JP6399714B2 - 配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、配信システムに関する。
地上デジタルテレビジョン放送など、現行のデジタルテレビジョン放送では、ISO/IEC 13818−1として規格化されているMPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(Transport Stream)が用いられている。これらのデジタルテレビジョン放送では、映像、音声などのコンテンツと、MPEG2で規格化されたPSI(Program Specific Information)とはMPEG2−TSを用いて伝送されているが、これらだけでなく、番組配列情報などのサービス情報(Service Information)も、MPEG2−TSを用いて伝送されている(例えば、非特許文献1参照)。
"デジタル放送に使用する番組配列情報"、ARIB STD−B10 4.8版、社団法人 電波産業会、平成22年4月26日
しかしながら、ISO/IEC 23008−1として規格化され、次世代のデジタルテレビジョン放送で採用が検討されているMMT(MPEG Media Transport)においては、番組配列情報などのサービス情報の伝送方法が規定されていないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、サービス情報を、MMTを用いて伝送することができる配信システムを提供する。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、サービス情報を格納したMPEG2セクションを、MMT制御メッセージに格納するメッセージ生成部と、前記MMT制御メッセージと、コンテンツとを、MMTパケットに格納して配信するMMTパケット配信部とを備えることを特徴とする配信装置である。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載の配信装置であって、前記MPEG2セクションに格納されているサービス情報のデータ構造は、他の配信システムにて運用されているサービス情報のデータ構造と同一であることを特徴とする。
(3)また、本発明の他の態様は、コンピュータを、サービス情報を格納したMPEG2セクションを、MMT制御メッセージに格納するメッセージ生成部、前記MMT制御メッセージと、コンテンツとを、MMTパケットに格納して配信するMMTパケット配信部として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、サービス情報を、MMTを用いて伝送することができる。
この発明の第1の実施形態による配信システム10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態によるサービス情報生成装置12の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態によるMMT配信装置13の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態による受信装置14の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態によるEITを格納したセクションscのデータ構造を示す表である。 同実施形態によるAITを格納したセクションscのデータ構造を示す表である。 同実施形態によるM2メッセージ生成部31が生成するM2メッセージのデータ構造を示す表である。 この発明の第2の実施形態による配信システム10aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態による受信装置14aの構成を示す概略ブロック図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態による配信システム10の構成を示す概略ブロック図である。図1に示す様に、配信システム10は、コンテンツエンコード装置11、サービス情報生成装置12、MMT配信装置13、受信装置14、出力装置15を含んで構成される。配信システム10は、映像、音声などのコンテンツを配信するシステムである。図1では、配信されたコンテンツを受信する受信装置14を一つのみ示したが、複数であってもよい。
コンテンツエンコード装置11は、映像、音声などのコンテンツを符号化して、符号化データenを生成する。コンテンツエンコード装置11は、符号化データenをMMT配信装置13に入力する。サービス情報生成装置12は、サービス情報を生成し、生成したサービス情報をペイロードに格納したセクションscを生成する。サービス情報生成装置12は、生成したセクションscをMMT配信装置13に入力する。
なお、このセクションscは、MPEG2−TSのセクション形式に則ったものであり、以降、MPEG2セクションともいう。また、サービス情報生成装置12が生成するサービス情報は、AIT(Application Information Table)、BIT(Broadcaster Information Table)、TDT(Time and Date Table)、TOT(Time Offset Table)、AMT(Address Map Table)、EIT(Event Information Table)である。これらのサービス情報は、社団法人 電波産業会が発行している「デジタル放送に使用する番組配列情報」(ARIB STD−B10)にて規定されている。なお、EITについては、p/fのみで良い。p/f以外のEITについては、情報のリアルタイム性が低いので、HTTP(HyperText Transfer Protocol)など、MMT以外のプロトコルで伝送可能だからである。
ここで、サービス情報生成装置12が生成するサービス情報は、以下のような基準に従い、現行のデジタル放送の規格(前述の「デジタル放送に使用する番組配列情報」など)で規定されているサービス情報の中から選定されたものである。1)現行のデジタル放送で運用していないサービス情報、将来に渡って運用されないサービス情報は省く。2)MMTとして必要なサービス情報に関しては、現行のデジタル放送の規格で規定されているサービス情報の移行先として必要十分な機能を持たせる。3)1)2)以外のサービス情報は、必要最小限の修正のみでそのまま移行する。
なお、サービス情報生成装置12は、現行のデジタル放送の規格の規定を一部変更したサービス情報を生成してもよい。例えば、LDT(Linked Description Table)のts_idを、tlv_stream_idに変更したものを生成するようにしてもよい。また、CAT(Conditional Access Table)、ECM(Entitlement Control Message)、EMM(Entitlement Management Message)を使用する限定受信方式に沿って変更したものを生成するようにしてもよい。
MMT配信装置13は、符号化データenをペイロードに格納したMMTパケットと、セクションscをペイロードに格納したMMTパケットとを生成する。さらに、MMT配信装置13は、それらのMMTパケットを1つのIPフローmpにて配信する。なお、IPフローmpは、放送波により伝送されてもよいし、インターネットなどのパケット交換ネットワークで伝送されてもよいし、可搬記憶媒体に格納されてもよい。
受信装置14は、MMT配信装置13により配信されたIPフローmpを受信する。受信装置14は、IPフローmpからサービス情報を取得し、該サービス情報を処理する。また、受信装置14は、IPフローmpから符号化データenを取得し、該符号化データenを復号して、復号信号deを生成する。受信装置14は、生成した復号信号deを出力装置15に入力する。出力装置15は、入力された復号信号deに応じた映像の表示や、音声の出力を行う。
図2は、サービス情報生成装置12の構成を示す概略ブロック図である。サービス情報生成装置12は、サービス情報生成部21、セクション生成部22を含んで構成される。サービス情報生成部21は、上述したAITなどのサービス情報を生成する。セクション生成部22は、サービス情報生成部21が生成したサービス情報をペイロードに格納したセクションscを生成する。セクション生成部22は、生成したセクションscをMMT配信装置13に入力する。
図3は、MMT配信装置13の構成を示す概略ブロック図である。MMT配信装置13は、M2メッセージ生成部31、MMTパケット多重部32、MMTパケット配信部33を含んで構成される。M2メッセージ生成部31は、サービス情報生成装置12から入力されたセクションscをペイロードに格納したM2メッセージを生成する。なお、M2メッセージは、MMTの制御メッセージ(Signaling Message)形式に則ったものである。以降、MMTの制御メッセージ形式に則った制御メッセージを、MMT制御メッセージともいう。
MMTパケット多重部32は、M2メッセージをペイロードに格納したMMTパケットと、符号化データenをペイロードに格納したMMTパケットとを生成し、それらのMMTパケットを時系列に並べることで、M2メッセージと符号化データenを多重する。MMTパケット配信部33は、MMTパケット多重部32が時系列に並べたMMTパケットを、1つのIPフローmpにて配信する。
図4は、受信装置14の構成を示す概略ブロック図である。受信装置14は、MMTパケット受信部41、MMTパケット分離部42、M2メッセージ処理部43、セクション処理部44、サービス情報処理部45、コンテンツデコード部46を含んで構成される。MMTパケット受信部41は、IPフローmpを受信し、IPフローmpからMMTパケットを取り出す。
MMTパケット分離部42は、MMTパケット受信部41が取り出したMMTパケットを、M2メッセージを格納しているものと、符号化データenを格納しているものとに分離する。MMTパケット分離部42は、この分離を、例えば、MMTパケットのIDを参照して行う。MMTパケット分離部42は、M2メッセージを格納しているMMTパケットをM2メッセージ処理部43に入力する。また、MMTパケット分離部42は、符号化データenを格納しているMMTパケットをコンテンツデコード部46に入力する。
M2メッセージ処理部43は、入力されたMMTパケットのペイロードから、M2メッセージを構築する。M2メッセージ処理部43は、構築したM2メッセージのペイロード、すなわちセクションscをセクション処理部44に入力する。セクション処理部44は、入力されたセクションscからサービス情報を構築し、サービス情報処理部45に入力する。サービス情報処理部45は、入力されたサービス情報を処理する。
例えば、サービス情報が、AITであれば、サービス情報処理部45は、該AITに従い、アプリケーションの状態を変更する。また、サービス情報がEITであれば、サービス情報処理部45は、該EITに従ったEPG(電子番組表)の生成や、受信予約されているコンテンツ(番組)の受信を指示する。コンテンツデコード部46は、入力されたMMTパケットのペイロードから符号化データenを構築し、該符号化データenを復号して、復号信号deを生成する。
図5は、EITを格納したセクションscのデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、EITおよびセクションscのデータ構造を示す欄である。ビット数は、該データ構造のビット数を示す欄である。値は、該ビット数のデータ構造がとる値を示す欄である。ビット列表記は、該ビット数のデータ構造のデータ形式を示す欄である。ビット列表記のuimsbfは、unsigned integer most significantbit firstの略であり、符号無し整数、最上位ビットが先頭を意味する。また、ビット列表記のbslbfは、bit string left bit firstの略であり、ビット列、左ビットが先頭を意味する。また、ビット列表記のrpchofは、remainder polynomial coefficients, highest order firstの略であり、多項式係数の剰余、最上位階数が先頭を意味する。
図5において、No.1の「event_information_section(){」は、以降、No.29の「}」までが、EITを格納したセクションscのデータ構造であることを表す。当該セクションの先頭に配置されているNo.2の「table_id」は、このセクションscが格納しているテーブルの種類を識別するテーブルIDを示す8ビットの領域である。EITを格納したセクションscでは、この「table_id」として、0x4E〜0x6Fのうちのいずれかの値が用いられる。なお、本明細書において、「0x」は、続く英数字が、16進数であることを示す。
次に配置されているNo.3の「section_syntax_indicator」は、当該セクションが拡張形式であるか否かを指定する1ビットの領域である。EITを格納するセクションscは、拡張形式であるので、「section_syntax_indicator」は、‘1’である。なお、本明細書において、アポストロフィ(‘’)は、アポストロフィによって括られている数字が2進数であることを示す。
次に配置されているNo.4の「reserved_future_use」は、1ビットの将来予約の領域である。この領域には‘1’が設定される。次に配置されているNo.5の「reserved」は、2ビットの予約の領域である。この領域には‘11’が設定される。次に配置されているNo.6の「section_length」は、当該領域に続くセクションの長さ(バイト数)を示す12ビットの領域である。
次に配置されているNo.7の「service_id」は、当該EITに格納されている番組配列情報のサービスIDを示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.8の「reserved」は、2ビットの予約の領域である。次に配置されているNo.9の「version_number」は、当該EITに格納されている番組配列情報のバージョン番号を示す5ビットの領域である。
次に配置されているNo.10の「current_next_indicator」は、‘1’のときは当該セクションに格納されている情報が、現在適用されている情報であることを示し、‘0’のときは当該セクションに格納されている情報が、未だ適用されておらず、次に適用される情報であることを示す。次に配置されているNo.11の「section_number」は、セクションの番号を示す8ビットの領域である。セクションの番号は、同一のtable_id、service_id、transport_stream_id、original_network_idを持つセクションの追加ごとに1加算される。
次に配置されているNo.12の「last_section_number」は、このセクションが属するサブテーブルの最後のセクションの番号を示す8ビットの領域である。次に配置されているNo.13の「transport_stream_id」は、当該EITが示すトランスポートストリームをその分配システム内の他の多重から識別するラベルを示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.14の「original_network_id」は、元の分配システムのネットワークIDを規定するラベルを示す16ビットの領域である。
次に配置されているNo.15の「segment_last_section_number」は、サブテーブルのこのセグメントの最後のセクションの番号を規定する8ビットの領域である。次に配置されているNo.16の「last_table_id」は、使用されている最終のテーブルIDを示す8ビットの領域である。次のNo.17の「for(i=0;i<N;i++){」は、No.27の「}」までのデータ構造をN回繰り返すことを示す。
次に配置されているNo.18の「event_id」は、以降に記載されているイベントの識別番号を示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.19の「start_time」は、当該イベントの開始時刻を示す40ビットの領域である。次に配置されているNo.20の「duration」は、当該イベントの継続時間を示す24ビットの領域である。次に配置されているNo.21の「running_status」は、当該イベントの状態を示す3ビットの領域である。
次に配置されているNo.22の「free_CA_mode」は、‘0’のときは、そのイベント内の全てのコンポーネントがスクランブルされていないことを示す。‘1’のときは、1つ以上のコンポーネントへのアクセスが限定受信システムにより制御されていることを示す。次に配置されているNo.23の「descriptor_loop_length」は、後続の記述子(descriptor())の全バイト長を示す12ビットの領域である。
次のNo.24の「for(i=0;i<N;i++){」は、No.26の「}」までのデータ構造をN回繰り返すことを示す。次に配置されているNo.25の「descriptor()」は、記述子が配置されることを示す。No.28の「CRC_32」は、32ビットの巡回冗長検査の領域が、セクションの末尾に配置されていることを示す。
このように、図5は、サービス情報生成装置12が生成するセクションscのうち、EITを格納したもののデータ構造を示す表である。図5のうち、MPEG2−TSのセクション形式で規定されている、No.2の「table_id」からNo.12の「last_section_number」と、No.28の「CRC_32」とを、セクション生成部22は、生成する。
図6は、AITを格納したセクションscのデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、AITおよびセクションscのデータ構造を示す欄である。ビット数や、値、ビット列表記は、図5と同様である。
図6において、No.1の「application_information_section(){」は、以降、No.30の「}」までが、AITを格納したセクションscのデータ構造であることを表す。当該セクションの先頭に配置されているNo.2の「table_id」は、このセクションscが格納しているテーブルの種類を識別するテーブルIDを示す8ビットの領域である。AITを格納したセクションscでは、この「table_id」として、0x74が用いられる。
次に配置されているNo.3からNo.6は、図5のNo.3からNo.6と同様である。次に配置されているNo.7の「application_type」は、アプリケーション形式の値を示す。No.8からNo.12は、図5のNo.8からNo.12と同様である。次に配置されているNo.13の「reserved_future_use」は、将来予約の4ビットの領域である。次に配置されているNo.14の「common_descriptor_length」は、後続の共通記述子のバイト長を示す12ビットの領域である。次のNo.15の「for(i=0;i<N;i++){」は、No.17の「}」までのデータ構造(No.16)をN回繰り返すことを示す。
No.16の「descpriptor()」は、このAIT内の全てのアプリケーションに適用される共通記述子の領域である。なお、共通記述子は、「common_descriptor_length」で示されたバイト長に達するまで、1つまたは複数配置される。共通記述に続いて配置されているNo.18の「reserved_future_use」は、将来予約の4ビットの領域である。次に配置されているNo.19の「application_loop_length」は、後続のアプリケーション情報が格納されるループ(No.20からN.28)全体のバイト長を示す12ビットの領域である。
次のNo.20の「for(i=0;i<N;i++){」は、No.28の「}」まで、アプリケーション情報が格納されるループをN回繰り返すことを示す。アプリケーション情報の先頭に配置されるNo.21の「application_identifier()」は、アプリケーションを識別する48ビットの領域である。次に配置されているNo.22の「application_control_code」は、アプリケーションの状態を制御する制御コードを示す8ビットの領域である。
次に配置されているNo.23の「reserved_fure_use」は、将来予約の4ビットの領域である。次に配置されているNo.24の「application_descriptor_loop_length」は、後続の記述子領域のバイト長を示す12ビットの領域である。次のNo.25の「for(i=0;i<M;i++){」は、No.27の「}」まで、No.26の「descriptor()」をM回繰り返すことを示す。No.26の「descriptor()」は、No.21で指定されたアプリケーションに適用される記述子の領域である。No.29の「CRC_32」は、32ビットの巡回冗長検査の領域が、セクションの末尾に配置されていることを示す。
このように、図6は、サービス情報生成装置12が生成するセクションscのうち、AITを格納したもののデータ構造を示す表である。図6のうち、MPEG2−TSのセクション形式で規定されている、No.2の「table_id」からNo.12の「last_section_number」と、No.29の「CRC_32」とを、セクション生成部22は、生成する。
図7は、M2メッセージ生成部31が生成するM2メッセージのデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、M2メッセージのデータ構造を示す欄である。ビット数や、値、ビット列表記は、図5と同様である。
図7において、No.1の「Signaling_Message(){」は、以降、No.6の「}」までが、制御メッセージのデータ構造であることを表す。先頭に配置されているNo.2の「message_id」は、制御メッセージのIDを示す16ビットの領域であり、M2メッセージを示す0x8d00が設定される。なお、0x8d00は、ISO/IEC 23008−1において予約(reserved)とされている値である。
次に配置されているNo.3の「version」は、制御メッセージのバージョン番号を示す8ビットの領域である。次に配置されている「length」は、当該領域に続く制御メッセージの長さ(バイト数)を示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.5の「section()」は、セクションscを格納する領域である。例えば、セクションscが図5に示したEITのセクションであれば、図5のNo.1からNo.29までが、「section()」に格納される。同様に、セクションscが図6に示したAITのセクションであれば、図6のNo.1からNo.30までが、「section()」に格納される。なお、図7の「section()」には、複数のセクションが格納されてもよい。
このように、配信システム10は、M2メッセージ生成部31と、MMTパケット配信部33と、受信装置14とを備える。M2メッセージ生成部31は、サービス情報を格納したMPEG2セクションを、MMT制御メッセージであるM2メッセージに格納する。MMTパケット配信部33は、M2メッセージと、コンテンツとを、MMTパケットに格納して配信する。受信装置14は、配信されたMMTパケットを受信する。さらに、受信装置14は、MMTパケット受信部41と、M2メッセージ処理部43と、セクション処理部44とを備える。MMTパケット受信部41は、配信されたMMTパケットを受信する。M2メッセージ処理部43は、受信したMMTパケットに格納されているMMT制御メッセージから、MPEG2セクションを取り出す。セクション処理部44は、M2メッセージ処理部43が取り出したMEG2セクションから、サービス情報を取り出す。
これにより、サービス情報を、MMTを用いて伝送することができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、本実施形態による配信システム10aの構成を示す概略ブロック図である。配信システム10aは、第1の実施形態と同様なMMTを用いた第1の配信サービスに加えて、MPEG−TSを用いた第2の配信サービスも提供する。そして、これらの第1の配信サービスと第2の配信サービスとで、サービス情報のデータ構造を共通にしている。
図8において、図1の各部に対応する部分には同一の符号(11〜13)を付し、説明を省略する。図8に示す様に、配信システム10aは、コンテンツエンコード装置11、11a、サービス情報生成装置12、12a、MMT配信装置13、TS配信装置13a、受信装置14a、出力装置15を含んで構成される。
コンテンツエンコード装置11aは、MPEG2−TSで配信するコンテンツの符号化を行って、符号化データetを生成する。サービス情報生成装置12aは、現行のデジタル放送の規格で規定されているサービス情報を、MPEG2−TSのセクション形式に則ったセクションstに格納する。TS配信装置13aは、サービス情報生成装置12aが生成したセクションstをペイロードに格納したTSパケットと、コンテンツエンコード装置11aが生成した符号化データetをペイロードに格納したTSパケットとを生成し、それらのTSパケットを時系列に並べることで、セクションscと符号化データetを多重したトランスポートストリームtsを生成する。
TS配信装置13aは、生成したトランスポートストリームtsを配信する。なお、トランスポートストリームtsは、放送波により伝送されてもよいし、インターネットなどのパケット交換ネットワークで伝送されてもよいし、可搬記憶媒体に格納されてもよい。受信装置14aは、MMT配信装置13が配信したIPフローmpと、TS配信装置13aが配信したトランスポートストリームtsとを受信する。受信装置14aは、IPフローmpおよびトランスポートストリームtsからサービス情報を取得し、該サービス情報を処理する。また、受信装置14aは、IPフローmpから符号化データenを取得し、トランスポートストリームtsから符号化データetを取得する。受信装置14aは、符号化データenあるいは符号化データetを復号して、復号信号deを生成する。
図9は、受信装置14aの構成を示す概略ブロック図である。図9において、図4の各部に対応する部分には同一の符号(41〜46)を付し、説明を省略する。受信装置14aは、MMTパケット受信部41、MMTパケット分離部42、M2メッセージ処理部43、セクション処理部44、サービス情報処理部45、コンテンツデコード部46、TSパケット受信部41a、TSパケット分離部42aを含んで構成される。
TSパケット受信部41aは、トランスポートストリームtsを受信する。TSパケット分離部42aは、TSパケット受信部41aが受信したトランスポートストリームtsに含まれるTSパケットのうち、符号化データetを含むものを、コンテンツデコード部46に入力して復号させる。また、TSパケット分離部42aは、TSパケット受信部41aが受信したトランスポートストリームtsに含まれるTSパケットのうち、セクションstを含むものからセクションstを取り出す。TSパケット分離部42aは、取り出したセクションstを、セクション処理部44に入力して、サービス情報を取り出させる。
このように、配信システム10aにおいても、サービス情報を、MMTを用いて伝送することができる。
さらに、配信システム10aにおいて、MPEG2セクションに格納されているサービス情報のデータ構造は、他の配信サービスにて運用されているサービス情報のデータ構造(本実施形態では、非特許文献1に記載のデータ構造)と同一である。
これにより、受信装置14aにおいて、MMTを用いた配信サービスで運用されているサービス情報と、他の配信サービスにて運用されているサービス情報とを、容易に用いることができる。
なお、上述の各実施形態では、1つのサービス情報生成装置12が、AIT、BIT、TDT、TOT、AMT、EITを生成し、セクションscに格納しているが、複数のサービス情報生成装置12が生成してもよい。例えば、EITのみを生成するサービス情報生成装置12や、TDTのみを生成するサービス情報生成装置12があってもよい。
また、上述の各実施形態では、サービス情報が格納されたM2メッセージは、メッセージIDの値が全て同じであるが、サービス情報あるいはセクションのテーブルIDによって異なっていてもよい。
また、上述の各実施形態において、M2メッセージは、複数のセクションscをペイロードに格納していてもよいし、一つのみであってもよい。また、複数のセクションscをペイロードに格納する際に、同じtable_idのセクションのみを格納するようにしてもよいし、異なるtable_idのセクションも格納するようにしてもよい。
また、図1におけるサービス情報生成装置12、MMT配信装置13、受信装置14、図8における受信装置14aの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各装置を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した図1におけるサービス情報生成装置12、MMT配信装置13、受信装置14、図8における受信装置14aの各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず、専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。ハイブリッド、モノリシックのいずれでも良い。一部は、ハードウェアにより、一部はソフトウェアにより機能を実現させても良い。
また、半導体技術の進歩により、LSIに代替する集積回路化等の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10、10a…配信システム
11、11a…コンテンツエンコード装置
12、12a…サービス情報生成装置
13…MMT配信装置
13a…TS配信装置
14、14a…受信装置
15…出力装置
21…サービス情報生成部
22…セクション生成部
31…M2メッセージ生成部
32…MMTパケット多重部
33…MMTパケット配信部
41…MMTパケット受信部
41a…TSパケット受信部
42…MMTパケット分離部
42a…TSパケット分離部
43…M2メッセージ処理部
44…セクション処理部
45…サービス情報処理部
46…コンテンツデコード部

Claims (1)

  1. サービス情報を格納したMPEG2セクションを、M2メッセージに格納するメッセージ生成部と、
    前記M2メッセージと、コンテンツとを、MMTパケットに格納して配信するMMTパケット配信部と、
    前記配信されたMMTパケットを受信する受信装置と
    を備え、
    前記サービス情報を格納したMPEG2セクションを格納した前記M2メッセージは、メッセージIDの値が同じであり
    前記MPEG2セクションに格納されているサービス情報のデータ構造は、MPEG2−TSを用いた配信サービスを提供する他の配信システムにて運用されているサービス情報のデータ構造と同一であることを特徴とする配信システム。
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