JP6407336B2 - インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 - Google Patents
インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6407336B2 JP6407336B2 JP2017053375A JP2017053375A JP6407336B2 JP 6407336 B2 JP6407336 B2 JP 6407336B2 JP 2017053375 A JP2017053375 A JP 2017053375A JP 2017053375 A JP2017053375 A JP 2017053375A JP 6407336 B2 JP6407336 B2 JP 6407336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- pressure
- unit
- ink
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
図1はインクジェット記録装置1の側面図であり、図2はインクジェット記録装置1の平面図である。図3はインクジェットヘッドユニットの説明図であり、図4,5はインクジェットヘッドユニットの外観を示す斜視図である。図6は、インクジェットヘッドの内部構造を示す断面図である。図7及び図8は、インクジェットヘッドのノズルの部分の動作を示す説明図である。図9は圧力調整部36の構成及び動作を示す説明図である。図10は、インクジェット記録装置の制御系を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、液体吐出装置であるインクジェット記録装置1は、液体吐出部である複数のインクジェットヘッド2及びインク循環装置3を一体に備えるインクジェットヘッドユニット4と、インクジェットヘッドユニットに供給されるインクを保有するインクカートリッジ5と、インクジェットヘッドユニットを移動可能に支持するヘッド支持部6と、記録媒体を移動可能に支持する搬送部としての記録媒体移動部7と、メンテナンスユニット8と、を備える。
図6に示すように、インクジェットヘッド2は、複数のノズルを有するノズルプレート21と、ノズルプレート21に対向配置されるとともにアクチュエータ24を備える基板22と、基板22に接合されたマニフォルド23と、を備える。
ノズルプレート21は、例えばそれぞれ300個のノズルを有する第1のノズル列及び第2のノズル列を備える。ノズルプレート21と、基板22と、マニフォルド23とによって、インクジェットヘッドの内部に所定のインク流路28を構成する。
基板22は、ノズルプレート21に対向して接合され、ノズルプレート21との間に複数のインク圧力室25を含む所定のインク流路28を形成する所定形状に構成されている。基板22は、各インク圧力室25に面する部位に、アクチュエータ24を備えている。基板22は、同じ列の複数のインク圧力室25の間に配される隔壁29を備える。アクチュエータ24は、ノズル孔21aに対向配置されており、アクチュエータ24とノズル孔21aとの間にインク圧力室25が形成される。
インク流路28は、マニフォルド23に形成された供給口26aから共通流路を通ってノズル孔21aに連通する複数のインク圧力室25に至るとともに、各インク圧力室25から共通流路を通ってインク排出口27aに至る。
インクジェットヘッド2は、ノズル21aのメニスカスMeにかかる圧力が大気圧以上の(陽圧)場合に、ノズル21aからインクIが漏れ出る。メニスカスMeにかかる圧力が大気圧より低ければ(負圧)場合に、インクIはメニスカスMeを維持しノズル21a内に留まる。
また、供給ポンプ34は供給室31にインクを供給してもよい。
供給ポンプ34は、例えば圧電ポンプである。供給ポンプ34は、圧電素子と金属板を貼り合わせた圧電振動板がたわむことでポンプ内の容積(ポンプ室の容積)を周期的に変化させる。供給ポンプ34は、ポンプ室の容積の変化によりインクカートリッジ51からポンプ室にインクを搬送する。なお、供給ポンプ34は、インクの搬送方向をインクカートリッジ51から回収室32への一方向のみに規制する逆止弁を備える。供給ポンプ34は、ポンプ室の拡張と収縮を繰り返してインクカートリッジ51から回収室32にインクを送液する。
気体補充部である第2の圧力調整機構48と、を備える。
シリンダ101は供給室31と連通する連通管路107を有している。連通管路107の内部には、連通管路107を開閉する第1開閉部108が設けられている。第1開閉部108は開閉弁108aと、開閉弁108aを付勢するばね108bと、を備える。
開閉弁108aは、ばね108bの付勢によりシリンダ101と供給室31を連通させる連通管路107を閉じ、ピストン103の圧力によって連通管路107を開放可能に構成されている。
第1の圧力調整部47のピストン103は、ホーム位置を基準として、上方向にシリンダ101の天井113に到達しない(I)上限位置が設定されている。また、ホーム位置を基準として下方向には第1開閉部108を開け供給室31と連通する(II)連通位置が設定される。マイコン510が所定のパルス数とパルスモータの回転方向を指示することでピストン103が(I)、(II)の位置に移動できる。
第2の圧力調整部48は、回収室32と連通可能な第2気体室を構成するシリンダ102と、シリンダ102内に配されたピストン104と、ピストン104を上下(H方向)に移動させシリンダ102の容積を変化させる第2容積可変部としてのパルスモータ106と、を備えている。シリンダ102は、回収室32と連通する連通経路109と、シリンダ102内を大気に連通させる連通管路110を有している。連通管路110の内部には、回収室32とシリンダ102内の連通状態を切り替える第2開閉部111が設けられている。第2開閉部111は、開閉弁111aと、開閉弁111aを付勢するばね111bとを備える。開閉弁111aは、ばね111bの付勢により大気との連通孔を閉じ、ピストン104の圧力によって大気との連通孔を開放可能に構成されている。また、第2の圧力調整部48は、ピストン104がシリンダ102の下限にある場合、回収室32とシリンダ102の連通経路109の上端をピストン104が塞ぐことが可能に構成されている。
さらに、第1の圧力調整部47のシリンダ101と第2の圧力調整部48のシリンダ102の間にはシリンダ101及びシリンダ102を常時連通させる連通経路112が設けられている。
圧力調整部36は、第1の圧力調整部47のシリンダ101内のピストン103と、第2の圧力調整部48のシリンダ102内のピストン104をそれぞれH方向に往復移動させる。このピストン103,104の移動により、シリンダ101、102の空気の容積を変化させることと、大気との連通流路や両シリンダ101,102の連通流路の開閉を制御することが可能である。圧力調整部36は、この空気の容積変化と流路の開閉により、回収室32の気体を加圧または減圧させることで、インクジェットヘッド2を加圧または減圧可能に構成されている。
ここで、圧力調整部36におけるピストンの移動範囲と位置について説明する。まず、ホーム位置を設定する初期動作について説明する。電源が投入されると、両方のピストン103、104が上方に向かって所定時間移動する。電源投入前にピストン103、104がシリンダ101、103内のどのような位置で終了したかによって、電源が投入された時点でのピストン103、104の位置は変化する。そのため、電源投入時にシリンダ101、102内でのピストン103,104の位置は不定である。ピストン103、104位置が不定なので、一旦ピストン103、104をシリンダ101、102の最上部113、114(天井)に移動させる。ピストンを移動させる時間は、ピストン103、104がシリンダ101、102内の最も下方の位置から、天井113、114に衝突するまでに要する時間(初期移動時間)とする。なお、ピストン103、104が上方に移動している初期移動時間中に天井113、114に衝突した場合には、パルスモータ105、106が脱調して停止するように構成されている。
図9の<状態2>のピストン103,104の位置における圧力調整部36の機能について説明する。状態2では、第2の圧力調整部48のピストン104を大気と連通しない位置、例えばホーム位置とし、ピストン103は、第1開閉部108を開け供給室31と連通する(II)連通位置とする。この状態2では、回収室32と第1の圧力調整部47が図中の破線矢印の経路で連通し、かつ、密閉した状態となる。状態2において、第1の圧力調整部47のピストン103を矢印H方向上下することで、回収室32内部の圧力を調整する。すなわち、ピストン103を上方に(I)の上限位置までの範囲で移動させるとシリンダ101の空気の容積が増加して回収室32内の圧力は減少する。逆に、第1の圧力調整部47のピストン103を下方に(II)の連通位置まで到達しない範囲で移動させるとシリンダ101の容積が減少して回収室32の圧力は増加する。
図9の<状態3>のピストン103,104の位置における圧力調整部36の機能について説明する。状態3では、第2の圧力調整部48のピストン104が(V)下限位置で、ピストン103は、第1開閉部108を開け供給室31と連通する(II)連通位置とする。回収室32の圧力を一定に維持するために第1の圧力調整部47のピストン103を上下方向に移動させる場合に、上向き方向ではピストン103がシリンダ101の天井部に衝突する位置、下向き方向では第1開閉部108に接触する位置が圧力調整のための移動可能範囲となる。
以上に示すように、第1の圧力調整部47及び第2の圧力調整部48は、シリンダ101,102内におけるピストン103,104の動作によって、回収室32内の圧力を増減し、循環流路内の圧力を加圧または減圧調整することが可能である。
インク循環装置3は、循環部40においてインクを循環してインクジェットヘッド2に供給し、インクIに含まれる気泡を吸収し、あるいは異物を除去する。また、インク循環装置3は、圧力調整部36においてインク圧力室25の圧力を調整して、ノズル孔21aのメニスカスMeの圧力を調整する。例えば、インクジェット記録装置1では、空気制御及びインク補充制御による圧力調整により、メニスカスMeの圧力を−4.0kPa〜大気圧の範囲に維持して、不要なインク漏れあるいは気泡の吸引を防止する。
図2に示すインクカートリッジ51は、チューブ52を介してインクジェットヘッドユニット4のインク循環装置3に連通する。インクカートリッジ51は、重力方向においてインク循環装置3より相対的に下方に配置されている。本実施形態では、インクカートリッジ51を、重力方向においてインク循環装置3より相対的に下方に配置することで、インクカートリッジ51内のインクの水頭圧が、回収室32の設定圧力より低く保たれる。インクカートリッジ51を、インク循環装置3より下方に配置することにより、供給ポンプ34が駆動している時だけインクカートリッジ51から回収室32へ新たなインクを供給する。
図1に示すように、ヘッド支持部6は、インクジェットヘッドユニット4を支持するキャリッジ61、キャリッジ61を矢印A方向に往復移動させる搬送ベルト62、及び搬送ベルト62を駆動するキャリッジモータ63を備える。
記録媒体移動部7は、記録媒体Sを吸着固定するテーブル71を備える。テーブル71は、スライドレール装置72上に取り付けられて矢印B方向に往復移動する。
メンテナンスユニット8は、インクジェットヘッドユニット4の矢印A方向の走査範囲であって、テーブル71の移動範囲より外側の位置に配置される。メンテナンスユニット8は上方が開放したケースであって、上下(図1矢印C、D方向)に移動可能に設けられる。
マイコン510は、第1の圧力センサ45a、第2の圧力センサ45bにて検知した圧力値をAD変換部530にて変換する機能を有する。また、マイコン510は、設定された任意のサンプリング時間Δt間にて変動した圧力変動値ΔPより圧力変動速度V(ΔP÷Δt)を算出可能に構成される。
インクIを充填するためにマイコン510は、インクジェットヘッドユニット4を待機位置に戻し、メンテナンスユニット8を矢印D方向に上昇してノズルプレート21を覆う。マイコン510は、供給ポンプ34を駆動し、インクカートリッジ51から回収室32にインクを送液する。回収室32でインクIが送液孔32cに達すると、マイコン510は、圧力調整部36でインクケーシング33の供給室31及び回収室32の圧力を調整し、循環ポンプ35を駆動する。
インクジェット記録装置1は、複数のインクカートリッジ51のシアンインク、マゼンダインク、イエロインク、ブラックインク、ホワイトインクを複数のインクジェットヘッドユニット4にそれぞれ初期充填する。
回収室32の送液孔32cと供給室31の流入孔31bにインクIが到達するとマイコン510はインクIの初期充填を完了する。
インクジェット記録装置1は、インクIを循環することにより、インクIに混入した気泡や異物を除去して、インク吐出性能を良好に保持する。したがって、インクジェットヘッドユニット4によるプリント画質が向上する。
インクジェットヘッドユニット4にて、ノズル孔21aからのインク漏れあるいはノズル孔21aから気泡を吸引しない、ノズル孔21aの圧力値Pの安定域の下限値を例えばPt1とし、上限値を例えばPt2とする。
次にマイコン510にて設定された任意のサンプリング時間Δt間にて変動した圧力変動値ΔPを演算し、さらにΔPとΔtの商を演算し、圧力変動速度Vを算出する。(Act2)。
そして、圧力値Pが安定域であるか否か、すなわちPt1≦P≦Pt2を満たすかどうかを判定する(Act3)。圧力値PがPt1≦P≦Pt2を満たさない場合には、圧力値Pが安定域の上限値を超えるか否か、すなわちP>Pt2を満たすかどうかを判定する(Act4)。Pt1≦P≦Pt2を満たさず(Act3のNo)かつP>Pt2を満たさない(Act4のNo)場合、すなわち圧力値Pが下限値Pt1より低い場合には、マイコン510は、Act2にて算出した圧力変動速度Vと任意に設定した圧力変動速度閾値Vtが、V≧Vtを満たすか否かを判定する。(Act6)。たとえば、Pt1は0.8kPa、Pt2は1.2kPaに設定される。
Vtは液体を吐出した時の圧力変動値P1と温度が変動した時の圧力変動値P2によって決定される。たとえば、液体を吐出した時の圧力変動値P1について、インクケーシング33の大きさを100mlとし、液体が50ml入っていたとする。その時のインクケーシング内の圧力値は−1.0kPaとする。1秒間に1mlの液体が吐出されるとすると、ボイルの法則 p1V1=p2V2(p1:吐出前の圧力値、V1:吐出前の空気量、p2:吐出後の圧力値、V2:吐出後の空気量)よりP1=−1.02kPaとなる。
一方、温度が変動した時の圧力変動値P2については、たとえば、液体の比熱を水と同等の4.217J/Kとし、1分間に50mlの液体を1℃上昇させる熱量210.85J/Kを与えたとする。その時の圧力変動値P2をボイル・シャルルの法則 pV=nRT(p:圧力値、V:空気量、T:温度、n:物質量、R:気体定数)より、導くと、P2=0.00067kPaとなる。よって、上記条件において、1秒間の圧力変動値が、P1>P2を成立させるVtであればよい。たとえば、Vt=0.01kPaである。
V>Vtを満たさない場合、すなわち圧力変動速度Vが任意に設定した圧力変動速度閾値Vtより小さい場合には、(Act6のNo)マイコン510は、圧力調整部36を駆動し、加圧調整する(Act8)。
一方、V>Vtを満たす場合、すなわち圧力変動速度Vが任意に設定した圧力変動速度閾値Vtより大きい場合には、(Act6のYes)マイコン510は供給ポンプ34を駆動し、インクケーシング33に新しいインクを補充する液体補充動作を行うことでインクケーシング33を加圧調整する(Act7)。
すなわちインクジェットヘッドユニット4の圧力調整手段は、第1の圧力調整部47及び第2の圧力調整部48と供給ポンプ34による手段とを、圧力変動速度Vと圧力変動速度閾値Vtの関係より切り替える。ここで、インクジェットヘッドの圧力変動の原因として、インク吐出による圧力変動の他、温度変化等、種々の原因がある。このため、本実施形態においては圧力変動速度を考慮して液体の補充と気体の補充を切り替える。このため、特にインク吐出による圧力低下の場合に液体を補充することができ、インク吐出を伴わない温度変化等に起因する圧力低下の場合には液体を補充しないように制御することで、液体が容器外へ漏れることを回避する。
例えば図12の時間t2のように、ノズル孔21aの圧力値Pが下限値Pt1から上限値Pt2の範囲であり、Pt1≦P≦Pt2を満たすと(Ac3のYes)、マイコン510は、減圧調整を停止する。
時間t6のように、ノズル孔21aの圧力値Pが下限値Pt1から上限値Pt2の範囲に達すると(Act3のYes)、マイコン510は、加圧調整を停止する。
例えば電源オフなどにより終了するまで(Act9のYes)、以上の動作(Act1〜Act8)を繰り返す。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば図11では、圧力変動速度Vと圧力変動速度閾値Vtの関係により、インク吐出の有無を判断し、圧力調整部36と供給ポンプ34による手段を切り替えていたがこれに限られない。例えば、他の実施形態にかかるインクジェット記録装置1は、図13に示すように、マイコン510はインクジェット記録装置1における液体吐出信号を検知する。本実施形態にかかるインクジェット記録装置1では、図13に示すAct10のように、マイコン510が出力するインク吐出信号により、インク吐出の有無を判断し、圧力調整部36と、供給ポンプ34を切り替える。この場合、インクジェット記録装置に設けられたマイコン510が、吐出信号検知部として機能する。
以上説明した実施形態の液体循環装置の構成は限定されない。例えば液室に液体を補充しつつ液体を循環出来れば液室と液体吐出部とは一体に形成されていなくても良い。また液体循環装置は、インク以外の液体を吐出することもできる。インク以外を吐出する液体吐出装置としては、例えばプリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する装置等であっても良い。
なお、回収室32および供給室31の構造は限定されない。例えばインクの温度を所定範囲に保持するように、インクを加熱するヒータを備えても良い。
インクカートリッジ51の配置や位置は限定されない。例えばインクカートリッジ51をインク循環装置3より高い位置に配置した場合は、インクカートリッジ51内のインクの水頭圧が、回収室32の設定圧力より高くなる。インクカートリッジ51を、インク循環装置3より高い位置に配置した場合は、水頭差を利用して電磁弁を開閉することにより、インクカートリッジ51から供給室31にインクを供給可能である。
なお、圧力調整部の構造は、上述したピストン機構に限られず、他に例えばチューブポンプあるいは蛇腹ポンプ等を利用できる。この場合圧力調整部は液室となる供給室や回収室に気体を供給し、あるいは供給室または回収室から気体を放出させることにより、圧力を増減する圧力調整を行う。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
液体を吐出する液体吐出部に接続され、前記液体を保有可能に構成された液室と、
前記液室と前記液体吐出部とを含む流路で前記液体を循環させる循環部と、
前記液室に液体を供給する液体供給部と、
前記液室の気体を加圧または減圧することにより前記液体吐出部の圧力を調整する圧力調整部と、
前記圧力の変動速度に基づき、検出された前記圧力が所定圧力値以下あるいは前記所定圧力値より低く、前記圧力の変動速度が所定速度以上あるいは前記所定速度よりも速い場合、前記液体供給部により液体を補充し、検出された前記圧力が前記所定圧力値以下あるいは前記所定圧力値より低く、かつ圧力変動速度が前記所定速度よりも遅いあるいは前記所定速度以下である場合、前記圧力調整部により、前記液体吐出部の圧力を調整する制御部と、備える液体循環装置。
(2)
液体を吐出する液体吐出部に接続され、前記液体を保有可能に構成された液室と、
前記液室と前記液体吐出部とを含む流路で前記液体を循環させる循環部と、
前記液室に液体を補充する液体供給部と、
前記液室の気体を加圧または減圧することにより前液体吐出部の圧力を調整する圧力調整部と、
前記液体吐出部における液体吐出信号を検出する吐出信号検出部と、
液体吐出信号に基づき、検出された前記圧力が所定圧力値以下あるいは前記所定圧力値より低く、液体吐出信号を検出した場合には、前記液体供給部により液体を補充し、検出された前記圧力が所定圧力値以下あるいは前記所定圧力値より低く、かつ液体吐出信号を検出しなかった場合には、前記圧力調整部により、前記液体吐出部の圧力を調整する、制御部と、を備える液体循環装置。
(3)
前記液室は、前記液体吐出部に供給される液体を保有する供給室と、前記液体吐出部から回収される液体を保有する回収室と、を備え、
前記圧力調整部は前記回収室または前記供給室に連通する気体室の容積を増減させることにより、前記回収室または前記供給室を加圧または減圧することを特徴とする(1)または(2)記載の液体循環装置。
(4)
(1)乃至(3)のいずれかに記載の液体循環装置と、
液体を吐出するノズルを備える液体吐出部と、
前記ノズルから前記液体が吐出される位置に記録媒体を搬送する搬送部と、を備えることを特徴とする液体吐出装置。
(5)
前記液体循環装置は、前記液体吐出部の上に一体に設けられる、(4)記載の液体吐出装置。
(6)
液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部に接続され前記液体を保有可能に構成された液室と、を含む流路で前記液体を循環させ、
前記液室の圧力が所定圧力値以下あるいは前記所定圧力値より低い場合に、前記圧力の変動速度または液体吐出信号に基づき、前記液体供給部により前記液室に液体を供給する液体供給動作と、前記液室内の気体を加圧または減圧させることにより前記液体吐出部の圧力を調整する圧力調整動作と、のいずれかの動作を選択的に行うことを特徴とする液体吐出方法。
Claims (5)
- 液体を吐出する液体吐出部に供給される液体を保有し、前記液体吐出部と接続された液室を構成するケーシングと、
前記ケーシングに液体を供給する液体供給部と、
前記ケーシングの気体を加圧または減圧することにより前記液体吐出部の圧力を調整する圧力調整部と、
前記圧力の変動速度に基づき、検出された前記圧力が所定圧力値以下で、前記圧力の変動速度が所定速度よりも速い場合、前記液体供給部により液体を補充し、検出された前記圧力が前記所定圧力値以下で、かつ前記所定速度よりも遅い場合、前記圧力調整部により、気体を補充し、前記液体吐出部の圧力を調整する制御部と、備えるインクジェットヘッドユニット。 - 液体を吐出する液体吐出部に供給される液体を保有し、前記液体吐出部と接続された液室を構成するケーシングと、
前記ケーシングに液体を補充する液体供給部と、
前記ケーシングの気体を加圧または減圧することにより前液体吐出部の圧力を調整する圧力調整部と、
前記液体吐出部における液体吐出信号を検出する吐出信号検出部と、
液体吐出信号に基づき、検出された前記圧力が所定圧力値以下で、液体吐出信号を検出した場合には、前記液体供給部により液体を補充し、検出された前記圧力が所定圧力値以下で、かつ液体吐出信号を検出しなかった場合には、前記圧力調整部により、気体を補充し、前記液体吐出部の圧力を調整する、制御部と、を備えるインクジェットヘッドユニット。 - 前記ケーシングは、前記液体吐出部に供給される液体を保有する供給室と、前記液体吐出部から回収される液体を保有する回収室と、を備え、
前記圧力調整部は前記回収室または前記供給室に連通する気体室の容積を増減させることにより、前記回収室または前記供給室を加圧または減圧することを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットヘッドユニット。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニットと、
液体を吐出するノズルを備える液体吐出部と、
前記ノズルから前記液体が吐出される位置に記録媒体を搬送する搬送部と、を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部に接続され前記液体を保有可能に構成された液室と、を備え、
検出された前記液室の圧力が所定圧力値以下で、前記圧力の変動速度が所定速度よりも速い場合、液体供給部により前記液室を構成するケーシングに液体を補充し、検出された前記圧力が前記所定圧力値以下で、かつ前記圧力の変動速度が前記所定速度よりも遅い場合、圧力調整部により、前記ケーシングに気体を補充し、前記液体吐出部の圧力を調整することを特徴とする液体吐出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017053375A JP6407336B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017053375A JP6407336B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015076790A Division JP6397791B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 液体循環装置、液体吐出装置、および液体吐出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017105217A JP2017105217A (ja) | 2017-06-15 |
JP6407336B2 true JP6407336B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=59058571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017053375A Expired - Fee Related JP6407336B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6407336B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7597434B2 (en) * | 2006-04-27 | 2009-10-06 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Ink-jet apparatus and method of the same |
JP5292957B2 (ja) * | 2008-07-10 | 2013-09-18 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
AT507142B1 (de) * | 2008-08-14 | 2011-05-15 | Durst Phototechnik Digital Technology Gmbh | Tintenversorgungssystem und verfahren zum reinigen eines tintenversorgungssystems |
JP5253258B2 (ja) * | 2009-03-25 | 2013-07-31 | 富士フイルム株式会社 | 液体吐出装置 |
JP5574223B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2014-08-20 | 株式会社リコー | 液滴吐出装置の液体補充方法及び液滴吐出装置 |
JP2012152931A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Riso Kagaku Corp | インクジェット記録装置 |
JP6139099B2 (ja) * | 2012-10-30 | 2017-05-31 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | 液体噴射ユニット、液体噴射ユニットの使用方法及び液体噴射装置 |
-
2017
- 2017-03-17 JP JP2017053375A patent/JP6407336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017105217A (ja) | 2017-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10933652B2 (en) | Liquid circulation device and liquid discharging apparatus | |
US10717293B2 (en) | Liquid circulation apparatus, liquid ejection apparatus and liquid ejection method | |
JP6397791B2 (ja) | 液体循環装置、液体吐出装置、および液体吐出方法 | |
JP6421072B2 (ja) | 液体循環装置、及び液体吐出装置 | |
JP2017001374A (ja) | 液滴吐出装置、および液体循環装置 | |
JP2017154298A (ja) | 液体循環装置、及び液体吐出装置 | |
JP2016052770A (ja) | 液体吐出装置および液体吐出方法 | |
JP6336862B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2017007108A (ja) | インク循環装置及びインクジェット記録装置 | |
JP2015107569A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6557289B2 (ja) | 液体循環装置、および液体吐出記録装置 | |
JP2015107599A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6407336B2 (ja) | インクジェットヘッドユニット、液体吐出装置、及び液体吐出方法 | |
JP2017105212A (ja) | インク循環装置及びインクジェット記録装置 | |
JP2015107600A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6928036B2 (ja) | 液体循環装置、および液体吐出記録装置 | |
JP2015107570A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2015116753A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2015120312A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170413 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180508 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6407336 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |