JP6367221B2 - ショートmacヘッダを使用するパケットのセキュリティ - Google Patents

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Description

優先権の主張
(米国特許法第119条に規定の優先権の主張)
[0001]本出願は、参照によって本願に援用される2012年12月12日付出願の米国仮特許出願第61/736,513号の利益を主張する。
[0002]本開示の特定の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ショートMACヘッダを使用してパケットについてのオーバーヘッドを可能にするための技術に関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークが、音声、映像、パケットデータ、メッセージング、放送、などの種々の通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースの共有によってマルチプルなユーザをサポートすることが可能な多重アクセスネットワークであり得る。このような多重アクセスネットワークの例として、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、時分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークが挙げられる。
[0004]より大きなカバレッジおよびより広い通信範囲の要望に対処するために、種々のスキームが開発されている。このようなスキームの1つは、電気電子技術者協会(IEEE)の802.11ahタスクフォースによって開発されているサブ1GHzの周波数範囲(例えば、米国においては902〜928MHzの範囲で動作する)である。この開発は、他のIEEE802.11のグループよりも大きな無線範囲を有し、妨害損失がより少ない周波数範囲を利用したいという願望にもとづいている。
[0005]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、通常、当該装置において、情報のセットの一部分をローカルに記憶し、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備えるパケットを受け取り、前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するように概ね構成された処理システムを含む。
[0006]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、通常、パケットのデータ部分を符号化するために使用される情報のセットの一部分を受信エンティティにシグナリングし、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記受信エンティティへと送信するように構成された処理システムを含んでおり、前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用された情報のセットの一部を欠いている。
[0007]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、通常、当該装置において、情報のセットの一部分をローカルに記憶するための手段と、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備えるパケットを受け取るための手段と、前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するための手段とを備える。
[0008]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、通常、パケットのデータ部分を符号化するために使用される情報のセットの一部分を受信エンティティにシグナリングするための手段と、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記受信エンティティに送信するための手段とを含んでおり、前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用された前記情報のセットの一部を欠いている。
[0009]本開示の特定の態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、通常、当該装置において、情報のセットの一部分をローカルに記憶することと、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備えるパケットを受け取ることと、前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号することとを含む。
[0010]本発明の特定の態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、通常、パケットのデータ部分を符号化するために使用される情報のセットの一部分を受信エンティティにシグナリングすることと、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記受信エンティティに送信することとを含んでおり、前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用された前記情報のセットの一部を欠いている。
[0011]本開示の特定の態様は、装置によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、命令が記憶されたコンピュータ読取可能媒体を備えているコンピュータプログラム製品を提供する。前記命令は、一般に、当該装置において、情報のセットの一部分をローカルに記憶し、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備えるパケットを受け取り、前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するために実行可能である。
[0012]本開示の特定の態様は、装置によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、命令が記憶されたコンピュータ読取可能媒体を備えているコンピュータプログラム製品を提供する。前記命令は、一般に、パケットのデータ部分を符号化するために使用される情報のセットの一部分を受信エンティティにシグナリングし、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記受信エンティティへと送信するために実行可能であり、前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用された前記情報のセットの一部を欠いている。
[0013]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のための局を提供する。局は、通常、当該局において、情報のセットの一部分をローカルに記憶し、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備えるパケットを受け取り、前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するように概ね構成された処理システムを含む。
[0014]本開示の特定の態様は、ワイヤレス通信のためのアクセスポイントを提供する。アクセスポイントは、通常、パケットのデータ部分の符号化に使用される情報のセットの一部分を局へとシグナリングし、前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記局に送信するように構成された処理システムを含んでおり、前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用された前記情報のセットの一部を欠いている。
[0015]本開示の上記特徴が詳細に理解されるように、上記の簡単な概要について、一部が添付の図面に示されているいくつかの態様を参照することによって、さらに詳細に説明する。しかしながら、添付の図面が、本開示の特定の典型的な態様を示しているにすぎず、したがって本開示の範囲を限定するものと考えられるべきではなく、本明細書は他の同様に有効な態様を容認しうることに、注意すべきである。
[0016]図1は、本開示の特定の態様による例示的なワイヤレス通信ネットワークの図を示している。 [0017]図2は、本開示の特定の態様による例示的なアクセスポイントおよびユーザ端末のブロック図を示している。 [0018]図3は、本開示の特定の態様による例示的なワイヤレスデバイスのブロック図を示している。 [0019]図4は、ショートMACヘッダを利用する例示的なパケット構造を示している。 [0020]図5は、本開示の特定の態様による、受信機によるワイヤレス通信のための例示的な動作のブロック図を示している。 [0021]図5Aは、図5に示した動作を実行可能な例示的な手段を示している。 [0022]図6は、本開示の特定の態様による、送信機によるワイヤレス通信のための例示的な動作のブロック図を示している。 [0023]図6Aは、図6に示した動作を実行することが可能な例示的な手段を示している。 [0024]図7は、本開示の諸態様による、圧縮されたCCMPヘッダを有する例示的なパケット構造を示している。
[0025]図7Aは、本開示の諸態様による例示的な圧縮されたCCMPヘッダを示している。
[0026]図8は、本開示の諸態様による圧縮されたCCMPヘッダを有する別の例示的なパケット構造を示している。
[0027]図8Aは、本開示の諸態様による例示的な圧縮されたCCMPヘッダを示している。
[0028]図9は、本開示の諸態様によるCCMPヘッダを持たない例示的なパケット構造を示している。
詳細な説明
[0029]本発明の種々の態様が、添付の図面を参照して以下でさらに詳しく説明される。しかしながら、本発明は、多数の異なる形態にて具現化可能であり、本明細書の各所において提示されるいかなる特定の構造または機能にも限定されない。むしろ、それらの態様は、本明細書の開示が徹底的かつ完全なものとなり、当業者に本発明の技術的範囲を充分に伝えるように提示されている。本明細書の教示にもとづき、当業者であれば、本発明の技術的範囲が、本明細書に開示の本発明のあらゆる態様を包含するように意図されており、それらが本発明の任意の他の態様から独立して実施されても、本発明の任意の他の態様と組み合わせられてもよいことを、理解すべきである。例えば、装置の実現または方法の実施が、本明細書において説明されるいくつかの態様を使用して可能である。さらに、本発明の技術的範囲は、本明細書において説明される本発明の種々の態様に加え、あるいは本明細書において説明される本発明の種々の態様以外に、他の構造、機能、あるいは構造および機能を使用して実施されるような装置および方法も包含するように意図される。本明細書に開示される本発明の任意の態様を、特許請求の範囲の1つ以上の構成要素によって具現化できることを、理解すべきである。
[0030]特定の態様が本明細書において説明されるが、それらの態様の多数の変種および変更が、本発明の技術的範囲に包含される。好ましい態様について、いくつかの利益および利点が言及されるが、本発明の技術的範囲は、特定の利益、用途、または目的に限定されるものではない。むしろ、本発明の態様は、種々の無線の技術、システム、構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるように意図され、それらの一部が、図面および以下の好ましい態様の説明に例として示される。詳細な説明および図面は、本発明を限定するのではなく、あくまでも例示にすぎず、本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲およびこの均等物によって定められる。
(ワイヤレス通信システムの例)
[0031]本明細書に記載の技術は、直交多重化スキームにもとづく通信システムを含めた、種々のブロードバンドワイヤレス通信システムのために使用されうる。このような通信システムの例として、空間分割多重アクセス(SDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)システム、などが挙げられる。SDMAシステムは、マルチプルなユーザ端末に属するデータを同時に伝送するために十分に異なる方向を利用することができる。TDMAシステムは、伝送信号を異なる時間スロット(各時間スロットは異なるユーザ端末へと割り当てられている)へと分割することによって、マルチプルなユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にしうる。OFDMAシステムは、全体的なシステム帯域幅をマルチプルな直交サブキャリアへと分割する変調技術である直交周波数分割多重化を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビン、などと呼ばれることもある。OFDMにおいては、各サブキャリアは、別個独立にデータで変調されうる。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分布したサブキャリアにおける伝送のためにインターリーブドFDMA(IFDMA)を使用し、隣接するサブキャリアのブロックにおける伝送のためにローカライズドFDMA(LFDMA)を使用し、隣接するサブキャリアのマルチプルブロックにおける伝送のためにエンハンスドFDMA(EFDMA)を利用することができる。一般に、変調シンボルが、OFDMでは周波数領域において送信され、SC−FDMAでは時間領域において送信される。
[0032]本明細書における教示は、様々な有線のまたはワイヤレスの装置(例えば、ノード)へと組み込むことができる(例えば、それらに実装でき、あるいはそれらによって実行できる)。いくつかの態様においては、本明細書における教示に従って実現されるワイヤレスノードが、アクセスポイントまたはアクセス端末を備えることができる。
[0033]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、エボルブドノードB(eNB)、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバステーション(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線ベースステーション(「RBS])、または何らかの他の用語を含み、これらとして実装され、またはこれらとして知られ得る。
[0034]アクセス端末(「AT」)は、加入者設備、加入者ユニット、移動局(MS)、リモートステーション、リモート端末、ユーザ端末(UT)、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ設備(UE)、ユーザステーション、または何らかの他の用語を含み、これらとして実装され、またはこれらとして知られ得る。いくつかの実施例において、アクセス端末は、携帯電話機、コードレス電話機、セッション・イニシエーション・プロトコル(「SIP」)電話機、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)ステーション、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有する携帯デバイス、ステーション(「STA」)、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理装置を含み得る。したがって、本明細書において教示される1つまたは複数の態様は、電話機(例えば、携帯電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、タブレット、携帯通信デバイス、携帯コンピューティングデバイス(例えば、携帯情報端末)、娯楽デバイス(例えば、音楽または映像デバイス、あるいは衛星無線機)、全地球測位システム(GPS)デバイス、またはワイヤレスのもしくは有線のモデムを介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスへと取り入れることができる。いくつかの態様において、ノードは、ワイヤレスノードである。このようなワイヤレスノードは、例えば、有線またはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(例えば、インターネットまたはセルラーネットワークなどの広域ネットワーク)に関する接続、またはこのようなネットワークへの接続を提供することができる。
[0035]図1は、アクセスポイントとユーザ端末とを備えた多重アクセス多入力多出力(MIMO)システム100を示している。簡単のために、図1においては、1つのアクセスポイント110だけが示されている。アクセスポイントは、一般に、ユーザ端末と通信する固定局であり、基地局と呼ばれることもあり、何らかの他の術語で呼ばれることもある。ユーザ端末は、固定であっても、あるいは可動であってもよく、移動局またはワイヤレスデバイスと呼ばれることもあり、何らかの他の術語で呼ばれることもある。アクセスポイント110は、ダウンリンクおよびアップリンクにて任意の所与の瞬間において1つまたは複数のユーザ端末120と通信しうる。ダウンリンク(すなわち、順方向リンク)は、アクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク(すなわち、逆方向リンク)は、ユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末は、また、他のユーザ端末とピアツーピアの通信を行うこともできる。システムコントローラ130が、アクセスポイントにつながり、アクセスポイントの協調および制御を提供する。
[0036]以下の開示のいくつかの部分は、空間分割多重アクセス(SDMA)によって通信を行うことができるユーザ端末120を説明するが、特定の態様では、ユーザ端末120は、また、SDMAをサポートしないいくつかのユーザ端末を含みうる。したがって、このような態様においては、AP110は、SDMAユーザ端末および非SDMAユーザ端末の両方と通信するように構成されうる。この手法は、好都合には、事業において古いバージョンのユーザ端末(「レガシー」局)を使用し続けることで、それらの実質的な寿命を延ばしつつ、より新しいSDMAユーザ端末を適切であると判断されるとおりに導入することを可能にしうる。
[0037]システム100は、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ伝送のためにマルチプルな送信およびマルチプルな受信アンテナを使用する。アクセスポイント110は、Nap個のアンテナを備え、ダウンリンク伝送のための多入力(MI)およびアップリンク伝送のための多出力(MO)を提示する。K個の選択されたユーザ端末120のセットが、ダウンリンク伝送のための多出力およびアップリンク伝送のための多入力を集合的に提示する。純粋なSDMAについては、K個のユーザ端末のためのデータシンボルストリームが何らかの手段によって符号、周波数、または時間において多重化されない場合、Nap≧K≧1であることが望ましい。データシンボルストリームがTDMA技術、CDMAにおける異なる符号チャネル、OFDMにおけるサブバンドの素集合、などを使用して多重化されうる場合、KはNapよりも大きいものでありうる。各々の選択されたユーザ端末が、ユーザ固有のデータをアクセスポイントへと送信し、および/またはユーザ固有のデータをアクセスポイントから受信する。一般に、各々の選択されたユーザ端末は、1つまたは複数のアンテナを備えることができる(すなわち、Nut≧1)。K個の選択されたユーザ端末は、同じ数または異なる数のアンテナを有することができる。
[0038]SDMAシステムは、時分割複信(TDD)システムまたは周波数分割複信(FDD)システムでありうる。TDDシステムにおいては、ダウンリンクおよびアップリンクが、同じ周波数帯を共有する。FDDシステムにおいては、ダウンリンクおよびアップリンクが、異なる周波数帯を共有する。MIMOシステム100は、伝送のために単一のキャリアまたはマルチプルなキャリアを利用しうる。各ユーザ端末は、単一のアンテナを備える(例えば、コストを低く抑えるため)ことができ、あるいはマルチプルなアンテナを備える(例えば、追加のコストがサポートされ得る場合)ことができる。システム100は、また、ユーザ端末120が送信/受信を異なる時間スロット(各々が異なるユーザ端末120へと割り当てられている)へと分割することによって同じ周波数チャネルを共有する場合、TDMAシステムでありうる。
[0039]図2は、MIMOシステム100におけるアクセスポイント110ならびに2つのユーザ端末120mおよび120xのブロック図を示している。アクセスポイント110は、N個のアンテナ224a〜224tを備えている。ユーザ端末120mは、Nut,m個のアンテナ252ma〜252muを備え、ユーザ端末120xは、Nut,x個のアンテナ252xa〜252xuを備えている。アクセスポイント110は、ダウンリンクでは送信エンティティであり、アップリンクでは受信エンティティである。各ユーザ端末120は、アップリンクでは送信エンティティであり、ダウンリンクでは受信エンティティである。本明細書において使用されるとき、「送信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することができる独立動作の装置またはデバイスであり、「受信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することができる独立動作の装置またはデバイスである。以下の説明において、下付き文字の「dn」は、ダウンリンクを指し、下付き文字の「up」は、アップリンクを指し、Nup個のユーザ端末が、アップリンクにおける同時送信について選択され、Ndn個のユーザ端末が、ダウンリンクにおける同時受信について選択され、Nupは、Ndnに等しくても、等しくなくてもよく、NupおよびNdnは、静的な値であっても、各々のスケジューリング間隔毎に変化してもよい。ビームステアリングまたは何らかの他の空間処理技術を、アクセスポイントおよびユーザ端末において使用することができる。
[0040]アップリンクに関し、アップリンク送信のために選択された各ユーザ端末120において、送信(TX)データプロセッサ288が、データソース286からのトラフィックデータおよびコントローラ280からの制御データを受け取る。TXデータプロセッサ288は、ユーザ端末について選択されたレートに関連付けられたコーディングおよび変調スキームにもとづいてユーザ端末についてのトラフィックデータを処理(例えば、符号化、インターリーブ、および変調)し、データシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ290が、データシンボルストリームに対して空間処理を実行し、Nut,m個のアンテナのためのNut,m個の送信シンボルストリームを提供する。各送信機ユニット(TMTR)254が、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理し(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、および周波数のアップコンバートを行い)、アップリンク信号を生成する。Nut,m個の送信機ユニット254は、Nut,m個のアンテナ252からアクセスポイントへの送信のためのNut,m個のアップリンク信号を提供する。
[0041]Nup個のユーザ端末を、アップリンクにおける同時送信についてスケジューリングすることができる。これらのユーザ端末の各々は、自身のデータシンボルストリームについて空間処理を実行し、アップリンクにおいてアクセスポイントへと自身の一式の送信シンボルストリームを送信する。
[0042]アクセスポイント110において、Nap個のアンテナ224a〜224apが、アップリンクにおいて送信しているNup個のすべてのユーザ端末からのアップリンク信号を受信する。各々のアンテナ224が、受信信号を、それぞれの受信機ユニット(RCVR)222へと提供する。各々の受信機ユニット222は、送信機ユニット254によって実行された処理と対をなす処理を実行し、受信シンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ240が、Nap個の受信機ユニット222からのNap個の受信シンボルストリームについて受信機空間処理を実行し、Nup個の復元されたアップリンクデータシンボルストリームを提供する。受信機空間処理は、チャネル相間行列反転(CCMI)、最小平均二乗誤差(MMSE)、ソフト干渉除去(SIC)、または何らかの他の技術に従って実行される。各々の復元されたアップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定である。RXデータプロセッサ242が、復号されたデータを得るためにそのストリームについて使用されるレートにしたがって、復元された各アップリンクデータシンボルストリームを処理する(例えば、復調、デインターリーブ、および復号)。各々のユーザ端末についての復号データを、記憶のためにデータシンク244に提供することができ、および/またはさらなる処理のためにコントローラ230に提供することができる。
[0043]ダウンリンクに関しては、アクセスポイント110において、TXデータプロセッサ210が、ダウンリンク送信についてスケジューリングされたNdn個のユーザ端末についてのデータソース208からのトラフィックデータと、コントローラ230からの制御データと、おそらくはスケジューラ234からの他のデータとを受け取る。種々の種類のデータを、異なるトランスポートチャネルにて送信することができる。TXデータプロセッサ210が、各々のユーザ端末についてのトラフィックデータを、このユーザ端末について選択されたレートにもとづいて処理する(例えば、符号化、インターリーブ、および変調を行う)。TXデータプロセッサ210は、Ndn個のユーザ端末のためのNdn個のダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ220が、Ndn個のダウンリンクデータシンボルストリームに対して空間処理(本開示において説明されるプレコーディングまたはビームフォーミングなど)を実行し、Nap個のアンテナのためのNap個の送信シンボルストリームを提供する。各々の送信機ユニット222が、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理し、ダウンリンク信号を生成する。Nap個の送信機ユニット222は、Nap個のアンテナ224からユーザ端末への送信のためのNap個のダウンリンク信号を提供する。
[0044]各々のユーザ端末120において、Nut,m個のアンテナ252が、アクセスポイント110からのNap個のダウンリンク信号を受信する。各々の受信機ユニット254が、該当のアンテナ252からの受信信号を処理し、受信シンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ260が、Nut,m個の受信機ユニット254からのNut,m個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実行し、ユーザ端末についての復元されたダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。受信機空間処理は、CCMI、MMSE、または何らかの他の技術に従って実行される。RXデータプロセッサ270が、復元されたダウンリンクデータシンボルストリームを処理し(例えば、復調、デインターリーブ、および復号を行い)、ユーザ端末についての復号データを得る。
[0045]各ユーザ端末120において、チャネル推定器278が、ダウンリンクチャネル応答を推定し、チャネル利得推定、SNR推定、雑音分散、などを含みうるダウンリンクチャネル推定をもたらす。同様に、チャネル推定器228が、アップリンクチャネル応答を評価し、アップリンクチャネル推定をもたらす。各々のユーザ端末のコントローラ280が、通常、ユーザ端末についての空間フィルタ行列を、このユーザ端末についてのダウンリンクチャネル応答行列Hdn,mにもとづいて導出する。コントローラ230が、アクセスポイントについての空間フィルタ行列を、有効アップリンクチャネル応答行列Hup,effにもとづいて導出する。各ユーザ端末のコントローラ280は、アクセスポイントへとフィードバック情報(例えば、ダウンリンクおよび/またはアップリンクの固有ベクトル、固有値、SNR推定、など)を送信することができる。コントローラ230および280は、また、アクセスポイント110およびユーザ端末120のそれぞれにおける種々の処理ユニットの動作も制御する。
[0046]図3は、MIMOシステム100において使用することができるワイヤレスデバイス302において利用することができる種々の構成要素を示している。ワイヤレスデバイス302は、本明細書に記載の種々の方法を実行するように構成されうるデバイスの例である。ワイヤレスデバイス302は、アクセスポイント110またはユーザ端末120でありうる。
[0047]ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含むことができる。プロセッサ304は、また、中央演算処理装置(CPU)とも呼ばれ得る。読み出し専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含みうるメモリ306が、プロセッサ304に命令およびデータを提供する。メモリ306の一部は、また、不揮発ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含みうる。プロセッサ304は、通常、メモリ306内に格納されたプログラム命令にもとづいて論理および算術演算を実行する。メモリ306内の命令は、本明細書に記載の方法を実施するために実行可能でありうる。
[0048]ワイヤレスデバイス302は、また、ワイヤレスデバイス302とリモートロケーションとの間でのデータの送信および受信を可能にするために、送信機310および受信機312を含みうる、ハウジング308を含むことができる。送信機310および受信機312は、トランシーバ314へと組み合わされうる。1つまたは複数の送信アンテナ316を、ハウジング308へと取り付け、トランシーバ314へと電気的に接続することができる。ワイヤレスデバイス302は、また、マルチプルな送信機、マルチプルな受信機、およびマルチプルなトランシーバを含んでもよい(図示せず)。
[0049]ワイヤレスデバイス302は、また、トランシーバ314によって受信される信号のレベルを検出して定量化する試みにおいて使用することができる信号検出器318を含むことができる。信号検出器318は、このような信号を、総エネルギー、シンボル毎のサブキャリアあたりのエネルギー、パワースペクトル密度、および他の信号として検出することができる。ワイヤレスデバイス302は、また、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320を含むことができる。
[0050]ワイヤレスデバイス302の種々の構成要素は、データバスに加えて、電源バス、制御信号バス、および状態信号バスを含み得る、バスシステム322によって互いに接続されることができる。
(ショートMACヘッダを有するパケットのためのセキュリティの例)
[0051]ショートMACヘッダ(フルMACヘッダと比べて圧縮されている)を有するパケット構造の使用は、IEEE802.11ahなどの特定の規格において受け入れられている。802.11ahに定められているショートMACヘッダは、通常のMACヘッダの34バイトから12バイトまで短縮されている。ショートMACヘッダの少ないビット数は、オーバーヘッドの減少を可能にし、オーバーヘッドが全体のパケットサイズのうちのより大きな割合を占めるショートデータパケットにおいて、特に有益である。
[0052]本明細書に提示される技術は、ショートMACヘッダを使用するような、暗号化パケットのオーバーヘッドの低減のための技術を提供する。本明細書に提示される技術は、パケット毎の暗号化(per-packet encryption)に関連したオーバーヘッドの低減のための種々のオプションを提供する。これらの技術を、個別に使用することができ、場合によっては、オーバーヘッドのより大きな低減を達成するために組み合わせることもできる。
[0053]図4は、ショートMACヘッダ410とフルCCMPヘッダ420とを有するパケット400(図示の例では、MPDU)の一例を示している。図示のとおり、MACヘッダ420は、データパケットの宛先およびソースアドレスを含み、CCMPヘッダは、パケット番号(PN)、Ext IV、およびキーIDを有する。図示のとおり、パケット番号は、6つのオクテットにわたって格納された48ビットの番号であり(図示のように、PNコードはCCMPヘッダの最初の2つのオクテットおよび最後の4つのオクテットである)、後続のパケットごとにインクリメントされる。キーIDのオクテットは、Ext IV(ビット5)、キーID(ビット6および7)、ならびに予備のサブフィールド(ビット0〜4)を含む。
[0054]CCMPヘッダ内のこの情報は、データユニットおよびパケットのインテグリティおよび真正性(authenticity)を保護するメッセージインテグリティコード(MIC)を暗号化するために使用される。エラーの検出および訂正に使用されるフレームチェックシーケンス(FCS)は、暗号化されない。
[0055]本明細書に提示の技術は、CCMPヘッダの伝送に関するオーバーヘッドの低減を助けることができる。特定の態様によれば、CCMP情報の一部(従来、フルCCMPヘッダにおいて運ばれる)は、受信機において記憶されうる。例えば、PNの上位4バイトが記憶される場合、CCMPヘッダは4バイトだけ短縮されうる。これに加え、あるいはこれに代えて、不必要な(予備の)フィールドを、取り除くこともできる(1バイト)。後述される他の技術は、更なる短縮をもたらしうる。
[0056]図5は、本開示の諸態様による、受信エンティティによるワイヤレス通信のための例示的な動作500のブロック図である。動作500は、局またはアクセスポイントなどの装置によって実行されうる。
[0057]502において、装置は、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報の一部を当該装置においてローカルに記憶する。504において、装置は、MACヘッダと、MACヘッダのタイプのインジケーションと、CCMP情報を使用して暗号化されたデータフィールドとを有するパケットを受信する。506において、装置は、記憶しているCCMP情報の一部分と、パケットに含まれる追加の情報とを使用して、データフィールドを解読する。
[0058]図6は、本開示の諸態様による、送信エンティティによるワイヤレス通信のための例示的な動作600のブロック図である。動作600は、局またはアクセスポイントなどの装置によって実行されうる。
[0059]602において、装置は、受信エンティティにおいて記憶されるべき、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報の一部を、受信エンティティにシグナリングする。604において、装置は、MACヘッダと、MACヘッダのタイプのインジケーションと、CCMP情報を使用して暗号化されたデータフィールドとを有するパケットを送信し、ここでパケットは、データフィールドを暗号化するために使用されるCCMP情報の一部を欠いている。
[0060]図7は、本開示の諸態様による、ショート(圧縮された)CCMPヘッダ720を有する例示的なパケット700を示している。
[0061]図示のとおり、ベースPN(図示の例では、BPN=PN2|PN3|PN4|PN5)を定義することによってCCMPヘッダ圧縮を実行することが可能である。BPNは、受信エンティティにおいて記憶され、管理フレームの交換を通じて得られうる。特定の態様によれば、CCMPヘッダの残りの部分(例えば、送信されたPNの最下位ビットおよびキーID、すなわちPN0|PN1|キーID)が、パケットにおいて送信されうる。これは、パケットPN(PPN)と呼ばれ得る。
[0062]この情報から、記憶された情報と併せて、フルCCMPヘッダ情報が、受信機において再構築され得る。例えば、フルPNは、(送信された)PPNおよび(記憶された)BPNから、PN=PPN|BPNの連結(Concatenate)として再構築され得る。BPNは、PN0|PN1のロールオーバの際に更新される必要があり得る。16ビットベースのロールオーバは、802.11ahの用途においてはきわめて少ないと予想され、受信機において検出されうる(それに応じて、BPNが更新される)。
[0063]図7Aに示されるとおり、この手法を使用すると、CCMPヘッダは、PN0|PN1|キーIDのオクテットだけがパケットとともに送信される必要があるので、8オクテットから3オクテットへと短縮される。
[0064]図8は、本開示の諸態様によるショートCCMPヘッダ820の別の例を有する例示的なパケット800を示している。
[0065]図示のとおり、さらに効率的なCCMPヘッダ圧縮を実行することが可能である。この更なる圧縮は、例えば、送信される(MACヘッダ内の)シーケンス制御(SC)番号をPN0|PN1として機能させることを可能にすることによって、可能になりうる。換言すると、PN0|PN1=SC(=シーケンス番号(SN)|フラグメント番号(FN))である。いくつかの場合、パケット番号は、MSDUがフラグメント化されないときには、16のステップで増加する。結果として、PNは、効果的に4ビット減らされうる。
[0066]図8Aに示されるとおり、この手法は、キーIDのオクテットだけをパケットとともに送信すればよいため、わずか1オクテットへと短縮されたCCMPヘッダをもたらすことができる。
[0067]図9に示されるとおり、(空のCCMPヘッダ920によって示されるように)CCMPヘッダをまったく持たないパケットを送信することすら可能であり得る。この更なる圧縮は、キーIDのオクテットを取り除くことによって可能となり得る。これは、(キーIDのオクテットに含まれる)Ext IVの値がCCMPについて常に1であるがゆえに可能となりうる。さらに、鍵の再生成(re-keying)は、ユニキャストのトラフィックについては決して生じない可能性があり、グループトラフィックはショートMACヘッダを使用しないので、同様にキーIDが省略されうる。結果として、CCMPヘッダが、ショートMACヘッダから基本的に取り除かれる。この場合、パケット番号(のLSB)が、シーケンス制御番号SCから、例えば、PN0|PN1=SCとして決定されうる。
[0068]本明細書に記載のとおり、CCMPヘッダのCCMP情報の一部分(例えば、PN2|PN3|PN4|PN5)(例えば、管理フレームの交換を通じて取得される)を受信機においてベースPNとして記憶することによって、CCMPヘッダのオーバーヘッドは、大幅に低減され得る。特定の態様によれば、CCMPヘッダのRsvdフィールドのオクテットは、ショートMACヘッダとともに使用されるときには取り除かれうる。さらに、CCMPヘッダのキーIDフィールドは、また、ショートMACヘッダとともに使用されるときには、受信機において記憶(そして、管理フレームの交換を通じて取得)されうる。キーの再生成(Rekeying)は、新たなキーがネゴシエートされる間、通常のMACヘッダおよび現在のキーを有する通常のフレームを一時的に使用することによって達成されることができる。新たなキー(および、キーID)がネゴシエートされたときには、それがショートMACヘッダについて使用されるキー(および、キーID)となり、ショートMACヘッダの使用が再開されうる。
[0069]特定の実施形態によれば、ショートMACヘッダのシーケンス制御フィールドは、ショートMACヘッダとともに使用されるときにはCCMPヘッダのPN0|PN1として使用されうる。
[0070]上述の方法の種々の動作を、対応する機能を実行することができる任意の適切な手段によって実行することができる。手段として、これらに限られるわけではないが回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサなど、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを挙げることができる。一般に、図面に示される動作が存在する場合、それらの動作は、同様の番号が付される対応する同等のミーンズプラスファンクション(means-plus-function)構成要素を有することができる。例えば、図5および6に示される動作500および600は、図5Aおよび6Aにそれぞれ示される手段500Aおよび600Aに対応する。
[0071]例えば、送信するための手段は、図2に示されるアクセスポイント110の送信機(例えば、送信機ユニット222)および/またはアンテナ224、あるいは図3に示される送信機310および/またはアンテナ316を備えることができる。受信するための手段は、図2に示されるアクセスポイント110の受信機(例えば、受信機ユニット222)および/またはアンテナ224、あるいは図3に示される受信機312および/またはアンテナ316を備えることができる。処理するための手段、決定するための手段、検出するための手段、走査するための手段、選択するための手段、または動作を終了させるための手段は、図2に示したアクセスポイント110のRXデータプロセッサ242、TXデータプロセッサ210、および/またはコントローラ230、あるいは図3に示したプロセッサ304および/またはDSP320などの1つ以上のプロセッサを含むことができる処理システムを備えることができる。
[0072]本明細書において使用されるとき、用語「決定する」は、幅広くさまざまな行為を包含する。例えば、「決定する」は、計算する、演算する、処理する、導出する、調査する、参照する(例えば、表、データベース、または他のデータ構造を参照する)、確かめる、などを含むことができる。また、「決定する」は、受け取る(例えば、情報を受信する)、アクセスする(例えば、メモリ内のデータにアクセスする)、などを含むことができる。さらに、「決定する」は、解決する、選択する、選ぶ、確立させる、などを含むことができる。
[0073]本明細書において使用されるとき、アイテムのリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する表現は、それらのアイテムの任意の組み合わせを指し、単独の場合も含む。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aとb、aとc、bとc、およびaとbとcを包含するように意図される。
[0074]本発明に関連して説明される種々の例示の論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルな論理素子(PLD)、ディスクリートなゲートまたはトランジスタ論理回路、ディスクリートなハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書に記載の機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせによって実施または実行されうる。汎用のプロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代案においては、プロセッサが、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成など、コンピュータデバイスの組み合わせとしても実現されうる。
[0075]本発明に関連して説明される方法またはアルゴリズムの各ステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、または両者の組み合わせにて直接的に具現化されうる。ソフトウェアモジュールは、技術的に公知の任意の形態の記憶媒体に位置することができる。使用可能な記憶媒体のいくつかの例として、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、などが挙げられる。ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多数の命令を備えることができ、いくつかの異なるコード部分、異なるプログラム、および複数の記憶媒体に分散していてもよい。記憶媒体を、記憶媒体からの情報の読み出しおよび記録媒体への情報の書き込みがプロセッサにとって可能であるように、プロセッサへと接続することができる。代案においては、記憶媒体がプロセッサに一体化されうる。
[0076]本明細書に開示の方法は、記載の方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を備える。方法の各ステップおよび/または各動作を、特許請求の範囲の技術的範囲から離れることなく互いに入れ換えることができる。換言すると、ステップまたは動作について特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用を、特許請求の範囲の技術的範囲から外れることなく変更することができる。
[0077]上述の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせにおいて実現されうる。ハードウェアにて実現される場合、典型的なハードウェアの構成は、ワイヤレスノードにおける処理システムを備えることができる。処理システムを、バスアーキテクチャを備えて実現することができる。バスは、処理システムの個々の用途および全体としての設計の制約事項に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含むことができる。バスは、プロセッサ、機械で読み取ることができる媒体、およびバスインターフェイスを含む種々の回路を互いに接続することができる。バスインターフェイスを、とりわけネットワークアダプタをバスを介して処理システムへと接続するために使用することができる。ネットワークアダプタを、PHY層の信号処理機能を実現するために使用することができる。ユーザ端末120(図1を参照)の場合、ユーザインターフェイス(例えば、キーパッド、表示装置、マウス、ジョイスティック、など)も、バスへと接続することができる。バスは、タイミングソース、周辺機器、電圧調整装置、電力管理回路、など、技術的に周知であり、したがってこれ以上は説明されない種々の他の回路も接続することができる。
[0078]プロセッサは、機械にとって読み取り可能な媒体に記憶されたソフトウェアの実行など、バスおよび全体的な処理の管理を担当することができる。プロセッサを、1つ以上の汎用および/または専用のプロセッサにて実現することができる。例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路が挙げられる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはハードウェア記述言語、または他のやり方のいずれで呼ばれるにせよ、命令、データ、またはそれらの任意の組み合わせを意味するものと広く解釈されるべきである。機械にとって読み取り可能な媒体として、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラマブル読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または任意の他の適切な記憶媒体、あるいはこれらの任意の組み合わせを挙げることができる。機械にとって読み取り可能な媒体を、コンピュータプログラム製品に具現化することができる。コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を備えることができる。
[0079]ハードウェアの実施例においては、機械にとって読み取り可能な媒体が、プロセッサとは別の処理システムの一部であってよい。しかしながら、当業者であれば、機械にとって読み取り可能な媒体またはこの任意の一部分が、処理システムの外部にあってもよいことを、容易に理解できるであろう。例として、機械にとって読み取り可能な媒体として、いずれもバスインターフェイスを介してプロセッサによるアクセスが可能である伝送線、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別のコンピュータ製品を挙げることができる。これに代え、あるいはこれに加えて、機械にとって読み取り可能な媒体またはこの任意の一部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルを有する場合など、プロセッサに一体化されてもよい。
[0080]処理システムを、プロセッサ機能をもたらす1つ以上のマイクロプロセッサと、機械にとって読み取り可能な媒体の少なくとも一部分をもたらす外部メモリとを有し、すべてが外部バスアーキテクチャを介して他の支持回路に接続される汎用の処理システムとして構成することができる。あるいは、処理システムを、プロセッサと、バスインターフェイスと、アクセス端末の場合のユーザインターフェイスと、支持回路と、機械にとって読み取り可能な媒体の少なくとも一部分とをただ1つのチップへと統合して備えるASIC(特定用途向け集積回路)にて実現でき、もしくは1つ以上のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートなハードウェア構成要素、または任意の他の適切な回路、あるいは本明細書の各所に記載の種々の機能を実行することができる回路の任意の組み合わせにて実現することができる。当業者であれば、個々の用途および全体としてのシステムに課せられる全体的な設計の制約に応じて、処理システムの上述の機能を最も上手く実現するやり方を、理解できるであろう。
[0081]機械にとって読み取り可能な媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを備えることができる。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されたときに処理システムに種々の機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含むことができる。各々のソフトウェアモジュールは、ただ1つの記憶装置に位置することができ、あるいは複数の記憶装置に分散されてもよい。例として、ソフトウェアモジュールを、引き金の事象が生じたときにハードドライブからRAMへとロードすることができる。ソフトウェアモジュールの実行時に、プロセッサは、アクセス速度の向上のために命令の一部をキャッシュへとロードすることができる。したがって、1つ以上のキャッシュラインを、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルへとロードすることができる。以下でのソフトウェアモジュールの機能への言及において、このような機能が、このソフトウェアモジュールからの命令の実行時にプロセッサによって実現されることを、理解できるであろう。
[0082]ソフトウェアにて実現される場合、これらの機能は、コンピュータ読取可能媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または伝達されうる。コンピュータ読取可能媒体は、或る場所から他の場所へのコンピュータプログラムの移動を促進する任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。これらに限られるわけではないが、例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で保持または記憶するために使用することができ、コンピュータによるアクセスが可能である任意の他の媒体を備えることができる。また、何らかの接続も、コンピュータ読取可能媒体と称することが妥当である。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の離れた供給源から、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、対より線、デジタル加入者線(DSL)、あるいは赤外線(IR)、ワイヤレス、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、ワイヤレス、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用されるとき、ディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびBlu−ray(登録商標)ディスクを含み、ここでディスク(disk)が、通常はデータを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様において、コンピュータ読取可能媒体は、一時的でないコンピュータ読取可能媒体(例えば、有形の媒体)を備えることができる。さらに、他の態様に関して、コンピュータ読取可能媒体は、一時的なコンピュータ読取可能媒体(例えば、信号)を備えることができる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0083]したがって、特定の態様は、本明細書に提示の動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備えることができる。例えば、このようなコンピュータプログラム製品は、本明細書に記載の動作を実行するために1つ以上のプロセッサによって実行されることが可能である命令が記憶(および/または、符号化)されたコンピュータ読取可能媒体を備えることができる。特定の態様において、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含むことができる。
[0084]さらに、本明細書に記載の方法および技術を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段を、適当であればユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で得ることができる。例えば、このような装置を、本明細書に記載の方法を実行するための手段の伝達を促進するためにサーバへと接続することができる。あるいは、本明細書に記載の種々の方法を、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理的な記憶媒体、など)によってもたらすことができ、ユーザ端末および/または基地局は、記憶手段が装置へと接続され、あるいは提供されたときに、種々の方法を得ることができる。さらに、装置へと本明細書に記載の方法および技術をもたらすための任意の他の適切な技術を利用することができる。
[0085]特許請求の範囲が、上述した正確な構成および構成要素に限られないことを、理解すべきである。種々の改良、変更、および変種を、特許請求の範囲の技術的範囲から離れることなく、上述した方法および装置の構成、動作、および詳細において、行うことが可能である。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための装置であって、
前記装置においてローカルに情報のセットの一部分を記憶するように構成された処理システムと、
パケットを受け取るように構成された受信機と、ここで、前記パケットは前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備える、
前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するように構成されたデコーダと
を備える装置。
[C2]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C1に記載の装置。
[C3]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
前記処理システムは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に受け取ったパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つから取得し、前記データフィールドを復号するために、取得したCCMP情報を使用するように構成されている上記C1に記載の装置。
[C4]
前記処理システムは、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダから取得し、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダから取得する
ように構成されている上記C3に記載の装置。
[C5]
前記処理システムは、前記CCMP情報の前記一部分を、管理フレームの交換を通じて取得するようにさらに構成されている上記C3に記載の装置。
[C6]
前記処理システムは、前記CCMP情報の前記一部分を、フルCCMPヘッダを有する以前に受け取ったパケットを通じて取得するようにさらに構成されている上記C3に記載の装置。
[C7]
前記CCMP情報の前記記憶された一部分は、前記データフィールドを暗号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C3に記載の装置。
[C8]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C7に記載の装置。
[C9]
前記処理システムは、前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分と、MACヘッダに含まれるシーケンス番号とにもとづいて、前記パケット番号を生成するように構成されている上記C7に記載の装置。
[C10]
前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分は、前記パケット番号の最上位ビットを備えており、
前記処理システムは、前記パケット番号のロールオーバを検出し、検出に応答して前記装置に記憶された前記パケット番号の前記最上位ビットを更新するように構成されている上記C7に記載の装置。
[C11]
前記処理システムは、
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを受け取り、前記CCMP情報の前記記憶された一部分を更新する
ようにさらに構成されている上記C3に記載の装置。
[C12]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備え、
前記処理システムは、前記CCMPヘッダに含まれる情報および前記記憶された情報を使用して前記データフィールドを復号する上記C3に記載の装置。
[C13]
前記処理システムは、記憶されたキーIDを使用して前記データフィールドを復号する上記C1に記載の装置。
[C14]
前記受信機は、管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダによって前記記憶されたキーIDを受け取るように構成されている上記C13に記載の装置。
[C15]
ワイヤレス通信のための装置であって、
情報のセットを使用してデータフィールドを符号化するように構成された処理システムと、
前記情報のセットの一部分を別の装置へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信するように構成された送信機と
を備えており、
前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットの一部を欠いている、装置。
[C16]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C15に記載の装置。
[C17]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
前記送信機は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に送信されたパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つを通じて、前記別の装置へと提供するように構成されている上記C15に記載の装置。
[C18]
前記送信機は、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供し、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供する
ように構成されている上記C17に記載の装置。
[C19]
前記送信機は、前記CCMP情報の前記一部分を管理フレームの交換を通じてシグナリングするようにさらに構成されている上記C17に記載の装置。
[C20]
前記送信機は、前記CCMP情報の前記一部分をフルCCMPヘッダを有する以前に送信されたパケットによってシグナリングするようにさらに構成されている上記C17に記載の装置。
[C21]
前記情報のセットの前記シグナリングされた一部分は、前記データフィールドを符号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C15に記載の装置。
[C22]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C21に記載の装置。
[C23]
前記処理システムは、
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを送信する
ようにさらに構成されている上記C17に記載の装置。
[C24]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備えている上記C17に記載の装置。
[C25]
前記処理システムは、キーIDを使用して前記データフィールドを符号化する上記C15に記載の装置。
[C26]
前記送信機は、管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダを通じて前記別の装置へと前記キーIDを送信するように構成されている上記C25に記載の装置。
[C27]
ワイヤレス通信のための装置であって、
前記装置においてローカルに情報のセットの一部分を記憶するための手段と、
パケットを受け取るための手段と、ここで、前記パケットは前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備える、
前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するための手段と
を備える装置。
[C28]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C27に記載の装置。
[C29]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
前記装置は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に受け取ったパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つから取得し、前記データフィールドを復号するために、取得したCCMP情報を使用するための手段をさらに備えている、上記C27に記載の装置。
[C30]
前記取得するための手段は、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダから取得し、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダから取得する
ように構成されている上記C29に記載の装置。
[C31]
前記取得するための手段は、前記CCMP情報の前記一部分を管理フレームの交換を通じて取得するように構成されている上記C29に記載の装置。
[C32]
前記取得するための手段は、前記CCMP情報の前記一部分をフルCCMPヘッダを有する以前に受け取ったパケットを通じて取得するように構成されている上記C29に記載の装置。
[C33]
前記CCMP情報の前記記憶された一部分は、前記データフィールドを暗号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C29に記載の装置。
[C34]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C33に記載の装置。
[C35]
前記復号するための手段は、前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分と、MACヘッダに含まれるシーケンス番号とにもとづいて、前記パケット番号を生成するように構成されている上記C33に記載の装置。
[C36]
前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分は、前記パケット番号の最上位ビットを備えており、
前記処理システムは、前記パケット番号のロールオーバを検出し、検出に応答して前記装置に記憶された前記パケット番号の前記最上位ビットを更新するように構成されている上記C33に記載の装置。
[C37]
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを受け取るための手段と、
前記CCMP情報の前記記憶された一部分を更新するための手段と
をさらに備える上記C29に記載の装置。
[C38]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備え、
前記復号するための手段は、前記CCMPヘッダに含まれる情報および前記記憶された情報を使用して前記データフィールドを復号するように構成されている上記C29に記載の装置。
[C39]
前記復号するための手段は、記憶されたキーIDを使用して前記データフィールドを復号するように構成されている上記C27に記載の装置。
[C40]
管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダによって前記記憶されたキーIDを受け取るための手段
をさらに備える上記C39に記載の装置。
[C41]
ワイヤレス通信のための装置であって、
情報のセットを使用してデータフィールドを符号化するための手段と、
前記情報のセットの一部分を別の装置へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信するための手段と
を備えており、
前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットの一部を欠いている、装置。
[C42]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C41に記載の装置。
[C43]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
前記シグナリングするための手段は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に送信されたパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つを通じて、前記別の装置へと提供するように構成されている上記C41に記載の装置。
[C44]
前記シグナリングするための手段は、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供し、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供する
ように構成されている上記C43に記載の装置。
[C45]
前記シグナリングするための手段は、前記CCMP情報の前記一部分を管理フレームの交換を通じてシグナリングするようにさらに構成されている上記C43に記載の装置。
[C46]
前記シグナリングするための手段は、前記CCMP情報の前記一部分をフルCCMPヘッダを有する以前に送信されたパケットによってシグナリングするようにさらに構成されている上記C43に記載の装置。
[C47]
前記情報のセットの前記シグナリングされた一部分は、前記データフィールドを符号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C41に記載の装置。
[C48]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C47に記載の装置。
[C49]
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを送信するための手段
をさらに備える上記C43に記載の装置。
[C50]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備えている上記C43に記載の装置。
[C51]
前記符号化するための手段は、キーIDを使用して前記データフィールドを符号化するように構成されている上記C41に記載の装置。
[C52]
前記シグナリングするための手段は、管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダを通じて前記別の装置へと前記キーIDを送信するように構成されている上記C51に記載の装置。
[C53]
装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
前記装置においてローカルに情報のセットの一部分を記憶することと、
パケットを受け取ることと、ここで、前記パケットは前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備える、
前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号することと
を備える方法。
[C54]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C53に記載の方法。
[C55]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
当該方法は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に受け取ったパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つから取得し、前記データフィールドを復号するために、取得したCCMP情報を使用することをさらに備える上記C53に記載の方法。
[C56]
前記取得することは、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダから取得することと、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダから取得することと
を含む上記C55に記載の方法。
[C57]
前記取得することは、前記CCMP情報の前記一部分を管理フレームの交換を通じて取得することを備えている上記C55に記載の方法。
[C58]
前記取得することは、前記CCMP情報の前記一部分をフルCCMPヘッダを有する以前に受け取ったパケットを通じて取得することを備えている上記C55に記載の方法。
[C59]
前記CCMP情報の前記記憶された一部分は、前記データフィールドを暗号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C55に記載の方法。
[C60]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C59に記載の方法。
[C61]
前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分と、MACヘッダに含まれるシーケンス番号とにもとづいて、前記パケット番号を生成することをさらに備える上記C59に記載の方法。
[C62]
前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分は、前記パケット番号の最上位ビットを備えており、
当該方法は、前記パケット番号のロールオーバを検出し、検出に応答して前記装置に記憶された前記パケット番号の前記最上位ビットを更新することをさらに備えている上記C59に記載の方法。
[C63]
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを受け取ることと、
前記CCMP情報の前記記憶された一部分を更新することと
をさらに備える上記C55に記載の方法。
[C64]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備え、
前記復号することは、前記CCMPヘッダに含まれる情報および前記記憶された情報を使用して前記データフィールドを復号することを備える上記C55に記載の方法。
[C65]
前記復号することは、記憶されたキーIDを使用して前記データフィールドを復号することを備える上記C53に記載の方法。
[C66]
管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダによって前記記憶されたキーIDを受け取ること
をさらに備える上記C65に記載の方法。
[C67]
装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
情報のセットを使用してデータフィールドを符号化することと、
前記情報のセットの一部分を別の装置へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信することと
を備えており、
前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットの一部を欠いている、方法。
[C68]
前記パケットは、MACヘッダと、該MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている上記C67に記載の方法。
[C69]
前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットは、カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を備えており、
前記シグナリングすることは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報を、前記パケットのCCMPヘッダまたは以前に送信されたパケットのCCMPヘッダのうちの少なくとも1つを通じて、前記別の装置へと提供することを備えている上記C67に記載の方法。
[C70]
前記シグナリングすることは、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第1の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供することと、
前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダにて前記別の装置へと提供することと
を備えている上記C69に記載の方法。
[C71]
前記シグナリングすることは、前記CCMP情報の前記一部分を管理フレームの交換を通じてシグナリングすることを備えている上記C69に記載の方法。
[C72]
前記シグナリングすることは、前記CCMP情報の前記一部分を、フルCCMPヘッダを有する以前に送信されたパケットによってシグナリングすることを備えている上記C69に記載の方法。
[C73]
前記情報のセットの前記シグナリングされた一部分は、前記データフィールドを符号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされる、上記C67に記載の方法。
[C74]
前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている上記C73に記載の方法。
[C75]
CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを送信すること
をさらに備える上記C69に記載の方法。
[C76]
前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備えている上記C69に記載の方法。
[C77]
前記符号化することは、キーIDを使用して前記データフィールドを符号化することを備える上記C67に記載の方法。
[C78]
前記シグナリングすることは、管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダを通じて前記別の装置へと前記キーIDを送信することを備えている上記C77に記載の方法。
[C79]
装置によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
命令が記憶されたコンピュータ読取可能媒体を備えており、
前記命令は、
前記装置においてローカルに情報のセットの一部分を記憶することと、
パケットを受け取ることと、ここで、前記パケットは前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備える、
前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号することと
を行うように実行可能である、コンピュータプログラム製品。
[C80]
装置によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
命令が記憶されたコンピュータ読取可能媒体を備えており、
前記命令は、
情報のセットを使用してデータフィールドを符号化することと、
前記情報のセットの一部分を別の装置へとシグナリングすることと、
前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信することと
を行うように実行可能であり、
前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットの一部を欠いている、コンピュータプログラム製品。
[C81]
局であって、
少なくとも1つのアンテナと、
前記局においてローカルに情報のセットの一部分を記憶するように構成された処理システムと、
前記少なくとも1つのアンテナを介してパケットを受け取るように構成された受信機と、ここで、前記パケットは前記情報のセットを使用して符号化されたデータフィールドを備える、
前記情報のセットの前記記憶された一部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するように構成されたデコーダと
を備える局。
[C82]
アクセスポイントであって、
少なくとも1つのアンテナと、
情報のセットを使用してデータフィールドを符号化するように構成された処理システムと、
前記情報のセットの一部分を前記少なくとも1つのアンテナを介して局へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記局へと送信するように構成された送信機と
を備えており、
前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記情報のセットの一部を欠いている、アクセスポイント。

Claims (20)

  1. ワイヤレス通信のための装置であって、
    前記装置においてローカルに、フルカウンター暗号モードプロトコル(CCMP)ヘッダを有する以前に受け取ったパケットを通じて取得されたCCMP情報の第1の部分を記憶するための手段と、
    パケットを受け取るための手段と、ここで、前記パケットは前記CCMP情報を使用して符号化されたデータフィールドを備える、
    前記CCMP情報の前記記憶された第1の部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号するための手段と
    を備え、
    前記装置は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダから取得するための、および前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の前記記憶された第1の部分を取得するための手段をさらに備えており、前記復号するための手段は、前記データフィールドを復号するために、前記CCMP情報の前記取得した第1の部分および第2の部分を使用するように適合されている、装置。
  2. 前記パケットは、MACヘッダと、前記MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている請求項1に記載の装置。
  3. 前記CCMP情報の前記記憶された第1の部分は、前記データフィールドを暗号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされ、
    ここで
    前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えているか、または
    記復号するための手段は、前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分と、MACヘッダに含まれるシーケンス番号とにもとづいて、前記パケット番号を生成するように構成されているか、または
    記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分は、前記パケット番号の最上位ビットを備えており、前記装置は、前記パケット番号のロールオーバを検出し、前記検出に応答して前記装置に記憶された前記パケット番号の前記最上位ビットを更新するための手段をさらに備える、
    請求項1に記載の装置。
  4. CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを受け取るための手段と、
    前記CCMP情報の前記記憶された一部分を更新するための手段と
    をさらに備える請求項1に記載の装置か、または、
    前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備え、
    前記復号するための手段は、前記CCMPヘッダに含まれる情報および前記記憶された情報を使用して前記データフィールドを復号するように構成されている請求項1に記載の装置。
  5. ワイヤレス通信のための装置であって、
    カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を使用してデータフィールドを符号化するための手段と、
    前記CCMP情報の第1の部分を別の装置へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信するための手段と
    を備えており、
    前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の一部を欠いており、
    前記シグナリングするための手段は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダにおいて前記別の装置へと提供し、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の前記第1の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダにおいて前記別の装置へと提供するように構成されている、装置。
  6. 前記パケットは、MACヘッダと、前記MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている請求項5に記載の装置。
  7. 前記CCMP情報の前記シグナリングされた第1の部分は、前記データフィールドを符号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされ、前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている請求項5に記載の装置か、または、
    CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを送信するための手段をさらに備える請求項5に記載の装置。
  8. 前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備えている請求項5に記載の装置。
  9. 装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記装置においてローカルに、フルカウンター暗号モードプロトコル(CCMP)ヘッダを有する以前に受け取ったパケットを通じて取得されたCCMP情報の第1の部分を記憶することと、
    パケットを受け取ることと、ここで、前記パケットは前記CCMP情報を使用して符号化されたデータフィールドを備える、
    前記情報のセットの前記記憶された第1の部分と、前記パケットに含まれる追加の情報とを使用して、前記データフィールドを復号することと
    を備え、
    前記方法は、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダから取得し、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の前記記憶された第1の部分を取得することと、前記データフィールドを復号するために、前記CCMP情報の前記取得した第1の部分および第2の部分を使用することと、をさらに備える、方法。
  10. 前記パケットは、MACヘッダと、前記MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている請求項9に記載の方法。
  11. 前記CCMP情報の前記記憶された一部分は、前記データフィールドを暗号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされ、
    ここで
    前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えているか、または、
    前記方法は、前記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分と、MACヘッダに含まれるシーケンス番号とにもとづいて、前記パケット番号を生成することをさらに備えるか、または
    記装置に記憶された前記パケット番号の前記第1の部分は、前記パケット番号の最上位ビットを備え、前記方法は、前記パケット番号のロールオーバを検出し、前記検出に応答して前記装置に記憶された前記パケット番号の前記最上位ビットを更新することをさらに備える、
    請求項9に記載の方法
  12. CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを受け取ることと、
    前記CCMP情報の前記記憶された一部分を更新することと
    をさらに備える請求項9に記載の方法
  13. 前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備え、
    前記復号することは、前記CCMPヘッダに含まれる情報および前記記憶された情報を使用して前記データフィールドを復号することを備える請求項9に記載の方法。
  14. 装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
    カウンター暗号モードプロトコル(CCMP)情報を使用してデータフィールドを符号化することと、
    前記CCMP情報の第1の部分を別の装置へとシグナリングし、前記符号化されたデータフィールドを有するパケットを前記別の装置へと送信することと
    を備えており、
    前記パケットは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の一部を欠いており、
    前記シグナリングすることは、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の第2の部分を、前記パケットに含まれる圧縮されたCCMPヘッダにおいて前記別の装置へと提供し、前記データフィールドを符号化するために使用される前記CCMP情報の前記第1の部分を、前記圧縮されたCCMPヘッダには含まれていない少なくとも何らかのCCMP情報を有する以前に受け取ったパケットに含まれるフルCCMPヘッダにおいて前記別の装置へと提供することを備えている、方法。
  15. 前記パケットは、MACヘッダと、前記MACヘッダが通常のMACヘッダと比べてバイト数が少ないショートMACヘッダを備える旨のインジケーションとを備えている請求項14に記載の方法。
  16. 前記CCMP情報の前記シグナリングされた第1の部分は、前記データフィールドを符号化するために使用されるパケット番号の第1の部分を備えており、前記パケット番号は、各送信によりインクリメントされ、前記パケットは、前記パケット番号の第2の部分を有するCCMPヘッダを備えている請求項14に記載の方法
  17. CCMP情報の更新されたバージョンを有する後続のパケットを送信すること
    をさらに備える請求項14に記載の方法
  18. 前記パケットは、予備のバイトを欠くCCMPヘッダを備えている請求項14に記載の方法
  19. 前記符号化することは、キーIDを使用して前記データフィールドを符号化することを備え
    記シグナリングすることは、管理フレームの交換またはフルCCMPヘッダを通じて前記別の装置へと前記キーIDを送信することを備えている請求項14に記載の方法。
  20. コンピュータ上で実行されると請求項9〜19のいずれか一項に記載の方法のステップを行うためのコードを備える、コンピュータプログラム。
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