JP6411859B2 - 畝状ダブルラッセル編地 - Google Patents
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Description
このことにより、例えば図3に示すように、使用時の押圧力により畝状凸部4の連結糸3が倒伏や湾曲しようとしても、編方向と同方向に畝状凸部4に隣接して配設された挿入糸5が連結糸3を抑えることによって連結糸3の倒伏や湾曲を防ぎ、畝状凸部4の保型性を向上させる。
畝状ダブルラッセル編地に占める畝状凸部の割合(%)=A÷B×100
A:ヨコ方向25.4mm間における畝状凸部のウエル数
B:ウエル密度
なお本発明において、「オモテ面」とは、図2に示すように、畝状ダブルラッセル地10において畝状凸部4が形成されている面をいう。
挿入糸のオモテ面における露出部の割合(%)=C÷D×100
C:タテ方向25.4mm間におけるオモテ面における露出部のコース数
D:コース密度
試験片に、直径7cmの円柱形の5kgの錘をのせて、温度80℃湿度80%RHの環境下で24時間経過した後、錘を除去して、温度30℃湿度60%RHの環境下で8時間経過したときの試験片の状態と、錘をのせていない試験片の状態と比較し、下記の基準に従って、評価した。
4:畝状凸部の高さと挿入糸の高さの差の変化、および湾曲がほとんど見られない
3:畝状凸部の高さと挿入糸の高さの差の変化、および湾曲がわずかに見られる
2:畝状凸部の高さと挿入糸の高さの差の変化、および湾曲が見られる
1:畝状凸部の高さと挿入糸の高さの差の変化、および湾曲が大きく見られ、試験片の表面に凹凸形状が賦型されている
幅50mm、長さ220mmの試験片を縦・横方向から各3枚採取し、図5に示す形状にカットした。次に畝状の表地組織を上にして、摩擦試験機I形(クロックメーター:安田精機製作所製)の試験片台上に固定した。
摩擦子の先端に25mm四方の面ファスナー(YKKクロックロンADNマッシュルームタイプ:YKK製)を貼り付け、摩擦子荷重を200gfとして、試験片上100mmの間を毎分30回往復の速度で、6往復摩擦し、試験片の状態を確認した。試験片の状態は、目視にて確認し、以下の基準に従って判定した。
5級:全く外観に変化がなく、糸抜けがない。
4級:わずかに外観に変化が認められるが、糸抜けがない。
3級:明らかに外観変化が認められ、ループが発生している(糸が抜けかかった状態)。
2級:外観変化がやや著しく、糸抜けがある。
1級:外観変化が著しく、糸抜けがある。
28ゲージのダブルラッセル編機(RD6DPLM−77E−28G、カールマイヤー社製)を用いて、図6に示すように、筬L1に167dtex/48fのポリエステルマルチフィラメント加工糸を2in6out(2本糸入れ、6本糸抜きで配列)で導糸し挿入組織で、筬L2に167dtex/48fのマルチフィラメント加工糸を6in2outで導糸し鎖編組織で表地組織を編成し、筬L3に連結糸84dtex/24fのマルチフィラメント加工糸を6in2outで導糸して表裏地組織を連結するよう編成し、筬L4に110dtex/36fのマルチフィラメント加工糸をフルセットで導糸しデンビ編組織で、筬L−6に167dtex/48fのマルチフィラメント加工糸をフルセットで導糸し3針間アンダーラップのコード編組織で裏地組織を編成した。筬L5には330dtex/144fのマルチフィラメント加工糸を2in4outで導糸し、1コースを変位せず(オーバーラップもアンダーラップもせず)、1コースを筬L4と筬L6とともにオーバーラップ、4コースを筬L4と同数(1針間)アンダーラップ、を繰り返し単位として編成した。筬L5の編糸は筬L4のシンカーループを跨いで4コースを筬L4のシンカーループ上面に露出し、2コースを隠蔽(1コースはシンカーループとニードルループに挟まれ、1コースは編成係止)した。露出した挿入糸の高さは1.0mmであった。
得られた編地を190℃で1分間プレセットしたのち、130℃で染色、乾燥し、150℃で1分間仕上げセットして、仕上がり34コース/25.4mm、30ウエル/25.4mmで畝状凸部高さ4.0mm、編地厚み5.0mmの畝状ダブルラッセル編地を作製した。編成条件および得られた畝状ダブルラッセル編地の評価結果を表1に示した。
表1〜2および図6〜8に従い、実施例1と同様の手順で、畝状ダブルラッセル編地を得た。得られた畝状ダブルラッセル編地の評価結果を、表1〜2に示す。
裏地組織に挿入糸を配設せずに編成した以外は、実施例1と同様な手順で、畝状ダブルラッセル編地を得た。得られた畝状ダブルラッセル編地の評価結果を、表2に示す。
2 裏地組織(非畝状の地組織)
3 連結糸
4 畝状凸部
5 挿入糸
Claims (6)
- 表裏2枚の地組織とこれらを連結する連結糸とからなり、表地組織を連結糸で裏地組織に連結してなる畝状凸部と、裏地組織からなる凹部とを、交互に形成した畝状ダブルラッセル編地であって、凹部である裏地組織のシンカーループ面に挿入糸を編方向と同方向に畝状凸部に隣接して配設し、前記挿入糸の高さが0.1〜4.0mmの範囲であり、且つ、前記挿入糸の高さと畝状凸部の高さとの差が0.2〜6.0mmの範囲である、畝状ダブルラッセル編地。
- 前記挿入糸のオモテ面における露出部の割合が20〜90%である、請求項1に記載の畝状ダブルラッセル編地。
- 前記挿入糸が露出部と隠蔽部を有し、オモテ面における挿入糸の露出部1個当たりの長さ(コース数)が2〜48ループである、請求項1または2に記載の畝状ダブルラッセル編地。
- 前記挿入糸のオモテ面における隠蔽部が、裏地組織を形成する編糸が形成するシンカーループとニードルループの間に挟まれている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の畝状ダブルラッセル編地。
- 前記挿入糸が畝状凸部を形成する連結糸の最端部から1〜2ウエルの範囲に配設されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の畝状ダブルラッセル編地。
- 前記裏地組織のシンカーループ面側の編組織がデンビ編組織またはコード編組織である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の畝状ダブルラッセル編地。
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JP2014216789A JP6411859B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 畝状ダブルラッセル編地 |
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