JP6393173B2 - 位置推定方法及び位置推定システム - Google Patents
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Description
そして、推定された位置推定用の磁場発生コイルの位置と、マーカの位置とを合わせることで、3次元電流分布の画像と、心臓形態画像とが合成される。
なお、他の解決手段については、実施形態中において記載する。
図1は、本実施形態に係る位置推定用の磁場発生装置の一例を示す図である。
第1実施形態では、計測対象と計測用磁気センサ31(図4)との位置関係を取得するための位置推定用の磁場発生装置(以下、磁場発生装置1と称する)として、正方形の平面基板12上に4個の1軸の円形コイル(磁場発生部)11(11a〜11d)が、xy方向に対して、等間隔に配置されている。また、各円形コイル11間のxy方向(計測用磁気センサ31の配置方向に平行な方向)の間隔A1,A2は、計測用磁気センサ31の間隔以上であることが望ましい。なお、計測用磁気センサ31の間隔とは、図4におけるxy方向に対する間隔である。
なお、間隔A1,A2の長さは、計測用磁気センサ31の間隔以上であれば、互いに異なっていてもよい。
なお、本実施形態の磁場発生装置1において、複数の円形コイル11が、平面を形成するよう、かつ、計測用磁気センサ31の間隔以上離して配列されることに特徴を有している。そのため、磁場発生装置1として、円形コイル11の個数が3つ以上であり、その配置として、すべての円形コイル11が直線状に配置されていなければ(平面を形成するよう配置されていれば)、適宜適用することができる。
そして、本実施形態の磁場発生装置1における円形コイル11は、1軸以上であればよい。
また、各円形コイル11における巻き線の向きは、紙面から見て右巻きでも左巻きでもよい。そして、各円形コイル11において、巻き線の向きを揃えてもよいし、揃えなくてもよい。
図2は、本実施形態で用いる心磁計測システムの全体構成例を示す概略図である。
図2に示すように、心磁計測システム20の構成要素は、磁気シールドルーム21の内部と外部とに分かれて配置される。
磁気シールドルーム21の内部には、複数のSQUID磁束計(以降、計測用磁気センサ31(図3)と称する)を内部に配置して極低温に維持するクライオスタット22と、クライオスタット22を保持するガントリ23と、被検者(図示せず)が横になるベッド24が配置されている。
磁気シールドルーム21の外部には、クライオスタット22内に配置される複数の計測用磁気センサ31を駆動させる駆動回路25が設置されている。また、駆動回路25からの出力を増幅してフィルタをかけるアンプフィルタユニット26が設置されている。さらに、アンプフィルタユニット26からの出力信号をデータ収集し、収集されたデータを解析処理するとともに心磁計測システム20の各部の制御を行う演算装置27が設置されている。そして、演算装置27により解析処理された解析結果を表示する表示装置28が設置されている。
なお、クライオスタット22、ガントリ23及びベッド24を合わせて磁場計測装置29と称することがある。
図3は、クライオスタットの構成例を示す図である。
クライオスタット22の底部には、図3の上段に示すように、複数の計測用磁気センサ31(SQUID磁束計)が並んで配置されている。個々の計測用磁気センサ31は、ボビンに超伝導線材を巻きつけたコイルと、コイル上部において、コイルと接続されているSQUIDセンサとを有している。
また、本実施形態では、図示が煩雑になるのを避けるため、図3下段のように、計測用磁気センサ31を7×7のマス目(計測面32)で表現することとする。計測面32において、格子の交わる箇所(8×8)が、計測用磁気センサ31の配置場所に対応する。
図4は、心磁計測システムで用いられる計測用磁気センサの配列及び被検者に対する配置の一例を説明するための図である。
複数の計測用磁気センサ31は、クライオスタット22(図1)の底部の内壁にz方向に沿って垂設される。そして、複数の計測用磁気センサ31は、胸壁41に対して垂直なz方向の磁場成分Bzを経時的に計測している。また、複数の計測用磁気センサ31は、磁場の距離変化量を的確に捉えられるように、x方向及びy方向には等間隔に配列されている。すなわち、複数の計測用磁気センサ31による計測領域は、図4に示すように、正方格子状に区画され、被検者の胸壁41に対して平行に配置された計測面32として表現することができる。前記したように、計測面32の格子の交わる箇所に計測用磁気センサ31が存在している。
図4に示す計測面32の座標系においては、例えば、符号33で示す計測用磁気センサ31が胸部の剣状突起42の真上に位置するように、ユーザが計測面32の位置合わせを行う。
図5は、本実施形態に係る演算装置の構成例を示す図である。
演算装置27は、メモリ101、CPU(Central Processing Unit)102、HD(Hard Disk)等の記憶装置103、キーボードや、マウス等の入力装置104及びNIC(Network Interface Card)等の送受信装置105を有している。
そして、記憶装置103に格納されているプログラムがメモリ101に展開され、CPU102によって実行されることにより、処理部111、処理部111を構成する取得部112、磁場算出部113、二乗誤差算出部114、判定部115、更新部116、決定部117及び表示処理部118が具現化している。
磁場算出部113は、設定されている位置に磁場発生装置1があると仮定したときに、磁場発生装置1から生じる磁場を計測用磁気センサ31で計測した場合の理論的な計測値を算出する。
判定部115は、二乗誤差算出部114が算出した二乗誤差の値が、予め設定してある閾値以下であるか否かを判定する。
更新部116は、判定部115によって、二乗誤差の値が、予め設定してある閾値より大きいと判定された場合、使用している最適化法に従って、仮定されている磁場発生装置1の位置及び角度を更新する。
決定部117は、判定部115によって、二乗誤差の値が、予め設定してある閾値以下であると判定された場合、現在設定されている磁場発生装置1の位置及び角度を最適位置及び最適角度として決定する。
表示処理部118は、決定された最適位置及び最適角度に関する情報を表示装置28(図2)に表示する。表示装置28に表示される最適位置及び最適角度に関する情報については後記する。
図6は、本実施形態に係る磁場発生装置を用いた位置推定処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図1、図3及び図5を参照する。
まず、磁場発生装置1における各円形コイル11からの磁場を各計測用磁気センサ31が計測し(S101)、取得部112が計測結果を取得する。このとき、各円形コイル11からの磁場を区別可能なように円形コイル11から磁場を発生させることが必要である。具体的には、まず、円形コイル11aが通電される。その結果、円形コイル11aから発生する磁場を各計測用磁気センサ31が測定する。次に、円形コイル11aに流していた電流を停止し、円形コイル11bが通電される。そして、各計測用磁気センサ31が、円形コイル11bから発生する磁場を計測する。同様にして、各計測用磁気センサ31は、円形コイル11c及び円形コイル11dから発生する磁場を計測する。
ステップS102で設定される値は、正確な値でなくてもよい。
現在設定されている基準点13の位置が(xr,yr、zr)であり、平面基板12の角度が(θ,Φ)であるとする。そして、i番目の円形コイル11の中心14の位置が(xi,yi,zi)であるとする。また、基準点13と、i番目の円形コイル11の中心14までの距離が(Δxi,Δyi,Δzi)であるとする。前記したように、(Δxi,Δyi,Δzi)は既知の値である。
yi=yr +Δyi ・・・ (2)
zi=zr +Δzi ・・・ (3)
=Bt m,i(xr +Δxi,yr +Δyi,zr+Δzi,θ,Φ) ・・・ (4)
これより、二乗誤差算出部114は、ステップS101で計測された磁場Bm,i(実測値)と、ステップS103で算出された磁場Bt m,i(理論値)との二乗誤差Fを、以下の式(5)を用いて算出する(S104)。
次に、判定部115は、式(5)から算出される二乗誤差Fが、予め設定されている所定の閾値A以下であるか否かを判定する(S105)。閾値Aは、およそ10−3等のオーダとなる。
ステップS105の結果、二乗誤差Fが、閾値Aより大きい場合(S105→No)、更新部116は、式(5)を最小化する最適化アルゴリズムに基づいて,基準点13の位置(xr,yr,zr)及び平面基板12の角度(θ,Φ)を更新し(S106)、処理部111はステップS103へ処理を戻す。その後、磁場算出部113が、ステップS106で更新した基準点13の位置と、平面基板12の角度を、現在設定されている値としてステップS103の処理を行う。なお、θは平面基板12の方位角であり、Φは平面基板12の仰俯角である。
なお、ここで用いられる最適化アルゴリズムは、任意のアルゴリズムが用いられてもよい。
ここで、算出された基準点13の最適位置及び平面基板12の最適角度が、位置推定の結果として用いられる。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る磁場発生装置1の適用例を説明する。
本実施形態では、被検者の胸部に磁場発生装置1を載置した状態で、磁場発生装置1から生じる磁場を計測する。そのため、被検者の胸筋部や乳房部の上に磁場発生装置1を載置すると、胸筋部や乳房部が平坦でないため、被検者の体動により、磁場発生装置1がずれてしまうおそれがある。磁場発生装置1がずれると、磁場発生装置1の位置を正確に推定することができなくなってしまうおそれがある。従って、被検者の体動によって、磁場発生装置1がずれることを防ぐことが必要である。
本実施形態では、磁場発生装置1を被検者の胸壁41上に配置する際、被検者の胸骨43上に配置する。
図7は、本実施形態に係る磁場発生装置の配置例を示す図である。
前記したように、被検者の胸筋部や乳房部の上に磁場発生装置1を載置すると,載置場所が平坦ではないため、被検者の体動により、磁場発生装置1がずれ易くなってしまう。そこで、磁場発生装置1を、胸壁41上において平坦な領域である胸骨43(幅:約50〜70mm、長さ:鎖骨の付け根からみぞおちまで)上に固定する。このように磁場発生装置1を載置することで、磁場発生装置1をずれにくくすることができる。従って、計測用磁気センサ31が、磁場発生装置1からの磁場を安定的に計測することができる。
なお、図7に示すように、磁場発生装置1は計測用磁気センサ31が形成する計測面32(図3、図4)の内側に配置される。
図8は、図7に示す手法に従って磁場発生装置を配置したときにおける,磁場発生装置の位置を推定する処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図2、図4、図7を参照する。
まず、被検者がベッド24に仰向けに寝る(S201)。
次に、被検者の胸骨43の上に磁場発生装置1が載置される(S202)。
続いて、磁場発生装置1が通電され、計測用磁気センサ31が、磁場発生装置1から発生する磁場を計測する(S205)。
そして、演算装置27が、磁場発生装置1の基準点13の位置を推定し(S206)、処理を終了する。ステップS205及びステップS206の処理は、図6で示されている処理である。
図9は、本実施形態に係る磁場発生装置による位置推定結果を表示する画面の一例を示す図である。適宜、図1、図3を参照する。
なお、図9に示す画面は、表示処理部118(図5)が最適位置及び最適角度に関する情報を表示装置28(図2)に表示する画面である。
図9における位置推定結果画面200は、図6で示される位置推定処理の結果が表示される画面である。
ここでは、図1に示される磁場発生装置1が用いられて位置推定が行われた場合について説明する。
位置推定結果画面200は、位置関係表示エリア210と、位置表示・補正エリア230と、位置座標表示エリア250とを有している。
位置関係表示エリア210により、ユーザは推定された磁場発生装置1と、計測用磁気センサ31との位置関係を確認することができる。
さらに、位置表示・補正エリア230は、適合度を表示する適合度表示窓241を有している。適合度は、補正窓236〜240に入力された補正値に基づいて補正された円形コイル11の推定座標及び推定角度から計算された計測用磁気センサ31で計測される磁場の理論的な計測値と、実際に計測用磁気センサ31で計測された磁場との一致率である。
さらに、座標値表示窓257には3番目の円形コイル11(円形コイル11c)のx座標が表示されている。同様に、座標値表示窓258には、3番目の円形コイル11(円形コイル11c)のy座標が表示され、座標値表示窓259には、3番目の円形コイル11(円形コイル11c)のz座標が表示されている。
また、座標値表示窓260には4番目の円形コイル11(円形コイル11d)のx座標が表示されている。同様に、座標値表示窓261には、4番目の円形コイル11(円形コイル11d)のy座標が表示され、座標値表示窓262には、4番目の円形コイル11(円形コイル11d)のz座標が表示されている。
次に、図10〜図14を参照して、一般的な磁場発生装置による位置推定誤差を磁場発生シミュレーションによって示す。
図10は、本シミュレーションに用いた計測用磁気センサと、磁場発生装置との関係を示す図である。
1軸の磁場発生装置51で生じ、計測用磁気センサ31で計測される磁場を、図10のモデルを用いて磁場シミュレーションを行った結果を図12〜図14に示す。
ここで、磁場シミュレーションにおける各構成の計算条件を図11に示す。
すなわち、計測用磁気センサ31の半径rdは9.0mmであり、図10に示す座標系のz方向の磁気成分を計測するように、8×8の格子状に計測用磁気センサ31が配置される。そして、計測面33の大きさは、175×175mmである。
これらの各位置に配置された磁場発生装置51と、計測用磁気センサ31とを用いて、本実施形態の図6に示す処理と同様の処理を行うことにより、磁場発生装置51の位置推定が行われる。
最適化については、NelderとMeadによる滑降シンプレックス法を用いた。
図12〜図14は、計測面33を上方向からみた図である。図12〜図14における格子は磁場発生装置51が配置される位置を示している。また、白丸301は計測用磁気センサ31(8×8)を示している。
次に、図15〜図20を参照して、本実施形態に係る位置推定処理と、比較例に係る位置推定方法の対比を行う。
つまり、本実施形態に係る位置推定処理及び比較例に係る位置推定方法のそれぞれを磁場シミュレーションの結果から算出し、対比を行う。
本実施形態に係るシミュレーションは、図10の磁場発生装置51と同様の位置に、磁場発生装置1を仮定する。そして、磁場発生装置1における4つの円形コイル11から生じる磁場を計測用磁気センサ31で計測した場合の計測値をシミュレーションした。
図15〜図20において、黒丸401は計測用磁気センサ31の位置を示している。白丸は、設定した磁場発生装置1,51の位置(真の位置:真値)を示している。そして、三角は、本実施形態の磁場発生装置1における4つの円形コイル11の位置推定結果を示している。また、十字は、比較例の磁場発生装置51の位置推定結果を示している。比較例の手法において、磁場発生装置51の設定位置は、本実施形態に係る磁場発生装置1における円形コイル11の位置としている。つまり、本実施形態の手法では、位置推定処理を1回しか行っていないが、比較例の手法では、本実施形態に係る磁場発生装置1における円形コイル11の各位置に磁場発生装置51を配し、計4回の位置推定を行っている。
図15及び図16に示される位置推定結果から、十字411,412が真値から大きくずれていることがわかる。十字411,412のズレ値は10mm以上である。
これに対して、図15及び図16において、三角で示される、本実施形態に基づく磁場発生装置1の円形コイル11の位置は、すべて、概ね真値に一致している。ちなみに、三角で示される円形コイル11のズレ値は1mm以下である。
図17及び図18に示される位置推定結果から、十字421が真値からずれていることがわかる。十字421のズレ値は5mm以上である。
これに対して、図17及び図18において、三角で示される、本実施形態に基づく磁場発生装置1の円形コイル11の位置は、概ね真値に一致している。三角で示される円形コイル11のズレ値は1mm以下である。
図19及び図20に示される位置推定結果から、十字431,432が真値からずれていることがわかる。特に、十字431のズレが大きい。十字432のズレ値は1mm以上であり、十字431のズレ値は10mm以上である。
これに対して、三角で示される、本実施形態に基づく磁場発生装置1の円形コイル11の位置は、概ね真値に一致している。三角で示される円形コイル11のズレ値は1mm以下である。
図12〜図14で示したように、磁場発生装置51を使用した位置推定では、計測面32の紙面左右端付近において誤差が生じる。しかしながら、図15〜図20に示すように、本実施形態に係る磁場発生装置1を用いると、計測面32の紙面左右端付近でも精度の高い位置推定が可能となる。
従って、ある円形コイル11の推定位置が真の位置からずれていても、他の円形コイル11でズレが解消される。その結果、図1に示す磁場発生装置1を用いると、位置推定の精度を向上させることができる。
図21〜図24は、本実施形態に係る磁場発生装置の変形例を示す図である。
図21に示される磁場発生装置1aでは、T字型の平面基板12a上に3つの1軸の円形コイル11が、x方向又はy方向に、計測用磁気センサ31(図3)の間隔以上離されて配列されている。すなわち、図21における間隔A3,A4のそれぞれが、計測用磁気センサ31のxy方向(図3、図4参照)の間隔以上となっている。なお、間隔A3,A4の長さは、計測用磁気センサ31の間隔以上であれば、互いに異なっていてもよい。
ケーブル15は、平面基板12aの上、あるいは、平面基板12a内に配線されている。また、平面基板12aには基準点13を設定し、この基準点13の座標(xr,yr,zr)から各円形コイル11の中心14の座標(xi,yi,zi)(i=1,2,3)までの距離(Δxi,Δyi,Δzi)は予め計測されており、既知となっている。
磁場発生装置1bでは、平面基板12b上に3個の1軸の円形コイル11が、x方向又はy方向に、計測用磁気センサ31のxy方向(図3、図4参照)の間隔以上離して配列されている。すなわち、図22における間隔A5,A6のそれぞれが、計測用磁気センサ31のxy方向(図3、図4参照)の間隔以上となっている。なお、間隔A5,A6の長さは、計測用磁気センサ31(図3)の間隔以上であれば、互いに異なっていてもよい。
ケーブル15は、平面基板12b上、あるいは、平面基板12b内に配線されている。また、平面基板12bには基準点13を設定し、この基準点13の座標(xr,yr,zr)から3個の1軸の円形コイル11の中心14の座標(xi,yi,zi)(i=1,2,3)までの距離(Δxi,Δyi,Δzi)は予め計測されており、既知となっている。
なお、図21や、図22のように、円形コイル11の数を3つとすることで、4つ以上の円形コイル11としたときよりも、コストを低減することができる。
なお、図23及び図24において、基準点13は、図1、図21及び図22と同様であるので説明を省略する。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
11,11a〜11d 円形コイル(磁場発生部)
12 平面基板
13 基準点
14 中心
20 心磁計測システム(位置推定システム)
27 演算装置
31 計測用磁気センサ
32 計測面
43 胸骨
111 処理部
112 取得部
113 磁場算出部
114 二乗誤差算出部
115 判定部
116 更新部
117 決定部
118 表示処理部
Claims (7)
- 磁場を発生する磁場発生部を平面上に3つ以上有する磁場発生装置において、
それぞれの前記磁場発生部からの距離が既知である基準点が設定されており、
前記磁場発生装置の位置及び角度を推定する演算装置が、
前記基準点の位置及び前記平面の角度を設定し、
計測用磁気センサによって実際に計測された前記それぞれの磁場発生部からの磁場と、設定された前記基準点の位置及び前記平面の角度を基に、前記それぞれの磁場発生部の位置及び角度から推定される磁場と、の差を算出し、それぞれの前記差の和が所定の値以下となる前記基準点の位置及び前記平面の角度を算出することで、前記基準点の位置及び前記平面の角度を推定し、
推定された前記基準点の位置及び前記平面の角度を基に、前記それぞれの磁場発生部の位置及び角度を算出することで、前記磁場発生装置の位置及び角度を推定する
ことを特徴とする位置推定方法。 - 前記計測用磁気センサの配置方向に平行な方向における前記磁場発生部の間隔は、前記計測用磁気センサの間隔以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の位置推定方法。 - 前記磁場発生部は、被検者の胸骨上に載置される
ことを特徴とする請求項1に記載の位置推定方法。 - 前記演算装置は、
前記推定された磁場発生装置の位置及び角度に関する情報を表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の位置推定方法。 - 磁場を発生する磁場発生部が、平面上に3つ以上設けられている磁場発生装置と、
計測用磁気センサによって、前記それぞれの磁場発生部から生じた磁場を計測した結果を基に、前記磁場発生装置の位置及び角度を推定する演算装置と、
を有し、
前記磁場発生装置において、前記それぞれの磁場発生部からの距離が既知である基準点が設定されており、
前記演算装置が、
前記基準点の位置及び前記平面の角度を設定し、
前記計測用磁気センサによって実際に計測された前記それぞれの磁場発生部からの磁場と、設定された前記基準点の位置及び前記平面の角度を基に、前記それぞれの磁場発生部の位置及び角度から推定される磁場と、の差を算出し、それぞれの前記差の和が所定の値以下となる前記基準点の位置及び前記平面の角度を算出することで、前記基準点の位置及び前記平面の角度を推定し、
推定された前記基準点の位置及び前記平面の角度を基に、前記それぞれの磁場発生部の位置及び角度を算出することで、前記磁場発生装置の位置及び角度を推定する
ことを特徴とする位置推定システム。 - 前記計測用磁気センサの配置方向に平行な方向における前記磁場発生部の間隔は、前記計測用磁気センサの間隔以上である
ことを特徴とする請求項5に記載の位置推定システム。 - 前記磁場発生部は、被検者の胸骨上に載置される
ことを特徴とする請求項5に記載の位置推定システム。
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