JP6357635B1 - ドレントラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧縮空気圧回路に用いられ、開弁不良と閉弁不良との両者をそれぞれ検知可能なドレントラップを提供すること【解決手段】 ドレントラップ1の弁本体12bの2次側に配設され、圧力もしくは流量が所定設定値を超えたことを知らせる排出検知手段30と、それぞれカウントアップタイマーである第1タイマー40及び該第1タイマー40より計時時間が長い第2タイマー50と、排出検知手段30の送出する検知信号を遅延もしくは平滑してから第1タイマー40をリセットさせる時間遅延手段41と、前記排出検知手段30の信号を否定(NOT)して最終的に第1タイマー40もしくは第2タイマー50のいずれか一方をリセットさせる否定手段51と、を備え、第1タイマー40もしくは第2タイマー50が所定時間カウントアップ完了となった時に警報出力ALMを行う構成を採用する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気圧回路に接続されるドレントラップに関する。
圧縮空気圧回路には、圧力変化や温度変化によって凝縮水たるドレンが発生する。ドレンは、回路末端において、接続される機器の故障を誘発さたり、他のものを汚損させるなどして圧縮空気の品質低下をもたらすものであるので、回路から適切に排出されなければならない。ドレントラップは、回路からドレンを排出するために接続される機器である。
ドレントラップは、回路と回路外部とを連通する箇所に設けられるドレン排出専用のバルブである。ドレントラップは、開弁動作を行うと、流体の有する圧力エネルギーによって、回路外部へ向けてドレンを排出する。圧縮空気圧回路において、その流体は、当然ながら圧縮空気である。したがって、圧縮空気圧回路に接続されるドレントラップは、圧縮空気の有するエネルギーを利用してドレンを回路外部へと排出(放出)させる。
前述のとおり、ドレントラップの本質はバルブであるので、それがどのような方式のものであっても、ドレンの排出のためには弁本体を移動させるなどの機構的な動作が伴う。そして、ドレントラップの機構的な動作不良は、流体回路の正常性を阻害するものであるので、直ちにその発生が検知されて機器や人へ向けて警報発報できることが望ましい。
ところで、ドレントラップ、とりわけ電磁弁を使用するものにおいて、機構的な動作不良として多くみられるものには、弁本体の可動機構又は弁本体もしくは弁座への異物の付着もしくは固着が挙げられる。
異物による動作不良の第1例としては、弁本体や弁座部に異物が噛み込んでしまい(挟まってしまい)、弁本体が弁座から絶えず離間してしまうもの、すなわち閉弁不良がある。
また、第2例としては、開弁指令があるのにもかかわらず開弁機構のいずれかにグリスの固着や異物の邪魔があって、弁本体の開弁のための移動が不能となるもの、すなわち、開弁不良がある。
前記第1例の閉弁不良は、回路中の流体を損失させる。前記第2例の開弁不良は、ドレンを排出不良とさせる。そうであるので、両者を防止可能なドレントラップが求められている。
ドレントラップの排出動作が機構的に正しく行われたことを確認するための技術として、特許文献1は、電磁弁へ流れるラッシュカレント(突入電流)の継続時間を考慮して、電磁弁のコイルが通電されてから所定時間を経ても通常の電流量にならない場合、弁部を有する可動鉄心がグリスの固着などで動作不良(開弁不良)となっていることを判断するという技術を提案している。
しかしながら、特許文献1にかかる技術提案では、電磁弁が通電されなければ、その電磁弁が異常をきたしていることを判別できない。
したがって、前述のような弁座や弁本体への異物の噛み込みなどによる閉弁不良(流体の損失)については検知できないので、例えその様な事態が起きても警報発報されない。
また、特許文献1にかかる技術提案では、開弁と開弁との間を検知できない。
したがって、開弁と開弁との間において回路に危険水量のドレンが貯留している可能性について警報発報されない。
特開2015―86791号公報
そこで、本発明は、圧縮空気圧回路に用いられ、開弁不良と閉弁不良との両者をそれぞれ検知可能なドレントラップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、圧縮空気とドレンによって気液が混合し得る箇所に接続され、且つ電気的な開弁指令信号によってバルブ本体の開閉弁動作を行うドレントラップにおいて、該ドレントラップの弁本体2次側に配設され、圧力もしくは流量が所定設定値を超えたことを知らせる排出検知手段と、それぞれカウントアップタイマーである第1タイマー及び該第1タイマーより計時時間が長い第2タイマーと、排出検知手段の送出する検知信号を遅延もしくは平滑してから第1タイマーをリセットさせる時間遅延手段と、排出検知手段の信号を否定(NOT)して最終的に第1タイマーもしくは第2タイマーのいずれか一方をリセットさせる否定手段と、を備え、該第1タイマーもしくは第2タイマーが所定時間カウントアップ完了となった時に警報出力を行う構成を採用する。
好ましきは、前記弁本体によって閉鎖される第1オリフィスと、該第1オリフィス後段の管路内部に配設され、且つ該第1オリフィスより径が小さい第2オリフィスと、を備え、前記排出検知手段は第1オリフィスと第2オリフィスの所定中間箇所に配設されている構成を採用する。
好ましきは、前記第1タイマー及び/又は前記第2タイマーは、前記検知信号、前記時間遅延手段の送出する信号、並びに前記否定手段の送出する信号のいずれかと前記開弁指令信号と論理積(AND)されてリセットされる構成を採用する。
好ましきは、前記バルブ本体の1次側に圧力検知手段を備え、該圧力検知手段が所定設定値を超えない場合には前記警報出力が行われない構成を採用する。
本発明によれば、以下の通りの効果を有するドレントラップを提供可能である。1 ドレンと圧縮空気とが混合されて液相でも気相でもない状態においても開弁不良と閉弁不良との両者をそれぞれ検知可能である。
2 2次側を大気解放としても、第1オリフィスと第2オリフィスとによって微圧が発生するので、流体放出の確認として圧力を検知する手段を採用可能である。
3 開弁指令信号と排出検知手段の信号が最終的に論理積(AND)されるので、開弁指令信号が警報発報までの時間内において正しく送出されていることが確認可能である。
4 バルブ本体の一次側圧力を監視するので、空気圧縮機の運転停止時や回路未使用時において誤警報を発報しない。
上記した以外の課題、構成、並びに効果は、以下記載の実施形態において詳述する。
本発明にかかるドレントラップの構成図である。 本発明にかかるドレントラップのバルブ本体の構成例である。 本発明にかかるドレントラップの二次側配管の構成例である。 本発明にかかるドレントラップの制御用ハードウェア構成例である。 本発明にかかるドレントラップの制御用ハードウェア構成例である。 本発明にかかるドレントラップの理想的な信号検知例である。 本発明にかかるドレントラップの信号検知例である。 本発明にかかるドレントラップの信号検知例である。 本発明にかかるドレントラップの信号検知例である。 本発明にかかるドレントラップの警報出力例である。 本発明にかかるドレントラップの警報出力例である。
本発明にかかるドレントラップ1は、圧縮空気とドレンによって気液が混合し得る箇所に接続され、且つ電気的な開弁指令信号61によってバルブ本体10の開閉弁動作を行うドレントラップ1において、該ドレントラップ1の弁本体12bの2次側に配設され、圧力もしくは流量が所定設定値を超えたことを知らせる排出検知手段30と、それぞれカウントアップタイマーである第1タイマー40及び該第1タイマーより計時時間が長い第2タイマー50と、排出検知手段30の送出する検知信号を遅延もしくは平滑してから第1タイマー40をリセットさせる時間遅延手段41と、前記排出検知手段30の信号を否定(NOT)して最終的に第1タイマー40もしくは第2タイマー50のいずれか一方をリセットさせる否定手段51と、を備え、第1タイマー40もしくは第2タイマー50が所定時間カウントアップ完了となった時に警報出力ALMを行う構成を採ったことを最大の特徴とする。
以下、本発明にかかるドレントラップ1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
なお、本発明にかかるドレントラップ1は、以下に述べる実施形態に特に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる機器や該機器の素材もしくは形状などに関して適宜変更することができる。
圧縮空気は、空気圧縮機によって圧縮される。多くの場合、圧縮空気は、自然冷却されたり、冷凍式エアドライヤーなどによる冷却的な除湿を受けたりして、その凝縮水であるドレンを発生させる。ドレントラップ1は、回路からドレンを排出するための専用バルブである。
ドレントラップ1は、基本的な動作として、回路配管が接続される1次側である流入口13より、バルブ本体10を開弁させることで、流出口14、2次側配管路20を介してドレンを回路外部へと排出させる。バルブ本体10は、主要な構成として、第1オリフィス11bを形成する弁座11と弁本体12bを有する弁本体可動手段12とから成る。弁本体可動手段12は、開弁指令信号61を受けて電磁的に移動し、開閉弁動作を行う。その態様は、弁本体12bを、弁座11より離間させ(開弁)、又は弁座11へ押し付け閉鎖(閉弁)するものである。一般的に電磁的な開閉弁動作を行うバルブは、「電磁弁」と呼ばれている。電磁弁は、制御手段60の送出する開弁指令信号61によってコイルを通電することで可動鉄心を吸引動作させて、弁本体可動手段12にその移動エネルギーを与えている。
なお、開弁指令信号61は、種々の送出制御方式が採用可能である。所定時間ごとに所定時間送出されるものは「タイマー制御方式」、ドレン溜めに上限及び下限の水位センサーを配設させてドレンが上限を検知したら開弁指令信号61を送出し、下限を検知しなくなったら同信号を送出停止とするものは「上限・下限方式」などと呼ばれている。中にはそれらを併用しているものもある。
バルブ本体10が開閉弁して圧縮空気やドレンを排出したことは、流出口14の2次側に設けられた2次側配管路20の所定中間箇所に配設される排出検知手段30によって検知される。排出検知手段30としては、流量センサー、圧力センサー、圧力スイッチなどが考えられる。また、それらは、アナログ量で数値を送出するものではなく、回路の状態として流量や圧力が所定値を超えた場合に信号を送出するON・OFFのデジタル送出可能なものの方が、制御が簡便となるため望ましい。ただし、閉弁不良による流体の漏れを検知するためには、反応した旨を表示する信号送出の閾値をできるだけ低く設定することが望ましい。
なお、排出検知手段30として圧力センサーや圧力スイッチを用いる場合、排出検知手段30が配される2次側配管路20には、通常、ほとんど圧力がないので、意図的に圧力を有する箇所を2次側配管路20に設ける必要がある。ただし前記圧力は、排出検知手段30が検知できる程度の微圧でかまわない。
2次側配管路20に圧力を発生させるものとして、第1オリフィス11bより孔径が小さい第2オリフィス21を設けることが考えられる。その場合、第2オリフィス21は第1オリフィス11b後段(2次側)の管路内部に配されることが要される。そして、排出検知手段30を取り付けるための取付け部22は、バルブ本体10の第1オリフィス11bと第2オリフィス21との所定中間に配されることも要される。このような構成にすると、2次側配管路20には差圧として微圧が発生するので、排出検知手段30として、圧力センサーや圧力スイッチを採用可能である。
なお、そのような場合、ドレントラップとして単位時間当たりに排出可能な流体の量は、第2オリフィス21の径にほとんど依存することを留意するべきである。
前述のように、排出検知手段30の送出する検知信号31は、微量ではあるが所定量を超えた流量や圧力を検知して送出されるものであるので、バルブ本体10が少しでも開弁していることを示す信号である。その信号波形は、後述のように少なくとも3例は考えられる。
通常、流量センサー、圧力センサー、並びに圧力スイッチは、原理は同様であっても、気相用のものと、液相用のものとで構造や調整が一部異なっていて、気液が混合している場合は、正確にその値を示さない状態となり得る。
圧縮空気圧回路からドレンを排出する場合は、圧縮空気とドレンが霧状に混合された気液混合流体を排出していることが多い。
前記第1例としては、図6に示す波形がある。
これは、気体、すなわち、圧縮空気のみの排出であるか、液体、すなわちドレンだけが排出されていることを示す信号波形である。本来的にはドレンだけを排出していることが理想的であるので、開弁指令信号61を受けて、バルブ本体10が開弁して、ドレンだけを排出されると100〜500msec程度の開弁遅れtdの後、ドレンが有する流量や圧力が排出検知手段30に検知されて、波形乱れのない検知信号31が送出される。そして、バルブ本体10が閉弁すると、検知信号31は、閉弁遅れtdの後、その送出が停止される。
前記第2例としては、図7に示す波形がある。
これは、バルブ本体10が開弁している間の全てが圧縮空気とドレンとが混合されているものが排出されていることを示す信号波形である。前述のように排出検知手段30は気液が混合している場合は、正確にそれを示さないで、このように乱れ続ける信号が観測される。この場合、信号立ち上り間毎の時間は数msecから数百msec程度観測されることが多い。このような波形となる理由は、気液が混合したドレンの流れにおいても、少なくとも排出検知手段30の周囲に限り、液相もしくは気相のどちらか一方となっている時間があるためと考えられる。
前記第3例としては、図8に示す波形がある。
これは、バルブ本体10が開閉弁のタイミングでは気液混合状態であるドレンが、排出中、回路中のいずれかの場所にまとまって貯溜していたものが呼び込まれ、しばらくの間は液体としてのみ排出されていたことを示す波形である。したがって、バルブ本体10が開閉弁のタイミングでは乱れていた検知信号31は、中間、乱れのない波形となっている。
制御手段60は、そのような波形が乱れ得る1つの検知信号31に基づいて、第1にドレンが排出されている時間の長さ(排出時間)に異常がないことと、第2にドレンが異常なく定期的に排出されていること(排出サイクル)とを観測して、それらが異常をきたしている場合、すなわち排出時間と排出サイクルとが所定の警報時間を超えた場合は警報出力ALMを送出することが要される。したがって、制御に要される計時用タイマーはカウントアップタイマーであって少なくとも2chが必要である。また、少なくとも警報排出時間tdcを計時するタイマーには、検知信号31の信号乱れを補正する手段も要される。そして、通常は、排出サイクルの方が排出時間より長いので、警報排出サイクルtccを計時するタイマーは警報排出時間tdcを計時するタイマーより長く設定することも要される。さらに、開弁指令信号61が設定により所定時間ごとに所定時間続くものであれば、当該それぞれのカウントアップタイマーの警報に係る設定時間は、それらの時間以上とすることも要される。
そのような要件を満たすものとして、図4に示される制御手段60の実施構成例が挙げられる。図4に示される制御手段60の実施構成例は、第1タイマー40、時間遅延手段41、第2タイマー50、否定手段51、並びに制御手段60の各ハードウェアが具備されている。
計時用タイマーは、2ch要されるので、図4に示される実施構成例では、警報排出時間tdcを第1タイマー40で、警報排出サイクルtccを第2タイマー50でそれぞれ計時している。したがって、第2タイマー50の方が第1タイマー40より計時時間が長い。また計時方法はそれぞれカウントアップタイマーであり、所定時間の間位にリセットされなければ警報出力ALMを送出する。図10及び図11に示される警報出力動作は、警報排出時間tdc(第1タイマー40)及び警報排出サイクルtcc(第2タイマー50)のカウントアップ完了によってそれぞれ警報出力ALMを送出している。図10では警報排出時間tdcが一度カウントアップ完了となった後に排出検知信号31が検知されなくなったとき、図11では警報排出サイクルtccが一度カウントアップ完了となった後に排出検知信号31が検知されたときという各々の異常条件が一度終了した場合に、警報出力ALMを送出停止とする例である。換言すれば、第1タイマー40、第2タイマー50がそれぞれリセットされた場合に、警報出力ALMの送出は停止される。逆に言うと、異常状態が継続する限り、警報出力ALMは送出され続ける。
なお、警報出力ALMは、一度異常が検知されたらマニュアルリセットなど他の特別な制御がない限り保持し続ける(自己保持)、という構成を採用してもよい。
ここで、検知信号31の送出する信号波形が図6のように乱れ得る中で第1タイマー40は排出時間の長さを計時しなければならないので、少なくとも第1タイマー40を最終的にリセットする信号には、信号乱れを補正するものとして検知信号31を所定時間遅延・平滑させて補正するための時間遅延手段41の送出する信号を使用することが要される。当該所定時間としては、前述の乱れた検知信号31の信号の立ち上り毎の時間である数msecから数百msec程度をみればよい。また、CRによる遅延を行うのであれば、ICなどの誤動作防止を鑑みると、図9に示す通りその信号の受け手側にはヒステレシスをもたせることが要される。また、第2タイマー50は、ドレン排出の有無、すなわち開弁と開弁との「間」(排出サイクル)の有無が判別可能であれば事足りるので、仮に乱れた信号によってリセットされても用を成し、必ずしも時間遅延手段41は要されないが、より長い計時を行っているので、第2タイマー50側にも併せて時間遅延手段41を設けた場合でも動作上支障はない。
さらに、ドレントラップ1は、大まかな動作としては、ドレンを排出している場合(排出時間中)と、ドレンを排出していない場合(排出サイクル中)との2通りの動作しか行わない。したがって、必ずしも2chのタイマーを同時に計時状態とする必要はなく、排出時間の間は排出時間を計時するタイマー(第1タイマー40)だけが計時動作すれば事足りて、排出サイクルを計時するタイマー(第2タイマー50)はリセット状態で構わないし、その逆も同様である。したがって、一方のタイマーが計時動作中であれば他方のタイマーはリセット状態で構わないものである。そして、第1タイマー40と第2タイマー50のどちらが先に計時動作を行うのかということは特に問うものではない。電源投入直後に開弁指令信号61が送出される構成では、第2タイマー50が先ずリセットされるし、そうではない場合は、第1タイマー40が先ずはリセット状態となる。
前述の制御を実現するものとして、否定手段51が配されている。
リセットの論理が負論理か正論理かを問わず、第1タイマー40と第2タイマー50が同論理によってリセットされるものであれば、どちらか一方側に配された否定手段51によって一方が計時動作中は、他方がリセット状態とすることが実現可能である。換言すると、否定手段51は、どちらか一方にのみ配される。
そのような動作であるので、検知信号31とそれが否定された信号を送出する否定手段51とによって、同タイマーで第1タイマー40と第2タイマー50との役割を切替えて使用することも十分に想定される。その場合は、例えば、図5に示されたように、否定手段51は、時間遅延手段41の後段に接続され、何らかのインターフェース(I/F)を介して汎用タイマー(TMR)に接続されればよい。そして、例えば、時間遅延手段41の送出する信号が1の場合には第1タイマー40として、否定手段51の送出する信号が1の場合には第2タイマー50として、それぞれ使用されればよく、その切り替え時にタイマーリセットされれば、一方が計時している場合は、他方はリセット状態であることを同じように実現可能である。なお、構成は一部異なっているとはいえ、図5に示す構成は、図10及び図11と同様なタイムチャートを描くことは同様である。また、一度送出された警報出力ALMを他の特別な制御がない限り保持しても構わないことも、同様である。
ここで、警報出力ALMの精度を向上するために、第2タイマー50は、検知信号31、時間遅延手段41の送出する信号、又は前否定手段の送出する信号のいずれかと開弁指令信号61と論理積(AND)されてリセットされる構成も考えられる。そのような構成においては、開弁指令信号61と排出検知手段30の信号が最終的に論理積(AND)されているので、制御手段60が開弁指令信号61を警報発報までの時間内において正しく送出されていることも併せて確認可能である。なお、閉弁不良などがあり長時間にわたる流体の漏れが検知された場合、第1タイマー40は所定の警報時間経過後に警報出力ALMを送出するため、開弁指令信号61と必ずしも論理積(AND)されることは要さないが、水位センサーなどでドレンを検知して排出する実施例においては、閉弁不良による流体の漏れ以外にもセンサーの故障や異常水量なども考えられるため、そのような構成とし得る。
さらに、警報出力ALMの精度を向上するために、1次側に圧力検知手段(不図示)を備え、該圧力検知手段が所定設定値を超えない場合には警報出力ALMの送出が行われない構成も考えられる。そのような構成においては、一次側圧力も監視可能であるので、ドレントラップ1は、空気圧縮機の運転停止時などに誤警報を発報しない。これは、空気圧縮機が吐出動作を行っていない場合や回路が未使用状態の場合には、ドレントラップ1の1次側には回路圧がかからないので、主として第2タイマー50(排出サイクル監視用)が、回路を使用していないにもかかわらず、流量や圧力を検知できずに警報発報してしまうこと(誤警報)がないようにする目的で具備される。
そして、制御手段60は、上記のような制御態様が可能であれば事足り、CPU、MPU、MCU、FPGA、PLD、ICらよるコントロール・ロジック回路、PLC、リレー回路、又はそれらに類するものが考えられる。
また、警報出力ALMは、第1タイマー40と第2タイマー50とがそれぞれ独立して出力してもよいし、それらを論理和(OR)して出力してもよい。また警報出力ALMの出力態様としては、人や他の制御機器が判別でき得るものであれば事足り、光学的なもの、ブザー、電子もしくは電気的な接点、何らかの電子ネットワークプロトコルに記述されるもの又はそれらに類するものが考えられる。
本発明は、開弁不良と閉弁不良との両者が監視可能であって、「発明の効果」記載の通り、多くの優れた効果を奏するものである。
よって、本発明における「ドレントラップ」の産業上の利用可能性は大であると思料する。
1 ドレントラップ
10 バルブ本体
11 弁座
11b 第1オリフィス
12 弁本体可動手段
12b 弁本体
13 流入口(1次側)
14 流出口(2次側)
20 2次側配管路
21 第2オリフィス
22 取付け部
30 排出検知手段
31 検知信号
40 第1タイマー
41 時間遅延手段
50 第2タイマー
51 否定手段
60 制御手段
61 開弁指令信号
td 開弁遅れ/閉弁遅れ
tdc 警報排出時間
tcc 警報排出サイクル
ALM 警報出力

Claims (4)

  1. 圧縮空気とドレンによって気液が混合し得る箇所に接続され、且つ電気的な開弁指令信号によってバルブ本体の開閉弁動作を行うドレントラップにおいて、
    前記ドレントラップの弁本体の2次側に配設され、圧力もしくは流量が所定設定値を超えたことを知らせる排出検知手段と、
    それぞれカウントアップタイマーであって警報排出時間を計時する第1タイマー及び該第1タイマーより計時時間が長い警報排出サイクルを計時する第2タイマーと、
    前記排出検知手段の送出する検知信号を遅延もしくは平滑してから前記第1タイマーをリセットさせる時間遅延手段と、
    前記排出検知手段の信号を否定(NOT)して最終的に前記第1タイマーもしくは前記第2タイマーのいずれか一方をリセットさせる否定手段と、を備え、
    前記第1タイマーもしくは前記第2タイマーが所定時間カウントアップ完了となった時に警報出力を行うことを特徴とするドレントラップ。
  2. 前記弁本体によって閉鎖される第1オリフィスと、
    前記第1オリフィス後段の管路内部に配設され、且つ該第1オリフィスより径が小さい第2オリフィスと、を備え、
    前記排出検知手段は前記第1オリフィスと前記第2オリフィスの所定中間箇所に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
  3. 前記第1タイマー及び/又は前記第2タイマーは、前記検知信号、前記時間遅延手段の送出する信号、並びに前記否定手段の送出する信号のいずれかと前記開弁指令信号と論理積(AND)されてリセットされることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のドレントラップ。
  4. 前記バルブ本体の1次側に圧力検知手段を備え、
    前記圧力検知手段が所定設定値を超えない場合には前記警報出力が行われないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のドレントラップ。
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