JP6382451B2 - Lteデバイスにおける超低レイテンシのためのアップリンク電力制御技法 - Google Patents

Lteデバイスにおける超低レイテンシのためのアップリンク電力制御技法 Download PDF

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関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、2015年1月12日出願の「UPLINK POWER CONTROL FOR ULTRA LOW LATENCY IN LTE」と題する米国仮出願第62/102,458号、および2015年12月14日出願の「UPLINK POWER CONTROL TECHNIQUES FOR ULTRA LOW LATENCY IN LTE DEVICES」と題する米国特許出願第14/968,692号の優先権を主張し、これらは、その全体が本明細書に参照によって明確に組み込まれている。
[0002] 本開示は、概して、通信システムに関し、より具体的には、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))デバイスにおける超低レイテンシ(ultra low latency)のためのアップリンク電力制御技法に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話通信、映像、データ、メッセージング、およびブロードキャストといった、様々な電気通信サービスを提供するために幅広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、地方、国、地域、さらには世界レベルで通信することを可能にする、共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採り入れられている。新生の電気通信規格の1つの例はLTEである。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって広められたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル規格に対する改良のセットである。それは、スペクトル効率を向上させることによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを向上させ、新たなスペクトルを活用し、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを、そして多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良好に一体化するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けているので、LTE技術におけるさらなる改善の必要性が存在する。好ましくは、これらの改善が、他の多元接続技術およびこれらの技術を採用する電気通信規格に適用可能であるべきである。
[0005] レガシーLTEを採用するワイヤレス通信システムにおいて、特定のeノードBによってサービス提供される複数のUEは、レガシーLTEサブフレームの持続時間に対応する、1ミリ秒オーダーの伝送時間間隔(TTI)を使用して1つまたは複数のチャネルを介してそのeノードBと通信するためのスケジューリングされたリソースであり得る。UEの能力および帯域幅に対する需要が高まるにつれて、通信におけるより低いレイテンシが望まれる場合もある。
[0006] 以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、企図されるすべての態様の広範な概観ではなく、また、すべての態様の主要または重要な要素を特定することも、任意またはすべての態様の範囲を定めることも意図されていない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
[0007] 本開示は、LTE通信における超低レイテンシ(ULL:ultra low latency)のためのアップリンク電力制御のための技法を説明する。例えば、本開示は、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信がサブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することを含む、送信電力制御の例となる方法を提示する。例となる方法によると、前記第1のアップリンク送信は、第1のTTIと第1の送信電力とを有し得、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有し得る。加えて、例となる方法は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件(power limitation condition)が満たされていることを決定することを含み得る。さらに、例となる方法は、前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することを含み得る。
[0008] 追加的に、本開示は、送信電力制御を行うための装置を説明し、例となる装置は、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信がサブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するための手段を含む。ある態様において、前記第1のアップリンク送信は、第1のTTIと第1の送信電力とを有し得、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有し得る。さらに、例となる装置は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていることを決定するための手段を含み得る。さらに、例となる装置は、前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するための手段を含み得る。
[0009] 本明細書にさらに開示されるものは、送信電力制御のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であり、前記コードは、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信がサブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するように実行可能な命令を含む。例となるコンピュータ可読媒体のある態様において、前記第1のアップリンク送信は、第1のTTIと第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する。加えて、前記命令は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていることを決定するように実行可能な命令と、前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように実行可能な命令とを含み得る。
[0010] 追加の態様において、本明細書で開示されるものでは、送信電力制御を行うための例となる装置であり、これは、プロセッサと、前記プロセッサと電子通信しているメモリと、前記メモリに記憶された命令と、を含む。いくつかの例において、これらの命令は、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信がサブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するように前記プロセッサによって実行可能であり、前記第1のアップリンク送信は、第1のTTIと第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する。追加的に、前記命令は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていることを決定するように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに含む。さらに、前記命令は、前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
[0011] 前述のことは、以下に続く詳細な説明がより良く理解されることができるように、本開示による複数例の特徴および技術的利点を、やや幅広く概説している。追加の特徴および利点が以下に説明されることになる。開示される概念および具体的な例は、本開示と同じ目的を実行するために、他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。このような同等な構成体(construction)は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書に開示される概念の特性は、関連する利点とともに、それらの構成および動作の方法の両方に関して、添付の図に関連して検討されたとき、以下の説明からより一層理解されるであろう。これらの図の各々は、例示および説明の目的のためだけに提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
[0012] 本開示のある態様に係る電気通信システムの例を概念的に例示するブロック図を示す図。 [0013] アクセスネットワークの例を例示する図。 [0014] レガシーLTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する図。 [0015] レガシーLTEにおけるULフレーム構造の例を例示する図。 [0016] ユーザおよび制御プレーンに関する無線プロトコルアーキテクチャの例を例示する図。 [0017] アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の例を例示する図。 [0018] 本開示による、衝突しているアップリンク送信許可を持つ例となるサブフレームを例示する図。 [0019] 本開示の態様をインプリメントするように構成された送信制御コンポーネントを例示する図。 [0020] 本開示による送信電力制御の方法のフローチャート。 [0021] 実例的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図。 [0022] 処理システムを採用する装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図。
詳細な説明
[0023] 添付の図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されたものであり、本明細書に説明される概念が実現され得る構成のみを表すように意図されたものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供する目的で、特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実現され得ることは当業者には明らかになるであろう。いくつかの事例において、周知の構造およびコンポーネントが、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図の形態で示される。
[0024] 電気通信システムのいくつかの態様が、ここで、様々な装置および方法を参照して提示されることになる。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面において、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム、等(総称して、「要素」と呼ばれる)によって例示されることになる。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組合せを使用してインプリメントされ得る。そのような要素がハードウェアとしてインプリメントされるかソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課された設計の制約および特定の用途に依存する。
[0025] 例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされ得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理回路、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通して説明される様々な機能を行うように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または別の名称で称されるかどうかにかかわらず、命令、命令のセット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するように幅広く解釈されるものとする。
[0026] したがって、1つまたは複数の態様において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。ソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはコードとして記憶もしくは符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、もしくは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶または搬送するために使用されることができ、そしてコンピュータによってアクセスされることができる、他の任意の媒体を含むことができる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用されるとき、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0027] 本開示は、各々がデータおよび制御情報の通信のための一意の関連するTTIを有する通信技術をインプリメントするワイヤレス通信環境におけるワイヤレス信号の送信を管理するための例となる方法および装置を提示する。例えば、いくつかの例において、このような通信技術は、1msオーダーのTTIを利用し得る。本開示の目的では、このような通信技術は、「レガシー」通信技術(例えば、LTE、レガシーLTE、レガシー技法、レガシープロトコル)と称され得る。追加的に、複数の通信技術は、1シンボルオーダーの、または70〜90マイクロ秒オーダーのTTIを使用する通信技術を含み得る。本開示の目的では、このような通信技術は、超低レイテンシ、すなわちULL通信技術(例えば、ULL LTE、ULL、ULLプロトコル)と称され得る。さらに、本開示で説明されるいくつかの例となる技法が、1シンボルのTTIを利用することによってULLをインプリメントすることができるが、これは、ULL通信に関連する唯一のTTI長ではない。代わりに、本開示によって企図されるいくつかの事例において、2シンボル、3シンボル、またはフルスロットのULL TTI長がインプリメントされ得る。
[0028] 本開示のある態様において、UEによるデータまたは制御情報の生成および/または送信に関連する詳細、例えば、送信のために使用される送信電力は、その送信を搬送することになる通信またはチャネルが、レガシー通信技術を利用するかULL通信技術を利用するかどうかに依存して変わり得る。このような詳細は、さらに、ULL送信とレガシー送信の両方が同時送信のために(すなわち、少なくとも部分的に重複しているスケジューリングされた時間期間中に)スケジューリングされるかどうかに依存し得る。例えば、ULLデータおよびレガシーデータの両方がサブフレームの特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされる場合、UEは、同時送信に必要とされる総送信電力(total transmission power)がそのUEに関連付けられた送信電力限度(transmission power limit)を超えるとそれが決定した場合に、ULLおよび/またはレガシー送信に関連付けられた送信電力を変更し得る。本開示によると、総送信電力がこの送信電力限度を超えることが決定された場合、電力制限条件が存在すると考えられている。言い換えると、スケジューリングされたULLおよびレガシー送信が、時間的に、部分的にでも重複する(すなわち「衝突する」)場合、UEは、ULLおよびレガシー送信に関連付けられた送信電力の合計を比較し得、この送信電力の合計がUEの送信電力限度を超える場合、電力制限条件が存在すると決定し得る。ある態様において、このような電力制限条件が存在する場合、UEは、送信電力限度を超えないように、少なくともそれにわたって送信が重複する期間の間、ULL送信およびレガシー送信の一方または両方の送信電力を変更し得る。
[0029] いくつかの例において、UEは、ULLおよびレガシー送信が衝突する場合、レガシー送信よりもULL送信を優先することによって、ULLおよび/またはレガシー送信の送信電力を変更し得る。言い換えると、残りの電力(すなわち、ULL送信電力が割り振られた後の残りの電力)がレガシー送信のための保証最小電力(guaranteed minimum power)を満たす限りULL送信が変更されないように、送信電力限度に相当する利用可能な量の送信電力が割り振られることができる。ある態様において、レガシー送信のための保証最小電力は、UEにハードコーディングされ得るか、またはネットワークによって構成され得、1つまたは複数のレガシーチャネルパラメータ(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)パラメータ)に基づき得る。
[0030] 代替的または追加的な例において、UEは、ULL送信電力およびレガシー送信電力を、ULL保証最小送信電力およびレガシー最小送信電力にそれぞれスケーリングし得る。ある態様において、UEは、ULL保証最小送信電力とレガシー保証最小送信電力の合計が、その間送信が衝突する1つまたは複数のシンボルに関するUEのための送信電力限度を超えないように、これらの送信電力をスケーリングし得る。ある態様において、ULL保証最小送信電力およびレガシー保証最小送信電力は、送信電力限度が時間とともに変化し得るので周期的に再構成され得る。
[0031] 加えて、レガシー送信では、送信電力スケーリングがシンボルごとのベースで生じる場合、トラフィック対パイロット比(TPR:traffic-to-pilot ratio)は、もはやサブフレーム内で一定のままにはならない。レガシーLTEシステムのためのサブフレーム内のこの可変TPRは、ネットワークエンティティ(例えば、eノードB)における復号の複雑性の増加といった、さらなる通信の複雑性を招く恐れがある。四相位相変調(QPSK)を使用するチャネルは、送信電力のスケーリングに起因する可変TPRによる著しいパフォーマンス低下に遭わないこともあるが、他の変調次数(modulation orders)を使用するチャネルは、TPRがサブフレームの中で変わるときに顕著なパフォーマンス低下に遭う場合もある。このように、本開示の態様によると、限定された数の可能なTPR値が、仮説検出(hypotheses detection)のために利用され得る。例えば、0dBのTPR、保証TPR、および−∞dBのTPR(すなわち、そのシンボルに関して送信がドロップされることを示す)が維持され得る。ある代替的な態様において、UEは、例えば、サブフレームの終わりに、または次のサブフレームにおいて、ネットワークエンティティにTPRをシグナリングするように構成され得る。さらに、いくつかの事例において、UEによるTPRのシグナリングは、サブフレームごとのベースではなくむしろ、スロットごとのベースで行われ得る。
[0032] 加えて、本開示は、例えば、サブフレームの単一シンボルにおける、ULL送信およびレガシー送信の両方のための確認応答メッセージ(ACK)と否定確認応答メッセージ(NACK:not-acknowledged)との並列送信のための方法を提示する。例えば、本開示のある態様において、レガシー制御チャネル(例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH))は、レガシー制御のためにACK/NACKメッセージを搬送し得る。PUCCHは、コンポーネントキャリア(CC)に関するACK/NACKフィードバックを、またはデュアルキャリアのシナリオでは同じグループ下のACK/NACKフィードバックを搬送し得る。追加的に、別個のアップリンク制御チャネルは、これは、本明細書ではULL PUCCHまたは「uPUCCH」と称され得るが、ネットワークエンティティにACK/NACKメッセージを送信するためにUEによって利用され得る(または、その逆も同様である)。uPUCCHは、キャリアアグリゲーションのシナリオではULL CCに関するACK/NACKフィードバックを、デュアルキャリアのシナリオでは同じグループ下のフィードバックを搬送し得る。言い換えると、ACKおよびNACKメッセージは、通信がレガシーLTEを利用するかULL LTEを利用するかどうかに依存してPUCCHおよびuPUCCHの両方を並列に使用して、UEとネットワークエンティティとの間で通信され得る。
[0033] 本開示のさらなる態様において、ULL動作のために構成されたUEは、また、レガシースケジューリング要求(SR:scheduling request)動作もサポートする。例えばある態様において、UEは、アップリンクULLトラフィックの必要性を示し得るレガシーSRを構成し得る。例えば、UEは、一意のSR構成を利用し得るか、またはレガシーLTEトラフィックの必要性を示すために第1のセットのSRサブフレームを、およびULLトラフィックの必要性を示すために第2のセットのSRサブフレームを利用し得る。代替的または追加的に、UEは、ネットワークエンティティに送られるバッファ状態レポート(BSR:Buffer Status Report)においてULLトラフィックの必要性を示すように構成され得る。代替的または追加的に、UEは、ネットワークエンティティにUL ULLの必要性を示すために単一シンボルベースでの送信を利用し得る。例えば、UL ULL送信の必要性がある場合、UEは、コンテンションベースでのuPUSCH送信を開始し得る。
[0034] 追加的に、ある態様において、UEは、専用ULL SRチャネルを介してネットワークエンティティと通信し得、これは、本開示の目的では「uSR」と称され得る。専用uSRのケースにおいて、UEは、専用SRリソース(例えば、無線ベアラ内の特定のサイクリックシフト)を割り当てられ得、これは、周期的に再割り当てされ得る。共有uSRのケースにおいて、2つ以上のUEは、共有SRリソースを割り当てられ得、UEを区別することはネットワークエンティティ(例えば、eNB)に委ねられ得る。
[0035] 図1は、本開示のある態様に係る、例となるワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数のアクセスポイント(例えば、基地局、eNB、またはWLANアクセスポイント)105、多くのユーザ機器(UE)115、およびコアネットワーク130を含む。ある態様において、UE115のうちの1つまたは複数は、本開示で説明されているレガシーおよび/またはULLプロセスにしたがって、データおよび/または制御情報を生成し、それをアップリンクチャネル上でネットワークエンティティ(例えば、アクセスポイント105)に送信するように構成された送信制御コンポーネント661を含み得る。
[0036] アクセスポイント105のいくつかは、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得、それは、様々な例においてコアネットワーク130の一部またはある特定のアクセスポイント105(例えば、基地局またはeNB)であり得る。アクセスポイント105は、バックホールリンク132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。複数例において、アクセスポイント105は、バックホールリンク134を介して互いに、直接的または間接的のいずれかで通信し得、それは、有線またはワイヤレス通信リンクであり得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、変調された信号を複数のキャリア上で同時に送信することができる。例えば、各通信リンク125は、上述された様々な無線技術にしたがって変調されたマルチキャリア信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネル、等)、オーバヘッド情報、データ、等を搬送し得る。
[0037] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100の少なくとも一部分は、複数の階層レイヤ上で動作するように構成され得、それにおいて、UE115のうちの1つまたは複数とアクセスポイント105のうちの1つまたは複数とが1つの階層レイヤ上での送信をサポートするように構成され得、その階層レイヤは、別の階層レイヤに対して低減されたレイテンシを有する。いくつかの例において、ハイブリッドUE115−aは、第1のサブフレームタイプを持つ第1のレイヤ送信をサポートする第1の階層レイヤと、第2のサブフレームタイプを持つ第2のレイヤ送信をサポートする第2の階層レイヤとの両方でアクセスポイント105−aと通信し得る。例えば、アクセスポイント105−aは、第1のサブフレームタイプのサブフレームで時分割複信化された第2のサブフレームタイプのサブフレームを送信し得る。
[0038] いくつかの例において、ハイブリッドUE115−aは、例えば、HARQ方式を通した送信のためのACK/NACKを提供することによって、送信の受信を確認応答し得る。第1の階層レイヤにおける送信のためのハイブリッドUE115−aからの確認応答は、いくつかの例において、送信が受信されたサブフレームに続く所定数のサブフレームの後で提供され得る。ハイブリッドUE115−aは、第2の階層レイヤにおいて動作するとき、複数例において、送信が受信されたサブフレームと同じサブフレームにおける受信を確認応答し得る。ACK/NACKを送信し、再送信を受信するために必要とされる時間は、ラウンドトリップ時間(RTT)と称され得、よって、第2のサブフレームタイプのサブフレームは、第1のサブフレームタイプのサブフレームのためのRTTよりも短い第2のRTTを有し得る。
[0039] 他の例において、第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤ上でのみアクセスポイント105−bと通信し得る。よって、ハイブリッドUE115−aおよび第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤ上で通信することができる第2のクラスのUE115に属し得るが、レガシーUE115は、第1の階層レイヤ上でのみ通信することができる第1のクラスのUE115に属し得る。アクセスポイント105−bおよびUE115−bは、第2のサブフレームタイプのサブフレームの送信を通して第2の階層レイヤ上で通信し得る。アクセスポイント105−bは、第2のサブフレームタイプのサブフレームのみを送信し得るか、または、第2のサブフレームタイプのサブフレームで時分割多重化された第1の階層レイヤ上で第1のサブフレームタイプの1つまたは複数のサブフレームを送信し得る。第2のレイヤUE115−bは、アクセスポイント105−bが第1のサブフレームタイプのサブフレームを送信する事象において、第1のサブフレームタイプのそのようなサブフレームを無視し得る。よって、第2のレイヤUE115−bは、送信が受信されるサブフレームと同じサブフレームにおける送信の受信を確認応答し得る。よって、第2のレイヤUE115−bは、第1の階層レイヤ上で動作するUE115と比較して、低減されたレイテンシで動作し得る。
[0040] アクセスポイント105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介してUE115とワイヤレスで通信し得る。アクセスポイント105のサイトの各々は、それぞれのカバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例において、アクセスポイント105は、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または他の何らかの好適な用語で称され得る。基地局のためのカバレッジエリア110は、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイント105(例えば、マクロ、マイクロ、および/またはピコ基地局)を含み得る。アクセスポイント105は、また、セルラおよび/またはWLAN無線アクセス技術のような、異なる無線技術も利用し得る。アクセスポイント105は、同じまたは異なるアクセスネットワークもしくはオペレータ配備に関連付けられ得る。同じまたは異なるタイプのアクセスポイント105のカバレッジエリアを含み、同じまたは異なる無線技術を利用し、および/もしくは、同じまたは異なるアクセスネットワークに属する、異なるアクセスポイント105のカバレッジエリアは重複し得る。
[0041] LTE/LTE−Aネットワーク通信システムにおいて、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)という用語は、概して、アクセスポイント105を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントが様々な地理的領域のためのカバレッジを提供する異機種LTE/LTE−A/ULL LTEネットワークであり得る。例えば、各アクセスポイント105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。ピコセル、フェムトセルのようなスモールセル、および/または他のタイプのセルは、低電力ノード、すなわちLPNを含み得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、一般に、比較的より小さい地理的エリアをカバーすることになり、例えば、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得、無制限アクセスに加えて、スモールセル(例えば、限定加入者グループ(CSG)にあるUE、家庭でのユーザのためのUE、および同様のもの)との関連を有するUE115による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称され得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNBと称され得る。eNBは、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つ、および同様の)のセルをサポートし得る。
[0042] コアネットワーク130は、バックホールリンク132(例えば、S1インターフェース、等)を介してeNBまたは他のアクセスポイント105と通信し得る。アクセスポイント105は、また、例えば、バックホールリンク134(例えば、X2インターフェース、等)を介して、および/または(例えば、コアネットワーク130を通る)バックホールリンク132を介して、直接的または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、アクセスポイント105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信が時間的にほぼ整列され(aligned)得る。非同期動作の場合、アクセスポイント105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信が時間的に整列されなくてもよい。さらに、第1の階層レイヤおよび第2の階層レイヤにおける送信は、アクセスポイント105の間で同期されても同期されなくてもよい。本明細書に説明されている技法は、同期または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0043] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散し得、各UE115は、固定またはモバイルであり得る。UE115は、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの好適な用語でも称され得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、腕時計または眼鏡のようなウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または同様のものであり得る。UE115は、マクロeノードB、スモールセルeノードB、中継器、および同様のものと通信することができ得る。UE115は、また、セルラまたは他のWWANアクセスネットワーク、もしくはWLANアクセスネットワークのような、異なるアクセスネットワークを介して通信することもでき得る。
[0044] ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115からアクセスポイント105へのアップリンク(UL)送信および/またはアクセスポイント105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信とも呼ばれ得、一方でアップリンク送信は、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。通信リンク125は、各階層レイヤの送信を搬送し得、これは、いくつかの例において、通信リンク125において多重化され得る。UE115は、例えば、多入力多出力(MIMO)、キャリアアグリゲーション(CA)、多地点協調(CoMP)、または他の方式を通して、複数のアクセスポイント105と共同して通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するために、アクセスポイント105上の複数のアンテナ、および/またはUE115上の複数のアンテナを使用する。キャリアアグリゲーションは、データ送信のために同じまたは異なるサービングセル上の2つ以上のコンポーネントキャリアを利用し得る。CoMPは、ネットワークおよびスペクトル利用を増加させること、ならびにUE115のための全体的な送信品質を改善するための多くのアクセスポイント105による送信および受信の調整のための技法を含み得る。
[0045] 記述されたように、いくつかの例において、アクセスポイント105およびUE115は、複数のキャリア上で送信するためにキャリアアグリゲーションを利用し得る。いくつかの例において、アクセスポイント105およびUE115は、第1の階層レイヤにおいて同時に送信し得、1つのフレーム内では、1つまたは複数のサブフレームが2つ以上の別個のキャリアを使用する第1のサブフレームタイプを各々が有する。各キャリアは、例えば、20MHzの帯域幅を有し得るが、他の帯域幅が利用され得る。ハイブリッドUE115−a、および/または第2のレイヤUE115−bは、ある特定の例において、別個のキャリアのうちの1つまたは複数の帯域幅よりも大きい帯域幅を有する単一キャリアを利用する第2の階層レイヤにおいて1つまたは複数のサブフレームを受信および/または送信し得る。例えば、4つの別個の20MHzのキャリアが第1の階層レイヤにおいてキャリアアグリゲーション方式で使用される場合、単一の80MHzのキャリアが第2の階層レイヤで使用され得る。80MHzのキャリアは、4つの20MHzのキャリアのうちの1つまたは複数によって使用される無線周波数スペクトルと少なくとも部分的に重複する無線周波数スペクトルの一部分を占有し得る。いくつかの例において、第2の階層レイヤタイプのためのスケーラブルな帯域幅は、さらに改良されたデータレートを提供するために、上述されたような、より短いRTTを提供するための組み合わされた技法であり得る。
[0046] ワイヤレス通信システム100によって採用され得る異なる動作モードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)にしたがって動作し得る。いくつかの例において、異なる階層レイヤは、異なるTDDまたはFDDモードにしたがって動作し得る。例えば、第1の階層レイヤはFDDにしたがって動作し得るが、第2の階層レイヤはTDDにしたがって動作し得る。いくつかの例において、OFDMA通信信号は、階層レイヤごとのLTEダウンリンク送信のための通信リンク125において使用され得るが、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)通信信号は、各階層レイヤにおけるLTEアップリンク送信のための通信リンク125において使用され得る。ワイヤレス通信システム100のようなシステムにおける階層レイヤのインプリメンテーションに関するさらなる詳細と、ならびにそのようなシステムにおける通信に関わる他の特徴および機能とが、後に続く図面を参照して以下に提供される。
[0047] 図2は、LTE(および/またはULL LTE)ネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を例示する図である。この例において、アクセスネットワーク200は、多くのセルラ領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラ領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、または遠隔無線ヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204は、各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE206に対して発展型パケットコアへのアクセスポイントを提供するように構成される。ある態様において、マクロeNB204またはより低い電力クラスのeNB208は、限定ではないが、図1のアクセスポイント105のような、本開示におけるアクセスポイントまたはネットワークエンティティを構成し得、同様に、UE206のうちの1つまたは複数は、本開示で説明されているレガシーおよび/またはULLプロセスにしたがってデータおよび/または制御情報を生成し、それをネットワークエンティティ(例えば、図1のアクセスポイント105または図2のeNB208)に送信するように構成された送信制御コンポーネント661を含み得る。このアクセスネットワーク200の例では集中型コントローラは存在していないが、代替の構成では、集中型コントローラが使用され得る。eNBs204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続を含む、すべての無線関連機能を担う。
[0048] アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、配備されている特定の電気通信規格に依存して変わり得る。LTEアプリケーションにおいて、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者は、以下に続く詳細な説明から、本明細書に提示されている様々な概念が、LTEの適用と本明細書で定義されているULL LTEの適用とによく適していることを容易に理解するであろう。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張されることができる。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)、またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリの一部として、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって広められたエアインターフェース規格であり、モバイル局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念は、また、ワイドバンドCDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形物を採用するユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを採用するモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、およびOFDMAを採用するフラッシュOFDM、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.11(Wi−Fi)、および発展型UTRA(E−UTRA)に拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの団体からの文書において説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2の団体からの文書において説明されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、システムに課せられる全体的な設計制約および特定の用途に依存することになる。
[0049] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間ドメインを活用することを可能にする。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信され得るか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、DL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到達し、それは、(1つまたは複数の)UE206の各々が、そのUE206に向けた1つまたは複数のデータストリームを復元することを可能にする。UL上において、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それは、eNB204が、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することを可能にする。
[0050] 空間多重化は、一般に、チャネル条件が良好であるときに使用される。チャネル条件があまり好ましくないとき、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通した送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルの端で良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
[0051] 以下に続く詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照して説明されることになる。OFDMは、OFDMシンボル内の多くのサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技法である。サブキャリアは、正確な周波数で間隔が空けられている。間隔を空けることは、受信機が、サブキャリアからのデータを復元することを可能にする「直交性」を提供する。時間領域では、OFDMシンボル間干渉に対抗するために、各OFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプレフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC−FDMAを使用し得る。
[0052] 図3は、レガシーLTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する図300であり、これは、いくつかの例において、本開示によって提供されるULL LTEの態様のためのダウンリンクフレーム構造と併せて利用され得る。1つのフレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(各々1ms)に分割され得る。各サブフレームは、2つの連続する時間スロットを含み得る。リソースグリッドが2つの時間スロットを表すために使用され得、各時間スロットは、リソース要素ブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEにおいて、リソース要素ブロックは、周波数ドメインに12個の連続するサブキャリアを含み、各OFDMシンボルにおける通常のサイクリックプレフィックスでは、時間ドメインに7つの連続するOFDMシンボルを含み、すなわち、84個のリソース要素を含み得る。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソース要素ブロックは、時間ドメインに6個の連続するOFDMシンボルを含み得、72個のリソース要素を有する。R302、304として示されている、リソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル固有RS(CRS)(共通RSとも呼ばれるときもある)302とUE固有RS(UE−RS)304とを含む。UE−RS304は、対応するPDSCHがマッピングされるリソース要素ブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。よって、UEが受信するリソース要素ブロックが多いほど、そして変調方式が高いほど、UEのためのデータレートは高くなる。
[0053] 図4は、レガシーLTEにおけるULフレーム構造の例を例示する図400であり、これは、本開示の態様にしたがって、限定ではないが、図1のUE115、図2のUE206、図6のUE650、図10の装置1002のUEインプリメンテーション、および/または図11の装置1002’のUEインプリメンテーションといった、UEによる1つまたは複数のレガシーLTEアップリンク送信のためにインプリメントされ得る。例えば、以下でさらに詳細に説明されることになるように、第1のアップリンク送信708は、レガシーアップリンク送信であり得、それゆえ、図400に説明されているULフレーム構造に従い得る。ULのための利用可能なリソース要素ブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の両端に形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション内のリソース要素ブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソース要素ブロックを含み得る。ULフレーム構造は、連続したサブキャリアを含むデータセクションをもたらし、これは、単一のUEが、データセクション内の連続したサブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る。
[0054] UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクションにおいてリソース要素ブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEはまた、eNBにデータを送信するために、データセクションにおいてリソース要素ブロック420a、420bを割り当てられ得る。UEは、制御セクション内の割り当てられたリソース要素ブロック上で、物理UL制御チャネル(PUCCH)において制御情報を送信し得る。UEは、データセクション内の割り当てられたリソース要素ブロック上で、物理UL共有チャネル(PUSCH)において、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがることができ、周波数にわたってホッピングし得る。
[0055] リソース要素ブロックのセットは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430において、初期システムアクセスを行い、UL同期を達成するために使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いずれのULデータ/シグナリングも搬送することはできない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6個の連続するリソース要素ブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある特定の時間および周波数リソースに制限される。PRACHには周波数ホッピングはない。PRACHの試み(PRACH attempt)は、単一のレガシーLTEサブフレーム(1ms)において、または少数の連続したレガシーLTEサブフレームのシーケンスにおいて搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACHの試みのみを行うことができる。
[0056] 図5は、レガシーLTEにおけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を例示する図500であり、それは、また、本開示で説明されているULL LTE技法のための無線プロトコルアーキテクチャとしても使用され得る。具体的に、図5に示されている無線プロトコルアーキテクチャは、本明細書に開示されている任意のUEとeNB(または、ネットワークエンティティもしくはアクセスポイント)との間の通信に利用され得る。例えば、そのようなUEは、限定ではないが、図1のUE115、図2のUE206、図6のUE650、図10の装置1002のUEインプリメンテーション、および/または図11の装置1002’のUEインプリメンテーション、または送信制御コンポーネント661(図6参照)を含む任意のUEのようなUEを含み得る。加えて、そのようなeNB(または、ネットワークエンティティもしくはアクセスポイント)は、図1のアクセスポイント105、図2のより低い電力クラスのeNB208またはeNB204、図6のeNB610、または図10のネットワークエンティティ1008に対応し得る。
[0057] 図5の無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤで示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位レイヤであり、様々な物理レイヤの信号処理機能をインプリメントする。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ506と称されることになる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506より上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担う。
[0058] ユーザプレーンにおいて、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤを含み、これらは、ネットワーク側のeNBにおいて終端される。示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(例えば、IPレイヤ)と、接続の他端(例えば、遠端のUE、サーバ、等)において終端されるアプリケーションレイヤとを含む、L2レイヤ508より上にあるいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0059] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間での多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514は、また、無線送信オーバヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間でのUEに対するハンドオーバサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリ、損失したデータパケットの再送信、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序通りでない受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供する。MACサブレイヤ510は、また、1つのセル内の様々な無線リソース(例えば、リソース要素ブロック)を複数のUE間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ510は、HARQ動作もまた担う。
[0060] 制御プレーンにおいて、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508については実質的に同じである。制御プレーンは、また、レイヤ3(L3レイヤ)に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間でのRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担う。
[0061] 図6は、アクセスネットワークにおいてUE650と通信しているeNB610のブロック図である。ある態様において、eNB610およびUE650は、本開示で開示されているLTEならびにULL LTE通信および送信電力制御に関連する1つまたは複数の態様を行うように構成され得る。ある態様において、UE650は、図1のUE115、図2のUE206、図6のUE650、図10の装置1002のUEインプリメンテーション、および/または図11の装置1002’のUEインプリメンテーション、または送信制御コンポーネント661(図6参照)を含む任意のUEであり得る。加えて、eNB610は、本開示にしたがって、ネットワークエンティティまたはアクセスポイントを構成し得、それゆえ、図1のアクセスポイント105、図2のより低い電力クラスのeNB208またはeNB204、図6のeNB610、または図10のネットワークエンティティ1008に対応し得る。
[0062] 図6のDLにおいて、コアネットワークからの上位レイヤパケットは、コントローラ/プロセッサ675に提供される。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能をインプリメントする。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメンテーションおよび再順序付け、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、および様々な優先度メトリックに基づいたUE650への無線リソース割振りを提供する。コントローラ/プロセッサ675は、また、HARQ動作、損失したパケットの再送信、およびUE650へのシグナリングを担う。
[0063] 送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能をインプリメントする。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)を容易にするためにコーディングおよびインターリーブすることと、様々な変調方式(例えば、二相位相変調(BPSK)、四相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M値振幅位相変調(M−QAM))に基づいて信号コンステレーションにマッピングすることとを含む。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分けられる。各ストリームは、次いで、時間ドメインのOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを作り出すために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して共に組み合わされる。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを作り出すために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するため、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信されたチャネル状態フィードバックおよび/または基準信号から導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に提供される。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0064] UE650において、各受信機654RXは、そのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ656にその情報を提供する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ656は、UE650に向けた任意の空間ストリームを復元するために、その情報に対して空間処理を行う。複数の空間ストリームがUE650に向けられている場合、それらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに組み合わされ得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、時間ドメインから周波数ドメインにOFDMシンボルストリームを変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB610によって送信される、最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定(soft decision)は、チャネル推定器658によって算出されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって初めに送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインタリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に提供される。
[0065] コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けられることができる。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と称され得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間でのデマルチプレクシング、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。上位レイヤパケットは、次いで、データシンク662に提供され、それは、L2レイヤより上のすべてのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号もまた、L3処理のために、データシンク662に提供され得る。コントローラ/プロセッサ659は、また、HARQ動作をサポートするために、確認応答(ACK)および/または否定確認応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。加えて、UE650は、本開示で説明されているレガシーおよび/またはULLプロセスにしたがって、データおよび/または制御情報を生成し、それをネットワークエンティティ(例えば、アクセスポイント105)に送信するように構成された送信制御コンポーネント661を含み得る。
[0066] ULにおいて、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを提供するために使用される。データソース667は、L2レイヤより上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関連して説明された機能に類似して、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメンテーションおよび再順序付け、およびeNB610による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ659は、また、HARQ動作、損失したパケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングを担う。
[0067] eNB610によって送信されたフィードバックまたは基準信号からチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するため、および空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に提供される。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0068] UL送信は、UE650における受信機の機能に関連して説明されたものに類似した方法でeNB610において処理される。各受信機618RXは、そのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ670にその情報を提供する。RXプロセッサ670は、L1レイヤをインプリメントし得る。
[0069] コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676に関連付けられることができる。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と称され得る。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間でのデマルチプレクシング、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダの圧縮解除、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ675は、また、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。加えて、コントローラ/プロセッサは、と通信状態であり得る。
[0070] 図7は、複数のスケジューリングされたアップリンク送信を含む例となるLTEサブフレーム700を例示する図であり、それは、第1のアップリンク送信708と第2のアップリンク送信710とを含む。ある態様において、第1のコンポーネントキャリア(CC1)702は、1つまたは複数のレガシーLTEアップリンク送信を搬送するようにスケジューリングされ得、第2のコンポーネントキャリア(CC2)703は、1つまたは複数のULLアップリンク送信を搬送するようにスケジューリングされ得る。例となるサブフレーム700に示されているように、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710は、重複している送信時間期間720中にUEによって送信されるようにスケジューリングされ得る。言い換えると、アップリンク送信は「衝突する」場合がある。例えば、図7のサブフレーム700において、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710の両方は、重複している送信時間期間720によって示されている、サブフレーム700の第5シンボル(シンボル番号4)中の送信のためにスケジューリングされ得る。加えて、ある態様において、図7に示されているように、(レガシーLTEを使用する)第1のアップリンク送信708は、1つまたは複数の復調基準信号(DM−RS:demodulation reference signal)シンボル709を含み得、それは、レガシーLTEの第1のアップリンク送信708がPUSCHまたはPUCCH送信である場合に、チャネル推定および/またはコヒーレント復調のために1つまたは複数のネットワーク側のデバイスによって利用され得る。図7には示されていないが、いくつかの例において、重複している送信時間期間720は、第1のアップリンク送信708におけるこのようなDM−RSシンボル709と同時に起こることもある。
[0071] さらに、図7は、単一シンボルの持続時間(シンボル番号4)を有する重複している送信時間期間720中にレガシーLTEアップリンク送信(第1のアップリンク送信708)がULLアップリンク送信(第2のアップリンク送信710)と衝突するシナリオを例示しているが、このシナリオは、決して限定的なものではない。例えば、本開示で説明されている送信電力制御技法は、どちらかの衝突している送信に関連付けられた送信タイプ(すなわち、レガシーLTEまたはULL LTE)にかかわらずインプリメントされることができる。例えば、本明細書に説明されている技法は、2つ以上の衝突している送信がすべて同じ送信タイプ(例えば、すべてULL LTEまたはすべてレガシーLTE)である場合と、ならびに2つ以上の衝突している送信が、各送信タイプの少なくとも1つの送信を含む場合と(図7に例示されているシナリオ)において、インプリメントされることができる。さらに、2つのコンポーネントキャリア(CC1 702およびCC 703)が図7に示されているが、この例は非限定的である。例えば、その能力に依存して、特定のUEは、3つ以上のコンポーネントキャリア上で3つ以上の送信を同時に行うようにスケジューリングされ得、これらの送信の各々のための送信電力制御を実行し得る。
[0072] 図7のサブフレーム700に例示されているインプリメンテーションシナリオに戻ると、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710は各々、関連する送信電力、すなわち、第1の送信電力および第2の送信電力をそれぞれ有し得る。これらのそれぞれの送信電力は、それぞれのアップリンク送信が送信されるようにスケジューリングされる送信電力レベルを表す。しかしながら、本開示のある態様において、第1の送信電力または第2の送信電力の一方または両方は、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710が、重複している送信時間期間720中に衝突する場合に変更され得る。例えば、ある態様において、UEは、第1の送信電力と第2の送信電力の合計が、そのシンボルに関するUEの利用可能な総送信電力を超えるかどうかを決定するように構成され得る。その合計が総送信電力を超える場合、UEは、そのサブフレームに関して電力制限条件が存在することを決定し得、結果として、UEは、第1の送信電力または第2の送信電力の一方または両方を調整し得る。
[0073] 他の例において、第1の送信電力または第2の送信電力の一方または両方は、対応する保証最小送信電力にスケーリングされ得る。例えば、第1のアップリンク送信708がレガシー送信であり、第2のアップリンク送信710がULL送信である場合、第1の送信電力は、レガシー保証送信電力に調整され得、第2の送信電力は、ULL保証送信電力に調整され得る。ある態様において、レガシー保証送信電力とULL保証送信電力の合計は、そのシンボルに関する全体の利用可能な送信電力以下になるように構成され得、その結果、レガシーアップリンク送信およびULLアップリンク送信の両方が、ネットワークエンティティに送信されることができる。さらに、いくつかの例において、UEは、他の送信と比べてある特定の送信に、任意の利用可能な送信電力への優先度を与え得る。例えば、1つの例となるインプリメンテーションにおいて、そのシンボルに関するUEのための利用可能な送信電力から第1の送信電力が減じられた後に第2のアップリンク送信710のための最小アップリンク送信電力が利用可能である限り、第1のアップリンク送信708に優先度が与えられ得る。本開示の送信電力制御技法のこれらの態様および他の態様は、以下の図8を参照してさらに説明される。
[0074] 図8は、送信制御コンポーネント661の複数のサブコンポーネントを含むブロック図であり、それは、データおよび/または制御情報を生成し、それを1つまたは複数のネットワークエンティティに送信するためにUEによってインプリメントされ得る。例えば、送信制御コンポーネント661をインプリメントするそのようなUEは、図1のUE115、図2のUE206、図6のUE650、図10の装置1002のUEインプリメンテーション、および/または図11の装置1002’のUEインプリメンテーション、または送信制御コンポーネント661を含む任意のUEのいずれかを含み得る。本開示のある態様において、送信制御コンポーネント661は、アップリンク送信スケジュール決定コンポーネント802を含み得、これは、(例えば、1つまたは複数のリソース要素、リソース要素ブロック、周波数、トーン、コンポーネントキャリア、サブキャリア、または他の任意の伝送媒体もしくはリソースを識別する)リソース情報、およびタイミング情報(例えば、1つまたは複数のシンボル、スロット、サブフレーム、フレーム、等)、またはタイミング情報において示される時間期間中に、いつ、どの周波数を介して、1つまたは複数の信号がネットワークエンティティに1つまたは複数のUEによって送信されるべきかを示す他の任意の情報を含み得る、アップリンク送信スケジュールを決定、またはそうでなければ取得するように構成され得る。
[0075] さらに、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710は各々、関連する送信電力、すなわち、第1の送信電力806および第2の送信電力810をそれぞれ有し得る。これらのそれぞれの送信電力は、それぞれのアップリンク送信が送信されるようにスケジューリングされる電力レベルを表す。ある態様において、第1の送信電力806および第2の送信電力810は、UEのためのアップリンク送信のスケジューリングを担当し、またそのスケジューリングされた送信に関連付けられた送信電力の設定も担当するネットワークエンティティのような、UE以外の別のデバイスから取得され得る。このようなケースにおいて、第1の送信電力806および第2の送信電力810は、スケジューリングされた送信ごとに、またはスロット、フレーム、サブフレームごと、または他の任意の時間単位ごとに更新され得、スケジューリングするネットワークエンティティから受信されるスケジューリングメッセージに含まれ得る。
[0076] ある態様において、例えば、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710が、重複している送信時間期間を構成するサブフレームのシンボル中の送信のために同時にスケジューリングされる(図7参照)、eNBのようなネットワークエンティティから。言い換えると、アップリンク送信スケジュール決定コンポーネント802は、第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710がそのシンボルにおいて衝突することを決定するように構成され得る。加えて、いくつかの例において、第1のアップリンク送信708は、関連する第1のアップリンク送信TTI804と第1の送信電力806とを有し得る。同様に、第2のアップリンク送信710は、第1のアップリンク送信TTI804とは異なる関連する第2のアップリンク送信TTI808と第2の送信電力810とを有し得る。いくつかの例において、第1のアップリンク送信TTI804および第2のアップリンク送信TTI808の各々は、関連する送信がレガシーLTE送信であるかULL LTE送信であるかに依存し得る。例えば、送信がレガシーLTE送信としてスケジューリングされる場合、関連するTTI(すなわち、第1のアップリンク送信TTI804および/または第2のアップリンク送信TTI808)は、1サブフレームのオーダー、または約1ミリ秒であり得る。代替的に、送信がULL LTE送信としてスケジューリングされる場合、関連するTTI(すなわち、第1のアップリンク送信TTI804および/または第2のアップリンク送信TTI808)は、レガシーLTEサブフレームの1シンボルオーダー、または約70〜90ミリ秒であり得る。
[0077] さらに、送信制御コンポーネント661は、電力制限条件決定コンポーネント812を含み得、これは、電力制限条件が第1の送信電力806または第2の送信電力810の一方または両方に関して満たされているかどうかを決定するように構成され得る。例えば、ある態様において、電力制限条件決定コンポーネント812は、第1の送信電力806と第1の最大電力(または第1の保証電力)との比較に基づいて、電力制限条件が存在することを決定するように構成され得る。代替的または追加的に、電力制限条件決定コンポーネント812は、第2の送信電力810と第2の最大電力(または、第2の保証電力)との比較に基づいて、電力制限条件が存在することを決定するように構成され得る。ある態様において、アップリンク送信スケジュール決定コンポーネント802は、第1のアップリンク送信708(および/または、一般に、第1のアップリンク送信TTI804を有する任意の送信)のための第1の最大(または保証)電力と、第2のアップリンク送信TTI808(および/または、一般に、第2のアップリンク送信TTI808を有する任意の送信)のための第2の最大(または保証)電力との構成を(例えば、ネットワークエンティティから)受信する、またはそうでなければ取得するようにさらに構成され得る。いくつかの例において、電力制限条件決定コンポーネント812は、第1の送信電力806と第2の送信電力810の合計が、その間送信が衝突する特定のサブフレームに関する全体の利用可能な電力を超えるかどうかに基づいて、電力制限条件が存在することを決定するように構成され得る。
[0078] さらなる態様において、送信制御コンポーネント661は、送信電力調整コンポーネントを含み得、これは、電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、第1の送信電力806、第2の送信電力810、またはこれらの組合せを調整するように構成され得る。例えば、送信電力調整コンポーネント814は、電力制限条件が満たされているときに第1の最大(または保証)電力に基づいて第1の送信電力806を調整するように構成され得る。さらに、送信電力調整コンポーネント814は、電力制限条件が満たされているときに第2の最大(または保証)電力に基づいて第2の送信電力を調整するように構成され得る。
[0079] さらなる態様において、送信電力調整コンポーネント814は、第1のアップリンク送信708および/または第2のアップリンク送信710のための電力制御モード816を示す構成を(例えば、ネットワークエンティティから)受信する、またはそうでなければ取得するように構成され得、受信された電力制御モード816にさらに基づいて送信電力調整を行い得る。例えば、電力制御モード816は、第1の電力制御モードを含み得、ここで、第2のアップリンク送信710(または第2のアップリンク送信TTI808を有する他の任意の送信)は、サブフレームの特定のシンボルに関する利用可能なアップリンク送信電力を割り振るときに、第1のアップリンク送信708(または第1のアップリンク送信TTI804を有する他の任意の送信)よりも優先され得る。加えて、第1の電力制御モードによると、第2のアップリンク送信がより高い優先度を与えられ得るが、第1のアップリンク送信708は、保証最小送信電力822を割り振られ得る。
[0080] 代替的な態様において、電力制御モード816は、第2の電力制御モードを含み得、ここで、第1の送信電力806および第2の送信電力810は、それぞれ、第1の保証最小送信電力および第2の保証最小送信電力に基づいてスケーリングされる。このように、送信電力調整コンポーネント814は、スケーリングコンポーネント818を含み得、これは、スケーリングされた送信電力の合計がシンボルの総送信電力820を超えないように、第1の送信電力806または第2の送信電力810の一方または両方をスケーリングするように構成され得る。第1の保証電力と第2の保証電力の合計がUE固有の最大電力に等しいとき、電力スケーリングは、TTIごとに、電力制限条件がある場合に、送信電力が対応する保証最小電力にスケーリングされるようにし得る。第1の保証電力と第2の保証電力の合計がUE固有の最大電力よりも少ないとき、残りの電力は、使用されないか、またはより高い優先度のTTIに動的に割り振られるかのいずれかであり得る。
[0081] さらに、送信電力調整コンポーネント814は、第1のTTIおよび/または第2のTTIの送信に関連付けられた1つまたは複数のパラメータに基づいて、第1の送信電力806および第2の送信電力810の一方または両方を調整するように構成され得る。例として、電力制御モードは、第1のアップリンク送信708に関連付けられた変調方式にさらに基づき得る。変調次数がQPSKである場合、第1の電力制御モードが使用され得る。変調次数が16QAM、64QAM、256QAM、等である場合、第2の電力制御モードが使用され得る。これは、QPSKベースのアップリンク送信が、他の高次変調方式と比べて、アップリンク電力スケーリングおよび様々なトラフィック対パイロット比にあまり影響されないということに起因する。別の例として、電力制御モードは、第1のアップリンク送信708に関連付けられたランクに基づき得る。ランクが1である場合、第1の電力制御モードが使用され得る。ランクが1より大きい場合、第2の電力制御モードが使用される。さらに別の例として、アップリンク電力制御は、第1のアップリンク送信708に関連付けられたシンボルが復調基準信号(DM−RS)シンボルであるか否かに基づき得る。シンボルがDM−RSシンボルである場合、第1のTTIは、電力優先度付けに関してより高い優先度が与えられ得る。シンボルがDM−RSシンボルではない場合、第1のTTIは、電力優先度付けに関してより低い優先度が与えられ得る。
[0082] ある態様において、送信電力調整コンポーネント814は、第1のTTIおよび/または第2のTTIの、送信に関連付けられたチャネルタイプに基づいて、第1の送信電力806および第2の送信電力810の一方または両方を調整するように構成され得る。例として、PUSCH送信の場合、電力制御モードは、第1または第2の電力制御モードのいずれかに基づき得る。PUCCHまたはPRACH送信の場合、電力制御モードは、第2の電力制御モードのみに制限され得る。
[0083] ある態様において、TTIに関する保証最小電力または最大電力は、ハードコーディングされ得るか、または、例えば、相対的または絶対的なスケールで構成され得る。例として、相対的なスケールでは、TTIに関する保証最小電力(または最大電力)は、UE固有の最大電力のあるパーセンテージ、例えば、50%と指定され得る。別の例として、絶対的なスケールでは、TTIに関する保証最小電力(または、最大電力)は、dBmで、例えば、18dBmと指定され得る。
[0084] ある態様において、TTIに関する保証最小電力または最大電力はチャネルタイプに依存し得る。例として、第1の保証最小電力は、PUSCH送信の場合に指定され得るが、第2の保証送信最小電力は、PUCCH送信の場合に指定され得る。追加的または代替的に、TTIに関する保証最小電力または最大電力の指定は、アップリンク制御情報タイプに依存し得る。例えば、周期的なチャネル状態情報のみを持つPUCCH送信の場合は、第1の保証最小電力が指定され得るのに対して、ACK/NACKまたはSRを持つPUCCH送信の場合は、第2の保証送信最小電力が指定され得る。
[0085] さらなる態様において、TTIに関する保証最小電力または最大電力は、そのTTIに関する送信に関連付けられたパラメータに依存し得る。例として、第1の保証最小電力は、ランク1のPUSCH送信の場合に指定され得るが、一方で、第2の保証送信最小電力は、1より大きいPUSCH送信の場合に指定され得る。例えば、第1の保証最小電力は、QPSKベースのPUSCH送信の場合に指定され得るが、一方で、第2の保証送信最小電力は、高次変調(例えば、16QAM以上)を持つPUSCH送信の場合に指定され得る。
[0086] ある態様において、レガシーアップリンク送信(例えば、PUSCH)へのシンボルごとのベースでの電力スケーリングがある場合、トラフィック対パイロット比(TPR)は、サブフレーム内でもはや一定でないこともある。PUSCHのための2つのスロットにおけるDM−RSは、異なる電力レベルも同様に有し得る。レガシーアップリンク送信のためのサブフレーム内のシンボルにわたる可変TPRレベルは、サブフレーム内のシンボルにわたって一定のTPRが想定されるときのケースと比べて、eNBの復号におけるさらなる複雑性を引き起こす。PUSCH送信に基づくQPSKの間、性能低下は著しくない場合もあり、PUSCH性能低下は、より高い変調次数(例えば、16QAM以上)では著しいこともある。eNBが限定された仮説検出を行うことだけが必要であるように、レガシーアップリンク送信のためのシンボルにわたる限定されたセットのTPR値を保つことが望ましい。例として、限定されたセットのTPR値は、0dBのTPR、保証TPR、および−無限dBのTPR(すなわち、シンボルに関してゼロ電力またはシンボルがドロップしている)を含み得る。
[0087] ある態様において、UEは、また、レガシーアップリンク送信の場合サブフレームにおけるシンボルのセットのTPR値をシグナリングし得る。シグナリングは、そのサブフレームの終わりまでに、または後続のサブフレームにおいて行われ得る。TPR値のシグナリングは、スロットごと、またはサブフレームごとのベースで行われ得る。例として、スロットごとに7個のシンボルがあり各スロットに1つのDM−RSシンボルがある、14個のシンボルで構成されているサブフレームにおけるレガシーPUSCH送信の場合、6ビットのビットマップがスロットごとのTPR値を示すために使用され得る。UEは、さらに、2つのDM−RSシンボルが異なる電力を有する場合、2つのスロットにおけるDM−RS電力の差を示し得る。代替的に、2つのスロットにおけるDM−RSシンボルが同じ電力を有する場合、12ビットのビットマップが、サブフレームにおける12個のデータシンボルに関するTPR値を示すために使用され得る。
[0088] さらなる態様において、送信制御コンポーネント661は、送信コンポーネント824を含み得、これは、第1の送信電力、第2の送信電力、またはこれらの任意の組合せを調整した後に、シンボル中に第1のアップリンク送信708および第2のアップリンク送信710を送信するように構成され得る。ある態様において、送信コンポーネント824は、送信機、トランシーバ、関連回路、および/またはワイヤレス通信信号を送信するように構成された他の任意のコンポーネントを含み得る。
[0089] さらに、送信制御コンポーネント661は、ACK/NACK管理コンポーネント826を含み得、これは、レガシーおよびULL送信のためにUEに関するACK/NACKフィードバックを管理するように構成され得る。例えば、本開示のある態様において、ACK/NACK管理コンポーネント826は、レガシー制御チャネル(例えば、PUSCH)に関するACK/NACKフィードバックを生成および送信するように構成され得、それは、送信コンポーネント824によって送信される、レガシー制御に関するACK/NACKメッセージを搬送し得る。PUCCHは、コンポーネントキャリアに関するACK/NACKフィードバック、またはデュアルキャリアシナリオでは同じグループ下のACK/NACKフィードバックを搬送し得る。追加的に、ACK/NACK管理コンポーネント826は、別個のアップリンク制御チャネル(例えば、uPUCCH)を介して、ULL通信に関するACK/NACKフィードバックを生成および送信するように構成され得、それは、送信コンポーネント824を使用してネットワークエンティティにACK/NACKメッセージを送信するためにUEによって利用され得る(または、その逆も同様である)。uPUCCHは、キャリアアグリゲーションシナリオではULL CCに関するACK/NACKフィードバックを、デュアルキャリアシナリオでは同じグループ下のフィードバックを搬送し得る。言い換えると、ACK/NACK管理コンポーネント826は、通信がレガシーLTEを利用するかULL LTEを利用するかに依存して、PUCCHおよびuPUCCHの両方を並列に使用して、UEとネットワークエンティティとの間でACKおよびNACKメッセージを生成および通信するように構成され得る。
[0090] 本開示のさらなる態様において、ULL動作のために構成されたUEは、また、スケジューリング要求管理コンポーネント828を使用するレガシーSR動作もサポートし得る。例えば、スケジューリング要求管理コンポーネント828は、ネットワークエンティティにアップリンクULLトラフィックの必要性を示し得るレガシーSRを構成し得る。例えば、スケジューリング要求管理コンポーネント828は、一意のSR構成を利用し得るか、またはレガシーLTEトラフィックの必要性第1のセットのSRサブフレームを利用し、ULLトラフィックの必要性を示すために第2のセットのSRサブフレームを利用し得る。代替的または追加的に、スケジューリング要求管理コンポーネント828は、ネットワークエンティティに送られるバッファ状態レポート(BSR)においてULLトラフィックの必要性を示すように構成され得る。代替的または追加的に、スケジューリング要求管理コンポーネント828は、ネットワークエンティティにUL ULLの必要性を示すために単一シンボルベースでの送信を利用し得る。例えば、UL ULL送信の必要性がある場合、スケジューリング要求管理コンポーネント828は、コンテンションベースでのuPUSCH送信を開始し得る。追加的に、UEおよびネットワークエンティティは、専用ULL SRチャネル(例えば、uSR)を介して通信し得る。専用uSRのケースにおいて、UEは、専用SRリソース(例えば、無線ベアラ内の特定のサイクリックシフト)を割り当てられ得、これは、周期的に再割り当てされ得る。共有uSRのケースにおいて、2つ以上のUEは、共有SRリソースを割り当てられ得、UEを区別することはネットワークエンティティ(例えば、eNB)に委ねられ得る。
[0091] 図9は、本開示の例となる方法900を例示しており、それは、本明細書のUEまたはコンポーネント(例えば、図6および8の送信制御コンポーネント661)によって行われ得る。例えば、ある態様において、ブロック902において、方法900は、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、サブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することを含み得る。ある態様において、第1のアップリンク送信は、第1のTTIと第1の送信電力とを有し得、第2のアップリンク送信は、第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有し得る。さらに、ブロック902は、図8のアップリンク送信スケジュール決定コンポーネント802によって行われ得る。
[0092] 加えて、方法900は、ブロック904において、第1の送信電力または第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていることを決定することを含み得る。ある態様において、図9に具体的には示されていないが、ブロック904は、第1のTTIに関する第1の最大電力および/または第2のTTIに関する第2の最大電力の構成を受信することを含み得る。ある態様において、ブロック904において電力制限条件が満たされていると決定することは、第1の送信電力と第1の最大電力を比較すること、および/または第2の送信電力と第2の最大電力を比較することを含み得る。代替的または追加的に、ブロック904は、第1の送信電力と第2の送信電力の合計をシンボルの総送信電力と比較することを含み得る。ある態様において、ブロック904は、図8の電力制限条件決定コンポーネント812によって行われ得る。
[0093] さらに、方法900は、ブロック906において、ブロック904における電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、第1の送信電力、第2の送信電力、またはこれらの任意の組合せを調整することを含み得る。図9に具体的には示されていないが、ブロック906は、電力制御モードを示す構成を受信することと、受信された電力制御モードにさらに基づいて送信電力調整を行うこととを含み得る。加えて、ブロック906は、スケーリングされた送信電力の合計がシンボルの総送信電力を超えないように、第1の送信電力または第2の送信電力の一方または両方をスケーリングすることを含み得る。さらに、ブロック906は、例となる電力制御モードにしたがって、第2の送信電力よりも第1の送信電力を優先することと、第2の送信電力を保証最小送信電力に調整することとを含み得る。ある態様において、ブロック906は、図8の送信電力調整コンポーネント814によって行われ得る。
[0094] さらに、図9に明示的に示されていないが、方法900は、第1の送信電力、第2の送信電力、またはこれらの任意の組合せを調整した後に、シンボル中に第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信を(例えば、図8の送信コンポーネント824を介して)送信することを含み得る。
[0095] 図10は、実例的な装置1002における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図1000である。装置1002は、図1のUE115、図2のUE206、および/または図6のUE650のような、UEであり得る。装置1002は、ダウンリンクデータ/メッセージ1010を受信するように構成された受信モジュール1004を含み、これは、装置1002から1つまたは複数のアップリンク送信に関連付けられたタイミング情報およびリソース情報を示す1つまたは複数のスケジューリングメッセージを含み得る。このようなダウンリンクデータ/メッセージ1010は、例えば、ネットワークエンティティ1008によって装置1002に送信され得、それは、限定ではないが、図1のアクセスポイント105、図2のマクロeNBまたは低電力クラスのeNB208、または図6のeNB610を含み得る。
[0096] 一度受信されると、またいくつかの例では復号もしくは処理されると、受信モジュール1004は、スケジューリングメッセージ1012を含む、受信されたダウンリンクデータ/メッセージ1010を、送信制御コンポーネント661(例えば、図8参照)に送り得る。ある態様において、ダウンリンクデータ/メッセージ1010に含まれ得る1つまたは複数のスケジューリングメッセージ1012の各々を受信すると、送信制御コンポーネント661は、スケジューリングメッセージ1012において示された任意の衝突している送信のための必要とされる任意の送信電力制御動作を行い得る。1つまたは複数のアップリンク送信がネットワークエンティティ1008に送信されることになる送信電力レベルを、送信制御コンポーネント661が決定した後、それは、アップリンク送信および関連する送信電力情報1014を生成し、それらを送信モジュール1006に送り得る。順番に、送信モジュール1006は、スケジューリングメッセージ1012において示された時間に、およびそれにおいて示されたリソースを介して、アップリンク送信1016をネットワークエンティティ1008に送信するように構成され得る。
[0097] 装置は、上述の図9のフローチャート中の方法900(または関連するアルゴリズム)のステップの各々を行う追加のモジュールを含み得る。このように、上述の図9のフローチャート中の各ステップは、モジュールによって行われ得、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。これらモジュールは、記述されたプロセス/アルゴリズムを遂行するように特に構成されるか、記述されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによってインプリメントされるか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはこれらの何らかの組合せの、1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得る。
[0098] 図11は、処理システム1114を採用する装置1002’のためのハードウェアのインプリメンテーションの例を例示する図1100である。装置1002のように、装置1002’は、図1のUE115、図2のUE206、および/または図6のUE650のようなUEであり得、図10の装置1002と同じ装置であり得る。処理システム1114は、バス1124によって概して表されているバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1124は、処理システム1114の特定の用途と全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1124は、プロセッサ1104、送信制御コンポーネント661ならびにそれの関連するサブコンポーネント(例えば、図8参照)、およびコンピュータ可読媒体1106によって表されている、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような他の様々な回路をリンクさせ得、これらは、当該技術分野で周知であり、それゆえ、これ以上は説明されない。
[0099] 処理システム1114は、トランシーバ1110に結合され得、これは、いくつかの例において、図8の送信コンポーネント824および/または図10の受信モジュール1004ならびに/もしくは送信モジュール1006を含み得る。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、(限定ではないが、図1のアクセスポイント105、図2のマクロeNB204または低電力クラスのeNB208、図6のeNB610、図10のネットワークエンティティ1008を含み得る)他の様々な装置と通信するための手段を提供する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担っている。このソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されると、処理システム1114に、任意の特定の装置に関して上述された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体1106は、また、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、さらに、送信制御コンポーネント661およびそれの関連するサブコンポーネント(例えば、図8参照)を含み、それらは、本開示で説明されている送信電力制御のための技法のうちの1つまたは複数を行うように構成され得る。これらモジュール/コンポーネントは、プロセッサ1104において稼働し、コンピュータ可読媒体1106に存在/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1104に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュール、またはこれらの何らかの組合せであり得る。
[00100] 開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、実例的なアプローチの例示であることが理解される。設計の選好に基づいて、これらプロセスにおけるステップの特定の順序または階層が並べ替えられ得ることが理解される。さらに、いくつかのステップは、組み合わされ得るか、または省略され得る。添付の方法の請求項は、様々なステップの要素を例となる順序で提示するが、提示された特定の順序または階層に限定されることが意図されたものではない。
[00101] 先の説明は、当業者が本明細書に説明された様々な態様を実現することを可能にするために提供されている。これらの態様に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定義される包括的な原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示されている態様に限定されるように意図されたものではなく、請求項の文言と矛盾しない最大範囲であると認められるべきであり、ここで、単数の要素への参照は、そのように明確に記載されていない限り、「1つおよび1つのみ」を意味するのではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味するように意図されている。そうでないことが明確に記載されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはこれらの任意の組合せ」といった組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、Aの倍数、Bの倍数、またはCの倍数を含み得る。特に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはこれらの任意の組合せ」といった組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであってもよく、ここで、このような任意の組合せが、A、B、またはCのメンバーもしくは1つまたは複数のメンバーを含み得る。当業者に既知である、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的な同等物が、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図されている。さらに、本明細書に開示されたものが特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、そのような開示のいずれも、公に寄与されることを意図したものではない。「モジュール」、「メカニズム」、「要素」、「デバイス」、および同様の用語は、「手段」という用語の代用物でないこともある。このように、いずれの請求項の要素も、その要素が「〜のための手段」というフレーズを使用して明示的に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
送信電力制御の方法であって、
第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、サブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する、
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと
を備える、方法。
[C2]
前記第1のTTIに関する第1の最大電力および前記第2のTTIに関する第2の最大電力の構成を受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のTTIに関する前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第1の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第1の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第1の最大電力に基づいて調整される、C2に記載の方法。
[C4]
前記第2のTTIに関する前記電力制限条件は、前記第2の送信電力と前記第2の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第2の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第2の最大電力に基づいて調整される、C2に記載の方法。
[C5]
前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計の、前記シンボルの総送信電力との比較に基づいている、C1に記載の方法。
[C6]
電力制御モードを示す構成を受信することと、
前記電力制御モードにさらに基づいて送信電力調整を行うことと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を前記調整することは、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計が前記シンボルの総送信電力を超えないように、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方をスケーリングすることを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記第2の送信電力よりも前記第1の送信電力を優先することをさらに備え、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することは、前記第2の送信電力を保証最小送信電力に調整することを備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整した後に、前記シンボル中に前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信を送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記第1のアップリンク送信は、超低レイテンシ(ULL)アップリンク送信であり、前記第2のアップリンク送信は、レガシーアップリンク送信である、C1に記載の方法。
[C11]
前記第2のTTIは1サブフレームに相当し、前記第1のTTIは1より小さいサブフレームに相当する、C1に記載の方法。
[C12]
前記調整することは、前記第1のアップリンク送信に関連付けられた変調方式にさらに基づいて行われる、C1に記載の方法。
[C13]
前記調整することは、前記第2のアップリンク送信に関連付けられた変調方式にさらに基づいて行われる、C1に記載の方法。
[C14]
前記調整することは、前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信に関連付けられたチャネルのタイプに基づいて行われる、C1に記載の方法。
[C15]
送信電力制御を行うための装置であって、
第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、サブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するための手段と、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する、
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定するための手段と、
前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するための手段と
を備える、装置。
[C16]
送信電力制御のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、サブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する、
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと
を行うように実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
[C17]
送信電力制御を行うための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、
第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、サブフレームのシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とを有し、前記第2のアップリンク送信は、前記第1のTTIとは異なる第2のTTIと第2の送信電力とを有する、
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
前記電力制限条件が満たされているという決定に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C18]
前記命令は、前記第1のTTIに関する第1の最大電力および前記第2のTTIに関する第2の最大電力の構成を受信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C17に記載の装置。
[C19]
前記第1のTTIに関する前記電力制限条件は、前記命令にしたがって、前記第1の送信電力と前記第1の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第1の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第1の最大電力に基づいて調整される、C18に記載の装置。
[C20]
前記第2のTTIに関する前記電力制限条件は、前記命令にしたがって、前記第2の送信電力と前記第2の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第2の送信電力は、前記命令にしたがって、前記電力制限条件が満たされているときに前記第2の最大電力に基づいて調整される、C18に記載の装置。
[C21]
前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計の、前記シンボルの総送信電力との比較に基づいている、C17に記載の装置。
[C22]
前記命令は、
電力制御モードを示す構成を受信することと、
前記電力制御モードにさらに基づいて送信電力調整を行うことと
を行うように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C17に記載の装置。
[C23]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計が前記シンボルの総送信電力を超えないように、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方をスケーリングするように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、C17に記載の装置。
[C24]
前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2の送信電力よりも前記第1の送信電力を優先するように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備え、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2の送信電力を保証最小送信電力に調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を含む、C17に記載の装置。
[C25]
前記命令は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整した後に、前記シンボル中に前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信を送信するように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C17に記載の装置。
[C26]
前記第1のアップリンク送信は、超低レイテンシ(ULL)アップリンク送信であり、前記第2のアップリンク送信は、レガシーアップリンク送信である、C17に記載の装置。
[C27]
前記第2のTTIは1サブフレームに相当し、前記第1のTTIは1より小さいサブフレームに相当する、C17に記載の装置。
[C28]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第1のアップリンク送信に関連付けられた変調方式に基づいて前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、C17に記載の装置。
[C29]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2のアップリンク送信に関連付けられた変調方式に基づいて前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、C17に記載の装置。
[C30]
前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信の一方または両方に関連付けられたチャネルのタイプに基づいて前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、C17に記載の装置。

Claims (30)

  1. 送信電力制御の方法であって、
    サブフレームにおける特定のシンボルに関して、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の持続時間を有する第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とに関連付けられ、前記第2のアップリンク送信は、第2の持続時間を有する第2のTTIと第2の送信電力とに関連付けられ、前記第1の持続時間は、前記第2の持続時間とは異なり、
    前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が前記サブフレームの前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
    前記電力制限条件が満たされていると前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと、
    前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を前記調整することに基づいて、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信のうちの少なくとも1つを送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記第1のTTIに関する第1の最大電力および前記第2のTTIに関する第2の最大電力の構成を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のTTIに関する前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第1の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第1の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第1の最大電力に基づいて調整される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のTTIに関する前記電力制限条件は、前記第2の送信電力と前記第2の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第2の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第2の最大電力に基づいて調整される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計の、前記特定のシンボルの総送信電力との比較に基づいている、請求項1に記載の方法。
  6. 電力制御モードを示す構成を受信することと、
    前記電力制御モードにさらに基づいて送信電力調整を行うことと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を前記調整することは、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計が前記特定のシンボルの総送信電力を超えないように、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方をスケーリングすることを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2の送信電力よりも前記第1の送信電力を優先することをさらに備え、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することは、前記第2の送信電力を保証最小送信電力に調整することを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整した後に、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信を送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のアップリンク送信は、超低レイテンシ(ULL)アップリンク送信であり、前記第2のアップリンク送信は、レガシーアップリンク送信である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記第2の持続時間は1サブフレームに相当し、前記第1の持続時間は1より小さいサブフレームに相当する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記調整することは、前記第1のアップリンク送信に関連付けられた変調方式にさらに基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記調整することは、前記第2のアップリンク送信に関連付けられた変調方式にさらに基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記調整することは、前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信に関連付けられたチャネルのタイプに基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  15. 送信電力制御を行うための装置であって、
    サブフレームの特定のシンボルに関して、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するための手段と、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の持続時間を有する第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とに関連付けられ、前記第2のアップリンク送信は、第2の持続時間を有する第2のTTIと第2の送信電力とに関連付けられ、前記第1の持続時間は、前記第2の持続時間とは異なり、
    前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が前記サブフレームの前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定するための前記手段に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定するための手段と、
    前記電力制限条件が満たされていると決定するための前記手段に基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するための手段と、
    前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するための前記手段に基づいて、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信のうちの少なくとも1つを送信するための手段と
    を備える、装置。
  16. 送信電力制御のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
    サブフレームの特定のシンボルに関して、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、前記シンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の持続時間を有する第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とに関連付けられ、前記第2のアップリンク送信は、第2の持続時間を有する第2のTTIと第2の送信電力とに関連付けられ、前記第1の持続時間は、前記第2の持続時間とは異なり、
    前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が前記サブフレームの前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
    前記電力制限条件が満たされていると前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと、
    前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を前記調整することに基づいて、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信のうちの少なくとも1つを送信することと
    を行うように実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
  17. 送信電力制御を行うための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令は、
    サブフレームの特定のシンボルに関して、第1のアップリンク送信および第2のアップリンク送信が、前記シンボル中の送信のためにスケジューリングされることを決定することと、ここにおいて、前記第1のアップリンク送信は、第1の持続時間を有する第1の伝送時間間隔(TTI)と第1の送信電力とに関連付けられ、前記第2のアップリンク送信は、第2の持続時間を有する第2のTTIと第2の送信電力とに関連付けられ、前記第1の持続時間は、前記第2の持続時間とは異なり、
    前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が前記サブフレームの前記特定のシンボル中の送信のためにスケジューリングされることを前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方に関して電力制限条件が満たされていると決定することと、
    前記電力制限条件が満たされていると前記決定することに基づいて、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整することと、
    前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を前記調整することに基づいて、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信または前記第2のアップリンク送信のうちの少なくとも1つを送信することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
  18. 前記命令は、前記第1のTTIに関する第1の最大電力および前記第2のTTIに関する第2の最大電力の構成を受信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第1のTTIに関する前記電力制限条件は、前記命令にしたがって、前記第1の送信電力と前記第1の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第1の送信電力は、前記電力制限条件が満たされているときに前記第1の最大電力に基づいて調整される、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第2のTTIに関する前記電力制限条件は、前記命令にしたがって、前記第2の送信電力と前記第2の最大電力の比較に基づいて決定され、前記第2の送信電力は、前記命令にしたがって、前記電力制限条件が満たされているときに前記第2の最大電力に基づいて調整される、請求項18に記載の装置。
  21. 前記電力制限条件は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計の、前記特定のシンボルの総送信電力との比較に基づいている、請求項17に記載の装置。
  22. 前記命令は、
    電力制御モードを示す構成を受信することと、
    前記電力制御モードにさらに基づいて送信電力調整を行うことと
    を行うように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項17に記載の装置。
  23. 前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力の合計が前記特定のシンボルの総送信電力を超えないように、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方をスケーリングするように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、請求項17に記載の装置。
  24. 前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2の送信電力よりも前記第1の送信電力を優先するように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備え、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2の送信電力を保証最小送信電力に調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を含む、請求項17に記載の装置。
  25. 前記命令は、前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整した後に、前記特定のシンボル中に前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信を送信するように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  26. 前記第1のアップリンク送信は、超低レイテンシ(ULL)アップリンク送信であり、前記第2のアップリンク送信は、レガシーアップリンク送信である、請求項17に記載の装置。
  27. 前記第2の持続時間は1サブフレームに相当し、前記第1の持続時間は1より小さいサブフレームに相当する、請求項17に記載の装置。
  28. 前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第1のアップリンク送信に関連付けられた変調方式に基づいて前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、請求項17に記載の装置。
  29. 前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第2のアップリンク送信に関連付けられた変調方式に基づいて前記第1の送信電力または前記第2の送信電力の一方または両方を調整するように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、請求項17に記載の装置。
  30. 前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が送信のためにスケジューリングされることを前記決定することは、前記サブフレームにおける各シンボルに関して、前記第1のアップリンク送信および前記第2のアップリンク送信が送信のためにスケジューリングされることを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
JP2017536582A 2015-01-12 2015-12-15 Lteデバイスにおける超低レイテンシのためのアップリンク電力制御技法 Active JP6382451B2 (ja)

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