JP6400998B2 - Liquid storage container - Google Patents
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Description
本発明は、液体収納容器に関し、詳細には、外壁材の施工時に用いられる液体を収納するのに適した液体収納容器に関する。 The present invention relates to a liquid storage container, and more particularly, to a liquid storage container suitable for storing a liquid used during construction of an outer wall material.
外壁材をはじめとする各種建築用材料を施工する現場では、建物の意匠性を維持するために塗料が用いられる場合がある。このような塗料は、有底筒状の缶に収納されている。このような缶は、その開口部を蓋で塞がれるようになっている。また、施工現場で塗料を使用する場合、例えば筆やヘラのような塗付具を塗料に浸して、塗付具が適量で塗料を保持するように、塗付具に保持されている塗料の一部が缶の開口部で取り除かれる。これにより、缶の開口部では、付着した塗料が硬化するので、缶の開口部は蓋で塞がれ難くなり、開口部と蓋とで隙間が生じやすくなる。この隙間から、塗料の溶剤が揮発し易くなるだけでなく、塗料も漏れやすくなる。つまり、隙間から溶剤が揮発し易くなると、塗料を長期間保存することが困難となる。また、隙間から塗料が漏れやすくなると、施工者の動作を制限するだけでなく、建築用材料を塗料で汚してしまう可能性が生じる。 In the field where various building materials such as outer wall materials are constructed, a paint may be used to maintain the design of the building. Such a paint is stored in a bottomed cylindrical can. Such a can is configured such that its opening is closed with a lid. Also, when using paint at the construction site, for example, immerse the applicator, such as a brush or spatula, in the paint so that the applicator holds the paint in an appropriate amount. Part is removed at the can opening. As a result, the adhering paint is cured at the opening of the can, so that the opening of the can is not easily covered with the lid, and a gap is easily formed between the opening and the lid. From this gap, not only does the solvent of the paint easily evaporate, but the paint also leaks easily. That is, if the solvent is easily evaporated from the gap, it is difficult to store the paint for a long period of time. In addition, if the paint easily leaks from the gap, not only the operation of the installer is restricted, but the building material may be stained with the paint.
そこで従来から、例えば、口の内側側面にテーパー状構造を設けたビンと、このテーパー状構造を嵌合する筆の軸すり合わせ部を設けたキャップとを備える筆つきビンが提案されている(特許文献1参照)。 Therefore, conventionally, for example, a brushed bottle including a bottle provided with a tapered structure on the inner side surface of the mouth and a cap provided with a brush shaft alignment portion that fits the tapered structure has been proposed (patent) Reference 1).
しかし、このような筆つきビンでも、施工者によっては、筆に付着した液体内容物の一部をビンの口で取り除く場合がある。これにより、ビンの口では液体内容物が硬化してしまうので、キャップでビンの口を密栓しようとしてもキャップとビンの口との間で、僅かな隙間が生じる可能性がある。また、ビンの口に付着している液体内容物が硬化する前にキャップで密栓してしまうと、再度使用する際には液体内容物が硬化して、キャップがビンに固着してしまう可能性がある。 However, even with such a bottle with a brush, some installers may remove a part of the liquid content adhering to the brush at the mouth of the bottle. Thus, since the mouth of the bottle ends up curing liquid contents, between the cap and bottle mouth even trying sealed mouth of the bottle with the cap, there is a possibility that a slight gap is formed. In addition, if the liquid contents adhering to the bottle mouth are hardened with a cap before hardening, the liquid contents may harden and the cap may stick to the bottle when used again. There is.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、収納された液体を可能な限り長く使用することができる液体収納容器を提供することを目的とするものである。 This invention is made | formed in view of said point, and it aims at providing the liquid storage container which can use the stored liquid as long as possible.
本発明の第1発明に係る液体収納容器は、ボトルと、キャップとを備え、前記ボトルは、液体を収納するための胴部と、開口部と、内壁から前記開口部に臨むしごき片とを備え、前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、前記しごき片にて前記フデから除去される前記液体が前記胴部の内方へと流下可能とされ、前記キャップのキャップ本体は、前記ボトルの開口部を閉塞可能とされ、前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記しごき片よりも内方において前記ボトルの内面と前記フデの外面とが前記液体を前記胴部内に密封可能となるよう密着可能とされ、前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする。 A liquid storage container according to a first aspect of the present invention includes a bottle and a cap, and the bottle includes a body part for storing a liquid, an opening part, and a squeezing piece facing the opening part from an inner wall. The cap includes a cap body and a hood having a longitudinal groove formed along a central axis of the cap, and the liquid removed from the hood by the squeezing piece is directed inward of the body portion. The cap main body of the cap is capable of closing the opening of the bottle, and when the opening of the bottle is closed by the cap, the inner surface of the bottle is inward of the squeezing piece. And the outer surface of the hood can be in close contact with each other so that the liquid can be sealed in the body portion, and the longitudinal groove extends to the tip side of the basin from the contact portion between the inner surface of the bottle and the outer surface of the basin. That And butterflies.
本発明の第2発明に係る液体収納容器は、ボトルと、キャップとを備え、前記ボトルは、頭部と、液体を収納するための胴部とを備え、前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、前記キャップのキャップ本体は、前記頭部を覆い、前記頭部は、その上端に位置する開口部と、前記フデに付着する液体の一部を取り除くしごき片とを備え、前記頭部の内壁は、その下端側で前記胴部側に傾斜し、前記しごき片は、前記頭部の下端側から前記開口部へ立設され、前記しごき片の上端は、前記頭部の内壁よりも平面視内側に位置しており、前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記ボトルの内面と前記フデの外面とが密着可能とされ、前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする。 Liquid container according to the second aspect of the present invention comprises a bottle, a cap, said bottle comprising a head and a body portion for containing the liquid, the cap includes a cap body, said A cap having a longitudinal groove formed along a central axis of the cap, wherein the cap body of the cap covers the head, and the head is attached to the opening and an opening located at an upper end thereof. A squeezing piece for removing a part of the liquid, the inner wall of the head is inclined toward the body side at the lower end side, and the squeezing piece is erected from the lower end side of the head to the opening. The upper end of the ironing piece is located on the inner side in a plan view than the inner wall of the head, and when the opening of the bottle is closed by the cap, the inner surface of the bottle and the outer surface of the hood are in close contact with each other. The inner surface of the bottle and the outer surface of the wade Characterized in that than the adhesion portion has said longitudinal groove extends distally of the brush.
本発明によれば、収納された液体を可能な限り長く使用することができる。 According to the present invention, the stored liquid can be used for as long as possible.
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。これらの図面で同一の構成要素には同じ符号を付して重複した説明を省略する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. In these drawings, the same components are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
図1のように、本実施形態に係る液体収納容器は、ボトル1と、キャップ2とを備える。ボトル1は、頭部3と、液体を収納するための胴部4と、開口部5と、頭部3の内壁から開口部5に臨むしごき片31とを備える。キャップ2は、キャップ本体21と、フデ6とを備える。しごき片31にてフデ6から除去される液体が胴部4の内方へと流下可能となっている。キャップ本体21は、ボトル1の開口部5を閉塞可能に構成されており、頭部3の外側を覆っている。キャップ2によりボトル1の開口部5を閉塞した際に、しごき片31よりも内方において液体を胴部4内に密封可能となるようボトル1の内面(内壁)とフデ6の外面とが密着可能になっている。開口部5は、頭部3の上端に位置する。しごき片31は、フデ6に付着した液体の一部を取り除くように構成されている。頭部3の内壁は、その下端側から胴部4に向かうように傾斜する。しごき片31は、頭部3の下端側から開口部5へ立設されている。しごき片31の上端は、頭部3の内壁よりも平面視内側(ボトル1の中心軸側)に位置している。
As shown in FIG. 1, the liquid storage container according to this embodiment includes a
上記の液体は、室温で流動性を有する溶液であれば、特に限定されない。このような液体として、例えば、塗料等が挙げられる。 The liquid is not particularly limited as long as it is a solution having fluidity at room temperature. An example of such a liquid is paint.
また、頭部3は、胴部4と連結していることが好ましい。頭部3が胴部4と連結していると、ボトル1の内面は、その一部として頭部3の内壁を含むこととなる。
The
また、本実施形態に係る液体収納容器では、胴部4に液体を収納する観点から、ボトル1は、耐薬品性を付与する材料から形成されていることが好ましい。また、施工現場での落下や建築用材料との衝突により胴部4が割れて内部の液体が漏れ出ることを軽減する観点から、ボトル1は、耐衝撃性を付与する材料から形成されていることも好ましい。
In the liquid storage container according to the present embodiment, the
このようにボトル1に耐薬品性及び耐衝撃性を付与するにあたって、ボトル1を構成する材料として、例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)のような樹脂材料が挙げられる。また、ボトル1は、上記のように例示した材料のうち、成型品に透光性を付与する材料から形成されていることが好ましい。このように、ボトル1が透光性を有していると、キャップ2を開けることなく、例えば、色、残量、撹拌状態等のボトル1内の液体の様子を容易に視認することができる。
As described above, when the
また、ボトル1は、ブロー成型法や、ブロー成型法を応用した公知の成型法で成型することができる。ブロー成型法を応用した成型法として、例えば、インジェクションブロー成型法などがある。ここで、「インジェクションブロー成型法」とは、射出成型法と、ブロー成型法とを組み合わせた成型法である。
Moreover, the
また、ボトル1は、胴部4で50〜80gの液体を収納できる容積を有することが好ましい。ボトル1が、上述のような容積を有していると、液体を収納する容器の大きさを従来よりも小さくすることができる。これにより、製造現場では、保管スペースが軽減されて保管管理がし易くなる。また、液体が塗料である場合、施工現場では、本実施形態に係る液体収納容器の持ち運びが便利になり、作業者が塗料を用いて補修する際に直ぐに使用することができるので、作業の煩雑性を軽減することができる。
Moreover, it is preferable that the
また、頭部3は、中栓30を備える。図1のように、ボトル1の上方部11と中栓30とが嵌合して一体になることで頭部3は構成される。このような中栓30には、ボトル1の中心軸に沿って上下方向に貫通する空間7が形成されている。この空間7は、開口部5と接続されている。また、中栓30は、側片33と、縦片34とを備える。側片33及び縦片34は、互いに連結し、上方部11の内壁形状に沿って上方部11の内壁全周に設けられている。これにより、側片33及び縦片34の各々の内壁は、頭部3の内壁を構成する。この頭部3の内壁は、その上端で、開口部5の外周縁を規定する。
The
側片33の内壁は、側片33の下端側で傾斜しているとよい。また、頭部3の外壁側には、雄ネジ36が設けられている。この雄ネジ36は、キャップ本体21の内壁に設けられている雌ネジ22と螺合する。
The inner wall of the
また更に、中栓30は、しごき片31と、傾斜片32と、固定片35とを備える。しごき片31は、頭部3の下端側に位置する側片33及び縦片34の連結位置から開口部5へ立設されている。また、図1及び図2Aのように、しごき片31の上端は、頭部3の上端よりも高い位置に配置されていることが好ましい。また、図2Bのように、しごき片31は、開口部5の外周縁に沿って配置されていることが好ましい。このようなしごき片31は、適度の強度を有するとよい。また、しごき片31は、頭部3の形状に沿って複数設けられていることが好ましい。しごき片31が複数設けられえていると、ボトル1を持ち替えることなく任意のしごき片31を使用することができ使い勝手が向上するとともに、しごき片31と側片33との間に垂れ落ちた液体を隣り合う2つのしごき片31、31の間から傾斜片32を通って、胴部4に戻すことができる。
Furthermore, the
ここで、「適度の強度」とは、フデ6に付着した液体の一部を取り除くために必要な強度を指す。
Here, the “appropriate strength” refers to a strength necessary for removing a part of the liquid adhering to the
上述のように、しごき片31に強度を付与するにあたって、例えば、固定片35で、しごき片31を側片33に固定しているとよい。
As described above, in order to give strength to the
しごき片31が固定片35により固定される場合、固定片35は、しごき片31と側片33との間に設けられ、しごき片31と側片33とに連結されているとよい。また、固定片35の上端は、図1及び図2Aのように、頭部3の上端よりも低い位置に配置されていることが好ましい。これにより、しごき片31で、フデ6に付着した液体の一部を取り除くときに、液体が固定片35の上端に付着したとしても、この液体が頭部3の上端にまで漏れだすことを軽減することができる。しごき片31は、図2Bのように、頭部3の形状に沿って複数設けられている場合も、上述のように、固定片35で、しごき片31の各々を側片33に固定することができる。しごき片31を頭部3の形状に沿って複数設ける場合、しごき片31の数は、特に限定されない。例えば、図2Bのように、4つのしごき片31、31、31、31を、略等間隔で離間して、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。ここで、「略等間隔」とは、同一曲線上で隣り合うしごき片31、31の距離において、その各々の差が僅かで、事実上同じと判断できる程度を指す。
When the
また、図2A及び図2Bのように、しごき片31には、その上端から凹入している縦溝37が設けられていることが好ましい。このように、縦溝37が設けられていると、縦溝37が、フデ6に付着した液体の一部を取り除く箇所になる。これにより、液体を取り除く箇所が決まるので、液体が頭部3の上端に付着し難くなり、雄ネジ36にまで液体が漏れだすことを軽減することができる。また更に、縦溝37は、その下端が丸みを帯びた形状となるU字状に形成されていることが好ましい。縦溝37がU字状に形成されていると、フデ6に付着した液体の一部を効率よく取り除くことができる。これにより、フデ6から液体を垂れ落ちにくくすることができる。また、液体が塗料であると、作業現場や建築用材料をフデ6から垂れ落ちた塗料で汚すことを軽減できる。結果として、作業現場での作業効率を改善することができる。上記縦溝37の下端は、固定片35の上端と同じ位置に配置されていることが好ましい。
2A and 2B, the
また、図2Aのように、しごき片31よりも内側(ボトル1の中心軸側)に傾斜片32が設けられていることが好ましい。また、この傾斜片32は、しごき片31の配置位置から下方へ傾斜していることが好ましい。また、傾斜片32は、しごき片31の配置位置から下方へ傾斜し、途中で屈曲して更に下方へ傾斜している。このような傾斜片32は、ボトル1の中心軸周りの全周に亘って繋がって配置されていることが好ましい。
Moreover, it is preferable that the
上述のように、本実施形態に係る液体収納容器が傾斜片32を備えると、傾斜片32の下端が、液体収納容器において最も小さく開口する。これにより、液体が揮発し易い溶剤を含有していても、この溶剤を胴部4から揮発させ難くすることができる。傾斜片32は、後述のフデ支持部62と接触するので、胴部4の内部を、傾斜片32と後述のフデ支持部62とで更に密閉することができる。なお、傾斜片32とフデ6とを接触させても良い。
As described above, when the liquid storage container according to the present embodiment includes the
また、図3のように、傾斜片32の内面には、ボトル1の中心軸周りの全周に亘って繋がっている横リブ38が設けられていることが好ましい。この横リブ38は、水平方向に沿って、傾斜片32から突出していることが好ましい。また、傾斜片32の内面に設けられる横リブ38の数は、特に限定されない。しかし、横リブ38は上下方向に沿って間隔をあけて複数設けられているとよい。尚、図3の例では、2つの横リブ38、38が互いに上下方向に沿って間隔をあけて傾斜片32の内面に設けられている。このように横リブ38を傾斜片32の内面に設けると、傾斜片32とフデ6の一部との接触面積が減るので、キャップ2の取外しが容易になる。なお、上記フデ6の一部は、後述のフデ支持部62であってもよい。
Further, as shown in FIG. 3, it is preferable that the inner surface of the
上述のような中栓30は樹脂材料から形成されているとよい。また、中栓30の成型方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。中栓30の成型方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
The
また、図1のように、本実施形態に係る液体収納容器では、キャップ2は、少なくとも開口部5をキャップ本体21で密閉していることが好ましい。このように開口部5を密閉するには、キャップ本体21の内側天面にコンタクトリング23を設けるとよい。コンタクトリング23は、キャップ2の内側天面から下方に突出する円状の突起であり、頭部3の上端と接触するように形成されている。また、これに限らず、コンタクトリング23よりも内側(ボトル1の中心軸側)に位置するインナーリングを更にキャップ本体21の内側天面に設けることができる。上記インナーリングは、コンタクトリング23よりも内側に位置してコンタクトリング23よりも下方に突出する円状の突起であり、開口部5の外周縁から頭部3の内壁にかけて接触するように形成されている。
Further, as shown in FIG. 1 , in the liquid storage container according to the present embodiment, it is preferable that the
上記キャップ本体21は、樹脂材料から形成されているとよい。また、キャップ本体21の成型方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。キャップ本体21の成型方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
The
また、本実施形態に係る液体収納容器が密閉されている場合、胴部4の内部に液体と撹拌球とを収納させ、この撹拌球で液体を胴部4の内部で撹拌することが可能になる。
Further, when the liquid storage container according to the present embodiment is sealed, it is possible to store the liquid and the stirring sphere in the
また、図1及び図4のように、本実施形態に係る液体収納容器では、キャップ2の中心軸に沿って、キャップ本体21の内側天面にフデ6が設けられていることが好ましい。これにより、フデ6は、キャップ2の一部となる。尚、図4のように、フデ6は、キャップ本体21と一体に成型されてもよい。また、フデ6は、軸61と、フデ支持部62とを備える。軸61は、その上端でフデ支持部62と一体になるように設けられていることが好ましい。尚、図4のように、軸61は、フデ支持部62と一体に成型されてもよい。
Further, as shown in FIGS. 1 and 4, in the liquid storage container according to the present embodiment, it is preferable that the
また、図4のように、フデ支持部62は、キャップ2の中心軸に沿ってキャップ本体21の内側天面から下方へ突出するように形成されているとよい。また、フデ支持部62には、キャップ2の中心軸側に、縦溝24が形成されている。この縦溝24の表面は、キャップ2の外面の一部として構成されている。フデ支持部62に縦溝24を設けると、成型時の肉引きが軽減されるので、キャップ2における各種寸法誤差を軽減することができる。
Further, as shown in FIG. 4, the
ここで「肉引き」とは、成型型の中で、軟化した樹脂等の材料が硬化して縮む現象を指す。 Here, “meat-drawing” refers to a phenomenon in which a softened material such as a resin hardens and shrinks in a mold.
また、フデ6は、軸61及びフデ支持部62の他に、穂63を備える。この穂63は、軸61の先端に設けられているとよい。すなわち、穂63は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、軸61の下端に設けられているとよい。
In addition to the
また、フデ6の先端は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、胴部4の内側に位置していることが好ましい。更に好ましくは、フデ6の先端は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、胴部4の内側に位置し、更にはボトル1の内底面付近にまで達している。このように、フデ6の先端が胴部4の内側に位置していると、可能な限り少ない残量まで胴部4の液体をフデ6に付着させて使用することができる。また、フデ6の一部は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、傾斜片32と接触していることが好ましい。更に好ましくは、フデ支持部62の一部は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、傾斜片32と接触している。このように、フデ6の一部が傾斜片32と接触していると、胴部4の液体は、開口部5の他に、フデ6の一部と傾斜片32とで密閉される。これにより、液体が揮発性の溶剤を含有していても、この溶剤を胴部4から揮発させ難くすることができる。
Moreover, it is preferable that the front end of the
また、キャップ2は、雌ネジ22を更に備える。雌ネジ22は、キャップ本体21の内壁に設けられている。
The
また、キャップ2が頭部3を覆って開口部5を閉塞した状態で、キャップ2の中心軸とボトル1の中心軸とが略一致しているとよい。
Further, it is preferable that the center axis of the
ここで「略一致」とは、キャップ2の中心軸とボトル1の中心軸とのずれが僅かで、事実上、一致していると考えられる程度を指す。
Here, “substantially coincident” refers to the extent that the center axis of the
また、軸61は、穂63がボトル1の内側底面付近に位置するような長さになっているとよい。軸61を構成する材料は、使用時にフデ6をフデ支持部62で保持できるようになっていれば、特に限定されない。軸61を構成する材料は、例えば、樹脂材料、木材、金属材料等から形成することができる。また、図4のように、軸61が、フデ支持部62及びキャップ本体21と一体に成型される場合、軸61、フデ支持部62、及びキャップ本体21の各々を構成する材料を、同一にすることができる。軸61をフデ支持部62及びキャップ本体21と一体に成型する方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。このような方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
Further, the
また、穂63は、液体を塗布するのに要する剛性を継時的に低下させ難くなっていれば、穂63を構成する材料等は、特に限定されない。例えば、穂63は、樹脂材料、動物毛、植物繊維等から形成することができる。
In addition, the material or the like constituting the
また、図5のように、本実施形態に係る液体収納容器では、頭部3は、上下方向で雄ネジ36と胴部4との間に位置する首部8を備える。この首部8には、その外側面から水平方向に沿って突出する縦リブ81が設けられている。この縦リブ81は、図6のように複数設けられてもよい。
Further, as shown in FIG. 5, in the liquid storage container according to the present embodiment, the
また、図5のような、首部8に縦リブ81が設けられたボトル1でも、上述のボトル1の上方部11と中栓30とが嵌合して一体になることで頭部3を構成することができる。
In addition, as shown in FIG. 5, the
また、図7のように、本実施形態に係る液体収納容器では、しごき片31と、傾斜片32と、ボトル1の上方部11とを一体に成型して、ボトル1を形成してもよい。このようなボトル1では、傾斜片32は、首部8となり、ボトル1の上方部11は、頭部3となる。これにより、上方部11の内壁は、頭部3の内壁を構成する。このような頭部3の内側(ボトル1の中心軸側)では、ボトル1の中心軸に沿って上下方向に貫通する空間7が形成されている。この空間7は、開口部5と接続されている。また、しごき片31は、頭部3(ボトル1の上方部11)の内壁よりもボトル1の中心軸側に位置し、傾斜片32上に設けられていることが好ましい。
Further, as shown in FIG. 7, in the liquid storage container according to this embodiment, the
また、図8Aのように、しごき片31は、開口部5の外周縁(ボトル1の中心軸周り)に沿って、設けられていることが好ましい。尚、図8Aの例では、1つのしごき片31が、開口部5の外周縁に沿った同一曲線上に繋がって設けられている。
Further, as shown in FIG. 8A, the
また、しごき片31は、図8B及び図8Cのように、複数設けられてもよい。また、しごき片31の各々には、頭部3に固定する面積を増やすために固定片35を設けてもよい。しごき片31が複数設けられていれば、その数については、特に限定されない。例えば、図8Bのように、2つのしごき片31、31を、互いに向かい合うように、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。また、図8Cのように、5つのしごき片31、31、31、31、31を、略等間隔で離間して、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。
Moreover, the
ここで、「略等間隔」とは、同一曲線上で隣り合うしごき片31、31の距離において、その各々の差が僅かで、事実上同じと判断できる程度を指す。
Here, “substantially equidistant” refers to the extent to which it can be determined that the difference between each of the ironing
上述のように、しごき片31が複数設けられていると、ボトル1を持ち替えることなく任意のしごき片31を使用することができ使い勝手が向上するとともに、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を隣り合う2つのしごき片31、31の間から傾斜片32を通って、胴部4に戻すことができる。なお、しごき片31としては、例えば図8Bや図8Cのように複数設けることなく、いずれか一つ設けるものであってもよい。
As described above, the wiping
また、図7のように、しごき片31の上端は、頭部3の上端よりも低くなるように配置されていてもよい。また、図8Aのように、しごき片31は、自身が位置する傾斜片32上に横孔を備えてもよい。しごき片31が上記横孔を備えると、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を上記横孔を通って、胴部4に戻すことができる。また、上記横孔は、ボトル1の中心軸周りに沿って、複数設けられているとよい。上記横孔を複数設けると、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を効率よく、胴部4に戻すことができる。
In addition, as shown in FIG. 7, the upper end of the
また、図7のように、しごき片31の上端には、その形状に沿って、横突起39が設けられていることが好ましい。この横突起39は、しごき片31からボトル1の中心軸に向かって突出していることが好ましい。この場合、横突起39の大きさは、特に限定されないが、例えば、横突起39は、0.3〜0.5mmのサイズで突出しているとよい。
Further, as shown in FIG. 7, it is preferable that a
上述のように、横突起39をしごき片31の上端に設けるにあたって、横突起39は、フデ6の一部と接触するように配置されていることが好ましい。更に好ましくは、横突起39は、縦溝24を備える中空釣鐘状のフデ支持部62と接触するように配置されていることが好ましい。つまり、フデ6を備えるキャップ2で頭部3の外側を覆う場合、フデ6の一部は、横突起39と、傾斜片32とで接触し、キャップ本体21は、頭部3の上端と接触していることが好ましい。
As described above, when the
また、横突起39がしごき片31の上端に設けられていると、しごき片31でフデ6に付着した液体の一部を取り除いても、この液体は、横突起39を乗り上げて頭部3の上端に付着し難くなる。これにより、ボトル1の雄ネジ36を液体で汚すことが軽減され、雄ネジ36に漏れ出た液体によりキャップ2が頭部3に固着することを軽減することができる。
Further, when the
本実施形態に係る液体収納容器では、フデ6に付着した液体の一部を取り除く際に、液体が頭部3の上端に付着することを軽減することができる。これにより、液体が塗料であっても、塗料が硬化したことによる隙間を頭部3とキャップ2との間に生じにくくすることができる。本実施形態に係る液体収納容器に液体を収納して保管すると、液体に含有される溶剤を揮発させ難くすることができる。これにより、液体を胴部4の内部で硬化させ難くすることができる。胴部4の内部で液体が硬化され難くなると、本実施形態に係る液体収納容器に液体を収納して保管する期間を更に長く向上することができる。また、フデ6から液体が垂れ落ちにくくすることができるので、例えば、施工現場や各種建築用材料を液体で汚すことを軽減することができる。結果として、施工現場での作業を軽減することができる。
In the liquid container according to the present embodiment, it is possible to reduce the adhesion of the liquid to the upper end of the
上記では、幾つかの好ましい実施形態について記述したが、本来の趣旨および範囲、即ち特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者によって様々な修正および変形が可能である。 While several preferred embodiments have been described above, various modifications and changes can be made by those skilled in the art without departing from the true spirit and scope of the invention, that is, the claims.
1 ボトル
2 キャップ
3 頭部
4 胴部
5 開口部
6 フデ
21 キャップ本体
31 しごき片
1 bottle <br/> 2 caps <br/> 3
Claims (6)
前記ボトルは、液体を収納するための胴部と、開口部と、内壁から前記開口部に臨むしごき片とを備え、
前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、
前記しごき片にて前記フデから除去される前記液体が前記胴部の内方へと流下可能とされ、
前記キャップのキャップ本体は、前記ボトルの開口部を閉塞可能とされ、
前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記しごき片よりも内方において前記ボトルの内面と前記フデの外面とが前記液体を前記胴部内に密封可能となるよう密着可能とされ、
前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする液体収納容器。 A bottle and a cap,
The bottle includes a body for storing liquid, an opening, and a squeezing piece facing the opening from an inner wall,
The cap includes a cap body and a hood having a longitudinal groove formed along a central axis of the cap ,
The liquid that is removed from the base by the squeezing piece is allowed to flow down to the inside of the trunk portion,
The cap body of the cap is capable of closing the opening of the bottle,
When the opening of the bottle is closed by the cap, the inner surface of the bottle and the outer surface of the hood are in close contact with the inner side of the squeezing piece so that the liquid can be sealed in the barrel ,
The liquid container according to claim 1 , wherein the longitudinal groove extends to the tip side of the basin rather than a close contact portion between the inner surface of the bottle and the outer surface of the basin .
前記ボトルは、頭部と、液体を収納するための胴部とを備え、
前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、
前記キャップのキャップ本体は、前記頭部を覆い、
前記頭部は、その上端に位置する開口部と、前記フデに付着する液体の一部を取り除くしごき片とを備え、
前記頭部の内壁は、その下端側で前記胴部側に傾斜し、
前記しごき片は、前記頭部の下端側から前記開口部へ立設され、
前記しごき片の上端は、前記頭部の内壁よりも平面視内側に位置しており、
前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記ボトルの内面と前記フデの外面とが密着可能とされ、
前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする液体収納容器。 A bottle and a cap,
The bottle includes a head and a body for storing liquid,
The cap includes a cap body and a hood having a longitudinal groove formed along a central axis of the cap ,
The cap body of the cap covers the head,
The head includes an opening located at an upper end thereof, and a squeezing piece for removing a part of the liquid adhering to the wade,
The inner wall of the head is inclined toward the trunk side on the lower end side,
The ironing piece is erected from the lower end side of the head to the opening,
The upper end of the ironing piece is located on the inner side in plan view than the inner wall of the head ,
When the opening of the bottle is closed by the cap, the inner surface of the bottle and the outer surface of the hood can be brought into close contact with each other,
The liquid container according to claim 1 , wherein the longitudinal groove extends to the tip side of the basin rather than a close contact portion between the inner surface of the bottle and the outer surface of the basin .
前記傾斜片は、前記しごき片の配置位置から下方へ傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体収納容器。 An inclined piece is provided inside the ironing piece,
The liquid container according to claim 1, wherein the inclined piece is inclined downward from a position where the ironing piece is arranged.
前記フデの一部は、前記傾斜片と接触していることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の液体収納容器。 The tip of the wing is located inside the trunk,
The liquid container according to any one of claims 3 to 5, wherein a part of the hood is in contact with the inclined piece.
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