JP6398403B2 - ネットワーク共用システム、ネットワーク監視サーバ、情報処理方法、プログラム、通信端末および中継装置 - Google Patents

ネットワーク共用システム、ネットワーク監視サーバ、情報処理方法、プログラム、通信端末および中継装置 Download PDF

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本発明は、ネットワーク共用システム、ネットワーク監視サーバ、情報処理方法、プログラム、通信端末および中継装置に関するものである。
近年、無線あるいは有線通信を行う複数のノードを含むネットワークが様々な場面において利用されている。例えば、災害時における警報情報および安否情報の通知にネットワークが利用される技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このようなネットワークにおいては、災害などによって障害が発生した場合、障害発生箇所を迂回するネットワーク内の経路を通信経路として新たに選択し、選択した通信経路での通信を継続させることによって障害に対する耐性を強めることが可能である。
ところが、ネットワークにおける障害発生箇所が増加するにつれて、障害発生箇所を迂回するネットワーク内の経路が選択できない可能性が高まる。そのため、障害発生箇所を迂回するネットワーク内の経路を通信経路として選択するだけでは、障害に対する耐性を十分に強めることができない。そこで、1のネットワークに障害が発生した場合、障害発生箇所を迂回する経路として、他のネットワークに含まれる1または複数のノードを経由した経路を新たに選択する手法も存在する。
特開2008−299597号公報
しかしながら、1のネットワークと他のネットワークとの間において、通信に用いられる通信プロトコルが異なる場合も想定される。かかる場合には、新たに選択された経路を利用しても通信不能な状態が継続されるため、障害に対する耐性を十分に強めることができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ネットワーク内に生じる障害に対する耐性をより強めることが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバと、前記第1のネットワークに含まれる、または前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置と、を有するネットワーク共用システムであって、前記ネットワーク監視サーバは、前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて中継装置を特定する装置特定部と、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更する出力制御部と、を備え、前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、ネットワーク共用システムが提供される。
また、本発明のある観点によれば、第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバであって、前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所に対応する、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定する装置特定部と、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更する出力制御部と、を備える、ネットワーク監視サーバが提供される。
前記装置特定部は、前記第2のネットワークに含まれる複数のノードのうち前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて前記中継装置を特定してよい。
前記装置特定部は、前記1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードと前記第2のネットワークに含まれるノードとの対応付けを示すネットワーク構成情報に基づいて、前記障害発生ノードの位置に基づいて前記中継装置を特定してよい。
前記装置特定部は、前記1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードと前記第2のネットワークに含まれるノードとの各設置位置を示すネットワーク構成情報に基づいて、前記障害発生ノードと設置位置が一致または近接する前記中継装置を特定してよい。
前記装置特定部は、前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づく前記中継装置が特定されなかった場合、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う前記1以上の無線装置から前記障害発生箇所の位置に基づいて前記中継装置を特定してよい。
前記装置特定部は、前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所に対応する前記中継装置が特定されなかった場合、前記障害発生箇所に応じたエリアが出力されるように制御し、前記第1のネットワークに前記1以上の無線装置が接続された場合、前記1以上の無線装置から前記中継装置を特定してよい。
前記出力制御部は、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置が利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更するとともに、データ送信に必要な帯域値と前記第2のネットワークによって使用可能な帯域値との関係に基づいて、前記第2のネットワークにデータを送信するか否かを制御することによって、前記第2のネットワークに対する帯域制御を行ってよい。
前記出力制御部は、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置が利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更するとともに、前記第2のネットワークに含まれる複数のネットワーク同士の無線通信の禁止を解除してよい。
また、本発明のある観点によれば、第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバによる情報処理方法であって、前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定するステップと、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定するステップと、前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが通信を行うように前記中継装置を制御するステップと、を含み、前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、情報処理方法が提供される。
また、本発明のある観点によれば、コンピュータを、第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバであって、前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定する装置特定部と、前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが通信を行うように前記中継装置を制御する出力制御部と、を備え、前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、ネットワーク監視サーバとして機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明のある観点によれば、第1のネットワークに含まれる中継装置または前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う中継装置であって、第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行い、または、前記第1のネットワークにおいて前記第1の通信プロトコルを用いて無線通信を行う第1の通信部と、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて第2のネットワークとの間において通信を行う第2の通信部と、前記中継装置が前記第2のネットワークにおける障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて特定されたとネットワーク監視サーバによって判定された場合、前記第2の通信部が前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において通信を行うように前記第2の通信部を制御する通信制御部と、を備え、前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、中継装置が提供される。
前記中継装置は、前記第2の通信部として機能するSIPゲートウェイと一体化されていてよい。
前記第2のネットワークに含まれるノードである通信端末であって、前記通信端末は、前記SIPゲートウェイに接続され、前記通信端末は、前記中継装置を経由した発呼を行うかを問うガイダンスを表示部に表示させる制御部を備える、通信端末が提供されてよい。


以上説明したように本発明によれば、通信経路の切替えが容易でネットワークの冗長性が高い、マルチホップ無線通信を行う第1のネットワークに含まれる、または第1のネットワークとの間で無線通信を行う中継装置を、第2のネットワークにおける障害発生箇所の通信経路として利用可能としたので、ネットワーク内に生じる障害に対する耐性をより強めることが可能である。
一般的なネットワーク共用システムの概要を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るネットワーク共用システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係るネットワーク監視サーバのハードウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係るネットワーク監視サーバの機能構成例を示す図である。 障害が発生しない場合における障害検知動作の例を示す図である。 災害発生地域とネットワーク共用システムとの関係の例を示す図である。 障害が発生した場合における障害検知動作の例を示す図である。 災害発生地域と障害発生箇所との関係の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る中継装置のハードウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係る中継装置の機能構成例を示す図である。 通信経路設定変更後の装置間接続関係の例を示す図である。 通信経路設定変更後の通信経路の例を示す図である。 通信経路設定変更後の通信動作の例を示す図である。 ネットワーク共用システムの全体的な動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るネットワーク共用システムの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るネットワーク共用システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係るVoIP・FAX端末のハードウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係るVoIP・FAX端末の機能構成例を示す図である。 通信経路設定変更後の通信経路の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るネットワーク共用システムの構成例を示す図である。 障害発生検知後の装置間接続関係の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
[本実施形態の概要]
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。図1は、一般的なネットワーク共用システムの概要を説明するための図である。図1に示したように、一般的なネットワーク共用システム90Aは、ゲートウェイ装置91と、ネットワークN♯1〜N♯3とを備える。ネットワークN♯1は、親機92−1とその配下に存在する4つの子機93とを含んでおり、ネットワークN♯2は、親機92−2とその配下に存在する4つの子機93とを含んでおり、ネットワークN♯3は、親機92−3とその配下に存在する4つの子機93とを含んでいる。
ここで、親機92−2が故障した場合、親機92−2の配下に存在した4つの子機93は、親機92−2を経由した通信を行うことが不可能となる。そこで、親機92−2の配下に存在した4つの子機93のうち、2つの子機93は、ネットワークN♯1に接続されることによって、親機92−1の配下に存在した4つの子機93とともにネットワークN♯12を形成する。また、親機92−2の配下に存在した4つの子機93のうち、残り2つの子機93は、ネットワークN♯3に接続されることによって、親機92−3の配下に存在した4つの子機93とともにネットワークN♯23を形成する。
図1には、ネットワークN♯12、N♯23を含んだネットワーク共用システム90Bが示されている。この例に示したように、ネットワークN♯2に含まれる2つの子機93は、親機92−2に障害が発生したとしても、新たに形成されたネットワーク♯12における通信経路を利用して通信を継続することができる。同様に、ネットワークN♯2に含まれる残り2つの子機93は、親機92−2に障害が発生したとしても、新たに形成されたネットワーク♯23における通信経路を利用して通信を継続することができる。
しかしながら、ネットワークN♯2とネットワークN♯1との間において、無線通信に用いられる通信プロトコルが異なる場合も想定される。かかる場合には、ネットワークN♯2に含まれる2つの子機93は、ネットワークN♯1との間において通信不能であるため、新たに形成されたネットワークN♯12における通信経路を利用しても無線通信を行うことができないことがある。
同様に、ネットワークN♯2とネットワークN♯3との間において、無線通信に用いられる通信プロトコルが異なる場合も想定される。かかる場合には、ネットワークN♯2に含まれる残りの2つの子機93は、ネットワークN♯3との間において通信不能であるため、新たに形成されたネットワークN♯23における通信経路を利用しても無線通信を行うことができないことがある。
そこで、本明細書においては、ネットワークN♯1とネットワークN♯2とが異なる通信プロトコルを用いる場合であっても、ネットワークN♯2に含まれる子機939が、新たに形成されたネットワークN♯12(またはネットワークN♯23)における通信経路を利用して無線通信を行うことを可能とする技術を主に提案する。これによって、ネットワークN♯2に発生する障害に対する耐性をより強めることが可能となることが期待される。
[第1の実施形態の説明]
続いて、本発明の第1の実施形態について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク共用システムの構成例を示す図である。図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク共用

システム1Aは、ネットワーク監視サーバ40と、河川監視ネットワークN1と、防災行政ネットワークN2、WiFi無線ネットワークN3とを備える。また、ネットワーク共用システム1Aは、防災行政無線操作卓21と、河川監視管理端末11と、IP−PBX(SIPサーバ)31とを備える。ネットワーク監視サーバ40についての機能の詳細は後に説明する。
河川監視ネットワークN1は、河川監視無線親機12と、河川監視無線子機13−1〜13−3とを有している。河川監視無線親機12および河川監視無線子機13−1〜13−3は、920MHz無線通信プロトコルを用いてマルチホップ通信を行うノードとして機能し得る。河川監視無線親機12は、外部ネットワーク50と接続されており、河川監視無線子機13−1〜13−3と他のネットワークとの通信を中継することが可能である。
河川監視無線子機13−1〜13−3は、河川に関するデータ(例えば、河川の水位、河川の流速など)を検出することが可能である。そして、河川監視無線子機13−1〜13−3によって検出されたセンサデータは、河川監視無線親機12によって中継され、外部ネットワーク50を介して河川監視管理端末11に提供される。すなわち、河川監視ネットワークN1は、河川に関するデータを検出し、検出したセンサデータを河川監視管理端末11に提供するセンサネットワークとして機能し得る。河川監視管理端末11は、河川監視ネットワークN1を管理するための端末であり、外部ネットワーク50と接続されている。
防災行政ネットワークN2は、防災行政無線主装置22と、防災行政無線端末23−1〜23−2と、ゲートウェイ装置29とを有している。防災行政無線主装置22および防災行政無線端末23−1〜23−2は、60MHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うノードとして機能し得る。防災行政無線主装置22は、外部ネットワーク50と接続されており、防災行政無線端末23−1〜23−2と他のネットワークとの通信を中継することが可能である。防災行政無線主装置22と防災行政無線端末23−1〜23−2とは、ゲートウェイ装置29を介して接続されてよい。
防災行政無線端末23−1〜23−2は、災害発生時にオペレータによる防災行政無線操作卓21への操作によって指定された警報情報が防災行政無線主装置22を経由して受信されると、受信された警報情報を出力することが可能である。すなわち、防災行政ネットワークN2は、災害発生時にオペレータによって指定された警報情報を出力するネットワークとして機能し得る。防災行政無線操作卓21は、防災行政ネットワークN2を管理するための端末であり、外部ネットワーク50と接続されている。
WiFi無線ネットワークN3は、ルータ39と、WiFi基地局32−1〜32−2と、VoIP・FAX端末(通信端末)33−1〜33−2とを有している。WiFi基地局32−1とVoIP・FAX端末33−1とは、5GHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うノードとして機能し得る。同様に、WiFi基地局32−2とVoIP・FAX端末33−2とは、5GHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行う。WiFi基地局32−1〜32−2は、ルータ39を介して外部ネットワーク50と接続されており、VoIP・FAX端末33−1〜33−2と他のネットワークとの通信を中継することが可能である。るーた39とWiFi基地局32−1〜32−2とは、100Mbps有線通信を行ってよい。
続いて、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40のハードウェア構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40のハードウェア構成例を示す図である。図3に示すように、ネットワーク監視サーバ40は、CPU(Central Processing Unit)491と、メモリ492と、ストレージ装置493と、通信装置494とを備える。メモリ492は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Random Access Memory)などにより構成され得る。
続いて、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40の機能構成例を説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40の機能構成例を示す図である。図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40は、制御部410と、記憶部420と、通信部430とを備える。以下、これらの機能ブロックについて説明する。
制御部410は、ネットワーク監視サーバ40の動作全体を制御する機能を有する。図4に示したように、制御部410は、構成情報管理部411と、障害検知部412と、構成情報取得部413と、障害箇所判定部414と、装置特定部415と、出力制御部416とを有している。これらの機能ブロックの詳細については後に説明する。
例えば、制御部410は、CPU491、メモリ492(例えば、RAM、ROMなど)から構成され、ROMから読み込まれて記憶部420により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部410は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
記憶部420は、制御部410を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部420は、制御部410の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶部420は、ストレージ装置493から構成され得る。さらに、通信部430は、外部ネットワーク50を介して通信を行う通信インタフェースとして機能し得る。例えば、通信部430は、通信装置494から構成され得る。
なお、図4に示した例では、記憶部420および通信部430は、ネットワーク監視サーバ40の内部に存在するが、記憶部420および通信部430の全部または一部は、ネットワーク監視サーバ40の外部に設けられていてもよい。例えば、記憶部420は、ネットワーク監視サーバ40の外部に設けられていてもよいし、通信部430は、ネットワーク監視サーバ40の外部に設けられていてもよい。以上、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク監視サーバ40の機能構成例について説明した。
続いて、本発明の第1の実施形態に係るネットワーク共用システム1Aの詳細について説明する。まず、構成情報管理部411は、ネットワーク構成情報を管理している。ここで、ネットワーク構成情報は、河川監視ネットワークN1に含まれる河川監視無線子機13と防災行政ネットワークN2に含まれる防災行政無線端末23およびWiFi無線ネットワークN3に含まれるVoIP・FAX端末33との対応付けを示す情報である。かかる対応付けは、どのようになされていてもよい。
例えば、位置情報を介して対応付けがなされていてもよい。すなわち、ネットワーク構成情報は、河川監視ネットワークN1に含まれる河川監視無線子機13と防災行政ネットワークN2に含まれる防災行政無線端末23およびWiFi無線ネットワークN3に含まれるVoIP・FAX端末33との各設置位置を示していてもよい。かかる場合には、設置位置が一致または近接するもの同士が対応付けられているとみなしてよい。設置位置の近接範囲は、あらかじめ定められていてよい。
あるいは、直接的に対応付けがなされていてもよい。すなわち、ネットワーク構成情報は、河川監視ネットワークN1に含まれる河川監視無線子機13と防災行政ネットワークN2に含まれる防災行政無線端末23およびWiFi無線ネットワークN3に含まれるVoIP・FAX端末33との直接的な対応付けを示していてもよい。続いて、障害検知部412は、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3に障害が発生しているか否かを検知する。
まず、障害が発生しない場合における障害検知動作の例について説明する。なお、本明細書においては、障害発生の理由が災害発生である例を主に説明するが、障害発生の理由は限定されない。図5は、障害が発生しない場合における障害検知動作の例を示す図である。障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と河川監視無線親機12との間の通信経路に障害が発生していないかどうかを、SNMP(Simple Network Management Protocol)メッセージに対する応答があるか否かによって検知することができる(ステップS101)。ただし、障害検知の手法は、SNMPメッセージを利用する場合に限定されない。
同様にして、障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と河川監視無線子機13、ゲートウェイ装置29、防災行政無線主装置22、防災行政無線端末23、IP−PBX(SIPサーバ)31およびVoIP・FAX端末33との間の通信経路に障害が発生していないかどうかを、SNMPメッセージに対する応答があるか否かによって検知することができる(ステップS102〜S107)。
続いて、障害が発生した場合における障害検知動作について説明する。図6は、災害発生地域とネットワーク共用システム1Aとの関係の例を示す図である。ここでは、図6に示すように災害発生地域が広がっている場合を想定する。すなわち、災害発生地域は、ゲートウェイ装置29と防災行政無線端末23−2との間、河川監視無線子機13−1と河川監視無線子機13−2との間およびルータ39とWiFi基地局32−2との間に広がっている。
図7は、障害が発生した場合における障害検知動作の例を示す図である。図6に示したように災害発生地域が広がっている場合、障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と、河川監視無線親機13−1、ゲートウェイ装置29、防災行政無線主装置22およびIP−PBX(SIPサーバ)31との間の通信経路に障害が発生していないことを検知することができる(ステップS201、ステップS203、ステップS205、ステップS206)。
一方、障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と、防災行政無線端末23−2、河川監視無線親機13−2、河川監視無線親機13−3、WiFi基地局32−2およびVoIP・FAX端末33−2との間の通信経路に障害が発生したことを検知することができる(ステップS202、ステップS204、ステップS207)。このように障害が検知された場合、構成情報取得部413は、構成情報管理部411からネットワーク構成情報を取得する。
続いて、障害箇所判定部414は、河川監視ネットワークN1、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3における障害発生箇所を判定する。例えば、図7に示したように、障害箇所判定部414は、障害検知部412による検知結果に基づいて、ゲートウェイ装置29と防災行政無線端末23−2との間、河川監視無線親機13−1と河川監視無線親機13−2との間およびルータ39とWiFi基地局32−2との間が障害発生箇所であると判定することができる。図8は、災害発生地域と障害発生箇所との関係の例を示す図である。
続いて、装置特定部415は、障害発生箇所に応じたエリアが出力されるように制御する。障害発生箇所に応じたエリアは特に限定されないが、障害発生箇所が1つである場合には、障害発生箇所に応じたエリアは障害発生箇所を基準とした所定のエリアであってよい。また、障害発生箇所が複数である場合には、障害発生箇所に応じたエリアは複数の障害発生箇所の重心を基準とした所定のエリアであってよい。このようにして出力されたエリアに1以上の無線装置(中継装置)が設置される(ステップS208)。
ここで、中継装置について説明する。まず、本発明の第1の実施形態に係る中継装置のハードウェア構成例について説明する。図9は、本発明の第1の実施形態に係る中継装置のハードウェア構成例を示す図である。図9に示すように、中継装置60は、CPU(Central Processing Unit)691と、メモリ692と、ストレージ装置693とを備える。メモリ692は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Random Access Memory)などにより構成され得る。
また、中継装置60は、通信インタフェースとして、河川監視ネットワークN1によって用いられる通信プロトコル(60MHz無線通信プロトコル)に対応した河川監視無線通信部694−1、防災行政ネットワークN2によって用いられる通信プロトコル(920MHz無線通信プロトコル)に対応した防災行政無線通信部694−2およびWiFi無線ネットワークN3によって用いられる通信プロトコル(5GHz無線通信プロトコル)に対応したWiFi無線通信部694−3を備える。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る中継装置60の機能構成例を説明する。図10は、本発明の第1の実施形態に係る中継装置60の機能構成例を示す図である。図10に示すように、本発明の第1の実施形態に係る中継装置60は、制御部610と、記憶部620と、通信部630とを備える。以下、これらの機能ブロックについて説明する。
制御部610は、中継装置60の動作全体を制御する機能を有する。図10に示したように、制御部610は、河川監視無線処理部611と、防災行政無線処理部612と、WiFi無線処理部613と、データ処理部614と、通信制御部615とを有している。
ここで、河川監視無線処理部611は、河川監視無線通信部694−1により送受信される情報を920MHz無線通信プロトコルに従って処理し、防災行政無線処理部612は、防災行政無線通信部694−2により送受信される情報を60MHz無線通信プロトコルに従って処理し、WiFi無線処理部613は、WiFi無線通信部694−3により送受信される情報を5GHz無線通信プロトコルに従って処理する。データ処理部614は、各種データ処理を行い、通信制御部615は、データ処理の結果に従って通信部630による通信を制御する。
例えば、制御部610は、CPU691、メモリ692(例えば、RAM、ROMなど)から構成され、ROMから読み込まれて記憶部620により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部610は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
記憶部620は、制御部610を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部620は、制御部610の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶部620は、ストレージ装置693から構成され得る。さらに、通信部630は、河川監視無線通信部694−1、防災行政無線通信部694−2およびWiFi無線通信部694−3から構成される。
なお、図10に示した例では、記憶部620および通信部630は、中継装置60の内部に存在するが、記憶部620および通信部630の全部または一部は、中継装置60の外部に設けられていてもよい。例えば、記憶部620は、中継装置60の外部に設けられていてもよいし、通信部630は、中継装置60の外部に設けられていてもよい。以上、本発明の第1の実施形態に係る中継装置60の機能構成例について説明した。
続いて、障害発生箇所に応じたエリアに1以上の無線装置が設置されると、この1以上の無線装置が河川監視ネットワークN1に接続され、装置特定部415は、河川監視ネットワークN1に1以上の無線装置が接続された旨を把握する。そして、装置特定部415は、この1以上の無線装置から障害発生箇所に対応する中継装置60を特定する。例えば、装置特定部415は、障害発生箇所に応じたノード(以下、「障害発生ノード」とも言う。)に対応する中継装置60を特定すればよい。
ここで、障害発生ノードは、障害発生箇所の両端のノードであってよい。例えば、上記した例では、ゲートウェイ装置29と防災行政無線端末23−2との間、河川監視無線親機13−1と河川監視無線親機13−2との間およびルータ39とWiFi基地局32−2との間が障害発生箇所であるため、それぞれの障害発生箇所の両端のノード(ゲートウェイ装置29、防災行政無線端末23−2、河川監視無線親機13−1、河川監視無線親機13−2、ルータ39、WiFi基地局32−2)を障害発生ノードとしてよい。
また、障害発生ノードに対応する中継装置60は特に限定されない。例えば、ネットワーク構成情報が、1以上の無線装置と防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3それぞれに含まれるノードとの直接的な対応付けを示す場合には、装置特定部415は、このネットワーク構成情報に基づいて、障害発生ノードに対応する中継装置60を特定すればよい。あるいは、ネットワーク構成情報が、1以上の無線装置と防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3との各設置位置を示す場合には、装置特定部415は、このネットワーク構成情報に基づいて、障害発生ノードと設置位置が一致または近接する中継装置60を特定すればよい。
より具体的には、障害発生ノードが1つである場合、障害発生ノードに対応する中継装置60は、障害発生ノードから最も近い無線装置であってよい。また、障害発生ノードが複数である場合には、障害発生ノードに対応する中継装置60は、複数の障害発生ノードの重心から最も近い無線装置であってよい。1以上の無線装置と障害発生ノードとの各設置位置は、GPS(Global Positioning System)機能によって測定されてもよいし、手動によりあらかじめ入力されてもよい。
このようにして中継装置60が特定されると、出力制御部416は、特定された中継装置60が防災行政ネットワークN2の通信経路に利用され得るように防災行政ネットワークN2の通信経路設定を変更する。同様に、出力制御部416は、特定された中継装置60がWiFi無線ネットワークN3の通信経路に利用され得るようにWiFi無線ネットワークN3の通信経路設定を変更する。
また、出力制御部416は、特定された中継装置60に対して、防災行政ネットワークN2との間において60MHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うことを許容してよい。防災行政ネットワークN2との間において60MHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うことを許容された場合、中継装置60の通信制御部615は、防災行政無線通信部694−2が60MHz無線通信プロトコルを用いて防災行政ネットワークN2との間において無線通信を行うことを可能にしてよい。
同様に、出力制御部416は、特定された中継装置60に対して、WiFi無線ネットワークN3との間において5GHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うことを許容してよい。WiFi無線ネットワークN3との間において5GHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行うことを許容された場合、中継装置60の通信制御部615は、WiFi無線通信部694−3が5GHz無線通信プロトコルを用いてWiFi無線ネットワークN3との間において無線通信を行うことを可能にしてよい。
このようにして、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3の通信経路設定が変更された後は、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3の通信経路に中継装置60が利用され得るようになる。そのため、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3に生じる障害に対する耐性をより強めることが可能となる。
図7に戻って説明を続ける。通信経路設定変更後においては、障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と中継装置60との間の通信経路に障害が発生していないことを検知することができる(ステップS209)。また、障害検知部412は、ネットワーク監視サーバ40と、河川監視無線親機13、ゲートウェイ装置29、防災行政無線端末23、IP−PBX(SIPサーバ)31およびVoIP・FAX端末33に障害が発生していないことを、中継装置60を介して検知することが可能となる(ステップS210〜ステップS214)。
図11は、通信経路設定変更後の装置間接続関係の例を示す図である。図11に示すように、中継装置60の設置前には、防災行政無線端末23−2、河川監視無線親機13−2およびVoIP・FAX端末33−2とネットワーク監視サーバ40との通信が途絶していることが把握される。一方、中継装置60の設置後には、防災行政無線端末23−2、河川監視無線親機13−2およびVoIP・FAX端末33−2とネットワーク監視サーバ40との通信が中継装置60によって中継されていることが把握される。
なお、図11には、中継装置60が搭載された自動車を人間が操縦して障害発生箇所に応じたエリアに移動する例が示されているが、中継装置60は自動車以外の移動体に搭載されてもよい。例えば、中継装置60は、人間によって直接的に保持されていてもよいし、遠隔操作が可能なロボットに搭載されていてもよい。あるいは、中継装置60は、飛行機やヘリコプタなどといった移動体に搭載されていてもよい。
図12は、通信経路設定変更後の通信経路の例を示す図である。図12に示すように、防災行政無線操作卓21に入力された警報情報は、防災行政無線主装置22、ゲートウェイ装置29、外部ネットワーク50、河川監視無線親機12および河川監視無線親機13−1を経由して、中継装置60に到達し得る。そして、中継装置60は、60MHz無線通信プロトコルを用いて警報情報を防災行政無線端末23−2に無線送信し得る。このようにして、通信経路設定変更後においては、防災行政ネットワークN2における通信経路に中継装置60が利用されることによって、障害に対する耐性をより強めることが可能となる。
また、図12に示すように、IP−PBX(SIPサーバ)31から送信されたFAXまたは音声は、ルータ39、河川監視無線親機12および河川監視無線親機13−1を経由して、中継装置60に到達し得る。そして、中継装置60は、5GHz無線通信プロトコルを用いてFAXまたは音声をVoIP・FAX端末33−2に無線送信し得る。このようにして、通信経路設定変更後においては、WiFi無線ネットワークN3における通信経路に中継装置60が利用されることによって、障害に対する耐性をより強めることが可能となる。
以上に説明したように、通信経路設定変更後においては、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3における通信経路に中継装置60が利用されることによって、障害に対する耐性をより強めることが可能となる。しかし、中継装置60は、河川監視ネットワークN1における無線通信にも利用されているため、河川監視ネットワークN1の帯域が十分に確保されていない場合には、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3における通信経路に中継装置60が利用され得ない状況も生じ得る。
そこで、ネットワーク監視サーバ40の出力制御部416は、通信経路設定を変更するとともに、河川監視ネットワークN1、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3に対する帯域制御を行うとよい。図7に戻って帯域制御の具体的な説明を続ける。図7に示したように、出力制御部416は、河川監視ネットワークN1の帯域値(河川監視無線親機12から河川監視無線親機13までの帯域値)を収集し、河川監視ネットワークN1の帯域値のうちWiFi無線ネットワークN3によって使用可能な帯域値を含んだ帯域制御指示を、中継装置60を介してIP−PBX(SIPサーバ)31に提供する(ステップS215)。なお、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を介さず、ネットワーク監視サーバ40から帯域制御指示を受けてもよい。
図13は、通信経路設定変更後の通信動作の例を示す図である。VoIPやIP−FAXで用いられるSIPプロトコルにおいては、通信開始時にINVITEメッセージを通信相手に送信するが、このINVITEメッセージのb行には帯域値を設定し得る。そこで、VoIP・FAX端末33は、REGISTERメッセージを送信し、REGISTERメッセージに対する応答が返信された後(ステップS301〜ステップS303)、INVITEメッセージのb行に、FAXまたは音声の送信に必要な帯域値を設定すればよい(ステップS304〜ステップS306)。
そして、IP−PBX(SIPサーバ)31は、INVITEメッセージのb行に設定されたFAXまたは音声の送信に必要な帯域値とWiFi無線ネットワークN3によって使用可能な帯域値との関係に基づいて、WiFi無線ネットワークN3の帯域を制御すればよい。例えば、IP−PBX(SIPサーバ)31は、FAXまたは音声の送信に必要な帯域値が、WiFi無線ネットワークN3によって使用可能な帯域値以下である場合には、FAXまたは音声を送信させてよい。一方、IP−PBX(SIPサーバ)31は、FAXまたは音声の送信に必要な帯域値が、WiFi無線ネットワークN3によって使用可能な帯域値を超える場合には、FAXまたは音声を送信させなくてよい。なお、防災行政ネットワークN2においては、ゲートウェイ装置29と中継装置60における通信制御部615との間でSIPプロトコルを用いて帯域制御を行えばよい(ステップS401〜ステップS403)。
続いて、ネットワーク共用システム1Aの全体的な動作の流れについて説明する。図14は、ネットワーク共用システム1Aの全体的な動作の流れを示すフローチャートである。なお、図14に示したフローチャートは、ネットワーク共用システム1Aの全体的な動作の流れの一例を示したに過ぎない。したがって、ネットワーク共用システム1Aの全体的な動作の流れは、図14のフローチャートによって示される動作例に限定されない。
まず、構成情報管理部411は、障害を検知するまでのモード(監視モード)において(ステップS401)、ネットワーク構成情報を登録する(ステップS402)。続いて、障害検知部412は、防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3に障害が発生しているか否かに関する情報(ネットワーク状態)を収集する(ステップS403)。制御部410は、障害検知部412によって障害が検知されなかった場合(ステップS404において「No」)、ステップS401に動作を移行させるが、障害検知部412によって障害が検知された場合(ステップS404において「Yes」)、ステップS405に動作を移行させる。
障害検知部412によって障害が検知されると、構成情報取得部413は、ネットワーク構成情報を取得し、障害箇所判定部414は、障害が検知されてから通信経路設定が変更されるまでのモード(障害モード)において(ステップS405)、障害発生箇所を特定する(ステップS406)。続いて、装置特定部415は、障害発生箇所に応じたエリアに中継装置60が設置されると、障害発生箇所に対応する中継装置60を特定し(ステップS407)、制御部410は、ステップS408に動作を移行させる。
中継装置60が特定されると、出力制御部416は、中継装置60に関する情報(例えば、中継装置60の位置情報など)をネットワーク構成情報に登録し(ステップS409)、河川監視ネットワークN1の帯域値(河川監視無線親機12から河川監視無線親機13までの帯域値)を収集する(ステップS410)。続いて、IP−PBX(SIPサーバ)31が、収集された河川監視ネットワークN1の帯域値に基づいて、帯域制御を行うと(ステップS411)、制御部410は、ステップS401に動作を移行させる。以上、ネットワーク共用システム1Aの全体的な動作の流れについて説明した。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。上記では、河川監視無線親機13−1〜23−3によって河川に関するデータが検出される例を説明したが、河川に関するデータ以外のデータが検出されてもよい。すなわち、ネットワーク共用システム1Aは、何らかのセンサデータを検出する無線子機を含んだネットワーク(以下、「第1のネットワーク」とも言う。)を有していればよい。
このとき、第1のネットワークが備える無線子機の数も特に限定されない。また、第1のネットワークによって用いられる通信プロトコルも920MHz無線通信プロトコルに限定されない。すなわち、第1のネットワークによって用いられる通信プロトコルは、何らかの通信プロトコル(第1の通信プロトコル)であればよい。
また、上記では、防災行政無線端末23−1〜23−2によって警報情報が出力され、VoIP・FAX端末33によってFAXまたは音声が送受信される例を説明したが、警報情報以外のデータが出力されてもよいし、FAXまたは音声以外のデータが送受信されてもよい。すなわち、ネットワーク共用システム1Aは、何らかの情報を出力する無線端末および何らかの情報を送受信する端末の少なくとも何れか一方を含んだネットワーク(以下、「第2のネットワーク」とも言う。)を有していればよい。
このとき、第2のネットワークが備える端末の数も特に限定されない。また、第2のネットワークによって用いられる通信プロトコルも60MHz無線通信プロトコルおよび5GHzに限定されない。すなわち、第2のネットワークによって用いられる通信プロトコルは、第1の通信プロトコルとは異なる何らかの通信プロトコル(第2の通信プロトコル)であればよい。
更に、本発明の第1の実施形態では、第2のネットワークはいずれも無線通信を行うネットワークであるが、無線通信を行わない有線通信のみのネットワークであっても良い。例えば、図2に示したVoIP・FAX端末33−1〜33−2とルータ39とを、WiFi基地局32−1〜32−2を介さず、直接100Mbps有線通信で接続したような構成が該当する。その場合、中継装置60は、第2のネットワークのノードであるVoIP・FAX端末33−1〜33−2とコネクタ等で有線接続する、通信インタフェースを備えることになる。
[第2の実施形態の説明]
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態が有する構成のうち、本発明の第1の実施形態が有する構成と同一の構成については説明を省略する。本発明の第1の実施形態においては、障害が発生してから1以上の無線装置が設置され、設置された1以上の無線装置から中継装置60が特定される例を説明した。しかし、中継装置60は、障害が発生する前から河川監視ネットワークN1に接続されていてもよい。図15は、本発明の第2の実施形態に係るネットワーク共用システム1Bの構成例を示す図である。
図15に示すように、中継装置60は、障害が発生する前から河川監視ネットワークN1に接続され、河川監視ネットワークN1に含まれるノードとして機能してよい(中継装置60は、河川監視無線子機として機能してよい)。しかし、障害発生前においては、セキュリティの観点から、ネットワーク監視サーバ40の出力制御部416は、中継装置60によって防災行政ネットワークN2およびWiFi無線ネットワークN3との間で無線通信がなされることを禁止するのがよい。
なお、本発明の第1の実施形態と本発明の第2の実施形態とは、適宜に組み合わせて用いられてもよい。例えば、装置特定部415は、河川監視ネットワークN1に含まれる複数のノードから障害発生箇所に対応する中継装置60が特定されなかった場合、障害発生後に設置された1以上の無線装置から障害発生箇所に対応する中継装置60を特定してもよい。以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
[第3の実施形態の説明]
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態が有する構成のうち、本発明の第1の実施形態が有する構成と同一の構成については説明を省略する。図16は、本発明の第3の実施形態に係るネットワーク共用システム1Cの構成例を示す図である。図16に示した例において、VoIP・FAX端末33−1によって出力されたFAXまたは音声が、WiFi基地局32−2を介してVoIP・FAX端末33−2に送信される場合を想定する。しかし、ルータ39からWiFi基地局32−2までの通信経路に障害が発生している場合には、WiFi無線ネットワークN3の内部における通信だけでは、FAXまたは音声がWiFi基地局32−2に到達し得ない。
そのため、中継装置60を経由したFAXまたは音声の送信がなされるのがよい。しかし、FAXまたは音声を経由させるべき中継装置60を一意に特定するための手法が用いられるとよい。そこで、図16に示したように、中継装置60とVoIP・FAX端末33−2に接続されたSIPゲートウェイ14−1とを一体化させるのがよい。そうすれば、VoIP・FAX端末33−2に接続されたSIPゲートウェイ14−1と一体化された中継装置60がFAXまたは音声を経由させるべき中継装置60として特定され得る。このとき、SIPゲートウェイ14−1は、中継装置60のWiFi無線通信部694−3として機能し得る。
ここで、VoIP・FAX端末33のハードウェア構成例および機能構成例について説明する。図17は、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33のハードウェア構成例を示す図である。図17は、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33のハードウェア構成例を示す図である。図17に示すように、VoIP・FAX端末33は、CPU3391と、メモリ3392と、ストレージ装置3393と、通信装置3394とを備える。また、図17に示すように、VoIP・FAX端末33は、入力装置3395と、読取装置3396と、表示装置3397とを備える。メモリ3392は、RAM、ROMなどにより構成され得る。
続いて、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33の機能構成例を説明する。図18は、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33の機能構成例を示す図である。図18に示すように、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33は、入力部331と、読取部332と、制御部333と、記憶部334と、通信部335と、表示部336とを備える。以下、これらの機能ブロックについて説明する。
入力部331は、ユーザからの操作を入力する機能を有する。入力部331によって入力された操作は、制御部333によって実行される。例えば、入力部331は、入力装置3395から構成され得る。読取部332は、紙面への記載内容を読み取る機能を有する。読取部332によって読み取られた記載内容は、制御部333によって処理され得る。例えば、読取部332は、読取装置3396から構成され得る。
制御部333は、VoIP・FAX端末33の動作全体を制御する機能を有する。例えば、制御部333は、CPU3391、メモリ3392(例えば、RAM、ROMなど)から構成され、ROMから読み込まれて記憶部334により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部333は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
記憶部334は、制御部333を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部334は、制御部333の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶部334は、ストレージ装置3393から構成され得る。さらに、通信部335は、5GHz無線通信プロトコルを用いて無線通信を行う通信インタフェースとして機能し得る。例えば、通信部335は、通信装置3394から構成され得る。表示部336は、制御部333による制御に従って表示内容を表示する機能を有する。例えば、表示部336は、表示装置3397から構成され得る。
なお、図18に示した例では、入力部331、読取部332、記憶部334、通信部335および表示部336は、VoIP・FAX端末33の内部に存在するが、入力部331、読取部332、記憶部334、通信部335および表示部336の全部または一部は、VoIP・FAX端末33の外部に設けられていてもよい。以上、本発明の第3の実施形態に係るVoIP・FAX端末33の機能構成例について説明した。
図19は、通信経路設定変更後の通信経路の例を示す図である。図19に示したように災害などによってWiFi無線ネットワークN3に障害が発生し、WiFi無線ネットワークN3における通信経路設定が変更された場合、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への発呼を最初から行ってよい。
このとき、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を経由した発呼を行うかをオペレータに問わずに中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への発呼を行ってもよい。あるいは、VoIP・FAX端末33の制御部333は、中継装置60を経由した発呼を行うかを問うガイダンスを表示部336に表示させ、入力部331によって中継装置60を経由した発呼を行う旨が入力された場合に、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への発呼を行ってもよい。
あるいは、IP−PBX(SIPサーバ)31は、最初はあらかじめ登録されているVoIP・FAX端末33−2のFAX番号または電話番号を用いて中継装置60を経由せずにVoIP・FAX端末33−2への発呼を行うことを試み、VoIP・FAX端末33−2への発呼ができない場合に、中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への再発呼を行ってもよい。
このとき、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を経由した再発呼を行うかをオペレータに問わずに中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への再発呼を行ってもよい。あるいは、VoIP・FAX端末33の制御部333は、中継装置60を経由した再発呼を行うかを問うガイダンスを表示部336に表示させ、入力部331によって中継装置60を経由した再発呼を行う旨が入力された場合に、IP−PBX(SIPサーバ)31は、中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への再発呼を行ってもよい。
中継装置60を経由したVoIP・FAX端末33−2への発呼に際しては、中継装置60からSIPゲートウェイ14−1への信号出力を伴うが、セキュリティの観点などを考慮して、ネットワーク監視サーバ40からの許可があるまでは、中継装置60からSIPゲートウェイ14−1への信号出力は禁止されるのがよい。例えば、ネットワーク監視サーバ40からの許可は、WiFi無線ネットワークN3における通信経路設定が変更された場合に出されてよい。
以上の説明から明らかなように、中継装置60に接続されたSIPゲートウェイ14−1はVoIP・FAX端末33−2と接続するための通信インタフェースとして機能するものであり、より詳細には、SIPゲートウェイ14−1と中継装置60のWiFi無線通信部694−3あるいは、図示しないSIPゲートウェイ14−1側に付加したWiFi無線通信部が、VoIP・FAX端末33−2との通信インタフェースとなる。なお、上記第1の実施形態中で説明したように、SIPゲートウェイ14−1がコネクタを有し、VoIP・FAX端末33−2と有線接続するような構成としてもよい。以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
[第4の実施形態の説明]
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。本発明の第4の実施形態が有する構成のうち、本発明の第1の実施形態が有する構成と同一の構成については説明を省略する。図20は、本発明の第4の実施形態に係るネットワーク共用システム1Dの構成例を示す図である。図20に示したように、ネットワーク共用システム1Dは、複数のWiFi無線ネットワーク(WiFi無線ネットワークN3−X、N3−Y、N3−Z)を含んでいる。
また、WiFi無線ネットワークN3−Xには、WiFi基地局32−1およびVoIP・FAX端末33−1が含まれており、WiFi無線ネットワークN3−Yには、WiFi基地局32−1およびVoIP・FAX端末33−1〜33−3が含まれており、WiFi無線ネットワークN3−Zには、WiFi基地局32−1およびVoIP・FAX端末33−1〜33−2が含まれている。
ここで、WiFi無線ネットワークN3−Xは、団体Xによって利用され、WiFi無線ネットワークN3−Yは、団体Yによって利用され、WiFi無線ネットワークN3−Zは、団体Zによって利用されている場合を想定する。かかる場合、障害が発生するまでは、セキュリティの観点などを考慮し、WiFi無線ネットワークN3−X、WiFi無線ネットワークN3−YおよびWiFi無線ネットワークN3−Zそれぞれの間においては無線通信が禁止されるのがよい。
しかし、図21に示すように、WiFi無線ネットワークN3−XおよびWiFi無線ネットワークN3−Zに障害が発生した場合には、WiFi無線ネットワークN3−XおよびWiFi無線ネットワークN3−Zの中に、FAXおよび音声の送受信が行えないノードが存在し得る。
そこで、ネットワーク監視サーバ40の出力制御部416は、WiFi無線ネットワークN3−XおよびWiFi無線ネットワークN3−Zにおける障害発生が検知された場合には、WiFi無線ネットワークN3−XとWiFi無線ネットワークN3−Yとの間、および、WiFi無線ネットワークN3−YとWiFi無線ネットワークN3−Zとの間における無線通信の禁止を解除するのがよい。このとき、所定のデータ(例えば、ネットワーク監視サーバ40から提供されるデータなど)に関する無線通信の禁止だけが解除されてもよい。
[効果の説明]
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバ40が提供される。
ネットワーク監視サーバ40は、第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部414と、第1の通信プロトコルを用いて第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または第1のネットワークに含まれる複数のノードから障害発生箇所に対応する中継装置60を特定する装置特定部415と、第2のネットワークにおける通信経路に中継装置60が利用され得るように第2のネットワークの通信経路設定を変更する出力制御部416と、を備える。
かかる構成によれば、第2のネットワークは、第2の通信プロトコルに対応した中継装置60を経由した通信を行うことが可能となるため、第2のネットワーク内に生じる障害に対する耐性をより強めることが可能となる。
[変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
1(1A〜1D) ネットワーク共用システム
11 河川監視管理端末
12 河川監視無線親機
13 河川監視無線親機
14 SIPゲートウェイ
21 防災行政無線操作卓
22 防災行政無線主装置
23 防災行政無線端末
29 ゲートウェイ装置
32 WiFi基地局
33 VoIP・FAX端末
331 入力部
332 読取部
333 制御部
334 記憶部
335 通信部
336 表示部
39 ルータ
40 ネットワーク監視サーバ
411 構成情報管理部
412 障害検知部
413 構成情報取得部
414 障害箇所判定部
415 装置特定部
416 出力制御部
50 外部ネットワーク
60 中継装置
610 制御部
611 河川監視無線処理部
612 防災行政無線処理部
613 WiFi無線処理部
614 データ処理部
615 通信制御部
620 記憶部
630 通信部
N1 河川監視ネットワーク
N2 防災行政ネットワーク
N3 WiFi無線ネットワーク

Claims (14)

  1. 第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバと、
    前記第1のネットワークに含まれる、または前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置と、
    を有するネットワーク共用システムであって、
    前記ネットワーク監視サーバは、
    前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、
    前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて中継装置を特定する装置特定部と、
    前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更する出力制御部と、
    を備え
    前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、
    ネットワーク共用システム。
  2. 第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバであって、
    前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、
    前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所に対応する、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定する装置特定部と、
    前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更する出力制御部と、
    を備える、ネットワーク監視サーバ。
  3. 前記装置特定部は、前記第2のネットワークに含まれる複数のノードのうち前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて前記中継装置を特定する、
    請求項2に記載のネットワーク監視サーバ。
  4. 前記装置特定部は、前記1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードと前記第2のネットワークに含まれるノードとの対応付けを示すネットワーク構成情報に基づいて、前記障害発生ノードの位置に基づいて前記中継装置を特定する、
    請求項3に記載のネットワーク監視サーバ。
  5. 前記装置特定部は、前記1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードと前記第2のネットワークに含まれるノードとの各設置位置を示すネットワーク構成情報に基づいて、前記障害発生ノードと設置位置が一致または近接する前記中継装置を特定する、
    請求項3に記載のネットワーク監視サーバ。
  6. 前記装置特定部は、前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づく前記中継装置が特定されなかった場合、前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う前記1以上の無線装置から前記障害発生箇所の位置に基づいて前記中継装置を特定する、
    請求項2に記載のネットワーク監視サーバ。
  7. 前記装置特定部は、前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所に対応する前記中継装置が特定されなかった場合、前記障害発生箇所に応じたエリアが出力されるように制御し、前記第1のネットワークに前記1以上の無線装置が接続された場合、前記1以上の無線装置から前記中継装置を特定する、
    請求項6に記載のネットワーク監視サーバ。
  8. 前記出力制御部は、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置が利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更するとともに、データ送信に必要な帯域値と前記第2のネットワークによって使用可能な帯域値との関係に基づいて、前記第2のネットワークにデータを送信するか否かを制御することによって、前記第2のネットワークに対する帯域制御を行う、
    請求項2に記載のネットワーク監視サーバ。
  9. 前記出力制御部は、前記第2のネットワークにおける通信経路に前記中継装置が利用され得るように前記第2のネットワークの通信経路設定を変更するとともに、前記第2のネットワークに含まれる複数のネットワーク同士の通信の禁止を解除する、
    請求項2に記載のネットワーク監視サーバ。
  10. 第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバによる情報処理方法であって、
    前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定するステップと、
    前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定するステップと、
    前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが通信を行うように前記中継装置を制御するステップと、
    を含み、
    前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、
    情報処理方法。
  11. コンピュータを、
    第1の通信プロトコルを用いてマルチホップ無線通信を行う複数のノードを含む第1のネットワークと前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて通信を行う複数のノードを含む第2のネットワークとに接続されたネットワーク監視サーバであって、
    前記第2のネットワークにおける障害発生箇所を判定する障害箇所判定部と、
    前記第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う1以上の無線装置または前記第1のネットワークに含まれる複数のノードから前記障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて、前記第1の通信プロトコルに対応した第1の通信インタフェースと前記第2の通信プロトコルに対応した第2の通信インタフェースとを備えた中継装置を特定する装置特定部と、
    前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において前記中継装置の前記第2の通信インタフェースが通信を行うように前記中継装置を制御する出力制御部と、
    を備え
    前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、
    ネットワーク監視サーバとして機能させるためのプログラム。
  12. 第1のネットワークに含まれる中継装置または前記第1のネットワークとの間で無線通信を行う中継装置であって、
    第1の通信プロトコルを用いて前記第1のネットワークとの間で無線通信を行い、または、前記第1のネットワークにおいて前記第1の通信プロトコルを用いて無線通信を行う第1の通信部と、
    前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて第2のネットワークとの間において通信を行う第2の通信部と、
    前記中継装置が前記第2のネットワークにおける障害発生箇所の両端ノードである障害発生ノードの位置に基づいて特定されたとネットワーク監視サーバによって判定された場合、前記第2の通信部が前記第2の通信プロトコルを用いて前記第2のネットワークとの間において通信を行うように前記第2の通信部を制御する通信制御部と、
    を備え
    前記中継装置は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークそれぞれに含まれる、外部ネットワークに接続された装置を経由して、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの通信を中継する、
    中継装置。
  13. 前記中継装置は、前記第2の通信部として機能するSIPゲートウェイと一体化されている、
    請求項12に記載の中継装置。
  14. 請求項13に記載された前記第2のネットワークに含まれるノードである通信端末であって、
    前記通信端末は、前記SIPゲートウェイに接続され、
    前記通信端末は、前記中継装置を経由した発呼を行うかを問うガイダンスを表示部に表示させる制御部を備える、通信端末。
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