JP6390458B2 - 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法並びに情報処理用プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法並びに情報処理用プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法並びに情報処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、舌の表面の状態を認識するための情報処理装置及び情報処理方法、当該情報処理装置を含む情報処理システム並びに当該情報処理装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年のいわゆる健康志向に鑑み、人の健康状態を外部から客観的に検出又は認識し得る方法の開発が進められている。そして、このような方法に関連する従来技術として、下記特許文献1に記載されている方法がある。
下記特許文献1に記載されている方法では、体の部位(主に舌)の画像情報に基づき、総合的な健康度の判定を行う構成とされている。より具体的に特許文献1に記載の方法では、デジタルスチルカメラで撮影された舌の画像から、舌の色、舌の形状、例えば舌の周縁部の歯痕、舌表面の裂紋及び舌表面の苔の色等の九種類の特徴量の情報と、予め設定されている健康体基準サンプルと、の間の数学的なマハラノビス距離を求め、その値が健康度を求めるための尺度とされている。
特許第4487535号
しかしながら、上記特許文献1記載の方法によると、上記マハラノビス距離を用いて数学的に求めた健康度が増減等の変化をした場合に、その変化に影響を与えた(つまり当該変化の原因となった)特徴量が何であるかが判りづらく、結果的に健康管理のためのフィードバック(すなわち、上記原因の明確化)がし難いという問題点があった。
また上記特許文献1記載の方法では、既定の健康体基準サンプルとの比較を用いて健康度の尺度を得ているが、当該健康体基準サンプルを具体的にどのようにして取得するかについては言及がなく、結果として、何をもって「健康」と判断するかについての基準が不明確となり、上記特許文献1記載の方法による判断結果が意味をなさなくなる場合もあるという問題点もある。
そこで本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、医学的知見に基づいた舌の特徴をより的確且つ簡易な方法により認識することができると共に、これにより、より的確且つ迅速に舌の状態(換言すれば、その舌を持つ人の健康状態)を認識することが可能な情報処理装置及び情報処理方法、当該情報処理装置を含む情報処理システム並びに当該情報処理装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得するインターフェース等の取得手段と、前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する画像処理部等の算出手段と、前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する健康度判定部等の生成手段と、各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力制御部等の出力手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、前記表面を撮像して前記表面情報を生成し、前記取得手段に出力するカメラ等の撮像装置と、前記出力手段からの出力結果を提示するディスプレイ等の提示装置と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得する取得工程と、前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する算出工程と、前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する生成工程と、各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得するインターフェース等の取得手段を備える情報処理装置に含まれるコンピュータを、前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する算出手段、前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する生成手段、及び、各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力手段、として機能させる。
請求項1又は請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の発明によれば、舌の表面を撮像して得られた表面情報に基づいて特徴情報を算出し、その算出された特徴情報に対して、分割表面ごとの既定の重み付けをそれぞれ行い、重み付け特徴情報を生成して分割表面ごとに出力する。よって、舌の表面に相当する表面情報を取得するのみで医学的知見に基づいた舌の特徴を認識することができる。また、舌の表面の部位ごとに医学的知見に基づいた重み付けを行った各部位の特徴を認識することができるので、より的確且つ迅速に、舌の状態(換言すれば、その舌を持つ人の健康状態)を認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、各前記出力された重み付け特徴情報を加算して加算情報を生成する健康度判定部等の加算手段と、前記生成された加算情報に基づき、前記舌に基づいた健康度を示す健康度情報を、前記医学的知見に基づいて予め設定された算出手法により算出する健康度判定部等の健康度算出手段と、を更に備え、前記出力手段は、前記算出された健康度情報を出力するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用に加えて、各重み付け特徴情報を加算した加算情報に基づいて健康度情報を算出して出力するので、舌の部位ごとの特徴に基づく具体的な健康度を認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、前記表面は前記舌の表側の表面であり、各前記部位は、当該表側の表面における先端部位、舌根部位及び側部位の少なくともいずれかであるように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、表面が舌の表側の表面であり、各部位が、当該表側の表面における先端部位、舌根部位及び側部位の少なくともいずれかに特定されているので、処理負担の軽減を図りながら、舌の表側の状態の特徴を的確に認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置において、前記特徴は、各前記分割表面における表面形状、色及び外縁部形状のいずれかであり、前記算出手段は、当該いずれかを示す前記特徴情報をそれぞれ算出するように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、分割表面としての特徴が舌の表側の表面形状、色及び外縁部形状のいずれかであり、当該いずれかを示す特徴情報がそれぞれ算出されるので、舌の表側の表面の状態を医学的知見に基づいて的確に認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、前記表面は前記舌の裏側の表面であり、各前記部位は、長手方向の分割線により当該裏側の表面を左右二つに分割した各分割部位の少なくともいずれかであるように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、表面が舌の裏側の表面であり、各部位が、長手方向の分割線により当該裏側の表面を左右二つに分割した各分割部位の少なくともいずれかに特定されているので、処理負担の軽減を図りながら、舌の裏側の状態の特徴を的確に認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記特徴は、各前記分割表面における表面形状、色、外縁部形状及び舌深静脈の形状のいずれかであり、前記算出手段は、当該いずれかを示す前記特徴情報をそれぞれ算出するように構成される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の作用に加えて、分割表面としての特徴が舌の裏側の表面形状、色、外縁部形状及び舌深静脈の形状のいずれかであり、当該いずれかを示す特徴情報がそれぞれ算出されるので、舌の裏側の表面の状態を医学的知見に基づいて的確に認識することができる。
本発明によれば、舌の表面を撮像して得られた表面情報に基づいて特徴情報を算出し、その算出された特徴情報に対して、分割表面ごとの既定の重み付けをそれぞれ行い、重み付け特徴情報を生成して分割表面ごとに出力する。従って、舌の表面に相当する表面情報を取得するのみで医学的知見に基づいた舌の特徴を認識することができる。
また、舌の表面の部位ごとに医学的知見に基づいた重み付けを行った各部位の特徴を認識することができるので、より的確且つ迅速に、舌の状態(換言すれば、その舌を持つ人の健康状態)を認識することができる。
第1実施形態に係る健康度判定システムの概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る健康度判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る舌画像を例示する図であり、(a)は当該舌画像を含む画像を例示する図であり、(b)は当該舌画像を例示する図である。 第1実施形態に係る特徴の抽出処理を例示する図であり、(a)は元の舌画像の例であり、(b)は形状特徴の抽出を例示する図であり、(c)及び(d)は色特徴の抽出をそれぞれ例示する図である。 第1実施形態に係る舌画像の分割状態を例示する図である。 第1実施形態に係る部位ごとの評価点を例示する図である。 第1実施形態に係る重み付け処理等を例示する図であり、(a)は重み付け前の評価点を例示する図であり、(b)は重み付け後の評価点を例示する図であり、(c)は重み付け後の評価点の合計を例示する図であり、(d)は実施形態に係る健康レベルの値を例示する図である。 第1実施形態に係る健康度の表示状態を例示する図である。 第2実施形態に係る健康度の判定を例示する図であり、(a)は第2実施形態に係る舌の裏側の画像の例を示す図であり、(b)は当該裏側の画像の分割状態を例示する図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお以下に説明する各実施形態は、被験者の健康度を当該被験者の舌の状態に基づいて判定し、その判定結果を当該被験者又はその担当医師等に提示する健康度判定システムに対して、本発明を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
初めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図8を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る健康度判定システムの概要構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態に係る健康度判定処理を示すフローチャートであり、図3は第1実施形態に係る舌画像を例示する図である。また、図4は第1実施形態に係る特徴の抽出処理を例示する図であり、図5は第1実施形態に係る舌画像の分割状態を例示する図であり、図6は第1実施形態に係る部位ごとの評価点を例示する図である。更に、図7は第1実施形態に係る重み付け処理等を例示する図であり、図8は第1実施形態に係る健康度の表示状態を例示する図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る健康度判定システムSSは、例えば従来と同様のデジタルスチルカメラ等からなり且つ本発明に係る「撮像装置」の一例としてのカメラCと、当該カメラCに接続された第1実施形態に係る健康度判定装置Sと、により構成されている。そして、当該カメラCにより被験者の舌を撮像して得られた舌画像を健康度判定装置Sにより分析し、その分析結果を用いて当該被験者の健康度を健康度判定装置Sにおいて判定して提示する。なお以下の説明において、被験者の舌を撮像して得られた舌画像を、単に「舌画像」と称する。
そして第1実施形態に係る健康度判定装置Sは、図1に示すように、インターフェース1と、CPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる処理部2と、液晶ディスプレイ等からなり且つ本発明に係る「提示装置」の一例としてのディスプレイ3と、キーボード及びマウス等からなる操作部4と、例えばハードディスク等からなる記録部5と、により構成されている。このとき健康度判定装置Sは、具体的には例えばパーソナルコンピュータ等により構成される。
一方処理部2は、画像登録部20と、画像処理部21と、健康度判定部22と、出力制御部23と、により構成されている。このとき、上記画像登録部20、画像処理部21、健康度判定部22及び出力制御部23は、例えば処理部2を構成するハードウェアロジック回路により構成されていてもよいし、或いは、後述する第1実施形態に係る健康度判定処理を示すフローチャートに相当するプログラムを処理部2のCPUが読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実行されるものであってもよい。このとき当該プログラムは、処理部2を構成する上記ROM内に予め記録されていてもよいし、必要に応じて、例えばインターネット等のネットワークを介して取得してもよい。
更に、上記インターフェース1が本発明に係る「取得手段」の一例に相当し、上記画像処理部21が本発明に係る「算出手段」の一例に相当し、上記健康度判定部22が本発明に係る「生成手段」の一例、「加算手段」の一例及び「健康度算出手段」の一例にそれぞれ相当し、上記出力制御部23が本発明に係る「出力手段」の一例に相当する。
上記の構成において健康度判定装置Sのインターフェース1は、後述するように被験者の舌がカメラCにより撮像されると、その舌画像に相当する舌画像情報をカメラCから取得して処理部2の画像登録部20に出力する。次に画像登録部20は、出力されてきた舌画像情報を、例えば被験者又は担当医師等を他の者から識別するための識別情報に関連付けて、記録部5に記録(登録)する。なお以下の説明において、上記被験者又はその担当医師等を、単に「被験者等」と称する。
次に画像処理部21は、上記舌画像情報に対して第1実施形態に係る特徴の抽出を行い、当該抽出した特徴に相当する特徴情報を生成して健康度判定部22に出力する。これにより健康度判定部22は、上記特徴情報に基づき、第1実施形態に係る健康度判定処理を用いて舌画像を用いた被験者の健康度を判定し、当該判定結果を出力制御部23に出力する。
ここで、上記特徴とは、第1実施形態に係る舌画像に相当する舌の状態を、「形状」、「色」及び「外縁部」の各観点からそれぞれ特徴付けたものである。より具体的に例えば、舌の表側の表面における「キズ」、「隆起」又は「点」等の有無を上記形状の特徴とし、また舌の表側の表面の色としての「色調」や「薄紅色」、「赤色」、「黒色」等を上記色の特徴とし、更に舌の外縁部の形状(より具体的には、「歯の痕」、「キズ」又は「点」の有無等)を上記外縁部の特徴とする。なお、上記特徴等及び健康度の判定方法等については、後ほど詳述する。
その後出力制御部23は、上記健康度判定部22から出力された判定結果に基づき、当該判定結果を被験者等に提示(表示)するための表示画面を生成し、当該表示画面に相当する情報をディスプレイ3に表示して、当該判定結果の表示を行う。
次に、第1実施形態に係る健康度判定処理について、具体的に図1乃至図8を用いて説明する。
即ち図2に示すように、第1実施形態に係る健康度判定処理は、例えば、使用者たる担当医師等が健康度判定装置Sの操作部4を用いて、当該健康度判定処理の実行を指示する操作を行った場合等に開始される。そして当該健康度判定処理が開始されると、先ずカメラCを用いて、被験者の舌の表側の表面を含む画像が撮像される(ステップS1)。
ここで、上記ステップS1により撮像される画像は、例えば図3(a)に例示するような被験者の舌Tを含む画像Gである。なお図2(a)に示す例では、後ほど舌Tのみを抽出して上記舌画像とするためのマーカM1乃至マーカM4が付加されているが、上記ステップS1の段階では当該マーカM1等が付加されていることは必須の事項ではない。
上記ステップS1により舌画像を含む画像が撮像されたら、次に処理部2の画像登録部20は、インターフェース1を介して当該画像に相当する画像情報を取得し、これを一時的に記録部5に不揮発性に記録する(ステップS2)。このとき画像登録部20は、当該画像情報を、それに対応する上記識別情報に関連付けて記録部5に記録(登録)する。
次に処理部2の画像処理部21は、例えば操作部4における操作に基づき、記録部5に記録されている画像情報を読み出し、更に例えば上記マーカM1等を参照することにより、カメラCから取得された画像Gから、舌Tのみを含む上記舌画像を抽出する(ステップS3)。このステップS3の処理の結果、例えば図3(b)に例示するような、舌Tを含む舌画像TGが得られる。なおステップS3の処理における舌画像TGの抽出に当たっては、上記マーカM1等を用いる方法の他、従来の手法を任意に用いて舌画像TGを抽出するように構成することができる。
次に処理部2の画像処理部21は、上記舌画像TGに相当する舌画像情報に基づき、舌Tにおける形状の特徴の抽出処理(ステップS40)、色の特徴の抽出処理(ステップS41)及び外縁部の特徴の抽出処理(ステップS42)を、それぞれ行い、各抽出結果を健康度判定部22に出力する。
より具体的に画像処理部21は、上記ステップS40に係る形状の特徴の抽出処理として、舌Tの表側の表面における「キズ」又は「点」の有無を検出する。このとき、図4(a)に例示する舌Tを含む舌画像TGが得られた場合、ステップS40に係る形状の特徴の抽出処理では、例えば図4(b)に例示するようなキズが、例えば従来のいわゆるエッジ検出法等を用いてクラックCRとして抽出される。
また画像処理部21は、上記ステップS41に係る色の徴量の抽出処理として、舌Tの表側の表面に対して例えば色クラスタリング処理を施し、例えば図4(c)に例示するように舌苔に関する色情報を抽出すると共に、例えば図4(d)に例示するように、舌画像TG中の舌Tの部分を所定の大きさの区画に分割し、舌Tとして平均的な色情報(例えば、上記「色調」や「薄紅色」、「赤色」、「黒色」等の色を示す色情報)を検出する。この図4(d)に例示するような色の特徴の抽出処理を行うのは、舌Tにおいて周囲よりも極端に色が変化している部分を抽出するためである。
更に画像処理部21は、上記ステップS42に係る外縁部の特徴の抽出処理として、当該外縁部における上記「歯の痕」、「キズ」又は「点」の有無を、例えば上記エッジ検出法等を用いて検出する。
次に健康度判定部22は、上記ステップS40乃至ステップS42に係る各抽出結果を取得したら、当該各抽出結果に基づき、舌Tにおける形状の健康度の算出処理(ステップS50)、色の健康度の算出処理(ステップS51)及び外縁部の健康度の算出処理(ステップS52)を、それぞれ行う。
ここで健康度判定部22は、図5に例示するように舌Tを六つに分割した部位を舌画像TGから抽出し、これら各部位ごとに、上記特徴の検出、並びにその検出結果を用いた上記各健康度の算出処理を行う。このとき図5に例示するように、第1部位Iは舌Tの先端を含む部位であり、第2部位IIは舌Tの舌根を含む部位であり、第3部位IIIは舌Tの先端左外縁部を含む部位である。また、第4部位IVは舌Tの先端右外縁部を含む部位であり、第5部位Vは舌Tの舌根左外縁部を含む部位であり、第6部位VIは舌Tの舌根右外縁部を含む部位である。なお、第1実施形態に係る上記部位の分け方は、例えば、本発明の基礎となる医学的知見に基づいて予め設定されるのであり、図5に例示した分け方に限られるものではなく、種々の医学的知見に対応して様々に変更し得るものである。
そして健康度判定部22は、第1部位Iについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該先端が赤色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定し、当該先端が黒色であると検出された場合は上記点数として例えば「−2点」を設定する。また健康度判定部22は、第1部位Iについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該先端に点としてのクラックCRがあれば例えば「−1点」を設定する(ステップS50及びステップS51)。
更に健康度判定部22は、第2部位IIについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該舌根が赤色又は白色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定し、当該舌根が黒色であると検出された場合は上記点数として例えば「−2点」を設定する。また健康度判定部22は、第2部位IIについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該舌根に点としてのクラックCRがあれば例えば「−1点」を設定する(ステップS50及びステップS51)。
更にまた健康度判定部22は、第3部位IIIについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端左外縁部が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該先端左外縁部が薄紅色以外の色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定する。また健康度判定部22は、第3部位IIIについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端左外縁部にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該先端左外縁部に点又は歯の痕としてのクラックCRがあれば例えばそれぞれ「−1点」を設定する(ステップS50乃至ステップS52)。
更に健康度判定部22は、第4部位IVについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端右外縁部が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該先端右外縁部が薄紅色以外の色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定する。また健康度判定部22は、第4部位IVについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの先端右外縁部にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該先端右外縁部に点又は歯の痕としてのクラックCRがあれば例えばそれぞれ「−1点」を設定する(ステップS50乃至ステップS52)。
更にまた健康度判定部22は、第5部位Vについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根左外縁部が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該舌根左外縁部が赤色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定し、当該舌根左外縁部が黒色であると検出された場合は上記点数として例えば「−2点」を設定する。また健康度判定部22は、第5部位Vについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根左外縁部にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該舌根左外縁部に点としてのクラックCRがあれば例えば「−1点」を設定する(ステップS50及びステップS51)。
最後に健康度判定部22は、第6部位VIについての色の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根右外縁部が薄紅色であると検出された場合はその健康度を示す点数として例えば「0点」を設定し、当該舌根右外縁部が赤色であると検出された場合は上記点数として例えば「−1点」を設定し、当該舌根右外縁部が黒色であると検出された場合は上記点数として例えば「−2点」を設定する。また健康度判定部22は、第6部位VIについての形状の健康度として図6に例示するように、舌Tの舌根右外縁部にキズとしてのクラックCR(図4(b)参照)があれば例えば「−2点」を設定し、当該舌根右外縁部に点としてのクラックCRがあれば例えば「−1点」を設定する(ステップS50及びステップS51)。
なお、第1実施形態に係る上記の健康度の評価点の設定方法は、最初に異常な(即ち健康ではない)状態を定義付け、その定義された異常な状態が検出された場合に、当該異常の程度に相当する点数だけ減点していく、いわゆる減点法による設定方法である。
ここで図6は、三つのサンプル(サンプルA乃至サンプルC)について、上記の健康度の算出処理の結果としての評価点を例示するものである。なお図6におけるハッチング部は、その部位について評価の対象とはならない項目を示す。更に図6に例示するサンプルA乃至サンプルCについては、同一の被験者についての異なった時期に撮像された舌画像TGに基づく各サンプルである場合もあるし、異なる被験者について撮像された舌画像TGに基づく各サンプルであってもよい。
例えば図6に例示するサンプルAにおいては、第1部位Iの色が赤色であったため当該第1部位Iの色の健康度が−1点となっている一方、第1部位Iにはキズ等のクラックCRがなかったため、結果として、第1部位Iとしての健康度の評価点が−1点となっている。これに対し、サンプルAの第4部位IVでは、歯の痕としてのクラックCRが検出されたが、それ以外のクラックCRはなく、更に色も薄紅色であったため、結果として、第4部位IVとしての健康度の評価点も−1点となっている。以下同様に、図6に例示するサンプルBでは、第1部位Iについて色が赤色であったため−1点となり、第2部位IIについて色が赤又は白であり且つキズとしてのクラックCRが検出されたため合計−3点となり、第5部位Vについて点としてのクラックCRが検出されたため−1点となり、第6部位VIについてキズとしてのクラックCRが検出されたため−1点となっている。更に、図6に例示するサンプルCでは、第1部位Iについて色が赤色であり且つ点としてのクラックCRが検出されたため合計−2点となり、第2部位IIについて色が赤又は白であったため−1点となり、第3部位III及び第4部位IVについてそれぞれ歯の痕としてのクラックCRが検出されたため各−1点となり、第5部位V及び第6部位VIについてそれぞれ点としてのクラックCRが検出されたため各−1点となっている。
図6に例示するように部位ごとの評価点が算出されたら、次に健康度判定部22は、当該算出された評価点について、上記部位ごとに重み付けを行い、最終的な部位ごとの健康度を算出する(ステップS6)。即ち健康度判定部22は、例えば図6に例示する各サンプルについて図7(a)に例示する評価点であった場合、上記第1部位I乃至第6部位VIそれぞれの重み付けの比を、例えば図7(b)に例示するように順に「3:3:1:1:1:1」とする。この重み付けの程度は、本発明の基礎となる医学的知見に基づいて予め設定される。そして健康度判定部22は、例えば図7(a)に例示する評価点に対して図7(b)に例示する重み付けを行い、その結果として図7(b)に例示するような重み付け後の評価点を部位ごとに算出する(ステップS6)。その後健康度判定部22は、図7(b)に例示する重み付け後の評価点をサンプルごとに加算することにより、最高点を減点なしの0点とし、最低点を各部位の全てについての最低の評価点の合計である−50点とする、図7(c)に例示するサンプルごとの重み付け後の評価値の合計を算出する。図7(c)に例示する場合は、サンプルAの重み付け後の評価値の合計が−4点であり、サンプルBの重み付け後の評価値の合計が−14点であり、サンプルCの重み付け後の評価値の合計が−13点であることになる。
その後健康度判定部22は、表示により被験者等に提示する健康度の算出を行う。このとき、例えば図7(c)に例示する評価値の合計が得られている場合に、健康度判定部22は、最高点を100点とし、最低点を0点とする第1実施形態に係る健康度を、以下の式(1)により算出し、その算出結果としての健康度情報を出力制御部23に出力する(ステップS7)。
健康度=100×〔1−{重み付け後の評価値の合計の絶対値/(最高点−最低点)}〕
…(1)
このとき、例えばサンプルAの場合、図7(c)の例示を引用すれば、上記重み付け後の評価値の合計の絶対値が「4」点となり、上記最高点が0点となり、最低点が−50点であるから、これらを上記式(1)に当て嵌めると、サンプルAとしての健康度は、図7(d)に例示するように「92点」となる。以下、サンプルB及びサンプルCとしても同様に式(1)を用いると、サンプルBとしての健康度及びサンプルCとして健康度は、それぞれ、「72点」と「74点」となることが判る。
その後出力制御部23は、健康度判定部22から出力された健康度情報に基づき、例えば図8に例示するような表示画面を生成してディスプレイ3に出力し、第1実施形態に係る健康度判定処理の結果として被験者等に提示させる(ステップS8)。このとき図8に例示する場合は、図7(d)に例示した健康度の値に加えて、図7(b)に例示した重み付け後の評価値が部位ごとかつサンプルごとに、いわゆるレーダーチャートとして見易く表示される。なお図8に例示するレーダーチャートでは、各評価値の基準(「−2」、「−6」等の尺度)も合わせて表示されている。
その後処理部2は、健康度判定装置Sとしての電源スイッチがオフとされたか、或いは操作部4において既定の終了操作が実行されたこと等を検出することにより、第1実施形態に係る健康度判定処理を終了するか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定において引き続き当該健康度判定処理を実行する場合(ステップS9;NO)、処理部2は上記ステップS1に戻って上述してきた健康度判定処理を繰り返す。一方ステップS9の判定において当該健康度判定処理を終了する場合(ステップS9;YES)、処理部2はそのまま当該健康度判定処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る健康度判定処理によれば、舌Tの表側の表面を撮像して得られた舌画像情報に基づいて健康の観点から見た特徴を抽出し(図2ステップS40乃至ステップS42参照)、その抽出された特徴に対して、舌Tの部位ごとの既定の重み付けをそれぞれ行い(図2ステップS6参照)、その結果を部位ごとに表示する(図2ステップS8、図8参照)。よって、舌Tの表面を撮像するのみで医学的知見に基づいた舌Tの特徴を認識することができる。また、舌Tの表面の部位ごとに医学的知見に基づいた重み付けを行ったそれらの特徴を認識することができるので、より的確且つ迅速に、舌Tの状態(換言すれば、その舌を持つ人の健康状態)を認識することができる。
また、各重み付け後の評価点の加算結果に基づいて健康度を算出して表示するので、舌Tの部位ごとの特徴に基づく具体的な健康度を認識することができる。
更に、舌Tの表側の評価の対象が、その先端、舌根及び外縁部であるので、評価の対象を特定する(先端等の部位に限る)ことで健康度判定装置Sとしての処理負担の軽減を図りながら、舌Tの表側の状態の特徴を的確に認識することができる。
更にまた、舌Tの各部位としての特徴が、その形状、色及び外縁部のいずれかであるので、舌Tの表側の表面の状態を医学的知見に基づいて的確に認識することができる。
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図9を用いて説明する。なお図9は、第2実施形態に係る健康度の判定を例示する図である。
上述してきた第1実施形態に係る健康度判定処理では、被験者の舌Tの表側をカメラCで撮像した舌画像TGを用いて、当該被験者の健康状態を評価した。これに対して、以下に説明する第2実施形態では、舌Tの裏側をカメラCで撮像した舌画像TGを用いて、当該被験者の健康状態を評価する。なお以下の説明において、舌Tの裏側を撮像した舌画像を、単に「裏側の舌画像」と称する。
また、第2実施形態に係る健康度判定システムのハードウェア的な構成は、基本的に第1実施形態に係る健康度判定システムSSのハードウェア的な構成と同一である。よって以下の第2実施形態では、第1実施形態に係る健康度判定システムSSと同様の部材番号を用いて、当該健康度判定システムSSと異なる部分及び処理のみについて、第2実施形態に係る健康度判定システムを説明する。
第2実施形態に係る健康度判定システムによる健康度判定処理においてカメラCを用いて撮像されるのは、図9(a)に例示するような、舌Tの裏側(表面)である。そして当該裏側の舌画像TGについての分割方法は、図9(b)に例示するように、舌Tの裏側の向かって左側全体に当たる第1部位Iaと、舌Tの裏側の向かって右側全体に当たる第2部位IIaと、の二つの部位とされる。これら第1部位Ia及び第2部位IIaは、舌Tの裏側の長手方向にある舌深静脈VPをそれぞれに含むように、予め設定され分割された部位である。
そして第2実施形態に係る健康度判定処理において画像処理部21は、上記裏側の舌画像TGに相当する舌画像情報に対してその特徴の抽出を行い、当該抽出した特徴に相当する特徴情報を生成して健康度判定部22に出力する。
ここで第2実施形態に係る上記特徴とは、裏側の舌画像TGに相当する舌Tの状態を、「形状」、「色」、「外縁部」及び「舌深静脈VP」の各観点からそれぞれ特徴付ける。より具体的に例えば、舌Tの裏側の表面における「キズ」、「隆起」又は「点」等の有無を上記形状の特徴とし、また当該裏側の表面の色としての「色調」や「色模様」等を上記色の特徴とし、当該裏側の外縁部の形状(より具体的には、「歯の痕」、「キズ」又は「点」の有無等)を上記外縁部の特徴とし、更に舌Tの舌深静脈VPの「幅及び長さ」、「蛇行の有無」、「静脈瘤の有無」、「怒張の有無」及び「左右の差の有無」等を上記舌深静脈VPの特徴とする。
そして健康度判定部22は、上記各特徴について、第1実施形態に係る健康度判定処理と同様に、評価点の算出処理、重み付け処理及び加算処理を実行し、更にその結果を用いた健康度の算出処理及び表示処理を実行する。
以上説明したように、第2実施形態に係る健康度判定処理によれば、第1実施形態に係る健康度判定処理と同様に、舌Tの表面を撮像するのみで医学的知見に基づいた舌Tの特徴を認識することができると共に、より的確且つ迅速に、舌Tを持つ人の健康状態を認識することができる。
また、舌Tの裏側(の表面)が、その長手方向の分割線により左右二つに分割された第1部位Ia及び第2部位IIaであるので、評価の対象の部位を特定する(限定する)ことで健康度判定装置Sとしての処理負担の軽減を図りながら、舌Tの裏側の状態の特徴を的確に認識することができる。
また、当該各部位としての特徴が、その形状、色、外縁部及び舌深静脈VPの形状等のいずれかであるので、舌Tの裏側の表面の状態を医学的知見に基づいて的確に認識することができる。
なお上述した各実施形態における健康度の評価点の設定方法は、上述したように減点法によるものであったが、これ以外に、最初に正常な(即ち健康な)状態を定義付け、その定義された正常な状態が検出された場合に、当該正常の程度に相当する点数だけ加算していく、いわゆる加算法による設定方法であってもよい。
また上述した各実施形態では、図8に例示するレーダーチャート及びサンプルごとの評価点の合計値を表示したが、これ以外に、レーダーチャート、又はサンプルごとの評価点の合計値のいずれか一つのみでもよい。
更に、時系列的にサンプルを記録部5に蓄積して分析の対象とすることで、より効果的な健康度の判定を行うこともできる。
更にまた、各実施形態に係る舌画像TGの部位の分割方法及び評価点の設定方法の詳細は、医学的知見に基づいているものであれば、各実施形態に係る分割方法等以外にも採用し得るものである。
以上それぞれ説明したように、本発明は健康度を判定して被験者等に提示する健康度判定システムの分野に利用することが可能であり、特に舌画像TGを取得して当該健康度を判定する健康度判定システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 インターフェース
2 処理部
3 ディスプレイ
4 操作部
5 記録部
20 画像登録部
21 画像処理部
22 健康度判定部
23 出力制御部
SS 健康度判定システム
S 健康度判定装置
C カメラ
T 舌
G 画像
TG 舌画像
M1、M2、M3、M4 マーカ
CR クラック
I、Ia 第1部位
II、IIa 第2部位
III 第3部位
IV 第4部位
V 第5部位
VI 第6部位

Claims (9)

  1. 舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得する取得手段と、
    前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する算出手段と、
    前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する生成手段と、
    各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    各前記出力された重み付け特徴情報を加算して加算情報を生成する加算手段と、
    前記生成された加算情報に基づき、前記舌に基づいた健康度を示す健康度情報を、前記医学的知見に基づいて予め設定された算出手法により算出する健康度算出手段と、
    を更に備え、
    前記出力手段は、前記算出された健康度情報を出力することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記表面は前記舌の表側の表面であり、
    各前記部位は、当該表側の表面における先端部位、舌根部位及び側部位の少なくともいずれかであることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記特徴は、各前記分割表面における表面形状、色及び外縁部形状のいずれかであり、
    前記算出手段は、当該いずれかを示す前記特徴情報をそれぞれ算出することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記表面は前記舌の裏側の表面であり、
    各前記部位は、長手方向の分割線により当該裏側の表面を左右二つに分割した各分割部位の少なくともいずれかであることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記特徴は、各前記分割表面における表面形状、色、外縁部形状及び舌深静脈の形状のいずれかであり、
    前記算出手段は、当該いずれかを示す前記特徴情報をそれぞれ算出することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記表面を撮像して前記表面情報を生成し、前記取得手段に出力する撮像装置と、
    前記出力手段からの出力結果を提示する提示装置と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  8. 舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得する取得工程と、
    前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する算出工程と、
    前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する生成工程と、
    各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 舌の表面を撮像して得られた表面情報を取得する取得手段を備える情報処理装置に含まれるコンピュータを、
    前記取得された表面情報に基づき、医学的知見に基づいた前記表面の特徴を示す特徴情報を算出する算出手段、
    前記算出された特徴情報に対して、前記医学的知見に基づいて予め設定された部位に前記表面を分割した分割表面ごとに、当該医学的知見に対応して予め設定された重み付けをそれぞれ行い、当該分割表面ごとの重み付け特徴情報をそれぞれ生成する生成手段、及び、
    各前記生成された重み付け特徴情報を、前記分割表面ごとに出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
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