JP6412799B2 - 形状認識装置及び形状認識方法 - Google Patents

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Description

本発明は、対象物の形状を認識する形状認識装置及び形状認識方法に関する。
従来から、空間にランダムドットパターンを投影して撮像を行い、そのドットパターンの崩れ(ズレ)から、空間の距離を推定し、オブジェクトを認識する技術が商用化されている。例えば、特許文献1に示された技術では、マイクロレンズアレイを利用してランダムドットパターンを投影している。
米国特許出願公開第2010/0118123号明細書
ところで、ゲーム機やテレビ等の据え置き機器だけでなく、スマートフォンあるいはウェアラブル機器向けのアプリ(アプリケーション)等で、非接触で機器を操作するジェスチャー認識機能の搭載が拡大している。現状のスマートフォン向けアプリでは、既存のスマートフォン搭載のカメラだけで指の動きを認識している。しかしながら、指の細かい動きの認識ができなかったり、光の加減で正確に認識できなかったりする問題があった。そのため、赤外線を投射し、赤外線カメラでそのオブジェクトを認識する技術が商用化され、モバイル向けの適用が検討されている。
上述したランダムドットパターンを用いて商用化された技術の一つでは、3万個のドットから構成される赤外線ランダムドットパターンを投影している。しかしながら、ランダムドットパターンを投影した空間を撮像した画像は640×480(約30万)画素であるため、ドットはその1/10という低解像度となる。そのため、例えば、手の指がカメラと垂直になっている場合等には、適切に認識ができないという問題点がある。ランダムドットパターンを細かくすることで、認識の精度は向上するものの、処理量が増大する懸念がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、適切に対象物の形状を認識することができる形状認識装置及び形状認識方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る形状認識装置は、所定のパターンで複数の点に光線を照射する光線照射手段と、光線照射手段によって光線が照射された領域を撮像する撮像手段と、撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の大きさを推定し、推定した大きさに基づいて光線照射手段による光線の照射のパターンを制御するパターン制御手段と、撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の形状を認識する形状認識手段と、を備える。
本発明に係る形状認識装置では、推定された対象物の大きさに応じて、光線の照射のパターンが制御される。従って、例えば、詳細な認識が必要な大きさの対象物に対して、相応のパターンでの光線の照射を行うことができる。また、一律にパターンを細かくするわけではないため、処理量の増大を抑えることができる。これらにより、本発明に係る形状認識装置によれば、適切に対象物の形状を認識することができる。
パターン制御手段は、撮像手段によって撮像された画像における複数の領域毎に対象物の大きさを推定し、当該領域に応じた光線の照射領域毎に照射のパターンを制御することとしてもよい。この構成によれば、領域毎に適切に対象物の形状を認識することができる。
パターン制御手段は、撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の凹凸を推定し、推定した凹凸にも基づいて照射のパターンを制御することとしてもよい。この構成によれば、対象物の大きさに加えて、対象物の凹凸に応じて、適切に対象物の形状を認識することができる。
パターン制御手段は、撮像手段によって撮像された画像における対象物に相当する領域の数を推定し、推定した領域の数にも基づいて照射のパターンを制御する。この構成によれば、対象物の大きさに加えて、対象物の形状に応じて、適切に対象物の形状を認識することができる。
パターン制御手段は、照射のパターンにおける点の粒度を制御することとしてもよい。また、パターン制御手段は、照射のパターンの時間変化を制御することとしてもよい。これらの構成によれば、照射のパターンの制御を適切かつ確実に行うことができる。その結果、本発明を適切かつ確実に実施することができる。
ところで、本発明は、上記のように形状認識装置の発明として記述できる他に、以下のように形状認識方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係る形状認識方法は、形状認識装置の動作方法である形状認識方法であって、所定のパターンで複数の点に光線を照射する光線照射ステップと、光線照射ステップにおいて光線が照射された領域を撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像された画像に基づいて対象物の大きさを推定し、推定した大きさに基づいて光線照射ステップにおける光線の照射のパターンを制御するパターン制御ステップと、撮像ステップにおいて撮像された画像に基づいて対象物の形状を認識する形状認識ステップと、を含み、パターン制御ステップにおいて、撮像ステップにおいて撮像された画像における対象物に相当する領域の数を推定し、推定した領域の数にも基づいて照射のパターンを制御する
本発明では、推定された対象物の大きさに応じて、光線の照射のパターンが制御される。従って、例えば、詳細な認識が必要な大きさの対象物に対して、相応のパターンでの光線の照射を行うことができる。また、一律にパターンを細かくするわけではないため、処理量の増大を抑えることができる。これらにより、本発明によれば、適切に対象物の形状を認識することができる。
本発明の実施形態に係る形状認識装置の構成を示す図である。 撮像部によって撮像された画像の例である。 パターン制御部によって決定されたブロック毎の照射のパターンを示す図である。 対象物の凹凸の例を示す図である。 照射のパターンの時間変化の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る形状認識装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る形状認識装置で実行される処理である形状認識方法を示すフローチャートである。
以下、図面と共に本発明に係る形状認識装置及び形状認識方法の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係る形状認識装置10を示す。形状認識装置10は、対象物(オブジェクト)の三次元形状を認識する装置である。形状認識装置10は、光線を対象物に照射して撮像を行って、撮像された画像における光線の照射位置(対象物に光線が照射された位置)を検出して対象物の三次元形状を認識する。形状認識装置10は、認識した三次元形状が利用される装置に接続、あるいは組み込まれている。認識した三次元形状は、例えば、ゲーム機やスマートフォン等の携帯端末における操作のための入力として用いられる。即ち、形状認識装置10は、例えば、ゲーム機やスマートフォン等の携帯端末に接続、あるいは組み込まれる。具体的には、対象物として認識されたユーザの指(手)あるいは体の形状等が、それらの装置における操作のための入力として用いられる。あるいは、経時的な三次元形状を認識して、ユーザの指(手)あるいは体の動作(ジェスチャー)の情報を得ることとしてもよい。
引き続いて、本実施形態に係る形状認識装置10の機能を説明する。図1に示すように、形状認識装置10は、光線照射部11と、撮像部12と、パターン制御部13と、形状認識部14とを備えて構成される。
光線照射部11は、所定のパターンで複数の点に光線を照射する光線照射手段である。照射する光線として、例えば、赤外線を用いることができる。光線照射部11は、認識する対象物の方向に向けて、対象物を含む領域の複数の点に光線を照射する。光線照射部11は、例えば、上述した特許文献1に記載されたようなマイクロレンズアレイを利用した光線照射モジュールによって実現することができる。後述するように光線照射部11は、パターン制御部13から制御を受けたパターンで光線の照射を行う。光線照射部11は、照射のパターンの制御を受けるまでは、予め設定されたパターンであるデフォルトのパターンでの照射を行う。例えば、光線照射部11は、当該対象物を含む領域である照射範囲に予め設定された数の光線をランダムな位置に照射する。即ち、光線照射部11は、空間にランダムドットパターンを投影する。また、デフォルトのパターンとしてランダムドットパターンでの照射を行う場合であっても、万遍なく照射点が分布するように照射を行うこととするのがよい。
撮像部12は、光線照射部11によって光線が照射された領域を撮像する撮像手段である。撮像部12は、光線照射部11によって照射された光線(照射された点)を認識できる画像を撮像する。例えば、照射する光線として赤外線を用いた場合には、撮像部12は、赤外線が照射された点が認識可能な画像を撮像することができる赤外線カメラによって実現される。撮像部12は、光線照射部11によって光線が照射された領域に向けた光軸で撮像を行うように位置決めされて形状認識装置10に設けられる。
撮像部12による撮像は、後述するパターン制御部13による制御、及び形状認識部14による形状認識が行われるタイミングで行われる。具体的には、例えば、撮像部12による撮像は、形状認識装置10による形状認識の処理が行われている間、連続的に行われる。撮像部12は、撮像した画像をパターン制御部13及び形状認識部14に出力する。図2に、撮像部12によって撮像された画像20の例を示す。画像20は、形状認識の対象物30を含む領域を撮像して得られたものである。また、画像20には、光線照射部11によって光線が照射された点である照射点40が写っている。
パターン制御部13は、光線照射部11による光線の照射のパターンを制御するパターン制御手段である。パターン制御部13は、撮像部12によって撮像された画像20に基づいて対象物30の大きさを推定し、推定した大きさに基づいて当該制御を行う。
具体的には、パターン制御部13は、以下のように、画像20における複数の領域毎に対象物30の大きさを推定し、当該領域に応じた光線の照射領域(照射範囲)毎に照射のパターンを制御する。パターン制御部13は、まず、撮像部12から入力された画像20を、図2に示すように複数の領域であるブロック21に分割する。画像20の分割は、例えば、複数のブロック21が図2に示すように同じ面積の矩形となるように行われる。パターン制御部13は、予めどのように画像20を分割するか記憶しておく。
パターン制御部13は、各ブロック21に含まれる照射点40について、対象物30に照射されている照射点40aか、対象物30には照射されていない照射点40bかを判断する。例えば、この判断は、各照射点40について、形状認識装置10からの距離を算出し、当該距離が予め設定された距離の範囲に入っているか否かを判断することにより行われる。当該距離が予め設定された範囲に入っていたと判断された照射点40については、対象物30に照射されている照射点40aと判断され、当該距離が予め設定された範囲に入っていないと判断された照射点40については、対象物30に照射されていない照射点40bと判断される。なお、画像20に基づく、形状認識装置10から照射点40までの距離の算出は、従来の技術により行われる。画像20において、物がある箇所とない箇所とではドットパターンのズレが異なる。ブロック21内のズレの分布によって、この判断を行うことができる。
例えば、図2に示す例では、形状認識装置10から1mほどの距離にある照射点40(比較的、形状認識装置10から近くにある照射点40)については、対象物30に照射されている照射点40aと判断される。一方、形状認識装置10から5mほどの距離にある照射点40(比較的、形状認識装置10から遠くにある照射点40)については、対象物30には照射されていない照射点40bと判断される。
パターン制御部13は、上記の判断に基づいて、対象物30の大きさを推定する。例えば、パターン制御部13は、対象物30に照射されている照射点40aの数を、対象物30の大きさ(を示す度合い)と推定してもよい。あるいは、パターン制御部13は、対象物30に照射されている照射点40aの位置と、対象物30には照射されていない照射点40bの位置とに基づいて、対象物30に対応する領域とそれ以外の領域とを区別して、対象物30に対応する領域の面積を算出し、当該面積を、対象物30の大きさ(を示す度合い)と推定してもよい。なお、画像20における対象物30の大きさの推定は、上記以外の任意の従来技術が用いられて行われてもよい。
パターン制御部13は、推定した対象物30の大きさに基づいて、光線照射部11による光線の照射のパターンを制御する。例えば、パターン制御部13は、照射のパターンにおける点(ドット)の粒度を制御する。具体的には、パターン制御部13は、図3に示すように、ブロック21毎に細かいパターンで照射を行うか、荒いパターンで照射を行うかを決定する。例えば、対象物30の大きさが予め設定された範囲に入っているか否かを判断し、当該範囲に入っていると判断したら細かいパターン、当該範囲に入っていないと判断したら荒いパターンと決定する。細かいパターンでの照射とは、(荒いパターンとして比較して)当該ブロック21内に多くの照射点40を含むようにするものである。荒いパターンでの照射とは、(細かいパターンとして比較して)当該ブロック21内に少ない照射点40を含むようにするものである。
細かいパターンで照射を行った場合、当該ブロック21では対象物30の形状を認識するための材料である照射点40が多く含まれることとなるため、詳細な認識が可能となる。一方で、荒いパターンで照射を行った場合、当該ブロック21では対象物30の形状を認識するための材料である照射点40が少ししか含まれないこととなるため、詳細な認識が難しい。
例えば、対象物30があまりブロック21に写っていない場合やブロック21のほとんどが対象物30で占められている場合(ブロック21内における推定した対象物30の大きさが、極めて小さい場合、あるいは大きい場合)には、対象物30とそれ以外とを詳細に区別する必要はないとして荒いパターンとされる。
パターン制御部13は、ブロック21毎に含まれる照射点40が決定したパターンとなるように光線照射部11に対する制御を行う。例えば、パターン制御部13は、ブロック21毎に細かいパターンであるか、荒いパターンであるかを通知し、光線照射部11は通知に応じたパターンでの照射を行う。制御を受けた光線照射部11は、各ブロック21に対応する照射領域(照射範囲)において、決定された数の照射点40ができるようにランダムな位置に光線の照射を行うこととしてもよい。即ち、光線照射部11は、各ブロック21に相当する空間にランダムドットパターンを投影する。
また、ランダムドットパターンは、従来の技術と同様に、疑似乱数であるM系列を利用して生成されてもよい。M系列のパラメータを変更することで、粒度を変更することとしてもよい。例えば、長周期のM系列とすることで荒いパターンを生成し、短周期のM系列とすることで細かいパターンを生成することができる。
パターン制御部13は、撮像部12によって撮像された画像20に基づいて対象物30の凹凸を推定し、推定した凹凸にも基づいて照射のパターンを制御することとしてもよい。パターン制御部13は、画像20の各ブロック21内の対象物30に相当する部分に凹凸があるか否かを判断する。
例えば、図4(a)及び図4(b)に示すように、対象物30に相当する部分に位置する照射点40が同一平面上に乗っている場合は、対象物30の表面は平面である(凹凸がない)。図4(a)に示すように、照射点40が照射される対象物30の面が撮像方向に対して垂直になっている場合には、ブロック21内での照射点40の位置関係は照射する際と変わらない。図4(b)は、平面が画像20の撮像方向に対して斜めに(平面が画像20の撮像方向に対して垂直になっていない)場合の例である。図4(b)に示す例のように、画像20の右側が手前になり、画像20の左側が奥になるように平面が斜めである場合には、形状認識装置10(の撮像位置)からの距離が遠い部分ほど照射点40は右にずれ、距離が近い部分ほど照射点は左にずれる。
一方で、図4(c)に示すように、対象物30に相当する部分に位置する照射点40の一部(照射点40c)が同一平面上に乗っていない場合は、対象物30の表面は平面ではない(当該表面には凹凸がある)。このように、パターンの一部の照射点40だけずれる(パターン全体の相関が弱くなる)場合には、平面の一部に凹凸がある。
パターン制御部13は、例えば、以下のように上記の判断を行う。パターン制御部13は、対象物30に相当する部分に位置する照射点40から、それらの照射点40が乗る平面を推定する。パターン制御部13は、推定した平面とそれらの照射点40との間の距離を算出して、当該距離が予め設定した閾値を超える照射点40(図4(c)に示す照射点40c)の数に基づいて、上記の判断を行う。例えば、当該数が、予め設定された当該数の閾値を超えていた場合、対象物30に相当する部分に凹凸があると判断する。一方、当該数が、予め設定された当該数の閾値を超えていない場合、対象物30に相当する部分に凹凸がないと判断する。なお、画像20における対象物30の凹凸の有無の判断は、上記以外の任意の従来技術が用いられて行われてもよい。
パターン制御部13は、凹凸があると判断された対象物30が含まれるブロック21への照射のパターンを細かいパターンと決定する。このようなブロックは、詳細な認識が必要であるため、粒度の高いパターンでの照射が必要であるとしたものである。それ以外のブロック21への照射のパターンを荒いパターンと決定する。
上記のように対象物30の凹凸に基づく制御は、例えば、上述した対象物30の大きさが予め設定された範囲に入っていると判断された場合に更に行われることとしてもよい。また、それ以外の任意の組み合せがなされてもよい。
パターン制御部13は、撮像部12によって撮像された画像20における対象物30に相当する領域の数を推定し、推定した領域の数にも基づいて照射のパターンを制御することとしてもよい。パターン制御部13は、上述した対象物30に対応する領域の面積を算出する場合と同様に、対象物30に照射されている照射点40aの位置と、対象物30には照射されていない照射点40bの位置とに基づいて、対象物30に対応する領域とそれ以外の領域とを区別する。パターン制御部13は、対象物30に対応する領域の数(ブロック21内で互いに独立した対象物30に対応する領域の数)をカウントする。パターン制御部13は、カウントした数に基づいて、照射のパターンを決定する。
例えば、パターン制御部13は、カウントした数と、予め設定された当該数の閾値とを比較し、カウントした数が閾値を超えていると判断した場合、当該ブロック21への照射のパターンを細かいパターンと決定する。このようなブロック21は、例えば、ブロック21内において、対象物30であるユーザの複数の指(手)がそれぞれ分かれて複数の領域を形成しているブロック21である。このようなブロック21は、詳細な認識が必要であるため、粒度の高いパターンでの照射が必要であるとしたものである。それ以外のブロック21への照射のパターンを荒いパターンと決定する。
上記のように対象物30に相当する領域の数に基づく制御は、例えば、上述した対象物30の大きさが予め設定された範囲に入っていると判断された場合に更に行われることとしてもよい。また、それ以外の任意の組み合せがなされてもよい。
なお、上述した照射のパターンの制御において、照射のパターンにおける照射点(ドット)40の数を一定とすることとしてもよい。例えば、パターン制御部13は、予め細かいパターンでの照射を行うブロック21の数を記憶しておき、その数のブロック21に対して細かいパターンでの照射を行うと制御することとしてもよい。その場合、例えば、パターン制御部13は、対象物30の大きさの基準値を予め記憶しておき、推定された対象物30の大きさが当該基準値に近いブロック21から、細かいパターンでの照射を行うものと決定してもよい。上記のように照射点40の数を一定とした上で上記の制御を行うことで、形状認識部14での処理量を変えずに適切な形状の認識(検出)を行うことができる。
また、上述した照射のパターンの制御は、照射点40の粒度を変えるものであったが、それ以外の制御を行うこととしてもよい。例えば、パターン制御部13は、照射のパターンの時間変化を制御することとしてもよい。具体的には、パターン制御部13は、上述したパターンの制御において細かいパターンで照射することとしたブロック21について照射点40の位置を時間変化させ、荒いパターンで照射することとしたブロック21について照射点40の位置を時間変化させないこととしてもよい。なお、この際の各ブロック21でのパターンの粒度は、上述した制御のようにブロック21毎に変えてもよいし、一律の粒度にしてもよい。
照射のパターンを時間変化させる方法としては、例えば、以下の方法を用いることができる。例えば、図5(a)に示すように、時間の経過に応じて(例えば、予め設定された一定時間毎に)全く異なるパターンでの照射を行う方法を用いることができる。あるいは、図5(b)に示すように、時間の経過に応じて(例えば、予め設定された一定時間毎に)照射点40を移動させる方法を用いることができる。照射点40の移動は、例えば、画像20において照射点40を1ドット又は数ドット、予め設定された方向にずらすように照射することで行うことができる。この方向は、照射点40毎に異なるものであってもよいし、一律なものであってもよい。
形状認識部14は、撮像部12によって撮像された画像20に基づいて対象物30の形状を認識する形状認識手段である。形状認識部14は、画像20から、照射点40(光線の照射位置)を検出して、検出された照射点40に基づいて、対象物30の三次元形状を認識する。この認識は、従来の技術を用いて行うことができる。また、形状認識部14は、複数の異なるタイミングで撮像された複数の画像20に基づいて、対象物30の三次元形状を認識することとしてもよい。
形状認識部14による対象物30の形状認識は、パターン制御部13によって光線の照射のパターンが制御された後に行われる。そのため、パターン制御部13は、当該制御が完了した後、形状認識部14にその旨を通知し、形状認識部14は、その通知が行われた後に撮像部12から入力された画像20に基づいて形状認識を行うこととしてもよい。形状認識部14は、形状認識によって得られた対象物30の三次元形状を示す情報を出力する。この出力は、例えば、認識した三次元形状が利用される装置に対して送信することにより行われる。以上が、本実施形態に係る形状認識装置10の機能である。
図6に本実施形態に係る形状認識装置10のハードウェア構成を示す。図6に示すように形状認識装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(RandomAccess Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、ハードディスク等の補助記憶装置104、光線照射モジュール105、並びにカメラ106等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。なお、上記のハードウェアのうち、光線照射モジュール105は、機能的には上述した光線照射部11の機能を構成する。また、カメラ106は、機能的には上述した撮像部12の機能を構成し、具体的には例えば、赤外線カメラである。これらの構成要素がプログラム等により動作することにより、上述した形状認識装置10の機能が発揮される。以上が、本実施形態に係る形状認識装置10の構成である。
引き続いて、図7のフローチャートを用いて、本実施形態に係る形状認識装置10で実行される処理(形状認識装置10の動作方法)である形状認識方法を説明する。この処理は、例えば、ユーザの形状認識装置10に対する操作、あるいは形状認識装置10によって認識される三次元形状が利用される装置から形状認識装置10への指示等によって、形状認識装置10によって三次元形状の認識が行われる際に行われる。
本処理では、まず、光線照射部11によって、デフォルトのパターンでの光線の照射が行われる(S01、光線照射ステップ)。続いて、光線照射部11によって光線が照射された領域が、撮像部12によって撮像される(S02、撮像ステップ)。撮像された画像20は、撮像部12からパターン制御部13に入力される。
続いて、パターン制御部13によって、画像20における対象物30の大きさが推定される(S03、パターン制御ステップ)。続いて、パターン制御部13によって、推定された対象物30の大きさに基づいて、光線照射部11による光線の照射のパターンが制御される(S04、パターン制御ステップ)。なお、この制御は、上述したように画像20のブロック21毎に行われてもよい。また、対象物30の大きさに加えて、対象物30の凹凸、及び対象物30に相当する領域の数の少なくとも何れかに基づく制御が行われてもよい。
続いて、光線照射部11によって、上記の制御を受けたパターンでの光線の照射が行われる(S05、光線照射ステップ)。続いて、光線照射部11によって光線が照射された領域が、撮像部12によって撮像される(S06、撮像ステップ)。撮像された画像20は、撮像部12から形状認識部14に入力される。続いて、形状認識部14によって、画像20に基づいて対象物30の三次元形状が認識される(S07、形状認識ステップ)。形状認識によって得られた対象物30の三次元形状を示す情報が、形状認識部14から他の装置等に出力される(S08)。
なお、上記のフローチャートを用いた説明では、光線の照射はS01及びS05のタイミングで、撮像はS02及びS06のタイミングで行われることとしている。しかしながら、光線の照射及び撮像は、必ずしもそのタイミングのみではなく、本処理に渡って継続的に行われていてもよい。以上が、本実施形態に係る形状認識装置10で実行される処理である。
本実施形態では、推定された対象物30の大きさに応じて、光線の照射のパターンが制御される。従って、例えば、詳細な認識が必要な大きさの対象物30に対して、相応のパターンでの光線の照射を行うことができる。また、一律にパターンを細かくするわけではないため、処理量の増大を抑えることができる。これらにより、本実施形態によれば、適切に対象物30の形状を認識することができる。
また、本実施形態のように画像20のブロック21毎に光線の照射のパターンを制御することとしてもよい。この構成によれば、ブロック21毎に適切な照射パターンとすることができ、適切に対象物30の形状を認識することができる。例えば、上述したように、詳細な形状認識が必要なブロック21については細かいパターンでの照射を行うことができ、その一方で詳細な形状認識が必ずしも必要ないブロック21については荒いパターンでの照射を行うことができる。
また、本実施形態のように対象物30の凹凸に応じて、光線の照射のパターンを制御することとしてもよい。この構成によれば、対象物30の大きさに加えて、対象物30の凹凸に応じて、適切に対象物30の形状を認識することができる。
また、本実施形態のように画像20における対象物30に相当する領域の数に応じて、光線の照射のパターンを制御することとしてもよい。この構成によれば、対象物30の大きさに加えて、対象物30の形状に応じて、適切に対象物30の形状を認識することができる。例えば、ブロック21内において、対象物30であるユーザの複数の指(手)がそれぞれ分かれて複数の領域を形成している場合に、適切に形状を認識することができる。このように、細かい対象物30についても、適切に形状認識を行うことができる。
また、本実施形態のようにパターンの制御は、照射のパターンにおける照射点40の粒度、あるいは照射のパターンの時間変化を制御することによって行われてもよい。これらの構成によれば、照射のパターンの制御を適切かつ確実に行うことができる。その結果、本発明を適切かつ確実に実施することができる。但し、本発明の趣旨に沿うものであれば、上記以外のパターンの制御を行うこととしてもよい。
上述した実施形態では、照射する光線として赤外線の例を挙げたが、照射位置が撮像した画像によって特定可能な光線であれば、赤外線以外の光線が用いられてもよい。例えば、当該光線として可視光線等の光線を用いることができる。可視光線を用いる場合には、照射点40は、照射前後での画像20の色の差分から抽出される。
10…形状認識装置、11…光線照射部、12…撮像部、13…パターン制御部、14…形状認識部、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…補助記憶装置、105…光線照射モジュール、106…カメラ。

Claims (6)

  1. 所定のパターンで複数の点に光線を照射する光線照射手段と、
    前記光線照射手段によって光線が照射された領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の大きさを推定し、推定した大きさに基づいて前記光線照射手段による光線の照射のパターンを制御するパターン制御手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の形状を認識する形状認識手段と、
    を備え
    前記パターン制御手段は、前記撮像手段によって撮像された画像における対象物に相当する領域の数を推定し、推定した領域の数にも基づいて前記照射のパターンを制御する形状認識装置。
  2. 前記パターン制御手段は、前記撮像手段によって撮像された画像における複数の領域毎に対象物の大きさを推定し、当該領域に応じた光線の照射領域毎に前記照射のパターンを制御する請求項1に記載の形状認識装置。
  3. 前記パターン制御手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて対象物の凹凸を推定し、推定した凹凸にも基づいて前記照射のパターンを制御する請求項1又は2に記載の形状認識装置。
  4. 前記パターン制御手段は、前記照射のパターンにおける前記点の粒度を制御する請求項1〜の何れか一項に記載の形状認識装置。
  5. 前記パターン制御手段は、前記照射のパターンの時間変化を制御する請求項1〜の何れか一項に記載の形状認識装置。
  6. 形状認識装置の動作方法である形状認識方法であって、
    所定のパターンで複数の点に光線を照射する光線照射ステップと、
    前記光線照射ステップにおいて光線が照射された領域を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮像された画像に基づいて対象物の大きさを推定し、推定した大きさに基づいて前記光線照射ステップにおける光線の照射のパターンを制御するパターン制御ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮像された画像に基づいて対象物の形状を認識する形状認識ステップと、
    を含み、
    前記パターン制御ステップにおいて、前記撮像ステップにおいて撮像された画像における対象物に相当する領域の数を推定し、推定した領域の数にも基づいて前記照射のパターンを制御する形状認識方法。
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