JP6384878B2 - ランダムアクセス方法、ランダムアクセス装置、およびユーザ機器 - Google Patents

ランダムアクセス方法、ランダムアクセス装置、およびユーザ機器 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、移動通信技術に関し、特にランダムアクセス方法、ランダムアクセス装置、およびユーザ機器に関する。
Internet of Thingsは、物理世界についての情報が、知覚、計算、実行および通信の能力を有する様々なデバイスを展開することによって得られた後の、ネットワークを介した情報の伝送、同期、および処理による人と物との間および物同士間のインタラクションのネットワークを指す。移動通信ネットワークにおけるInternet of Thingsアプリケーションの搬送方法を研究するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、略して3GPP)は、マシンツーマシン(M2M)通信技術を提案し、かつマシンタイプ通信(Machine Type Communication、略してMTC)装置の導入により移動体通信ネットワーク上でエンハンスメントまたは最適化が実行されることを研究している。マシンタイプ通信では、例えば、一般的には電気メータおよび水道メータ等が建物および地下などの場所に配置されてもよい。一般的に、これらの場所では、無線信号の経路伝送損失が比較的大きい。このようなシナリオでデバイスの正常な通信を保証するために、カバレッジエンハンスメントの目的の達成に、カバレッジエンハンスメント技術が導入される。
通常の単一伝送モード(繰り返し送信が実行されない場合)と比較して、エンハンスメントモードは、同一信号または同一コンテンツが複数回再伝送される信号伝送モードである。競合ベースのランダムアクセス手順では、異なるマシンタイプ通信が異なる繰り返し回数を必要とする。例えば、ランダムアクセス中に各チャネル上で伝送される信号の信頼性を保証するために、一部のマシンタイプ通信は30回の繰り返し回数を必要とし、一部のマシンタイプ通信は60回の繰り返し回数を必要とし、一部のマシンタイプ通信は120回の繰り返し回数を必要とする等である。一般的に、エンハンスメントモードが3つのレベルに分割され、カバレッジエンハンスメントレベルは異なる繰り返し回数に対応し、かつ異なるマシンタイプ通信に対して、異なるカバレッジエンハンスメントレベルが選択されてもよい。同様に、異なるチャネルによって必要とされる繰り返し回数も異なってもよい。例えば、同一のマシンタイプの通信について、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略してPDCCH)は30回の繰り返し回数を必要とし、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、略してPDSCH)は50回の繰り返し回数を必要としてもよい等である。
従来技術では、端末は常に1つの信号伝送モードを使用しており、信号伝送の信頼性は乏しい。
本発明の実施形態は、信号伝送モードの切り替えを実現し、かつ信号伝送の信頼性を改善するランダムアクセス方法、ランダムアクセス装置、およびユーザ機器を提供する。
本発明の第1の態様は、ランダムアクセス方法を提供し、方法は、
第1所定条件が満たされるか否かを判定するステップであって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、ステップと、
第1所定条件が満たされる場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するステップと
を含む。
第1の態様に従って、第1の態様の第1の可能な実施方式において、第1所定条件は、
ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方式に従って、第1の態様の第2の可能な実施方式において、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するステップは、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップであって、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルである、ステップ、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップであって、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い、ステップ
を含む。
第1の態様および第1の態様の第1および第2の可能な実施方式のいずれかに従って、第1の態様の第3の可能な実施方式において、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するステップの後に、方法は、
ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行するステップと、
ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定するステップ、または
ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信するステップと、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す競合解決メッセージを受信しようと試行するステップと、競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定するステップと
をさらに含む。
第1の態様または第1の態様の第1から第3の可能な実施方式のいずれかに従って、第1の態様の第4の可能な実施方式において、方法は、
ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定するステップであって、信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードである、ステップと、
判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するステップと、
取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信するステップと
をさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実施方式に従って、第1の態様の第5の可能な実施方式において、ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択するステップの後であって、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップの前に、または、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択するステップの後であって、次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップの前に、方法は、
第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ現時点が第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定するステップと、予め設定されたポリシーが満たされる場合、現時点で、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップを実行するステップと
をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実施方式に従って、第1の態様の第6の可能な実施方式において、予め設定されたポリシーは、
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること
を含む。
本発明の第2の態様はランダムアクセス装置を提供し、ランダムアクセス装置は、第1所定条件が満たされるか否かを判定するように構成された判定モジュールであって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、判定モジュールと、
第1所定条件が満たされると判定モジュールが判定する場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するように構成されたトランシーバモジュールと
を含む。
第2の態様に従って、第2の態様の第1の可能な実施方式において、第1所定条件は、
ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施方式に従って、第2の態様の第2の可能な実施方式において、トランシーバモジュールは、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い。
第2の態様および第2の態様の第1および第2の可能な実施方式のいずれかに従って、第2の態様の第3の可能な実施方式において、トランシーバモジュールは、
現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードが送信された後に、ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行し、かつ
ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定し、または
ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信し、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す競合解決メッセージを受信しようと試行し、かつ競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定する
ようにさらに構成される。
第2の態様または第2の態様の第1から第3の可能な実施方式のいずれかに従って、第2の態様の第4の可能な実施方式において、判定モジュールは、ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定し、信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードであり、判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するようにさらに構成され、かつ
トランシーバモジュールは、取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
第2の態様の第2の可能な実施方式に従って、第2の態様の第5の可能な実施方式において、ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
判定モジュールは、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルが選択された後であって、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、または、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルが選択された後であって、次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ現時点が第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、かつ予め設定されたポリシーが満たされる場合、現時点で、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップを実行するようにさらに構成される。
第2の態様の第5の可能な実施方式に従って、第2の態様の第6の可能な実施方式において、予め設定されたポリシーは、
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること
を含む。
本発明の第3の態様はユーザ機器を提供し、ユーザ機器は、
第1所定条件が満たされるか否かを判定するように構成されたプロセッサであって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、プロセッサと、
第1所定条件が満たされるとプロセッサが判定する場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するように構成されたトランシーバと
を含む。
第3の態様に従って、第3の態様の第1の可能な実施方式において、第1所定条件は、
ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方式に従って、第3の態様の第2の可能な実施方式において、トランシーバは、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い。
第3の態様および第3の態様の第1および第2の可能な実施方式のいずれかに従って、第3の態様の第3の可能な実施方式において、トランシーバは、
現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードが送信された後に、ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行し、かつ
ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定し、または
ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信し、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す競合解決メッセージを受信しようと試行し、かつ競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定する
ようにさらに構成される。
第3の態様または第3の態様の第1から第3の可能な実施方式のいずれかに従って、第3の態様の第4の可能な実施方式において、プロセッサは、ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定し、信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードであり、判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するようにさらに構成され、かつ
トランシーバは、取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
第3の態様の第2の可能な実施方式に従って、第3の態様の第5の可能な実施方式において、ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
プロセッサは、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルが選択された後であって、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、または、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルが選択された後であって、次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ現時点が第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、かつ予め設定されたポリシーが満たされる場合、現時点で、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップを実行するようにさらに構成される。
第3の態様の第5の可能な実施方式に従って、第3の態様の第6の可能な実施方式において、予め設定されたポリシーは、
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること
を含む。
本発明の実施形態において提供されるランダムアクセス方法、ランダムアクセス装置、およびユーザ機器に従って、第1所定条件が満たされるか否かを判定され、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含み、第1所定条件が満たされる場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードが送信される。従って、ネットワークデバイスが、ユーザ機器によって送信されるランダムアクセスコードを受信する成功率が高まり、信号伝送の信頼性が向上する。
本発明の実施形態に従うランダムアクセス方法のフローチャートである。 本発明の実施形態に従うランダムアクセス装置の概略構造図である。 本発明の実施形態に従うユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態に従うユーザ機器の別の概略構造図である。 本発明の実施形態に従うアップリンク信号送信を最適化する方法のフローチャートである。 本発明の実施形態に従うアップリンク信号送信を最適化する装置の概略構造図である。
本発明の実施形態で提供される技術的解決策は、移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communication、略してGSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略してCDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))システム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、略してUMTS)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、略してGPRS)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)システム、ロングタームエボリューションアドバンス(Long Term Evolution Advanced、略してLTE-A)システム、およびワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、略してWiMAX)システムのような様々な無線通信ネットワークに適用されてもよい。「ネットワーク」および「システム」という用語は交換されてもよい。
本発明の実施形態において、基地局(base station、略してBS)のようなネットワークデバイスは、ユーザ機器(user equipment、略してUE)と通信するデバイスまたは中継局のような別の通信局であってもよい。基地局は、特定の物理的領域において無線カバレッジを提供してもよい。例えば、基地局は、特に、GSM(登録商標)またはCDMAにおける基地局トランシーバ(Base Transceiver Station、略してBTS)または基地局制御装置(Base Station Controller、略してBSC)であってもよく、あるいはUMTSにおけるノードB(Node B、略してNB)またはUMTSにおける無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller、略してRNC)であってもよく、あるいはホームeNodeBであってもよく、あるいはLTEにおける進化型NodeB(Evolved Node B、略してeNBまたはeNodeB)であってもよく、あるいは無線通信ネットワークにおいてアクセスサービスを提供する別のアクセスネットワークデバイスであってもよく、本発明に限定されない。本発明の実施形態において、ユーザ機器は無線ネットワーク全体に分散されてもよく、各UEは静止していても動作していてもよい。
図1は、本発明の実施形態に従うランダムアクセス方法のフローチャートである。図1に示されるように、方法は以下を含む。
101. 第1所定条件が満たされるか否かを判定するステップであって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、ステップ。
102. 第1所定条件が満たされる場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信する。
特に、方法は、ユーザ機器によって実行されてもよく、ユーザ機器は、エンハンスメントモードをサポートする通信端末であってもよい。エンハンスメントモードは、同一信号または同一コンテンツが複数回再伝送される信号伝送モードを指す。
第1所定条件は以下のうちの少なくとも一つである。
条件1: ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しい。
条件2: 前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗する。
条件3: ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しく、かつ、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗する。
本発明のこの実施形態において提供されるランダムアクセス方法に従って、ユーザ機器は、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信する電力、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することに従って、現在のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する信号伝送モードを判定し、かつ第1所定条件が満たされる場合、ランダムアクセスコードは現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用して送信され、かつランダムアクセスコードは、複数回再伝送され、その結果、信号伝送モードのリアルタイム切り替えが実現され、ネットワークデバイスによるランダムアクセスコードの受信の成功率が高まり、信号伝送の信頼性が向上する。
任意選択で、第1所定条件は、ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。単一伝送モードは、同一信号または同一コンテンツが一度だけ伝送される信号伝送方式を指す。
任意選択で、ランダムアクセスコードは、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信し、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信し、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い、
という方式で、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいて、エンハンスメントモードを使用して送信される。
特に、ユーザ機器は、単一伝送モードおよびエンハンスメントモードのエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスパラメータを予め取得してもよく、かつ取得方法は、ネットワークデバイスによって、システムブロードキャストメッセージまたは専用RRCメッセージを使用して前述のランダムアクセスパラメータをユーザ機器に予め送信し、またはプロトコルで前述のランダムアクセスパラメータを固定してもよい。さらに、前述のランダムアクセスパラメータを搬送するシステムブロードキャストメッセージまたは専用RRCメッセージは1つのメッセージであってもよく、あるいは複数のメッセージであってもよい。ランダムアクセスパラメータは、ランダムアクセス試行の最大量、ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)受信ウィンドウサイズパラメータ、競合解決タイマ持続時間、パワーランプステップ、サポートされるカバレッジエンハンスメントレベル、利用可能なランダムアクセスチャネルリソース、利用可能なランダムアクセスコードリソース、メッセージ3(すなわち、スケジュールされた伝送メッセージ)の最大再伝送量、およびネットワークデバイスによる所望のランダムアクセスコード受信電力等を含んでもよい。ランダムアクセス応答受信ウィンドウサイズパラメータおよび競合解決タイマ持続時間パラメータについて、ならびに単一伝送モードおよびエンハンスメントモードのエンハンスメントレベルについて、ネットワークデバイスは、同一のランダムアクセス応答受信ウィンドウサイズパラメータを構成してもよく、または異なるランダムアクセス応答受信ウィンドウサイズパラメータを構成してもよい。競合解決タイマ持続時間は、同様であり、これ以上説明されない。パワーランプステップは、単一伝送モードのパワーランプステップ、および/または、エンハンスメントレベルのパワーランプステップを含む。単一伝送モードおよびエンハンスメントモードのパワーランプステップは、同一であっても異なってもよく、異なるエンハンスメントレベルのパワーランプステップは、同一であっても異なってもよい。利用可能なランダムアクセスチャネルリソースは、単一伝送モードのランダムアクセスチャネルリソース、および/または、エンハンスメントレベルのランダムアクセスチャネルリソースを含む。利用可能なランダムアクセスコードリソースは、単一伝送モードのランダムアクセスコードリソース、および/または、エンハンスメントレベルのランダムアクセスコードリソースを含む。ネットワークデバイスによる所望のランダムアクセスコード受信電力は、単一伝送モードにおけるネットワークデバイスによる所望のランダムアクセスコード受信電力、および/または、エンハンスメントレベルでのネットワークデバイスによる所望のランダムアクセスコード受信電力を含んでも良い。
任意選択で、ユーザ機器がランダムアクセスを開始する必要があるとき、ユーザ機器はまず、ランダムアクセスコードが初めて送信される信号伝送モードを判定し、判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得し、かつ取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信する。信号伝送モードがユーザ機器に固定的に指定される従来技術と比較して、本発明のこの実施形態において提供されるランダムアクセス方法に従い、ユーザ機器は、信号伝送モードのフレキシブルな選択を実現でき、その結果、ネットワークデバイスが正常にランダムアクセスコードを受信できることを保証し、かつ信号伝送の信頼性が向上する。
ランダムアクセスモードが初めて送信される信号伝送モードを、ユーザ機器が判定する実施方式は以下のいずれかであってもよい。
方式1: ネットワークデバイスは、エンハンスメントモードおよび対応するエンハンスメントレベルが使用されるか否かを含むランダムアクセスコードを、ユーザ機器が送信する信号伝送モードを示す。
方式2: ユーザ機器は、受信された信号強度、経路損失、または信号品質に従って信号伝送モードを判定する。特に、エンハンスメントモードおよび対応するエンハンスメントレベルが使用されるか否かを含む、ユーザ機器によって使用される信号伝送モードを判定するために、ユーザ機器は、受信された信号強度、経路損失、または信号品質を、受信された信号強度、経路損失、または信号品質に対応する構成された閾値と比較する。エンハンスメントモードは2つのエンハンスメントレベル:エンハンスメントレベル1およびエンハンスメントレベル2を含み、かつシグナルライトウェイトが実施例として使用されるとする。
信号強度≧閾値1の場合、ユーザ機器は単一伝送モードを選択し、
閾値1>信号強度≧閾値2の場合、ユーザ機器はエンハンスメントレベル1を選択し、または
閾値2>信号強度≧閾値3の場合、ユーザ機器はエンハンスメントレベル2を選択する。
受信された信号強度、経路損失、または信号品質の閾値は、ネットワークデバイスによって構成されてもよく、またはプロトコルで規定されてもよく、本発明に限定されない。
方式3: ユーザ機器は、エンハンスメントモードを使用してシステムブロードキャストメッセージを受信するか否かに従って、または、システムブロードキャストメッセージが受信されるときに使用されるエンハンスメントレベルに従って、使用されるカバレッジエンハンスメントレベルを判定する。
任意選択で、ランダムアクセスコードが初めて送信される信号伝送モードを判定した後、ユーザ機器は、ランダムアクセスコードを送信する伝送電力をさらに判定する必要がある。ランダムアクセスコードを送信する伝送電力を判定する実施方法は以下である。
ユーザ機器が単一伝送モードを選択する場合、ユーザ機器は、経路損失(または受信された信号強度もしくは品質)およびネットワークデバイスによるランダムアクセスコードの所望の受信電力に従って、ランダムアクセスコードを送信する伝送電力を判定し、かつ伝送電力がユーザ機器によって許容される最大伝送電力に達するとき、ユーザ機器は許容される最大伝送電力を使用する。
ユーザ機器がエンハンスメントモードを選択する場合、ユーザ機器は許容される最大伝送電力を直接的に使用し、または、ユーザ機器は、経路損失(または受信された信号強度もしくは品質)およびネットワークデバイスによるランダムアクセスコードの所望の受信電力に従って、ランダムアクセスコードを送信する伝送電力を判定し、かつ伝送電力がユーザ機器によって許容される最大伝送電力に達するとき、ユーザ機器は許容される最大伝送電力を使用する。
任意選択で、取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信した後、ユーザ機器はネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信しようとする。
ユーザ機器が必要なランダムアクセス応答メッセージを受信しない場合、このランダムアクセス手順は失敗したとみなされる。
ユーザ機器が必要なランダムアクセス応答メッセージを正常に受信した後、ランダムアクセスメッセージが競合していなければ、ランダムアクセス手順は成功したとみなされる。ランダムアクセスメッセージが競合している場合、ユーザ機器は、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信し、かつ競合解決タイマを有効にする。ユーザ機器は、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスにおける成功を示すために使用され、かつネットワークデバイスによって送信される競合解決メッセージを受信するように試行する。競合解決タイマが終了する前に、必要な競合解決メッセージが受信される場合、ランダムアクセス手順は成功し、かつ競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗である。ネットワークデバイスがスケジュールされた伝送メッセージによって占有されるリソースをランダムアクセス応答メッセージに追加する従来技術におけるリソース通知方式と比較して、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、ユーザ機器のために、スケジュールされた伝送メッセージによって占有されるリソースを予め構成し、ランダムアクセス応答メッセージのオーバーヘッドを低減する。
任意選択で、ユーザ機器がネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信する実施方法は、以下である。
ユーザ機器はランダムアクセス応答メッセージを受信しようとする前に、またはユーザ機器がランダムアクセスを開始する前に、ネットワークデバイスは、ユーザ機器のためのランダムアクセス応答パラメータを構成し、ランダムアクセス応答パラメータは、ランダムアクセス応答メッセージによって占有されるリソース情報またはランダムアクセス応答メッセージによって占有されるリソース情報に対応するリソースと、ランダムアクセスリソース(物理ランダムアクセスチャネルリソース、および/または、ランダムアクセスコードを含む)との間のマッピング関係、ランダムアクセス応答メッセージによって使用される変調および符号化方式ならびに冗長バージョン、またはランダムアクセス応答メッセージの再伝送回数を含む。
さらに任意選択で、マッピング関係は、ランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージによって使用される変調および符号化方式ならびに/または冗長バージョン等をさらに含み、本発明に限定されない。
さらに任意選択で、マッピング関係は、ランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージの繰り返し回数をさらに含む。特に、ランダムアクセス応答メッセージお繰り返し回数およびランダムアクセスリソースの繰り返し回数は、同一であってもまたは異なってもよく、本発明に限定されない。
特定の構成方法は、通知のために、システムブロードキャストメッセージ(例えば、システムブロードキャストメッセージブロック1、システムブロードキャストメッセージブロック2、または別のシステムブロードキャストメッセージ)に含まれてもよく、またはプロトコルで固定であってもよく、本発明に限定されない。
ユーザ機器は、ネットワークデバイスによって予め構成されたマッピング関係に従って、ランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージによって占有されるリソース情報を取得し、かつランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージによって占有される取得されたリソースにおいて、ネットワークデバイスによって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信しようとし、または、ランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージによって使用される変調および符号化方式および/または冗長バージョンを使用して、ランダムアクセス応答メッセージを受信し、または、ランダムアクセスリソースに対応するランダムアクセス応答メッセージに対応する繰り返し回数に従って、ネットワークデバイスによって送信されるランダムアクセス応答メッセージを継続して受信する。ネットワークデバイスが、ランダムアクセス応答メッセージによって占有されるリソースを搬送するスケジュールシグナリングをPDCCHチャネル上で伝送することによって、ユーザ機器に、PDSCHチャネル上でランダムアクセス応答メッセージのリソースロケーションを受信するように指示する従来技術と比較して、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、ユーザ機器のために、ランダムアクセス応答メッセージによって占有されるリソースを予め構成し、PDCCHシグナリングオーバーヘッドを低減し、かつランダムアクセス遅延を減少させる。
任意選択で、ユーザ機器がスケジュールされた伝送メッセージを送信する前に、ネットワークデバイスは、ユーザ機器のために、スケジュールされた伝送メッセージによって占有されるリソースと、ランダムアクセスリソース(物理ランダムアクセスチャネルリソースおよび/またはランダムアクセスコードを含む)との間のマッピング関係を構成する。特定の構成方法が、通知のために、システムブロードキャストメッセージ(例えば、システムブロードキャストメッセージブロック1、システムブロードキャストメッセージブロック2、または別のシステムブロードキャストメッセージ)に含まれてもよく、プロトコルで固定であってもよく、本発明に限定されない。
さらに任意選択で、スケジュールされた伝送メッセージによって占有されるリソースは特に、スケジュールされた伝送メッセージの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または繰り返し回数、および/または変調および符号化方式、および/または冗長バージョンを含んでもよい。
任意選択で、ユーザ機器が必要な競合解決メッセージを受信しようとする前に、またはユーザ機器がランダムアクセスを開始する前に、ネットワークデバイスは、ユーザ機器のために、競合解決メッセージによって占有されるリソースと、ランダムアクセスリソース(物理ランダムアクセスチャネルリソースおよび/またはランダムアクセスコードを含む)との間のマッピング関係を構成する。特定の構成方法は、通知のために、システムブロードキャストメッセージ(例えば、システムブロードキャストメッセージブロック1、システムブロードキャストメッセージブロック2、または別のシステムブロードキャストメッセージ)に含まれてもよく、またはプロトコルで固定であってもよく、本発明に限定されない。
あるいは任意選択で、ユーザ機器は、ランダムアクセス応答メッセージにおいて、競合解決によって占有されるリソースを示す。
あるいは任意選択で、ユーザ機器が必要な競合解決メッセージを受信しようとする前に、またはユーザ機器がランダムアクセスを開始する前に、ネットワークデバイスはユーザ機器のために、競合解決メッセージによって占有されるリソースと、ランダムアクセス応答によって占有されるリソースとの間のマッピング関係を構成する。
あるいは任意選択で、ネットワークデバイスはユーザ機器のために、競合解決メッセージによって占有されるリソースと、スケジュールされた伝送メッセージによって占有されるリソースとの間のマッピング関係を構成する。
前述の実施形態に基づいて、ユーザ機器がこのランダムアクセス手順が失敗したと判定し、かつ未だランダムアクセス試行の最大量に達していない場合、ユーザ機器はランダムアクセスコードを再送信する。
ユーザ機器がランダムアクセスコードを再送信するシナリオにおいて、図1に示される方法の実施形態を参照すると、ユーザ機器は前回のランダムアクセス手順におけるランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信する信号伝送モードに従って、現在のランダムアクセス手順においてランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定する。
特に、ユーザ機器が前回のランダムアクセス手順が失敗したと判定する場合、予め単一伝送モードを使用してランダムアクセスコードが送信されるとき、まず、単一伝送モードを使用してユーザ機器によってランダムアクセスコードを送信する電力を増加させようとし、1つのパワーランプステップを前回の伝送電力に追加しようとする。ユーザ機器の前回の伝送電力がすでにユーザ機器によって許容される最大伝送電力に達している場合、ユーザ機器はエンハンスメントモードに入り(すなわち、ユーザ機器が現在のランダムアクセス手順においてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信する)、最小繰り返し回数に対応するエンハンスメントレベルを選択して、ランダムアクセスコードを送信する。あるいは、1つの電力ランピングファクタが前回の伝送電力に追加された後に取得されたユーザ機器の伝送電力がユーザ機器によって許容される最大伝送電力よりも大きいまたは等しい場合、ユーザ機器は許容される最大伝送電力を使用し、またはユーザ機器はエンハンスメントモードに入り、かつ最小繰り返し回数に対応するエンハンスメントレベルを選択し、ランダムアクセスコードを送信する。
さらに任意選択で、単一伝送モードからエンハンスメントモードに切り替えた後、ユーザ機器はユーザ機器によって許容される最大伝送電力を使用してランダムアクセスコードを送信し、または使用されるエンハンスメントレベルでネットワークデバイスによる所望の受信電力に従って、ユーザ機器によって使用されるエンハンスメントレベルでユーザ機器の伝送電力を判定し、かつ判定された伝送電力がユーザ機器によって許容される最大伝送電力よりも大きいかまたは等しいとき、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力によってランダムアクセスコードを送信する。
さらに任意選択で、ユーザ機器がエンハンスメントモードを使用し、かつエンハンスメントレベル(例えば、第1エンハンスメントレベル)を選択した後、ランダムアクセスが失敗した場合、ユーザ機器は、次のエンハンスメントレベルに入り(例えば、第2エンハンスメントレベル、第2エンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は、第1エンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも短い)、第2エンハンスメントレベルに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを使用してランダムアクセスコードを送信する。あるいは、ユーザ機器の前回の伝送電力が既に最大に達している場合、ユーザ機器は次のエンハンスメントレベルに入り、かつランダムアクセスコードを送信する。あるいは、1つの電力ランピングファクタが前回の伝送電力に追加された後に取得されるユーザ機器の伝送電力が許容される最大伝送電力よりも大きいまたは等しい場合、ユーザ機器は最大伝送電力を使用してランダムアクセスコードを送信し、または次のエンハンスメントレベルに入り、かつランダムアクセスコードを送信する。
さらに任意選択で、最大繰り返し回数を有するエンハンスメントレベルに入った後、ユーザ機器は、エンハンスメントレベルを継続して使用することによって、ランダムアクセス手順が成功し、またはランダムアクセス試行の最大量に達するまでランダムアクセス手順を実行しようとする。
前述の実施形態に基づいて、エンハンスメントモードにおけるランダムアクセス試行の量が試行の最大量に達した後、ユーザ機器は、セル選択、再選択、または再確立をトリガする。
特に、ユーザ機器のメディアアクセス制御(MAC)層がエンハンスメントモードにおけるランダムアクセス試行の最大量に達した後、ユーザ機器は、無線リソース制御(RRC)層のような上位層に、ランダムアクセス手順が失敗したことを示す。指示情報を受信した後、RRC層は、セル再選択または再確立を実行する。
エンハンスメントモードにおけるセル選択および再選択のために、ユーザ機器は、セルのシステムメッセージを繰り返し受信または結合する必要があり、比較的長い時間を必要とする。セルがエンハンスメントモードをサポートしない場合、ユーザ機器は、非常に長い繰り返し受信の時間の後にのみ、セルがエンハンスメントモードをサポートしないことを見出してもよく、セル選択および再選択遅延を増加させ、さらにユーザ機器の電力消費を増加させる。
さらに任意選択で、ネットワークデバイスはユーザ機器に、隣接セルまたは隣接周波数がエンハンスメントモードをサポートするか否かと、サポートされるエンハンスメントレベルとを示す。特定の指示方法では、指示情報は、マスタ情報ブロック(master information block、略してMIB)、システム情報ブロック(system information block、略してSIB)n、nは正の整数であるようなシステムブロードキャストメッセージにおいて、または専用RRCメッセージにおいて示されてもよい。指示情報を受信した後、ユーザ機器は、指示情報に従って隣接セルまたは隣接周波数上でセル選択またはセル再選択を実行するか否かを判定する。本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策に従って、ユーザ機器がエンハンスメントモードをサポートしない周波数またはセルを選択または再選択しようとすることに起因する遅延および電力消費の問題が緩和される。
前述の実施形態に基づいて、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルで使用されるRAR受信ウィンドウサイズ、競合解決タイマ持続時間、およびバックオフ持続時間を判定する方法が提供される。
単一伝送モードに対応し、かつネットワーク側(例えば、ネットワークデバイス)によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズ、競合解決タイマ持続時間、およびバックオフ持続時間に従って、エンハンスメントレベル(エンハンスメントレベルyは、実施例として使用される)で使用されるRAR受信ウィンドウサイズ、競合解決タイマ持続時間、およびバックオフ持続時間をユーザ機器が判定する実施方式は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
実施方式1:
RAR受信ウィンドウサイズ=ネットワーク側によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズ×エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数
競合解決タイマ持続時間=ネットワーク側によって構成される競合解決タイマ持続時間×エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数、および
バックオフ持続時間=ネットワーク側によって構成されるバックオフ持続時間×エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数
例えば、ネットワーク側によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズが10であり、かつ現在使用されるエンハンスメントレベルがyであり、エンハンスメントレベルに対応する繰り返し回数が20である場合、ユーザ機器は、それに応じて、現在のエンハンスメントレベルにおける受信ウィンドウサイズが10×20=200であると判定してもよい。同様に、ネットワーク側によって構成される競合解決タイマ持続時間が100である場合、ユーザ機器は、さらに、それに応じて現在のエンハンスメントレベルにおける競合解決タイマ持続時間が100×20=2000であると判定してもよい。
さらに、RAR受信ウィンドウ内のRARの可能な開始時間は、ウィンドウの開始時間+N×現在のエンハンスメントレベルに対応する繰り返し回数であり、Nは0、1、または2のような自然数であり、Nはネットワーク側によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズパラメータよりも小さい。
さらに、RAR受信ウィンドウの開始時間は、ランダムアクセスコードが完全に送信される伝送時間間隔(Transmission Time Interval、略してTTI)から始まるM番目のTTIであり、Mは自然数、例えば、M=3または4である。M値はネットワーク側によって構成されてもよく、またはプロトコルで固定であってもよい。あるいは、AR受信ウィンドウの開始時間=ランダムアクセスコードが完全に送信されたTTIから始まるM番目のTTI×現在のエンハンスメントレベルに対応する繰り返し回数である。
実施方式2:
RAR受信ウィンドウサイズ=エンハンスメントレベルyの繰り返し回数、および
競合解決タイマ持続時間=エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数
実施方式3:
同一のより大きいRAR受信ウィンドウサイズおよび同一のより長い競合解決タイマ持続時間が異なるエンハンスメントレベルに対して構成され、または
より大きいRAR受信ウィンドウサイズおよびより長い競合解決タイマ持続時間が異なるエンハンスメントレベルのぞれぞれに対して構成される。
実施方式4:
RAR受信ウィンドウサイズ=ネットワーク側によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズ×(2×エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+K)、競合解決タイマ持続時間=ネットワーク側によって構成される競合解決タイマ持続時間×(2×エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+K)。Kは、RARメッセージをスケジュールするPDCCHの終了時点と、RARメッセージの開始時点との間の間隔であり、かつ自然数であり、かつKの値は、ネットワーク側によって構成され、またはプロトコルで固定される。例えば、PDCCHの終了時点がXである場合、RARの開始時点はX+Kである。
実施方式5:
RAR受信ウィンドウサイズ=ネットワーク側によって構成されるRAR受信ウィンドウサイズ×(RARメッセージをスケジュールするためのPDCCHであり、かつエンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+RARメッセージであり、エンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+K)、競合解決タイマ持続時間=ネットワーク側によって構成される競合解決タイマ持続時間×(競合解決メッセージをスケジュールするためのPDCCHであり、かつエンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+競合解決メッセージであり、かつエンハンスメントレベルyに対応する繰り返し回数+K)。Kは、RARメッセージをスケジュールするためのPDCCHの終了時点と、RARメッセージの開始時点との間の間隔であり、かつ自然数であり、かつKの値はネットワーク側によって構成され、またはプロトコルで固定である。例えば、PDCCHの終了時点がXである場合、RARの開始時点はX+Kである。
前述の実施形態に基づいて、ユーザ機器によってランダムアクセスコードを送信するための方法が提供される。
ユーザ機器がエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信すると判定し、使用されるエンハンスメントレベル(例えば、第1エンハンスメントレベルまたは前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベル)を判定した後、現時点でのエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースが存在しない場合、ユーザ機器は、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの次の利用可能な時点で、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信する。
ユーザ機器がエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信すると判定し、かつ使用されるエンハンスメントレベルを判定した後、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点(または、ユーザ機器がランダムアクセスコードの送信を開始できる時点)で利用可能であるが、現時点は第1エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点ではない場合、ユーザ機器は予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、すなわち、現時点(ユーザ機器がランダムアクセスコードの送信を開始できる時点)において、かつランダムアクセスチャネルリソースを使用して、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードの送信を開始するか否かを判定する。予め設定されたポリシーは、現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔は、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しく、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成され、あるいは、現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が第2の予め設定された間隔よりも大きいまたは等しく、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されることを含む。
任意選択で、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定する方法は、以下のうち少なくとも1つを含む。
ポリシー1: ネットワーク側が閾値Xを構成する。ユーザ機器が、現時点において、かつ判定されたエンハンスメントレベルを使用してランダムアクセスコードを送信し始め、繰り返しが実行されうる回数が閾値Xよりも大きいまたは等しいとき、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めると判定し、そうでなければ、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めないと判定する。任意選択で、閾値Xは、異なるエンハンスメントレベルのそれぞれに応じて、ネットワーク側によって構成されてもよい。
ポリシー2: ユーザ機器が現時点で、かつ判定されたエンハンスメントレベルを使用してランダムアクセスコードを送信し始め、かつ繰り返しが実行されうる回数が前回のエンハンスメントレベルに対応する繰り返し回数よりも大きいまたは等しいとき、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めると判定し、そうでなければ、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めないと判定する。
ポリシー3: ネットワーク側は閾値Yを構成する。ユーザ機器が、現時点において、かつ判定されたエンハンスメントレベルを使用して、ランダムアクセスコードを送信し始め、かつ繰り返しが実行されうる回数が、Yと前回のエンハンスメントレベルに対応する繰り返し回数との合計よりも大きいまたは等しいとき、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めると判定し、そうでなければ、ユーザ機器は、現時点において、エンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスコードを送信し始めないと判定する。
明らかに、本発明のこの実施形態において提供されるユーザ機器によるランダムアクセスコードを送信する方法は、現在使用されるエンハンスメントレベルの前回のエンハンスメントレベルが単一伝送モードであるシナリオにも適用可能である。
本発明のこの実施形態において提供されるユーザ機器によるランダムアクセスコードを送信する方法に従い、ランダムアクセスコードはできるだけ早く送信されることができ、リソースの次の開始時点を待つ必要はなく、ランダムアクセス遅延を減少させる。
エンハンスメントモードでは同一データが複数回再伝送される必要があり、かつ異なるエンハンスレベルは異なる繰り返し回数に対応するため、データ再伝送のプロセスでは、何らかの理由で一部のサブフレームが使用できない可能性がある。サブフレームを使用できない可能性のあるシナリオは、以下の通りである。例えば、
シナリオ1: サブフレームが測定間隔内にある。
シナリオ2: 動的構成が変化するとき、サブフレームは、例えばアップリンクからダウンリンクへ、またはダウンリンクからアップリンクへと方向が変わる。
シナリオ3: サブフレームは、MIB、またはページング、またはSIB、またはマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(Multimedia Broadcast Multicast Service、略してMBMS)などの他のデータ(高い優先度を有する)の伝送と競合するサブフレームである。
シナリオ4: サブフレームは、例えばセル間干渉調整によって導入された、ほとんどブランクのサブフレーム(Almost Blank Subframe、略してABS)のような、別の理由でデータ伝送に使用できないサブフレームである。
ランダムアクセス手順は一実施例として使用され、エンハンスメントモードにあるランダムアクセスコード、ランダムアクセス応答、メッセージ3(スケジュールされた伝送メッセージ)、および競合解決メッセージの再伝送中に同様の問題が生じる。同様に、例えば物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、略してPUSCH)、PDSCH、またはPDCCHのような物理チャネル上での伝送など、他のデータ伝送においても同様の問題も生じる。
前述のシナリオにおいて、ユーザ機器およびネットワークデバイスがデータ伝送の繰り返し位置について別々に理解する場合、伝送端は伝送電力を浪費し、干渉が発生し、受信端はデータを受信かつ結合できず、かつ性能に影響を及ぼす。従って、ユーザ機器は、データ伝送の繰り返し位置を判定する必要がある。前述のシナリオでは、本発明のこの実施形態において提供される異なるエンハンスメントレベルに対応する繰り返し位置を判定する方法は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
判定方法1: ネットワーク側は、ユーザ機器に対して、データが再伝送されるサブフレーム位置に関する情報を構成する。すなわち、ユーザ機器は、これらのサブフレーム位置でデータを再伝送してもよい。例えば、データが再伝送されてもよいサブフレーム位置に関する情報、およびユーザ機器に対してネットワーク側によって構成される情報は、各無線フレームのサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9である。ユーザ機器が無線フレーム0のサブフレーム1から開始する20回の再伝送を実行する必要があるとき、ユーザ機器が実際に再伝送を実行するサブフレーム位置は、無線フレーム0のサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9であり、無線フレーム1のサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9、および無線フレーム2のサブフレーム1、2、3、および4であり、20回の再伝送に相当する。アップリンクデータが送信されている場合、ユーザ機器はこれらのサブフレーム位置でアップリンクデータを繰り返し送信し、同様に基地局はこれらのサブフレーム位置でアップリンクデータを繰り返し受信する。ダウンリンクデータについては、逆の動作が実行され、詳細はここでは説明しない。オプション1では、ユーザ機器は、実際に伝送が実行されるサブフレームのみをカウントする。
判定方法2: ネットワーク側は、ユーザ機器に対して、データが再伝送されないサブフレーム位置についての情報を構成する。すなわち、ユーザ機器は、これらのサブフレーム位置でデータを再伝送することができない。オプション2およびオプション1は、肯定的および否定的な見解からの説明を提供する。詳細はここでは説明しない。特定の構成方法は、測定された間隔構成、および/またはMBSFNサブフレーム構成、および/または限定された集合的なパラメータ測定、および/または別の同様の構成方法であってもよく、本発明に限定されない。
判定方法3は、上述した判定方法1と同様であるが、ユーザ機器が、データ伝送がサブフレーム内で実際に実行されているか否かに関わらず、再伝送中の全サブフレームをカウントする点において異なる。この点から見て、上述した判定方法1における実施例の結果は以下のように変更される。例えば、データが再伝送されてもよいサブフレーム位置に関する情報、およびユーザ機器に対してネットワーク側によって構成される情報は、各無線フレームのサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9である。ユーザ機器が無線フレーム0のサブフレーム1から開始する20回の再伝送を実行する必要があるとき、ユーザ機器が実際に再伝送を実行するサブフレーム位置は、無線フレーム0のサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9であり、および無線フレーム1のサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、および9であり、16回の再伝送に相当する。無線フレーム0のサブフレーム5、無線フレーム1のサブフレーム0および5、および無線フレーム2のサブフレーム0において、実際のデータ伝送が実行されず、繰り返し回数もカウントされない。アップリンクデータが送信されている場合、ユーザ機器はこれらのサブフレーム位置でアップリンクデータを繰り返し送信し、同様に基地局は、これらのサブフレーム位置でアップリンクデータを繰り返し受信する。ダウンリンクデータについては、逆の動作が実行され、詳細はここでは説明しない。
判定方法4は、上述した判定方法2と同様であるが、ユーザ機器がデータ伝送が実際にサブフレーム内で実行されているか否かに関わらず、再伝送中に全サブフレームをカウントする点において異なる。
さらに任意選択で、アップリンクデータ伝送およびダウンリンクデータ伝送がそれぞれ構成されてもよい。
さらに任意選択で、構成方法は、システムブロードキャストメッセージ、専用RRCメッセージ、MAC層メッセージ、または物理層(PHY)メッセージを使用した構成であってもよく、またはプロトコルで固定であってもよく、本発明に限定されない。
本発明のこの実施形態は、エンハンスメントモードにおいてセル選択または再選択を実現する2つの方法を提供する。
方法a:
ネットワークデバイスは、ユーザ機器がエンハンスメントモードを使用してセル選択または再選択を実行するために、1つまたは1組の閾値を構成する。エンハンスメントモードを使用してセル選択を実行するとき、エンハンスメントモードにおけるセル選択のためにネットワーク側によって構成される閾値と、ユーザ機器の測定結果とに従って、ユーザ機器は、セル選択条件が満たされているか否かを判定する。特定のセル選択閾値は、受信された信号強度閾値および/または受信された信号品質閾値であってもよい。
さらに任意選択で、エンハンスメントモードにおける異なるエンハンスメントレベルに対して、同一のセル選択閾値が構成されてもよく、または異なるセル選択閾値が構成されてもよい。
ユーザ機器がエンハンスメントモードにおいてセル選択または再選択を実現できるように、エンハンスメントモードのためのセル選択閾値が構成される。
方法b:
ネットワークデバイスは、ユーザ機器がエンハンスメントモードを使用してセル選択を実行するために、1つまたは1組の測定結果結合回数を構成する。エンハンスメントモードを使用してセル選択を実行するとき、ユーザ機器は、エンハンスメントモードにおいてセル選択のためにネットワーク側によって構成される1つまたは1組の測定結果結合回数に従って測定結果を結合し、かつネットワーク側によって構成される結合された測定結果およびセル選択閾値に従って、セル選択条件が満たされるか否かを判定する。特定のセル選択閾値は、受信された信号強度閾値および/または受信された信号品質閾値であってもよい。
任意選択で、セル選択閾値は、単一伝送モードを使用してセル再選択を実行するための、ユーザ機器のための閾値であってもよく、またはエンハンスメントモードを使用してセル再選択を実行するためのユーザ機器に対する閾値であってもよく、本発明に限定されない。例えば、エンハンスメントモードにおいてセル選択のために構成された測定結果結合回数が20である場合、ユーザ機器は最終的に20の測定結果を結合した後に結合された結果を出力する。特定の組合せ方法は、単純な線形加算または加重加算または別の方式であってもよく、本発明に限定されない。ユーザ機器は、結合された結果およびネットワーク側によって構成された閾値に従って、セル選択条件が満たされるか否か判定する。別の実施例として、エンハンスメントモードにおいてエンハンスメントレベル1でセル選択のために構成される測定結果結合回数が10であり、かつエンハンスメントレベル2でセル選択の測定結果結合回数が20である。従って、ユーザ機器はエンハンスメントレベル1で10の測定結果を組合せ、かつ最終的に結合された結果を出力し、かつユーザ機器は、結合された結果およびネットワーク側によって構成された閾値に従って、カバレッジエンハンスメントレベル1でセル選択条件が満たされるか否か判定する。ユーザ機器はエンハンスメントレベル2で20の測定結果を結合し、かつ最終的に結合された結果を出力し、かつユーザ機器は結合された結果およびネットワーク側によって構成された閾値に従って、カバレッジエンハンスメントレベル2でセル選択条件が満たされるか否か判定する。
さらに任意選択で、セル選択または再選択を実行するとき、ユーザ機器はセルのシステムブロードキャストメッセージ、例えばMIB、SIB1、またはSIB2を読み込む必要がある。エンハンスメントモードでは、ユーザ機器はMIB、SIB1、またはSIB2等を繰り返し受信する必要があり、またはSIB1またはSIB2のようなシステムブロードキャストメッセージがスケジュールされた方式において伝送される。しかし、エンハンスメントモードにおいて、ユーザ機器は、これらのシステムブロードキャストメッセージのスケジューリングコマンドを正しく受信できない可能性があり、従って、これらのシステムブロードキャストメッセージを正しく取得することができない。従って、セル選択または再選択を完了することができない。実現可能な解決策は、SIB1またはSIB2のようなシステムブロードキャストメッセージの位置情報を構成することであり、特定の位置は、物理リソースブロック(Physical Resource Block、略してPRB)のような少なくとも1つの周波数領域位置および/または少なくとも1つの時間領域位置(サブフレーム)を含んでもよい。特定の構成方法は、位置情報がプロトコルで固定されているか、またはMIB内で通知されていてもよい。あるいは、SIB2のような別のSIBの位置情報がSIB1に通知される。SIB1が実施例として使用される。SIB1の構成された周波数領域位置は、f1、f2、またはf3であってもよい。SIB1を受信するとき、ユーザ機器は、最終的にSIB1を取得するために、周波数領域位置f1で複数のSIB1を繰り返し受信し、かつ結合を実行してもよい。あるいは、ユーザ機器は、最終的にSIB1を取得するために、周波数領域位置f2で複数のSIB1を繰り返し受信し、かつ結合を実行するよう試行してもよい。あるいは、ユーザ機器は、最終的にSIB1を取得するために、周波数領域位置f3で複数のSIB1を繰り返し受信し、かつ結合を実行するよう試行してもよい。SIB1は、位置f1、f2、またはf3の少なくとも1つで再伝送されてもよい。別の実現可能な解決策は、SIB1の構成された周波数領域位置がf1、f2またはf3であることである。SIB1を受信するとき、ユーザ機器は、SIB1を取得するために、同時にf1、f2、およびf3で複数のSIB1を繰り返し受信し、かつ結合を実行する。SIB1は位置f1、f2、およびf3で繰り返し伝送される。
ユーザ機器は、位置情報に従って、少なくとも1つの周波数領域および/または少なくとも1つの時間領域位置でシステムブロードキャストメッセージを受信する。別のSIBまたは複数のSIBを含むシステム情報(System Information、略してSI)の送受信方法は、SIB1を送受信する方法と同様であり、その詳細はここでは説明しない。
さらに任意選択で、スケジューリングおよび符号化方式のような情報ならびにSIB1またはSIB2のようなシステムブロードキャストメッセージである冗長バージョンがさらに構成されてもよい。
さらに任意選択で、SIB2またはSIB3のような別のSIBのシステムブロードキャストメッセージの位置はSIB1において通知されてもよく、通知方法は、MIBで実行される通知方法を同様である。詳細はここでは説明しない。
図2は、本発明の実施形態に従うランダムアクセス装置の概略構造図である。図2に示されるように、ランダムアクセス装置200は、
第1所定条件が満たされるか否かを判定するように構成された判定モジュール201であって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、判定モジュール201と、
第1所定条件が満たされると判定モジュール201が判定する場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するように構成されたトランシーバモジュール202と
を含む。
本発明のこの実施形態において提供されるランダムアクセス装置200は、図1に示される方法の実施形態における技術的解決策を実行するために使用されてもよく、装置200の実施原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細はここでは説明しない。
任意選択で、第1所定条件は、ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。
前述の実施形態に基づいて、トランシーバモジュール202は、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い。
任意選択で、トランシーバモジュール202は、
現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードが送信された後に、ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行し、かつ
ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定し、または
ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信し、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す競合解決メッセージを受信しようと試行し、かつ競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定する
ようにさらに構成される。
任意選択で、判定モジュール201は、ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定し、信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードであり、判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するようにさらに構成され、かつ
トランシーバモジュール202は、取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
任意選択でランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
判定モジュール201は、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルが選択された後であって、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、または、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルが選択された後であって、次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ現時点が第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、かつ予め設定されたポリシーが満たされる場合、現時点で、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップを実行するようにさらに構成される。
任意選択で、予め設定されたポリシーは、
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること
を含む。
図3は、本発明の実施形態に従うユーザ機器の概略構造図である。図3に示されるように、ユーザ機器300は、
第1所定条件が満たされるか否かを判定するように構成されたプロセッサ301であって、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、プロセッサ301と、
第1所定条件が満たされるとプロセッサ301が判定する場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信するように構成されたトランシーバ302と
を含む。
本発明のこの実施形態において提供されるユーザ機器300は、図1に示される方法の実施形態において技術的解決策を実行するために使用されてもよく、ユーザ機器300の実施原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細はここでは説明しない。
任意選択で、第1所定条件は、ランダムアクセスコードが、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む。
任意選択で、トランシーバ302は、
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い。
任意選択で、トランシーバ302は、
現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードが送信された後に、ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行し、かつ
ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定し、または
ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、スケジュールされた伝送メッセージをネットワークデバイスに送信し、競合解決メッセージによって占有され、かつネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す競合解決メッセージを受信しようと試行し、かつ競合解決メッセージが受信されない場合、現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定する
ようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサ301は、ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定し、信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードであり、判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するようにさらに構成され、かつ
トランシーバ302は、取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、ランダムアクセスコードをネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
任意選択で、ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
プロセッサ301は、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルが選択された後であって、第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、または、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルが選択された後であって、次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードが送信される前に、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ現時点が第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、かつ予め設定されたポリシーが満たされる場合、現時点で、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信するステップを実行するようにさらに構成される。
任意選択で、予め設定されたポリシーは、
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
現時点と、第1エンハンスメントレベルまたは次のエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、第2の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されることを含む。
図4は、本発明の実施形態に従うユーザ機器の別の概略構造図である。図4に示されるように、本発明のこの実施形態において提供されるユーザ機器400は、入力ユニット401、処理ユニット402、出力ユニット403、通信ユニット404、記憶ユニット405、周辺インターフェース406、および電源407のようなコンポーネントを含む。これらのコンポーネントは1つまたは複数のバスを使用して通信を実行する。当業者であれば、図4に示すユーザ機器400の構造は、本発明の限定を構成するものではなく、代わりに、バス構造やスター構造であってもよく、かつ図4に示したものよりも少ないまたは多くの部分、または一部分の組合せ、または異なるように配置された部分をさらに含んでもよいということを理解できる。本発明の実装形態において、ユーザ機器400は、任意のモバイルまたはポータブル通信デバイスであってもよく、かつ限定はしないが、携帯電話、モバイルコンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、メディアプレーヤ、スマートテレビ、および前述の2つまたは3つ以上のアイテムの組み合わせを含む。
入力ユニット401は、ユーザとユーザ機器400との間のインタラクションおよび/またはユーザ機器400への情報入力を実現するように構成されている。例えば、入力ユニット401は、ユーザ設定または機能制御に関する信号入力を生成するために、ユーザによって入力されたデータ又は文字情報を受信してもよい。本発明の特定の実施方式において、入力ユニット401は、タッチパネルであってもよいし、実体入力キーやマイクロホンのような別の人間とのコンピュータのインタラクションインターフェースであってもよく、またはカメラのような別の外部情報取得装置であってもよい。タッチパネルは、タッチスクリーンとも呼ばれ、例えば、指またはスタイラスのような任意の適切なオブジェクトまたはアクセサリを使用してタッチパネル上でまたはタッチパネルに近い位置でユーザによって実行される操作アクションであるユーザによるタッチパネルに触れるまたは接近する操作アクションを収集っしてもよい。対応する接続機器は、予め設定されたプログラムに従って駆動される。任意選択で、タッチパネルは、2つの部分、すなわちタッチ検出装置およびタッチ制御装置を含んでもよい。タッチ検出装置はユーザのタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作を電気信号に変換し、かつタッチ制御装置に電気信号を伝送する。タッチ制御装置は、タッチ検出装置から電気信号を受信し、電気信号をタッチポイント座標に変換し、次いで処理ユニット402にタッチポイント座標を送信する。タッチ制御装置は、処理ユニット402によって送信されたコマンドをさらに受信して実行してもよい。また、タッチパネルは、抵抗型、容量型、赤外(Infrared)線、および表面弾性波のような複数の種類において実現されてもよい。本発明の別の実装方式では、入力ユニット401によって使用される実体入力キーは、限定はしないが、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリュームコントロールキーまたは電源オン/オフボタン)、トラックボール、マウス、またはジョイスティック等の1つまたは2つ以上を含んでもよい。マイクロフォン形式の入力ユニットは、ユーザによってまたは環境において入力された音声を収集し、かつ音声を電気信号形式で、かつ処理ユニット402によって実行されてもよいコマンドに変換してもよい。
本発明の他の実施形態において、入力ユニット401は、例えばホールデバイスのような様々なタイプの検知コンポーネントであってよく、例えば、検出および制御のための電力に変換される、動作状態が変化することにおける力、トルク、圧力、応力、位置、変位、速度、加速度、角度、角速度、回転、回転速度、または時間というユーザ機器400の物理量を検出するように構成される。いくつかの他の検知コンポーネントは、重力センサ、3軸加速度計、およびジャイロスコープ等を含んでもよい。
処理ユニット402は、ユーザ機器400の制御センタであり、様々なインターフェースや回路を使用してユーザ機器400全体の一部に接続され、かつユーザ機器400の様々な機能を実行し、かつ/または、記憶ユニット405に記憶されており、かつ記憶ユニット405に記憶されているデータを呼び出すことにより、ソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを起動または実行することによってデータを処理する。処理ユニット402は、集積回路(Integrated Circuit、略してIC)から構成されてもよく、例えば、単一パッケージICから構成されてもよく、または同一機能または異なる機能を有する複数のパッケージICから構成されてもよい。例えば、処理ユニット402は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)のみを含んでもよく、またはGPU、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、略してDSP)、および通信ユニット404における制御チップ(例えば、ベースバンドチップ)の組合せであってもよい。本発明のこの実施方式において、CPUは、単一動作コアであってもよく、複数動作コアを含んでもよい。
通信ユニット404は、ユーザ機器400と他のデバイスとの間の通信に使用され、かつデータパケットは、通信ユニット404を使用して受信または送信されてもよい。通信ユニット404は、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、略してWLAN)モジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、およびベースバンド(Base Band)モジュール、ならびに無線ローカルエリアネットワーク通信、ブルートゥース(登録商標)通信、赤外線通信、および/または例えば広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してW-CDMA)および/または高速ダウンリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access、略してHSDPA)のようなセルラー通信システム通信を実行するために使用される通信モジュールに対応する無線周波数(Radio Frequency、略してRF)回路のような通信モジュールを含んでもよい。通信モジュールは、ユーザ機器400におけるコンポーネント間の通信を制御するように構成され、かつダイレクトメモリアクセス(Direct Memory Access)をサポートしてもよい。
本発明の異なる実施方法では、通信ユニット404における各通信モジュールは、一般的に、集積回路チップ(Integrated Circuit Chip)形式で現れ、選択的に組み合わされてもよく、必ずしもすべての通信モジュールおよび対応するアンテナグループを含む必要はない。例えば、通信ユニット404は、セルラー通信システムにおいて通信機能を提供するために、ベースバンドチップ、無線周波数チップ、および対応するアンテナのみを含んでもよい。ユーザ機器400は、例えば無線ローカルエリアネットワークアクセスまたはWCDMA(登録商標)アクセスのような通信ユニット404を使用して確立された無線通信接続を使用してセルラーネットワーク(Cellular Network)またはインターネット(Internet)にアクセスしてもよい。本発明のいくつかの任意選択の実施方式においては、例えば、ベースバンドモジュールのような通信ユニット404における通信モジュールが、クアルコム(Qualcomm)コーポレーションによって提供される典型的なAPQ+MDMシリーズプラットフォームのような処理ユニット402に組み込まれてもよい。
出力ユニット403は、限定されないが、画像出力ユニットおよび音声出力ユニットを含む。画像出力ユニットは、文字、画像、および/または映像を出力するように構成される。画像出力ユニットはディスプレイパネルを含んでもよく、ディスプレイパネルは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)、またはフィールドエミッションディスプレイ(field emission display、略してFED)等の形式で構成される。あるいは、画像出力ユニットは、例えば電気泳動(electrophoretic)ディスプレイまたは光の干渉変調(Interferometric Modulation of Light)技術を使用するディスプレイのような反射ディスプレイを含んでもよい。画像出力ユニットは、単一のディスプレイまたは異なるサイズの複数のディスプレイを含んでもよい。本発明の特定の実施方式において、前述の入力ユニット401によって使用されるタッチパネルは、出力ユニット403のディスプレイパネルとして使用されてもよい。例えば、タッチパネルに触れるまたは接近するジェスチャ操作を検出した後、タッチパネルは、タッチイベントタイプを判定するために、処理ユニット402にジェスチャ操作を転送する。次いで、処理ユニット402は、タッチイベントタイプに従って、対応する視覚的出力をディスプレイパネルに提供する。図4において、入力ユニット401および出力ユニット403が、ユーザ機器400の入出力機能を実現するために2つの部分に分かれているが、一部の実施形態において、タッチパネルおよびディスプレイパネルは、ユーザ機器400の入出力機能を実現するために統合されてもよい。例えば、画像出力ユニットは、グラフィカルユーザインタフェースが仮想制御コンポーネントとして使用されるように、限定はされないが、ウィンドウ、スクロールバー、アイコン、およびスクラップブックを含む様々なグラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Interface、略してGUI)を表示してもよい。このようにして、ユーザはタッチ方式で操作を実行する。
本発明の特定の実施方式において、画像出力ユニットは、処理ユニット402によって出力されるビデオをフィルタリングし、かつ増幅するように構成されたフィルタおよび増幅器を含む。音声出力ユニットは、デジタルフォーマットからアナログフォーマットに、処理ユニット402によって出力される音声信号を変換するように構成されるデジタル/アナログ変換器を含む。
記憶ユニット405は、ソフトウェアプログラムやモジュールを記憶するように構成されていてもよく、かつ処理ユニット402は、ユーザ機器400の様々な機能アプリケーションを実行し、かつ記憶ユニット405に記憶されたソフトウェアプログラムやモジュールを起動することにより、データ処理を実現する。記憶ユニット405は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含む。プログラム記憶領域は、サウンド再生プログラムや画像再生プログラムなどの少なくとも1つの機能によって必要とされるオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶してもよい。データ記憶領域には、ユーザ機器400の使用に応じて作成されたデータ(例えば、音声データおよび電話帳)等を記憶してもよい。本発明の特定の実施方式において、記憶ユニット405は、例えば不揮発性ランダムアクセスメモリ(Nonvolatile Random Access Memory、略してNVRAM)、相変化ランダムアクセスメモリ(Phase Change RAM、略してPRAM)、および磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(Magnetoresistive RAM、略してMRAM)のような揮発性メモリを含んでもよく、または、例えば磁気ディスク記憶装置、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、略してEEPROM)、およびNOR型フラッシュメモリ(NOR flash memory)またはNAND型フラッシュメモリ(NAND flash memory)のようなフラッシュメモリの少なくとも1つのような不揮発性メモリをさらに含んでもよい。不揮発性メモリは、処理ユニット402によって実行されるオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する。処理ユニット402は、不揮発性メモリから実行中のプログラムおよびデータをメモリにロードし、デジタルコンテンツを大容量ストレージを有する装置に記憶する。オペレーティングシステムは、メモリ管理、記憶デバイス制御、および電力管理などの通常のシステムタスクを制御および管理するように構成され、ソフトウェアとハードウェアとの間の通信に役立つ様々なコンポーネントおよび/またはドライバを含む。本発明のこの実施方式において、オペレーティングシステムは、グーグル(Google)コーポレーションのアンドロイド(Android)システム、アップル(Apple)コーポレーションによって開発されたiOSシステム、またはマイクロソフト(Microsoft)コーポレーションによって開発されたWindowsオペレーティングシステム等であってもよく、またはVxworksのような組み込みオペレーティングシステムである。
アプリケーションプログラムは、ユーザ機器400にインストールされる任意のアプリケーションを含み、かつ限定されないが、ブラウザ、電子メール、インスタントメッセージングサービス、テキスト処理、キーボード仮想化、ウィンドウウィジェット(Widget)、暗号化、デジタル権利、音声認識、音声複製、位置付け(例えば、全地球測位システムによって提供される機能)、および音楽再生等を含む。
特に、本発明のこの実施形態において、記憶ユニット405は、プログラムデータを記憶し、処理ユニット402は、プログラムデータを実行し、その結果、第1所定条件が満たされるか否かを判定し、第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含み、かつ第1所定条件が満たされる場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用してランダムアクセスコードを送信する。
通信ユニット404は、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルに対応するランダムアクセスパラメータを予め取得してもよく、かつ記憶ユニット405は、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルに対応し、かつ通信ユニット404によって予め取得されたランダムアクセスパラメータを記憶してもよい。
通信ユニット404は、エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信し、第1エンハンスメントレベルはエンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従ってランダムアクセスコードを送信し、次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い。
電源407は、異なる部分の動作を維持するために、ユーザ機器400の異なる部分に電力を供給するように構成される。電源は、例えば一般的なリチウムイオン電池またはニッケル水素電池などの内蔵バッテリであってもよく、または例えばACアダプタのようなユーザ機器400に電力を直接供給する外部電源を含んでもよいことが一般的に理解される。本発明のいくつかの実施方式において、電源407は、より広い範囲で定義されてもよく、例えば、電力管理システム、充電システム、電力障害検出回路、電力コンバータまたはインバータ、電力ステータスインジケータ(例えば、発光ダイオード)、およびユーザ機器400の発電、管理、および配信に関連するその他のコンポーネントをさらに含んでもよい。
さらに、LTE-Aシステムは、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)および時分割複信(Time Division Duplex、TDD)の2つの二重モードを含む。TDDモードには、7つの異なるTDDアップリンク-ダウンリンク構成が存在し、各構成に含まれるアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームの量は異なり、異なるアップリンク-ダウンリンクデータボリュームサービスにそれぞれ適用可能である。例えば、TDDアップリンク-ダウンリンク構成0において、サブフレーム2、3、4、7、8、および9はアップリンクサブフレームであり、サブフレーム0および5はダウンリンクサブフレームであり、サブフレーム1および6は特殊サブフレームである。TDDアップリンク-ダウンリンク構成1において、サブフレーム2、3、7、および8はアップリンクサブフレームであり、サブフレーム0、4、5、および9はダウンリンクサブフレームであり、サブフレーム1および6は特殊サブフレームである。TDDアップリンク-ダウンリンク構成2において、サブフレーム2および7はアップリンクサブフレームであり、サブフレーム0、3、4、5、8、および9はダウンリンクサブフレームであり、サブフレーム1および6は特殊サブフレームである。さらに、サービスボリュームの動的な変更にさらに適合するために、TDDアップリンク-ダウンリンクのフレキシブルな構成特徴が導入されています。この特徴において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)上で伝送される再構成コマンドを使用することによって、最新のTDDアップリンク-ダウンリンク構成をUEに通知してもよい。UEは、受信した再構成コマンドで通知された最新のTDDアップリンク-ダウンリンク構成に従って、現在の無線フレームまたは次の無線フレームでTDDアップリンク-ダウンリンク構成を使用して、アップリンク信号送信、およびダウンリンク信号受信等を実行する。アップリンク信号は、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)上で送信される周期的なサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)および周期的なチャネルステータス指示(Channel Status Indication、CSI)レポートなどの情報を含む。
例えば、TDDアップリンク-ダウンリンク構成が0から1に変更されたとき、サブフレーム4がアップリンクサブフレームからダウンリンクサブフレームに変更され、かつTDDアップリンク-ダウンリンク構成が0から2に変更されたとき、サブフレーム3はアップリンクサブフレームからダウンリンクサブフレームに変更されたというように、最新のTDDアップリンク-ダウンリンク構成に従って、アップリンクサブフレームが既にダウンリンクサブフレームに変更されたと判定された場合、UEはこれらのサブフレームでSRSおよびCSIのようなアップリンク信号を送信することができない。これらのサブフレームはダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームに変更されるとき、UEはこれらのサブフレームでアップリンク信号を送信する。
しかし、UEの処理能力の制限により、一部のUEは、最新のTDDアップリンク-ダウンリンク構成を比較的高速で使用し、かつ一部のUEは、最新のTDDアップリンク-ダウンリンク構成を比較的低速で使用する。その結果、サブフレームがダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームに変更されたとき、処理速度の速いUEはサブフレームでアップリンク信号を送信することができるが、処理速度の遅いUEはサブフレームでアップリンク信号を送信しない。このように、基地局は、アップリンクサブフレームにおいてアップリンク信号が送信されるか否かを判定することができない。例えば、UEは実際にはアップリンク信号を送信しないが、基地局はUEがアップリンク信号を送信するとみなし、したがって、アップリンク信号をデコードする。あるいは、UEは実際にアップリンク信号を送信するが、基地局はUEがアップリンク信号を送信しないとみなし、従って、アップリンク信号を受信しない。一方では、復号化の複雑さが影響を受ける。一方では、不正確な復号化は、基地局に誤った決定をさせ、システム性能に影響を及ぼす。
図5は、本発明の実施形態に従うアップリンク信号送信を最適化する方法のフローチャートである。図5に示されるように、方法は、
501. UEが、第2所定条件が満たされるか否かを判定し、第2所定条件は、UEが、サブフレームN-Mにおいて、および/または、サブフレームN-Mの前のサブフレームにおいてTDDアップリンク-ダウンリンク構成再構成コマンドを受信し、TDDアップリンク-ダウンリンク構成に従って、サブフレームNはアップリンクサブフレームであると判定することを含み、Nは0よりも大きいまたは等しい整数であり、かつMは自然数である。第2所定条件が満たされる場合、ステップ502に進行し、第2所定条件が満たされない場合、ステップ503に進行する。
502. UEはサブフレームNにおいてアップリンク信号を送信する。
503. UEはサブフレームNにおいてアップリンク信号を送信しない。
特に、本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策は、様々な無線通信ネットワークに適用されてもよい。
任意選択で、異なるUEの異なる能力に適応するために、Mの値は5であってもよい。もちろん、本発明はMの特定の値に限定するものではない。Mの値は、ブロードキャストメッセージまたは専用メッセージを使用して構成されてもよく、またはプロトコルで予め構成されてもよい。
M=5が実施例として使用される。TDDのアップリンク-ダウンリンク構成が変化する期間は10msとし、かつ前回の無線フレームにおいてUEによって使用されるTDDのアップリンク-ダウンリンク構成を1とする。TDDアップリンク-ダウンリンク構成再構成コマンドにおいて示されるTDDアップリンク-ダウンリンク構成0は、現在の無線フレームのサブフレーム0において受信され、かつUEはアップリンク-ダウンリンク構成に従って、現在の無線フレームのサブフレーム4がアップリンクサブフレームであることを学習してもよい。現在の無線フレームのサブフレーム0は、現在の無線フレームのサブフレーム4-5(すなわち、前回の無線フレームのサブフレーム9)よりも遅いので、UEはサブフレームでアップリンク信号を送信しない。UEは、前回の無線フレームのサブフレーム6において、TDDアップリンク-ダウンリンク構成再構成コマンドに示されたTDDアップリンク-ダウンリンク構成0を受信した場合、UEはアップリンク-ダウンリンク構成に従って、現在の無線フレームのサブフレーム4がアップリンクサブフレームであることを学習してもよい。前回の無線フレームのサブフレーム6は、現在の無線フレームのサブフレーム4-5(すなわち、前回の無線フレームのサブフレーム9)より早いので、サブフレームでアップリンク信号を送信する。
任意選択で、アップリンク信号は、以下の信号、すなわち周期的なサウンディング参照信号、または周期的なチャネル品質表示報告信号、または周期的なチャネルステータス表示報告信号の少なくとも1つを含む。
任意選択で、アップリンク信号を送信するための物理リソースは、サブフレームNにおいて構成される。
任意選択で、Mの値は、ブロードキャストメッセージまたは専用メッセージを使用して構成されてもよく、またはプロトコルで予め構成されてもよい。
本発明のこの実施形態において提供されるアップリンク信号送信を最適化する方法に従って、サブフレームのアップリンク-ダウンリンクの変更に起因するアップリンク信号送信と受信との間の不整合の問題を緩和または回避することができ、その結果、受信複雑度を低減し、システム性能を向上させることができる。
図6は、本発明の実施形態に従うアップリンク信号送信を最適化する装置の概略構造図である。図6に示されるように、本発明のこの実施形態に従うアップリンク信号送信を最適化する装置600は、
第2所定条件が満たされるか否かを判定するように構成された判定モジュール601であって、第2所定条件は、UEがサブフレームN-Mにおいておよび/またはサブフレームN-Mの前のサブフレームにおいてTDDアップリンク-ダウンリンク構成再構成コマンドを受信し、かつTDDアップリンク-ダウンリンク構成に従って、サブフレームNがアップリンクサブフレームであると判定し、サブフレームNは0よりも大きいまたは等しい整数であり、かつMは自然数であることを含む判定モジュール601と、
判定モジュール601が第2所定条件が満たされると判定する場合に、サブフレームNにおいてアップリンク信号を送信し、または
判定モジュール601が第2所定条件が満たされないと判定する場合、サブフレームNにおいてアップリンク信号を送信しないように構成される送信モジュール602と
を含む。
本発明のこの実施形態において提供されるアップリンク信号送信を最適化する装置600は、図5に示されるアップリンク信号送信を最適化する方法の技術的解決策を実行するために使用されてもよく、装置600の実施原理および技術的効果は、方法のものと同様であり、詳細はここでは説明しない。
なお、本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在すること、AおよびBの両方が存在すること、およびBのみが存在することを表してもよい。さらに、本明細書における文字「/」は、一般的に、関連するオブジェクト間の「または」関係を示す。前述の実施形態において、各実施形態の説明にそれぞれ重点を置いている。一実施形態において詳細に記載されていない部分については、他の実施形態における関連する説明が参照されてもよい。さらに、第1および第2などの関係用語は、あるエンティティを別のエンティティと区別するためにのみ使用され、これらのエンティティ間に任意の実際の関係またはシーケンスが存在することを必ずしも必要とし、または示唆するわけではない。
当業者であれば、方法の実施形態のステップのすべてまたは一部が、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施されてもよいことを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるとき、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどのプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことに留意すべきである。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態に説明された技術的解決策をさらに修正し、またはその一部またはすべての技術的特徴に均等置換をすることができると理解すべきである。
200 ランダムアクセス装置
201 判定モジュール
202 トランシーバモジュール
300 ユーザ機器
301 プロセッサ
302 トランシーバ
400 ユーザ機器
401 入力ユニット
402 処理ユニット
403 出力ユニット
404 通信ユニット
405 記憶ユニット
406 周辺インターフェース
407 電源
600 装置
601 判定モジュール
602 送信モジュール

Claims (10)

  1. ランダムアクセス方法であって、
    第1所定条件が満たされるか否かを判定するステップであって、前記第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前記前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、ステップと、
    前記第1所定条件が満たされる場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用して前記ランダムアクセスコードを送信するステップと
    を含み、
    前記現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用して前記ランダムアクセスコードを送信する前記ステップは、
    前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ前記第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信するステップであって、前記第1エンハンスメントレベルは前記エンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルである、ステップ、または
    前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信するステップであって、前記次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用された前記エンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長い、ステップ
    を含み、
    前記ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
    前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択する前記ステップの後であって、前記第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信する前記ステップの前に、または、前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択する前記ステップの後であって、前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ前記現時点が前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定するステップと、前記予め設定されたポリシーが満たされる場合、前記現時点で、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信する前記ステップを実行するステップと
    をさらに含むランダムアクセス方法。
  2. 前記第1所定条件は、
    前記ランダムアクセスコードが、前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用して前記ランダムアクセスコードを送信する前記ステップの後に、
    ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、前記ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行するステップと、
    前記ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、前記現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定するステップ、または
    前記ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつ前記ネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、前記スケジュールされた伝送メッセージを前記ネットワークデバイスに送信するステップと、競合解決メッセージによって占有され、かつ前記ネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す前記競合解決メッセージを受信しようと試行するステップと、前記競合解決メッセージが受信されない場合、前記現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定するステップと
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、前記ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定するステップであって、前記信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードである、ステップと、
    前記判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するステップと、
    前記取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、前記ランダムアクセスコードを前記ネットワークデバイスに送信するステップと
    をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記予め設定されたポリシーは、
    前記現時点と、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの前記開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、前記第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
    前記現時点と、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、前記第2の予め設定された間隔は前記プロトコルで固定か、または前記ネットワークデバイスによって構成されること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. ランダムアクセス装置であって、
    第1所定条件が満たされるか否かを判定するように構成された判定モジュールであって、前記第1所定条件は、ユーザ機器によって許容される最大伝送電力と、前回のランダムアクセス試行プロセスにおけるランダムアクセスコードを送信する電力との差が、電力ランピングファクタよりも小さいかまたは等しいこと、および/または、前記前回のランダムアクセス試行プロセスが失敗することを含む、判定モジュールと、
    前記第1所定条件が満たされると前記判定モジュールが判定する場合、現在のランダムアクセス試行プロセスにおいてエンハンスメントモードを使用して前記ランダムアクセスコードを送信するように構成されたトランシーバモジュールと
    を含み、
    前記トランシーバモジュールは、
    前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから第1エンハンスメントレベルを選択し、かつ前記第1エンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、前記第1エンハンスメントレベルは前記エンハンスメントレベルにおける最小の信号再伝送時間に対応するエンハンスメントレベルであり、または
    前記エンハンスメントモードのエンハンスメントレベルから、前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用されたエンハンスメントレベルの次のエンハンスメントレベルを選択し、かつ前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードを送信するように特に構成され、前記次のエンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間は前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用された前記エンハンスメントレベルに対応する信号再伝送時間よりも長く、
    前記ランダムアクセスパラメータはランダムアクセスチャネルリソース情報を含み、かつ
    前記判定モジュールは、前記エンハンスメントモードの前記エンハンスメントレベルから前記第1エンハンスメントレベルが選択された後であって、前記第1エンハンスメントレベルに対応する前記予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードが送信される前に、または、前記エンハンスメントモードの前記エンハンスメントレベルから前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて使用された前記エンハンスメントレベルの前記次のエンハンスメントレベルが選択された後であって、前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードが送信される前に、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスチャネルリソースが現時点で利用可能であり、かつ前記現時点が前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの開始時点でない場合、予め設定されたポリシーが満たされるか否かを判定し、かつ前記予め設定されたポリシーが満たされる場合、前記現時点で、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する予め取得されたランダムアクセスパラメータに従って前記ランダムアクセスコードの送信を実行するようにさらに構成される、ランダムアクセス装置。
  7. 前記第1所定条件は、
    前記ランダムアクセスコードが、前記前回のランダムアクセス試行プロセスにおいて単一伝送モードを使用して送信されることをさらに含む、請求項6に記載の装置。
  8. 前記トランシーバモジュールは、前記現在のランダムアクセス試行プロセスにおいて前記エンハンスメントモードを使用して前記ランダムアクセスコードが送信された後に、ネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセス応答パラメータを使用して、前記ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答メッセージを受信するように試行し、かつ
    前記ランダムアクセス応答メッセージが受信されない場合、前記現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定し、または
    前記ランダムアクセス応答メッセージが正常に受信される場合、スケジュールされた伝送メッセージによって占有され、かつ前記ネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、前記スケジュールされた伝送メッセージを前記ネットワークデバイスに送信し、競合解決メッセージによって占有され、かつ前記ネットワークデバイスによって予め構成されたリソースを使用して、ランダムアクセスの成功を示す前記競合解決メッセージを受信しようと試行し、かつ前記競合解決メッセージが受信されない場合、前記現在のランダムアクセス手順は失敗であると判定する
    ようにさらに構成される、請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記判定モジュールは、ランダムアクセス手順が初めて開始されるとき、前記ランダムアクセスコードを送信するための信号伝送モードを判定し、前記信号伝送モードは単一伝送モードまたはエンハンスメントモードであり、前記判定された信号伝送モードに対応し、かつネットワークデバイスによって予め構成されたランダムアクセスパラメータを取得するようにさらに構成され、かつ
    前記トランシーバモジュールは、前記取得されたランダムアクセスパラメータを使用して、前記ランダムアクセスコードを前記ネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される、請求項6から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記予め設定されたポリシーは、
    前記現時点と、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの前記開始時点との間の間隔が、第1の予め設定された間隔よりも小さいかまたは等しいことであって、前記第1の予め設定された間隔はプロトコルで固定か、またはネットワークデバイスによって構成されること、または
    前記現時点と、前記第1エンハンスメントレベルまたは前記次のエンハンスメントレベルに対応する前記ランダムアクセスチャネルリソースの終了時点との間の間隔が、第2の予め設定された間隔よりも大きいかまたは等しいことであって、前記第2の予め設定された間隔は前記プロトコルで固定か、または前記ネットワークデバイスによって構成されること
    を含む、請求項6に記載の装置。
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