JP6412852B2 - 配信パラメータ選択装置、配信パラメータ選択方法、及びプログラム - Google Patents

配信パラメータ選択装置、配信パラメータ選択方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、配信パラメータ選択装置、配信パラメータ選択方法、及びプログラムに関する。
近年、インターネットを通した、マルチメディアサービス(映像配信、音声配信、画像配信など)が数多く提供されており、サービス間のユーザ獲得競争が激しくなっている。そのような状況の中で、サービス事業者にとっては、ユーザのエンゲージメント(例えば、利用ユーザ数や、滞在時間などのユーザがどの程度サービスを利用するのかを示す指標)の向上が重要な課題となっている。
例えば、動画配信サービスにおけるユーザのエンゲージメントは、価格、コンテンツ、ユーザインターフェース、動画品質(映像の鮮明さ、映像の滑らかさなど)、再生品質(再生開始の待ち時間、再生中断の長さ・頻度など)など、様々な要因によって決定される。また、これらの要因は、ユーザ毎によって影響の与え方も異なる。上記に挙げた各要因の中でサービス中に制御を行い最適化することが可能であるのは、動画品質や再生品質である。そのため、サービスを開始している中では、各ユーザに合わせて最適な配信パラメータを選択することが重要である。
従来の配信制御技術として、ラボ環境における主観評価実験(ユーザが動画を視聴し品質評価を行う実験)の結果を用いて構築した、ユーザ体感品質推定モデルにもとづいて、ユーザ体感品質を最適化する動画配信を制御する方法が提案されている(非特許文献1)。
しかしながら、非特許文献1の方法では、平均的なユーザの体感品質に関して最適化しているため、ユーザ個別の特性を十分加味できておらず、必ずしも各ユーザに適した制御とならない可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、データの配信パラメータについてユーザの特性に合わせた値の選択を可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、配信パラメータ選択装置は、各ユーザによるデータ配信サービスの利用履歴に基づいて、ユーザごとに利用頻度を算出し、算出結果を記憶部に記憶する算出部と、データの利用要求に応じ、当該利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度に基づいて、前記利用要求に係るデータの配信パラメータの値を選択する選択部と、を有し、前記選択部は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が閾値以下である場合は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が前記閾値より大きい場合よりも、QoE(Quality of Experience)が高くなる値を選択し、前記閾値の最小値から最大値の範囲における所定間隔の値ごとに、前記利用履歴に基づいて特定される、所定期間の前半の期間における単位期間あたりの平均利用頻度が当該値以下である第1のユーザ群と、前記平均利用頻度が当該値より大きい第2のユーザ群とに複数のユーザを分類し、前記第1のユーザ群及び前記第2のユーザ群のそれぞれごとに、前記所定期間の後半の前記平均利用頻度の平均値について前記所定期間の前半の前記平均利用頻度の平均値に対する増加率を算出し、前記第1のユーザ群の増加率について前記第2のユーザ群の増加率に対する比を算出して、前記所定間隔の値のうち、前記比が最大となる値を前記閾値として決定する決定部を有する

データの配信パラメータについてユーザの特性に合わせた値の選択を可能とすることができる。
本発明の実施の形態における配信パラメータ選択装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信パラメータ選択装置の機能構成例を示す図である。 視聴情報管理DBの構成例を示す図である。 利用頻度管理DBの構成例を示す図である。 閾値決定部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 2Nヶ月間のX名のユーザの月平均視聴回数の一例を示す図である。 閾値Thごとのユーザ群の分類結果の一例を示す図である。 閾値Thごと及びユーザ群ごとの月平均視聴率の平均値及び増加率の算出結果の一例を示す図である。 利用頻度算出部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ユーザごとの過去Mヶ月間における月平均視聴回数の集計結果の一例を示す図である。 ユーザごとの利用頻度区分の設定結果の一例を示す図である。 配信パラメータ選択部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では、ユーザに応じて異なる特性として、対象となる動画配信サービスの利用頻度に着目する。具体的には、対象となる動画配信サービスの利用頻度が少ないユーザ程、サービスへの定着度が低いため、サービス利用時のユーザ体感品質(QoE(Quality of Experience))が低い場合、対象サービスのエンゲージメントが低下すると考える。そこで、本実施の形態では、対象となるサービスに対するユーザの過去の利用頻度を算出し、利用頻度が少ないユーザに対して優先的に体感品質が高くなるように、動画の配信パラメータが選択される。
ここで、配信パラメータは、動画ビットレート、音声ビットレート、動画符号化方式ID(動画符号化方式を識別する値)、音声符号化方式ID(音声符号化方式を識別する値)、動画/静止画サイズ(1920画素×1080画素など)、フレームレートなどが挙げられ、選択可能な配信パラメータの種類と各配信パラメータの値の選択肢は、サービス事業者のサービス設計に依存してもよい。
また、利用頻度は、視聴回数、視聴時間、訪問回数(サイトへのアクセス数)、サイト滞在時間などが考えられ、いずれの情報を用いるかは、サービス事業者の判断に依存してもよい。
上記のように配信パラメータ(の値)を選択する配信パラメータ選択装置10について、具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における配信パラメータ選択装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の配信パラメータ選択装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
配信パラメータ選択装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って配信パラメータ選択装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図2は、本発明の実施の形態における配信パラメータ選択装置の機能構成例を示す図である。図2において、配信パラメータ選択装置10は、閾値決定部11、利用頻度算出部12、及び配信パラメータ選択部13等を有する。これら各部は、配信パラメータ選択装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。配信パラメータ選択装置10は、また、データ管理部14を有する。データ管理部14は、視聴情報管理DB141及び利用頻度管理DB142の2つのデータベースを含む。データ管理部14は、例えば、補助記憶装置102を用いて実現可能である。又は、配信パラメータ選択装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いてデータ管理部14が実現されてもよい。
図3は、視聴情報管理DBの構成例を示す図である。図3に示されるように、視聴情報管理DB141は、或る動画配信サービス(以下、「対象サービス」という。)について、ユーザ毎に過去の視聴情報(利用履歴)を記憶する。視聴情報は、ユーザID(視聴ユーザを識別する値)及び視聴開始日時等の基本情報に加えて、オプション情報を含んでもよい。オプション情報は、例えば、視聴回数、視聴時間、サイト訪問回数、サイト滞在時間等であり、どの情報をオプション情報に含むかは対象サービスのサービス事業者により決定されてもよい。オプション情報(例えば視聴回数)は、利用頻度を算出する際や、後述の利用頻度閾値を自動決定する場合に利用される。
なお、図3では、1日毎に視聴情報が統合された例が示されている。したがって、視聴開始日時は、年月日にまとめられている。但し、視聴ごと又は月毎等、他の単位期間ごとの視聴情報が記憶されるようにしてもよい。
図4は、利用頻度管理DBの構成例を示す図である。図4に示されるように、利用頻度管理DB142は、ユーザIDごとに、利用頻度区分を記憶する。利用頻度区分は、利用頻度算出部12によって判定される。本実施の形態において、利用頻度区分は、「L」又は「O」の値を有する。「L」は、利用頻度が相対的に少ないユーザを示す。「O」は、その他のユーザ(利用頻度が少なくないユーザ)を示す。
[閾値決定部11]
閾値決定部11は、対象サービスのサービス事業者が利用頻度が少ないと判定する閾値Th(例えば、2視聴/月)を決定し、閾値Thを配信パラメータ選択部13に出力する。ここで、閾値Thは、サービス事業者が手動で設定してもよいし、過去の視聴情報を利用して自動的に決定されてもよい。
過去の視聴情報を利用して自動的に閾値Thを決定する方法の一例として、過去のある期間の視聴情報を利用して、対象サービスに対するユーザの体感品質(QoE:Quality of Experience)が最大となる配信パラメータがエンゲージメント向上に効果的なユーザ群を明らかにし、そのようなユーザ群に分割するための閾値を、閾値Thとして計算することが考えられる。ここで、QoEが最大となる配信パラメータ(の値)の算出は、サービス事業者が予め準備している各配信パラメータの値の組み合わせに対して、非特許文献2などのモデルを利用してQoEを算出し、その中で、QoEが最大となる値の組み合わせを特定することで行われる。
図5は、閾値決定部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図5では、1ヶ月あたりの平均視聴回数(月平均視聴回数)が利用頻度として用いられる。
ステップS101において、閾値決定部11は、ランダムに選定したX名の複数のユーザに対して所定期間の間、QoEが最大となる配信パラメータを選択することで、QoEが最大となる動画配信制御を行う。
ここで、所定期間を、2Nヶ月間(ここで、Nは最小で1の値をとる)として表す。具体的には、当該2Nヶ月間は、前半Nヶ月と後半Nヶ月とから構成される期間である。例えばN=1の場合、2015年1月を起点とすると、前半は2015年1月、後半は2015年2月となる。同様にN=2の場合、前半は2015年1月〜2月、後半は2015年3月〜4月となる。
なお、2Nヶ月間において、X名のユーザに関してNヶ月ごとの月平均視聴回数が記録される。
図6は、2Nヶ月間のX名のユーザの月平均視聴回数の一例を示す図である。図6には、N=1、X=3である場合について、各ユーザのNヶ月ごとの月平均視聴回数が示されている。
2Nヶ月経過後、閾値決定部11は、閾値Thを最小値から最大値の範囲における所定間隔の値ごとに変化させて、Th毎にステップS103〜S105を実行する(ステップS102〜S107)。ここでは、1〜T_maxまで1ずつ変化させる例について説明する。
なお、閾値Thは、利用頻度が少ないユーザとそうでないユーザとを分けるために利用される値であり、利用頻度として月平均視聴回数を例にとると、例えば、T_maxは、前半Nヶ月における視聴回数の最大値−1に設定することや、前半Nヶ月における視聴回数の平均値を設定することなどが考えられる。また、閾値Thは1ずつ変化させることが閾値決定の上で最適ではあるが、計算時間の観点から1より大きい幅で変化させてもよい。
ステップS103において、閾値決定部11は、前半のNヶ月の月平均視聴回数が閾値Th以下であるユーザをユーザ群Lとし、閾値Thより大きいユーザをユーザ群Oとする。すなわち、X名のユーザのそれぞれに対して、利用頻度区分が付与され、ユーザ群Lとユーザ群Oとに分類される。
図7は、閾値Thごとのユーザ群の分類結果の一例を示す図である。図7において、(1)は、閾値Th=1の場合の分類結果を示す。(2)は、閾値Th=2の場合の分類結果を示す。
ステップS104において、閾値決定部11は、ユーザ群L及びユーザ群Oのユーザ群ごとに、前半Nヶ月における各ユーザの月平均視聴回数の平均値(以下、「前半平均」という。)と、後半Nヶ月における各ユーザの月平均視聴回数の平均値(以下、「後半平均」という。)とを算出し、月平均視聴回数の増加率を計算する。月平均視聴回数の増加率は、後半平均の前半平均に対する増加率であり、後半平均÷前半平均によって算出される
図8は、閾値Thごと及びユーザ群ごとの月平均視聴率の平均値及び増加率の算出結果の一例を示す図である。図8において、(1)は、閾値Th=1の場合における、ユーザL群及びユーザO群のそれぞれの、前半平均、後半平均、及び増加率を示す。(2)は、閾値Th=2の場合における、ユーザL群及びユーザO群のそれぞれの、前半平均、後半平均、及び増加率を示す。
ステップS105において、閾値決定部11は、ユーザ群Lの増加率のユーザ群Oの増加率に対する比(ユーザ群Lの増加率÷ユーザ群Oの増加率)を算出する。図8の例によれば、閾値Th1=1の場合の増加率の比は、3.16であり、閾値Th=2の場合の増加率の比は、4.00である。
閾値ThがThmaxになるまでステップS103〜S105が繰り返されると(ステップS106でYes)、閾値決定部11は、ステップS105において閾値Thごとに算出された比に基づいて、閾値Thの値を決定する(ステップS108)。具体的には、当該比が最大であるときの閾値Thの値が選択される。上記の例によれば、閾値Thの値として、2が選択される。
[利用頻度算出部12]
利用頻度算出部12は、視聴情報管理DB141に記憶されたユーザ別の視聴情報を用いて、各ユーザの対象サービスの利用頻度区分を判定し、判定結果を利用頻度管理DB142に記憶する。利用頻度算出部12は、例えば、定期的(例えば半年に1回程度)に図9に示した処理を実行する。
図9は、利用頻度算出部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図9では、月平均視聴回数が利用頻度として用いられる。
ステップS201において、利用頻度算出部12は、視聴情報管理DB141に記憶されている視聴情報に基づいて、ユーザごとに、現在時刻から過去Mヶ月間における月平均視聴回数を集計する。
図10は、ユーザごとの過去Mヶ月間における月平均視聴回数の集計結果の一例を示す図である。図10において、(1)は、過去Mヶ月間における各ユーザの視聴情報を示す。(2)は、(1)に示した視聴情報に基づく、ユーザごとの過去Mヶ月間の月平均視聴回数の集計結果を示す。
続いて、利用頻度算出部12は、ユーザごとに、ステップS201において算出された月平均視聴回数と、閾値決定部11によって設定された閾値Thとを比較して、月平均視聴回数が閾値Th以下であるユーザに関しては利用頻度区分として「L」を利用頻度管理DB142に設定し、月平均視聴回数が閾値Thより大きいユーザに関しては利用頻度区分として「O」を利用頻度管理DB142に設定する(ステップS202)。
図11は、ユーザごとの利用頻度区分の設定結果の一例を示す図である。図11には、図10の(2)に示した集計結果について、値が2である閾値Thに基づいて利用頻度区分が判定された場合の、利用頻度管理DB142の設定例を示す。月平均視聴回数が2以下であるユーザ「00001」の利用頻度区分は、「L」に設定され、月平均視聴回数が2より大きいユーザ「00002」及びユーザ「00003」の利用頻度区分は、「O」に設定されている。
[配信パラメータ選択部13]
配信パラメータ選択部13は、視聴クエリ(利用要求)の送信元のユーザの利用頻度区分に応じて、視聴クエリに係る動画の配信パラメータを決定する。
図12は、配信パラメータ選択部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ユーザからの視聴クエリが到着する(受信されると)、配信パラメータ選択部13は、当該視聴クエリからユーザIDを取得する(ステップS301)。
続いて、配信パラメータ選択部13は、取得されたユーザIDに対応する利用頻度区分を、利用頻度管理DB142から取得する(ステップS302)。
取得された利用頻度区分が「L」である場合(ステップS303でYes)、配信パラメータ選択部13は、配信パラメータについて、QoEが最大となるようにサービス事業者が予め用意している複数通りの値の組み合わせ(各パラメータの値の組み合わせ)のそれぞれについて、QoEを算出する(ステップS304)。当該QoEは、例えば、非特許文献2などのモデル等、公知の方法を利用して算出することができる。
続いて、配信パラメータ選択部13は、QoEが最大となる値の組み合わせを、視聴クエリに係る動画の配信パラメータの値として選択する(ステップS305)。
なお、ステップS304及びS305は、一例である。利用頻度区分が「L」であるユーザの方がそうでないユーザよりも、QoEが相対的に高くなるような配信パラメータが選択される方法であれば、他の方法によって配信パラメータが選択されてもよい。
一方、取得された利用頻度区分が「O」である場合(ステップS303でNo)、配信パラメータ選択部13は、配信パラメータの値について、既定値を選択する(ステップS304)。既定値は、サービス事業者が設定していた通常の値であってもよいし、ネットワーク帯域が逼迫しないような値でもよい。ネットワーク帯域が逼迫しない値の一例として、ビットレートが可能な限り低い値が挙げられる。
ステップS305又はS306において選択された値が採用された配信パラメータに基づいて、視聴クエリに対する動画について配信が制御される。
なお、本実施の形態では、利用頻度管理DB142に対して利用頻度区分が記憶される例を説明したが、利用頻度管理DB142には、利用頻度区分に分類される前の利用頻度(数値)がユーザごとに記憶されてもよい。この場合、ステップS303において、当該利用頻度が、閾値Th以下であるか否かが判定されてもよい。
また、本実施の形態では、配信対象のデータが動画(映像)である例について説明したが、音声等、他の形式のデータが配信対象であるサービスについて、本実施の形態が適用されてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、各ユーザのデータ配信サービスの利用頻度に応じて、配信パラメータ(の値)を変えることができる。具体的には、利用頻度が相対的に低いユーザについては、QoEが高くなる値が選択されるようにすることができる。すなわち、データの配信パラメータについてユーザの特性に合わせた値の選択を可能とすることができる。その結果、例えば、サービスの業績向上に繋がるユーザのエンゲージメント向上を期待することができる。
なお、例えば、利用頻度が相対的に低いユーザに対し、必ずしもQoEが高くなる配信パラメータが選択されるようしなくてもよい。本実施の形態では、利用頻度が少ないユーザの定着に着目して、利用頻度が少ないユーザに対して優先的に体感品質が高くなる配信パラメータが選択される。しかし、例えば、利用頻度が高いユーザの継続的なサービス利用を促進する目的で、利用頻度が高いユーザに対して、優先的にQoEが高くなる配信パラメータが選択されるようにしてもよい。このように、本発明は、ユーザの利用頻度に応じて、QoEに基づく配信パラメータが選択されるものであり、利用頻度の高いユーザ、低いユーザに対するQoEの高低関係は、目的に応じてサービス運用者等が自由に決めてよい。
なお、本実施の形態において、利用頻度算出部12は、利用頻度算出部12の一例である。配信パラメータ選択部13は、選択部の一例である。閾値決定部11は、決定部の一例である。視聴情報は、利用履歴の一例である。利用頻度管理DB142は、記憶部の一例である。2Nヶ月間は、所定期間の一例である。月平均視聴回数は、単位期間あたりの平均利用頻度の一例である。ユーザ群Lは、第1のユーザ群の一例である。ユーザ群Oは、第2のユーザ群の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 配信パラメータ選択装置
11 閾値決定部
12 利用頻度算出部
13 配信パラメータ選択部
14 データ管理部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
141 視聴情報管理DB
142 利用頻度管理DB
B バス

Claims (3)

  1. 各ユーザによるデータ配信サービスの利用履歴に基づいて、ユーザごとに利用頻度を算出し、算出結果を記憶部に記憶する算出部と、
    データの利用要求に応じ、当該利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度に基づいて、前記利用要求に係るデータの配信パラメータの値を選択する選択部と、
    を有し、
    前記選択部は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が閾値以下である場合は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が前記閾値より大きい場合よりも、QoE(Quality of Experience)が高くなる値を選択し、
    前記閾値の最小値から最大値の範囲における所定間隔の値ごとに、前記利用履歴に基づいて特定される、所定期間の前半の期間における単位期間あたりの平均利用頻度が当該値以下である第1のユーザ群と、前記平均利用頻度が当該値より大きい第2のユーザ群とに複数のユーザを分類し、前記第1のユーザ群及び前記第2のユーザ群のそれぞれごとに、前記所定期間の後半の前記平均利用頻度の平均値について前記所定期間の前半の前記平均利用頻度の平均値に対する増加率を算出し、前記第1のユーザ群の増加率について前記第2のユーザ群の増加率に対する比を算出して、前記所定間隔の値のうち、前記比が最大となる値を前記閾値として決定する決定部を有する、
    ことを特徴とする配信パラメータ選択装置。
  2. 各ユーザによるデータ配信サービスの利用履歴に基づいて、ユーザごとに利用頻度を算出し、算出結果を記憶部に記憶する算出手順と、
    データの利用要求に応じ、当該利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度に基づいて、前記利用要求に係るデータの配信パラメータの値を選択する選択手順と、
    をコンピュータが実行し、
    前記選択手順は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が閾値以下である場合は、前記利用要求に係るユーザに対して前記記憶部に記憶されている利用頻度が前記閾値より大きい場合よりも、QoE(Quality of Experience)が高くなる値を選択し、
    前記閾値の最小値から最大値の範囲における所定間隔の値ごとに、前記利用履歴に基づいて特定される、所定期間の前半の期間における単位期間あたりの平均利用頻度が当該値以下である第1のユーザ群と、前記平均利用頻度が当該値より大きい第2のユーザ群とに複数のユーザを分類し、前記第1のユーザ群及び前記第2のユーザ群のそれぞれごとに、前記所定期間の後半の前記平均利用頻度の平均値について前記所定期間の前半の前記平均利用頻度の平均値に対する増加率を算出し、前記第1のユーザ群の増加率について前記第2のユーザ群の増加率に対する比を算出して、前記所定間隔の値のうち、前記比が最大となる値を前記閾値として決定する決定手順を前記コンピュータが実行する、
    ことを特徴とする配信パラメータ選択方法。
  3. 請求項1記載の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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