JP6401939B2 - ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム - Google Patents

ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6401939B2
JP6401939B2 JP2014116960A JP2014116960A JP6401939B2 JP 6401939 B2 JP6401939 B2 JP 6401939B2 JP 2014116960 A JP2014116960 A JP 2014116960A JP 2014116960 A JP2014116960 A JP 2014116960A JP 6401939 B2 JP6401939 B2 JP 6401939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
network control
base station
information
user apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014116960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015231152A (ja
Inventor
スリサック オムサブ
スリサック オムサブ
健一郎 青▲柳▼
健一郎 青▲柳▼
アンダルマワンティ ハプサリ ウリ
アンダルマワンティ ハプサリ ウリ
安部田 貞行
貞行 安部田
陳 嵐
嵐 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2014116960A priority Critical patent/JP6401939B2/ja
Publication of JP2015231152A publication Critical patent/JP2015231152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6401939B2 publication Critical patent/JP6401939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、基地局とユーザ装置を有する移動通信ネットワークにおける無線パラメータ等を、装置が自律的に制御する技術に関連するものである。
3GPPにおいて、SON(Self Organizing Network)と呼ばれる無線ネットワークにおける自律的な制御に関する技術仕様が規定されている(非特許文献1参照)。SONは、各オペレーションにおける作業を装置が自律的に行うことにより、人手による作業を削減することを目指しており、その機能としては、Self−Configuration(自動設定)、Self−Optimization(自動最適化)、Self−Healing(自動修復)等がある。
SONの技術では、既存の保守運用システムにより収集されたセル統計データや品質データをSONサーバが取得し、SONサーバが、当該統計的なデータに基づいて、基地局等のパラメータ設定・変更、最適化等を行う。SONにより、例えば、基地局からの電波が弱い場所を検出し、基地局のアンテナチルト角や送信電力等を調整することで、無線カバレッジ最適化を行うことができる。
3GPP TS 32.521 V11.1.0 (2012−12) 3GPP TS 36.331 V12.1.0 (2014−03)
従来のSONでは、多くのユーザ装置(UE)からの報告情報を比較的長期間(例:1日あるいは1週間以上)に渡って収集し、統計的データを作成し、当該統計的データに基づき例えば上記のような最適化のための制御を行う。
従来のSONでは、このように統計的なデータを用いることによって、パラメータの算出精度・信頼性を担保し、制御のバタツキを低減することとしているが、そのために、瞬時のトラヒック変動等には即応できないという課題がある。
例えば、人の往来の激しい鉄道の駅等においては、UEの数が場所毎に短時間の間に大きく変化するが、従来のSONでは、そのような急な変化に即応してセルを形成するといった制御を行うことはできなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、特定の場所で短期間に大きなトラヒック変動がある場合でも、当該変動に即応できるようにセルを形成することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおいて用いられるネットワーク制御装置であって、
ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定手段と、
前記セル構成決定手段により決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信手段とを備え、
前記外部情報は、マイクにより収集された音声、又は、カメラで撮影された画像もしくは映像に基づいて得られたネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定手段は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する
ことを特徴とするネットワーク制御装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおける前記基地局と、ネットワーク制御装置とを有するネットワーク制御システムにおいて実行されるネットワーク制御方法であって、
前記ネットワーク制御装置が、ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得ステップと、
前記ネットワーク制御装置が、前記取得ステップにより取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定ステップと、
前記ネットワーク制御装置が、前記セル構成決定ステップにより決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信ステップと、
前記基地局が、前記指示情報に基づいて、前記セルをユーザ装置に使用させるための設定情報を当該ユーザ装置に送信する設定ステップとを備え、
前記外部情報は、マイクにより収集された音声、又は、カメラで撮影された画像もしくは映像に基づいて得られたネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定ステップにおいて、前記ネットワーク制御装置は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する
ことを特徴とするネットワーク制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、特定の場所で短期間に大きなトラヒック変動がある場合でも、当該変動に即応できるようにセルを形成することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態におけるCAに関する構成例を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるCAに関する構成例を説明するための図である。 本発明の実施の形態における処理の概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態における基地局eNBの構成図である。 本発明の実施の形態におけるネットワーク制御装置10の構成図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの処理の流れを示すシーケンス図である。 イベントA4を説明するための図である。 具体例を説明するための図である。 具体例において、ネットワーク制御装置10のデータ格納部14に格納されているデータの例を示す図である。 具体例におけるリアルタイム制御の例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず他の移動通信システムにも適用可能である。
また、本明細書及び特許請求の範囲では、特に断らない限り、「LTE」の用語は3GPPにおいてキャリアアグリゲーション(CA)が規定されているリリース(Rel)の方式の意味で使用する。
(システムの全体構成)
図1に、本発明の実施の形態に係るシステムの全体構成例を示す。図1は、本実施の形態に関連する構成要素のみを示すものである。
図1に示すように、本実施の形態に係るシステムは、ネットワーク制御装置10、情報収集提供装置20、保守運用システム30を含む。また図1には、無線ネットワーク(移動通信システム)を構成する基地局eNBと、ユーザ装置UEが示されている。
ネットワーク制御装置10は、情報収集提供装置20により収集・解析された情報をネットワーク経由で取得し、当該情報に基づいて、例えばネットワーク負荷の高いエリア等をリアルタイムで特定し、当該エリアにおけるトラヒックを吸収するためのセルを基地局eNBにおいて形成し、UEに使用させるための制御を行う。後述するように、本実施の形態において、変動に係るトラヒックを吸収するためのセルは、CAにおけるSCellである。ただし、これは例であり、本発明において当該セルはSCellに限定されるわけではない。
なお、ネットワーク負荷は、例えば、ネットワークに接続されている又は待ち受けしているユーザ装置UEの数や、ユーザ装置UEが送受信しているユーザデータのトラヒック量等に応じて変動する。
ネットワーク制御装置10は、本実施の形態における処理を行う機能と既存のSONサーバの機能の両方を含む装置であってもよいし、既存のSONサーバと関連のない装置であってもよい。また、ネットワーク制御装置10及び情報収集提供装置20は、本実施の形態における構成のように基地局eNBと独立に配置してもよく、基地局eNBの配下に配置してもよく、その組み合わせでもよい。
情報収集提供装置20は、ネットワーク負荷を判断可能な情報(例:所定範囲におけるユーザ装置UEの数、発生トラヒック量等)を収集し、当該情報に対して必要に応じて解析を行って、情報/解析結果をネットワーク制御装置10に提供する装置である。情報収集提供装置20が収集する情報に特に限定はないが、情報収集提供装置20は、例えば、駅員のアナウンス、ラジオ等の音声情報、カメラで撮影された画像・映像情報、ツイート等の文字情報、交通情報(VICS(登録商標))、自然災害情報(台風など)、緊急情報(ETWS)等を収集することができる。
保守運用システム30は、従来から存在するものであり、基地局EMS(Element Management System)、NMS(Network Management System)等を含む。
本実施の形態において、ネットワーク制御装置10から基地局eNBに対する指示情報は、保守運用システム30(基地局EMS)経由で送信されてもよいし、保守運用システム30(基地局EMS)を経由しないで送信されてもよい。「ネットワーク制御装置10から基地局eNBに指示情報を送信する」といった場合、ネットワーク制御装置10から基地局eNBに指示情報を直接に送信することの他、保守運用システム30等の他の装置を経由して送信することを含むものとする。
また、ネットワーク制御装置10は、情報収集提供装置20の一部又は全部の機能を備えることとしてもよい。つまり、ネットワーク制御装置10が、駅員のアナウンス、ラジオ等の音声情報、カメラで撮影された画像・映像情報等をソースから取得し、解析を行ってもよい。また、ネットワーク制御装置10は、これらの情報(解析前の情報)を情報収集提供装置20から取得し、解析を行うこととしてもよい。また、ネットワーク制御装置10の機能、及び情報収集提供装置20の機能のいずれか又は両方を基地局eNBが備えることとしてもよい。
(CAについて)
前述したように、本実施の形態においては、ネットワーク制御装置10が、外部から収集した情報等に基づいて、基地局eNBに対してCAにおけるSCellの追加制御を行うように指示をすることから、ここで、CAの概要について説明する。
CAでは、LTEでサポートされている帯域幅(最大20MHz)を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うことにより、スループットを向上させる。CAにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定される。ユーザ装置UEは、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする通常のLTEのセルと同様のセルである。
SCellは、PCellに追加されてユーザ装置UEに対して設定されるセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ装置UEに対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、MAC(Media Access Control)レイヤにおいてアクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。なお、PCellに対応するCCをPCC(Primary Component Carrier)と呼び、SCellに対応するCCをSCC(Secondary Component Carrier)と呼ぶ。
CAの構成として、例えば図2に示すように、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いて同時通信を行う構成や、Dual Connectivityと呼ばれる複数基地局(MeNB,SeNB)を用いてCAを行う構成がある。また、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いる構成の1つであるが、図3に示すように、基地局eNBから離れた場所に、当該基地局eNBと接続される無線部(RRH:Remote Radio Head、光張り出し基地局等と呼ばれる)を設置して、RRHがScellを形成する構成もある。
本実施の形態におけるCAの構成は図2又は図3を想定しているが、上記のどれでも使用可能であり、特定の構成に限定されることはない。なお、基地局eNBをマクロ基地局と呼び、PCellをマクロセルと呼び、RRHにより形成されるSCellをスモールセルと呼んでもよい。ただし、SCellは「スモールセル」と称される小さなセルでなく、マクロセルと同様の大きなカバレッジを持つセルであってもよい。また、本実施の形態における各「セル」は、TDDであれば上下リンクを構成するCC、FDDであれば下りリンクを構成するCC(もしくは下りのCCと上りのCC)と同義と考えてもよい。
(処理の概要)
図4を参照して、本実施の形態における処理の概要について説明する。本実施の形態では、基地局eNBが高出力で広いカバレッジエリアのPCell(マクロセル)を形成しており、当該マクロセルのカバレッジ内の各ユーザ装置UEは、基地局eNBとRRC接続し、基本的に常に通信を行うことが可能である。
しかし、マクロセルのカバレッジ内の特定のエリアに急激に大量の人(UE)が流入してきた等の事象が発生すると、当該特定のエリアにおいて、トラヒックの輻輳が生じて、各UEのスループットの低下等が発生する可能性がある。図4の例では、エリア3においてUEが多く存在していることを示している。
そこで、本実施の形態では、このようにUEが混雑するエリア(ネットワーク負荷が高い場所)をリアルタイムに検知して、ネットワーク負荷が高いエリアのユーザ装置UEにSCellを追加する制御を行うこととしている。
図4の例では、情報収集提供装置20が、例えばマクロセル内の所定のエリア(例:混雑が発生し、ネットワーク負荷が高くなることが想定される場所)の情報(例:画像・映像、音声、テキスト等)を収集し、情報を解析した結果、特定のエリアでネットワーク負荷の高い状態が発生すること、あるいは発生したことを検知すると、そのことを示す情報(例:図4では、「エリア3で混雑検知」の情報)をネットワーク制御装置10に通知する。なお、このように、情報収集提供装置20が、所定の契機(例:UE混雑等)に基づき情報をネットワーク制御装置10に通知することとしてもよいし、ネットワーク制御装置10が、例えば定期的に情報収集提供装置20に問い合わせ(ポーリング)を行うことで特定のエリアに関するネットワーク負荷情報を取得することとしてもよい。なお、「ネットワーク負荷が高い」とは、例えば、所定の面積内に、閾値以上の台数のUEが存在するといったように定量的に定義することとしてもよいし、特定のエリアでの所定のイベント(自然災害、コンサート、スポーツ、事故等)の発生といったように、定性的に定義することとしてもよい。
「エリア3で混雑検知」を示す情報を情報収集提供装置20から受信したネットワーク制御装置10は、エリア3に対応するSCellを、エリア3内あるいはその近隣に存在するユーザ装置UEに追加させるための制御指示を、基地局eNBに送信する。制御指示を受信した基地局eNBは、エリア3に存在するユーザ装置UEにSCellを追加させるための制御を実施する。制御の内容については後述する。
なお、ネットワーク制御装置10は、複数のマクロ基地局を含む大エリア単位で設置してもよいし、マクロ基地局毎に設置してもよいし、マクロ基地局毎に複数台設置してもよい。
(装置構成)
次に、本実施の形態における基地局eNBとネットワーク制御装置10の構成例を説明する。
<基地局eNB>
図5に、本実施の形態における基地局eNBの機能構成図を示す。図5に示すように、基地局eNBは、UL信号受信部101、DL信号送信部102、測定制御部103、CA制御部104、指示制御部105を備える。なお、図5は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、基地局eNBは、少なくともLTEの方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
UL信号受信部101はユーザ装置UEから信号を受信し、DL信号送信部102はユーザ装置UEへ信号を送信する。なお、RRHを有する構成の場合、UL信号受信部101とDL信号送信部102は、RRHの機能を含む。
測定制御部103は、例えば指示制御部105からの制御に基づいて、測定対象の周辺セルの周波数やイベント情報等をパラメータとして含む測定設定情報を作成し、ユーザ装置UEに送信するとともに、ユーザ装置UEから受信した測定報告をCA制御部104に渡す。
CA制御部104は、指示制御部105からの制御に基づき、アンテナチルト、送信ビーム、SCellに対応するCCの送信電力等のパラメータを調整するとともに、測定報告等に基づいて、ユーザ装置UE毎のSCellの追加、削除、変更、管理、アクティベーション、非アクティベーション等を行う。
<ネットワーク制御装置10>
図6に、本実施の形態におけるネットワーク制御装置10の機能構成図を示す。図6に示すように、ネットワーク制御装置10は、指示情報送信部11、SCell構成決定部12、データ取得部13、データ格納部14を備える。なお、図6は、ネットワーク制御装置10において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。
指示情報送信部11は、SCell構成決定部12において決定された追加すべきセルの情報等を含む指示情報を該当の基地局eNB(当該セルを管理するeNB)に送信する。SCell構成決定部12は、データ取得部13により取得された情報収集提供装置20による解析結果や、データ格納部14に格納されたデータ等に基づいて、例えば、ユーザ装置UEにSCellとして追加させるセルを決定したり、当該セルにおける送信電力やアンテナ角(ビーム角)の決定を行う。また、前述したように、SCell構成決定部12は、外部から受信した生の情報を解析する機能を含んでもよい。
データ取得部13は、情報収集提供装置20から解析結果等のデータを取得する。データ格納部14は、例えば、マクロ基地局毎のマクロセル内におけるセルのIDと位置、周波数等の情報や、所定の制御パターン等を格納する。格納される情報の例については後述する。
本実施の形態に係るネットワーク制御装置10は、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、ネットワーク制御装置10が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、ネットワーク制御装置10で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
(システムの動作例)
次に、図7を参照して本実施の形態に係るシステムの動作(信号の流れ)の例を説明する。図7の例では、ネットワーク制御装置10が、既存のSONの機能も含む場合を想定しており、ステップ1〜3は、既存のSONにおける信号の流れを示している。つまり、基地局eNBは、ユーザ装置UEから無線測定結果等を受信し(ステップ1)、受信した測定結果等を保守運用システム30のデータベース(DB)に格納し(ステップ2)、ネットワーク制御装置10は、保守運用システム30からDBデータを取得して、例えば長期的な観点でのパラメータ調整等を行う。本発明の実施の形態において、既存のSONの動作を行うことは必須ではないことから、図7では、既存のSONの動作を点線で示している。以下、本発明の実施の形態に係る動作について説明する。
ネットワーク制御装置10は、データ取得部13により、情報収集提供装置20から情報の解析結果等の外部情報(外部データ)を取得する。
外部データを取得したネットワーク制御装置10において、SCell構成決定部12は、外部データ及び/又はデータ格納部14に格納されているデータに基づいて、SCellとして追加すべきセルの決定等を行う(ステップ102)。そして、ネットワーク制御装置10の指示情報送信部11は、例えばSCellとして追加すべきセルのID、当該セル形成のための送信電力、アンテナチルト、送信ビームのパラメータ等を含むSCell追加制御指示を該当の基地局eNBに送信する(ステップ103)。なお、送信電力等のパラメータについては送信しなくてもよい。
指示を受信した基地局eNBにおいて、指示制御部105は、指示の内容を解釈し、例えば、DL信号送信部102に対し、指示されたセルに対して送信ビーム又はアンテナを向けてSCellのためのエリアを形成し、指示されたセルに対応するCC(周波数)の送信電力を指示された値まで増加するよう指示するとともに、測定制御部103に対して、当該セルを周辺セルとして測定させるイベント(例:イベントA4)を含む測定設定情報を送信するよう指示する(ステップ104)。
ステップ105では、当該測定設定情報が送信される。当該測定設定情報は、具体的には、RRC connection reconfigurationメッセージにより送信される。
本実施の形態で説明するSCellの追加は、ユーザ装置UEにおける測定(measurement)に基づき行われることから、ここで、LTEにおける測定制御(measurement control)について説明する。
LTEのRRC接続(connected)状態においては、モビリティに伴うハンドオーバ制御等を行うために、測定(measurement)制御が行われる。測定制御において、ユーザ装置UEは、サービングセル(serving cell)及び周辺セル(neighbor cell)のRSRPやRSRQを測定し、特定の条件(イベント)を満たした場合に、基地局eNBに報告を行うことが可能となっている。
基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、どのセル/周波数を測定し、どのような条件(イベント、閾値等)で測定結果を報告するかを指示するために、RRCメッセージにより、ユーザ装置UEに測定設定情報(measurement configuration)を送信する(図7でのステップ105に相当)。当該測定設定情報には、測定オブジェクト(Measurement object)、報告設定情報(Reporting configuration)、及び測定ID(Measurement identity)が含まれる。
測定オブジェクトは、測定対象とする周波数(EARFCN)、測定帯域幅等の測定すべき対象を含む。報告設定情報は、報告のトリガ(イベント等)、測定/報告量(RSRP、RSRQ)等を含む。測定IDは、測定オブジェクトと報告設定情報とを対応付けるIDである。1つの測定オブジェクト(例:1つの周波数)を複数の報告設定情報(例:異なるイベントを設定する場合)に対応付けて、それぞれを測定IDで識別することが可能である。
また、測定報告のトリガとなるイベントとしては、例えば、Intra EUTRAのイベントとしてイベントA1、イベントA2、イベントA3、イベントA4、イベントA5、イベントA6等があり、Inter RATのイベントとして、イベントB1、イベントB2等がある。各イベントの内容は、非特許文献2に記載されている。
例えば、イベントA4は、周辺セルの受信品質が所定の閾値よりも良くなった場合に報告を行うイベントである。イベントA4の適用例を図8を使用して説明する。図8に示すように、周波数f1のCCでPCellが構成され、周波数f2のCCによるセルAが存在するが、最初、セルAはCAを構成しないセルであるものとする。
イベントA4の測定設定情報(周波数f2が測定オブジェクトで指定されている)を受信したユーザ装置UEは、周波数f2のセルAの受信品質が閾値よりも良くなったので、測定結果を基地局eNBに報告し、基地局eNBが、当該ユーザ装置UEに対してセルAをSCellとして追加することを決定し、ユーザ装置UEに対してRRC connection reconfigurationメッセージでSCell追加指示を行う。
なお、測定対象とする周辺セルの周波数やオフセット等は、測定オブジェクトにおいて指定されている。また、測定結果の報告には、例えば、測定ID、周辺セルのセルID、当該周辺セルの測定結果等が含まれる。
また、例えば、イベントA6は、ユーザ装置UEがCAで使用しているSCellと同じ周波数の周辺セルの受信品質が所定のオフセット分だけ当該SCellの受信品質よりも良くなった場合に報告を行うイベントである。イベントA6での測定を行わせることで、使用中のSCellを、より受信品質のよいセルに切り替えることができる。
図7の説明に戻る。ステップ105で測定設定情報(ここではイベントA4の測定指示を含む)を受信したユーザ装置UEは、ネットワーク制御装置10においてSCellとして追加させることを決定したセル(ここではセルAとする)の周波数の測定を行い、イベントの条件を満たしたとする。ユーザ装置UEは、測定結果(measurement report)を基地局eNBに送信する(ステップ106)。基地局eNBにおけるCA制御部104は、ユーザ装置UEから受信した測定結果等から、ユーザ装置UEにおいてセルAはSCellとして追加可能であると判断し、ユーザ装置UEに対してSCell追加設定指示(RRCメッセージ)を送信する(ステップ107)。
その後、SCellのアクティベーションが行われることで、ユーザ装置UEはCAによる通信を開始する。その後、SCellの非アクティベーション、削除等についても、所定のイベントの測定を行うことで実施することができる。例えば、CAを行っているユーザ装置UEが、SCellのエリアを離れた場合、SCellの受信品質が悪くなったことが基地局eNBに通知され、SCellの削除が行われる。
本実施の形態では、マクロセルカバレッジにより通信を確保して、RRC接続状態にあるユーザ装置UEに対してRRCシグナリングによりSCell追加等の設定制御を行うこととしているので、急激なトラヒック変動に即応した迅速な対応が可能である。
(具体例)
次に、図9〜図11を参照して、鉄道の駅において本実施の形態に係る技術を適用した具体例について説明する。駅のホームやその周辺のエリアでは、時間により、駅の利用客(つまり、UE)の数が大きく変動することから、リアルタイムにネットワーク負荷(UEの混雑度等)を検知して、増加したトラヒックを吸収する通信エリアを確保する本実施の形態に係る技術を効果的に適用できる。
図9(a)は、ホームに電車が未到着である時間における状態を示している。このときには、ホーム上では利用客の数は少なく、改札口、レストラン等に利用客が集中することから、ネットワーク制御装置10による制御に基づいて、該当の場所のSCell1、2、3が形成されている。なお、ここでの「SCellを形成する」とは、例えば、基地局から該当セルのエリアにアンテナ又はビームを向けて、信号送信を行うとともに、該当CCの信号を良好な品質で受信できるユーザ装置UEに当該CCのSCellを追加させる(CAを行わせる)ことに相当する。
図9(b)は、電車がホームに進入し、到着直前の状態を示している。この場合、ホーム上に利用客(UE)が多く存在するとともに、電車内にも利用客(UE)が多く存在する。そこで、ネットワーク制御装置10による制御に基づいて、SCell4、5、6が形成されている。より詳細には、例えば、図9(a)で示すSCell1、2、3を形成した基地局は、SCell1、2、3に向けたアンテナチルト又は送信ビームを変えて、SCell4、5、6のエリアを形成するようにアンテナ又は送信ビームを向けて信号送信を行う。SCell4は、ホーム上のUEのトラヒックを吸収するためのものであり、SCell5、6は、電車内のUEのトラヒックを吸収するためのものである。
図9(c)は、電車が通過した後の状態を示す。このときには、例えば、反対側のホームや、階段・出口付近が利用客で混雑するため、ネットワーク制御装置10による制御に基づいて、SCell7、8、9が形成されている。より詳細には、例えば、図9(b)で示すSCell4、5、6を形成した基地局は、さらに、SCell4、5、6に向けたアンテナチルト又は送信ビーム形成を変えて、SCell7、8、9のエリアを形成するようにアンテナ又は送信ビームを向けて信号送信を行う。この例では、SCell7が階段・出口付近のUEのトラヒックを吸収し、SCell8、9が反対側のホームのUEのトラヒックを吸収している。なお、図9におけるSCellのエリアを形成する上記の基地局は、例えば光張り出し基地局等の小型基地局でもよいし、他の種類の基地局でもよい。
図9に示す具体例においては、例えば、SCellによる通信エリアの形成が必要と考えられる場所を予め特定しておき、当該場所に小型基地局(RRH等)を設置しておくものとし、各小型基地局の位置や、セルID等の情報は、ネットワーク制御装置10のデータ格納部14に予め格納されているものとする。
鉄道の駅の例では、電車の到着時刻が予め定められていることから、曜日/時間毎に駅のどの場所が混雑するかを概ね予測できる。そこで、例えば、時刻毎に、どのセルをSCellとして追加するかを予め定めてパターン化しておき、当該制御パターンをネットワーク制御装置20のデータ格納部14に格納しておき、当該制御パターンに基づいてSCell追加制御を行うことが可能である。制御パターンは、ネットワーク制御装置10が取得する外部情報の一種である。
ただし、突発的な電車運行の乱れ等も頻繁に起こることから、本実施の形態では、制御パターンのみでなく、後述するように、情報収集提供装置20から得られた情報も用いることでSCell追加等の制御を行うこととしている。また、制御パターンを用いないこととしてもよい。
図10に、本具体例において、ネットワーク制御装置10のデータ格納部14に格納されているデータの例を示す。図10(a)は、前述した制御パターンを示すものであり、例えば、7時〜9時の時間帯では、セル1、セル2等をSCellとして設定することが示されている。
また、図10(b)は、基地局eNBにおいて管理するセル毎に、当該セルの位置(地理的/物理的な位置であり、例えばセルの中心位置)が示されている。位置に加えて、例えば、あるデフォルトの送信電力において、各セルがカバーするエリアの範囲を示す情報(半径等)を格納してもよい。送信電力を増減した場合のエリアの範囲は、当該情報から算出することができる。
図10(b)に示す情報により、例えば、情報収集提供装置20から、ある位置において人が増加している旨の情報(ネットワーク負荷が高いことを判断できる情報)を受信した場合に、当該位置に対応するセルをSCellとして追加させる制御をリアルタイムで行うことができる。また、位置に加えて、人が混雑している範囲の情報(例:円の半径等)を受信した場合において、ネットワーク制御装置10は、当該位置に対応するセルにおいて、当該範囲をカバーできる送信電力を算出し、当該セルにおいては当該送信電力を用いるよう基地局eNBに指示を行うこととしてもよい。
前述した突発的な運行の乱れ等に対応するための制御方法の例を図11を参照して説明する。
例えば、情報収集提供装置20は、鉄道のシステム40から、運行遅延情報、入場者数、乗客数、改札口の通過人数、乗車券販売数等を受信し、当該情報を解析することで、特定の場所(例:基地局eNBにより管理されるセルがカバーする場所)における混雑/非混雑(ネットワーク負荷の高/低)を判定し、判定結果(解析結果)をネットワーク制御装置10に通知する。なお、ネットワーク制御装置10が混雑/非混雑の判定を行ってもよい。
また、情報収集提供装置20は、例えば、駅のホームに設置したマイク50から駅員のアナウンス音声を取得し、当該音声を解析することにより、電車の到着の遅延等を判断し、特定の場所(例:基地局eNBにより管理されるセルがカバーする場所)における混雑/非混雑(ネットワーク負荷の高/低)を判定し、判定結果(解析結果)をネットワーク制御装置10に通知することとしてもよい。
また、情報収集提供装置20は、例えば、基地局(マクロ、小型)に、あるいは基地局の周辺に、あるいは基地局の場所と関係なく、混雑状況を把握できる場所に設置した1又は複数のカメラ60から、当該カメラ60で撮影された画像・映像を受信することとしてもよい。情報収集提供装置20は、当該画像・映像を解析することにより、特定の場所(例:基地局eNBにより管理されるセルがカバーする場所)における混雑/非混雑(ネットワーク負荷の高/低)を判定し、判定結果(解析結果)をネットワーク制御装置10に通知する。
上記のカメラ60は、無線パラメータチューニングやアンテナチルトの変更に伴う通信セルのビーム方向の変化を追尾するように構成されたカメラであってもよい。
ネットワーク制御装置10のSCell構成決定部12は、情報収集提供装置20から受信した解析結果等に基づいて、制御パターンにおけるセル設定の要否、及び/又は制御パターンにないセルのSCellとしての追加要否を判断し、判断した結果に基づいて、基地局eNBに対してSCell追加制御を行う。
情報収集提供装置20が収集、解析する情報として上記に示した情報は一例に過ぎず、例えば、ラジオ等の音声情報、ツイート(SNS)等の文字情報、交通情報(VICS(登録商標))、自然災害情報、緊急情報(ETWS)、モーションキャプチャ情報、センサーによる人の動き情報等を収集し、解析することで、混雑する場所等を判定し、ネットワーク制御装置10に通知することとしてもよい。
上記のような外部システムからの情報、マイクからの情報、カメラからの情報等を用いて混雑する場所を判定し、判定結果をネットワーク制御装置10に通知し、ネットワーク制御装置10が、当該判定結果に基づいてSCellとして追加すべきセルを特定して、SCell追加制御を行うことは、上記の具体例のように駅に限らずに一般的に適用可能である。
また、基地局eNBに、情報収集提供装置20の機能を備えてもよい。この場合、例えば、基地局eNBは、保守運用システム30から、トラヒックの負荷に応じてSCell形成をダイナミックに変更することが可能であるとのポリシーを受信し、自身で収集した周辺の情報に基づき、SCellのエリア形成および追加削除を実施する。
以上、説明したように、本実施の形態では、基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおいて用いられるネットワーク制御装置であって、ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定手段と、前記セル構成決定手段により決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信手段とを備えるネットワーク制御装置が提供される。
上記の構成により、特定の場所で短期間に大きなトラヒック変動がある場合でも、当該変動に即応できるようにセルを形成することが可能となる。
前記外部情報は、例えば、ネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定手段は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する。このような構成により、ネットワーク負荷の高い場所に迅速にセルを形成することができる。
前記外部情報は、前記ユーザ装置に使用させるセルを時刻毎に記録した制御パターンであってもよい。この構成により、例えば規則正しくネットワーク負荷が変化するような場合に、ネットワーク負荷に応じて適切にセルを形成することができる。
前記セルは、例えば、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである。当該セルは例えばSCellである。このような構成により、例えば、マクロセルカバレッジ(PCell)により通信を確保して、RRC接続状態にあるユーザ装置に対してRRCシグナリングによりSCell追加等の設定制御を行うことができ、急激なトラヒック変動に即応した迅速な対応が可能となる。
また、本実施の形態では、基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおける前記基地局と、ネットワーク制御装置とを有するネットワーク制御システムにおいて実行されるネットワーク制御方法であって、前記ネットワーク制御装置が、ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得ステップと、前記ネットワーク制御装置が、前記取得ステップにより取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定ステップと、前記ネットワーク制御装置が、前記セル構成決定ステップにより決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信ステップと、前記基地局が、前記指示情報に基づいて、前記セルをユーザ装置に使用させるための設定情報を当該ユーザ装置に送信する設定ステップとを備えるネットワーク制御方法が提供される。
上記の構成により、特定の場所で短期間に大きなトラヒック変動がある場合でも、当該変動に即応できるようにセルを形成することが可能となる。
前記基地局は、前記設定ステップにおいて、ユーザ装置に対して前記セルの測定を行わせて、所定の条件を満たしたときに当該セルの測定結果を報告させるための測定設定情報を当該ユーザ装置に送信することとしてもよい。この構成により、基地局は、ユーザ装置に使用させたいセルが、当該ユーザ装置にとって適切かどうか(品質がよいかどうか)を判断でき、適切にセルの追加を行うことができる。
前記セルは、例えば、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである。また、前記基地局は、前記設定ステップにおいて、前記キャリアアグリゲーションで使用されるPCellのカバレッジ内にあるユーザ装置に対して前記設定情報を送信することができる。このような構成により、例えば、マクロセルカバレッジ(PCell)により通信を確保して、RRC接続状態にあるユーザ装置に対してRRCシグナリングによりSCell追加等の設定制御を行うことができ、急激なトラヒック変動に即応した迅速な対応が可能となる。
本実施の形態で説明する各装置(基地局等)の機能構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
(第1項)
基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおいて用いられるネットワーク制御装置であって、
ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定手段と、
前記セル構成決定手段により決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信手段と
を備えることを特徴とするネットワーク制御装置。
(第2項)
前記外部情報は、ネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定手段は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する
ことを特徴とする第1項に記載のネットワーク制御装置。
(第3項)
前記外部情報は、前記ユーザ装置に使用させるセルを時刻毎に記録した制御パターンである
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載のネットワーク制御装置。
(第4項)
前記セルは、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである
ことを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載のネットワーク制御装置。
(第5項)
コンピュータを、第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載のネットワーク制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
(第6項)
基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおける前記基地局と、ネットワーク制御装置とを有するネットワーク制御システムにおいて実行されるネットワーク制御方法であって、
前記ネットワーク制御装置が、ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得ステップと、
前記ネットワーク制御装置が、前記取得ステップにより取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定ステップと、
前記ネットワーク制御装置が、前記セル構成決定ステップにより決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信ステップと、
前記基地局が、前記指示情報に基づいて、前記セルをユーザ装置に使用させるための設定情報を当該ユーザ装置に送信する設定ステップと
を備えることを特徴とするネットワーク制御方法。
(第7項)
前記基地局は、前記設定ステップにおいて、ユーザ装置に対して前記セルの測定を行わせて、所定の条件を満たしたときに当該セルの測定結果を報告させるための測定設定情報を当該ユーザ装置に送信する
ことを特徴とする第6項に記載のネットワーク制御方法。
(第8項)
前記セルは、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである
ことを特徴とする第6項又は第7項に記載のネットワーク制御方法。
(第9項)
前記基地局は、前記設定ステップにおいて、前記キャリアアグリゲーションで使用されるPCellのカバレッジ内にあるユーザ装置に対して前記設定情報を送信する
ことを特徴とする第8項に記載のネットワーク制御方法。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
10 ネットワーク制御装置
20 情報収集提供装置
30 保守運用システム
11 指示情報送信部
12 SCell構成決定部
13 データ取得部
14 データ格納部
101 UL信号受信部
102 DL信号送信部
103 測定制御部
104 CA制御部
105 指示制御部

Claims (7)

  1. 基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおいて用いられるネットワーク制御装置であって、
    ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定手段と、
    前記セル構成決定手段により決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信手段とを備え、
    前記外部情報は、マイクにより収集された音声、又は、カメラで撮影された画像もしくは映像に基づいて得られたネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定手段は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する
    ことを特徴とするネットワーク制御装置。
  2. 前記セルは、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  3. コンピュータを、請求項1又は2に記載のネットワーク制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  4. 基地局とユーザ装置とを有する移動通信システムにおける前記基地局と、ネットワーク制御装置とを有するネットワーク制御システムにおいて実行されるネットワーク制御方法であって、
    前記ネットワーク制御装置が、ネットワーク負荷を判断するための外部情報を取得する取得ステップと、
    前記ネットワーク制御装置が、前記取得ステップにより取得された前記外部情報に基づきネットワーク負荷が高いと判断されるエリアのユーザ装置に使用させるセルを決定するセル構成決定ステップと、
    前記ネットワーク制御装置が、前記セル構成決定ステップにより決定された前記セルをユーザ装置に使用させるための指示情報を前記基地局に送信する指示情報送信ステップと、
    前記基地局が、前記指示情報に基づいて、前記セルをユーザ装置に使用させるための設定情報を当該ユーザ装置に送信する設定ステップとを備え、
    前記外部情報は、マイクにより収集された音声、又は、カメラで撮影された画像もしくは映像に基づいて得られたネットワーク負荷が高いエリアの位置の情報を含み、前記セル構成決定ステップにおいて、前記ネットワーク制御装置は、当該位置に対応するセルを前記ユーザ装置に使用させるセルとして決定する
    ことを特徴とするネットワーク制御方法。
  5. 前記基地局は、前記設定ステップにおいて、ユーザ装置に対して前記セルの測定を行わせて、所定の条件を満たしたときに当該セルの測定結果を報告させるための測定設定情報を当該ユーザ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載のネットワーク制御方法。
  6. 前記セルは、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるセルである
    ことを特徴とする請求項又はに記載のネットワーク制御方法。
  7. 前記基地局は、前記設定ステップにおいて、前記キャリアアグリゲーションで使用されるPCellのカバレッジ内にあるユーザ装置に対して前記設定情報を送信する
    ことを特徴とする請求項に記載のネットワーク制御方法。
JP2014116960A 2014-06-05 2014-06-05 ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP6401939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014116960A JP6401939B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014116960A JP6401939B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015231152A JP2015231152A (ja) 2015-12-21
JP6401939B2 true JP6401939B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=54887729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014116960A Expired - Fee Related JP6401939B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6401939B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6506217B2 (ja) * 2016-07-12 2019-04-24 日本電信電話株式会社 可動無線局制御方法、無線通信システム及び集中制御局
JP6756904B2 (ja) * 2016-09-01 2020-09-16 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) 同じ物理的周波数のハンド間ハンドオーバ
DE112017007782B4 (de) 2017-08-28 2022-04-28 Mitsubishi Electric Corporation Drahtlos-Kommunikationseinrichtung, Drahtlos-Kommunikationsverfahren und Drahtlos-Kommunikationsprogramm
JP6867313B2 (ja) * 2018-01-23 2021-04-28 Kddi株式会社 基地局、通信方法、及び通信システム
JP7052400B2 (ja) * 2018-02-20 2022-04-12 日本電気株式会社 データ収集装置、及び基地局
JP2021175107A (ja) * 2020-04-27 2021-11-01 日本電気株式会社 無線端末、センターサーバ装置、及びこれらの方法
JP2021184539A (ja) * 2020-05-21 2021-12-02 ソフトバンク株式会社 基地局調整装置、基地局、基地局調整システム及び基地局調整方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197264A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Toshiba Corp 無線基地局システムおよびその通信制御方法
JP2007001381A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Oki Electric Ind Co Ltd 列車混雑率情報の収集及び提供システム
JP2008177684A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nec Corp 混雑情報提供システム、移動体端末、サーバー、混雑情報提供方法およびプログラム
JP2010130161A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kddi Corp トラヒック迂回制御方式
JP2012009945A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Sharp Corp 無線通信システム、基地局装置および通信方法
JP2012080312A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
JP5856456B2 (ja) * 2011-12-02 2016-02-09 株式会社日立製作所 人流予測装置および方法
US8805384B2 (en) * 2012-04-27 2014-08-12 Intel Corporation Inter-rat coverage determination for energy saving management
JP2014022855A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Sony Corp 情報処理装置、通信システムおよび情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015231152A (ja) 2015-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6401939B2 (ja) ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム
US10051495B2 (en) Identifying coverage holes using inter-rat handover measurements
CN107197421B (zh) E-utra网络中的覆盖调整
US20160135132A1 (en) Self-Calibrating and Self-Adjusting Network
US11729635B2 (en) Mobile base station drive test optimization
US10560864B2 (en) Event-driven network demand finder of a radio access network
US20230300686A1 (en) Communication system for machine learning metadata
US20230319661A1 (en) Cell reselection priorities between terrestrial networks and non-terrestrial networks
TW202046763A (zh) 事件驅動記錄最小化路測
WO2020256605A1 (en) Evaluating overall network resource congestion before scaling a network slice
CN116803063A (zh) 用于在呼叫建立期间选择性启用或禁用测量报告的方法和装置
US20240155397A1 (en) Apparatus, method, and computer program
US20240129704A1 (en) Public Warning System (PWS) Reception by Aerial User Equipment (UE)
US20240039938A1 (en) IOT Blockchain DDOS Detection and Countermeasures
WO2024094176A1 (en) L1 data collection
WO2023136769A1 (en) Reporting of ntn-related son information
WO2024096801A1 (en) Indicating lbt results in failure report
WO2023211356A1 (en) User equipment machine learning functionality monitoring
CA3228063A1 (en) Relaxed measurement mode of operation when ue performs high-priority actions
WO2023007022A1 (en) Methods and apparatuses for controlling load reporting
WO2024030065A1 (en) Reporting of successful reconfiguration with sync (spcell change) involving lbt issues
WO2023014255A1 (en) Event-based qoe configuration management
WO2024068531A1 (en) Handling of non-network energy savings capable ue mobility in network energy savings capable cells
GB2623491A (en) Apparatus, method, and computer program
TW202341794A (zh) 在執行雙主動協定堆疊交接時存錄及報告多重隨機存取程序資訊

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6401939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees