JP6376809B2 - 三次元形状計測システムに用いられる投影装置および撮像装置 - Google Patents

三次元形状計測システムに用いられる投影装置および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、対象物を撮影して得られた撮影画像を用いて該対象物の三次元形状を計測する三次元形状計測システムに関し、特に計測用画像を対象物に投影する投影装置および対象物の撮影を行う撮像装置に関する。
上記のような三次元形状計測システムにおいて、投影装置の投影光学系や撮像装置の撮影光学系が有する歪曲収差は、対象物の三次元形状の計測結果の精度を低下させる。このため、歪曲収差を関数により表し、該関数に基づいて撮影画像に含まれる歪曲収差に対応する成分(以下、歪曲収差成分という)の補正を行うことが従来行われている。
特許文献1には、撮影光学系に入射する全ての光線がある1点を通過するピンホールモデルを用いて歪曲収差成分の補正を行う方法が開示されている。また、特許文献2には、歪曲収差成分の補正に用いる関数を対象物までの距離に応じて複数作成し、対象物までの距離に応じて使用する関数を変えるようにした方法が開示されている。さらに、特許文献3には、ピンホールモデルではなく、撮影光学系の入射瞳位置を画角ごとに変えた光学系モデルを用いて歪曲収差成分の補正を行う方法が開示されている。
特開平07−264577号公報 特開2001−133225号公報 特開2008−298589号公報
しかしながら、一般的には投影光学系の射出瞳位置や撮影光学系の入射瞳位置は各画角の光線によって異なるため、対象物から各光学系までの距離に応じて、対象物に投影される計測用画像に含まれる歪曲収差成分や撮影画像に含まれる歪曲収差成分の形状が異なる。このため、特許文献1にて開示されたピンホールモデルに基づいて歪曲収差成分の補正を行う方法では、対象物までの距離に応じて歪曲収差成分の形状が異なることまでを考慮した補正を行うことができない。この結果、三次元の奥行き方向(光学系の光軸方向)の全域で良好に歪曲収差成分を補正することができない。
また、特許文献2にて開示された方法では、対象物までの距離に応じて複数用意された歪曲収差成分補正用の関数を記憶しておくために大きなメモリ容量が必要になる。しかも、対象物までの距離を正確に計測する手段も必要になり、システムとしての構成が複雑化する。
さらに、特許文献3にて開示された入射瞳位置を画角ごとに変えた光学系モデルを用いる方法では、モデルを作製するための多くのパラメータを求めるのに必要な入力画像が多く、パラメータの算出処理も複雑になる。
本発明は、ピンホールモデルを用いつつ、光軸方向を含めた計測可能範囲の全域において投影光学系や撮影光学系の歪曲収差の影響を良好に補正でき、高い計測精度が得られる三次元形状計測システムを構成するための投影装置および撮像装置を提供する。
本発明の一側面は、投影光学系を通して対象物に計測用画像を投影する投影装置と、前記計測用画像が投影された前記対象物を撮影光学系を通して撮影する撮像装置と、該撮像装置により得られた撮影画像を用いて対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含む三次元形状計測システムに用いられる投影装置である。該投影装置は、計測用画像を投影する投影光に関して、投影光学系の射出瞳位置をEXP0とし、三次元形状の計測可能範囲における最大画角の光線に対する投影光学系の実際の射出瞳位置をEXP1とし、BLを投影光学系と撮影光学系との基線長とするとき、
|EXP0−EXP1|/BL≦0.0015
なる条件を満足することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面は、対象物を撮影光学系を通して撮影する撮像装置と、該撮像装置により得られた撮影画像を用いて対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含む三次元形状計測システムに用いられる撮像装置である。該撮像装置は、対象物から入射する撮影光に関して、撮影光学系の入射瞳位置をENP0とし、三次元形状の計測可能範囲における最大画角の光線に対する撮影光学系の実際の入射瞳位置をENP1とし、撮像装置により対象物を互いに異なる2箇所から撮影する場合の撮影光学系の基線長、または対象物に投影光学系を通して計測用画像が投影される場合の該投影光学系と撮影光学系との基線長をBLとするとき、
|ENP0−ENP1|/BL≦0.0015
なる条件を満足することを特徴とする。
なお、上記投影装置や上記撮像装置を含む三次元形状計測システムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、ピンホールモデルを用いつつ、光軸方向を含めた計測可能範囲の全域において投影光学系や撮影光学系の歪曲収差の影響を少なくすることができる。このため、撮影画像における歪曲収差成分を良好に補正でき、対象物の三次元形状を高精度に計測することが可能な三次元形状計測システムを実現することができる。
本発明の実施例1である三次元形状計測システムの構成を示す図。 実施例1で用いるピンホールモデルの光学系を示す図。 実際の光学系を示す図。 実際の光学系とピンホールモデルとの誤差を説明する図。 実施例1の三次元形状計測システムに用いられる投影装置の投影光学系の構成を示す図。 実施例1の投影光学系における画角と射出瞳位置ずれ量との関係、および画角と光軸方向での誤差との関係を示す図。 実施例1の投影光学系の歪曲収差を示す図。 本発明の実施例2である三次元形状計測システムの構成を示す図。 実施例2の三次元形状計測システムに用いられる撮像装置の撮影光学系の構成を示す図。 実施例2の撮影光学系における画角と入射瞳位置ずれ量との関係、および画角と光軸方向での誤差との関係を示す図。 実施例2の撮影光学系の歪曲収差を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施例1である三次元形状計測システムの構成を示している。本実施例の三次元形状計測システムは、投影装置101と、撮像装置102と、制御処理装置103とにより構成されている。
投影装置101は、計測の対象物104に対して計測用画像としての光パターンを投影する。撮像装置102は、光パターンが投影された対象物104を撮影する。制御処理装置103は、パーソナルコンピュータにより構成され、投影装置101および撮像装置102の動作を制御する。また、制御処理装置103は、撮像装置102により生成された撮影画像を用いて対象物104の三次元形状を計測する処理を行う。
本実施例の三次元形状計測システムでは、空間符号化法による形状計測を行う。具体的には、投影装置101が明暗パターンからなる光パターンを対象物104に投影すると、撮像装置102は該明暗パターンが投影された対象物104を撮影する。制御処理装置103は、撮像装置102により生成された撮影画像を用いて対象物104の三次元形状を計測する処理を行う。より具体的には、制御処理装置103は、撮影画像中の明暗パターンにおける明暗のエッジ位置をネガポジ交点検出法により検出する。そして、検出したエッジ位置に対応する投影装置101の投影光学系の光軸と撮像装置102の撮影光学系の光軸とがなす角度から三角測量の原理で投影装置101および撮像装置102から対象物104までの距離を算出する。
この際、投影装置101の投影光学系や撮像装置102の撮像光学系は歪曲収差を有するため、対象物104の形状を正確に計測するためには、撮影画像に含まれる該歪曲収差に対応する画像成分である歪曲収差成分を補正する必要がある。このため、本実施例の制御処理装置103は、投影光学系および撮像光学系を図2に示すようなピンホールモデルの光学系105と仮定して歪曲収差成分を補正する処理を行う。
ピンホールモデルでは、投影装置101の投影光学系から対象物104に向かう全ての画角の光線が投影光学系内のある1点から出射し、対象物104から撮像装置102の撮影光学系に入射する全ての画角の光線は撮影光学系内のある1点に入射すると仮定する。このようなピンホールモデルを用いることで、光学系のモデル化が容易であり、また他のモデルを用いる場合のように多数のパラメータを算出するための複雑な処理が不要であり、処理の安定性も高い。
図2から分かるように、ピンホールモデルでは、光学系105内の1点から全画角の光線が出射し、もしくは光学系105内の1点に全画角の光線が入射するので、該光学系105の光軸106が延びる光軸方向での距離に関係なく歪曲収差成分の形状は等しくなる。このため、歪曲収差成分を補正するための関数は1つでよい。
しかし、実際には、図3に示すように、投影光学系の射出瞳の位置や撮影光学系の入射瞳の位置は画角ごとの光線に対して異なる。このため、ピンホールモデルにより仮定された破線で示す各画角の光線と、実際の光学系における実線で示す各画角の光線とにずれが生じる。この結果、光軸方向における奥側を基準にして歪曲収差成分を補正する場合、奥側は良好に補正できても、手前側では誤差が生じてしまう。
このとき、図4に示すように投影光学系における画角θの光線に対する射出瞳位置が、ピンホールモデルでの射出瞳位置に対してΔだけずれたとする。この場合、ピンホールモデルでの射出瞳位置から基準面までの距離をWDとすると、基準面から対象物104の形状計測が可能な奥行き方向(光軸方向)での計測可能範囲である計測可能奥行き範囲においてdだけ手前の面での歪曲収差の補正残差は、式(1)のように表される。
Δtanθ×d/WD …(1)
なお、本実施例では、「画角の光線」として、その画角を形成する光束の中心にある光線としての主光線を用い、その主光線を基準として射出瞳位置を算出する。ただし、主光線として上記光束の重心にある光線を用いてもよい。このことは、後述する実施例2でも同じである。
そして、この補正残差によって光軸方向で誤差が発生する。三角測量の際の基線長、すなわち投影光学系の光軸と撮影光学系の光軸との距離(間隔)をBLとすると、光軸方向での誤差は式(2)のように表わされる。
本実施例では、投影面内方向(投影光学系の光軸方向に直交する面の面内方向)での対象物104の形状の計測可能範囲である計測可能面内範囲に対する投影光学系の最大画角(以下、計測可能最大画角という)を26度とし、WDを2000mmとする。また、計測可能奥行き範囲を±300mmとし、BLを200mmとする。このとき、投影光学系の画角26度の光線に対する実際の射出瞳位置がピンホールモデルでの射出瞳位置から1mmずれると、300mm手前の位置での歪曲収差の補正残差は式(1)より0.07mmとなり、光軸方向での誤差は式(2)より0.7mmとなる。
三次元形状を計測する際には、投影光学系の歪曲収差の補正残差による誤差だけでなく、各光学系のぼけ、撮像装置のノイズおよび環境光の影響による誤差が生じる。歪曲収差の補正残差は、計測環境や対象物によらずに発生する誤差であり、系統的に上乗せされる誤差であることから、補正残差は小さいことが望ましく、目標計測精度の1割以下であることが望ましい。
本実施例では、対象物104の奥行き方向での目標計測精度を1mm以下としている。この場合において、計測可能最大画角の光線に対する実際の射出瞳位置のピンホールモデルでの射出瞳位置からのずれ量が1mmであると、歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差が0.7mmとなり、目標計測精度の7割にまで達する。通常、ピンホールモデルでの射出瞳位置は、投影光学系の射出瞳位置と計測可能最大画角の光線に対する実際の射出瞳位置との間に位置している。このため、本実施例の投影装置101の投影光学系における計測可能最大画角の光線に対する実際の射出瞳位置の投影光学系の射出瞳位置からのずれ量を0.15mm以下にする必要がある。
このとき、計測可能最大画角の光線に対する実際の射出瞳位置EXP1の投影光学系の射出瞳位置EXP0からのずれ量(以下、単に「射出瞳位置ずれ量」という)Δを基線長BLで除した値は0.00075となる。本実施例では、この値が0.0015以下となること、すなわち、光パターンを投影する投影光(投影波長)に関して、
|EXP0−EXP1|/BL≦0.0015 …(3)
を満足することを条件とする。
射出瞳位置ずれ量Δが大きすぎてこれを基線長で除した値が0.0015より大きくなると、計測可能最大画角の光線に対する歪曲収差の補正残差が大きくなり、この結果、光軸方向での誤差が大きくなるので、好ましくない。また、基線長が短すぎてこれで射出瞳位置ずれ量Δを除した値が0.0015より大きくなると、歪曲収差の補正残差の光軸方向での誤差への寄与が大きくなり、この結果、光軸方向での誤差が大きくなるので、好ましくない。
さらに、本実施例では、上記投影光(投影波長)に関して、計測可能面内範囲における中間画角の光線に対する投影光学系の実際の射出瞳位置をEXP2とするとき、
|EXP0−EXP1|<|EXP0−EXP2| …(4)
なる条件を満足することが好ましい。これは、式(2)から分かるように、射出瞳位置ずれ量Δが変わらない場合、画角が大きいほど光軸方向での誤差が大きくなるため、画角が大きいほど射出瞳位置ずれ量を小さくする必要があるからである。そのため、計測可能面内範囲における中間画角での射出瞳位置ずれ量よりも、最大画角での射出瞳位置ずれ量を小さくすることが好ましい。
図5には、投影装置101における投影光学系107の構成を示す。また、図5には、投影光学系107を通る光線の光路も併せて示している。投影光学系107は、対象物側(図の左側)から順に、第1のレンズ108、第2のレンズ109、第3のレンズ110、第4のレンズ111を含む。さらに、投影光学系107は、第5のレンズ112、第6のレンズ113、第7のレンズ114、絞り115、第8のレンズ116、第9のレンズ117、第10のレンズ118、プリズム119、カバーガラス120を含む。第5のレンズ112と第6のレンズ113は接合レンズとして構成されている。
121は光変調素子であり、これに入射した不図示の光源からの光を変調して光パターンを形成する。光変調素子121としては、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、液晶表示素子、有機EL素子等を用いることができる。
本実施例では、投影光学系107の焦点距離は12mmであり、Fナンバー(Fno)は2.4である。また、プリズム119は、光源から光変調素子121に向かう光と光変調素子121から投影光学系107に向かう光とを分離する。プリズム119は、光変調素子121としてDMDが使用される場合には内部全反射を利用したTIRプリズム等が用いられる。
投影光学系107の光学データを表1に示す。表1中のSURFは対象物側(投影面側)からの面番号iを、dstは第i面と第(i+1)面との間隔を、rは第i面の曲率半径をそれぞれ示す。typは面形状を示し、SPHは面形状が球面形状であることを意味する。本実施例では、第1から第10のレンズ108〜118がすべて球面レンズで構成されている。Ndおよびνdはそれぞれ、第i面と第(i+1)面間のレンズ材料の屈折率とアッベ数である。
投影光学系107のピンホールモデルでの射出瞳位置は、投影光学系107の射出瞳位置と同じ位置とし、第1のレンズ108の対象物側の面から光変調素子側に向かって19.58mmの位置にある。また、投影光学系107の計測可能最大画角の光線に対する実際の射出瞳位置は、同19.66mmの位置にある。このため、計測可能最大画角の光線に対する射出瞳位置ずれ量は0.08mmであり、0.15mm以下である。
このとき、計測可能最大画角の光線に対する歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差は式(2)より0.06mmであり、目標測定精度1mmの1割以下に抑えられている。このとき、式(3)の値は0.0004となる。つまり、この値が0.0015より小さいため、歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差は小さい。
投影光学系107の計測可能面内範囲での各画角の光線に対する射出瞳位置ずれ量を、図6(a)に示す。この図から分かるように、画角が大きくなるにつれて射出瞳位置ずれ量が小さくなる。
また、図6(b)には、計測可能面内範囲での各画角の光線に対する光軸方向での誤差を示す。この図から分かるように、画角全域において光軸方向での誤差が0.1mm以下に抑えられている。
図7には、投影光学系107の歪曲収差を示す。投影光学系107に含まれるすべてのレンズは球面レンズであるため、歪曲収差は画角(像高)が大きくなるにつれて単調に増加する。このため、歪曲収差を関数でフィッテングしてその補正を行う際に、低次関数によってフィッテングすることが可能である。したがって、フィッテングする関数のパラメータが少なく、パラメータを高速かつ安定的に求めることができる。
本実施例では、計測可能最大画角の光線に対する射出瞳位置ずれ量を小さく抑えることと歪曲収差を良好に補正することとを両立させる。このため、第1のレンズ108と第2のレンズ109のペアおよび第3のレンズ110と第4のレンズ111のペアのそれぞれにおいて歪曲収差のキャンセル関係を作っている。
第1のレンズ108は、両凹形状で負の光学パワー(焦点距離の逆数)を有し、第2のレンズ109は両凸形状で正の光学パワーを有し、これらの負のパワーと正のパワーで歪曲収差をキャンセルする。さらに、第1のレンズ108の焦点距離f1は−32.11mm、第2のレンズ109の焦点距離f2は35.48mmであり、これらの焦点距離の比f1/f2は−0.905である。このように、大きな画角の光線が出射する第1のレンズ108で発生する歪曲収差を、光学パワーの大きさがほぼ等しい第2のレンズ109でキャンセルすることで、第1のレンズ108と第2のレンズ109で発生する歪曲収差を小さく抑えることができる。
ここで、第1および第2のレンズ108,109の焦点距離の比f1/f2は、−1.1から−0.9の間であること、すなわち、
−1.1<f1/f2<−0.9 …(5)
なる条件を満足することが望ましい。
f1/f2が式(5)の下限よりも小さいと、第1のレンズ108の正のパワーが強くなりすぎて、第1のレンズ108で発生する歪曲収差を第2のレンズ109で補正しきれなくなり、好ましくない。また、f1/f2が式(5)の上限よりも大きいと、第2のレンズ109の負のパワーが強くなりすぎて、第1のレンズ108で発生する歪曲収差を第2のレンズ109で過剰に補正することになる。この結果、第2のレンズ109で発生する歪曲収差が残存するため、好ましくない。
また、第3のレンズ110は対象物側に凸面を向けたメニスカスレンズであって正の光学パワーを有し、第4のレンズ111は対象物側に凸面を向けたメニスカスレンズであって負の光学パワーを有し、これらの正のパワーと負のパワーで歪曲収差をキャンセルする。さらに、図5から分かるように、第3のレンズ110は入射する光線に対してコンセントリックな形状を有し、入射した光線を大きく屈折させることなく出射させて第3のレンズ110での収差の発生を小さく抑えている。
第3のレンズ110における対象物側の凸面の曲率半径r5は31.87mm、光変調素子側(対象物側とは反対側)の凹面の曲率半径r6は72.98mmであり、シェイプファクター(r6+r5)/(r6−r5)は2.55である。第3のレンズ110をコンセントリックな形状にするために、第3のレンズ110のシェイプファクターは2.5から3.5の間であること、すなわち、
2.5<(r6+r5)/(r6−r5)<3.5 …(6)
なる条件を満足することが望ましい。
シェイプファクターが式(6)の下限よりも小さいと、第3のレンズ110が入射する光線に対してコンセントリックな形状でなくなるだけでなく、対象物側の凸面の曲率半径が小さくなって第3のレンズ110の製造が困難になり、好ましくない。また、シェイプファクターが式(6)の上限よりも大きいと、第3のレンズ110の正のパワーが小さくなりすぎて、第3および第4のレンズ110,111間の歪曲収差のキャンセル関係が崩れてしまうので、好ましくない。
また、第4のレンズ111も、第3のレンズ110と同様に、入射する光線に対してコンセントリックな形状を有する。第4のレンズ111における対象物側の凸面の曲率半径r7は23.65mm、光変調素子側の凹面の曲率半径R8は7.94mmであり、シェイプファクター(r8+r7)/(r8−r7)は−2.01である。第4のレンズ111をコンセントリックな形状にするために、第4のレンズ111のシェイプファクターは−3から−2の間にあること、すなわち、
−3<(r8+r7)/(r8−r7)<−2 …(7)
なる条件を満足することが望ましい。
シェイプファクターが式(7)の下限よりも小さいと、第4のレンズ111が入射する光線に対してコンセントリックな形状でなくなるだけでなく、第4のレンズ111の負のパワーが小さくなりすぎる。この結果、第3および第4のレンズ110,111間の歪曲収差のキャンセル関係が崩れてしまうので、好ましくない。シェイプファクターが式(7)の上限よりも大きいと、光変調素子側の凹面の曲率半径が小さくなりすぎて、第4のレンズ11の製造が困難になるため、好ましくない。
なお、本実施例では、投影装置の投影光学系について計測可能最大画角の光線に対する射出瞳位置ずれ量を小さくしているが、この投影光学系を撮像装置の撮像光学系としても用いてもよい。
すなわち、光パターンが投影された対象物104から撮影光学系に入射する撮影光(投射光と同じ波長)に関して、撮影光学系の入射瞳位置をENP0とし、計測可能最大画角の光線に対する撮影光学系の実際の入射瞳位置をENP1とする。このとき、
|ENP0−ENP1|/BL≦0.0015 …(8)
なる条件を満足することが望ましい。
投影装置の投影光学系と同様に、撮像装置の撮影光学系においても計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置のピンホールモデルでの入射瞳位置に対するずれ量が小さくなることで、光軸方向での誤差をより小さくすることができる。
さらに、この場合に、撮影光学系が上述した式(4)〜(7)の条件を満足するとなお良い。
また、本実施例では、前述したように明暗パターンのエッジ位置をネガポジ交点検出法を用いて検出するが、微分フィルタによるエッジ位置の検出や強度分布の重心検出を行う検出方法を用いてもよい。また、三次元形状計測の方法も前述した空間符号化法だけでなく、正弦波パターンを投影する位相シフト法や光切断法を用いてもよい。
図8には、本発明の実施例2である三次元形状計測システムの構成を示している。本実施例の三次元形状計測システムは、第1の撮像装置201と、第2の撮像装置202と、制御処理装置203とにより構成されている。
第1および第2の撮像装置201,202は、互いに異なる2箇所(2方向)から対象物204を撮影する。制御処理装置203は、パーソナルコンピュータにより構成され、第1および第2の撮像装置201,202の動作を制御する。また、制御処理装置203は、第1および第2の撮像装置201,202により生成された撮影画像を用いて対象物204の三次元形状を計測する処理を行う。
本実施例の三次元形状計測システムでは、ステレオ法による形状計測を行う。この際、第1および第2の撮像装置201,202の撮像光学系は歪曲収差を有するため、対象物204の形状を正確に計測するためには、撮影画像に含まれる該歪曲収差に対応する画像成分である歪曲収差成分を補正する必要がある。このため、本実施例の制御処理装置203は、撮像光学系を、実施例1と同様にピンホールモデルの光学系と仮定して歪曲収差成分を補正する処理を行う。
本実施例では、撮影面内方向(撮影光学系の光軸方向に直交する面の面内方向)での対象物204の形状の計測可能範囲である計測可能面内範囲に対する撮影光学系の最大画角(以下、計測可能最大画角という)を18度とし、WDを1000mmとする。また、対象物204の形状計測が可能な奥行き方向(光軸方向)での計測可能範囲である計測可能奥行き範囲を±200mmとし、第1および第2の撮像装置201,202の撮像光学系の光軸間の距離である基線長BLを300mmとする。
このとき、撮影光学系の画角18度の光線に対する実際の入射瞳位置がピンホールモデルでの入射瞳位置から1mmずれると、200mm手前の位置での歪曲収差の補正残差は式(1)より0.06mmとなり、光軸方向での誤差は式(2)より0.22mmとなる。
本実施例では、対象物204の光軸方向での目標計測精度を0.5mm以下としている。この場合において、計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置のピンホールモデルでの入射瞳位置からのずれ量が1mmであると、歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差が0.22mmとなり、目標計測精度の4割にまで達する。通常、ピンホールモデルでの入射瞳位置は、撮影光学系の入射瞳位置と計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置との間に位置している。このため、本実施例の第1および第2の撮像装置201,202の撮影光学系における計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置の撮影光学系の入射瞳位置からのずれ量を0.23mm以下にする必要がある。
このとき、計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置ENP1の撮影光学系の入射瞳位置ENP0からのずれ量(以下、単に「入射瞳位置ずれ量」という)Δを基線長BLで除した値は0.00077となる。本実施例では、この値が0.0015以下となること、すなわち、対象物204から入射する撮影光(撮影波長)に関して、
|ENP0−ENP1|/BL≦0.0015 …(9)
を満足することを条件とする。その理由は、実施例1にて式(3)について説明した理由と同様である。
さらに、本実施例では、上記撮影光(撮影波長)に関して、計測可能面内範囲における中間画角の光線に対する投影光学系の実際の入射瞳位置をENP2とするとき、
|ENP0−ENP1|<|ENP0−ENP2| …(10)
なる条件を満足することが好ましい。その理由は、実施例1にて式(4)について説明した理由と同様である。
図9には、第1および第2の撮像装置201,202に共通する撮影光学系205の構成を示している。また、図9には、撮影光学系205を通る光線の光路も併せて示している。撮影光学系205は、対象物側(図の左側)から順に、第1のレンズ206、第2のレンズ207、第3のレンズ208、第4のレンズ209を含む。さらに、撮影光学系205は、第5のレンズ210、第6のレンズ211、絞り212、第7のレンズ213、第8のレンズ214、カバーガラス215を含む。216は撮像素子であり、撮影光学系205により形成された対象物204の光学像を電気信号に変換する。撮像素子216としては、CCDセンサやCMOSセンサ等を用いることができる。
本実施例では、撮影光学系205の焦点距離は25mmであり、Fnoは2.4である。
撮影光学系205の光学データを表2に示す。表2中のSURFは対象物側(撮影面側)からの面番号iであり、dst、r、typ(SPH)、Ndおよびνdの意味は表1と同じである。
撮影光学系205のピンホールモデルでの入射瞳位置は、撮影光学系205の入射瞳位置と同じ位置とし、第1のレンズ206の対象物側の面から撮像素子側に向かって53.12mmの位置にある。また、撮影光学系205の計測可能最大画角の光線に対する実際の入射瞳位置も同53.12mmの位置にある。このため、計測可能最大画角の光線に対する入射瞳位置ずれ量は0mmであり、0.23mm以下である。
このとき、計測可能最大画角の光線に対する歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差は式(2)より0mmであり、目標計測精度1mmの1割以下に抑えられている。このとき、式()の値は0となる。つまり、0.0015より小さいため、歪曲収差の補正残差による光軸方向での誤差は小さい。
撮影光学系205の計測可能面内範囲での各画角の光線に対する入射瞳位置ずれ量を、図10(a)に示す。計測可能面内範囲における中間画角の入射瞳位置ずれよりも最大画角の入射瞳位置ずれの方が小さい。また、図10(b)には、計測可能面内範囲での各画角の光線に対する光軸方向での誤差を示す。この図から分かるように、画角全域において光軸方向での誤差が0.05mm以下に抑えられている。
図11には、撮影光学系205の歪曲収差を示す。撮影光学系205に含まれるすべてのレンズは球面レンズであるため、歪曲収差は画角(像高)が大きくなるにつれて単調に増加する。このため、実施例1と同様に、歪曲収差を低次関数によってフィッテングすることが可能であり、フィッテングする関数のパラメータが少なく、パラメータを高速かつ安定的に求めることができる。
本実施例でも、実施例1と同様に、計測可能最大画角の光線に対する入射瞳位置ずれ量を小さく抑えることと歪曲収差を良好に補正することとを両立させる。このため、第1のレンズ206と第2のレンズ207のペアおよび第3のレンズ208と第4のレンズ209のペアのそれぞれにおいて歪曲収差のキャンセル関係を作っている。
第1のレンズ206は、両凹形状で負の光学パワーを有し、第2のレンズ207は両凸形状で正の光学パワーを有し、これらの負のパワーと正のパワーで歪曲収差をキャンセルする。さらに、第1のレンズ206の焦点距離f1は−51.38mm、第2のレンズ207の焦点距離f2は48.94mmであり、これらの焦点距離の比f1/f2は−1.05である。このように、大きな画角の光線が入射する第1のレンズ206で発生する歪曲収差を、光学パワーの大きさがほぼ等しい第2のレンズ207でキャンセルすることで、第1のレンズ206と第2のレンズ207で発生する歪曲収差を小さく抑えることができる。
ここで、第1および第2のレンズ206,207の焦点距離の比f1/f2は、実施例1にて説明した式(5)の条件を満足することが望ましい。
また、第3のレンズ208は対象物側に凸面を向けたメニスカスレンズであって正の光学パワーを有し、第4のレンズ209は対象物側に凸面を向けたメニスカスレンズで負の光学パワーを有し、これらの正のパワーと負のパワーで歪曲収差をキャンセルする。さらに、図9から分かるように、第3のレンズ208は入射する光線に対してコンセントリックな形状を有し、入射した光線を大きく屈折させることなく出射させて第3のレンズ208での収差の発生を小さく抑えている。
第3のレンズ208における対象物側の凸面の曲率半径r5は15.84mm、撮像素子側(対象物側とは反対側)の凹面の曲率半径r6は28.77mmであり、シェイプファクター(r6+r5)/(r6−r5)は3.45である。第3のレンズ208をコンセントリックな形状にするために、第3のレンズ208のシェイプファクターは、実施例1で説明した式(6)の条件を満足することが望ましい。
また、第4のレンズ209も、第3のレンズ208と同様に、入射する光線に対してコンセントリックな形状を有する。第4のレンズ209における対象物側の凸面の曲率半径r7は16.64mm、撮像素子側の凹面の曲率半径R8は8.11mmであり、シェイプファクター(r8+r7)/(r8−r7)は−2.9である。第4のレンズ209をコンセントリックな形状にするために、第4のレンズ209のシェイプファクターは、実施例1で説明した式(7)の条件を満足することが望ましい。
本実施例では、2つの撮像装置を用いたステレオ法で形状計測を行う場合について説明したが、1つの撮像装置を2箇所以上の複数箇所に移動させながら対象物を撮影し、得られた複数の撮影画像を用いてステレオ法により形状計測を行ってもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 投影装置
102,201,202 撮像装置
103,203 制御処理装置
104,204 対象物

Claims (14)

  1. 投影光学系を通して対象物に計測用画像を投影する投影装置と、前記計測用画像が投影された前記対象物を撮影光学系を通して撮影する撮像装置と、該撮像装置により得られた撮影画像を用いて前記対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含む三次元形状計測システムに用いられる前記投影装置であって、
    前記計測用画像を投影する投影光に関して、前記投影光学系の射出瞳位置をEXP0とし、前記三次元形状の計測可能範囲における最大画角の光線に対する前記投影光学系の実際の射出瞳位置をEXP1とし、BLを前記投影光学系と前記撮影光学系との基線長とするとき、
    |EXP0−EXP1|/BL≦0.0015
    なる条件を満足することを特徴とする投影装置。
  2. 前記投影光に関して、前記計測可能範囲における中間画角の光線に対する前記投影光学系の実際の射出瞳位置をEXP2とするとき、
    |EXP0−EXP1|<|EXP0−EXP2|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記投影光学系が、前記対象物側から順に、
    負の光学パワーを有する第1のレンズと、
    正の光学パワーを有する第2のレンズと、
    正の光学パワーを有する第3のレンズと、
    負の光学パワーを有する第4のレンズとを少なくとも含むことを特徴とする請求項1または2に記載の投影装置。
  4. 前記第1のレンズの焦点距離をf1とし、前記第2のレンズの焦点距離をf2とするとき、
    −1.1<f1/f2<−0.9
    なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の投影装置。
  5. 前記第3のレンズは、前記対象物側に凸面を向けた正の光学パワーを有するメニスカスレンズであり、
    該第3のレンズの前記凸面の曲率半径をr5とし、該凸面とは反対側の凹面の曲率半径をr6とするとき、
    2.5<(r6+r5)/(r6−r5)<3.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項3または4に記載の投影装置。
  6. 前記第4のレンズは、前記対象物側に凸面を向けた負の光学パワーを有するメニスカスレンズであり、
    該第4のレンズの前記凸面の曲率半径をr7とし、該凸面とは反対側の凹面の曲率半径をr8とするとき、
    −3<(r8+r7)/(r8−r7)<−2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の投影装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の投影装置と、
    前記計測用画像が投影された前記対象物を撮影する撮像装置と、
    該撮像装置により得られた撮影画像を用いて前記対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含むことを特徴とする三次元形状計測システム。
  8. 対象物を撮影光学系を通して撮影する撮像装置と、該撮像装置により得られた撮影画像を用いて前記対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含む三次元形状計測システムに用いられる前記撮像装置であって、
    前記対象物から入射する撮影光に関して、前記撮影光学系の入射瞳位置をENP0とし、前記三次元形状の計測可能範囲における最大画角の光線に対する前記撮影光学系の実際の入射瞳位置をENP1とし、前記撮装置により前記対象物を互いに異なる2箇所から撮影する場合の前記撮影光学系の基線長、または前記対象物に投影光学系を通して計測用画像が投影される場合の該投影光学系と前記撮影光学系との基線長をBLとするとき、
    |ENP0−ENP1|/BL≦0.0015
    なる条件を満足することを特徴とする撮像装置。
  9. 前記撮影光に関して、前記計測可能範囲の中間画角の光線に対する前記撮影光学系の実際の入射瞳位置をENP2とするとき、
    |ENP0−ENP1|<|ENP0−ENP2|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記撮影光学系が、前記対象物側から順に、
    負の光学パワーを有する第1のレンズと、
    正の光学パワーを有する第2のレンズと、
    正の光学パワーを有する第3のレンズと、
    負の光学パワーを有する第4のレンズとを少なくとも含むことを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記第1のレンズの焦点距離をf1とし、前記第2のレンズの焦点距離をf2とするとき、
    −1.1<f1/f2<−0.9
    なる条件を満足することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記第3のレンズは、前記対象物側に凸面を向けた正の光学パワーを有するメニスカスレンズであり、
    該第3のレンズの前記凸面の曲率半径をr5とし、該凸面とは反対側の凹面の曲率半径をr6とするとき、
    2.5<(r6+r5)/(r6−r5)<3.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記第4のレンズは、前記対象物側に凸面を向けた負の光学パワーを有するメニスカスレンズであり、
    該第4のレンズの前記凸面の曲率半径をr7とし、該凸面とは反対側の凹面の曲率半径をr8とするとき、
    −3<(r8+r7)/(r8−r7)<−2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  14. 請求項8から13のいずれか一項に記載の1つまたは複数の撮像装置と、
    該撮像装置により得られた撮影画像を用いて前記対象物の三次元形状を計測する処理を行う処理装置とを含むことを特徴とする三次元形状計測システム。
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