JP6357377B2 - 観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、観察装置に関するものである。
従来、生体内の通常光画像と蛍光画像とを取得する蛍光内視鏡装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。通常光画像は、生体組織表面において反射された、白色光のような通常光を撮影したものであり、蛍光画像は、生体組織からの蛍光を撮影したものである。蛍光は通常光に比べて格段に微弱であるため、蛍光の撮影に高感度の撮像素子を用いたとしても、通常光の撮影に比べて長い露光時間が必要である。特許文献1では、通常光用の撮像素子と蛍光用の撮像素子との各々の露光時間を互いに別々に制御しつつ、両方の撮像素子を同時に駆動することによって、通常光画像および蛍光画像の生成や表示等を同期させている。
特許第4744279号公報
しかしながら、特許文献1の蛍光内視鏡装置において、通常光用の撮像素子は、自身の撮影が完了した後も、蛍光用の撮像素子の撮影が完了するまで待機することになる。すなわち、通常光画像と蛍光画像とでは撮影終了時刻が異なり、通常光画像に関しては、撮影が終了してから表示されるまでの間にタイムラグが発生する。その結果、特に被写体が動的なものであったり、体内を移動しながら観察したりする場合には、通常光画像および蛍光画像は、比較観察に用いる画像として適切ではない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、互いに強度の異なる2つの光を撮影する場合においても、明るさが各々最適に調整され、かつ、比較観察に適した最新の画像を提供することができる観察装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の参考例は、被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御する観察装置を提供する。
本発明によれば、光源からの2つ照明光の照射によって被写体において発生した2つの観察光が、それぞれ別々の撮像素子によって撮影され、別々の画像生成部によって画像化されることにより、2つの画像が表示部に表示される。一方、制御部によって、2つの画像の各々の明るさが測定され、得られた測光値に基づいて各撮像素子の撮影条件が設定され、設定された撮影条件で次の観察光の撮影が行われる。これにより、2つの観察光の強度が互いに異なる場合においても、各画像の明るさが、各観察光の強度に応じて最適に自動調整される。
この場合に、第1の撮像素子および第2の撮像素子による撮影は、各撮像素子に対して設定された露光時間に従った独自のタイミングでそれぞれ行われ、第1の撮像素子によって取得された第1の画像情報からはタイムラグ無く第1の画像が生成され、第2の撮像素子によって取得された第2の画像情報からはタイムラグ無く第2の画像が生成される。すなわち、表示部に表示される第1の画像および第2の画像は両方とも撮影終了時刻からのタイムラグが無いものであり、比較観察に適した最新の第1の画像および第2の画像を提供することができる。
本発明の一態様は被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって前記第1の画像および前記第2の画像のうちいずれかが新たに生成される度に、最新の前記第1の画像と最新の前記第2の画像とを同時に出力する画像同期部と、該画像同期部から出力された前記第1の画像と第2の画像とを重畳することによって重畳画像を生成する重畳画像生成部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、前記表示部が、前記重畳画像生成部によって生成された前記重畳画像を表示する観察装置である
このようにすることで、異なる時刻に生成される第1の画像と第2の画像との画像同期部からの送信を同期させ、時間的なずれが最小限に抑えられた最新の第1の画像と最新の第2の画像との組み合わせから重畳画像を生成することができる。
本発明の他の態様は被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって生成された前記第1の画像および前記第2の画像から1フレームずつ一時停止画像として選択する一時停止画像選択部と、前記表示部の表示を、前記ライブ動画と、前記一時停止画像選択部によって選択された前記一時停止画像との間で切り替える表示切替部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、前記一時停止画像選択部は、撮影終了時刻の差が所定の閾値未満である第1の画像と第2の画像との組のうち最新の組を前記一時停止画像として選択する観察装置である
このようにすることで、表示部の表示がライブ動画から一時停止画像に切り替わったときに、時間的なずれが最小限に抑えられた第1の画像と第2の画像とを一時停止画像として表示することができる。
本発明の他の態様は被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって生成された前記第1の画像および前記第2の画像のうち、撮影終了時刻の差が所定の閾値未満である第1の画像と第2の画像との組を記録画像として選択する記録画像選択部と、該記録画像選択部によって選択された記録画像を時系列に記憶することによって録画データを生成する記憶部と、前記表示部の表示を、前記ライブ動画と、前記記憶部に生成された録画データとの間で切り替える表示切替部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御する観察装置である
このようにすることで、表示部の表示がライブ動画から録画データに切り替わったときに、時間的なずれが最小限に抑えられた第1の画像と第2の画像との組からなる録画データを再生することができる。
また、上記発明においては、前記第1の照明光が、白色光であり、前記第2の照明光が、前記被写体内に含まれる蛍光物質を励起する励起光であってもよい。
このようにすることで、明るさが各々最適に調整された白色光画像と蛍光画像とを観察することができる。
本発明の他の態様は被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、前記第1の照明光が、白色光であり、前記第2の照明光が、青色狭帯域光および緑色狭帯域光である観察装置である
このようにすることで、明るさが各々最適に調整された白色光画像とNBI(狭帯域光観察)画像とを観察することができる。
本発明の他の態様は被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部とを備え、前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、前記第1の照明光および前記第2の照明光が、互いに異なる波長を有し、前記被写体内に含まれる互いに異なる蛍光物質を励起する励起光である観察装置である
このようにすることで、明るさが各々最適に調整された2つの蛍光画像を観察することができる。
本発明によれば、互いに強度の異なる2つの光を撮影する場合においても、明るさが各々最適に調整され、かつ、比較観察に適した最新の画像を提供することができるという効果を奏する。
本発明の参考実施形態に係る観察装置の全体構成図である。 第1の撮像素子制御部が保持する撮影条件テーブルの一例である。 図1の観察装置のメイン動作を示すフローチャートである。 図1の観察装置の通常光画像取得動作を示すフローチャートである。 図1の観察装置の蛍光画像取得動作を示すフローチャートである。 第1の撮像素子および第2の撮像素子の撮影タイミングを説明するタイミングチャートである。 本発明の第の実施形態に係る観察装置の全体構成図である。 図7の観察装置のメイン動作を示すフローチャートである。 図7の観察装置の通常光画像取得動作を示すフローチャートである。 図7の観察装置の蛍光画像取得動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態に係る観察装置の全体構成図である。 図11の観察装置のメイン動作を示すフローチャートである。 図12のメイン動作における一時停止画像表示ルーチンを示すフローチャートである。 図11の観察装置の通常光画像取得動作を示すフローチャートである。 図11の観察装置の蛍光画像取得動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態に係る観察装置の全体構成図である。 図16の観察装置のメイン動作を示すフローチャートである。 図16の観察装置の通常光画像取得動作を示すフローチャートである。 図16の観察装置の蛍光画像取得動作を示すフローチャートである。 図16の観察装置の録画動作を示すフローチャートである。
参考実施形態)
以下に、本発明の参考実施形態に係る観察装置100について図1から図5を参照して説明する。
本実施形態に係る観察装置100は、蛍光内視鏡装置であって、図1に示されるように、体内に挿入される細長い挿入部2と、光源ユニット(光源部)3と、該光源ユニット3からの通常光(第1の照明光)および励起光(第2の照明光)を挿入部2の先端2aから生体組織(被写体)Xに向けて照射する照明ユニット4と、挿入部2の先端2aに設けられ、生体組織Xの画像情報S1,S2を取得する撮像ユニット5と、画像情報S1,S2を処理する画像プロセッサ6と、該画像プロセッサ6によって生成された通常光画像Pおよび蛍光画像Qをそれぞれ表示する表示部71,72とを備えている。
光源ユニット3は、キセノンランプ31と、該キセノンランプ31から発せられた光から、通常光および励起光を切り出すフィルタ32と、フィルタ32によって切り出された通常光および励起光を集光するカップリングレンズ33とを備えている。フィルタ32は、通常光および励起光に対応する400nm〜750nmの波長帯域の光を選択的に透過する。すなわち、本実施形態において、通常光として、波長帯域400nm〜700nmの白色光を想定し、励起光として、波長帯域700nm〜750nmの近赤外光を想定している。なお、通常光および励起光の波長帯域は、適宜変更可能である。また、キセノンランプ31に代えて、他の種類のランプ光源や、LED等の半導体光源を用いてもよい。
照明ユニット4は、挿入部2の長手方向のほぼ全長にわたって配置されたライトガイドファイバ41と、挿入部2の先端2aに設けられた照明光学系42とを備えている。ライトガイドファイバ41は、カップリングレンズ33によって集光された光をその基端から先端まで導光する。照明光学系42は、ライトガイドファイバ41の先端から出射された通常光および励起光を拡散させ、挿入部2の先端2aに対向する生体組織Xに照射する。
撮像ユニット5は、生体組織Xからの光を集光する対物レンズ51と、該対物レンズ51によって集光された光を2つに分割するビームスプリッタ52と、該ビームスプリッタ52によって分割された光をそれぞれ集光する2つの集光レンズ53,54と、集光レンズ53,54によって集光された光をそれぞれ撮影する第1の撮像素子(第1の撮像素子)55および第2の撮像素子(第2の撮像素子)56と、ビームスプリッタ52と第2の撮像素子56との間に配置され、蛍光(例えば、波長帯域760nm〜850nm)のみを選択的に透過させる蛍光フィルタ57とを備えている。
ビームスプリッタ52は、対物レンズ51から入射した光のうち、一部を第1の撮像素子55側へ透過し、他の部分を第2の撮像素子56側へ反射する。ここで、第1の撮像素子55側よりも第2の撮像素子56側へより多くの光が分配されるように、ビームスプリッタ52は、透過率よりも反射率の方が高くなっている。例えば、ビームスプリッタ52は、対物レンズ51から入射した光のうち、10%を第1の撮像素子55側へ透過し、90%を第2の撮像素子56側へ反射するようになっている。
第1の撮像素子55は、例えば、カラーCCDまたはカラーCMOSであり、ビームスプリッタ52を透過した光をカラー撮影する。
第2の撮像素子56は、例えば、高感度モノクロCCDであり、生体組織Xから発せられて蛍光フィルタ57を選択的に透過した蛍光を撮影する。
画像プロセッサ6は、第1の撮像素子55によって取得された通常光画像情報(第1の画像情報)S1から通常光画像Pを生成する通常光画像生成部61と、第2の撮像素子56によって取得された蛍光画像情報(第2の画像情報)S2から蛍光画像Qを生成する蛍光画像生成部62と、第1の撮像素子55を制御する第1の撮像素子制御部63と、第2の撮像素子56を制御する第2の撮像素子制御部64とを備えている。
第1の撮像素子制御部63は、通常光画像生成部61から通常光画像Pを受信し、該通常光画像Pの明るさを測定して測光値を得る。明るさの測定には、通常光画像Pの全体または一部の輝度値の平均値を測光値とする平均測光モードを用いてもよく、通常光画像Pの全体または一部の輝度値の最大値を測光値とするピーク測光モードを用いてもよい。次に、第1の撮像素子制御部63は、通常光画像Pの測光値と後述する撮影条件設定テーブルとに基づいて第1の撮像素子55の第1の撮影条件を設定し、設定した第1の撮影条件で次の撮影を実行するように第1の撮像素子55を制御する。ここで、第1の撮像素子制御部63は、設定した露光時間に応じた独自のタイミングで、第1の撮像素子55に撮影を開始および終了させる。
第2の撮像素子制御部64は、蛍光画像生成部62から蛍光画像Qを受信し、該蛍光画像Qの明るさを測定して測光値を得る。明るさの測定には、上述した平均測光モードを用いてもよく、ピーク測光モードを用いてもよい。次に、第2の撮像素子制御部64は、蛍光画像Qの測光値と条件設定テーブルとに基づいて第2の撮像素子56の第2の撮影条件を設定し、設定した第2の撮影条件で次の撮影を実行するように第2の撮像素子56を制御する。ここで、第2の撮像素子制御部64は、設定した露光時間に応じた独自のタイミングで、第2の撮像素子56に撮影を開始および終了させる。
図2は、各撮像素子制御部63,64が保持する撮影条件設定テーブルの一例を示している。図2には1つのみの撮影条件設定テーブルが示されているが、各撮像素子制御部63,64が保持する撮影条件設定テーブルは、互いに異なっていてもよい。撮影条件設定テーブルには、図2に示されるように、測光値と、各撮像素子55,56の撮影条件である露光時間、ゲイン(信号増幅率)および画素のビニング数とが対応付けられている。
ここで、測光値が大きい程、露光時間、ゲインおよびビニング数が小さくなるように、設定されている。これにより、測光値が目標値(例えば100)よりも小さいときには、次の撮影時における撮像素子55,56の露光時間、ゲインおよびビニング数が増大され、明るさが増大した画像P,Qが生成されるようになっている。一方、測光値が目標値(例えば100)よりも大きいときには、次の撮影時における撮像素子55,56の露光時間、ゲインおよびビニング数が減少され、明るさが減少した画像P,Qが生成されるようになっている。
各画像P,Qの測光値の目標値は、予め設定された値であってもよく、ユーザの入力によって設定される任意の値であってもよい。ユーザの入力によって設定される場合には、各撮像素子制御部63,64は、各目標値に対応する複数の撮影条件テーブルを保持するか、または、設定された目標値から第1および第2の撮影条件の各々の最適値を導出するための変換テーブルまたは関数を保持する。
次に、このように構成された観察装置100の作用について説明する。
本実施形態に係る観察装置100を用いて生体組織Xを観察するには、予め、例えば病変部Yに集積する蛍光物質を生体組織Xに投与しておく。
まず、体内に挿入部2を挿入してその先端2aを生体組織Xに対向配置し、光源ユニット3の作動によって通常光および励起光を同時に、挿入部2の先端2aから生体組織Xに照射する。生体組織Xにおいては、病変部Yに含まれる蛍光物質が励起光によって励起されることによって蛍光が発せられるとともに、生体組織Xの表面において通常光および励起光が反射される。蛍光(第2の観察光)と、反射された通常光(第1の観察光)および励起光との一部は、挿入部2の先端2aの対物レンズ51によって集光される。
対物レンズ51によって集光された光は、ビームスプリッタ52によって2つに分割される。そして、一方の光は、集光レンズ53によって集光され、第1の撮像素子55によって通常光画像情報S1として取得される。ここで、第1の撮像素子55には、通常光、励起光および蛍光が入射するが、励起光および蛍光は可視域ではないので、通常光画像情報S1は、実質的に、第1の撮像素子55が通常光のみを撮影したときと同等の画像情報となる。ビームスプリッタ52によって分割された他方の光は、蛍光フィルタ57によって蛍光のみが抽出された後に、集光レンズ54によって集光され、第2の撮像素子56によって蛍光画像情報S2として取得される。
各撮像素子55,56によって取得された画像情報S1,S2は、画像処理ユニット6に送られる。画像処理ユニット6においては、通常光画像生成部61によって通常光画像情報S1から通常光画像Pが生成され、蛍光画像生成部62によって蛍光画像情報S2から蛍光画像Qが生成される。表示部71,72においては、通常光画像Pおよび蛍光画像Qが、生成されたものから順番に連続的にライブ動画として表示される。
ここで、観察装置100による通常光画像Pおよび蛍光画像Qの取得に係る動作について、図3から図5に示されるフローチャートを参照してより詳細に説明する。
図3に示されるように、観察装置100は、通常光の撮影(ステップSA1)と、蛍光の撮影(ステップSA2)とを開始した後、最後まで(ステップSA3のNO)通常光の撮影と蛍光の撮影とを互いに非同期で並列して行う。
通常光の撮影が開始されると(ステップSB1)、図4に示されるように、まず、第1の撮像素子55の撮影条件が初期条件に設定され(ステップSB1)、該初期条件で第1の撮像素子55によって通常光が撮影される(ステップSB2)。そして、取得された通常光画像情報S1から1フレーム目の通常光画像P1が第1の画像生成部61によって生成され(ステップSB3)、1フレーム目の通常光画像Pが表示部71に表示される(ステップSB4)。
次に、第1の制御部63によって、通常光画像P1の明るさが測定され(ステップSB6)、測光値に基づいて算出された第1の撮影条件に、第1の撮像素子55による次の撮影の撮影条件が再設定される(ステップSB7)。つまり、1フレーム目の通常光画像P1の測光値が目標値からずれていた場合には、測光値が目標値に一致するように撮影条件が調整される。そして、再設定された撮影条件で第1の撮像素子55による2回目の通常光の撮影が行われ(ステップSB2)、2フレーム目の通常光画像P2が生成される(ステップSB3)。
このように、ステップSB2〜SB7が繰り返されることによって、nフレーム目の通常光画像Pnの測光値に基づいて明るさが略目標値に調整された、n+1フレーム目の通常光画像Pn+1が生成される。そして、生成された通常光画像P1,P2,P3,…が順番に表示部71に出力されることによって、表示部71には、通常光画像P1,P2,P3,…がライブ動画として表示される。
一方、蛍光の撮影が開始されると(ステップSA2)、図5に示されるように、まず、第2の撮像素子56の撮影条件が初期条件に設定され(ステップSC1)、該初期条件で第2の撮像素子56によって蛍光が撮影される(ステップSC2)。そして、取得された蛍光画像情報S2から1フレーム目の蛍光画像Q1が第2の画像生成部62によって生成され(ステップSC3)、1フレーム目の蛍光画像Q1が表示部72に表示される(ステップSC4)。
次に、第2の制御部64によって、蛍光画像Q1の明るさが測定され(ステップSC6)、測光値に基づいて決定された第2の撮影条件に、第2の撮像素子56による次の撮影の撮影条件が再設定される(ステップSC7)。つまり、1フレーム目の蛍光画像Q1の測光値が目標値からずれていた場合には、測光値が目標値に一致するように撮影条件が調整される。そして、再設定された撮影条件で第2の撮像素子56による2回目の蛍光の撮影が行われ(ステップSC2)、2フレーム目の蛍光画像Q2が生成される(ステップSC3)。
このように、ステップSC2〜SC7が繰り返されることによって、mフレーム目の蛍光画像Qmの測光値に基づいて明るさが略目標値に調整された、m+1フレーム目の蛍光画像Qm+1が生成される。そして、生成された蛍光画像Q1,Q2,Q3,…が順番に表示部72に出力されることによって、表示部72には、蛍光画像Q1,Q2,Q3,…がライブ動画として表示される。
このように、本実施形態によれば、図6に示されるように、第1の撮像素子55は、第1の撮像素子制御部63によって決定された露光時間に従って、独自のタイミングで撮影を開始および終了し、第2の撮像素子56は、第2の撮像素子制御部64によって決定された露光時間に従って、独自のタイミングで撮影を開始および終了する。これにより、取得された各画像情報S1,S2は、タイムラグ無く各画像生成部61,62において画像化され、表示部71,72に通常光画像Pおよび蛍光画像Qとしてそれぞれ表示される。すなわち、表示部71,72に表示される通常光画像Pおよび蛍光画像Qは両方とも撮影終了時刻からのタイムラグの無い画像であり、それぞれ最新の生体組織Xを撮影したものとなる。このように、比較するのに適した最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとをユーザに提供することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、通常光画像Pおよび蛍光画像Qの測光値に応じて、撮像素子55,56の露光時間、ゲインおよびビニング数の全てを調整することとしたが、第1および第2の撮影条件には少なくとも露光時間が含まれていればよく、ゲインおよびビニング数は固定であってもよい。
また、本実施形態においては、通常光画像Pと蛍光画像Qとを、別々の表示部71,72に表示することとしたが、これに代えて、1つの表示部に並べて表示してもよい。
また、本実施形態においては、撮像素子55,56の撮影条件を調整することに加えて、生体組織Xに照射される通常光および励起光の強度を変更してもよい。
露光時間、ゲインおよびビニング数の増大は、フレームレートの低下、ノイズの増大および解像度の低下をそれぞれ招く。そこで、画像P,Qの測光値に反比例するように通常光および励起光の強度を変更することで、露光時間、ゲインおよびビニング数を過度に増大せずとも、適切な明るさの画像P,Qを生成することができる。
(第の実施形態)
次に、本発明の第の実施形態に係る観察装置200について図7から図10を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、参考実施形態と異なる構成について主に説明し、参考実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る観察装置200は、通常光画像Pと蛍光画像Qとを重畳した重畳画像Rを生成して表示部7に表示する点で、参考実施形態と主に異なっている。具体的には、観察装置200の画像プロセッサ6には、図7に示されるように、画像同期部65と、重畳画像生成部66とがさらに設けられている。
本実施形態において、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62は、通常光画像Pおよび蛍光画像Qを、表示部7にではなく画像同期部65にそれぞれ送信する。
画像同期部65は、通常光画像生成部61から受信した通常光画像Pを1フレームのみ保持し、次に新たな通常光画像Pを受信したときに、それまで保持していた通常光画像Pを新たな通常光画像Pに更新する。同様に、画像同期部65は、蛍光画像生成部62から受信した蛍光画像Qを1フレームのみ保持し、次に新たな蛍光画像Qを受信したときに、それまで保持していた蛍光画像Qを新たな蛍光画像Qに更新する。これにより、画像同期部65は、最新の通常光画像Pおよび蛍光画像Qを1フレームずつ保持するようになっている。さらに、画像同期部65は、通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうちいずれかを更新したタイミングで、更新後の最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとの組を重畳画像生成部66へ送信する。
重畳画像生成部66は、画像同期部65から受信した通常光画像P上に蛍光画像Qを重畳することによって重畳画像Rを生成し、生成された重畳画像Rを表示部7に送信する。これにより、表示部7には、重畳画像Rがライブ動画として表示される。
次に、このように構成された観察装置200の作用について図8から図10のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、通常光の撮影開始後(ステップSA1)、生成された通常光画像Pは、図9に示されるように、表示部7に表示されるのではなく、画像同期部65に更新しながら保持される(ステップSB8)。同様に、蛍光の撮影開始後(ステップSA2)、生成された蛍光画像Qは、図10に示されるように、表示部7に表示されるのではなく、画像同期部65に更新しながら保持される(ステップSC8)。
観察装置200においては、図8に示されるように、通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうち一方が新たに生成される度に(ステップSA4のYESまたはステップSA5のYES)、更新後の最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとの組から重畳画像生成部66によって重畳画像Rが生成され(ステップSA6,SA7)、生成された重畳画像Rが表示部7に表示される(ステップSA8)。
このように、本実施形態によれば、第1の撮像素子55と第2の撮像素子56とが互いに非同期で撮影を行う構成においては、通常光画像Pと蛍光画像Qとの生成のタイミングが互いに異なる。そこで、通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうちいずれかが新たに生成されたタイミングで2つの最新の画像P,Qを同時に重畳画像生成部66へ送信することで、重畳画像生成部66は最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとの組を用いて整然と重畳画像Rの生成を実行することができるという利点がある。また、画像同期部65に保持される画像P,Qは最新の1フレームずつであるので、確保しなければならない記憶容量を低減することができるという利点がある。本実施形態のその他の効果については、参考実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(第の実施形態)
次に、本発明の第の実施形態に係る観察装置300について図11から図15を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、参考実施形態と異なる構成について主に説明し、参考実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る観察装置300は、表示部71,72の表示をライブ動画と一時停止画像との間で切り替え可能である点において、参考実施形態と主に異なっている。具体的には、観察装置300は、図11に示されるように、ユーザがライブ動画と一時停止画像とを切り替えるための一時停止部8を備えている。また、画像プロセッサ6には、一時停止画像として表示するための通常光画像Pと蛍光画像Qとを1フレームずつ選択する一時停止画像選択部67と、該一時停止画像選択部67によって選択された一時停止画像を保持し、一時停止部8への入力に従って表示部71,72の表示をライブ動画と一時停止画像との間で切り替える表示切替部68とが設けられている。
一時停止部8は、例えば、挿入部2に設けられた任意の種類のスイッチを備え、ユーザの操作によって任意のタイミングでオフ状態とオン状態との間で切り替え可能である。一時停止部8は、オフ状態からオン状態に切り替えられたときに一時停止信号を表示切替部68に送信し、オン状態からオフ状態に切り替えられたときに一時停止解除信号を表示切替部68に送信する。
本実施形態において、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62は、通常光画像Pおよび蛍光画像Qを、表示部71,72にではなく、一時停止画像選択部67および表示切替部68に送信する。
一時停止画像選択部67は、第の実施形態において説明した画像同期部65と同様の方法で、最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとを1フレームずつ保持する。そして、一時停止画像選択部67は、通常光画像Pおよび蛍光画像Qのいうちいずれかを更新したタイミングで、更新後の通常光画像Pおよび蛍光画像Qに関して、通常光画像Pの撮影終了時刻と蛍光画像Qの撮影終了時刻との差ΔTを算出する。
一時停止画像選択部67は、差ΔTを所定の閾値Thと比較し、差ΔTが所定の閾値Th未満である場合にのみ、その通常光画像Pと蛍光画像Qとを一時停止画像P’,Q’として選択し、選択した一時停止画像P’,Q’を、例えば同一のタグを付すなどして互いに関連付ける。関連付けられた一時停止画像P’,Q’は、表示切替部68へそれぞれ送信される。
ここで、差ΔTは、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62によって各画像P,Qが生成された時刻の差、一時停止画像選択部67が各画像P,Qを受信した時刻の差、または、各撮像素子55,56のシャッタの作動時刻の差として求めることができる。
所定の閾値Thは、ユーザが通常光画像Pと蛍光画像Qとを互いに比較する上で許容することができる、通常光画像Pの撮影終了時刻と蛍光画像Qの撮影終了時刻との差の最大であり、例えば、30ミリ秒である。所定の閾値Thは、一時停止画像選択部67に予め設定されていてもよく、キーボード等の図示しない入力装置を介したユーザの入力操作によって設定されてもよい。
表示切替部68は、一時停止画像選択部67から受信した、互いに関連づけられた一時停止画像P’,Q’を保持し、次に互いに関連付けられた一時停止画像P’,Q’を受信したときには、それまで保持していた一時停止画像P’,Q’を新たに受信した一時停止画像P’,Q’に更新する。これにより、表示切替部68は、撮影終了時刻の差ΔTが所定の閾値Th未満である通常光画像Pと蛍光画像Qとの組のうち、最新の1組のみを一時停止画像P’,Q’として保持するようになっている。
また、表示切替部68は、一時停止部8のオフ状態においては、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62から受信した通常光画像Pおよび蛍光画像Qを順番に表示部71,72に送信する。これにより、表示部71,72には、通常光画像Pおよび蛍光画像Qがライブ動画として表示される。
そして、表示切替部68は、一時停止部8から一時停止信号を受信したときに、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62からの通常光画像Pおよび蛍光画像Qの表示部71,72への送信を停止し、その代わりに、その時点で保持している一時停止画像P’,Q’を表示部71,72へそれぞれ送信する。これにより、表示部71,72には、静止した通常光画像P’および蛍光画像Q’が一時停止画像として表示される。
また、表示切替部68は、一時停止解除信号を受信したときに、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62からの通常光画像Pおよび蛍光画像Qの表示部71,72への送信を再開することによって、表示部71,72の表示を一時停止画像P’,Q’からライブ動画に切り替える。
なお、表示部71,72に一時停止画像P’,Q’が表示されている期間は、撮像素子55,56による新しい画像P,Qの取得を中断してもよく、続行してもよい。
次に、このように構成された観察装置300の作用について図12から図15のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、通常光の撮影開始後(ステップSA1)、生成された通常光画像Pは、図14に示されるように、一時停止画像選択部67に更新しながら保持される(ステップSB8)。同様に、蛍光の撮影開始後(ステップSA2)、生成された蛍光画像Qは、図15に示されるように、一時停止画像選択部67に更新しながら保持される(ステップSC8)。
観察装置300においては、図12に示されるように、通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうち一方が新たに生成される度に(ステップSA4のYESまたはステップSA5のYES)、更新後の最新の通常光画像Pと蛍光画像Qとの組の撮影終了時刻の差ΔTが判断され(ステップSA6,SA9)、差ΔTが所定の閾値Th未満である最新の通常光画像P’と蛍光画像Q’との組が一時停止画像として表示切替部68に更新および保持される(ステップSA9のYES、ステップSA10)。
そして、一時停止部8がオン状態へ切り替えられたときに(ステップSA11,SB9,SC9のYES)、表示部71,72の表示がライブ動画から一時停止画像P’,Q’へ切り替わる(ステップSA12,SD1)。また、一時停止部8がオフ状態へ切り替えられたときに(ステップSD2のYES、ステップSA11,SB9,SC9のNO)、表示部71,72の表示が一時停止画像P’,Q’からライブ動画へ戻る(ステップSB4,SC4)。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、生体組織Xを注意深く観察したいときに、一時停止部8の操作によって、表示部71,72に表示されているライブ動画を、静止した一時停止画像P’,Q’に切り替えることができる。このときに表示部71,72に表示される通常光画像P’および蛍光画像Q’は、撮影終了時刻の差ΔTが所定の閾値Th未満である、時間的なずれが最小限に抑えられた画像である。このように、比較観察に適した通常光画像P’と蛍光画像Q’とをユーザに一時停止画像として提供することができるという利点がある。また、表示切替部68に保持される画像P’,Q’は1フレームずつであるので、確保しなければならない記憶容量を低減することができるという利点がある。本実施形態のその他の効果については、参考実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(第の実施形態)
次に、本発明の第の実施形態に係る観察装置400について図16から図20を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、参考実施形態と異なる構成について主に説明し、参考実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る観察装置400は、表示部71,72に表示される通常光画像Pおよび蛍光画像Qのライブ動画を録画し、表示部71,72の表示をライブ動画と録画された動画との間で切り替え可能である点において、参考実施形態と主に異なっている。具体的には、観察装置400は、図16に示されるように、ユーザがライブ動画と録画された動画とを切り替えるための再生部9を備えている。また、画像プロセッサ6には、表示部71,72に表示される通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうち録画用の画像P”,Q”を選択する記録画像選択部69と、該記録画像選択部69によって選択された画像P”,Q”を記憶する記憶部70と、再生部9への入力に従って表示部71,72の表示をライブ動画と録画された動画との間で切り替える表示切替部68’とが設けられている。
再生部9は、例えば、挿入部2に設けられた任意の種類のスイッチを備え、ユーザの操作によって任意のタイミングでオフ状態とオン状態との間で切り替え可能である。再生部9は、オフ状態からオン状態に切り替えられたときに再生信号を表示切替部68’に送信し、オン状態からオフ状態に切り替えられたときに再生解除信号を表示切替部68’に送信する。
本実施形態において、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62は、通常光画像Pおよび蛍光画像Qを、表示部71,72にではなく、記録画像選択部69および表示切替部68’に送信する。
記録画像選択部69は、各画像生成部61,62から受信した通常光画像Pおよび蛍光画像Qを一定期間保持する。そして、記録画像選択部69は、通常光画像Pの撮影終了時刻と蛍光画像Qの撮影終了時刻との差ΔT’が所定の閾値Th’未満である通常光画像Pと蛍光画像Qとの組を記録画像P”,Q”として選択する。記録画像選択部69は、選択した記録画像P”,Q”を記憶部70へ送信する。ここで、もし、1つの蛍光画像Qに対して、差ΔT’が所定の閾値Th’未満となる通常光画像Pが複数存在する場合には、差ΔT’が最小である通常光画像Pを、当該蛍光画像Qの相手として選択する。
記憶部70は、記録画像選択部69から受信した記録画像P”,Q”を時系列で記憶して蓄積することによって、複数組の通常光画像P”と蛍光画像Q”とから構成される録画データPrec,Qrecを生成する。
ここで、通常光画像Pおよび蛍光画像Qの撮影終了時刻は、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62によって各画像P,Qが生成された時刻、記録画像選択部69が各画像P,Qを受信した時刻、または、各撮像素子55,56のシャッタの作動時刻として得ることができる。
所定の閾値Th’は、第の実施形態において説明した所定の閾値Thと同様である。
表示切替部68’は、再生部9のオフ状態においては、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62から受信した通常光画像Pおよび蛍光画像Qを順番に表示部71,72に送信する。これにより、表示部71,72には、通常光画像Pおよび蛍光画像Qがライブ動画として表示される。
そして、表示切替部68’は、再生部9から再生信号を受信したときには、常光画像生成部および蛍光画像生成部62からの通常光画像Pおよび蛍光画像Qの表示部71,72への送信を停止し、その代わりに、記憶部70に記憶されている録画データPrec,Qrecを表示部71,72へ読み出して再生する。また、表示切替部68’は、再生解除信号を受信したときに、通常光画像生成部61および蛍光画像生成部62からの通常光画像Pおよび蛍光画像Qの表示部71,72への送信を再開することによって、表示部71,72の表示を録画データPrec,Qrecからライブ動画に切り替える。
なお、表示部71,72に録画データPrec,Qrecが再生されている期間は、撮像素子55,56による新しい画像P,Qの取得を中断してもよく、続行してもよい。
次に、このように構成された観察装置400の作用について図17から図20のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、通常光の撮影開始後(ステップSA1)、生成された通常光画像Pは、図18に示されるように、記録画像選択部69に更新しながら保持される(ステップSB8)。同様に、蛍光の撮影開始後(ステップSA2)、生成された蛍光画像Qは、図19に示されるように、記録画像選択部69に更新しながら保持される(ステップSC8)。
観察装置400においては、録画開始後(ステップSA13)、図20に示されるように、通常光画像Pが新たに生成される度に(ステップSE3のYES)、直前の通常光画像Pと最新の蛍光画像Qとの撮影終了時刻の差ΔT1、および、最新の通常光画像Pと最新の蛍光画像Qとの撮影終了時刻の差ΔT2が算出される(ステップSE1〜SE5)。そして、所定の閾値Th’未満であり、かつ、小さい方の差ΔT1またはΔT2を有する通常光画像Pと蛍光画像Qとの組が、記録画像P”,Q”として選択され、記憶部70に記憶される(ステップSE6〜SE11)。
そして、再生部9がオン状態へ切り替えられたときに(ステップSA14,SB10,SC10のYES)、表示部71,72の表示がライブ動画から録画データPrec,Qrecの再生へ切り替わる(ステップSA15)。また、再生部9がオフ状態へ切り替えられたときに(ステップSA16,SB10,SC10のNO)、表示部71,72の表示が録画データPrec,Qrecからライブ動画へ戻る(ステップSB4,SC4)。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、診断中、診断後、術中あるいは術後に、過去の通常光画像Pおよび蛍光画像Qを再度観察したいときに、再生部9の操作によって表示部71,72に録画データPrec,Qrecを再生することができる。このときに表示部71,72に再生される記録データPrec,Qrecは、撮影時刻の差ΔT’が所定の閾値Th’未満であって、時間的なずれが最小限に抑えられた通常光画像P”と蛍光画像Q”との組み合わせからなる動画である。このように、比較観察に適した通常光画像P”と蛍光画像Q”との組み合わせのみからなる動画を録画データPrec,Qrecとして記録することができるという利点がある。
また、ライブ動画を構成する全ての通常光画像Pおよび蛍光画像Qのうち、記録に適したもののみを選別して記憶部70に記憶することによって、記憶部70に記憶される録画データPrec,Qrecのデータ量を低減することができるという利点がある。本実施形態のその他の効果については、参考実施形態と同様であるので、説明を省略する。
なお、上述した参考実施形態および第1から第の実施形態においては、通常光観察と蛍光観察とを同時に行う場合について説明したが、本発明は、強度が異なる任意の2種類の光の観察に適用することができる。
例えば、蛍光観察に代えて、青色狭帯域光および緑色狭帯域光を用いた狭帯域光観察(NBI)を行ってもよい。青色狭帯域光および緑色狭帯域光の生体組織からの反射光も、蛍光と同様に、通常光の反射光に比べて微弱であり、通常光用の撮像素子と狭帯域光用の撮像素子とでは、最適な撮影条件が互いに異なる。
または、強度の異なる2つの蛍光の観察に適用してもよい。例えば、近赤外蛍光薬剤の蛍光観察と、生体に含まれるコラーゲンなどの蛍光物質の自家蛍光観察(AFI:Auto Fluorescence Imaging)とを同時に行ってもよい。自家蛍光観察は、波長390nm〜470nmの励起光を生体組織Xに照射することで、コラーゲンなどの蛍光物質から発せられる波長490nm〜625nmの自家蛍光を観察する技術である。一般的に、生体からの自家蛍光は薬剤からの近赤外蛍光に比べ強いため、最適な撮影条件が異なる。
あるいは、複数種類の蛍光薬剤の蛍光観察を同時に行ってもよい。例えば、GFP(Green Fluorescent Protein)の緑色蛍光と、ICG(indocyanine green)の赤外蛍光とを同時に観察してもよい。一般的に血流観察などに使用されるICGは高濃度で用いられるため、ICGの蛍光強度はGFPの蛍光強度よりも高くなる。また、GFPとICGとでは励起光の波長範囲が互いに異なるため、最適な撮影条件が互いに異なる。このように、それぞれの蛍光試薬の特性や使用濃度によって蛍光強度は変化するため、複数種類の蛍光薬剤の同時観察においても最適な撮影条件が互いに異なる。
100,200,300,400 観察装置
2 挿入部
3 光源ユニット
31 キセノンランプ
32 フィルタ
33 カップリングレンズ
4 照明ユニット
41 ライトガイドファイバ
42 照明光学系
5 撮像ユニット
51 対物レンズ
52 ビームスプリッタ
53,54 集光レンズ
55 第1の撮像素子
56 第2の撮像素子
57 蛍光フィルタ
6 画像プロセッサ
61 通常光画像生成部(第1の画像生成部)
62 蛍光画像生成部(第2の画像生成部)
63 第1の撮像素子制御部
64 第2の撮像素子制御部
65 画像同期部
66 重畳画像生成部
67 一時停止画像選択部
68,68’ 表示切替部
69 記録画像選択部
70 記憶部
7,71,72 表示部
8 一時停止部
9 再生部
X 生体組織(被写体)

Claims (5)

  1. 被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、
    前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、
    前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、
    前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、
    前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって前記第1の画像および前記第2の画像のうちいずれかが新たに生成される度に、最新の前記第1の画像と最新の前記第2の画像とを同時に出力する画像同期部と、
    該画像同期部から出力された前記第1の画像と前記第2の画像とを重畳することによって重畳画像を生成する重畳画像生成部とを備え、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、
    前記表示部が、前記重畳画像生成部によって生成された前記重畳画像を表示する観察装置。
  2. 被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、
    前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、
    前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、
    前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、
    前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって生成された前記第1の画像および前記第2の画像から1フレームずつ一時停止画像として選択する一時停止画像選択部と、
    前記表示部の表示を、前記ライブ動画と、前記一時停止画像選択部によって選択された前記一時停止画像との間で切り替える表示切替部とを備え、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、
    前記一時停止画像選択部は、撮影終了時刻の差が所定の閾値未満である第1の画像と第2の画像との組のうち最新の組を前記一時停止画像として選択する観察装置。
  3. 被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、
    前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、
    前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、
    前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、
    前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によって生成された前記第1の画像および前記第2の画像のうち、撮影終了時刻の差が所定の閾値未満である第1の画像と第2の画像との組を記録画像として選択する記録画像選択部と、
    該記録画像選択部によって選択された記録画像を時系列に記憶することによって録画データを生成する記憶部と、
    前記表示部の表示を、前記ライブ動画と、前記記憶部に生成された録画データとの間で切り替える表示切替部とを備え
    前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御する観察装置。
  4. 被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、
    前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、
    前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、
    前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、
    前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部とを備え、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、
    前記第1の照明光が、白色光であり、
    前記第2の照明光が、青色狭帯域光および緑色狭帯域光である観察装置。
  5. 被写体に対して第1の照明光および第2の照明光を照射する光源と、
    前記第1の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第1の観察光を撮影する第1の撮像素子と、
    前記第2の照明光の照射によって前記被写体から発せられる第2の観察光を撮影する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子が前記第1の観察光を撮影することによって取得した第1の画像情報から第1の画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記第2の撮像素子が前記第2の観察光を撮影することによって取得した第2の画像情報から第2の画像を生成する第2の画像生成部と、
    前記第1の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第1の撮影条件を設定し、設定された前記第1の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第1の撮像素子を制御する第1の制御部と、
    前記第2の画像の明るさに基づいて少なくとも露光時間を含む第2の撮影条件を設定し、設定された前記第2の撮影条件で次の撮影を実行するように前記第2の撮像素子を制御する第2の制御部と、
    前記第1の画像生成部および前記第2の画像生成部によってそれぞれ生成された前記第1の画像および前記第2の画像をライブ動画として表示する表示部とを備え、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部が、前記第1の撮影条件および前記第2の撮影条件に基づいて互いに非同期で前記第1の撮像素子および前記第2の撮像素子をそれぞれ制御し、
    前記第1の照明光および前記第2の照明光が、互いに異なる波長を有し、前記被写体内に含まれる互いに異なる蛍光物質を励起する励起光である観察装置。
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