JP6381352B2 - 磁石式ブロック玩具 - Google Patents

磁石式ブロック玩具 Download PDF

Info

Publication number
JP6381352B2
JP6381352B2 JP2014162329A JP2014162329A JP6381352B2 JP 6381352 B2 JP6381352 B2 JP 6381352B2 JP 2014162329 A JP2014162329 A JP 2014162329A JP 2014162329 A JP2014162329 A JP 2014162329A JP 6381352 B2 JP6381352 B2 JP 6381352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
magnet
region
connection region
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014162329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016036577A (ja
Inventor
桐渕 千鶴子
千鶴子 桐渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konami Sports Club Co Ltd
Original Assignee
Konami Sports Club Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konami Sports Club Co Ltd filed Critical Konami Sports Club Co Ltd
Priority to JP2014162329A priority Critical patent/JP6381352B2/ja
Priority to US15/329,663 priority patent/US9751025B2/en
Priority to CA2957155A priority patent/CA2957155A1/en
Priority to PCT/JP2015/072214 priority patent/WO2016021631A1/ja
Publication of JP2016036577A publication Critical patent/JP2016036577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6381352B2 publication Critical patent/JP6381352B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H33/00Other toys
    • A63H33/04Building blocks, strips, or similar building parts
    • A63H33/046Building blocks, strips, or similar building parts comprising magnetic interaction means, e.g. holding together by magnetic attraction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H33/00Other toys
    • A63H33/26Magnetic or electric toys

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

本発明は、磁石式ブロック玩具に関する。
従来、知育用玩具の一つとしてブロック玩具が知られており、ブロック玩具を用いた遊びを通じて幼児の創造力及び想像力を養うことが図られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、連結対象に磁気的に連結される磁石式ブロック玩具が記載されている。特許文献1に記載された磁石式ブロック玩具は、複数の面の内側に埋設された磁石を有し、当該磁石の磁力を利用して他の磁石式ブロック玩具に磁気的に連結される。
実用新案登録第3130523号
ところで、上述したような磁石式ブロック玩具としては、例えば概ね1.5歳児以上の幼児を使用対象としているところ、このような幼児にとって使い勝手が良く、且つ、その使い勝手の良さを長く保ち得るものが望まれる。この点、上記の磁石式ブロック玩具では、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、幼児にとって使い勝手が良く、且つ、その使い勝手の良さを長く保つことができる磁石式ブロック玩具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る磁石式ブロック玩具は、連結対象に磁気的に連結される磁石式ブロック玩具であって、連結対象に磁気的に連結可能な平面領域である連結領域と、連結対象に磁気的に連結不能な平面領域である非連結領域と、を外面に有するブロック本体と、ブロック本体において連結領域の内側に設けられ、N極部及びS極部が周方向に沿って画されて成る円板磁石と、を備え、ブロック本体は、連結領域に沿うように円板磁石を配置しながら円板磁石を周方向に回転自在に保持する磁石保持部を有し、ブロック本体の少なくとも一辺は、30mm以上40mm未満であり、連結領域及び非連結領域のうち連結領域のみには、連結対象に連結可能であることを示す所定表示が設けられ、連結領域には、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部が形成されている。
この本発明の磁石式ブロック玩具では、連結対象に連結可能であることを示す所定表示が連結領域に設けられているので、幼児が連結領域と非連結領域とを容易に区別することができる。加えて、ブロック本体の少なくとも一辺が30mm以上40mm未満であるため、幼児が容易に扱うことができ、幼児にとっての使い勝手を向上させることができる。更に、連結領域には段差部が形成されているため、この連結領域を介して連結対象(例えば他の磁石式ブロック玩具)に磁気的に連結させたとき、所定表示が接触による損傷を受け難く、所定表示の耐久性を高めることができる。これにより、幼児にとっての使い勝手の良さを長く保つことができる。
また、所定表示は、凹形状と凸形状とが嵌合する嵌合構造の凸形状を模した図形が塗装により設けられて成る場合がある。この場合、所定表示が嵌合構造の凸形状を幼児に連想させ得るため、幼児は連結領域と非連結領域とをより容易に区別することができる。
また、円板磁石のブロック本体の内部側に隣り合うように設けられたヨークを更に備え、ブロック本体は、1つの箱部材及び1つの蓋部材のみで形成されてもよい。この場合、ヨークを備えるので、円板磁石による連結力が増幅し、円板磁石の小型化、ひいてはブロック本体を小型化できる。更に、ブロック本体は2つの部材により形成されるので、製造の簡易化が可能となる。
また、段差部の一部は、外面における蓋部材と箱部材との間において蓋部材が外側に張り出して成る。この場合、蓋部材と箱部材という2つの部材の特徴を活かして段差部の一部を形成でき、段差部による上記効果を容易且つ効果的に実現できる。
また、ブロック本体は、所定方向の一方側の外面に設けられる第1連結領域と、所定方向の他方側の外面に設けられる第2連結領域と、を連結領域として有し、第1連結領域の内側に設けられる第1円板磁石と、第2連結領域の内側に設けられる第2円板磁石と、を円板磁石として備え、第1円板磁石及び第2円板磁石は、所定方向から見て、互いに重ならないように配置されている又は仕切部材を介して重なるように配置されてもよい。この場合、ブロック本体の内部で第1円板磁石及び第2円板磁石が互いに干渉し合って連結対象に対する連結力が低下するのを防ぐことができる。
本発明によれば、幼児にとって使い勝手が良く、且つ、その使い勝手の良さを長く保つことができる。
(a)は第1実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、(b)は図1(a)のIb−Ib線に沿っての断面図である。 (a)は図1の磁石式ブロック玩具の箱部材の斜視図、(b)は図1の磁石式ブロック玩具の蓋部材の斜視図である。 図1の磁石式ブロック玩具の使用時を説明する図である。 (a)は第2実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、(b)は図4(a)のIVb−IVb線に沿っての断面斜視図である。 (a)は第3実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、(b)は図5(a)のVb−Vb線に沿っての断面図である。 図5の磁石式ブロック玩具の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。図1(a)は第1実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、図1(b)は図1(a)のIb−Ib線に沿っての断面図、図2(a)は図1の磁石式ブロック玩具の箱部材の斜視図、図2(b)は図1の磁石式ブロック玩具の蓋部材の斜視図である。図1及び図2に示すように、第1実施形態の磁石式ブロック玩具1Aは、知育を目的としたブロック玩具であって、磁石の磁力を利用して連結対象に磁気的に連結される。連結対象は、鉄等の強磁性体を含む部材であり、本実施形態では磁石式ブロック玩具1Aとは別の他の磁石式ブロック玩具1A´(図3参照)である。他の磁石式ブロック玩具1A´は、磁石式ブロック玩具1Aと同様の構成を有している。
磁石式ブロック玩具1Aは、6つの面から成る外面を有する立方体状のブロック本体10Aと、ブロック本体10Aの内部に設けられる3つの円板磁石2a〜2c(円板磁石2bについては図3参照)と、ブロック本体10Aの内部に設けられる3つのヨーク3と、を備えている。ブロック本体10Aは、外形寸法が、例えば33mm×33mm×33mmとされている。玩具の安全基準では、誤飲を防止の観点から、1.5歳向けの玩具に対して所定の大きさの円筒(いわゆる小部品円筒)を玩具が通過しないことを求めているところ、このような外径寸法を有するブロック本体10Aは基準を満足することができる。
ブロック本体10Aは、1つの箱部材20A及び1つの蓋部材30Aのみで形成される。箱部材20A及び蓋部材30Aは、例えばプラスチック等の樹脂製である。箱部材20A及び蓋部材30Aを樹脂製とすることで、例えば射出成形によりこれらを容易に製造することができる。また、例えば様々な色彩のプラスチック材料を箱部材20A及び蓋部材30Aの材料として用いることで、幼児の関心を高めることができる。
箱部材20Aは、立方体の一面が開口とされた箱状の部材であり、底部21A及び4つの側壁部22Aを含む。箱部材20Aの内部には、底部21Aの四隅のうちの三箇所に、円筒状の箱側係合部23Aがそれぞれ立設されている。箱部材20Aの内部には、底部21Aの四隅から中央付近まで延びる一辺をそれぞれ有する4つの矩形状の板部材24が立設されている。各板部材24の開口側の端部には、切欠き部24aが形成されている。切欠き部24aは、板部材24の開口側の端部における中央側が矩形状に切り欠かれて形成される。即ち、当該端部は、切欠き部24aにより、階段状を成している。
また、底部21Aには、箱側内壁25が断面L字状で立設されている。箱側内壁25の当該L字の角部は、底部21Aにおいて箱側係合部23Aが設けられていない一隅に配され、当該L字の両端部は、それぞれ箱側係合部23Aに接続されている。箱側内壁25は、隣接する側壁部22Aの所定距離内側において、側壁部22Aに沿って設けられている。箱側内壁25は、その高さが側壁部22Aの高さの半分程度とされている。箱側内壁25には、隣接する側壁部22Aに対向する面に抑え部25aが複数形成されている。抑え部25aは、底部21Aと箱側内壁25とが成す角部に沿ったL字状を有している。
蓋部材30Aは、箱部材20Aの開口を塞ぐ蓋状の部材であり、正方形状の平面部31Aを含む。平面部31Aは、その外縁部が立ち上がるようにブロック本体10Aの内側となる面(以下、「内面」という)側に屈曲されている。平面部31Aの内面には、箱側係合部23Aに対応する円筒状の蓋側係合部32Aが立設されている。蓋側係合部32Aは、外径が箱側係合部23Aは内径に一致するように形成されている。蓋側係合部32Aが箱側係合部23A内にそれぞれ嵌合されることによって、箱部材20Aと蓋部材30Aとが係合され、一体化されたブロック本体10Aが得られる。
また、平面部31Aの内面には、箱側内壁25に対応する蓋側内壁33が断面L字状で突出するように立設されている。蓋側内壁33の高さは、箱側内壁25の高さと同等とされている。箱部材20Aと蓋部材30Aとが一体化される際に、蓋側内壁33の先端側の端部は、箱側内壁25の開口側の端部に当接される。蓋側内壁33の外面には、箱側内壁25の抑え部25aに対応する抑え部33aが複数形成されている。抑え部33aは、底部21Aと蓋側内壁33とが成す角部に沿ったL字状を有している。更に、平面部31Aの内面における中央部分には、円形凹部31aが形成されている。円形凹部31aの直径は、円板磁石2aの直径に対応する。
蓋部材30Aは、箱部材20Aの開口側の端面上に当該開口を塞ぐように配置される。このとき、箱部材20Aと蓋部材30Aとが突き合わされる部分であって外面に沿う部分は、高周波溶着等により互いに接合される。接合される具体的な部分は、箱部材20Aにおいては側壁部22Aの開口側の端面であり、蓋部材30Aにおいては平面部31Aの外縁部の端面である。これにより、箱部材20Aと蓋部材30Aとが分離してブロック本体10A内の円板磁石2a〜2c及びヨーク3を幼児が誤飲することを防止できる。
円板磁石2a〜2cは、概略外形寸法が、例えば直径20mm、厚さ3mmとされている。円板磁石2a〜2cは、例えばフェライト磁石である。円板磁石2a〜2cは、N極部及びS極部が周方向に沿って画されて成る。円板磁石2a〜2cは、具体的には二分割された半円部分の一方がN極部とされ、他方がS極部とされる。なお、本実施形態では、円板磁石2a〜2cは同じ部材が用いられる。
ヨーク3は、直径が円板磁石2a〜2cの直径よりも小さい円板形状であり、概略外形寸法が、例えば直径17mm、厚さ0.5mmとされている。ヨーク3は、例えば鉄材から成り、円板磁石2a〜2cに対しブロック本体10Aの内側に密着して設けられている。
ここで、ブロック本体10Aは、連結対象に磁気的に連結可能な正方形状の平面領域である3つの連結領域11a〜11cを外面に有し、連結対象に磁気的に連結不能な正方形状の平面領域である非連結領域12を外面のそれ以外の部分に有する。ここでは、連結領域11aと連結領域11bとが隣接している。連結領域11a,11bの両方に隣接する平面領域のうち一方(図1(a)では左側)は非連結領域12であり、他方は連結領域11cである。また、連結領域11a,11bに対向する平面領域はそれぞれ非連結領域12である。
ブロック本体10Aは、円板磁石2a〜2cをブロック本体10Aの内部に保持する磁石保持部6a〜6cを有している。磁石保持部6a〜6cは、連結領域11a〜11cに沿うように円板磁石2a〜2cを配置しながら円板磁石2a〜2cを周方向に回転自在に保持する。磁石保持部6aは、蓋部材30Aの平面部31Aの円形凹部31aと、箱部材20Aの4つの切欠き部24aと、により構成され、これらの間に形成される空間にて円板磁石2a〜2cを保持する。当該空間の大きさは、円板磁石2aの直径方向の大きさ及び厚さに対応している。磁石保持部6b,6cは、それぞれ箱部材20Aの側壁部22Aと、箱部材20Aの抑え部25aと、蓋部材30Aの抑え部33aと、により構成され、これらの間に形成される空間にて円板磁石2b,2cを保持する。
連結領域11a〜11cは、使用時に連結対象に当接するように近接される領域であって、その内側に円板磁石2a〜2cが配置されている領域である。連結領域11a〜11cが連結可能とは、連結対象に対して連結領域11a〜11cの全面を近接させたとき、円板磁石2a〜2cの磁力が及び、当該磁力によって磁気的に連結領域11a〜11cを連結できることである。連結領域11a〜11cは、その対面方向から見て、円板磁石2a〜2cを含んで拡がっている。ここでの連結領域11a〜11cは、正方形状のブロック本体10Aの外面とされている。
一方、非連結領域12は、その内側に円板磁石2a〜2cが配置されていない領域である。非連結領域12が連結不能とは、連結対象に対して非連結領域12の全面を近接させても、当該非連結領域12を磁気的に連結できないことである。ここでの非連結領域12は、正方形状のブロック本体10Aの外面のうち、連結領域11a〜11c以外の外面とされている。ちなみに、非連結領域12の一部は、非連結領域12の近傍に配置された円板磁石2a〜2cの磁力で連結対象に連結し得る場合もあるが、非連結領域12全体としては連結対象に連結し得ないものとなっている。
連結領域11a〜11c及び非連結領域12のうち連結領域11a〜11cのみには、連結対象に連結可能であることを示す表示(所定表示)4が設けられている。表示4は、凹形状と凸形状とが嵌合する嵌合構造の凸形状を模した図形が塗装により形成されて成る。当該凸形状は、例えばスタッドである。塗装は、例えばタンポ塗装、ステンシル、及びスプレー等により実現できる。なお、表示4は、彫刻、及びシールにより形成されてもよい。
連結領域11aには、その4つの辺縁それぞれに沿って段差部5aが形成され、これにより、連結領域11aは、外縁部の全周がそれ以外に対して突出されている。連結領域11bには、その3つの辺縁それぞれに沿って段差部5bが形成され、これにより、連結領域11bは、外縁部のうち3辺縁部分がそれ以外に対して突出されている。連結領域11cには、その3つの辺縁それぞれに沿って段差部5cが形成され、これにより、連結領域11cは、外縁部のうち3辺縁部分がそれ以外に対して突出されている。即ち、連結領域11a〜11cには、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部5a〜5cがそれぞれ形成されている。段差部5aは矩形枠状に連続して延在し、段差部5b,5cはU字状(門状)に連続して延在している。
連結領域11a側(蓋部材30A側)の段差部5b,5cは、ブロック本体10Aの外面における蓋部材30Aと箱部材20Aとの間において蓋部材30Aが外側に張り出して成る。即ち、箱部材20Aと蓋部材30Aとが突き合わされた際、箱部材20Aにおける側壁部22Aの開口側の端面と、蓋部材30Aにおける平面部31Aの外縁部の端面とは、外面側において位置的に完全に一致せず、後者の方が外側に張り出している。
段差部5a〜5cは、連結領域11a〜11cにおいて、表示4の外側の部分に、表示4の全周または三辺を囲んだ状態で設けられている。換言すると、表示4は、連結領域11a〜11cにおいて、段差部5a〜5cの内側の部分に、段差部5a〜5cにより全周または三辺を囲まれた状態で設けられている。表示4の設けられる面に対する段差部5a〜5cの高さは、表示4の接触を防ぐことができる程度の高さであればよく、円板磁石2a〜2cによる連結力が十分に保たれる程度の高さを上限とする。段差部5a〜5cの高さは、具体的には例えば0.1mm〜0.2mmとされる。
なお、連結領域11a〜11cにおける外縁部は、段差部5a〜5cにより、表示4の設けられる面に対してブロック本体10Aの外側方向に凸部を成しているともいえる。連結領域11a〜11cにおける表示4の設けられる面は、段差部5a〜5cにより、外縁部に対してブロック本体10Aの内側方向にくぼんだ凹部を成しているともいえる。また、段差部5a〜5cは、表示4の設けられる面がくぼむように形成されているともいえる。
図3は図1の磁石式ブロック玩具の使用時を説明する図である。図3では、例として連結領域11b,11b同士を相互に近接させる場合について示す。幼児が磁石式ブロック玩具1Aと連結対象である他の磁石式ブロック玩具1A´とを手に取り、これらの連結領域11b,11b同士を相互に近接させると、連結領域11b,11bの内側にそれぞれ設けられた円板磁石2b,2bのN極とS極とが相互に引きつけられると共に、必要に応じて磁石保持部6b,6b内で円板磁石2b,2bが回転する。その結果、円板磁石2b,2bの磁力を利用して磁石式ブロック玩具1A,1A´を互いに磁気的に連結することができる。
このとき、図3に示すように、幼児は、表示4によって連結領域11a〜11cと非連結領域12とを視覚的に区別することができ、あたかも表示4,4上の嵌合構造同士をくっつけるようにして、磁石式ブロック玩具1A,1A´を連結することができる。また、連結領域11b,11bには、段差部5b,5bが存在するため、このように連結した状態において、表示4,4同士自体は非接触となる。
以上、本実施形態の磁石式ブロック玩具1Aによれば、連結対象に連結可能であることを示す表示4が連結領域11a〜11cのみに設けられているので、幼児が連結領域11a〜11cと非連結領域12とを容易に区別することができる。これにより、幼児が非連結領域12を連結対象に連結させようとしても連結できず、その結果、遊びに飽きてしまうということを回避可能となる。
ここで、一般的な大きさの積み木は、最も短い辺が例えば4cm〜4.5cmであり、一般的な1歳児の手のひらのサイズ4〜4.5cmと同等である。この場合、幼児は積み木を持ち上げたり、そのまま置いたりするので精一杯となり、容易に扱うことができない。また、最も長い辺が3cm未満のブロック玩具は、一般的な1歳児の手のひらのサイズに対して小さい。この場合、幼児はブロック玩具を握りこんでしまい、やはり容易に扱うことができない。
これに対して、本実施形態の磁石式ブロック玩具1Aでは、ブロック本体10Aの少なくとも一辺が30mm以上40mm未満であり、幼児が指でも持つことができるサイズである。このため、幼児が容易に扱うことができ、幼児にとっての使い勝手を向上させることができる。以上の事実は、1歳6か月〜1歳11か月の幼児を対象としたモニタ試験により確認することができる。
また、連結領域11a〜11cには、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部5a〜5cが形成されているため、連結領域11a〜11cを介した他の磁石式ブロック玩具1A´との磁気的な連結、及び落下による床との衝突といった他部材との接触による損傷を表示4が受け難く、表示4の耐久性を高めることができる。これにより、幼児にとっての使い勝手の良さを長く保つことが可能となる。
また、表示4は、上述のように、凹形状と凸形状とが嵌合する嵌合構造の凸形状を模した図形が塗装により設けられている。これにより、表示4が嵌合構造の凸形状を幼児に連想させ得るため、幼児が連結領域11a〜11cと非連結領域12とをより容易に区別することができる。
また、ヨーク3を備えるので、円板磁石2a〜2cによる連結力が増幅し、円板磁石2a〜2cの小型化、ひいてはブロック本体10Aを小型化できる。特に、ネオジウム磁石に比べて保磁力の低いフェライト磁石を用いる場合、ヨーク3により保磁力の低さを補うことができる。また、ブロック本体10Aは、1つの箱部材20Aと1つの蓋部材30Aとの2つの部材により形成されるので、部品点数が少なく、製造の簡易化が可能となる。
また、連結領域11a側(蓋部材30A側)の段差部5b,5cは、ブロック本体10Aの外面における蓋部材30Aと箱部材20Aとの間において蓋部材30Aが外側に張り出して成る。このように、蓋部材30Aと箱部材20Aという2つの部材の特徴を活かして段差部5a〜5cの一部が形成されるので、段差部5a〜5cによる効果を容易且つ効果的に実現できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図4(a)は第2実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線に沿っての断面斜視図である。磁石式ブロック玩具1Bは、直方体状のブロック本体10Bと、円板磁石2d,2eと、2つのヨーク3と、を備えている。ブロック本体10Bは、1つの箱部材20B及び1つの蓋部材30Bのみで形成されている。
ブロック本体10Bは、その厚さ方向に対応する所定方向Aにおいて互いに対向する長方形状の外面13d,13eを有している。外面13d,13eは、例えば縦横比が2以上であり、ここでは縦横比が2とされている。また、ブロック本体10Bは、外形寸法が例えば33mm×66mm×16.5mmとされている。なお、本実施形態では、円板磁石2d及び円板磁石2eは同じ部材が用いられる。
箱部材20Bは、直方体の一面が開口とされた箱状の部材であり、外面13dに対応する底部21B及び4つの側壁部22Bを含む。箱部材20Bの内部には、底部21Bの長手方向の一方側に円筒部26が立設されている。箱部材20Bの内部には、底部21Bの長手方向の他方側に箱側十字部材27が突出するように立設されている。円筒部26の内径は、円板磁石2dの外径に対応している。箱側十字部材27は、所定方向Aから見て十字状を成す部材である。当該十字の大きさは円板磁石2eの成す円の内側に収まらない大きさである。箱側十字部材27の高さは、側壁部22Bの高さと同等である。箱側十字部材27の先端側の端部には、切欠き部27aが形成されている。切欠き部27aは、箱側十字部材27の先端側の端部における中央側が矩形状に切り欠かれて形成される。
蓋部材30Bは、箱部材20Bの開口を塞ぐ蓋状の部材であり、外面13eに対応する平面部31Bを含む。平面部31Bは、その外縁部が立ち上がるように内面側に屈曲されている。平面部31Bの内面における長手方向の一方側には、箱部材20Bの円筒部26に対応する蓋側十字部材34が突出するように立設されている。平面部31Bの内面における長手方向の他方側には、円形凹部31aが形成されている。蓋側十字部材34は、所定方向Aから見て十字状を成す部材である。当該十字の大きさは円板磁石2dの成す円の内側に収まる大きさである。蓋側十字部材34の高さは、箱側十字部材27の高さと略同等である。円形凹部31aの直径は、円板磁石2eの直径に対応する。
図示していないが、箱部材20Bの内部には、底部21Bの四隅に円筒状の箱側係合部が立設され、蓋部材30Bの平面部31Bの内面には、箱側係合部に対応する円筒状の蓋側係合部が立設されている。蓋部材30Bは、箱部材20Bの開口側の端面上に当該開口を塞ぐように、所定方向Aに沿って突き合わされて配置される。このとき、蓋側係合部が対応する箱側係合部内にそれぞれ嵌合されることによって、箱部材20Bと蓋部材30Bとが係合され、一体化されたブロック本体10Bが得られる。また、箱部材20Bと蓋部材30Bとが突き合わされる部分であって外面に沿って位置する部分は、高周波溶着等により接合される。
ここで、ブロック本体10Bは、連結領域11d、連結領域11e及び非連結領域12を外面に有している。連結領域11dは、外面13dに設けられ、連結領域11eは、外面13eに設けられている。即ち、箱部材20Bは、外面13dに連結領域11dを含み、蓋部材30Bは、外面13eに連結領域11eを含む。連結領域11d及び連結領域11eは正方形状であり、所定方向Aから見て、互いに重ならないように外面13d,13eの長手方向にずれて配置されている。外面13d,13eにおいて、連結領域11d及び連結領域11eが設けられていない部分は、非連結領域12である。更に、外面13d,13eの両方に隣接する4つの平面領域は、全て非連結領域12である。
ブロック本体10Bは、円板磁石2d及び円板磁石2eをブロック本体10Bの内部に保持する磁石保持部6d及び磁石保持部6eを有している。磁石保持部6d及び磁石保持部6eは、連結領域11d及び連結領域11eに沿うように円板磁石2d及び円板磁石2eを配置しながら、円板磁石2d及び円板磁石2eを周方向に回転自在に保持する。
磁石保持部6dは、箱部材20Bの底部21B、円筒部26、及び蓋部材30Bの蓋側十字部材34の先端部34aにより構成され、これらの間に形成される空間にて円板磁石2dを保持する。当該空間の大きさは、円板磁石2dの直径方向の大きさ及び厚さに対応している。磁石保持部6eは、箱側十字部材27の切欠き部27a及び蓋部材30Bの平面部31Bの円形凹部31aにより構成され、これらの間に形成される空間にて円板磁石2eを保持する。当該空間の大きさは、円板磁石2eの直径方向の大きさ及び厚さに対応している。ブロック本体10Bにおいて円板磁石2d及び円板磁石2eは、所定方向Aから見て、互いに重ならないように配置されている。
連結領域11d,11eには、それぞれ表示4が設けられている。また、連結領域11d,11eには、その4つの辺縁それぞれに沿って段差部5d,5eが形成され、これにより、連結領域11d,11eは、外縁部の全周がそれ以外に対して突出されている。段差部5d,5eは、矩形枠状に連続して延在している。段差部5d,5eは、連結領域11d,11eにおいて表示4の外側の部分に、表示4の全周を囲んだ状態で設けられている。換言すると、表示4は、連結領域11d及び連結領域11eにおいて、段差部5d,5eの内側の部分に、段差部5d,5eにより全周を囲まれた状態で設けられている。外面13d,13eにおいて、連結領域11d,11eの外縁部は、非連結領域12と同一平面を成している。
なお、連結領域11d,11eにおける外縁部は、段差部5d,5eにより、表示4の設けられる面に対してブロック本体10Bの外側方向に凸部を成しているともいえる。連結領域11d,11eにおける表示4の設けられる面は、段差部5d,5eにより、外縁部に対してブロック本体10Bの内側方向にくぼんだ凹部を成しているともいえる。また、段差部5d,5eは、表示4の設けられる面がくぼむように形成されているともいえる。
以上のように構成された本実施形態においても、表示4が連結領域11d及び連結領域11eのみに設けられているので、幼児が連結領域11d及び連結領域11eと非連結領域12とを容易に区別することができる。また、ブロック本体10Bの少なくとも一辺が30mm以上40mm未満であるため、幼児にとっての使い勝手を向上させることができる。更に、連結領域11d及び連結領域11eには、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部5d,5eが形成されているため、表示4の耐久性を高めることができる。これにより、幼児にとっての使い勝手の良さを長く保つことが可能となる。
また、ブロック本体10Bは、所定方向Aの一方側の外面13dに設けられる連結領域(第1連結領域)11dと、所定方向Aの他方側の外面13eに設けられる連結領域(第2連結領域)11eと、を連結領域として有する。磁石式ブロック玩具1Bは、連結領域11dの内側に設けられる円板磁石2dと、連結領域11eの内側に設けられる円板磁石2eと、を円板磁石として備える。円板磁石2d及び円板磁石2eは、所定方向Aから見て、互いに重ならないように配置されている。これにより、ブロック本体10Bの内部で円板磁石2d及び円板磁石2eが互いに干渉し合って連結対象に対する連結力が低下するのを防ぐことができる。
円板磁石2d及び円板磁石2eがこのように配置されているので、特にブロック本体10Bの厚さ(所定方向Aに沿った辺の長さ)、即ち、外面13d,13e間の距離が短い場合に、ブロック本体10Bの内部で円板磁石2d及び円板磁石2eが互いに干渉し合って連結対象に対する連結力が低下するのを防ぐという効果が顕著となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図5(a)は第3実施形態に係る磁石式ブロック玩具の斜視図、図5(b)は図5(a)のVb−Vb線に沿っての断面図、図6は図5の磁石式ブロック玩具の分解斜視図である。図5及び図6に示すように、磁石式ブロック玩具1Cは、アーチ状のブロック本体10Cと、円板磁石2f〜2iと、4つのヨーク3と、を備えている。
ブロック本体10Cの外形は、直方体状のブロック3つを所定角度α(90°<α<180°)で繋ぎ合わせるようにして形成される。即ち、ブロック本体10Cは、その外面として、並置された3つの正方形状の平面領域を互いに対向するように有している。当該正方形状の平面領域の寸法は、例えば33mm×33mmである。なお、本実施形態では、円板磁石2f〜2iは同じ部材が用いられる。
ブロック本体10Cは、当該正方形状の平面領域として、連結領域11f〜11i及び2つの非連結領域12を外面に有する。連結領域11fは、その厚さ方向に対応する所定方向Aの一方側の外面13fに設けられる。連結領域11gは、所定方向Aの他方側の外面13gに設けられる。連結領域11hは、連結領域11fに隣り合う外面13hに設けられる。連結領域11iは、連結領域11gに隣り合う外面13iに設けられる。非連結領域12は、外面13f〜13i以外の外面であって、連結領域11hと対向する外面、連結領域11iと対向する外面、及び所定方向Aに平行な4つの外面に設けられる。外面13f,13gは、所定方向Aで対向し、所定方向Aに沿った外面13f,13g間の距離は、例えば19mmである。
ブロック本体10Cは、1つの箱部材20Cと、1つの仕切部材40と、1つの蓋部材30Cと、を有している。仕切部材40は、例えば箱部材20C及び蓋部材30Cと同じプラスチック材料で射出成形により得られる。
箱部材20Cは、3つの正方形状の平板が所定角度αで接続されて成るアーチ状の底部21Cを含む。底部21Cは、連結領域11gが設けられる外面13gと、連結領域11iが設けられる外面13iと、を含む。箱部材20Cの内部には、底部21Cに円筒状の箱側係合部23Cが6つ立設されている。また、底部21Cには、その内面における連結領域11f及び連結領域11hに対応する位置に、円板磁石2f及び円板磁石2hの直径に対応する直径の円形凹部21aがそれぞれ形成されている。
蓋部材30Cは、底部21Cと同様に3つの正方形状の平板が所定角度αで接続されて成るアーチ状の連結平面部35を含む。連結平面部35は、その外縁部が立ち上がるように内面側に屈曲されている。連結平面部35は、連結領域11fが設けられる外面13fと、連結領域11hが設けられる外面13hと、を含む。連結平面部35には、その内面に、箱側係合部23Cに対応する円筒状の蓋側係合部32Cが6つ立設されている。また、連結平面部35には、当該内面における連結領域11g及び連結領域11iに対応する位置に、円板磁石2g及び円板磁石2iの直径に対応する直径の円形凹部31aがそれぞれ形成されている。
蓋部材30Cは、内部に仕切部材40を収容した状態の箱部材20Cの開口側の端面上に、当該開口を塞ぐように所定方向Aに沿って突き合わされて配置される。このとき、蓋側係合部32Cが箱側係合部23C内にそれぞれ嵌合されることによって、箱部材20Cと蓋部材30Cとが仕切部材40を間に介在した状態で係合され、一体化されたブロック本体10Cが得られる。また、箱部材20Cと蓋部材30Cとが突き合わされる部分であって外面に沿って位置する部分は、高周波溶着等により接合される。
仕切部材40は、仕切板41と、4つの円筒部42と、円筒部42ごとに設けられた抑え部43と、を含む。仕切板41は、底部21C及び連結平面部35と同様に、3つの正方形状の平板が所定角度αで接続されてアーチ状をなす部材である。円筒部42は、外面13f〜13iに対向する仕切板41の面上に立設されている。円筒部42の内径は、円板磁石2f〜2iの外径に対応している。抑え部43は、矩形板であり、円筒部42の内部において仕切板41上に立設されている。抑え部43は、互いに平行に複数設けられている。仕切部材40には、箱部材20C及び蓋部材30Cと一体化された状態で、蓋側係合部32C及び箱側係合部23Cと干渉する部分に6つの切欠き部40aが形成されている。
ブロック本体10Cは、円板磁石2f〜2iをブロック本体10Cの内部に保持する磁石保持部6f〜6iを有している。磁石保持部6f〜6iは、連結領域11f〜11iに沿うように円板磁石2f〜2iを配置しながら、円板磁石2f〜2iを周方向に回転自在に保持する。磁石保持部6f〜6iは、仕切部材40の円筒部42及び抑え部43と、円形凹部21a,31aとにより構成され、これらの間に形成される空間にて円板磁石2f〜2iを保持する。当該空間の大きさは、円板磁石2f〜2iの直径方向の大きさ及び厚さに対応している。
連結領域11f〜11iには、それぞれ表示4が設けられている。また、連結領域11f〜11iには、その外縁部の全周が突出するように段差部5f〜5iがそれぞれ形成されている。段差部5f〜5iは、矩形枠状に連続して延在している。段差部5f〜5iは、連結領域11f〜11iにおいて表示4の外側の部分に、表示4の全周を囲んだ状態で設けられている。換言すると、表示4は、連結領域11f〜11iにおいて、段差部5f〜5iの内側の部分に、段差部5f〜5iにより全周を囲まれた状態で設けられている。
なお、連結領域11f〜11iにおける外縁部は、段差部5f〜5iにより、表示4の設けられる面に対してブロック本体10Cの外側方向に凸部を成しているともいえる。連結領域11f〜11iにおける表示4の設けられる面は、段差部5f〜5iにより、外縁部に対してブロック本体10Cの内側方向にくぼんだ凹部を成しているともいえる。また、段差部5f〜5iは、表示4の設けられる面がくぼむように形成されているともいえる。
以上のように構成された本実施形態においても、表示4が、連結領域11f〜11iのみに設けられているので、幼児がこれらの領域と非連結領域12とを容易に区別することができる。また、ブロック本体10Cの少なくとも一辺が30mm以上40mm未満であるため、幼児にとっての使い勝手を向上させることができる。更に、連結領域11f〜11iには、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部5f〜5iが形成されているため、表示4の耐久性を高めることができる。これにより、幼児にとっての使い勝手の良さを長く保つことが可能となる。
また、ブロック本体10Cは、所定方向Aの一方側の外面13fに設けられる連結領域(第1連結領域)11fと、所定方向Aの他方側の外面13gに設けられる連結領域(第2連結領域)11gと、を連結領域として有する。磁石式ブロック玩具1Cは、連結領域11fの内側に設けられる円板磁石(第1円板磁石)2fと、連結領域1gの内側に設けられる円板磁石(第2円板磁石)2gと、を円板磁石として備える。円板磁石2f及び円板磁石2gは、所定方向Aから見て、仕切部材40を介して重なるように配置されている。これにより、ブロック本体10Cの内部で円板磁石2f及び円板磁石2gが互いに干渉し合って連結対象に対する連結力が低下するのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えばブロック本体10A〜10Cの大きさは、例えば少なくとも一辺が30mm以上40mm未満とされる大きさであればよい。ブロック本体10A〜10Cの形状は、立方体状、直方体状、及び底面が台形である四角柱状であってもよいし、三角柱、五角柱、六角柱といった多角柱状や円柱状であってもよいし、更に、これらの形状を組み合わせた形状であってもよい。他にも、ブロック本体10A〜10Cは、これらの形状に車輪を組み合わせた形状であってもよいし、動物の耳を模した形状であってもよい。
上記実施形態において、ブロック本体が有する連結領域及び非連結領域の数は限定されるものではない。例えば、上記第1実施形態では、ブロック本体10Aは3つの連結領域11a〜11cを有するが、連結領域及び非連結領域の数はそれぞれ1以上であればよい。また、上記第2実施形態では、ブロック本体10Bは連結領域11d及び連結領域11eを有するが、連結領域の数は2以上、非連結領域の数は1以上であればよい。更に、上記第3実施形態では、ブロック本体10Cは連結領域11f〜11iを有するが、連結領域の数は2以上、非連結領域の数は1以上であればよい。なお、連結対象は、外面に非連結領域を有さず、連結領域のみを有する磁石式ブロック玩具であってもよい。
また、上記実施形態において、ブロック本体10A〜10Cにおける連結領域11a〜11i及び非連結領域12の配置(位置関係)は限定されない。製品仕様に応じて、連結領域11a〜11i及び非連結領域12を適宜配置することができる。
連結領域11a〜11iには、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部5a〜5iが形成されていればよく、例えば正方形の二辺分に相当する部分のみが突出するように段差部5a〜5iが形成されていてもよい。また、段差部5a〜5iは、不連続であってもよく、例えば複数の突起が並置されて構成されていてもよい。
連結領域11a〜11iの外形形状は、特に限定されず、例えばブロック本体10A〜10Cの形状に応じて、正方形、長方形、矩形、多角形又は円形(楕円、長円、半円)等とされていてもよい。同様に、非連結領域12の外形形状は、特に限定されず、例えばブロック本体10A〜10Cの形状に応じて、正方形、長方形、矩形、多角形又は円形(楕円、長円、半円)等とされていてもよい。
1A〜1C…磁石式ブロック玩具、1A´…他の磁石式ブロック玩具(連結対象)、2a〜2i…円板磁石、3…ヨーク、4…表示(所定表示)、5a〜5i…段差部、6a〜6i…磁石保持部、10A〜10C…ブロック本体、11a〜11i…連結領域、12…非連結領域、13d〜13i…外面、20A〜20C…箱部材、30A〜30C…蓋部材、40…仕切部材、A…所定方向。

Claims (5)

  1. 連結対象に磁気的に連結される磁石式ブロック玩具であって、
    前記連結対象に磁気的に連結可能な平面領域である連結領域と、前記連結対象に磁気的に連結不能な平面領域である非連結領域と、を外面に有するブロック本体と、
    前記ブロック本体において前記連結領域の内側に設けられ、N極部及びS極部が周方向に沿って画されて成る円板磁石と、を備え、
    前記ブロック本体は、前記連結領域に沿うように前記円板磁石を配置しながら前記円板磁石を周方向に回転自在に保持する磁石保持部を有し、
    前記ブロック本体の少なくとも一辺は、30mm以上40mm未満であり、
    前記連結領域及び前記非連結領域のうち前記連結領域のみには、前記連結対象に連結可能であることを示す所定表示が設けられ、
    前記連結領域には、その外縁部の少なくとも一部が突出するように段差部が形成されている、磁石式ブロック玩具。
  2. 前記所定表示は、凹形状と凸形状とが嵌合する嵌合構造の前記凸形状を模した図形が塗装により設けられて成る、請求項1記載の磁石式ブロック玩具。
  3. 前記円板磁石に対し前記ブロック本体の内側に隣り合うように設けられるヨークを更に備え、
    前記ブロック本体は、1つの箱部材及び1つの蓋部材のみで形成される、請求項1又は2記載の磁石式ブロック玩具。
  4. 前記段差部の一部は、前記外面における前記蓋部材と前記箱部材との間において前記蓋部材が外側に張り出して成る、請求項3記載の磁石式ブロック玩具。
  5. 前記ブロック本体は、所定方向の一方側の前記外面に設けられる第1連結領域と、前記所定方向の他方側の前記外面に設けられる第2連結領域と、を前記連結領域として有し、
    前記第1連結領域の内側に設けられる第1円板磁石と、前記第2連結領域の内側に設けられる第2円板磁石と、を前記円板磁石として備え、
    前記第1円板磁石及び前記第2円板磁石は、所定方向から見て、互いに重ならないように配置されている又は仕切部材を介して重なるように配置されている、請求項1又は2記載の磁石式ブロック玩具。
JP2014162329A 2014-08-08 2014-08-08 磁石式ブロック玩具 Active JP6381352B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162329A JP6381352B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 磁石式ブロック玩具
US15/329,663 US9751025B2 (en) 2014-08-08 2015-08-05 Magnetic block toy
CA2957155A CA2957155A1 (en) 2014-08-08 2015-08-05 Magnetic block toy
PCT/JP2015/072214 WO2016021631A1 (ja) 2014-08-08 2015-08-05 磁石式ブロック玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162329A JP6381352B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 磁石式ブロック玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016036577A JP2016036577A (ja) 2016-03-22
JP6381352B2 true JP6381352B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55263892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014162329A Active JP6381352B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 磁石式ブロック玩具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9751025B2 (ja)
JP (1) JP6381352B2 (ja)
CA (1) CA2957155A1 (ja)
WO (1) WO2016021631A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11364448B2 (en) * 2014-10-20 2022-06-21 Huntar Company Mix and match toy kit
US20170348604A1 (en) * 2016-06-02 2017-12-07 Hadali Toys, Llc Magnetic building blocks and methods of manufacturing thereof
IT201600110762A1 (it) * 2016-11-03 2018-05-03 Geomagworld S A Blocco magnetico per la composizione di assiemi per giochi
WO2019036623A1 (en) * 2017-08-18 2019-02-21 Grove Evan B BUILDING BLOCK
IT201900001229A1 (it) * 2019-01-28 2020-07-28 Plastwood Italia S R L Assieme magnetico
US11224821B2 (en) * 2019-06-24 2022-01-18 LaRose Industries, LLC Shell-within-a-shell magnetic toy construction block
CN111370200A (zh) * 2020-04-15 2020-07-03 杭州思创磁性器件有限公司 一种全维度自由吸合磁路结构
US11484811B2 (en) * 2020-09-29 2022-11-01 Popsockets Llc Fidget accessory and system for providing the same
CN214971758U (zh) * 2021-07-13 2021-12-03 惠州桑尼伟太阳能科技有限公司 磁性积木
US11904254B2 (en) * 2021-08-31 2024-02-20 Aaron August Hart System and method for a magnetic block assembly
CN219462497U (zh) * 2022-12-28 2023-08-04 陈佩霞 一种磁吸积木

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0728506B1 (en) * 1995-01-25 1999-05-19 Stuff Co., Ltd. Block toy
JP2777556B2 (ja) * 1995-01-25 1998-07-16 株式会社スタッフ ブロック玩具
JP3052774U (ja) * 1998-03-30 1998-10-09 株式会社ハシモト マグネットブロック玩具
US6241249B1 (en) * 1999-07-21 2001-06-05 Meng Theng Wang Puzzle block
KR200263127Y1 (ko) * 2001-11-05 2002-01-31 주식회사 영실업 자석을 이용한 완구조립용 구성부재
US6749480B1 (en) * 2002-11-27 2004-06-15 Larry Dean Hunts Device for connecting plural multi-shaped bodies utilizing magnets
JP2006055231A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Works:Kk 磁石内蔵積み木玩具及び磁石内蔵積み木玩具用ブロック体
KR200442713Y1 (ko) 2006-12-04 2008-12-05 김동완 블록완구용 고정핀 및 회전자석
JP3130523U (ja) 2007-01-16 2007-03-29 株式会社アタック 組立具
DK2249933T3 (da) * 2008-02-05 2013-06-17 Lego As Spilleterning
US8850683B2 (en) * 2009-03-26 2014-10-07 Tegu Magnetic blocks and method of making magnetic blocks

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016036577A (ja) 2016-03-22
CA2957155A1 (en) 2016-02-11
US20170216737A1 (en) 2017-08-03
WO2016021631A1 (ja) 2016-02-11
US9751025B2 (en) 2017-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6381352B2 (ja) 磁石式ブロック玩具
US11224821B2 (en) Shell-within-a-shell magnetic toy construction block
US6024626A (en) Magnetic blocks
JP2019130237A (ja) 磁石式プレート玩具
EP3398665A1 (en) Magic cube
KR20170065212A (ko) 탄성벽을 이용한 체결구조를 가지는 디오라마 조립식 블록
KR101714642B1 (ko) 조립 유닛
JP2014081530A5 (ja)
JP3208800U (ja) 収納箱
KR200468826Y1 (ko) 블록형 자석놀이완구
KR101491599B1 (ko) 블록완구
US11925876B2 (en) Magnet-type plate toy
KR20070067979A (ko) 자석을 이용한 입체형 자석완구
KR101327597B1 (ko) 학습용 교구
JP2007275431A (ja) 連結ブロック
KR20110115492A (ko) 자석 완구 세트
KR20100068039A (ko) 유아용 자석블록
US20190314717A1 (en) Puzzle set
KR101682359B1 (ko) 입체 자석블록
KR101825271B1 (ko) 장난감 블록완구
KR101588088B1 (ko) 유아용 놀이블럭
US20070080080A1 (en) Interlocking storage and transport apparatus
KR20150077731A (ko) 자석 완구용 자석캡
KR102174925B1 (ko) 유아 학습용 블럭
KR101927035B1 (ko) 조립식 블록완구 세트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6381352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250