JP6364958B2 - 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像表示装置の表示面に表示された画像を、前景と背景とに分離する画像処理装置として、処理対象となる画像内に指定された点ごとに、当該点を含む所定形状の領域を形成して、当該形成した領域の情報を前景の初期領域として、セグメンテーション処理を実行するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−029930号公報
本発明は、形成された前景候補領域を追加の指定によって修正するに際して、追加した指定が前景領域を指定するものか又は背景領域を指定するものかの別についてユーザが指定する作業をなくすことを目的とする。
請求項1に係る発明は、表示面に表示された画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける受付手段と、前記前景部分を含む前景候補領域を形成する領域形成手段とを備え、前記受付手段は、前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に追加の指定を受け付け、前記領域形成手段は、前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直すことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記受付手段は、前記追加の指定を線として受け付け、前記領域形成手段は、前記線の終点が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、前記追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記背景領域を指定するものであるかを設定する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記受付手段は、前記追加の指定を2つの点として受け付け、前記領域形成手段は、前記2つの点のうち時系列的に後に受け付けられた点が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、前記追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記背景領域を指定するものであるかを設定するとともに、当該前景候補領域を仕切る境界線のうち、当該2つの点のうち時系列的に先に受け付けられた点に近い部分を形成し直すことにより当該前景候補領域を形成し直す請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項4に係る発明は、画像を取得する画像取得手段と、取得した前記画像を表示する表示面を有する画像表示手段と、前記表示面に表示された前記画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける受付手段と、前記前景部分を含む前景候補領域を形成する領域形成手段と、前記前景候補領域を用いて画像を形成する画像形成手段とを備え、前記受付手段は、前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に、追加の指定を受け付け、前記領域形成手段は、前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直すことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、コンピュータに、表示面に表示された画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける機能と、前記前景部分を含む前景候補領域を形成する機能と、前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に追加の指定を受け付ける機能と、前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかの別によって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直す機能と、を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項1,4及び5に係る発明によれば、前景領域として抽出しようとして形成された前景候補領域を、追加した指定により修正するに際して、追加した指定が前景領域を指定するものであるか又は背景領域を指定するものであるかの別についてユーザが指定する作業をなくす。
請求項2に係る発明によれば、追加の指定を線で指定する。
請求項3に係る発明によれば、修正しようとする境界線部分を限定する。
本発明の実施の形態(以下、実施形態という。)に係る画像処理装置及び画像形成装置の構成を例示したブロック図である。 画像処理装置及び画像形成装置によって、画像から前景候補領域が抽出される様子を示す模式図であり、(A)は取得された画像を示す図、(B)は前景シード及び背景シードが受け付けられた状態を示す図、(C)は前景候補領域が形成された様子を示す図である。 前景候補領域がユーザが抽出しようとした前景領域よりも大きく設定されて、前景候補領域を仕切る境界線の一部が背景領域に突出した状態を示す模式図であり、(A)は前景候補領域が表示された状態、(B)は追加シードが受け付けられた状態、(C)は追加シードと先に受け付けられた前景シード及び背景シードを示す各模式図である。 前景候補領域がユーザが抽出しようとした前景領域よりも小さく設定されて、前景候補領域を仕切る境界線の一部が前景領域に突出した状態を示す模式図であり、(A)は前景候補領域が表示された状態、(B)は追加シードが受け付けられた状態、(C)は追加シードと受け付けられた前景シード及び背景シードを示す各模式図である。 (A)は線で形成された追加シードの始点が前景候補領域の外側に形成され、終点が前景候補領域の内側に形成された例を示す模式図、(B)は追加シードの始点が前景候補領域の内側に形成され、終点が前景候補領域の外側に形成された例を示す模式図である。 追加シードとして受け付けられた線の始点及び終点と前景候補領域の内外との位置関係に対応して、制御部が追加シードを前景シードに設定するか又は背景シードに設定するかを纏めた一覧表である。 画像処理装置及び画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 操作部が、追加シードを2つの点の指定として受け付けた様子を示す模式図である。 プログラムが読み込まれたコンピュータによって画像処理装置の機能を実現させるハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<画像処理装置及び画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置80及び画像形成装置10の構成を例示したブロック図である。図2は、画像処理装置80及び画像形成装置10によって、画像Pから前景候補領域Pf0が抽出される様子を説明する模式図である。
図1に示した画像形成装置10は、画像取得部20(画像取得手段)と、表示部30(画像表示手段)と、操作部40(受付手段)と、制御部50(領域形成手段)と、記憶部60と、画像形成部70(画像形成手段)とを備える。ここで、制御部50、操作部40及び記憶部60は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態である画像処理装置80を構成している。
画像取得部20は、例えば図2(A)に示した画像Pを取得する。
表示部30は、取得した画像Pを表示する表示面31(図2(A)参照)を有する。
操作部40は、例えば、表示部30の表示面31に一体に形成され、表示面31に表示された画像Pを透過するタッチパネルであり、指やスタイラスペン等によって接触操作することで画像Pの部分の指定を受け付けることができる。この操作部40は、表示面31に表示された画像Pのうち、ユーザが抽出しようとする前景領域Pf(図2(B)参照)に含まれる前景シードSf(前景部分)の指定及び画像Pのうちの前景領域Pfを除いた部分である背景領域Pbに含まれる背景シードSbの指定を受け付ける。実施形態1では、前景シードSf及び背景シードSbは、図2(B)に示すように、いずれも線で指定されているが、線で指定されるものに限定されず、点で指定されるものであってもよい。
前景シードSfを指定するときは、ユーザが表示面31に表示された「Fore」ボタン(図示省略)を押下した後に、ユーザが前景領域Pfとして抽出しようとした範囲の内側の部分を指やスタイラスペン等でなぞり、なぞった部分が前景シードSfとなる。前景シードSfは、図2(B)に示すように1つに限定されるものではなく、2つ以上指定されてもよい。
背景シードSbを指定するときは、ユーザが表示面31に表示された「Back」ボタン(図示省略)を押下した後に、ユーザが前景領域Pfとして抽出しようとする範囲の外側の部分を指やスタイラスペン等でなぞり、なぞった部分が背景シードSbとなる。背景シードSbについても、1つに限定されるものではなく、2つ以上指定されてもよい。
なお、前景シードSfだけを指定し、背景シードSbを指定しなくてもよい。
表示面31には、「Fore」ボタン及び「Back」ボタンの他に「Cut」ボタン(図示省略)が表示され、前景シードSf及び背景シードSbの各指定又は前景シードSfのみの指定が完了した後に、「Cut」ボタンが押下されることで、後述する制御部50による前景候補領域Pf0の形成処理が実行される。
図3及び図4は、前景候補領域Pf0(図2(C)参照)がユーザの意図する通りに形成されなかった様子を示す模式図である。詳細には、図3は、前景候補領域Pf0がユーザが抽出しようとした前景領域Pfよりも大きく設定されて、前景候補領域Pf0を仕切る境界線K0の一部が背景領域Pbに突出した状態を示す模式図である。一方、図4は、前景候補領域Pf0がユーザが抽出しようとした前景領域Pfよりも小さく設定されて、前景候補領域Pf0を仕切る境界線K0の一部が前景領域Pfに突出した状態を示す模式図である。
操作部40(図1参照)は、前景候補領域Pf0(図3(A)、図4(A)参照)が形成された後に、画像Pに、2つの点m1,m2(図3(B)、図4(B)参照)を含む追加シードSt(追加の指定)を受け付けることができる。図3(B)及び図4(B)に示した追加シードStは、前景シードSfや背景シードSbと同様に、ユーザによって線で指定されたものであり、点m1が線の始点、点m2が線の終点となっている。追加シードStの受け付けの際には、追加シードStの受け付けに先立って、前景シードであることを特定する「Fore」ボタンや背景シードであることを特定する「Back」ボタンを押下する操作は行われない。
制御部50は、画像取得部20、表示部30、操作部40及び記憶部60の各動作を制御する。また、制御部50は、操作部40が受け付けた前景シードSf(図2(B)参照)を含みかつ背景シードSbを含まない領域として前景候補領域Pf0を形成する。形成された前景候補領域Pf0は、制御部50により、前景シードSf及び背景シードSbとともに記憶部60に記憶されるとともに、表示面31(図2(C)参照)に表示される。なお、前景シードSfのみが指定され、背景シードSbが指定されなかったときは、制御部50は、操作部40が受け付けた前景シードSfを含む領域として前景候補領域Pf0を形成する。
前景シードSf及び背景シードSbによって前景候補領域Pf0を形成する方法としては、例えばグラフカット(Graph Cut)のアルゴリズムが適用される。
制御部50(図1参照)は、前景候補領域Pf0が形成された後に操作部40が受け付けた追加シードStが前景候補領域Pf0の外側であるか又は内側であるかの別によって、追加シードStを、前景領域Pfを指定する前景シード又は背景領域Pbを指定する背景シードに設定する。具体的には、追加シードStが前景候補領域Pf0の外側に形成されているときは、制御部50は、追加シードStを前景シードとして設定し、追加シードStが前景候補領域Pf0の内側に形成されているときは、制御部50は、追加シードStを背景シードとして設定する。
つまり、追加シードStの受け付けに先立って、追加シードStが前景シードであることを特定する操作(「Fore」ボタンの押下)又は背景シードであることを特定する操作(「Back」ボタンの押下)は行われないが、追加シードStと前景候補領域Pf0との位置関係によって、制御部50は、追加シードStを前景シードとして機能させるか又は背景シードとして機能させるかを設定する。
制御部50は、前景シード又は背景シードに設定された追加シードStを記憶部60に記憶させる。
なお、この実施形態における追加シードStは線であるため、線の一部は前景候補領域Pf0の内側に形成され、他の一部は前景候補領域Pf0の外側に形成されることもある。図5(A)は、線で形成された追加シードStの始点である1つの点m1が前景候補領域Pf0の外側に形成され、終点である1つの点m2が前景候補領域Pf0の内側に形成された例を示す模式図、図5(B)は、追加シードStの始点である点m1が前景候補領域Pf0の内側に形成され、終点である点m2が前景候補領域Pf0の外側に形成された例を示す模式図である。
図5(A)又は図5(B)に示す場合、制御部50は、線のうち時系列的に後に受け付けられた点m2、つまり線の終点が前景候補領域Pf0の外側であるか又は内側であるかの別によって、追加シードStを前景シードとして設定し、又は背景シードとして設定する。
図6は、追加シードStとして受け付けられた線の始点(点m1)及び終点(点m2)と前景候補領域Pf0の内外との位置関係に対応して、制御部50が追加シードStを前景シードに設定するか又は背景シードに設定するかを纏めた一覧表である。
制御部50は、図6に示すように、
(1)追加シードStの線の始点(点m1)が前景候補領域Pf0の内側かつ終点(点m2)が前景候補領域Pf0の内側のときは、追加シードを背景シードとして設定する
(2)追加シードStの線の始点(点m1)が前景候補領域Pf0の外側かつ終点(点m2)が前景候補領域Pf0の外側のときは、追加シードを前景シードとして設定する
(3)追加シードStの線の始点(点m1)が前景候補領域Pf0の内側かつ終点(点m2)が前景候補領域Pf0の外側のときは、追加シードを前景シードとして設定する
(4)追加シードStの線の始点(点m1)が前景候補領域Pf0の外側かつ終点(点m2)が前景候補領域Pf0の内側のときは、追加シードを背景シードとして設定する
このようにして、追加シードStが前景シード又は背景シードとして設定されると、制御部50(図1参照)は、記憶部60に記憶されている前景シードSf及び背景シードSbと、前景シード又は背景シードに設定された追加シードStとによって、前景候補領域Pf0を形成し直す。形成し直された前景候補領域Pf0は、制御部50により、記憶部60に記憶されるとともに表示面31に表示される。
画像形成部70は、制御部50によって形成された前景候補領域Pf0を用いて画像を形成する。具体的には、画像形成部70は、形成された前景候補領域Pf0だけを印刷したり、前景候補領域Pf0を他の画像の一部分に貼り付けて1つの合成画像を生成し、その合成画像を印刷したりする。
<画像処理装置及び画像形成装置の動作>
以上のように構成された画像処理装置80及び画像形成装置10の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、画像取得部20(図1参照)が画像Pを取得し(ステップ1:S1)、制御部50は、画像取得部20が取得した画像Pを、図2(A)に示すように、表示部30の表示面31に表示させる(S2)。
表示面31に表示された画像Pはユーザによって視認され、ユーザはこの画像Pのうち抽出しようとする前景領域Pfを指定するときは、表示面31に表示された「Fore」ボタンを押下した後に、前景領域Pfとして抽出しようとする領域の内側に指やスタイラスペンによって前景シードSfを指定し(図2(B)参照)、操作部40はこの前景シードSfを受け付ける(S3)。
同様に、ユーザは、画像Pのうち背景領域Pbを指定するときは、表示面31に表示された「Back」ボタンを押下した後に、背景領域Pbとして抽出しようとする領域の内側に指やスタイラスペンによって背景シードSbを指定し(図2(B)参照)、操作部40はこの背景シードSbを受け付ける(S3)。その後、ユーザは、表示面31に表示された「Cut」ボタンを押下する。
制御部50は、「Cut」ボタンの押下により、グラフカットのアルゴリズムにしたがって、操作部40が受け付けた前景シードSfを含みかつ背景シードSbを含まない領域として前景候補領域Pf0を設定する(S4)。このとき、表示部30の表示面31に表示された画像Pのうち、前景候補領域Pf0として抽出された部分を除いた領域は、図2(C)のハッチングが施された部分に示すように、この領域を透過する程度の輝度のマスクで覆われた状態となる。
形成された前景候補領域Pf0は、受け付けられた前景シードSf及び背景シードSbとともに記憶部60に記憶される。
ここで、図2(C)に示すように、制御部50によって形成された前景候補領域Pf0が、ユーザが抽出しようとした前景領域Pfに一致するときは、ユーザは、形成された前景候補領域Pf0を修正することを意図しない。したがって、前景候補領域Pf0の修正のための追加シードStが操作部40に受け付けられることはなく(図7のS5にてNo)、前景候補領域Pf0を抽出(又は設定)する処理は終了する。
一方、図3(A)又は図4(A)に示すように、制御部50によって形成された前景候補領域Pf0が、ユーザが抽出しようとした前景領域Pfに一致しないときは、ユーザは前景候補領域Pf0を修正するために、操作部40に追加シードStを入力し、操作部40は追加シードStを受け付ける。
制御部50(図1参照)は、操作部40が追加シードStを受け付けると(S5にてYes)、図6に示した追加シードStの始点(点m1)及び終点(点m2)と前景候補領域Pf0との位置関係に基づいて、追加シードStが前景シードを指定するものであるか又は背景シードを指定するものであるかの別を設定する(S6)。
具体的には、図3(B)に示した追加シードStは、終点(点m2)が前景候補領域Pf0の内側であるため、制御部50は、この追加シードStを背景シードに設定する。図4(B)に示した追加シードStは、終点(点m2)が前景候補領域Pf0の外側であるため、制御部50は、この追加シードStを前景シードに設定する。
また、図5(A)に示した追加シードStは、終点(点m2)が前景候補領域Pf0の内側であるため、制御部50は、この追加シードStを背景シードに設定する。図5(B)に示した追加シードStは、終点(点m2)が前景候補領域Pf0の外側であるため、制御部50は、この追加シードStを前景シードに設定する。
前景シード又は背景シードに設定された追加シードStは記憶部60に記憶される。
制御部50は、記憶部60に記憶された追加シードStと、追加シードStの受け付け前に操作部40が受け付けた前景シードSf及び背景シードSb(図3(C)、図4(C)参照)とに基づいて、記憶部60に記憶された画像Pに前景候補領域Pf0を設定し直し、設定し直された前景候補領域Pf0を表示面31に表示させる(S7)とともに、記憶部60に記憶させる。
設定し直して表示された前景候補領域Pf0が、図2(C)に示すように、ユーザが抽出しようとした前景領域Pfに一致するときは、さらなる追加シードStが操作部40に受け付けられることはなく(図7のS5にてNo)、前景候補領域Pf0を抽出する処理は終了する。
設定し直して表示された前景候補領域Pf0が、なお前景領域Pfに一致しないときは、さらなる追加シードStの受け付け(S5)から前景候補領域Pf0の設定し直し及び表示の処理(S7)の処理が繰り返される。
前景候補領域Pf0を抽出する処理が終了すると、制御部50は、記憶部60に記憶された前景候補領域Pf0を画像形成部70に出力し、画像形成部70は、前景候補領域Pf0を印刷したり、前景候補領域Pf0を他の画像の一部分に貼り付けて1つの合成画像を生成した上で、その合成画像を印刷したりする。
このように構成された実施形態の画像処理装置80及び画像形成装置10によると、ユーザが前景領域Pfとして抽出しようとして形成された前景候補領域Pf0を、追加シードStにより修正するに際して、追加シードStが前景領域を指定するものであるか又は背景領域を指定するものであるかの別を、ユーザが指定する必要がない。つまり、ユーザが追加シードStの入力に先立って、前景領域を指定する意図を特定するための「Fore」ボタンを押下したり、背景領域を指定する意図を特定するための「Back」ボタンを押下する作業を行う必要がない。
また、実施形態の画像処理装置80及び画像形成装置10は、追加シードStを線として受け付ける。これにより、追加シードStを点で指定する場合に比べて、指定される領域が広げられる。
図8は、操作部40(図1参照)が、追加シードStを2つの点m1,m2の指定によって受け付けた様子を示す模式図である。
上述した実施形態の画像処理装置80及び画像形成装置10は、線で追加シードStを受け付ける形態であるが、例えば図8に示すように、操作部40(図1参照)が、追加シードStを2つの点m1,m2として受け付けるものであってもよい。この場合、制御部50は、2つの点m1,m2のうち時系列的に後に受け付けられた点m2が前景候補領域Pf0の外側であるか又は内側であるかによって、追加シードStが前景領域を指定するものであるか又は背景領域を指定するものであるかを設定する。
そして、制御部50は、前景候補領域Pf0を仕切る境界線K0のうち、追加シードStとして受け付けられた2つの点m1,m2のうち時系列的に先に受け付けられた点m1に近い部分K01を主に形成し直すことにより前景候補領域Pf0を形成し直すようにしてもよい。この形態の画像処理装置80及び画像形成装置10によれば、設定し直そうとする境界線K0の部分K01が限定される。
<プログラムの実施の形態>
図9は、プログラムが読み込まれたコンピュータ59によって、上述した画像処理装置80の機能を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。
このコンピュータ59は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、画像出力部I/F(画像出力部 Interface)54、パネルI/F(Panel Interface)55、画像入力部I/F(画像入力部 Interface)56及びローカルI/F(Local Interface)57により構成されている。
ROM52は、CPU51により実行されるプログラムを記憶している。CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムを読み出し、RAM53を作業エリアにしてプログラムを実行し、プログラムに従って、ROM52、RAM53、画像出力部I/F54、パネルI/F55、画像入力部I/F56及びローカルI/F57の動作を制御する。
画像出力部I/F54は、画像形成部70との間で前景候補領域Pf0のデータや制御信号等の通信を行う。パネルI/F55は、画像表示装置35及び受付部45との間で情報や制御信号の通信を行う。画像入力部I/F56は、画像取得部20との間で画像Pのデータや制御信号の通信を行う。ローカルI/F57は、記憶部60との間でデータの通信を行う。
なお、画像表示装置35は、表示面に画像を表示するものであり、受付部45は、例えば画像表示装置35の表示面に設けられたタッチパネルである。なお、受付部45は、パーソナルコンピュータの入力インターフェースであるマウスやタッチパッドなどを適用してもよい。
プログラムが読み込まれたCPU51は、画像入力部I/F56を通じて画像取得部20から取得した画像Pを、パネルI/F55を通じて画像表示装置35の表示面に表示させるとともに、ローカルI/F57を通じて記憶部60に記憶させる。また、CPU51は、画像表示装置35の表示面に表示された画像Pのうち前景領域Pf(図2参照)に含まれる前景シードSf及び背景領域Pbに含まれる背景シードSbを、パネルI/F55を通じて、受付部45から受け付ける。CPU51は、受け付けられた前景シードSf及び背景シードSbを、ローカルI/F57を通じて記憶部60に記憶させる。
CPU51は、受け付けた前景シードSf及び背景シードSbに基づいて、記憶部60に記憶されている画像Pに対して、RAM53を作業領域として、前景シードSfを含み背景シードSbを含まない前景候補領域Pf0を形成する。CPU51は、形成された前景候補領域Pf0を、パネルI/F55を通じて画像表示装置35の表示面に表示させるとともに、ローカルI/F57を通じて記憶部60に記憶させる。
画像表示装置35の表示面に前景候補領域Pf0が形成された後に、CPU51は、受付部45に、追加シードStを受け付ける。追加シードStが受け付けられたとき、CPU51は、追加シードStを記憶部60に記憶させるとともに、追加シードStが前景候補領域Pf0の外側であるか又は内側であるかの別によって、追加シードStが前景領域を指定するものであるか又は背景領域を指定するものであるかを設定する。
さらに、CPU51は、記憶部60に記憶された前景シードSf、背景シードSb及び前景シード又は背景シードに設定された追加シードStに基づいて、記憶部53に記憶されている画像Pに対して、RAM53を作業領域として、前景シードSfを含み背景シードSbを含まず、かつ前景シードに設定された追加シードStを含む前景候補領域Pf0又は前景シードSfを含み背景シードSbを含まず、かつ背景シードに設定された追加シードStを含まない前景候補領域Pf0を形成し直す。
このように構成されたプログラムによれば、コンピュータ59を、図1の画像処理装置80における制御部50として機能させ、受付部45を操作部40として機能させ、画像表示装置35を表示部30として機能させる。
したがって、このプログラムによっても、上述した画像処理装置80と同じ作用、効果を得る。
30…表示部、31…表示面、40…操作部(受付手段)、50…制御部(領域形成手段)、60…記憶部、P…画像、Pf…前景領域、Pb…背景領域、Pf0…前景候補領域、Sf…前景シード(前景部分の指定)、St…背景シード

Claims (5)

  1. 表示面に表示された画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける受付手段と、
    前記前景部分を含む前景候補領域を形成する領域形成手段とを備え、
    前記受付手段は、前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に追加の指定を受け付け、
    前記領域形成手段は、前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記受付手段は、前記追加の指定を線として受け付け、
    前記領域形成手段は、前記線の終点が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、前記追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記背景領域を指定するものであるかを設定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記受付手段は、前記追加の指定を2つの点として受け付け、
    前記領域形成手段は、前記2つの点のうち時系列的に後に受け付けられた点が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、前記追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記背景領域を指定するものであるかを設定するとともに、当該前景候補領域を仕切る境界線のうち、当該2つの点のうち時系列的に先に受け付けられた点に近い部分を形成し直すことにより当該前景候補領域を形成し直す請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 画像を取得する画像取得手段と、
    取得した前記画像を表示する表示面を有する画像表示手段と、
    前記表示面に表示された前記画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける受付手段と、
    前記前景部分を含む前景候補領域を形成する領域形成手段と、
    前記前景候補領域を用いて画像を形成する画像形成手段とを備え、
    前記受付手段は、前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に、追加の指定を受け付け、
    前記領域形成手段は、前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかによって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直すことを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータに、
    表示面に表示された画像のうち前景領域に含まれる前景部分の指定を受け付ける機能と、
    前記前景部分を含む前景候補領域を形成する機能と、
    前記前景候補領域が形成された後に、前記画像に追加の指定を受け付ける機能と、
    前記追加の指定が前記前景候補領域の外側であるか又は内側であるかの別によって、当該追加の指定が前記前景領域を指定するものであるか又は前記画像のうち当該前景領域を除いた背景領域を指定するものであるかを設定し、前記前景部分及び当該追加の指定によって、当該前景候補領域を形成し直す機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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