JP6375700B2 - 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 - Google Patents
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Description
従来の回路遮断器の外部操作ハンドル装置について図4から図6を参照して説明する。
図4に示すように、配電盤,分電盤などの盤内に配置されている回路遮断器1はロッカー式ハンドル2を備えており、この回路遮断器1の前面(図4において回路遮断器1の上部)に、ロッカー式ハンドル2に連繋するドライブ機構を搭載した外部操作ハンドル装置3が装着されている。
ここで、掛け金12には、開閉扉9を閉じたときに、ドライブ機構の扉ロックレバー10に係合して開閉扉9をロックするラッチ12cが形成されている。
また、図6に示すように、開閉扉9を閉じてラッチ12cと係合した扉ロックレバー10は、レバー軸10bを回動中心として反時計回りに退避位置まで回動することで回転規制部10aがターンベース8の回転を規制せず、ハンドル摘み6の回転操作を可能とする。
図1は、本発明に係る第1実施形態の回路遮断器の外部操作ハンドル装置の概略を示す分解斜視図である。
また、ハンドルカバー5の外周面には、互いに120°の間隔をあけて、ハンドル摘み6の回転軸に沿って延在する3箇所の凹条16が形成されている。これら3箇所の凹条16は、平面視三角形状に凹んだ形状である。
このような開閉扉9に対する化粧板11及び掛け金12の仮止め状態で、開閉扉9を閉じていくことで、化粧板11の通過穴11aの内周面に形成した3箇所の凸部15を、ハンドルカバー5の外周面の3箇所の凹条16の内部にそれぞれ係合させる。
また、複数のねじ13を介して化粧板11に連結している掛け金12も、開閉扉9の通過穴9aに対して通過穴12aが同心位置となる。さらに、掛け金12のラッチ12cは、開閉扉9を閉じたときに、扉ロックレバー10に確実に係合して開閉扉9をロックする位置に位置決めされる。
また、本実施形態は、化粧板11の通過穴11aの内周面に120°の間隔をあけて3箇所の凸部15を設け、ハンドルカバー5の外周面に120°の間隔をあけて3箇所の凹条16を設けたが、少なくとも2箇所の凹部及び凸条を設け、これらが互いに係合する構造とすれば、製造コストの低減化を図りながら同様の効果を奏することができる。
本実施形態は、化粧板11の通過穴11aの内周面に、互いに120°の間隔を開けて3箇所の凹部17が形成されている。これら3箇所の凹部17は、平面視3つの内壁を有する四角形状に凹んだ形状である。
本実施形態の化粧板11及び掛け金12も、複数のねじ13を、化粧板11のねじ通し穴11b及び開閉扉9のねじ通し穴9bに挿通した後、掛け金12に形成した複数の雌ねじ穴12bに浅くねじ込むことで、開閉扉9に仮止めされる。
化粧板11の3箇所の凹部17をハンドルカバー5の3箇所の凸条18に係合すると、開閉扉9の通過穴9aに対して化粧板11の通過穴11aが同心位置となる。
このように、本実施形態の化粧板11の通過穴11aに形成した3箇所の凹部17と、ハンドルカバー5の外周面に形成した3箇所の凸条18とが本発明の位置決め部に対応し、これら化粧板11の3箇所の凹部17及びハンドルカバー5の凸条18を係合させることで、化粧板11及び掛け金12の通過穴11a,12aを開閉扉9の通過穴9aの同心位置への位置合わせ作業と、掛け金12のラッチ12cを扉ロックレバー10に係合可能な位置に配置する作業を、熟練を要せずに容易且つ短時間で行うことができ、開閉扉9に対する化粧板11及び掛け金12の取付け作業の省力化を図ることができる。
また、本実施形態は、化粧板11の通過穴11aの内周面に120°の間隔をあけて3箇所の凹部17を設け、ハンドルカバー5の外周面に120°の間隔をあけて3箇所の凸条18を設けたが、少なくとも2箇所の凹部及び凸条を設け、これらが互いに係合する構造とすれば、製造コストの低減化を図りながら同様の効果を奏することができる。
本実施形態は、図2で示した第2実施形態の構造と類似しており、掛け金12の通過穴12aの内周面に、互いに120°の間隔を開けて3箇所の凹部19を形成したことが第2実施形態と異なる。
本実施形態の化粧板11の通過穴11aに形成した3箇所の凹部17と、掛け金12の通過穴12aに形成した3箇所の凹部19と、ハンドルカバー5の外周面に形成した3箇所の凸条18とが本発明の位置決め部に対応し、これら化粧板11の3箇所の凹部17及び掛け金12の3箇所の凹部19をハンドルカバー5の凸条18に係合させることで、第2実施形態と同様に、開閉扉9に対する化粧板11及び掛け金12の取付け作業の省力化を図ることができる。
なお、本実施形態は、化粧板11及び掛け金12に凹部17,19を形成し、ハンドルカバー5に凸条18を形成したが、化粧板11及び掛け金12に凸部を形成し、ハンドルカバー5に凹条を形成しても、同様の効果を奏することができる。
さらに、上述した各実施形態では、三角形状、四角形状の凸部、凸条、凹部、凹条を形成したが、これらの形状に限らず、半円形状の凸部、凸条、凹部、凹条を形成しても、同様の作用効果を奏することができる。
Claims (4)
- 開閉扉を有する盤内に設置した回路遮断器に取り付けられた外部操作ハンドル装置であって、円筒形状のハンドルカバーと、このハンドルカバーの上部に設けたハンドル摘みを、前記開閉扉に開口したハンドル通過穴から外方に突き出し、前記開閉扉の外側から前記ハンドル摘みを操作するものにおいて、
前記開閉扉の前記ハンドル通過穴の周囲の前面に、前記ハンドル通過穴と同形状の第1通過穴を設けた化粧板を配置し、前記ハンドル通過穴の周囲の背面に、前記ハンドル通過穴と同形状の第2通過穴を設けた掛け金を配置し、前記開閉扉を挟み込みながら前記化粧板及び前記掛け金を取付けする構造とし、
前記ハンドル通過穴に前記第1通過穴及び前記第2通過穴が同心位置となるように、前記開閉扉に対する前記化粧板及び前記掛け金の位置決めを行う位置決め部を設け、
前記位置決め部は、前記ハンドルカバーの外周面の一部と、前記化粧板の前記第1通過穴の内周面及び前記掛け金の前記第2通過穴の内周面の少なくとも一方の一部とが係合するものであることを特徴とする回路遮断器の外部操作ハンドル装置。 - 前記外部操作ハンドル装置は扉ロックレバーを備え、前記掛け金は、前記扉ロックレバーとの係合により開閉扉をロックするラッチを備えており、
前記位置決め部は、前記扉ロックレバーに係合可能となるように前記ラッチの位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置。 - 前記位置決め部は、前記ハンドルカバーの前記外周面に前記ハンドル摘みの回転軸に沿って延在する複数の凹条、或いは凸条と、前記化粧板の前記第1通過穴の内周面及び前記掛け金の前記第2通過穴の内周面の少なくとも一方に設けられ、前記複数の凹条、或いは凸条に係合する複数の凸部、或いは凹部であることを特徴とする請求項1又は2記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置。
- 前記ハンドルカバーの外周に2個の前記凹条、或いは前記凸条を設け、前記化粧板の前記第1通過穴及び前記掛け金の前記第2通過穴の少なくとも一方に、2個の前記凸部、或いは前記凹部を設けたことを特徴とする請求項3記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置。
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