JP6358832B2 - 交流発電機 - Google Patents

交流発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6358832B2
JP6358832B2 JP2014076279A JP2014076279A JP6358832B2 JP 6358832 B2 JP6358832 B2 JP 6358832B2 JP 2014076279 A JP2014076279 A JP 2014076279A JP 2014076279 A JP2014076279 A JP 2014076279A JP 6358832 B2 JP6358832 B2 JP 6358832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
winding
output
slot
windings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014076279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015198536A (ja
Inventor
鈴木 隆
隆 鈴木
勇人 櫻木
勇人 櫻木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2014076279A priority Critical patent/JP6358832B2/ja
Publication of JP2015198536A publication Critical patent/JP2015198536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358832B2 publication Critical patent/JP6358832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

本発明は、交流発電機に関し、詳しくは、三相出力と単相3線出力とを同時に出力可能とした交流発電機に関する。
エンジンで駆動される交流発電機として、三相巻線の内の1相の巻線に中間タップを設けるとともに、前記三相巻線の中性点に、前記中間タップに誘起される電圧に対して逆位相で等しい大きさの電圧を誘起する追加巻線を接続することにより、三相出力と単相3線出力とを同時に出力できるようにした交流発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、三相巻線の中性点に,三相の内の一相の巻線に誘起される電圧に対して逆位相で半分の大きさの電圧を誘起する追加巻線を接続することにより、三相出力と単相3線出力とを同時に出力できるようにした交流発電機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−204005号公報 特開昭63−87157号公報
しかし、三相出力と単相3線出力とを同時に出力する場合、双方の出力に必要な巻線が必要になることから、既存の三相出力用巻線に単相3線出力用巻線を追加した分だけ巻線量が多くなってしまう。また、日本国内では、一般に、電機子巻線の短節率を0.8程度に設定し、高調波成分による三相出力波形の歪みをできるだけ抑えるようにしている。例えば、三相4極36スロットの交流発電機の場合は、一般に、短節率を7/9(0.78)に設定している。ここに、同時出力用の単相3線出力用巻線を追加すると、図5に示すように、電機子鉄心の周方向に等間隔で配置された36個のスロット51の内、一部のスロット51aに単相3線出力用巻線52が上下2段に重なって入ることになる。したがって、全てのスロット51の大きさを、単相3線出力用巻線52が2段に重なるスロット51aの大きさに対応した大きさに形成しなければならず、これに伴って電機子鉄心の外径も大きくなることから、交流発電機全体の大型化を招くことになる。
さらに、日本国内では、単相3線出力を100−200Vにすることが求められている。例えば、図6に示すように、三相側56U,56V,56Wの巻線数を10T(10ターン)にした場合は、単相3線出力用巻線57vの巻線数を5Tにすることにより、U−W間の200Vに対してU−v間及びW−v間の出力を100Vにすることができる。したがって、図7に示すように、単相3線出力用巻線61が追加されるスロット62では、三相用の10Tの巻線63が上下2段に入っているところに単相3線出力用の5Tの巻線61が上下2段に重なって入ることになるため、このスロット62に入る巻線数は合計で30Tとなり、三相用のみ場合の20Tに比べて1.5倍の巻線を収容しなければならない。このため、スロット62の大きさを少なくとも1.5倍にしなければならず、電機子鉄心の外径も、それなりに大きくなってしまう。
そこで本発明は、三相出力と単相3線出力とを同時に出力可能な交流発電機の小型化を図ることができる構造を備えた交流発電機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の交流発電機は、周方向に配置された複数のスロット内に三相出力用の電機子巻線と、単相3線出力用の電機子巻線とを挿入した交流発電機において、前記各電機子巻線の短節率を2/3に設定するとともに、前記単相3線出力用の電機子巻線の巻線数を、あらかじめ設定されている規定の巻線数に対して10〜50%少なく設定し、一つのスロットに単相3線出力用巻線が重なって挿入されていないことを特徴としている。

本発明の交流発電機によれば、電機子巻線の短節率を2/3に設定することにより、一つのスロット内に単相3線出力用の電機子巻線同士が重なって入ることがなくなるので、スロット内に挿入される最大巻線数を従来の短節率0.8程度に比べて少なくすることができる。さらに、単相3線出力の許容電圧を満たす範囲内で巻線数を10〜50%少なくすることにより、スロット内に挿入する単相3線出力用の巻線数を少なくすることができる。したがって、従来のように単相3線出力用巻線を追加する場合に比べてスロットを小さくすることができ、電機子鉄心の小型化、すなわち、発電機の小型化を図ることができる。
本発明を三相4極36スロットの交流発電機に適用した一形態例を示す説明図である。 同じく単相3線出力用巻線の巻線数を少なくした状態の説明図である。 同じく単相3線出力用巻線の巻線数を少なくしたときのスロット内の巻線の挿入状態を示す説明図である。 交流発電機の一例を示す一部断面斜視図である。 従来の三相4極36スロットの交流発電機における単相3線出力用巻線の状態を示す説明図である。 従来の三相出力用巻線と単相3線出力用巻線との関係を示す説明図である。 従来のスロット内の巻線の挿入状態を示す説明図である。
まず、図4に示すように、交流発電機(同期発電機)は、円筒形のフレーム31の一端に取り付けられたエンドブラケット32に、ベアリング33を介して回転子部34のシャフト35を回転可能に設け、該シャフト35の他端をエンジンのフライホイール(図示せず)に連結するとともに、フレーム31の内周に固定子部36を設けている。回転子部34には、シャフト35の中央部に界磁鉄心37、界磁巻線38及び制動巻線39が、シャフト35の一端部には励磁機電機子鉄心40、励磁機電機子巻線41及びダイオード42が、他端部には冷却ファン43が、それぞれ設けられている。また、固定子部36には、電機子鉄心44の内周部分に電機子巻線45が、励磁機界磁鉄心46の内周部分に励磁機界磁巻線47がそれぞれ設けられている。
このような交流発電機における電機子巻線は、図1に示すように、円筒形の電機子鉄心11の内周に、周方向に等間隔で軸線方向に設けられた複数のスロット、三相4極36スロットの場合は36個のスロット12の内の所定のスロット内にそれぞれ挿入されている。なお、図1では、三相出力用巻線を省略して単相3線出力用巻線のみを図示しているが、各スロット12内には、三相出力用巻線があらかじめ挿入されている。
本形態例では、三相出力を得るためのU相,V相,W相が90度間隔で4コイルそれぞれ設けられ、毎極毎相のスロット数がそれぞれ3個ずつである三相4極36スロットの電機子鉄心11におけるU相,V相,W相の1極分の9個のスロットに単相3線出力用巻線13を追加する際に、両電機子巻線の短節率を2/3(6/9)に設定している。したがって、V相の一つのスロット120に挿入された巻線130の帰路側は、該スロット120から6個目のスロット126に挿入され(巻線136)、スロット121に挿入された巻線131の帰路側はスロット127に(巻線137)、スロット122に挿入された巻線132の帰路側はスロット128に(巻線137)、それぞれ挿入される状態となり、1極のスロット群におけるスロット120〜128において、単相3線出力用巻線13を挿入しない3個のスロット123〜125を除く6個のスロット120〜122,126〜128に単相3線出力用巻線130〜132,136〜138がそれぞれ追加挿入される。
このように、三相4極36スロットの電機子鉄心11における単相3線出力用巻線13の短節率を2/3に設定することにより、従来のように一つのスロットに単相3線出力用巻線13が重なって挿入されることがなくなる。これにより、スロット12を小さくすることが可能となり、電機子鉄心11を小型化できることから、交流発電機全体の小型化を図ることが可能となる。
また、図2の電機子コイル結線図に示すように、三相出力(U,V,W)用巻線14U,14V,14Wの巻線数をそれぞれ10T(10ターン)にしたときに、例えばV相の巻線14Vと逆位相の状態で単相3線出力用巻線13vを設ける際に、単相3線出力用巻線13vの巻線数を、あらかじめ設定されている規定の巻線数、例えば、U−W間の電圧が200Vの場合、U−v間及びW−v間に100Vを発生させるためには、三相側巻線数の10Tに対して5Tが規定の巻線数になるが、本形態例の場合は、単相3線出力用巻線13vの巻線数を規定の巻線数に対して20%少ない4Tとしている。このとき、U−v間及びW−v間の電圧は100.7Vになるが、この電圧は、電力会社が供給する商用電源に規定されている101V±6Vの範囲内であり、各種電気製品の一般的な許容電圧範囲が100V±10%程度であることから、100.7Vは、十分に許容できる電圧である。
一方、単相3線出力用巻線13vの巻線数を4Tにすることにより、図3に示すように、各スロット12内には、あらかじめ10Tの三相出力用巻線14,14が2層に挿入されているので、4Tの単相3線出力用巻線13vが挿入されるスロット内の合計巻線数は24Tになる。したがって、三相出力専用の交流発電機における挿入巻線数20Tのスロットに比べると、挿入巻線数が24Tになるので、スロットの大きさを、1.2倍(24/20)に拡大する必要がある。しかし、単相3線出力用巻線13vを5T挿入する場合は、挿入巻線数が25Tになるので、1.25倍(25/20)に拡大する必要があるのに比べれば、スロット12を小さくすることができる。
さらに、前述の図7に示すように、5Tの単相3線出力用巻線61が2段に重なって挿入される従来の場合は、合計巻線数が30Tになり、スロット62の大きさが1.5倍(30/20)になる。したがって、巻線の短節率を2/3(6/9)に設定して単相3線出力用巻線13vの重なりを無くすとともに、単相3線出力用巻線13vの巻線数を規定巻線数より20%減らした4Tにすることにより、スロットの拡大量を1.5倍から1.2倍に低減することができるので、三相出力と単相3線出力とを同時に出力する交流発電機11の小型化を図ることができる。
これにより、本形態例に示す交流発電機は、三相出力専用の交流発電機、あるいは、三相出力と単相3線出力とを切り替えて出力する交流発電機と同程度の大きさにすることが可能となるので、交流発電機の設置スペースに制限がある可搬式エンジン発電機の交流発電機を本形態例に示す交流発電機に換装することにより、僅かな改造で三相出力と単相3線出力とを同時に出力可能な可搬式エンジン発電機を得ることができる。
なお、本形態例では、三相4極36スロットの電機子鉄心を備えた交流発電機を例示したが、極数やスロット数は任意である。また、単相3線出力用巻線の巻線数は、規定の巻線数に対して10〜50%少なく設定することができ、10%未満では巻線数を少なくした効果を十分に得られず、50%を超えると単相3線出力の100V系電圧が過大となることがあることから、単相3線出力の電圧許容範囲などの条件に応じて10〜50%の範囲、好ましくは10〜30%の範囲で適宜設定することができる。
11…電機子鉄心、12…スロット、13,13v…単相3線出力用巻線、14,14U,14V,14W…三相出力用巻線、31…フレーム、32…エンドブラケット、33…ベアリング、34…回転子部、35…シャフト、36…固定子部、37…界磁鉄心、38…界磁巻線、39…制動巻線、40…励磁機電機子鉄心、41…励磁機電機子巻線、42…ダイオード、43…冷却ファン、44…電機子鉄心、45…電機子巻線、46…励磁機界磁鉄心、47…励磁機界磁巻線

Claims (1)

  1. 周方向に配置された複数のスロット内に三相出力用の電機子巻線と、単相3線出力用の電機子巻線とを挿入した交流発電機において、前記各電機子巻線の短節率を2/3に設定するとともに、前記単相3線出力用の電機子巻線の巻線数を、あらかじめ設定されている規定の巻線数に対して10〜50%少なく設定し、一つのスロットに単相3線出力用巻線が重なって挿入されていないことを特徴とする交流発電機。
JP2014076279A 2014-04-02 2014-04-02 交流発電機 Active JP6358832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014076279A JP6358832B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 交流発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014076279A JP6358832B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 交流発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015198536A JP2015198536A (ja) 2015-11-09
JP6358832B2 true JP6358832B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=54547951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014076279A Active JP6358832B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 交流発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6358832B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399171B2 (ja) * 1995-08-08 2003-04-21 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP5209973B2 (ja) * 2008-01-07 2013-06-12 日本車輌製造株式会社 同期発電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015198536A (ja) 2015-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6336193B2 (ja) 永久磁石式三相二重化モータおよび電動パワーステアリング装置
AU2015235741B2 (en) Insulator and brushless DC motor including the same
Ibrahim et al. An improved torque density synchronous reluctance machine with a combined star–delta winding layout
US8593030B2 (en) Rotating electric machine for generating a constant frequency AC Power Supply from a variable speed primemover
RU109934U1 (ru) Машина асинхронная вращающаяся
JP2015154582A (ja) 三相回転電機のステータ
JP4956774B2 (ja) アキシャルギャップ型モータの結線構造
JP5055937B2 (ja) 回転電機の巻線絶縁構造
JP6432579B2 (ja) 多相巻線および回転電機
JP6267933B2 (ja) 回転電機
JP6358832B2 (ja) 交流発電機
TW201242220A (en) High efficiency power generator
Yahaya Single layer winding of three phase induction motor
US9209672B2 (en) Electric motor
CN104506006B (zh) 一种双分数槽集中绕组抗短路永磁发电机
JP7038026B2 (ja) 回転電機
JP5991702B2 (ja) 交流発電機
JP5172439B2 (ja) 回転電機の固定子および回転電機
JP2016158460A (ja) 回転電機
US9231447B2 (en) Stator winding of an electric generator
Cheng et al. Comparative studies of modular PMSMs with symmetrical or asymmetrical six-phase windings
KR101954946B1 (ko) 24슬롯을 갖는 고정자의 권선구조
JP2018007413A (ja) 電動機の固定子およびその製造方法
CN204810092U (zh) 改进式同步电机
CN105375720A (zh) 独立闭合转子两用同步电机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250