JP6353617B1 - プロペラ型タービン及び潮流発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電効率を向上させつつ、経済性に優れたプロペラ型タービン及び当該プロペラ型タービンを含む潮流発電装置を提供する。【解決手段】 潮流発電装置10用のタービン1である。発電用の回転軸2に回転力を与えるための複数のブレード3を含んでいる。ブレード3は、それぞれ、第1方向t1の潮流T1を受けることにより、回転軸2から起立して回転力を発生させる展開状態と、第1方向t1と逆方向の第2方向t2の潮流T2を受けることにより、回転軸2の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。【選択図】 図3

Description

本発明は、潮流発電装置用のプロペラ型タービン及び当該プロペラ型タービンを含む潮流発電装置に関する。
近年、計画的な発電が可能な潮流発電装置が注目されている。潮流発電装置では、発電機を回転させるためのタービンを、互いに逆向きの潮流を受けたときでも同一方向に回転させることで、発電効率を向上させることが求められている。
下記特許文献1は、潮流に沿った中心軸回りに回転するロータと、ロータを回転させる円弧状のブレードとを含む潮流発電装置用のタービンを提案している。特許文献1のタービンは、潮流がスライドカラーを移動させ、当該スライドカラーを介してブレードのピッチ角を傾動させることで、互いに逆向きの潮流を受けたときでもタービンを同一方向に回転させている。
特開2013−060939号公報
特許文献1のタービンは、ブレードのピッチ角を傾動させるために、スライドカラー及びレバー等を介しているため、構造が複雑であり、製造コスト及びメンテナンスコストが増大するおそれがあった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、発電効率を向上させつつ、経済性に優れたプロペラ型タービン及び当該プロペラ型タービンを含む潮流発電装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、潮流発電装置用のプロペラ型タービンであって、発電用の回転軸に回転力を与えるための複数のブレードを含み、前記ブレードは、それぞれ、第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動することを特徴とする。
本発明のプロペラ型タービンにおいて、前記ブレードのそれぞれは、前記展開状態のときに前記回転力を前記回転軸に伝える状態に連結され、前記折畳状態のときに前記回転軸との連結が解除されるのが望ましい。
本発明のプロペラ型タービンにおいて、前記ブレードと前記回転軸とは、前記ブレードの前記回動により作動するクラッチにより連結又は解除されるのが望ましい。
本発明は、上述のプロペラ型タービンと、前記プロペラ型タービンに連結された少なくとも1つの発電機とを含む潮流発電装置であるのが望ましい。
本発明は、一対のプロペラ型タービンと、前記一対のプロペラ型タービンに連結された少なくとも1つの発電機とを含む潮流発電装置であって、前記一対のプロペラ型タービンは、第1方向の潮流により、前記発電機を回転させる第1タービンと、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流により、前記発電機を前記第1タービンによる回転と同じ方向に回転させる第2タービンとを含み、前記第1タービンは、前記発電機を回転させる回転軸に回転力を与えるための複数の第1ブレードを含み、前記第1ブレードは、それぞれ、前記第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれた折畳状態とに回動し、前記第2タービンは、前記回転軸に前記回転力を与えるための複数の第2ブレードを含み、前記第2ブレードは、それぞれ、前記第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動することを特徴とする。
本発明の潮流発電装置において、前記第1タービンは、前記第2タービンよりも前記第1方向の潮流の上流側に配されるのが望ましい。
本発明のタービンにおいて、ブレードは、それぞれ、第1方向の潮流を受けることにより、回転軸から起立して回転力を発生させる展開状態と、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれた折畳状態とに回動する。
このようなプロペラ型タービンは、第1方向の潮流のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、このプロペラ型タービンは、第2方向の潮流に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本発明のプロペラ型タービンは、発電効率を向上させることができる。
また、このプロペラ型タービンは、構造が単純であり、部品点数を低減することができる。このため、本発明のプロペラ型タービンは、低コストで製造可能であり、メンテナンスも容易であるので、製造コスト及びメンテナンスコストを低減することができ、経済性に優れている。
本発明の潮流発電装置において、一対のプロペラ型タービンは、第1方向の潮流により、発電機を回転させる第1タービンと、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流により、前記発電機を前記第1タービンによる回転方向と同じ方向に回転させる第2タービンとを含んでいる。このような一対のプロペラ型タービンは、第1方向の潮流及び第2方向の潮流により、発電機を同じ方向に回転させることができるので、潮流発電装置の発電効率を向上させ得る。
本発明の潮流発電装置において、第1タービンは、発電機の回転軸に回転力を与えるための複数の第1ブレードを含み、前記第1ブレードは、それぞれ、第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。
このような第1タービンは、第1方向の潮流のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、この第1タービンは、第2方向の潮流に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本発明の第1タービンは、発電効率を向上させることができる。
本発明の潮流発電装置において、第2タービンは、発電機の回転軸に回転力を与えるための複数の第2ブレードを含み、前記第2ブレードは、それぞれ、第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。
このような第2タービンは、第2方向の潮流のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、この第2タービンは、第1方向の潮流に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本発明の第2タービンは、発電効率を向上させることができる。
上述の第1タービン及び第2タービンを含む一対のプロペラ型タービンは、潮流の方向によらず、発電機を同じ方向に効率よく回転させることができる。また、第1タービン及び第2タービンは、回転力を発生させないときに潮流を受けることにより折り畳まれるので、潮流に伴う抵抗を低減させ、発電効率をより向上させ得る。さらに、一対のプロペラ型タービンを含む本発明の潮流発電装置は、部品点数を低減させることができるので、経済性に優れている。
プロペラ型タービンを示す断面図である。 図1のプロペラ型タービンの正面図である。 潮流が第1方向に流れるときの潮流発電装置を示す側面図である。 潮流が第2方向に流れるときの潮流発電装置を示す側面図である。 潮流発電システムを示す断面図である。 他の実施形態の潮流発電装置を示す断面図である。 図6のA−A線の断面図である。 他の実施形態の潮流発電装置を示す断面図である。
図1は、プロペラ型タービン1を示す断面図である。図1に示されるように、本実施形態のプロペラ型タービン1は、時間に応じて、第1方向t1の潮流T1と、第1方向t1と逆方向の第2方向t2の潮流T2とが流れる海底近傍に設置される潮流発電装置10(図3に示す)に好適に用いられる。図1には、潮流T1が第1方向t1に流れている状態が実線で示され、潮流T2が第2方向t2に流れている状態が二点鎖線で示されている。
プロペラ型タービン1は、発電用の回転軸2に回転力を与えるための複数のブレード3を含むのが望ましい。本実施形態のブレード3は、それぞれ、第1方向t1の潮流T1を受けることにより、回転軸2から起立して回転力を発生させる展開状態と、第2方向t2の潮流T2を受けることにより、回転軸2の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。
このようなプロペラ型タービン1は、第1方向t1の潮流T1のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、このプロペラ型タービン1は、第2方向t2の潮流T2に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本実施形態のプロペラ型タービン1は、発電効率を向上させることができる。
また、このプロペラ型タービン1は、低コストで製造可能であり、メンテナンスも容易であるので、製造コスト及びメンテナンスコストを低減することができる。このため、本実施形態のプロペラ型タービン1は、発電効率を向上させつつ、経済性にも優れている。
図2は、図1のプロペラ型タービン1の正面図である。図2に示されるように、本実施形態のプロペラ型タービン1は、4枚のブレード3を含んでいる。ブレード3の枚数は、これに限定されるものではなく、例えば、2枚又は3枚であってもよいし、5枚以上であってもよい。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の各ブレード3は、回転軸2に軸受(図示省略)を介して回動自在に支持されたカラー4に取り付けられている。ブレード3のそれぞれは、展開状態のときに回転力を回転軸2に伝える状態に連結され、折畳状態のときに回転軸2との連結が解除されるのが望ましい。
このようなブレード3は、展開状態のときに回転軸2に連結されているので、第1方向t1の潮流T1のエネルギーを効率よく回転軸2に伝えることができる。また、ブレード3は、折畳状態のときに回転軸2との連結が解除されているので、ブレード3の回転に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本実施形態のブレード3は、プロペラ型タービン1の発電効率をより向上させることができる。
ブレード3は、潮流T1を受ける羽根部3Aと、羽根部3Aを支持しかつカラー4に支点5を介して取り付けられる基部3Bとを含むのが望ましい。基部3Bは、例えば、側面視で略L字型の基部本体3aと、支点5が挿入される係合孔3bと、回転軸2に連結される爪部3cとを含んでいる。基部3Bは、支点5を中心にカラー4に対して回動自在に取り付けられるのが望ましい。
カラー4は、略円筒状に形成され、回転軸2と同軸に配されるのが望ましい。本実施形態のカラー4は、ブレード3の基部3Bを取り付けるための複数の係合部4aと、ブレード3の爪部3cを挿通させる複数の孔部4bとを有している。このようなカラー4は、係合部4aにより、ブレード3の基部3Bを回動自在に支持することができる。
支点5は、例えば、係合ピン6である。本実施形態では、係合ピン6が、ブレード3の基部3Bの係合孔3bとカラー4の係合部4aとに嵌挿されることで、ブレード3をカラー4に取り付けている。
このような支点5は、故障が少なく、また、ブレード3とカラー4との組立及び分解が容易であるため、ブレード3のメンテナンスを容易に行うことができる。このため、この支点5を含むプロペラ型タービン1は、ランニングコストを低減することができ、優れた経済性を発揮し得る。ブレード3と支点5との間及びカラー4と支点5との間の少なくとも一方には、軸受(図示省略)が嵌挿されていてもよい。
本実施形態のブレード3と回転軸2とは、ブレード3の回動により作動するクラッチ7により連結又は解除される。クラッチ7は、例えば、ブレード3の爪部3cと、回転軸2に設けられた噛合部2aとを含んでいる。本実施形態のクラッチ7は、ブレード3が展開状態のときに、ブレード3の爪部3cがカラー4の孔部4bを挿通して、回転軸2の噛合部2aに連結する爪クラッチを構成している。ブレード3の爪部3cは、例えば、その先端が半球状に形成されている。
このようなクラッチ7は、伝達効率が高く、プロペラ型タービン1の発電効率を向上させることができる。また、このクラッチ7は、複雑な機構を有していないので、故障が少なく耐久性も高い。このため、このクラッチ7を含むプロペラ型タービン1は、製造コスト及びメンテナンスコストを低減することができ、より優れた経済性を発揮し得る。
図3は、潮流T1が第1方向t1に流れるときの潮流発電装置10を示す断面図であり、図4は、潮流T2が第2方向t2に流れるときの潮流発電装置10を示す断面図である。図3及び図4に示されるように、潮流発電装置10は、プロペラ型タービン1と、プロペラ型タービン1に連結された少なくとも1つの発電機11とを含むのが望ましい。
このような潮流発電装置10は、潮流T1が第1方向t1に流れるときにプロペラ型タービン1が展開状態となり、発電機11を回転させることができる。また、潮流発電装置10は、潮流T2が第2方向t2に流れるときにプロペラ型タービン1が折畳状態となり、第2方向t2の潮流T2の抵抗を低減させることができる。
本実施形態の潮流発電装置10は、一対のプロペラ型タービン12と、一対のプロペラ型タービン12に連結された少なくとも1つの発電機11とを含んでいる。一対のプロペラ型タービン12は、第1方向t1の潮流T1により、発電機11を回転させる第1タービン13と、第2方向t2の潮流T2により、発電機11を第1タービン13による回転方向rと同じ方向rに回転させる第2タービン14とを含むのが望ましい。
このような一対のプロペラ型タービン12は、第1方向t1の潮流T1及び第2方向t2の潮流T2により、発電機11を同じ方向rに回転させることができるので、潮流発電装置10の発電効率を向上させ得る。ここで、第1タービン13は、上述のプロペラ型タービン1と同一の構成である。
第1タービン13は、発電機11を回転させる回転軸15に回転力を与えるための複数の第1ブレード16と、各第1ブレード16を取り付けるための第1カラー17とを含むのが望ましい。本実施形態の第1ブレード16は、それぞれ、第1方向t1の潮流T1を受けることにより、回転軸15から起立して回転力を発生させる展開状態と、第2方向t2の潮流T2を受けることにより、回転軸15の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。
このような第1タービン13は、第1方向t1の潮流T1のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、この第1タービン13は、第2方向t2の潮流T2に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本実施形態の第1タービン13は、発電効率を向上させることができる。
第2タービン14は、発電機11を回転させる回転軸15に回転力を与えるための複数の第2ブレード18と、各第2ブレード18を取り付けるための第2カラー19とを含むのが望ましい。本実施形態の第2ブレード18は、それぞれ、第2方向t2の潮流T2を受けることにより、回転軸15から起立して回転力を発生させる展開状態と、第1方向t1の潮流T1を受けることにより、回転軸15の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する。
このような第2タービン14は、第2方向t2の潮流T2のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができる。また、この第2タービン14は、第1方向t1の潮流T1に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本実施形態の第2タービン14は、発電効率を向上させることができる。
上述の第1タービン13及び第2タービン14を含む一対のプロペラ型タービン12は、潮流T1、T2の方向によらず、発電機11を同じ方向rに効率よく回転させることができる。また、第1タービン13及び第2タービン14は、回転力を発生させないときに潮流T1、T2を受けることにより折り畳まれるので、潮流T1、T2に伴う抵抗を低減させ、発電効率をより向上させ得る。さらに、一対のプロペラ型タービン12を含む本実施形態の潮流発電装置10は、部品点数を低減させることができるので、経済性に優れている。
第1タービン13及び第2タービン14は、それぞれ、第1ブレード16及び第2ブレード18の回動により作動するクラッチ7により、第1ブレード16及び第2ブレード18と回転軸15とが連結又は解除されるのが望ましい。クラッチ7は、上述のプロペラ型タービン1と同様であるため、説明が省略される。
このような第1タービン13及び第2タービン14は、回転力を伝達しないときに第1ブレード16及び第2ブレード18と回転軸15との連結が解除されているので、第1ブレード16又は第2ブレード18の回転に伴う抵抗を低減させることができる。このため、本実施形態の第1タービン13及び第2タービン14は、潮流発電装置10の発電効率を向上させることができる。
本実施形態の発電機11は、一対のプロペラ型タービン12の間に設けられている。発電機11を回転させる回転軸15は、発電機11から、発電機11の両側に位置する一対のプロペラ型タービン12に向けてのびるのが望ましい。このような発電機11は、例えば1つの発電機11を設けることにより、第1タービン13及び第2タービン14の回転力を共に伝達させることができる。
第1タービン13は、例えば、第2タービン14よりも第1方向t1の潮流T1の上流側に配されている。すなわち、第2タービン14は、第1タービン13よりも第2方向t2の潮流T2の上流側に配されている。このような第1タービン13及び第2タービン14は、それぞれ、回転時、潮流T1及び潮流T2のエネルギーを効率よく回転力として伝えることができ、潮流発電装置10の発電効率を向上させ得る。
次に、図1を参酌しつつ、図3及び図4を用いて、潮流T1,T2の向きが変わるときの潮流発電装置10の動きが説明される。ここでは、図3に示されるような第1方向t1の潮流T1から、図4に示されるような第2方向t2の潮流T2に変わるときの潮流発電装置10の動きが説明される。
第1方向t1の潮流T1から第2方向t2の潮流T2に変わるときには、一時的に潮流T1、T2が無い状態となる。このため、潮流発電装置10は、図3に示されるように、第1タービン13が展開状態で、かつ、第2タービン14が折畳状態で、その回転が停止している。
次に、第2方向t2の潮流T2が流れ始めると、第1タービン13の第1ブレード16は、その羽根部3Aが第2方向t2の潮流T2を受ける。このため、第1ブレード16は、支点5を中心に折り畳まれる方向に回動する。このとき、第1タービン13は、クラッチ7が解除される。
一方、第2タービン14の第2ブレード18は、その基部3Bが第2方向t2の潮流T2を受ける。このため、第2ブレード18は、支点5を中心に展開する方向に回動する。第2ブレード18は、回動が始まると、その羽根部3Aが第2方向t2の潮流T2を受け、展開速度を速める。このとき、第2タービン14は、発電機11の回転方向rの回転が開始される。第2タービン14は、展開状態になると、クラッチ7が連結され、その回転力が回転軸15に伝えられる。
このような潮流発電装置10は、潮流T1,T2の向きが変わるときにクラッチ7の連結又は解除がスムーズに行われるので、潮流T1,T2の向きが変わるときの発電効率を向上させることができる。
図5は、潮流発電システム20を示す断面図である。図5に示されるように、本実施形態の潮流発電システム20は、潮流発電装置10と、潮流発電装置10の周囲に潮流T1、T2を誘導する外郭部21とを含んでいる。外郭部21は、例えば、ベンチュリー効果を発揮させるために内径が変化していてもよい。このような外郭部21は、潮流発電装置10の周囲に潮流T1、T2を効率よく誘導することができる。
本実施形態の潮流発電システム20は、例えば、クレーン船(図示省略)により、海底まで沈下される。本実施形態の潮流発電装置10及び外郭部21は、海底に設置するための土台22に連結されている。土台22は、海底に向けて突出する杭23を有するのが望ましい。このような土台22を含む潮流発電システム20は、海底まで沈下させるだけで、潮流T1、T2により移動することがない。
図6は、他の実施形態の潮流発電装置30を示す断面図である。図6に示されるように、この実施形態の潮流発電装置30は、一対のプロペラ型タービン31と、一対のプロペラ型タービン31に連結された少なくとも1つの発電機11とを含んでいる。一対のプロペラ型タービン31は、第1方向t1の潮流T1により、発電機11を回転させる第1タービン32と、第2方向t2の潮流T2により、発電機11を第1タービン32の回転方向rと同じ方向rに回転させる第2タービン33とを含むのが望ましい。
第1タービン32は、発電機11を回転させる回転軸34に回転力を与えるための複数の第1ブレード35と、各第1ブレード35を取り付けるための第1カラー36とを含むのが望ましい。この実施形態の第1ブレード35は、上述の第1ブレード16と同様に、展開状態と折畳状態とに回動する。
第2タービン33は、発電機11を回転させる回転軸34に回転力を与えるための複数の第2ブレード37と、各第2ブレード37を取り付けるための第2カラー38とを含むのが望ましい。この実施形態の第2ブレード37は、上述の第2ブレード18と同様に、展開状態と折畳状態とに回動する。
第1タービン32及び第2タービン33は、それぞれ、第1ブレード35及び第2ブレード37の回動により作動するクラッチ39により、第1ブレード35及び第2ブレード37と回転軸34とが連結又は解除されるのが望ましい。
図7は、図6のA−A線の断面図である。図6及び図7に示されるように、この実施形態のクラッチ39は、回転軸34のまわりに形成された溝部40と、第1ブレード35又は第2ブレード37に形成された爪部41とを含んでいる。このようなクラッチ39は、溝部40が回転軸34の周囲に形成されることで、回転軸34と第1ブレード35又は第2ブレード37との位相によらず、連結することができる。
図7に示されるように、溝部40は、例えば、発電機11の回転方向rの側が、爪部41に接触する形状であり、回転方向rの反対側がテーパー形状である。このような溝部40を含むクラッチ39は、展開状態において、第1ブレード35又は第2ブレード37の回転力を効率よく回転軸34に伝えることができる。また、このようなクラッチ39は、連結を解除するための抵抗が小さく、第1ブレード35又は第2ブレード37の折畳状態への回動がスムーズに行われ得る。
図8は、他の実施形態の潮流発電装置50を示す断面図である。図8に示されるように、この実施形態の潮流発電装置50は、一対のタービン51と、一対のタービン51に連結された少なくとも1つの発電機11とを含んでいる。一対のタービン51は、第1方向t1の潮流T1により、発電機11を回転させる第1タービン52と、第2方向t2の潮流T2により、発電機11を第1タービン52の回転方向rと同じ方向rに回転させる第2タービン53とを含むのが望ましい。
第1タービン52は、発電機11を回転させる回転軸54に回転力を与えるための複数の第1ブレード55と、各第1ブレード55を取り付けるための第1カラー56とを含むのが望ましい。この実施形態の第1ブレード55は、上述の第1ブレード16と同様に、展開状態と折畳状態とに回動する。
第2タービン53は、発電機11を回転させる回転軸54に回転力を与えるための複数の第2ブレード57と、各第2ブレード57を取り付けるための第2カラー58とを含むのが望ましい。この実施形態の第2ブレード57は、上述の第2ブレード18と同様に、展開状態と折畳状態とに回動する。
第1タービン52及び第2タービン53は、それぞれ、第1ブレード55及び第2ブレード57の回動により作動するクラッチ59により、第1ブレード55及び第2ブレード57と回転軸54とが連結又は解除されるのが望ましい。
この実施形態のクラッチ59は、回転軸54の軸方向に対向する一対のクラッチ板60を含んでいる。一対のクラッチ板60は、回転軸54に固定された第1クラッチ板61と、第1カラー56及び第2カラー58に、回転軸54の軸方向に摺動自在に取り付けられた第2クラッチ板62とを含むのが望ましい。
この実施形態の第2クラッチ板62は、第1ブレード55又は第2ブレード57にリンク63を介して結合されている。このため、第2クラッチ板62は、第1ブレード55及び第2ブレード57の回動に伴い、第1カラー56及び第2カラー58上を摺動する。第2クラッチ板62は、第1カラー56及び第2カラー58に形成されたスプライン溝64上を摺動するのが望ましい。このようなクラッチ59は、クラッチ59が部分的に連結することがないので、複数の第1ブレード55又は第2ブレード57の回転力を回転軸54に均等に伝えることができる。
この実施形態の一対のクラッチ板60は、互いに当接するクラッチ面60aが鋸歯形状に形成されている。このようなクラッチ板60は、発電機11の回転方向rへの回転力を確実に伝えるとともに、逆方向への回転に伴い第2クラッチ板62を摺動する方向への力を負荷することができる。このため、この実施形態のクラッチ59は、潮流T1、T2の向きが変わるときの発電効率をより向上させることができる。
クラッチ59は、上述の態様に限定されるものではなく、第1ブレード55及び第2ブレード57と回転軸54とを連結又は解除できるものであれば、例えば、多板クラッチ及びコーンクラッチであってもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
1 プロペラ型タービン
2 回転軸
3 ブレード
10 潮流発電装置

Claims (6)

  1. 潮流発電装置用のプロペラ型タービンであって、
    発電用の回転軸に回転力を与えるための複数のブレードを含み、
    前記ブレードは、それぞれ、第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する、
    プロペラ型タービン。
  2. 前記ブレードのそれぞれは、前記展開状態のときに前記回転力を前記回転軸に伝える状態に連結され、前記折畳状態のときに前記回転軸との連結が解除される、請求項1に記載のプロペラ型タービン。
  3. 前記ブレードと前記回転軸とは、前記ブレードの前記回動により作動するクラッチにより連結又は解除される、請求項2に記載のプロペラ型タービン。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のプロペラ型タービンと、前記プロペラ型タービンに連結された少なくとも1つの発電機とを含む、潮流発電装置。
  5. 一対のプロペラ型タービンと、前記一対のプロペラ型タービンに連結された少なくとも1つの発電機とを含む潮流発電装置であって、
    前記一対のプロペラ型タービンは、第1方向の潮流により、前記発電機を回転させる第1タービンと、前記第1方向と逆方向の第2方向の潮流により、前記発電機を前記第1タービンによる回転方向と同じ方向に回転させる第2タービンとを含み、
    前記第1タービンは、前記発電機を回転させる回転軸に回転力を与えるための複数の第1ブレードを含み、
    前記第1ブレードは、それぞれ、前記第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動し、
    前記第2タービンは、前記回転軸に前記回転力を与えるための複数の第2ブレードを含み、
    前記第2ブレードは、それぞれ、前記第2方向の潮流を受けることにより、前記回転軸から起立して前記回転力を発生させる展開状態と、前記第1方向の潮流を受けることにより、前記回転軸の軸方向に沿う方向へ折り畳まれる折畳状態とに回動する、
    流発電装置。
  6. 前記第1タービンは、前記第2タービンよりも前記第1方向の潮流の上流側に配される、請求項5に記載の潮流発電装置。
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