JP6406615B2 - シャワー装置 - Google Patents
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そして、散水板の継手部から、同心円状に散水板内に水が拡がっていく。
したがって、絞り部材の長手方向と直交する方向(すなわち、散水板の周端部のうち最も絞り部材から近い短手方向の壁)に向けて複数の絞り孔のいずれかが開口している場合に比べて、散水板の周端部における溜水空間内における水圧の偏りが抑制され、散水孔から散水される湯水の量が散水板の長手方向と短手方向とで不均一になることを抑制することができる。
図1は本発明の実施形態のシャワー装置100を備える浴室空間の側面図である。
温調・流調部Cには冷水CWと湯HWとが流入しており、冷水CWと湯HWとが混合されることにより、湯水混合水(水)MWが生成される。
すなわち、温調・流調部Cは、この湯水混合水MWの温度および流量を使用者が調整する機構である。
そして、この温調・流調部Cで生成された湯水混合水MWが、配管Tを経由してシャワー装置100に供給される。
図2は本発明の実施形態のシャワー装置100の斜視外観図である。
散水板ユニット110および散水板ユニット110と接続された給水ユニット120を、浴室空間内から天井壁面Wに設けられた開口に挿入する。
そして、散水板ユニット110の天井壁面W側に設けられた環状の天井固定パッキン111を天井壁面Wに当接させつつ、天井壁面Wの裏側から天井固定ユニット130の天井壁面W側に形成された円環状の座面131を天井壁面Wと当接させた状態で給水ユニット120に固定する。
これにより、天井壁面Wを天井固定パッキン111と天井固定ユニット130の座面131で挟持することになり、シャワー装置100が天井壁面Wに固定される。
次に、本発明の主要部分である散水板ユニット110の構造について、図2および図3を用いて説明する。
すなわち、散水板ユニット110の平面形状が、長辺(長手)と短辺(短手)とを有している。
そして、長手方向と短手方向とは、直交している。
図3に示すように、散水板ユニット110は、多数の散水孔112aを有する散水板112と、この散水板112と一体に形成されると共に散水板112の外周を取り囲む壁112bと、散水板112と対向し散水板112および壁112bと溜水空間Vを形成する蓋113と、から外観が形成されている。
さらに、前述の円環状の天井固定パッキン111が蓋113に載置されている。
そして、この継手114の他端には絞り部材116が内挿されている。
そして、この絞り部材116には、吐水部材115が内挿されており、給水ユニット120から供給された湯水混合水MWは、継手114および吐水部材115を介して絞り部材116から溜水空間Vに供給される。
そして、この散水ノズル117aが散水板112に設けられた散水孔112aに挿入されており、これによって散水パッキン117の位置が固定される。
すなわち、散水板112の外形は、散水板112の中心を通る中心線A−AおよびB−Bに対して線対称である。
すなわち、継手114、吐水部材115および絞り部材116は、散水板112の短手方向の中央および散水板112の長手方向の中央に設けられている。
次に、絞り部材116の構造について、図4を用いて説明する。
図4(a)は絞り部材116の側面図であり、図4(b)は絞り部材116の斜視外観図である。
水平吐水部Hは、絞り部材鍔部116bの内面から外面に向けて貫通している絞り孔116cと、絞り部材鍔部116bの平坦面上の鉛直上方側に設けられた溝116dと、溝116dを鉛直方向に貫通する方向に開口された絞り部材空気混入孔116eと、を有している。
また、1本の溝116dは、3つの絞り孔116cと連通している。
なお、以下「水平吐水部Hの吐水方向」とは、1つの水平吐水部H内にある3つの絞り孔116cのうち、中央の絞り孔116cの吐水方向を指す。
次に、吐水部材115の構造について、図5を用いて説明する。
図5(a)は吐水部材115の斜視外観図であり、図5(b)は吐水部材115の側面断面図である。
なお、本実施形態において、噴出孔115cの数は8個であるが、この数に限定されるものではない。
なお、本実施形態において、空気混入孔115dの数は2個であるが、この数に限定されるものではない。
次いで絞り部材116の取り付け向きについて、散水板ユニット110における絞り部材116の向きを示す図である図6を用いて説明する。
そして、絞り部材116に形成された複数の絞り孔116cは、円Aと同心円の円周上に形成されている。
すなわち、絞り部材116に形成された複数の絞り孔116cの開口方向は、いずれも短手方向と交差する方向かつ壁112bに向かう方向となっている。
すなわち、絞り部材116において、散水板ユニット110の長手方向と直交する方向は閉塞されている。
すなわち、第一の水平吐水部H1の吐水方向は、散水板ユニット110の長手方向と平行である。
換言すると、絞り部材116の複数の絞り孔116cは、散水板ユニット110の短手方向と直交する方向に開口された第一絞り孔(第一の水平吐水部H1のうち、中央の絞り孔116c)を有している。
換言すると、絞り部材116の複数の絞り孔116cは、前述した同心円A上に等間隔に設けられている。
換言すると、絞り部材116の複数の絞り孔116cは、中心線Lに対して線対称に設けられている。
続いて、本実施形態のシャワー装置100の動作について、図1、図2、図3、図6および図3の要部拡大図である図7を用いて説明する。
そして、散水板ユニット110に流入した湯水混合水MWは、まず吐水部材115に流入する(図7参照)。
吐水部材115に流入した湯水混合水MWは、噴出孔115cから水平方向に噴出される。
そして、この空間V2に充満された湯水混合水MWが、絞り部材116の絞り孔116cによって絞り部材116の外周側に噴出される。
したがって、絞り孔116cから噴出される湯水混合水MWは、絞り部材空気混入孔116eから空気を取り込んだ、気泡混入水となる。
一方、溜水空間Vの短手方向については、前述のように水平吐水部Hの吐水方向が、いずれも散水板ユニット110の長手方向と直交する方向ではない(図6参照)ため、散水板112の長手方向の壁112bに向けては直接湯水混合水MWが噴出されない。
したがって、絞り部材116の長手方向と直交する方向(すなわち、散水板112の周端部のうち最も絞り部材から近い短手方向の壁112b)に向けて複数の絞り孔116cのいずれかが開口している場合に比べて、散水板112の周端部における溜水空間V内における水圧の偏りが抑制される。
そして、気泡混入水を生成するために絞り部材の絞り孔から噴出される湯水混合水MWの噴出流速を高めると、短手方向の水圧がより高まりやすくなり、湯水混合水MWを絞って噴出しない場合に比べて散水板ユニット内部の圧力が不均一になってしまう。
そこで、本実施形態のように、絞り部材に116において散水板ユニット110の長手方向と直交する方向を閉塞することで、散水板ユニット内部の圧力が不均一になりやすい気泡混入水を生成する場合であっても、散水板ユニット110の内部の水圧が不均一になり難くなり、その効果は甚大である。
このようにして得られた本実施形態のシャワー装置100は、散水板ユニット110の平面形状が、長手方向と短手方向を有していることにより、使用者と同様に方向によって長さが異なる散水板ユニット110の平面形状が定められているため、散水板ユニット110の放水領域のうち使用者に散水されない領域が削減され、前後方向と左右方向との幅が異なる使用者に対して効率よく散水することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
本発明は、長手方向と短手方向とを有した平面形状である散水板ユニットおよび該散水板ユニットに給水する給水ユニットを備え、構造物に固定されるシャワー装置であって、前記散水板ユニットが、多数の散水孔を有する散水板と、該散水板を取り囲む壁と、前記散水板と対向し前記散水板および前記壁と溜水空間を形成する蓋と、前記給水ユニットから供給される水を前記溜水空間に供給する絞り部材とを有し、該絞り部材が、前記短手方向と交差する方向かつ前記壁に向かう方向に開口された複数の絞り孔を有し、前記絞り部材の前記長手方向と直交する方向が、閉塞されているものであり、散水孔から散水される湯水の量が散水板の長手方向と短手方向とで不均一になることを抑制することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
たとえば、浴室空間の周囲の壁からシャワー装置が突出していてもよいし、屋外に設けられた壁や柱等の構造物からシャワー装置が突出していてもよい。
110 ・・・ 散水板ユニット
111 ・・・ 天井固定パッキン
112 ・・・ 散水板
112a・・・ 散水孔
112b・・・ 壁
113 ・・・ 蓋
114 ・・・ 継手
115 ・・・ 吐水部材
115a・・・ 吐水部材継手部
115b・・・ 吐水部材鍔部
115c・・・ 噴出孔
115d・・・ 空気混入孔
116 ・・・ 絞り部材
116a・・・ 絞り部材筒部
116b・・・ 絞り部材鍔部
116c・・・ 絞り孔
116d・・・ 溝
116e・・・ 絞り部材空気混入孔
117 ・・・ 散水パッキン
117a・・・ 散水ノズル
120 ・・・ 給水ユニット
130 ・・・ 天井固定ユニット
131 ・・・ 座面
V ・・・ 溜水空間
V2 ・・・ 空間
A ・・・ 円
L ・・・ 中心線
H ・・・ 水平吐水部
W ・・・ 天井壁面(構造物)
C ・・・ 温調・流調部
T ・・・ 配管
CW ・・・ 冷水
HW ・・・ 湯
MW ・・・ 湯水混合水(水)
Claims (5)
- 長手方向と短手方向とを有した平面形状である散水板ユニットおよび該散水板ユニットに給水する給水ユニットを備え、構造物に固定されるシャワー装置であって、
前記散水板ユニットが、多数の散水孔を有する散水板と、該散水板を取り囲む壁と、前記散水板と対向し前記散水板および前記壁と溜水空間を形成する蓋と、前記給水ユニットから供給される水を前記溜水空間に供給する絞り部材とを有し、
該絞り部材が、前記短手方向と交差する方向かつ前記壁に向かう方向に開口された複数の絞り孔を有し、
前記絞り部材の前記長手方向と直交する方向が、閉塞されていることを特徴とするシャワー装置。 - 前記絞り部材が、前記散水板の前記短手方向の中央に設けられ、
前記複数の絞り孔が、前記短手方向と直交する方向に開口された第一絞り孔を有していることを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。 - 前記散水板の外形が、前記散水板の中心線に対して線対称であり、
前記複数の絞り孔が、前記中心線に対して線対称に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワー装置。 - 前記複数の絞り孔が、同一円周上に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のシャワー装置。
- 前記複数の絞り孔が、前記同一円周上に等間隔に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシャワー装置。
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