JP6380290B2 - 画像認識システム - Google Patents

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本発明は、室内の動体検知に用いられる画像認識システムに関する。
近年、介護施設や病院等で過ごす人の健康状態の異常などを検出するために見守りシステムが提案されている。介護施設や病院等で過ごす人(被介護者)は室内における転倒やベッドからの転落などの異常を起こし易い場合がある。見守りシステムはカメラで被介護者を含む室内を撮影し、画像認識によって被介護者の状態、動作を認識している。
見守りシステムで利用される画像認識用のカメラには超広角レンズや魚眼レンズが取り付けられて天井に設置されることがある。このようなカメラは直上視点によって被介護者を含む部屋全体を死角無しで撮影できるようになっている。直上視点の画像認識用カメラに係る従来技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された人体検知装置は部屋の天井に取り付けられて床面を撮像するカメラと被監視者の存在及び動作を検知する検知領域判断部とを備える。そして、その検知結果に基づいて被監視者が所定の領域で所定の状態にあることを認識すると、異常発生の旨の発報を行うようにしている。これにより、被監視者の様々な行動パターンに対処することが可能になる。
特開2001−307246号公報
ここで、一般的な住居の天井高さは例えば2.4mである。介護施設の広さは法令で規制されており、有料老人ホームの介護居室は個室で13m2以上(10畳相当)、特別養護老人ホームの多床室は10.65m2、ケアハウスは21.6m2となっている。
平均的な10畳の部屋を想定し、部屋の天井の中央部にカメラを取り付けた場合、部屋の床面の隅までの距離は約4mとなる。これが最大被写体距離となり床面をカバーする画角は127°が必要となる。この画角を満足する超広角レンズや魚眼レンズは画角が広いために通常画面の中央部から周辺部へ向かうに従って画質が劣化し易い。さらに、直上視点カメラによって撮像した画像は画面上の中央部から周辺部へ向かうに従って被写体の実距離が遠くなるので、同じ被写体でも小さくなり、より暗く映る。
また、画像認識用のカメラは一般的な監視カメラやネットワークカメラとその特徴や仕様に違いがある。監視カメラやネットワークカメラの場合、人間の目にきれいに見えるということが良い画像であって重要視される。一方、画像認識用のカメラの場合、高い画像認識精度を得られる画像が重要視される。具体的に言えば、監視カメラやネットワークカメラについては画面上の中央部の画質を重視した画像が必要とされるが、画像認識用のカメラについては画面上の位置に関わらず高い認識精度が得られる画像が必要とされる。
なお、画像認識とは形状認識であり、例えば対象物の輪郭を抽出してパターンマッチング等の手法で形状を判断するものである。画像認識精度を向上させるためには画像のコントラストやSN比(signal-to-noise ratio)は高い方が望ましい。一般的に、画面上の対象物が大きい場合はコントラストやSN比の影響を受け難いが、画面上の対象物が小さくなるとコントラストやSN比の影響が大きくなって認識精度が低下し易い。
被写体(画像)の明るさを測定する所謂測光に関して、直上視点の画像認識用カメラの場合、カメラのレンズのシェーディングがあるために、前述のように撮像した画像の中央部から周辺部へ向かうに従ってより小さく暗く映る。その結果、直上視点の画像認識用カメラが撮像した画像の中央部よりも外側の領域に対して重点を置いて好適に測光を行わなければ画像の周辺部においてノイズが増加し、輪郭抽出が適正ではなくなり、認識精度が低下するといった課題があった。
このようにして直上視点の画像認識用カメラにおいては、画像の中央部から周辺部へ向かうに従って被写体が小さくなり、より暗く映るという点を考慮して被写体の明るさを測定する測光についても配慮する必要があるが、特許文献1に記載の従来技術ではカメラの測光について十分な配慮がなされていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、室内の動体検知に用いられる画像認識システムにおいて、カメラの測光について工夫を凝らして画像認識精度を向上させることが可能な画像認識システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は室内の動体検知に用いられる画像認識システムであって、部屋の天井に配置されて視野方向が直下である直上視点の画像を撮像するカメラと、前記カメラが撮像した画像データに対して画像認識処理を行う画像認識部と、前記カメラが撮像した画像データから画像の明るさを導出するとともにその画像の明るさに基づいて前記カメラの撮像条件を設定する制御演算部と、を備え、前記制御演算部は、前記カメラが撮像した画像全体の画素データのうち周辺部の画素データに対して重みを付与して画像の明るさを導出することを特徴としている。
この構成によると、例えば画像認識システムを部屋の天井の中央部に配置したとき、部屋(画像)の中央部に重点を置いて明るさを導出する場合と比較して、部屋の中央部は明るさの適正さのレベルが低下するが、周辺部は明るさが適正なレベルに近づく。直上視点の画像ではその中央部において認識対象物が比較的大きく映るので、明るさのレベルが多少合っていなくても形状認識が可能である。一方、直上視点の画像ではその周辺部において認識対象物が比較的小さく暗く映るが、周辺部に重点を置いて明るさを好適に導出することでノイズの発生が抑制されて形状認識精度が向上する。
また、上記構成の画像認識システムにおいて、前記カメラが撮像した画像全体が前記周辺部と中央部とに区分され、前記周辺部が前記中央部よりも広い領域を有することを特徴としている。
また、上記構成の画像認識システムにおいて、前記カメラが撮像した画像の前記周辺部が、画像の縁に隣接した周縁部と、前記周縁部よりも内側に位置する中間部と、に区分され、前記周縁部のほうが前記中間部よりも画像の明るさを導出するときの画素データに対する重み付け度合が高いことを特徴としている。
また、上記構成の画像認識システムにおいて、前記カメラが撮像した画像がケラレ部を有する場合に、画像の明るさを導出するときに前記ケラレ部に対応する領域を除外することを特徴としている。
本発明によると、直上視点の画像の中央部において認識対象物を比較的大きく映すことができ、形状認識が容易である。さらに、直上視点の画像の周辺部に重点を置いて明るさを好適に導出することでノイズの発生を抑制することが可能であり、比較的小さく暗く映る認識対象物の形状認識精度を向上させることができる。したがって、直上視点の画像に対してその全体として画像認識精度を向上させることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る画像認識システムの適用例である見守りシステムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像認識システムを搭載した動体検知装置が配置された室内の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像認識システムを搭載した動体検知装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像認識システムのブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像認識システムが撮像した画像を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像認識システムが撮像した画像を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像認識システムが撮像した画像を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る画像認識システムが撮像した画像を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係る画像認識システムの適用例である見守りシステムの構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は見守りシステムの概略構成図である。図2及び図3は画像認識システムを搭載した動体検知装置が配置された室内の斜視図及び動体検知装置のブロック図である。
見守りシステム1は、例えば図1に示すように介護施設に設置される。介護施設は例えばスタッフステーション100、居室101及び有線LAN(Local Area Network)300を備える。なお、図1に示した居室101は2室であるが、さらに多くの居室を備えていても良い。
スタッフステーション100は介護施設で過ごす被介護者の生活をサポートする介護者の所謂詰め所である。
居室101には被介護者が使用するベッド102が設置される。なお、図1に示した居室101には各々ベッド102が1台設置されているが、居室101に被介護者が二人以上入居する場合、被介護者各々に対応する複数のベッド102が設置される。
有線LAN300はスタッフステーション100と居室101との間の通信のために設置されている。なお有線LAN300に代えて無線LANが設置されている場合もある。
見守りシステム1はサーバ装置2及び動体検知装置10を備える。
サーバ装置2はスタッフステーション100に設置され、有線LAN300に通信可能に接続される。サーバ装置2はリモートで制御することも可能である。サーバ装置2は動体検知装置10から各種信号を受信してその信号処理を行い、施設の介護者、看護者に被介護者の健康状態等を報知する。サーバ装置2は報知部の例として表示部5を備える。
表示部5は例えばディスプレイなどといったコンピュータで使用される表示装置から成る。表示部5は動体検知装置10から受信した居室101の室内画像や被介護者の生体情報などを表示する。なお、表示部5は介護者が所有してサーバ装置2にリンクする携帯端末等の表示装置であっても良い。
動体検知装置10は、図1及び図2に示すように各居室101の天井101aに設置され、有線LAN300に通信可能に接続される。動体検知装置10は、図3に示すように画像認識システム20、電波検出部11及び主制御部12を備える。
画像認識システム20は映像により被介護者の状態を検出するための光学検出部30、画像認識部21及び照明部22を備える。画像認識部21は主制御部12に属する構成としているが、主制御部12と別個の構成としても良い。画像認識システム20の詳細については後述する。
電波検出部11は電波を放射及び受信して被介護者の生体情報を個別に検出するためのマイクロ波ドップラーセンサによって構成される。電波検出部11は不図示の放射部及び受信部を備え、例えば24GHz帯のマイクロ波を各居室のベッドに向けて放射し、被介護者で反射したドップラーシフトした反射波を受信する。電波検出部11はその反射波から被介護者の呼吸状態や心拍数を検出する。
主制御部12は不図示の演算部や記憶部、その他の電子部品で構成され、記憶部等に予め記憶、入力されたプログラム、データに基づき、画像認識システム20及び電波検出部11から情報を得るとともにそれら構成要素の動作を制御して被介護者の状態の検出に係る画像処理や信号処理を実現する。主制御部12は情報処理部13及びインタフェース部14を備える。
情報処理部13には画像認識システム20及び電波検出部11からの出力が入力される。情報処理部13は画像認識システム20から受信した形状データに対して情報処理を実行し、映像から被介護者の状態を検出する。情報処理部13は電波検出部11から受信したマイクロ波データに対して信号処理を実行し、マイクロ波から被介護者の状態を検出する。
インタフェース部14には有線LAN300のネットワークケーブル(不図示)が電気的に接続される。動体検知装置10が映像やマイクロ波に基づき検出した被介護者の状態に係る情報はインタフェース部14及び有線LAN300を介して管理サーバ2に送信される。なお、管理サーバ2は動体検知装置10から受信した被介護者の状態に係る情報を自身が有する表示部5に表示したり、介護者が所有する携帯端末等(不図示)に送信したりする。
続いて、画像認識システム20の詳細な構成を、図3に加えて図4〜図6を用いて説明する。図4は画像認識システム20のブロック図である。図5は画像認識システム20が撮像した画像を示す説明図である。図6は画像認識システム20による測光処理の例を示すフローチャートである。
画像認識システム20は、図4に示す光学検出部30、画像認識部21及び照明部22を備える。
光学検出部30は映像により被介護者の状態を検出するためのカメラによって構成される。光学検出部30は居室101の天井101aの中央部に配置されて視野方向が直下である直上視点の画像(図5参照)を撮像し、被介護者の起床や離床、転倒などを映像によって検出する。光学検出部30はレンズ31、撮像部32、AD変換部33、画像処理部34及び制御演算部35を備える。
レンズ31は例えば一般的な超広角レンズや魚眼レンズから成る。レンズ31は例えばピント位置が調整可能な固定焦点レンズであって、対角画角が150°以上の超広角レンズから成る。これにより、図5に示すように居室101の全体を撮像することが可能である。
撮像部32は例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサといった撮像素子から成る。撮像部32としてはモノクロの撮像素子或いはカラーの撮像素子を採用することができる。カラーの撮像素子の場合、真っ暗な環境でも被介護者の状態が映像として検出できるようにIR(Infrared Rays:赤外線)カットフィルタが除去されている。撮像部32が出力する信号はAD変換部33に入力される。
AD変換部33は撮像部32が撮像した画像のアナログの画像信号を受信する。そして、AD変換部33はそのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。AD変換部33が出力するデジタル画像信号は画像処理部34に入力される。
画像処理部34はAD変換部33が変換したデジタル画像信号を受信する。そして、画像処理部34はそのデジタル画像信号に関して、例えば黒補正やノイズ補正、色補間、ホワイトバランスなどの画像処理を実行する。画像処理部34が出力する画像処理後の信号は画像認識部21に入力される。
制御演算部35は撮像部32の制御に関する例えばAE(Automatic Exposure)などの演算を実行するとともに、撮像部32に対して露光時間やゲインなどの制御を実行する。また、照明部22に対しても好適な光量設定や配光設定などの演算を実行するとともに、制御を実行する。なお、演算や制御に必要なプログラムやデータは記憶部37等に記憶される。
画像認識部21は画像処理部34が画像処理を実行した後の信号を受信する。そして、画像認識部21は例えば対象物の輪郭を抽出してパターンマッチング等の手法で形状を認識する画像認識処理を実行する。画像認識部21が認識した形状データは情報処理部13に送られ、その形状データに基づいて被介護者の状態が検出される。
照明部22は例えば近赤外線光のLED(Light Emitting Diode)等から成り、光学検出部30に隣接して配置される。照明部22は光の照射方向が異なる複数が設けられる。これにより、照明部22は居室101の天井101aの中央部に配置されて居室101の室内を照明する。
そして、制御演算部35はAEの演算に関して、カメラである光学検出部30が撮像した画像データから画像の明るさを導出し、その画像の明るさに基づいて光学検出部30の撮像条件(例えばシャッタースピード、絞り、ゲイン)を設定する。
画像認識システム20は画像の明るさを導出に関して、図5に示すように光学検出部30が撮像する画像全体(図5における外縁が矩形を成す全体)を周辺部Raと中央部Rcとの2つの領域に区分し、記憶部37に予め記憶している。図5に二点鎖線で描画した楕円形を成す境界線より外側領域が周辺部Raであり、内側領域が中央部Rcである。周辺部Raと中央部Rcとの広さの比率は8:1に設定される。
なお、周辺部Raと中央部Rcとの間の境界線は楕円形に限定されるわけではなく、例えば円形や矩形、その他多角形状、自由曲線形状などといった他の形状で設定しても良い。また、周辺部Raと中央部Rcとの広さの比率は8:1に限定されるわけではなく、他の比率に設定しても良く、例えば周辺部Raが中央部Rcよりも広い領域を有することが望ましい。
そして、制御演算部35は光学検出部30が撮像した画像データから画像の明るさを導出するにあたって、画像全体の画素データのうち周辺部Raの画素データに対して重みを付与して画像の明るさを導出する。
このような画像認識システム20による測光処理の一例を、図5を用いて図6に示すフローに沿って説明する。
なお、光学検出部30の撮像条件(例えばシャッタースピード、絞り、ゲイン)は、初期設定として画像が中間的な明るさを有している場合に合わせて予め設定され、記憶部37に記憶されている。例えば、画像を構成する各画素の明るさが256階調を有し、0〜255までの画素データで表現される場合(0が最も暗く、255が最も明るい)、画素データの中間値は128となる。
測光処理を開始すると(図6のスタート)、ステップ#101において制御演算部35は画像の周辺部Ra(図5参照)の画素データの積算値Sを演算する。
ステップ#102では制御演算部35がステップ#101で演算した画素データの積算値Sを周辺部Raの画素数で除算して画素データの平均値Xを演算する。
ステップ#103では画素データの平均値Xが画素データの中間値未満であるか否かが判定される。このとき、明暗の判定において中間値に対する裕度を与えるために、画素データの平均値Xに10を加算して判定している。この裕度である10は一例であって、他の数値を設定しても構わない。画素データの平均値X(+10)が画素データの中間値である128未満である場合はステップ#104に移行する。画素データの平均値X(+10)が128以上である場合はステップ#105に移行する。
ステップ#104では画像が比較的暗くなっていると判断され、画像が明るくなるように、制御演算部35が光学検出部30の撮像条件(例えばシャッタースピード、絞り、ゲイン)を設定する。設定後、ステップ#101に戻る。
ステップ#105では画素データの平均値Xが画素データの中間値を超過しているか否かが判定される。このとき、明暗の判定において中間値に対する裕度を与えるために、画素データの平均値Xから10を減算して判定している。この裕度である10は一例であって、他の数値を設定しても構わない。画素データの平均値X(−10)が画素データの中間値である128を超過している場合はステップ#106に移行する。画素データの平均値X(−10)が128以下である場合は光学検出部30の撮像条件が初期設定から変更されず、ステップ#101に戻る。
ステップ#106では画像が比較的明るくなっていると判断され、画像が暗くなるように、制御演算部35が光学検出部30の撮像条件(例えばシャッタースピード、絞り、ゲイン)を設定する。設定後、ステップ#101に戻る。
このようにして、画像の明るさの導出において、制御演算部35は中央部Rcの画素データを使用することなく、周辺部Raの画素データのみを使用することで周辺部Raの画素データに対して重みを付与する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る画像認識システムについて、図7及び図8を用いて説明する。図7は画像認識システムが撮像した画像を示す説明図であり、図8は画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。特に、図8のステップ#205〜ステップ#208は第1実施形態で説明した図6のステップ#103〜ステップ#106と同じであるので、ここでは説明を省略する。
第2実施形態の画像認識システム20は画像の明るさを導出に関して、図7に示すように光学検出部30が撮像する画像全体(図7における外縁が矩形を成す全体)を矩形を成す複数の単位エリアに分割し、記憶部37に予め記憶している。画像全体は、例えば縦横各々が8分割され、全体として64分割される。
さらに、画像全体は図7に比較的太い実線で描画した矩形を成す境界線より外側領域の周辺部Raと、内側領域の中央部Rcとの2つの領域に区分される。周辺部Raは48の単位エリアから成り、中央部Rcは16の単位エリアから成る。
この実施形態の画像認識システム20が測光処理を開始すると(図8のスタート)、ステップ#201において制御演算部35は64ある単位エリアごとに画素データの積算値Dmnを演算する。なお、図7に示したように、例えばD00は画像全体の左下角の単位エリアの画素データの積算値であり、D77は画像全体の右上角の単位エリアの画素データの積算値である。
ステップ#202では制御演算部35が周辺部Raに対応する単位エリア(総数48)の画素データの積算値の総和Aを演算する。
ステップ#203では制御演算部35が中央部Rcに対応する単位エリア(総数16)の画素データの積算値の総和Cを演算する。
ステップ#204では制御演算部35が周辺部Raの画素データの積算値の総和Aと中央部Rcの画素データの積算値の総和Cとを用いて画素データの平均値Xを演算する。このとき、周辺部Raの画素データに対する重みは、周辺部Ra:中央部Rc=4:1となるように付与される。なお、式中の除数208は、(周辺部Raのエリア数48×重み値4)+(中央部Rcのエリア数16×重み値1)から得られる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る画像認識システムについて、図9及び図10を用いて説明する。図9は画像認識システムが撮像した画像を示す説明図であり、図10は画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。特に、図10のステップ#306〜ステップ#309は第1実施形態で説明した図6のステップ#103〜ステップ#106と同じであるので、ここでは説明を省略する。
第3実施形態の画像認識システム20は画像の明るさを導出に関して、図9に示すように光学検出部30が撮像する画像全体(図9における外縁が矩形を成す全体)を矩形を成す複数の単位エリアに分割し、記憶部37に予め記憶している。画像全体は、例えば縦横各々が8分割され、全体として64分割される。
さらに、画像全体は図9に比較的太い実線で描画した矩形を成す境界線より外側領域の周辺部Raと、内側領域の中央部Rcとの2つの領域に区分される。また、周辺部Raは図9に比較的太い破線で描画した矩形を成す境界線より外側領域であって画像の縁に隣接した周縁部Ra1と、その内側領域の中間部Ra2との2つの領域に区分される。周辺部Raは48の単位エリアから成り、中央部Rcは16の単位エリアから成る。周辺部Raのうち、周縁部Ra1は28の単位エリアから成り、中間部Ra2は20の単位エリアから成る。
この実施形態の画像認識システム20が測光処理を開始すると(図10のスタート)、ステップ#301において制御演算部35は64ある単位エリアごとに画素データの積算値Dmnを演算する。
ステップ#302では制御演算部35が周縁部Ra1に対応する単位エリア(総数28)の画素データの積算値の総和Aを演算する。
ステップ#303では制御演算部35が中間部Ra2に対応する単位エリア(総数20)の画素データの積算値の総和Bを演算する。
ステップ#304では制御演算部35が中央部Rcに対応する単位エリア(総数16)の画素データの積算値の総和Cを演算する。
ステップ#305では制御演算部35が周縁部Ra1の画素データの積算値の総和Aと中間部Ra2の画素データの積算値の総和Bと中央部Rcの画素データの積算値の総和Cとを用いて画素データの平均値Xを演算する。このとき、周辺部Raの画素データに対する重みは、周縁部Ra1:中間部Ra2:中央部Rc=4:2:1となるように付与される。すなわち、周縁部Ra1のほうが中間部Ra2よりも画像の明るさを導出するときの画素データに対する重み付け度合が高い。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る画像認識システムについて、図11及び図12を用いて説明する。図11は画像認識システムが撮像した画像を示す説明図であり、図12は画像認識システムによる測光処理の例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。特に、図12のステップ#406〜ステップ#409は第1実施形態で説明した図6のステップ#103〜ステップ#106と同じであるので、ここでは説明を省略する。
第4実施形態の画像認識システム20は画像の明るさを導出に関して、図11に示すように光学検出部30が撮像する画像全体(図11における外縁が矩形を成す全体)を矩形を成す複数の単位エリアに分割し、記憶部37に予め記憶している。画像全体は、例えば縦横各々が8分割され、全体として64分割される。
さらに、画像全体は図11に比較的太い実線で描画した矩形を成す境界線より外側領域の周辺部Raと、内側領域の中央部Rcとの2つの領域に区分される。また、周辺部Raは図11に比較的太い破線で描画した矩形を成す境界線より外側領域であって画像の縁に隣接した周縁部Ra1と、内側領域の中間部Ra2との2つの領域に区分される。
ここで、図11に示す画像はケラレ部Rd(図11の網掛け部)を有する。単位エリアの領域の例えば半分以上がケラレ部Rdで占有される場合、画像の明るさを導出するときにそのケラレ部Rdに対応する単位エリアが除外される。すなわち、周辺部Raは、特に周縁部Ra1においてD00〜D07の一列、D10、D17、D60、D67及びD70〜D77の一列に対応する合計20の単位エリアが除外される。これにより、周縁部Ra1は8の単位エリアから成り、中間部Ra2は20の単位エリアから成り、中央部Rcは16の単位エリアから成る。
この実施形態の画像認識システム20が測光処理を開始すると(図12のスタート)、ステップ#401において制御演算部35は44ある単位エリアごとに画素データの積算値Dmnを演算する。
ステップ#402では制御演算部35がケラレ部Rdで占有される単位エリアを除外した周縁部Ra1に対応する単位エリア(総数8)の画素データの積算値の総和Aを演算する。
ステップ#403では制御演算部35が中間部Ra2に対応する単位エリア(総数20)の画素データの積算値の総和Bを演算する。
ステップ#404では制御演算部35が中央部Rcに対応する単位エリア(総数16)の画素データの積算値の総和Cを演算する。
ステップ#405では制御演算部35が周縁部Ra1の画素データの積算値の総和Aと中間部Ra2の画素データの積算値の総和Bと中央部Rcの画素データの積算値の総和Cとを用いて画素データの平均値Xを演算する。このとき、周辺部Raの画素データに対する重みは、周縁部Ra1:中間部Ra2:中央部Rc=4:2:1となるように付与される。すなわち、周縁部Ra1のほうが中間部Ra2よりも画像の明るさを導出するときの画素データに対する重み付け度合が高い。
上記第1〜第4の実施形態のように画像認識システム20は、居室101の天井101aに配置されて視野方向が直下である直上視点の画像を撮像するカメラである光学検出部30と、光学検出部30が撮像した画像データに対して画像認識処理を行う画像認識部21と、光学検出部30が撮像した画像データから画像の明るさを導出するとともにその画像の明るさに基づいて光学検出部30の撮像条件を設定する制御演算部35と、を備える。制御演算部35は、光学検出部30が撮像した画像全体の画素データのうち周辺部Raの画素データに対して重みを付与して画像の明るさを導出する。
この構成によると、画像認識システム20を備える動体検知装置10を居室101の天井101aの中央部に配置したとき、居室101(画像)の中央部Rcに重点を置いて明るさを導出する場合と比較して、居室101の中央部Rcは明るさの適正さのレベルが低下するが、周辺部Raは明るさが適正なレベルに近づく。直上視点の画像ではその中央部Rcにおいて認識対象物が比較的大きく映るので、明るさのレベルが多少合っていなくても形状認識が可能である。一方、直上視点の画像ではその周辺部Raにおいて認識対象物が比較的小さく暗く映るが、周辺部Raに重点を置いて明るさを好適に導出することでノイズの発生を抑制して形状認識精度を向上させることができる。したがって、直上視点の画像に対してその全体として画像認識精度を向上させることが可能になる。
また、上記実施形態では、光学検出部30が撮像した画像全体が周辺部Raと中央部Rcとに区分され、周辺部Raが中央部Rcよりも広い領域を有する。
この構成によると、画像の明るさの導出において重点を置く領域を比較的広くすることができる。したがって、ノイズの発生を抑制することができる領域が増加し、形状認識精度をより一層向上させることが可能である。
また、第3及び第4の実施形態のように、光学検出部30が撮像した画像の周辺部Raが、画像の縁に隣接した周縁部Ra1と、周縁部Ra2よりも内側に位置する中間部Ra2と、に区分され、周縁部Ra1のほうが中間部Ra2よりも画像の明るさを導出するときの画素データに対する重み付け度合が高い。
この構成によると、画像の周辺部Raが詳細に区分され、画像の縁に隣接した領域に対して特に画像の明るさの導出において重点を置くことができる。したがって、画像内の認識対象物が最も小さく暗く映る領域の画素データに基づいて好適に画像の明るさを導出することが可能である。
また、第4の実施形態のように、光学検出部30が撮像した画像がケラレ部Rdを有する場合に、制御演算部35は画像の明るさを導出するときにケラレ部Rdに対応する単位エリアを除外する。
この構成によると、画像内の認識対象物が映らない領域を除外することができる。したがって、効率良く適正に画像の明るさを導出することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、第1実施形態同様、第2〜第4の実施形態における周辺部Raと中央部Rcとの間の境界線は矩形に限定されるわけではなく、例えば円形や楕円形、その他多角形状、自由曲線形状などといった他の形状で設定しても良い。周辺部Raと中央部Rcとの広さの比率も適宜任意に変更が可能である。また、第2〜第4の実施形態で行った画像の分割は、数量が64に限定されるわけではなく、他の分割数であっても良い。縦横の分割数も適宜任意に変更が可能である。
本発明は、介護施設等で過ごす人の健康状態の異常等を検出するための室内の動体検知に用いられる画像認識システムにおいて利用可能である。
1 見守りシステム
2 サーバ装置
10 動体検知装置
11 電波検出部
12 主制御部
20 画像認識システム
21 画像認識部
22 照明部
30 光学検出部(カメラ)
31 レンズ
32 撮像部
34 画像処理部
35 制御演算部
37 記憶部

Claims (4)

  1. 室内の動体検知に用いられる画像認識システムにおいて、
    部屋の天井に配置されて視野方向が直下である直上視点の画像を撮像するカメラと、
    前記カメラが撮像した画像データに対して画像認識処理を行う画像認識部と、
    前記カメラが撮像した画像データから画像の明るさを導出するとともにその画像の明るさに基づいて前記カメラの撮像条件を設定する制御演算部と、
    を備え、
    前記制御演算部は、前記カメラが撮像した画像全体の画素データのうち周辺部の画素データに対して重みを付与して画像の明るさを導出することを特徴とする画像認識システム。
  2. 前記カメラが撮像した画像全体が前記周辺部と中央部とに区分され、前記周辺部が前記中央部よりも広い領域を有することを特徴とする請求項1に記載の画像認識システム。
  3. 前記カメラが撮像した画像の前記周辺部が、画像の縁に隣接した周縁部と、前記周縁部よりも内側に位置する中間部と、に区分され、前記周縁部のほうが前記中間部よりも画像の明るさを導出するときの画素データに対する重み付け度合が高いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像認識システム。
  4. 前記カメラが撮像した画像がケラレ部を有する場合に、画像の明るさを導出するときに前記ケラレ部に対応する領域を除外することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像認識システム。
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