JP6412376B2 - チップと基板との接合方法、チップと基板との仮接合装置、チップ実装システム - Google Patents

チップと基板との接合方法、チップと基板との仮接合装置、チップ実装システム Download PDF

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Description

本発明は、チップと基板との接合方法、チップと基板との仮接合装置、チップ実装システムに関する。
半導体装置の製造工程において、基板上に複数のチップを接合するに際しては、それぞれのチップに設けられた接続電極と、基板側に設けられたパッドとを、ハンダ付け等により接合する。
従来、チップを基板にハンダ接合するには、フラックスを塗布した基板に対し、チップをマウントしていた。チップは、フラックスが有するタック性によって、加熱加圧することなく1〜2秒という高いスループットで基板にマウントできる。そして、チップのマウント後、加熱炉で一括加熱してハンダを共晶させて接合していた。しかし、この手法では、ハンダ接合後に、フラックスを洗浄したり、チップと基板との間に樹脂を注入する必要があるため、工程数が多く、微細ピッチには対応できなかった。
また、チップが薄い場合、加熱炉で加圧せずに加熱すると、チップに反りが発生し、チップと基板との接合部が外れるなどの問題もあった。
そのため、例えば特許文献1には、基板に樹脂を塗布しておき、チップを1つずつ加熱加圧し、樹脂中でハンダを共晶させることで、工程を短縮する方法が提案されている。
このとき、複数のチップを順次一つずつ基板に接合するのでは、接合すべきチップの保持、保持したチップの基板への位置決め(アライメント)、チップの基板への接合といった工程を、チップのそれぞれで実行しなければならない。したがって、半導体装置の製造に工数が掛かってしまう。
また、図11に示すように、複数のチップCPを一つずつ基板WAに接合する際、それぞれのチップCPをハンダHで基板WAに接合するには、ハンダHを共晶させるために、基板WAとチップCPとを上下からそれぞれ加熱する必要がある。すると、基板WA上において、チップCPが未接合の部分のハンダHmまでが加熱されるため、ハンダHmが酸化してしまう。
そこで、複数のチップを仮接合後、一括して保持し、基板への接合を行う手法が考えられる。
この方法を用いれば、複数のチップの接合を一括して行うことができるため、製造効率を大幅に高めることが可能となる。
また、ハンダ付けを一括して行うので、基板上のハンダが酸化してしまうのも抑えることが可能となる。
特開2004−88041号公報
しかしながら、図12(a)に示すように、複数のチップCP間で厚みにばらつきが存在することがある。すると、複数のチップCPを基板WAに対向させた後、これらのチップCPを基板WAに一括して押し付ける際に、チップCPの厚みに応じてチップCPに作用する押圧力が異なるため、基板WAに対してチップCPの位置がずれてしまうことがある。
また、図12(b)に示すように、チップCPの厚みのばらつきに応じ、ハンダバンプ200の押し込み量にもばらつきが出てしまう。
したがって、複数のチップを一括して押しつける方法は、生産効率は良いものの、製品品質については向上の余地がある。
また、近年では半導体装置の三次元化が求められ、これにともなって基板上に薄片化されたチップを複数層に積層することが求められている。また、配線パターンの微細化、高密度化も行われている。したがって、チップを接合するに際しては、微細化された電極を確実に接合するため、例えば±2〜3μmといった実装精度が求められる。しかも、高いスループットを得るために、例えば、基板にチップを接合するのに要する時間を、例えばチップ1つあたり1〜2秒というように、高速化することも同時に求められている。
そこでなされた本発明の目的は、チップの基板に対する実装位置精度を高めるとともに、高いスループットを得ることのできるチップと基板との接合方法、チップと基板との仮接合装置、チップ実装システムを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明のチップと基板との接合方法は、基板の表面およびチップの少なくとも一方に樹脂層を形成し、前記基板の表面に対して前記チップを対向させる対向配置工程と、前記基板に対して前記チップを接近させ、前記樹脂層を軟化させた状態で、前記チップに設けられたチップ側接合部と前記基板の前記表面に設けられた基板側接合部とを互いに押圧させることによって少なくとも接触させた後、前記樹脂層を仮硬化させて前記チップ側接合部と前記基板側接合部との相対位置を仮決めする仮接合工程と、前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方に設けたハンダを加熱して前記チップを前記基板に接合する本接合工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、互いに突き当てたチップ側接合部と基板側接合部とを、仮硬化した樹脂によって仮決めすることで、チップ側接合部と基板側接合部との位置ズレが抑えられる。これにより、チップ側接合部と基板側接合部とを、位置ズレを抑えたままハンダ付けして接合することができる。
また、前記本接合工程において、複数の前記チップを一つのチップ押圧部材によって一括して前記基板側に押圧し、前記チップ押圧部材と複数の前記チップとの間には、前記チップを前記基板側に向けて押圧するスペーサが設けられているようにしてもよい。
樹脂を加熱して樹脂が緩むと、チップ側接合部と基板側接合部との位置がずれる可能性がある。そこで、チップを基板側に押圧することによって、チップ側接合部と基板側接合部との位置ズレを防ぐことができる。
また、複数のチップの厚さにバラつきがある場合、スペーサによってこのバラつきを吸収し、各チップと基板とを均等な圧力で押圧することができる。これにより、複数のチップを確実に基板に接合することができる。
また、前記仮接合工程は、前記ハンダが軟化する温度で行われるようにしてもよい。
これにより、チップ側接合部と基板側接合部とを押しつけたときに、軟化したハンダが変形し、チップ側接合部と基板側接合部との双方に確実に接触する。
また、前記仮接合工程は、前記基板側の温度を150℃以下として行うようにしてもよい。
これにより、基板側にハンダを設けた場合に、仮接合時にハンダが酸化してしまうのを防ぐことができる。
さらに、前記本接合工程は、前記チップと前記基板とを互いに接近する方向に加圧せずに行うようにしてもよい。
ハンダを軟化させた状態で仮接合を行っておくことにより、チップ側接合部と基板側接合部との間に挟み込まれたハンダが、ある程度変形した状態でチップ側接合部と基板側接合部との双方に接触する。したがって、本接合工程においては、バッチ炉等において、加圧することなくハンダを溶融させてハンダ付けを確実に行うことができる。これにより、複数のチップを一括して接合する場合においても、複数のチップを容易かつ確実に基板に実装することができる。
また、前記仮接合工程で、前記チップが前記樹脂層に接触または押し込まれることによって生じる前記チップの位置ズレ量を認識し、前記位置ズレ量に応じて前記チップの位置を補正するようにしてもよい。
このようにして、樹脂層への接触または押し込み時に生じる基板に対するチップの位置ズレを確実に補正し、チップと基板とを高精度に接合することができる。
また、前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合するに先立ち、前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方の表面を活性化する処理を実行する工程をさらに備えるようにしても良い。
ハンダの表面を活性化することによって、ハンダ付けを、例えば150℃といった通常のハンダ付け温度領域よりも低い温度で行うことができる。
さらに、前記接合界面の表面を活性化する処理は、運動エネルギーを有した粒子を衝突させることにより表面活性化処理を行うとともに、水またはOH含有物質を付着させることにより親水化処理を行うようにしてもよい。
これにより、高い圧力を加えることなく、比較的低温で、基板に対しチップを高い導電性及び機械的強度で確実に接合することができる。
本発明のチップと基板との仮接合装置は、チップが接合される接合面に樹脂層が形成された基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板に対向し、チップを保持するチップ保持部と、前記基板保持部と前記チップ保持部とを互いに接近・離間させる駆動部と、前記基板保持部で保持した前記基板と、前記チップ保持部に保持された前記チップとを互いに接近させて、前記基板に設けられた基板側接合部と前記チップ側に設けられたチップ側接合部とを少なくとも接触させるとともに、前記樹脂層により、前記チップ側接合部と前記基板側接合部との相対位置を仮決めすることを特徴とする。
また、前記基板保持部および前記チップ保持部の少なくとも一方に対して、前記チップまたは前記基板が保持される側とは反対側に配置され、前記基板と前記チップとの相対的な位置ズレ量を認識する認識部と、前記位置ズレ量から前記基板と前記チップとの相対的な補正移動量を計算する制御部と、を備え、前記補正移動量に応じて、前記基板保持部と前記チップ保持部との相対位置を補正するようにしてもよい。
このようにして、樹脂層への接触または押し込み時に生じる基板とチップとの相対的な位置ズレを確実に補正し、チップと基板とを高精度に接合することができる。
また、認識部は、基板保持部やチップ保持部に対して、チップまたは基板が保持される側とは反対側に配置されている。つまり、基板保持部とチップ保持部との間に認識部が入り込むことがない。したがって、認識部による認識動作と、基板保持部やチップ保持部による仮接合動作とが干渉することなく、高速での処理が可能となる。
また、前記基板保持部は、前記位置ズレ測定部で測定された前記位置ズレ量に応じ、前記基板の表面に沿った方向に前記基板の位置を調整し、前記チップ保持部は、直線移動方向が、前記基板保持部に対して接近離間する方向のみとされているようにしても良い。
このような構成により、チップ保持部は、基板の表面に沿った方向に進退移動することなく、基板保持部に対して接近離間する方向、つまり基板の表面に直交する方向にのみ進退するので、可動する機構が少なくて済む。これによって、可動する機構のガタや加工精度などによって生じる位置ズレを抑えるとともに、チップ保持部を高剛性とすることができ、基板に対するチップの仮接合動作を、位置ずれなく高圧で加圧して行うことが可能となる。
また、本発明のチップ実装システムは、上記したようなチップと基板との仮接合装置と、前記仮接合装置で相対位置が仮決めされた前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合することによって前記チップを前記基板に実装する本接合装置と、を備えることを特徴とする。
また、前記本接合装置は、複数の前記チップを前記基板側に押圧するチップ押圧部材と、前記チップ押圧部材と前記チップとの間に、前記チップを前記基板側に押圧する方向の押圧力を発揮するスペーサと、を備え、前記チップ押圧部材と前記基板保持部とを互いに接近する方向に加圧した状態で、前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合するようにしてもよい。
従来、複数のチップを一括して基板に接合する方法においては、複数のチップの厚さにばらつきがあると、チップの厚さによって基板への押しつけが不十分となったり、過大な押しつけ力によってチップがずれてしまうことがあった。
これに対し、チップ押圧部材を備えることで、複数のチップの厚さにバラつきがある場合、スペーサによってこのバラつきを吸収し、各チップと基板とを均等な圧力で押圧することができる。また、チップを基板側に適切な押圧力で押圧することによって、チップ側接合部と基板側接合部との位置ズレを防ぐことができる。
したがって、スペーサは、弾性変形可能であるのが好ましい。ただし、弾性変形可能な弾性材からなるスペーサによってチップを基板側に押し込む場合、仮接合状態でバンプが接触する位置まで押し込まれていなければ、複数のチップ間で厚みのばらつきもあるため、押し込み時にずれを生じる可能性がある。そこで、弾性材からなるスペーサによってチップを基板側に押し込む場合、仮接合状態で、バンプが接触する位置まで押し込んでおく。
本発明によれば、互いに突き当てたチップ側接合部と基板側接合部との周囲に樹脂を配して仮接合を行うことで、チップ側接合部と基板側接合部との位置ズレが抑えられる。この状態で、チップ側接合部と基板側接合部とを、位置ズレを抑えたままハンダ付けして接合することができる。これにより、チップを基板に高い位置精度で実装するとともに、高いスループットを得ることが可能となる。
本実施形態にかかるチップ実装システムの概略構成を示す平面図である。 チップ実装システムを構成するチップ供給装置および仮接合装置の概略構成を示す立断面図である。 仮接合装置において、チップと基板とを対向配置した状態を示す立断面図である。 仮接合装置において、チップを樹脂層に押し込み、基板に仮接合した状態を示す立断面図である。 仮接合装置において、基板上に複数のチップを押し込んで位置合わせした状態を示す立断面図である。 本接合装置において、チップを押圧しながら基板に本接合する状態を示す立断面図である。 チップ実装システムにおける基板に対するチップの実装工程の流れを示す図である。 認識部をチップの上方にのみ備えた場合の変形例を示す図である。 認識部を基板の下方にのみ備えた場合の変形例を示す図である。 ハンダバンプを基板側とチップ側の双方に設けた場合の変形例を示す図である。 従来の、複数のチップを一つずつ基板に接合する場合において生じる課題を示す図である。 従来の、複数のチップを一括して基板に接合する場合において生じる課題を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明によるチップと基板との接合方法、仮接合装置、チップ実装システムを実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかるチップ実装システムの概略構成を示す平面図である。図2は、チップ実装システムを構成するチップ供給装置および仮接合装置の概略構成を示す立断面図である。図3は、仮接合装置において、チップと基板とを対向配置した状態を示す立断面図である。図4は、仮接合装置において、チップを樹脂層に押し込み、基板に仮接合した状態を示す立断面図である。図5は、仮接合装置において、基板上に複数のチップを押し込んで位置合わせした状態を示す立断面図である。図6は、本接合装置において、チップを押圧しながら基板に本接合する状態を示す立断面図である。
なお、図1等においては、便宜上、XYZ直交座標系を用いて方向等を示している。
<チップ実装システム1>
図1に示すように、チップ実装システム1は、対象の基板WA上に複数のチップCPを接合して実装する。また、チップ実装システム1は、基板WA上に配置された複数のチップCP上に、複数のチップCP等をさらに積層して接合することも可能である。
チップ実装システム1は、複数のチップCPを基板WA上に仮接合した後に、これら複数のチップCPを一括して基板WAにハンダ付けして本接合する。
この実施形態においては、基板WAは半導体ウエハである。ただし、これに限定されず、各基板WAは各種の基板であってもよい。
チップ実装システム1は、チップ供給装置10と、複数のチップCPを基板WA上に仮接合させる仮接合装置30と、基板WA上に仮接合した複数のチップCPを基板WAに本接合する本接合装置50と、仮接合装置30と本接合装置50との相互間で基板WAを搬送する搬送ロボット71を有した搬送部70と、基板WAをチップ実装システム1に搬入および搬出する搬出入部90と、を備える。
<チップ供給装置10>
チップ供給装置10は、ダイシング処理等によってウエハ基板WCから切り出された各チップCPを、仮接合装置30に供給する。なお、ダイシング処理は、複数の電子回路を有する基板WCを縦方向および横方向に切削しチップ化する処理である。
図1、図2に示すように、チップ供給装置10は、ウエハ基板WCから切り出されたチップCPを押し出すダイピッカ11と、押し出されたチップCPを保持し、仮接合装置30側に搬送するチップ移載機構13を備える。
ここで、図3に示すように、ウエハ基板WCは、チップ供給装置10に供給されるに先立ち、リフローハンダ装置等によって、各チップCPの所定位置に設けられた接続電極101の部分に、ハンダバンプ(チップ側接合部)100が形成されている。
<仮接合装置30>
仮接合装置30は、チップ供給装置10から供給された複数のチップCPを、基板WA上に形成された樹脂層120によってその位置が仮決めされた状態で、基板WAに仮接合する。
なおここで、基板WAには、その接合面に、各チップCPのハンダバンプ100が接合される接続電極部(基板側接合部)110が所定の位置に設けられている。接続電極部110は、基板WAの接合面から、例えば2〜3mm突出するように、例えば銅(Cu)からなるポスト状に形成してもよい。
また、基板WAには、その接合面に、事前に、各チップCPの位置を仮決めする樹脂層120が形成されている。樹脂層120は、接続電極部110を完全に覆う膜厚で形成されている。
この樹脂層120は、液状、ジェル状で、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂(接着剤)、紫外線硬化性樹脂等によって形成されている。樹脂層120は、スピンコーティング手法を用いて形成すれば、非常に容易に樹脂層を形成することができる。なお、これに限定されず、基板WA上に、上記したような樹脂材料からなる樹脂シートを貼付することによって、基板WA上に樹脂層120が形成されるようにしてもよい。これによっても、非常に容易に樹脂層120を形成することができる。
このような樹脂層120が形成された基板WAは、基板製造装置等の外部から搬出入部90によって搬入され、搬送ロボット71によって仮接合装置30へと搬送される。
図1、図2に示すように、仮接合装置30は、基板WAを保持するステージ(基板保持部)31と、ステージ31に保持された基板WA上にチップCPを仮接合させるボンディング部33と、チップ供給装置10から供給されるチップをボンディング部33に受け渡すチップ搬送部39と、を少なくとも備える。
ステージ31は、その上面で基板WAを、真空吸着や静電チャック等によって保持する。ここで、ステージ31は、基板WAがその接合面を上側に向けた状態(フェイスアップ状態)で配置される。
ステージ31は、XY方向駆動機構により、X方向およびY方向に移動可能である。これにより、ボンディング部33とステージ31との相対位置関係を変更することが可能であり、ひいては基板WA上における各チップCPの位置を調整することが可能である。
また、ステージ31は、ステージ31上で支持した基板WAを加熱するヒータ(図示無し)を内蔵している。
ボンディング部33は、チップCPを基板WA上に載置する部分である。ボンディング部33は、チップCPを保持するヘッド部(チップ保持部)33Hを備える。ヘッド部33Hは、基板WAに直交する中心軸周りに回転可能であるとともに、基板WAの表面に直交する上下方向にのみ昇降可能とされている。ヘッド部33Hは、チップCPを真空吸着して保持する。
チップ搬送部39は、複数枚(例えば3枚)の羽根部分391を備えている。これらの羽根部分391は、鉛直方向に延びる中心軸AX周りに一斉に回転可能に設けられている。それぞれの羽根部分391は、その上面にチップCPが載置できる。チップ搬送部39は、中心軸AX周りの回転動作によって、羽根部分391が、チップ供給装置10のチップ移載機構13からチップCPを受け取る位置から、ボンディング部33のヘッド部33Hの直下位置までチップCPを搬送する。ここで、チップ搬送部39は複数枚の羽根部分391を有しており、同様の動作が連続的に繰り返し実行される。
なお、チップ搬送部39は、チップ供給装置10のチップ移載機構13からチップCPを受け取る位置から、ボンディング部33のヘッド部33Hの直下位置までチップCPを搬送するのであれば、羽根部分391の回転動作によるものに限らず、直線動作等、他の動作による機構によって実現してもよい。
このような仮接合装置30では、チップ供給装置10のチップ移載機構13から供給されるチップCPが、チップ搬送部39の羽根部分391上に搭載される。チップ搬送部39は、中心軸AX周りに回転することで、チップCPが搭載された羽根部分391をボンディング部33のヘッド部33Hの直下位置まで搬送する。
ボンディング部33のヘッド部33Hは、羽根部分391上のチップCPを吸着保持する。チップCPがヘッド部33Hに保持された状態で、チップ搬送部39は、複数枚の羽根部分391は一斉に回転し、チップCPを保持していた羽根部分391がヘッド部33Hの直下位置から退避する。
この後、図4に示すように、ヘッド部33Hを下降させ、保持したチップCPを、ステージ31上の基板WA上に置く。このとき、ステージ31を、ヘッド部33Hに対してXY方向に移動させることにより、チップCPを、基板WA上にセットすることができる。そして、ヘッド部33Hによる吸着を解除することで、チップCPは、基板WA上に載置される。
ここで、図3、図4に示すように、基板WA上には、チップCPを仮止めする樹脂層120が未硬化状態のまま形成されており、ヘッド部33Hで吸着保持されていたチップCPは、この樹脂層120に押し込むことによって基板WA上に保持される。
そして、樹脂層120を形成する樹脂を仮硬化させることによって、チップCPと基板WAをとの相対位置を仮決めすることができる。
この仮決め装置30におけるチップCPと基板WAとの仮接合工程については後に詳述する。
図3に示すように、仮接合装置30は、さらに、チップCPの基板WAに対するアライメントを行うためのアライメント機構として、認識部34A,34B、ミラー36等を備える。
認識部34Aは、ステージ31に対し、基板WAが設けられる側とは反対側、つまり下側に配置されている。これにより、認識部34Aは、基板WAにおいてチップCPと接合される接合面とは反対側である下面側に配置されている。認識部34Aは、ステージ31の下方において、基板WAに沿った水平面内で移動可能に設けられている。
認識部34Bは、ヘッド部33Hに対し、チップCPが保持される側とは反対側、つまり上側に配置されている。これにより、認識部34Bは、チップCPにおいて基板WAと接合される接合面とは反対側である上面側に配置されている。また、認識部34Bは、ヘッド部33Hの外周側に配置されている。認識部34Bは、ハンダバンプ100に対応して複数設けられている。
認識部34A,34Bは、いわゆる赤外線カメラであり、赤外光からなる測定光を照射し、ハンダバンプ100、接続電極部110の位置を撮像して認識する。
ここで、ステージ31、基板WA、各チップCPは、少なくとも赤外光が照射される部位が、赤外光を透過する材料、例えばシリコン(Si)等で形成されている。
ミラー36は、ステージ31の上方において、ヘッド部33Hと干渉しない位置に配置されている。ミラー36は、測定光を反射する反射面36aを有している。ミラー36は、認識部34Bから発せられる赤外光が反射面36aで反射し、ハンダバンプ100、接続電極部110に照射されるよう設けられている。ミラー36は、反射面36aが基板WAの表面に対して、例えば45°傾斜するよう配置され、反射面36aで反射した測定光が、ヘッド部33Hの外周側の認識部34Bに向かうよう配置されている。
制御部(位置ズレ測定部)は、認識部34A,34Bで得たハンダバンプ100、接続電極部110の位置から、基板WAに載置されたチップCPの基板WAに対する位置ズレ量を検出することができる。
制御部は、検出した位置ズレ量に応じて、ステージ51を、XYθ方向駆動機構(図示無し)によって、X方向、Y方向およびθ方向に移動させることで、基板WAの基板WAに対する位置を補正することができる。
<本接合装置50>
図6に示すように、本接合装置50は、基板WAと複数のチップCPとを本接合する装置である。本接合装置50は、ステージ51、チップ押圧部材53等を備える。
ステージ51は、その上面で、仮接合装置30において複数のチップCPが仮接合された基板WAを、真空吸着や静電チャック等によって保持することができる。基板WAは、搬送部70の搬送ロボット71により、仮接合装置30のステージ31上からステージ51上に供給される。ここで、ステージ51は、基板WAをその接合面が上側に向けた状態(フェイスアップ状態)で配置される。
チップ押圧部材53は、ステージ51に対して接近離間する方向、つまりステージ51上に保持された基板WAの表面に直交する方向に沿って昇降可能に設けられている。
本接合装置50は、ステージ51に保持された基板WA上に仮接合された複数のチップCPを、一括して基板WA側に向けて押圧する。
また、ステージ51およびチップ押圧部材53は、図示しないヒータを内蔵している。これらのヒータにより、基板WAおよび複数のチップCPを加熱することによって、チップCPと基板WAとをハンダ付けして本接合する。
チップ押圧部材53の下面には、弾性を有したゴム、カーボン、スポンジ、スプリング等からなるスペーサ54を備えることができる。このスペーサ54は、チップ押圧部材53をステージ51側に下降させて、基板WA上の複数のチップCPを基板WAに向けて押圧するときに、これら複数のチップCPの上面に突き当たる。そして、複数のチップCPの上下方向の厚さにバラつきがあった場合に、スペーサ54が弾性変形することでバラつきを吸収し、複数のチップCPのすべてを基板WAに確実に押圧する。
<チップ実装工程>
上記したようなチップ実装システム1においては、以下のようにして複数のチップCPを基板WAに実装する。
図7は、チップ実装システムにおける基板に対するチップの実装工程の流れを示す図である。
<対向配置工程S11>
まず、図3に示すように、チップ供給装置10から供給されるチップCPを、ボンディング部33のヘッド部33Hが吸着保持する。
一方、仮接合装置30のステージ31には、搬送ロボット71によって別途搬送されてきた基板WAが予め保持されている。
これにより、図3に示すように、仮接合装置30において、基板WAの表面に対してチップCPが対向配置される。
<チップ位置決め工程S12>
チップCPを基板WAに対向配置したら、基板WAに対するチップCPの位置決めを行う。これには、認識部34A,34Bで基板WAとチップCPとの相対位置関係を認識し、その位置ズレ量を検出する。
位置ズレ量があらかじめ設定した上限値を超えた場合には、制御部は、検出した位置ズレ量に応じて、ステージ31を、XY方向駆動機構(図示無し)によって、X方向、Y方向に移動させる。このようにして、ヘッド部33Hに保持されたチップCPに対する基板WAの位置を補正する。
この、測定光の照射による基板WAとチップCPとの位置ズレ量の検出、およびそれに基づく基板WAの位置補正は、位置ズレ量が予め定めた上限値内に収まるまで、必要に応じて繰り返すようにしても良い。
このようにして、基板WAとチップCPとのアライメント動作が実行される。
<チップ押し込み工程S13>
この後、ヘッド部33Hを下降させ、保持したチップCPを、ステージ31上の基板WAに接近させる。この接近動作に応じて、チップCPのハンダバンプ100が、まず、基板WAに設けられた樹脂層120に接触する。
なお、ヘッド部33Hを下降させ、基板WAと基板WAとを相対的に接近させるに先だって、樹脂層120を軟化させておく。樹脂層120を形成する樹脂が熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂である場合には、例えばステージ31に内蔵したヒータ(図示無し)によって基板WAとともに樹脂層120を加熱することにより、樹脂層120が軟化する。もちろん、熱硬化性樹脂を用いる場合、樹脂層120の加熱温度は、その樹脂の熱硬化温度よりも低く設定したり、例え熱硬化温度以上の加熱温度であっても短時間の加熱印加で樹脂が本硬化しないようにしている。また、樹脂層120を形成する樹脂が、紫外線硬化樹脂等の光硬化性樹脂の場合、加熱を行わなくとも樹脂層120は軟化している。
ハンダバンプ100が、基板WAに設けられた樹脂層120に接触した後、さらにヘッド部33Hを下降させる。すると、ハンダバンプ100およびチップCPが、軟化している樹脂層120に押し込まれていく。
そして、図4に示すように、ハンダバンプ100が、基板WAに設けられた接続電極部110に接触するまで、ヘッド部33Hを下降させていく。
ハンダバンプ100が、基板WAに設けられた接続電極部110に接触した後、ヘッド部33Hをさらに下降させることによって、基板WAとチップCPとを互いに接近する方向に加圧してもよい。
樹脂層120を加熱する温度が、ハンダバンプ100を形成するハンダ材料の融点近傍である場合には、ハンダ材料の共晶温度以下であっても、ハンダバンプ100が軟化する。これによって、基板WAとチップCPとが加圧されるに応じて、ハンダバンプ100が変形し、ハンダバンプ100は基板WAに確実に密着する。
さらに、樹脂層120を加熱する温度が、ハンダバンプ100を形成するハンダ材料が溶融する温度としてもよい。
<チップ位置ズレ補正工程S14>
チップCPは、上記のようにして樹脂層120に押し込んでいく間に、樹脂層120への接触時、または樹脂層120への押し込み動作中に、その位置がずれることがある。そこで、チップCPのハンダバンプ100を基板WAに突き当てたら、基板WAに対するチップCPの位置確認を行う。
これには、認識部34A,34Bで基板WAとチップCPとの相対位置関係を認識し、その位置ズレ量を検出する。そして、位置ズレ量があらかじめ設定した上限値を超えた場合には、ヘッド部33Hを上昇させ、チップCPを基板WAから離間させる。そして、制御部は、検出した位置ズレ量に応じて、ステージ31を、XY方向駆動機構(図示無し)によって、X方向、Y方向に移動させる。このようにして、ヘッド部33Hに保持されたチップCPに対する基板WAの位置を再補正した後、上記のようにしてチップCPを再び樹脂層120に押し込み、ハンダバンプ100を基板WAに押し込む。また、樹脂層120を形成する樹脂が軟化した状態では、ヘッド部33Hを上昇させてチップCPの押圧力を解放することなく、チップCPを樹脂層120に接触または押し込んだままの状態で、チップCPと基板WAとの相対的な位置補正を行うこともできる。このようにすれば、位置補正を、より短時間で行うことができ、効果的である。
この、測定光の照射による基板WAとチップCPとの位置ズレ量の検出、およびそれに基づく基板WAの位置補正は、位置ズレ量が予め定めた上限値内に収まるまで、必要に応じて繰り返すようにしても良い。
上記した、対向配置工程S11、チップ位置決め工程S12、チップ押し込み工程S13、チップ位置ズレ補正工程S14は、図5に示すように、基板WA上に所定数のチップCPが仮接合されるまで、チップ供給装置10から供給されるチップCPの一つ一つに対して同様に繰り返す。
<仮接合工程S15>
図5に示すように、基板WA上に所定数のチップCPを押し込んで位置合わせした後、樹脂層120を仮硬化させる。これには、樹脂層120を形成する樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、例えばヘッド部33Hに内蔵したヒータ(図示無し)によって樹脂層120を熱硬化温度近くまで加熱する。これにより樹脂層120が仮硬化する。また、樹脂層120を形成する樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、ヘッド部33Hに内蔵したヒータを切り、温度を低下させることによって、樹脂層120を仮硬化させる。また、樹脂層120を形成する樹脂が光硬化性樹脂の場合、所定波長域の光を照射することで、樹脂層120を仮硬化させる。
樹脂層120が仮硬化すると、樹脂層120中で、基板WAの接続電極部110とチップCPのハンダバンプ100との相対位置が仮決め(拘束)される。このとき、チップ押し込み工程S13〜仮接合工程S15において樹脂層120を加熱する温度が、ハンダバンプ100を形成するハンダ材料が溶融する温度であれば、仮接合を終えた状態でチップCPと基板WAとがハンダバンプ100によっても仮固定されている。これにより、後述する本接合工程S16で本接合を行う際に、チップCPと基板WAとがずれるのを抑えたまま、ハンダバンプ100を溶融および共晶させて接合することができる。
上記のように樹脂層120を仮硬化させる際には、ステージ31側にもヒータを設け、樹脂層120をステージ31側からある程度加熱するようにしてもよい。また、樹脂層120に熱可塑性樹脂を用いる場合、ステージ31側を、より低温または冷却しておけば、チップCPの接触後に、樹脂層120の温度を低下させて仮硬化させることもできる。
<本接合工程S16>
次に、複数のチップCPが仮接合された基板WAを、搬送部70の搬送ロボット71によって、本接合装置50に搬送する。
図6に示すように、本接合装置50では、複数のチップCPが仮接合された基板WAがステージ51上にセットされる。そして、ステージ51は、その上面で、仮接合装置30において複数のチップCPが仮接合された基板WAを、真空吸着や静電チャック等によって保持する。
そして、ステージ51およびチップ押圧部材53に内蔵されたヒータ(図示無し)によって、基板WAおよび複数のチップCPを加熱することによってハンダバンプ100を溶融および共晶させ、チップCPと基板WAとをハンダ付けして本接合する。
このようにしてチップCPと基板WAとをハンダ付けして本接合する際には、チップ押圧部材53で、基板WA上に仮接合された複数のチップCPを、一括して基板WA側に向けて押圧することができる。
このとき、チップ押圧部材53の下面にスペーサ54を備えることで、チップ押圧部材53で基板WA上の複数のチップCPを基板WAに向けて押圧するときに、スペーサ54が複数のチップCPの上面に突き当たる。これにより、複数のチップCPの上下方向の厚さにバラつきがあっても、スペーサ54が弾性変形することでバラつきを吸収し、複数のチップCPのすべてを基板WAに確実に押圧する。
なお、チップCPと基板WAとをハンダ付けして本接合する際には、チップ押圧部材53で、基板WA上に仮接合された複数のチップCPを、一括して基板WA側に向けて押圧することなく、本接合を行うようにしてもよい。この場合、複数のチップCPが仮接合された基板WAを、バッチ炉等において加熱することで、ハンダバンプ100を溶融および共晶させ、チップCPと基板WAとをハンダ付けして本接合する。この場合、バッチ炉においては、複数の基板WAを同時に一括処理できるため、製造効率の面でより一層有利となる。
以上のようにして、基板WA上に複数のチップCPが平面配置された状態で基板WAの所定の位置に実装される。
ところで、ハンダバンプ100と接続電極部110とを接合するに先立ち、接合界面となるハンダバンプ100の表面を活性化する処理を行ってもよい。ハンダバンプ100の表面を活性化する処理としては、運動エネルギーを有した粒子を衝突させることにより表面活性化処理を行うとともに、水またはOH含有物質を付着させることにより親水化処理を行うものがある。
なお、ハンダバンプ100だけでなく、接合界面となる接続電極部110の表面も同様に表面を活性化する処理を施してもよい。
表面活性化処理は、所定の運動エネルギーを有する粒子を衝突させて、接合面を形成する物質を物理的に弾き飛ばす現象(スパッタリング現象)を生じさせることで、酸化物などの金属領域の表面層を除去し、表面エネルギーの高い、すなわち活性な新生表面を露出させる。
表面活性化処理には、表面層を除去して接合すべき物質の新生表面を露出させるのみならず、所定の運動エネルギーを有する粒子を衝突させることで、露出された新生表面近傍の結晶構造を乱し、アモルファス化する作用もあると考えられている。アモルファス化した新生表面どうしは、結晶構造が異なる他方との接合に好ましい界面となる。さらに、新生表面に水分を供給すると、OH基により終端された親水化接合界面となる。
表面活性化処理に用いる粒子として、例えば、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)などの希ガス又は不活性ガスを採用することができる。これらの希ガスは、衝突される接合面を形成する物質と化学反応を起こしにくいので、化合物を形成するなどして、接合面の化学的性質を大きく変化させることはない。また、比較的大きい質量を有しているので、効率的に、スパッタリング現象を生じさせることができ、新生表面の結晶構造を乱すことも可能になると考えられる。
表面活性化処理に用いる粒子として、酸素のイオン、原子、分子などを採用することもできる。酸素イオン等を用いて表面活性化処理を行うことで、表面層を除去した後に新生表面上を酸化物の薄膜で覆うことが可能になる。新生表面上の酸化物の薄膜は、その後の親水化処理における、水酸(OH)基の結合又は水の付着の効率を高めると考えられる。また、新生表面上に形成された酸化物の薄膜は、後述の本接合での加熱処理の際に、比較的容易に分解すると考えられる。
表面活性化される接合面に衝突させる粒子には、粒子を接合面に向けて加速することで所定の運動エネルギーを与えることができる。
親水化処理は、表面活性化された接合面に水を供給することにより行われる。当該水の供給は、上記表面活性化された接合面の周りの雰囲気に、水(HO)を導入することで行うことができる。水は、気体状で(ガス状で、又は水蒸気として)導入されても、液体状(霧状)で導入されてもよい。さらに、水の付着の他の態様として、ラジカルやイオン化されたOHなどを付着させてもよい。しかし、水の導入方法はこれらに限定されない。
親水化処理は、表面活性化処理された接合面を大気に曝すことなく、当該接合面に水を供給することで行うことが好ましい。
また、ハンダバンプ100の表面を活性化する処理としては、プラズマ発生装置を用いて、粒子に所定の運動エネルギーを与えることができる。接合面となるハンダバンプ100の表面に対して、交番電圧を印加することで、接合面の周りに粒子を含むプラズマを発生させ、プラズマ中の電離した粒子の陽イオンを、上記電圧により接合面に向けて加速させることで、所定の運動エネルギーを与える。プラズマは数パスカル(Pa)程度の低真空度の雰囲気で発生させることができるので、真空システムを簡易化でき、かつ真空引きなどの工程を短縮化することができる。
また、プラズマに代わり、イオン照射装置(FAB(原子ビーム)やIG(イオンガン))を用いてもよい。表面が複数材料からなる場合、Ar以外の他イオンは接合界面に戻らないため好ましい。
上述したようにして、樹脂層120を軟化させた状態で基板WAに対してチップCPを接近させ、チップCPに設けられたハンダバンプ100と基板WAの表面に設けられた接続電極部110とを互いに押圧させることによって少なくとも接触させつつ、樹脂層120を形成する樹脂を仮硬化させてハンダバンプ100と接続電極部110との相対位置を仮決めすることによって、高速に仮接合を行うとともに、ハンダバンプ100と接続電極部110との位置ズレが抑えられる。
そして、チップCP側、基板WA側の双方から複数のチップCPを一括してハンダ溶融温度以上に加熱してハンダを共晶させて基板WAに接合することにより、ハンダバンプ100と接続電極部110とを、位置ズレを抑えたままハンダ付けして接合することができる。これにより、複数のチップCPを基板WAに、例えば1チップあたり1〜2秒といった、高いスループットで実装するとともに、例えば±2〜3μmといった、高い位置精度で実装することが可能となる。
また、本接合工程では、複数のチップCPを一括して基板WAに押圧するときに、チップ押圧部材53の下面にスペーサ54を備えることで、チップ押圧部材53で基板WA上の複数のチップCPを基板WAに向けて押圧するときに、スペーサ54が複数のチップCPの上面に突き当たる。これにより、複数のチップCPの上下方向の厚さにバラつきがあっても、スペーサ54が弾性変形することでバラつきを吸収し、複数のチップCPのすべてを基板WAに確実に押圧することができる。
また、樹脂層120を加熱して樹脂が緩むと、ハンダバンプ100と接続電極部110との位置がずれる可能性があるが、ハンダバンプ100と接続電極部110とを互いに押圧して押しつけることによって、位置ズレを防ぐことができる。
また、仮接合工程は、ハンダバンプ100が軟化する温度で行うことによって、ハンダバンプ100と接続電極部110とを押しつけたときに、軟化したハンダバンプ100が変形し、ハンダバンプ100と接続電極部110との双方に確実に接触する。
この場合、本接合工程では、チップCPと基板WAとを互いに接近する方向に加圧せずに行うことができる。ハンダバンプ100を軟化させた状態で仮接合を行っておくことにより、ハンダバンプ100が、ある程度変形した状態で接続電極部110に接触する。したがって、本接合工程においては、バッチ炉等において、加圧することなくハンダを溶融させてハンダ付けを確実に行うことができる。これにより、複数のチップCPを効率よく、かつ確実に基板WAに実装することができる。
また、仮接合工程で、チップCPが樹脂層120に接触する前の基板WAに対するチップCPの位置に対して、チップCPが樹脂層120に押し込まれることによって生じるチップCPの位置ズレ量を認識し、位置ズレ量に応じてチップCPの位置を補正するようにした。
このようにして、樹脂層120への押し込み時に生じる基板WAに対するチップCPの位置ズレを確実に補正し、チップCPと基板WAとを高精度に接合することができる。
また、ハンダバンプ100と接続電極部110とを接合するに先立ちハンダバンプ100の表面を活性化することによって、ハンダ付けを、例えば150℃といった通常のハンダ付け温度領域よりも低い温度で行うことが可能となる。これにより、加熱に要する時間が短くてすみ、スループットを高めることができる。また、高温で硬化する特殊な樹脂ではなく、一般的な樹脂を樹脂層120に選択することができる。
また、認識部34A,34Bにより、基板WAに対するチップCPの位置ズレ量を認識することができる。そして、チップCPの位置ズレ量が大きい場合には、ステージ31を移動させることによって、チップCPに対する基板WAの位置を調整して、位置ズレ量を小さくする。これにより、チップCPを高い精度で仮接合することができる。
このとき、認識部34A,34Bは、ステージ31およびヘッド部33Hの上下に配置され、ステージ31とヘッド部33Hとの間に入り込むことがない。したがって、認識部34A,34Bによる認識動作と、ステージ31やヘッド部33Hによる仮接合動作とが干渉することなく、高速での処理が可能となる。
また、基板WAを保持するヘッド部33Hは、その直線移動方向が、ステージ31に対して接近離間する方向、つまり基板WAの表面に直交する方向にのみとされている。これにより、ヘッド部33Hは可動する機構が少なくて済む。これによって、可動する機構のガタや加工精度などによって生じる位置ズレを抑えるとともに、ヘッド部33Hを高剛性とすることができ、基板WAに対するチップCPの仮接合動作を、位置ずれなく高圧で加圧して行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、ハンダバンプ100は、基板WA側の接続電極部110側に設けてもよいし、チップCP側の接続電極部101と基板WA側の接続電極部110の双方に設けてもよい。
ハンダバンプ100を、チップCP側の接続電極部101と基板WA側の接続電極部110の双方に設ける場合、ハンダを共晶させるには、上下で温度差が生じないように、チップCP側と基板WA側の両側から十分に加熱するのが好ましい。
ただし、ハンダバンプ100を基板WA側に設けた場合、仮接合工程S15で樹脂層120を加熱する際に、基板WA側のハンダバンプ100が加熱されて酸化してしまうことがある。そこで、基板WA側を加熱する場合には、ハンダバンプ100の酸化を防ぐために、基板WA側の温度が、150℃以下となるようにするのが好ましく、100℃以下とするのがより好ましい。さらには、基板WA側を加熱しないのが、より好ましい。
また、基板WAを支持するステージ31側において、基板WAを保持する部分を、熱伝導率が小さいガラス製とするのが好ましい。これにより、仮接合工程S15における加熱時に、チップCP側からの熱がステージ31を通して逃げるのを抑えることができ、150℃以下、100℃以下といった低温条件下であっても、樹脂層120を確実に仮硬化させてチップCPを仮接合させることができる。さらには、ステージ31側をガラス製として熱伝導を抑えることによって、基板WA側から加熱しなくとも、接合部の温度を保持することが可能となる。
また、樹脂層120を基板WA側に設けるようにしたが、チップCP側に設けるようにしてもよい。ただし、チップCP側に樹脂層120を設けると、ダイシング時に樹脂層120にパーティクルが入りやすい。
なお、上記実施形態では、図4において、認識部34A,34Bを、ステージ31およびヘッド部33Hの上下に配置するようにしたが、これに限らない。例えば、図9に示すように、ステージ31の下方に認識部34Aのみを設けてもよいし、図8に示すように、ヘッド部33Hの上方に認識部33Bのみを備えるようにしても良い。これらの場合、認識部34Aまたは34Bでは、基板WAの下方またはチップCPの上方から赤外光を透過させて、チップCPおよび基板WAの双方の位置関係を認識する。
また、上記実施形態では、チップCPと基板WAとの双方を位置認識しているが、通常、チップCP側のみに位置ズレが生じるため、チップCP側のみの位置認識を行ってもよい。また、チップCPに対して基板WAを接近させる動作が行われる場合等、基板WA側に位置ズレが生じるのであれば、基板WA側のみの位置認識を行ってもよい。
また、チップCPの位置認識を行う場合に、基板WA側に設けた認識部34Aから透過光を当ててチップCPの位置認識を行ってもよい。
また、上記実施形態では、チップCPと基板WAとの位置認識にハンダバンプ100を用いているが、これに限らない。例えばチップCPや基板WAに、専用のアライメントマークを設けても良いし、チップCPや基板WAに設けられた金属パターンの角部等を用いて位置認識を行うようにしてもよい。
また、チップCPと基板WAとの相対位置関係を補正するときには、ステージ31を駆動することによって基板WA側を移動させているが、チップCP側を移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、チップCPにハンダバンプ100を設けるようにしたが、これに限らない。例えば、図10(a)に示すように、チップCP側と、基板WAの双方に、ハンダバンプ100,111に設けてもよい。この場合、仮接合状態では、チップCP側のハンダバンプ100と、基板WA側のハンダバンプ111とを押し付けた状態とする。
そして、図10(b)に示すように、本接合工程S16では、加熱によりハンダバンプ100,111を形成するハンダが溶融および共晶して一体化し、チップCPと基板WAとが本接合される。
さらに、上記実施形態では、樹脂層120を、ハンダバンプ110が埋没するように塗布しているが、ハンダバンプ110の先端部が樹脂層120の表面から露出するようにしてもよい。このようにすれば、基板WAとチップCPの双方の接合部を表面活性化処理することができ、好ましい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 チップ実装システム
30 仮接合装置
31 ステージ(基板保持部)
33 ボンディング部
33H ヘッド部(チップ保持部)
34A,34B 認識部
35 撮像部(位置ズレ測定部)
50 本接合装置
51 ステージ
53 チップ押圧部材
54 スペーサ
100 ハンダバンプ(チップ側接合部)
110 接続電極部(基板側接合部)
120 樹脂層
CP チップ
WA 基板

Claims (18)

  1. 基板の表面およびチップの少なくとも一方に樹脂層を形成し、前記基板の表面に対して前記チップを対向させる対向配置工程と、
    前記基板に対して前記チップを接近させ、前記樹脂層を軟化させた状態で、前記チップに設けられたチップ側接合部と前記基板の前記表面に設けられた基板側接合部とを互いに押圧させることによって少なくとも接触させた後、前記樹脂層を仮硬化させて前記チップ側接合部と前記基板側接合部との相対位置を仮決めする仮接合工程と、
    前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方に設けたハンダを加熱して前記チップを前記基板に接合する本接合工程と、
    を備え
    前記仮接合工程は、前記ハンダが溶融しない温度で行われることを特徴とするチップと基板との接合方法。
  2. 前記仮接合工程における仮接合の時間は、2秒以内に行われることを特徴とする請求項1に記載のチップと基板との接合方法。
  3. 前記本接合工程後の前記チップと前記基板の位置精度が±3μm以内であることを特徴とする請求項1または2に記載のチップと基板との接合方法。
  4. 前記本接合工程において、複数の前記チップを一つのチップ押圧部材によって一括して前記基板側に押圧し、
    前記チップ押圧部材と複数の前記チップとの間には、前記チップを前記基板側に向けて押圧するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のチップと基板との接合方法。
  5. 前記仮接合工程は、前記ハンダが軟化する温度で行われることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のチップと基板との接合方法。
  6. 前記仮接合工程は、前記基板側の温度を150℃以下として行うことを特徴とする請求項に記載のチップと基板との接合方法。
  7. 前記本接合工程は、前記チップと前記基板とを互いに接近する方向に加圧せずに行うことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のチップと基板との接合方法。
  8. 前記仮接合工程で、前記チップが前記樹脂層に接触または押し込まれることによって生じる前記チップの位置ズレ量を認識し、前記位置ズレ量に応じて前記チップの位置を補正することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のチップと基板との接合方法。
  9. 前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合するに先立ち、前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方の表面を活性化する処理を実行する工程をさらに備える請求項1からのいずれか一項に記載のチップと基板との接合方法。
  10. 接合界面を活性化する処理は、運動エネルギーを有した粒子を衝突させることにより表面活性化処理を行うとともに、水またはOH含有物質を付着させることにより親水化処理を行うことを特徴とする請求項に記載のチップと基板との接合方法。
  11. チップが接合される接合面に樹脂層が形成された基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板に対向し、チップを保持するチップ保持部と、
    前記基板保持部と前記チップ保持部とを互いに接近・離間させる駆動部と、
    前記基板保持部で保持した前記基板と、前記チップ保持部に保持された前記チップとを前記駆動部により互いに接近させて、前記基板に設けられた基板側接合部と前記チップ側に設けられたチップ側接合部とを、前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方に設けたハンダが溶融しない温度で少なくとも接触させることにより前記樹脂層を軟化させ、その後、前記樹脂層を仮硬化させて、前記チップ側接合部と前記基板側接合部との相対位置を仮決めすることを特徴とするチップと基板との仮接合装置。
  12. 前記チップ側接合部と前記基板側接合部との相対位置を仮決めする時間は、2秒以内に行われることを特徴とする請求項11に記載のチップと基板との仮接合装置。
  13. 前記基板に設けられた基板側接合部と前記チップ側に設けられたチップ側接合部とを、前記チップ側接合部および前記基板側接合部の少なくとも一方に設けたハンダが軟化する温度で少なくとも接触させることにより前記樹脂層を軟化させることを特徴とする請求項11または12に記載のチップと基板との仮接合装置。
  14. 前記基板保持部および前記チップ保持部の少なくとも一方に対して、前記チップまたは前記基板が保持される側とは反対側に配置され、前記基板と前記チップとの相対的な位置ズレ量を認識する認識部と、
    前記位置ズレ量から前記基板と前記チップとの相対的な補正移動量を計算する制御部と、を備え、
    前記補正移動量に応じて、前記基板保持部と前記チップ保持部との相対位置を補正することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載のチップと基板との仮接合装置。
  15. 前記基板保持部は、位置ズレ測定部で測定された前記位置ズレ量に応じ、前記基板の表面に沿った方向に前記基板の位置を調整し、
    前記チップ保持部は、直線移動方向が、前記基板保持部に対して接近離間する方向のみとされていることを特徴とする請求項14に記載のチップと基板との仮接合装置。
  16. 請求項11から15のいずれか一項に記載のチップと基板との仮接合装置と、
    前記仮接合装置で相対位置が仮決めされた前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合することによって前記チップを前記基板に実装する本接合装置と、
    を備えるチップ実装システム。
  17. 前記本接合装置による前記チップと前記基板の位置精度が±3μm以内であることを特徴とする請求項16に記載のチップ実装システム。
  18. 前記本接合装置は、
    複数の前記チップを前記基板側に押圧するチップ押圧部材と、
    前記チップ押圧部材と前記チップとの間に、前記チップを前記基板側に押圧する方向の押圧力を発揮するスペーサと、を備え、
    前記チップ押圧部材と前記基板保持部とを互いに接近する方向に加圧した状態で、前記チップ側接合部と前記基板側接合部とを接合することを特徴とする請求項16または17に記載のチップ実装システム。
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