JP6352628B2 - テーパ付き部分スパン型シュラウド - Google Patents

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Description

本発明は一般的には、ターボ機械に用いられる回転動翼に関する。さらに具体的には、本発明は、隣り合った動翼の間に部分スパン型シュラウド(part-span shroud)を設けた回転動翼に関する。
蒸気タービン又はガス・タービンのようなターボ機械の流体流路は一般的には、静止したケーシング及びロータによって形成される。この構成では、所定数の静翼が円周方向のアレイを成してケーシングに取り付けられており、半径方向内向きに流路内まで延在している。同様に、所定数の回転動翼が円周方向のアレイを成してロータに取り付けられており、半径方向外向きに流路内まで延在している。静翼及び回転動翼は、静翼列と直下流の動翼列とが「段」を形成するように交互列を成して配列されている。静翼は、流路が正しい角度で下流動翼列に流入するように流路を導くためのものである。動翼又はバケットの翼型部分は作動流体からエネルギを抽出し、これによりロータ及びロータに取り付けられた負荷を駆動するのに必要な動力を発生する。
米国特許出願公開第2010/0247315号明細書
ターボ機械の動翼は、高速で回転するため振動及び軸方向捩れを受ける場合がある。これらの問題に対処するために、動翼は典型的には、各々の動翼の外側先端と基部との間の中間の半径方向距離で翼型部分に配設された部分スパン型シュラウドを含んでいる。部分スパン型シュラウド又はシュラウド部分は典型的には、各々の翼型の加圧(凹形)側及び吸込(凸形)側の各々に固着されており、隣り合った動翼の部分スパン型シュラウドが対を成して係合し、ロータの回転中には互いに沿って摩擦しながら摺動する。従来の部分スパン型シュラウドはかなりの重量を有し、典型的には、部分スパン型シュラウドと翼型表面との間の構造的応力を緩和して翼型に部分スパン型シュラウドを支持するためにシュラウド/翼型境界面に比較的大きいフィレット(fillet)を必要とする。重量及び要求されるフィレット設計のため、動翼の空気力学性が低下し、従って、問題となるターボ機械段の流量及び全体的性能が低下する傾向にある。
例示的であり非限定的な実施形態の一例では、ターボ機械のための回転式動翼が提供され、この回転式動翼は、前縁及び後縁、半径方向内側端部及び半径方向外側端部を有する翼型部分と、翼型部分の半径方向内側端部に位置する基部と、基部と半径方向外側端部との間で翼型部分に位置して、翼型部分の両側から離隔するように突出している部分スパン型シュラウドとを含んでおり、部分スパン型シュラウドは、翼型部分から、隣接する動翼の部分スパン型シュラウドの相手接触面と係合するように構成されている接触面まで幅及び厚みが減少している。
もう一つの例示的な観点では、ステータの内部で回転自在に装着されたロータを含むターボ機械が提供され、ロータは、シャフトと、該シャフトに装着された少なくとも一つのロータ・ホイールとを含んでおり、少なくとも一つのロータ・ホイールの各々が、複数の半径方向外向きに延在する動翼を装着して含んでおり、各々の動翼が、前縁及び後縁、半径方向内側端部及び半径方向外側端部、加圧側及び吸込側を有する翼型部分と、翼型部分の半径方向内側端部に位置する基部と、それぞれ加圧側及び吸込側において基部と半径方向外側端部との間で翼型部分に位置する一対の部分スパン型シュラウド部分とを含んでおり、各々の部分スパン型シュラウド部分が、翼型部分から、隣接する動翼の部分スパン型シュラウド部分の相手接触面と係合するように構成されている接触面まで幅及び厚みが減少している。
もう一つの例示的な観点では、本発明は、ステータの内部で回転自在に装着されたロータを含むターボ機械に関し、ロータは、シャフトと、該シャフトに装着された少なくとも一つのロータ・ホイールとを含んでおり、少なくとも一つのロータ・ホイールの各々が、複数の半径方向外向きに延在する動翼を装着して含んでおり、各々の動翼が、前縁及び後縁、半径方向内側端部及び半径方向外側端部、加圧側及び吸込側を有する翼型部分と、翼型部分の半径方向内側端部に位置する基部と、それぞれ加圧側及び吸込側において基部と半径方向外側端部との間で翼型部分に位置する一対の部分スパン型シュラウドとを含んでおり、各々の部分スパン型シュラウド部分が、翼型部分から、隣接する動翼の部分スパン型シュラウドの相手接触面と係合するように構成されている接触面まで幅及び厚みが減少し、翼型部分の加圧側の部分スパン型シュラウドは、翼型部分の吸込側の部分スパン型シュラウドの最大厚みの1.1倍から1.5倍である最大厚みを有し、翼型部分の加圧側の部分スパン型シュラウドは、翼型部分の吸込側の部分スパン型シュラウドの長さの1.1倍から1.5倍の長さを有している。
発明のこれらの観点、利点及び特徴、並びに他の観点、利点及び特徴は、下記の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかとなろう。
従来型蒸気タービンの部分切除遠近図である。 従来型ガス・タービンの断面図である。 例示的であり非限定的な実施形態の一例による二つの隣り合った回転動翼の遠近図である。 図3から取った部分スパン型シュラウドを含む二つの隣り合った回転動翼の一部の拡大遠近図である。 本発明の実施形態のもう一つの例による部分スパン型シュラウドを含む二つの隣り合った動翼の一部の上面図である。 公知の対称型部分スパン型シュラウドの断面図である。 涙滴型部分スパン型シュラウドの断面図である。 図5と同様の図であるが、本発明の例示的であり非限定的な実施形態の一例による隣り合った動翼の対を成す部分スパン型シュラウドを示す上面図である。 図8の様々な断面A−A、B−B及びC−Cの概略図であって、対を成す部分スパン型シュラウドの様々な切断面における面積差を示す図である。 図9と同様の図であるが、実施形態のもう一つの例による概略図である。 図10と同様の図であるが、実施形態のもう一つの例による対を成す部分スパン型シュラウドの断面形状を示す概略図である。
本開示の図面は必ずしも一定寸法比ではないことを特記しておく。図面は、本開示の典型的な観点のみを示すものとし、従って、本開示の範囲を限定するものと看做すべきでない。加えて、切断線A−A、B−B及びC−Cは、部分スパン型シュラウド部分の複合的な角度形状のため近似となっている。
以下、他では従来型の蒸気タービン・エンジンの動作に関連した応用を参照して、本発明の少なくとも一つの実施形態を記載する。本発明の各実施形態は、発電に用いられる蒸気タービン・エンジン及びガス・タービン・エンジンに対して説明されているが、本教示は、限定しないがガス・タービン・エンジン圧縮機、ファン、及び航空機分野に用いられる他のガス・タービンを含めた他の電気機械にも同等に応用可能であることが理解される。さらに、以下では、本発明の少なくとも一つの実施形態は、一組の公称寸法を含む公称サイズに関して記載されている。しかしながら、本発明が任意の適当なタービン及び/又は圧縮機に同様に適用可能であることは当業者には明らかであろう。さらに、本発明が本書に記載される機械の様々な拡縮倍率の形態に同様に適用可能であることは当業者には明らかであろう。
図1及び図2は、本書に記載されているような動翼が用いられ得るタービン環境例を示す。図1は、蒸気タービン10の部分切除遠近図を示す。蒸気タービン10はロータ12を含んでおり、ロータ12は、シャフト14と、複数の軸方向に隔設されたロータ・ホイール18とを含んでいる。各々のロータ・ホイール18には、複数の回転式動翼20が機械的に結合されている。さらに明確に述べると、動翼20は、各々のロータ・ホイール18の周りで円周方向に延在する列を成して配列されている。複数の静翼22が、シャフト14の周りで円周方向に延在しており、動翼20の隣り合った列の間に軸方向に配置されている。静翼22は回転式動翼20と協働して、複数のタービン段の一つを形成し、タービン10を通る蒸気流路の一部を画定している。
動作について述べると、蒸気24がタービン10の入口26に入り、静翼22を通過して運ばれる。静翼22は、蒸気24を動翼20に衝突させながら下流へ導く。蒸気24は残りの段を通過し、動翼20に力を加えながら、シャフト14を回転させる。タービン10の少なくとも一方の端部はシャフト14を介してロータ12から軸方向に離隔して延在することができ、限定しないが発電機及び/又はもう一つのタービンのような負荷又は機械装置(不図示)に取り付けられ得る。従って、大型の蒸気タービン・ユニットは実際に、全て同じシャフト14に同軸で結合された幾つかのタービンを含み得る。かかるユニットは、例えば順に低圧タービン、中圧タービンに結合された高圧タービンを含み得る。
図1に示す蒸気タービン10は、五つの段を含んでいる。これら五つの段をL0、L1、L2、L3及びL4と付番する。段L4が第一段であり、五つの段で最も小さい(半径方向に)。段L3が第二段であり、軸方向の次段である。段L2は第三段であり、五つの段の中央に示されている。段L1は第四段であり、最後の段の一つ前の段である。段L0は最後の段であり、最も大きい(半径方向に)。五つよりも多い又は少ない段が存在し得ることを理解されたい。
図2を参照すると、ガス・タービン110の断面図が示されている。ガス・タービン110はロータ112を含んでおり、ロータ112は、シャフト114と、複数の軸方向に隔設されたロータ・ホイール118とを含んでいる。幾つかの実施形態では、各々のロータ・ホイール118は、例えば鋼のような金属製であってよい。各々のロータ・ホイール118には、複数の回転動翼120が機械的に結合されている。さらに明確に述べると、動翼120は、各々のロータ・ホイール118の周りで円周方向に延在する列を成して配列されている。複数の静翼122が、シャフト114の周りで円周方向に延在しており、動翼120の隣り合った列の間に軸方向に配置されている。
動作時には、大気圧にある空気が圧縮機によって圧縮されて、燃焼段に送られる。燃焼段では、圧縮機を出た空気が、空気に燃料を加えて得られる混合気を燃焼させることにより熱せられる。次いで、燃焼段での燃料の燃焼から生ずるガス流がタービン110を通じて膨張して、自身のエネルギの幾分かを、タービン110を駆動すると共に機械的動力を発生するように送る。駆動トルクを発生するために、タービン110は1又は複数の段から成る。各々の段が、静翼122の列と、ロータ・ホイール118に装着された回転動翼120の列とを含んでいる。静翼122は、燃焼段からの流入ガスを動翼120まで導く。これにより、ロータ・ホイール118の回転、及び結果としてシャフト114の回転を駆動し、機械的動力を発生する。
以下の記載は、動翼20を特に参照するが、動翼120にも同等に適用可能である。図3及び図4へ移ると、一対の隣り合った動翼20がさらに詳細に示されている。各々の動翼20が、翼型部分32を含んでいる。翼型部分32の半径方向内向き端部には、基部34が固着(又は一体化)されている。基部34から、動翼取付け部材36が突出している。幾つかの実施形態では、動翼取付け部材36はばち形(dovetail)であってよいが、他の動翼取付け部材形状及び構成も当技術分野では周知であり、本書でも思量される。翼型部分32の第二の反対側端部には半径方向外側先端38が位置している。翼型構成は、前縁40、後縁42、加圧側44及び吸込側46を含んで形成される。
基部34と先端38との間で翼型部分32の中間区画に部分スパン型シュラウド48が取り付けられている。この実施形態の例では、翼型部分32の吸込側44及び加圧側46に、それぞれ部分スパン型シュラウド部分50、52が位置している。図3に示す実施形態の例では、隣り合った動翼20の部分スパン型シュラウド部分50、52は、タービンの動作中に対を成したZ字形状の接触面54、56(図4を参照されたい)に沿って少なくとも部分的に係合するように設計されている。部分スパン型シュラウド部分は、フィレット58において翼型部分に接合されている(フィレット58は部分スパン型シュラウド部分52について示されているが、部分スパン型シュラウド部分50にも用いられている)。
動翼の剛直性及び制振性は、部分スパン型シュラウドが動翼の捩り戻り中に接触面54、56に沿って互いに接触するため、高められる。このように、複数の動翼20は単体の連続結合構造として振る舞い、この構造は、分離した非結合型設計に比較して高められた剛直性及び制振性(従って低下した振動応力)を呈する。
図5は、もう一つの公知の構成を示しており、同図では、隣り合ったそれぞれの動翼64、66に設けられている部分スパン型シュラウド部分60、62が、真直の実質的に平行な接触面68、70に沿って係合するように設計されている。
図6は、例えば米国特許第5,695,323号に図示され記載されているような部分スパン型72シュラウド(翼型の加圧側及び吸込側の両方に設けられている)についての公知の対称な断面形状を示しており、この形状が典型的には、図3から図5に示すようなシュラウド構成と共に用いられている。部分スパン型断面の最大厚みは、部分スパン型シュラウド72の前縁76と後縁78との間に延在する翼弦74の長さに沿って近似的に中間に位置する。
図7は、部分スパン型シュラウド80についての涙滴型断面形状を示す。ここでは、断面形状の最大厚みは、部分スパン型シュラウドの前縁82に近付いて前方に移動している。さらに明確に述べると、最大厚みの点は、前縁82から測定して部分スパン型シュラウド80のそれぞれ前縁82と後縁86との間に延在している翼弦84の長さの20%から40%の範囲、好ましくは、約30%に位置し得る。このように、この涙滴型形状の部分スパン型シュラウドの厚みは、最大厚みの位置から両方向で異なっている。
図8及び図9は、本発明の例示的であり非限定的な実施形態の一例によるロータ・ホイールの隣り合った動翼に設けられたテーパ付き部分スパン型シュラウド(又は部分スパン型シュラウド部分)を示す。一つの動翼又はバケット90(蒸気タービン又はガス・タービンにおける)が、当該動翼の吸込側94に部分スパン型シュラウド(PSS)部分92を設けられている。PSS部分92は、三つの縁すなわち前縁96、後縁98及び連結縁100で構成されている。連結縁100はまた接触面と呼んでもよく、この面は、動翼又はバケット106の隣接する加圧側105の隣接するPSS部分104の同様の接触面102と係合又は当接するように構成されている。後縁98及び接触面100は約90°の第一の角度で交差し、前縁96は、動翼境界面(フィレット108によって画定される)から接触面100まで狭まり、従って約90°よりも大きい第二の鈍角で連結縁に交差する。これらの具体的な角度は、タービン・フレーム・サイズ及びタービン段等に基づいて特定応用と共に変化してよい。
実質的に対向する又は鏡像のテーパ構成が、動翼90の加圧側95のPSS部分93に設けられており、この構成は、隣接する動翼106の加圧側105の部分スパン型シュラウド部分104と同等である。ここでは、前縁110及び接触面102は約90°の第一の角度で交差し、後縁112は、動翼境界面(フィレット109によって表わされる)から接触面102まで狭まり、従って90°よりも大きい第二の角度で接触面102に交差する。
前縁及び後縁96、98、110及び112に、円周方向又は動翼から動翼への方向(それぞれの接触縁100、102へ向けて内向き)にそれぞれテーパを設けることにより、部分スパン型シュラウド部分の質量又は重量が減少し、接触面100、102は短縮した長さを有する実質的に真直の線に沿って係合することが分かる。
この特徴はまた、図8にも示されており、同図では、涙滴型形状の断面プロファイル(図8の切断線A−A、B−B及びC−Cの近似的な位置で切り取られている)は実質的に同様のままであるが、係合した接触面100、102の近傍に位置する切断線B−Bでは質量又は重量減少を伴っている。換言すると、様々に位置する切断面での断面形状及び最大厚みは実質的に同じままであるが、前縁から後縁までの翼弦101(接触面100、102の近傍)の長さは翼弦103、105に対して減少しており、このように接触面面積を縮小している。この短縮した翼弦長さは、動翼から動翼への方向で縁96、112に沿った鋭いテーパを反映している。
図10は、翼弦長さ変化に関して図9と同様の実施形態を示しているが、ここでは、断面プロファイルは図9の涙滴型形状に対して本質的に対称な長円形状である。加えて、最大断面厚みT2が、切断面A−A及びC−Cに実質的に沿った厚みT2及びT3と比較して接触面に沿って及び/又は隣接して(切断面B−Bにおいて又は近傍において)減少していることを特記しておく。結果として、翼弦長さ及び最大厚みの両方がこの位置において減少しており、このようにシュラウド部分の質量のさらに一層の減少を生成している。図9と図10との間の唯一の差はプロファイル形状に関するものであるため、同等の参照番号を用いた。
図11では、対を成すPSS部分114及び116が、全体的に翼型又は涙滴型形状の断面又はプロファイルを有している。本実施形態では、最大厚みT1及び翼弦長さ115が、動翼の加圧側のPSS部分114の取り付け位置(実質的に切断面A−Aに沿った)において最大である。PSS部分116が吸込側に取り付けられている場合(切断面C−Cによって表わされる)には、翼弦長さ117及び最大厚みT3は両方とも接触面(切断面B−Bによって表わされる)よりも大きいが、加圧側取り付け位置における(切断面A−Aに表わされる)よりも小さい。加えて、PSS114の長さL1はPSS116の長さL2よりも大きい。但し、対を成したPSS部分の断面形状又はプロファイルは全体的に同様のままであることを特記しておく。
動翼の加圧側から延在するPSS部分114が長いほど、隣接する相対的に短いPSS部分116よりも質量が大きくなり、従って、動作中の遠心力(又は引張り負荷)が高くなる。引張り負荷が高いので、加圧面への取り付け位置での断面積を拡大しなければならず、このときフィレットのサイズを同時に増大させる場合もさせない場合もある。一方、PSS部分116についての長さは相対的に短いので、断面及びフィレットのサイズを両方とも減少させることができる。言うまでもなく、対面又は接触面(切断面B−Bによって表わされる)の縁での形状及び厚みは、実質的に完全に適合した接触境界面を促進するように同等であるものとする。
例示的であり非限定的な実施形態の一例では、加圧側の切断面A−Aでの厚みT1は、吸込側の切断面CCよりも10%から50%大きくてよい(又は1.1倍から.5倍)。同様に、PSS部分114の長さL1は、PSS部分116のL2よりも10%から50%大きくてよい(又は1.1倍から1.5倍)。
吸込側境界面においてプロファイル及びフィレットのサイズを減少させることにより、全体的な流れ性能を高めることができる。
加えて、接触面は必ずしも単純な直線を画定していなくてもよく、他の構成例えば従来型のZ字形係止形状を有し得る。
以上に記載した動翼及び部分スパン型シュラウドは、多様なターボ機械環境に用いられ得る。例えば、部分スパン型シュラウドを有する動翼は、圧縮機の前方段、ガス・タービンの後方段、蒸気タービンの低圧区画動翼、圧縮機の前方段、及び航空機ガス・タービン用タービンの後方段の任意の1又は複数において動作し得る。
本書で角度又は寸法に関して用いられる「約」との修飾語は、所載の値を包含し、文脈によって決まる意味を有する(例えば特定の角度又は寸法の測定に関連する程度の誤差を含む)。
本書では様々な実施形態について記載したが、各実施形態の要素、変形又は改良の様々な組み合わせが当業者によって形成されることができ、本発明の範囲内にあることは明細書から明らかであろう。加えて、発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を発明の教示に合わせて適応構成する多くの改変を施すことができる。従って、本発明は、発明を実施するために思量される最良の態様として開示された特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲内にある全ての実施形態を包含するものとする。
10:蒸気タービン
12:ロータ
14:シャフト
18:ロータ・ホイール
20:回転式動翼
22:静翼
24:蒸気
26:入口
32:翼型部分
34:基部
36:動翼取付け部材
38:半径方向外側先端
40:前縁
42:後縁
44:加圧側
46:吸込側
48:部分スパン型シュラウド
50、52:部分スパン型シュラウド部分
54、56:接触面
58:フィレット
60、62:部分スパン型シュラウド部分
64、66:動翼
68、70:接触面
72:部分スパン型シュラウド
74:翼弦
76:前縁
78:後縁
80:部分スパン型シュラウド
82:前縁
84:翼弦
86:後縁
90:動翼又はバケット
92:部分スパン型シュラウド部分
93:部分スパン型シュラウド部分
94:吸込側
95、105:加圧側
96、110(図8):前縁
98、112(図8):後縁
100:連結縁
101、103、105:翼弦
102:接触面
104:部分スパン型シュラウド部分
106:動翼又はバケット
108、109:フィレット
110(図2):ガス・タービン
112(図2):ロータ
114(図2):シャフト
114(図11)、116:部分スパン型シュラウド部分
115、117:翼弦長さ
118:ロータ・ホイール
120:回転式動翼
122:静翼

Claims (8)

  1. 前縁及び後縁、半径方向内側端部及び半径方向外側端部を有する翼型部分と、
    前記翼型部分の前記半径方向内側端部に位置する基部と、
    前記基部と前記半径方向外側端部との間で前記翼型部分に位置して、前記翼型部分の第1の側から第1の接触面まで突出している第1の部分スパン型シュラウドであって、前記翼型部分から第1の接触面まで幅及び厚みが減少するようにテーパが付けられている第1の部分スパン型シュラウド
    前記基部と前記半径方向外側端部との間で前記翼型部分に位置して、前記翼型部分の第1の側とは反対側の第2の側から第2の接触面まで突出している第2の部分スパン型シュラウドであって、前記翼型部分から第2の接触面まで幅及び厚みが減少するようにテーパが付けられている第2の部分スパン型シュラウドと
    を備えたターボ機械のための回転式動翼であって、前記翼型部分の第1の側が翼型部分の加圧側であって、前記翼型部分の第2の側が翼型部分の吸込側であり、前記翼型部分の加圧側の第1の部分スパン型シュラウドの最大厚みが、前記翼型部分の吸込側の第2の分スパン型シュラウドの最大厚みの1.1倍から1.5倍である、回転式動翼。
  2. 前記第1及び第2の部分スパン型シュラウドは長さが実質的に等しい、請求項1に記載の回転式動翼。
  3. 前記第1及び第2の部分スパン型シュラウドは異なる長さを有する、請求項1に記載の回転式動翼。
  4. 前記第1及び第2の部分スパン型シュラウドは対称な断面形状を有する、請求項1に記載の回転動翼。
  5. 前記第1及び第2の部分スパン型シュラウドは実質的に涙滴型形状を有する、請求項4に記載の回転式動翼。
  6. 圧縮機の前方段動翼、
    ガス・タービンの後方段動翼、又は
    蒸気タービンの低圧区画動翼
    の一つとして動作する請求項1に記載の回転式動翼。
  7. 前記翼型部分の加圧側の第1の部分スパン型シュラウドの長さが、前記翼型部分の吸込側の第2の部分スパン型シュラウドの長さの1.1倍から1.5倍である、請求項3に記載の回転式動翼。
  8. ステータの内部で回転自在に装着されたロータを備えたターボ機械であって、前記ロータは、
    シャフトと、
    前記シャフトに装着された少なくとも一つのロータ・ホイールと
    を含んでおり、前記少なくとも一つのロータ・ホイールの各々に、複数の半径方向外向きに延在する動翼装着されており、各々の動翼が請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の回転式動翼である、ターボ機械。
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