JP6395128B2 - Tube pump - Google Patents
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本発明は、流体を送出するチューブポンプに関する。 The present invention relates to a tube pump for delivering fluid.
従来より、モーター等の駆動部によって回転される回転体(ローター)にチューブを押圧する加圧ローラー等の押圧部を設け、回転体を回転させて押圧部を移動させることで流体を送出(移送)する構成とされたチューブポンプが知られている。
例えば、下記特許文献1には、円筒形の内壁面を有するハウジングの内壁面に沿わせて流体流入側及び流出側を除いてリング状にチューブを配置し、このチューブを押圧する複数のローラを設けたチューブポンプが開示されている。
Conventiona
For example, in Patent Document 1 below, a tube is arranged in a ring shape along the inner wall surface of a housing having a cylindrical inner wall surface except for the fluid inflow side and the outflow side, and a plurality of rollers for pressing the tube are provided. A provided tube pump is disclosed.
しかしながら、上記特許文献1に記載されたチューブポンプは、回転体の回転に伴い全てのローラがチューブを押圧する状態と複数のうちの一つのローラがチューブの途切れ部(流入側開口から流出側開口までの間)に位置する状態とを変位する構成とされている。そのため、回転体の軸部と軸受部となどの部品間の回転体径方向に沿う方向のクリアランス等に起因し、全てのローラがチューブを押圧する状態と一つのローラがチューブの途切れ部に位置する状態とでは、ローラによるチューブの圧縮率が異なることが考えられる。つまり、一つのローラがチューブの途切れ部に位置する状態では、このローラを除く他のローラにはチューブの復元力が作用するため、上記クリアランスによってローラを含む回転体がチューブの途切れ部側に片寄
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、押圧部によるチューブの圧縮率のチューブ長手方向における均一化を図り得るチューブポンプを提供することを目的としている。 This invention is made | formed in view of the said situation, and it aims at providing the tube pump which can attain equalization in the tube longitudinal direction of the compression rate of the tube by a press part.
上記目的を達成するために、本発明に係るチューブポンプは、複数の押圧部が設けられた回転体と、該回転体の回転に伴い、前記複数の押圧部の全てがチューブを押圧して各押圧部に該チューブの復元力が同様に作用する状態と複数の押圧部のうちの一つが該チューブの途切れ部に位置して他の押圧部に対する該チューブからの復元力によって前記チューブの途切れ部側に片寄る状態とを前記回転体が変位するように、該回転体の回転中心を円心とする円弧状に前記チューブが沿わせられる内周壁面が設けられたポンプ本体と、を備えており、前記複数の押圧部の全てが前記チューブを押圧して各押圧部に該チューブの復元力が同様に作用する状態における各押圧部による前記チューブの圧縮率と、前記複数の押圧部のうちの一つが該チューブの途切れ部に位置して他の押圧部に対する該チューブからの復元力によって前記回転体が前記チューブの途切れ部側に片寄る状態における前記他の押圧部による前記チューブの圧縮率と、が概ね一定となるように、前記内周壁面の半径を周方向で異ならせていることを特徴とする。 To achieve the above object, a tube pump according to the present invention includes a rotating body in which a plurality of pressing portions are provided, with the rotation of the rotating body, the all of the plurality of pressing portions to press the tube A state in which the restoring force of the tube acts on the pressing portion in the same manner, and one of the plurality of pressing portions is located at the discontinuous portion of the tube, and the discontinuous portion of the tube by the restoring force from the tube with respect to the other pressing portion and Katayose situations that the side so that the rotary member is displaced, comprises a pump body which is inner circumferential wall surface, wherein the tube is along a circular arc shape is provided to whose center a rotation center of the rotating body, the And the compressibility of the tube by each pressing portion in a state where all of the plurality of pressing portions press the tube and the restoring force of the tube similarly acts on each pressing portion, and among the plurality of pressing portions. One of the And the compression ratio of located discontinuity the tube the rotating body by the restoring force by the other pressing portion in a state in which biased the interrupted portion of the tube from the tube to the other pressing portion, but a generally constant Thus, the radius of the inner peripheral wall surface is varied in the circumferential direction.
本発明に係るチューブポンプは、上述のような構成としたことで、押圧部によるチューブの圧縮率のチューブ長手方向における均一化を図ることができる。 Since the tube pump according to the present invention is configured as described above, the tube compressibility by the pressing portion can be made uniform in the tube longitudinal direction.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図1〜図3は、本実施形態に係るチューブポンプの一例を模式的に示す図である。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In some of the drawings, some of the detailed reference numerals attached to other drawings are omitted.
1-3 is a figure which shows typically an example of the tube pump which concerns on this embodiment.
本実施形態に係るチューブポンプ1は、図1に示すように、押圧部23が設けられた回転体20と、この回転体20の外周側に設けられ、流体を送出するチューブ30と、を備えている。回転体20は、駆動部26によって回転される(図2(b)参照)。また、チューブポンプ1は、これら回転体20及びチューブ30を収容するポンプ本体10を備えている。
このチューブポンプ1は、回転体20を送出側に回転(正回転)させて押圧部23を移動させる
The tube pump 1 is configured to send (transfer) the fluid in the tube 30 by rotating
ポンプ本体10は、本実施形態では、図1及び図2(a)に示すように、チューブ30の送出元側部位34の送出方向に沿う移動を抑止する元側保持部15を有する一方、チューブ30の送出先側部位35の送出方向先側への移動を許容する構造とされている。このような構成とすれば、ポンプ本体10からのチューブ30の脱落を抑止しながらも、チューブ30の劣化を抑制することができる。つまり、押圧部23の送出側及び反送出側への移動に伴いチューブ30が移動するような場合にも、チューブ30の送出元側部位34の送出方向に沿う移動を元側保持部15によって抑止することができる。従って、ポンプ本体10からのチューブ30の脱落を抑止することができる。また、押圧部23の送出側への移動に伴いチューブ30が移動するような場合にも、図2(a)に示すように、チューブ30の送出先側部位35を、送出方向先側に移動させることができる。
また、本実施形態では、ポンプ本体10におけるチューブ30の送出先側部位35のポンプ本体10外への引き出し部位に、チューブ30の送出先側部位35に設けられた当接部35aに当接し、この当接部35aの送出方向元側への移動を抑止するストッパー部17を設けている。このような構成とすれば、回転体20が逆回転さ
また、本実施形態では、チューブ30の送出先側部位35に、当接部を構成する第1フランジ部35aと第2フランジ部35bとを送出方向に間隔を空けて設けている。また、ポンプ本体10のストッパー部を、チューブ30の送出先側部位35を挟むように形成された両内側壁から互いに対向する方向に突出する一対の突部(ストッパー突部)17,17としている。また、これらストッパー突部17,17の送出方向に沿う寸法(突部幅寸法)W2を、第1フランジ部35aと第2フランジ部35bとの間の送出方向に沿う寸法(フランジ間寸法)W1よりも大としている。このような構成とすれば、チューブ30の第1フランジ部35aを、ポンプ本体10の一対のストッパー突部17,17によって受けることができるので、チューブ30の送出先側部位35のポンプ本体10内への引き込みを安定的に抑止することができる。また、ストッパー突部17,17の突部幅寸法W2を、フランジ間寸法W1よりも大きくしているので、チューブ30を組み付ける際に、誤ってフランジ部35a,35b間に一対のストッパー突部17
また、本実施形態では、チューブ30の送出元側部位34を、送出先側部位35と同様、第1フランジ部34aと第2フランジ部34bとが設けられたものとし、これら送出元側部位34及び送出先側部位35を同一の継手部品からなるものとしている。このような構成とすれば、構造の簡略化を図ることができる。また、本実施形態では、ポンプ本体10の元側保持部を、チューブ30の送出元側部位34を挟むように形成された両内側壁から互いに対向する方向に突出する一対の保持突部15,15としている。また、これら一対の保持突部15,15が送出元側部位34のフランジ部34a,34b間に挿入されて送出元側部位34の送
また、回転体20に回転方向に間隔を空けて複数の押圧部23,23を設けている。また、ポンプ本体10に、回転体20の回転中心21,21Aを円心とする円弧状にチューブ30が沿わせられる内周壁面13を設けている(図3も参照)。また、ポンプ本体10に、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態と複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態とを変位するように内周壁面13を設けている。また、この内周壁面13の半径R1,R2,R3を、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率が内周壁面13の周方向の全体に亘って概ね一定となるように周方向で異ならせている。このような構成とすれば、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率のチューブ長手方向における均一化を図ることができる。つまり、複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態、及び複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態のいずれにおいても、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率を概ね一定にすることができる。つまりは、回転体20の回転中心となる軸部21(21A)とポンプ本体10の軸受部19(12)となどの部品間には、嵌め合いのための隙間や公差(寸法公差)等によって回転体径方向に沿う方向のクリアランス(隙間)が生じる。このようなクリアランスに起因する複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態におけ
また、本実施形態では、回転体20を、二つの押圧部23,23を回転方向に等間隔を空けて設けた構成としている。また、ポンプ本体10の内周壁面13を、半円よりも大きい円弧状で一連状にチューブ30が沿わせられる構成とし、内周壁面13におけるチューブ30の途切れ部の対向側部位13aの半径R1を、他の部位13b,13cよりも小さくしている。つまり、二つの押圧部23,23のうちの一方の押圧部23が途切れ部に位置すれば、他方の押圧部23が途切れ部の対向側部位13aに位置することとなり、この他方の押圧部23にチューブ30の復元力が作用し、回転体20が途切れ部側に片寄ることとなる。このような場合にも、途切れ部の対向側部位13aの半径R1を小さくしているので、当該部位13aにおけるチューブ30の圧縮率が他の部位13b,13cに比べて小さくなるよう
また、本実施形態では、内周壁面13が一連状の凹湾曲面形状となるように、周方向に沿って徐々に半径R2を異ならせている。このような構成とすれば、周方向で半径を異ならせるべく内周壁面に段差や屈曲角部等を設けたものと比べて、回転体2
以下、本実施形態に係るチューブポンプ1の具体的構成の一例について説明する。
チューブポンプ1は、本実施形態では、ポンプ本体10に、単一の回転体20及び単一のチューブ30を収容させた構成とされている。
ポンプ本体10は、図3(b)に示すように、回転体20の軸(軸部21)方向の一方向に開口した収容凹所が設けられた本体ケース11と、この本体ケース11の開口側を覆うように設けられる蓋体18と、を備えている。
蓋体18には、回転体20の軸方向の一方向に突出するように設けられ回転体20の回転中心となる軸部21を受け入れる軸受部19が設けられてい
In the present embodiment, the tube pump 1 is
As
The lid body 18 is provided with a bearing portion 19 that is prov
チューブ30が湾曲状態で沿わせられる内周壁面13は、本体ケース11に設けられている。この内周壁面13は、蓋体18にも設けられていてもよい。つまりは、回転体20の軸方向に接合される本体ケース11と蓋体18とによって内周壁面13が形成される構成としてもよい。
図例では、この内周壁面13を、軸方向に見て、中心角が220度程度の円弧状としている。この内周壁面13の周方向中央部位に対向する側の部位が、図1に示すように、チューブ30のポンプ本体10外への引き出し側となり、チューブ30が沿わせられていないチューブ30の途切れ部となる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、この内周壁面13におけるチューブ30の途切れ部の対向側部位となる奥側壁面13aの円心(軸部21)からの半径としての奥側半径R1を、他の部位13b,13cの半径R2,R3よりも小さくしている。この奥側壁面13aは、内周壁面13の周方
In the illustrated example, the inner periphe
In the present embodiment, as show
また、この奥側壁面13aの周方向両側には、奥側壁面13aからチューブ30の途切れ部側に向かうに従い徐々にそれぞれの半径R2,R2が大きくなる漸増壁面13b,13bが連なるように設けられている。つまり、これら両側の漸増壁面13b,13bは、円心(軸部21)からの半径R2,R2が、内周壁面13の周方向中央から離れるに従い徐々に大きくなるように形成されている。
図例では、これら漸増壁面13b,13bを、奥側壁面13aの両側から内周壁面13の中心角が180度程度となる部位まで設けた例を示している。つまり、図例では、奥側壁面13aの両側に、それぞれに中心角が45度程度の円弧状とされた漸増壁面13b,13bを設けた例を示している。これら漸増壁面13b,13bの奥側壁面側部位及び奥側壁面13aに対向するようにいずれかの押圧部23が位置する状態が、複数の押圧部23,23のうちの一つがチュー
In the illustrated example, the gradually increasing wall surfaces 13b and 13b are provided from both sides of the back wall surface 13a to a portion where the central a
また、これら両側の漸増壁面13b,13bの反奥側壁面側には、チューブ30の引き出し側の部位となる引出側壁面13c,13cがそれぞれに連なるように設けられている。
これら引出側壁面13c,13cは、図例では、それぞれに中心角が20度程度の円弧状とされている。また。これら引出側壁面13c,13cの円心(軸部21)からの半径としての引出側半径R3,R3は、これら引出側壁面13c,13cの周方向の全体に亘って同径とされている。これら引出側壁面13c,13c及び漸増壁面13b,13bの引き出し側部位に対向するように押圧部23,23が位置する状態が、複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態となる。この状態では、各押圧部23,23にチューブ30の復元力が同様に作用するため、回転体20の径方向の片寄り等が生じ難い状態となる。
また、これら両側の引出側壁面13c,13c、両側の
These drawing side wall surfaces 13c and 13c are each formed in a circular arc shape having a central angle of about 20 degrees in the illustrated e
In addition, the drawn side wall surfaces 13c and 13c on both sides, the gradually increasing wall surfaces 13b and 13b, and the back side wall surface 13a on both sides are formed in a series of concave curved surface shapes so that a step or a bent portion is not formed between adjacent wall surfaces. Yes.
上記した引出側半径R3,R3と奥側半径R1との寸法差(径差)は、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率が内周壁面13の周方向の全体に亘って概ね一定となるように、適宜、設定するようにしてもよい。また、上記径差は、ポンプ本体10の軸受部19(軸部12)と回転体20の軸部21(軸受部21A)との径方向に沿う上記クリアランス等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。つまりは、上記径差は、上記クリアランス等に起因する回転体20の片寄りを加味して、内周壁面13と回転体20の押圧部23,23との径方向に沿う寸法が、周方向の全体に亘って概ね一定となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、上記した奥側壁面13aの周方向に沿う寸法は、チューブ30の途切れ部の周方向に沿う寸法に概ね応じた寸法としてもよい。換言すれば、奥側壁面13aの周方向に沿う寸法を、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23のうちの一つの押圧部23がチューブ30の途切れ部に位置してチューブ30からの復元力が作用し難くなる範囲を移動する寸法に応じた寸法としてもよい。また、両側の漸増壁面13b,13bの周方向に沿う寸法や径を徐変させる度合等も、回転体20の回転に伴い移動する押圧部23がチューブ30から受ける復元力の大小等を加味して適宜、設定するようにしてもよい。また、両側の引出側壁面13c,13cの周方向に沿う寸法は、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する位置とされて各押圧部23,23にチ
Moreover, the dimension along the circumferential direction of the above-mentioned back side wall surface 13a i
また、ポンプ本体10(本体ケース11)には、この内周壁面13の周方向中央部位に対向する側の側部を貫通するように、チューブ30の送出元側部位34及び送出先側部位35がそれぞれに挿通される挿通部14,16が設けられている。これら挿通部14,16は、上記した内周壁面13の引出側壁面13c,13cの反奥側壁面側に連なるように設けられている。これら挿通部14,16は、チューブ30の送出元側部位34及び送出先側部位35をそれぞれに挟むように本体ケース11に形成された両内側壁と底壁と蓋体18とによって区画されている。
上記した一対の保持突部15,15及び一対のストッパー突部17,17は、これら挿通部14,16の両内側壁間寸法を狭めるように形成されている。なお、保持突部15やストッパー突部17を、本体ケース11の挿通部14,16の両内側壁に加えて、または代えて、本体ケース11の底壁や蓋体18に設けるようにしてもよい。つまりは、本体
The pair
送出元側の挿通部14に設けられた一対の保持突部15,15は、送出元側の挿通部14の外側開口縁部に設けられている。これら保持突部15,15の送出方向(チューブ長手方向)に沿う寸法(突部幅寸法)は、チューブ30の送出元側部位としての送出元側継手34の第1フランジ部34aと第2フランジ部34bとの間の送出方向に沿う寸法(フランジ間寸法)よりも小とされている。これら保持突部15,15の突部幅寸法は、送出元側継手34のフランジ部34a,34b間にこれら保持突部15,15を挿入可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これら保持突部15,15の突出寸法、つまりは、これら保持突部15,15の突出方向先端面間の寸法は、これらの間に送出元側継手34のフランジ部34a,34b間の部位の挿入が可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これら保持突部15,15の突出方向先端面間の寸法は、送出元側継手34の各フランジ部34a,34bの外径よりも小さい寸法とすれ
これら保持
These holding projections 15 and 15 are inserted between the flange portions 34a and 34b of the delivery source side joint 34 of the tube 30, and movement along the delivery direction of the delivery source side joint 34 is suppressed (see FIG. 1).
送出先側の挿通部16に設けられた一対のストッパー突部17,17は、送出先側の挿通部16の外側開口縁部よりも内側に位置するように設けられている。これらストッパー突部17,17は、これらストッパー突部17,17よりも挿通部16の外側開口縁部側に、少なくともチューブ30の送出先側部位としての送出先側継手35の第1フランジ部35aの受け入れが可能なように設けるようにしてもよい。図例では、これらストッパー突部17,17に送出先側継手35の
また、これらストッパー突部17,17の突部幅寸法W2は、送出先側継手35のフランジ部35a,35b間にこれらストッパー突部17,17の挿入が不能となるように適宜の寸法とすればよい。また、これらストッパー突部17,17の突出寸法、つまりは、これらストッパー突部17,17の突出方向先端面間の寸法は、これらの間に送出先側継手35が接続されたチューブ30の挿入が可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これらストッパー突部17,17の突出方向先端面間の寸法は、送出先側継手35の第1フランジ部35aの外径よりも小さい寸法とすればよい。
これらストッパー突部17,17間に、チューブ30の送出先側継手35よりも送出元側部位を挿入させた状態では、チューブ30の送出先側継手35の送出方向先側への移動が可能な状態となる(図2(a)参照
In a state where the delivery source side portion is inserted between the st
回転体20は、その回転中心となる軸部21の外周側に、互いに軸部21から等距離となるように複数の押圧部23,23を設けた構成とされている。つまり、これら押圧部23,23は、軸方向に見て、軸部21を円心とする同一円周上に位置するように回転体20に設けられている。また、これら押圧部23,23は、回転体20の軸部21廻りの回転方向に等間隔を空けて設けられている。
本実施形態では、回転体20の軸部21廻りに、上述のように、二つの押圧部23,23を設けた構成としている。つまり、回転体20に、互いの回転方向の間隔が180度となるように
In this embodiment, it is set as the structure which provided the two press parts 23 and 23 around the axial
また、本実施形態では、これら押圧部23,23を、回転体20の軸部21に平行なローラー軸22,22廻りに回転自在とされた押圧ローラーとしている。なお、図3(b)では、ローラー軸22,22に挿通される押圧ローラーの図示を省略している。
これら押圧部23,23は、図1に示すように、ポンプ本体10の内周壁面13に対向するように配置され、内周壁面13とによってチューブ30を押し潰す構成とされている。図1に示す回転体20の停止位置(初期位置)では、二つの押圧部23,23のうちの一つの押圧部23と内周壁面13の周方向中央部位とによってチューブ30の被押圧部位31を押し潰した状態を例示している。このように回転体20が停止され、チューブ30を押し潰した状態では、チューブ30の被押圧部位31が閉塞し、流体の送出が不能(送出停止)となる。なお、回転体20の停止位置(初期位置)は一例であり、他の位置でもよい。
また、本実施形態では、回転体20は、このように二つの押
As shown in
In the present embodiment, the rotating body 20 includes a state where one of the two pressing portions 23, 23 crushes the tube 30 and both the two pressing portions 23, 23. The tube 30 is crushed and is displaced.
また、本実施形態では、回転体20の押圧部23,23間のそれぞれに、チューブ30の位置ずれを抑制するチューブガイド24,24を設けている。このような構成とすれば、押圧部23,23の移動に伴いチューブ30が移動して内周壁面13から離れたり、屈曲したりするようなことを抑制することができる。
図例では、回転体20の軸部21から径方向に突出させるように、かつ隣り合う押圧部23,23から等距離となるようにチューブガイド24,24を設けた例を示している。また、これらチューブガイド24,24は、チューブ30の回転体軸方向への移動を抑制するように、チューブ30を回転体軸方向両側から挟むような形状とされ、チューブ30を受け入れる凹所が形成されるように径方向に開口した形状とされている。また、これらチューブガイド24,24の開口方向の底部25が内周壁面13に対向するように配置され、
In the illu
チューブ30は、断面円形状とされ、図1に示すように、回転体軸方向に見て、略U字状となるように、上記した内周壁面13に沿わせられるようにポンプ本体10(本体ケース11)に収容される。
このチューブ30は、押圧部23,23によって押し潰された部位が復元し得る弾性を有したエラストマー系材料、例えば、EPDMやシリコン、ネオプレン等の合成樹脂系エラストマーや、天然ゴム等から形成されたものとしてもよい。このようなチューブ30の材質は、送出する流体の種類等に応じて、適宜のものを採用するようにしてもよい。また、チューブ30の内径や、内周壁面13に沿う長さ等は、送出する流体の所望する流量等に応じて適宜、設定
The tube 30 is formed of an elastomeric material having elasticity that can restore the parts crushed by
また、このチューブ30のチューブ本体の送出元側端部32に接続された送出元側継手34及びチューブ本体の送出先側端部33に接続された送出先側継手35は、互いに同様の構成とされている。
これら送出元側継手34及び送出先側継手35には、チューブ本体の送出元側端部32及び送出先側端部33のそれぞれに圧入される第1接続部がそれぞれに設けられている。また、これら送出元側継手34及び送出先側継手35の第1接続部に隣接するように、上記した第1フラン
また、これら送出元側継手34及び送出先側継手35には、第2接続部34c,35cがそれぞれに設けられている。
Further, the source side joint 34 connected to the source side end 32 of the tube body of the tube 30 and the destination side joint 35 c
Further, the transmission source side joint 34 and the transmission destination side joint 35 are provided with second connection portions 34c and 35c, respectively.
このチューブ30の送出元側継手34の第2接続部34cには、図1及び図2(b)に示すように、流体の送出元となる貯留部2に接続された送出元側管路3を接続するようにしてもよい。また、チューブ30の送出先側継手35の第2接続部35cには、流体の送出先5へ流体を送出する送出先側管路4を接続するようにしてもよい。また、このチューブ30の送出元側継手34よりも送出元側(上流側)に、流体の送出元2側への逆流を防止する逆止弁や開閉弁等を適宜、必要に応じて設けるようにしてもよい。
なお、チューブ30の送出元側部位及び送出先側部位としては、送出元側継手34及び送出先側継手35に限られない。例えば、チューブ30がポンプ本体10外にも延びるように一連状に長尺な構成とされたものでは、ポンプ本体10の挿通部14,16に挿通される部位と
No
回転体20を回転させる駆動部26は、回転体20を軸部21廻りに正回転及び逆回転させ得る構成とされている。このような駆動部26としては、軸部21に連結された種々の減速ギア等のギア機構を備えたいわゆるギアモーター等を採用するようにしてもよい。本実施形態では、後記するように、回転体20を適宜の回転位置(回転角)において停止させる必要があることから、駆動部26を、回転位置の制御が可能なブレーキ付きのモーターや、サーボモーター等としてもよい。また、適宜、回転体20の回転位置を検出する回転角センサー等の検出器を設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、回転体20の回転角度及び回転回数の検出が可能なエンコーダ付モーターやステッピングモーターとしている。
この駆動部26は、図2(
The drive unit 26 is connected to a control panel 40 provided with a control unit 41 as shown in FIG. The drive of this drive part 26 is controlled by the control part 41, the rotary body 20 is rotated, and the fluid is discharged (discharged) and the like as will be described later.
制御部41は、例えば、CPU等の制御回路によって構成されている。
なお、制御盤40には、制御部41に加え、メモリ等によって構成され各種動作プログラム等を記憶する記憶部42や、駆動部26に駆動電源を供給する電源部43、操作入力の受け付けや表示を行う表示操作部44等が適宜
In additio
上記構成とされたチューブポンプ1においては、回転体20を停止位置から正回転させれば、押圧部23,23の移動に伴い、流体の自吸及び送出がなされる。つまり、押圧部23が送出側に移動すれば、チューブ30の押し潰されていた被押圧部位31が復元する。この被押圧部位31の復元に伴う負圧作用によってチューブ30の上流側部位に送出元2(送出元側管路3)側からの流体が流入する。また、押圧部23がチューブ30を順次、押し潰しながら送出側に移動し、上流側(押圧部23の送出側への移動方向後方側)において流体を吸込みながら、下流側(押圧部23の送出側への移動
また、回転体20
Further, when the rotating body 20 is stopped at an appropriate rotational position, the fluid delivery is stopped as described above.
なお、チューブポンプ1の具体的構成は、上記した例に限られない。例えば、回転体20に、3つ以上の押圧部23を設けるようにしてもよい。この場合は、適宜、内周壁面13等を変形するようにしてもよい。また、ポンプ本体10を、チューブ30の送出先側部位35の送出方向先側への移動を許容する構造としたものに限られず、送出元側と同様、送出先側部位35の送出方向に沿う移動を抑止する先側保持部を設けた構成としてもよい。また、回転体20の外周側を回転方向に複数等分するように複数のチューブを設けた構成とされたものや、軸方向に並列的に複数の回転体
1 チューブポンプ
10 ポンプ本体
13 内周壁面
13a 奥側壁面(内周壁面におけるチューブの途切れ部の対向側部位)
13b 漸増壁面(内周壁面の他の部位)
13c 引出側壁面(内周壁面の他の部位)
20 回転体
21 軸部(回転中心)
21A 軸受部(回転中心)
23 押圧部
R2 漸増半径(内周壁面の半径)
R3 引出側半径(内周壁面の半径)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tube pump 10 Pump main body 13 Inner peripheral wall surface 13a Back side wall surfa
13b Gradually increasing wall surface (other part of inner peripheral wall surface)
13c drawer side wall surface (other part of inner peripheral wall surface)
20 Rotating body 21 Shaft (Rotation center)
21A Bearing (rotation center)
23 pressing part 30 tube R1 back side radius (radius of inner peripheral wall surface, radius of the opposite side part of the discontinuous part of the tube)
R2 Gradually increasing radius (radius of inner wall surface)
R3 Drawer side radius (radius of inner wall surface)
Claims (3)
前記複数の押圧部の全てが前記チューブを押圧して各押圧部に該チューブの復元力が同様に作用する状態における各押圧部による前記チューブの圧縮率と、前記複数の押圧部のうちの一つが該チューブの途切れ部に位置して他の押圧部に対する該チューブからの復元力によって前記回転体が前記チューブの途切れ部側に片寄る状態における前記他の押圧部による前記チューブの圧縮率と、が概ね一定となるように、前記内周壁面の半径を周方向で異ならせていることを特徴とするチューブポンプ。 A rotating body having a plurality of pressing portions are provided, with the rotation of the rotating body, a state and a plurality of restoring force of the tube all said plurality of pressing portions to press the tube to each pressing portion acts similarly as one of the pressing portion of the rotating body and Katayose situations that the break portion of the tube by the restoring force from the tube to the other pressing portion located discontinuity of the tube is displaced, a pump body which is inner circumferential wall surface, wherein the tube is along a circular arc shape is provided to whose center a rotation center of said rotating body comprises a,
The compression ratio of the tube by each pressing portion in a state where all of the plurality of pressing portions press the tube and the restoring force of the tube similarly acts on each pressing portion , and one of the plurality of pressing portions. The compression rate of the tube by the other pressing portion in a state where the rotating body is displaced to the side of the disconnecting portion of the tube due to the restoring force from the tube against the other pressing portion located at the interrupting portion of the tube, A tube pump characterized in that the radius of the inner peripheral wall surface is varied in the circumferential direction so as to be substantially constant.
前記回転体は、二つの押圧部を回転方向に等間隔を空けて設けた構成とされ、
前記内周壁面は、半円よりも大きい円弧状で一連状に前記チューブが沿わせられる構成とされ、該内周壁面における前記チューブの途切れ部の対向側部位の半径を、他の部位よりも小さくしていることを特徴とするチューブポンプ。 In claim 1,
The rotating body has a configuration in which two pressing portions are provided at equal intervals in the rotation direction,
The inner peripheral wall surface is configured such that the tubes are arranged in a series of arcs larger than a semicircle, and the radius of the opposite side portion of the discontinuity portion of the tube on the inner peripheral wall surface is set to be larger than that of other portions. A tube pump characterized by being made small.
前記内周壁面が一連状の凹湾曲面形状となるように、周方向に沿って徐々に半径を異ならせていることを特徴とするチューブポンプ。 In claim 1 or 2,
A tube pump characterized in that radii are gradually varied along the circumferential direction so that the inner peripheral wall surface has a series of concave curved surface shapes.
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