JP6377838B2 - ガス圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機本体とモータを一体化したガス圧縮機に関する。
例えば特許文献1及び2は、スクリュー式の圧縮機本体と、この圧縮機本体を駆動するモータとを備え、ギヤケーシングを介して圧縮機本体とモータを一体化したガス圧縮機を開示している。これらのガス圧縮機では、圧縮機本体の回転軸とモータの回転軸が、ギヤケーシング内のギヤ機構(変速機構)を介して連結されるとともに、水平方向に延在するように配置されている。すなわち、圧縮機本体及びモータを横置きにしている。
なお、特許文献1のガス圧縮機では、ギヤケーシングの一方側側面にモータを固定し、ギヤケーシングの反対側側面に圧縮機本体を固定している。一方、特許文献2のガス圧縮機では、ギヤケーシングの一方側側面にモータ及び圧縮機本体を固定し、圧縮機本体をモータの上側に配置している。
特開平11−141488号公報 特開2006−342742号公報
特許文献2のガス圧縮機は、圧縮機本体をモータの上側に配置しているため、特許文献1のガス圧縮機と比べ、水平方向の大きさ、すなわち設置面積の低減を図ることができる。しかし、圧縮機本体の回転軸及びモータの回転軸が水平方向に延在するように圧縮機本体及びモータを横置きにしているから、設置面積の低減には限界があった。すなわち、圧縮機本体の回転軸及びモータの回転軸が鉛直方向に延在するように圧縮本体及びモータを縦置きにすれば、設置面積の更なる低減を図ることが可能である。何故なら、圧縮機本体及びモータの夫々は、一般的に、軸方向に対して垂直な方向に投影した面積より、軸方向に投影した面積のほうが小さいからである。
ところが、圧縮機本体及びモータを縦置きにした場合は、新たな課題が懸念される。仮に、圧縮機本体の圧縮室が上側の吸入ポートを介してガスを吸入し、下方向に移動するとともにガスを圧縮し、下側の吐出ポートを介して圧縮ガスを吐出するように構成すれば、上下方向に隣接する複数の圧縮室の圧力差によって、スクリューロータに上方向のガス荷重が加わる。そして、上方向のガス荷重がロータの自重と対抗することから、ロータのばたつきを生じさせる可能性がある。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、ガス圧縮機の設置面積の低減を図るとともに、ロータのばたつきを抑えることを課題の一つとする。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を適用する。本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、スクリュー式の圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータとを備え、前記圧縮機本体と前記モータを一体化したガス圧縮機において、前記圧縮機本体の回転軸及び前記モータの回転軸が鉛直方向に延在するように前記圧縮機本体及び前記モータを縦置きにするとともに、前記圧縮機本体を前記モータの上側に配置し、前記圧縮機本体の圧縮室が下側の吸入ポートを介してガスを吸入し、上方向に移動するとともにガスを圧縮し、上側の吐出ポートを介して圧縮ガスを吐出するように構成する。
本発明によれば、圧縮機本体及びモータを縦置きにして圧縮機本体をモータの上側に配置することにより、圧縮機本体及びモータを横置きにして圧縮機本体をモータの上側に配置する場合と比べ、ガス圧縮機の設置面積の低減を図ることができる。
また、本発明によれば、圧縮機本体の圧縮室が下側の吸入ポートを介してガスを吸入し、上方向に移動するとともにガスを圧縮し、上側の吐出ポートを介して圧縮ガスを吐出するように構成することにより、上下方向に隣接する複数の圧縮室の圧力差によって、スクリューロータに下方向のガス荷重が加わる。これにより、スクリューロータに上方向のガス荷重が加わる場合と異なり、ガス荷重がロータの自重と対抗しないため、ロータのばたつきを抑えることができる。
なお、上記以外の課題、構成、及び効果は、以下の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図である。 図1中断面II−IIによる鉛直断面図である。 図2中III部の部分拡大断面図である。 図1中IV部の部分拡大断面図である。 図4中断面V−Vによる断面図である。 図2中VI部の部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態における圧縮機ユニットの構造を表す概略図である。 本発明の第2の実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図である。 図8中断面IX−IXによる鉛直断面図である。 本発明の第2の実施形態における圧縮機ユニットの構造を表す概略図である。 本発明の第3の実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図である。 図11中断面XII−XIIによる鉛直断面図である。
本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図であり、図2は、図1中断面II−IIによる鉛直断面図である。図3は、図2中III部の部分拡大断面図である。図4は、図1中IV部の部分拡大断面図であり、図5は、図4中断面V−Vによる断面図である。図6は、図2中VI部の部分拡大断面図である。
本実施形態のガス圧縮機100は、圧縮機本体1と、圧縮機本体1を駆動するモータ2とを備え、圧縮機本体1とモータ2を一体化している。ここで本実施形態の大きな特徴の一つとして、後述する圧縮機本体1の回転軸及びモータ2の回転軸が鉛直方向に延在するように圧縮機本体1及びモータ2を縦置きにするとともに、圧縮機本体1をモータ2の上側に配置している。
モータ2は、回転軸3と、回転軸3に取付けられたロータコア4と、ロータコア4の外周側に配置されたステータコア5と、ステータコア5が取付けられたモータケーシング6と、モータケーシング6の下側に接続されたモータブラケット7とを備えている。モータケーシング6におけるステータコア5の外周側の部分にはモータ冷却ジャケット8が形成されている。そして、モータ冷却ジャケット8に冷却液(本実施形態では冷却水)を流通させることにより、モータ2を冷却するようになっている。なお、本実施形態では、モータブラケット7の内部に油溜め9が形成されている。
圧縮機本体1は、オイルフリー式の(詳細には、圧縮室内を無給油状態で運転する)スクリュー圧縮機である。この圧縮機本体1は、互いに噛み合う雌雄一対のスクリューロータ10A,10Bと、雄ロータ10Aの歯部11A及び雌ロータ10Bの歯部11Bを収納する圧縮機本体メインケーシング12と、この圧縮機本体メインケーシング12の下側に接続された圧縮機本体吸入側ケーシング13とを備えている。モータケーシング6の上部は、ギヤケーシングに相当する部分であり、圧縮機本体吸入側ケーシング13等を収納するとともに、圧縮機本体メインケーシング12に接続されている。
雄ロータ10Aの軸部14A(回転軸)は、歯部11Aに対して下側(言い換えれば、吸入側)だけに設けられており、モータ2の回転軸3と一体成形されている。雄ロータ10Aの軸部14Aは、圧縮機本体吸入側ケーシング13に設けられた軸受15Aで回転可能に支持され、モータ2の回転軸3は、モータブラケット7に設けられた軸受16Aで回転可能に支持されている。すなわち、雄ロータ10Aの軸部14Aは、間接的に軸受16Aで回転可能に支持されている。なお、軸受15Aは、ラジアル荷重を支持し、軸受16Aは、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支持する。そして、モータ2の駆動によって、雄ロータ10Aが回転するようになっている。
雌ロータ10Bの軸部14B(回転軸)は、歯部11Bに対して下側(言い換えれば、吸入側)だけに設けられている。雌ロータ10Bの軸部14Bは、圧縮機本体吸入側ケーシング13に設けられた軸受15Bと、モータケーシング6に設けられた軸受16Bで回転可能に支持されている。なお、軸受15Bは、ラジアル荷重を支持し、軸受16Bは、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支持する。
雄ロータ10Aの軸部14A及び雌ロータ10Bの軸部14Bにはタイミングギヤ17A,17Bが設けられ、タイミングギヤ17A,17Bの噛み合いによって雄ロータ10Aの回転力が雌ロータ10Bに伝達される。これにより、雄ロータ10Aと雌ロータ10Bが非接触で同期回転するようになっている。
圧縮機本体メインケーシング12は、雄ロータ10Aの歯部11A及び雌ロータ10Bの歯部11Bを収納してそれらの歯溝に圧縮室Sを形成する収納室18(詳細には、一部が重複するものの2つの円筒状のボア)と、圧縮室Sから圧縮ガスを吐出するための吐出流路19とを有している。吐出流路19の圧縮室側開口である吐出ポート20は、圧縮室Sに対してロータ軸方向のみに形成されている。吐出流路19の出口側開口である出口ポート21は、ケーシング12の上面に形成されている。吐出流路19は、鉛直方向に延在するように(具体的には、例えば出口ポート21を鉛直方向に投影した場合に収納室18と重なるように)形成されている。これにより、圧縮ガスを上方向に流すようになっている。
圧縮機本体1のケーシング12,13は、圧縮室Sにガスを吸入するための吸入流路22A,22Bを有している。吸入流路22Bの圧縮室側開口である吸入ポート23は、圧縮室Sに対してロータ軸方向のみに形成されている。吸入流路22Aの入口側開口である入口ポート24は、ケーシング12の側面に形成されている。
そして、雄ロータ10A及び雌ロータ10の回転に伴い、圧縮室Sが上方向に移動する。このとき、圧縮室Sは、下側の吸入ポート23を介して吸入流路22A,22Bからガス(詳細には、例えば空気)を吸入し、ガスを圧縮し、上側の吐出ポート20を介して吐出流路19に圧縮ガスを吐出するようになっている。
圧縮機本体メインケーシング12において、雄ロータ10Aの歯部11A及び雌ロータ10Bの歯部11Bの外周側の部分(但し、吸入流路22Aを除く部分)と、雄ロータ10Aの歯部11Aの上側端面及び雌ロータ10Bの歯部11Bの上側端面が対向する部分(但し、吐出流路19を除く部分)には、圧縮機本体冷却ジャケット25が形成されている。そして、圧縮機本体冷却ジャケット25に冷却液(本実施形態では冷却水)を流通させることにより、圧縮機本体1を冷却するようになっている。
図5で示すように、圧縮機本体吸入側ケーシング13には給油路26Aが形成されており、給油路26Aは給油ノズル27を介して外部の油配管(後述の図7参照)と接続される。図2で示すように、モータケーシング6には排油路28Aが形成されており、排油路28Aは外部の油配管(後述の図7参照)を介して油溜め9に接続される。そして、給油路26Aから給油間座29Aを介して軸受15Aに油が供給される。その後、軸受15Aを潤滑した油が軸受押さえ30Aの貫通孔から流出してタイミングギヤ17Aに供給される。同様に、給油路26Aから給油間座29Bを介して軸受15Bに潤滑油が供給される。その後、軸受15Bを潤滑した油が軸受押さえ30Bの貫通孔から流出してタイミングギヤ17Bに供給される。そして、タイミングギヤ17A,17Bを潤滑した油が排油路28A及び外部の油配管を介して油溜め9に戻されるようになっている。
図4で示すように、モータケーシング6には給油路26B及び排油路28Bが形成されている。給油路26Bは外部の油配管(後述の図7参照)と接続され、排油路28Bは外部の油配管(図示せず)を介して油溜め9に接続される。そして、給油路26Bから軸受16Bに油が供給される。その後、軸受16Bを潤滑した油が排油路28B及び油配管を介して油溜め9に戻されるようになっている。なお、タイミングギヤ17Bを潤滑した油の一部も軸受押さえ30Cの貫通孔を介して軸受16Bに供給されるようになっている。
図6で示すように、モータブラケット7には給油路26C及び排油路28Cが形成され、給油路26Cは外部の油配管(後述の図7参照)と接続される。そして、給油路26Cから給油間座29Cを介して軸受16Aに油が供給される。その後、軸受16Aを潤滑した油が軸受押さえ30Dの貫通孔から流出し、排油路28Cを介して油溜め9に戻されるようになっている。
なお、雄ロータ10Aの歯部11A(言い換えれば、圧縮室S)と軸受15Aとの間にはエアシール31A及びオイルシール32Aが設けられている。同様に、雌ロータ10Bの歯部11B(言い換えれば、圧縮室S)と軸受15Bとの間にはエアシール31B及びオイルシール32Bが設けられている。また、ロータコア4と軸受15Aとの間にはオイルシール32Cが設けられ、ロータコア4と軸受16Aとの間にはオイルシール32Dが設けられている。
次に、上述したガス圧縮機100を搭載した圧縮機ユニットを、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態における圧縮機ユニットの構造を表す概略図である。
本実施形態の圧縮機ユニットは、コモンベース33と、コモンベース33上に設置されたガス圧縮機100と、ガス圧縮機100及びこれに接続された部品等(詳細は後述)を覆う防音カバー34とを備えている。
ガス圧縮機100の入口ポート24には吸入系統が接続されており、この吸入系統は、吸入ダクト35及び吸入フィルタ36を有している。ガス圧縮機1の出口ポート21には吐出系統が接続されており、この吐出系統は、吐出配管37、水冷式のプレクーラ38、及び水冷式のアフタークーラ39を有している。ガス圧縮機100の出口ポート21の直後の吐出配管37及びこれに接続されたプレクーラ38は、ガス圧縮機100からの圧縮ガスを上方向に流すようになっている。アフタークーラ39は、コモンベース33上に縦置きで設置されており、プレクーラ38からの圧縮ガスを下方向に流すようになっている。
ガス圧縮機100には、油溜め9から軸受15A,15B,16A,16B及びタイミングギヤ17A,17Bに油を供給する油系統が設けられている。この油系統は、油配管40と、油溜め9に設けられたオイルストレーナ41と、オイルポンプ42と、水冷式のオイルクーラ43と、油温に応じてオイルクーラ43側とバイパス側の流量割合を調節する温調弁44と、オイルフィルタ45とを有している。
また、プレクーラ38、アフタークーラ39、及びオイルクーラ43とガス圧縮機100の冷却ジャケット8,25に冷却水を供給する冷却水系統が設けられている。この冷却水系統は、ユニット外部からの冷却水をアフタークーラ39に供給する冷却水配管46Aと、アフタークーラ39で使用された冷却水の一部をオイルクーラ43に供給し、オイルクーラ43で使用された冷却水をガス圧縮機100のモータ冷却ジャケット8に供給する冷却水配管46Bと、アフタークーラ43で使用された冷却水の一部をプレクーラ38に供給し、プレクーラ38で使用された冷却水をガス圧縮機100の圧縮機本体冷却ジャケット25に供給する冷却水配管46Cと、ガス圧縮機1の冷却ジャケット8,25で使用された冷却水をユニット外部に排出する冷却水配管46Dとで構成されている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態では、圧縮機本体1及びモータ2を縦置きにして圧縮機本体1をモータ2の上側に配置することにより、圧縮機本体及びモータを横置きにして圧縮機本体をモータの上側に配置する場合と比べ、ガス圧縮機100の設置面積の低減を図ることができる。したがって、圧縮機ユニットのスリム化を図ることができる。なお、アフタークーラ39を縦置きにすることにより、圧縮機ユニットの更なるスリム化を図ることができる。
また、圧縮機本体1の圧縮室Sが下側の吸入ポート23を介してガスを吸入し、上方向に移動するとともにガスを圧縮し、上側の吐出ポート20を介して圧縮ガスを吐出するように構成することにより、スクリューロータ10A,10Bに下方向のガス荷重が加わる。これにより、上方向のガス荷重が加わる場合と異なり、ガス荷重がロータ10A,10Bの自重と対抗しないため、ガス荷重によるロータ10A,10Bのばたつきを抑えることができる。
また、雄ロータ10Aの軸部14A及び雌ロータ10Bの軸部14Bを下側(吸入側)だけとし、上側(吐出側)の軸部を無くすことにより、上側(吐出側)の軸部の周囲に生じる隙間が無くなる。これにより、吐出側の圧縮室Sからガス漏れを抑えることができる。また、上側の軸部の周囲に設けるべき軸受等も無くなり、軸受による機械損失(回転損失)を低減することができる。したがって、性能の向上を図ることができる。
また、ケーシング12の吐出側の構造を簡素化することができ、その設計自由度を高めることができる。それ故、圧縮機本体冷却ジャケット25を、雄ロータ10Aの歯部11A及び雌ロータ10Bの歯部11Bの外周側の部分だけでなく、雄ロータ10Aの歯部11Aの上側端面及び雌ロータ10Bの歯部11Bの上側端面が対向する部分にも形成することにより、吐出側の部分を効率よく冷却することができる。これにより、熱膨張によって生じる吐出側の隙間を小さくすることができる。したがって、吐出側の圧縮室Sからのガス漏洩を抑えて、性能の向上を図ることができる。
また、吐出流路19を軸方向に延在するように形成しており、吐出流路19、吐出配管37、及びプレクーラ38により、圧縮ガスを上方向に流すようになっている。これにより、圧力損失を低減して、性能の向上を図ることができる。
また、ガス圧縮機100の下側のモータケーシング6にモータ冷却ジャケット8を形成し、このモータ冷却ジャケット8に冷却液を流通させることにより、ガス圧縮機の重心の安定性を高めることができる。
本発明の第2の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は、適宜、説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図であり、図9は、図8中断面IX−IXによる鉛直断面図である。
本実施形態のガス圧縮機100Aにおいては、モータ冷却ジャケット8及び圧縮機本体ジャケット25に油を流通させるようになっている。また、モータブラケット7Aには油溜め9が形成されず、モータ冷却ジャケット8が油溜めを兼ねている。そのため、モータケーシング6の排油路28A,28Bは、モータ冷却ジャケット8に連通するように形成されている。また、モータブラケット7Aの排油路28Cは、外部の油配管(後述の図10参照)を介してモータ冷却ジャケット8に接続される。
次に、上述したガス圧縮機100Aを搭載した圧縮機ユニットを、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態における圧縮機ユニットの構造を表す概略図である。
本実施形態の圧縮機ユニットにおいて、吐出系統は、吐出配管37、サイレンサ47、空冷式のプレクーラ48、及び空冷式のアフタークーラ49を有している。ガス圧縮機100の出口ポート21の直後の吐出配管37及びこれに接続されたサイレンサ47は、ガス圧縮機1からの圧縮ガスを上方向に流すようになっている。
ガス圧縮機1には、モータ冷却ジャケット8と圧縮機本体冷却ジャケット25の間で油を循環させるとともに、モータ冷却ジャケット8から軸受15A,15B,16A,16B及びタイミングギヤ17A,17Bに油を供給する油系統が設けられている。この油系統は、油配管40と、モータ冷却ジャケット8に設けられたオイルストレーナ41と、オイルポンプ42と、空冷式のオイルクーラ50と、油温に応じて軸受側に供給する油の流量を調節する温調弁51と、オイルフィルタ45とを有している。
また、プレクーラ48、アフタークーラ49、及びオイルクーラ50に冷却風を供給する冷却ファン52が設けられている。なお、アフタークーラ49とオイルクーラ50は、上下方向に連結されてコモンベース38上に設置されている。
以上のように構成された本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、ガス圧縮機100Aの設置面積の低減を図るとともに、ロータ10A,10Bのばたつきを抑える等の効果を得ることができる。
なお、第1及び第2の実施形態においては、雄ロータ10Aの軸部14Aがモータ2の回転軸3と一体成形された場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、雄ロータ10Aの軸部14Aがモータ2の回転軸3と別体成形されるものの、同軸で連結されるようにしてもよい。また、雄ロータ10Aの軸部14Aに代えて、雌ロータ10Bの軸部14Bがモータ2の回転軸3と一体成形されるか若しくは同軸で連結されてもよい。これらの場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1及び第2の実施形態と同等の部分は、適宜、説明を省略する。
図11は、本実施形態におけるガス圧縮機の構造を表す鉛直断面図であり、図12は、図11中断面XII−XIIによる断面図である。
本実施形態のガス圧縮機100Bにおいて、雄ロータ10Aの軸部14Aは、歯部11Aに対して下側(吸入側)だけでなく、上側(吐出側)にも設けられている。雄ロータ10Aの下側軸部14Aは、圧縮機吸入側ケーシング13に設けられた軸受15Aで回転可能に支持され、上側軸部14Aは、圧縮機本体メインケーシング12Aに設けられた軸受53A(詳細には、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支持する軸受)で回転可能に支持されている。モータ2回転軸3の上端部及び雄ロータ10Aの下側軸部14Aにはプルギヤ54及びピニオンギヤ55が設けられ、プルギヤ54とピニオンギヤ55の噛み合いによって回転軸3の回転力が雄ロータ10Aに伝達されるようになっている。
同様に、雌ロータ10Bの軸部14Bは、歯部11Bに対して下側(吸入側)だけでなく、上側(吐出側)にも設けられている。雌ロータ10Bの下側軸部14Bは、圧縮機吸入側ケーシング13に設けられた軸受15Bで回転可能に支持され、上側軸部14Bは、圧縮機本体メインケーシング12Aに設けられた軸受53B(詳細には、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支持する軸受)で回転可能に支持されている。タイミングギヤ17A,17Bは、雄ロータ10Aの上側軸部14A及び雌ロータ10Bの上側軸部14Bに設けられている。
圧縮機本体メインケーシング12Aは、圧縮室Sから圧縮ガスを吐出するための吐出流路19Aを有している。吐出流路19Aの圧縮室側開口である吐出ポート20Aは、圧縮室Sに対してロータ軸方向及びロータ径方向に形成されている。吐出流路19Aの出口側開口である出口ポート21Aは、ケーシング12の側面に形成されている。吐出流路19Aは、ロータ径方向に延在するように形成されている。
そして、圧縮室Sは、下側の吸入ポート23を介して吸入流路22A,22Bからガス(詳細には、例えば空気)を吸入し、ガスを圧縮し、上側の吐出ポート20Aを介して吐出流路19Aに圧縮ガスを吐出するようになっている。
圧縮機本体メインケーシング13Aにおいて、雄ロータ11Aの歯部12A及び雌ロータ11Bの歯部12Bの外周側と軸受53A,53B等の外周側の部分(但し、吸入流路22及び吐出流路19Aを除く部分)には、圧縮機本体冷却ジャケット25Aが形成されている。そして、圧縮機本体冷却ジャケット25Aに冷却液(本実施形態では油)を流通させることにより、圧縮機本体2を冷却するようになっている。
このような本実施形態においても、圧縮機本体1及びモータ2を縦置きにして圧縮機本体1をモータ2の上側に配置することにより、圧縮機本体及びモータを横置きにして圧縮機本体をモータの上側に配置する場合と比べ、ガス圧縮機100Bの設置面積の低減を図ることができる。
また、圧縮機本体1の圧縮室Sが下側の吸入ポート23を介してガスを吸入し、上方向に移動するとともにガスを圧縮し、上側の吐出ポート20Aを介して圧縮ガスを吐出するように構成することにより、上下方向に隣接する複数の圧縮室Sの圧力差によって、スクリューロータ10A,10Bに下方向のガス荷重が加わる。これにより、上方向のガス荷重が加わる場合と異なり、ガス荷重がロータ10A,10Bの自重と対抗しないため、ロータ10A,10Bのばたつきを抑えることができる。
なお、第3の実施形態においては、雄ロータ10Aの下側軸部14Aがギヤ54,55を介してモータ2の回転軸3に連結される場合を例にとって説明したが、これに限られず、雌ロータ10Bの下側軸部14Bがギヤ54,55を介してモータ2の回転軸3に連結されてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
1…圧縮機本体、2…モータ、3…回転軸、5…ステータコア、8…モータ冷却ジャケット、10A,10B…スクリューロータ、11A,11B…歯部、14A,14B…軸部、19,19A…吐出流路、20,20A…吐出ポート、22…吸入流路、23…吸入ポート、37…吐出配管、100,100A,100B…ガス圧縮機

Claims (6)

  1. スクリュー式の圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータとを備え、前記圧縮機本体と前記モータを一体化したガス圧縮機において、
    前記圧縮機本体の回転軸及び前記モータの回転軸が鉛直方向に延在するように前記圧縮機本体及び前記モータを縦置きにするとともに、前記圧縮機本体を前記モータの上側に配置し、
    前記圧縮機本体の圧縮室が下側の吸入ポートを介してガスを吸入し、上方向に移動するとともにガスを圧縮し、上側の吐出ポートを介して圧縮ガスを吐出するように構成したことを特徴とするガス圧縮機。
  2. 請求項1に記載のガス圧縮機において、
    前記圧縮機本体は、互いに噛み合う雌雄一対のスクリューロータを有し、
    前記雌雄一対のスクリューロータの夫々は、歯部と、前記歯部に対して下側だけに設けられた軸部とを有し、前記下側の軸部が回転可能に支持されたことを特徴とするガス圧縮機。
  3. 請求項2に記載のガス圧縮機において、
    前記雄ロータの軸部及び前記雌ロータの軸部のうちの一方は、前記モータの回転軸と一体成形されるか若しくは同軸で連結されたことを特徴とするガス圧縮機。
  4. 請求項1に記載のガス圧縮機において、
    前記圧縮機本体は、互いに噛み合う雄ロータ及び雌ロータを有し、
    前記雄ロータ及び前記雌ロータの夫々は、歯部と、前記歯部に対して下側及び上側に設けられた軸部とを有し、前記上側及び下側の軸部が回転可能に支持されたことを特徴とするガス圧縮機。
  5. 請求項1に記載のガス圧縮機において、
    前記圧縮機本体は、前記圧縮室から前記吐出ポートを介して吐出された圧縮ガスを上方向に流す吐出流路を有し、
    前記吐出流路の直後に接続された吐出配管は、圧縮ガスを上方向に流すように構成されたことを特徴とするガス圧縮機。
  6. 請求項1に記載のガス圧縮機において、
    前記モータは、ステータコアの外周側に形成されて冷却液が流通する冷却ジャケットを有することを特徴とするガス圧縮機。
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