべての候補について処理を実行するまで、S603からS613の処理を繰り返し実行する。一方、S613の処理において、予測候補の最後であると判定した場合には、尤度スコアによる候補抽出処理(S617)に移行する。
尤度スコアによる候補抽出処理(S617)では、候補抽出部14が、尤度スコアで上位N組のAm(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せを候補として抽出する。候補抽出部14は、候補抽出処理を終了してメインルーティンに移行する。
次に、図7を用いて目標位置特定処理(S411)の詳細を説明する。図7は、本実施形態に係る動体追跡装置1の目標位置特定部15の動作を示すフローチャートである。
S701の処理では、目標位置特定部15が、S409の処理で得られた候補を順に取得する。
S703の処理では、目標位置特定部15が、位置スコア(Sp)を算出する。本実施形態での卓球におけるボールを追跡する例では、座標が次に示すそれぞれの場合において、位置スコア(Sp)は次の数式で求められる。
−1.370≦X≦1.370、かつ
−0.7625≦Y≦0.7625、かつ
Z≧0.76、の場合
Sp=1.0
−1.370≦X≦1.370、かつ
−0.7625≦Y≦0.7625、かつ
Z≦0.76、の場合
Sp=0.0
上記の場合以外であって、−0.7625≦Y≦0.7625、の場合
Sp=exp(−(|X|−1.370)
上記いずれの場合以外の場合
Sp=exp(−(2(|Y|−0.7625)(|X|−1.370))
S705の処理では、目標位置特定部15が、運動スコア(Sm)を算出する。本実施形態での卓球におけるボールを追跡する例では、座標が次に示すそれぞれの場合において、運動スコア(Sm)は次の数式で求められる。
Vz=0.0、の場合、Sm=0.001
上記以外の場合、Sm=min{1.0,1−|V/30−1|}
S707の処理では、目標位置特定部15が、位置スコアと運動スコアから評価スコアを算出する。本実施形態での卓球におけるボールを追跡する例では、位置スコアと運動スコアを加算することで評価スコアを算出する。
S709の処理では、目標位置特定部15が、S707の処理で算出された評価スコアがこれまでの評価スコアと比べて最大かどうかを判定する。最大であると判定した場合には、S711の処理に移行して目標位置D715を評価スコアが最大であると判定したAm(t)に置き換える。最大ではないと判定した場合には、S713の処理に移行する。
S713の処理では、目標位置特定部15が、候補が最後かどうかを判定する。最後ではないと判定した場合には、S701の処理に再度移行する。このようにすべての候補について処理を実行するまで、S701からS713の処理を繰り返し実行する。一方、最後であると判定した場合には、評価スコアが最大であると判定したAm(t)を目標位置D715と特定し、目標位置特定処理を終了してメインルーティンに移行する。
次に、コンピュータシステムを動体追跡装置1として機能させるための動体追跡プログラムについて説明する。コンピュータシステムの構成は、図2に示す通りである。
動体追跡プログラムは、メインモジュール、入力モジュール及び演算処理モジュールを備える。メインモジュールは、画像処理を統括的に制御する部分である。入力モジュールは、画像フレーム内の画像データを取得するようにコンピュータシステムを動作させる。演算処理モジュールは、位置情報生成モジュール、候補位置保持モジュール、位置予測モジュール、候補抽出モジュール、目標位置特定モジュール及び動体追跡モジュールを備える。メインモジュール、入力モジュール及び演算処理モジュールを実行させることにより実現される機能は、動体追跡装置1の情報入力部10、位置情報生成部11、候補位置保持部12、位置予測部13、候補抽出部14、目標位置特定部15及び動体追跡部16の機能とそれぞれ同様である。
動体追跡プログラムは、例えば、ROM等の記憶媒体又は半導体メモリによって提供される。また、動体追跡プログラムは、ネットワークを介して提供されてもよい。
以上、本実施形態に係る動体追跡装置1では、位置情報生成部11により、情報入力部10から入力された画像フレーム(第2画像フレーム)内の画像データから検出された候補についての情報から各々の候補の位置情報が生成され、位置予測部13により、当該画像フレーム(第2画像フレーム)での予測位置が算出され、候補抽出部14により、前記予測位置と候補位置保持部12から取得された第1画像フレームでの上位候補とから第2画像フレームでの定められた数の複数の上位候補が算出され、候補位置保持部12に出力されて保持される。このように、各々の画像フレームについて定められた数の複数の上位候補を候補位置保持部12に保持することで、目標物体である競技に使用されているボール以外にも予備のボールや床に転がっているボールなど目標物体以外が検出されるとの特徴を有している環境の下で適切な目標物体の判別が可能となる。
また、本実施形態に係る動体追跡装置1では、目標位置特定部15により、評価スコアに基づいて前記画像フレームにおける前記追跡目標である物体の位置情報が特定され、評価スコアは位置スコアと運動スコアの組合せによって定義される。動体追跡部16により、特定された物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きが追跡される。このように所与の環境(例えば、卓球)での位置スコアと運動スコアの組合せによって評価スコアを算出することで、色彩や形状等の外観的に際立った特徴が少ないことから複数の候補が検出される場合にあって、目標物体を高精度に特定することが可能となる。
本実施形態に係る動体追跡装置1の動作について説明において、説明理解の容易性を考慮して、本発明に係る動体追跡装置の動作の例として、卓球におけるボールを追跡する動体追跡装置を説明したが、これを実施例1として、実施例1に対比する形で、バレーボールにおけるボール追跡の例(実施例2)、野球の投球におけるボール追跡の例(実施例3)、ゴルフにおけるボール追跡の例(実施例4)を説明する。
実施例1と実施例2ないし実施例4とは、本実施形態に係る動体追跡装置1の図1に示す構成は同じであり、図2に示す装置2として実現される点も同様である。所与の環境による条件が異なるため処理の内容が相違する。具体的には、次の点が異なる。
位置情報生成部11が入力情報部10から入力された位置情報を変換する処理に適した座標系が異なる。
位置情報生成部11が位置情報を生成に反映する動体の追跡に影響を与える位置に関する条件が異なる。
位置予測部13が予測位置を算出する数式が異なる。
目標位置特定部15が位置スコアを算出する数式が異なる。
目標位置特定部15が運動スコアを算出する数式が異なる。
前記相違点について、実施例1ないし実施例4について表にまとめた。実施例1を表1に、実施例2を表2に、実施例3を表3に、実施例4を表4に示す。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る動体追跡装置は、第1実施形態に係る動体検出装置1と図1に示す構成は同じであり、図2に示す装置2として実現される点も同様である。機能において、第1実施形態に係る動体検出装置1と候補抽出部14の機能が相違するものである。従って、候補抽出部14を中心に説明し、第1実施形態との重複する説明は省略する。
第2実施形態に係る候補抽出部14は、位置情報生成部11から入力された画像フレーム(第2画像フレーム)内の画像データから検出された候補について位置情報と、位置予測部13から入力された同じ画像フレーム(第2画像フレーム)での予測位置情報から尤度スコアを算出する機能を有している。候補抽出部14は、尤度スコアの算出に必要な予測位置情報を位置予測部13に問い合わせて取得する機能を有している。候補抽出部14は、尤度スコアの上位から定めた数の候補を上位候補として、その位置情報を目標位置特定部15に出力する機能を有している。また、候補抽出部14は、上位候補の位置情報等を候補位置保持部12に出力する機能を有している。これらの機能を有する点は、第1実施形態に係る候補抽出部14と同様である。
第2実施形態に係る候補抽出部14は、上位候補を抽出する際に、位置予測部13が予測位置情報の算出の基礎とした画像フレーム(第1画像フレーム)での候補が同じである予測位置情報に基づく候補の数に上限を定める機能を有している。この点は、第1実施形態に係る候補抽出部14と相違する。
前述の相違点は、図6に示される尤度スコアによる候補抽出処理(S617)の相違による。図8は、第2実施形態に係る尤度スコアによる候補抽出処理(S617)について示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、候補抽出部14が、初期値としてn=1を設定する(S801)。
S803の処理では、候補抽出部14が、Am(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せをデータとして取得する。候補抽出部14は、尤度スコアLmn(t)の降順にデータをソートして、Qn(t)を算出の基礎とするデータをLmn(t)の降順に配列する。
S805の処理では、候補抽出部14が、尤度スコアで上位から自然数でS個までをQn(t)を基礎とする候補として残す。
S807の処理では、候補抽出部14が、Qn(t)がS407の処理で得られた予測候補の最後であるか否かを判定する。予測候補の最後ではないと判定した場合には、nに1加算する処理(S809)の後、S803の処理に再度移行する。このようにすべての予測候補について処理を実行するまで、S803からS807の処理を繰り返し実行する。一方、S807の処理において、予測候補の最後であると判定した場合には、S811の処理に移行する。
S811の処理では、候補抽出部14が、S805の処理で残された候補から尤度スコアが上位N個のAm(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せを上位候補として抽出した後、尤度スコアによる候補抽出処理を終了してメインルーティンに移行する。
図9は、第2実施形態に係る候補抽出部14が行う尤度スコアによる候補抽出処理(S617)を模式的に示した図である。図9では、予測候補Qn(t)ごと各列に左から右へ尤度スコアLmn(t)の降順にデータが配列されている。S805の処理では、候補抽出部14が、尤度スコアで上位から自然数でS個までをQn(t)を基礎とする候補として残すが、図9では、S=4の場合の例示であって、網掛けされた部分のデータを候補から除外することを示している。S811の処理では、候補抽出部14が、S805の処理で残された候補から尤度スコアが上位N個の上位候補を抽出するが、図9では、網掛けされていない部分のデータ候補から尤度スコアが上位N個の上位候補を抽出することに相当する。
第2実施形態に係る候補抽出部14は、図9の説明の通り、各々の予測候補Qn(t)について均等に残した候補から上位候補を抽出するために、特定の予測候補Qn(t)への偏りが少なくなる。これにより、有力な候補の付近に存在する候補以外も上位候補が残ることになる。このため、例えば、プレイヤーの使用するボールの変更等によってこれまでとは別のボールへの目標物体が変更した場合や、一時的に誤って検出したボール以外の物体を追跡した場合などに、適正な目標物体に戻って追跡を続けることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る動体追跡装置は、第1実施形態に係る動体検出装置1と図1に示す構成は同じであり、図2に示す装置2として実現される点も同様である。機能において、第1実施形態に係る動体検出装置1と候補抽出部14の機能が相違するものである。従って、候補抽出部14を中心に説明し、第1実施形態との重複する説明は省略する。
第3実施形態に係る候補抽出部14は、位置情報生成部11から入力された画像フレーム(第2画像フレーム)内の画像データから検出された候補について位置情報と、位置予測部13から入力された同じ画像フレーム(第2画像フレーム)での予測位置情報から尤度スコアを算出する機能を有している。候補抽出部14は、尤度スコアの算出に必要な予測位置情報を位置予測部13に問い合わせて取得する機能を有している。候補抽出部14は、尤度スコアの上位から定めた数の候補を上位候補として、その位置情報を目標位置特定部15に出力する機能を有している。また、候補抽出部14は、上位候補の位置情報等を候補位置保持部12に出力する機能を有している。これらの機能を有する点は、第1実施形態に係る候補抽出部14と同様である。
第3実施形態に係る候補抽出部14は、上位候補を抽出する際に、位置予測部13が予測位置情報の算出の基礎とした画像フレーム(第1画像フレーム)の候補のすべてについて、尤度スコアが閾値以上であるとの条件のもとで、各々を基礎とした少なくとも一つの第2画像フレームでの候補を抽出する機能を有している。この点は、第1実施形態に係る候補抽出部14と相違する。
前述の相違点は、図6に示される尤度スコアによる候補抽出処理(S617)の相違による。図10A及び図10Bは、第3実施形態に係る尤度スコアによる候補抽出処理(S617)について示すフローチャートである。
図10Aに示すように、まず、候補抽出部14が、初期値としてn=1を設定する(S1001)。
S1003の処理では、候補抽出部14が、Am(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せをデータとして取得する。候補抽出部14は、尤度スコアLmn(t)の降順にデータをソートして、Qn(t)を算出の基礎とするデータをLmn(t)の降順に配列する。
S1005の処理では、候補抽出部14が、S1003の処理で生成されたAm(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せのデータ配列(D1007)を出力する。
S1009の処理では、候補抽出部14が、Qn(t)がS407の処理で得られた予測候補の最後であるか否かを判定する。予測候補の最後ではないと判定した場合には、nに1加算する処理(S1011)の後、S1003の処理に再度移行する。このようにすべての予測候補について処理を実行するまで、S1003からS1009の処理を繰り返し実行する。一方、S1009の処理において、予測候補の最後であると判定した場合には、図10Bに示すS1013の処理に移行する。
図10Bに示すように、あらためて候補抽出部14が、初期値としてn=1、j=1を設定する(S1013)。
S1015の処理では、候補抽出部14が、データ配列(D1007)から予測候補Qn(t)について尤度スコアLmn(t)の降順でj番目のAm(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せのデータを取得する。
S1017の処理では、候補抽出部14が、S1015の処理で取得したデータについてLmn(t)が閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上であると判定した場合には、S1015の処理で取得したAm(t)、Qn(t)、Lmn(t)の組合せを上位候補として抽出(S1019)した後、s1021の処理に移行する。一方、閾値以上でないと判定した場合には、s1021の処理に移行する。
S1021の処理では、候補抽出部14が、これまでに抽出した上位候補の数がNよりも小さいか否かを判定する。上位候補の数がNよりも小さいと判定した場合には、s1023の処理に移行する。一方、上位候補の数がNよりも小さくないと判定した場合には、尤度スコアによる候補抽出処理を終了してメインルーティンに移行する。
S1023の処理では、候補抽出部14が、Qn(t)がS407の処理で得られた予測候補の最後であるか否かを判定する。予測候補の最後ではないと判定した場合には、nに1加算する処理(S1025)の後、S1017の処理に再度移行する。このようにすべての予測候補について処理を実行するまで、S1017からS1023の処理を繰り返し実行する。一方、S1013の処理において、予測候補の最後であると判定した場合には、S1027の処理に移行する。
S1027の処理では、候補抽出部14が、jがデータ配列(D1007)の予測候補Qn(t)について最後尾であるか否かを判定する。jが予測候補Qn(t)について最後尾ではないと判定した場合には、jに1加算する処理(S1029)の後、S1017の処理に再度移行する。このようにjが予測候補Qn(t)についてデータ配列の最後尾に至るまで、S1017からS1027の処理を繰り返し実行する。一方、S1027の処理において、jが予測候補Qn(t)について最後尾であると判定した場合には、尤度スコアによる候補抽出処理を終了してメインルーティンに移行する。
図11は、第3実施形態に係る候補抽出部14が行う尤度スコアによる候補抽出処理(S617)を模式的に示した図である。図11では、予測候補Qn(t)ごと各列に左から右へ尤度スコアLmn(t)の降順にデータが配列されている。図10Aに示すS1001からS1011の処理で生成されるデータ配列(D1007)は、図11で模式的に示される。S1023の処理では図11の各列について1行目から下方に、S1027の処理では図11の各行について1列目から左方に順に移動しつつS1017の処理で尤度スコアが閾値以上であるかの判定を行う。図11では、網掛けされていない部分が、尤度スコアが閾値以上に相当する。
第3実施形態に係る候補抽出部14は、図11の説明の通り、各々の予測候補Qn(t)について均等に残した候補から上位候補を抽出するために、特定の予測候補Qn(t)への偏りが少なくなる。また、閾値より尤度スコアが小さい候補は上位候補としないため、可能性の低い候補(例えば、図11のQ3(t))を排除することができる点で第2実施形態よりも優れている。これにより、有力な候補の付近に存在する候補以外も上位候補が残ることになる。このため、例えば、プレイヤーの使用するボールの変更等によってこれまでとは別のボールへの目標物体が変更した場合や、一時的に誤って検出したボール以外の物体を追跡した場合などに、適正な目標物体に戻って追跡を続けることがより精度高く可能となる。
1 動体追跡装置
10 情報入力部
11 位置情報生成部
12 候補位置保持部
13 位置予測部
14 候補抽出部
15 目標位置特定部
16 動体検出部
2 動体追跡装置を備える装置
21 カメラ
22 検出部
23 表示部
201 中央演算装置(CPU)
202 入力装置
203 出力装置
204 主記憶装置(RAM/ROM)
205 補助記憶装置
301 目標物体(競技に使用されているボール)
302 目標ではない物体(予備のボール)
303 目標ではない物体(床に転がっているボール)
304 目標ではない物体(観客の顔)

Claims (7)

  1. 画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡する動体追跡装置であって、
    画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成部と、
    前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持部と、
    前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境による特有の情報であって座標系、前記追跡目標が存在する位置条件、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置算出式、前記追跡目標の存在確率分布に基づく位置スコア算出式及び前記追跡目標の速度に基づく運動スコア算出式から定まる運動モデルに基づいて、前記第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測部と、
    前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し、前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出部と、
    前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記運動モデルに基づいて算出された位置スコアと運動スコアの組み合わせから求められる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定部と、
    前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡部と、
    を備えることを特徴とする動体追跡装置。
  2. 前記候補抽出部は、前記位置予測部が前記予測位置情報の算出の基礎とした前記第1画像フレームの前記候補が同じである前記第2画像フレームでの前記物体の候補の数に上限を定める請求項1に記載の動体追跡装置。
  3. 前記候補抽出部は、前記第1画像フレームの前記候補のすべてについて各々を基礎とした少なくとも一つの前記第2画像フレームでの前記候補を抽出する請求項1に記載の動体追跡装置。
  4. 前記候補抽出部は、前記尤度スコアが閾値以上でない前記第2画像フレームでの前記候補については前記候補から除外する請求項3に記載の動体追跡装置。
  5. 追跡の目標である前記物体が球技におけるボールである請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の動体追跡装置。
  6. 画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡する動体追跡方法であって、
    画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成ステップと、
    前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持ステップと、
    前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境による特有の情報であって座標系、前記追跡目標が存在する位置条件、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置算出式、前記追跡目標の存在確率分布に基づく位置スコア算出式及び前記追跡目標の速度に基づく運動スコア算出式から定まる運動モデルに基づいて、前記第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測ステップと、
    前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し、前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出ステップと、
    前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記運動モデルに基づいて算出された位置スコアと運動スコアの組み合わせから求められる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定ステップと、
    前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡ステップと、
    を備えることを特徴とする動体追跡方法。
  7. コンピュータを、画像データを用いて特定の特徴を持つ物体の所与の環境での動きを追跡ように機能させる動体追跡プログラムであって、
    画像フレーム内の前記画像データから検出された前記特定の特徴を持つすべての物体の位置情報を生成する位置情報生成部、
    前記画像フレームごとに追跡目標として尤もらしい前記物体の複数の候補の前記位置情報を保持する候補位置保持部、
    前記候補位置保持部が前記位置情報を保持する第1画像フレームの前記候補について、前記所与の環境による特有の情報であって座標系、前記追跡目標が存在する位置条件、前記第1画像フレームと連続する第2画像フレームでの予測位置算出式、前記追跡目標の存在確率分布に基づく位置スコア算出式及び前記追跡目標の速度に基づく運動スコア算出式から定まる運動モデルに基づいて、前記第2画像フレームでの予測位置情報を算出する位置予測部、
    前記第2画像フレーム内の前記画像データから前記位置情報生成部によって生成された前記位置情報と、前記位置予測部が算出した前記第2画像フレームでの前記予測位置情報と、から各々の組合せについて位置の一致度を示す尤度スコアを算出し、前記尤度スコアに基づいて前記第2画像フレームでの1ないし2以上の前記候補を抽出し、抽出された前記候補の位置情報を前記候補位置保持部に出力する候補抽出部、
    前記候補抽出部が抽出した前記候補の位置情報から、前記所与の環境から定まる前記運動モデルに基づいて算出された位置スコアと運動スコアの組み合わせから求められる前記追跡目標としての尤もらしさを示す評価スコアに基づいて、前記画像フレームにおける前記追跡目標である前記物体の位置情報を特定する目標位置特定部、
    前記目標位置特定部によって特定された前記物体の位置情報を、連続する前記画像フレームにおいてトレースすることで前記物体の動きを追跡する動体追跡部、
    として機能させることを特徴とする動体追跡プログラム。
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