JP6388093B1 - データ伝送装置、データ処理システムおよびデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送装置、データ処理システムおよびデータ伝送方法 Download PDF

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Abstract

ネットワーク上で送信されるデータ量を削減し、データ送信の遅延を抑制することができるデータ伝送装置、データ処理システムおよびデータ伝送方法を提供する。センサが取得した測定データを取得し、測定データのうち新しい測定データを選択し、データ処理サーバの解析処理タイミングに達するより前にデータ処理サーバが新しい測定データの受信を完了するように、新しい測定データをデータ処理サーバへ送信する。

Description

この発明は、センサが取得した測定データをデータ処理サーバへ送信するデータ伝送装置およびデータ伝送方法に関する。またこの発明は、センサが取得した測定データをデータ処理サーバへ送信するデータ伝送装置を備えたデータ処理システムに関する。
測定データを取得するセンサや測定データの解析処理を行うデータ処理サーバなどの複数の装置間でデータの送受信を行うために、複数の装置がネットワーク化されていることがある。
ネットワーク上で単位時間当たりに送信できるデータ量には制限があるため、制限を超えるデータ量のデータが送信されようとしている場合、一部のデータについて送信待ちが発生するなどして、データの送信が遅延することとなる。
データの送信待ちが発生するような場合に、安全性にかかわる情報などシステム上で優先度の高いデータの送信を優先するために、ネットワーク上で送信されるデータの送信周期を予測し、送信周期に基づいて優先度の高いデータの送信が予測されている場合に優先度の低いデータの送信を事前に待機させ、遅らせるデータ伝送装置がある(例えば特許文献1)。
国際公開2010/079538号
上記のような従来のデータ伝送装置は、優先度に応じたデータ送信を行うことを可能とし、優先度の高いデータを待機させることなく送信するものであるが、優先度の低いデータの送信待機時間を低減するものではなく、全体としては送信の遅延を抑制することはできなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、装置間で送信されるデータ量を削減し、データ送信の遅延を抑制することができるデータ伝送装置、データ処理システムおよびデータ伝送方法を提供することを目的とする。
本発明に係るデータ伝送装置は、センサが取得した測定データを受信するデータ受信部と、データ受信部が受信した測定データを保存する測定データ保存部と、測定データ保存部に保存された測定データの中から新しい測定データを選択する送信データ選択部と、データ受信部が測定データを受信する間隔よりも長い間隔で測定データの解析処理を行うデータ処理サーバでの測定データの解析処理タイミングに達するより前にデータ処理サーバが送信データ選択部が選択した新しい測定データの受信を完了するように、新しい測定データをデータ処理サーバへ送信するデータ送信部と、測定データ保存部より測定データを読み出してからデータ処理サーバが新しい測定データの受信処理を完了するまでに要する時間以上解析処理タイミングからさかのぼったタイミングであって、解析処理タイミングと受信処理の完了の時間の乖離が、解析処理の対象となる測定データを取得したセンサの測定周期よりも短くなるタイミングを、解析処理タイミングに対応した送信タイミングとして保存する送信タイミング保存部と、を備え、センサが取得した測定データは、複数のパケットに分割されて前記データ受信部で受信されるものであり、送信データ選択部は、測定データ保存部に保存された測定データのうち、分割されたすべてのパケットがそろっている測定データの中から、解析処理タイミングに対応した送信タイミングを基準として解析処理タイミングに対応した送信タイミング以前の新しいものを新しい測定データとして選択することを特徴とするものである。
また本発明に係るデータ処理システムは、上記に記載されたデータ伝送装置と、データ伝送装置に接続され、測定データを取得し、測定データをデータ伝送装置へ送信するセンサと、データ伝送装置に接続され、データ伝送装置から測定データを受信して、測定データの解析処理を行い、解析処理の結果を配信するデータ処理サーバと、を備えたものである。
また本発明に係るデータ伝送方法は、センサが取得した測定データを複数のパケットに分割するステップと、分割された複数のパケットを受信するステップと、受信した分割された複数のパケットを測定データ保存部に保存するステップと、保存された分割された複数のパケットのうち、すべてのパケットがそろっている測定データの中から新しい測定データを選択するステップと、センサが測定データを取得する間隔よりも長い間隔で測定データの解析処理を行うデータ処理サーバでの測定データの解析処理タイミングに達するより前にデータ処理サーバが新しい測定データの受信を完了するように、選択された新しい測定データを前記データ処理サーバへ送信するステップと、を備え、新しい測定データには、測定データ保存部より分割された複数のパケットを読み出してからデータ処理サーバが新しい測定データの受信処理を完了するまでに要する時間以上解析処理タイミングからさかのぼったタイミングであって、解析処理タイミングと受信処理の完了時間との乖離が、解析処理の対象となる測定データを取得したセンサの測定周期よりも短くなるタイミングを基準として、タイミング以前の新しい測定データが選択されることを特徴とするものである。
本発明によれば、データ処理サーバの解析処理タイミングに達するより前にデータ処理サーバが新しい測定データの受信を完了するように、新しい測定データとして選択された測定データをデータ処理サーバに送信する。これにより、ネットワーク上で送信されるデータ量を削減することができ、データ送信の遅延を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るデータ処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置を実現するためのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ処理システムにおけるセンサによる測定データの取得からデータ伝送装置による測定データの一時的な保存までの処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデータ処理システムにおけるデータ伝送装置に一時的に保存された測定データの読み出しから無線機による車両への解析処理の結果の配信までの処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデータ処理システムのセンサにより取得され、パケット化装置によりパケット化された測定データの概要を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置が測定データであるパケットを受信したときの送信元チェック部、データ番号チェック部、パケット結合部の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置が測定データであるパケットを受信したときのパケットフィルタ部の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置で受信されるパケットが結合され、その結合されたパケットの一部がサーバ装置の解析処理タイミングに対応した送信タイミングで選択され、サーバ装置へ送信されることを示す概念図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置が有する送信周期テーブルに記憶されている送信タイミング情報、最大送信情報数の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2のデータ伝送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3のデータ伝送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3における各無線機へ測定データの解析処理を配信するタイミングを示す図である。
本発明は、データ伝送装置が、データ処理サーバの解析処理タイミングに達するより前にデータ処理サーバが新しい測定データの受信を完了するように、測定データの中から新しい測定データをデータ処理サーバへ送信するものである。
本発明に係るデータ伝送装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ処理システム2の構成を示すブロック図である。
データ処理システム2にはデータ伝送装置1、2つのセンサ201、202、2つのパケット化装置203、204、サーバ装置3、2つの無線機205,206が含まれている。データ伝送装置1に対して、パケット化装置203、204を介してセンサ201、202が有線で接続され、またデータ伝送装置1に対して、サーバ装置3、無線機205、206が有線で接続されている。これにより、データ伝送装置1、センサ201、202、パケット化装置203、204、サーバ装置3、無線機205,206の間ではデータの送受信が可能となっている。
このデータ処理システム2は、車両に対して道路状況に関する情報を配信するためのものである。センサ201、202は道路に設置され、道路状況に関する測定データを取得する。サーバ装置3はセンサ201、202が取得した測定データを解析処理することで、道路状況に関する情報を導出する。無線機205、206は解析処理により得られた道路状況に関する情報を車両に配信する。このデータ処理システム2は、例えば、道路の合流地点や遮蔽物のあるカーブなど、ドライバが目視確認しづらい地点にセンサ201、202を設置することで、同地点に渋滞が発生している場合や落下物がある場合に、渋滞有り、落下物有りといった情報を各車両に配信して、運転を支援するものである。ほかの例としては、自動運転車両に対して、車載のセンサでは把握できない地点の道路状況に関する情報を配信することで、自動運転の支援を行うものである。
データ処理システム2を構成するデータ伝送装置1、センサ201、202、パケット化装置203、204、サーバ装置3、無線機205、206の各々について、図1を参照して説明する。
データ伝送装置1は、センサ201、202が取得しパケット化装置203、204でパケット化された測定データを受信する。
またデータ伝送装置1は、サーバ装置3の解析処理タイミングに対応する送信タイミングに達すると、受信した測定データの一部をサーバ装置3へ送信する。送信タイミングと送信される測定データの詳細については、データ伝送装置1の詳細な説明とともに後述する。
その後、サーバ装置3で測定データの解析処理が行われ、データ伝送装置1はサーバ装置3から解析処理の結果を受信する。
またデータ伝送装置1は、サーバ装置3から受信した解析処理の結果を無線機205、206へ配信する。
センサ201、202は、道路周辺、例えば高速道路の側壁や一般道の信号機などに設置されたミリ波レーダである。センサ201、202から出力されたミリ波は道路上の車両や人、落下物などの対象物によって反射される。センサ201、202はこの反射されたミリ波を取得して、測定データとしてパケット化装置203、204へ送信する。
またセンサ201、202は、測定データを取得した測定タイミングを示す測定タイミング情報を測定データとともにパケット化装置203、204へ送信する。
センサ201、202による測定は繰り返し行われており、測定データおよび測定タイミング情報は測定のたびにパケット化装置203,204へ送信される。なお、センサ201、202による測定、測定データの送信の間隔はサーバ装置3の同測定データに対する解析処理の間隔より短く設定されている。
またセンサ201、202は、測定データに対してCAN−ID(Controller Area Network−Identifier)を付与して、測定データとともにパケット化装置203、204へ送信する。CAN−IDは、同一のセンサにおいてある時刻に測定されたデータ群に対して連番が付与されるなど、測定タイミングごとに関連性のある番号が付与される。
ここで、測定タイミングは測定データが取得された時刻、あるいは基準時点から測定データが取得された時間までの経過時間で表される。また、測定タイミングは、取得された各測定データの先後関係を示すものでもよい。例えば、測定データが取得された順番に連番で番号を付して表すことができる。すなわち、測定タイミング情報は、時刻や経過時間、測定データの先後関係を示す情報などで表される。
なお、センサ201、202は本発明に係るセンサに相当する。
パケット化装置203、204はそれぞれ、センサ201、202に接続されており、センサ201、202から測定データを受信すると複数のパケットに分割し、測定タイミング情報をヘッダに記録してデータ伝送装置1に送信する。またヘッダには、測定タイミング情報のほかに、送信元のセンサ201、202の情報として送信元アドレスと、サーバ装置3などデータの送信先の情報として宛先アドレスとが合わせて記録される。
サーバ装置3は、測定データをデータ伝送装置1から受信して、解析処理を行い、解析処理の結果として道路状況に関する情報を導出する。解析処理には、センサ201、202が取得した測定データから、対象物を抽出すること、対象物の種類を認識すること、対象物の位置と測定タイミングを関連付けて導出すること、対象物や道路状況の将来予測を行うこと、などが含まれる。本実施の形態においては、ミリ波レーダによる測定結果から、サーバ装置3は解析処理により、道路上の対象物の情報(例えば形状)を抽出し、対象物が車両や人、落下物のいずれであるかを認識する。また、対象物の位置、数などの情報も抽出し、解析処理の結果として、道路状況に関する情報を導出する。
またサーバ装置3は、解析処理の結果として道路状況に関する情報を、データ伝送装置1を介して無線機205、206へ配信する。
なお、サーバ装置3は本発明に係るデータ処理サーバに相当する。
無線機205、206はそれぞれ、センサ201、202の測定エリア内あるいはその周辺に設置されており、測定エリア近辺に存在する車両にサーバ装置3の解析処理の結果などのデータの配信を行うものである。
次に、図2を参照して、データ伝送装置1の詳細な説明を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1の構成を示すブロック図である。
データ伝送装置1は、パケット受信部4、送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7、パケットフィルタ部8、送信パケット決定部9、パケット送信部10、メモリ部11、送信周期テーブル12、条件テーブル13、対応無線機テーブル14を備えている。
以下、それぞれの構成について説明する。
パケット受信部4は、パケット化装置203、204から測定データのパケットを受信する。
なお、パケット受信部4は、本発明のデータ受信部に相当する。
送信元チェック部5は、パケット受信部4が受信したパケット化された測定データのヘッダに記録されている送信元アドレスを抽出して、送信元となるセンサ201、202を識別する。
対応無線機テーブル14には、センサ201、202と、そのセンサ201、202が取得した測定データの解析処理の結果を車両へ配信するための無線機205、206とが対応付けて記憶されている。あるセンサで測定した道路状況はその周辺に存在する車両へ配信することで、運転支援等につながるため、センサの測定エリア内あるいはその周辺に設置された無線機が、そのセンサの測定データの解析処理の結果を配信する無線機となる。なお、一つの無線機には一つのセンサが対応付けられている場合もあれば、一つの無線機に複数のセンサが対応付けられている場合もある。
送信元チェック部5は、測定データの送信元となるセンサ201、202を識別し、対応無線機テーブル14を参照して、そのセンサの測定データに基づきサーバ装置3が導出した解析処理の結果がどの無線機へ配信されるものかを判定し、測定データのパケットのヘッダにその測定データに対応する無線機に関する情報を記録する。
データ番号チェック部6は、送信元チェック部5から出力されたパケット中のCANデータのCAN−IDを識別する。
パケット結合部7は、データ番号チェック部6で識別されたCAN−IDを用いて、データ伝送装置1が受信した複数のパケットのうち、同時刻に同一センサにより取得された測定データに関するパケット群を一つのパケットに結合、または連続する複数のパケットに再編成する。このパケットを結合、再編成する処理の詳細については後述する。
パケットフィルタ部8は、パケット結合部7から出力されたパケットやそのパケット内のデータに対してフィルタ処理を行う。フィルタ処理は、解析処理において重要度の低い又は不要なパケットやパケット内の重要度の低い又は不要なデータを削除することで測定データのデータ容量を削減するためのものである。
パケットフィルタ部8でフィルタ処理が行われたパケットはメモリ部11に保存される。ここで、メモリ部11に保存されるパケットには、測定データとともにヘッダに記録した測定タイミング情報、対応する無線機205、206に関する情報、送信元であるセンサ201、202の情報、宛先に関する情報が含まれる。
フィルタ処理の条件、処理内容は条件テーブル13に記憶されており、ミリ波レーダの反射波のデータに異常が有る場合(例えばセンサとの距離がゼロの位置からの反射に関するデータがある場合)、メモリ部11に保存された測定データを参照して直前の時刻に測定された反射波のデータから変化のないデータがある場合に、同データを削除することが条件、処理内容の例としてあげられる。
メモリ部11は、パケットフィルタ部8から出力された測定データのパケットを一時的に保存する。また送信パケット決定部9などへ測定データのパケットを出力する。
また、メモリ部11は、パケット受信部4が測定データを受信してから、送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7、パケットフィルタ部8が測定データに対して処理を行う間に、受信され処理が行われている測定データを一時的に保存するサブメモリとしての機能も備えており、パケット受信部4、送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7、パケットフィルタ部8での各処理段階では適宜、測定データが保存され、処理が進められている。
なお、メモリ部11は本発明の測定データ保存部に相当する。
送信パケット決定部9は、送信周期テーブル12に記憶されている送信タイミングを参照して、現在時刻あるいは基準時点からの経過時間が送信タイミングに達したと判断すると、メモリ部11から測定データを読み出し、サーバ装置3に送信する測定データを選択する。
送信周期テーブル12には、サーバ装置3が解析処理を行う解析処理タイミングに対応した測定データの送信タイミングを示す送信タイミング情報が記憶されている。解析処理は、その結果を配信する無線機205、206ごとに定められた解析処理タイミングで行われるため、送信タイミング情報は、無線機ごとに用意されている。
送信パケット決定部9は、例えば無線機205に対応する送信タイミングが到来すると、メモリ部11に保存されたパケットのヘッダに記録された無線機に関する情報を参照して、メモリ部11から無線機205に対応するパケットをすべて読み出す。読み出されたパケットのヘッダに記録された測定タイミング情報を抽出し、読み出したすべてのパケットの中から送信を行う新しい測定タイミングのパケットを選択する。
ここで、新しい測定タイミングのパケットは、読み出したパケットに記録された測定タイミングを比較したときに、より現在時刻に近いあるいはより経過時間が短い測定タイミングのパケットである。すなわち、本実施の形態では、送信パケット決定部9は最新の測定データを含むパケットを選択する。
先述のとおり、送信元チェック部5によりパケットのヘッダに記録された無線機205、206に関する情報は、送信元であるセンサ201、202に対応するものであることから、送信パケット決定部9がメモリ部11から読み出す一つの無線機に対応するパケットは、少なくとも一つの同一のセンサにより取得されたものとなる。
一つの無線機に一つのセンサが対応している場合、読み出された一つの無線機に対応するパケットには、同一のセンサにより取得されたパケットのみが含まれる。この場合、送信パケット決定部9は、読み出されたすべてのパケット(同一のセンサにより取得されたパケット)の中から、新しい測定タイミングのパケットを選択する。
一つの無線機に複数のセンサが対応している場合、読み出された一つの無線機に対応するパケットに、複数のセンサにより取得されたパケットが含まれる。この場合、送信パケット決定部9は、パケットのヘッダに記録されたセンサの情報を参照し、同一のセンサにより取得された測定データのパケットごとに、新しい測定タイミングのパケットを選択する。
なお、送信パケット決定部9は、本発明の送信データ選択部に相当し、送信周期テーブル12は、本発明の送信タイミング保存部に相当する。
ここで、解析処理タイミングは、サーバ装置3が解析処理を開始する時刻あるいは基準時点からの経過時間である。送信タイミングは、データ伝送装置1が送信処理を開始する時刻あるいは基準時点からの経過時間である。送信処理には、送信対象となるパケットのメモリ部11からの読み出し開始から、データ伝送装置1がパケット送信を完了するまでの処理が含まれる。したがって、本実施の形態における送信タイミングは、データ伝送装置1(より具体的には送信パケット決定部9)がメモリ部11からパケットの読み出しを開始する時刻あるいは基準時点からの経過時間である。
また、サーバ装置3が解析処理を開始するまでに測定データを受信し終わるためには、データ伝送装置1は解析処理タイミングより一定時間以上前までに送信処理を開始する必要がある。一定時間は、データ伝送装置1がデータの送信処理を開始してからサーバ装置3がデータの受信を完了するために要する時間であり、データ伝送装置1が送信するパケットを読み出してから送信するまでの時間(本実施の形態では送信パケット決定部9の選択処理の時間を含む)と、サーバ装置3のデータ受信処理にかかる時間と、を加えた時間となる。
したがって、サーバ装置3が解析処理を開始するまでに測定データを受信し終わるように、解析処理タイミングに対応した送信タイミングは、解析処理タイミングから一定時間以上前へさかのぼった時刻あるいは基準時点からの経過時間として設定されている。
パケット送信部10は、送信パケット決定部9が選択したパケットを受け取り、サーバ装置3へ送信する。送信タイミングが解析処理タイミングから一定時間以上前へさかのぼった時刻あるいは基準時点からの経過時間として設定されているため、パケット送信部10はサーバ装置3の解析処理タイミングに達するより前にサーバ装置3がパケットの受信を完了するように、パケットを送信することとなる。
ここで、解析処理タイミングに達するより前にサーバ装置3がパケットの受信を完了するようにパケットを送信すると述べたが、これを実現するために、サーバ装置3がパケットを受信完了する時刻、基準時点からの経過時間が解析処理タイミングと一致するように送信タイミングを設定してもよいが、解析処理タイミングより以前に受信が完了するように送信タイミングを設定してもよい。解析処理タイミングより以前に受信が完了するように送信タイミングを設定する場合、解析処理タイミングとパケット受信完了の時間の乖離が、解析処理の対象となる測定データを取得したセンサの測定周期よりも短くなるように設定したほうがよい。時間の乖離がセンサの測定周期より長い場合、パケットの受信が完了した後に、新しい測定データが取得され、選択された測定データが最新のものでない場合があるからである。
なお、パケット送信部10は、本発明のデータ送信部に相当する。
このようにデータ伝送装置1が解析処理タイミングに対応した送信タイミングで送信処理を開始することにより、解析処理タイミングに達するより前にサーバ装置3が選択された測定データの受信を完了するように、測定データをサーバ装置3へ送信することとなる。
図3は本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1を実現するためのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3において、データ伝送装置1は、イーサネット(登録商標)インターフェース104、106、パケット処理プロセッサ105、メモリ107により実現されている。
イーサネットインターフェース104,106は、パケット化装置203、204、無線機205、206、サーバ装置3との通信において、データの送受信を行う。データ伝送装置1におけるパケット受信部4、パケット送信部10はイーサネットインターフェース104,106により実現されている。
データ伝送装置1における送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7、パケットフィルタ部8、送信パケット決定部9の処理、演算内容を記述したプログラムがメモリ107に記憶されており、パケット処理プロセッサ105はそれらのプログラムを読み出し、実行することで、これらの構成の機能を実現している。
またメモリ107には、送信周期テーブル12、条件テーブル13、対応無線機テーブル14が記憶されており、パケット処理プロセッサ105によって、上記の処理、演算の際に、適宜参照される。
またイーサネットインターフェース104で受信され、パケット処理プロセッサ105で処理された測定データはメモリ107に一時的に保存されることで、メモリ部11の機能が実現されている。
なお、データ伝送装置1のパケット受信部4、送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7、パケットフィルタ部8、送信パケット決定部9、パケット送信部10をそれぞれ専用のハードウェア(たとえばCPUを実装している半導体集積回路、あるいはワンチップマイコンなど)で構成してもよい。
次に、本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1、データ処理システム2の動作、処理内容の詳細について、図4から図10を参照して説明する。
まず、図4、図5を用いて、データ伝送装置1を含むデータ処理システム2の動作を説明する。
図4は、データ処理システム2におけるセンサ201、202による測定データの取得からデータ伝送装置1による測定データの一時的な保存までの処理内容を示すフローチャートである。
本フローの開始周期、すなわちデータの測定周期は、センサ201、202の応答性能、パケット化装置203、204やデータ伝送装置1の処理性能といった装置に依存した要因によって決まるほか、道路の交通量や処理結果の配信を受ける車両側のニーズなどの要因も考慮され、適宜決定されるものである。少なくともサーバ装置3の測定データの解析処理周期よりは短い周期が用いられる。
まず、道路周辺に設置されたセンサ201、202が道路状況に関する測定データを取得し、パケット化装置203、204へ測定データを送信する(ステップS001)。
次に、パケット化装置203、204は、センサ201、202から受信した測定データを分割し、パケット化する。パケット化された測定データはデータ伝送装置1へ送信される(ステップS002)。
次に、データ伝送装置1は、パケット化装置203、204からパケット化された測定データを受信し、パケットに対して複数の処理を行い、メモリ部11へ保存する(ステップS003)。複数の処理については、別のフローを参照して後述する。
以上のようにして、データ伝送装置1にはセンサ201、202が取得した測定データが順次保存されていくこととなる。
図5は、本発明の実施の形態1に係るデータ処理システム2におけるデータ伝送装置1に一時的に保存された測定データの読み出しから無線機205、206による車両への解析処理の結果の配信までの処理内容を示すフローチャートである。
本フローは、現在時刻または基準となる時点からの経過時間が送信周期テーブル12に記憶された送信タイミング情報に含まれる送信タイミングに達したときに開始される。より具体的には、送信パケット決定部9が送信周期テーブル12に記憶された送信タイミング情報を適宜参照し、データ伝送装置1の保持する時間情報と比較することで、送信タイミングに達したことを判定し、測定データの読み出しのステップを開始する。
ここで、時間情報はデータ伝送装置1が保持している現在時刻の情報、または基準となる時点からの経過時間の情報である。
データ伝送装置1は、図4のステップS003でメモリ部11に保存されたパケットのうち、同一の無線機へ配信される道路状況に関する情報の導出に用いられる測定データに関するパケットをすべて読み出す(ステップS004)。
データ伝送装置1は、読み出したパケットの各々に含まれる測定タイミング情報とセンサに関する情報を抽出し、同一のセンサで取得された測定データのパケットのうち、新しい測定タイミングのパケットを選択する(ステップS005)。
データ伝送装置1は、ステップS005で選択したパケットをサーバ装置3へ送信する(ステップS006)。
サーバ装置3は、受信したパケットに含まれる測定データに対する解析処理を行い、道路状況に関する情報を導出し、対応する無線機へ配信する(ステップS007)。
無線機205、206は、周辺の車両に向けて、サーバ装置3から受信した道路状況に関する情報を配信する(ステップS008)。
次に、パケット化装置203、204においてパケット化された測定データをデータ伝送装置1が受信した際の複数の処理(図4のステップS003のデータ保存前の処理)について、図6から図8を用いて説明する。
まず、複数の処理が行われる対象となる測定データのパケットについて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係るデータ処理システム2のセンサ201、202により取得され、パケット化装置203、204によりパケット化された測定データの概要を示す図である。
図6に示される4つのデータは、パケット化装置203、204によりパケット化された4つの測定データのパケットである。各パケットは、予め定められたサイズのパケットとなっており、ヘッダと複数のCANデータを含んでいる。CANデータは、測定データを分割したものである。
図6の左側に示される2つのパケットは同一のセンサにより時刻T1に測定されたデータであり、この例ではパケット内のCANデータに対してCAN−IDとして1から4が付されている。同一のセンサで同時刻に測定された最後のCANデータを示すCAN−IDは予め決められており、ここでは、CAN−ID=4を付されたCANデータが、同時刻における最後の測定データとなるように、CAN−IDが付与されている。図6の右側に示される2つのパケットは時刻T2に測定されたデータであり、上記の例と同様、CAN−IDが1から4まで付与されており、CAN−ID=4を付されたCANデータが最後の測定データとなっている。ヘッダには送信元のセンサ201、202に関する情報として送信元アドレス、測定タイミング情報、宛先アドレスなどが記録されている。
次に、図6を用いて説明した測定データのパケットに対する先述の複数の処理内容について図7を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1が測定データであるパケットを受信したときの送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7の処理内容を示すフローチャートである。
本実施の形態では、本フローは、データ伝送装置1のパケット受信部4が、測定データの先頭のパケットを受信したときに開始される。
データ伝送装置1のパケット受信部4が先頭パケットを受信すると、送信元チェック部5はパケットのヘッダを参照してセンサ情報を抽出し、対応無線機テーブル14を参照して送信元となるセンサ201、202と対応する無線機205、206を特定する(ステップS101)。
送信元チェック部5は、特定した無線機205、206に関する情報をパケットのヘッダへ記録する(ステップS102)。
以上が送信元チェック部5で行われる送信元チェック処理であり、次にデータ番号チェック部6、パケット結合部7による結合処理が行われる。
データ番号チェック部6は、パケットからのヘッダを削除し、CANデータの抽出を行う。この際、削除したパケットの情報は別途、メモリ部11で保持しておく(ステップS103、S104)。なお、先述のとおり、パケット内には複数のCANデータが含まれる(図6参照)。
データ番号チェック部6は、抽出した最初のCANデータのCAN−IDが4であるか判別を行い(ステップS105)、4である場合(YESの場合)はそのCANデータが最後の測定データとなることから、パケット結合部7は再びCANデータをパケットにまとめ、別途保存していたパケットの情報をヘッダとして付与して、処理を終了する(ステップS106)。
最初のCANデータのCAN−IDが4でない場合は、このCANデータがパケット内で最後のCANデータか、すなわちパケット内でほかのパケットがないかを判別し(ステップS107)、最後のCANデータでない場合(NOの場合)、パケット内でほかのパケットがなくなるかCAN−IDが4のCANデータが見つかるまでステップS104、S105を繰り返す。
パケット内のすべてのCANデータのCAN−IDが4でない場合(ステップS107でYESの場合)は、次のパケットを受信し(ステップS108)、先頭のパケットへの処理と同様、次のパケットのヘッダの削除、情報保持(ステップS109)、CANデータの抽出(ステップS110)を行う。
データ番号チェック部6は、次のパケットから抽出されたCANデータのCAN−IDが4であるか判別を行い(ステップS111)、4である場合(YESの場合)は、そのCANデータが最後の測定データとなることから、パケット結合部7は先頭パケットと次のパケットとを結合し、別途保存していたパケットのヘッダの情報を結合パケットのヘッダとして付与して、処理を終了する(ステップS112)。
最初のCANデータのCAN−IDが4でない場合は(ステップS111でNOの場合)、このCANデータがパケット内で最後のCANデータか、すなわちパケット内でほかのパケットがないかを判別し(ステップS113)、最後のCANデータでない場合(NOの場合)、パケット内でほかのパケットがなくなるかCAN−IDが4のCANデータが見つかるまでステップS110、S111を繰り返す。
パケット内のすべてのCANデータのCAN−IDが4でない場合(ステップS113でYESの場合)は、再び次のパケットを受信し(ステップS108)、同様の処理を繰り返してCAN−IDが4のCANデータが見つかった場合に、すべてのパケットの結合、ヘッダ付与を行う(ステップS112)。
図8は、本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1が測定データであるパケットを受信したときのパケットフィルタ部8の処理内容を示すフローチャートである。
本実施の形態では、本フローは、図7の送信元チェック部5、データ番号チェック部6、パケット結合部7での処理がなされたパケット(結合パケットを含む)をパケットフィルタ部8が受領したときに開始される。
図8では、ミリ波レーダによる測定の結果、センサからの距離がゼロの位置からの反射がある場合に、そのデータを不要なデータとして削除するフィルタ処理の例を示す。
パケットフィルタ部8は、パケット結合部7から受領したパケットから最初のCANデータを抽出する(ステップS201)。抽出されたデータ内に対象物との距離がゼロとなっている領域があるか判別を行い(ステップS202)、その領域がある場合(YESの場合)は、その領域がサーバ装置3の解析処理に意味を持たないため、その領域のデータを削除する(ステップS203)。
抽出されたデータ内にセンサからの距離がゼロの領域がない場合(ステップS202でNOの場合)は、そのデータは削除せず保持する(ステップS204)。パケットフィルタ部8は、S202からS204の処理をしたCANデータがパケット内の最後のCANデータかを判別し(ステップS205)、すべてのCANデータについて処理を終えている場合(ステップS205でYESの場合)は、削除、保持の処理を行ったCANデータからパケットを再構築する(ステップS206)。CANデータがパケット内の最後のCANデータでない場合(ステップS205でNOの場合)は、次のCANデータを抽出して上記の処理を繰り返す。
以上、図4のステップS003のデータ保存の際にデータ伝送装置1で行われる複数の処理について、図6から図8を用いて説明した。
次に、図5のステップS004の測定データの読み出し、S005のデータの選択に関する処理について、図9、図10を用いて詳細に説明する。
まず、送信パケット決定部9が測定データを読み出し、新しい測定データを選択する処理の詳細を図9を参照して説明する。
図9は、本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1で受信されるパケットa1、a2、a3、a4が結合され、その結合されたパケットの一部がサーバ装置3の解析処理タイミングに対応した送信タイミングで選択され、サーバ装置3へ送信されることを示す概念図である。横軸は時間を表している。
図9の下段に示すとおり、データ伝送装置1のパケット受信部4はパケット化装置203、204から複数のパケットa1、a2、a3、a4を順次、受信している。ここでaは送信元のセンサ201、202、言い換えれば解析処理の結果の配信を行う無線機205、206を示す情報であり、パケットのヘッダに記憶されているものである。図9のパケットはすべてaが付されており、すべて同一のセンサから受信したパケットであることが示されている。またaの後ろに記載された数字1〜4は、測定タイミングを示す測定タイミング情報であり、同一の数字の場合、同時に測定されたデータを示している。
図7を用いて説明したように、同一センサが同一時刻に測定したデータのパケットはパケット結合部7によって結合されて、結合パケットA1、A2、A3、A4が生成され、メモリ部11に保存されている(図9中段)。
図5を用いて説明したように、解析処理の結果が配信される無線機が同じパケットは送信パケット決定部9によってすべて読み出される。図9の上段に示された送信タイミングがサーバ装置3の解析処理タイミングに対応した送信タイミングとなっており、送信タイミングで読み出されたパケットのうち、新しい測定データ(パケット)が選択され、サーバ装置3へ送信される。例えば図9では、左側の送信タイミングでは、パケットはA1しか存在せず、A1が送信対象として選択、送信される。その後、送信済みのパケットA1は削除される。右側の送信タイミングでは、A2〜A4のパケットが読み出され、これらのうち、最新のパケットであるA4が選択され、サーバ装置3へ送信される。送信済みのパケットA4と選択されなかったパケットA2、A3は削除される。なお、図中の×は、送信パケット決定部9が選択しなかったパケットであることを示している。
ここで、図9の上段に示された左側の送信タイミングでは、パケットa2の一部はすでにデータ伝送装置1に受信されているが、送信タイミングの時点ではパケットa2すべてがそろっておらず、結合パケットA2は生成されていない状態である。この場合、結合パケットA2やパケットa2の一部は新しいパケットとして選択されず、それ以前のパケットA1が新しいパケットとしてサーバ装置3へ送信される。すなわち、送信パケット決定部9は、同一センサが同一時刻に測定したデータのパケットのすべてがそろっている測定データの中から、新しいパケットを選択する。
本発明の実施の形態1の送信パケット決定部9が選択する処理を行う際に、選択する新しい測定データの数ついて、図10を参照して、説明する。
図10に本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1が有する送信周期テーブル12に記憶されている送信タイミング情報、最大送信情報数の例を示す。無線機ごとに次回の送信タイミングである時刻T10、T20、T30が記憶されている。また無線機ごとに送信する新しい測定データの最大数である最大送信情報数が記憶されている。送信パケット決定部9はこの送信周期テーブル12を参照して、送信する測定データの選択を行う。
送信パケット決定部9は、図5のステップS005のデータ選択において、送信周期テーブル12の最大送信情報数を参照して、最大送信情報数と一致する数の新しい測定データを選択する。具体的には、1または複数の測定データに対応するパケットを選択する。図10の送信周期テーブル12中の無線機♯1に対応する最大送信情報数は2であり、送信パケット決定部9は、無線機♯1に対応する送信タイミングでは、センサごとに2つの新しい測定データを選択し、パケット送信部10はその2つの新しい測定データを送信する。この際、送信パケット決定部9は、読み出した測定データの測定タイミングを比較して、より現在時刻に近い、または基準時点からの経過時間がより短い2つの測定データを選択する。
なお、選択できる新しい測定データの数が最大送信情報数以下である場合は、選択された新しいパケットがすべて送信されることとなる。
本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2は、以上のように構成されており、次のような効果を奏する。
本発明の実施の形態1のようにセンサ201、202とサーバ装置3がネットワーク化されている場合、センサ201、202からの測定データがサーバ装置3にネットワークを介して送信される。センサ201、202の測定周期はサーバ装置3の解析処理の周期より短いため、センサ201、202が取得した測定データをすべてサーバ装置3に送信する場合、多くの測定データをセンサ201、202からサーバ装置3へ送信することとなる。そのため、一時的に測定データのデータ量がネットワーク上で単位時間に送信できるデータ量を超えた場合、一部のデータについて送信待ちが生じるなど、送信が遅延した状態が発生する可能性がある。
本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2は、サーバ装置3の解析処理タイミングより前にサーバ装置3が新しい測定データの受信を完了するように、新しい測定データのみを選んで送信するようにしたため、送信されるデータ量を削減することができ、データ送信の遅延を抑制することが可能となる。
また単に送信する測定データを選別するのではなく、サーバ装置3の解析処理タイミングに合わせて新しい測定データを選択するようにしたため、サーバ装置3の解析処理を新しい測定データで行うことができ、リアルタイムに近い解析処理の結果を得ることが可能となる。
また本発明の実施の形態1のように、パケット形式で測定データを送信する場合、測定データをパケット化すると測定データの切れ目とパケットの切れ目が一致するとは限らない。サーバ装置3が適切な解析処理を行うには、サーバ装置3は一つの測定データがどのパケットに含まれているかを識別して解析処理を行うようにしなければならない。
本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2は、データ番号チェック部6がパケットに含まれるCAN−IDをチェックすることで、同一時刻に同一センサで測定された測定データが含まれるパケットを判別し、パケット結合部7が一つの測定データが含まれるパケット群を一つパケットに結合、または連続するパケットとして再編成する。そのため、サーバ装置3で一つの測定データがどのパケットに含まれているか識別することを容易とし、サーバ装置3の処理負荷を低減することが可能である。
また本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2は、パケットフィルタ部8を備えているため、測定データをサーバ装置3へ送信する前に、解析処理に対して重要度の低いまたは不要なデータを削除することができる。これにより、サーバ装置3の解析処理に伴う負荷を低減でき、また送信されるデータ量を削減しデータ送信の遅延を抑制できる。
また本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2は、送信パケット決定部9が送信周期テーブル12に記憶された最大送信情報数を参照して、一つ以上の新しい測定データを選択し、サーバ装置3に送信することが可能である。
サーバ装置3が解析処理として、道路状況の将来予測を行う場合などには、時刻の異なる複数の測定データが必要となるが、本発明の実施の形態1係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2では、必要に応じて最大送信情報数を2以上と設定することで対応することが可能である。このようにすることで、サーバ装置3の解析処理のために複数の新しい測定データが必要な場合にも、送信されるデータ量を削減しつつ、複数の新しい測定データを送信することが可能となる。
また本発明の実施の形態1に係るデータ伝送装置1およびデータ処理システム2では、送信タイミングにおいてすべてのパケットがそろっている測定データについて、読み出し、選択を行うこととしている。これにより、不完全な測定データが送信され、解析処理されることを抑制することができ、配信される情報の精度、信頼性を向上させることができる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1の構成、動作と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について、以下に説明する。
本発明の実施の形態1では、送信周期テーブル12に送信タイミング情報を記憶させる処理は、データ処理システム2の設置時などに行われることとなる。この場合、新たに無線機を追加する場合など、サーバ装置3の解析処理タイミングが変更となる場合に送信周期テーブル12の送信タイミング情報を設定しなおさなければならない。本発明の実施の形態2では、送信タイミング情報を自動で更新できるデータ伝送装置21を示す。
図11は、本発明の実施の形態2のデータ伝送装置21の構成を示すブロック図である。図11は実施の形態1の図2と対応するものであり、同一の構成については同一の符号を付してある。
データ伝送装置21は、実施の形態1に対して周期受信部22を新たに備え、送信周期テーブル12に代えて送信周期テーブル23を備えたものである。
周期受信部22は、サーバ装置3から送信される解析処理タイミングを示す解析処理タイミング情報を受信する。具体的には、解析処理タイミング情報として、無線機ごとの測定データの処理開始時間と処理周期に関する情報を受信する。
周期受信部22は、受信した解析処理タイミング情報に基づいて、データ伝送装置21の新しい送信タイミングを示す新しい送信タイミング情報を生成し、送信周期テーブル23の送信タイミング情報を更新する。
送信タイミング情報の生成は、実施の形態1で示したとおり、送信タイミングが解析処理タイミングから一定時間以上前へさかのぼった時刻または基準時点からの経過時間となるように行われる。
周期受信部22は、本発明の送信タイミング更新部に相当する。
本発明の実施の形態2は、以上のように構成されており、実施の形態1と同様の効果を有するとともに、次のような効果を奏する。
本発明の実施の形態2に係るデータ伝送装置21およびデータ処理システム24は、サーバ装置3の解析処理タイミングに達するより前にサーバ装置3が新しい測定データの受信を完了するように新しい測定データを送信するものであり、これにより送信されるデータ量を削減しつつ、リアルタイム性の高い解析処理を行うことができるものである。
解析処理タイミングに達するより前にサーバ装置3が新しい測定データの受信を完了するように新しい測定データを送信するためには、データ伝送装置21がサーバ装置3の解析処理タイミングを正確に把握している必要があるが、本発明の実施の形態2に係るデータ伝送装置21は、サーバ装置3から送信される最新の解析処理タイミングに基づいて新しい送信タイミング情報を生成し、送信タイミング情報を自動で更新できることから、より正確な送信タイミングで新しい測定データを送信することが可能となる。
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態1の構成、動作と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について、以下に説明する。
本発明の実施の形態1、2では、送信周期テーブル12、23に記憶された送信タイミング情報として、サーバ装置3の解析処理タイミングに対応した送信タイミングを用いていた。この対応関係を維持するためには、サーバ装置3とデータ伝送装置1、21の時刻同期を正確に行う必要があった。本発明の実施の形態3では、サーバ装置3との時刻同期を必要とせずにサーバ装置3の解析処理タイミングに対応した送信タイミングで測定データを送信できるデータ伝送装置31を示す。
図12は、本発明の実施の形態3のデータ伝送装置31の構成を示すブロック図である。図12は実施の形態1の図2と対応するものであり、同一の構成については同一の符号を付してある。
データ伝送装置31は、実施の形態1に対してパケットタイプ識別部32、周期抽出部33を新たに備え、送信周期テーブル12に代えて送信周期テーブル34を備えたものである。
ここで、図13は、無線機A、Bへ解析処理の結果を配信するタイミングを示す図である。
図13に示されるように、無線機A、Bに対するサーバ装置3の解析処理はそれぞれ重複しないように一定の周期で行われており、各無線機への解析処理の結果の配信も重複しないように一定の周期で行われている。
パケットタイプ識別部32は、サーバ装置3から各無線機へ配信される配信データを監視し、車両向け配信用のパケット、すなわち無線機配信データであるか否か、およびどの無線機へ配信されるものかを識別する。
パケットタイプ識別部32は、本発明の配信データ受信部に相当する。
周期抽出部33は、パケットタイプ識別部32が車両向け配信用のパケットを識別した際に、その時刻または基準時点からの経過時間を記録する。パケットを複数回識別して順次、時刻または基準時点からの経過時間を記録する処理を行い、それらの時刻または経過時間を用いて、周期抽出部33はサーバ装置3から各無線機への配信タイミングを示す配信タイミング情報を生成する。具体的には、配信タイミングはいつ解析処理の結果が配信されるかを示すものであり、複数のパケットの識別された時刻または基準時点からの経過時間に基づいて配信周期を求め、配信周期と実際にパケットを識別した時刻または基準時点からの経過時間(解析処理の結果が配信された時刻または基準時点からの経過時間に対応)から次回以降の配信タイミングが導き出される。
ここで、サーバ装置3から無線機A、Bへの解析処理の結果の配信はサーバ装置3の解析処理が終わったときに開始されるため、ある無線機への配信タイミングはサーバ装置3のその無線機に関する解析処理タイミングと連動している(図13)。そのため、配信タイミングに対して、サーバ装置3が必要とする解析処理のための時間および配信処理に必要な時間を差し引くことで、解析処理タイミング情報を生成することができる。
また周期抽出部33は、この解析処理タイミング情報を用いて、解析処理タイミングから一定時間以上前へさかのぼった時刻または基準時点からの経過時間を送信タイミングとする送信タイミング情報を生成する。
周期抽出部33は、生成した送信タイミング情報を用いて、送信周期テーブル34の送信タイミング情報を更新する。
なお、周期抽出部33は、本発明の配信タイミング情報生成部、送信タイミング更新部に相当する。
本発明の実施の形態3は、以上のように構成されており、実施の形態1と同様の効果を有するとともに、次のような効果を奏する。
本発明の実施の形態3のデータ伝送装置31およびデータ処理システム35は、実施の形態2と同様に、送信タイミング情報を自動で更新できることから、より正確な送信タイミングで新しい測定データを送信することが可能となる。
また本発明の実施の形態3は、データ伝送装置31の保有する時間情報に基づいて、サーバ装置3の解析処理タイミングを定めていることから、データ伝送装置31とサーバ装置3の時間情報が同期していなくとも、より正確な送信タイミングで新しい測定データを送信することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態1、2、3について説明した。以下ではこれらの実施の形態の変形例について説明する。
本発明の実施の形態では、センサ、パケット化装置、無線機が2つの例を説明したが、1つであってもよいし、3つ以上あってもよい。なお、センサ、パケット化装置、無線機の数は必ずしも同じである必要はない。
本発明の実施の形態では、センサ201、202としてミリ波レーダを用いていたが、道路を撮影するカメラであってもよい。またセンサ201、202は道路周辺に設置されているとしたが、通信可能な車載のセンサであってもよい。
本発明の実施の形態では、測定データをパケット化装置203、204でパケット化して送信していたが、データを送信できれば必ずしもパケット化しなくともよい。
本発明の実施の形態では、解析処理の結果が無線機205、206を介して車両へ配信されているが、携帯電話やタブレットなどの端末に配信してもよい。
本発明の実施の形態では、送信パケット決定部9は解析処理の結果が配信される無線機205、206に対応するすべての測定データを読み出すこととしたが、メモリ部11の測定データの測定タイミング情報および無線機205、206に関する情報を参照して、同無線機向けの測定タイミングが新しい測定データを選択し、選択された新しい測定データだけを読み出すようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、送信タイミング情報は無線機ごとに用意されているとしたが、センサごとに用意されていてもよい。また送信パケット決定部9は無線機ごとにすべての測定データをメモリ部11から読み出すこととしたが、この場合、センサごとに測定データを読み出すようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、センサ201、202が測定データを取得した測定タイミングを示す測定タイミング情報を測定データとともにパケット化装置203、204へ送信することとしたが、パケット化装置203、204が測定データを受信した時刻、基準時点からの経過時間、先後関係を測定タイミングとして測定タイミング情報を生成し、ヘッダに記録してデータ伝送装置1、21、31へ送信してもよい。またデータ伝送装置1、21、31が測定データを受信した時刻、基準時点からの経過時間、先後関係を測定タイミングとして測定タイミング情報を生成し、保存してもよい。また上記のように受信した時刻、基準時点からの経過時間、先後関係を測定タイミングとして用いる場合、測定タイミングは、測定データが受信された時刻、あるいは基準となる時間から測定データが受信された時間までの経過時間、測定データの先後関係で表される。
本発明の実施の形態では、送信パケット決定部9は、送信タイミングが到達した際に、メモリ部11から無線機205に対応するパケットをすべて読み出し、新しい測定タイミングのパケットを選択し、送信する新しいパケットを決定することとしたが、送信パケット決定部9はデータ伝送装置1、21、31がパケット化装置203、204から測定データを受信するたびに、受信した測定データとメモリ部11にすでに保存されている測定データの中から新しい測定データの選択を行っておき、送信タイミングが到達した際に、直近で送信パケット決定部9が選択している新しい測定データをパケット送信部10が読み出して、送信するようにしてもよい。
この場合、データ伝送装置1、21、31の送信処理には、パケット送信部10のパケット送信処理が含まれ、送信タイミングは、パケット送信部10が選択された新しい測定データをメモリ部11から読み出しする時刻あるいは基準時点からの経過時間となる。
上記のように送信パケット決定部9が測定データの受信のたびに新しい測定データを選択する場合、新しい測定データをメモリ部11に保存して、古い測定データを削除するようにしてもよい。すなわち、測定データを上書きしてもよい。
送信パケット決定部9による選択には、このような上書きにより新しい測定データだけをメモリ部11に残すことも含まれる。
本発明の実施の形態では、データ伝送装置1、21、31と、センサ201、202と、パケット化装置203、204と、サーバ装置3と、無線機205、206とは有線によって接続されているとしたが、無線であってもよい。
本発明に係るデータ伝送装置、データ処理システム、データ伝送方法は、ネットワークを介してセンサが取得した測定データをサーバ装置へ送信して、道路状況に関する情報を導出し、車両へ配信することで、運転支援を行うことができる。そのため、本発明はネットワーク通信に関する分野、車両に関する分野で利用することができる。
1、21、31 データ伝送装置、2 データ処理システム、3 サーバ装置、4 パケット受信部、5 送信元チェック部、6 データ番号チェック部、7 パケット結合部、8 パケットフィルタ部、9 送信パケット決定部、10 パケット送信部、11 メモリ部、12、23、34 送信周期テーブル、13 条件テーブル、14 対応無線機テーブル、22 周期受信部、32 パケットタイプ識別部、33 周期抽出部、104、106 イーサネットインターフェース、105 パケット処理プロセッサ、107 メモリ、201、202 センサ、203、204 パケット化装置、205、206 無線機

Claims (8)

  1. センサが取得した測定データを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部が受信した前記測定データを保存する測定データ保存部と、
    前記測定データ保存部に保存された前記測定データの中から新しい測定データを選択する送信データ選択部と、
    前記データ受信部が前記測定データを受信する間隔よりも長い間隔で前記測定データの解析処理を行うデータ処理サーバでの前記測定データの解析処理タイミングに達するより前に前記データ処理サーバが前記送信データ選択部が選択した前記新しい測定データの受信を完了するように、前記新しい測定データを前記データ処理サーバへ送信するデータ送信部と、
    前記測定データ保存部より前記測定データを読み出してから前記データ処理サーバが前記新しい測定データの受信処理を完了するまでに要する時間以上前記解析処理タイミングからさかのぼったタイミングであって、前記解析処理タイミングと前記受信処理の完了の時間の乖離が、前記解析処理の対象となる前記測定データを取得した前記センサの測定周期よりも短くなるタイミングを、前記解析処理タイミングに対応した送信タイミングとして保存する送信タイミング保存部と、を備え、
    前記センサが取得した前記測定データは、複数のパケットに分割されて前記データ受信部で受信されるものであり、
    前記送信データ選択部は、前記測定データ保存部に保存された前記測定データのうち、分割されたすべての前記パケットがそろっている測定データの中から、前記解析処理タイミングに対応した送信タイミングを基準として前記解析処理タイミングに対応した送信タイミング以前の新しいものを前記新しい測定データとして選択することを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 前記送信データ選択部は、前記新しい測定データとして、少なくとも2つの新しい測定データを選択することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 記測定データの前記解析処理タイミングを示す解析処理タイミング情報を前記データ処理サーバから受信し、前記解析処理タイミングに対応する新たな送信タイミングを生成し、前記送信タイミング保存部に保存された前記送信タイミングを生成した前記新たな送信タイミングへ更新する送信タイミング更新部と、をさらに備え、
    前記新たな送信タイミングに達した際に、前記送信データ選択部は前記測定データ保存部から前記測定データを読み出し、選択処理を開始することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  4. 記測定データの前記解析処理タイミングを示す解析処理タイミング情報を前記データ処理サーバから受信し、前記解析処理タイミングに対応する新たな送信タイミングを生成し、前記送信タイミング保存部に保存された前記送信タイミングを生成した前記新たな送信タイミングへ更新する送信タイミング更新部と、をさらに備え、
    前記新たな送信タイミングに達した際に、前記データ送信部は前記測定データ保存部から前記新しい測定データを読み出し、送信処理を開始することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  5. 記データ処理サーバから配信される解析処理の結果である配信データを受信する配信データ受信部と、
    前記配信データ受信部が受信した前記配信データの配信タイミングを示す配信タイミング情報を生成する配信タイミング情報生成部と、
    前記配信タイミング情報生成部が生成した前記配信タイミング情報に含まれる前記配信タイミングに対応する新たな送信タイミングを生成し、前記送信タイミング保存部に保存された前記送信タイミングを生成した前記新たな送信タイミングへ更新する送信タイミング更新部と、をさらに備え、
    前記新たな送信タイミングに達した際に、前記送信データ選択部は前記測定データ保存部から前記測定データを読み出し、選択処理を開始することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  6. 記データ処理サーバから配信される解析処理の結果である配信データを受信する配信データ受信部と、
    前記配信データ受信部が受信した前記配信データの配信タイミングを示す配信タイミング情報を生成する配信タイミング情報生成部と、
    前記配信タイミング情報生成部が生成した前記配信タイミング情報に含まれる前記配信タイミングに対応する新たな送信タイミングを生成し、前記送信タイミング保存部に保存された前記送信タイミングを生成した前記新たな送信タイミングへ更新する送信タイミング更新部と、をさらに備え、
    前記新たな送信タイミングに達した際に、前記データ送信部は前記測定データ保存部から前記新しい測定データを読み出し、送信処理を開始することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載されたデータ伝送装置と、
    前記データ伝送装置に接続され、測定データを取得し、前記測定データを前記データ伝送装置へ送信するセンサと、
    前記データ伝送装置に接続され、前記データ伝送装置から前記測定データを受信して、前記測定データの解析処理を行い、解析処理の結果を配信するデータ処理サーバと、
    を備えたデータ処理システム。
  8. センサが取得した測定データを複数のパケットに分割するステップと、
    前記分割された複数のパケットを受信するステップと、
    受信した前記分割された複数のパケットを測定データ保存部に保存するステップと、
    保存された前記分割された複数のパケットのうち、すべてのパケットがそろっている測定データの中から、新しい測定データを選択するステップと、
    前記センサが前記測定データを取得する間隔よりも長い間隔で前記測定データの解析処理を行うデータ処理サーバでの前記測定データの解析処理タイミングに達するより前に前記データ処理サーバが前記新しい測定データの受信を完了するように、選択された前記新しい測定データを前記データ処理サーバへ送信するステップと、を備え、
    前記新しい測定データには、前記測定データ保存部より前記分割された複数のパケットを読み出してから前記データ処理サーバが前記新しい測定データの受信処理を完了するまでに要する時間以上前記解析処理タイミングからさかのぼったタイミングであって、前記解析処理タイミングと前記受信処理の完了時間との乖離が、前記解析処理の対象となる前記測定データを取得した前記センサの測定周期よりも短くなるタイミングを基準として、前記タイミング以前の新しい測定データが選択される
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
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