JP6410291B2 - 建物用の気化冷却装置 - Google Patents

建物用の気化冷却装置

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本発明は、畜舎、工場、ハウス等の建物用の気化冷却装置に関する。
従来、建物用の気化冷却装置の中で、例えば、畜舎用の気化冷却装置としては、ベースの上側(上部)に気化冷却装置を配備し、この気化冷却装置に設けたダクトを、畜舎内に張り巡らした構造であり、一部の畜舎に取付けられている。この畜舎用の気化冷却装置は、商品名、エコクーラとして市販されている。気化冷却装置は、冷却ユニットを備えた筐体の開口部にファンを設けるとともに、この開口部に円筒状の吹出ケーシングを設ける構造であって、筐体の湿潤空気を、直接、吹出ケーシングに送る構造である。従って、湿潤空気の拡散に要する時間、及び/又は、空間に対する構造がなく、霧化粒子の均一化とか、霧化粒子の生成に必要とする条件を備えていないものと考えられる。
また、工場の気化冷却装置としては、特開2007−113831号公報に記載の気化冷却装置がある。屋根取付ベースに、冷却エレメントとファン、並びに散水パイプとを設けた構造であって、ベース内に外気を吸込み、冷却エレメントを通過することで、湿潤空気を生成し、ダクトを介して、工場内に導く構造である。ベースの上部に設けた冷却エレメントで生成した湿潤空気を、ベースの下部の連設された二つの送風ダクトを介して、工場内に導くものであり、前記市販の気化冷却装置と同様に、霧化粒子の均一化とか、霧化粒子の生成に必要とする条件を備えていないものと考えられる。
特開2007−113831号公報
前述の市販の気化冷却装置、並びに文献1は、本発明が望む、湿潤空気を、一時的に、対流させる構造ではないので、湿潤空気の拡散に要する時間、及び/又は、この拡散に要するエリア(空間確保)を備えていない。従って、湿潤空気(粒子)の均一化とか、湿潤空気(粒子)の生成に必要とする条件(手段)を備えていないものと考えられる。
上記に鑑み、本発明は、少なくとも、湿潤空気の拡散に要する時間、及び/又は、この拡散に要するエリアを確保するために、筐体の上側に、筐体の空間と、略同じとなる空間流路を備えたユニットを設けるとともに、このユニットに吹出ケーシングを設ける構造とする。これにより、少なくとも、湿潤空気(粒子)の均一化とか、湿潤空気(粒子)の生成に必要とする条件(手段)を備えた建物用の気化冷却装置とする。
請求項1の発明は、周辺に冷却エレメントを備え、かつ湿潤空気を導入できる空間を備えた筐体と、冷却エレメントの上側に備えた散水管と、空間の上側に備えたファンと、筐体の上側に設けた、湿潤空気が通過するユニットと、ユニットの開口部に設けた吹出ケーシングと、でなる建物用の気化冷却装置であって、
筐体の上部に、ファンを運転するモータを設けるとともに、モータを、筐体の湿潤空気中に備え、
ユニットは、下側の吸込口を方形状とし、背面側の角隅部を傾斜屋根部とし、また、ユニットに、湿潤空気(粒子)の均一化及び湿潤空気(粒子)の生成を目的として、筐体の空間容積と、略同じ容積の空間流路を設ける構成とした建物用の気化冷却装置であり、
湿潤空気の拡散に要する時間、及び/又は、拡散に要するエリアを確保できること、また、湿潤空気(粒子)の均一化とか、湿潤空気(粒子)の生成に必要とする条件(手段)を備える構造となること、又はモータの過熱防止に役立つこと、並びに湿潤空気(粒子)の均一化及び湿潤空気(粒子)の生成を達成できること、等に加え、これらを達成するに、最適なユニットの構造と、スムースな湿潤空気の流れが確保できる空間流路を備えた気化冷却装置の構造とを提供できる、特徴がある。
請求項2の発明は、空間の上側には円筒状の放出口を備えた枠板を設け、ファンを、放出口の面と略面一に設ける構成とした建物用の気化冷却装置であり、請求項1の特徴を達成するに、最適な空間、ユニットの構造と、組合せを提供できる特徴がある。
請求項3の発明は、枠板の円筒状の放出口に、ファンを配備するとともに、放出口の周辺に散水管を囲繞し、冷却エレメントの上側から下側に向かって、散水管の水、又は薬液と云う流体を流す構成とした建物用の気化冷却装置であり、請求項2の特徴を達成するに、最適な筐体の構造と、内設した部材の配備構造を提供できる特徴がある。
請求項4の発明は、筐体の下側に、流体用のタンクを配備する構成とした建物用の気化冷却装置であり、請求項の特徴を達成するに、最適なタンクの構造と、配備構造を提供できる特徴がある。
畜舎に気化冷却装置を取付けた状態の一例を示した一部欠截の斜視図 気化冷却装置の一例を示した斜視図 気化冷却装置の一例を示した俯瞰斜視図 気化冷却装置の一例であって、一部を断面視した側面図 図4の全体を示した一部欠截の平面図 図4の一部欠截の正面図 気化冷却装置の一例の要部(筐体とファン、タンク)を示した側面図 図7の平面図 図7の正面図 他の気化冷却装置の一例を示した斜視図
図中1は、直方体、立方体、円筒形等でなる枠組構成された筐体であり、四面、又は周面等の周辺の開口1a、1b………1nには、冷却エレメント2が備えられている。この冷却エレメント2は、一辺(一枚)、又は数辺(数枚)でなる紙製、布製等でなり、かつ空気透過性、及び水等の流体で湿潤される特性を有する、例えば、多孔質のセルローズ系のエレメント2a、2b………2n(以下、2aとする)を備える。また、上側の開口1a1には、円形状の放出口3aを備えた枠板3を設ける。この枠板3には、ファン6の支持杆6bを設けたフランジ6a(ファン枠)が設けられている。尚、冷却エレメント2と枠板3、並びに底面101とで囲繞されたスペースが、筐体1の空間100となる。筐体1の底面101の下側には、タンク5を設ける。前記フランジ6aは、放出口3aに下向きに設けられているが、ファン6の風を、後述するユニットの方向に向かって、かつユニットの上方に送るように構成されている。また、フランジ6aは、ファン6の風圧に対応可能とする。
枠板3の放出口3a(筐体1の空間100の放出口)に、ファン6のフランジ6aを設けるとともに、ファン6を、放出口3aの面と略面一に設ける。そして、このファン6で、外気Aを吸込むが、この吸込む際に、後述する散水管より放出された流体Bで、各エレメント2a(吸水性多孔質でなるセルローズ紙パッド)が湿潤されていることから、適度な湿りを保持した、湿潤空気Cが成されるとともに、この湿潤空気Cは、冷却エレメント2と枠板3、並びに底面101とで形成される空間100(筐体1の空間100)に導かれる。この空間100は、適度のスペースを備えていることから、必要とする湿潤空気Cの貯留領域となる。図中9はモータである。
散水管7は、各エレメント2aの上側で、枠板3との間に付設されており、方形状となっている。この散水管7には、多数の細孔7aが下向きに形成されている。また、散水管7はホース8を介してタンク5のポンプ10に繋がっている。従って、タンク5の流体Bは、ホース8を経由し、散水管7の細孔7aより、各エレメント2aに供給される。この流体Bの供給で、各エレメント2aが湿潤される。
図中11はフード形のユニットであり、ユニット11は、筐体1より、僅かに小さい横断端面でなるとともに、この筐体1の空間100の容積と、略同じ容積でなる空間流路11bを備えている。図4〜図6に示した、一例では、このユニット11の正面側11−1と裏面側11−2を、筐体1の長手方向に設けるとともに、両側面側11−3、11−4を短手方向に設ける。図4〜図6は一例であり、図1と図2に示した、他のパターンもあり得る。このユニット11は、下側11−5に吸込口11aを有してあり、この吸込口11aは、枠板3の放出口3aに連設される。ユニット11は、空間流路11bを備えた略方形状を備えており、裏面側11−2(天井側)の角隅部に傾斜屋根部1100を備えている。この傾斜屋根部1100は、湿潤空気Cのスムースな流れを確保することにある。また、このユニット11は、冷却エレメント2で生成された湿潤空気Cを貯留し、かつ畜舎内に必要とする湿潤空気Cを供給できる空間流路11bを構成する。これにより、冷却エレメント2で生成された湿潤空気Cを、ユニット11を経由して、ダクト12から、畜舎内に送り、かつ拡散できる。尚、図10の如く、ユニット11、及び/又は、ユニット2aの辺数は、気化冷却装置の小容積、及びコンパクト形状にすること、並びに設置の汎用性等を意図し、構造の変更と、部品の省略・小型化すること等も可能である。同様な趣旨で、例えば、ユニット11とノズル13(後述する)との一体構造もあり得る。
このユニット11の正面側11−1には、収れん筒部を備えた筒状のノズル13(吹出ケーシング)を設け、このノズル13の吹出口13aの収れん筒部にダクト12を繋ぐ構造である。
図中20は気化冷却装置を支持するフレームで、このフレーム20を利用して、気化冷却装置を、例えば、畜舎外で、かつ屋根下側位置にセットする。
以下、本発明の気化冷却に関して説明する。ファン6を運転するとともに、散水管7の細孔7aより、流体Bを各エレメント2aに流し、湿潤する。ファン6の運転で、導入される外気Aは、湿潤した各エレメント2aの多孔質の隙間を通り、筐体1の空間100に到った過程で、湿潤空気Cとなる。
この湿潤空気Cは、例えば、ファン6のフランジ6aに誘導された後、枠板3の放出口3aより、ユニット11の吸込口11aを通り、ユニット11の空間流路11bに到る。その後は、ノズル13を通り、ダクト12から、畜舎内に到り、このダクト12の図示しない細孔より、畜舎内に、放出されることで、気化冷却が図れる構造である。家畜の飼育、並びに成育と、生乳増産等に適した温湿度を確保できる。
1 筐体
1a、1b…………1n 開口
1a1 開口
100 空間
101 底面
2 冷却エレメント
2a、2b…………2n エレメント
3 枠板
3a 放出口
5 タンク
6 ファン
6a フランジ
6b 支持杆
7 散水管
7a 細孔
8 ホース
9 モータ
10 ポンプ
11 ユニット
11a 吸込口
11b 空間流路
11−1 正面側
11−2 裏面側
11−3 側面側
11−4 側面側
11−5 下側
1100 傾斜屋根部
12 ダクト
13 ノズル
13a 吹出口
20 フレーム
A 外気
B 流体
C 湿潤空気

Claims (4)

  1. 周辺に冷却エレメントを備え、かつ湿潤空気を導入できる空間を備えた筐体と、この冷却エレメントの上側に備えた散水管と、前記空間の上側に備えたファンと、前記筐体の上側に設けた、前記湿潤空気が通過するユニットと、このユニットの開口部に設けた吹出ケーシングと、でなる建物用の気化冷却装置であって、
    前記筐体の上部に、前記ファンを運転するモータを設けるとともに、このモータを、前記筐体の前記湿潤空気中に備え、
    前記ユニットは、下側の吸込口を方形状とし、背面側の角隅部を傾斜屋根部とし、また、このユニットに、湿潤空気(粒子)の均一化及び湿潤空気(粒子)の生成を目的として、前記筐体の空間容積と、略同じ容積の空間流路を設ける構成とした建物用の気化冷却装置。
  2. 前記空間の上側には円筒状の放出口を備えた枠板を設け、前記ファンを、放出口の面と略面一に設ける構成とした請求項1に記載の建物用の気化冷却装置。
  3. 前記枠板の円筒状の放出口に、前記ファンを配備するとともに、この放出口の周辺に前記散水管を囲繞し、前記冷却エレメントの上側から下側に向かって、この散水管の水、又は薬液と云う流体を流す構成とした請求項2に記載の建物用の気化冷却装置。
  4. 前記筐体の下側に、前記流体用のタンクを配備する構成とした請求項3に記載の建物用の気化冷却装置。
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