JP6376794B2 - 圧電振動片および圧電振動子 - Google Patents
圧電振動片および圧電振動子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6376794B2 JP6376794B2 JP2014064014A JP2014064014A JP6376794B2 JP 6376794 B2 JP6376794 B2 JP 6376794B2 JP 2014064014 A JP2014064014 A JP 2014064014A JP 2014064014 A JP2014064014 A JP 2014064014A JP 6376794 B2 JP6376794 B2 JP 6376794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bump
- vibrating piece
- main surface
- piezoelectric vibrating
- piezoelectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
本発明によれば、マウント電極の少なくとも一部が、第2主面から突出している第1バンプの頂部に形成されているため、マウント電極が形成された第1バンプに対して主にマウント用接着剤を付着させて圧電振動片を実装することができる。そのため、マウント電極が第2主面上に形成された場合に比べてマウント用接着剤の濡れ広がりが抑制され、振動特性の劣化やばらつきの原因となる不規則な濡れ広がりを防止できる。したがって、振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、圧電振動片は、振動エネルギーを凸部に精度良く閉じ込めることができ、振動漏れによるCI値の増加を抑制できる。したがって、振動特性の優れた圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、第1バンプが第2主面に形成された凸部の頂部より高く形成されているため、凸部が形成されている場合でも、マウント用接着剤を主に第1バンプに付着させて圧電振動片を実装することができる。これにより、マウント用接着剤が濡れ広がった場合でも、第2主面に形成された凸部に付着することを防止できる。したがって、振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、第1バンプの頂部と第2主面とがバンプ斜面により接続されているため、第1バンプの頂部とバンプ斜面との接続角度が緩やかになる。そのため、マウント電極および引き回し配線のうち少なくとも一方をバンプ斜面上に形成することで、第1バンプの頂部とバンプ斜面との稜線部における段切れの発生を防止できる。これにより、第1バンプの頂部に形成されたマウント電極と励振電極とをより確実に電気的に接続でき、圧電振動片の実装時において、励振電極とパッケージとをより確実に電気的に接続できる。したがって、信頼性の高い圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、第1バンプは、第2主面の励振電極からより遠い位置に形成される。そのため、圧電振動片の実装時において、マウント用接着剤が第1バンプから第2主面に濡れ広がった場合でも、濡れ広がったマウント用接着剤が第2主面の励振電極に付着する不良をより確実に防止できる。さらに、第1バンプを励振電極からより遠くに配置することで、第1バンプにより誘発される不要振動の伝搬距離が増加し、その強度を減衰させることができるので、圧電振動片の振動特性の悪化を防止できる。したがって、より振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、第2バンプは、第1バンプと同様に第2主面に形成され、圧電板の厚さ方向から見て第1バンプとともに励振電極を挟むように配置される。そのため、圧電振動片の実装時において、第1バンプと同様に第2バンプもマウント用接着剤にてパッケージに接着することで、圧電振動片の実装姿勢が安定し、マウント用接着剤の濡れ広がりのばらつきを抑制できる。したがって、より振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
この構成によれば、振動特性の安定したATカット振動片を提供できる。
この構成によれば、圧電振動子は、前述した振動特性の安定した圧電振動片を備えるため、振動特性の安定した圧電振動子を得ることができる。
最初に、第1実施形態の圧電振動片および圧電振動子について説明する。
図1は、第1実施形態に係る圧電振動片の概略図であり、(a)は(b)のI−I線における断面図、(b)は底面図である。
圧電板20は、ランバード加工された人工水晶からATカットにより、所定の厚さの矩形板状に形成される。
ATカットは、人工水晶の結晶軸である電気軸(X軸)、機械軸(Y軸)及び光学軸(Z軸)の3つの結晶軸のうち、Z軸に対してX軸周りに35度15分だけ傾いた方向(Z´軸方向)に切り出す加工手法である。ATカットによって切り出された圧電板20は、周波数温度特性が安定しており、構造や形状が単純で加工が容易であり、CI値が低いという利点がある。本実施形態の圧電板20は、Z´方向の長さがX方向の長さより長くなるように形成されている。また、圧電板20は、XZ´平面に平行で+Y´方向側に形成された第1主面21と、−Y´方向側に形成された第2主面23とを有する。
第1励振電極51aは、Y´方向視矩形状で、第1主面21の中央部の位置に形成されている。第2励振電極51bは、Y´方向視矩形状で、第2主面23の中央部の位置に形成されている。第2励振電極51bは、Y´方向視において第1励振電極51aと重なるように形成されている。
マウント電極55は、第1マウント電極55aおよび第2マウント電極55bを有する。第1マウント電極55aは、Y´方向視矩形状に形成され、第2主面23のうち+X側かつ−Z´側の角部であって、第2励振電極51bに重ならない位置に設けられている。第1マウント電極55aは、圧電板20の+X側の側面および−Z´側の側面のうち少なくとも一方(本実施形態では+X側の側面)に形成された第1接続部61を介して、第1主面21に形成された第1マウント裏電極65に接続されている。第1マウント裏電極65は、Y´方向視において第1マウント電極55aと重なるように形成され、引き回し配線57を介して、第1励振電極51aに接続されている。
第2マウント電極55bは、Y´方向視矩形状に形成され、第2主面23のうち−X側かつ−Z´側の角部であって、第2励振電極51bに重ならない位置に設けられている。第2マウント電極55bは、引き回し配線59を介して、第2励振電極51bに接続されている。また、第2マウント電極55bは、圧電板20の−X側の側面および−Z´側の側面のうち少なくとも一方(本実施形態では−X側の側面)に形成された第2接続部63を介して、第1主面21に形成された第2マウント裏電極67に接続されている。第2マウント裏電極67は、Y´方向視において第2マウント電極55bと重なるように形成されている。
本実施形態の圧電振動片10は、一対の第1バンプ47を備えている。第1バンプ47は、Y´方向視が例えば長円状の柱状形状で、X方向視およびZ´方向視が長方形状または台形状に形成されている。第1バンプ47の頂部47cは第2主面23と平行な平面状に形成されており、後述するマウント用接着剤との接触面積をより広く確保している。
そして、一対の第1バンプ47のうち一方の第1バンプ47aは、第2主面23のうち+X側かつ−Z´側の角部近傍に設けられ、他方の第1バンプ47bは、第2主面23のうち−X側かつ−Z´側の角部近傍に設けられる。
まず、所定の厚みの水晶ウエハの両面に、水晶のエッチングに対する耐性を有する金属層から形成されるエッチング保護層と、フォトレジスト層とを順に積層する。
次に、水晶ウエハの一方の面に設けられたフォトレジスト層に、圧電振動片10の−Y´方向から見た第1バンプ47の外形パターンを所定のフォトリソグラフィ法により形成する。このとき、水晶ウエハの他方の面に設けられたフォトレジスト層はパターニングしない。
次に、フォトレジスト層をマスクとしてエッチング保護層のエッチングを行う。そして、フォトレジスト層を剥離することで、水晶ウエハの一方の面には、第1バンプ47のY´方向視形状パターンにパターニングされたエッチング保護層が形成され、水晶ウエハの他方の面には、エッチング保護層が全面に形成される。
次に、パターニングされたエッチング保護層をマスクとして、水晶ウエハの両面をエッチングする。このとき、水晶ウエハの厚さ方向のエッチング量は、第1バンプ47の高さに一致させる。これにより水晶ウエハの一方の面に、第1バンプ47が形成される。
次に、水晶ウエハの両面のエッチング保護層を除去する。
本実施形態では、第1マウント電極55aは、Y´方向視において、一方の第1バンプ47aの全体と重なるように形成されている。また、第2マウント電極55bは、Y´方向視において、他方の第1バンプ47bの全体と重なるように形成されている。このように、マウント電極55が第1バンプ47の全体を覆うように形成されることで、第1バンプ47の頂部47cにマウント電極55の一部が形成されている。
図2は、第1実施形態に係る圧電振動子の構成を示す断面図である。
図2に示すように、圧電振動子1は、圧電振動片10と、圧電振動片10が実装されるベース部材81を有するパッケージ80と、を備える。
パッケージ80は、ベース部材81と、このベース部材81に対して接合されるリッド部材(封口板)89とを有している。
圧電振動片10は、マウント用接着剤93を介してベース部材81に固定されている。マウント用接着剤93は、第1バンプ47の頂部47cに形成された一対のマウント電極55に付着する。マウント用接着剤93としては、熱硬化性の導電性樹脂が用いられる。これにより、マウント用接着剤93は、第1マウント電極55aおよび第2マウント電極55bと一対の実装電極91との間をそれぞれ物理的に固定するとともに、電気的に接続する。
このように圧電振動片10をベース部材81に取り付けることで、マウント用接着剤93とマウント電極55との接着面積を十分に確保しつつ、XZ´平面方向へのマウント用接着剤93の濡れ広がりが抑制される。したがって、振動特性の劣化やばらつきの原因となる不規則な濡れ広がりを防止できる。
本実施形態によれば、マウント電極55は、第2主面23から突出している第1バンプ47の頂部47cに形成されているため、マウント電極55が形成された第1バンプ47に対して主にマウント用接着剤93を付着させて圧電振動片10を実装することができる。そのため、マウント電極55が第2主面23上に形成された場合に比べてマウント用接着剤93の濡れ広がりが抑制され、振動特性の劣化やばらつきの原因となる不規則な濡れ広がりを防止できる。したがって、振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
本実施形態によれば、振動特性の安定したATカット振動片を提供できる。
本実施形態によれば、圧電振動子1は、前述した振動特性の安定した圧電振動片10を備えるため、振動特性の安定した圧電振動子を得ることができる。
次に、第1実施形態の第1変形例の圧電振動片について説明する。
図3は、第1実施形態の第1変形例に係る圧電振動片の底面図である。
本変形例によれば、第1バンプ47は、第2励振電極51bからより遠い位置に形成される。そのため、圧電振動片10aの実装時において、マウント用接着剤が第1バンプ47から第2主面23に濡れ広がった場合でも、濡れ広がったマウント用接着剤が第2励振電極51bに付着する不良をより確実に防止できる。さらに、第1バンプ47を励振電極51からより遠くに配置することで、第1バンプ47により誘発される不要振動の伝搬距離が増加し、その強度を減衰させることができるので、圧電振動片10aの振動特性の悪化を防止できる。したがって、より振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
次に、第2実施形態の圧電振動片について説明する。
図4は、第2実施形態に係る圧電振動片の概略図であり、(a)は(b)のIV−IV線における断面図、(b)は底面図である。
第1凸部31は、第1主面21に形成されたいわゆるメサ形状である。第1凸部31は、Y´方向視矩形状に形成されている。また第1凸部31は、第1主面21の中央部分であって、かつマウント電極55および第1バンプ47に重複しない位置に形成されている。第1凸部31の頂部31aは、第1主面21と平行な平面状に形成されている。
第2凸部33は、第2主面23に形成されたいわゆるメサ形状である。第2凸部33は、Y´方向視において第1凸部31と同じ形状および位置に形成される。第2凸部33の頂部33aは、第2主面23と平行な平面状に形成されている。
第1凸部31および第2凸部33は、後述する方法により第1バンプ47と同時に形成するため、第1バンプ47、並びに第1凸部31および第2凸部33は、同じ高さに形成されている。
次に、水晶ウエハの一方の面に設けられたフォトレジスト層に、圧電振動片110の−Y´方向から見た第1バンプ47および第2凸部33の外形パターンを所定のフォトリソグラフィ法により形成する。また、水晶ウエハの他方の面に設けられたフォトレジスト層に、圧電振動片110の+Y´方向から見た第1凸部31の外形パターンを所定のフォトリソグラフィ法により形成する。
次に、フォトレジスト層をマスクとしてエッチング保護層のエッチングを行う。そして、フォトレジスト層を剥離することで、第1バンプ47および第2凸部33、並びに第1凸部31のY´方向視形状パターンにパターニングされたエッチング保護層が、水晶ウエハのそれぞれの面に形成される。
次に、パターニングされたエッチング保護層をマスクとして、水晶ウエハの両面をエッチングする。これにより、水晶ウエハの一方の面には第1バンプ47および第2凸部33が形成され、他方の面には第1凸部31が形成される。
そして、第1実施形態と同様に、水晶ウエハの両面のエッチング保護層を除去後、外形パターンによりエッチングを行って圧電板20の外形を形成し、さらに圧電板20の表面に電極を形成する。そして、圧電振動片110の外形サイズに個片化する。これにより、新たな工程を追加することなく、第1バンプ47、並びに第1凸部31および第2凸部33が一体かつ同じ高さに形成された圧電振動片110を得ることができる。
本実施形態によれば、圧電振動片110は、振動エネルギーを第1凸部31および第2凸部33に精度良く閉じ込めることができ、振動漏れによるCI値の増加を抑制できる。したがって、振動特性の優れた圧電振動片を得ることができる。
次に、第2実施形態の第1変形例の圧電振動片について説明する。
図5は、第2実施形態の第1変形例に係る圧電振動片の概略図であり、(a)は(b)のV−V線における断面図、(b)は底面図である。
次に、水晶ウエハの一方の面に設けられたフォトレジスト層に、圧電振動片110aの−Y´方向から見た第1バンプ47の外形パターンを所定のフォトリソグラフィ法により形成する。このとき、水晶ウエハの他方の面に設けられたフォトレジスト層はパターニングしない。
次に、フォトレジスト層をマスクとしてエッチング保護層のエッチングを行う。そして、フォトレジスト層を剥離することで、水晶ウエハの一方の面には、第1バンプ47のY´方向視形状パターンにパターニングされたエッチング保護層が形成され、水晶ウエハの他方の面には、エッチング保護層が全面に形成される。
次に、パターニングされたエッチング保護層をマスクとして、水晶ウエハをエッチングする。このとき、水晶ウエハの厚さ方向のエッチング量は、第1バンプ47と第2凸部33の高さの差に一致させる。これにより水晶ウエハの一方の面に、第1バンプ47のうち第2凸部33の頂部33aを含む平面より突出した部分が形成される。
次に、水晶ウエハの両面のエッチング保護層をエッチングにより除去する。
その後、第1バンプ47の未形成部分、並びに第1凸部31および第2凸部33を第2実施形態と同様の方法により形成する。
本実施形態によれば、第1バンプ47が第2凸部33の頂部33aより高く形成されているため、第2凸部33が形成されている場合でも、マウント用接着剤を主に第1バンプ47に付着させて圧電振動片110aを実装することができる。これにより、マウント用接着剤が濡れ広がった場合でも、第2凸部33に付着することを防止できる。したがって、振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。
次に、第3実施形態の圧電振動片について説明する。
図6は、第3実施形態に係る圧電振動片の概略図であり、(a)は(b)のVI−VI線における断面図、(b)は底面図である。
本実施形態の第1マウント電極55aおよび第2マウント電極55bは、第1バンプ47の頂部47cとバンプ斜面47dとを被覆している。第1バンプ47の頂部47cに対するバンプ斜面47dの内角θは90度以上の鈍角で形成されているため、マウント電極55を形成している金属膜は、第1バンプ47の頂部47cとバンプ斜面47dとの稜線部47fにおいて段切れを起こしにくい。そのため、第1バンプ47の頂部47cに形成されたマウント電極55と第1励振電極51aおよび第2励振電極51bとをより確実に電気的に接続できる。
本実施形態では、第2主面23上に形成された引き回し配線59が、側面33bを通って、第2マウント電極55bと第2励振電極51bとを接続している。第2凸部33の頂部33aと側面33bとの内角は90度以上の鈍角であるため、第2凸部33の頂部33aと側面33bとの稜線部における引き回し配線59の段切れを防止できる。これにより、第2マウント電極55bと第2励振電極51bとをより確実に電気的に接続することができる。なお、第1バンプ47の高さは、第1凸部31の高さと同等の高さであってもよいし、第1凸部31の高さよりも高く形成されていてもよい。
本実施形態では、第1主面21上に形成された引き回し配線57が、側面31bを通って、第1マウント電極55aと第1励振電極51aとを接続している。第1凸部31の頂部31aと側面31bとの内角は約150度であるため、第1凸部31の頂部31aと側面31bとの稜線部における引き回し配線57の段切れを防止できる。これにより、第1マウント電極55aと第1励振電極51aをより確実に電気的に接続することができる。
本実施形態によれば、第1バンプ47の頂部47cと第2主面23とがバンプ斜面47dにより接続されているため、第1バンプ47の頂部47cとバンプ斜面47dとの接続角度が緩やかになる。そのため、マウント電極55および引き回し配線59のうち少なくとも一方をバンプ斜面47d上に形成することで、第1バンプ47の頂部47cとバンプ斜面47dとの稜線部における段切れの発生を防止できる。これにより、第1バンプ47の頂部47cに形成されたマウント電極55と励振電極51とをより確実に電気的に接続でき、圧電振動片210の実装時において、励振電極51とパッケージとをより確実に電気的に接続できる。したがって、信頼性の高い圧電振動片を得ることができる。
次に、第4実施形態の圧電振動片および圧電振動子について説明する。
図7は、第4実施形態に係る圧電振動片の概略図であり、(a)、(c)は(b)のVII−VII線における断面図、(b)は底面図である。
本実施形態の圧電振動片310は、一対の第2バンプ49を備えている。第2バンプ49は、第1バンプ47と同じ形状に形成されている。一対の第2バンプ49は、圧電板20の第2主面23における第2凸部33の+Z´方向側の周縁領域に形成されている。そして、一対の第2バンプ49のうち一方の第2バンプ49aは、第2主面23のうち+X側かつ+Z´側の角部近傍に設けられ、他方の第2バンプ49bは、第2主面23のうち−X側かつ+Z´側の角部近傍に設けられる。その結果、第2バンプ49の重心49eは、Y´方向視において圧電板20の第2主面23における第2凸部33の+Z´方向側の周縁領域に位置している。なお、第2バンプ49は、第2主面23における第2凸部33の+Z´方向側の周縁領域に1個だけ形成されてもよいし、複数個形成されてもよい。
また、第2バンプ49は、第1バンプ47と同時に形成するため、第1バンプ47の高さと同じ高さとなる。なお、第1バンプ47、第2バンプ49の高さはこれに限られるものではなく、第2凸部33よりも高くなるように形成されていてもよい。また、第1主面21側に第2バンプ49を形成してもよく、その高さも自在に設定することが可能である。すなわち、本実施形態では、第1バンプ47、第2バンプ49の高さと、第2凸部33の高さとの関係は自在に設定できる。
図8は、第4実施形態に係る圧電振動子の構成を示す断面図である。
図8に示すように、圧電振動子301は、実装面83a上にマウントステージ95を有する。マウントステージ95は、実装電極91と同様に形成されている。圧電振動片310は、第1バンプ47の頂部47c上のマウント電極55が、実装電極91上に塗布されたマウント用接着剤93に接触する。さらに、第2バンプ49の頂部49cが、マウントステージ95上に塗布されたマウント用接着剤97に接触する。このようにして、圧電振動片310がベース部材81に水平に実装される。このように、圧電振動片310をその両端においてマウント用接着剤93,97により接着することで、圧電振動片310のパッケージ80に対する姿勢が安定し、マウント用接着剤93,97の濡れ広がりのばらつきが抑制される。
本変形例によれば、第2バンプ49は、第1バンプ47と同様に第2主面23に形成され、Y´方向から見て第1バンプ47とともに励振電極51を挟むように配置される。そのため、圧電振動片310の実装時において、第1バンプ47と同様に第2バンプ49もマウント用接着剤97にてパッケージ80に接着することで、圧電振動片310の実装姿勢が安定し、マウント用接着剤93,97の濡れ広がりのばらつきを抑制できる。したがって、より振動特性の安定した圧電振動片を得ることができる。なお、本実施形態と、第1バンプ47が側面に傾斜面を有する第3実施形態とを組み合わせた構成も採用可能である。この場合であっても、上述した効果を得ることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、メサ形状の圧電振動片を用いて説明したが、ベベル形状やコンベックス形状の圧電振動片を用いてもよい。また、上記実施形態の圧電振動片においては、Z´方向の長さがX方向の長さより長くなるように形成されていたが、X方向の長さがZ´方向の長さより長くなるように形成されていてもよい。また、第1バンプ47、第2バンプ49の高さは、いずれも第1凸部31、第2凸部33の高さよりも高くてもよいし、低くてもよい。
Claims (8)
- 第1主面と第2主面とを有する圧電板と、
前記第1主面および前記第2主面にそれぞれ形成された励振電極と、
前記第2主面に形成され、前記励振電極に接続されたマウント電極と、
前記第2主面において、前記圧電板と一体に形成された第1バンプと、を有し、
前記マウント電極の少なくとも一部は、前記第1バンプの頂部に形成され、
少なくとも前記第2主面に形成された凸部を有し、
前記励振電極は、前記凸部の頂部に形成され、
前記第1バンプの高さは、前記凸部の頂部より高く形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 第1主面と第2主面とを有する圧電板と、
前記第1主面および前記第2主面にそれぞれ形成された励振電極と、
前記第2主面に形成され、前記励振電極に接続されたマウント電極と、
前記第2主面において、前記圧電板と一体に形成された第1バンプと、を有し、
前記マウント電極の少なくとも一部は、前記第1バンプの頂部に形成され、
前記第2主面に形成された前記励振電極と前記マウント電極とを接続する引き回し配線を有し、
前記第1バンプは、圧電板の自然結晶面であるバンプ斜面を有し、
前記マウント電極の少なくとも一部および前記引き回し配線の少なくとも一部のうち少なくとも一方は、前記バンプ斜面に形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項2に記載の圧電振動片において、
前記第1主面および前記第2主面のうち少なくとも一方に形成された凸部を有し、
前記励振電極は、前記凸部の頂部に形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項3に記載の圧電振動片において、
前記凸部は、少なくとも前記第2主面に形成され、
前記第1バンプの高さは、前記凸部の頂部より高く形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電振動片において、
前記圧電板は、平面視矩形状に形成され、
前記第1バンプは、前記圧電板の前記第2主面における角部に形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧電振動片において、
前記第2主面に形成された第2バンプを有し、
前記第2バンプは、前記第2主面における前記励振電極を挟んで前記第1バンプの反対側に形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧電振動片において、
前記圧電板は、ATカットにより形成されている、
ことを特徴とする圧電振動片。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電振動片と、
前記圧電振動片が実装されるベース部材を有するパッケージと、を備え、
前記圧電振動片は、前記第2主面を前記ベース部材に向けて前記ベース部材に実装されている、
ことを特徴とする圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064014A JP6376794B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 圧電振動片および圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064014A JP6376794B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 圧電振動片および圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015186238A JP2015186238A (ja) | 2015-10-22 |
JP6376794B2 true JP6376794B2 (ja) | 2018-08-22 |
Family
ID=54352287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014064014A Active JP6376794B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 圧電振動片および圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6376794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113302838B (zh) | 2019-03-27 | 2024-03-26 | 株式会社村田制作所 | 振动元件、振子以及振动元件的制造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5245731B2 (ja) * | 2008-11-06 | 2013-07-24 | セイコーエプソン株式会社 | 圧電素子製造方法 |
JP4720933B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-07-13 | 株式会社大真空 | 圧電振動片 |
JP5120385B2 (ja) * | 2010-01-08 | 2013-01-16 | 富士通株式会社 | 圧電振動子及び圧電発振器 |
JP2013021667A (ja) * | 2011-03-23 | 2013-01-31 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶デバイス |
-
2014
- 2014-03-26 JP JP2014064014A patent/JP6376794B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015186238A (ja) | 2015-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130193807A1 (en) | Quartz crystal vibrating piece and quartz crystal device | |
JPWO2006001125A1 (ja) | 圧電デバイス | |
US8981623B2 (en) | Piezoelectric vibrating piece, piezoelectric device, and method for manufacturing piezoelectric device | |
JP2008218951A (ja) | コンベックス型の圧電デバイス | |
US20130241358A1 (en) | Quartz crystal device and method for fabricating the same | |
JP2009188483A (ja) | 圧電デバイス及び表面実装型圧電発振器 | |
JP7196934B2 (ja) | 圧電振動デバイス | |
US10411671B2 (en) | Crystal element and crystal device | |
JP2013066109A (ja) | 圧電デバイス | |
US12028042B2 (en) | Piezoelectric resonator device having a through hole and through electrode for conduction with an external electrode terminal | |
JP6376794B2 (ja) | 圧電振動片および圧電振動子 | |
JP2009165102A (ja) | 圧電発振器および圧電発振器の製造方法 | |
JP2015186237A (ja) | 圧電振動片および圧電振動子 | |
JPS59119911A (ja) | 圧電振動子 | |
WO2021106921A1 (ja) | 水晶素子、水晶デバイス及び電子機器並びに水晶素子の製造方法 | |
JP2015186196A (ja) | 圧電振動片及び圧電デバイス | |
JP2014192729A (ja) | 圧電振動素子および圧電振動デバイス | |
JP7293037B2 (ja) | 水晶素子、水晶デバイス及び電子機器 | |
CN109842392B (zh) | 压电振动设备和压电振动设备的制造方法 | |
JP7329592B2 (ja) | 水晶素子及び水晶デバイス | |
JP2008205999A (ja) | ラーメモード振動デバイスおよび電子部品用のパッケージ | |
JP2009055480A (ja) | 圧電振動デバイス用パッケージおよび圧電振動デバイス | |
JP2017112544A (ja) | 圧電振動子 | |
JP5468327B2 (ja) | 圧電デバイス | |
JP2006211310A (ja) | 振動子パッケージ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170110 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180710 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6376794 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |