JP6392702B2 - 符号量推定方法、映像符号化装置及び符号量推定プログラム - Google Patents
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Description
RDコスト=D+λR
ここで、Dは復元信号と原信号の画素単位での差分の二乗和、Rは符号化するデータの符号量、λはラグランジアンパラメータである。
RCOEFF=α・Nnz+β・EQTC
ここで、Nnzは非零係数の個数、EQTCは量子化後係数のL1ノルム(絶対値和)、α及びβは重み付け係数をそれぞれ表す。可変長符号化では非零係数のみ正負符号やレベル値を符号化し、更にレベル値はその大きさに準じて符号量が増加するという性質があるため、このようなパラメータを用いて近似することで符号量の推定を実現している。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による映像符号化装置を説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。以下では一例としてHEVCに準拠した映像符号化装置に本発明を適用した場合の実施形態を示す。ここではLCUサイズは64x64、CUサイズは64x64〜8x8の4階層を用いた場合について説明する。
D=EΣuvq(u,v)2
ここで、Eは直交変換のスケーリングパラメータ、qはブロック座標(u,v)の変換係数における量子化誤差である。
符号化コスト=D+λ(Rcoeff+Roh)
ここで、Rcoeffは符号量推定部152から出力される変換係数の符号量、Rohは対象ブロックのオーバーヘッド符号量、λはラグランジアンパラメータである。
Rcoeff=Σk=1 K(N1,k+bkN2,k) ・・・(1)
ここで、ak、bk、N1,k及びN2,kはそれぞれk番目のグループに対応する第1の変換係数の重み付け係数、第2の変換係数の重み付け係数、第1の変換係数の個数及び第2の変換係数の個数である。akとbkは予め決められた値を用いてもよいし、符号化処理の途中で適応的に切り替えてもよい。
次に、本発明の第2実施形態による映像符号化装置を説明する。第2実施形態における映像符号化装置の構成は、図1に示す構成と同等の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、第2実施形態における符号量推定部152の構成についても図3に示す構成と同等であるため、ここでは詳細な説明を省略する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、図4に示す処理動作が図7に示す処理動作とした点である。第1実施形態では座標位置に応じて分類したが、グループ毎の発生確率が同じになるように分類することで更なる精度向上が見込める。
コンテキストに対する符号化シンボルの発生確率が変動しない場合には、コンテキスト番号が発生確率の違いを表すことになるため、コンテキスト番号によって分類することで高い精度で推定を行うことができるようになる。図8及び図9は、一例として有意係数フラグのコンテキスト番号によって3つのグループに分類した例を示す図である。なお、その他のコンテキストを用いてもよく、それらを複数組み合わせて分類してもよい。
Pattern=(condB×2+condR)
ここで、CondB、CondRはそれぞれ対象サブブロックCの右隣接サブブロックR、下隣接サブブロックBについてのサブブロックフラグの値を示す。サブブロックフラグはサブブロック内の全ての変換係数が閾値θ以下である場合には0、それ以外の場合は1となる。
変形例1ではコンテキスト番号の選択処理を行う必要があるため演算量が増加してしまう可能性がある。そこでサブブロックの位置とそのサブブロック位置が取りうるコンテキスト番号の平均で分類する。このようにすることでコンテキスト番号の選択処理を省略できるため、高速化が期待できる。図10は、一例として変形例1で説明した有意係数フラグのコンテキスト番号を各サブブロックにおける平均によって8つのグループに分類した例を示す図である。なお、ここでは8グループに分類しているが、発生確率が近いグループを同じグループにしてもよく、例えばグループ(1)から(4)までを1つのグループ、グループ(5)から(8)までを1つのグループとし、計2グループで分類してもよい。
その他の特徴量としてシーケンスサイズや予測モードなどが適用できる。変形例2に組み合わせた場合を一例として、それぞれ以下に説明する。まず、シーケンスサイズを適用する場合について説明する。シーケンスサイズが大きい場合には小さい場合と比較して高周波数成分の有意係数の出現確率が小さくなると予想されるので、図11に示すように高周波数成分のグループ範囲を大きくし、シーケンスサイズが小さい場合にはその逆で低周波数成分のグループ範囲が少なくなるように分類する。図11は、シーケンスサイズによる分類例を示す図である。こうすることによって、シーケンスサイズによる符号化シンボルの出現確率の変動を考慮することが出来るため、適切な分類が可能になる。
次に、本発明の第3実施形態による映像符号化装置を説明する。第3実施形態における映像符号化装置の構成は、図1に示す構成と同等の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。第1及び第2実施形態ではコンテキストに対する符号化シンボルの発生確率が変動しない場合には有効であるが、符号化処理の過程で発生確率が変動する場合には推定誤差が生じる可能性がある。そこで、対象ブロックの各グループにおける第1の変換係数の数と第2の変換係数の数に応じてグループを再分類(グループ番号の再割り当て)することで、この問題を解決する。
mk=グループkの第1の変換係数の数/(グループkの第1の変換係数の数+グループkの第2の変換係数の数)
発生確率と対応する再分類用のグループ番号のテーブルを用意しておき、算出した発生確率に最も近いグループ番号を新たに再割り当てする。再分類結果の例として、例えばあるブロックでは図8に示すコンテキスト番号の2と1が示す領域の発生確率が近い値になった場合はそれらの領域を同じグループとして再分類する。また、一方では、あるブロックでは図8に示すコンテキスト番号の1と0が示す領域の発生確率が近い値になった場合はそれらの領域を同じグループとして再分類することになり、より発生確率が近い領域同士が同じグループとして分類することが可能となる。そして、再分類されたグループについて第1の変換係数の数と第2の変換係数の数の合計を再算出し、それらの値を用いて符号量を推定する。
次に、本発明の第4実施形態による映像符号化装置を説明する。第4実施形態における映像符号化装置の構成は、図1に示す構成と同等の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。第4実施形態では分類した際の各グループの発生確率に相当する部分を適応的に変える、すなわち、式(1)で用いる重み付け係数を符号化処理の過程で適応的に決定する場合について説明する。このように重み付け係数を適応的に決定することで、ブロック毎に符号化シンボルの発生確率に応じた適切な符号量推定を行うことができる。
ak=s1・mk+t1
bk=s2・(1−mk)+t2
ここで、s1、s2、t1、t2はそれぞれ任意の定数である。そして、式(1)を用いて符号量推定を行う際にこれらの値を用いて算出する。
Claims (9)
- 画像領域を分割した符号化対象ブロックの符号量を推定する映像符号化装置が行う符号量推定方法であって、
変換係数をグループに分類する変換係数分類ステップと、
分類された前記グループについて、絶対値が予め決められた閾値よりも大きい第1の変換係数の数を算出する第1の係数個数算出ステップと、
前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を前記第1の係数個数算出ステップにおいて算出した第1の変換係数の数を用いて推定する符号量推定ステップと、
分類された前記グループについて、スキャン順で最終係数位置までの絶対値が予め決められた閾値以下である第2の変換係数の数を算出する第2の係数個数算出ステップと、
を有し、
前記符号量推定ステップでは、前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数を用いて前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を推定する、
符号量推定方法。 - 画像領域を分割した符号化対象ブロックの符号量を推定する映像符号化装置が行う符号量推定方法であって、
変換係数をグループに分類する変換係数分類ステップと、
分類された前記グループについて、絶対値が予め決められた閾値よりも大きい第1の変換係数の数を算出する第1の係数個数算出ステップと、
前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を前記第1の係数個数算出ステップにおいて算出した第1の変換係数の数を用いて推定する符号量推定ステップと
を有し、
前記変換係数分類ステップでの分類を符号化対象ブロックの特徴量に基づいて決定する符号量推定方法。 - 分類された前記グループについて、前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数から発生確率を算出し、前記発生確率に基づいて前記変換係数をグループに再分類する変換係数再分類ステップと、
再分類された前記グループについて前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数を再度算出する係数個数再算出ステップと
をさらに有する請求項1に記載の符号量推定方法。 - 前記符号量推定ステップで用いる重み付け係数を前記符号化対象ブロックの特徴量に基づいて決定する重み付け係数算出ステップをさらに有し、
前記符号量推定ステップでは、前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を前記重み付け係数と前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数を用いて推定する請求項1または3に記載の符号量推定方法。 - 前記重みづけ係数は、分類された前記グループについて、前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数から算出される発生確率に基づいて決定する請求項4に記載の符号量推定方法。
- 画像領域を分割した符号化対象ブロックの符号量を推定する映像符号化装置が行う符号量推定方法であって、
座標位置に応じて変換係数をグループに分類する変換係数分類ステップと、
分類された前記グループについて、絶対値が予め決められた閾値よりも大きい第1の変換係数の数を算出する第1の係数個数算出ステップと、
前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を前記第1の係数個数算出ステップにおいて算出した第1の変換係数の数を用いて推定する符号量推定ステップと
を有する符号量推定方法。 - 前記符号量推定ステップでは、分類された前記グループごとに重みづけを行う、
請求項6に記載の符号量推定方法。 - 画像領域を分割した符号化対象ブロックの符号量を推定する映像符号化装置であって、
変換係数をグループに分類する変換係数分類手段と、
分類された前記グループについて、絶対値が予め決められた閾値よりも大きい第1の変換係数の数を算出する第1の係数個数算出手段と、
前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を前記第1の係数個数算出手段において算出した第1の変換係数の数を用いて推定する符号量推定手段と、
分類された前記グループについて、スキャン順で最終係数位置までの絶対値が予め決められた閾値以下である第2の変換係数の数を算出する第2の係数個数算出手段と、
を備え、
前記符号量推定手段は、前記第1の変換係数の数と前記第2の変換係数の数を用いて前記符号化対象ブロックの変換係数の符号量を推定する、
映像符号化装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の符号量推定方法をコンピュータに実行させるための符号量推定プログラム。
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JP2015097293A JP6392702B2 (ja) | 2015-05-12 | 2015-05-12 | 符号量推定方法、映像符号化装置及び符号量推定プログラム |
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