JP6365207B2 - 無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システム - Google Patents

無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システム Download PDF

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Description

本発明は、走行経路に設けられた反射板によって自動運転コントローラが無人搬送車の現在位置を特定する無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システムに関する。
予め定められた走行経路を無人搬送車に走行させる無人搬送車システムとしては、例えば、特許文献1に記載されている。この種の無人搬送車システムでは、無人で走行を行わせるための自動運転コントローラが無人搬送車に搭載されている。自動運転コントローラは、無人搬送車に走行を行わせるために、無人搬送車の現在位置を特定する必要があり、無人搬送車の現在位置を特定するために、走行経路に設けられた反射板を利用している。無人搬送車には、レーザースキャナが設けられており、レーザースキャナによって走行経路に設けられた反射板を認識する。レーザースキャナによって、反射板が認識されると、その反射板までの距離と角度(方位)が検出される。そして、レーザースキャナによって3つの反射板が認識されると、反射板までの距離と角度から、3つの反射板によって特定される三角形、すなわち、3つの反射板間の距離及び角度を求めることができる。走行経路に設けられた反射板の位置情報は、無人搬送車に設けられた記憶部に記憶されているため、無人搬送車が認識した3つの反射板の位置関係と、記憶部に記憶された反射板の位置関係とを照合することで、無人搬送車が認識した反射板の位置を特定することができる。そして、反射板の位置が特定されれば、無人搬送車から反射板までの距離と角度が検出できているため、自動運転コントローラは、無人搬送車の現在位置を特定することができる。
特開2000−56828号公報
ところで、走行経路には、多数の反射板が設けられているため、反射板の配置位置によっては、異なる反射板の組み合わせで合同の三角形が特定されるように反射板が配置されてしまう場合がある。この場合、無人搬送車が3つの反射板を認識したときに、現在位置を特定することができないおそれがある。
本発明の目的は、自動運転コントローラが無人搬送車の現在位置を特定することができる位置に反射板が設けられているかを検査することができる無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システムを提供することにある。
上記課題を解決する無人搬送車システムの反射板位置検査方法は、自動運転コントローラとレーザースキャナとを有する無人搬送車の前記レーザースキャナによって、走行経路に配置された複数の反射板のうち、少なくとも3つの反射板までの距離と角度とを検出し、前記反射板までの距離と角度によって求められた前記反射板の位置と記憶部に記憶された複数の反射板の位置情報とを照合することで、前記自動運転コントローラが前記無人搬送車の現在位置を特定する無人搬送車システムの反射板位置検査方法であって、複数の反射板の位置を仮定して、位置が仮定された複数の反射板のうち、3つの反射板の全ての組み合わせの各々で特定される三角形について合同を検査する。
これによれば、3つの反射板を組み合わせて特定される複数の三角形に、合同の三角形が存在するか否かを検査することができる。合同の三角形が存在している場合には、自動運転コントローラが無人搬送車の現在位置を特定できないおそれがあるため、合同の三角形が存在していることを検査することで、自動運転コントローラが現在位置を特定することができる位置に反射板が設けられているかを検査することができる。
上記無人搬送車システムの反射板位置検査方法について、合同の三角形が存在する場合には、警告を行うことが好ましい。これによれば、3つの反射板を組み合わせて特定される複数の三角形に、合同の三角形が存在する場合には、警告が行われ、反射板の位置変更を促すことができる。
上記無人搬送車システムの反射板位置検査方法について、合同の三角形が存在する場合には、合同の三角形が存在しない位置を反射板の位置の変更先候補として報知することが好ましい。これによれば、反射板の位置の変更先候補を報知することで、反射板の位置変更を促すことができる。
上記無人搬送車システムの反射板位置検査方法について、複数の反射板のうち、任意の3つの反射板によって特定される基準三角形と、前記基準三角形を構成する3つの反射板とは異なる反射板を少なくとも1つ含む3つの反射板の全ての組み合わせによって特定される比較三角形との合同を検査し、前記基準三角形を順次変更して、3つの反射板の組み合わせによって特定される全ての前記基準三角形と前記比較三角形との合同を検査することが好ましい。
これによれば、基準三角形を順次変更しながら比較三角形との合同を検査することで、3つの反射板の全ての組み合わせの各々で特定される三角形について合同を検査することができる。
上記課題を解決する無人搬送車システムの反射板位置検査システムは、自動運転コントローラとレーザースキャナとを有する無人搬送車の前記レーザースキャナによって、走行経路に配置された複数の反射板のうち、少なくとも3つの反射板までの距離と角度とを検出し、前記反射板までの距離と角度によって求められた前記反射板の位置と記憶部に記憶された複数の反射板の位置情報とを照合することで、前記自動運転コントローラが前記無人搬送車の現在位置を特定する無人搬送車システムの反射板位置検査システムであって、複数の反射板の位置を特定可能な情報を入力する入力部と、前記入力部によって入力された反射板のうち、3つの反射板の全ての組み合わせの各々で特定される三角形について合同を検査する検査部と、を有する。
本発明によれば、自動運転コントローラが無人搬送車の現在位置を特定することができる位置に反射板が設けられているかを検査することができる。
無人搬送車システムを模式的に示した図。 無人搬送車システムを模式的に示した図。 (a)はパーソナルコンピュータの斜視図、(b)はパーソナルコンピュータのブロック図。 パーソナルコンピュータの表示器を拡大して示す図。 反射板の位置を検査するときに行われる処理を示すフローチャート。
以下、無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システムの一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、無人搬送車システム10は、無人搬送車(無人フォークリフト)11と、無人搬送車11が走行する建屋21に設けられた複数の反射板22とを備えている。無人搬送車11は、建屋21の内部を走行し、無人で荷を搬送する。すなわち、建屋21の内部が無人搬送車11の走行経路となっている。建屋21内に設けられた複数の反射板22は、3つの反射板22によって三角形を特定したときに、全ての組み合わせについて異なる三角形が特定されるように配置されている。
図1に示すように、無人搬送車11は、車体12を有している。車体12には、車輪13が設けられている、また、車体12には、荷を積載するためのフォーク14が設けられている。車体12には、自動運転コントローラ15が設けられている。自動運転コントローラ15は、車輪13の舵角を変更したり、フォーク14を動作させたりする等、無人搬送車11の制御を統括的に行う車両制御部16を有している。また、自動運転コントローラ15は、無人搬送車11の動作を制御する制御プログラムや、建屋21内に配置された反射板22の位置情報が記憶された記憶部17を有している。反射板22の位置情報は、例えば、CADデータや、座標テーブルデータとして記憶されている。
車体12には、レーザースキャナ18が設けられている。レーザースキャナ18は、360度回転して、無人搬送車11の周囲にレーザーを照射する。建屋21内に設けられた反射板22は、レーザースキャナ18からレーザーが照射されると、入射角と同一方向に向けてレーザーを反射する。レーザースキャナ18は、反射板22から反射されたレーザーを検出する。レーザースキャナ18は、照射したレーザーが反射板22で反射されてレーザースキャナ18に戻るまでの時間から、レーザースキャナ18から反射板22までの距離を検出し、反射板22で反射されたレーザーの移動方向角度からレーザースキャナ18からの角度(方位)を検出する。レーザースキャナ18から反射板22までの距離と角度は、自動運転コントローラ15に入力される。
自動運転コントローラ15は、レーザースキャナ18によって認識した反射板22のうち、3つの反射板22の位置関係から無人搬送車11の現在位置を特定する。具体的にいえば、図2に示すように、自動運転コントローラ15は、レーザースキャナ18(無人搬送車11)から3つの反射板22までの距離と角度から、3つの反射板22間の距離及び角度を把握することができる。換言すれば、3つの反射板22によって特定される三角形を把握することができる。そして、記憶部17には、建屋21内の反射板22の位置情報が記憶されているため、3つの反射板22間の距離と角度に合致する反射板22を建屋21内に配置された複数の反射板22の中から特定することができる。そして、3つの反射板22が特定されると、その反射板22までの距離及び角度はレーザースキャナ18によって検出されているため、無人搬送車11の現在位置が特定される。
反射板22の配置位置を決めるには、まず、パーソナルコンピュータや、タブレット端末などの端末によって建屋21内のどの位置に反射板22を配置するかを仮定して、反射板22の位置を検査する。本実施形態では、パーソナルコンピュータを用いて反射板22の位置を検査する。以下の説明では、パーソナルコンピュータに表示される仮想の反射板を符号41で示し、仮想の建屋を符号42で示す。
図3(a)、図3(b)及び図4に示すように、パーソナルコンピュータ30は、反射板41の仮の位置をパーソナルコンピュータ30に入力するための入力部31を有している。入力部31としては、キーボードや、ソフトウェアキーボード、マウスなどが用いられる。また、パーソナルコンピュータ30は、制御装置32を有している。制御装置32は、反射板41の位置を検査するためのアプリケーションが記憶されたメモリ33と、入力部31によって入力された反射板41の仮の位置から反射板41の位置を検査するCPU34とを有している。また、パーソナルコンピュータ30は、入力部31によって入力された反射板41の仮の位置などを表示する表示器35を有している。本実施形態では、パーソナルコンピュータ30によって無人搬送車システムの反射板位置検査システムが構成されている。
次に、上記したパーソナルコンピュータ30を用いて、反射板41の位置を検査する方法について説明する。
まず、ユーザーは、反射板41の位置を検査するアプリケーション(プログラム)を起動して、反射板41を配置する建屋42の構造を入力部31によって入力する。建屋42の構造を入力することで、表示器35には、建屋42の構造が反映される。そして、入力部31によって建屋42の内部に反射板41を配置していく。この際、キーボードによって反射板41の座標を入力してもよい。また、アプリケーションによって表示器35に表示される反射板41のシンボルをマウスで移動させることで建屋42内に反射板41を配置することができる場合、マウスによって反射板41を配置してもよい。制御装置32は、座標が入力された場合は、その座標を位置情報として、反射板41のシンボルが建屋42内に配置された場合は、そのシンボルが配置された位置の座標を位置情報としてメモリ33に記憶する。すなわち、入力部31によって、反射板41の位置を特定可能な情報が入力される。なお、反射板41の位置情報としては、反射板41の一点(例えば、反射板41を平面視したときの中心点)の位置情報が記憶される。これにより、反射板41の位置が仮定される。そして、反射板41の位置が全て仮定された後には、制御装置32によって反射板41の位置検査が行われる。本実施形態では、制御装置32が、3つの反射板41の全ての組み合わせの各々で特定される三角形の合同を検査する検査部として機能している。
図5に示すように、ステップS10において、制御装置32は、入力された反射板41のうち、基準となる3つの反射板41を抽出する。この基準となる3つの反射板41によって特定される三角形が基準三角形となる。なお、3つの反射板41によって特定される三角形は、メモリ33に記憶された位置情報によって特定される三角形であり、各反射板41の一点を結んで特定される三角形である。
次に、ステップS20において、制御装置32は、ステップS10で抽出された反射板41の位置情報(座標)をメモリ33から読み出す。次に、ステップS30において、制御装置32は、ステップS20において読み出された反射板41の位置関係から抽出された3つの反射板41間の距離、すなわち、ステップS10において抽出された反射板41の座標を頂点とする基準三角形の各辺の長さを算出する。
次に、ステップS40において、制御装置32は、比較対象の反射板41を抽出する。この際、制御装置32は、比較対象の反射板41の組み合わせが、基準の反射板41の組み合わせと異なるように、ステップS10で抽出された3つの反射板41のうち、少なくとも一つは別の反射板41が含まれるように3つの反射板41を抽出する。この比較対象の反射板41によって特定される三角形が比較三角形となる。次に、ステップS50において、制御装置32は、ステップS40で抽出された反射板41の位置情報(座標)を読み出す。次に、ステップS60において、制御装置32は、ステップS50において読み出された反射板41の位置関係から、抽出された3つの反射板41間の距離、すなわち、ステップS40において抽出された反射板41の座標を頂点とする比較三角形の各辺の長さを算出する。
次に、ステップS70において、制御装置32は、基準三角形と比較三角形が合同か否かを判定する。本実施形態では、合同条件として、基準三角形と比較三角形の3辺の長さが等しい場合に基準三角形と比較三角形が合同であると判定している。以下、例を挙げて詳細に説明を行う。
図4に示すように、基準三角形として、図に示す三角形T1が抽出されており、比較三角形として図に示す三角形T2が抽出されている場合の合同の判定について説明する。三角形T1の各辺の長さをLS1、LS2、LS3とし、三角形T2の各辺の長さをLC1、LC2、LC3とする。制御装置32は、以下の式が成り立つか否かを判定する。
C1−ε≦LS1≦LC1+ε … (1)
C2−ε≦LS1≦LC2+ε … (2)
C3−ε≦LS1≦LC3+ε … (3)
制御装置32は、(1)式、(2)式、及び(3)式のいずれも成立しなければ、三角形T1と三角形T2とが合同ではないと判定する。なお、εは、レーザースキャナ18の計測誤差である。すなわち、三角形T1の各辺の長さLS1、LS2、LS3と、三角形T2の各辺の長さLC1、LC2、LC3とが完全に一致していなくても、誤差を含む範囲で一致していれば、合同とみなされる。制御装置32は、(1)式、(2)式、及び(3)式のいずれかが成立する場合には、以下の式が成り立つか否かを判定する。なお、本実施形態では、(1)式が成立したと仮定して説明を行う。
C2−ε≦LS2≦LC2+ε … (4)
C3−ε≦LS2≦LC3+ε … (5)
制御装置32は、(4)式及び(5)式のいずれも成立しなければ、三角形T1と三角形T2とが合同ではないと判定する。一方、制御装置32は、(4)式及び(5)式のいずれかが成立した場合には、以下の式が成り立つか否かを判定する。なお、本実施形態では、(4)式が成立したと仮定して説明を行う。
C3−ε≦LS3≦LC3+ε … (6)
制御装置32は、(6)式が成立しなければ、三角形T1と三角形T2とが合同ではないと判定する。一方、制御装置32は、(6)式が成立した場合には、三角形T1と三角形T2の各辺の長さが一致したとみなして、三角形T1と三角形T2とは合同であると判定する。
図5に示すように、ステップS70の判定結果が肯定、すなわち、基準三角形と比較三角形とが合同とみなされる場合には、制御装置32は、ステップS80に移行する。一方、ステップS70の判定結果が否定の場合、すなわち、基準三角形と比較三角形が合同ではない場合、制御装置32は、ステップS90に移行する。制御装置32は、ステップS80において、警告フラグが付与される。
ステップS90において、制御装置32は、比較対象の反射板41の抽出が完了したか否かを判定する。基準三角形と比較される比較三角形として、基準三角形を構成する反射板41とは異なる反射板41を少なくとも1つ含む3つの反射板41の組み合わせのうち、全ての組み合わせの三角形を抽出する必要がある。このため、ステップS10で抽出された基準三角形と、全ての比較三角形との比較が終わるまでは、ステップS40〜ステップS90までの処理を繰り返し行う。
ステップS90の判定結果が肯定の場合、すなわち、全ての比較三角形の抽出が完了して、基準三角形と全ての比較三角形との合同の検査が終了した場合には、制御装置32は、ステップS100に移行する。
ステップS100において、制御装置32は、基準の反射板41、すなわち、基準三角形の抽出が完了したか否かを判定する。ステップS40〜ステップS90における比較三角形との合同の検査は、全ての基準三角形、すなわち、3つの反射板41の全ての組み合わせについて行う必要がある。このため、ステップS100において、3つの反射板41の全ての組み合わせを基準三角形として比較三角形との合同検査を行ったか否かを判定している。ステップS100の判定結果が肯定の場合、制御装置32は、3つの反射板41の全ての組み合わせの各々で特定される三角形の合同検査を終了する。一方、ステップS100の判定結果が否定の場合、制御装置32は、ステップS10に移行する。
そして、ステップS10〜ステップS100の処理が終了して、複数の反射板41の全ての組み合わせの各々で特定される三角形の合同が検査された結果、合同の三角形が存在している場合、すなわち、警告フラグが付与されている場合には、警告が行われる。この警告は、制御装置32が表示器35に警告を促す文章などを表示することで行われる。
例えば、図4に示すように、基準三角形と比較三角形とが合同だった場合には、表示器35に「現在位置を特定できないおそれが有ります」という表示をする。また、警告と同時に、反射板41の変更先位置の候補を報知する。本実施形態では、表示器35に、反射板41の変更先位置の候補を表示(図中破線で示す)することで、報知を行っている。この変更先位置の候補は、この位置に反射板41を配置した場合に、異なる反射板41の組み合わせで特定される合同の三角形が存在しないような位置である。
次に、本実施形態の無人搬送車システムの反射板位置検査方法及び無人搬送車システムの反射板位置検査システムの作用について説明する。
上記したように、複数の反射板41の位置を仮定して、3つの反射板41の組み合わせによって特定される三角形のうち、異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が特定される場合には、この反射板41が抽出される。そして、本実施形態では、異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が特定される場合には、反射板41の位置の変更を促す警告を行っている。
異なる反射板41の組み合わせで、合同の三角形が特定される場合でも、4つ以上の反射板41の位置情報を用いることで、自動運転コントローラ15が無人搬送車11の現在位置を特定することができる場合がある。4つ以上の反射板41を認識できるか否かは、建屋42の構造などによって異なる。このため、ユーザーは、異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が存在している場合には、建屋42の構造や、他の反射板41の配置位置から、無人搬送車11の位置が特定できるか否かを判断して、反射板41の位置を変更するか否かを検討する。
ユーザーは、反射板41の位置を変更する必要があると判断した場合、反射板41の位置を変更する。反射板41の位置を変更した後に、再度反射板41の位置検査を行ってもよい。反射板41の位置が確定した場合には、決定した反射板41の位置にしたがって建屋21に反射板22を設ける。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)複数の反射板41のうち、3つの反射板41の全ての組み合わせの各々で特定される三角形について合同を検査している。異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が存在する場合には、自動運転コントローラ15が無人搬送車11の現在位置を特定できないおそれがあるため、合同の三角形が存在しているか否かを検査することで、自動運転コントローラ15が無人搬送車11の現在位置を特定できるか否かを検査することができる。
(2)異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が存在する場合には、警告を行っている。このため、ユーザーに対して反射板41の位置を変更することを促すことができる。
(3)異なる反射板41の組み合わせで合同の三角形が存在する場合には、3つの反射板41の全ての組み合わせで合同な三角形が存在しないように、反射板41の変更先位置の候補を報知している。このため、ユーザーに対して、反射板41の位置を変更することを促すことができる。
(4)反射板41に識別情報を付与して、識別情報をレーザーによって読み取ることで無人搬送車の現在位置を把握する場合に比べて、安価な構成で無人搬送車の現在位置を把握することができる。
(5)磁気のレールを建屋に敷設して無人搬送車を走行させる場合に比べて、レイアウトが変更しやすい。また、磁気のレールを建屋に敷設する場合には、磁気のレールを床内に埋設するために、床を削る必要がある。この場合、床を削ることで粉塵が生じるため、クリーンルーム内で無人搬送車システムを使用できないおそれがあるが、反射板41によって無人搬送車の位置を特定することで、粉塵を発生させることなく無人搬送車システム10を建屋21に設けることができるため、クリーンルームであっても、無人搬送車システム10を使用することができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○異なる反射板41の組み合わせで、合同な三角形が存在する場合であっても、警告を行わず、検査した結果のみを表示器35に表示してもよい。また、警告を行わず、反射板41の変更先位置の候補を表示してもよい。
○異なる反射板41の組み合わせで、合同な三角形が存在する場合であっても、反射板41の変更先候補を表示しなくてもよい。この場合、反射板41の位置の変更を促す警告のみを行ってもよい。
○三角形の合同条件として、三角形の3辺の長さが等しい場合を合同としたが、これに限られない。2辺と、2辺に挟まれる角の角度が同一の場合に基準三角形と比較三角形が合同と判断してもよいし、1辺と、その両端の角の角度が同一の場合に基準三角形と比較三角形が合同と判断されてもよい。
○無人搬送車システム10は、屋内に設けられていてもよいし、屋外に設けられていてもよい。
○無人搬送車システムの反射板位置検査システムとして、パーソナルコンピュータ30以外を用いてもよい。例えば、パーソナルコンピュータ30など、入力部31を備えた端末と、端末にネットワーク接続されたサーバーによって無人搬送車システムの反射板位置検査システムが構成されていてもよい。端末の入力部から入力された反射板41の位置情報は、サーバーに送信され、サーバーは端末から送信された反射板41の位置情報から3つの反射板41によって特定される三角形の合同を検査する。そして、サーバーは、検査結果を端末に送信し、端末に検査結果を表示させる。すなわち、端末にネットワーク接続されたサーバーによって無人搬送車システムの反射板位置を検査するサービスが提供されてもよい。
○無人搬送車システム10は、無人搬送車11の自動運転コントローラ15に指令を出し、無人搬送車11を制御する上位制御装置を有していてもよい。
○レーザースキャナ18の計測誤差εは、予め設定されていてもよいし、入力部31によって任意の値が入力されてもよい。
○合同の三角形が存在する場合の反射板41の変更先候補の位置は、音声などによって報知されてもよい。
10…無人搬送車システム、11…無人搬送車、17…記憶部、18…レーザースキャナ、21…建屋、22…反射板、30…パーソナルコンピュータ、32…制御装置、41…反射板、42…建屋。

Claims (5)

  1. 自動運転コントローラとレーザースキャナとを有する無人搬送車の前記レーザースキャナによって、走行経路に配置された複数の反射板のうち、少なくとも3つの反射板までの距離と角度とを検出し、前記反射板までの距離と角度によって求められた前記反射板の位置と記憶部に記憶された複数の反射板の位置情報とを照合することで、前記自動運転コントローラが前記無人搬送車の現在位置を特定する無人搬送車システムの反射板位置検査方法であって、
    反射板を配置する複数の位置候補を仮定し仮定された前記複数の位置候補のうちから3つの反射板の位置候補を抽出して特定される全ての三角形について合同を検査する無人搬送車システムの反射板位置検査方法。
  2. 合同の三角形が存在する場合には、警告を行う請求項1に記載の無人搬送車システムの反射板位置検査方法。
  3. 合同の三角形が存在する場合には、合同の三角形が存在しない位置を反射板の位置の変更先候補として報知する請求項1又は請求項2に記載の無人搬送車システムの反射板位置検査方法。
  4. 複数の反射板のうち、任意の3つの反射板によって特定される基準三角形と、前記基準三角形を構成する3つの反射板とは異なる反射板を少なくとも1つ含む3つの反射板の全ての組み合わせによって特定される比較三角形との合同を検査し、
    前記基準三角形を順次変更して、3つの反射板の組み合わせによって特定される全ての前記基準三角形と前記比較三角形との合同を検査する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の無人搬送車システムの反射板位置検査方法。
  5. 自動運転コントローラとレーザースキャナとを有する無人搬送車の前記レーザースキャナによって、走行経路に配置された複数の反射板のうち、少なくとも3つの反射板までの距離と角度とを検出し、前記反射板までの距離と角度によって求められた前記反射板の位置と記憶部に記憶された複数の反射板の位置情報とを照合することで、前記自動運転コントローラが前記無人搬送車の現在位置を特定する無人搬送車システムの反射板位置検査システムであって、
    反射板を配置する複数の位置候補として該反射板の位置を特定可能な情報を入力する入力部と、
    前記入力部によって入力された前記複数の位置候補のうちから3つの反射板の位置候補を抽出して特定される全ての三角形について合同を検査する検査部と、を有する無人搬送車システムの反射板位置検査システム。
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