JP6361193B2 - 光源装置、発光方法及び端末装置 - Google Patents

光源装置、発光方法及び端末装置 Download PDF

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Description

本開示は、LED(Light-Emitting Diode)光源装置、LED制御装置及び端末装置
従来から、光通信に用いられている第1発光素子列が発光しない場合、光通信に用いられていない第2発光素子列を、光源全体の光量が略均等になるように発光させる光送信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この光送信装置では、第1発光素子列及び第2発光素子列は、それぞれ、補色関係にある2個のLEDを含み、2個のLEDの単色光の合成により白色光(可視光色)を生成している。
特開2006-094014号公報
ある波長のLEDを点滅させる際に人に認識されるちらつきを、ある波長のLEDが発光していない期間、合わせるとその波長の光となる複数の波長のLEDを点灯することで防ぐ場合、少なくとも、波長の異なる3つ種類のLEDが必要となる。より少ない種類のLEDでちらつきを防ぐLED光源装置、LED制御装置及び端末装置の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を発光する第1LEDと、
第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
可視光成分を含む第2光を発光する第2LEDと、
前記第1光の単位時間あたりの第1発光強度を、前記第2光の単位時間あたりの第2発光強度よりも大きくして、前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる制御部と、を備えることを特徴とする、光源装置が提供される。
本開示の技術によれば、より少ない種類のLEDでちらつきを防ぐLED光源装置、LED制御装置及び端末装置が得られる。
一例による視線検出装置1の構成を示す図である。 視線方向の検出方法の一例を概略的に示す図である。 カメラ40(CMOSカメラ)の分光特性の一例を示す図である。 近赤外LED22の分光特性の一例を示す図である。 近赤外LED22のパルス発光特性の一例を示す図である。 近赤外LED22の点灯時間とカメラ40の露光スケジュールとの関係の一例を模式的に示す図である。 カメラ40のフレームレートの動作領域と"ちらつき"が気にならない領域との関係の一例を示す図である。 可視光遮断フィルタの特性等を示す図である。 視線検出装置1におけるLED光源装置20及びカメラ40とユーザの顔との関係の一例を概略的に示す図である。 近赤外LED22と可視赤色LED24との点灯タイミングの関係の一例を示す図である。 近赤外LED22及び可視赤色LED24の消費電力の時系列で概略的に示す図である。 点灯電流データベース34内のデータの一例を模式的に示す図である。 カメラ40の点灯信号出力部42により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 LED制御装置30の点灯電流制御部32により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 一例による肌状態検出装置2の構成を示す図である。 他の一例による視線検出装置3の構成を示す図である。 端末装置80の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一例による視線検出装置1の構成を示す図である。
視線検出装置1は、近赤外線画像取得装置10と、画像処理装置50とを含む。近赤外線画像取得装置10は、LED光源装置20と、LED制御装置30と、カメラ40とを含む。
LED光源装置20、LED制御装置30、カメラ40、及び、画像処理装置50のうちのいずれか1つ以上は、他の構成要素に対して遠隔な位置に配置されてもよい。例えば、カメラ40は、LED光源装置20と共に、PC(Personal Computer)のような端末装置80(図17参照)のディスプレイ装置に内蔵されてよい。この場合、カメラ40は、PC用の内蔵カメラ(インカメラ)であってよい。
LED光源装置20は、近赤外LED22と、可視赤色LED24と、レンズ26とを含む。
近赤外LED22は、主たる波長が近赤外線領域内の光を発光する。例えば、近赤外LED22は、主たる波長が850nmの近赤外線を主たる波長とするLEDである。尚、"主たる波長"とは、分光特性(図4参照)で発光強度が最も高くなる波長(中心波長)に対応する。近赤外LED22は、単一のLEDにより形成されるが、複数の同一のLED(主たる波長が近赤外線のLED)をアレイ状に配置して形成されてもよい。
可視赤色LED24は、波長700nmの赤色を主たる波長とする可視の赤色LEDである。
レンズ26は、近赤外LED22及び可視赤色LED24に対して設けられる。近赤外LED22及び可視赤色LED24からの光は、レンズ26により集光される。
LED制御装置30は、点灯電流制御部32と、点灯電流データベース34とを含む。点灯電流制御部32は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。例えば、点灯電流制御部32の機能の任意の一部又は全部は、特定用途向けASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(digital signal processor)により実現されてもよい。点灯電流制御部32の処理の一例は後述する。
カメラ40は、任意のタイプの撮像素子を含んでよい。ここでは、一例として、カメラ40は、比較的安価なCMOS(complementary metal-oxide-semiconductor)カメラである。カメラ40は、点灯信号出力部42を含む。
点灯信号出力部42は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。点灯信号出力部42は、カメラ40の露光を近赤外LED22の点灯に同期させるように、点灯パルス信号を生成し、LED制御装置30に出力する。点灯パルス信号は、例えば電圧がある一定のパルス状の矩形波により形成される。点灯パルス信号の電圧が所定の閾値より高い場合(高くなっている間)は近赤外LED22を点灯され、点灯パルス信号の電圧が所定の閾値より低い場合(低くなっている間)は可視赤色LED24が点灯される。点灯信号出力部42の処理の一例は後述する。
画像処理装置50は、カメラ40により捕捉された画像を画像処理し、ユーザの視線方向を検出する。ユーザの視線方向の検出方法は、任意であるが、その一例は以下で説明する。画像処理装置50は、本光源発光電流信号をLED制御装置30に送信してもよい。本光源発光電流信号は、近赤外LED22の電流値(明るさ)を指示する信号である。本光源発光電流信号は、カメラ40により捕捉された画像の明るさに基づいて生成されてもよい。即ち、カメラ40により捕捉された画像の明るさが暗いほど近赤外LED22の電流値が大きくなる態様で光源発光電流信号が生成されてもよい。
図2は、視線方向の検出方法の一例を概略的に示す図である。
図2に示す例では、視線方向の検出方法は、瞳孔と角膜反射を検知し、それらの位置関係から視線方向を算出する角膜反射法である。近赤外LED22による近赤外光を顔に当てるこの方法は、瞳孔は、視線方向によって位置が変わるが、角膜反射の位置は、視線方向には影響を受けないことを利用するものである。近赤外LED22による近赤外光を顔に当てる場合は、目の中に基準点となる角膜反射が発生するため、カメラのみから計測する方法と比較し計測精度が向上する。
図3は、カメラ40(CMOSカメラ)の分光特性の一例を示す図である。
カメラ感度は、図3に示すように、波長が長くなるにつれて低くなる。本例では、近赤外LED22による近赤外光を用いて視線検出を行うので、図3にてR1の範囲で示すような近赤外線領域が使用される。尚、図3にてR2の範囲で示すような領域は、画像が暗くなるので、視線検出の観点からは不利となる。
図4は、近赤外LED22の分光特性の一例を示す図である。
近赤外LED22が発する光には、図4にてR3の範囲で示すように、可視光成分が含まれる。このような可視光線は、強度が相対的には低いものの、近赤外LED22のみが発光しているときでもユーザにはLED光源装置20がぼんやりと赤く見える原因となる。
図5は、近赤外LED22のパルス発光特性の一例を示す図である。
近赤外LED22は、図5にてR4の範囲で示すように短時間の点灯においては、長時間の点灯と比較して電流を多く流すことが可能な特性が一般的である。よって、短時間点灯させる場合は発光強度を高くすることが可能となる。従って、図5にてR5の範囲で示すように、連続点灯を行う場合は、暗くなり、視線検出の観点からは不利となる。
図6は、近赤外LED22の点灯時間とカメラ40の露光スケジュールとの関係の一例を模式的に示す図である。
近赤外LED22は、連続点灯せずに、点滅される。即ち、近赤外LED22は、図6に示すように、点灯時間T1で点灯した後、ΔTだけ消灯状態を維持し、その後、点灯時間T1で点灯し、以下、これを繰り返す。これは、図5に示したように、近赤外LED22は連続点灯を行うと発光強度が低くなるためである。これに対応して、カメラ40の露光は、近赤外LED22の点灯タイミングに同期される。具体的には、カメラ40の露光動作は、近赤外LED22の点灯タイミングに同期して開始され、カメラ40の露光時間は、近赤外LED22の点灯時間T1に略一致される。このようにして近赤外LED22を連続点灯させずに点滅させ、カメラ40の露光を点灯タイミングに同期させると、近赤外LED22の発光強度が高いときの画像が得られることになる。しかしながら、その反面として、近赤外LED22を点滅させると、図4を参照して上述したように近赤外LED22の光が可視光成分を含むことから、ユーザの目に近赤外LED22の可視光がちらついて見える虞がある。
図7は、カメラ40のフレームレートの動作領域と"ちらつき"が気にならない領域との関係の一例を示す図である。
近赤外LED22の点滅による"ちらつき"は、点滅の間隔(図6のΔT参照)を短くすると低減することができる。しかしながら、"ちらつき"が気にならない領域は、図7にてR7の範囲で示すように、通常的なカメラ40の動作領域R6に対して乖離している。即ち、近赤外LED22の点滅の間隔の短縮による"ちらつき"低減は、カメラ40が通常的な動作領域R6で動作する場合には限界がある。尚、視線検出装置1は、後述の如く可視赤色LED24を用いて"ちらつき"低減を図るので、カメラ40は通常的な動作領域R6で動作するものであってよいが、他の動作領域で動作するものであってもよい。
図8は、可視光遮断フィルタの特性等を示す図であり、(A)は、フィルタ1枚の特性を概略的に示し、(B)は、フィルタ複数枚の特性を概略的に示す。図8においては、理想的なフィルタ(理想フィルタ)の特性が実線で示されると共に、実際のフィルタの特性が点線で示される。
図8(A)にて領域R8で示すように、実際のフィルタは、可視光成分を完全にカットできるわけではない。人の目は、弱い光にも敏感に反応し、透過率数%でも光っているのを感知することができる。従って、可視光遮断フィルタを用いたとしても、上述の"ちらつき"低減には限界がある。他方、可視光遮断フィルタを複数枚重ねることで、図8(B)にて領域R8で示すように、人の目でも見えないレベルに可視光成分をカットすることができる。しかしながら、可視光遮断フィルタは、可視光成分ほどではないが不可視光も低減させる。従って、可視光遮断フィルタを複数枚重ねる場合は、その背反として、当然に不可視光のロスが大きくなり、図8(B)にて矢印Y1で示すように、赤外透過域でのロスが大きくなる。尚、視線検出装置1は、後述の如く可視赤色LED24を用いて"ちらつき"低減を図るので、可視光遮断フィルタを備える必要がないが、かかる可視光遮断フィルタを有してもよい。
図9は、視線検出装置1におけるLED光源装置20及びカメラ40とユーザの顔との関係の一例を概略的に示す図である。
LED光源装置20は、図9に示すように、近赤外LED22及び可視赤色LED24からの光がユーザの顔に当たるような位置に配置される。尚、図9では、近赤外LED22及び可視赤色LED24からの光がユーザの横顔に当たっている絵になっているが、近赤外LED22及び可視赤色LED24からの光は、ユーザの顔の略正面に当たるように配置される。
可視赤色LED24は、近赤外LED22の近傍に配置される。この場合、可視赤色LED24が発光しているときも近赤外LED22が発光しているときもユーザからは点灯位置が略同じに見える構造となる。
カメラ40は、図9に示すように、ユーザの顔を撮像することができるような位置に配置される。尚、図9では、カメラ40がユーザの横顔を撮像している絵になっているが、カメラ40は、ユーザの顔の略正面を撮像するように配置される。
図10は、近赤外LED22と可視赤色LED24との点灯タイミングの関係の一例を示す図である。
図10に示す例では、近赤外LED22及び可視赤色LED24は、交互に点灯するように、それぞれ点滅される。具体的には、近赤外LED22は、図6を参照して上述したように、点灯時間T1で点灯した後、消灯し、その後、点灯時間T1で点灯し、以下、これを繰り返す。可視赤色LED24は、近赤外LED22の消灯時間に点灯する。即ち、可視赤色LED24は、近赤外LED22の消灯タイミングで点灯し、近赤外LED22の点灯タイミングまで点灯時間T2で点灯し、近赤外LED22の点灯タイミングで消灯する。
このように図10に示す例によれば、近赤外LED22及び可視赤色LED24が交互に点灯されるので、近赤外LED22による高い発光強度を維持しつつ、"ちらつき"の低減を図ることができる。即ち、近赤外LED22の消灯時に可視赤色LED24により赤色の可視光が発生されるので、"ちらつき"の低減を図ることができる。
また、図10に示す例によれば、近赤外LED22及び可視赤色LED24の2つのLEDのみを用いて"ちらつき"の低減を図ることができる。即ち、可視赤色LED24の代わりに、主たる波長が異なる2つ以上のLEDを用いて色相の調整を行う必要がない。これは、近赤外LED22の光が700nmから780nmの範囲内の波長の可視光成分を含み、700nmから780nmの範囲内の光は、波長が異なっても、人の目には同じ赤色に見えるためである。但し、可視赤色LED24は、主たる波長が同一の複数のLED(可視赤色LED)をアレイ状に配置した構成であってもよい。
尚、図10に示す例では、近赤外LED22及び可視赤色LED24は、全体として消灯になる時間(デットタイム)がないように交互に点灯されているが、全体として消灯になる時間が僅かに存在してもよい。或いは、逆に、可視赤色LED24の点灯時間は、近赤外LED22の点灯時間に部分的に又は完全にオーバラップしてもよい。尚、可視赤色LED24の点灯時間が近赤外LED22の点灯時間に完全にオーバラップすることは、可視赤色LED24が連続点灯されることを意味する。
図10には、縦軸に見た目の明るさ(即ち、可視光の光量)が示されている。図10に示す例では、近赤外LED22及び可視赤色LED24は、見た目の明るさが略同一になるように発光される。これにより、"ちらつき"の低減効果を高めることができる。即ち、人の目には、LED光源装置20が常時赤くぼんやり光っているように見える。
見た目の明るさが略同一になるように近赤外LED22及び可視赤色LED24を発光させる方法は、任意であるが、例えば以下の通りであってよい。先ず、電流値を変化させながら近赤外LED22の明るさを分光放射照度計で測定し、多数の電流値と近赤外LED22の明るさとの関係を取得する。同様に、電流値を変化させながら可視赤色LED24の明るさを分光放射照度計で測定し、多数の電流値と可視赤色LED24の明るさとの関係を取得する。この測定結果に基づいて、近赤外LED22及び可視赤色LED24の明るさが同じになる近赤外LED22及び可視赤色LED24の各電流値を特定すればよい。或いは、人が感じる明るさは波長毎に異なること(比視感度)を考慮して、測定結果の明るさを波長別視感度係数(人の見え方の波長毎の補正値)を乗じて補正してもよい。この場合、補正後の明るさが近赤外LED22及び可視赤色LED24間で同じになるように、近赤外LED22及び可視赤色LED24の各電流値を設定すればよい。
図11は、近赤外LED22及び可視赤色LED24の消費電力の時系列で概略的に示す図である。尚、図11に示す時系列は、図10に示した時系列と対応している。
可視赤色LED24の消費電力は、図11に示すように、近赤外LED22の消費電力に比べて有意に低い。これは、可視赤色LED24は、近赤外LED22の光に含まれる可視光成分と略同一の光量の可視光を発生すればよいためである。これにより、LED光源装置20の全体としての消費電力を大きく増加することなく、"ちらつき"の低減を図ることができる。
図12は、点灯電流データベース34内のデータの一例を模式的に示す図である。尚、図12に示す数値自体は、あくまで一例であり、実際の数値とは異なる。
図12に示す例では、点灯電流データベース34内のデータは、近赤外LED22の電流値と可視赤色LED24の電流値との関係を示す情報を含む。この関係は、見た目の明るさが略同一になるように近赤外LED22及び可視赤色LED24を発光させるための関係を示す。即ち、近赤外LED22の電流値が1.0[mA]であるときは、可視赤色LED24の電流値が0.2[mA]とすることで、見た目の明るさが略同一になるように近赤外LED22及び可視赤色LED24を発光させることができることを意味する。この関係は、上述の如く、分光放射照度計の測定結果や比視感度に基づいて予め導出することができる。この関係は、図12に示すように、複数の近赤外LED22の電流値に対して用意されてよい。このような複数の近赤外LED22の電流値に係る関係は、近赤外LED22の明るさを変化させる構成(図1の光源発光電流信号参照)である場合に好適となる。
図13は、カメラ40の点灯信号出力部42により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図13の処理は、視線検出装置1の動作開始時に起動され、視線検出装置1の動作中に所定周期毎に繰り返し実行される。
ステップ1300では、点灯信号出力部42は、カメラ40が露光中であるか否かを判定する。カメラ40が露光中である場合は、ステップ1302に進み、それ以外の場合は、ステップ1304に進む。
ステップ1302では、点灯信号出力部42は、点灯パルス信号をH(ハイ)にする。
ステップ1304では、点灯信号出力部42は、点灯パルス信号をL(ロー)にする。
図13に示す処理によれば、カメラ40が露光に同期してHとLが切り替わる点灯パルス信号が生成される。即ち、カメラ40が露光中にはHとなり、カメラ40が非露光中にはLとなる点灯パルス信号が生成される。この点灯パルス信号は、図1に示すように、LED制御装置30に入力される。
図14は、LED制御装置30の点灯電流制御部32により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図14の処理は、視線検出装置1の動作開始時に起動され、視線検出装置1の動作中に所定周期毎に繰り返し実行される。図14の処理は、カメラ40からの点灯パルス信号の立上がり(LからH)及び立下り(HからL)に同期して実行されてもよい。
ステップ1400では、点灯電流制御部32は、カメラ40からの点灯パルス信号(図13参照)を受信する。
ステップ1402では、点灯電流制御部32は、受信した点灯パルス信号がHかLかを判定する。点灯パルス信号がHの場合は、ステップ1404に進み、Lの場合は、ステップ1406に進む。
ステップ1404では、点灯電流制御部32は、可視赤色LED24を消灯する。尚、今回の処理周期において可視赤色LED24が既に消灯状態であるときは、可視赤色LED24の消灯状態を維持する。
ステップ1406では、点灯電流制御部32は、近赤外LED22を点灯させる際の電流値(近赤外LED点灯電流)を決定する。近赤外LED点灯電流は、例えば、画像処理装置50からの本光源発光電流信号の指示値に基づいて決定されてよい。尚、近赤外LED22の光量を調整しない構成の場合は、ステップ1406は省略されてもよい。また、今回の処理周期において近赤外LED22が既に点灯状態である場合は、今回の処理周期におけるステップ1406の処理は省略されてもよい。即ち、ステップ1406の処理は、近赤外LED22の点灯タイミング(点灯開始時)のみに実行されてもよい。
ステップ1408では、点灯電流制御部32は、上記ステップ1406で決定した近赤外LED点灯電流で近赤外LED22を点灯する。尚、今回の処理周期で近赤外LED22が既に点灯状態である場合は、近赤外LED22の点灯状態を維持する。
ステップ1410では、点灯電流制御部32は、近赤外LED22を消灯する。尚、今回の処理周期において近赤外LED22が既に消灯状態であるときは、近赤外LED22の消灯状態を維持する。
ステップ1412では、点灯電流制御部32は、点灯電流データベース34(図12参照)を参照する。
ステップ1414では、点灯電流制御部32は、点灯電流データベース34内のデータに基づいて、直近の近赤外LED22の近赤外LED点灯電流に対応した可視赤色LED点灯電流を決定する。尚、近赤外LED22の光量を調整しない構成の場合は、ステップ1412及びステップ1414の各処理は省略されてもよい。また、今回の処理周期において可視赤色LED24が既に点灯状態である場合は、今回の処理周期におけるステップ1412及びステップ1414の各処理は省略されてもよい。即ち、ステップ1412及びステップ1414の各処理は、可視赤色LED24の点灯タイミング(点灯開始時)のみに実行されてもよい。
ステップ1416では、点灯電流制御部32は、上記ステップ1414で決定した可視赤色LED点灯電流で可視赤色LED24を点灯する。尚、今回の処理周期において可視赤色LED24が既に点灯状態である場合は、可視赤色LED24の点灯状態を維持する。
図14に示す処理によれば、カメラ40からの点灯パルス信号に同期して、近赤外LED22及び可視赤色LED24を逆位相で点滅させることができる。これにより、カメラ40の露光中は近赤外LED22を点灯させて視線検出に好適な画像を取得することができ、カメラ40の非露光中は可視赤色LED24を点灯させて"ちらつき"の低減を図ることができる。
尚、上述した図1乃至図14に示す例では、可視赤色LED24は、主たる波長が700nmの光を発光する。これは、近赤外LED22の光が700nmから780nmの範囲内の波長の可視光成分を含み、700nmから780nmの範囲内の波長の可視光は、波長が異なっても、人の目には同じ赤色に見えることを利用している。従って、可視赤色LED24は、発する光の主たる波長が700nmよりも大きく780nm以下のLEDに置換されてもよい。
図15は、一例による肌状態検出装置2の構成を示す図である。上述した図1乃至図14に示す例と実質的に同一であってよい構成要素については、同一の参照符合を付して説明を省略する。尚、"実質的に同一"とは、例えば点灯電流データベース34内のデータ自体まで全く同一というわけではないことを意味する。以下では、上述した図1乃至図14に示す例と異なる構成について主に説明する。
肌状態検出装置2は、紫外線画像取得装置10Bと、計測装置60とを含む。紫外線画像取得装置10Bは、LED光源装置20Bと、LED制御装置30と、カメラ40Bとを含む。
LED光源装置20Bは、紫外線LED22Bと、可視紫色LED24Bと、レンズ26とを含む。紫外線LED22B及び可視紫色LED24Bの制御方法は、上述した図1乃至図14に示す例による近赤外LED22及び可視赤色LED24の制御方法とそれぞれ同様であってよい。
紫外線LED22Bは、主たる波長が紫外線領域(例えば波長365nm〜380nm)内の光を発光する。
可視紫色LED24Bは、主たる波長が380nmから400nmの範囲内の光を発光する。例えば、可視紫色LED24Bは、波長400nmを主たる波長とする可視の紫色LEDである。
カメラ40Bは、紫外線領域に感度を有する。カメラ40Bは、上述した図1乃至図14に示す例によるカメラ40と同様に、可視紫色LED24Bの点灯に同期して露光する。
計測装置60は、カメラ40Bにより捕捉された画像(紫外線画像)を画像処理し、肌状態を検出する。肌状態は、肉眼では見えないユーザの肌の潜在的なシミであってよい。
ここで、紫外線LED22Bは、380nmから400nmの範囲内の波長の可視光成分を含む。このため、紫外線LED22Bの点滅時には、近赤外LED22の点滅時と同様の"ちらつき"の問題が発生する。この点、図15に示す例によっても、可視紫色LED24Bを用いることで、上述した図1乃至図14に示す例と実質的に同様の効果を得ることができる。即ち、可視紫色LED24Bを用いることで、紫外線LED22Bの高い発光強度を維持しつつ、紫外線LED22Bの点滅による"ちらつき"の低減を図ることができる。また、可視紫色LED24Bを用いることで、LED光源装置20Bの全体としての消費電力の低減を図ることができる。また、紫外線LED22B及び可視紫色LED24Bの2つのLEDのみを用いてちらつき"の低減を図ることができる。これは、主たる波長が380nmから400nmの範囲内の光は、主たる波長が異なっても、人の目には同じ紫色に見えるので、可視紫色LED24Bに代えて、主たる波長が異なる2つ以上のLEDを用いて色相を調整する必要がないためである。
図16は、他の一例による視線検出装置3の構成を示す図である。図16に示す視線検出装置3は、上述した図1乃至図14に示す例による視線検出装置1に対して、近赤外LED22に代えて、可視赤色LED24とは別の可視赤色LED22Cを用いる点が主に異なる。上述した図1乃至図14に示す例と実質的に同一であってよい構成要素については、同一の参照符合を付して説明を省略する。
視線検出装置3は、近赤外線画像取得装置10Cと、画像処理装置50とを含む。近赤外線画像取得装置10Cは、LED光源装置20Cと、LED制御装置30と、カメラ40とを含む。
LED光源装置20Cは、可視赤色LED22Cと、可視赤色LED24と、レンズ26とを含む。
可視赤色LED22Cは、可視赤色LED24と同様、主たる波長が700nmから750nmの範囲内の光を発光するが、主たる波長が可視赤色LED24とは異なる。例えば、可視赤色LED24は、波長700nmを主たる波長とする赤色LEDであるとき、可視赤色LED22Cは、700nmから750nmの範囲内の700nm以外の波長を主たる波長とする赤色LEDである。尚、可視赤色LED22Cは、発する光の主たる波長が750nmよりも大きく780nm以下の範囲内のLEDに置換されてもよい。
ここで、主たる波長が700nmから780nmの範囲内の光は、波長が異なっても、人の目には同じ赤色に見える。従って、図16に示す例によっても、上述した図1乃至図14に示す例と略同様の効果を得ることができる。
図17は、端末装置80の一例を示す図である。図17には、端末装置80のディスプレイ装置が示されている。ここでは、一例として、端末装置80に、上述した図1乃至図14に示す例による視線検出装置1の一部の構成要素が組み込まれる場合を説明する。但し、端末装置80には、図15又は図16に示した肌状態検出装置2又は視線検出装置3の一部の構成要素が組み込まれてもよい。
図17に示す例では、端末装置80は、PCである。端末装置80のディスプレイ装置には、LED光源装置20、LED制御装置30及びカメラ40が組み込まれる。LED光源装置20、LED制御装置30及びカメラ40は、図17にて領域90で示すように、ディスプレイ装置の外枠の下辺側に設けられてよい。例えば、基板上にチップの形態の近赤外LED22及び可視赤色LED24を隣接して配置し、その上にレンズ26をマウントする構造であってよい。この場合、基板上には、LED制御装置30を実現するためのハードウェアが実装されてもよい。かかる基板は、カメラ40のレンズが露出する態様で、ディスプレイ装置の外枠の下辺側に内蔵される。尚、この場合、画像処理装置50を実現するためのハードウェアは、同一の基板上に実装されてもよいが、他の箇所(例えば端末装置80のメイン基板上、又は、端末装置80の外部)に設けられてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した図1乃至図14に示す例では、近赤外LED22及び可視赤色LED24は、見た目の明るさが略同一になる態様で発光されているが、かかる構成は必須ではない。例えば、可視赤色LED24の明るさは、近赤外LED22の見た目の明るさよりも有意に明るくてもよいし、有意に暗くてもよい。この場合も、"ちらつき"の低減効果は低くなるものの、"ちらつき"の低減効果自体は得られるためである。このような変形例は、図15又は図16に示した肌状態検出装置2又は視線検出装置3に対しても同様に適用可能である。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
1波長を中心波長とした第1波長分布であって当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を発する第1LEDと、
2波長を中心波長とした第2波長分布であって当該第2波長分布に、
前記第1が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
前記第1が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
可視光成分を含む第2光を発する第2LEDと
を備える、光源装置。
(付記2)
前記第1光を発光させる第1発光時間を、前記第2光を発光させる第2発光時間よりも短くし、かつ、
前記第1LEDに印加する第1電流値を、前記第2LEDに印加する第2電流値よりも大きくすることで、
前記第1光の単位時間あたりの第1発光強度を、前記第2光の単位時間あたりの第2発光強度よりも大きくして、前記第1光及び前記第2光を交互に発光させる制御部を更に備えることを特徴とする、
付記1に記載の光源装置
(付記3)
前記制御部は、前記第1光及び前記第2光を交互に発光させた場合に、
前記第2光に含まれる前記可視光成分の光量が、前記第1光に含まれる前記可視光成分の光量と略同一になる様に、
前記第2波長分布、または前記第2電流値を制御する付記2に記載の光源装置。
(付記4)
前記第1LEDは、前記第1波長が近赤外波長であり、前記第1波長分布に前記可視光成分となる700nmから780nmの波長を含む前記第1光を発光し、
前記第2LEDは、前記第2波長が700nmから780nmの範囲内の前記第2光を発光する、付記1ないし付記3の何れか一項に記載の光源装置
(付記
1波長を中心波長とした波長の分布で、波長の分布に700nmから780nmの範囲内及び380nmから400nmの範囲内、のいずれかの可視光成分を含む光を発する第1LEDと、
前記第1波長と異なる第2波長を中心波長とした波長の分布で、波長の分布に前記第1LEDが700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかの可視光成分を、あるいは、前記第1LEDが380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの可視光成分を含む光を発する第2LEDとを、それぞれの可視光成分の光量が略同一になるように発光させる、LED制御装置。
(付記
前記第1LED及び前記第2LEDを交互に発光させる、付記に記載のLED制御装置。
(付記
前記第1LEDは、前記第1波長が近赤外波長であり、波長の分布に700nmから780nmの波長を含む光を発し、
前記第2LEDは、前記第2波長が700nmから780nmの範囲内である、付記に記載のLED制御装置。
(付記
1波長を中心波長とした波長の分布で、波長の分布に700nmから780nmの範囲内及び380nmから400nmの範囲内、のいずれかの可視光成分を含む光を発する第1LEDと、
前記第1波長と異なる第2波長を中心波長とした波長の分布で、波長の分布に前記第1LEDが700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかの可視光成分を、あるいは、前記第1LEDが380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの可視光成分を含む光を発する第2LEDと、
前記第1LED及び前記第2LEDを、それぞれの可視光成分の光量が略同一になるように発光させるLED制御装置と、
前記第1LEDの発光に同期して露光するカメラとを含む、端末装置。
(付記
前記LED制御装置は、前記第1LED及び前記第2LEDを交互に発光させる、付記に記載の端末装置。
(付記10
前記第1LEDは、発光する光の主たる波長が近赤外波長であり、
前記第2LEDは、発光する光の主たる波長が700nmから780nmの範囲内の可視光波長である、付記又はに記載の端末装置。
(付記11
近赤外LEDと、
発光する光の主たる波長が700nmから780nmの範囲内の可視光赤色LEDと、
前記近赤外LEDを点滅させると共に、少なくとも前記近赤外LEDの非発光時に前記可視光赤色LEDを発光させる制御装置と、
ユーザの目を撮影するカメラと、
前記近赤外LEDの発光時に前記カメラにより捕捉された画像に基づいて、前記ユーザの視線方向を検出する画像処理装置とを含む、視線検出装置。
(付記12
近赤外LEDと、
発光する光の主たる波長が700nmから780nmの範囲内の可視光赤色LEDと、
前記近赤外LEDを点滅させると共に、少なくとも前記近赤外LEDの非発光時に前記可視光赤色LEDを発光させる制御装置と、
前記近赤外LEDの発光に同期して露光するカメラとを含む、近赤外線画像取得装置。
(付記13
紫外線LEDと、
発光する光の主たる波長が380nmから400nmの範囲内の可視光紫色LEDと、
前記紫外線LEDを点滅させると共に、少なくとも前記紫外線LEDの非発光時に前記可視光紫色LEDを発光させる制御装置と、
前記紫外線LEDの発光に同期して露光するカメラとを含む、近紫外線画像取得装置。
(付記14)
第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を、第1LEDが発光し、
第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
可視光成分を含む第2光を、第2LEDが発光する
発光方法。
(付記15)
第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を発光する第1LEDと、
第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
可視光成分を含む第2光を発光する第2LED
を有する光源制御部と、
前記第1LEDの発光に同期して露光するカメラ
を備える、端末装置。
1,3 視線検出装置
2 肌状態検出装置
10,10C 近赤外線画像取得装置
10B 紫外線画像取得装置
20,20B,20C LED光源装置
22 近赤外LED
22B 紫外線LED
22C 可視赤色LED
24 可視赤色LED
24B 可視紫色LED
30 LED制御装置
40,40B カメラ
50 画像処理装置

Claims (8)

  1. 第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を発光する第1LEDと、
    第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
    前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
    前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
    可視光成分を含む第2光を発光する第2LEDと、
    前記第1光の単位時間あたりの第1発光強度を、前記第2光の単位時間あたりの第2発光強度よりも大きくして、前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる制御部と、を備えることを特徴とする、光源装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1光を発光させる第1発光時間を、前記第2光を発光させる第2発光時間よりも短くし、かつ、
    前記第1LEDに印加する第1電流値を、前記第2LEDに印加する第2電流値よりも大きくすることで、
    前記第1光の単位時間あたりの第1発光強度を、前記第2光の単位時間あたりの第2発光強度よりも大きくして、前記第1光及び前記第2光を交互に発光させることを特徴とする、
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記制御部は、前記第1光及び前記第2光を交互に発光させた場合に、
    前記第2光に含まれる前記可視光成分の光量が、前記第1光に含まれる前記可視光成分の光量と略同一になる様に、
    前記第2波長分布、または前記第2電流値を制御する請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第1LEDは、前記第1波長が近赤外波長であり、前記第1波長分布に前記可視光成分となる700nmから780nmの波長を含む前記第1光を発光し、
    前記第2LEDは、前記第2波長が700nmから780nmの範囲内の前記第2光を発光する、請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の光源装置。
  5. 近赤外波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内の可視光成分を含む第1光を発光する第1LEDと、
    可視赤色波長の第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、700nmから780nmの範囲内の可視光成分を含む第2光を発光する第2LEDと、
    前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる制御部と、を備える、視線検出装置用の光源装置。
  6. 第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を、第1LEDが発光し、
    第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
    前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
    前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
    可視光成分を含む第2光を、第2LEDが発光し、
    前記第1光の単位時間あたりの第1発光強度を、前記第2光の単位時間あたりの第2発光強度よりも大きくして、前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる、
    発光方法。
  7. 近赤外波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内の可視光成分を含む第1光を、第1LEDが発光し、
    可視赤色波長の第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、700nmから780nmの範囲内の可視光成分を含む第2光を、第2LEDが発光し、
    前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる、
    視線検出装置用の発光方法。
  8. 第1波長を中心波長とした第1波長分布であって、当該第1波長分布に700nmから780nmの範囲内または380nmから400nmの範囲内、のいずれか一方の可視光成分を含む第1光を発光する第1LEDと、
    第2波長を中心波長とした第2波長分布であって、当該第2波長分布に、
    前記第1光が700nmから780nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は700nmから780nmの範囲内のいずれかを、あるいは、
    前記第1光が380nmから400nmの範囲内の波長のいずれかを含む場合は380nmから400nmの範囲内のいずれかの
    可視光成分を含む第2光を発光する第2LED
    を有し、前記第1光及び前記第2光を、全体として消灯になる時間がない、または、僅かとなるように、交互に発光させる光源制御部と、
    前記第1LEDの発光に同期して露光するカメラ
    を備える、端末装置。
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