JP6379538B2 - エネルギー使用データを共有する方法及びシステム - Google Patents

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Description

ここに記載される実施形態は、顧客を中心としたエネルギー使用データの共有に関する。
公益事業会社は、公益事業が需要を満足することができることを確保するため、特定の高負荷期間中のエネルギー使用量の低減を奨励することがある。例えば、夏季には、エネルギー使用のピークが暑い日の夕方近くに発生し得る。公益事業者は、ピークのエネルギー使用中にも公益事業が需要を満足することができることを確保するために、夕方近くにおけるエネルギー使用量を低減するよう工場にインセンティブを与え得る。それに応えて、工場は高負荷の生産工程を夕方遅くまで遅らせ得る。ピーク負荷あるいは高負荷の期間中にエネルギー使用量を変動させることは、需要応答(デマンドレスポンス;DR)イベントと呼ばれることがある。DRイベントは、公益事業者が高い需要を予期して顧客にエネルギー使用量を低減あるいは削減することを依頼する時間期間を含み得る。顧客がそのエネルギー使用量を或る取り決め量だけ低減するとき、その公益事業者はその顧客にインセンティブを提供し得る。
最近、DRイベントを管理する何種類かのDRイベントシステムが開発されている。概して、DRイベントシステムは、DRイベントと、DRイベントに関係するエネルギー削減要求と、を顧客に通信する。さらに、DRイベントシステムは、顧客によるDRイベントの順守の追跡及び評価を行い、DRイベントの順守の見返りに顧客へのインセンティブの分配を処理する。一部のDRシステムでは、DRアグリゲータ(集約者)が、公益事業者と顧客との間の通信を仲介し、通知、追跡、評価、及びインセンティブの分配を実質的に取り扱っている。
例えば、DRアグリゲータは、幾つかの主要公益事業会社によって行われているキャパシティ・ビッディング・プログラム(CBP)及びデマンド・ビッディング・プログラム(DBP)に含められ得る。CBP及びDBPにおいて、DRアグリゲータは、削減コミットメント(誓約)を公益事業者に提出し、削減要求をDR参加者(例えば、顧客)に送信する。達成された実際の削減と誓約された量とに基づき、DRアグリゲータは公益事業者からインセンティブを受け取って、該インセンティブ又はその一部を顧客に分配し得る。
各顧客の順守を評価するため、DRアグリゲータはエネルギー使用データを追跡する。エネルギー使用データは、エネルギー消費レベル、時間情報、エネルギー使用の背景情報などを含み得る。エネルギー使用データは、故に、顧客に関する個人情報を明らかにし、あるいは顧客のプライバシーに関する懸念をもたらし得る。
請求項に記載される事項は、上述のような環境でのみ問題を解決したり動作したりする実施形態に限定されるものではない。むしろ、この背景技術の説明は、本明細書に記載される実施形態が実施され得る技術領域の一例を示すために提供されているに過ぎないものである。
一実施形態の一態様によれば、エネルギー使用データを共有する方法が提供される。
一実施形態の一態様によれば、エネルギー使用データを共有する方法は、顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)を要求することを含む。当該方法は更に、修正CSEUD記録を受信することを含む。修正CSEUD記録は、当該修正CSEUD記録が導出される元となったオリジナルCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データに対して修正されたエネルギー使用データを含む。当該方法はまた、修正CSEUD記録を認証して、修正されたエネルギー使用データの完全性を検証することを含む。
実施形態の目的及び利点は、少なくとも請求項中に具体的に指し示される要素、機能及び組合せによって実現・達成されることになる。
理解されるべきことには、以上の概略説明及び以下の詳細説明は何れも、例示的且つ説明的なものであり、請求項記載発明を限定するものではない。
以下の図を含む添付図面を使用して、実施形態例を更なる特異性とともに記載・説明する。以下の図に示されるものは全て、ここに記載される少なくとも一部の実施形態に従って構成されたものである。
ここに記載される一部の実施形態が実装され得る顧客中心DRアグリゲーションシステム(DRシステム)の一例を示すブロック図である。 図1のDRシステムに実装され得るマークルハッシュ木に従って構築されるオリジナルCSEUD記録の一例を示す図である。 図1のDRシステムに実装され得るマークルハッシュ木に従って構築される修正CSEUD記録の一例を示す図である。 ここに記載される少なくとも1つの実施形態に係るエネルギー使用データを共有する方法の一例を示すフロー図である。
ここに記載される実施形態は、顧客を中心とした(カスタマーセントリックな)エネルギー使用データの共有に関する。デマンドレスポンス(DR)システムの一実施形態例において、顧客がエネルギー使用データ(例えば、メーター読み取り値)を公益事業者に通信する。エネルギー使用データは、オリジナルの顧客特定エネルギー使用データ(customer-specific energy usage data;CSEUD)記録に入力される。CSEUD記録は、例えばマークル(Merkle)ハッシュ木などの墨塗り(編集可能)署名方式(署名スキーム)に従ってフォーマット化され得る。マークルハッシュ木とは一般に、ルートハッシュ値を計算するために使用される機構である。特に、CSEUD記録は、マークルハッシュ木の葉ノードとして扱われ得るエネルギー使用データと、マークルハッシュ木のルートハッシュ値についての公益事業者の署名と、エネルギー使用データのうちの1つ以上の編集済み部分に対応するハッシュ値とを含み得る。マークルハッシュ木それ自体は、DRシステム内で転送されなくてもよく、それに代えて、エネルギー使用データを認証するために使用され得るルートハッシュ値を計算するために使用される。そして、オリジナルCSEUD記録は、顧客によって所有且つ/或いは管理されるリポジトリ(保管部)に格納される。
DRイベントが予期され、あるいは接近しているとき、DRアグリゲータが、そのDRイベントの期間や削減要求などを指し示す通知を顧客に通信する。顧客は継続してエネルギー使用データを生成し、それがオリジナルCSEUD記録に入力される。オリジナルCSEUD記録をDRアグリゲータに提出するのに先立ち、顧客はオリジナルCSEUD記録を評価して修正することができる。例えば、顧客は、オリジナルCSEUD記録に含まれるデータアイテムを編集して、修正CSEUD記録を生成し得る。修正CSEUD記録は、顧客によって修正されることにより、DRアグリゲータに提供されるデータを制御し得る。しかしながら、修正CSEUD記録は、例えばDRイベント中の実際のエネルギー削減など、DRアグリゲータがDRイベントの順守を評価し且つ/或いは顧客の履行を評価することを可能にするのに十分なデータを維持し得る。顧客は、自身による順守及び/又は履行に基づいてインセンティブを受け取り得る。また、修正CSEUD記録は、顧客による修正を可能にするが、DRイベントの順守及び/又は顧客の履行を評価するために使用されるデータを顧客が改ざんしたりその他の方法で偽造したりすることは可能にしない。従って、顧客は、修正CSEUD記録内の情報の量及びコンテンツを制御することはできるが、DRイベントの顧客による順守を評価するために使用されるデータの完全性(インテグリティ)又は正確性を害するようなことを行うことはできない。
ここに記載されるこの実施形態及びその他の実施形態の利点は、顧客住居又は事業所に設置される計量装置(例えば、公益事業者メータ、スマートメータ、及びこれらに類するもの)の個数の削減を含み得る。DRアグリゲータが顧客住居又は事業所に別個且つ/或いは独立の計量装置を設置するのではなく、公益事業者によって設置された計量装置を用いて、エネルギー使用データを十分に記録し得る。すなわち、エネルギー使用データの検証には、DRアグリゲータによる独立した測定を用いずとも、公益事業者の署名と、例えばマークルハッシュ木などの墨塗り署名方式に含まれるハッシュ値とで十分とし得る。以下、図面を参照して、本開示に係る更なる実施形態を説明する。
図1は、ここに記載される少なくとも1つの実施形態に係る顧客中心DRアグリゲーションシステム(DRシステム)100の一例のブロック図を示している。DRシステム100は、公益事業者104から顧客106に直接あるいはDRアグリゲータ108を介して送達され得るDRイベントに関する情報を提供するように実装され得る。DRシステム100はまた、顧客106によるDRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価するように構成され得る。DRシステム100は、何らかのDRイベントシステム及び/又はDRプログラム内で稼働するように構成され、且つ/或いはそのようなシステム及び/又はプログラムをサポートするように構成され得る。例えば、DRシステム100は、キャパシティ・ビッディング・プログラム(CBP)又はデマンド・ビッディング・プログラム(DBP)内で稼働し、且つ/或いはそれをサポートし得る。
DRシステム100に関して実施形態を詳細に説明するが、本開示の恩恵により理解されるように、1つ以上の実施形態の様々な機能のうちの1つ以上は、その他のデータ共有用途及び/又はその他のデータ共有システムでも使用され得る。例えば、一部の実施形態は、一般的なエネルギーデータ共有システム若しくは公益事業システムや、顧客プライバシーが懸念され且つ/或いはデータ編集が何らかの利益をもたらし得る別のシステムに実装されてもよい。
DRシステム100は更に、DRアグリゲータ108に伝えられる情報を顧客106が制御することを可能にし得る。従って、顧客106は、DRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価するために使用される最低限の量の情報のみを伝えてもよい。DRアグリゲータ108に伝えられるエネルギー使用データを顧客106が制御することを可能にすることにより、顧客106のプライバシー上の利益が保護され得る。しかしながら、DRシステム100は、情報の完全性及び信頼性が維持されるように、顧客106の制御を制限する。
顧客106から通信される情報は概してエネルギー使用データと称し得る。DRシステム100において、エネルギー使用データは先ず顧客106から公益事業者104に通信され得る。顧客106に含まれる各顧客のエネルギー使用が独立に評価され得るので、各顧客が個々のエネルギー使用データを通信し得る。顧客106は、法人顧客及び/又は住宅顧客を含む公益事業者104の如何なる顧客であってもよい。公益事業者104は、公共であろうと民間であろうと、公共サービスを提供する如何なる公益事業会社をも含み得る。DRシステム100において、公益事業者104は例えば電力会社を含み得る。
一部の状況において、顧客106はエネルギー使用データの収集を公益事業者104に委託する。例えば、エネルギー使用データを通信するために使用される例えばGreen Buttonなどのプロトコルにおいて、顧客106はエネルギー使用データの収集を公益事業者104に委託する。また、公益事業者104は、顧客106に供給されたエネルギーの支払金はエネルギー使用データに基づき得るので、エネルギー使用データを受信することに関心を有する。従って、顧客106から公益事業者104に通信されるエネルギー使用データは、修正されていない完全なエネルギー使用データの組(データセット)を含み得るので、このエネルギー使用データはオリジナルのエネルギー使用データと称し得る。顧客106から公益事業者104へのオリジナルエネルギー使用データの通信は、図1において矢印110によって指し示されている。概して、構成要素又はエンティティ(例えば、104、102、108、122、124、及び106)の間でのDRシステム100を通じてのエネルギー使用データの通信は、プレーンテキスト(平文)にて、あるいは保護された手法にて行われ得る。保護手法は、エネルギー使用データの秘密性及び/又は完全性を保護し得る。
一部の実施形態において、オリジナルエネルギー使用データは、公益事業者104によって顧客106の住居又は事業所に設置され得る計量装置(図示せず)によって測定され得る。オリジナルエネルギー使用データが時間の関数としての測定量、あるいは時間と関連付けての測定量となるよう、計量装置は時間測定部を含み得る。例えば、オリジナルエネルギー使用データは、顧客106による毎分のエネルギー使用量を示し得る。概して、計量装置によって測定されるオリジナルエネルギー使用データは、DRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価することを可能にするよう、十分に短い間隔でのものである。
一部の実施形態において、計量装置は、オリジナルエネルギー使用データをオリジナルCSEUD記録へと編成し、あるいはその他の方法で形式を合わせ得る。これに加えて、あるいは代えて、公益事業者104が、オリジナルエネルギー使用データを受信して、これをオリジナルCSEUD記録へと編成し、あるいはその他の方法で形式を合わせてもよい。
そして、公益事業者104は、オリジナルエネルギー使用データ及び/又はオリジナルCSEUD記録をリポジトリ102へと通信し得る。リポジトリ102は、オリジナルエネルギー使用データ及び/又はオリジナルCSEUD記録が格納され、顧客106によってアクセスされ、修正され、そしてDRアグリゲータ108によってアクセスされることが可能な、如何なる好適な記憶媒体を含んでいてもよい。例えば、リポジトリ102は、顧客106のパーソナルコンピュータをホストとしてもよいし、例えば信用できるサードパーティのサーバ又はクラウドネットワークなどのサードパーティシステムをホストとしてもよい。リポジトリ102は、公益事業者104からオリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データを受信するように構成され得る。オリジナルエネルギー使用データ及び/又はオリジナルCSEUD記録のリポジトリ102への通信は、矢印112によって図1に表されている。
公益事業者104は更に、DRイベント又はそれに関する情報をDRアグリゲータ108に通信し得る。これに加えて、あるいは代えて、DRアグリゲータ108が、削減コミットメントを含むDRイベントを公益事業者104に提出してもよい。公益事業者104とDRアグリゲータ108との間の通信は、矢印114によって図1に表されている。
そして、DRアグリゲータ108は、DRイベントの通知を顧客106へと通信し得る。DRイベントの通知は、例えばインセンティブ、そのDRイベントの期間、個々の削減コミットメントなどの、そのDRイベントに関する情報を含み得る。一部の実施形態において、顧客106はそのDRイベントに参加するか否かを選択し得る。従って、これら及びその他の実施形態において、顧客106は、DRアグリゲータ108によって通信されたDRイベントの通知に応答し得る。DRイベントの通知の通信は、矢印116によって図1に表されている。
図1に示すように、DRアグリゲータ108は、DRイベントの通知を顧客106へと通信する。この通信は限定を意味するものではない。一部の実施形態において、DRイベントの通知は、公益事業者104から顧客106に通信されてもよいし、1つ以上の中継エンティティ(図示せず)を介して通信されてもよい。例えば、DRイベントの通知は、第1のサブセット(部分集合)の顧客106には公益事業者104から直接的に通信され、第2のサブセットの顧客106にはDRアグリゲータ108から通信され、第3のサブセットの顧客106には、DRアグリゲータ108を含んでも含まなくてもよい1つ以上の中継エンティティを介して通信されてもよい。
DRイベント中、顧客106のエネルギー使用が上述のようにして記録され、リポジトリ102に格納され得る。顧客106は、リポジトリ102に格納されたオリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データにアクセスし得る。顧客は、修正CSEUD記録を生成させ、あるいは修正エネルギー使用データを生成させ得る。修正CSEUD記録又は修正エネルギー使用データは、オリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データから得られる。例えば、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データを生成するため、顧客106は、オリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データに含まれるエネルギー使用データアイテムを編集し得る。
修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データは、編集されたエネルギー使用データを含み得る。しかしながら、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データは、顧客106によるDRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価することを可能にするのに十分な情報を包含し得る。また、修正CSEUD記録は、DRアグリゲータ108によって受信されるデータの完全性を維持し得るとともに、DRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価するために使用されるデータを顧客106が変更しなかったことの検証を含み得る。例えば、編集されるエネルギー使用データは、DRイベント中ではない期間中のエネルギー使用データに関係し得る。
一部の実施形態において、DRアグリゲータ108又は例えば公益事業者104などのその他のパーティは、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データの生成を支援する1つ以上のツールを提供することができる。例えば、そのようなツールは、顧客106が選択し得る1つ以上の事前設定されたプライバシーオプションを提供し得る。選択されると、ツールによって自動的に、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データが生成され得る。
また、そのようなツールは、オリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データを視覚化し得るユーザインタフェースを含み得る。このツールを用いて、DRアグリゲータ108に通信される修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データの部分を見ることができるようにし得る。顧客106によるオリジナルCSEUD記録及び/又はオリジナルエネルギー使用データのアクセスは、矢印118によって図1に表されている。
DRイベント後、あるいはDRイベントの通知と同時に、DRアグリゲータ108はCSEUD記録要求を顧客106に通信し得る。DRイベントに参加するか否かを顧客106が選択し得る実施形態において、DRアグリゲータ108は、DRイベントに参加することを選択した顧客106にCSEUD記録要求を通信してもよい。顧客106へのCSEUD記録要求の通信は、矢印116によって図1に表されている。
DRアグリゲータ108は、リポジトリ102からの修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データにアクセスするように構成され得る。一部の実施形態において、顧客106は前もって、顧客106自身のパーソナルコンピュータをホストとするリポジトリ102へのアクセスをDRアグリゲータ108に許可し得る。他の例では、顧客106は、顧客106自身に割り当てられたリポジトリ102の一部へのアクセスを許可し得る。リポジトリ102からの修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データへのDRアグリゲータ108によるアクセスは、矢印120によって図1に表されている。
一部の実施形態において、顧客106は、リポジトリ102からの修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データのうち、そのDRイベントに関連する部分に関して、DRアグリゲータ108によるアクセスを可能にし得る。例えば、顧客106は、そのDRイベントに対応する期間からの修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データを公開し得る。
DRアグリゲータ108は更に、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データを認証するように構成され得る。修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データの認証は、DRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価するために使用されるデータを顧客106が変更しなかったことの検証を含み得る。例えば、修正CSEUD記録を生成するために顧客106はデータアイテムを編集し得る。しかしながら、顧客106は、自身がDRイベントの削減条件に従わなかったことを指し示すデータを単純に消去するようなことは行えない。DRアグリゲータ108は更に、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データに基づいて、顧客106によるDRイベントの順守を評価するように構成され得る。
例えば、一部の実施形態において、DRアグリゲータ108は、公益事業者104の署名を検証し且つ墨塗りデジタル署名方式を再構築することによって、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データを認証するように構成され得る。墨塗り署名方式の更なる詳細についてはここに提供する。
一部の実施形態において、顧客106によるDRイベントの順守及び/又は顧客106の履行を評価するため、DRアグリゲータ108は更に、過去の使用データを要求し得る。過去の使用データは、顧客106によって為される削減コミットメントの背景を提供し得る。過去の使用データは、特定の時間期間で平均化され得る長期のエネルギー使用データを含み得る。過去の使用データもリポジトリ102を介してアクセス可能にされ得る。これに加えて、あるいは代えて、過去の使用データへのアクセスは、顧客106の制御にてアクセス可能にされてもよい。例えば、顧客106は、過去の使用データに含まれ得るプライバシー問題を軽減あるいは排除するように過去の使用データを修正し得る。
DRアグリゲータ108は、過去の使用データを受信し得る。DRアグリゲータ108は、顧客106の順守の評価の基礎を、修正CSEUD記録、修正エネルギー使用データ、過去の使用データ、又はこれらの組み合わせに置き得る。
また、オリジナルエネルギー使用データは、以下に限られないが、特定の期間中の使用エネルギーの量と、この使用エネルギーに特有の電気信号とを含み得る。一部の電気機器はこの電気信号から特定され得るので、この電気信号はプライバシーに関する懸念を与え得る。従って、この電気信号は、例えば消費者製品マーケティング会社などのサードパーティにとって有益となり得る。例えば、オリジナルエネルギー使用データから、顧客106がどの電気機器を使用しているか、どれだけ長くその電気機器を使用しているか、及びその電気機器がいつ使用されているかが導出され得る。
一部の実施形態において、DRアグリゲータ108及び/又は公益事業者104は、より多くの量のオリジナルエネルギー使用データを修正CSEUD記録内に含めることの見返りに、インセンティブを提供し得る。顧客106は、DRイベントごとにインセンティブを選択してもよいし、そのDRアグリゲータ108及び/又は公益事業者104との関係の全体を通して、より多くの量のオリジナルエネルギー使用データを含めることを選択してもよい。例えば、上述のように、事前設定されたプライバシーオプションが顧客106によって選択され得る。DRアグリゲータ108及び/又は公益事業者104により多くの情報を提供することは、インセンティブを増大させ得るが、プライバシーを低下させ得る。DRシステム100において、プライバシーとインセンティブとの間のバランスは顧客106によって決定され得る。
また、一部の実施形態において、修正エネルギー使用データ及び/又は修正CSEUD記録は、エネルギー使用データがサードパーティ124に通信されるときに顧客106に通知されるように形式を整えられ得る。例えば、修正エネルギー使用データ及び/又は修正CSEUD記録がリポジトリ102に格納されるときに、修正エネルギー使用データ及び/又は修正CSEUD記録に報告義務タグが埋め込まれ得る。DRアグリゲータ108による修正エネルギー使用データ及び/又は修正CSEUD記録へのアクセスは、報告義務タグを除去しなくてもよい。一部の実施形態において、報告義務タグを含んだ修正エネルギー使用データ及び/又は修正CSEUD記録がサードパーティ124に通信されるかを監視するために、DRシステム100に監視エージェント122が含められ得る。サードパーティ通信が検出されたとき、監視エージェント122は顧客106に通知を通信し得る。報告義務タグ及び監視エージェント(例えば、監視エージェント122)の更なる詳細は、Daisuke Mashima及びMustaque Ahamadの“Enabling Robust Information Accountability in E-healthcare Systems”(Proc. of the 3rd USENIX Workshop on Health Security and Privacy(HealthSec2012)、2012年、米国ワシントン州ベルビュー)に見い出すことができる。なお、この文献の全体をここに援用する。
この実施形態及びその他の実施形態において、DRアグリゲータ108はまた、メモリ152に結合され得るプロセッサ150を含み得る。プロセッサ150は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又は、プログラム命令をインタープリット且つ/或いは実行し、且つ/或いはデータを処理するように構成されたその他のデジタル回路若しくはアナログ回路を含み得る。一部の実施形態において、プロセッサ150は、メモリ152に格納されたプログラム命令をインタープリット且つ/或いは実行し、且つ/或いはデータを処理し得る。
メモリ152は、或る期間にわたってプログラム命令及び/又はデータを保持するように構成された如何なる好適なコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいてもよい。非限定的な例として、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)若しくはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくはその他の磁気記憶装置、フラッシュメモリデバイス(例えば、ソリッドステートメモリデバイス)、特定の分子配列(例えば、DNA若しくはRNA)、又は、コンピュータ実行可能命令の形態の所望のプログラムコード若しくはデータ構造を担持あるいは格納するために使用されることができ且つコンピュータプロセッサ150によってアクセスされることが可能なその他の記憶媒体を含む、有形のコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含み得る。以上のものの組合せもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲に含まれ得る。コンピュータ実行可能命令は、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は専用処理装置(例えば、プロセッサ150)に特定の機能又は機能群を実行させる命令及びデータを含み得る。
一部の実施形態において、システム100は、1つ以上の標準的なエネルギー情報プロトコル(標準プロトコル)を用いてエネルギー使用データなどを通信し得る。標準プロトコルは、例えば、DRシステム100内で通信されるエネルギー使用データのフォーマットを提供し、DRイベントの通知のフォーマットを提供し、あるいはエネルギー使用データ交換のためのデータモデルを提供し得る。ここに記載の機能のうちの1つ以上を実現するため、標準プロトコルに基づいて修正エネルギー情報プロトコル(修正プロトコル)が導出され得る。例えば、標準プロトコルは、例えばOpenADRなどのオープンなオートメイティドデマンドレスポンス(ADR)通信プロトコル、及び/又は例えばGreen Buttonなどのエネルギーデータスキームを含み得る。従って、修正プロトコルは、修正OpenADRプロトコル及び/又は修正Green Buttonプロトコルを含み得る。
修正プロトコル(例えば、修正OpenADRプロトコル及び/又は修正Green Buttonプロトコル)を用いて、図1の構成要素又はエンティティ(例えば、102、104、106、及び108)のうちの1つ以上の間での通信が実行され、あるいは図1の構成要素又はエンティティの間で通信されるエネルギー使用データがフォーマット化され得る。例えば、一部の実施形態において、公益事業者104は修正プロトコルを用いてリポジトリ102と通信し得る。故に、公益事業者104とリポジトリ102との間の通信を表す矢印112は更に、修正プロトコルを用いた通信を表し得る。
また、これらの実施形態及びその他の実施形態において、リポジトリ102は、修正プロトコルを用いてDRアグリゲータ108と通信するように構成され得る。故に、DRアグリゲータ108とリポジトリ102との間の通信を表す矢印120は更に、修正プロトコルを用いた通信を表し得る。
さらに、これらの実施形態及びその他の実施形態において、DRアグリゲータ108は、1つ以上の標準プロトコル(例えば、OpenADRプロトコル及び/又はGreen Buttonプロトコル)を用いて顧客106と通信し得る。故に、DRアグリゲータ108と顧客106との間の通信を表す矢印116は更に、標準プロトコルを用いた通信を表し得る。
修正プロトコルは、例えば墨塗り署名方式に使用され得るハッシュ値などの非数値を受け入れるように構成された第1の拡張マークアップ言語(XML)スキーマを含み得る。修正プロトコルは、例えば公益事業者104の署名などの墨塗り署名を受け入れるように構成された第2のXMLスキーマを含み得る。上述のように、公益事業者104の署名は、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データを認証するために使用され得る。従って、一部の実施形態において、修正CSEUD記録及び/又は修正エネルギー使用データは、修正プロトコルに従ってフォーマット化され得る。
また、一部の実施形態において、第1の標準プロトコルが第2の修正プロトコルとともに用いられてもよい。例えば、DRイベントの通知がOpenADRプロトコルを用いてDRアグリゲータ108から顧客106に通信される一方で、公益事業者104、顧客106、リポジトリ102などの間でのエネルギー使用データの通信は、修正Green Buttonプロトコルを用いて行われてもよい。
一部の実施形態において、修正CSEUD記録を認証するため、修正CSEUD記録は、例えばマークルハッシュ木などの墨塗りデジタル署名方式で構造化され得る。マークルハッシュ木の更なる詳細については本明細書の別の箇所に記載する。
マークルハッシュ木が利用される一部の実施形態を詳細に説明するが、マークルハッシュ木を含めることは限定を意味するものではない。ここに記載される1つ以上の実施形態において、1つ以上のその他の墨塗り署名方式も使用され得る。例えば、その他の墨塗り署名方式は、例えばSUMI若しくはPIATS、及びカメレオンハッシュを用いる署名方式など、その他の好適な墨塗り署名方式を含み得る。カメレオンハッシュを用いる署名方式の更なる詳細は、Ateniese、Giuseppe等の“Sanitizable Signatures”(Computer Security-ESORICS 2005、Springer Berlin Heidelberg、2005年、pp.159-177)に見い出すことができる。なお、この文献の全体をここに援用する。SUMIの更なる詳細は、K.Miyazaki、S.Susaki、M.Iwamura、T.Matsumoto、R.Sasaki、H.Yoshiuraの“Digital Documents Sanitizing Problem”(The Institute of Electronics,Information and Communication Engineers(IEICE)technical report、ISEC 2003-20、2003年5月)に見い出すことができる。なお、この文献の全体をここに援用する。PIATSの更なる詳細は、Izu Tetsuya等の“PIATS:A partially Sanitizable Signature Scheme”(Information and Communications Security、Springer Berlin Heidelberg、2005年、pp.72-83)に見い出すことができる。なお、この文献の全体をここに援用する。
図2Aは、ここに記載される少なくとも1つの実施形態による、マークルハッシュ木に従って構築されるオリジナルCSEUD記録200Aの一例を示している。図2Bは、ここに記載される少なくとも1つの実施形態による、マークルハッシュ木に従って構築される修正CSEUD記録200Bの一例を示している。上述のように、修正CSEUD記録200Bは、オリジナルCSEUD記録200Aから導出され得る。マークルハッシュ木を用いて、修正CSEUD記録200Bは、例えば図1のDRアグリゲータ108などのDRアグリゲータによって認証され得る。図2A及び2Bを参照するに、修正CSEUD記録200BとオリジナルCSEUD記録200AとをまとめてCSEUD記録200と称する。
図2A及び2Bをともに参照するに、CSEUD記録200の全体構造は、ルート(根)ノード210、リーフ(葉)ノード208、第1階層の中間ノード206、及びその他の中間ノード212を含み得る。エネルギー使用データ202は、マークルハッシュ木のリーフノード208内のデータアイテムとして含められ得る。また、例えば図1の公益事業者104などの公益事業者の署名がマークルハッシュ木とともに含められ得る。第1階層の中間ノード206の各々は、その子リーフノード208に割り当てられたハッシュ値を含み得る。その他の中間ノード212の各々は、その子中間ノード206又は212に割り当てられたハッシュ値を含み得る。
特に図2Aを参照するに、オリジナルCSEUD記録200Aは、全てのデータアイテム(リーフノード208によって表される)を含んでいる。オリジナルCSEUD記録200Aは公益事業者によって署名され得る。署名することにより、公益事業者は、データアイテムが真正であること及び/又はデータアイテムが顧客のエネルギー使用データを適正に表現していることを証明し得る。
図2Bを参照するに、修正CSEUD記録200Bにおいては、データアイテム(ここでもリーフノード208によって表される)の一部が修正されている。例えば、それらのデータアイテムは編集されていてもよい。修正されたデータアイテムは黒いブロック214によって表されている。編集されたデータアイテムは、DRアグリゲータが該データアイテムから個人情報を抜き取る可能性を阻止あるいは低減し得る。
修正されるデータアイテム214は、DRイベントの順守及び/又は顧客の履行を評価することに使用されないデータアイテムとし得る。これに加えて、あるいは代えて、修正されるデータアイテム214は、プライバシーに関する懸念を顧客にもたらすデータアイテムを含み得る。
修正CSEUD記録200Bは、顧客によって直接的あるいは間接的に生成され得る。図1、2A及び2Bを併せて参照するに、顧客106は、リポジトリ102に格納されたオリジナルCSEUD記録200Aと相互作用することによって、修正されるデータアイテム214を編集し得る。顧客106は、修正すべきデータアイテムを選択し得る。これに加えて、あるいは代えて、修正されるデータアイテム214は、顧客106によって選択された事前設定のプライバシーオプションの適用から得られる。
再び図2Bを参照するに、修正CSEUD記録200Bにおいて、ルートノード210並びに中間ノード206及び212は修正されなくてもよい。故に、公益事業者の署名を検証し、且つルートノード210並びに中間ノード206及び212の各々におけるハッシュ値を用いてマークルハッシュ木を再構築することによって、認証を行うことが可能であり得る。編集されたデータアイテム214の親の中間ノード220及び216を用いてマークルハッシュ木を十分に再構築して、修正CSEUD記録200Bを認証し得るので、編集されたデータアイテム214を知る必要はない。一部の実施形態において、中間ノード206及び212のハッシュ値を用いて修正CSEUD記録200Bを再構築するために、セキュアなハッシュ関数を用い得る。
図3は、ここに記載される少なくとも1つの実施形態に係るエネルギー使用データを共有する方法300の一例のフローチャートである。方法300は、一部の実施形態において、例えば図1のDRシステム100で稼働するDRアグリゲータ108など、DRシステムで稼働するDRアグリゲータによって実行され得る。例えば、方法300のステップ302、304、306、308及び/又は310のうちの1つ以上によって表されるDRイベント順守の評価処理を行うコンピュータ命令を実行するよう、図1のDRアグリゲータ108が構成され得る。別々のステップとして例示するが、これらの様々な処理は、所望の実行形態に応じて、更なる処理へと分割されてもよいし、より少ない処理へと結合されてもよいし、あるいは省略されてもよい。以下、図3を参照して方法300を説明する。
図3を参照してDRイベントとの関係で方法300を詳述するが、本開示の恩恵により理解されるように、方法300の1つ以上の実施形態の様々なステップのうちの1つ以上は、その他のデータ共有用途及び/又はその他のデータ共有システムでも使用され得る。例えば、一部の実施形態は、一般的なエネルギー使用データ共有システム若しくは公益事業システムや、顧客プライバシーが懸念され且つ/或いはデータ編集が何らかの利益をもたらし得る別のシステムにて使用されてもよい。
ステップ302にて、方法300は、DRイベントの通知が通信されることで開始し得る。例えば、DRアグリゲータが1つ以上の顧客にDRイベントの通知を通信し得る。また、一部の実施形態において、顧客はそのDRイベントに参加することのオプトアウトを可能にされ得る。オプトアウト応答は、DRイベントの通知に応答してDRアグリゲータに通信され得る。ステップ304にて、CSEUDが要求される。要求されるCSEUDは、そのDRイベントに関連するものとし得る。一部の実施形態において、CSEUD要求はDRイベントの通知と同時に通信され得る。他の例では、CSEUD要求はDRイベントの後又は最中に通信されてもよい。
ステップ306にて、修正CSEUD記録が受信される。修正CSEUD記録は、当該修正CSEUD記録を導出する元となったオリジナルCSEUD記録のオリジナルエネルギー使用データに対して修正されたエネルギー使用データを含み得る。修正CSEUD記録は、顧客によるDRイベントの順守及び/又は顧客の履行を評価することを可能にするのに十分な情報を含み得る。一部の実施形態において、修正CSEUD記録の修正されたエネルギー使用データは、オリジナルエネルギー使用データの少なくとも一部を修正したものである。例えば、修正CSEUD記録は、オリジナルエネルギー使用データに含まれるデータアイテムを編集することを含む。
これに加えて、あるいは代えて、修正CSEUD記録はリポジトリから受信され得る。リポジトリは、各顧客のパーソナルコンピュータをホストとしてもよいし、例えば信用できるサードパーティのサーバ又はクラウドネットワークなどのサードパーティをホストとしてもよい。
また、一部の実施形態において、修正CSEUD記録は、各顧客によって選択された事前設定のプライバシーオプションに従って構成され得る。事前設定されたプライバシーオプションは、オリジナルエネルギー使用データの特定のデータアイテムを編集し得る。
ステップ308にて、修正CSEUD記録が認証され、修正されたエネルギー使用データの完全性が検証される。一部の実施形態において、修正CSEUD記録は、例えばマークルハッシュ木などの墨塗りデジタル署名方式に従って編成され得る。墨塗りデジタル署名方式は、公益事業者の署名、ルートノード、及びエネルギー使用データのデータアイテムを含んだリーフノードを含み得る。
これらの実施形態及びその他の実施形態において、修正CSEUD記録を認証することは、公益事業者の証明を検証することと、マークルハッシュ木を再構築することとを含み得る。マークルハッシュ木の再構築は、墨塗りされたオリジナルエネルギー使用データを使用せずに実行され得る。
ステップ310にて、修正CSEUD記録に基づいてDRイベントの順守が評価される。また、一部の実施形態において、より多くの量のオリジナルエネルギー使用データを修正CSEUD記録に含めることの見返りとして、インセンティブが提供され得る。
当業者が認識するように、ここに開示されたこの手順及びその他の手順では、このプロセス及び方法で実行される様々な機能は異なる順序で実行されてもよい。また、概説されたステップ及び処理は単に例として提示されるものであり、これらのステップ及び処理の一部は、開示の実施形態を逸脱することなく、省略され、より少ないステップ及び処理へと結合され、あるいは更なるステップ及び処理へと拡張され得る。例えば、方法300は、エネルギー使用データがサードパーティに通信されることが顧客に通知されるように、エネルギー使用データをフォーマット化し得る。例えば、エネルギー使用データは、当該エネルギー使用データがサードパーティに通信されるときに監視エージェントが検出する報告義務タグを含み得る。その場合、監視エージェントは、そのエネルギー使用データを生成した顧客に通知を通信し得る。
ここに記載された実施形態は、図3の方法300及び/又はその変形を実行するように処理装置によって実行可能なプログラミングコードがエンコードされた、有形且つ/或いは非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体を含み得る。この処理装置は、例えば、図1のDRアグリゲータ108に含められ得る。
ここに記載される実施形態は、より詳細に後述するような様々なコンピュータハードウェア又はソフトウェアモジュールを含んだ専用あるいは汎用のコンピュータの使用を含み得る。
先に指し示したように、ここに記載される一部の実施形態は、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造を担持あるいは格納したコンピュータ読み取り可能媒体を用いて実現されてもよい。そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は、汎用あるいは専用のコンピュータによってアクセスされることが可能な如何なる入手可能な媒体であってもよい。非限定的な例として、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくはその他の磁気記憶装置、又は、所望のプログラムコード手段をコンピュータ実行可能命令又はデータ構造の形態で担持あるいは格納するように使用され且つ汎用あるいは専用のコンピュータによってアクセスされることが可能なその他の非一時的媒体を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体を有し得る。以上のものの組合せもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲に含まれる。
コンピュータ実行可能命令は、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は専用処理装置に特定の機能又は機能群を実行させる命令及びデータを含み得る。ここでは構成上の機構及び/又は方法のステップに特有の言葉にて説明してきたが、理解されるように、請求項に規定される事項は必ずしも、ここで説明された特有の機構又はステップに限定されるものではない。むしろ、ここで説明された特有の機構及びステップは、請求項に規定される事項を実現する形態の例として開示されたものである。
ここでは、用語“モジュール”又は“コンポーネント”は、モジュール若しくはコンポーネントの処理を実行するように構成された特定のハードウェア実装、及び/又は、コンピュータシステムの汎用ハードウェア(例えば、コンピュータ読み取り可能媒体、処理装置など)に格納され且つ/或いはそれによって実行され得るソフトウェアオブジェクト若しくはソフトウェアルーチンを意味し得る。一部の実施形態において、ここに記載された様々なコンポーネント、モジュール、エンジン及びサービスは、コンピュータシステム上で(例えば、別々のスレッドとして)実行される複数のオブジェクト又はプロセスとして実装され得る。ここに記載されるシステム及び方法の一部は概して、(汎用ハードウェアに格納され且つ/或いはそれによって実行される)ソフトウェアにて実装されるものとして説明されるが、特定のハードウェア実装又はソフトウェアと特定のハードウェア実装との組合せも可能であり、且つ意図されるものである。本明細書において、“コンピューティングエンティティ”は、上述のような何らかのコンピューティングシステム、又はコンピューティングシステム上で走る何らかのモジュール又はモジュール群の組合せとし得る。
ここに記載された全ての例及び条件の説明は、技術を進歩させるために本発明者が提供する概念及び発明を読者が理解することを支援するための教育的目的でのものであり、そのような具体的に記載された例及び条件への限定ではないとして解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、理解されるように、これらの実施形態には、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な変形、代用及び改変が為され得る。
以上の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)を要求するステップと、
修正CSEUD記録を受信するステップであり、該修正CSEUD記録は、該修正CSEUD記録が導出される元となったオリジナルCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データに対して修正されたエネルギー使用データを含む、ステップと、
前記修正CSEUD記録を認証して、前記修正されたエネルギー使用データの完全性を検証するステップと、
を有する方法。
(付記2) 当該方法は更に、前記修正CSEUD記録に関連する顧客によるDRイベントの順守及び前記顧客の履行のうちの1つ以上を評価するステップを有し、前記修正CSEUD記録は、前記顧客による前記DRイベントの順守及び前記顧客の履行の評価を可能にするのに十分な情報を含む、付記1に記載の方法。
(付記3) 前記エネルギー使用データのデータアイテムをリーフノードとし且つ公益事業者の署名を含むマークルハッシュ木に従って前記修正CSEUD記録を編成するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記4) 前記修正CSEUD記録の前記修正されたエネルギー使用データは、前記オリジナルのエネルギー使用データの少なくとも一部を編集している、付記1に記載の方法。
(付記5) 前記修正CSEUD記録はマークルハッシュ木に従って編成され、且つ
前記認証は、公益事業者の署名を検証することと、前記オリジナルのエネルギー使用データの前記編集された部分を有しない前記マークルハッシュ木を再構築することとを含む、
付記4に記載の方法。
(付記6) より多くの量の前記オリジナルのエネルギー使用データを前記修正CSEUD記録に含めることの見返りとして、インセンティブを提供するステップ、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記7) 前記修正CSEUD記録は、サードパーティへの前記修正CSEUD記録の一部の通信を監視することを可能にする報告義務タグを含む、付記1に記載の方法。
(付記8) 前記修正CSEUD記録は、顧客のパーソナルコンピュータ又はサードパーティをホストとするリポジトリから受信される、付記1に記載の方法。
(付記9) 前記修正CSEUD記録は、顧客によって選択された事前設定のプライバシーオプションに従って構成される、付記1に記載の方法。
(付記10) 公益事業者、顧客、及びデマンドレスポンス(DR)アグリゲータと通信可能に結合されたリポジトリであり、前記公益事業者からオリジナルの顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)記録を受信し、且つ前記オリジナルのCSEUD記録の修正の実行を可能にする、ように構成されたリポジトリと、
前記公益事業者、前記顧客、及び前記リポジトリと通信可能に結合された前記DRアグリゲータであり、DRプログラムに関連するDRイベントとCSEUD記録要求とを前記顧客に通信し、前記リポジトリからの修正されたCSEUD記録にアクセスし、前記修正されたCSEUD記録を認証し、且つ前記修正されたCSEUD記録に基づいて前記顧客による前記DRイベントの順守を評価する、ように構成された前記DRアグリゲータと、
を有するシステム。
(付記11) 前記オリジナルのCSEUD記録の前記修正は、前記オリジナルのCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データの少なくとも一部の編集を含む、付記10に記載のシステム。
(付記12) 前記オリジナルのCSEUD記録は、ルートノードと、前記エネルギー使用データのデータアイテムを含むリーフノードと、対応するリーフノードに割り当てられたハッシュ値を各々が有する第1階層の中間ノードと、直下の階層内のノードを特定するハッシュ値を各々が有するその他の中間ノードと、前記公益事業者の署名と、を含む墨塗りデジタル署名方式にて編成される、付記10に記載のシステム。
(付記13) 前記DRアグリゲータは、前記墨塗りデジタル署名方式に含まれる前記公益事業者の前記署名を検証し且つ前記墨塗りデジタル署名方式を再構築することによって、前記修正されたCSEUD記録を認証するように構成される、付記12に記載のシステム。
(付記14) 前記DRプログラムは、キャパシティ・ビッディング・プログラム(CBP)及びデマンド・ビッディング・プログラム(DBP)のうちの1つ以上を含む、付記10に記載のシステム。
(付記15) 前記公益事業者は、修正されたエネルギー情報プロトコルを用いて前記リポジトリと通信し、
前記リポジトリは、前記修正されたエネルギー情報プロトコルを用いて前記DRアグリゲータと通信し、
前記DRアグリゲータは、標準エネルギー情報プロトコルを用いて前記顧客と通信し、
前記修正されたエネルギー情報プロトコルは、非数値を受け入れるように構成された第1の拡張マークアップ言語(XML)スキーマと、前記公益事業者の署名を受け入れるように構成された第2のXMLスキーマとを含む、
付記10に記載のシステム。
(付記16) 前記標準エネルギー情報プロトコルは、OpenADRプロトコル及びGreen Buttonプロトコルのうちの1つ以上を含み、
前記修正されたエネルギー情報プロトコルは、修正されたOpenADRプロトコル及び修正されたGreen Buttonプロトコルのうちの1つ以上を含む、
付記15に記載のシステム。
(付記17) プロセッサによって実行可能なプログラムコードを格納したコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記プログラムコードは実行されるときにプロセッサに、
デマンドレスポンス(DR)イベントに関連する顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)を要求するステップと、
修正CSEUD記録を受信するステップであり、該修正CSEUD記録は、該修正CSEUD記録が導出される元となったオリジナルCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データに対して修正されたエネルギー使用データを含み、該修正CSEUD記録は、前記DRイベントの顧客による順守の評価を可能にするのに十分な情報を含む、ステップと、
前記修正CSEUD記録を認証して、前記修正されたエネルギー使用データの完全性を検証するステップと、
前記修正CSEUD記録に基づいて、前記DRイベントの順守を評価するステップと、
を実行させる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
(付記18) 前記修正CSEUD記録は、ハッシュ値を受け入れるように構成された第1の拡張マークアップ言語(XML)スキーマと、公益事業者の墨塗り署名を受け入れるように構成された第2のXMLスキーマとを含む修正されたエネルギー情報プロトコルに従ったフォーマットにされる、付記17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
(付記19) 前記修正されたエネルギー使用データは、前記オリジナルのエネルギー使用データを編集することを含む、付記17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
(付記20) 前記プログラムコードは実行されるときに前記プロセッサに更に、
前記エネルギー使用データがサードパーティに通信されることが顧客に通知されるように、前記エネルギー使用データのフォーマットを定めるステップ
を実行させる、付記17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
100 デマンドレスポンス(DR)システム
102 リポジトリ
104 公益事業者
106 顧客
108 DRアグリゲータ
122 監視エージェント
124 サードパーティ
150 プロセッサ
152 メモリ
200A オリジナルCSEUD記録
200B 修正CSEUD記録
202 エネルギー使用データ
206、212 中間ノード
208 リーフノード
210 ルートノード
214 修正データアイテム
216、220 修正データアイテムの親の中間ノード

Claims (10)

  1. デマンドレスポンス(DR)アグリゲータシステムのプロセッサが、顧客に、顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)を要求するステップと、
    前記DRアグリゲータシステムの前記プロセッサが、リポジトリから、修正CSEUD記録を受信するステップであり、該修正CSEUD記録は、該修正CSEUD記録が導出される元となった、前記リポジトリに格納されたオリジナルCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データに対して、前記顧客によって修正されたエネルギー使用データを含み、前記オリジナルCSEUD記録は、前記オリジナルのエネルギー使用データのデータアイテムをリーフノードとし且つ公益事業者の署名を含むマークルハッシュ木に従って編成され、前記修正CSEUD記録の前記修正されたエネルギー使用データは、前記オリジナルのエネルギー使用データの少なくとも一部を編集している、ステップと、
    前記DRアグリゲータシステムの前記プロセッサが、前記修正CSEUD記録を認証するステップであり、前記公益事業者の署名を検証することと、前記オリジナルのエネルギー使用データの前記編集された部分を有しない前記マークルハッシュ木を再構築することとを含む、ステップと、
    を有する方法。
  2. 前記DRアグリゲータシステムの前記プロセッサが、過去のエネルギー使用データを受信し、前記過去のエネルギー使用データ及び前記修正されたエネルギー使用データを用いて、前記顧客によるDRイベントの順守及び前記顧客の履行のうちの1つ以上を評価するステップ更にする請求項1に記載の方法。
  3. 前記顧客による前記エネルギー使用データの修正のために、前記DRアグリゲータシステムの前記プロセッサが、前記顧客が選択可能な1つ以上の事前設定されたプライバシーオプションを提供するステップ、を更に有する請求項1に記載の方法。
  4. 前記修正CSEUD記録は、サードパーティへの前記修正CSEUD記録の一部の通信を監視するために、前記DRアグリゲータシステムの監視エージェントによって検出可能な報告義務タグを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 益事業者システムからオリジナルの顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)記録を受信して格納するように構成されたリポジトリであり、前記オリジナルのCSEUD記録の修正のために顧客システムからアクセスされるように構成されたリポジトリと、
    前記公益事業者システム、前記顧客システム、及び前記リポジトリと通信可能に結合されたデマンドレスポンス(DRアグリゲータシステムであり、DRプログラムに関連するDRイベントとCSEUD記録要求とを前記顧客システム信し、前記リポジトリからの前記修正されたCSEUD記録を受信し、前記修正されたCSEUD記録を認証する、ように構成されたDRアグリゲータシステムと、
    を有し、
    前記オリジナルのCSEUD記録は、オリジナルのエネルギー使用データのデータアイテムをリーフノードとし且つ公益事業者の署名を含むマークルハッシュ木に従って編成され、
    前記修正されたCSEUD記録は、前記オリジナルのエネルギー使用データの少なくとも一部を編集しており、
    前記修正されたCSEUD記録を認証することは、前記公益事業者の署名を検証することと、前記オリジナルのエネルギー使用データの前記編集された部分を有しない前記マークルハッシュ木を再構築することとを含む、
    システム。
  6. 前記DRアグリゲータシステムは更に、過去のエネルギー使用データを受信し、前記過去のエネルギー使用データ及び前記修正されたCSEUD記録を用いて、前記顧客システムのユーザによるDRイベントの順守及び前記顧客システムの履行のうちの1つ以上を評価するように構成される、請求項に記載のシステム。
  7. 前記オリジナルのCSEUD記録は、ルートノードと、前記エネルギー使用データのデータアイテムを含む前記リーフノードと、対応するリーフノードに割り当てられたハッシュ値を各々が有する第1階層の中間ノードと、直下の階層内のノードを特定するハッシュ値を各々が有するその他の中間ノードと、前記公益事業者の署名と、を含む墨塗りデジタル署名方式にて編成される、請求項に記載のシステム。
  8. 前記顧客システムによる前記オリジナルのCSEUD記録の修正のために、前記DRアグリゲータシステム又は前記公益事業者システムは更に、前記顧客システムのユーザが選択可能な1つ以上の事前設定されたプライバシーオプションを提供するように構成される、請求項に記載のシステム。
  9. 前記公益事業者システムは、修正されたエネルギー情報プロトコルを用いて前記リポジトリと通信し、
    前記リポジトリは、前記修正されたエネルギー情報プロトコルを用いて前記DRアグリゲータシステムと通信し、
    前記DRアグリゲータシステムは、標準エネルギー情報プロトコルを用いて前記顧客システムと通信し、
    前記修正されたエネルギー情報プロトコルは、非数値を受け入れるように構成された第1の拡張マークアップ言語(XML)スキーマと、前記公益事業者の署名を受け入れるように構成された第2のXMLスキーマとを含む、
    請求項に記載のシステム。
  10. プロセッサによって実行可能なプログラムコードを格納したコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記プログラムコードは、デマンドレスポンス(DR)アグリゲータシステムのプロセッサによって実行されるときにプロセッサに、
    デマンドレスポンス(DR)イベントに関連する顧客特定エネルギー使用データ(CSEUD)を顧客に要求するステップと、
    リポジトリから修正CSEUD記録を受信するステップであり、該修正CSEUD記録は、該修正CSEUD記録が導出される元となった、前記リポジトリに格納されたオリジナルCSEUD記録のオリジナルのエネルギー使用データに対して、前記顧客によって修正されたエネルギー使用データを含み、前記オリジナルCSEUD記録は、前記オリジナルのエネルギー使用データのデータアイテムをリーフノードとし且つ公益事業者の署名を含むマークルハッシュ木に従って編成され、前記修正CSEUD記録の前記修正されたエネルギー使用データは、前記オリジナルのエネルギー使用データの少なくとも一部を編集している、ステップと、
    前記修正CSEUD記録を認証するステップであり、前記公益事業者の署名を検証することと、前記オリジナルのエネルギー使用データの前記編集された部分を有しない前記マークルハッシュ木を再構築することとを含む、ステップと
    を実行させる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。

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