JP6383675B2 - ライセンス不要周波数帯域における共存のためのセルラーデバイスによるWi−Fiシグナリング - Google Patents

ライセンス不要周波数帯域における共存のためのセルラーデバイスによるWi−Fiシグナリング Download PDF

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Description

(優先権の主張)
本出願は、本明細書において十分且つ完全に記載されるかのように全体が引用により本明細書に組み入れられる、2014年2月5日に出願された「ライセンス不要周波数帯域における共存のためのセルラーデバイスによるWi−Fiシグナリング(Wi−Fi Signaling by Cellular Devices for Coexistence in Unlicensed Frequency Bands)」という名称の米国仮出願第61/936,057号に対する優先権の利益を主張する。
本出願は、無線デバイスに関し、より詳細には、ライセンス不要周波数帯域において無線通信を実行する際にセルラーデバイスがセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを使用するシステム及び方法に関する。
無線通信システムの利用が急速に高まっている。これに加えて、多数の異なる無線通信技術及び規格が存在する。無線通信規格の幾つかの例には、GSM(登録商標)、UMTS(例えば、WCDMA(登録商標)又はTD−SCDMAエアインタフェースに関連した)、LTE、LTEアドバンスド(LTE−A)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPDなど)、IEEE802.11(WLAN又はWi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、Bluetooth(登録商標)、及びその他が含まれる。
特定のセルラー通信ネットワークのような幾つかの無線通信システムにおいて、(セルラーネットワークプロバイダなどによって)免許を受けた周波数帯域上で無線通信が実行される。加えて、Wi−Fi及びBluetooth(登録商標)無線通信システムのような幾つかの無線通信システムでは、2.4GHzISM周波数帯域のようなライセンス不要周波数帯域上で無線通信が実行される。
米国仮特許出願第61/936,057号明細書
ライセンス不要周波数帯域で無線通信を実行する時にセルラーデバイスがセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを使用するための方法、及び本方法を実行するよう構成されたデバイスに関する実施形態が本明細書で提示される。
Wi−Fiネットワークは、ライセンス不要周波数帯域上で一般に配備することができるので、ライセンス不要周波数帯域上でセルラー通信を使用することを検討する際にはこのことを考慮しなければならない。本明細書で記載される技術によるWi−Fiシグナリングの使用は、ライセンス不要周波数帯域におけるセルラーとWi−Fi通信技術との間の共存特性を改善する1つの実施可能な機構を示すことができる。
本明細書で記載される技術によれば、セルラーデバイス(例えば、ユーザ装置デバイス、基地局、その他)はまた、Wi−Fi通信機能を備えることができる。例えば、1つの可能性として、LTE eノードBは、Wi−Fiアクセスポイント送受信機及びベースバンドチップを備えることができ、Wi−Fiアクセスポイントとして動作できるようになる。別の例として、ユーザデバイスは、セルラー無線及びWi−Fi無線通信機能の各々を備えることができる。
ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネルでのこのようなセルラーデバイス間のセルラー通信のスケジューリングと併せて、このようなデバイスの一方又は双方がWi−Fiシグナリングを使用して、スケジュールされたセルラー通信の長さを示すことができる。例えば、このデバイスは、Wi−Fi機能を利用して、デバイスが周波数チャネル上でWi−Fi送信を実行しているかのように伝送長又は持続時間を示すことができる周波数チャネル上でのWi−Fiプリアンブル及び1又はそれ以上のWi−Fiヘッダ(Wi−FiPHY層SIGフィールドなど)を送信することができる。セルラーデバイス(UE:ユーザ装置又はBSなど)のWi−Fi機能は、別々のWi−Fi回路によって提供することができ、或いは場合によっては、デバイスのセルラー(LTEなど)回路によって提供することができる点に留意されたい。例えば、セルラー回路は、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信を実行するよう構成されている部分としてWi−Fiシグナリングを生成及び送信するよう構成することができる。
しかしながら、セルラーデバイスは、例えばデバイス自体のセルラー伝送との干渉を防ぐために伝送長を示した後にWi−Fi信号の送信を中止することができ、その代わりに、スケジュールされたセルラー通信を実行することができる。このようなWi−Fi信号を受信する何れかのWi−Fiデバイスには、示された送信の持続時間を通知し、(例えばキャリア感知衝突回避アルゴリズムに従って)示された持続時間におけるWi−Fi通信の実行を控えることができる。従って、周波数チャネル上でセルラー通信と干渉するWi−Fi送信が実行される可能性を大幅に低減することができる。
Wi−Fiデバイスはまた、同じ(又は重なり合った)周波数チャネルにおいて動作するセルラーデバイスによって実行されるこのような技術から利益を得ることができる点に留意されたい。例えば、セルラー通信と同時のWi−Fi信号がない場合、Wi−Fiデバイスは、セルラー通信中にWi−Fi送信を試みる可能性があり、これは、セルラー通信への干渉を引き起こすだけでなく、セルラー通信からの干渉の影響を受ける可能性があり、場合によってはWi−Fi送信ができなくなる可能性がある。しかしながら、本明細書で記載される技術によれば、Wi−Fiデバイスは、媒体が実際に解放されていない時に送信を試みることを控えることによって、電力を節約することができる。従って、本明細書で記載される技術(少なくとも幾つかの事例における)は、双方の無線通信技術の観点からセルラー及びWi−Fi共存に有益とすることができる。
本明細書で記載される技術の様々な実施構成の詳細が実施可能とすることができる点に留意されたい。例えば、本明細書で以下に更に記載されるように、このようなWi−Fiシグナリングは、様々な実施形態に従って関連するセルラー通信の前又は同時に実行することができる。更なる実施例として、このようなWi−Fiシグナリングは、キャリアアグリゲーションの場合(例えば、ライセンス不要周波数帯域におけるセルのスケジューリング通信が(認可された周波数帯域である可能性がある)異なるセルで実行される)、又はライセンス不要周波数帯域において配備される独立型セルの場合(例えば、セルのスケジューリング通信がセル自体で実行されるような)に用いることができる。
本明細書で記載される技術は、限定ではないが、セルラー基地局、セルラー電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、携帯式メディアプレーヤー、及び様々な他のコンピュータデバイスの何れかを含む、幾つかの異なる種類のデバイスに実装し、及び/又はこれらと共に使用することができる。
この概要は、本明細書で記載される主題の態様に関して基本的な理解を提供するために、幾つかの例示的な実施形態を要約することを目的として提供されている。従って、上述の特徴は単なる実施例に過ぎず、本明細書で記載される主題の範囲又は技術的思想をどのようにも限定するものと解釈すべきではない。本明細書に記載される主題の他の特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明、図面、及び請求項から明らかになるであろう。
添付図面と共に以下の実施形態に関する詳細な説明を考察すると、本発明をより良く理解することができる。
幾つかの実施形態による例示的な(及び簡略化された)無線通信システムを示す図である。 幾つかの実施形態によるユーザ装置(UE)デバイスと通信する基地局(BS)を示す図である。 幾つかの実施形態によるユーザ装置(UE)の例示的なブロック図である。 幾つかの実施形態によるBSの例示的なブロック図である。 幾つかの実施形態による例示的なキャリアアグリゲーション方式を示す図である。 幾つかの実施形態による例示的なクロスキャリアスケジューリング方式を示す図である。 幾つかの実施形態による、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを使用するための例示的な方法を示す通信のフロー図である。 幾つかの実施形態による、Wi−Fi機能モジュールを備えた例示的なLTE−Uアクセスポイントを示す図である。 幾つかの実施形態による、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを使用するための実施可能な送信方式を示す図である。 幾つかの実施形態による、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを使用するための実施可能な送信方式を示す図である。 幾つかの実施形態による、無線デバイスにおけるLTEとWi−Fiとの間の例示的な共存インタフェースを示す図である。 幾つかの実施形態によるWi−Fi通信の例示的な態様を示す図である。 幾つかの実施形態によるWi−Fi通信の例示的な態様を示す図である。 幾つかの実施形態によるWi−Fi通信の例示的な態様を示す図である。 幾つかの実施形態によるWi−Fi通信の例示的な態様を示す図である。 幾つかの実施形態によるWi−Fi通信の例示的な態様を示す図である。
本明細書で記載される特徴は、様々な修正形態及び代替形態が可能であるが、本発明の特定の実施形態が例証として図面に示され、本明細書で詳細に説明される。しかしながら、図面及び詳細な説明は、本発明を開示される特定の形態に限定するものではなく、むしろ、添付の請求項によって定義される本発明の技術的思想及び範囲内にある全ての修正形態、均等物及び代替形態を包含するものであることを理解されたい。
用語
以下は、本開示で使用する用語の解説である。
メモリ媒体−様々な種類の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイスの何れか。「メモリ媒体」という用語は、インストール媒体、例えば、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、又はテープデバイス、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、ラムバスRAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュのような不揮発性メモリ、磁気媒体、例えば、ハードドライブ、又は光学記憶装置、レジスタ、又は他の類似の種類のメモリ要素などを含むものとする。メモリ媒体は、他の種類の非一時的メモリ並びにこれらの組み合せを含むことができる。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1コンピュータシステムに位置付けることができ、又はインターネットのようなネットワークを通じて第1コンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムに位置付けることができる。後者の場合、この第2コンピュータシステムは、実行のためにプログラム命令を第1コンピュータに提供することができる。「メモリ媒体」という用語は、異なる場所に、例えばネットワークを通じて接続された異なるコンピュータシステムに存在することができる2又はそれ以上のメモリ媒体を含むことができる。このメモリ媒体は、1又はそれ以上のプロセッサにより実行できるプログラム命令(例えばコンピュータプログラムとして実装される)を記憶することができる。
キャリア媒体−上述のメモリ媒体、並びにバスのような物理的伝送媒体、ネットワーク、及び/又は電気、電磁、又はデジタル信号などの信号を伝達する他の物理的伝送媒体。
プログラマブルハードウェア要素−プログラマブル相互接続を介して接続された複数のプログラマブル機能ブロックを備えた様々なハードウェアデバイスを含む。例として、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、FPOA(フィールドプログラマブルオブジェクトアレイ)、及びCPLD(複合PLD)が挙げられる。プログラマブル機能ブロックは、細粒度のもの(組み合せ論理又はルックアップテーブル)から粗粒度のもの(演算論理ユニット又はプロセッサコア)まで多岐にわたることができる。プログラマブルハードウェア要素はまた「再構成可能論理」と呼ぶこともできる。
コンピュータシステム−パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネット機器、携帯情報端末(PDA)、テレビシステム、グリッドコンピュータシステム、又はその他のデバイス又はデバイスの組み合せを含む、様々な種類のコンピュータ又は処理システムの何れか。一般に、「コンピュータシステム」という用語は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する何れかのデバイス(又はデバイスの組み合せ)も包含するように広く定義することができる。
ユーザ装置(UE)(又は「UEデバイス」)−無線通信を実行する移動又は携帯式の様々な種類のコンピュータシステムデバイスの何れか。UEデバイスの例としては、移動電話又はスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、携帯式ゲームデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートグラスなど)、PDA、携帯式インターネットデバイス、音楽プレーヤー、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイスなどが挙げられる。一般に、「UE」又は「UEデバイス」という用語は、ユーザが容易に持ち運び無線通信することができる何れかの電子機器、コンピュータ、及び/又は通信デバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するように広く定義することができる。
基地局−用語「基地局」は、通常の意味全体の外延を有するが、少なくとも、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するのに使用される、固定位置に設置された無線通信局を含む。
処理要素−様々な要素又は要素の組み合せを指す。処理要素には、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、個別のプロセッサコアの一部又は回路、プロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなプログラマブルハードウェアデバイス、及び/又は複数のプロセッサを含むシステムの大きな部分が挙げられる。
チャネル−送信者(送信機)から受信機に情報を伝達するのに使用される媒体。用語「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って変えることができるので、本明細書で使用する用語「チャネル」は、この用語が使用される関連のデバイスのタイプの規格と適合するように使用されるとみなすことができる点に留意されたい。一部の規格においては、チャネル幅は、(例えば、デバイス容量、帯域条件、その他に応じて)変えることができる。例えば、LTEは、1.4MHzから20MHzの拡張可能なチャネル帯域幅をサポートすることができる。対照的に、WLANチャネルは22MHz幅とすることができ、Bluetooth(登録商標)チャネルは1MHz幅とすることができる。他のプロトコル及び規格は、チャネルの異なる定義を含むことができる。更に、幾つかの規格は、複数の種類のチャネル、例えばアップリンク又はダウンリンクに対して異なるチャネル、及び/又はデータ、制御情報、その他のような異なる用途に対して異なるチャネルを定義及び使用することができる。
帯域−「帯域」という用語は、通常の意味全体の外延を有するが、少なくとも、同じ目的でチャネルが使用され又は取り置かれるスペクトルのセクション(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。
自動的に−処理又は動作を直接指定又は実行するユーザ入力のない、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラマブルハードウェア要素、ASICなど)によって実行される処理又は動作のことを指す。従って、「自動的に」という用語は、ユーザが動作を直接実行するために入力を提供するような、ユーザによって手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザにより提供される入力によって開始することができるが、「自動的に」実行される後続の動作は、ユーザによって指定されず、すなわち実行すべき各動作をユーザが指定するような「手動で」は実行されない。例えば、各フィールドを選択して情報を指定する入力(例えば、情報をタイピングする、チェックボックスを選択する、無線機の選択、その他によって)を提供することによるユーザの電子的書式への記入は、コンピュータシステムがユーザ動作に応答してその書式を更新しなければならないとしても、手動での書式への記入になる。この書式は、コンピュータシステムにより自動的に記入することができ、ここではコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行されるソフトウェア)は、書式のフィールドを分析して、そのフィールドへの回答を指定する何らかのユーザ入力もなしに書式に記入する。上述のように、ユーザは、書式の自動記入を呼び出すことができるが、実際の書式の記入には関与しない(例えば、ユーザはフィールドへの回答を手動で指定することはなく、むしろフィールドが自動的に完成される)。本明細書は、ユーザが行った動作に応答して自動的に実行される様々な処理の実施例を提供している。
IEEE802.11−802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11−2012、802.11acのようなIEEE802.11無線規格、及び/又は他のIEEE802.11規格に基づく技術を指す。IEEE802.11技術はまた、「Wi−Fi」又は「無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)」技術と呼ぶこともできる。
図1及び2−通信システム
図1は、幾つかの実施形態による例示的な(及び簡略化された)無線通信システムを示す。図1のシステムは、実施可能なシステムの1つの例に過ぎず、各実施形態は、必要に応じて様々なシステムの何れにおいても実施できる点に留意されたい。
図示のように、この例示的な無線通信システムは、1又はそれ以上のユーザデバイス106A、106B、その他から106Nまでと伝送媒体を通じて通信する基地局102Aを含む。ユーザデバイスの各々は、本明細書では「ユーザ装置」(UE)と呼ぶことができる。従って、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと呼ばれる。
基地局102Aは、基地送受信局(BTS)又はセルサイトとすることができ、UE106AからUE106Nまでとの無線通信を可能にするハードウェアを含むことができる。基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でも、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)のような通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信する機能を備えることができる。従って、基地局102Aは、ユーザデバイス間及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を可能にすることができる。
基地局の通信エリア(又は受信可能エリア)は「セル」と呼ぶことができる。基地局102A及びUE106は、無線通信技術とも呼ばれる様々な無線アクセス技術(RAT)の何れか、又はGSM(登録商標)、UMTS(WCDMA(登録商標)、TD−SCDMA)、LTE、LTE−アドバンスド(LTE−A)、HSPA、3GPP2CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、Wi−Fi、WiMAX、その他のような通信規格の何れかを使用して伝送媒体を通じて通信するよう構成することができる。
従って、同じ又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局102A及び他の類似の基地局(基地局102B...102Nなど)をセルのネットワークとして提供することができ、これにより、1又はそれ以上のセルラー通信規格を介して広い地理的エリアにわたってUE106A−N及び類似のデバイスに連続した又はほぼ連続した重なり合うサービスを提供することができる。
従って、基地局102Aは、図1に示すようにUE106A−N用の「サービングセル」として機能することができ、各UE106はまた、「近傍セル」と呼ぶことができる1又はそれ以上の他のセル(基地局102B−N及び/又は何れかの他の基地局により提供できる)から(及び場合によってはこの通信範囲内で)信号を受信することができる。このようなセルはまた、基地局102Aと同じ無線通信技術及び/又は様々な他の実施可能な無線通信技術の何れかに従って、ユーザデバイス間及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を可能にすることができる。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの他の粒度の何れかを提供するセルを含むことができる。例えば、図1に示した基地局102A−Bはマクロセルとすることができ、基地局102Nはマイクロセルとすることができる。他の構成も可能である。
UE106は、複数の無線通信規格を使用して通信できる点に留意されたい。例えば、UE106は、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM(登録商標)、UMTS(WCDMA(登録商標)、TD−SCDMA)、LTE、LTE−A、HSPA、3GPP2CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、その他)に加えて、無線ネットワーキング(Wi−Fiなど)及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(BT、Wi−Fi、ピアツーピア、その他など)を使用して通信するよう構成することができる。これに加えて又は代替として、UE106はまた、必要に応じて、1又はそれ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えば、GPS又はGLONASS)、1又はそれ以上の移動テレビブロードキャスト規格(例えば、ATSC−M/H又はDVB−H)、及び/又は何れかの他の無線通信プロトコルを使用して通信するよう構成することができる。無線通信規格の他の組み合せ(2つより多い無線通信規格を含む)も実施可能である。
図2は、幾つかの実施形態による、基地局102(例えば、基地局102Aから102Nのうちの1つ)と通信するユーザ装置106(例えば、デバイス106Aから106Nのうちの1つ)を示す。UE106は、移動電話、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、コンピュータ又はタブレット、又は実質的に何れかの種類の無線デバイスのようなセルラー通信機能を備えたデバイスとすることができる。
UE106は、メモリ内に記憶されたプログラム命令を実行するよう構成されたプロセッサを含むことができる。UE106は、このような記憶された命令を実行することによって本明細書で記載される方法の実施形態の何れかを実行することができる。代替として、又はこれに加えて、UE106は、本明細書で記載される方法の実施形態の何れか又はこの実施形態の何れかの一部分を実行するよう構成されたFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラマブルハードウェア要素を含むことができる。
UE106は、1又はそれ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1又はそれ以上のアンテナを含むことができる。1つの実施形態では、UE106は、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV−DO/HRPD/eHRPD)又はLTE、及び/又は単一の共用無線機を使用するGSM(登録商標)又はLTEの何れかを使用して通信するよう構成することができる。共用無線機は、単一のアンテナに結合することができ、又は無線通信を実行するために複数のアンテナ(例えば、MIMO用)に結合することができる。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、アナログRF信号処理回路(例えば、フィルタ、混合器、発振器、増幅器、その他を含む)、又はデジタル処理回路(例えば、デジタル変調並びに他のデジタル処理用)の何れかの組み合せを含むことができる。同様に、無線機は、上述のハードウェアを使用する1又はそれ以上の受信及び送信チェーンを実装することができる。例えば、UE106は、上述のような複数の無線通信技術間で受信及び/又は送信チェーンの1又はそれ以上の部分を共有することができる。
幾つかの実施形態では、UE106は、通信が構成される各無線通信プロトコルのための別々の(及び可能であれば複数の)送信及び/又は受信チェーン(例えば、別々のRF及び/又はデジタル無線構成要素を含む)を含むことができる。別の可能性として、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共有される1又はそれ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルのみによって排他的に使用される1又はそれ以上の無線機を含むことができる。例えば、UE106は、LTE又は1xRTT(又はLTE又はGSM(登録商標))の何れかを使用して通信するための共用無線機と、Wi−Fi及びBluetooth(登録商標)の各々を使用して通信するための別個の無線機と、を含むことができる。他の構成も可能である。
図3−UEの例示的なブロック図
図3は、幾つかの実施形態による、UE106の例示的なブロック図を示す。図示のように、UE106は、様々な目的のための部分を含むことができるシステムオンチップ(SOC)300を含むことができる。例えば、図示のように、SOC300は、UE106のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ302と、図形処理を実行してディスプレイ360にディスプレイ信号を提供することができるディスプレイ回路304と、を含むことができる。プロセッサ302は、プロセッサ302からアドレスを受信してこのアドレスをメモリ(例えば、メモリ306、読出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内の記憶位置に変換するよう構成することができるメモリ管理ユニット(MMU)340に結合され、及び/又はディスプレイ回路304、無線通信回路330、コネクタI/F320、及び/又はディスプレイ360のような他の回路又はデバイスに結合することもできる。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するよう構成することができる。幾つかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ302の一部として含めることができる。
図示のように、SOC300は、UE106の様々な他の回路に結合することができる。例えば、UE106は、様々な種類のメモリ(例えば、NANDフラッシュ310を含む)、コネクタインタフェース320(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、その他に結合するため)、ディスプレイ360、及び無線通信回路(例えば、無線機)330(例えば、LTE、Wi−Fi、GPS、その他のため)を含むことができる。
UEデバイス106は、基地局及び/又は他のデバイスとの無線通信を実行するための少なくとも1つのアンテナ(及び場合によっては複数のアンテナ、例えば、可能性の中でも、MIMOのため及び/又は様々な異なる無線通信技術を実行するための)を含むことができる。例えば、UEデバイス106は、アンテナ335を使用して無線通信を実行することができる。上述のように、UE106は、幾つかの実施形態において複数の無線通信技術を使用して無線通信するよう構成することができる。
本明細書で更に続けて説明するように、UE106は、とりわけ、図7を参照して本明細書で記載されるもののような、ライセンス不要周波数帯域で無線通信を実行する際にセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリング又は新しいシグナリング(例えば、Wi−Fiシグナリングから派生したもの)を使用するための特徴要素を実装するハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。UEデバイス106のプロセッサ302は、例えばメモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)上に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で記載される方法の一部又は全部を実行するよう構成することができる。他の実施形態では、プロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラマブルハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成することができる。代替として(又はこれに加えて)、UEデバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、330、335、340、350、360の1又はそれ以上と共に、とりわけ、図7を参照して本明細書で記載される特徴要素のような本明細書で記載される特徴の一部又は全部を実行するように構成することができる。
図4−基地局の例示的なブロック図
図4は、幾つかの実施形態による基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、単に実施可能な基地局の1つの例に過ぎない点に留意されたい。図示のように、基地局102は、基地局102に対するプログラム命令を実行することができるプロセッサ404を含むことができる。プロセッサ404はまた、プロセッサ404からアドレスを受信してこのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読出し専用メモリ(ROM)450)内の記憶位置に変換するよう構成できるメモリ管理ユニット(MMU)440に結合され、又は他の回路又はデバイスに結合することができる。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含むことができる。ネットワークポート470は、電話ネットワークに結合して、UEデバイス106のような複数のデバイスに図1及び2で上述した電話ネットワークへのアクセスを提供するよう構成することができる。
これに加えて、又は代替として、ネットワークポート470(又は付加的なネットワークポート)は、セルラーネットワーク、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークに結合するように構成することができる。このコアネットワークは、モビリティに関係するサービス及び/又は他のサービスをUEデバイス106のような複数のデバイスに提供することができる。場合によっては、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話ネットワークに結合することができ、及び/又はコアネットワークが電話ネットワークを(例えば、セルラーサービスプロバイダによってサービスを受ける他のUEデバイス間に)提供することができる。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、及び場合によっては複数のアンテナを含むことができる。アンテナ434は、無線送受信機として動作するよう構成することができ、無線機430を介してUEデバイス106と通信するように更に構成することができる。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン又はこの両方とすることができる。無線機430は、限定ではないが、LTE、LTE−A、UMTS、CDMA2000、Wi−Fi、その他を含む様々な無線通信規格を介して通信するようを構成することができる。
BS102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するようを構成することができる。場合によっては、基地局102は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信できるようにする複数の無線機を含むことができる。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTE(TDD−FDD)、すなわちライセンス不要スペクトルのLTE(TDD−FDD)に従って通信を実行するためのLTE無線機、並びにWi−Fiに従って通信を実行するためのWi−Fi無線機を含むことができる。このような場合、基地局102は、LTE基地局とWi−Fiアクセスポイントの双方として動作することができる。別の可能性として、基地局102は、複数の無線通信技術(例えば、LTE及びWi−Fi)の何れかに従って通信を実行することができるマルチモード無線機を含むことができる。
このような機能は、例えば、複数の無線通信技術に従って無線通信が実施可能であり(場合によっては一般的であり)、実行するようBS102を構成できるライセンス不要周波数帯域上で干渉を管理し通信を調整するのに特に有用とすることができる。例えば、本明細書で更に記載されるように、BS102は、Wi−Fiシグナリングを使用するための特徴要素、又はとりわけ図7に関して本明細書で記載されるようなライセンス不要周波数帯域において無線通信を実行する際にセルラー通信と共にWi−Fiシグナリング又は他の何れかの(例えば、ハイブリッドLTE−Wi−Fi)プリアンブルを使用するための特徴要素を実装するハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)上に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で記載される方法の一部又は全部を実行するよう構成することができる。代替として、プロセッサ404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラマブルハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)又はこれらの組み合せとして構成することができる。代替として(又はこれに加えて)、BS102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470の1又はそれ以上と共に、とりわけ、図7に関して本明細書で記載される特徴のような本明細書で記載される特徴の一部又は全部を実行するよう構成することができる。
図5−キャリアアグリゲーション
キャリアアグリゲーションは、複数のキャリア(例えば、周波数チャネル)を無線通信技術に従ってUEとの無線通信のために使用できる方式である。図5は、図7の方法に関するような、本開示の他の態様に従って使用することができる1つの例示的なキャリアアグリゲーション方式(例えば、LTE無線アクセス技術に従って使用することができる)を示す。
図示の方式では、最大5つの構成要素キャリア(キャリア504、506、508、510、512)を単一のユーザデバイス(図1−3に関して図示し説明したUE106の1つなど)に集約することができる。各構成要素キャリアは、最大20MHzのチャネル幅を使用することができる。1つの可能性として、各構成要素キャリアは、LTEリリース10キャリアとすることができる。従って、例示的な方式によれば、UEに最大100MHzの帯域幅を割り当てることができる。多くの場合、このようなキャリアアグリゲーション方式は、このような方式がない場合よりも高いスループットでUEの参加を可能にすることができる。
多くの場合、構成要素キャリアは、隣接する周波数チャネルを利用することができる。しかしながら、場合によっては、同じ周波数帯域内の非連続的周波数チャネル及び/又は異なる周波数帯域内の周波数チャネルを含む、非連続的周波数チャネルを利用するキャリアアグリゲーションを実行することも可能である点に留意されたい。例えば、1つの構成要素キャリアとして認可された周波数帯域における周波数チャネルと、別の構成要素キャリアとしてライセンス不要周波数帯域における周波数チャネルとを使用してキャリアアグリゲーションを実行することができる。
図5に示した例示的な方式及び関連の説明は、キャリアアグリゲーションを実行する1つの可能な方式として例証として提供されており、全体として本開示に限定されるものではない点に留意されたい。説明の詳細の多くの代替形態及び変形形態が可能であり、本開示の範囲内にあるとみなすべきである。例えば、キャリアアグリゲーション方式を他の無線通信技術と同時に実行することができ、他のLTEリリース又は他の無線アクセス技術に従ってキャリアを共に使用することができ、異なるチャネル幅を有するキャリアを使用することができ、異なる数の構成要素キャリアに対応することができ、及び/又は例示の方式の多数の他の代替形態及び変形形態の何れもが実施可能である。
図6−クロスキャリアスケジューリング
キャリアアグリゲーションを実施するシステムでは、様々な制御方式/機構が実施可能である。1つの可能性として、例えば、各セルの構成要素キャリア上で当該セルに対してのデータスケジューリング及び他の制御機能要素を制御チャネルに提供することによって、各構成要素キャリアに対して独立セルを実装することができる。別の可能性として、一部又は全部の制御機能を集中化することができる。例えば、「一次セル」は、1つの(「一次」)構成要素キャリア上に実装することができ、「二次セル」は、何れかの付加的な(「二次」)構成要素キャリア上に実装することができ、その結果、二次セルの一部又は全部の制御情報が一次セルによって伝送される。
このような方式は「クロスキャリアスケジューリング」と呼ぶことができ、図6は、1つのこのような例示的な方式(例えば、LTE無線アクセス技術に従って使用することができる)を示している。図6に示した例示的な方式及び関連の説明は、クロスキャリアスケジューリング機構を実施する1つの実施可能な方式として例証として提供されるが、これらは、全体として本開示に限定されるものではない点に留意されたい。これらの例示的な詳細の多くの代替形態及び変形形態が可能であり、本開示の範囲内にあるとみなすべきである。
図示のように、例示的な方式において、ユーザデバイス(例えば、図1−3に関して示し説明したようなUE106)は、一次セル602及び2つの二次セル604、606として実施することができるネットワーク(図1−2及び4に関して図示し説明したような1又はそれ以上の基地局102によって)への接続の一部として3つのアクティブキャリアを有することができる。このネットワークは、一次セル602の制御チャネルによって全ての3つのセルのための制御データ608(例えば、ユーザデータ通信をスケジュールする、モビリティに関する機能を実行する、その他のため)を提供することができる。例えば、制御データ608は、一次セル602の物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって伝送することができる。
このネットワークは、ユーザデータ610(例えば、ウェブブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション音声呼出しアプリケーション、ビデオチャットアプリケーション、ゲームアプリケーション、その他のようなアプリケーションをネットワーク化するためのアプリケーションデータ)をセル602、604、606の何れか又は全てでUE106に提供することができる。例えば、ユーザデータ610の様々な部分は、一次セル602及び二次セル604、6060の各々の物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)によって伝送することができる。
従って、クロスキャリアスケジューリングは、キャリアアグリゲーションと同時に使用して、制御通信(の少なくとも一部分)を1つのセルに集中化することができる。この技術は、図6の例示的な方式に示されるような、UEとネットワークとの間のインフラストラクチャモード通信のための多くのインスタンスで使用することができる。このような技術は、異なる構成要素キャリアが異なる干渉レベルを有することが知られ及び/又は予想される場合に特に有用とすることができ、これは、このような場合には、最低干渉レベルを有するキャリアが高優先順位制御データのために有利に使用できることに起因する。このような状況は、例えば、一方の構成要素キャリアが、ネットワーク制御無線通信によって起こる干渉の可能性が大幅に限定される認可された周波数帯域にある場合、別の構成要素キャリアは、ネットワーク制御下にない無線通信によって起こる干渉の影響を受ける可能性があるライセンス不要周波数帯域にある場合に当てはまることができる。
図7−通信のフロー図
図7は、ライセンス不要周波数帯域におけるLTEとWi−Fi通信との間の効率的な共存をサポートする方式/方法を示す通信/信号フロー図である。図7の方法の態様は、BS102(例えば、図1−2及び4において例示し説明したような)によって、及びUE106(例えば、図1−3に例示し説明したような)によって、或いは、一般的には、必要に応じて他のデバイスの中でも上記図面において示されたコンピュータシステム又はデバイスの何れかと共に実施することができる。
様々な実施形態では、図示した方法の要素の幾つかは、同時に、又は図示以外の異なる順序で実行することができ、或いは省略することができる。必要に応じて、付加的な要素を実行することもできる。図示のように、本方法は、以下のように動作することができる。
702において、ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネル上でセルを設定することができる。セルは、セルラー基地局(BS)と無線ユーザ装置(UE)デバイスの間に設定することができる。セルは、LTEのような第1無線通信技術(又は「無線アクセス技術」すなわち「RAT」)に従って設定することができる。
セルは、独立型セルとすることができ、又はBSとUEとの間のキャリアアグリゲーション通信リンクの一部として形成されたセルとすることができる。独立型セルの場合、セルのための制御通信及びデータ通信の双方は、セルが設定された周波数チャネル上で実行される通信とすることができる。
セルがキャリアアグリゲーション通信リンクの一部として形成される場合、セルは、「一次キャリア」又は「一次セル」に加えて(例えば、その後に続けて)形成することができる「二次キャリア」又は「二次セル」であると言える。
例えば、BSとUEとの間に一次キャリアを設定する(例えば、構成する)ことができる。一次キャリアはまた、第1無線通信技術に従って設定することができる。一次キャリアは、本明細書では「第1周波数帯域」と呼ばれる場合もある、認可された周波数帯域の周波数チャネルに設定することができる。例えば、セルラーネットワークプロバイダは、特定の周波数帯域(場合によっては、具体的にはLTE−A、LTE、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、GSM(登録商標)、その他のような特定の無線アクセス技術と同時に使用するためのもの)を許可することができ、当該認可された周波数帯域内で主として動作するセルラーネットワークを提供することができる。このような認可された周波数帯域は、ライセンス不要周波数帯域よりも外部干渉の影響をあまり受けない可能性がある。例えば、ライセンス不要周波数帯域は、他の無線通信技術から、及び/又はライセンス不要周波数帯域における類似の又は同じ無線通信技術を利用する他のセルラーネットワークオペレータからの干渉の影響を受ける可能性があるが、例えば認可された周波数帯域が、1つの特定のセルラーネットワークプロバイダの排他的使用が認可されている場合には、認可された周波数帯域はこのような外部の干渉源の影響を受けることがない。
このような場合、一次キャリアは、セルラーネットワークへのインフラストラクチャモードタイプの通信リンクをUEに提供することができる。すなわち、一次キャリアは、例えば、セルラーサービスプロバイダのコアネットワークへの接続を提供することができ、この接続によって、UEのユーザは、セルラーサービスに加入及び/又はサービスを提供する他の同意を得ることができる。従って、セルラーネットワークは、ユーザデバイスと、他のユーザデバイス、公衆交換電話網、インターネット、様々なクラウドベースのサービス、その他のようなセルラーネットワークに結合された様々なサービス及び/又はデバイスとの間の接続を提供することができる。一次キャリアは、このような場合に必要に応じて、UEとBSとの間の通信制御に使用することができ、また、データ(例えばユーザデータ)通信に使用することもできる。
BSは、このようなセルラーネットワークの一部として、他の多くの基地局(他のセルを提供することができる)並びに他のネットワークハードウェア及びソフトウェアと共に動作して、広い地理的エリアにわたる連続した(又はほぼ連続した)重なり合う無線サービスを提供することができる。少なくとも一部の事例においては、UEは、BSを有するセルを選択して、近隣基地局によって提供することができるUEの無線通信範囲内にある複数のセルの中から一次セルとしてこのセルを設定することができる。例えば、UEは、例えば信号強度/品質、アクセス許可、技術的相互運用性、その他に応じて、複数の近傍セルの一部又は全部からの信号を発見及び検出し、可能であればこれらと通信することができる。一次セルは、他の可能性のある基準(例えば、セルの無線トラフィック輻輳、セルのオペレータ、セルが動作するのに従う無線技術、その他)の中でも、一次セル及び/又は他の近隣セルの1又はそれ以上の信号強度及び/又は信号品質測定に基づいて選択及び構成/設定することができる。
更に、セル選択は、幾つかの実施形態によれば、例えばUE106をパワーオンした時(又は場合によっては、UEの無線機をパワーオンした後、例えば限定動作又は「機内モード」から出た時)の初期セル選択とすることができる点に留意されたい。代替として、セル選択は、セル再選択手順の一部とすることができる。例えば、UEは、セル再選択手順を実行して、例えば、前の一次セルのサービスエリアから新しい一次セルのサービスエリアへ移動した結果として、前の一次セルでの劣化した信号強度及び/又は信号品質を生じたことに基づいて一次セルとしてより優良な信号強度及び/又は信号品質を有する新しいセルを選択することができる。
ライセンス不要周波数帯域にセルを設定するステップは、例えば干渉に対する(1つの例として、産業−科学−医療用(ISM)周波数帯域とすることができる)ライセンス不要(「二次」)周波数帯域のチャネルをスキャンするステップを含むことができる。上述のように、ライセンス不要周波数帯域は、ネットワーク制御下にない他の無線通信から(例えば、場合によっては、1又はそれ以上の他の無線通信技術から)の干渉の影響を受ける可能性があるので、キャリアとして使用するために選択する前に、ライセンス不要周波数帯域のチャネルの各々に現在どのくらいの干渉が存在するかを判定することが望ましいとすることができる。
詳細には、少なくとも一部の事例においては、例えば、ライセンス不要周波数帯域が、Wi−Fi通信の実行が知られている帯域である場合、Wi−Fi干渉をチェックすることが望ましいとすることができる。従って、BS(又はBSによって制御され及び/又はBSに結合されたWi−Fiデバイス)は、ライセンス不要周波数帯域上の1又はそれ以上のチャネル(例えば、Wi−Fi及び/又はレーダーチャネル)をスキャンすることができる。BSは、必要に応じて、特にこのような目的(及び/又は他の目的)のためにWi−Fi及びハイブリッドWi−Fi/セルラー通信回路(例えば、Wi−Fiアクセスポイントとして動作するよう構成することができ、又はWi−Fiアクセスポイントに結合してWi−Fiアクセスポイントを制御することができ、又はハイブリッドシグナリングに対応するハイブリッドWi−Fi/セルラーモジュールを含むことができる)を備える(又は結合して制御する)ことができる。チャネルをスキャンするステップは、様々なチャネル状態指標及び/又はRSSIのような干渉レベルを測定又は推測するのに使用できる指標の何れかを測定するステップを含むことができる。1つの可能性として、BSは、このようなライセンス不要周波数帯域でのパワースペクトル密度検出を実行することができる。更なる可能性として、BSは、RFフロントエンドを使用することによって特定のチャネルのエネルギーを検出することができ、このエネルギー検出は、当該特定のチャネルで使用される技術に関して不可知であるようになる。このような場合、検出されたエネルギー(RSSI)が特定の閾値(例えば、RSSI>−80dBm、又は他の何れかの要求閾値)よりも高い限り、特定のチャネル(ISM周波数)が占有されている(すなわち、非干渉ではない)とみなすことができる。
ライセンス不要周波数帯域における(例えばWi−Fi)チャネルのスキャンに基づいて、BSは、キャリアを設定するための可能性のあるチャネルとしてライセンス不要周波数帯域において1又はそれ以上のチャネル(例えば、Wi−Fiチャネル、又はWi−Fiチャネルの1又はそれ以上と一致し/周波数で重なり合うことができる第1無線通信技術(LTEチャネルなど)に従う他のライセンス不要スペクトルチャネル)を選択することができる。RSSIが要求閾値を下回るチャネルのような選択されたチャネルは、Wi−Fi干渉が少ない可能性がある及び/又は一般的であると判定されたものとすることができる。
BSは、ライセンス不要周波数帯域におけるセルの潜在的なキャリアとして1又はそれ以上のチャネルを選択することにより、このようなチャネルの指示をUEに提供することができる。例えば、BSは、キャリアアグリゲーションシナリオにおいて、一次セルを介して構成メッセージ(例えば、RRC構成オブジェクト)でUEに対するライセンス不要周波数帯域の可能性のあるチャネルのリストを生成し提供することができる。UEは、このような可能性のあるチャネルのリストを記憶して、リスト上の各チャネルを可能性のあるキャリアとして構成することができるが、各々は、より明示的に作動されるまでは実際のキャリアとして「非アクティブ」及び未使用のままとなる。
UEは更に、このようなシナリオにおいてライセンス不要周波数帯域でのこのような可能性のあるチャネルのリストに関してBSに(例えば一次セルを介して)フィードバックを提供することができる。例えば、UEは、可能性のあるチャネルの一部又は全部に対して1又はそれ以上の測定(例えば、干渉/信号強度/RSSIスキャン/様々な他のチャネル状態指標の何れか)を実行して、例えば、当該チャネルがまたUEの近傍で干渉が比較的存在しないことを確認するために、UEのローカルのチャネルについてのチャネル状態を判定することができる。別の例として、UEは、無線通信機能に対する限界を有する可能性があり、その結果として、BSにより指示される可能性のあるチャネルの1又はそれ以上を含むことができる、特定の周波数帯域で第1無線通信技術に従って通信を実行することが可能ではない場合がある。従って、UE106は、ライセンス不要周波数帯域の可能性のあるチャネルのリストに関して、チャネル状態情報、サポートされるチャネルの取り除かれた(又は取り除かれていない)リスト、非サポートチャネルのリスト、及び/又は様々な他の形式のフィードバックの何れかをBSに提供することができる。
何れかのスキャニング/チャネル測定が、BSによって、及び場合によってはUEから受信した何らかのフィードバックに更に基づいて実行されると、BS102は、セルを設定するライセンス不要周波数帯域における周波数チャネルを選択することができる。この選択は、様々な可能性の中でも特に、スキャニング/チャネル測定、UEから受信した何れかのフィードバック、及び/又はネットワーク資源割り当て検討事項(例えば、ネットワーク制御通信の既知の負荷/使用、資源利用可能度、その他)の1又はそれ以上に基づくことができる。
ライセンス不要周波数帯域のセルがキャリアアグリゲーション方式の二次セルである場合、BSは、例えば一次キャリア上で送信される構成メッセージ(LTEにおける「Scell Add」構成メッセージなど)を介して二次チャネル上で二次キャリアを設定するための指示をUEに提供することによって、二次キャリアを作動させることができる。代替として、ライセンス不要周波数帯域のセルが独立型セルである場合、セルは、初期セル選択として(例えば、UEがセルにアタッチする)又は(例えばネットワーク誘導の)セル再選択処理を介してBSとUEとの間に設定することができる。
704において、ライセンス不要周波数帯域におけるセルに関してUEとのダウンリンク通信をスケジュールすることができる。少なくとも一部の事例においては、BSは、資源スケジューリングを実行する前に媒体利用可能度を保証するためにエネルギー感知動作を実行することができる点に留意されたい。BSは、例えば、媒体が利用可能である場合にダウンリンク通信だけをスケジュールするだけでよく、媒体がビジーである場合、スケジューリングは(例えば、媒体が利用できるようになるまで)遅延させることができる。
1つの可能性として、スケジュールされたダウンリンク通信の指示は、セルの一部として提供される制御チャネル(例えば、LTEのPDCCH)によってUEに提供することができる。
代替として、上述のように、場合によっては(例えば、ライセンス不要周波数帯域のセルがキャリアアグリゲーション方式の一部として二次セルである場合)、セルラーネットワークは、クロスキャリアスケジューリングを利用して、二次セル資源をUEにスケジュール/割り当てることができる。例えば、このような例では、BSは、一次キャリアを介して二次セル資源をUEにスケジューリングするためのスケジューリング情報(例えば、アップリンク及び/又はダウンリンク許可)を提供することができる。このようなシナリオでクロスキャリアスケジューリングを使用することにより、ネットワークが、図6に関して上述したようにライセンス不要周波数帯域よりも影響を受ける干渉が少ない(又は少なくとも外部干渉が少ない)可能性がある認可された周波数帯域の通信に関する制御を維持することができる。
706において、媒体を確保するために、BSは、スケジュールされたダウンリンク通信と連動してライセンス不要周波数帯域におけるセルの周波数チャネル上で(又は周波数で対応するWi−Fiチャネル上で)Wi−Fi信号又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号を送信することができる。上述のように、BSは、Wi−Fi通信回路を備え(又はWi−Fi通信回路と通信可能に結合され)、例えば、様々な理由の中でも特に、BSによるこのような信号の送信を可能にすることができる。代替として、Wi−Fi信号を必要に応じてLTEプロトコルに組み入れることができ、例えばLTE送信に加えることができる点に留意されたい。更に、このような場合、Wi−Fi又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号をLTE回路及びBSの送受信機によって生成及び送信できるので、BSはWi−Fi送受信機を必要としない可能性がある点に留意されたい。
必要に応じて、このWi−Fi又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号は、ライセンス不要LTE周波数及びタイミング追跡のため、並びに媒体確保のために使用できる点に留意されたい。
Wi−Fi信号は、Wi−Fiシグナリングを使用してスケジュールされたダウンリンク通信の長さを示すことができる。例えば、1つの可能性として、Wi−Fi信号は、スケジュールされたダウンリンク通信の長さに対応する直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数を示すWi−Fiプリアンブル及び信号(SIG)フィールドを含むことができる。より一般的には、Wi−Fi信号は、Wi−Fi無線通信技術によって指定され及び/又はWi−Fiデバイスによって認識される何れかの適切なフォーマットにすることができる。場合によっては、Wi−Fi信号は、これに加えて又は代替として、Wi−Fi送信要求(RTS)及び/又は送信可(CTS)メッセージを含むことができる。更なる可能性(例えば、セルラー周波数/タイミング追跡の)として、信号は、必要に応じてLTEベースの発見基準信号CSI−RSを包含することができる。
スケジュールされたダウンリンク通信の長さを示すWi−Fi信号又はハイブリッド信号の送信は、干渉を引き起こす可能性があるスケジュールされたダウンリンク通信の間のWi−Fiデバイスが送信できないようにするのを助けることができる。例えば、BSによって送信されたWi−Fi信号を検出及び復号する何れかのWi−Fiデバイスは、媒体がOFDMシンボルの時間及び数の指示された長さに占有されることになると判定し、これに応じて、ダウンリンク通信自体(Wi−Fi無線機が検出及び/又は復号することができないLTE又は別のRATに従って実行することができる)がWi−FiデバイスのPHY感知機構によって検出されなかった場合でも、OFDMシンボルの時間/数の指示された長さが過ぎるまで送信を抑制することができる。
Wi−Fi又はハイブリッド信号は、スケジュールされたダウンリンク通信の前に送信され、又は場合によってはスケジュールされたダウンリンク通信と部分的又は全部が時間的に重なり合うように送信することができる。しかしながら、Wi−Fi信号の何れかの部分がスケジュールされたダウンリンク通信と同時に送信される場合には、Wi−Fi信号の送信によって起こるスケジュールされたダウンリンク通信への干渉を避けるために、干渉管理/軽減技術を配備することが有用とすることができる点に留意されたい。
Wi−Fi信号によって指示された長さは、スケジュールされたダウンリンク通信の全部又は一部のみを含むことができる点に留意されたい。例えば、ダウンリンク通信が、(例えば、LTEシナリオのRRCバッファレベルに基づいて)複数の送信時間間隔にわたることが予想される場合、予想される(例えば複数の)数のTTIを示すWi−Fi信号をTTIの当該セットの始めに送信することができる。代替として、単一のTTIに対応する長さを示すWi−Fi信号をダウンリンク通信がスケジュールされる各TTIと同時に提供することができる。
スケジュールされたダウンリンク通信への干渉を防ぐためにWi−Fi又はハイブリッド信号を生成及び送信することに加えて、少なくとも一部の事例において、BS(及び倍によってはUE)はまた、スケジュールされたダウンリンク通信を実行する前にWi−Fi信号用のライセンス不要周波数帯域におけるセルの無線媒体をモニタすることができる。例えば、場合によっては、ライセンス不要周波数帯域で動作するよう構成された他のWi−Fiデバイス又はセルラーデバイス(例えば、他のBS又はUE)は前もって通信することができ、又はBS及びUEと同時に通信を試みることができる。従って、BS(及び場合によってはUE)は、ビジー(占有されている)又はフリー(占有されていない)かどうかを判定するために、無線媒体をモニタ又はリッスンすることができる。媒体がビジーである場合、BSは、スケジュールされたダウンリンク通信を遅らせ(実行しない)、検出された媒体の使用との干渉(衝突を発生させる)を回避することができ、媒体がフリーである場合には、BSはスケジュールされたダウンリンク通信を進めることができる。
708において、スケジュールされたダウンリンク通信を実行することができる。これは、BSによって構成されたスケジューリングに従うライセンス不要周波数帯域上のセルを介したBSからUEへのダウンリンクデータの通信を含むことができる。伝送されるデータは、ユーザデータ(例えば、ウェブブラウザ、マッピングアプリケーション、電子メールクライアント、媒体ストリーミングアプリケーション、ゲーム、又は様々な他の種類のアプリケーションの何れかのためのアプリケーションデータ)、バックグラウンドデータ(例えば、ソフトウェアアップデート)、その他を含む、様々な種類のデータの何れかを含むことができる。
特定のキャリアアグリゲーション方式などのような一部の事例において、二次セルをアップリンク通信に使用しなくてもよい点に留意されたい。しかしながら、ライセンス不要周波数帯域におけるセルが、アップリンク通信に使用される場合(例えば、独立型又は一次セルであるため、又はアップリンク通信が可能となるキャリアアグリゲーション方式の二次セルであることに起因して)、必要に応じて類似の技術をUEからBSへのアップリンク通信用に実装することができる。図7のステップ710−714は、このような技術に関するものである。
710において、セルを介したアップリンク通信をBSとUEとの間にスケジュールすることができる。スケジュールされたダウンリンク通信と同様に、スケジュールされたアップリンク通信の指示は、例えばセルの一部として提供される制御チャネル(例えば、LTEのPDCCH)によってUEに提供することができる。代替として、(例えば、ライセンス不要周波数帯域のセルがキャリアアグリゲーション方式の一部として二次セルである場合には)、クロスキャリアスケジューリングを使用することができ、その結果、スケジュールされたアップリンク通信の指示を異なる(例えば、一次)セルを介して提供することができるようになる。
712において、UEは、スケジュールされたアップリンク通信と同時にライセンス不要周波数帯域におけるセルの周波数チャネル上で(又は周波数が一致するWi−Fiチャネル上で)Wi−Fi信号又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号を送信することができる。UEは、例えば、様々な理由の中でも特に、UEによるこのような信号の送信を可能にするためにWi−Fi通信回路を備えることができ、或いは、BSの場合において上述したのと同様に、信号がLTEプロトコルの一部である場合、Wi−Fi又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号は、UEのセルラー(例えばLTE)回路によって生成及び送信することができ、この場合、Wi−Fi送受信機は、この目的でUEによって必要ではないものとすることができる。ステップ706におけるBSによって送信されるWi−Fi信号又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号と同様に、このWi−Fi又はハイブリッドWi−Fi/セルラー信号はまた、必要に応じて、ライセンス不要LTE周波数及びタイミング追跡のため並びに媒体確保のために使用することもできる。
Wi−Fi信号は、Wi−Fiシグナリングを使用してスケジュールされたアップリンク通信の長さを示すことができる。例えば、1つの可能性として、Wi−Fi信号は、スケジュールされたアップリング通信の長さに対応する直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数を示すWi−Fiプリアンブル及び信号フィールドを含むことができる。より一般的には、ダウンリンクシナリオと同様に、Wi−Fi信号は、Wi−Fi無線通信技術によって指定される何れかの適当なフォーマットにすることができる。場合によっては、Wi−Fi信号は、これに加えて又は代替として、Wi−Fi送信要求(RTS)及び/又は送信可(CTS)メッセージを含むことができる。Wi−Fi信号は、スケジュールされたアップリンク通信の前に送信され、又は場合によってはスケジュールされたアップリンク通信と部分的又は全部が時間的に重なり合うように送信することができる。
スケジュールされたダウンリンク通信の場合と同様に、スケジュールされたアップリンク通信の場合、スケジュールされたアップリンク通信への干渉を防ぐためにWi−Fi又はハイブリッド信号を生成及び送信することに加えて、UE(及び場合によってはBS)は、スケジュールされたアップリンク通信を実行する前にWi−Fi信号のためのライセンス不要周波数帯域におけるセルの無線媒体をモニタすることができると言える点に留意されたい。従って、UE(及び場合によってはBS)は、ビジー又はフリーであるかどうかを判定するために、無線媒体をモニタ又はリッスンすることができる。媒体がビジーである場合、UEは、スケジュールされたアップリンク通信を遅らせ、検出された媒体の使用による干渉を防ぐことができ、媒体がフリーである場合には、UEは、スケジュールされたアップリンク通信を進めることができる。
714において、スケジュールされたアップリンク通信を実行することができる。これは、BSによって構成されたスケジューリングに従うライセンス不要周波数帯域上のセルを介したUEからBSへのアップリンクデータの通信を含むことができる。伝送されるデータは、ユーザデータ、バックグラウンドデータ、その他を含む、様々な種類のデータの何れかを含むことができる。
従って、図7の方式によれば、BS及びUEは、Wi−Fiシグナリングを利用して、ライセンス不要周波数帯域上でのLTEのようなセルラー通信技術を介したスケジュールされた通信の長さの指示を提供することができる。このような技術は、スケジュールされたセルラー通信のWi−Fiシグナリング指示を検出して、このようなスケジュールされたセルラー通信の間に他の方法で送信を試みる(及びひいては場合によっては干渉する)可能性があるセルラーデバイス(例えば、BS及びUS)とWi−Fi無線の間の衝突を防ぐことができるので、かかる技術を実施するWi−Fiとセルラー通信技術との間の効率的な共存を可能にすることができる。
加えて、本方法の要素を必要に応じて拡張及び/又は反復することができ、その結果、BS及び/又はUEによるこのような通信の長さのWi−Fiシグナリングによる干渉を防ぎながら、幾つかの(アップリンク及び/又はダウンリンク)セルラー通信をBSとUEとの間で実行することができる点に留意されたい。
図8−16−追加情報
図8−16及びこれらの図と共に以下で提供される情報は、図7の方法を実施することができる実施可能なシステムに関する様々な検討事項及び詳細事項の例証と提供し、全体として本開示に限定されるものではない。以下で本明細書に示される詳細事項の多くの変形形態及び代替形態が可能であり、本開示の範囲内で考慮されるべきである。
上述のように、LTEネットワークのオペレータは、一次キャリア(Pセル)を使用して一般的な方法でLTEデータをスケジュールすることができ、ISM帯域又はライセンス不要帯域におけるLTE RATを介した通信のために二次キャリア(Sセル)を追加することができる。SセルでのこのようなLTE通信は、成功させるためにWi−Fi干渉を防ぐ必要がある。
この一部として、ライセンス不要帯域においてセルを提供するLTE eNB(「LTE−U eNB」)は、セルを提供する許容可能な干渉のレベルを有するISM帯域におけるチャネルをピックすることができる。更に、当該チャネルにおいて通信がスケジュールされた時に、LTESセルにおける通信の性能を劣化させることになる突発のバーストWi−Fi通信が発生しないことをLTE−U eNBが確認できる方法を提供することが望ましいとすることができる。
追加の考慮事項として、Wi−FiデバイスがLTE干渉なしにチャネルにアクセスできるように、このようなLTE−U eNBがミューティング方式(オン/オフ機構)を有することが望ましいとすることができる。更に、LTE−U通信を検出するWi−Fiデバイス機能を可能にする技術を実装することが望ましいとすることができる。例えば、Wi−Fiデバイス/アクセスポイント(AP)がLTE−U通信を効率的に感知/検出できない場合には、このようなミューティング機構(LTE)及びDFS機構(Wi−Fi)は正確に動作できない可能性がある。
換言すると、一般的に言えば、このような方式を実施するためには、ライセンス不要帯域においてWi−FiとLTE−U間の共存を可能にする機構が必要とすることができる。
Wi−Fiは、ランダムアクセス機構を使用して通信をスケジュールすることができる。これに加えて、Wi−Fiは、チャネル媒体における競合を制御するための機構を含む。802.11におけるPHY感知は、Wi−Fiデバイスが、PHYフレーム構造におけるプリアンブル及び信号フィールドを検出して、−82dBmから−62dBmの間のRSSIを有するWi−Fi通信を感知可能にすることができる。媒体がビジーである場合(例えば、Wi−Fi通信のプリアンブル及び信号フィールド及び/又は信号強度のPHY感知に基づいて決定されるような)、Wi−Fiデバイスは、現在の送信が終わるまで待機することができる。Wi−Fiデバイスが待機する長さは、MACネットワーク割り当てベクトル(NAV)値(ACKを含む持続時間を与えることができる)又はプリアンブル及び信号フィールド(データ送信のためのOFDMシンボル(符号)の数を指示することができるが、ACK信号の長さを包含することはできない)に基づき/これから検出することができる。
このような既存のWi−Fi競合及びランダムアクセス制御機構は、効率的なLTE及びWi−Fi共存を可能にするためにも利用することができる。例えば、LTE−U eNBは、Wi−Fiデバイス(アクセスポイント送受信機及びBBチップ)を備えることができる。付加的な可能性として、場合によっては、eNBは、Wi−Fi機能モジュールを含むことができ且つ別個のWi−Fiチップセットの必要性を排除できる、ライセンス不要スペクトルにおけるLTE使用のために具体的に構成されたチップセットを備えることができる点に留意されたい。図8は、幾つかの実施形態による、例示的な「LTE−Uアクセスポイント」を示す。図示のように、このようなデバイスは、LTE−Uデータを送信及び受信することができるLTE−U送受信機、並びに部分的又は完全なWi−Fi通信機能を提供でき且つ媒体確保、タイミング及び/又は周波数追跡(例えば、発見基準信号又はDRS)、及び/又は他の目的のためLTE−U APがWi−Fi信号及び/又はハイブリッドWi−Fi/LTE信号(例えば、プリアンブル)を送信できるようにするWi−Fi機能モジュールを含むことができる。
従って、少なくとも幾つかの事例では、Wi−Fiモジュール又はデバイス(ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、その他の何らかの組み合せとすることができる)は、対象となる帯域における全Wi−Fiチャネルをスキャンして、これらのRSSIを報告し、品質指標をLTE−U eNB/APにリンクできるようにすることができる。これらの測定がLTE eNBにて利用可能となると、LTE eNBは、SセルにおいてLTE通信を設定するために、Wi−Fi通信によって「汚染」されない可能性のあるチャネルのリストを決定することができる。
Wi−Fiチャネル測定は、「優良な」Wi−Fiチャネルのリストを読み込むために一度(例えば最初に)実行することができ、これに加えて/代替として、スケジュールされた各データ通信の後又は前に定期的に実行し、成功したLTE通信にとって条件が好ましいことを確認することができる。
共存を更に容易にするために、LTE−U eNBは、オン/オフモードを使用して動作することができる。例えば、LTE−U eNBは、ある時間期間(3GPP仕様文書によって静的に定義することができ、ネットワーク構成によって半静的に定義することができ、又は干渉、トラフィックロード、その他に基づいて動的に決定することができる)において送信を行い、次いで、別の期間においてミュート/サイレントに入ることができる。LTE−U eNBが「オン」及び「オフ」である時間の長さは、様々な時間長の何れかとすることができ、等しくても又は等しくなくてもよい。例えば、各「オン」期間及び/又は各「オフ」期間は、10ms、15ms、20ms、30ms、40ms、又は他の何れかの望ましい値とすることができる。
Wi−Fiデバイス及びWi−Fi APがLTE−U通信を感知できるようにするために、LTE−U eNBはWi−Fiデバイス又はモジュールを備えることに起因して、LTE−U eNBは、Sセルにおける通信をスケジュールする前にWi−Fiプリアンブル+信号フィールドを送信することができる。
プリアンブル+信号フィールドは、何れかのスケジュールされたLTE−U送信より早く送信され、必要に応じて繰り返すことができる。例えば、プリアンブル+信号は、各TTI(1msの持続時間を有することができる)の前に送信することができ、信号フィールドに示されたWi−Fi OFDMシンボルの数が1msに相当することができる。代替として、プリアンブル及び信号送信は、Wi−Fiデバイスが媒体にアクセスしていないのを確認するために、TTIに一時的に(例えば、TTIの始めに)重なることができる。
プリアンブル+信号フィールドが送信される周波数は、Wi−Fiにおける送信の典型的長さ(例えば、数ms)に調整することができる。更なるLTE−U送信がスケジュールされた場合、更なるWi−Fiプリアンブル+信号送信をSIGフィールドに入れられたデータ長さ(すなわち、指示されたOFDMシンボルの数)に基づいてLTE−U eNBによって実行(再送信)することができる。これにより、何れかのWi−Fiデバイス/APが媒体/チャネルにアクセスするのが抑制され、SセルLTE通信のためのクリアなチャネルの可能性を保証又は少なくとも改善することができる。LTE−Uがオフであるときに、何れのプリアンブルも検出しないWi−Fiデバイスがチャネルにアクセスすることができる。
図9−10は実施可能な送信方式を示す。ブロックサイズは、図9−10の図示した方式におけるブロックの持続時間に対して縮尺通りに描かれていない点に留意されたい。
図9は、LTE−U eNBのWi−FiデバイスによるLTE−U通信(例えば、TTI906、912)の前にプリアンブル902、908及び信号904、910フィールドを送信することができる方式を示し、ここでこのプリアンブル+信号フィールドは、1又はそれ以上のTTIに対応する伝送長(すなわち、OFDMシンボルの数)を示す。このような方式は、例えば、プリアンブル+信号フィールド送信がLTE通信が実行されない期間のオーバーヘッドを表す独立型LTE−Uセルにおいて有益とすることができる。
代替として、スケジュールされたデータ送信の長さが数msである(Wi−Fiのための実際的なデータ伝送長に対応しない場合があり、その平均送信がおよそ3ms程度とすることができる)ことを示す情報を包含する単一のプリアンブル+信号送信を送信するのではなく、互いに隣接したLTE−Uセルにおいて複数のTTIがスケジュールされる場合には、LTE−U eNBは、各TTIのPDCCH OFDMシンボルを使用して、Wi−Fiエンティティを起動し、プリアンブル+信号を送信することができる。図10はこのような方式を示す。
このような方式は、クロスキャリアスケジューリングが使用されるキャリアアグリゲーションの実施構成に好都合とすることができ、Pセル及びSセルの双方の制御/スケジューリング情報を送信するためにPセルが使用され、このような場合には、SセルのPDCCHに専用のLTEフレーム構造の一部をエンプティにすることができ(エンプティPDCCHシンボル1002、1010、1018)、TTI1008、1016、1024に基づきプリアンブル1004、1012、1020及び信号1006、1014、1022を送信するためのタイムフレームの使用は、LTE通信に干渉することがない。例えば、多くの場合、PDCCHは、3つのOFDMシンボルを占有することができ、これはほぼ215μsに相当することができる。これは、プリアンブル+信号フィールド(ほぼ20μsとすることができる)、及び望ましい又は必要とされる場合にはRTS/CTSシグナリングにも対応するのに十分とすることができる。
ライセンス不要スペクトルにおける通信をサポートする何らかのLTE−Uデバイス(例えばユーザデバイスを含む)が同様の機構を使用することが可能であり、多くの場合望ましいとすることができる。例えば、独立型LTE−U eNBの場合、LTE−Uデバイスは、ダウンリンク(DL)通信に加えてアップリンク(UL)通信を実行することができる。
デバイス間共存問題(例えば、3GPPによって指定されるような)に起因して、LTE−Uデバイスは、共存インタフェース1102、1104(例えば、図11に図示)を使用してLTE送受信機1106のLTE−U−WLAN共存モジュール1110からWi−Fi送受信機1108のモジュール1112にコマンドを送信して、Wi−Fiプリアンブルを生成及び送信することができる。このインタフェースは、LTE送受信機1106とWi−Fi送受信機1108との間の何れらのタイミング差を考慮/補正することができる。代替として、集積IC(例えば、結合されたLTE+Wi−Fiチップ)において、双方の送受信機を同じクロックによって駆動して、何れかの潜在的なタイミング問題を効率的に軽減又は互いに相殺することができる。
図12−16は、上記の本明細書で説明した技術に従って利用することができるWi−Fiチャネル感知機構の態様を示している。図12に示すように、送信されたフレームの長さに関する情報は、フレームのPHYヘッダにおいて提供することができる。このような情報、及び標準的な/指定されたフレーム間スペース(例えば、DCFフレーム間スペース(DIFS)及びショートフレーム間スペース(SIFS))並びに肯定応答の長さに基づいて、Wi−Fiデバイスは、媒体が占有されることになる時間の長さを決定することができる。これにより、Wi−Fiデバイスは、電力を節減し(例えば、媒体が占有されることになる時間期間においてスリープすることによって)、また媒体使用の衝突を防ぐことを可能にすることができる。
図13に示すように、このような時間長が経過すると、競合(コンテンション)ウィンドウ(CW)が始まることができる。当該時点で送信を要求するあらゆるWi−Fiデバイスは、媒体を捉えてその送信を開始する前に競合ウィンドウ内のランダムに選択されたスロットまで待機する可能性がある。Wi−Fiデバイスのランダムバックオフ期間が終了した時点で媒体が(PHY感知によって検出することができるように)占有された場合(例えば、送信を要求する別のWi−Fiデバイスが短いランダムバックオフ期間を有し/より早期のスロットを選択したことに起因して)には、Wi−Fiデバイスは再度、媒体制御を保留して、次の競合ウィンドウを待機することができる。
図14に示すように、後続の再送信の試み(すなわち、例えば媒体衝突に起因して送信が失敗した後)は、指数関数的に拡張した競合ウィンドウの影響を受ける可能性がある。競合ウィンドウのスロットの数を増やすことにより、アクセス衝突の可能性が低減され(媒体アクセスを要求するWi−Fiデバイスによって選択される大きな数のスロットが存在できる場合)、従って、送信成功の可能性が増大することができる。
図15は、Wi−Fiによって使用される分散協調機能(DCF)を示し、この分散協調機能は、図12−14に関して個々に図示し及び説明した、ネットワーク割り当てベクトル保護、競合ウィンドウ、及びランダムバックオフ期間の使用を含む。
図16は、例示的なWi−Fi物理層プロトコルデータユニット(PPDU又はPHYパケット)を示す。図示のように、典型的なWi−FiPHYパケットは、12のシンボルのPLCDプリアンブル、1つのシンボルの信号フィールド、及び次いで可変数のデータシンボルを含むことができる。プリアンブルは、通常、約16μsまで拡張することができ、信号検出、自動利得制御、ダイバーシティ選択、粗周波数オフセット推定、タイミング同期、並びにチャネル及び微細周波数オフセット推定に使用することができる。この信号フィールドは通常、約4μsまで拡張することができ、パリティ及びテールビットと共に、通信のデータ部分に使用されるシンボル化レートを示す部分と、OFDMシンボルの数を示す部分と、を含むことができる。信号フィールドは、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)及び変調及びシンボル化方式として(又は一般的にはWi−Fi仕様に従う)1/2のレートを使用することができる。データフィールドは通常、信号フィールドによって示された所定数のシンボルを使用して伝送されるデータを含むことができ、信号フィールドによって示されたレートでシンボル化することができる。
しかしながら、典型的なWi−Fi通信フレームは、実際に、信号フィールドにおいて示されたパラメータに従ってプリアンブル及び信号フィールドに続くデータのWi−Fi通信を含むことができ、LTE−Uデバイス(例えば、BS又はUE)は、本明細書で記載される技術に従ってWi−Fi通信を使用してプリアンブル及び信号フィールドだけを送信することができ、このようなWi−Fi通信の後に、Wi−Fi通信の代わりにLTE−U通信が続く。従って、LTE−U通信は、信号フィールドにおいて示されたシンボル化レート及びシンボル数に文字通り一致することはなく、後続のLTE−U通信に使用される時間長は、信号フィールドにおいて示されたシンボル化レートで信号フィールドにおいて示された所定数のシンボルを送信するのに使用されることになる時間長に一致することができる。
以下において本開示の更なる例示的な実施形態を示す。
第1の例示的な実施形態は、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを実行する手段を備えた装置を含む。この装置は、ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネル上で無線ユーザ装置(UE)デバイスとのセルを設定する手段を含むことができる。この装置は、UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールする手段を更に含むことができる。加えて、この装置は、スケジュールされたセルラー通信と同時に周波数チャネル上でWi−Fi信号を送信する手段を含むことができ、Wi−Fi信号は、Wi−Fiシグナリングを使用してスケジュールされたセルラー通信の長さを示す。更にこの装置は、セルを介してUEデバイスとのスケジュールされたセルラー通信を実行する手段を含むことができる。
第2の例示的な実施形態は、ライセンス不要周波数帯域においてセルラー通信と同時にWi−Fiシグナリングを実行するための方法を実行する命令を有するコンピュータプログラムを含む。本方法は、ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネル上でUEデバイスとのセルを設定するステップを含むことができる。本方法は更に、UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップを含むことができる。加えて、本方法は、スケジュールされたセルラー通信と同時に周波数チャネルでWi−Fi信号を送信するステップを含むことができ、Wi−Fi信号は、Wi−Fiシグナリングを使用してスケジュールされたセルラー通信の長さを示す。更に本方法は、セルを介してUEデバイスとのスケジュールされたセルラー通信を実行するステップを含むことができる。
上述の例示的な実施形態の何れか又は両方において、Wi−Fi信号は、スケジュールされたセルラー通信の長さに対応する直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数を示すWi−Fiプリアンブル及び信号フィールドを含むことができる。Wi−Fiプリアンブル及び信号フィールドは、スケジュールされたセルラー通信の長さに対応する長さを有するWi−Fi通信を示すことができ、ここで指示されたWi−Fi通信は実行されない。信号フィールドは、直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数及び指示されたWi−Fi通信のシンボル化レートを示すことができ、OFDMシンボルの数及び指示されたシンボル化レートは、スケジュールされたセルラー通信の時間長に対応する。
上述の例示的な実施形態の何れかにおいて、セルは、キャリアアグリゲーション構成における二次セルとすることができる。本方法は、この場合において、認可された周波数帯域における周波数チャネル上でUEデバイスとのキャリアアグリゲーション構成の一次セルを設定して、該一次セルを介して一次セルと二次セル両方のセルラー制御通信を実行するステップを含むことができ、又は本装置は、認可された周波数帯域における周波数チャネル上でUEデバイスとのキャリアアグリゲーション構成の一次セルを設定して、該一次セルを介して一次セルと二次セル両方のセルラー制御通信を実行する手段を含むことができる。
上述の例示的な実施形態では、UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップは、一次セルを介して実行されるセルラー制御通信の一部として実行することができ、ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネルでWi−Fi信号を送信するステップは、一次セルを介してセルラー制御通信を実行するのと同時に実行することができる。
代替として、セルラー制御通信は、セルを介して実行することができ、UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップは、セルを介して実行されるセルラー制御通信の一部として実行することができる。この場合、ライセンス不要周波数帯域の周波数チャネルでWi−Fi信号を送信するステップは、セルを介してセルラー制御通信を実行するのと同時に又はこの実行の前に実行することができる。
上述の例示的な実施形態の何れかにおいて、スケジュールされたLTE通信は、LTEに従う1つの送信時間間隔(TTI)を含む。代替として、上述の例示的な実施形態の何れかにおいて、スケジュールされたLTE通信は、LTEに従う複数のTTIを含む。
上述の例示的な実施形態の何れかにおいて、セルラー通信及びセルラー制御通信は、LTE通信及びLTE制御通信を含むことができる。
上述の例示的な実施形態に加えて、本開示の更なる実施形態は、様々な形式の何れかにおいて実施することができる。例えば、幾つかの実施形態は、コンピュータ実行方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態は、ASICのような1又はそれ以上のカスタム設計ハードウェアデバイスを使用して実施することができる。更に他の実施形態は、FPGAなどの1又はそれ以上のプログラマブルハードウェア要素を使用して実施することができる。
幾つかの実施形態において、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成することができ、ここでプログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された時に、コンピュータシステムに対して、方法、例えば本明細書に記載した方法の実施形態の何れか、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れかの組み合せ、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れかのあらゆるサブセット、又はこのようなサブセットの何らかの組み合せを実行させるようにする。
一部の実施形態において、デバイス(例えば、UE106など)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含めるように構成することができ、ここでメモリ媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み出して実行するよう構成され、プログラム命令は、本明細書に記載した様々な方法の実施形態の何れか(又は、本明細書に記載した方法の実施形態の何れかの組み合せ、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れのあらゆるサブセット、又はこのようなサブセットの何らかの組み合せ)を実施するよう実行可能である。このデバイスは、様々な形式の何れかで実現することができる。
上記の実施形態について詳細に説明してきたが、上記の開示が十分に理解されると、多くの変形形態及び修正形態が当業者には明らかになるであろう。添付の請求項は、全てのこのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈すべきである。
100 ネットワーク
102A 102B 102N 基地局
106A 106B 106N UE(ユーザ装置)

Claims (18)

  1. 基地局(BS)であって、
    ライセンス不要周波数スペクトルにおいてLTE及びWi−Fi通信を実行するよう構成された1又はそれ以上の送受信機と、
    処理要素と、
    を備え、前記1又はそれ以上の送受信機に連結する前記処理要素前記1又はそれ以上の送受信機と協働することで、前記基地局(BS)において、
    認可された周波数帯域における周波数チャネル上で無線ユーザ装置(UE)デバイスとの通信のためにLTEに従って一次セルを設定し、
    ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上で前記UEデバイスとの通信のためにLTEに従って二次セルを設定し、
    前記一次セルを介して前記二次セル上で前記UEデバイスとのLTE通信をスケジュールし、
    前記ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上でWi−Fiシグナリングを使用して前記スケジュールされたLTE通信の長さを示すハイブリッドWi−Fi/LTE信号であって、ライセンス不要スペクトルにおけるLTE時間及び周波数追跡のために構成されたWi−Fiプリアンブル及びLTE信号の両方を含む当該ハイブリッドWi−Fi/LTE信号を送信し、
    前記二次セル上で前記UEデバイスとのスケジュールされたLTE通信を実行する、
    ことが行われるようにする、基地局(BS)。
  2. 前記信号が、Wi−Fiプリアンブル及び前記スケジュールされたLTE通信の長さに対応する長さを有するWi−Fi通信を示す信号フィールドを含み、指示されたWi−Fi通信は実行されない、請求項1に記載のBS。
  3. 前記1又はそれ以上の送受信機は前記処理要素と協働することにより、前記BSにおいて
    無線媒体がビジー又はフリーであるかどうかを判定するために前記二次セルで前記UEデバイスとのスケジュールされたLTE通信を実行する前にWi−Fi信号のための前記二次セルの無線媒体をモニタすることが行われるようにし、前記スケジュールされたLTE通信が、前記無線媒体がフリーである場合に実行され、前記スケジュールされたLTE通信が、無線媒体がビジーである場合には実行されない、請求項1に記載のBS。
  4. LTE送受信機、Wi−Fi送受信機、及び前記処理要素が協働することにより前記BSにおいて、
    前記一次セルを介して前記二次セル上で前記UEデバイスとのLTE通信をスケジュールすることと同時に、前記ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上で前記Wi−Fi信号を送信することが行われるようにする、請求項1に記載のBS。
  5. セルラー基地局を作動させる方法であって、
    ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上で無線ユーザ装置(UE)デバイスとの通信のためにセルを設定するステップと、
    前記UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップと、
    前記スケジュールされたセルラー通信と同時に前記周波数チャネル上でハイブリッドWi−Fi/セルラー信号を送信するステップと、
    を含み、前記ハイブリッドWi−Fi/セルラー信号が、Wi−Fiシグナリングを使用して前記スケジュールされたセルラー通信の長さを指示し、前記ハイブリッドWi−Fi/セルラー信号がまた、前記ライセンス不要周波数帯域において使用するためのセルラータイミング及び周波数追跡情報を含み、
    前記方法が更に、
    前記セルを介して前記UEデバイスとのスケジュールされたセルラー通信を実行するステップと、
    を含む、方法。
  6. 前記ハイブリッドWi−Fi/セルラー信号が、Wi−Fiプリアンブル及び前記スケジュールされたセルラー通信の長さに対応する直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数を示す信号フィールドを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記スケジュールされたセルラー通信が、少なくとも1つの送信時間間隔(TTI)を含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記セルが、キャリアアグリゲーション構成における二次セルを含み、前記方法が更に、
    許可されている周波数帯域における周波数チャネル上で前記UEデバイスとのキャリアアグリゲーション構成における一次セルを設定するステップと、
    前記一次セルを介して前記一次セル及び前記二次セルの双方のためのセルラー制御通信を実行するステップと、を更に含む、請求項5に記載の方法。
  9. 前記UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップが、前記一次セルを介して実行されるセルラー制御通信の一部として実行され、前記ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上で前記信号を送信するステップが、前記一次セルを介した前記セルラー制御通信の実行と同時に実行される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記方法が更に、
    前記セルを介してセルラー制御通信を実行するステップを更に含み、前記UEデバイスとのセルラー通信をスケジュールするステップが、前記セルを介して実行されるセルラー制御通信の一部として実行される、請求項5に記載の方法。
  11. 前記ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上で前記信号を送信するステップが、前記セルを介してセルラー制御通信を実行するのと同時に又は実行の前に実行される、請求項10に記載の方法。
  12. 無線ユーザ装置(UE)デバイスを作動させる方法であって、前記方法が、
    ライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上でセルラー基地局との通信のためにLTEに従ってセルを設定するステップと、
    前記セルラー基地局とのアップリンクLTE通信のためのアップリンク許可を受信するステップと、
    スケジュールされたアップリンクLTE通信と同時に前記周波数チャネル上でWi−Fiシグナリングを使用して前記スケジュールされたアップリンクのLTE通信の長さを示す信号であって、LTEタイミング及び周波数追跡のための発見基準信号(DRS)を含むハイブリッドWi−Fi/LTE信号である前記信号を送信するステップと、
    前記セル上で前記セルラー基地局とアップリンクLTE通信を実行するステップと、
    を含む、方法。
  13. 前記信号が、Wi−Fiプリアンブル及び1又はそれ以上のPHYヘッダフィールドを含み、前記1又はそれ以上のPHYヘッダフィールドが、前記スケジュールされたアップリンクLTE通信の長さに対応する長さを有するWi−Fi通信が実行されることを示す情報を含み、前記方法が更に、
    前記Wi−Fiプリアンブル及び前記1又はそれ以上のPHYヘッダフィールドの後のWi−Fi信号の送信を中止して、指示されたWi−Fi通信の残りの部分が実際に実行されず、Wi−Fi信号が、前記スケジュールされたアップリンクLTE通信の残り部分の間に前記UEデバイスによって送信されないようにするステップを更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記スケジュールされたアップリンクLTE通信の長さが、整数の送信時間間隔(TTI)を含み、前記スケジュールされたアップリンクLTE通信の長さが、前記スケジュールされたLTE通信の長さに対応するWi−Fi直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルの数として前記信号に指示される、請求項12に記載の方法。
  15. 前記セルが、前記セルラー基地局とのキャリアアグリゲーション構成における二次セルを含み、前記方法が更に、
    許可されている周波数帯域における周波数チャネル上で前記セルラー基地局とのLTEに従ってキャリアアグリゲーション構成における一次セルを設定するステップを含み、前記セルラー基地局とのアップリンクLTE通信のためのアップリンク許可が、前記一次セルを介して受信される、請求項12に記載の方法。
  16. 前記セルラー基地局とのアップリンクLTE通信のためのアップリンク許可が、前記セルを介して受信される、請求項12に記載の方法。
  17. 前記方法が更に、
    LTE−Wi−Fi共存インタフェースを介して、前記UEデバイスのLTE回路から前記UEデバイスのWi−Fi回路へのスケジュールされたアップリンクLTE通信と同時に前記信号を送信するための指示を提供するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  18. 前記スケジュールされたアップリンクLTE通信と同時に前記信号を送信するステップにより、前記信号を受信するWi−Fiデバイスが、前記スケジュールされたアップリンクLTE通信中にライセンス不要周波数帯域における周波数チャネル上でWi−Fi送信を実行しないようにする、請求項12に記載の方法。
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