JP6403548B2 - 荷重センサ - Google Patents

荷重センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6403548B2
JP6403548B2 JP2014236362A JP2014236362A JP6403548B2 JP 6403548 B2 JP6403548 B2 JP 6403548B2 JP 2014236362 A JP2014236362 A JP 2014236362A JP 2014236362 A JP2014236362 A JP 2014236362A JP 6403548 B2 JP6403548 B2 JP 6403548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
unit
emitting unit
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014236362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016099228A (ja
Inventor
田中 祐介
祐介 田中
誠 真壁
誠 真壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2014236362A priority Critical patent/JP6403548B2/ja
Publication of JP2016099228A publication Critical patent/JP2016099228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6403548B2 publication Critical patent/JP6403548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、荷重センサおよび荷重検出方法に関する。
特許文献1は、静止体に固定される固定部、及び荷重が加えられると当該荷重に応じて固定部に対して相対的に移動する可動部を有する弾性体と、固定部に固定される第一光ファイバと、その一端が第一光ファイバの一端と対向するように配置された状態で可動部に固定される第二光ファイバと、第一光ファイバ又は第二光ファイバのいずれか一方の他端に設けられ、光を照射する光源部と、第一光ファイバ又は第二光ファイバの他方の他端に設けられ、光源部から照射されて第一光ファイバ及び第二光ファイバを介して伝搬された光の特性を検出する光検出部と、を具備し、光検出部において検出される光の特性の変化に基づいて、可動部に加えられた荷重を検出する荷重センサを開示する(請求項1)。
特開2013−195315号公報
本開示は、受光量の変化に基づいて荷重を検出する荷重センサにおいて荷重検出能力を向上させることを目的の一つとする。
本開示による荷重センサの一態様は、固定部と、荷重を受けて前記固定部に対し変位する変位部と、光を射出するための発光部と、前記発光部に対向するように設けられて前記発光部から射出された光を反射する反射部と、前記反射部に対向するように設けられて前記反射部から反射された光を受光するための受光部と、を備え、以下のAおよびBの少なくともいずれか一方を充たし、前記受光部による前記発光部からの前記反射部を介した受光量が荷重による前記変位部の変位に応じて変化するように構成されている。
A)前記発光部と前記受光部とが前記変位部に固定され、前記反射部が前記固定部に固定されている。
B)前記発光部と前記受光部とが前記固定部に固定され、前記反射部が前記変位部に固定されている。
本開示の一態様によれば、受光量の変化に基づいて荷重を検出する荷重センサにおいて荷重検出能力を向上させることができるという効果を奏する。
図1Aは、第1実施形態の第1態様にかかる荷重センサの概略構成の一例を示す概念図である。 図1Bは、第1実施形態の第2態様にかかる荷重センサの概略構成の一例を示す概念図である。 図2は、実施例にかかる荷重センサの概略構成を示す斜視図である。 図3は、実施例にかかる荷重センサの概略構成を示す側面図である。 図4Aは、図3のA−A線に沿って切った断面図である。 図4Bは、図3のB−B線に沿って切った断面図である。 図4Cは、図3のC−C線に沿って切った断面図である。 図5は、実施例にかかる荷重センサの発光部、反射部、および受光部の拡大斜視図である。 図6は、実施例にかかる荷重センサの平面図である。 図7は、実施例の荷重センサにおける補償係数の決定方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例において荷重位置に応じた補償係数を決定するための表の一例である。 図9は、実施例の荷重センサにおいて補償係数を用いた荷重検出方法の一例を示すフローチャートである。
荷重センサにおいて荷重検出能力を向上させるべく、鋭意検討が行われた。その結果、以下の知見が得られた。
ストレインゲージ式ロードセルでは、高湿度等の厳しい環境において、絶縁不良等が発生する可能性があった。かかる問題に対処しうる荷重センサとして、受光量の変化に基づいて荷重を検出する構成が考えられた。受光量の変化に基づいて荷重を検出する場合、弾性体内部に電気的な要素を含まない構成とすれば、計量時に絶縁不良が発生する可能性が低減される。
特許文献1に開示された荷重センサは、受光量の変化に基づいて荷重を検出することも可能である。かかる荷重センサにおいて荷重検出性能を更に向上させるための検討が加えられた。その結果、固定部と、荷重を受けて固定部に対し変位する変位部とを備えた荷重センサにおいて、固定部および変位部のいずれか一方に発光部および受光部を設け、他方に反射部を設ける構成に想到した。
かかる構成では、装置の容量が同じ場合、反射部を用いない構成に比べて容易に光路長を長くすることができる。光路長が長ければ、発光部の変位と受光部周辺に到達する光の中心の変位の比は大きくなる。すなわち、変位部の変位がより鋭敏に受光部の受光量に影響する。よって、荷重検出の感度が向上する。
発光部と受光部とからなる組を複数設けた場合には、固定部に対する変位部のねじれを検出することも可能である。
固定部と変位部とにストッパを設け、それぞれのストッパが所定のクリアランスを介して対抗するように構成すれば、過負荷による荷重センサの破損が発生する可能性も低減できる。
以下、実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、各図に示されている、各構成物の形状、大きさ、および、位置関係は、あくまで例であって、それらは図示された態様に限定されるものではない。
以下、実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下に示す数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、あくまで一例であり、本開示を限定するものではない。図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示しており、必ずしも形状及び寸法比等については正確ではない場合がある。
(第1実施形態)
第1実施形態の荷重センサは、固定部と、荷重を受けて固定部に対し変位する変位部と、光を射出するための発光部と、発光部に対向するように設けられて発光部から射出された光を反射する反射部と、反射部に対向するように設けられて反射部から反射された光を受光するための受光部と、を備え、以下のAおよびBの少なくともいずれか一方を充たし、受光部による発光部からの反射部を介した受光量が荷重による変位部の変位に応じて変化するように構成されている。
A)発光部と受光部とが変位部に固定され、反射部が固定部に固定されている。
B)発光部と受光部とが固定部に固定され、反射部が変位部に固定されている。
かかる構成では、受光量の変化に基づいて荷重を検出する荷重センサにおいて荷重検出能力を向上させることができる。
上記荷重センサにおいて、発光部は、第1光ファイバを備え、第1光ファイバの一端は固定部および変位部の外部に配置されており、受光部は、第2光ファイバを備え、第2光ファイバの一端は固定部および変位部の外部に配置されていてもよい。
かかる構成では、発光素子および受光素子等の電気部品を荷重センサの外部に置くことができる。電気部品を湿気などの過酷な環境から保護しやすくなる。
上記荷重センサにおいて、発光部は、第1光ファイバの他端に設けられた第1レンズを備え、受光部は、第2光ファイバの他端に設けられた第2レンズを備えてもよい。
上記荷重センサにおいて、発光部は、ビームを射出する光源を備えてもよい。
上記荷重センサにおいて、2以上の発光部を備え、2以上の受光部が発光部のそれぞれに対応するように設けられ、受光部が出力する荷重信号に基づいて固定部に対する変位部のねじれを検出可能に構成されてもよい。
上記荷重センサにおいて、発光部の少なくとも2個が隣接するように設けられ、隣接する2個の発光部から射出される2本の光束の間に仕切り板が設けられていてもよい。
上記荷重センサにおいて、発光部は、第1発光部と、第2発光部と、第3発光部と、第4発光部とを備え、受光部は、第1発光部に対応する第1受光部と、第2発光部に対応する第2受光部と、第3発光部に対応する第3受光部と、第4発光部に対応する第4受光部とを備え、荷重が印加されていない状態において、第1発光部から射出された光束が反射部に入射する点を第1点とし、第2発光部から射出された光束が反射部に入射する点を第2点とし、第3発光部から射出された光束が反射部に入射する点を第3点とし、第4発光部から射出された光束が反射部に入射する点を第4点とし、第1交点と第2交点とを結ぶ線を第1線とし、第3交点と第4交点とを結ぶ線を第2線とするとき、第1線と第2線とが平行でなくてもよい。
かかる構成では、第1線を含む鉛直面に垂直な軸の回りのねじれと第2線を含む鉛直面に垂直な軸の回りのねじれとを検出することで、偏荷重位置を特定できる。四隅調整をしなくても、載荷位置による検出値の違いを減らすことが可能となる。
上記荷重センサにおいて、第1発光部と第2発光部とが隣接し、第3発光部と第4発光部とが隣接し、第1発光部および第2発光部から射出される2本の光束の間に第1仕切り板が設けられ、第3発光部および第4発光部から射出される2本の光束の間に第2仕切り板が設けられていてもよい。
上記荷重センサにおいて、水平方向に延びて第1端部と第2端部とを有する第1梁と、第1梁の下方に第1梁と平行に延びると共に、第1端部と対向する第3端部と第2端部と対向する第4端部とを有する第2梁と、第1端部と第3端部とを接続する第1柱と、第2端部と第4端部とを接続する第2柱とを備え、固定部は、第1柱の略中央から、第1梁と第2梁との間を、第1梁と平行に第2柱に向かって延びるように構成され、変位部は、第2柱を含んで構成され、固定部は、上部に第1ストッパを備え、変位部は、第2ストッパを備え、第2ストッパは、変位部に定格容量を超える所定の荷重が印加された時に第1ストッパと接触するように、所定のクリアランスを介して第1ストッパと対向していてもよい。
かかる構成では、過負荷による荷重センサの破損が発生する可能性を低減できる。
第1実施形態の荷重検出方法は、固定部と、荷重を受けて固定部に対し変位する変位部とを設けるステップと、発光部から射出された光を反射部で反射させて受光部に受光させるステップと、受光部が受光する光の強度に基づいて荷重を検出するステップと、を含み、以下のAおよびBの少なくともいずれか一方を充たす。
A)発光部と受光部とが変位部に固定され、反射部が固定部に固定されている。
B)発光部と受光部とが固定部に固定され、反射部が変位部に固定されている。
かかる構成では、受光量に基づいて荷重を検出する荷重検出方法において荷重検出能力を向上させることができる。
上記荷重検出方法は、2以上の発光部を設けるステップと、2以上の受光部を発光部のそれぞれに対応するように設けるステップと、受光部が出力する荷重信号に基づいてねじれを検出するステップとを含んでもよい。
上記荷重検出方法は、さらに、発光部として、第1発光部と、第2発光部と、第3発光部と、第4発光部とを設けるステップであって、第1発光部から射出した光束が反射部に入射する点を第1点とし、第2発光部から射出した光束が反射部に入射する点を第2点とし、第3発光部から射出した光束が反射部に入射する点を第3点とし、第4発光部から射出した光束が反射部に入射する点を第4点とし、第1交点と第2交点とを結ぶ線を第1線とし、第3交点と第4交点とを結ぶ線を第2線とするとき、第1線と第2線とが平行とならないように第1発光部と第2発光部と第3発光部と第4発光部とを配置するステップと、受光部として、第1発光部に対応する第1受光部と、第2発光部に対応する第2受光部と、第3発光部に対応する第3受光部と、第4発光部に対応する第4受光部とを設けるステップと、第1受光部と第2受光部と第3受光部と第4受光部とが受光した光の強度に基づいて偏荷重位置を特定するステップとを含んでもよい。
かかる構成では、第1線を含む鉛直面に垂直な軸の回りのねじれと第2線を含む鉛直面に垂直な軸の回りのねじれとを検出することで、偏荷重位置を特定できる。四隅調整をしなくても、載荷位置による検出値の違いを減らすことが可能となる。
[装置構成]
図1Aは、第1実施形態の第1態様にかかる荷重センサの概略構成の一例を示す概念図である。図1Bは、第1実施形態の第2態様にかかる荷重センサの概略構成の一例を示す概念図である。以下、図1Aおよび図1Bを参照しつつ、第1実施形態にかかる荷重センサ100A、100Bについて説明する。
図1Aおよび図1Bに例示されているように、荷重センサ100A、100Bは、固定部2と、変位部4と、発光部6と、反射部8と、受光部10とを備えている。
固定部2は、ボルト等により、静止体(図示せず)へと固定されうる。静止体とは、計量装置の本体部分等、変位部4に加えられる荷重によって変位部4が弾性変形しても移動したり変形したりしない固定物である。
変位部4は、荷重を受けて固定部2に対し変位する。例えば、変位部4には金具およびボルト等により皿(図示せず)が取り付けられうる。該皿に被計量物を載置することで、荷重が変位部4に印加され、変位部4が弾性変形する。
固定部2と変位部4とは、例えば、金属等により構成されうる。
発光部6は、光を射出する。発光部6は、例えば、光ファイバにより構成されうる。あるいは発光部6は、例えば、光ファイバおよび光ファイバの先端部に取り付けられたレンズにより構成されうる。レンズは、発光部6から射出する光を絞り、受光部10周辺に到達する光のピークを鋭くすることで、重量の検出能力を向上させうる。
反射部8は、発光部6に対向するように設けられている。反射部8は、発光部6から射出された光を反射する。反射部8の主面は鏡面であってもよいし、その他の平面であってもよい。
図1Aにおいて反射部8は固定部2に取り付けられているが、反射部8が固定部2と一体に構成されていてもよい。すなわち、固定部2の一部に反射部8が形成されていてもよい。図1Bにおいて反射部8は変位部4に取り付けられているが、反射部8が変位部4と一体に構成されていてもよい。すなわち、変位部4の一部に反射部8が形成されていてもよい。
受光部10は、反射部8に対向するように設けられる。受光部10は、反射部8から反射された光を受光可能な位置に配置されている。受光部10は、例えば、光ファイバにより構成されうる。あるいは受光部10は、例えば、光ファイバおよび光ファイバの先端部に取り付けられたレンズにより構成されうる。レンズは、受光部10周辺に到達した光をなるべく多く光ファイバに取り込むことで、重量の検出能力を向上させうる。
図1Aのように、発光部6および受光部10が変位部4に固定されている場合には、反射部8は固定部2に固定される。図1Bのように、発光部6および受光部10が固定部2に固定されている場合には、反射部8は変位部4に固定される。
荷重センサ100A、100Bは、受光部10による発光部6からの反射部8を介した受光量が、荷重による変位部4の変位に応じて変化するように構成されている。
以下、本実施形態の荷重センサにおける荷重検出メカニズムについて説明する。
荷重センサ100A、100Bでは、発光部6から射出された光が反射部8で反射されて受光部10の周辺に到達する。発光部6と反射部8と受光部10との位置関係は、例えば、変位部4に荷重が印加されていない状態で、受光部10の周辺に到達する光の分布のピーク(光量分布の中心、以下同様)が受光部10と略一致するように調整されている。
第1態様(図1A)では、荷重1が変位部4に印加されると、変位部4の端部(図1Aでは右端)は押し下げられ、固定部2に近づく。すると、反射部8への光の入射角がより大きくなると共に、受光部10の周辺に到達する光の分布のピークは受光部10よりも発光部6に近い側へとずれる。その結果、受光部10の受光量は減少する。
第2態様(図1B)では、荷重1が変位部4に印加されると、変位部4の端部(図1Bでは右端)は押し下げられ、固定部2に近づく。すると、反射部8への光の入射角がより大きくなると共に、受光部10の周辺に到達する光の分布のピークは受光部10よりも発光部6に近い側へとずれる。その結果、受光部10の受光量は減少する。
このように、第1態様および第2態様のいずれにおいても、荷重が印加されることで、受光部10の受光量は減少する。受光量と荷重とは、所定範囲において一対一の関係を有する。かかる関係を、予め実験および数値計算等により求めておく。これにより、未知試料を載置した際の受光量に基づいて、当該未知試料の重量を測定することができる。
なお、図1Aおよび図1Bでは、発光部6が受光部10よりも支点(固定部2に対して変位部4を固定している点)に近くなるように構成されているが、受光部10が発光部6よりも支点(固定部2に対して変位部4を固定している点)に近くなるように構成されていてもよい。
発光部6は、第1光ファイバを備え、第1光ファイバの一端は固定部2および変位部4の外部に配置されていてもよい。当該一端にビームを射出する光源(レーザおよびLED等の発光装置)が取り付けられていてもよい。第1光ファイバの他端には第1レンズが設けられていてもよい。
受光部10は、第2光ファイバを備え、第2光ファイバの一端は固定部2および変位部4の外部に配置されていてもよい。当該一旦に、受光部10が受光した光の量(光強度)に応じた電気信号を出力する光センサ(フォトダイオードおよびフォトトランジスタ等の光検出器)が取り付けられていてもよい。第2光ファイバの他端には第2レンズが設けられていてもよい。
2以上の発光部6が設けられ、2以上の受光部10が発光部6のそれぞれに対応するように設けられ、荷重センサが、受光部10が出力する荷重信号に基づいて固定部2に対する変位部4のねじれを検出可能に構成されていてもよい。発光部6と受光部10との対が複数設けられることで、それぞれの対を含む面内におけるねじれを検出することができる。
発光部6の少なくとも2個が隣接するように設けられ、隣接する2個の発光部6から射出される2本の光束の間に仕切り板(図示せず)が設けられていてもよい。かかる構成では、受光部10が、自身に対応しない発光部6からの光を受光する可能性が低減される。よって、ねじれの検出能力が向上する。
[実施例]
図2は、実施例にかかる荷重センサの概略構成を示す斜視図である。図3は、実施例にかかる荷重センサの概略構成を示す側面図である。図4Aは、図3のA−A線に沿って切った断面図であり、図4Bは、図3のB−B線に沿って切った断面図であり、図4Cは図3のC−C線に沿って切った断面図である。図5は、実施例にかかる荷重センサの発光部、反射部、および受光部の拡大斜視図である。以下、図2ないし図5を参照しつつ、実施例の荷重センサについて説明する。
図2および図3に示すように、実施例の荷重センサ200は、第1梁15と、第2梁17と、第1柱11と、第2柱13とを備えている。第1梁15と、第2梁17と、第1柱11と、第2柱13とは、金属材料で一体的に構成されている。荷重センサ200には、第2柱13にボルト等の固定部材により、L字状の取付金具32が取り付けられる。取付金具の上面には、ボルト等の固定部材により、計量皿30が取り付けられる。
第1梁15および第2梁17には、第1梁15および第2梁17と第1柱11および第2柱13との連結部分を正面視略半円形状に切り欠くことで、切欠部が形成されている。切欠部において第1梁15および第2梁17の上下方向厚さが他の部分に比べて薄くなる。これによって、荷重センサ200は、切欠部において弾性変形しやすくなる。
第1梁15は、水平方向に延びて第1端部15Aと第2端部15Bとを有する。第2梁17は、第1梁15の下方に第1梁15と平行に延びると共に、第1端部15Aと対向する第3端部17Aと第2端部15Bと対向する第4端部17Bとを有する。第1柱11は、第1端部15Aと第3端部17Aとを一体的に連結する。第2柱13は、第2端部15Bと第4端部17Bとを一体的に連結する。
固定部12は、第1柱11の略中央から、第1梁15と第2梁17との間を、第1梁15と平行に第2柱13に向かって延びるように構成されている。固定部12は、長手方向を水平方向に向けた略直方体形状に形成されている。第1柱11は、ボルト等の固定部材により、静止体(図示せず)へと固定される。固定部12は、第1柱11により支持されており、荷重がない状態では固定部12は第2柱13に接しない。
固定部12は、第1柱11と同じ金属材料で、第1柱11と一体的に構成されている。
変位部14は、第2柱13を含んで構成されている。より具体的には、変位部14は、第2柱13と、第1梁15の第2端部15Bと、第2梁17の第4端部17Bとで構成されている。第2柱13には、反射部18を囲むように凹部13Aが形成されている。
固定部12は、その上部に第1ストッパ19Aを備えている。具体的には、第1ストッパ19Aは、直方体をなす固定部12の第2柱13側の上肩部で構成される。変位部14は、第2ストッパ19Bを備えている。具体的には、第2ストッパ19Bは、第1梁15と第2柱13との接続部がなす角で構成される。
第2ストッパ19Bは、変位部14に定格容量を超える所定の荷重が印加された時に第1ストッパ19Aと接触するように、所定のクリアランスδを介して第1ストッパ19Aと対向している。
かかる構成では、過負荷による荷重センサ200の破損が発生する可能性を低減できる。
図4A、図4B、図4C、および図5に示すように、荷重センサ200は、第1発光部16Aと、第2発光部16Bと、第3発光部16Cと、第4発光部16Dと、反射部18と、第1受光部20Aと、第2受光部20Bと、第3受光部20Cと、第4受光部20Dと、を備えている。
反射部18は、固定部12と同じ材料で構成されている。より具体的には、反射部18は水平方向に延びる板状の金属材料で構成され、その両面が鏡面仕上げされている。
図4B、図4C、図5に示すように、第1受光部20Aは、第1発光部16Aに対応する。すなわち、第1発光部16Aから射出された光は、反射部18で反射されて、第1受光部20Aへと入射する。第1発光部16Aと第1受光部20Aとは、凹部13Aの上面に設けられている。第1発光部16Aと第1受光部20Aとは、固定部12の延びる方向に、所定の距離だけ離隔している。
第1光ファイバ22Aは、第2柱13の上端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第1発光部16Aは、第1光ファイバ22Aの凹部13A側の端部に形成されている。第1発光部16Aはレンズを備えている。第1光ファイバ22Aの反対側の端部は第2柱13の上端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第2光ファイバ24Aは、第2柱13の上端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第1受光部20Aは、第2光ファイバ24Aの凹部13A側の端部に形成されている。第1受光部20Aはレンズを備えている。第2光ファイバ24Aの反対側の端部は第2柱13の上端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第2受光部20Bは、第2発光部16Bに対応する。すなわち、第2発光部16Bから射出された光は、反射部18で反射されて、第2受光部20Bへと入射する。第2発光部16Bと第2受光部20Bとは、凹部13Aの上面に設けられている。第2発光部16Bと第2受光部20Bとは、固定部12の延びる方向に、所定の距離だけ離隔している。
第3光ファイバ22Bは、第2柱13の上端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第2発光部16Bは、第3光ファイバ22Bの凹部13A側の端部に形成されている。第2発光部16Bはレンズを備えている。第3光ファイバ22Bの反対側の端部は第2柱13の上端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第4光ファイバ24Bは、第2柱13の上端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第2受光部20Bは、第4光ファイバ24Bの凹部13A側の端部に形成されている。第2受光部20Bはレンズを備えている。第4光ファイバ24Bの反対側の端部は第2柱13の上端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第1発光部16Aおよび第1受光部20Aの対と、第2発光部16Bおよび第2受光部20Bの対とは、固定部12の延びる方向と垂直な方向に、所定の距離だけ離隔している。
図4A、図4C、図5に示すように、第3受光部20Cは、第3発光部16Cに対応する。すなわち、第3発光部16Cから射出された光は、反射部18で反射されて、第3受光部20Cへと入射する。第3発光部16Cと第3受光部20Cとは、固定部12の延びる方向と垂直な方向に、所定の距離だけ離隔している。
第5光ファイバ22Cは、第2柱13の下端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第3発光部16Cは、第5光ファイバ22Cの凹部13A側の端部に形成されている。第3発光部16Cはレンズを備えている。第5光ファイバ22Cの反対側の端部は第2柱13の下端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第6光ファイバ24Cは、第2柱13の下端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第3受光部20Cは、第6光ファイバ24Cの凹部13A側の端部に形成されている。第3受光部20Cはレンズを備えている。第6光ファイバ24Cの反対側の端部は第2柱13の下端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第4受光部20Dは、第4発光部16Dに対応する。すなわち、第4発光部16Dから射出された光は、反射部18で反射されて、第4受光部20Dへと入射する。第4発光部16Dと第4受光部20Dとは、固定部12の延びる方向と垂直な方向に、所定の距離だけ離隔している。
第7光ファイバ22Dは、第2柱13の下端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第4発光部16Dは、第7光ファイバ22Dの凹部13A側の端部に形成されている。第4発光部16Dはレンズを備えている。第7光ファイバ22Dの反対側の端部は第2柱13の下端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第8光ファイバ24Dは、第2柱13の下端面から凹部13Aまでを貫通する貫通孔の内部に、当該貫通孔と同軸に設けられている。第4受光部20Dは、第8光ファイバ24Dの凹部13A側の端部に形成されている。第4受光部20Dはレンズを備えている。第8光ファイバ24Dの反対側の端部は第2柱13の下端面を通って、固定部12および変位部14の外部に導かれている。
第3発光部16Cおよび第3受光部20Cの対と、第4発光部16Dおよび第4受光部20Dの対とは、固定部12の延びる方向に、所定の距離だけ離隔している。
本実施例において、第1光ファイバ22Aと、第2光ファイバ24Aと、第3光ファイバ22Bと、第4光ファイバ24Bと、第5光ファイバ22Cと、第6光ファイバ24Cと、第7光ファイバ22Dと、第8光ファイバ24Dとは、プラスチック製の光ファイバであってもよいし、ガラス製の光ファイバであってもよい。本実施例において、それぞれの光ファイバは、コアおよびクラッドの径、並びに材質が同じである。
第1発光部16A、第2発光部16B、第3発光部16C、第4発光部16D、反射部18、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの位置および形状等は、変位部14に荷重が印加されていない状態において以下の(1)〜(5)を充たすように設定されている。
(1)第1発光部16Aから射出された光束は反射部18の上面の第1点21Aに入射して反射され、第1受光部20Aへと入射する。第1発光部16Aの中心を通る光軸は、第1点21Aと、第1受光部20Aの中心とを通る。
(2)第2発光部16Bから射出された光束は反射部18の上面の第2点21Bに入射して反射され、第2受光部20Bへと入射する。第2発光部16Bの中心を通る光軸は、第2点21Bと、第2受光部20Bの中心とを通る。
(3)第3発光部16Cから射出された光束は反射部18の上面の第3点21Cに入射して反射され、第3受光部20Cへと入射する。第3発光部16Cの中心を通る光軸は、第3点21Cと、第3受光部20Cの中心とを通る。
(4)第4発光部16Dから射出された光束は反射部18の上面の第4点21Dに入射して反射され、第4受光部20Dへと入射する。第4発光部16Dの中心を通る光軸は、第4点21Dと、第4受光部20Dの中心とを通る。
(5)第1点21Aと第2点21Bとを結ぶ線を第1線23Aとし、第3点21Cと第4点21Dとを結ぶ線を第2線23Bとするとき、第1線23Aと第2線23Bとが平行でない。具体的には、本実施例において、第1線23Aと第2線23Bとは、板状の反射部18の厚み方向から見て直交している。
かかる構成では、第1線23Aを含む面(実施例では鉛直面)に垂直な軸の回りのねじれと、第2線を含む面(本実施例では鉛直面)に垂直な軸の回りのねじれと、を検出することができる。よって、偏荷重位置を特定できる。四隅調整をしなくても、載荷位置による検出値の違いを減らすことが可能となる。
荷重センサ200と、発光部16A、B、C、Dに取り付けられた光源(図示せず)と、受光部20A、B、C、Dに取り付けられた光センサ(図示せず)と、制御器(図示せず)と、表示装置等の出力部(図示せず)とを備える計量装置としても実施されうる。制御器は、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)と、を備える。演算処理部としては、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、メモリーが例示される。制御器は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
被計量物の重量は、例えば、光センサから出力された信号値がそのまま記録されてもよいし、重量値に変換されて記録されてもよい。
[補償係数の決定]
図6は、実施例にかかる荷重センサの平面図である。図7は、実施例の荷重センサにおける補償係数の決定方法の一例を示すフローチャートである。以下、図6および図7を参照しつつ、本実施例における補償係数の決定方法について説明する。
図6に示すように、計量皿30には、中央位置34Mに加え、左上の第1位置34A、右上の第2位置34B、左下の第3位置34C、右下の第4位置34D、合計5個の載置部が設定されている。
図7に示すように、補償係数の決定プログラムが開始されると(スタート)、最初に計量皿30に何も載置していない状態で、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値(オフセット出力値)POA、POB、POC、PODを取得し、記憶部(図示せず)に保存する(ステップS11)。オフセット出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、標準試料(標準分銅)を中央位置34Mに載置し、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値PCA、PCB、PCC、PCDを取得し、記憶部に保存する(ステップS12)。標準試料を中央位置34Mに載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
標準試料を中央位置34Mに載置した場合の平均出力値Pが算出されて記憶される。
Figure 0006403548
次に、標準試料を左上の第1位置34Aに載置し、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値P1A、P1B、P1C、P1Dを取得し、記憶部に保存する(ステップS13)。標準試料を第1位置34Aに載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、標準試料を右上の第2位置34Bに載置し、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値P2A、P2B、P2C、P2Dを取得し、記憶部に保存する(ステップS14)。標準試料を第2位置34Bに載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、標準試料を左下の第3位置34Cに載置し、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値P3A、P3B、P3C、P3Dを取得し、記憶部に保存する(ステップS15)。標準試料を第3位置34Cに載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、標準試料を右下の第4位置34Dに載置し、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値P4A、P4B、P4C、P4Dを取得し、記憶部に保存する(ステップS16)。標準試料を第4位置34Dに載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
最後に、補償係数a、b、c、dを算出して記憶部に保存して(ステップS17)、補償係数の決定プログラムが終了する(エンド)。補償係数aは、試料が第1位置にある場合の補償係数であり、以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
補償係数bは、試料が第2位置にある場合の補償係数であり、以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
補償係数cは、試料が第3位置にある場合の補償係数であり、以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
補償係数dは、試料が第4位置にある場合の補償係数であり、以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
[補償係数を用いた重力検出]
図8は、実施例において荷重位置に応じた補償係数を決定するための表の一例である。図9は、実施例の荷重センサにおいて補償係数を用いた荷重検出方法の一例を示すフローチャートである。以下、図8および図9を参照しつつ、本実施例における補償係数を用いた重力検出方法について説明する。
図8に示すように、本実施例では、計量皿30を縦3×横3の仮想区画に9等分にしている。
中央位置34Mに近い中央の下層区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数を用いず、4個の受光部からの出力値の平均を最終出力値として重量値が算出される。
第1位置34Aに近い左上の仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数aを用いる。第2位置34Bに近い右上の仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数bを用いる。第3位置34Cに近い左下の仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数cを用いる。第4位置34Dに近い右上の仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数dを用いる。
第1位置34Aと第2位置34Bとの間にある仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数(a+b)/2を用いる。第1位置34Aと第3位置34Cとの間にある仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数(a+c)/2を用いる。第2位置34Bと第4位置34Dとの間にある仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数(b+d)/2を用いる。第3位置34Cと第4位置34Dとの間にある仮想区画内に被計量物が載置された場合には、補償係数(c+d)/2を用いる。
図9に示すように、補償係数を用いた荷重検出プログラムが開始されると(スタート)、最初に未知試料である被計量物が計量皿に載置され、第1受光部20A、第2受光部20B、第3受光部20C、第4受光部20Dの受光量にそれぞれ対応する出力値P、P、P、Pを取得し、記憶部に保存する(ステップS21)。未知試料を計量皿に載置した場合の出力値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、ステップ21で得られた出力値から、オフセット出力値を減算した値(PNA=P−POA、PNB=P−POB、PNC=P−POC、PND=P−POD)を算出し、記憶部に保存する(ステップS22)。得られた値は以下のようなベクトルをなす。
Figure 0006403548
次に、PNA/PNBおよびPNC/PNDを算出し、記憶部に保存する(ステップS23)。PNA/PNBは、第1受光部20Aのオフセット出力値からの変化量と第2受光部20Bのオフセット出力値からの変化量との比であって、図6における上下方向の荷重の偏り(変位部14に生じているねじれ)を示す。PNC/PNDは、第3受光部20Cのオフセット出力値からの変化量と第4受光部20Dのオフセット出力値からの変化量との比であって、図6における左右方向の荷重の偏り(変位部14に生じているねじれ)を示す。
次に、PNC/PNDが1−αより大きく1+αより小さいと同時に、PNA/PNBが1−βより大きく1+βより小さいかが判定される(ステップS24)。αおよびβは、計量皿30が上述したような縦3×横3の仮想区画に9等分されて上述の補償係数を用いて重量値の算出が可能なように予め適宜設定されている値である。
ステップS24の判定結果がYESであれば、被計量物は計量皿30の略中央に載置されていると判定され、ステップS22で得られたpがそのまま最終出力値とされ、その平均値に基づいて重量値が算出される(ステップS25)。
ステップS24の判定結果がNOであれば、図8に基づいて補償係数が決定され、これに基づいて最終出力値と重量値とが算出される。
例えば、PNC/PNDが1−α以下であり、かつ、PNA/PNBが1−β以下である場合には、被計量物は第1位置34Aを含む仮想区画に載置されていると判定される。この場合、以下の式を用いて補償後の最終出力値が算出される。
Figure 0006403548
さらに、その平均値Pは以下のように算出される。
Figure 0006403548
このようにして得られた平均値に基づいて重量値が算出される。
ありうは例えば、PNC/PNDが1−αより大きく1+αより小さく、かつ、PNA/PNBが1−β以下である場合には、被計量物は第1位置34Aと第2位置34Bの中間にある仮想区画に載置されていると判定される。この場合、以下の式を用いて補償後の最終出力値が算出される。
Figure 0006403548
さらに、その平均値Pは以下のように算出される。
Figure 0006403548
なお、補償係数を用いた重量値の算出方法は図8および図9に示す態様に限定されるものではない。例えば、PNA/PNBおよびPNC/PNDの値に応じて、補償係数が連続的に変化するように、補償係数が演算されてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本開示の一態様は、受光量の変化に基づいて荷重を検出する荷重センサにおいて荷重検出能力を向上させることができる荷重センサとして有用である。
1 荷重
2 固定部
4 変位部
6 発光部
8 反射部
10 受光部
11 第1柱
12 固定部
13 第2柱
13A 凹部
14 変位部
15 第1梁
15A 第1端部
15B 第2端部
16A 第1発光部
16B 第2発光部
16C 第3発光部
16D 第4発光部
17 第2梁
17A 第3端部
17B 第4端部
18 反射部
19A 第1ストッパ
19B 第2ストッパ
20A 第1受光部
20B 第2受光部
20C 第3受光部
20D 第4受光部
21A 第1点
21B 第2点
21C 第3点
21D 第4点
22A 第1光ファイバ
22B 第3光ファイバ
22C 第5光ファイバ
22D 第7光ファイバ
23A 第1線
23B 第2線
24A 第2光ファイバ
24B 第4光ファイバ
24C 第6光ファイバ
24D 第8光ファイバ
30 計量皿
32 取付金具
34M 中央位置
34A 第1位置
34B 第2位置
34C 第3位置
34D 第4位置
100A、100B、200 荷重センサ

Claims (8)

  1. 固定部と、
    荷重を受けて前記固定部に対し変位する変位部と、
    光を射出するための発光部と、
    前記発光部に対向するように設けられて前記発光部から射出された光を反射する反射部と、
    前記反射部に対向するように設けられて前記反射部から反射された光を受光するための受光部と
    水平方向に延びて第1端部と第2端部とを有する第1梁と、
    前記第1梁の下方に前記第1梁と平行に延びると共に、前記第1端部と対向する第3端部と前記第2端部と対向する第4端部とを有する第2梁と、
    前記第1端部と前記第3端部とを接続する第1柱と、
    前記第2端部と前記第4端部とを接続する第2柱とを備え、
    前記固定部は、前記第1柱の略中央から、前記第1梁と前記第2梁との間を、前記第1梁と平行に前記第2柱に向かって延びるように構成され、
    前記変位部は、前記第2柱を含んで構成され、
    前記固定部は、上部に第1ストッパを備え、
    前記変位部は、第2ストッパを備え、
    前記第2ストッパは、前記変位部に定格容量を超える所定の荷重が印加された時に前記第1ストッパと接触するように、所定のクリアランスを介して前記第1ストッパと対向しており、
    以下のAおよびBの少なくともいずれか一方を充たし、
    前記受光部による前記発光部からの前記反射部を介した受光量が荷重による前記変位部の変位に応じて変化するように構成された、荷重センサ。
    A)前記発光部と前記受光部とが前記変位部に固定され、前記反射部が前記固定部に固定されている。
    B)前記発光部と前記受光部とが前記固定部に固定され、前記反射部が前記変位部に固定されている。
  2. 前記発光部は、第1光ファイバを備え、
    前記第1光ファイバの一端は前記固定部および前記変位部の外部に配置されており、
    前記受光部は、第2光ファイバを備え、
    前記第2光ファイバの一端は前記固定部および前記変位部の外部に配置されている、
    請求項1に記載の荷重センサ。
  3. 前記発光部は、前記第1光ファイバの他端に設けられた第1レンズを備え、
    前記受光部は、前記第2光ファイバの他端に設けられた第2レンズを備える、
    請求項2に記載の荷重センサ。
  4. 前記発光部は、ビームを射出する光源を備える、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の荷重センサ。
  5. 2以上の前記発光部を備え、
    2以上の前記受光部が前記発光部のそれぞれに対応するように設けられ、
    前記受光部が出力する荷重信号に基づいて前記固定部に対する前記変位部のねじれを検出可能に構成された、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の荷重センサ。
  6. 前記発光部の少なくとも2個が隣接するように設けられ、
    隣接する2個の前記発光部から射出される2本の光束の間に仕切り板が設けられている、
    請求項5に記載の荷重センサ。
  7. 前記発光部は、第1発光部と、第2発光部と、第3発光部と、第4発光部とを備え、
    前記受光部は、前記第1発光部に対応する第1受光部と、前記第2発光部に対応する第2受光部と、前記第3発光部に対応する第3受光部と、前記第4発光部に対応する第4受光部とを備え、
    荷重が印加されていない状態において、
    前記第1発光部から射出された光束が前記反射部に入射する点を第1点とし、
    前記第2発光部から射出された光束が前記反射部に入射する点を第2点とし、
    前記第3発光部から射出された光束が前記反射部に入射する点を第3点とし、
    前記第4発光部から射出された光束が前記反射部に入射する点を第4点とし、 前記第1点と前記第2点とを結ぶ線を第1線とし、
    前記第3点と前記第4点とを結ぶ線を第2線とするとき、
    前記第1線と前記第2線とが平行でない、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の荷重センサ。
  8. 前記第1発光部と前記第2発光部とが隣接し、
    前記第3発光部と前記第4発光部とが隣接し、
    前記第1発光部および前記第2発光部から射出される2本の光束の間に第1仕切り板が設けられ、
    前記第3発光部および前記第4発光部から射出される2本の光束の間に第2仕切り板が設けられている、
    請求項7に記載の荷重センサ。
JP2014236362A 2014-11-21 2014-11-21 荷重センサ Active JP6403548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014236362A JP6403548B2 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 荷重センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014236362A JP6403548B2 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 荷重センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016099228A JP2016099228A (ja) 2016-05-30
JP6403548B2 true JP6403548B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=56076856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014236362A Active JP6403548B2 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 荷重センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6403548B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3726857A1 (de) * 1987-08-28 1989-02-23 Shimpo Ind Krafteinleiteinrichtung
JPH08297061A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Mitsubishi Cable Ind Ltd 触覚センサヘッド
JP3914210B2 (ja) * 2004-02-25 2007-05-16 ミネベア株式会社 光学式変位センサおよび外力検出装置
JP4312192B2 (ja) * 2005-11-02 2009-08-12 ミネベア株式会社 光学式変位センサおよび外力検出装置
JP2009236799A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Univ Waseda 光学式力センサ
JP5212944B2 (ja) * 2009-03-07 2013-06-19 学校法人早稲田大学 力センサ及び力センシングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016099228A (ja) 2016-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8735856B2 (en) Fiber optic liquid level detector
JP2015516551A (ja) エネルギーガイドチェーンと、これに用いる引張力・圧縮力監視システムと、これに用いる接続部材
CN109196394A (zh) 利用光纤光栅传感器的位移检测装置及其灵敏度、耐久性的调节方法
CN111721235B (zh) 一种光电式边缘检测系统及其检测方法
US11035741B2 (en) Temperature measurement substrate and temperature measurement system
GB2459975A (en) Optical fibre sensor
KR102228641B1 (ko) 광섬유 격자센서를 이용한 계측 시스템
KR20190132289A (ko) 두께 측정 장치 및 두께 측정 방법
CN111157154A (zh) 触觉传感器、触碰事件的检测方法、装置及智能机器人
JP6403548B2 (ja) 荷重センサ
CN104568117B (zh) 一种具有宽频响、高灵敏的差动式光纤f‑p振动传感器
JP2016156763A (ja) 歪センサー及び歪量測定方法
CN104697439B (zh) 一种多光束阶梯平面角反射镜激光干涉仪
JP2018066629A (ja) ロードセル
CN102778598A (zh) 一种光纤光栅温度自补偿电流传感器
WO2010007767A1 (ja) 重量計測素子及び重量計
KR102555717B1 (ko) 스트레인 게이지 및 이를 포함하는 로드 셀 모듈
Ghosh et al. Package design for low-cost optical liquid-level sensors
KR20150142903A (ko) 힘의 3차원 벡터 분석 시스템
CN113466490A (zh) 一种基于干涉的硅光加速器传感器及加速度测量方法
JP2010112814A (ja) 荷重センサ
EP4047401A1 (en) Polymer fiber optic extension for sensing applications
JP2002214021A (ja) 液面検出センサ
KR101264387B1 (ko) 광섬유를 이용한 비접촉식 용액 굴절율 측정장치
KR101175343B1 (ko) 반사형 광온도센서

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6403548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250