JP6361410B2 - 情報処理装置、及び、情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報の処理に関し、特に、メモリポートなどのリソース間を調停する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
情報処理装置は、マルチコア化及びプログラムの並列化が進んでいる。情報処理装置は、同時に複数のスレッド処理を実行する場合、あるメモリポート又はメモリバンクなど一部のリソースにアクセスが集中する。この場合、後続処理の待ち時間が、増加する。そこで、メモリポートなどのリソースへのアクセスを調整して、処理能力を向上する技術が、提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2006/030650号
特許文献1に記載の情報処理装置は、予めリソースに与えられた優先度を基に動作する。しかし、いずれのメモリポート又はメモリバンクなどのリソースにアクセスが集中するかは、情報処理装置が実行するプログラム又は並列に実行されているプログラムに依存する。このように、並列処理を実行する情報処理装置は、予め、メモリポートなどのリソースの優先度を決定することができない。そのため、特許文献1に記載の技術のような固定的なポートの優先順を用いる技術において、マルチコア又はプログラムの並列処理におけるリソースの調停が難しい。このように、特許文献1に記載の技術は、メモリポートなどのリソースを適切に調停することができないという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、メモリポートなどのリソース間を適切に調停する情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することにある。
本発明の一形態のおける情報処理装置は、メモリアクセス・リクエストを送信する複数のリクエスト手段と、メモリアクセス・リクエストを調停する第1の調停手段と、第1の調停手段で調停されたメモリアクセス・リクエストの処理を実行して処理結果であるメモリアクセス・リプライを出力し、処理のおけるメモリアクセス・リクエストの処理の混雑状態の情報を出力するメモリ処理手段と、混雑状態の情報を基に、メモリ処理手段からのメモリアクセス・リプライのリクエスト手段への送信を調停する第2の調停手段とを含む。
本発明の一形態のおけるデータ処理方法は、複数のリクエスト手段からメモリアクセス・リクエストを送信させ、メモリアクセス・リクエストを調停し、メモリ処理手段に調停されたメモリアクセス・リクエストの処理を実行して処理結果であるメモリアクセス・リプライを出力させ、処理のおけるメモリアクセス・リクエストの処理の混雑状態の情報を出力させ、混雑状態の情報を基に、メモリ処理手段からのメモリアクセス・リプライのリクエスト手段への送信を調停する。
本発明に基づけば、メモリポートなどのリソース間を適切に調停できるとの効果を奏することができる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るメモリポート部の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係るメモリアクセス・リプライ・クロスバの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係るカウンタの遷移を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るカウンタの遷移を示す図である。 図6は、第2の実施形態に係るメモリポート部の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態に係るメモリアクセス・リプライ・クロスバの構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。
また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
なお、以下の説明においてメモリポートを用いて説明する。しかし、これは、本発明の実施形態に係る情報処理装置の調停の対象をメモリポートに限定するものではない。本発明の実施形態に係る情報処理装置は、メモリポート又はメモリバンクのような、情報を並列に記憶又は処理する装置を調停できる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、複数のリクエスタ(リクエスタ70、リクエスタ71、リクエスタ72、及びリクエスタ73)と、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10(Memory Access Request Cross Bar 10)とを含む。さらに、情報処理装置100は、複数のメモリポート部(メモリポート部20、メモリポート部21、メモリポート部22及びメモリポート部23)と、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11(Memory Access Reply Cross Bar 11)とを含む。
情報処理装置100は、上記の構成に基づく共有メモリ・システムにおいて、特定のメモリポート部20ないし23へのアクセスの集中を削減し、メモリポート部20ないし23の処理時間のばらつきを軽減する。つまり、本実施形態の情報処理装置は、メモリポート部20ないし23のメモリアクセス処理時間を平均化する。
なお、図1における、リクエスタ70ないし73、及びメモリポート部20ないし23の数は、一例である。情報処理装置100は、4つより少ない又は4つより多いリクエスタを含んでもよい。また、情報処理装置100は、4つより少ない又は4つより多いメモリポート部を含んでもよい。
リクエスタ70ないし73は、それぞれ同様の構成を含み、同様に動作する。そのため、区別の必要がない場合、以下の説明では、リクエスタ70を用いて説明する。
同様に、メモリポート部20ないし23は、それぞれ同様の構成を含み、同様に動作する。そのため、区別の必要がない場合、以下の説明では、メモリポート部20を用いて説明する。
リクエスタ70は、メモリポート部20へのデータの要求であるメモリアクセス・リクエストを、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10に発行する。そのため、リクエスタ70は、リクエスト部又はリクエスト手段でもある。リクエスタ70は、メモリアクセスを要求する装置であれば、特に制限はない。例えば、リクエスタ70は、マルチCPU(Central Processing Unit)として実装された並列処理を実行する処理装置又はコンピュータでもよい。そのため、リクエスタ70の詳細な説明を省略する。
メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10は、受信したメモリアクセス・リクエストをアクセス先のメモリポート部20に経路制御して送信し(ルーティングし)、メモリポート部20の競合を調停する。そのため、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10は、第1の調停部又は第1の調停手段でもある。情報処理装置100は、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10として、一般的なメモリ用のクロスバを用いればよい。そのため、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10の詳細な説明を省略する。
メモリポート部20は、メモリアクセス・リクエストを受信し、メモリアクセス・リクエストに対する応答(メモリアクセス・リプライ)をメモリアクセス・リプライ・クロスバ11に送り出す。そのため、メモリポート部20は、メモリ処理部又はメモリ処理手段でもある。メモリポート部20の構成及び動作について、後ほど説明する。
メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、メモリポート部20からのメモリアクセス・リプライ(メモリ処理の結果)を受信し、処理の結果を調停(ルーティング)して、リクエスタ70に戻す。そのため、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、第2の調停部又は第2の調停手段でもある。メモリアクセス・リプライ・クロスバ11の構成及び動作については、後ほど説明する。
続いて、図面を参照して、メモリポート部20とメモリアクセス・リプライ・クロスバ11について、さらに説明する。
図2は、メモリポート部20の構成の一例を示すブロック図である。
メモリポート部20は、受信バッファ30と、バンクビジー制御部31と、メモリ制御部32と、混雑情報生成部33とを含む。
受信バッファ30は、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10から、メモリアクセス・リクエストを受信する。受信バッファ30は、所定のメモリを含み、所定数までの受信したメモリアクセス・リクエストを一時的に保存し、メモリアクセス・リクエスト・クロスバ10の動作とバンクビジー制御部31の動作と時間差を吸収及び調整する。調整後、受信バッファ30は、メモリアクセス・リクエストをバンクビジー制御部31に送信する。受信バッファ30は、メモリアクセス・リクエストの受信に関する情報を混雑情報生成部33に通知してもよい。以下、受信バッファ30のメモリアクセス・リクエストの受信に関する情報を「受信情報」と呼ぶ。
バンクビジー制御部31は、メモリアクセス・リクエストが、次に説明するメモリ制御部32に含まれる同一のメモリバンク(図示せず)に連続してアクセスするケースを削減するように、メモリアクセス・リクエストの順番を変更する制御を実行する。また、バンクビジー制御部31は、メモリバンクがビジーの場合、メモリバンクのビジーに関する情報(以下、「ビジー情報」と呼ぶ)を混雑情報生成部33に送信する。ビジー情報は、メモリポート部20の処理の状態を示す情報の1つである。
メモリ制御部32は、メモリバンクを構成するメモリ素子(図示せず)と、メモリ素子を制御するメモリコントローラ(図示せず)とを含み、メモリ素子に対するメモリコントローラの制御を基に、メモリバンクを構成する。メモリ素子は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。そして、メモリ制御部32は、メモリバンクに対するメモリアクセス・リクエストを処理して、処理結果であるメモリアクセス・リプライをメモリアクセス・リプライ・クロスバ11に出力する。また、メモリ制御部32は、メモリアクセス・リプライの出力に関する情報を、混雑情報生成部33に通知する。以下、この情報を「出力情報」と呼ぶ。
混雑情報生成部33は、受信情報と、出力情報と、ビジー情報とを基に、メモリポート部20の混雑情報を集計する。そのため、混雑情報生成部33は、1つ又は複数のカウンタを含む。図2に示す混雑情報生成部33は、一例として3つのカウンタ(カウンタ330、カウンタ331及びカウンタ332)を含む。カウンタ330ないし332は、メモリ制御部32における仕掛かり命令数をカウントする。混雑情報生成部33は、混雑情報として、カウンタ330ないし332のカウント数を、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11に送る。なお、混雑情報は、他の情報を含んでもよい。なお、カウンタ330ないし332については、後ほど説明する。
なお、図2に示すカウンタ330ないし332は、一例である。混雑情報生成部33は、3つより少ないカウンタを含んでもよく、3つを超えるカウンタを含んでもよい。
図3は、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11の構成の一例を示すブロック図である。
メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、複数の受信バッファ(受信バッファ50、受信バッファ51、受信バッファ52及び受信バッファ53)を含む。また、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、複数のリプライ調停部(リプライ調停部60、リプライ調停部61、リプライ調停部62及びリプライ調停部63)を含む。さらに、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、優先制御部40を含む。なお、図3における、受信バッファ50ないし53と、リプライ調停部60ないし63の数は、一例である。メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、4つより少ない又は4つより多い受信バッファを含んでもよい。メモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、4つより少ない又は4つより多いリプライ調停部を含んでもよい。
なお、受信バッファ50ないし53は、それぞれ同様の構成を含み、同様に動作する。そのため、区別の必要がない場合、以下の説明では、受信バッファ50を用いて説明する。
同様に、リプライ調停部60ないし63は、それぞれ同様の構成を含み、同様に動作する。そのため、区別の必要がない場合、以下の説明では、リプライ調停部60を用いて説明する。
受信バッファ50は、メモリポート部20からメモリアクセス・リプライを、受信する。受信バッファ50は、メモリアクセス・リプライをリプライ調停部60に送信する。受信バッファ50は、所定のメモリを含み、所定数までの受信したメモリアクセス・リプライを一時的に保存し、メモリポート部20の動作とリプライ調停部60の動作と時間差を吸収及び調整する。調整後、受信バッファ50は、メモリアクセス・リプライをリプライ調停部60に送信する。
リプライ調停部60は、優先制御部40からの優先情報を基に、メモリアクセス・リプライを、リクエスタ70に、ルーティングする。
優先制御部40は、メモリポート部20から受信した混雑情報を基に、リプライ調停部60に、調整した優先順位を通知する。
[動作の説明]
次に、本実施形態の情報処理装置100の動作について、本実施形態の特徴であるメモリポート部20及びメモリアクセス・リプライ・クロスバ11の動作を中心に説明する。
まず、メモリポート部20の動作について説明する。
受信バッファ30は、メモリアクセス・リクエストを受信すると、格納する。そして、受信バッファ30は、メモリアクセス・リクエストをバンクビジー制御部31に送信する。受信バッファ30は、受信情報を混雑情報生成部33に送信してよい。あるいは、混雑情報生成部33が、受信バッファ30と同様に、メモリアクセス・リクエストを受信し、受信情報を生成してもよい。
バンクビジー制御部31は、メモリ制御部32のメモリバンクのビジーの状態を基に、メモリアクセス・リクエストの順番を入れ替え、メモリ制御部32に送信する。例えば、バンクビジー制御部31は、メモリ制御部32のビジーとなっているバンクがある場合、そのバンクへの送信を保留し、ビジーでないバンクにメモリアクセス・リクエストを送信する。バンクビジー制御部31は、ビジー情報を混雑情報生成部33に送信する。
メモリ制御部32は、メモリアクセス・リクエストを基にメモリアクセス・リプライを生成し、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11に送信する。メモリ制御部32は、出力情報を混雑情報生成部33に送信する。
混雑情報生成部33は、受信情報、ビジー情報、及び出力情報を受信する。そして、混雑情報生成部33のカウンタ330ないし332は、これらの情報を基に、後述する所定のカウント値をカウントする。そして、混雑情報生成部33は、これらのカウント値を基に、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11での優先処理に用いられる混雑情報を生成する。そして、混雑情報生成部33は、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11に混雑情報を送信する。そのため、混雑情報生成部33は、予め、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11の優先処理を基に決められている、カウンタ330ないし332におけるカウント手法、及び、送信する混雑情報の形式を保持する。そして、混雑情報生成部33は、保持する手法を用いたカウンタ300ないし302のカウントと、混雑情報の生成とを実行する。
カウンタ330ないし332の動作の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
カウンタ330ないしカウンタ332は、滞留しているメモリアクセス・リクエストをカウントする。ただし、カウンタ330ないし332は、それぞれ、時間的に異なる滞留状態(例えば、最近の滞留状態、長期的な滞留状態、又は、その中間的な時間の滞留状態)を示す値をカウントする。カウンタ330は、最近の入出力に基づく滞留状態を示す値をカウントする。カウンタ331は、カウンタ330より長期的に滞留しているメモリアクセス・リクエストの滞留状態を示す値をカウントする。カウンタ332は、カウンタ331より長期的に滞留しているメモリアクセス・リクエストの滞留状態を示す値をカウントする。つまり、カウンタ330は、短期的な滞留状態、カウンタ331は、中期的な滞留状態、カウンタ332は、長期的な滞留状態をカウントする。なお、カウンタ330は、第1のカウンタに相当する。カウンタ331は、第2のカウンタに相当する。カウンタ332は、第3のカウンタに相当する。
カウンタ330ないし332の具体的なカウント動作の一例の図面を参照して説明する。
図4は、カウンタ330の遷移の一例を示す図である。図5は、カウンタ331及びカウンタ332の遷移の一例を示す図である。
カウンタ330ないし332は、メモリアクセス・リクエストの入力、メモリアクセス・リプライの出力、及び、ビジーの発生のいずれもがない場合(入力=無、出力=無、ビジー=無)、カウンタの値を変更しない。
カウンタ330は、メモリポート部20に保持されているメモリアクセス・リクエストの数をカウントする。例えば、メモリアクセス・リクエストの入力がない(入力=無)ときにバンクビジーが発生(ビジー=有)した場合、カウンタ330は、カウント値を「0」とする。あるいは、メモリアクセス・リクエストの入力がある(入力=有)ときにバンクビジーが発生(ビジー=有)した場合、カウンタ330は、カウント値を「1」とする。また、カウンタ330は、メモリアクセス・リプライがメモリ制御部32から出力(出力=有)され、カウンタ331及びカウンタ332の値が「0」の場合、カウント値から「1」を減算する。
カウンタ331は、メモリアクセス・リクエストの入力に影響されない。そして、例えば、カウンタ331は、バンクビジーが発生(ビジー=有)すると、カウンタの値に、カウンタ330の値を代入(コピー)する。ただし、メモリ制御部32がメモリアクセス・リプライを出力(出力=有)し、かつ、カウンタ331及びカウンタ332の値が0の場合、カウンタ331は、カウンタの値に、カウンタ330の値から「1」を減算した値を、代入する。あるいは、メモリ制御部32がメモリアクセス・リプライを出力(出力=有)し、かつ、カウンタ332の値が「0」の場合、カウンタ331は、カウンタ値から1を減算する。
カウンタ332は、メモリアクセス・リクエストの入力に影響されない。そして、例えば、カウンタ332は、バンクビジーが発生(ビジー=有)し、メモリアクセス・リプライの出力がない(出力=無)場合、カウンタ331の値を、カウンタ値に加算する。あるいは、カウンタ332は、バンクビジーが発生(ビジー=有)し、メモリアクセス・リプライがメモリ制御部32から出力され(出力=有)、かつ、カウンタ331の値が「0」より大きい場合、カウンタ331の値から1減算したものをカウンタ値に加算する。もしくは、カウンタ332は、メモリアクセス・リプライがメモリ制御部32から出力され(出力=有)、かつ、カウンタ332の値が「0」より大きい場合、カウント値から1を減算する。
混雑情報生成部33は、カウンタ330ないし332のカウント値を混雑情報として、定期的に、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11の優先制御部40に送信する。
優先制御部40は、メモリポート部20ないし23から受信した混雑情報に含まれるそれぞれのカウント値に、それぞれの所定の重み係数を掛ける。そして、優先制御部40は、メモリポート部20ないし23毎に、カウンタ値を合算する。そして、優先制御部40は、メモリポート部20ないし23のそれぞれの合算値を比較し、メモリポート部20ないし23の優先順を決定する。合計値は、メモリポート部20ないし23におけるメモリアクセス・リクエストの滞留状態を示している。そこで、優先制御部40は、合算値がより大きなメモリポート部の優先順位を高くする。あるいは、優先制御部40は、合算値がより小さなメモリポート部の優先順位を低くする。
なお、各カウンタ値それぞれに掛ける重み係数は、情報処理装置100が、予め、メモリ・システムの構成に合わせた最適な値を保存しておけばよい。例えば、長期的滞留を少なくする場合、カウンタ302の重みが、カウンタ300及びカウンタ301の重みより大きな重みとなっていればよい。
優先制御部40は、決定した優先順位を含む情報を、定期的に、リプライ調停部60に送信する。
リプライ調停部60は、優先制御部40から受信した優先情報を基に、受信したメモリアクセス・リプライを、リクエスタ70などにルーティングする。リプライ調停部60は、メモリアクセス・リプライの送信が競合した場合、調停を制御する。リプライ調停部60の調停の制御は、特に制限はない。例えば、リプライ調停部60は、一般的なラウンドロビン方式を用いて調停してもよい。ただし、リプライ調停部60は、優先制御部40から優先情報を受信している場合、優先情報に含まれる優先順位の高いメモリポート部20からのメモリアクセス・リプライの選択回数を増やすように調停を制御する。あるいは、リプライ調停部60は、混雑していないメモリポート部20の優先度を下げ、選択回数を減らしてもよい。
このように、情報処理装置100は、混雑しているメモリポート部20の優先度を上げること、及び、混雑していないメモリポート部20を下げることを用いて、メモリポート部20におけるアクセス時間の差を小さくする。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の情報処理装置100は、メモリポート部20などのリソース間を適切に調停できるとの効果を提供できる。
その理由は、次のとおりである。情報処理装置100のメモリポート部20のメモリ混雑情報生成部33は、メモリ制御部32の混雑状況の情報(混雑情報)を、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11に送信する。メモリアクセス・リプライ・クロスバ11の優先制御部40は、混雑情報を基に、メモリポート部20の優先順位をリプライ調停部60に送信する。そして、リプライ調停部60は、優先順位を基に、混雑しているメモリポート部20を優先するように調停するためである。このように、情報処理装置100は、メモリポート部20の混雑情報を用いることで、メモリポート部20の優先順位を動的に変更し、メモリポート部20のアクセス時間のばらつきの平均化を実現することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係るメモリポート部20は、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11に、メモリアクセス・リプライと混雑情報とを別の経路(パス)を介して通信した。しかし、本発明の実施形態は、これに限る必要はない。
以下、第2の実施形態として、メモリアクセス・リプライと混雑情報と同じパスを介する情報処理装置100について説明する。
図6は、第2の実施形態に係るメモリポート部20の構成の一例を示すブロック図である。また、図7は、第2の実施形態に係るメモリアクセス・リプライ・クロスバ11の構成の一例を示すブロック図である。
メモリポート部20において、バンクビジー時又はメモリアクセス・リクエストを処理している時、メモリポート部20のメモリ制御部32は、メモリアクセス・リプライ・クロスバ11にデータを転送しない。つまり、メモリ制御部32から、受信バッファ50にデータを転送していないタイミングが存在する。そこで、本実施形態の情報処理装置100の混雑情報生成部33は、そのタイミングに、混雑情報を、優先制御部40に送信する。
このように構成された第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
その理由は、第2の実施形態の情報処理装置100のメモリポート部20及びメモリアクセス・リプライ・クロスバ11は、第1の実施形態のメモリポート部20とメモリアクセス・リプライ・クロスバ11と同様に動作できるためである。
さらに、第2の実施形態の情報処理装置100は、経路となる信号線を削減するとの効果を得ることができる。
その理由は、混雑情報生成部33が、メモリ制御部32と同じ経路を用いて混雑情報を送信するためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 メモリアクセス・リクエスト・クロスバ
11 メモリアクセス・リプライ・クロスバ
20 メモリポート部
21 メモリポート部
22 メモリポート部
23 メモリポート部
30 受信バッファ
31 バンクビジー制御部
32 メモリ制御部
33 混雑情報生成部
40 優先制御部
50 受信バッファ
51 受信バッファ
52 受信バッファ
53 受信バッファ
60 リプライ調停部
61 リプライ調停部
62 リプライ調停部
63 リプライ調停部
70 リクエスタ
71 リクエスタ
72 リクエスタ
73 リクエスタ
100 情報処理装置
330 カウンタ
331 カウンタ
332 カウンタ

Claims (6)

  1. メモリアクセス・リクエストを送信する複数のリクエスト手段と、
    前記メモリアクセス・リクエストを調停する第1の調停手段と、
    前記第1の調停手段で調停されたメモリアクセス・リクエストの処理を実行して処理結果であるメモリアクセス・リプライを出力し、前記処理のおけるメモリアクセス・リクエストの処理の混雑状態の情報を出力するメモリ処理手段と、
    前記混雑状態の情報を基に、前記メモリ処理手段からのメモリアクセス・リプライの前記リクエスト手段への送信を調停する第2の調停手段と
    含み、
    前記メモリ処理手段が、
    前記第1の調停手段からのメモリアクセス・リクエストの受信に関する受信情報と、
    前記メモリ処理手段からの前記第2の調停手段へのメモリアクセス・リプライの出力に関する出力情報と、
    メモリバンクのビジーに関する情報であるビジー情報と
    を基に前記混雑状態の情報を算出する
    情報処理装置。
  2. 前記メモリ処理手段が、
    前記受信情報と前記出力情報と前記処理の状態の情報とを基に複数のカウント値をカウントし、
    前記複数のカウントを基に前記混雑状態の情報を算出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記メモリ処理手段が、
    メモリアクセス・リクエストの短期的なカウント値をカウントする第1のカウンタと、前記第1のカウンタより長期的なカウント値をカウントする第2のカウンタと、前記第2のカウンタより長期的なカウント値をカウントする第3のカウンタと
    を含む請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の調停手段が、
    受信した前記混雑状態の情報を基に前記メモリ処理手段の優先順位を算出し、前記優先順位を基に受信したメモリアクセス・リプライの出力を調停する
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記メモリ処理手段が
    1つの経路を用いて前記混雑状態の情報及びメモリアクセス・リプライを前記第2の調停手段に出力する
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 複数のリクエスト手段からメモリアクセス・リクエストを送信させ、
    前記メモリアクセス・リクエストを調停し、
    メモリ処理手段に前記調停されたメモリアクセス・リクエストの処理を実行して処理結果であるメモリアクセス・リプライを出力させ、前記処理のおけるメモリアクセス・リクエストの処理の混雑状態の情報を出力させ、
    前記混雑状態の情報を基に、前記メモリ処理手段からのメモリアクセス・リプライの前記リクエスト手段への送信を調停し、
    前記メモリ処理手段に、
    メモリアクセス・リクエストの受信に関する受信情報と、
    前記メモリ処理手段からのメモリアクセス・リプライの出力に関する出力情報と、
    メモリバンクのビジーに関する情報であるビジー情報と
    を基に前記混雑状態の情報を算出させる
    情報処理方法。
JP2014190806A 2014-09-19 2014-09-19 情報処理装置、及び、情報処理方法 Active JP6361410B2 (ja)

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