JP6363187B2 - 通知コントロール装置、列車運行管理システム、および表示制御方法 - Google Patents
通知コントロール装置、列車運行管理システム、および表示制御方法 Download PDFInfo
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Description
S1101:表示端末113の画面表示部114から警報表示先役職番号定義設定画面300を呼び出す。
S1102:警報コントロール装置104で、当該警報コントロール装置104の指令管轄範囲にログインしているユーザのログインID302と、当該警報コントロール装置104の指令管轄範囲にログインしているユーザの役職303と、役職303の各々に一意に割り振られた役職番号304の情報を取得する。
S1103:各役職番号304について、現在の詳細監視範囲305ごとの責任権限312、参照権限313、あるいは−(権限なし)314という権限の情報を取得する。
S1104:警報コントロール装置104から、警報表示先役職番号定義設定画面300の表示情報を表示端末113に送信する。
S1105:表示端末113の画面表示部114に警報表示先役職番号定義設定画面300を表示する。
S1106:警報表示先役職番号定義設定画面300から、各役職番号304について、詳細監視範囲305ごとの責任権限312、参照権限313、あるいは−(権限なし)314といった権限をユーザにより設定する。
S1107:S1106で設定した内容を、表示端末113から警報コントロール装置104に送信する。
S1108:警報コントロール装置104にて、設定した内容を保存する。
S1201:列車運行管理サーバ101が警報を出力する。
S1202:警報コントロール装置104で列車運行管理サーバ101から取得した警報の情報をもとに、警報メッセージを取得する。
S1203:S1202で取得した警報メッセージに付属している位置コードを取得する。
S1204:S1203で取得した位置コードがどの詳細監視範囲305に属しているかを判定する。
S1205:S1204で判定した詳細監視範囲305についての責任権限312、参照権限313、あるいは−(権限なし)314といった権限を参照する。
S1206:S1205で参照した詳細監視範囲305の各権限の機能制限設定310の対応から、各権限の警報の表示の可または不可を取得する。
S1207:各権限の機能制限設定で警報の表示が可である役職番号304を警報表示先に決定する。
S1208:表示先に決定した役職番号304を持つユーザが使用する表示端末113を検索、警報表示先の表示端末113に決定する。ここで、S1203からS1207までのステップでの各条件を満たし、警報表示先にD役職−1がログインしている表示端末113が決定したものとする。
S1209:端末内画面表示先決定部110により、決定した表示端末113のうち、どの画面表示部114に警報を表示するかを決定する。
S1210:警報コントロール装置104からD役職−1がログインしている表示端末113に警報の表示情報を送信する。
S1211:D役職−1がログインしている表示端末113で警報を表示する。
S1302:S1301で取得した制御が可または不可の情報に合わせて、AP画面の手動制御メニューをマスクする。手動制御が不可であれば手動制御メニューをマスクすればよい。
S1303:列車運行管理サーバ101から表示端末113に、S1302で必要に応じて手動制御メニューをマスクした画面の表示情報を送信する。
S1304:表示端末113では受信した画面の表示情報を送信する。
S1305:表示端末113の表示においては、S1302−S1303で実施した手動制御メニューのマスクが行われていない範囲のみ手動制御の操作が可能である。
S1306:S1305における可能な手動操作を行う場合、表示端末113から列車運行管理サーバ101に手動制御の情報を送信する。
図8は、警報の端末間バックアップのシーケンス図である。なお、表示端末113には役職番号304の「D役職−1」が、もう一方の表示端末113には役職番号304の「M役職−1」がログインしていると仮定する。以下、シーケンスのステップに従って説明する。
S1401:端末間バックアップ部112での端末間バックアップ先の設定で、D役職−1の端末間バックアップ先をM役職−1に設定する。
S1402:列車運行管理サーバ101が警報を出力する。
S1403−S1404:S1202−S1211と同様のステップで、D役職−1がログイン中の表示端末113に警報を表示する。
S1405:D役職−1がログイン中の表示端末113からログアウト操作を行う。
S1406:警報コントロール装置104にD役職−1がログアウトしたことを通知する。
S1407:警報コントロール装置104の端末間バックアップ部112にて、端末間バックアップの要否を判定する。
S1408:S1407でバックアップが要であると判定された場合、現在、表示端末113にログイン中の役職番号304を取得する。
S1409:端末間バックアップ定義111を取得する。
S1410:端末間バックアップ定義111から、D役職−1の端末間バックアップ先を判定する。以後は、D役職−1の端末間バックアップ先がM役職−1と判定した場合について説明する。
S1411:警報表示先役職番号定義設定部108での機能制限設定310を参照して、D役職−1の詳細監視範囲ごとの権限をM役職−1に移動する。
S1412:警報表示先役職番号定義107を更新する。
S1413:端末内画面表示先決定部110を用いて、警報を表示する画面番号400を決定する。
S1414:ログアウト前までD役職−1の表示端末113に表示していた警報の表示情報をバックアップ先であるM役職−1がログイン中の表示端末113に送信する。
S1415:M役職−1がログイン中の表示端末113で警報を表示する。
S801:列車運行管理サーバ101から受け取った警報の情報をもとに、警報メッセージを取得する。
S802:S801で取得した警報メッセージに付属している位置コードを取得する。
S803:警報表示先役職番号定義107を参照する。
S804:警報表示先役職番号定義107の詳細監視範囲305を参照し、S802で取得した位置コードが詳細監視範囲305に属しているかを判定する。S802で取得した位置コードが詳細監視範囲305に属している場合、S805に進み、S802で取得した位置コードが詳細監視範囲305に属していない場合、処理を終了する。
S805:責任権限312、参照権限313、−(権限なし)314の各権限に対する機能制限設定を取得する。
S806:S802で取得した位置コードが詳細監視範囲305に属しており、かつその詳細監視範囲にS805の設定により警報表示が可である権限のある役職番号304をリターンする。
S1001:表示端末113の起動または停止の状態およびログインまたはログアウトの状態と、ログインしているユーザの役職番号を取得する。
S1002:表示端末113の状態が停止またはログアウト状態であるか否か判定する。表示端末113の状態が停止またはログアウト状態である場合、端末間バックアップが要であるとしてS1003に進む。表示端末の状態が停止またはログアウト状態でない場合、端末間バックアップが不要であるとして処理を終了する。
S1003:バックアップ元の役職番号304を取得する。
S1004:警報表示先役職番号定義107を参照して、現在ログイン中の役職番号を取得する。
S1005:端末間バックアップ定義111を取得し、バックアップ先役職番号501を取得する。
S1006:表示端末113がバックアップ先役職番号501に属している場合、S1007に進む。表示端末113がバックアップ先役職番号501に属していない場合、処理を終了する。
S1007:バックアップ先役職番号501に、権限を移動する。
S1008:端末内画面表示先決定部110の処理により端末内画面表示先画面番号を取得する。
S1009:警報を表示する。
(1)ある表示端末のユーザが別の役割を持つ他のユーザに交代した場合、あるいは、あるユーザがそれまで使用していた表示端末とは異なる表示端末を使用して業務を行う場合、表示端末にはその時点でのユーザの権限に合った警報を正しく出力することが望まれる。しかし、これまでの列車運行管理システムでは、そのような使用態様を想定していないため、適切なユーザに適切な警報を提示することができないことがあった。
(2)列車運行管理システムは、列車の在線位置を示し手動制御を行うための運行表示画面や、ダイヤを表示し運転整理を行うための運転整理画面など、複数のアプリケーション(AP)を備えている。上述のような各々のユーザが異なる権限を持つような場合、ユーザが自分の権限を逸脱した制御をしてしまうのを防止するために、各ユーザが使用できる機能をシステムで一元管理し、ユーザの権限に応じて制限をかけることが望まれる。しかし、これまでの列車運行管理システムでは、そのようにユーザに対する機能制限を設定することができなかった。
(3)列車運行管理業務では、多くの場合に対象地域を複数の地域に分けて業務を分担するという手法がとられる。そして、各ユーザの担当する地域を設定するとともに、運用中の状況(人数、繁忙/閑散、トラブル対応)等に応じて、各ユーザが担当する地域を柔軟に変更できることが望まれる。しかし、これまでの列車運行管理システムでは、そのようにユーザのそれぞれに対して担当する地域を変更可能に設定することができなかった。
(4)ユーザが行う列車運行管理業務では、ダイヤの表示を見ながら、列車の在線位置の表示を確認するといったように、運行表示画面と運転整理画面の両方を見ながら業務を行う場合がある。その場合、1つの表示端末に運行表示画面と運転整理画面の両方を表示することが望まれる。しかし、これまでの列車運行管理システムでは、複数のAPの画面を1つの表示端末に表示した場合、運行管理サーバからの警報を、ユーザの権限を考慮した適切なAP画面に表示することができない恐れがあった。
(5)列車運行管理システムの表示端末の表示が何らかの理由で停止してしまったような場合、例えば、ユーザはその表示端末をログアウトすることがある。列車運行管理システムでは、そのような場合でも、それまでその表示端末に表示されていた警報が消失してしまうことがないような管理が望まれる。しかし、これまでの列車運行管理システムでは、ユーザがログアウトしたような場合に表示されていた警報の管理をユーザの権限に対して適切に継続させられない恐れがあった。
これら課題に対して、本実施形態によれば以下の作用・効果を得ることができる。
(1)警報表示先役職番号定義設定部108と端末間バックアップ部112の上述した機能により、ユーザが利用する表示端末113を変えた場合でもユーザ権限に応じて適切な表示端末113へ警報を表示することができる。
(2)警報表示先役職番号定義設定部108と端末間バックアップ部112の上述した機能により、ユーザ権限に応じたAPの機能制限をかけることができる。
(3)警報表示先役職番号定義設定部108の上述した機能により、ユーザが担当する地域を可変にするとともに、運用中の状況(人数、繁忙/閑散、トラブル対応)等に応じてユーザが担当する地域を柔軟に変更することができる。また、担当する地域の変更に応じて、警報の表示先、ユーザの機能制限を変更することができる。
(4)端末内画面表示先決定部110の上述した機能により、複数APを1つの表示端末113の複数の画面表示部114に表示する場合であっても、警報を適切なAP画面に表示できる。
(5)端末間バックアップ部112の上述した機能により、表示端末113が停止したときや、ユーザによりログアウト操作などが行われたときに、表示中の警報が消失したり、ユーザに対する機能制限が欠落したりすることを防ぐことができる。
また、以上(1)〜(5)より、列車運行管理業務での人的配置に対する柔軟性の向上と、警報認識の確実性の向上を得る。
Claims (8)
- 列車運行管理システムにおける運行管理サーバが発する警報を表示端末に表示させるための通知コントロール装置であって、
表示端末と、当該表示端末にログインしているユーザと、当該ユーザに付与された権限とを対応付けた表示先ユーザ定義を保持する表示先ユーザ定義保持部と、
前記運行管理サーバから警報を受信すると、当該警報を権限内とするユーザがログインしている表示端末を前記表示先ユーザ定義に基づいて抽出し、抽出された前記表示端末を前記警報の表示先として決定する表示先ユーザ設定部と、
を有する通知コントロール装置。 - 前記表示先ユーザ定義にてユーザに付与される権限には、警報を受けることができる参照権限と、警報に対する確認応答を行うことができる責任権限と、があり、
前記表示先ユーザ設定部は、前記運行管理サーバから警報を受信すると、当該警報を権限内とするユーザがログインしている表示端末と、前記ユーザが前記警報に対して参照権限と責任権限のいずれの権限を付与されているかとを、前記表示先ユーザ定義に基づいて抽出し、前記ユーザが前記責任権限を付与されていれば、前記警報と当該警報に対する確認応答を行うための画面を前記表示端末に表示し、前記ユーザが前記参照権限を付与されていれば、前記警報のみを前記表示端末に表示する、
請求項1に記載の通知コントロール装置。 - 前記表示先ユーザ定義にてユーザに付与される権限は、監視対象が属する所定の監視範囲毎に、前記ユーザに権限が付与されているか否かが設定され、
前記表示先ユーザ設定部は、前記運行管理サーバから警報を受信すると、当該警報の監視対象が属する監視範囲を調べ、当該監視範囲に対して権限が付与されているユーザがログインしている表示端末を抽出し、抽出された前記表示端末に前記警報を表示させる、
請求項2に記載の通知コントロール装置。 - 前記表示端末が複数の表示画面を有しており、
前記複数の表示画面のうちどの表示画面にどのアプリケーションが表示されているかを示す端末内画面表示先定義を保持する端末内画面表示先定義保持部と、
前記表示端末に前記警報を表示させるとき、前記警報が関連するアプリケーションが表示されている表示画面を、前記端末内画面表示先定義に基づいて抽出し、抽出された前記表示画面を、前記警報を表示する表示画面として決定する端末内画面表示先決定部と、
を更に有する、請求項1に記載の通知コントロール装置。 - 第1のユーザと、前記第1のユーザが与えられた権限の行為を実施できないとき前記第1のユーザに代わって前記権限の行為を実施できる第2のユーザとを対応づける端末間バックアップ定義を保持する端末間バックアップ定義保持部と、
前記第1のユーザに付与されている権限内の警報を、前記第1のユーザがログインしている表示端末に表示させることができない状態のとき、前記端末間バックアップ定義において前記第1のユーザに対応づけられている第2のユーザを抽出し、前記第2のユーザがログインしている表示端末を前記表示先ユーザ定義に基づいて、抽出し、抽出した前記表示端末を、前記警報の表示先として決定する端末間バックアップ部と、
を更に有する、請求項1に記載の通知コントロール装置。 - 前記端末間バックアップ部は、前記第1のユーザがどの表示端末にもログインしていないとき、あるいは前記第1のユーザがログインしていた表示端末が停止しているとき、前記警報を前記第1のユーザがログインしている表示端末に表示させることができない状態であると判定する、請求項5に記載の通知コントロール装置。
- 列車運行管理システムにおける運行管理サーバが発する警報を表示端末に表示させるための表示制御方法であって、
表示端末と、当該表示端末にログインしているユーザと、当該ユーザに付与された権限とを対応付けた表示先ユーザ定義を保持し、
表示すべき警報を権限内とするユーザがログインしている表示端末を前記表示先ユーザ定義に基づいて抽出し、
抽出された前記表示端末を前記警報の表示先として決定する、
表示制御方法。 - 更に、表示端末に、前記表示先ユーザ定義に基づいて、前記表示端末にログインしているユーザに付与されている権限内の手動制御を許可する表示画面の情報を送信する、
請求項7に記載の表示制御方法。
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