JP6377100B2 - 無機elワイヤー光音伝送システム - Google Patents
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Description
前記無機ELワイヤーの一端側に設けられ、前記無機ELワイヤーに発光エネルギーを供給する発光パワー供給手段及び前記無機ELワイヤーを介して通信を可能にする送受信手段を備えた基地局装置と、
前記無機ELワイヤーの他端側に設けられ、前記無機ELワイヤーを介して通信を可能にする送受信手段を備えた移動局装置とを備えた無機ELワイヤー光音伝送システムであって、
前記発光パワー供給手段は、前記無機ELワイヤーの前記中心電極と前記表面電極との間に所定の周波数の発光用交流電圧を供給できるインバータ装置から構成され、 前記基地局装置の送受信手段は、 前記無機ELワイヤーに電磁的に結合する結合ユニットと、送出すべき音声電気信号を乗せた第1搬送波信号を前記結合ユニットへ供給する第1送信ユニットと、前記結合ユニットから得られる第2搬送波信号を受信して音声電気信号を形成する第1受信ユニットとを備え、
前記移動局装置の送受信手段は、前記無機ELワイヤーに電磁的に結合する結合ユニットと、前記結合ユニットから得られる第1搬送波信号を受信して音声電気信号を形成する第2受信ユニットと、送信すべき音声電気信号を乗せた第2搬送波信号を前記結合ユニットに与える第2送信ユニットとを備え、
前記送信ユニットにはマイクロフォンが接続可能にされていて前記マイクロフォンからの音声電気信号を前記送信ユニットに供給可能にされており、前記受信ユニットにはスピーカまたはイヤホーンが接続可能とされていて前記受信ユニットで形成された音声電気信号を前記スピーカまたは前記イヤホーンに供給可能とされていることを特徴とするものである。
(2)また、先に進んだ移動体の経路が、光っている無機ELワイヤーにより直ちに分かることから、移動等が便利になって作業効率向上を期待できる。
(3)基地の監視者と移動体との間で通話ができるため、水中や洞窟探検等で必要な情報の交換ができ、安全の確保に資するほか作業効率の向上も期待できる。
(4)無機ELワイヤーを伝送路として搬送波を乗せることにより通話を可能にしているので、通話信号が減衰することなく、良好な通話品質を確保することができる。
(5)双方向の通話を可能としているので、移動体側では送話に必要な操作をする必要がなく、通話による作業効率の低下を防ぐことができる。
図1は、本発明に係る無機ELワイヤー光音伝送システムの実施形態を示すブロック図である。この図1において、本発明に係る無機ELワイヤー光音伝送システム1は、主に、無機ELワイヤー3と、基地局装置5と、移動局装置7とから構成されている。また、前記基地局装置5及び前記移動局装置7は、図1では示さないが、さらにマイクロフォン及びイヤホーンからなるヘッドセットを備えている。さらに、前記基地局装置5は例えば商用電源等から電力の供給を受けられるように構成されており、前記移動局装置7はバッテリによって電力の供給が受けられるように構成されている。
海中19にいるダイバー(移動体)21には、船舶15上の空気供給装置17から空気供給ホース13を介して空気が供給されている。
(2)また、先に進んだ移動体の経路が、光っている無機ELワイヤーにより直ちに分かることから、移動等が便利になって作業効率向上を期待できる。
(3)基地の監視者と移動体との間で通話ができるため、水中や洞窟探検等で必要な情報の交換ができ、安全の確保に資するほか作業効率の向上も期待できる。
(4)無機ELワイヤーを伝送路として搬送波信号を乗せることにより通話を可能にしているので、通話信号が減衰することなく、良好な通話品質を確保することができる。
(5)双方向の通話を可能としているので、移動体側では送話に必要な操作をする必要がなく、通話による作業効率の低下を防ぐことができる。
上記実施の形態では、主に、水中で移動する実施例をもって説明したが、これに限定されることなく、例えば学術的な洞窟探検探査やその他目視が困難な環境の中においても利用することができる。
(6)双方向通信を可能にしてあるので、例えば海難救助の現場において、ダイバーに対して捜索範囲や目的物への的確な指示を行うことができる。
(7)双方向通信を可能にしてあるので、洞窟や地下坑道などを探索探査する場合において、外部(基地)側から指揮ナビゲーションができる利点がある。
(8)地下等の暗い場所や、複雑に入り組んだ迷路のような場所においても、あるいは濁った水等においても、無機ELワイヤー3による照明効果により探索物の早期発見や、当事者の居場所を確認できることから、迷うことがなくなり二次災害三次災害等を防ぐことができる。
(9)また、本装置の利用範囲が限定されるため、盗難等もなく管理的にも有利である。
(1)艱難、救援、水難などの災害時の救助業務に利用できる。
(2)防災、災害、被災時の救急や救命の業務に利用できる。
(3)地下坑道あるいは洞窟などの探査や探索を目的とする分野に利用できる。
3 無機ELワイヤー
5 基地局装置
7 移動局装置
13 空気供給ホース
15 船舶
17 空気供給装置
19 海
31 中心電極
32 絶縁層
33 無機発光層
51 送受信手段
53 ヘッドセット
55 結合ユニット
57 第1送信ユニット
59 第1受信ユニット
71 送受信手段
75 結合ユニット
77 第2送信ユニット
79 第2受信ユニット
Claims (2)
- 中心電極を絶縁層、無機発光層及び光通過可能な表面電極の順で囲んで形成され、所定の長さに渡って所定の機械的強度を有する無機ELワイヤーと、
前記無機ELワイヤーの一端側に設けられ、前記無機ELワイヤーに発光エネルギーを供給する発光パワー供給手段及び前記無機ELワイヤーを介して通信を可能にする送受信手段を備えた基地局装置と、
前記無機ELワイヤーの他端側に設けられ、前記無機ELワイヤーを介して通信を可能にする送受信手段を備えた移動局装置とを備えた無機ELワイヤー光音伝送システムであって、
前記発光パワー供給手段は、前記無機ELワイヤーの前記中心電極と前記表面電極との間に所定の周波数の発光用交流電圧を供給できるインバータ装置から構成され、
前記基地局装置の送受信手段は、前記無機ELワイヤーに電磁的に結合する結合ユニットと、送出すべき音声信号を乗せた第1搬送波信号を前記結合ユニットへ供給する第1送信ユニットと、前記結合ユニットから得られる第2搬送波信号を受信して音声信号を形成する第1受信ユニットとを備え、
前記移動局装置の送受信手段は、前記無機ELワイヤーに電磁的に結合する結合ユニットと、前記結合ユニットから得られる第1搬送波信号を受信して音声信号を形成する第2受信ユニットと、送信すべき音声信号を乗せた第2搬送波信号を前記結合ユニットに与える第2送信ユニットとを備え、
前記各送信ユニットにはマイクロフォンが接続可能にされていて前記マイクロフォンからの音声信号を前記送信ユニットに供給可能にされており、前記各受信ユニットにはスピーカまたはイヤホーンが接続可能とされていて前記受信ユニットで形成された音声信号を前記スピーカまたは前記イヤホーンに供給可能とされていることを特徴とする無機ELワイヤー光音伝送システム。 - 前記受信ユニットはデジタルシグナル処理受信部を備え、前記デジタルシグナル処理受信部は前記結合ユニットより得られた搬送信号に対してデジタル処理を施しその処理結果を基に音声信号を形成して出力することを特徴とする請求項1記載の無機ELワイヤー光音伝送システム。
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JP2016122264A JP6377100B2 (ja) | 2016-06-21 | 2016-06-21 | 無機elワイヤー光音伝送システム |
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