JP6407489B2 - 転送装置、調整装置およびパラメータ調整方法 - Google Patents

転送装置、調整装置およびパラメータ調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを形成する転送装置、調整装置およびパラメータ調整方法に関する。
ネットワークの信頼性を向上させる手段として、SPB(Shortest Path Bridging)が存在する(非特許文献1参照)。SPBでは、ネットワークを形成している各転送装置が他の転送装置との間でネットワークのトポロジ情報を交換し、全ての転送装置が各々で経路計算を行う。この経路計算で等距離の最短経路(ECMP:Equal Cost Multi Path)を複数算出することにより、経路の冗長化および負荷分散が可能となる。負荷分散を効果的に実施するためには、より多くの経路を求める必要がある。SPBによる経路計算では、2つの転送装置間の最短経路を最大16通り求めることができる。しかし、SPBにより求まる経路数は、最短経路を構成する各転送装置のブリッジプライオリティと呼ばれるパラメータによって左右される。
IEEE P802.1aq/D4.6,2012
SPBを使用してより多くの経路を計算するためには転送装置のブリッジプライオリティを調整する必要がある。しかしながら、従来は各転送装置のブリッジプライオリティの調整を手動で行ってきたため、ネットワークの運用性および拡張性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、経路計算で使用するブリッジプライオリティを自動で調整することが可能な転送装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークを形成する転送装置である。転送装置は、ネットワークのトポロジ情報と、経路計算で使用される、自装置の優先度およびネットワークを形成する他の転送装置の優先度と、を保持する情報保持部と、ネットワークを形成している転送装置の中の第1の転送装置から第2の転送装置までの最短経路をトポロジ情報に基づいて算出する最短経路算出部と、を備える。また、転送装置は、最短経路算出部で算出された最短経路と、自装置の優先度および他の転送装置の優先度とに基づいて自装置の優先度を調整する優先度調整部を備え、優先度調整部は、同一起点から同一宛先までの最短経路を自装置とともに構成し、かつ同一起点からの距離が自装置と同じ他の転送装置の優先度と重複する回数が少なくなるように自装置の優先度を調整する。
本発明にかかる転送装置は、経路計算で使用するブリッジプライオリティを自動で調整できるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる転送装置が形成するネットワークの一例を示す図 実施の形態1にかかる転送装置の機能構成例を示す図 実施の形態1にかかる転送装置のハードウェア構成例を示す図 実施の形態1にかかる優先度調整部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる転送装置が形成するネットワークの一例を示す図 実施の形態2にかかる調整装置の機能構成例を示す図 実施の形態2にかかる調整装置のハードウェア構成例を示す図 実施の形態2にかかる優先度調整部の動作の一例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる転送装置、調整装置およびパラメータ調整方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる転送装置が形成するネットワークの一例を示す図である。図1に示したネットワークは、実施の形態1にかかる転送装置であるスイッチ装置10により形成されている。スイッチ装置10には端末20が接続可能である。各スイッチ装置10は、ネットワークを形成している他のスイッチ装置10との間でネットワークのトポロジ情報を交換し、他のスイッチ装置10から収集したトポロジ情報を保持する。また、各スイッチ装置10は、他のスイッチ装置10の各々に至る経路、すなわち他のスイッチ装置10の各々と通信する際の通信経路をSPBにより決定する。端末20はスイッチ装置10により形成されているネットワークを介して他の端末20と通信する。図1では、各スイッチ装置10および各端末20の接続関係を実線で示しており、実線は通信路に相当する。2台のスイッチ装置10同士の間の通信路はリンクとも呼ばれる。なお、以下の説明において、各スイッチ装置10をノードと称する場合がある。
図2は、実施の形態1にかかるスイッチ装置の機能構成例を示す図である。図2に示したように、スイッチ装置10は、リンクステートデータベース11、経路設定部12および優先度調整部13を備える。経路設定部12は、最短経路算出部121および経路選択部122を備える。なお、図2においては、スイッチ装置10の主要部、具体的には、他のスイッチ装置10と通信する際の通信経路を設定するために必要な機能ブロックを記載しており、一般的なスイッチ装置が備えているその他の機能ブロックの記載を省略している。一般的なスイッチ装置が備えているその他の機能ブロックは、例えば、スイッチ装置10が他のスイッチ装置10または端末20である他の通信装置との通信を実現するための機能ブロック、すなわち、スイッチ装置10が他の通信装置との間で信号を送受信するための機能ブロックである。
リンクステートデータベース11は、スイッチ装置10が形成しているネットワークのトポロジ情報(以下、トポロジ情報)と、各スイッチ装置10の優先度であるブリッジプライオリティとを保持する。リンクステートデータベース11は情報保持部である。トポロジ情報は、スイッチ装置10同士の接続関係の情報およびリンクコストを含む。リンクコストは、スイッチ装置10の間の各リンクの品質に関する情報である。リンクコストは、例えば、各リンクの帯域幅である。ブリッジプライオリティは、非特許文献1で規定されているパラメータである。上述したように、ブリッジプライオリティは、SPBを使用して経路設定を行う場合に使用される。よって、ブリッジプライオリティは、経路計算で使用される各スイッチ装置10の優先度である。ブリッジプライオリティの初期値は、ネットワークの管理者などにより、外部からリンクステートデータベース11に設定される。
経路設定部12は、リンクステートデータベース11が保持しているトポロジ情報およびブリッジプライオリティに基づいて、ネットワークを形成しているスイッチ装置10の全ての組み合わせについての最短経路を設定する。経路設定部12は、経路を設定する際にSPBを使用する。SPBは、最短経路算出部121および経路選択部122の動作により実現する。
経路設定部12の最短経路算出部121は、リンクステートデータベース11が保持しているトポロジ情報に基づいて、ネットワークを形成している複数のスイッチ装置10の中のいずれか1台である第1のスイッチ装置、つまり第1の転送装置から第1のスイッチ装置以外のいずれか1台である第2のスイッチ装置、つまり第2の転送装置までの最短経路を算出する。最短経路算出部121は、ネットワークを形成している複数のスイッチ装置10の全てのペアを対象として、ペアのスイッチ装置間の最短経路を算出する。最短経路算出部121は、第1のスイッチ装置から第2のスイッチ装置までの最短経路を算出する際、文献“A note on two problems in connexion with graphs(Numerische Mathematik、1959、Volume 1、p269-271)”に記載されたダイクストラアルゴリズムを使用する。
経路設定部12の経路選択部122は、起点のスイッチ装置10から終点のスイッチ装置10までの最短経路が複数存在する場合に、複数の最短経路の中の1つをタイブレークアルゴリズムにより選択する。すなわち、経路選択部122は、最短経路算出部121による計算結果の中に、ある2つのスイッチ装置10を結ぶ最短経路が複数存在する場合に、複数の最短経路の中の1つを選択して選択結果を最短経路算出部121に通知する。タイブレークアルゴリズムでは、ネットワークを形成している各スイッチ装置10のブリッジID(Identification)に基づいて、起点のスイッチ装置10から終点のスイッチ装置10までの複数の最短経路の中の1つを選択する。ブリッジIDは、スイッチ装置10のブリッジプライオリティとMAC(Media Access Control)アドレスとを組み合わせて得られるスイッチ装置10の識別情報である。ブリッジプライオリティの長さが2byteであるため、ブリッジIDの長さは8byteとなる。以下の説明においてはブリッジIDをBIDと記載する場合がある。
経路設定部12の最短経路算出部121および経路選択部122による経路選択手順、すなわち、ダイクストラアルゴリズムおよびタイブレークアルゴリズムを組み合わせた経路選択手順の詳細は非特許文献1に記載されている。
優先度調整部13は、経路情報に基づいて、リンクステートデータベース11が保持している自スイッチ装置10のブリッジプライオリティを調整する。ブリッジプライオリティの調整で使用する経路情報は、ネットワークを形成しているスイッチ装置10の全ての組み合わせについての最短経路の情報である。例えば、ネットワークを形成しているスイッチ装置10がスイッチ装置101〜105である場合、経路情報は、スイッチ装置101とスイッチ装置102との間の最短経路の情報、スイッチ装置101とスイッチ装置103との間の最短経路の情報、スイッチ装置101とスイッチ装置104との間の最短経路の情報、スイッチ装置101とスイッチ装置105との間の最短経路の情報、スイッチ装置102とスイッチ装置103との間の最短経路の情報、スイッチ装置102とスイッチ装置104との間の最短経路の情報、スイッチ装置102とスイッチ装置105との間の最短経路の情報、スイッチ装置103とスイッチ装置104との間の最短経路の情報、スイッチ装置103とスイッチ装置105との間の最短経路の情報、および、スイッチ装置104とスイッチ装置105との間の最短経路の情報である。なお、SPBでは、16ビットで構成されているブリッジプライオリティのうち、上位4ビットの変更が可能とされている。そのため、優先度調整部13は、ブリッジプライオリティの上位4ビットを対象として調整を行う。優先度調整部13がブリッジプライオリティを調整する動作の詳細については後述する。
ここで、スイッチ装置10を実現するハードウェアについて説明する。図3は、実施の形態1にかかるスイッチ装置のハードウェア構成例を示す図である。スイッチ装置10は、図3に示したプロセッサ101、メモリ102およびデータ転送ハードウェア104により実現することができる。これらのプロセッサ101、メモリ102およびデータ転送ハードウェア104はバス103を介して接続されている。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVD(Digital Versatile Disc)等である。
スイッチ装置10のリンクステートデータベース11は、メモリ102により実現される。スイッチ装置10の経路設定部12および優先度調整部13は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ102に格納される。経路設定部12および優先度調整部13は、プロセッサ101が、経路設定部12および優先度調整部13のそれぞれとして動作するためのプログラムをメモリ102から読み出して実行することにより実現される。すなわち、スイッチ装置10は、その機能がプロセッサ101により実行されるときに、経路設定部12および優先度調整部13の動作を実施するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を備える。また、これらのプログラムは、経路設定部12および優先度調整部13が行う各種処理をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
経路設定部12および優先度調整部13は専用のハードウェアで実現してもよい。専用のハードウェアとしては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。経路設定部12および優先度調整部13の一方を専用のハードウェアで実現し、残りを上記のプロセッサ101およびメモリ102で実現するようにしてもよい。
データ転送ハードウェア104は、スイッチ装置10が他のスイッチ装置10または端末20からデータを受信する際、および、受信したデータを他のスイッチ装置10または端末20へ転送する際に利用される。また、データ転送ハードウェア104は、リンクステートデータベース11に格納する情報を外部から受信する際にも利用される。
つづいて、優先度調整部13がリンスステートデータベース11に格納されているブリッジプライオリティを調整する動作について説明する。
図4は、実施の形態1にかかる優先度調整部13の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図4は、優先度調整部13が、リンクステートデータベース11に格納されている、自スイッチ装置10のブリッジプライオリティを調整する場合の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態では、各スイッチ装置10が図5に示した構成のネットワークを形成している場合を例にとり、動作を説明する。図5において、丸(○)がスイッチ装置10であるノードを示し、丸の中に記載された数字はノードの識別子である。各ノードを示す丸の上側に示した数字およびハイフン(−)は、起点のノードであるルートノードから各ノードまでの最短経路を示す。最短経路の左端の数値がルートノードの識別子を示し、右端の数値が終点のノードである宛先ノードの識別子を示す。最短経路の左端および右端のいずれにも該当しない数値は、最短経路の途中に位置するノードの識別子を示す。以下の説明では、識別子が「N」のノード(N=1,2,3,…)をノードNと記載する。図5に示した例では、ノード0がルートノードである。例えば、ノード0からノード4への最短経路は、2つ存在する。具体的には、ノード0からノード4への最短経路として、ノード0からノード1を経由してノード4に至る、「0−1−4」で示される経路と、ノード0からノード2を経由してノード4に至る、「0−2−4」で示される経路と、が存在する。
優先度調整部13は、リンクステートデータベース11が保持しているトポロジ情報またはブリッジプライオリティが変更された場合、外部のネットワーク管理者から指示を受けた場合など、規定の条件を満たした場合に、図4に示したフローチャートに従った動作を実行する。
優先度調整部13は、まず、経路情報を最短経路算出部121から取得する(ステップS11)。このステップS11において優先度調整部13が最短経路算出部121から取得する経路情報は、ネットワーク上の全ての2ノード間における全ての最短経路の情報である。最短経路算出部121は、ダイクストラアルゴリズムにより、最短経路の算出、すなわち、ネットワーク上の全ての2ノード間における全ての最短経路の算出が完了しているものとする。なお、最短経路算出部121は、優先度調整部13から経路情報が要求されてから最短経路の算出を実行して経路情報を生成し、優先度調整部13へ出力するようにしてもよい。
例えば、スイッチ装置10が形成しているネットワークが図5に示したネットワークの場合、優先度調整部13は、ステップS11において、ノード0をルートノードとした場合のノード1〜8のそれぞれに至る最短経路の情報に加えて、ノード1から8のそれぞれをルートノードとした場合のその他の各ノードに至る最短経路の情報を、最短経路算出部121から取得する。すなわち、優先度調整部13は、ノードnrからノードndまでの最短経路の情報(nr≠nd、nr,nd=0,1,2,…,8)を最短経路算出部121から取得する。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS11で取得した経路情報を確認し、宛先ごとの最短経路上にあるノードをルートノードからの距離別に分類する(ステップS12)。図5に示したネットワークの場合、例えば、ノード0からノード4までの最短経路は「0−1−4」で示される経路および「0−2−4」で示される経路の2通りである。したがって、優先度調整部13は、ルートノード=ノード0、宛先ノード=ノード4、かつルートノードからの距離=1という条件を満たすノードとして、ノード1およびノード2を記憶する。同様に、優先度調整部13は、ルートノード=ノード0、かつ宛先ノード=ノード7の場合については、ルートノードからの距離=1という条件を満たすノードとしてノード1、ノード2およびノード3を記憶するとともに、ルートノードからの距離=2という条件を満たすノードとしてノード4およびノード5を記憶する。ルートノード=ノード0、かつ宛先ノード=ノードn(n=5,6,8)の場合も同様である。優先度調整部13は、ルートノード=ノード0とした場合の処理と同様の処理をネットワーク上の全ての2ノードの組み合わせに対して行う。図5に示したネットワークの場合、優先度調整部13は、ノード1〜ノード8のそれぞれをルートノードとした場合について、ルートノード=ノード0とした場合の上記処理と同様の処理を実行する。すなわち、優先度調整部13は、ノードnrとノードndのペア(nr≠nd、nr,nd=0,1,2,…,8)のそれぞれについて、最短経路を構成するノードをノードnrからの距離が同一のノード群に分類する。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS12で分類したノードの中から、ブリッジプライオリティが未だ調整されていないノードを一つ選び、調整対象のノードとする(ステップS13)。ノードの選び方は、ノードのブリッジIDの昇順に選ぶ方法、無作為に選ぶ方法等が考えられるが、この限りではない。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS13で選択したノードである調整対象ノードのブリッジプライオリティの候補を0x0〜0xFの中から一つ選ぶ(ステップS14)。なお、選択するブリッジプライオリティの候補は、実際には、16ビットで示されるブリッジプライオリティのうち、調整が可能な上位4ビットの候補である。以下の説明では、説明が煩雑になるのを防止するために、「ブリッジプライオリティの上位4ビットの候補」を意味する表現として「ブリッジプライオリティの候補」を使用する。ブリッジプライオリティの候補の選び方は、0x0〜0xFの中から昇順に選ぶ方法、0x0〜0xFの中から無作為に選ぶ方法等が考えられるが、この限りではない。優先度調整部13は、以下のステップS15およびS16においては、上記ステップS13で選択した調整対象ノードのブリッジプライオリティをステップS14で選択したブリッジプライオリティの候補が示す値に置き換えて処理を行う。ステップS14の処理は、ブリッジプライオリティを仮決定する処理といえる。ステップS15およびS16の処理は、仮決定したブリッジプライオリティを評価する処理といえる。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS12での分類により得られた、ルートノード(ノードnr)からある宛先ノード(ノードnd)までの最短経路を構成しかつルートノードからの距離が同じノードの集合であるノード群の各々に対して、以下の処理を実行する。優先度調整部13は、上記ステップS12で得られたノード群の1つを対象として、まず、ノード群に属するノードの全てのペアについて、ブリッジIDの排他的論理和(XOR)演算を行う。さらに、優先度調整部13は、各ペアについての演算結果を、上位から4ビット単位で確認する。具体的には、優先度調整部13は、各演算結果を上位から4ビット単位で確認し、ビットが立っている4ビットを発見した場合、すなわち4ビットで示される値が0以外の4ビットを発見した場合、発見した4ビットを抽出し、次に、抽出した4ビットのうち、最上位の‘1’以外を‘0’に変更し、変更後の各抽出結果同士の論理和(OR)演算を行う(ステップS15)。優先度調整部13は、各ノードのブリッジIDを最短経路算出部121経由で取得してもよいしリンクステートデータベース11から直接取得してもよい。
ステップS15の処理の具体例を説明する。図5に示したネットワークの場合、優先度調整部13は、上記ステップS12において、ルートノード=ノード0、宛先ノード=ノード7、かつルートノードからの距離=1に該当するノード群として{ノード1,ノード2,ノード3}を記憶する。この場合、ステップS15において、優先度調整部13は、先ず、演算#1としてノード1のBID(ブリッジID)とノード2のBIDのXOR演算((ノード1のBID)^(ノード2のBID))を行い、演算#2としてノード1のBIDとノード3のBIDのXOR演算((ノード1のBID)^(ノード3のBID))を行い、演算#3としてノード2のBIDとノード3のBIDのXOR演算((ノード2のBID)^(ノード3のBID))を行う。仮に、演算#1の結果が0x3000000000000000、演算#2の結果が0x0000F00000000000、演算#3の結果が0x0000000000000007とすると、優先度調整部13は、次に、演算#1の結果から0x3すなわち‘0011'の4ビットを抽出し、演算#2の結果から0xFすなわち‘1111’の4ビットを抽出し、演算#3の結果から0x7すなわち‘0111’の4ビットを抽出する。優先度調整部13は、次に、各演算結果から抽出した4ビットのそれぞれについて、最上位の‘1’以外の‘1’を‘0’に変更し、変更後の各4ビットのORを取る。すなわち、‘0010’、‘1000’および‘0100’のOR演算を行う。この場合、(0010|1000|0100)=1110という演算結果が得られる。以上の処理を、優先度調整部13は、上記ステップS12での分類により得られたノード群の全てに対して実行する。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS15での演算結果を、宛先が同一かつ同一ルートノードからの距離が異なるもの同士で比較し、立っているビットの重複数を記憶する(ステップS16)。例えば、ルートノードから宛先ノードまでの距離が4の場合、上記ステップS15においてルートノードからの距離が1のノード群に対して実行した上記処理の演算結果、ルートノードからの距離が2のノード群に対して実行した上記処理の演算結果およびルートノードからの距離が3のノード群に対して実行した上記処理の演算結果を比較し、立っているビットの重複数を記憶する。
ステップS16の処理の具体例を説明する。図5に示したネットワークにおいて、ノード0がルートノード(ルートノード=ノード0)、かつノード7が宛先ノード(宛先ノード=ノード7)のケースについて考える。このケースでは、ルートノードからの距離=1のノード群は{ノード1,ノード2,ノード3}、ルートノードからの距離=2のノード群は{ノード4,ノード5}となる。{ノード1,ノード2,ノード3}を対象とした上記ステップS15での演算結果(演算結果A)が‘1110’、{ノード4,ノード5}を対象とした上記ステップS15での演算結果(演算結果B)が‘0100’であった場合、上位から2ビット目がともに立っており(ビット=1)、上位から2番目以外のビットは演算結果Aおよび演算結果Bの一方または双方が0である。そのため、重複数=1となる。以上の処理を、優先度調整部13は、ノードnrとノードndのペア(nr≠nd、nr,nd=0,1,2,…,8)のそれぞれについて実行する。そして、優先度調整部13は、ノードnrとノードndのペアのそれぞれについて算出した上記重複数を加算し、重複数の加算結果を、上記ステップS14で選択したブリッジプライオリティの候補の評価結果として記憶する。
次に、優先度調整部13は、上記ステップS13で選択したノードのブリッジプライオリティの候補として0x0〜0xFの全てを上記ステップS14で選択済みか否かを確認する(ステップS17)。すなわち、優先度調整部13は、上記ステップS13で選択したノードのブリッジプライオリティを設定可能な全ての値のそれぞれに設定して上記ステップS15およびS16を実行したか否かを確認する。上記ステップS13で選択したノードのブリッジプライオリティの候補として0x0〜0xFの全てを上記ステップS14で選択済みであり、ステップS17での判定が「Yes」となる場合、0x0〜0xFの各々に対応したステップS16の演算結果である重複数が合計16個記憶されていることになる。すなわち、優先度調整部13は、ステップS17で「Yes」と判定した場合、上記ステップS13で選択したノードのブリッジプライオリティの各候補の評価結果を記憶していることになる。
優先度調整部13は、0x0〜0xFの中に上記ステップS14で選択済ではないものが存在する場合(ステップS17:No)、上記ステップS14に戻り、選択済みではないブリッジプライオリティの候補、すなわち、上記ステップS15およびS16により評価結果の算出が済んでいないブリッジプライオリティの候補の中の1つを選択する。そして、選択したブリッジプライオリティの候補について、上記ステップS15およびS16を実行する。優先度調整部13は、0x0〜0xFの全てを上記ステップS14で選択済みの場合、すなわち、ブリッジプライオリティの候補の全てについて、上記ステップS15およびS16による評価結果の算出を行った場合(ステップS17:Yes)、上記ステップS12での分類により得られたノード群のうち、上記ステップS13で選択したノードである調整対象ノードが属しているノード群を対象として確認を行い、ブリッジプライオリティの候補0x0〜0xFの中に、宛先が同一かつ同一ルートノードからの距離が調整対象ノードと等距離にあるノードのブリッジプライオリィと重複しない候補が存在するか否かを確認する(ステップS18)。
ステップS18の処理の具体例を説明する。図5に示したネットワークにおいて、ノード0がルートノード(ルートノード=ノード0)、かつノード7が宛先ノード(宛先ノード=ノード7)のケースについて考える。このケースでは、ルートノードからの距離=2に該当するノード群は{ノード4,ノード5}となる。ここで、ノード5が上記ステップS13で選択されたノードでありノード5のブリッジプライオリティが調整対象であるとする。すなわち、ノード5が調整対象ノードであるとする。この場合、調整対象ノードではないノード4のブリッジプライオリティと同じ値のブリッジプライオリティは、宛先が同一かつ同一ルートノードから等距離にあるノード同士で重複するブリッジプライオリティの候補に該当する。ノード4のブリッジプライオリティと異なる値のブリッジプライオリティは、宛先が同一かつ同一ルートノードから等距離にあるノード同士で重複するブリッジプライオリティの候補に該当しない。同様の確認処理を調整対象ノードであるノード5が属している他のノード群についても行い、ノード5が属している全てのノード群において「宛先が同一かつ同一ルートノードから等距離にあるノード同士で重複するブリッジプライオリティの候補」に該当しないブリッジプライオリティが1つ以上存在する場合には上記ステップS18での判定結果が「Yes」となる。別の表現を用いれば、上記ステップS18において、優先度調整部13は、調整対象ノードが属している各ノード群の調整対象ノード以外のノードのブリッジプライオリティを確認し、調整対象ノード以外のいずれのノードにも設定されていないブリッジプライオリティが存在する場合は「Yes」と判定する。
上記ステップS18での判定結果が「Yes」の場合、優先度調整部13は、宛先が同一かつ同一ルートノードから等距離にあるノード同士で重複しないブリッジプライオリティの候補の内、上記ステップS16で記憶した重複数が最小のものに対応する候補を、調整対象ノード(上記ステップS13で選択したノード)の調整後のブリッジプライオリティに決定する(ステップS19)。例えば、上記ステップS18において、調整対象ノードが属している各ノード群の調整対象ノード以外のノードのいずれにも設定されていないブリッジプライオリティとして0x2〜0x7が存在する場合、0x2〜0x7の内、上記ステップS16で計算した重複数が最小であったものを、調整対象ノードの調整後のブリッジプライオリティに決定する。一方、上記ステップS18での判定結果が「No」の場合、優先度調整部13は、全てのブリッジプライオリティの候補(0x0〜0xF)の内、上記ステップS16で計算した重複数が最小のものに対応する値を、調整対象ノードの調整後のブリッジプライオリティに決定する(ステップS20)。
次に、優先度調整部13は、自ノードの調整後のブリッジプライオリティを決定済みか否かを確認し(ステップS21)、決定済みではない場合(ステップS21:No)、上記ステップS13に戻る。優先度調整部13は、自ノードの調整後のブリッジプライオリティを決定済みの場合(ステップS21:Yes)、リンクステートデータベース11内の自ノードのブリッジプライオリティを、上記ステップS19またはS20で決定したブリッジプライオリティに更新する(ステップS22)。
スイッチ装置10は、ステップS22で自装置のブリッジプライオリティを更新した後、更新後のブリッジプライオリティを他のスイッチ装置10に通知する。また、スイッチ装置10は、他のスイッチ装置10から更新後のブリッジプライオリティの通知を受けた場合、通知を受けたブリッジプライオリティをリンクステートデータベース11に上書きして情報を更新し、更新後のブリッジプライオリティを使用して図4に示したフローチャートに従った動作を実行して自装置のブリッジプライオリティを調整する。
以上のように、本実施の形態にかかるスイッチ装置において、優先度調整部は、設定可能なブリッジプライオリティの中の1つを選択して自装置の調整後のブリッジプライオリティに仮決定し、仮決定したブリッジプライオリティを評価する処理を、設定可能な全てのブリッジプライオリティを対象として行う。具体的には、優先度調整部は、ネットワークを形成している第1のスイッチ装置から第2のスイッチ装置までの最短経路の情報と、自装置および他のスイッチ装置のブリッジIDとに基づいて、仮決定したブリッジプライオリティを評価する。また、優先度調整部は、設定可能なブリッジプライオリティの各々についての評価結果に基づいて、自装置の調整後のブリッジプライオリティを決定する。優先度調整部は、評価結果の算出において、まず、宛先が同一かつ同一起点からの距離が同じスイッチ装置からなるスイッチ装置群の各々を対象として、同じ群に属するスイッチ装置の全てのペアについて、ブリッジIDに対するXOR演算を行い、さらに、各XOR演算結果から規定の条件を満たす4ビットを抽出し、抽出した4ビットの各々について、最上位の‘1’以外の‘1’を‘0’に変更し、変更後の4ビットを対象としてOR演算を実施して第1の演算結果を生成する。次に、宛先が同一かつ同一起点からの距離が異なる各スイッチ装置群の第1の演算結果同士を比較して第2の演算結果を生成し、これを仮決定したブリッジプライオリティの評価結果とする。規定の条件を満たす4ビットとは、XOR演算結果を上位から4ビットごとに区切り、‘1’となっている最上位のビットを含む4ビットである。
本実施の形態にかかるスイッチ装置によれば、SPBによる経路計算で使用するブリッジプライオリティを自動で調整することができる。よって、ネットワークの管理者等がスイッチ装置に対して手動で設定する項目を削減することができ、ネットワークの運用性および拡張性を向上できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ネットワークを形成している各スイッチ装置が自装置のブリッジプライオリティの調整値を決定することとした。これに対して、本実施の形態では、ネットワークを形成している全てのスイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を1台の装置がまとめて行う。ブリッジプライオリティの調整値の決定は、1台のスイッチ装置が代表して行うようにしてもよいし、スイッチ装置とは別の装置が行うようにしてもよい。本実施の形態では、スイッチ装置とは別の装置が各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を決定する場合について説明する。
図6は実施の形態2にかかる調整装置の機能構成例を示す図である。調整装置30は、入力部31、経路設定部32、優先度調整部33および出力部34を備える。経路設定部32は、最短経路算出部321および経路選択部322を備える。調整装置30の経路設定部32、最短経路算出部321および経路選択部322は、実施の形態1のスイッチ装置10が備えている経路設定部12、最短経路算出部121および経路選択部122と同じ機能ブロックである。
調整装置30の優先度調整部33は、実施の形態1の優先度調整部13と同様の手順により、ネットワークを形成している各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を決定する。なお、実施の形態1の優先度調整部13は、自スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を決定した時点で調整値の決定処理を終了するが、本実施の形態の優先度調整部33は、全てのスイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値が決まるまで処理を継続する。
入力部31は、ネットワークのトポロジ情報を外部から取得して最短経路算出部321へ入力する情報取得部である。
出力部34は、優先度調整部33が決定した、各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を外部へ出力する。出力部34は、表示装置または送信装置により実現される。出力部34は、表示装置により実現される場合、ブリッジプライオリティの調整値をネットワークの管理者などに通知するための表示部として動作する。また、出力部34は、送信装置により実現される場合、ブリッジプライオリティの調整値をスイッチ装置へ送信するための送信部として動作する。表示装置および送信装置で出力部34を実現し、出力部34は上記の表示部および送信部として動作するようにしてもよい。
図7は、実施の形態2にかかる調整装置のハードウェア構成例を示す図である。調整装置30は、図7に示したプロセッサ101、メモリ102、入力装置105および出力装置106により実現することができる。これらのプロセッサ101、メモリ102、入力装置105および出力装置106はバス103を介して接続されている。プロセッサ101およびメモリ102は実施の形態1で説明したプロセッサ101およびメモリ102と同様のものである。入力装置105は、例えばキーボード、タッチパネル、マイク等が考えられるがこの限りではない。出力装置106は、例えばディスプレイ(モニタ、画面ともいう)、スピーカ、および送信装置等であるが、この限りではない。
図8は、優先度調整部33の動作の一例を示すフローチャートである。図8に示したフローチャートは、図4に示したフローチャートのステップS21およびS22をステップS31およびS32に置き換えたものである。図8に示したステップS11〜S20については実施の形態1で説明したステップS11〜S20と同様であるため説明を省略する。
優先度調整部33は、ステップS19またはステップS20を実行した後、ブリッジプライオリティを未調整のノードが存在するか否か、すなわち、調整対象のネットワークを形成している全てのノードのブリッジプライオリティの調整値を決定したか否かを確認する(ステップS31)。ブリッジプライオリティを未調整のノードが存在する場合(ステップS31:Yes)、優先度調整部33は、ステップS13に戻る。一方、ブリッジプライオリティを未調整のノードが存在しない場合(ステップS31:No)、優先度調整部33は、調整後の全てのブリッジプライオリティを出力部34へ送る(ステップS32)。出力部34がディスプレイ等の表示装置の場合、出力部34は、優先度調整部33から調整後のブリッジプライオリティを受け取るとこれを表示する。
なお、調整装置が各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値をまとめて決定することとしたが、上述したように、ネットワークを形成しているスイッチ装置の中の1台が各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値をまとめて決定するようにしてもよい。1台のスイッチ装置が各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値をまとめて決定する場合、調整値を決定するスイッチ装置は、全てのスイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を決定した後、決定した調整値を他のスイッチ装置に通知する。
このように、本実施の形態においては、ネットワークを形成する各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値の決定を1台の装置でまとめて行うこととした。これにより、同様の処理を全てのスイッチ装置が実行する必要がなくなり、スイッチ装置全体としての処理負荷を軽減することができる。また、各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を高速に得ることができる。また、スイッチ装置とは異なる調整装置が各スイッチ装置のブリッジプライオリティの調整値を決定する場合には、ネットワークを構築する前に、各スイッチ装置のブリッジプライオリティの最適値を予め決定することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 スイッチ装置、11 リンクステートデータベース、12,32 経路設定部、13,33 優先度調整部、20 端末、30 調整装置、31 入力部、34 出力部、121,321 最短経路算出部、122,322 経路選択部。

Claims (9)

  1. ネットワークを形成する転送装置であって、
    前記ネットワークのトポロジ情報と、経路計算で使用される、自装置の優先度および前記ネットワークを形成する他の転送装置の優先度と、を保持する情報保持部と、
    前記ネットワークを形成している転送装置の中の第1の転送装置から第2の転送装置までの最短経路を前記トポロジ情報に基づいて算出する最短経路算出部と、
    前記最短経路算出部で算出された最短経路と、前記自装置の優先度および前記他の転送装置の優先度とに基づいて前記自装置の優先度を調整する優先度調整部と、
    を備え、
    前記優先度調整部は、同一起点から同一宛先までの最短経路を自装置とともに構成し、かつ前記同一起点からの距離が自装置と同じ他の転送装置の優先度と重複する回数が少なくなるように前記自装置の優先度を調整する、
    ことを特徴とする転送装置。
  2. 前記優先度調整部は、
    自装置の優先度を設定可能な値の中のいずれか一つに仮決定し、仮決定した優先度の評価を、前記ネットワークを形成しているいずれかの2台の転送装置である第1の転送装置と第2の転送装置との間の最短経路の情報と、自装置の優先度と、前記他の転送装置の優先度とに基づいて行う処理を、前記設定可能な値の全てを対象として実行し、前記設定可能な値の各々を前記優先度に仮決定して前記評価を実行した結果に基づいて、前記自装置の優先度を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の転送装置。
  3. 前記優先度調整部は、
    宛先が同一かつ同一起点からの距離が同じ転送装置からなる転送装置群の各々を対象として、同じ群に属する転送装置の全てのペアについて、各転送装置の優先度の排他的論理和を求め、さらに、各ペアについての排他的論理和の演算結果から規定の条件を満たす4ビットを抽出し、抽出した4ビットの各々について、最上位の‘1’以外の‘1’を‘0’に変更し、変更後の4ビットを対象として論理和演算を実行して第1の演算結果を生成し、次に、宛先が同一かつ同一起点からの距離が異なる各転送装置群の前記第1の演算結果同士を比較して第2の演算結果を生成し、前記仮決定した優先度の評価結果とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の転送装置。
  4. 前記優先度調整部は、
    前記排他的論理和の演算結果から規定の条件を満たす4ビットを抽出する処理において、前記排他的論理和の演算結果を上位から4ビットごとに区切ってビットの状態を確認し、‘1’となっているビットを含んでいる4ビットを検知すると当該4ビットを抽出し、
    前記宛先が同一かつ同一起点からの距離が異なる各転送装置群の前記第1の演算結果同士を比較する処理において、‘1’となっているビット位置の重複数を前記第2の演算結果とする、
    ことを特徴とする請求項3に記載の転送装置。
  5. ネットワークを形成する各転送装置に設定されたパラメータを調整する調整装置であって、
    前記ネットワークのトポロジ情報と、経路計算で使用される前記パラメータである前記各転送装置の優先度とを取得する情報取得部と、
    前記各転送装置の中の第1の転送装置から第2の転送装置までの最短経路を前記トポロジ情報に基づいて算出する最短経路算出部と、
    前記最短経路算出部で算出された最短経路と、前記各転送装置の優先度とに基づいて前記各転送装置の優先度を調整する優先度調整部と、
    を備え、
    前記優先度調整部は、前記各転送装置の中のいずれか一つを調整対象として選択する第1の処理と、同一起点から同一宛先までの最短経路を前記調整対象の転送装置とともに構成し、かつ前記同一起点からの距離が前記調整対象の転送装置と同じ他の転送装置の優先度と重複する回数が少なくなるように前記調整対象の転送装置の優先度を調整する第2の処理と、を前記第1の処理で前記調整対象として選択する転送装置を変更しながら繰り返し実行する、
    ことを特徴とする調整装置。
  6. 前記優先度調整部による調整結果を表示する表示部、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の調整装置。
  7. 前記優先度調整部による調整結果を前記各転送装置へ送信する送信部、
    を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の調整装置。
  8. ネットワークを形成する転送装置がパラメータを調整するパラメータ調整方法であって、
    前記ネットワークを形成している転送装置の中の第1の転送装置から第2の転送装置までの最短経路を前記ネットワークのトポロジ情報に基づいて算出する最短経路算出ステップと、
    前記最短経路算出ステップで算出した最短経路と、前記ネットワークを形成する各転送装置の優先度とに基づいて自装置の優先度を調整する優先度調整ステップと、
    を含み、
    前記優先度調整部ステップでは、同一起点から同一宛先までの最短経路を自装置とともに構成し、かつ前記同一起点からの距離が自装置と同じ他の転送装置の優先度と重複する回数が少なくなるように前記自装置の優先度を調整する、
    ことを特徴とするパラメータ調整方法。
  9. ネットワークを形成する各転送装置に設定されたパラメータを調整装置が調整するパラメータ調整方法であって、
    前記ネットワークのトポロジ情報と、経路計算で使用される前記パラメータである前記各転送装置の優先度とを取得する情報取得ステップと、
    前記各転送装置の中の第1の転送装置から第2の転送装置までの最短経路を前記トポロジ情報に基づいて算出する最短経路算出ステップと、
    前記最短経路算出ステップで算出した最短経路と、前記各転送装置の優先度とに基づいて前記各転送装置の優先度を調整する優先度調整ステップと、
    を含み、
    前記優先度調整ステップは、
    前記各転送装置の中のいずれか一つを調整対象として選択する第1のステップと、
    同一起点から同一宛先までの最短経路を前記調整対象の転送装置とともに構成し、かつ前記同一起点からの距離が前記調整対象の転送装置と同じ他の転送装置の優先度と重複する回数が少なくなるように前記調整対象の転送装置の優先度を調整する第2のステップと、
    を含み、前記第1のステップで前記調整対象として選択する転送装置を変更しながら前記第1のステップおよび前記第2のステップを繰り返し実行する、
    ことを特徴とするパラメータ調整方法。
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