[0001] 本特許出願は、「TECHNIQUES FOR PROVIDING CHANNELS IN LOW LATENCY LTE WIRELESS COMMUNICATIONS」と題され、2016年6月27日に出願された非仮出願第15/194,278号、および「TECHNIQUES FOR PROVIDING CHANNELS IN LOW LATENCY LTE WIRELESS COMMUNICATIONS」と題され、2015年11月11日に出願された仮出願第62/254,056号に優先権を主張し、それらは本願の譲渡人に譲渡され、これにより、あらゆる目的のために参照によって本書に明確に組み込まれる。
[0035] 添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、さまざまな構成の説明として意図され、本書に説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すことは意図されない。詳細な説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしで実現され得ることは、当業者に明らかであろう。いくつかの事例では、周知の構造およびコンポーネントが、このような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図の形式で示される。
[0036] これより、電気通信システムのいくつかの態様がさまざまな装置および方法に関連して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において記述され、添付の図面において、さまざまなブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズムなど(集合的には「要素」と呼ばれる)により例示されることになる。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされ得る。そのような要素がハードウェアとしてまたはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体上に課せられる設計制約に依存する。
[0037] 例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組み合わせは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされ得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、離散ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明されるさまざまな機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、などを意味するように広く解釈されるべきである。
[0038] したがって、1つまたは複数の態様において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいてインプリメントされ得る。ソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令あるいはコードとして記憶もしくは符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは命令もしくはデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。本書に使用される、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0039] 超低遅延(ULL)通信技術において通信チャネルを提供することに関するさまざまな態様が、本書に説明される。例えば、ULL通信技術は、レガシワイヤレス通信技術、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)、に基づき得るが、異なる長さの送信時間インターバル(TTI)を使用し得る(例えば、ULL通信技術は、レガシ通信技術より短いTTI持続時間を有し得る)。例えば、レガシLTE技術は、(例えば1ミリ秒の、)LTEにおいて規定されているサブフレームの持続時間を有するTTIを利用し得る、ここにおいて超低遅延(ULL)LTE技術は、(例えば、1シンボル、2シンボル、サブフレームスロットなどの、)サブフレーム未満の持続時間を有するTTIに基づくことができる。これに関連して、通信におけるより小さい遅延が、より短い、より高頻度なTTIによって達成される。さまざまな通信チャネルが、(例えば、ユーザ機器(UE)から進化型ノードB(eNB)または他のネットワークノードへ)アップリンク上で制御データを通信するためのULL物理アップリンク制御チャネル(uPUCCH)、(ULL物理アップリンク共有チャネル(uPUSCH)のためのアロケーションスペースが複数のUEのためのリソースを含み得、したがって「共有」である場合、)アップリンク上でトラフィックデータを通信するためのULL uPUSCH、など、を含めて、ULL通信技術のために、提供されることができる。例えば、eNBは、ULLアップリンクチャネル上での通信を促進するために、1つまたは複数のUEにアロケーションスペース上のリソースをアロケートする(allocate)かつアサインする(assign)ことができる。
[0040] 例えば、ULLアップリンクチャネルは、周波数分割多重(FDM)/周波数分割複信(FDD)構成および/または時分割多重(TDM)/時分割複信(TDD)構成で提供されることができる。本書でFDDおよびTDDが言及される場合、本書に説明される機能が同様にFDMおよびTDMに適用されることができ、逆の場合も同様であることが理解されるべきである。一例では、FDMにおいて、アロケーションスペースにおける周波数リソース(例えばリソースブロック)の部分は、時分割されることができ、ダウンリンク通信を含み得、それは、(リソースがアロケートされない場合)ガード期間が後続し得、サブフレームの終わりへのアップリンク通信のためのアロケーションが後続し、所定のUEによって周波数が異なり得る。アロケーションスペースは、時間の部分に対する(over)周波数の部分に言及することができる(例えば、システム帯域幅、例えばLTEにおける20メガヘルツ(MHz)、および/または1つまたは複数の直交周波数分割多重(OFDM)またはシングルキャリア(SC)−FDMのシンボル、例えばLTEにおけるサブフレームに対する(over)1つまたは複数の対応するリソースブロック)。かくして、アロケーションは、FDMにおいてスタートインジケータがuPUSCHのための時間(例えば、シンボル)の開始部分を示すためにリソースグラントに含まれることができるように、動的であることができる。別の例では、TDMで、アロケーションスペースにおける時間(例えばシンボル)の各部分は、リソースが第1に周波数で、第2に時間で、連続してアサインされるように、周波数分割されることができる。一例では、サブフレームにおける第1のシンボルを含む複数の連続したシンボルは、ダウンリンク通信のためにアロケートされることができ、それは、ガード期間の1つまたは複数のシンボルが後続し、(例えば、サブフレームの終わりまで)uPUSCHアロケーションが後続し得る。この例では、uPUSCHアロケーションのためのスタートインジケータおよびエンドインジケータは、リソースグラントに含まれることができ、ここにおいてスタートインジケータは、UEのためのuPUSCHアロケーションが開始するリソースブロック(例えば期間における周波数の部分)を特定し、エンドインジケータは、uPUSCHアロケーションの最後のリソースブロックを特定する。
[0041] さらに、例えば、アロケーションスペースにおける周波数の部分は、ダウンリンク通信を含むように時分割される(divided in time)ことができ、それには、ガード期間が後続し、ガード期間には、サブフレームの終わりまで1つまたは複数の期間が後続し得る、ここにおいて1つまたは複数の期間の少なくとも一部分は、周波数の部分にわたってuPUCCHアロケーションを含むことができる。例えば、周波数の部分は、1つまたは複数の期間の部分(例えば、1つまたは複数のOFDMまたはSC−FDMシンボルの部分)に対する(over)周波数の最初の部分および最後の部分(例えば、周波数における最初のリソースブロックの最初の部分および周波数における最後のリソースブロックの最後の部分)を含むことができる。この例では、uPUCCHリソースグラントは、uPUCCHアロケーションが開始する期間を識別するスタートインジケータ、および/または、uPUCCHアロケーションのための1つまたは複数の周波数リソースのインジケータを含むことができる。一例では、1つまたは複数の期間の部分はまた、uPUCCHに対してアロケートされない周波数の部分におけるuPUSCHアロケーションのために使用されることができる。さらに、例えば、uPUCCHアロケーションは、時間的に離間されたアロケーションスペースにおける複数のuPUCCHリソースを含み得、それの一番目は、(それがアロケーションスペースにおけるuPUCCHリソースの2番目の帯域幅の前の時間内に生じる場合に)早期帯域幅と呼ばれ得、より時間感度の高い制御データ、例えば、ハイブリッド自動再送/要求(HARQ)フィードバックを含み得る。
[0042] まず図1を参照すると、図は、本書に説明される態様にしたがって、ワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数のアクセスポイント(例えば、基地局、eNB、またはWLANアクセスポイント)105、複数のユーザ機器(UE)115、およびコアネットワーク130を含む。アクセスポイント105は、ULL通信技術を使用して1つまたは複数のチャネルにわたってUE115と通信するためのリソースをアロケートするように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。同様に、UE115の1つまたは複数は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のチャネルにわたって1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成された通信コンポーネント361を含み得る。アクセスポイント105のいくつかは、(示されていない)基地局コントローラの制御下でUE115と通信し得、それは、さまざまな例においてコアネットワーク130または特定のアクセスポイント105(例えば基地局またはeNB)の一部であり得る。アクセスポイント105は、バックホールリンク132を通じてコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。複数の例において、アクセスポイント105は、有線または無線の通信リンクであり得るバックホールリンク134上で互いに、直接的にあるいは間接的に、通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、変調された信号を複数のキャリア上で同時に送信することができる。例えば、各通信リンク125は、上述したさまざまな無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
[0043] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100の少なくとも一部分は、複数の階層レイヤ上で動作するように構成され得、そこでは、UE115の1つまたは複数、およびアクセスポイント105の1つまたは複数が、別の階層レイヤに対して低減された遅延を有する階層レイヤにおいて送信をサポートするように構成され得る。いくつかの例では、ハイブリッドUE115−aは、(「レガシ通信技術」に関連し得る)第1のTTIを使用して第1のレイヤ送信をサポートする第1の階層レイヤと、(「ULL通信技術」に関連し得る)第1のTTIより短い第2のTTIを使用して第2のレイヤ送信をサポートする第2の階層レイヤとの両方において、アクセスポイント105−aと通信し得る。
[0044] 他の例では、第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤのみにおいてアクセスポイント105−bと通信し得る。かくして、ハイブリットUE115−aおよび第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤにおいて通信し得るUE115の第2のクラスに属し得、一方で、レガシUE115は、第1の階層レイヤのみで通信し得るUE115の第1のクラスに属し得る。アクセスポイント105−bおよびUE115−bは、第2のサブフレームタイプのサブフレームの送信を通じて第2の階層レイヤにおいて通信し得る。アクセスポイント105−bは、第1の階層レイヤのみまたは第2の階層レイヤのみに関連する通信を送信し得、第1および第2両方の階層レイヤのための通信を送信し得る。アクセスポイント105−bが第1および第2両方の階層レイヤをサポートする場合、通信コンポーネント361は、本書に説明されるように第1および第2の階層レイヤに関連するアクセスポイント105−bから受信される通信を優先するように構成されることができる。
[0045] アクセスポイント105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介してUE115とワイヤレスで通信し得る。アクセスポイント105のサイトの各々は、それぞれのカバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例において、アクセスポイント105は、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適した用語で称され得る。基地局のためのカバレッジエリア110は、カバレッジエリア(図示せず)の部分のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプ(例えば、マクロ、マイクロ、および/またはピコ基地局)のアクセスポイント105を含み得る。アクセスポイント105はまた、異なる無線技術、例えば、セルラおよび/またはWLAN無線アクセス技術(RAT)、を利用し得る。アクセスポイント105は、同じまたは異なるアクセスネットワークあるいはオペレータ展開に関連付けられ得る。同じまたは異なるタイプのアクセスポイント105のカバレッジエリアを含み、同じまたは異なる無線技術を利用し、および/または、同じまたは異なるアクセスネットワークに属する異なるアクセスポイント105のカバレッジエリアは、重複し得る。
[0046] LTE/LTE−Aおよび/またはULL LTE通信技術を使用するネットワーク通信システムでは、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)という用語は概して、アクセスポイント105を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントがさまざまな地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE−A/ULL LTEネットワークであり得る。例えば、各アクセスポイント105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。ピコセル、フェムトセルのようなスモールセル、および/または他のタイプのセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワークプロバイダとのサービスに加入しているUE115による無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、例えばネットワークプロバイダとのサービスに加入しているUE115による無制限のアクセスを可能にし得、無制限のアクセスに加えて、スモールセルとの関連付けを有するUE115(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)中のUE、家の中にいるユーザのためのUEなど)による制限されたアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つ、などの)セルをサポートし得る。
[0047] コアネットワーク130は、1つまたは複数のバックホールリンク132(例えば、S1インターフェースなど)を介してeNBまたは他のアクセスポイント105と通信し得る。アクセスポイント105はまた、例えば、バックホールリンク134(例えば、X2インターフェースなど)を介して、および/またはバックホールリンク132を介して(例えば、コアネットワーク130を通じて)、直接的にまたは間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、アクセスポイント105は、類似したフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信が時間的にほぼアラインされ得る。非同期動作の場合、アクセスポイント105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信が時間的にアラインされない場合がある。さらに、第1の階層レイヤおよび第2の階層レイヤにおける送信は、アクセスポイント105間で同期化される場合も、同期化されない場合もある。本書に説明される技術は、同期または非同期動作のいずれかに使用され得る。
[0048] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されており、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115はまた、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適した専門用語で当業者によって呼ばれ得る。UE115は、セルラ電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、腕時計またはメガネのようなウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、などであり得る。UE115は、マクロeノードB、スモールセルeノードB、中継器などと通信することが可能であり得る。UE115はまた、WLANアクセスネットワーク、またはセルラあるいは他のWWANアクセスネットワークのような異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
[0049] ワイヤレス通信システム100中に示される通信リンク125は、UE115からアクセスポイント105へのアップリンク(UL)送信、および/またはアクセスポイント105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信とも呼ばれ得、一方でアップリンク送信は、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。通信リンク125は、各階層レイヤの送信を搬送し得、それは、いくつかの例において、通信リンク125において多重化され得る。UE115は、例えば、多入力多出力(MIMO)、キャリアアグリゲーション(CA)、多地点協調(CoMP)、または他のスキームを通じて、複数のアクセスポイント105と協調して通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するためにUE115において複数のアンテナおよび/またはアクセスポイント105上の複数のアンテナを使用する。キャリアアグリゲーションは、データ送信のための同じまたは異なるサービングセルにおいて2つ以上のコンポーネントキャリアを使用し得る。CoMPは、ネットワークおよびスペクトル利用を増加させることに加え、UE115のための全送信品質を向上させるために、複数のアクセスポイント105による送信および受信の調整のための技術を含み得る。
[0050] 述べられたように、いくつかの例では、アクセスポイント105およびUE115は、複数のキャリアにおいて送信するためにキャリアアグリゲーションを使用し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105およびUE115は、フレーム内で、第1の階層レイヤにおいて、各々2つ以上の別個のキャリアを使用して第1のサブフレームタイプを有する1つまたは複数のサブフレームを同時に送信し得る。各キャリアは、他の帯域幅も使用され得るが、例えば20MHzの帯域幅を有し得る。ハイブリットUE115−a、および/または第2のレイヤUE115−bは、特定の例では、別個のキャリアの1つまたは複数の帯域幅より大きい帯域幅を有するシングルキャリアを使用して第2の階層レイヤにおいて1つまたは複数のサブフレームを受信および/または送信し得る。例えば、4つの別個の20MHzキャリアが第1の階層レイヤにおいてキャリアアグリゲーションスキームで使用される場合、シングル80MHzキャリアは第2の階層レイヤにおいて使用され得る。80MHzキャリアは、4つの20MHzキャリアの1つまたは複数によって使用される無線周波数スペクトルに少なくとも部分的に重複する無線周波数スペクトルの一部分を占有し得る。いくつかの例では、第2の階層レイヤタイプに関わる拡張可能な帯域幅は、上述のような比較的短いRTTを提供してさらなる高度なデータレートを提供するための組み合された技術であり得る。
[0051] ワイヤレス通信システム100によって使用され得る異なる動作モードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)にしたがって動作し得る。いくつかの例では、異なる階層レイヤは、異なるTDDまたはFDDモードにしたがって動作し得る。例えば、第1の階層レイヤは、FDDにしたがって動作し得、一方で、第2の階層レイヤは、TDDにしたがって動作する。いくつかの例では、OFDMA通信信号は、各階層レイヤでのLTEダウンリンク送信のために通信リンク125で使用され得、一方で、シングルキャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA)通信信号は、各階層レイヤでのLTEアップリンク送信のために通信リンク125で使用され得る。ワイヤレス通信システム100のようなシステムにおける階層レイヤのインプリメンテーションに関わるさらなる詳細は、このようなシステムにおける通信に関わる他の特徴および機能と共に、下記の図を参照して以下に提示される。
[0052] 図2は、LTEまたはULL LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を例示する図である。この例では、アクセスネットワーク200が、複数のセルラ領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数のスモールセルeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラ領域210を有し得る。スモールセルeNB208は、より低い電力クラスの1つまたは複数のセル、例えばフェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、または、遠隔無線ヘッド(RRH)を提供し得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202にアサインされ、セル202におけるすべてのUE206に対してコアネットワーク130へのアクセスポイントを提供するように構成される。一態様では、eNB204および/または208は、ULL通信技術を使用して1つまたは複数のチャネルにわたってUE206と通信するためのリソースをアロケートするように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。同様に、UE206の1つまたは複数は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のチャネルにわたって1つまたは複数のeNB204および/または208と通信するように構成された通信コンポーネント361を含み得る。アクセスネットワーク200のこの例では集中制御装置(centralized controller)は存在しないが、代替の構成では、集中制御装置が使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコアネットワーク130の1つまたは複数のコンポーネントへの接続性を含む、すべての無線に関連する機能を担う。
[0053] アクセスネットワーク200によって使用される変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信規格によって異なり得る。LTEまたはULL LTEアプリケーションでは、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され得、SC−FDMAがUL上で使用され得る。以下の詳細な説明から当業者が容易に理解するように、本書に提示されるさまざまな概念は、LTEアプリケーションによく適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を用いる他の電気通信規格まで容易に拡大され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(Evolution-Data Optimized)(EV−DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)まで拡大され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として、3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインタフェース規格であり、ブロードバンドインターネットアクセスをモバイル局に提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、およびOFDMAを用いるフラッシュOFDM、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.11(Wi−Fi)、および発展型UTRA(E−UTRA)まで拡大され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの組織からの文書で説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2の組織からの文書で説明されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定のアプリケーションおよびシステム上に課せられる全体的な設計制約に依存するであろう。
[0054] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間ドメインを活用することを可能にする。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増大させるために単一のUE206に、または、全システム容量を増大させるために複数のUE206に、送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後、DL上の複数の送信アンテナを通じて各空間的にプリコーディングされたストリームを送信することによって、達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これは、(1つまたは複数の)UE206の各々が、そのUE206宛ての1つまたは複数のデータストリームを復元することを可能にする。UL上において、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それは、eNB204が、各空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能にする。
[0055] 空間多重化は概して、チャネル条件が良好なときに使用される。チャネル条件があまり良好でないとき、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通じた送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルの端で良好なカバレッジを達成するために、シングルストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
[0056] 以下の詳細な説明において、アクセスネットワークのさまざまな態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内の複数のサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技術である。サブキャリアは、正確な周波数で離間されている。離間することは、受信機が、サブキャリアからのデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を提供する。時間ドメインでは、OFDMシンボル間干渉に対抗するために、各OFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプリフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC−FDMAを使用し得る。
[0057] 図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信するeNB310のブロック図である。DLにおいて、コアネットワークからの上位レイヤパケットは、コントローラ/プロセッサ375に提供される。コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤの機能をインプリメントする。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、さまざまな優先度メトリック(priority metric)に基づいたUE350への無線リソースアロケーション、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、暗号化、およびヘッダ圧縮を提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作、損失パケットの再送信、およびUE350へのシグナリングを担う。
[0058] 送信(TX)プロセッサ316は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のためのさまざまな信号処理機能をインプリメントする。信号処理機能は、UE350における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためにコーディングおよびインターリーブすることと、さまざまな変調スキーム(例えば、2位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM))に基づいて信号コンスタレーションにマッピングすることとを含む。そして、コード化されたおよび変調されたシンボルは、並列ストリームに分裂される。各ストリームはその後、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(例えば、パイロット信号)で多重化され、その後、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してともに組み合わされて、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために、空間的にプリコードされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調スキームを決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定は、UE350によって送信されるチャネル状態フィードバック、および/または、基準信号から得られ得る。各空間ストリームはその後、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供される。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。一態様では、eNB310は、ULL通信技術を使用して1つまたは複数のチャネルにわたってUE350と通信するためのリソースをアロケートするように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。例えば、スケジューリングコンポーネント302がコントローラ/プロセッサ375と結合されているように示されているが、実質的には、eNB310のいかなるプロセッサも、スケジューリングコンポーネント302および/または(例えば、コントローラ/プロセッサ375、メモリ376またはその他に関連して)本書に説明されるそれに関連するコンポーネントの機能を、提供することができる。例えば、TXプロセッサ316および/またはRXプロセッサ370は、さらに、または代替として、本書に説明されるように、スケジューリングコンポーネント302の1つまたは複数の機能を提供することができる。
[0059] UE350では、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリアに変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356にその情報を提供する。RXプロセッサ356は、L1レイヤのさまざまな信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施する。複数の空間ストリームは、UE350に宛てられる場合、RXプロセッサ356によってシングルOFDMシンボルストリームに組み合わされ得る。RXプロセッサ356はその後、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインに変換する。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアに対して別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB310によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定はその後、物理チャネル上でeNB310によって当初送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号はその後、コントローラ/プロセッサ359に提供される。
[0060] コントローラ/プロセッサ359は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ359は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダの解凍、制御信号処理を提供する。その後、上位レイヤパケットは、データシンク362に提供され、それは、L2レイヤより上位のすべてのプロトコルレイヤを表す。さまざまな制御信号もまた、L3処理のためにデータシンク362に提供され得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用して誤り検出を担う。さらに、通信コンポーネント361は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のチャネルにわたって1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成されている。例えば、通信コンポーネント361がコントローラ/プロセッサ359と結合されているように示されているが、実質的には、UE350のいかなるプロセッサも、通信コンポーネント361および/または(例えば、コントローラ/プロセッサ359、メモリ360またはその他に関連して)本書に説明されるそれに関連するコンポーネントの機能を、提供することができる。例えば、TXプロセッサ368および/またはRXプロセッサ356は、さらに、または代替として、本書に説明されるように、通信コンポーネント361の1つまたは複数の機能を提供することができる。
[0061] ULでは、データソース367は、コントローラ/プロセッサ359に上位レイヤパケットを提供するために使用される。データソース367は、L2レイヤより上位のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、eNB310による無線リソースアロケーションに基づいて、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションと並べ替え、および論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、損失パケットの再送、eNB310へのシグナリングを担う。
[0062] eNB310によって送信されたフィードバックまたは基準信号からチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調スキームを選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成される空間ストリームは、個別の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供される。各送信機354TXは、送信のためのそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0063] UL送信は、UE350における受信機機能に関連して説明されたのと同様の方法で、eNB310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリアに変調された情報を復元し、RXプロセッサ370にその情報を提供する。RXプロセッサ370は、L1レイヤをインプリメントし得る。
[0064] コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けされることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダの解凍、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ375からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用して誤り検出を担う。
[0065] 図4は、ワイヤレス通信システムにおけるULL通信を管理するための、図面において左から右に延びる時間進行で、ULLタイムライン400、402の非制限的な例を示す図である。この例では、タイムライン400、402は、サブフレームの各シンボルにおいてシンボル持続時間のULLフレームを含む。タイムライン400、402の両方は、ULL物理ダウンリンク制御チャネル(uPDCCH)および/またはULL物理ダウンリンク共有チャネル(uPDSCH)のためのTTIを表すシンボルと、ULL物理アップリンク制御チャネル(uPUCCH)および/またはULL物理アップリンク共有チャネル(uPUSCH)を含むTTIを表すシンボルとを図示する。タイムライン400では、14個のシンボルが、(例えば、通常のCPに関わる)所定のサブフレーム内に示されており、タイムライン402では、12個のシンボルが、(例えば、拡張されたCPに関わる)所定のサブフレーム内に示されている。どちらの場合でも、より小さい遅延が、シンボルベースのTTIを使用することによってULLにおいて獲得される。他の例では、TTIは、2つ以上のシンボル、(サブフレームが2つのスロットを含む場合の)サブフレームのうちのスロットなどであり得る。さらに、HARQプロセス応答時間は、3つのシンボル(または4つのシンボル、3つの二重シンボル(dual-symbol)、3つのスロットなど)であることができる。図示されている例において、uPDCCH/uPDSCHは、シンボル0において送られ、HARQは、サブフレームにおいてシンボル4などで送られ且つ処理される。さらに、本書に説明される態様にしたがって、所定のサブフレーム内のいくつかのシンボルは、ダウンリンク通信(例えば、uPDCCH/uPDSCH)のためにアロケートされることができ、一方で、他のシンボルは、アップリンク通信(例えば、uPUCCH/uPUSCH)のためにアロケートされる。
[0066] 図5は、ULLワイヤレス通信におけるアロケーションスペース500および502にわたるリソースアロケーションの非制限的な例を示す図である。アロケーションスペース500では、リソースは、(垂直方向に示されている)周波数の所定の部分が(水平方向に示されている)時間の部分に対して所定のUEにアロケートされることができるように、FDMにおいてアロケートされる。この例では、所定の周波数にわたるリソースは、時間の第1の部分510においてダウンリンクチャネルのためにアサインされ、リソースがアロケートされない場合に時間の第2の部分512においてガード期間(GP)が後続し、時間の第3の部分514においてアップリンクチャネルのためにアサインされた所定の周波数にわたるリソースが後続する。示されているように、例えば、周波数の異なる部分は、ダウンリンクチャネル、GP、およびアップリンクチャネルのための時間の異なる部分にわたってアロケートされることができる。一例では、例えば、ダウンリンクチャネルは、uPDSCHに対応することができ、アップリンクチャネルは、uPUSCHに対応することができ、uPUSCHの開始を示すスタートインジケータからサブフレームの終わりにアロケートされることができ、ここにおいて、スタートインジケータは、リソースアロケーションにおいて、またはリソースアロケーションを特定する対応するリソースグラントにおいて特定され得る。さらに、一例では、リソースは、uPUSCHアロケーションのためのリソース内の1つまたは複数の期間516において復調基準信号(DM−RS)を送信するためにアロケートされることができ、それは、本書に説明されるように、複数の非連続的なシンボルにわたって、1つまたは複数のシンボルにおけるDM−RSを送信することを含むことができる。
[0067] DM−RSを送信するための期間516の位置は、リソースアロケーション(またはリソースグラント)において示され得、他の方法では、本書にさらに説明されるように、別の構成において示される、リソースアロケーションに関わる1つまたは複数のパラメータなどに基づいて決定され得る。例えば、示されているように、所定のサブフレームにおける所定のUEに対してDM−RSを送信するための1つ乃至2つの期間516が存在し得る。(図示されていないが)別の例では、DM−RSを送信するための期間516、526の位置は、第3の期間514、524の始めにあり得る。このことは、DM−RSが、第1の期間520を送信するリソースグラントが第3の期間514、524においてアロケートされるリソースから時間的に十分に(例えば、n個のシンボル、ここにおいてnは、4または実質的に任意の設定された値であることができる、)離間されることを可能にするために、追加の時間をかける可能性があるため、GPに対応する期間512、522の長さを減じることを可能にすることができる。
[0068] アロケーションスペース500では、リソースは、複数の連続したリソースブロック(RB)グループ519がULL通信のための1つまたは複数のUEにアロケートされることができるように、FDMでアロケートされる。アロケーションスペース502は、(例えばシンボル)のような1つまたは複数の期間に対して周波数の複数のRBグループ519を含むことができる。一例では、20MHz周波数帯域において、アロケーションスペース502は、複数のシンボルに対して4個の5MHz部分に分割されることができる、ここにおいて各RBグループ519は、1つのシンボルに対して(例えば、25RBを含み得る)5MHzに対応する。この例では、第1の複数の期間520(例えば、複数のシンボル)は、ダウンリンク通信のためにアロケートされることができ、GPとして1つまたは複数の期間522が後続し、アップリンク通信をアロケートするための1つまたは複数の期間524が後続する。この例では、期間524は、異なるUEにアロケートされることができ、かくして、リソースグラントは、リソースアロケーションに関わるエンディングRBグループおよびスターティングRBグループにそれぞれ対応するエンドインジケータおよびスタートインジケータを示し得る。さらに、期間524内の期間526は、1つまたは複数のUEによってDM−RSを送信するためにアロケートされることができ、(例えば、UE DM−RS送信は、期間526における周波数に対して多重化されることができる、)それは、リソースアロケーション(またはリソースグラント)、または本書においてさらに説明されるような他の構成において、特定され得る。
[0069] 図6は、ULLワイヤレス通信におけるアロケーションスペース600および602にわたるリソースアロケーションの非制限的な例を示す図である。アロケーションスペース600では、リソースは、ダウンリンク通信のためにアロケートされる期間、GPのための期間、続いてアップリンク通信をアロケートするための期間(および/またはアップリンク通信をアロケートするための期間におけるDM−RS送信のための期間)を含み、図5においてアロケーションスペース502に関して同様に図示され且つ説明したように、TDMでアロケートされる。さらに、この例では、アップリンク通信をアロケートするための期間の部分(例えば、最後の2個のシンボルのような、シンボルの部分)はまた、期間の部分の周波数の部分610においてアップリンク制御チャネルリソースアロケーションを含むことができる。この例では、アップリンク制御チャネルをアロケートするための期間の部分内の周波数の部分610は、期間の部分の最初と最後の周波数部分(例えば、シンボルの部分における最初と最後のRBグループにおける最初と最後の複数のRB)を含むことができる。一例では、周波数の最初と最後の部分610は、サイズ(例えば帯域幅)が類似している場合がある。さらに、例えば、周波数の部分610は、期間の部分に対する周波数の残りの部分におけるuPUSCHアロケーションが関連する同じ(または異なる)UEに関わるアップリンク制御チャネルアロケーションに対応する(または別の方法でそれに依存する)ことができる。一例では、1つまたは複数のUEは、(例えば周波数の部分612における)アップリンク制御チャネルをアロケートするための部分以外の期間の部分においてアップリンクデータと組み合わされた制御データ(例えば、ACK/NACK、SR、CQIなど)を含むことができる。例えば、周波数の部分612においてアップリンク共有データチャネルリソースをアロケートされたUEは、周波数610の部分における制御チャネルアロケーションを認識し(be aware of)得、したがって、本書においてさらに説明されるように、SC−FDMA波形を維持するために、周波数の部分612におけるアップリンク共有データチャネルリソースに制御データを統合し得る。
[0070] アロケーションスペース602では、リソースは、ダウンリンク通信のためにアロケートされる期間、GPのための期間、続いてアップリンク通信をアロケートするための期間(および/またはアップリンク通信をアロケートするための期間におけるDM−RS送信のための期間)を含み、図5においてアロケーションスペース502に関して同様に図示され且つ説明したように、TDMでアロケートされる。さらに、この例では、アップリンク通信をアロケートするための期間の一部分(例えば、最後のシンボルのような、シンボルの一部分)はまた、さまざまなUEのための周波数の部分620においてアップリンク制御チャネルリソースアロケーションを含むことができ、ここにおいて対応する制御チャネル送信は、(例えば、インターリーブ周波数分割多重接続(IFDMA)波形を使用して)期間の部分にわたって多重化される。一例では、図示されるように、周波数620の部分は、各UEにアロケートされたRB間の均等の間隔(例えばトーン間隔)を使用することができる。一例では、アロケーションスペース602は、周波数の部分620におけるアップリンク制御チャネルリソースアロケーションを使用し、さらに、共有DM−RSパイロットのための周波数の部分622を使用することができる。
[0071] 図7は、ULLワイヤレス通信におけるアロケーションスペース700にわたるリソースアロケーションの非制限的な例を示す図である。アロケーションスペース700では、リソースは、ダウンリンク通信のためにアロケートされる期間、GPのための期間、続いてアップリンク通信をアロケートするための期間(および/またはアップリンク通信をアロケートするための期間におけるDM−RS送信のための期間)を含み、図5においてアロケーションスペース502に関して同様に図示され且つ同様に説明したように、TDMでアロケートされる。さらに、この例では、アップリンク通信をアロケートするための期間の部分(例えば、最後の2個のシンボルのような、シンボルの部分)はまた、期間の部分の周波数の部分710および720において複数のアップリンク制御チャネルリソースアロケーションを含むことができる。この例では、アップリンク制御チャネルをアロケートするための期間の部分内の周波数の部分710および720は、期間の部分の最初と最後の周波数部分(例えば、シンボルの部分における最初と最後のRBグループにおける最初と最後の複数のRB)を含むことができる。一例では、周波数の最初の部分710と最後の部分720とは、サイズ(例えば帯域幅)が類似している場合がある。いくつかの例では、時間的に周波数の部分720の前に生じる周波数の部分710は、本書では「早期帯域幅」と呼ばれることができ、特定の時間感度制御データ、例えばHARQフィードバック、をスケジューリングするために使用され得、一方で、周波数の他の部分720は、時間感度の低い制御データ、例えば、スケジューリング要求(SR)、チャネル品質インジケータ(CQI)など、のために使用されることができる。一例では、1つまたは複数のUEは、(例えば部分722において)アップリンク制御チャネルをアロケートするための部分以外の期間の部分においてアップリンクデータと組み合わされる制御データ(例えば、ACK/NACK、SR CQIなど)を含むことができる。
[0072] 図8乃至14を参照すると、本書に説明される動作または機能を実施し得る1つまたは複数のコンポーネントおよび1つまたは複数の方法に関わる態様が、示されている。一態様では、本書で使用される「コンポーネント」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいはこれらのいくつかの組み合わせであり得、他のコンポーネントに分割され得る。図9乃至14における下記の動作が特定の順序で、および/またはコンポーネントの例によって実施されているとして示されるが、アクションおよびアクションを実施するコンポーネントの順序付けはインプリメンテーションに応じて変化され得ることが理解されるべきである。さらに、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサによって、または説明されるアクションまたは機能を実施することができるハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組み合わせによって実施され得ることが理解されるべきである。
[0073] 図8は、ULL通信においてチャネルを提供するための例としてのシステム800を示す。システム800は、ワイヤレスネットワークにアクセスするためにeNB804と通信するUE802を含み、それの例(例えば、アクセスポイント105、eNB204、スモールセルeNB208、eNB310、UE115、206、350など)は、図1乃至3において上に説明されている。一態様では、eNB804およびUE802は、1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立し得、それにわたってダウンリンク信号809を介して通信し、それは、設定された通信リソースにわたってeNB804からUE802に(例えばシグナリングで)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(例えば、トランシーバ856を介して)eNB804によって送信され、(例えば、トランシーバ806を介して)UE802によって受信されることができる。さらに、例えば、eNB804およびUE802は、1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立し、それにわたってアップリンク信号808を介して通信し、それは、設定された通信リソースにわたってUE802からeNB804に(例えばシグナリングで)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(例えば、トランシーバ806を介して)UE802によって送信され、(例えば、トランシーバ856を介して)eNB804によって受信されることができる。本書にさらに説明されるように、例えば、eNB804は、UE802がそれを通じてeNB804とデータを通信(例えば、送信または受信)するリソースを示すことができるリソースグラント880を通信し得、ここにおいてリソースは、説明されるように、レガシおよび/またはULL通信技術に対応することができる。例えば、ULL通信技術に関連するリソースは、ULLタイムライン(例えば、図4のタイムライン400、402のような、持続時間におけるサブフレーム未満のTTIを有するタイムライン)に関連することができ、および/または、(図5乃至7におけるアロケーションスペース500、502、600、602、700などの例に関連して説明されるように)アロケーションスペースにおけるグラントに対応し得る。
[0074] 一態様では、UE802は、例えば、1つまたは複数のバス807を介して、通信可能に結合され得るメモリ805および/または1つまたは複数のプロセッサ803を含み得、1つまたは複数のリソースグラントに基づいてULL通信技術を使用して通信するための通信コンポーネント361と関連して動作するか、別の方法でそれをインプリメントし得る。例えば、通信コンポーネント361に関連するさまざまな動作は、1つまたは複数のプロセッサ803によってインプリメントされるか、別の方法で実行され得、一態様では、シングルプロセッサによって実行されることができ、一方で他の態様では、複数の動作のうちの異なる動作が、2つ以上の異なるプロセッサの組み合わせによって実行され得る。例えば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ803は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、送信プロセッサ、受信プロセッサ、またはトランシーバ806に関連付けられたトランシーバプロセッサのうちのいずれか1つまたは任意の組み合わせを含み得る。さらに、例えば、メモリ805は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得、それは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、およびソフトウェアおよび/またはコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサ803によってアクセスおよび読取りされ得る命令またはコンピュータ可読コードを記憶するための任意の他の適切な媒体を含むが、それらに限定されない。さらに、メモリ805またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ803内にあり得るか、1つまたは複数のプロセッサ803の外にあるか、1つまたは複数のプロセッサ803を含む複数のエンティティにわたって分配されるか、その他であり得る。
[0075] 特に、1つまたは複数のプロセッサ803および/またはメモリ805は、通信コンポーネント361またはそれのサブコンポーネントによって規定される動作またはアクションを実行し得る。例えば、1つまたは複数のプロセッサ803および/またはメモリ805は、ULLワイヤレス通信における1つまたは複数のチャネルを通じて通信するためのリソースを決定するために、チャネルリソース決定コンポーネント810によって規定される動作またはアクションを実行し得る。一態様では、例えば、チャネルリソース決定コンポーネント810は、本書に説明される特別に設定されたチャネルリソース決定動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ803のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ805に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ803の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。さらに、例えば、1つまたは複数のプロセッサ803および/またはメモリ805は、それを通じてDM−RSを通信するためのリソースを決定するための選択的DM−RSリソース決定コンポーネント812によって規定される動作またはアクションを実行し得る。一態様では、例えば、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、本書に説明される特別に設定されたDM−RSリソース決定動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ803のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ805に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ803の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。さらに、例えば、1つまたは複数のプロセッサ803および/またはメモリ805は、被受信チャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI−RS)に基づいてCSIフィードバックを生成および/または通信するための選択的CSIフィードバックコンポーネント814によって規定される動作またはアクションを選択的に実行し得る。一態様では、例えば、CSIフィードバックコンポーネント814は、本書に説明される特別に設定されたCSIフィードバック動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ803のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ805に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ803の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。
[0076] 同様に、一態様では、eNB804は、例えば、1つまたは複数のバス857を介して、通信可能に結合され得るメモリ855および/または1つまたは複数のプロセッサ853を含み得、ULLワイヤレス通信のための1つまたは複数のUEに関わるリソースグラントを生成するためのスケジューリングコンポーネント302と関連して動作するか、別の方法でそれをインプリメントし得る。例えば、スケジューリングコンポーネント302に関連するさまざまな機能は、1つまたは複数のプロセッサ853によってインプリメントされるか、別の方法で実行され得、一態様では、シングルプロセッサによって実行されることができ、一方で他の態様では、上述されたように、複数の機能のうちの異なる機能が、2つ以上の異なるプロセッサの組み合わせによって実行され得る。一例では、1つまたは複数のプロセッサ853および/またはメモリ855は、UE802の1つまたは複数のプロセッサ803および/またはメモリ805に関して上の例で説明されるように、構成され得る。
[0077] 一例では、1つまたは複数のプロセッサ853および/またはメモリ855は、スケジューリングコンポーネント302またはそれのサブコンポーネントによって規定される動作またはアクションを実行し得る。例えば、1つまたは複数のプロセッサ853および/またはメモリ855は、ULL通信においてアサインされたリソースに関する1つまたは複数のパラメータを特定するリソースグラントを生成するためのリソースグラント生成コンポーネント820によって規定される動作またはアクションを実行し得る。一態様では、例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、本書に説明される特別に設定されたリソースグランティング動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ853のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ855に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ853の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。さらに、例えば、1つまたは複数のプロセッサ853および/またはメモリ855は、ULL通信におけるリソースがアサインされる1つまたは複数のUEからDM−RSを受信するための選択的DM−RS受信コンポーネント822によって規定される動作またはアクションを実行し得る。一態様では、例えば、DM−RS受信コンポーネント822は、本書に説明される特別に設定されたDM−RS受信動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ853のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ855に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ853の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。さらに、例えば、1つまたは複数のプロセッサ853および/またはメモリ855は、1つまたは複数のUEにCSI−RSを送信するための選択的CSI−RS送信コンポーネント824によって規定される動作またはアクションを実行し得る。一態様では、例えば、CSI−RS送信コンポーネント824は、本書に説明される特別に設定されたCSI−RS送信動作を実施するために、1つまたは複数のプロセッサ853のうちの少なくとも1つによって実行可能であり且つメモリ855に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群、および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ853の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。
[0078] 一例では、トランシーバ806、856は、1つまたは複数のアンテナ、RFフロントエンド、1つまたは複数の送信機、および1つまたは複数の受信機を通じてワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得る。一態様では、トランシーバ806、856は、UE802および/またはeNB804が特定の周波数で通信することができるように指定の周波数で動作するように調整され得る。一態様では、構成、通信プロトコル、などに基づいて指定の周波数および電力レベルで動作して、関連するアップリンクまたはダウンリンク通信チャネルにわたって、それぞれ、アップリンク信号808および/またはダウンリンク信号809を通信するように、1つまたは複数のプロセッサ803は、トランシーバ806を構成し得、および/または、1つまたは複数のプロセッサ853は、トランシーバ856を構成し得る。
[0079] 一態様では、トランシーバ806、856は、トランシーバ806、856を使用して送信および受信されるデジタルデータを処理するように、複数の帯域で(例えば、図示されていないが、マルチバンドマルチモードモデムを使用して)動作することができる。一態様では、トランシーバ806、856は、マルチバンドであり、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成されることができる。一態様では、トランシーバ806、856は、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成されることができる。かくして、例えば、トランシーバ806、856は、特定のモデム構成に基づいて信号の受信および/または送信を有効にし得る。
[0080] 図9は、eNBによってアサインされるULL通信リソースにわたって(例えば、UEによって)通信するための方法900の例を示す。eNBによってアサインされるリソースにわたってeNBと通信するUEに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによる通信のためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法900において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[0081] ブロック902において、UEは、サービングeNBから制御チャネルを受信することができ、ここにおいて、制御チャネルは、アップリンク共有データチャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示すリソースグラントを含む。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806と関連して、サービングeNB(例えばeNB804)から制御チャネル(例えば、uPDCCH)を受信することができ、ここにおいて制御チャネルは、アップリンク共有データチャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示すリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を含む。例えば、eNB804が、説明されるように、(例えば、図5におけるアロケーションスペース500において示されている例にしたがって)FDMでリソースをアロケートする場合、eNB804は、アップリンク共有データチャネルが開始する期間(例えば、シンボル、ここにおいてインジケータは、サブフレームを有するシンボルのインデックスを含み得る)を示すスタートインジケータおよびアップリンク共有データチャネルに対応する帯域幅を示すことができる。例えば、示される帯域幅は、周波数リソース(例えば、周波数帯域、複数のリソースブロックなど)のインジケーションを含み得、それを通じてリソースは、その期間の間にスケジューリングされる。一例では、アップリンク共有データチャネルは、それに応じて、スタートインジケータによって示される期間において始まり、周知の、または設定されたエンディング期間(例えば、サブフレームの終わり、スターティングシンボルからの複数のシンボルなど)まで拡張する帯域幅にわたって、スケジューリングされる。さらに、図5を参照すると、通信コンポーネント361は、サブフレームにおける第1の期間510においてuPDCCHを通じてリソースグラントを受信し得、ここにおいて、リソースグラントは、(例えば、期間512が中間のGPに対応するように、)サブフレームにおける第3の期間514内のスタートインジケータおよび帯域幅を示す。
[0082] ブロック904において、UEは、スタートインジケータから対応するエンディング期間までの持続時間の間に、帯域幅にわたってアップリンク共有データチャネルにおいてデータを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、スタートインジケータから対応するエンディング期間(例えば、説明されるように、サブフレームの終わり、スターティングシンボルからの複数のシンボル、または他の設定されたまたは周知のエンディング期間)までの持続時間の間に、帯域幅にわたってアップリンク共有データチャネルにおいてデータを送信することができる。一例では、チャネルリソース決定コンポーネント810は、eNB804から受信されるリソースグラントからスターティングインジケータおよび帯域幅を決定することができ、通信コンポーネント361は、それに応じて、スターティングインジケータから周知のエンディング期間(例えば、サブフレームのおわり)までの期間および帯域幅に対応するリソース(例えば、1つまたは複数のリソースブロック)にわたってデータ送信をスケジューリングすることができる。かくして、例えば、アップリンク共有データチャネル(例えば、uPUSCH)は、設定可能な帯域幅および持続時間を有することができ、ここにおいてリソース内のチャネルの配置は、スタートインジケータとアラインされる。
[0083] 選択的に、ブロック906において、UEは、アップリンク共有データチャネルにおいて1つまたは複数のDM−RSを送信するための1つまたは複数のシンボルを決定することができる。一態様では、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、および/またはメモリ805と関連して、アップリンク共有データチャネルにおいて1つまたは複数のDM−RSを送信するための1つまたは複数のシンボルを決定することができる。例えば、eNB804は、リソースグラント(例えば、リソースグラント880)における1つまたは複数のリソースを示し得、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、リソースグラントにおけるインジケーションに基づいて1つまたは複数のシンボルを決定し得る。別の例では、ブロック906において1つまたは複数のシンボルを決定するときに、UEは、選択的に、ブロック908において、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてアップリンク共有データチャネルにおいて1つまたは複数のDM−RSを送信するための1つまたは複数のシンボルを決定し得る。一態様では、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてアップリンク共有データチャネルにおいて1つまたは複数のDM−RSを送信するための1つまたは複数のシンボルを暗黙的に決定することができ、それは、持続時間(例えば、スタートインジケータからサブフレームの終わりに対応する持続時間)、変調オーダ(modulation order)、コードレート、および被受信制御チャネルの波形構成に対応する他の態様を含み得る。さらに、例えば、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、シンボルの数を決定することができ、それを通じて、グラントの持続時間、変調オーダ、コードレートなどに基づいて、DM−RS(例えば、1シンボル、2シンボルなど)を送信する。例えば、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、追加のDM−RSシンボルを決定することができ、ここにおいて、アップリンクグラントの持続時間はしきい値の持続時間に到達し、ここにおいて、アップリンク共有データチャネルにわたって送信されるデータは、しきい値の変調オーダ、および/またはコードレートなどに到達する。かくして、DM−RSを送信するための1つまたは複数のシンボルは、リソースグラントにおけるeNB804によって積極的に搬送される必要は無い。
[0084] 別の例では、ブロック910において、UEは、1つまたは複数のシンボルにおいて1つまたは複数のDM−RSを選択的に送信し得る。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、eNB804に、(例えば、関連するサブフレームのシンボル内で)アップリンク共有データチャネルにおいてUEによって送信されるデータを復調することを可能にするために、1つまたは複数のシンボルにおいてDM−RSを送信することができる。
[0085] 図10は、ULL通信ためのリソースを(例えば、eNBによって)スケジューリングするための方法1000の例を示す。UEのためのリソースをスケジューリングするeNBに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによる通信のためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法1000において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[0086] ブロック1002において、eNBは、アップリンク共有データチャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示すリソースグラントを生成することができる。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、および/またはメモリ855と関連して、アップリンク共有データチャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示すリソースグラントを生成することができる。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820が、説明されるように、(例えば、図5におけるアロケーションスペース500に示される例にしたがって)FDMでリソースをアロケートする場合、リソースグラント生成コンポーネント820は、アップリンク共有データチャネルが開始する期間(例えばシンボル)を示すスタートインジケータおよびアップリンク共有データチャネルに対応する帯域幅(例えば、周波数帯域、複数のリソースブロック、または、帯域幅の他のインジケーション)を示すことができる。一例では、アップリンク共有データチャネルは、説明されるように、スタートインジケータによって示される期間において始まり、周知の、または設定されたエンディング期間(例えば、サブフレームの終わり、スターティングシンボルからの複数のシンボルなど)まで拡大する帯域幅にわたって、適切に、スケジューリングされる。一例では、eNB804は、1つまたは複数のUE(例えば、UE802)へのエンディング期間を設定することができる。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、示されるバッファ状態報告(BSR)、報告チャネル品質(reported channel quality)、および/または同様のものを含み得る、UEの1つまたは複数のパラメータに基づいて、(例えば、帯域幅として周波数ドメインにおいて、シンボルの数として時間ドメインにおいて、)所定のUEのためのアップリンク共有データチャネルのためのサイズを決定し得る。
[0087] ブロック1004において、eNBは、ダウンリンク制御チャネルにおいてUEにリソースグラントを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、ダウンリンク制御チャネル(例えば、uPDCCH)においてUE(例えば、UE802)にリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を送信することができる。したがって、一例では、スケジューリングコンポーネント302はまた、周知のエンディング期間(例えば、サブフレームの終わり)におけるエンディングおよびスタートインジケータに対応する持続時間に対する帯域幅に対応するグラントリソースにわたってUE802からの通信を受信し得る。かくして、例えば、アップリンク共有データチャネル(例えば、uPUSCH)は、設定可能な帯域幅および持続時間を有することができ、ここにおいてリソース内のチャネルの配置は、スタートインジケータとアラインされる。さらに、図5を参照すると、スケジューリングコンポーネント302は、サブフレームにおける第1の期間510においてuPDCCHにわたってリソースグラントを送信し得、それは、(例えば、中間のGPに対応する期間512とともに、)サブフレームにおける第3の期間514内のスタートインジケータおよび帯域幅を示す。
[0088] 選択的に、ブロック1006において、eNBは、アップリンク共有データチャネルにおいてUEからのDM−RSを受信し得る。一態様では、DM−RS受信コンポーネント822は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856と関連して、アップリンク共有データチャネルにおいてUE(例えば、UE802)からDM−RSを受信することができる。一例において説明されるように、リソースグラント生成コンポーネント820は、アップリンク共有データチャネルのためにアロケートされたリソース内の1つまたは複数のシンボルをさらに示すためにリソースグラント880を生成し得、ここにおいて、1つまたは複数のシンボルは、DM−RS送信のために使用される。別の例では、UE802は、説明されるように、1つまたは複数のシンボルを自立的に決定することができる。さらに、例えば、eNB804は、共有アップリンクデータチャネルにわたってUE802から受信されたデータを復調するために、被受信DM−RSを使用することができる。
[0089] 図11は、eNBによってアサインされるULL通信リソースにわたって(例えば、UEによって)通信するための方法1100の例を示す。eNBによってアサインされるリソースを通じてeNBと通信するUEに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによって通信するためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法1100において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[0090] ブロック1102において、UEは、サービングeNBから制御チャネルを受信することができ、ここにおいて、制御チャネルは、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBを含むアップリンク共有データチャネルのためのリソースグラントを含む。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806と関連して、サービングeNB(例えばeNB804)から制御チャネル(例えば、uPDCCH)を受信することができ、ここにおいて制御チャネルは、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBを含むアップリンク共有データチャネルのためのリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を含む。例えば、リソースグラント880は、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBのインジケータを含むことができる。例えば、eNB804が、説明されるように、(例えば、図5におけるアロケーションスペース502において示される例にしたがって)TDMでリソースをアロケートする場合、eNB804は、リソースグラント880において、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBを示すことができ、ここにおいてRBは、(例えば、図5においてRBグループ519として示されているようなRBの5MHzの部分などの)RBのグループ、個々のRBに対応することができる。かくして、例えば、スターティングRBから開始して、リソースが、対応する期間(例えばシンボル)における次のRBにおいてアロケートされ、ここにおいてスターティングRBは期間における最後のRBではない、次に、次の期間(例えば次のシンボル)における第1のRBにおいて開始して、この次の期間における次のRBまで続くなどして、複数のRBに達するまで、RBは、第1に周波数において、第2に時間において、アロケートされることができる。
[0091] 特定の例では、RB(またはRBのグループ)は、第1の期間(例えば、シンボル、ここにおいて、シンボルは、ULL通信技術のTTIであることができる)における周波数帯域の開始において、第1のRB(またはRBグループ)で順次的に開始して、第1の期間における周波数帯域における次のRB(またはRBグループ)などへと続き、第1の期間における周波数帯域における最後のRB(またはRBグループ)まで、インデックスをアサインされることができる。そして、次の連続したインデックスは、第2の期間における周波数帯域の開始において第1のRB(またはRBグループ)にアサインされることができ、第2の期間における周波数帯域における次のRB(またはRBグルーブ)などへと、最後の期間における周波数帯域における最後の(またはエンディング)RB(またはRBグループ)まで、続く。かくして、eNB804は、リソースグラント880においてUE802に複数のRB(または複数のRBグループ)およびRB(またはRBグループ)のスタートインジケータを通信し得、通信コンポーネント361は、リソースグラント880を受信することができ、チャネルリソース決定コンポーネント810は、リソースグラント880において示されるRBの数およびRB(またはRBグループ)インデックスのスタートインジケータに基づいてアップリンク共有データチャネルに対応するリソースを決定することができる。一例では、通信コンポーネント361は、代替として、エンディングRBのインジケーションを受信し、それに応じてスターティングRBからエンディングRBへのリソースを決定することができる。
[0092] 図5を参照すると、例えば、通信コンポーネント361は、サブフレームにおける第1の期間520における1つまたは複数のRB(またはRBグループ)519において(例えば、最初の3個のシンボルのうちの1つまたは複数において)uPDCCHを通じてリソースグラントを受信し得、ここにおいて、リソースグラントは、中間のGPのRB(またはRBグループ)に対応する期間522とともに、サブフレームにおいて(例えば、ユーザ1のための第7のシンボルの第5、第6、および最初の2個のRBグループにおいて)第3の期間524内に生じるアップリンク共有データチャネルのための複数のRB(またはエンディングRB)とスターティングRBとを示す。特定の例では、図5におけるユーザ1のためのリソースグラントは、0(または、サブフレームの始まりからインデックスされる場合は16)のスターティングRBと、10の複数のRBを示し得る。加えて、以下にさらに説明されるように、eNB804は、eNB804に対するUEの推定された近接性に基づいて、UEにリソースをアロケートし得る。
[0093] ブロック1104において、UEは、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから複数のRBを通して続くアップリンク共有データチャネルにおいてデータを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから複数のRBを通して続くアップリンク共有データチャネルにおいてデータを送信することができる。一例では、説明されるように、チャネルリソース決定コンポーネント810は、(エンディングRBをさらに含み得る)eNB804から受信されるリソースグラント880から複数のRB(またはRBグループ)およびスターティングRB(またはRBグループ)を決定することができ、通信コンポーネント361は、それに応じて、複数のRB(またはエンディングRB)を通じてスターティングRBを含むようにリソース(例えば、1つまたは複数のRBまたはRBグループ)にわたってデータ送信をスケジューリングすることができる。かくして、特定の例では、アップリンク共有データチャネル(例えば、uPUSCH)は、(例えば、5MHz RBグループ519に対応する)1つまたは複数の25RBユニットにわたって設定可能であることができる。
[0094] 一例では、ブロック1106において、UEは、アップリンク共有データチャネルの少なくとも一部分において制御データを選択的に送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805および/またはトランシーバ806と関連して、アップリンク共有データチャネルの少なくとも一部分において制御データを送信し得る。例えば、通信コンポーネント361は、リソースグラント880に少なくとも部分的に基づいてアップリンク共有データチャネルにおいて制御データを送信することを決定し得、それは、説明されるように、uPDCCHを通じて受信され得る。例えば、eNB804は、リソースグラント880内のアップリンク共有データチャネル(例えば、uPUSCH)においてCQI送信をトリガし得、通信コンポーネント361は、それに応じてリソースグラント880を受信し、そのトリガに基づいてアップリンク共有データチャネルにおいてCQIを送信することができる。追加の情報が、一例では、uPUSCHおよびuPUCCHの同時の送信を防ぐために、アップリンク共有データチャネル送信に含まれることができる。かくして、例えば図6に示されているように、いくつかのUEは(複数のシンボルに及び得る)周波数610の部分において制御データを送信し得るが、他のUE(および/または同じUE)は、共有データチャネル通信のためにアロケートされる周波数612の部分において制御データを送信し得る。
[0095] 選択的に、ブロック1108において、UEは、アロケーションスペース内で1つまたは複数のDM−RSを送信するためのシンボルを決定することができる。一態様では、DM−RSリソース決定コンポーネント812は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、および/またはメモリ805と関連して、アロケーションスペースにおいて1つまたは複数のDM−RSを送信するためのシンボルを決定することができる。例えば、eNB804は、リソースグラント(例えば、リソースグラント880)またはDM−RSを送信するための別個の通信において、シンボルおよび/または周波数の対応する部分(例えば、RBまたはRBグループ、RBグループにおける1つまたは複数のRBなど)を示し得る。DM−RSリソース決定コンポーネント812は、リソースグラントにおけるインジケーションに基づいてDM−RSを送信するための周波数の部分および/またはシンボルを決定し得る。例えば、図5を参照すると、eNB804は、DM−RS送信のための期間526を示し得、および/または、所定のUE802に固有の、または概してDM−RS送信のための期間526内の周波数の部分を示し得る。いずれの場合も、UE802は、インジケーションを受信する(例えば、復調の間にDM−RSの使用を決定する)ことができ、それに応じて、期間526において(および/または周波数の対応する部分にわたって)DM−RS送信をスケジューリングすることできる。
[0096] 別の例では、ブロック1110において、UEは、1つまたは複数のシンボルにおいて1つまたは複数のDM−RSを選択的に送信し得る。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、(例えば、対応するサブフレームにおいて)アップリンク共有データチャネルにおいてUEによって送信されるデータを復調することをeNB804に可能にするために、1つまたは複数のシンボルにおいて(および/または周波数の対応する部分にわたって)DM−RSを送信することができる。
[0097] 図12は、ULL通信ためのリソースを(例えば、eNBによって)スケジューリングするための方法1200の例を示す。UEのためのリソースをスケジューリングするeNBに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによって通信するためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法1200において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[0098] ブロック1202において、eNBは、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBを含むアップリンク共有データチャネルのためのリソースグラントを生成することができる。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853および/またはメモリ855に関連して、アロケーションスペースにおけるスターティングRBから開始する複数のRBを含むアップリンク共有データチャネルのためのリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を生成することができる。例えば、説明されるように、リソースグラント生成コンポーネント820が(例えば、図5のアロケーションスペースに示されている例にしたがって)TDMにリソースをアロケートする場合、リソースグラント生成コンポーネント820は、第3の期間524に対応する所定のアップリンク共有データチャネル(またはエンディングRBまたはRBグループ)のための複数のRBおよびスターティングRB(またはRBグループ)のインジケーションを、リソースグラント880において、含むことができる。一例では、アップリンク共有データチャネルは、それに応じて、(例えば、それのインデックスに基づいて)スターティングRB(またはRBグループ)によって示されるRBにわたってスケジューリングされ、示された複数のRB(または複数のRBグループ)のために、および/または示されたエンディングRB(またはRBグループ)まで、続く。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、UEの1つまたは複数のパラメータに基づいて、所定のUEのためのアップリンク共有データチャネルのためのサイズ(例えば、複数のRBまたはRBグループ)を決定し得、それは、示されるバッファ状態報告(BSR)、報告チャネル品質、および/または同様のものを含み得る。例えば、eNB804は、別のUEのBSRより大きいBSRを有するUEに対して、より大きなサイズのアロケーションを決定し得る。
[0099] ブロック1204において、eNBは、ダウンリンク制御チャネルにおいてUEにリソースグラントを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、ダウンリンク制御チャネル(例えば、uPDCCH)においてUE(例えば、UE802)にリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を送信することができる。したがって、一例では、スケジューリングコンポーネント302はまた、複数のRB(または複数のRBグループ)(またはエンディングRBまたはRBグループ)およびスターティングRB(またはRBグループ)に対応するグラントリソースにわたってUE802から通信を受信し得る。かくして、例えば、アップリンク共有データチャネル(例えば、uPUSCH)は、アップリンク共有データチャネルにアロケートされる複数のRB(またはRBグループ)に基づいて、設定可能な帯域幅を有することができる。さらに、図5を参照すると、スケジューリングコンポーネント302は、サブフレームにおける第1の期間520に対応するRB(またはRBグループ)においてuPDCCHを通じてリソースグラントを送信し得、ここにおいて、リソースグラントは、(例えば、その中間のGPに対応する期間522とともに、)サブフレームにおける第3の期間524内のスターティングRB(またはRBグループ)、複数のRB(またはRBグループ)、またはエンディングRB(またはRBグループ)を示す。さらに、一例では、リソースグラントは、アップリンク共有データチャネルにおいて制御データ(または特定のタイプの制御データ)を送信するためにUE802のためのインジケータ、例えば、アップリンク共有データチャネルにおいてCQIを送信するためのトリガを含み得る。
[0100] 選択的に、ブロック1206において、eNBは、リースグラントに対応する複数のRBのエンディングRBに隣接する第2のスターティングRBから開始する第2のアップリンク共有データチャネルのための第2のリソースグラントを第2のUEのために生成し得る。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、および/またはメモリ855に関連して、リソースグラントに対応する複数のRBのエンディングRBに隣接する第2のスターティングRBから開始する第2のUEのための第2のアップリンク共有データチャネルのための第2のリソースグラントを生成することができ、それは、UE802に送信されるリソースグラントである。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、それに応じて、アロケーションスペースにおけるオーバーヘッドを制限するために、説明されるように、第1に周波数において、第2に時間において、連続してアップリンク共有データチャネルをアロケートすることができる。さらに、一例では、リソースグラント生成コンポーネント820は、近くのUEが離れたUEより前にアロケートされるように、アップリンク共有データチャネルをアロケートすることができる。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、UEに関連する1つまたは複数のパラメータ(例えば、アップリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)測定値、被受信CQIなど)に基づいて、UEの距離のオーダを推定し得、最初に最も近い近接UEに対して(例えば、GPのRBグループまたはエンディングRBに隣接するRBまたはRBグループから始めて)、続いてその次に最も近い近接UE、などに対して、アップリンク共有データチャネルのためのリソースをアロケートし得る。
[0101] いかなる場合でも、選択的に、ブロック1208において、eNBは、第2のUEに第2のリソースグラントを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、ダウンリンク制御チャネル(例えば、uPDCCH)において第2のUE(例えば、UE802以外)に第2のリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を送信することができる。
[0102] さらに、ブロック1210において、eNBは、選択的に、共通のシンボルにわたってDM−RSを送信するために、DM−RS位置情報をUEおよび追加のUEに示し得る。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、共通のシンボル(例えば、図5における期間526)にわたってDM−RSを送信するために、DM−RS位置情報をUE(例えばUE802)および追加のUEに示す。例えば、リソースグラント生成コンポーネント820は、リソースグラントまたは別個の通信における(1つまたは複数の)UEに、DM−RS(例えば、シンボルにおけるRBまたはRBグループ)を送信するための周波数の対応する部分、および/または、共通のシンボルを示し得る。例えば、図5を参照すると、共通のシンボルは、期間526を含み得、リソースグラント880は、サブフレーム内のシンボルのインデックスまたは他のインジケータを含み得る。さらに、説明されるように、共通のシンボルは、アップリンク共有データチャネルのためのアロケーションスペース内にあり得る。
[00103] 選択的に、ブロック1212において、eNBは、共通のシンボルにおいてUEからDM−RSを受信し得る。一態様では、DM−RS受信コンポーネント822は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856と関連して、共通のシンボルにおいてUE(例えば、UE802)からDM−RSを受信することができる。説明されるように、例えば、eNB804は、共有アップリンクデータチャネルにわたってUE802から受信されたデータを復調するために、DM−RSを使用することができる。
[00104] 図13は、eNBによってアサインされるULL通信リソースにわたって(例えば、UEによって)通信するための方法1300の例を示す。eNBによってアサインされるリソースにわたってeNBと通信するUEに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによって通信するためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法1300において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[00105] ブロック1302において、UEは、サービングeNBから制御チャネルを受信することができ、ここにおいて、制御チャネルは、アップリンク制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すリソースグラントを含む。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806と関連して、サービングeNB(例えばeNB804)から制御チャネル(例えば、uPDCCH)を受信することができ、ここにおいて制御チャネルは、アップリンク制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を含む。例えば、(図6におけるアロケーションスペース600、602、図7におけるアロケーションスペース700において示される例にしたがって)eNB804がTDMでリソースをアロケートする場合、説明されるように、eNB804は、リソースグラント880において制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すことができる。例えば、スタートインジケータは、RBまたはRBグループのインデックス、アップリンク制御チャネルが始まるシンボルのインデックス(例えば、ここにおいてシンボルは、ULL通信技術のTTIであることができる)、など、であり得る。さらに、一例では、リソースグラント880は、帯域幅を示し得、および/または、帯域幅は、UE802によって別の方法で認識され得るか、別個に設定され得る。一例では、ブロック1302において受信される制御チャネルが他のリソースにわたって受信される第2の制御チャネルであり得、追加の情報がブロック902または1102において受信されるのと同じ制御チャネルで受信されるように、UE802は、方法900および/または1100を方法1300と同時に実施することができる。
[00106] 一例では、(例えば、リソースグラント880において示されるような)帯域幅は、周知のまたは設定されたエンディング期間(例えば、サブフレームにおける最後のシンボル、複数のシンボルまたはRBのあと、など)におけるエンディングおよびスタートインジケータによって示されるシンボル、または、別の方法で設定されたエンディングシンボルに対して、最初および最後のRB(またはRBグループ)における周波数の部分を含み得、それらの例は、図6では周波数の部分610、図7では周波数の部分720、などとして示されている。別の例では、帯域幅は、複数のUEの制御データを送信するための1つまたは複数の共通のシンボルにおいて(例えば、図6では周波数の部分620として示されているような最後のシンボルにおいて)、1つまたは複数のRB(または、RBグループ)の部分を含み得る。したがって、例えば、リソースグラント880は、制御データを送信するために所定のUEに対して共通のシンボルにおける1つまたは複数のRB(またはRBグループ)の部分を示し得、および/または、UEにアサインされる、(1つまたは複数の)共通のシンボル、RBインデックス、RB間の間隔(例えばトーン間隔)などを示し得る。
[00107] ブロック1304において、UEは、スタートインジケータから対応するエンディング期間までの持続時間の間に、帯域幅にわたってアップリンク制御チャネルにおいて制御データを送信することができる。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、スタートインジケータから対応するエンディング期間(例えば、説明されるように、サブフレームの終わり、スターティングシンボルからの複数のシンボル、TDMにおける複数のRB、または他の設定されたまたは周知のエンディング期間)までの持続時間の間に、(例えば、リソースグラント880において示されているように)帯域幅にわたってアップリンク制御チャネルにおいて制御データを送信することができる。例えば、説明されるように、チャネルリソース決定コンポーネント810は、eNB804から受信されるリソースグラントからのスタートインジケータに対応する期間(例えばシンボル)および帯域幅を決定することができ、通信コンポーネント361は、それに応じて、リソースにわたってデータ送信をスケジューリングすることができる。一例では、帯域幅が(図6において周波数の部分620に示されているように)制御データを送信するために複数のUEに対して共通のシンボルにおいて共有される場合、通信コンポーネント361(および他のUEの他の通信コンポーネント)は、帯域幅にわたって周波数の複数の部分において制御データを送信するためにIFDMA波形を使用し得る。さらに、これに関して、対応する共有DM−RSはまた、サブフレームにおける別のシンボル(例えば、プリコーディングシンボル)において送信されることができる。
[00108] 一例では、アップリンク制御チャネルのためのリソースは、干渉を軽減することと、HARQフィードバックのためのn+kルールに従うこと(例えば、サブフレームの始まりにおいてダウンリンクチャネルのためのフィードバックが、対応するダウンリンク通信からのシンボルの少なくともしきい値数(k)だけ送信されることを確実にすること)とを行うために、アップリンク共有データチャネルから遅延され、アップリンク制御チャネルにわたって送信されるリソースグラントにおいてアロケートされることができる。さらに、一例では、eNB804は、リソースグラントにおいて制御チャネルの持続時間を示し得、チャネルリソース決定コンポーネント810は、(例えば、サブフレームの終わりではなく)持続時間に基づいて制御データを送信するための期間を決定することができる。持続時間は、アップリンク共有データチャネルのための、複数のRB(またはRBグループ)、複数のシンボルなどを示し得る。
[00109] 一例では、通信コンポーネント361は、アップリンク制御チャネルのタイプに依存して、ACK/NACK、SR、CQIなどのような制御データを送信することができる。例えば、アロケーションスペースは、アップリンクアロケーションと比較すると、ヘビーダウンリンクアロケーション(heavy downlink allocation)(例えば、9個のダウンリンクシンボルと4個のアップリンクシンボルとを有するアロケーションスペース600、602)であり、または、ダウンリンクアロケーションと比較すると、ヘビーアップリンクアロケーション(heavy uplink allocation)(例えば、2個のダウンリンクシンボルと10個のアップリンクシンボルとを有するアロケーションスペース700)であり得る。一例では、アロケーションスペースがヘビーダウンリンクアロケーションである場合、制御データを送信することは、データを示すために異なる循環シフト(cyclic shift)を使用することを含み得、それは、ダウンリンク共有データチャネルがUE802にアサインされること、および/または、アップリンク共有データチャネルがUE802にアサインされること、に基づき得る。
[00110] かくして、一例では、ブロック1304において制御データを送信するとき、UEは、選択的に、ブロック1306において、制御データを示すために循環シフトで制御データを送信し得る。一態様では、通信コンポーネント361は、制御データを示すために循環シフトで制御データを送信することができる。循環シフトの構成は、例えば、ダウンリンク制御チャネルアサインメントに基づくことができる。例えば、通信コンポーネント361が(例えばサブフレームにおいて)eNB804からダウンリンク共有データチャネルアサインメントとアップリンク共有データチャネルアサインメントとを受信する場合、通信コンポーネント361は、ダウンリンクデータのためのACK/NACKを示すために第1の循環シフトで、および/またはSRを示すために第2の循環シフトで、制御データを送信することができる。別の例では、通信コンポーネント361が(例えばサブフレームにおいて)eNB804からアップリンク共有データチャネルアサインメントを受信する場合、通信コンポーネント361は、SRを示すために第1の循環シフトで、および/または、eNB804にCQIを送信することの要求を示すために第2の循環シフトで、制御データを送信することができる。さらに、例えば、通信コンポーネント361が(例えばサブフレームにおいて)eNB804からダウンリンク共有データチャネルアサインメントを受信する場合、通信コンポーネント361は、(例えばDM−RSに基づいて)パイロットを示すために第1の循環シフトで、および/または、ダウンリンク共有データチャネルにおいてダウリンクデータのためのACK/NACKを示すために第2の循環シフトで、制御データを送信することができる。さらに、通信コンポーネント361が(例えばサブフレームにおいて)eNB804からアップリンク共有データチャネルアサインメントもダウンリンク共有データチャネルアサインメントも受信しない場合、通信コンポーネント361は、(例えば、DM−RSに基づいて)パイロットを示すために第1の循環シフトで、および/またはSRを示すために第2の循環シフトで、制御データを送信することができる。一例では、通信コンポーネント361がアップリンク共有データチャネルアサインメントを受信する場合、通信コンポーネント361は、アップリンク共有データチャネルアサインメントのリソースにわたって対応する送信のためのパイロットとして(上述のような)DM−RSを使用することができ、パイロットを送信するための循環シフトのうちの1つを使用しない場合がある。
[00111] 別の例では、アロケーションスペースがヘビーアップリンクアロケーションである場合、UEは選択的に、ブロック1308において、早期帯域幅において早期制御チャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示す別のリソースグラントを決定し得る。一態様では、チャネルリソース決定コンポーネント810は、例えば、(1つまたは複数)のプロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、帯域幅(例えば、周波数帯域、複数のRBなど)および早期帯域幅における早期制御チャネルのためのスタートインジケータ(例えば、スタートシンボルのインデックス、RBなど)を示す別のリソースグラントを決定し得る。例えば、リソースグラント880は、同様に早期制御チャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅のインジケーションを含み得、それは、サブフレームの終わりの近くにあり得るアップリンク制御チャネルの周波数720の部分から分離されているアップリンク共有データチャネルアロケーションスペースにおける1つまたは複数のシンボルにおける周波数の部分710に対応し得る。一例では、通信コンポーネント361は、早期制御チャネルにおいていくつかの制御データ、および/または、制御チャネルにおいてさらなる制御データを送信することができる。
[00112] 一例では、UEは、選択的に、ブロック1310において、制御チャネルにおいてSR/CQIおよび早期制御チャネルにおいてHARQインジケータを送信し得る。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805および/またはトランシーバ806と関連して、制御チャネルにおいてSR/CQIおよび早期制御チャネルにおいてHARQインジケータを送信し得る。かくして、例えば、HARQインジケータは、HARQインジケータがサブフレームの終わりの近くの後期アップリンク制御チャネルにおいて送信され得る場合と対照的に、次のサブフレームにおいて可能な再送信を可能にするためにeNB804に早期に通信されることができる。図7を参照すると、この例では、通信コンポーネント361は、周波数の部分710における早期制御チャネルにおいてHARQインジケータを送信することができ、早期制御チャネルより後の時間に生じる後期制御チャネルにおいて周波数の部分720においてSR/CQIを送信することができる。
[00113] さらに、例えば、UEは選択的に、ブロック1312において、アロケーションスペースの第1の部分においてeNBからCSI−RSを受信し得る。一態様では、通信コンポーネント361は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ803、メモリ805、および/またはトランシーバ806に関連して、アロケーションスペースの第1の部分(例えば、サブフレームの第1のシンボル)においてeNBから(CSI干渉管理(CSI−IM)を含み得る)CSI−RSを受信し得る。例えば、ダウンリンクおよびアップリンクリソースグラントは、UE802からのCSIフィードバックをトリガし得る。一態様では、UE802はまた、CSI−RSを検出するためのCSI−RSロケーション情報を受信し得る。いずれの場合でも、UE802は、CSI−RSのためのCSIフィードバックを提供するように構成され得る。例えば、CSIフィードバックコンポーネント814は、アップリンク制御チャネルにおいて制御データでCSIフィードバックを送信することができる。別の例では、UEは選択的に、ブロック1314において、eNBによって構成されるアップリンク共有データチャネルにおいてCSIフィードバックを送信し得る。一態様では、CSIフィードバックコンポーネント814は、(例えばeNB804が上述のようにアップリンク共有データチャネルを構成することができる場合、)eNB804によって構成されるアップリンク共有データチャネルにおいてCSIフィードバックを送信することができる。一例では、CSIフィードバックコンポーネント814は、CSIを報告するためのトリガがダウンリンクリソースグラントにおけるeNB804から受信されるか、アップリンクリソースグラントにおけるeNB804から受信されるか、または、アップリンク共有データチャネルがアップリンク制御チャネルと衝突するかどうか、に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク共有データチャネル、またはアップリンク制御チャネルにおいてCSIフィードバックを送信することができる。
[00114] 図14は、ULL通信リソースを(例えば、eNBによって)スケジューリングするための方法1400の例を示す。UEのためのリソースをスケジューリングするeNBに関して概して説明されるが、本書に説明される機能は、あるデバイスが他のデバイスによって通信するためのリソースをスケジューリングするワイヤレス通信において、実質的にいかなるデバイスによっても使用されることができる。方法1400において、破線のボックスとして示されているブロックは、選択的なステップを表す。
[00115] ブロック1402において、eNBは、アップリンク制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すリソースグラントを生成することができる。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、および/またはメモリ855と関連して、アップリンク制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すリソースグラントを生成することができる。例えば、説明されるように、(図6におけるアロケーションスペース600、602、図7におけるアロケーションスペース700において示される例にしたがって)eNB804がTDMにリソースをアロケートする場合、eNB804は、リソースグラント880において制御チャネルのためのスタートインジケータおよび/または帯域幅を示すことができる。例えば、スタートインジケータは、アップリンク制御チャネルが開始するRBまたはRBグループのインデックス、シンボルのインデックスなどであり得る。さらに、一例では、リソースグラント880は、帯域幅を示し得、および/または、帯域幅は、eNB804およびUE802によって別の方法で認識され得るか、別個に設定され得る。
[00116] 一例では、帯域幅は、スタートインジケータおよび周知のエンディング期間(例えば、サブフレームにおける最後のシンボル、複数のシンボルまたはRBのあと、など)におけるエンディングによって示されるシンボル、または、別の方法で設定されたエンディングシンボルに対して、最初および最後のRB(またはRBグループ)における周波数の部分を含み得、それらの例は、図6の周波数の部分610、図7の周波数の部分720などとして示されている。別の例では、帯域幅は、複数のUEの制御データを送信するための1つまたは複数の共通のシンボルにおいて(例えば、図6において周波数の部分620に示されているような最後のシンボルにおいて)、1つまたは複数のRB(または、RBグループ)の部分を含み得る。したがって、例えば、リソースグラント880は、制御データを送信するために所定のUEのための1つまたは複数のRB(またはRBグループ)の部分を示し得る。さらに、リソースグラント生成コンポーネント820は、ヘビーダウンリンクアロケーションスペースのための最小2個のシンボルuPUCCH、ヘビーアップリンクアロケーションスペースのためのスロット長uPUCCH、などを生成し得る。さらに、リソースグラントのためのRBの数は、構成に基づいて(例えば、uPUCCHの示された持続時間に基づいて)、変わることができる。
[00117] ブロック1404において、eNBは、ダウンリンク制御チャネルにおいてUEにリソースグラントを送信することができる。一態様では、スケジューリングコンポーネント302は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、ダウンリンク制御チャネル(例えば、uPDCCH)においてUE802にリソースグラント(例えば、リソースグラント880)を送信することができる。したがって、説明されるように、UE802は、eNB804から受信されるリソースグラントからのスタートインジケータに対応する期間(例えばシンボル)および帯域幅を決定することができ、それに応じて、リソースにわたって制御データ送信をスケジューリングすることができる。かくして、一例では、スケジューリングコンポーネント302は、その期間の間に帯域幅にわたってUE802および/または他のUEから制御データを受信することができる。
[00118] 一例では、eNBは選択的に、ブロック1406において、被受信制御データをシフトするために使用される循環シフトに基づいて制御データを決定することができる。一態様では、スケジューリングコンポーネント302は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855および/またはトランシーバ856と関連して、被受信制御データをシフトするために使用される循環シフトに基づいて制御データを決定することができる。例えば、説明されるように、スケジューリングコンポーネント302は、先に説明されるように、ダウンリンク共有データチャネルアロケーションがUE802に提供されること、および/または、アップリンク共有データチャネルアロケーションがUE802に提供されること、に基づいて、および循環シフトに基づいて、制御データを決定することができる。
[00119] 別の例では、eNBは選択的に、ブロック1408において、早期帯域幅における早期制御チャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示す別のリソースグラントをUEに生成および送信し得る。一態様では、リソースグラント生成コンポーネント820は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855および/またはトランシーバ856と関連して、早期帯域幅における早期制御チャネルのためのスタートインジケータおよび帯域幅を示す別のリソースグラントを(例えば、同じまたは異なるダウンリンク送信において)UE802に生成および送信することができる。説明されるように、リソースグラント生成コンポーネント820は、(例えば、アップリンク共有データチャネルリソースをアロケートするための複数のシンボルがしきい値に達する場合、サービスされるUEにアロケートするための複数のリソースブロックが少なくともアロケーションスペースにおいて利用可能である複数のリソースブロック未満のしきい値である場合、などに)ヘビーアップリンクアロケーションスペースにおける早期帯域幅における早期制御チャネルのためのリソースグラントを生成し得る。
[00120] したがって、説明されるように、eNBは、選択的に、ブロック1410において、制御チャネルにおいてSR/CQIを、および早期制御チャネルにおいてHARQインジケータを、受信し得る。一態様では、スケジューリングコンポーネント302は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855および/またはトランシーバ856と関連して、制御チャネルにおいてSR/CQIおよび早期制御チャネルにおいてHARQインジケータを受信し得る。かくして、例えば、HARQインジケータは、HARQインジケータがサブフレームの終わりの近くの後期アップリンク制御チャネルにおいて受信され得る場合と対照的に、(例えば、図5では第1の期間520において)次のサブフレームにおいて対応するダウンリンクデータを場合によっては再送信することをスケジューリングコンポーネント302に可能にするために、早期に受信されることができる。
[00121] さらに、例えば、eNBは選択的に、ブロック1412において、アロケーションスペースの第1の部分においてUEにCSI−RSを送信し得る。一態様では、CSI−RS送信コンポーネント824は、例えば、(1つまたは複数の)プロセッサ853、メモリ855、および/またはトランシーバ856に関連して、アロケーションスペースの第1の部分(例えば、サブフレームの第1のシンボル)においてUE802に(CSI−IMを含み得る)CSI−RSを送信し得る。一例では、eNB804は、アロケーションスペースの部分において、UE802に送信されるダウンリンクおよび/またはアップリンクリソースグラントを介して、CSIフィードバックをトリガし得る。一態様では、eNB804はまた、CSI−RSを検出するためのCSI−RSロケーション情報を送信し得る。いずれの場合でも、UE802は、CSI−RSのためのCSIフィードバックを提供するように構成され得る。一例では、eNBは選択的に、ブロック1414において、アップリンク制御チャネルまたはアップリンク共有データチャネルにおいてUEからCSIフィードバックを受信し得る。一態様では、スケジューリングコンポーネント302は、アップリンク制御チャネルまたはアップリンク共有データチャネルにおいてUE802からCSIフィードバックを受信することができる。一例では、スケジューリングコンポーネント302は、リソースグラント生成コンポーネント820がCSIを報告するためにUE802をダウンリンクリソースグラントにおいてトリガするか、アップリンクリソースグラントにおいてトリガするか、あるいは、アップリンク共有データチャネルがアップリンク制御チャネルと衝突するかどうか、に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク共有データチャネル、またはアップリンク制御チャネルにおいてCSIフィードバックを受信することができる。
[00122] 開示された処理におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの一例であることが理解される。設計の好みに基づいて、処理におけるステップの特定の順序または階層は再配置され得ることが理解される。さらに、いくつかのステップは、組み合わされ得るか、または省略され得る。添付の方法の請求項は、サンプルの順序でさまざまなステップの要素を提示しており、提示された特定の順序または階層に限定されることは意図されない。
[00123] 先の説明は、いかなる当業者にも本書で説明されたさまざまな態様を実施することを可能にするために、提供される。これらの態様へのさまざまな修正は、当業者に容易に明らかとなり、本書に定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。かくして、特許請求の範囲は、本書に示された態様に限定されることは意図されてはいないが、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲を付与されるべきであり、ここにおいて、単数形での要素への言及は、そうであると具体的に記載されない限り、「1つおよび1つのみ」を意味することは意図されず、むしろ「1つまたは複数」を意味することが意図される。そうでないと具体的に記載されない限り、「いくつかの」という用語は、1つ以上を指す。当業者に既知の、または後に周知となる、本書に説明されたさまざまな態様の要素と構造的および機能的に同等な物はすべて、参照によって本書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されることが意図される。さらに、本書で開示されたものが、特許請求の範囲の中に明示的に記載されているか否かに関わらず、公に捧げられることを意図していない。要素が「〜のための手段」というフレーズを使用して明確に記載されていない限り、どの請求項の要素もミーンズプラスファンクション(means plus function)として解釈されるべきではない。