JP6367747B2 - アンテナ装置及び近距離通信方法 - Google Patents

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本発明は、無線装置間で近接通信を行う技術に関する。
近年、携帯端末等の無線装置間で大容量のデータを転送する近接通信が注目されている。この近接通信の伝送容量を増加させる手法としてミリ波の利用が考えられる。ミリ波はその広帯域性からギガビット級の伝送が可能である。
特許第3578966号公報
しかしながら、ミリ波帯の波長短縮効果によりアンテナのサイズが小さくなるため、近接通信時におけるアンテナの位置合わせマージンが少ないという課題があった。
また、通常の無線システムでは、図6(a)に示すように2つの無線装置100,200の距離が十分離れており、その無線装置間で生じた多重反射波の自由空間伝搬損失は大きくなる。それゆえ、この多重反射波の強度は直接波の強度に比べて十分に小さく、その多重反射が問題になることはない。しかし、図6(b)に示すように、2つの無線装置100,200を近距離に配置した近接通信の場合、多重反射波の強度が直接波の強度と比較して無視できない強度となる。この結果、近接させた無線装置間で多重反射が生じるため、遅延波が干渉波となりSIR(Signal to Interference Radio:信号対干渉レベル比)が低下すると共に直接波と反射波が打ち消し合うことで受信信号レベルが大きく低下するという課題があった。なお、60GHz帯の無線システムでは、一般的にマルチキャリアを使用するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)が用いられるため、ガードインターバルを設けることで多重反射波による遅延波の影響を抑制できる(特許文献1)。しかし、120GHz帯やさらに高周波の領域では、シングルキャリア伝送で検討を進められており、マルチキャリア伝送と比較してベースバンド帯域が広帯域となるため、多重反射による遅延波の伝送特性への影響を無視できない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、近接通信における無線装置のアンテナ位置合わせ精度を緩和し、無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を抑制することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載のアンテナ装置は、第1の無線装置と第2の無線装置を近接させたアンテナ装置において、前記第1の無線装置は、近接側の表面に配置された第1の平面アレーアンテナと、前記第1の平面アレーアンテナを被覆した第1の電波吸収体と、を有し、前記第2の無線装置は、近接側の表面で前記第1の平面アレーアンテナに対向配置された低指向性アンテナ又は第2の平面アレーアンテナ、を有することを要旨とする。
本発明によれば、第1の無線装置が、第2の無線通信との近接側の表面に配置された第1の平面アレーアンテナを有するため、第2の無線通信との間で行う近接通信の伝送エリアが拡大し、近接通信時における無線装置のアンテナ位置合わせ精度を緩和できる。また、第1の無線装置が、第1の平面アレーアンテナを被覆した第1の電波吸収体を有するため、無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を抑制でき、安定した近接通信を実現できる。
請求項2に記載のアンテナ装置は、請求項1に記載のアンテナ装置において、前記第2の無線装置には、前記低指向性アンテナが配置され、前記第2の無線装置は、前記低指向性アンテナが配置された表面を除く近接側の表面を被覆した高損失性の電波吸収体、を更に有することを要旨とする。
請求項3に記載のアンテナ装置は、請求項1に記載のアンテナ装置において、前記第2の無線装置には、前記第2の平面アレーアンテナが配置され、前記第2の無線装置は、前記第2の平面アレーアンテナを被覆した第2の電波吸収体、を更に有することを要旨とする。
請求項4に記載のアンテナ装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ装置において、前記第1の電波吸収体の電波減衰量は、前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波と前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間に生じる多重反射波との強度比が、データ伝送に必要な信号強度と前記多重反射波による雑音強度との比よりも大きくなる条件を満たすことを要旨とする。
請求項5に記載のアンテナ装置は、請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、前記第1の電波吸収体の電波減衰量は、前記第1の電波吸収体の電波減衰量をL、前記第1の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波の受信電力をS、前記第1の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間の多重反射により前記第2の無線装置に入力される多重反射波の受信電力をN、データ伝送に必要な信号強度に対する前記多重反射波による雑音強度の比をRとした場合、{(S−L)−(N−3L)}>Rであることを要旨とする。
請求項6に記載のアンテナ装置は、請求項3に記載のアンテナ装置において、前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体の総電波減衰量は、前記第1の電波吸収体の電波減衰量をL1、前記第2の電波吸収体の電波減衰量をL2、前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波の受信電力をS、前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間の多重反射により前記第2の無線装置に入力される多重反射波の受信電力をN、データ伝送に必要な信号強度に対する前記多重反射波による雑音強度の比をRとした場合、{(S−L1−L2)−(N−3L1−3L2)}>Rであることを要旨とする。
請求項7に記載のアンテナ装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載のアンテナ装置において、前記第1の平面アレーアンテナを構成する複数のアンテナ素子には、同相で同強度の無線信号がそれぞれ給電されることを要旨とする。
請求項8に記載の近距離通信方法は、近接させた第1の無線装置と第2の無線装置で行う近距離通信方法において、前記第1の無線装置は、近接側の表面に配置された平面アレーアンテナから、前記平面アレーアンテナを被覆した電波吸収体を介して近接空間へ無線信号を出力し、前記第2の無線装置は、近接側の表面で前記平面アレーアンテナに対向配置された低指向性アンテナ又は平面アレーアンテナで前記無線信号を受信する、ことを要旨とする。
本発明によれば、近接通信における無線装置のアンテナ位置合わせ精度を緩和でき、無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を抑制できる。
実施例1に係る近接通信システムの構成を示す断面図である。 平面アレーアンテナの模式図である。 実施例2に係る近接通信システムの構成を示す断面図である。 実施例3に係る近接通信システムの構成を示す断面図である。 実施例4に係る近接通信システムの構成を示す断面図である。 課題説明時の参照図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施例1に係る近接通信システム1の構成を示す断面図である。この近接通信システム1は、所定の距離で近接させた第1の無線装置100と第2の無線装置200を備えて構成される。以下、それらの無線装置の構成について説明する。
まず、第1の無線装置100について説明する。第1の無線装置100は、近接側の表面に配置された平面アレーアンテナ11と、平面アレーアンテナ11の表面全体を被覆した低損失性の低損失電波吸収体12と、を備えて構成される。
図2は、平面アレーアンテナ11の模式図である。平面アレーアンテナ11は、第1の無線装置100の表面に設けられており、その平面アレーアンテナ11の面積エリアが近接通信エリアとなる。これにより、従来よりも近接通信の伝送エリアが拡大し、アンテナ位置合わせ精度を緩和できる。
本実施例では、8×8素子をアレー状に配置したマイクロストリップアンテナを使用している。その他、スロットアンテナ等、他のアンテナをアレー状に配置して平面アレーアンテナ11を形成してもよい。この8×8素子のアレーアンテナを構成する複数のアンテナ素子には、第1の無線装置100から同相で同強度の無線信号がそれぞれ給電される。その結果、平面アレーアンテナ11の表面の近傍で電界強度が均一かつ同位相の平面波が放射される。これにより、平面アレーアンテナ11の表面の全エリアで同等品質の近接通信が可能となる。
次に、第2の無線装置200について説明する。第2の無線装置200は、近接側の表面で平面アレーアンテナ11に対向配置された低指向性アンテナ21を備えて構成される。一般的にミリ波では高指向性のアンテナが用いられるが、本実施例では低指向性アンテナ21を用いている。この低指向性アンテナ21としては、例えば1素子のマイクロストリップアンテナを使用することが考えられる。
以上が本実施例での近接通信システム1の構成である。この近接通信システム1では、第1の無線装置100が、平面アレーアンテナ11から無線信号を低損失電波吸収体12を介して近接空間へ出力し、第2の無線装置200は、その無線信号を平面アレーアンテナ11に対向する低指向性アンテナ21で受信することになる。このような近接通信としては、例えばミリ波帯を用いたシングルキャリアで行う近接通信が考えられる。
次に、低損失電波吸収体12の作用効果について説明する。課題で説明したように、近接通信では2つの無線装置間の距離が非常に小さくなるため、直接波と比較して無線装置表面の多重反射波の強度が無視できない強度となる。そこで、本実施例では、平面アレーアンテナ11の表面を低損失電波吸収体12で覆うことにより多重反射波の強度を減衰させている。但し、この場合、平面アレーアンテナ11からの直接波も低損失電波吸収体12により強度が減衰する。しかし、低損失電波吸収体12を通過することによる電波の減衰量をLとすると、直接波の減衰量はL(dB)であるのに対し、多重反射波は少なくとも3回電波吸収体を通過するため多重反射波の減衰量は3L(dB)となる(図6参照)。従って、本構成により、直接波と多重反射波の強度比を、低損失電波吸収体12がない場合と比較して2L(dB)以上大きくすることができる。これにより、2つの無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を抑制でき、安定した近接通信を実現できる。
次に、低損失電波吸収体12の電波減衰量(電波減衰定数)について説明する。例えば、平面アレーアンテナ11から低指向性アンテナ21に入力される直接波と、平面アレーアンテナ11と第2の無線装置200の表面との間に生じる多重反射波との強度比(=直接波の強度/多重反射波の強度)が、無線装置においてデータ伝送を行うために必要な信号強度と多重反射波による雑音強度との比(=信号強度/雑音強度)よりも大きくなるように設定すること、又はそれを満たす低損失電波吸収体12を選定することが考えられる。
また、低損失電波吸収体12の電波減衰量Lについて言えば、低損失電波吸収体12がない場合に平面アレーアンテナ11から低指向性アンテナ21に入力される直接波の受信電力をS、低損失電波吸収体12がない場合に平面アレーアンテナ11と第2の無線装置200の表面との間の多重反射により低指向性アンテナ21に入力される多重反射波の受信電力をN、無線装置においてデータ伝送を行うために必要な信号強度に対する多重反射波による雑音強度の比(=信号強度/雑音強度)をRとすると、低損失電波吸収体12を使用した場合の直接波の強度は(S−L)、多重反射波の強度は(N−3L)となるため、{(S−L)−(N−3L)}>Rの場合にデータ伝送が可能になる。従って、{(S−L)−(N−3L)}>Rを満たすLを設定すること、又はそれを満たす低損失電波吸収体12を選定することで、データ伝送が可能になる。
図3は、実施例2に係る近接通信システム1の構成を示す断面図である。本実施例では、第2の無線装置200における近接側の表面全体を、低指向性アンテナ21が設けられた表面を除いて、高損失性の高損失電波吸収体22で被覆している。それ以外の構成は実施例1と同じである。
本構成では、第2の無線装置200における低指向性アンテナ21以外の表面での多重反射が高損失電波吸収体22により抑制されるので、多重反射波の受信電力Nがより小さくなる。この結果、直接波と多重反射波の比を実施例1よりも大きくすることが可能になり、より安定した近接通信を実現できる。なお、この場合の電波減衰量Lは実施例1と同じ条件となる。
図4は、実施例3に係る近接通信システム1の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で用いた低指向性アンテナ21に代えて、平面アレーアンテナ23を第2の無線装置200における近接側の表面で第1の無線装置100の平面アレーアンテナ11に対向配置している。この平面アレーアンテナ23についても8×8素子をアレー状に配置したマイクロストリップアンテナを使用する。平面アレーアンテナ23以外の構成は実施例1と同じである。
本構成では、対向する2つの平面アレーアンテナ11,23の少なくとも一部が重なり、必要な雑音強度の比R以上の受信電力が得られればデータ伝送が可能になるので、実施例1,2よりも近接通信の伝送エリアを拡大できる。
本構成における低損失電波吸収体12の電波減衰量Lについて一応説明しておく。基本的には実施例1,2と同様である。低損失電波吸収体12がない場合に平面アレーアンテナ11から平面アレーアンテナ23に入力される直接波の受信電力をS、低損失電波吸収体12がない場合に平面アレーアンテナ11と平面アレーアンテナ23の表面との間の多重反射により平面アレーアンテナ23に入力される多重反射波の受信電力をN、無線装置においてデータ伝送を行うために必要な信号強度に対する多重反射波による雑音強度の比(=信号強度/雑音強度)をRとすると、直接波の強度は(S−L)、多重反射波の強度は(N−3L)となるため、{(S−L)−(N−3L)}>Rの場合にデータ伝送が可能になる従って、{(S−L)−(N−3L)}>Rを満たすLを設定すること、又はそれを満たす低損失電波吸収体12を選定することで、データ伝送が可能になる。
図5は、実施例4に係る近接通信システム1の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例3で用いた平面アレーアンテナ23の表面全体を低損失性の低損失電波吸収体24で被覆している。この低損失電波吸収体24の作用効果は低損失電波吸収体12の作用効果と同じである。低損失電波吸収体24以外の構成は実施例3と同じである。つまり、第1の無線装置100及び第2の無線装置200の両方が平面アレーアンテナ11,23を近接側の各表面にそれぞれ配置し、それらの表面を低損失電波吸収体12,24でそれぞれ被覆している。
本構成では、第2の無線装置200の平面アレーアンテナ23も低損失電波吸収体24で被覆しているので、2つの無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を更に抑制でき、実施例3よりも安定した近接通信を実現できる。
本構成における低損失電波吸収体12の電波減衰量L1と低損失電波吸収体24の電波減衰量L2について説明する。低損失電波吸収体12,24がない場合に平面アレーアンテナ11から平面アレーアンテナ23に入力される直接波の受信電力をS、低損失電波吸収体12,24がない場合に平面アレーアンテナ11と平面アレーアンテナ23の表面との間の多重反射により平面アレーアンテナ23に入力される多重反射波の受信電力をN、無線装置においてデータ伝送を行うために必要な信号強度に対する多重反射波による雑音強度の比(=信号強度/雑音強度)をRとすると、直接波の強度は(S−L1−L2)、多重反射波の強度は(N−3L1−3L2)となるため、{(S−L1−L2)−(N−3L1−3L2)}>Rの場合にデータ伝送が可能になる。従って、{(S−L1−L2)−(N−3L1−3L2)}>Rを満たすようにL1,L2を設定すること、又はそれを満たす低損失電波吸収体12,24を選定することで、データ伝送が可能となる。
以上、本発明の実施例について説明した。各実施例によれば、第1の無線装置100において、第2の無線装置200との近接側の表面に平面アレーアンテナ11を配置しているので、第2の無線装置200との間で行う近接通信の伝送エリアが拡大し、近接通信時における無線装置のアンテナ位置合わせ精度を緩和できる。また、第1の無線装置100において、その平面アレーアンテナ11を低損失電波吸収体12で被覆しているので、無線装置間の多重反射波に起因するSIRの低下や受信信号レベルの低下を抑制でき、安定した近接通信を実現できる。
1…近接通信システム(アンテナ装置)
100…第1の無線装置
11…平面アレーアンテナ(第1の平面アレーアンテナ)
12…低損失電波吸収体(第1の電波吸収体)
200…第2の無線装置
21…低指向性アンテナ
22…高損失電波吸収体
23…平面アレーアンテナ(第2の平面アレーアンテナ)
24…低損失電波吸収体(第2の電波吸収体)

Claims (8)

  1. 第1の無線装置と第2の無線装置を近接させたアンテナ装置において、
    前記第1の無線装置は、
    近接側の表面に配置された第1の平面アレーアンテナと、
    前記第1の平面アレーアンテナを被覆した第1の電波吸収体と、を有し、
    前記第2の無線装置は、
    近接側の表面で前記第1の平面アレーアンテナに対向配置された低指向性アンテナ又は第2の平面アレーアンテナ、
    を有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第2の無線装置には、前記低指向性アンテナが配置され、
    前記第2の無線装置は、
    前記低指向性アンテナが配置された表面を除く近接側の表面を被覆した高損失性の電波吸収体、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2の無線装置には、前記第2の平面アレーアンテナが配置され、
    前記第2の無線装置は、
    前記第2の平面アレーアンテナを被覆した第2の電波吸収体、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の電波吸収体の電波減衰量は、
    前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波と前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間に生じる多重反射波との強度比が、データ伝送に必要な信号強度と前記多重反射波による雑音強度との比よりも大きくなる条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1の電波吸収体の電波減衰量は、
    前記第1の電波吸収体の電波減衰量をL、前記第1の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波の受信電力をS、前記第1の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間の多重反射により前記第2の無線装置に入力される多重反射波の受信電力をN、データ伝送に必要な信号強度に対する前記多重反射波による雑音強度の比をRとした場合、{(S−L)−(N−3L)}>Rであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体の総電波減衰量は、
    前記第1の電波吸収体の電波減衰量をL1、前記第2の電波吸収体の電波減衰量をL2、前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置から前記第2の無線装置に入力される直接波の受信電力をS、前記第1の電波吸収体と前記第2の電波吸収体がない場合に前記第1の無線装置と前記第2の無線装置との間の多重反射により前記第2の無線装置に入力される多重反射波の受信電力をN、データ伝送に必要な信号強度に対する前記多重反射波による雑音強度の比をRとした場合、{(S−L1−L2)−(N−3L1−3L2)}>Rであることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1の平面アレーアンテナを構成する複数のアンテナ素子には、
    同相で同強度の無線信号がそれぞれ給電されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 近接させた第1の無線装置と第2の無線装置で行う近距離通信方法において、
    前記第1の無線装置は、
    近接側の表面に配置された平面アレーアンテナから、前記平面アレーアンテナを被覆した電波吸収体を介して近接空間へ無線信号を出力し、
    前記第2の無線装置は、
    近接側の表面で前記平面アレーアンテナに対向配置された低指向性アンテナ又は平面アレーアンテナで前記無線信号を受信する、
    ことを特徴とする近距離通信方法。
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