JP6372270B2 - 通信システム、ゲートウェイ及びリスト情報送信方法 - Google Patents

通信システム、ゲートウェイ及びリスト情報送信方法 Download PDF

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Description

本発明は通信システム、ゲートウェイ、通信端末及びリスト情報送信方法に関し、特にP−CSCF装置に障害が発生した場合における通信システム、ゲートウェイ、通信端末及びリスト情報送信方法に関する。なお、ゲートウェイにはP−GW、GGSNなどがある。
近年、移動通信ネットワークにおけるセッション制御を実行するシステムとして、IMS(IP Multimedia Subsystem)が導入されている。IMSは、P−CSCF(Proxy-Call Session Control Function)及びS(Serving)−CSCFにおける処理を実行する複数の装置を有する。P−CSCFにおける処理を実行する装置(P−CSCF装置)は、音声通信もしくはデータ通信を行う端末との間においてSIPメッセージを送受信するSIP(Session Initiation Protocol)サーバである。P−CSCF装置は、端末に関する情報を保持する。S−CSCFにおける処理を実行する装置(S−CSCF装置)は、セッション状態を管理するSIPサーバである。例えば、S−CSCF装置は、端末における着信処理及び発信処理等を実行する。
図14を用いて、IMSを導入した移動通信ネットワークの構成例について説明する。図14の移動通信ネットワークは、UE(User Equipment)100、MME(Mobility Management Entity)110、S−GW(Serving-Gateway)120、P−GW(Packet Data Network-Gateway)130、PCRF(Policy and Charging Rules Function)140、P−CSCF150、P−CSCF160、S−CSCF170、AS(Application Server)180及びHSS(Home Subscriber Server)190を有している。UE100は、携帯電話等の端末である。PCRF140、P−CSCF150、P−CSCF160及びS−CSCF170は、論理ノードであり、複数の論理ノードが一体となって物理ノードを構成してもよい。例えば、1つのSIPサーバが、PCRF140及びP−CSCF150を有してもよく、もしくは、1つのSIPサーバが他の組み合わせの論理ノードを有してもよい。もしくは、それぞれの論理ノードごとに物理ノードが存在してもよい。
本図において、P−CSCF150がUE100に関する端末情報を管理しているとする。UE100が、P−CSCF150に対して端末情報を登録する処理をSIP Registrationとする。UE100に対する着信が要求された場合、S−CSCF170は、P−CSCF150を介してUE100に対する着信要求メッセージを送信する。
次に、P−CSCF150に障害が発生した場合について説明する。非特許文献1には、P−CSCFに障害が発生した場合の動作が開示されている。具体的には、P−CSCF150に障害が発生した場合、UE100は、再度SIP Registrationを実行し、P−CSCF150とは異なるP−CSCFに端末情報を登録する。ここで、UE100が端末情報を登録するP−CSCFを選択する際の処理について説明する。
P−GW130は、UE100が端末情報を登録することができるP−CSCFのリストを生成する。この時、P−GW130は、障害が発生したP−CSCF150をリストから除外する。P−GW130は、生成したリストをUE100へ送信する。
UE100は、P−GW130から送信されたリストを受信する。UE100は、現在端末情報を登録しているP−CSCFがリストにない場合、リストに示されているいずれかのP−CSCFに対してSIP Registrationを実行する。例えば、UE100は、リストにP−CSCF150に関する情報がない場合、P−CSCF160に対してSIP Registrationを実行する。
3GPP TR 29.806 V1.4.0 (2014-07) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Network and Terminals; Study on IMS Proxy Call Session Control Function (P-CSCF) restoration procedures (Release 12), clauses 6.3 and 6.5
非特許文献1に開示されているP−CSCFに障害が発生した場合の動作を実行した場合、次のような問題が発生する。P−CSCF150に障害が発生した場合、S−CSCF170は、UE100に対する着信処理を実行することができない。そのため、S−CSCF170は、P−GW130に対してUE100への着信処理を実行することができない旨を通知するメッセージを送信する。P−GW130は、複数のP−CSCFに対して常にヘルスチェック等を行っているが、S−CSCF170から送信されたメッセージを受信すると、P−GW130は、ヘルスチェックの結果を用いて、それぞれのP−CSCFが障害状態であるか否かを判定する。
ここで、P−GW130がヘルスチェック等を行う際に、P−CSCF150は、障害から復旧していることがある。このような場合、P−GW130は、P−CSCF150が正常であると判定し、P−CSCF150を含めたリストをUE100へ送信する。UE100は、受信したリストに現在端末情報を登録しているP−CSCF150が存在することを確認する。このような場合、UE100は、SIP Registrationを行うことはない。
しかし、P−CSCF150は、一度障害が発生した後復旧しているため、UE100を含む端末情報を失っている状態である。そのため、UE100が、再度SIP Registrationを行わない場合、UE100の端末情報を管理するP−CSCFが存在しなくなる。その結果、S−CSCF170が、UE100に対する着信処理を実行することができないという問題が生じる。
本発明の目的は、P−CSCFに障害が発生した場合に、そのP−CSCFに端末情報が登録されていたUEに対して確実にSIP Registrationを実行させることができる通信システム、ゲートウェイ、通信端末及びリスト情報送信方法を提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる通信システムは、端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生後、前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を送信するS−CSCF装置と、前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成し、前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信する、ゲートウェイと、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかるゲートウェイは、端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生後、前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、S−CSCF装置から送信された、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を受信する第1の通信部と、前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成するリスト生成部と、前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信する第2の通信部と、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる通信端末は、端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生後、前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成するゲートウェイ装置から送信された前記リストを示すリスト情報を受信し、前記リスト情報に含まれるP−CSCF装置の中から選択したP−CSCF装置へ端末情報を登録するように構成されるものである。
本発明の第4の態様にかかるリスト情報送信方法は、端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生後、前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を送信し、前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成し、前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信するものである。
本発明により、P−CSCFに障害が発生した場合に、そのP−CSCFに端末情報が登録されていたUEに対して確実にSIP Registrationを実行させることができる通信システム、ゲートウェイ、通信端末及びリスト情報送信方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるP−GWの構成図である。 実施の形態2にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるP−GWの構成図である。 実施の形態3にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態5にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態6にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態7にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態8にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態8にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れを示す図である。 実施の形態1〜8にかかる通信システムを、GPRS網に適用した場合の構成図である。 IMSを導入した移動通信ネットワークの構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。はじめに、図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、端末10、P−CSCF装置20、S−CSCF装置30及びP−GW40を有している。それぞれの装置間には、複数の中継装置もしくはサーバ装置等が配置されてもよい。そのため、それぞれの装置間において通信される信号は、複数の中継装置もしくはサーバ装置等を介して送信されてもよい。
端末10は、携帯電話端末もしくはスマートフォン端末等の移動通信端末であってもよい。もしくは、端末10は、3GPPにおいて端末を示すために用いられているUEであってもよい。
S−CSCF装置30は、端末10の端末情報を保持するP−CSCF装置20に障害発生後、端末10に対する着信処理を実行することができない。この場合、S−CSCF装置30は、障害が発生したP−CSCF装置20を特定するための障害情報をP−GW40に対して送信する。
端末情報は、端末10を識別するための識別情報である。例えば、識別情報は、端末10に割り当てられている電話番号、端末10の製造番号、端末10の機体番号もしくはIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等であってもよい。
端末10に対する着信処理を実行することができないとは、例えば、S−CSCF装置30が着信要求メッセージをP−CSCF装置20に送信した場合に、応答メッセージとしてエラーメッセージが送信されてきた場合であってもよい。もしくは、端末10に対する着信処理を実行することができないとは、例えば、S−CSCF装置30が着信要求メッセージをP−CSCF装置20に送信した場合に、所定期間に応答メッセージが送信されてこない場合であってもよい。
P−CSCF装置20を特定するための障害情報は、例えば、P−CSCF装置20の識別情報であってもよく、もしくは、実行することができなかった着信処理の対象となる端末の端末情報であってもよい。
P−GW40は、障害情報に含まれる障害が発生したP−CSCF装置20を特定するための情報を用いて、障害が発生したP−CSCF装置20を特定する。さらに、P−GW40は、特定したP−CSCF装置20以外のP−CSCF装置を示すリストを生成する。つまり、P−GW40は、障害が発生したP−CSCF装置20を除外し、障害が発生していないP−CSCF装置を示すリストを生成する。リストには、複数のP−CSCF装置に関する情報が示されていてもよい。
P−GW40は、生成したリストを含むリスト情報を端末10へ送信する。端末10は、P−GW40から送信されたリストを用いて、P−CSCF装置20とは異なるP−CSCF装置に対してSIP Registrationを実行する。
以上説明したように、図1の通信システムは、S−CSCF装置30から送信された、障害が発生したP−CSCF装置を特定するための情報、及び複数のP−CSCF装置に対してヘルスチェック等を行うことによって障害が発生しているP−CSCF装置の情報を併せて用いる事で端末10へ通知するP−CSCF装置のリストを生成することができる。つまり、P−GW40は、ヘルスチェック等を用いたP−CSCF装置の特定においては障害装置として特定することができなかった復旧後のP−CSCF装置についても、リストから除外する装置として特定することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、図13におけるP−GW130を図1において説明したP−GW40に置き換えた構成となっている。P−GW40以外のノード装置は、図13と同様であるため詳細な説明を省略する。
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態2にかかるP−GW40の構成例について説明する。P−GW40は、メモリに格納されているプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。例えば、P−GW40は、サーバ装置もしくはルータ装置等であってもよい。
図2に示されるように、P−GW40は、PCRF140及びS−GW120と通信する。PCRF140は、通信システム内における通信に適用されるポリシー情報等を有している。例えば、PCRF140は、通信システム内の経路情報等を管理してもよい。S−GW120は、UEとP−GW40との間において送受信されるユーザデータもしくは制御データ等を中継する。
図3に戻り、P−GW40は、PCRF通信部41、P−CSCF記憶部42、リスト生成部43及びS−GW通信部44を有している。
PCRF通信部41は、PCRF140との間においてデータを送受信する。PCRF通信部41は、PCRF140と通信するためのインタフェースとして用いられる。S−GW通信部44は、S−GW120との間においてデータを送受信する。S−GW通信部44は、S−GW120と通信するためのインタフェースとして用いられる。
PCRF通信部41は、PCRF140から、UEと、UEの端末情報が登録されているP−CSCFとの組み合わせに関する情報を含むメッセージを受信する。つまり、PCRF通信部41は、PCRF140から送信されたメッセージを受信することによって、UEがSIP Registrationを行った際に選択したP−CSCFを把握することができる。
PCRF通信部41は、UEとP−CSCFとの組み合わせに関する情報をP−CSCF記憶部42へ出力する。P−CSCF記憶部42は、P−GW40内のメモリもしくはP−GW40に接続されている外部記憶装置等であってもよい。P−CSCF記憶部42は、PCRF通信部41から出力された情報を保持する。例えば、P−CSCF記憶部42は、図2におけるUE100とP−CSCF150との組み合わせに関する情報を保持している。また、P−CSCF記憶部42は、一つのP−CSCFと関連付けられている複数のUEに関する情報を保持してもよい。
S−GW通信部44は、図2におけるS−CSCF170から送信されたメッセージを受信する。S−CSCF170から送信されたメッセージは、P−CSCF150に障害が発生したことによって、UE100に対する着信処理を実行することができないことを示すメッセージである。例えば、S−CSCF170から送信されたメッセージは、UE100を識別する情報を有している。UE100を識別する情報は、例えば、UE100のIMSIであってもよく、UE100に割り当てられている電話番号、IPアドレス等であってもよい。
S−GW通信部44は、S−CSCF170から送信されたメッセージに含まれるUE100を識別する情報をリスト生成部43へ出力する。
リスト生成部43は、P−CSCF記憶部42に保持されている情報を用いて、UE100に関連付けられているP−CSCFを特定する。ここでは、UE100に関連づけられているP−CSCFをP−CSCF150とする。
リスト生成部43は、特定したP−CSCF150を除外したP−CSCFリストを生成する。リスト生成部43は、生成したP−CSCFリストを含むメッセージをS−GW通信部44を介してS−GW120へ送信する。メッセージの宛先をUE100に設定することによって、P−CSCFリストは、UE100へ送信される。
続いて、図4を用いて本発明の実施の形態2にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図4における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。
はじめに、UE100は、端末情報をP−CSCF150へ登録するためにSIP Registrationを実施する(S11)。次に、P−CSCF150は、AAR(AA-Request)メッセージをPCRF140へ送信する(S12)。AARメッセージは、UE100の識別情報及びUE100と関連づけられたP−CSCF150の識別情報を含む。UE100と関連づけられたP−CSCF150とは、UE100がSIP Registratonを実行するために選択したP−CSCF150である。UE100の識別情報及びP−CSCF150の識別情報は、例えば、IPアドレスもしくはFQDN(Fully Qualified Domain Name)であってもよい。
次に、PCRF140は、RAR(Re-Auth-Request)メッセージをP−GW40へ送信する(S13)。RARメッセージは、UE100の識別情報及びUE100と関連づけられたP−CSCF150の識別情報を含む。次に、P−GW40は、UE100と、UE100がSIP Registrationを実行するために選択したP−CSCF150との組み合わせに関する情報を図2のP−CSCF記憶部42に記憶する(S14)。次に、P−GW40は、RARメッセージに対する応答信号としてRAA(Re-Auth-Answer)メッセージをPCRF140へ送信する(S15)。
ここで、RARメッセージに、P−CSCF150のFQDNが設定されている場合について説明する。この場合、P−GW40は、P−CSCFのFQDNとIPアドレスとを関連づけて管理しているDNSサーバと連携してP−CSCF150のIPアドレスを取得してもよい。例えば、P−GW40は、P−CSCF150のFQDNをDNSサーバへ送信する。P−GW40は、DNSへ送信したメッセージの応答メッセージとして、P−CSCF150のIPアドレスを受信してもよい。
次に、P−GW40にUE100とP−CSCF150との組み合わせに関する情報が記憶されている状態において、P−CSCF150に障害が発生したとする。さらに、P−CSCF150に障害が発生している状態において、S−CSCF170は、UE100に対する着信処理を実行するために、P−CSCF150へSIP(INVITE)メッセージを送信する(S16)。SIP(INVITE)メッセージは、INVITEリクエストが設定されたSIPメッセージであることを示す。
次に、P−CSCF150は、障害が発生しており、SIP(INVITE)メッセージを処理することができないため、SIP(Error)メッセージをS−CSCF170へ送信する(S17)。SIP(Error)メッセージは、Errorが設定されたSIPメッセージであることを示す。S−CSCF170は、SIP(Error)メッセージを受信することによって、UE100に対する着信処理を行うことができなかったと判定する。ここで、S−CSCF170は、所定期間にSIP(INVITE)メッセージに対する応答信号が送信されてこない場合に、UE100に対する着信処理を行うことができなかったと判定してもよい。
次に、S−CSCF170は、SAR(Server-Assignment-Request)メッセージをHSS190へ送信する(S18)。SARメッセージは、UE100に対して、再度SIP Registrationを行うことを指示するP-CSCF restoration indication情報を含む。P-CSCF restoration indication情報には、UE100の識別情報が含まれてもよい。次に、HSS190は、MME110へInsert Subscriber Data Requestメッセージを送信する(S19)。Insert Subscriber Data Requestメッセージは、P-CSCF restoration indication情報を含む。
次に、MME110は、S−GW120を介してP−GW40へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S20)。Modify Bearer Requestメッセージは、P-CSCF restoration indication情報を含む。
次に、P−GW40は、P−CSCF記憶部42において、UE100と関連づけて管理されているP−CSCFとしてP−CSCF150を特定する。さらに、P−GW40は、特定したP−CSCF150を除外したP−CSCFリストを生成する(S21)。例えば、P−CSCFリストには、P−CSCF160を含む複数のP−CSCFが設定されていてもよい。
次に、P−GW40は、Update Bearer RequestメッセージをS−GW120を介してMME110へ送信する(S22)。Update Bearer Requestメッセージは、P−GW40において生成されたP−CSCFリストを含む。
次に、MME110は、Modify EPS Bearer Context RequestメッセージをUE100へ送信する(S23)。Modify EPS Bearer Context Requestメッセージは、P−CSCFリストを含む。なお、UE100がIdle状態である場合、MME110は、まずUE100に対してPage処理を行う。
次に、UE100は、Modify EPS Bearer Context Requestメッセージを受信するとP−CSCFリストを抽出する。UE100は、P−CSCFリストに設定されている複数のP−CSCFの中から任意のP−CSCFを選択する。UE100は、選択したP−CSCFに対してSIP Registrationを実行する(S24)。ここで、P−CSCFリストには、UE100が端末情報を登録していたP−CSCF150は含まれていない。そのため、UE100は、P−CSCFリストを受け取ると、SIP Registration処理を実行する。
以上説明したように、P−GW40は、S−CSCF170から送信される、再度SIP Registrationを行うことを指示するメッセージを用いて、P−CSCFリストを生成することができる。再度SIP Registrationを行うことを指示するメッセージは、障害があったP−CSCFを特定するための情報である、着信処理を行うことができなかったUEに関する情報が含んでいる。そのため、P−GW40は、障害が発生したP−CSCF150がその後復旧したか否かにかかわらず、P−CSCF150をP−CSCFリストから除外することができる。
これより、UE100は、P−CSCF150に障害が発生した後に、確実にSIP Registrationを実行することができる。そのため、S−CSCF170は、UE100におけるSIP Registration実行後に、UE100に対する着信処理を行うことができる。
(実施の形態3)
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態3にかかるP−GW50の構成例について説明する。P−GW50は、図3のP−GW40から、P−CSCF記憶部42を除いた構成となっている。
また、S−GW通信部44は、S−GW120を介して、S−CSCF170から送信されたメッセージを受信する。S−CSCF170から送信されたメッセージは、P−CSCF150に障害が発生したことを通知するメッセージである。例えば、S−CSCF170から送信されたメッセージは、P−CSCF150の識別情報が含まれている。識別情報は、例えば、IPアドレスであってもよい。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態3にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図6における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図6におけるP−GWには、図5におけるP−GW50が用いられる。
ステップS31〜33は、図4のステップS11、S16及びS17と同様であるため詳細な説明を省略する。また、図6においても、図4と同様に、P−CSCF150に障害が発生した後に、ステップS32及びS33におけるSIPメッセージが送信される。
次に、S−CSCF170は、SAR(Server-Assignment-Request)メッセージをHSS190へ送信する(S34)。SARメッセージは、UE100に対して、再度SIP Registrationを行うことを指示する、P-CSCF restoration indication情報を含む。また、P-CSCF restoration indication情報は、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含む。つまり、S−CSCF170は、障害が発生したP−CSCF150をP−GW50へ通知する。
S−CSCF170は、P−CSCF150に登録されているUE100に対する着信処理を実行することができなかった場合に、P−CSCF150に障害が発生していると推定する。
次に、HSS190は、MME110へInsert Subscriber Data Requestメッセージを送信する(S35)。Insert Subscriber Data Requestメッセージは、P-CSCF restoration indication情報を含む。また、P-CSCF restoration indication情報は、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含む。
次に、MME110は、S−GW120を介してP−GW50へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S36)。Modify Bearer Requestメッセージは、P-CSCF restoration indication情報を含む。また、P-CSCF restoration indication情報は、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含む。
次に、P−GW50は、Modify Bearer Requestに設定されているP−CSCF150を除いたP−CSCFを含むP−CSCFリストを生成する(S37)。ステップS38〜S40は、ステップS22〜S24と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかる通信システムにおいては、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150に関する情報を取得することができる。そのため、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150を特定するために必要なP−CSCF記憶部42を有する必要がない。これより、P−GW50を、P−GW40よりも簡易な構成とすることができる。
また、P−CSCF150がNAT機能を有し、PCRF140と通信する際に用いるIPアドレスと、S−CSCF170と通信する際に用いるIPアドレスが異なる場合がある。このような場合、P−GW40は、S−GW120等を介してS−CSCF170から送信されたP−CSCF150のIPアドレスを受信しても、P−CSCF150を特定することができない。そのため、P−CSCF150がNAT機能を有している場合、S−CSCF170は、P−CSCF150の識別情報としてFQDN(Fully Qualified Domain Name)を設定してもよい。P−GW40は、P−CSCF150を示すFQDN情報を受信するとDNSサーバを用いて、受信したFQDNに関連付けられているIPアドレス情報を特定することができる。このようにして、P−GW40は、識別情報にFQDNが用いられている場合、DNSサーバと連携することによって、障害が発生したP−CSCFを特定することができる。以降の説明においても、P−CSCFがNAT機能を有する場合、P−GWは、DNSサーバを利用してP−CSCFの特定処理を実行する。
(実施の形態4)
続いて、図7を用いて本発明の実施の形態4にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図7における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図7におけるP−GWには、図5におけるP−GW50が用いられる。
ステップS51〜S57は、図4のステップS11、S12、S16〜S20と同様であるため詳細な説明を省略する。つまり、図7においては、P−GW50は、P−CSCF記憶部42を有さないため、P−CSCFを記憶する処理に関連する、図4のステップS13〜S15が省略されている。
P−GW50は、ステップS57において、Modify Bearer Requestメッセージを受信すると、PCRF140へCCR(CC-Request)メッセージを送信する(S58)。CCRメッセージは、UE100の識別情報を含む。P−GW50は、UE100の端末情報を管理していたP−CSCF150を特定するために、CCRメッセージをPCRF140へ送信する。PCRF140は、ステップS52においてP−CSCF150から、UE100及びP−CSCF150に関する組み合わせの情報を受信している。そのため、PCRF140は、ステップS58において、UE100の識別情報が設定されたCCRメッセージを受信すると、UE100と関連付けられているP−CSCF150を特定する。PCRF140は、特定したP−CSCF150の識別情報を含むCCA(CC-Answer)メッセージをP−GW50へ送信する(S59)。P−CSCF150の識別情報は、例えば、IPアドレス(associated or failed P-CSCF address)もしくはFQDN(Fully Qualified Domain Name)であってもよい。
ステップS60〜S63は、図4のステップS21〜S24と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態4にかかる通信システムにおいては、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150に関する情報を、PCRF140から取得することができる。そのため、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150を特定するために必要なP−CSCF記憶部42を有する必要がない。これより、P−GW50を、P−GW40よりも簡易な構成とすることができる。
(実施の形態5)
続いて、図8を用いて本発明の実施の形態5にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図8における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図8におけるP−GWには、図3におけるP−GW40が用いられる。ステップS71〜S77は、図4のステップS11〜S17と同様であるため詳細な説明を省略する。
ステップS77において、S−CSCF170は、P−CSCF150を介したUE100の着信処理を実行することができないと判定した場合、SIP(INVITE)メッセージをP−CSCF150とは異なるP−CSCFへ送信する(S78)。図8におけるalt P−CSCFは、例えば、P−CSCF160とする。つまり、S−CSCF170は、SIP(INVITE)メッセージを用いて、UE100に対して、再度SIP Registrationを行うことを指示する。ステップS78におけるSIP(INVITE)メッセージは、着信処理を実行することができなかったUE100の識別情報を含む。
次に、P−CSCF160は、AARメッセージをPCRF140へ送信する(S79)。ステップS79におけるAARメッセージは、UE100の識別情報を含む。P−CSCF160は、ステップS78において、SIP(INVITE)メッセージを受信した際に、UE100の端末情報を保持していない。そのため、P−CSCF160は、UE100に対する通常の着信処理を実行するのではなく、UE100に対してSIP Registration処理を実行させるために、PCRF140へAARメッセージを送信する。次に、PCRF140は、RARメッセージをP−GW40へ送信する(S80)。ステップS80におけるRARメッセージは、UE100の識別情報を含む。
P−GW40は、ステップS80においてUE100の識別情報を取得した後は、ステップS81〜S84の処理を実行する。ステップS81〜S84は、図4のステップS21〜S24と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、P−GW40は、S−CSCF170から送信される、再度SIP Registrationを行うことを指示するメッセージを用いて、P−CSCFリストを生成することができる。再度SIP Registrationを行うことを指示するメッセージは、障害があったP−CSCFを特定するための情報である、着信処理を行うことができなかったUEに関する情報が含んでいる。そのため、P−GW40は、障害が発生したP−CSCF150がその後復旧したか否かにかかわらず、P−CSCF150をP−CSCFリストから除外することができる。
(実施の形態6)
続いて、図9を用いて本発明の実施の形態6にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図9における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図8におけるP−GWには、図5におけるP−GW50が用いられる。
図9のステップS91〜S93は、図6のステップS31〜S33と同様であるため詳細な説明を省略する。
ステップS93において、S−CSCF170は、P−CSCF150を介したUE100の着信処理を実行することができないことと判定した場合、SIP(INVITE)メッセージをP−CSCF150とは異なるP−CSCFへ送信する(S94)。図8におけるalt P−CSCFは、例えば、P−CSCF160とする。つまり、S−CSCF170は、SIP(INVITE)メッセージを用いて、UE100に対して、再度SIP Registrationを行うことを指示する。ステップS94におけるSIP(INVITE)メッセージは、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含む。
次に、P−CSCF160は、AARメッセージをPCRF140へ送信する(S95)。ステップS95におけるAARメッセージは、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含む。次に、PCRF140は、障害が発生したP−CSCF150の識別情報を含むRARメッセージをP−GW40へ送信する(S96)。ステップS96におけるRARメッセージは、UE100の識別情報を含む。P−CSCF150の識別情報は、例えば、IPアドレス(associated or failed P-CSCF address)もしくはFQDN(Fully Qualified Domain Name)であってもよい。
P−GW50は、RARメッセージ(S96)受信によりP−CSCF150の識別情報を取得した後は、ステップS97〜S100の処理を実行する。ステップS97〜S100は、図6のステップS37〜S40と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態6にかかる通信システムにおいては、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150に関する情報を取得することができる。そのため、P−GW50は、障害が発生したP−CSCF150を特定するために必要なP−CSCF記憶部42を有する必要がない。これより、P−GW50を、P−GW40よりも簡易な構成とすることができる。
(実施の形態7)
続いて、図10を用いて本発明の実施の形態7にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図10における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図10におけるP−GWには、図5におけるP−GW50が用いられる。ステップS111〜S116は、図8のステップS71、S72、S76〜S79と同様であるため詳細な説明を省略する。
PCRF140は、ステップS112において、UE100とP−CSCF150とを組み合わせた情報を取得している。そのため、PCRF140は、ステップS116において、UE100の識別情報を取得すると、UE100に関連付けられているP−CSCF150を特定することができる。そのため、PCRF140は、P−CSCF150の識別情報を含むRARメッセージをP−GW50へ送信する(S117)。P−GW50は、ステップS117においてP−CSCF150の識別情報を取得した後は、ステップS118〜S121の処理を実行する。ステップS118〜S121は、図6のステップS37〜S40と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、PCRF140は、UE100のSIP Registration後に、AARメッセージを受信することによって、UE100とP−CSCF150とを組み合わせた情報を保持することができる。このような場合、PCRF140は、P−CSCF160からUE100の識別情報が設定されたAARメッセージを受信すると、UE100と関連付けられたP−CSCF150を特定することができる。そのため、PCRF140は、RARメッセージにP−CSCF150の識別情報を設定して送信することができる。
図10において説明した処理は、例えば、P−CSCF150及び160がNAT機能を有する場合に実行される。P−CSCF150及び160がNAT機能を有する場合、S−CSCF170が特定するP−CSCF150のIPアドレスと、PCRF140及びP−GW50が特定するP−CSCF150のIPアドレスとは異なる。このような場合に、S−CSCF170が、P−CSCF150のIPアドレスをP−GW50へ通知しても、P−GW50は、P−CSCF150を特定することができない。
そのため、S−CSCF170は、P−CSCF150のIPアドレスではなく、UE100のIMSI等の識別情報をP−CSCF160を介してPCRF140へ送信する。PCRF140は、UE100の識別情報を用いることによって、UE100がSIP Registrationを実行した際に選択したP−CSCF150を特定することができる。PCRF140は、特定したP−CSCF150に関する識別情報をP−GW50へ送信することによって、P−GW50は、リストを生成する際に、P−CSCF150を除外することができる。
(実施の形態8)
続いて、図11及び図12を用いて本発明の実施の形態8にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。実施の形態1〜7においては、P−GW40もしくはP−GW50によってP−CSCFリストが生成される契機は、S−CSCF170において着信処理の失敗が検出されたこととしている。具体的には、P−GW40もしくはP−GW50は、S−CSCF170からUE100に対して送信された、再度SIP Registrationを行うことを指示するメッセージを受信した際に、P−CSCFリストを生成する。
図11及び図12においては、P−GW40もしくはP−GW50が、定期的にP−CSCFに対してヘルスチェックを行い、P−CSCFの障害を検出した際にP−CSCFリストを生成する。
はじめに、図11を用いて本発明の実施の形態8にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図11における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図11におけるP−GWには、図3におけるP−GW40が用いられる。ステップS131〜S135は、図4のステップS11〜15と同様であるため詳細な説明を省略する。
P−GW40は、P−CSCF150に対してヘルスチェックを行うための信号を送信する(S136)。ここで、P−CSCF150に障害が発生している場合、P−GW40は、ステップS136において送信した信号に対する応答信号を受信することはない。P−GW40は、所定期間応答信号を受信しない場合、P−CSCF150に障害が発生したと判定する。
P−GW40は、P−CSCF150に障害が発生したことを検出すると、P−CSCF150を除外したP−CSCFリストを生成する(S137)。次に、P−GW40は、P−CSCF記憶部42に保持されている情報を用いて、障害が発生したP−CSCF150に端末情報を登録している複数のUEを抽出する。P−GW40は、ステップS134において、UEと、UEがSIP Registrationを実施した際に選択したP−CSCFとを関連付けた情報を保持している。そのため、P−GW40は、P−CSCF150に端末情報を登録している複数のUEを抽出することができる。
P−GW40は、抽出したUEを宛先に設定し、P−CSCFリストを含むUpdate Bearer Requestメッセージを送信する(S138)。さらに、MME110は、Update Bearer Requestメッセージの宛先に設定されているUEへ、P−CSCFリストを含むModify EPS Bearer Context Requestメッセージを送信する(S139)。UEは、Modify EPS Bearer Context Requestメッセージを取得すると、P−CSCFリストに設定されている複数のP−CSCFから任意のP−CSCFに対してSIP Registrationを実行する(S140)。
ステップS138においては、抽出したUEの数だけMME110へUpdate Bearer Requestメッセージが送信されてもよく、もしくは、複数のUEを宛先に設定したUpdate Bearer RequestメッセージをMME110へ送信してもよい。
P−GWが、P−CSCF記憶部42を有さない場合、障害が発生したP−CSCF150に端末情報を登録した複数のUEを特定することができない。そのため、P−GWは、P−CSCFリストを、全てのUEに対して送信する必要がある。全てのUEは、P−GWが認識しているすべてのUEである。しかし、P−CSCF150に対してSIP Registrationを行っていないUEは、P−CSCF150に障害が発生した場合でも、再度SIP Registrationを実行する必要がない。そのため、P−CSCF150に端末情報を登録していなかったUEに対して、P−CSCFリストを送信することは、通信リソースの無駄となる。
これに対して、P−GW40は、P−CSCF記憶部42を有しているため、P−CSCF150に端末情報を登録した複数のUEを特定することができる。そのため、P−GW40は、全てのUEに対してP−CSCFリストを送信する必要はなく、P−CSCF150へ端末情報を登録していたUEにのみP−CSCFリストを送信すればよい。そのため、P−GW40は、全てのUEに対してP−CSCFリストを送信する場合と比較して、少ないUEに対してP−CSCFリストを送信することになる。これより、P−GW40は、通信リソースを無駄に使用することを防止することができる。P−CSCFリストを送信するUEを減少させることによって、特に無線区間の通信リソースを無駄に使用することを防止することができる。
次に、図12を用いて本発明の実施の形態8にかかるP−CSCF障害発生時のSIP Registration処理の流れについて説明する。図12における各ノード装置は、図2に示されているノード装置である。また、図12におけるP−GWには、図5におけるP−GW50が用いられる。ステップS151及びS152は、図11のステップS131及びS132と同様であるため詳細な説明を省略する。また、P−GW50は、ステップS153において、図11におけるP−GW40と同様にP−CSCF150に障害が発生したことを検出する。
次に、P−GW50は、UEの識別情報を設定したCCRメッセージをPCRF140へ送信する(S154)。P−GW50は、CCRメッセージに対する応答メッセージであるCCAメッセージを受信することによって、UEが設定情報を登録したP−CSCFに関する情報を取得することができる(S155)。P−GW50は、全てのUEに対して、ステップS154及びS155の処理を繰り返す。全てのUEに対するステップS154及びS155の処理が完了すると、P−GW40は、P−CSCF150に対してSIP Registrationを行った複数のUEを特定することができる。
ステップS156〜S159は、図11のステップS137〜S140と同様であるため詳細な説明を省略する。
P−GW50は、P−GW40のようにP−CSCF記憶部42を有していないが、PCRF140に問い合わせを行うことにより、全てのUEについて、SIP Registrationを行ったP−CSCFを特定することができる。そのため、図11におけるP−GW40と同様に、P−CSCFリストを送信するUEの数を減少させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本発明の実施の形態1〜8は、GPRS網に適用することも可能である。本発明の実施の形態1〜8をGPRS網に適用する場合、図13に示されるように、P−GW40もしくは50は、GGSN220に置き換えられ、MME110及びS−GW120の集合体は、SGSNに置き換えられる。
10 端末
20 P−CSCF装置
30 S−CSCF装置
40 P−GW
41 PCRF通信部
42 P−CSCF記憶部
43 リスト生成部
44 S−GW通信部
50 P−GW
100 UE
110 MME
120 S−GW
130 P−GW
140 PCRF
150 P−CSCF
160 P−CSCF
170 S−CSCF
180 AS
190 HSS

Claims (10)

  1. 端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生したことによって、前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を送信するS−CSCF装置と、
    前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成し、前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信するP−GWと、を備え
    前記P−GWは、
    前記障害情報を受信した際に、前記P−CSCF装置が障害から復旧していた場合においても、障害から復旧した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、通信システム。
  2. 前記P−GWは、
    前記P−CSCF装置における前記端末情報の登録処理が実行された際に、前記端末情報と前記端末情報を保持する前記P−CSCF装置とを関連づけて管理し、前記障害情報において指定された端末情報と関連付けられているP−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記S−CSCF装置は、
    障害が発生した前記P−CSCF装置の識別情報を含む前記障害情報を送信し、
    前記P−GWは、
    前記障害情報において指定されたP−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記P−CSCF装置における前記端末情報の登録処理が実行された際に、前記端末情報と前記端末情報を保持する前記P−CSCF装置とを関連づけて管理するPCRF装置をさらに備え、
    前記S−CSCF装置は、
    前記PCRF装置へ前記障害情報を送信し、
    前記PCRF装置は、
    前記障害情報において指定された端末情報と関連づけて管理しているP−CSCF装置の識別情報を含むP−CSCF通知メッセージを前記P−GWへ送信し、
    前記P−GWは、
    前記P−CSCF通知メッセージにおいて指定されたP−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記P−CSCF装置における前記端末情報の登録処理が実行された際に、前記端末情報と前記端末情報を保持する前記P−CSCF装置とを関連づけて管理するPCRF装置をさらに備え、
    前記P−GWは、
    前記障害情報を受信した際に、前記PCRF装置へ、前記障害情報において指定された端末情報と関連づけられているP−CSCF装置を問い合わせる問い合わせメッセージを送信し、前記問い合わせメッセージに対する応答メッセージにおいて指定されたP−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記S−CSCF装置は、
    加入者情報を管理するHSSを介して前記障害情報を前記P−GWへ送信する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記S−CSCF装置は、
    障害が発生していないP−CSCF装置を介して前記障害情報を前記P−GWへ送信する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生したことによってS−CSCF装置が前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、S−CSCF装置から送信された、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を受信する第1の通信部と、
    前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、特定した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成するリスト生成部と、
    前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信する第2の通信部と、を備え
    前記リスト生成部は、
    前記障害情報を受信した際に、前記P−CSCF装置が障害から復旧していた場合においても、障害から復旧した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、ゲートウェイ。
  9. 前記P−CSCF装置における前記端末情報の登録処理が実行された際に、前記端末情報と前記端末情報を保持する前記P−CSCF装置とを関連づけて管理する記憶部をさらに備え、
    前記リスト生成部は、
    前記障害情報において指定された端末情報と関連付けられているP−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示す前記リストを生成する、請求項に記載のゲートウェイ。
  10. 端末情報を保持するP−CSCF装置に障害発生したことによってS−CSCF装置が前記端末情報が示す端末に対する着信処理を実行することができない場合、P−GWが、前記S−CSCF装置から送信された、障害が発生したP−CSCF装置を特定するために用いられる障害情報を受信し、
    前記P−GWが、前記障害情報を用いて、前記障害が発生したP−CSCF装置を特定し、
    前記P−GWが、前記障害情報を受信した際に、前記P−CSCF装置が障害から復旧していた場合においても、障害から復旧した前記P−CSCF装置以外のP−CSCF装置を示すリストを生成し、
    前記P−GWが、前記リストを示すリスト情報を前記端末へ送信する、リスト情報送信方法。
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