以下、端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、端末装置の筐体の特定の動きを検知し、電子会員証を出力する端末装置について説明する。
また、本実施の形態において、2種類以上の筐体の動きがあり得、動きにより、出力する電子会員証が異なる端末装置について説明する。
また、本実施の形態において、アプリが予め決められた条件であるアプリ条件を満たす場合のみ、電子会員証を出力する端末装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、出力された電子会員証についての情報(後述する会員証利用情報)をサーバ装置に送信する端末装置について説明する。なお、サーバ装置は、例えば、実施の形態2で説明する会員管理装置である。そして、サーバ装置において、会員証利用情報が管理される。
図1は、本実施の形態における端末装置1のブロック図である。端末装置1は、端末格納部11、端末受付部12、端末処理部13、端末出力部14、および端末送信部15を備える。なお、端末装置1は、いわゆるスマートフォン、ノートPC、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット端末等、その種類は問わない。
端末格納部11は、アプリ格納部111、電子会員証格納部112、および動き条件格納部113を備える。
端末受付部12は、起動指示受付部121を備える。
端末処理部13は、アプリ実行部131、動き情報取得部132、アプリ情報取得部133、判断部134、および会員証利用情報取得部135を備える。
端末出力部14は、電子会員証出力部141を備える。
端末送信部15は、会員証利用情報送信部151を備える。
端末格納部11は、各種の情報等を格納し得る。各種の情報等とは、例えば、後述するアプリケーション、電子会員証、動き条件等である。
端末格納部11を構成するアプリ格納部111は、1または2以上のアプリケーションを格納し得る。アプリケーションとは、アプリケーションプログラムである。なお、アプリの種類は問わない。ただし、アプリは、電子会員証を表示できるアプリであることは好適である。また、アプリの種類により、表示され電子員証の中のコードの種類が異なることは好適である。また、アプリは、電子会員証を表示する機能以外の主要機能を実現するプログラムであることは好適である。アプリは、例えば、ゲームのアプリ、地図のアプリ等である。つまり、アプリは、例えば、電子会員証を表示する機能以外の一の機能を実現するアプリであり、かつ、アプリの起動中に電子会員証を表示できるアプリであることは好適である。
電子会員証格納部112は、1または2以上の電子会員証を格納し得る。電子会員証格納部112は、2以上の各動き条件に対応付けて、2以上の電子会員証を格納していることは好適である。動き条件とは、端末装置1の動きに関する条件である。動き条件は、動き情報に関する予め決められた条件である。動き情報は、端末装置1を動かした場合に取得される情報である。動き情報は、例えば、端末装置1を人が振る動きに関する情報、端末装置1の向きを変える動きに関する情報、端末装置1の移動位置の集合等である。なお、電子会員証格納部112は、電子会員証を構成する情報(雛形など)を予め格納しており、動的に構成された電子会員証を一時的に格納していても良い。
動き条件格納部113は、1または2以上の動き条件を格納している。1または2以上の各動き条件は、上述したように、2以上の各電子会員証に対応付いていることは好適である。動き条件とは、端末装置の筐体の動きに関する条件である。動き条件は、動き情報に関する条件である。動き条件は、例えば、1度以上、端末装置1が振られたことである。また、動き条件は、例えば、端末装置1が縦にN(Nは1以上の自然数)回振られた後、横にM(Mは1以上の自然数)回振られたことである。その他、動き条件は、ユーザが端末装置1を振る動作に関する条件であることは好適である。
なお、動き条件格納部113は、動き条件とアプリ条件との組を1組以上有し、当該各組が各電子会員証に対応付いていることは好適である。
端末受付部12は、ユーザからの指示や情報等を受け付ける。また、端末受付部12は、ユーザが端末装置1の振る動作を行った場合の動き情報を受け付けても良い。また、端末受付部12は、端末装置1の現在位置を受け付けても良い。
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部12は、ジャイロセンサを有し、当該ジャイロセンサから端末装置1の角度または角速度等の情報を取得しても良い。また、端末受付部12は、加速度センサーを有し、端末装置1の傾きを取得しても良い。また、端末受付部12は、地磁気センサーを有し、端末装置1の向きを取得しても良い。また、端末受付部12は、GPS受信機等の位置情報取得手段を有し、当該位置情報取得手段から現在位置を取得しても良い。現在位置は、例えば、(経度,緯度)である。
端末受付部12は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア、ジャイロセンサ、加速度センサー、GPS受信機等で実現され得る。
端末受付部12を構成する起動指示受付部121は、アプリケーションの起動の指示である起動指示を受け付ける。起動指示は、例えば、アプリのアイコンをダブルクリックすることにより受け付けられた指示である。
ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
起動指示入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。起動指示受付部121は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述するアプリの起動処理、動き情報取得処理、アプリ情報取得処理、判断処理、会員証利用情報取得処理等である。
アプリ実行部131は、アプリの起動処理を行う。アプリの起動処理は、起動指示受付部121が受け付けた起動指示に応じて、指示されたアプリを起動する処理である。
動き情報取得部132は、動き情報取得処理を行う。動き情報取得処理は、端末受付部12が受け付けた端末装置1の動きの情報を取得する処理である。動き情報取得処理は、例えば、ジャイロセンサからの情報の集合を取得する処理である。また、動き情報取得処理は、例えば、加速度センサーからの情報の集合から端末装置1の傾き(例えば、横向きか縦向きか等も含む)を取得する処理でも良い。また、動き情報取得処理は、例えば、地磁気センサーからの情報の集合から端末装置1の向きを取得する処理でも良い。また、動き情報取得処理は、例えば、GPS受信機からの位置情報の集合を取得する処理でも良い。動き情報取得部132は、アプリの起動中に、端末装置1の動き情報を取得する。動き情報取得部132は、通常、予め決められた特定のアプリの起動中に、端末装置1の動き情報を取得する。
なお、動き情報取得部132は、一連の動き情報の取得を止めるタイミングは問わない。動き情報取得部132は、端末装置1の動きの速度が閾値より小さくなった場合、または停止した場合に、動き情報の取得を停止しても良い。また、動き情報取得部132は、ユーザの指示により動き情報の取得を停止しても良い。
アプリ情報取得部133は、アプリ情報取得処理を行う。アプリ情報取得処理は、アプリ情報を取得する処理である。アプリ情報とは、アプリケーションの状態に関する情報である。アプリ情報は、例えば、アプリで出力されている画面を識別する情報、アプリで発生している動作または現象を識別する情報、アプリのプロパティー等である。
判断部134は、動き情報取得部132が取得した動き情報が予め決められた動き条件を満たすか否かを判断する。
判断部134は、アプリ情報取得部133が取得したアプリ情報が、アプリ条件を満たすか否かを判断しても良い。ここで、アプリ条件とは、例えば、アプリケーションが出力し得る画面の中で、特定の画面が出力されていること、アプリケーションが保持している特定のプロパティーの値に関する条件、アプリケーションが所定の動作中であること等である。
会員証利用情報取得部135は、電子会員証出力部141が電子会員証を出力した場合、電子会員証の利用に関する情報である会員証利用情報を取得する。会員証利用情報は、通常、会員を識別する会員識別子とアプリケーションの種類を識別するアプリ種類識別子とを有する。会員証利用情報は、端末装置1の位置を示す位置情報を有しても良い。また、会員証利用情報は、現在の時刻情報を有しても良い。なお、会員識別子は、例えば、端末格納部11に格納されている、とする。会員識別子は、例えば、端末格納部11に、アプリと対応付けて格納されている、とする。アプリ種類識別子は、例えば、端末格納部11に格納されている、とする。アプリ種類識別子は、例えば、端末格納部11に、アプリと対応付けて格納されている、とする。
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
端末出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、電子会員証、アプリの画面、アプリの動作結果等である。
端末出力部14を構成する電子会員証出力部141は、判断部134が条件を満たすと判断した場合に、電子会員証格納部112の電子会員証を出力する。
電子会員証出力部141は、動き情報が予め決められた動き条件を満たす場合に、当該動き条件に対応する一の電子会員証を出力することは好適である。
電子会員証出力部141は、アプリケーションが予め決められたアプリ条件を満たす場合であり、かつ判断部134が動き条件を満たすと判断した場合に、電子会員証を出力する。
アプリ条件を満たすか否かは、上述したように、判断部134が判断しても良い。また、動き情報取得部132がアプリ条件を満たすか否かを判断し、アプリ条件を満たしている場合のみ、動き情報取得部132が、動き情報を取得しても良い。また、電子会員証出力部141がアプリ条件を満たすか否かを判断し、アプリ条件を満たしている場合のみ、電子会員証出力部141が電子会員証を出力しても良い。
端末送信部15は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、会員証利用情報である。各種の情報や指示等の送信先は、図示しないサーバ装置である。図示しないサーバ装置は、例えば、実施の形態2で説明する会員管理装置22である。
会員証利用情報送信部151は、会員証利用情報取得部135が取得した会員証利用情報をサーバ装置に送信する。
端末格納部11、アプリ格納部111、電子会員証格納部112、動き条件格納部113は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
端末格納部11等に情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報等が端末格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報等が端末格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報等が端末格納部11等で記憶されるようになってもよい。
端末処理部13、アプリ実行部131、動き情報取得部132、判断部134、会員証利用情報取得部135は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末出力部14、電子会員証出力部141は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部14は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
端末送信部15、会員証利用情報送信部151は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、端末装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)起動指示受付部121は、アプリの起動指示を受け付けたか否かを判断する。起動指示を受け付ければステップS202に行き、起動指示を受け付けなければステップS203に行く。
(ステップS202)アプリ実行部131は、アプリを実行する。この実行とは、最初は、起動処理である。ステップS201に戻る。
(ステップS203)端末受付部12は、動き情報を受け付けたか否かを判断する。動き情報を受け付けた場合はステップS204に行き、動き情報を受け付けない場合はステップS213に行く。なお、端末受付部12は、例えば、端末受付部12が有するジャイロセンサから角度または角速度の情報を連続的に、常時、受け付け、閾値より大きい変化が発生してから、閾値より小さい変化になるまでの一連の情報を取得する。なお、閾値より大きい変化とは、例えば、単位時間当たりの角度または角速度の変化が閾値より大きいことである。また、閾値より小さい変化とは、例えば、単位時間当たりの角度または角速度の変化が閾値より小さいことである。
(ステップS204)動き情報取得部132は、ステップS203で受け付けられた動き情報を取得する。動き情報取得部132は、ステップS203で受け付けられた情報を加工して、判断処理に利用する動き情報を得ても良い。例えば、動き情報取得部132は、ステップS203で受け付けられた情報を加工して、振られた回数である動き情報、または端末装置1の方向(向き)と振られた回数との組の情報を取得しても良い。
(ステップS205)判断部134は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS206)判断部134は、i番目の動き条件が存在するか否かを判断する。i番目の動き条件が存在すればステップS207に行き、i番目の動き条件が存在しなければステップS201に戻る。なお、動き条件は、動き条件格納部113に格納されている。
(ステップS207)判断部134は、ステップS204で取得された動き情報が、i番目の動き条件に合致するか否かを判断する。i番目の動き条件に合致する場合はステップS208に行き、i番目の動き条件に合致しない場合はステップS212に行く。
(ステップS208)端末処理部13は、i番目の動き条件に対応する電子会員証を電子会員証格納部112から取得する。
(ステップS209)電子会員証出力部141は、ステップS208で取得された電子会員証を出力する。
(ステップS210)会員証利用情報取得部135は、会員証利用情報を取得する。会員証利用情報取得部135は、通常、端末格納部11に格納されている会員識別子を取得し、かつ起動中のアプリのアプリ種類識別子を取得し、当該会員識別子と当該アプリ種類識別子とを有する会員証利用情報を構成する。
(ステップS211)会員証利用情報送信部151は、ステップS210で取得された会員証利用情報を図示しないサーバ装置に送信する。ステップS201に戻る。なお、サーバ装置と通信するための情報(例えば、IPアドレス等)は、端末格納部11に格納されている、とする。
(ステップS212)判断部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS206に戻る。
(ステップS213)端末受付部12は、その他の指示等を受け付けたか否かを判断する。その他の指示等を受け付けた場合はステップS214に行き、その他の指示等を受け付けない場合はステップS201に戻る。なお、その他の指示等とは、例えば、アプリを動作させる処理、アプリが要求する指示や情報等である。
(ステップS214)端末処理部13は、その他の指示等に応じた処理を行う。ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、アプリ情報取得部133がアプリ情報を取得し、当該アプリ情報がアプリ条件を満たす場合のみ、動き情報が動き条件に合致するか否かを判断しても良い。また、図2のフローチャートにおいて、動き情報が動き条件を満たし、かつアプリ情報がアプリ条件を満たす場合のみ、電子会員証が出力されたり、会員証利用情報が送信されたりすることは好適である。
また、図2のフローチャートにおいて、取得した動き情報が2以上の動き条件に合致し、2以上の電子会員証を出力しても良い。
また、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における端末装置1の具体的な動作について説明する。
今、端末装置1の電子会員証格納部112は、図3に示す電子会員証管理表を格納している。電子会員証管理表は、「ID」「動き条件ID」「電子会員証」を有するレコードを1以上格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「動き条件ID」は、動き条件を識別する情報である。「電子会員証」は、コードを有する電子会員証を格納している。コードとは、会員識別子が埋め込まれた情報であり、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)等である。電子会員証管理表は、動き条件に対応付けて、電子会員証を管理する表である。
また、動き条件格納部113は、図4に示す動き条件管理表を格納している。動き条件管理表は、「ID」「動き条件」「アプリ条件」「意味」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「動き条件」は、動き条件を示す。「動き条件」は、ここでは、ジャイロセンサの出力(x)が満たさなければならない条件を示す。「ID=1」の動き条件は、「(1)ジャイロセンサの出力(x)がx1より大きい時間がn(nは正の数)秒以上、継続し、かつ(2)ジャイロセンサの出力(x)が−x1より小さい時間がn(nは正の数)秒以上、継続すること」を示す。また、「ID=2」の動き条件は、「(1)端末装置1の方向が縦であり、かつジャイロセンサの出力(x)がx1より大きい時間がn(nは正の数)秒以上、継続し、かつジャイロセンサの出力(x)が−x1より小さい時間がn(nは正の数)秒以上、継続すること、(2)端末装置1の方向が縦であり、かつジャイロセンサの出力(x)がx1より大きい時間がn(nは正の数)秒以上、継続し、かつジャイロセンサの出力(x)が−x1より小さい時間がn(nは正の数)秒以上、連続すること、(3)端末方向が横であり、かつジャイロセンサの出力(x)がx1より大きい時間がn(nは正の数)秒以上、継続し、かつジャイロセンサの出力(x)が−x1より小さい時間がn(nは正の数)秒以上、継続すること」を示す。また、「アプリ条件」はアプリの条件を示す。「ID=1」のレコードは、アプリ条件を有さない。また、「ID=2」のアプリ条件「葉っぱの落下中」とは、アプリが起動されていて、アプリにおける動作が「葉っぱの落下中」であることを示す。なお、「葉っぱの落下中」であるか否かは、動作中のアプリから取得可能である、とする。さらに、「意味」は、「動き条件」が合致する端末装置1の動作を説明する情報である。なお、上記の「x1」は定数である。
また、端末格納部11には、会員識別子(ここでは、「10001」とする。)が格納されている、とする。
かかる状況において、以下の2つの具体例を示す。具体例1は、アプリが起動中に条件に合致する動き情報が取得された場合に電子会員証を出力する処理である。具体例1では、アプリ条件は考慮しない。具体例2は、アプリが予め決められたアプリ条件を満たしている場合であり、かつ動き条件に合致する動き情報が取得された場合に電子会員証を出力する処理である。
(具体例1)
ユーザは、端末装置1の端末格納部11に格納されている一のアプリに対して、起動指示を入力した、とする。なお、当該一のアプリは、ここでは、例えば、「Pontaタイム」(URL:「http://www.ponta.jp/c/app/」参照)とする。なお、アプリ「Pontaタイム」のアプリ種類識別子は、「ap01」である、とする。そして、アプリ「Pontaタイム」に対応付けて、アプリ種類識別子「ap01」が端末格納部11に格納されている、とする。
次に、起動指示受付部121は、当該一のアプリの起動指示を受け付ける。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。かかる画面例は、図5である。
次に、一のアプリの起動中に、ユーザは、端末装置1を一度、振ったとする。
次に、端末受付部12は、端末装置1の動き情報を受け付ける。この動き情報は、「端末向き=横」および、連続した角速度「x2」「x3」・・・「xα」である。そして、動き情報取得部132は、動き情報(「端末向き=横」および、連続した角速度「x2」「x3」・・・「xα」)を取得する。
次に、判断部134は、1番目の動き条件を図4の動き条件管理表から取得する。そして、判断部134は、取得された動き情報が、1番目の動き条件に合致する、と判断した、とする。
次に、端末処理部13は、1番目の動き条件に対応する電子会員証を電子会員証格納部112から取得する。そして、電子会員証出力部141は、取得された電子会員証を出力する。電子会員証の出力例は、図6である。
次に、会員証利用情報取得部135は、端末格納部11に格納されている会員識別子「10001」を取得し、かつ起動中のアプリのアプリ種類識別子「ap01」を取得し、当該会員識別子と当該アプリ種類識別子とを有する会員証利用情報(10001,ap01)を構成する。
次に、会員証利用情報送信部151は、会員証利用情報(10001,ap01)を図示しないサーバ装置に送信する。
なお、サーバ装置は、会員証利用情報(10001,ap01)を受信し、アプリ種類識別子「ap01」で識別されるアプリが、会員識別子「10001」で識別される会員に利用されたことを管理する。なお、かかる管理の処理は、会員証利用情報を蓄積する処理でも良いし、会員識別子「10001」に対応付けてアプリ種類識別子「ap01」を蓄積する処理でも良いし、会員識別子「10001」とアプリ種類識別子「ap01」とに対応付けて、アプリの使用回数を蓄積する処理(使用回数の値を1、インクリメントする処理)でも良いし、会員識別子「10001」とアプリ種類識別子「ap01」とに対応付けて、時刻(アプリが使用された時刻)を蓄積する処理でも良いし、会員識別子「10001」とアプリ種類識別子「ap01」とに対応付けて、時刻(アプリが使用された時刻)と位置情報とを蓄積する処理等でも良い。
なお、具体例1において、ユーザは、端末装置1に表示された電子会員証を店員に見せて、買い物を行う。店員は、例えば、バーコードリーダを用いて、電子会員証のバーコードを読み取り、会員識別子が図示しないPOS端末に取得される。
(具体例2)
ユーザは、端末装置1の端末格納部11に格納されている一のアプリ「Pontaタイム」に対して、起動指示を入力した、とする。
次に、起動指示受付部121は、当該一のアプリの起動指示を受け付ける。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。そして、アプリ実行部131は、アプリの起動後、当該一のアプリにおいて、葉っぱを落とす動作を開始する。かかる画面例は、図7である。
次に、一のアプリにおいて、葉っぱが落下中に、ユーザは、端末装置1の方向を縦にし、端末装置1を2回振った後、端末装置1の方向を横にし、端末装置1を1回振ったとする。
次に、端末受付部12は、端末装置1の動き情報を受け付ける。そして、動き情報取得部132は、以下の(1)(2)の情報を続けて取得する。(1)「端末向き=縦」および2回振られたことを認識可能な角速度の集合、(2)「端末向き=横」および1回振られたことを認識可能な角速度の集合。
次に、判断部134は、1番目の動き条件を図4の動き条件管理表から取得する。そして、判断部134は、取得された動き情報が、1番目の動き条件に合致しない、と判断した、とする。
次に、判断部134は、2番目の動き条件を図4の動き条件管理表から取得する。そして、判断部134は、取得された動き情報が、2番目の動き条件に合致する、と判断した、とする。
次に、判断部134は、2番目のアプリ条件「葉っぱ落下中」を取得する。そして、判断部134は、アプリから、現在の動作の状態を示す情報「葉っぱ落下中」を取得する。そして、判断部134は、2番目のアプリ条件「葉っぱ落下中」も合致する、と判断する。
以上より、判断部134は、2番目の動き条件とアプリ条件の両方を満たした、と判断する。
次に、端末処理部13は、2番目の動き条件およびアプリ条件に対応する電子会員証を電子会員証格納部112から取得する。そして、電子会員証出力部141は、取得された電子会員証を出力する。電子会員証の出力例は、図8である。
次に、会員証利用情報取得部135は、端末格納部11に格納されている会員識別子「10001」を取得し、かつ起動中のアプリのアプリ種類識別子「ap01」を取得し、当該会員識別子と当該アプリ種類識別子とを有する会員証利用情報(10001,ap01)を構成する。
次に、会員証利用情報送信部151は、会員証利用情報(10001,ap01)を図示しないサーバ装置に送信する。
なお、サーバ装置は、会員証利用情報(10001,ap01)を受信し、アプリ種類識別子「ap01」で識別されるアプリが、会員識別子「10001」で識別される会員に利用されたことを管理する。
なお、具体例2において、ユーザは、端末装置1に表示された電子会員証を店員に見せて、買い物を行う。店員は、例えば、コードリーダを用いて、電子会員証のQRコードを読み取り、会員識別子が図示しないPOS端末に取得される。
以上、本実施の形態によれば、アプリケーションの起動中に、電子会員証を容易に出力できる。特に、本実施の形態によれば、アプリケーションの起動中に、端末を振る動きにより、電子会員証を容易に出力できる。
また、本実施の形態によれば、アプリケーションの起動中に、複数の電子会員証の中から、一の電子会員証を容易に選択して、出力できる。
また、本実施の形態によれば、アプリケーションが予め決められた条件(アプリ条件)を満たす場合に、電子会員証を容易に出力できる。
さらに、本実施の形態によれば、電子会員証の利用に関する情報を容易に管理できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における端末装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、アプリケーションを格納し得るアプリ格納部と、電子会員証を格納し得る電子会員証格納部とを具備し、コンピュータを、前記アプリケーションの起動の指示である起動指示を受け付ける起動指示受付部と、前記起動指示に応じて、前記アプリケーションを起動するアプリ実行部と、前記アプリケーションの起動中に、端末装置の動きに関する情報である動き情報を取得する動き情報取得部と、前記動き情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する判断部と、前記判断部が満たすと判断した場合に、前記電子会員証格納部の電子会員証を出力する電子会員証出力部として機能させるためのプログラム、である。
上記プログラムにおいて、前記電子会員証格納部は、動き情報に関する予め決められた異なる条件に対応付けて、2以上の電子会員証を格納しており、前記電子会員証出力部は、前記動き情報が予め決められた条件を満たす場合に、当該条件に対応する一の電子会員証を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記電子会員証出力部は、前記アプリケーションが予め決められた条件であるアプリ条件を満たす場合であり、かつ前記判断部が前記動き条件を満たすと判断した場合に、電子会員証を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記電子会員証出力部が電子会員証を出力した場合、当該電子会員証の利用に関する情報である会員証利用情報を取得する会員証利用情報取得部と、前記会員証利用情報をサーバ装置に送信する会員証利用情報送信部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1ではスタンドアロンの端末装置であったが、実施の形態1と比較して、いわゆるサーバ・クライアントシステムであることが異なる。
つまり、本実施の形態において、端末装置の筐体の動きを受信し、予め決められた条件に合致する場合、当該条件に対応する電子会員証のための情報を端末装置に送信する会員管理装置を含む会員管理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、2種類以上の端末装置の筐体の動きがあり得、動きにより、端末装置で出力される電子会員証が異なる会員管理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、アプリが予め決められた条件であるアプリ条件を満たす場合のみ、端末装置で電子会員証が出力される会員管理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、会員管理装置が端末装置から受信した動き情報が予め決められた条件に合致すれば、当該条件に対応するコンテンツを会員管理装置から端末装置に送信する会員管理システムについて説明する。
図9は、本実施の形態における会員管理システム2の概念図である。会員管理システム2は、1または2以上の端末装置21、および会員管理装置22を備える。端末装置21は、いわゆるスマートフォン、ノートPC、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット端末等、その種類は問わない。会員管理装置22は、いわゆるサーバ装置、クラウドのサーバ等である。
図10は、本実施の形態における会員管理システム2のブロック図である。
端末装置21は、端末格納部211、端末受付部212、端末処理部213、端末送信部214、端末受信部215、端末出力部216を備える。
端末格納部211は、アプリ格納部111、電子会員証格納部112、会員識別子格納部2111を備える。
端末受付部212は、起動指示受付部121を備える。
端末処理部213は、アプリ実行部131、動き情報取得部132、アプリ情報取得部133を備える。
端末送信部214は、会員情報送信部2141を備える。
端末受信部215は、会員証情報受信部2151、コンテンツ受信部2152を備える。
端末出力部216は、電子会員証出力部2161を備える。
会員管理装置22は、サーバ格納部221、サーバ受信部222、サーバ処理部223、サーバ送信部224を備える。
サーバ格納部221は、コンテンツ情報格納部2211、動き条件格納部113、会員情報格納部2213を備える。
サーバ受信部222は、会員情報受信部2221を備える。
サーバ処理部223は、判断部2231、会員証情報取得部2232、コンテンツ取得部2233を備える。
サーバ送信部224は、コンテンツ送信部2241、会員証情報送信部2242を備える。
端末装置21を構成する端末格納部211は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、会員識別子、アプリケーション、電子会員証等である。なお、アプリケーションの種類は問わない。ただし、アプリは、電子会員証を表示できるアプリであることは好適である。また、アプリは、電子会員証を提示するとともに、何らか機能を有するプログラムであることは好適である。何らか機能は、例えば、ゲームである。また、アプリの種類により、表示され電子員証の中のコードの種類が異なることは好適である。つまり、例えば、第一のアプリにより表示された電子員証の中のコードは、バーコードであり、第二のアプリにより表示された電子員証の中のコードは、QRコード(登録商標)であることは好適である。なお、コードは、会員識別子を表現できる情報であれば何でも良い。また、アプリの種類は、例えば、電子会員証を利用できる店舗の種類に対応する。例えば、アプリの種類「アプリ1」のアプリは、特定のコンビニエンスストアで利用できる電子会員証を表示する際に利用するアプリで、アプリの種類「アプリ2」のアプリは、特定のガソリンスタンドで利用できる電子会員証を表示する際に利用するアプリである。
会員識別子格納部2111は、会員を識別する会員識別子を格納し得る。
端末受付部212は、ユーザからの指示や情報等を受け付ける。また、端末受付部212は、ユーザが端末装置21の振る動作を行った場合の動き情報を受け付けても良い。また、端末受付部212は、端末装置21の現在位置を受け付けても良い。また、端末受付部212は、起動しているアプリに対する指示や情報を受け付けても良い。
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。また、端末受付部212は、ジャイロセンサを有し、当該ジャイロセンサから端末装置21の角度または角速度等の情報を取得しても良い。また、端末受付部212は、加速度センサーを有し、端末装置21の傾きを取得しても良い。また、端末受付部212は、地磁気センサーを有し、端末装置21の向きを取得しても良い。また、端末受付部212は、GPS受信機等の位置情報取得手段を有し、当該位置情報取得手段から現在位置を取得しても良い。現在位置は、例えば、(経度,緯度)である。
端末受付部212は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア、ジャイロセンサ、GPS受信機等で実現され得る。
端末処理部213は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、アプリの起動処理、動き情報取得処理、アプリ情報取得処理等である。端末処理部213は、アプリ情報がアプリ条件を満たすか否かを判断しても良い。
端末送信部214は、各種の情報を会員管理装置22に送信する。各種の情報とは、例えば、会員情報、アプリ情報等である。会員情報とは、動き情報と会員を識別する会員識別子と有する情報である。会員情報は、例えば、会員識別子とアプリケーションの種類を識別するアプリ種類識別子とを有する会員証利用情報を含んでも良い。また、会員情報には、例えば、会員の氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス等が含まれても良い。また、会員情報には、アプリ利用日時等が含まれても良い。
会員情報送信部2141は、動き情報と会員識別子と有する会員情報を会員管理装置22に送信する。会員情報送信部2141は、アプリ情報がアプリ条件を満たす場合に、会員情報を会員管理装置22に送信することは好適である。
端末受信部215は、各種の情報を会員管理装置22から受信する。各種の情報とは、例えば、会員証情報、コンテンツ等である。コンテンツとは、動画、静止画、文字列、音楽、音声等、問わない。コンテンツは、例えば、ゲームソフト、ゲームのアイテム、購買に利用できるポイント、クーポン等である。
会員証情報受信部2151は、会員管理装置22から会員証情報を受信する。会員証情報とは、電子会員証を構成するための情報である。会員証情報は、例えば、コード、コードを含む電子会員証、電子会員証を識別する情報、電子会員証を出力する指示等である。
コンテンツ受信部2152は、会員管理装置22からコンテンツを受信する。
端末出力部216は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、電子会員証、アプリの画面、コンテンツ等である。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
電子会員証出力部2161は、会員証情報受信部2151が受信した会員証情報を用いて構成された電子会員証または会員証情報受信部2151が受信した会員証情報である電子会員証を出力する。
コンテンツ出力部2162は、コンテンツ受信部2152が受信したコンテンツを出力する。
会員管理装置22を構成するサーバ格納部221は、各種の情報等を格納し得る。各種の情報等とは、例えば、後述するコンテンツ情報、動き条件、会員情報等である。
コンテンツ情報格納部2211は、動き情報に関する動き条件とコンテンツとを有する1以上のコンテンツ情報を格納し得る。
会員情報格納部2213は、1または2以上の会員情報を格納し得る。会員情報受信部2221が受信した会員情報と、会員情報格納部2213に格納されている会員情報の構造は異なっていても良い。例えば、受信された会員情報は時刻情報を有し、会員情報格納部2213に格納されている会員情報は、電子会員証の利用回数を有しても良い。
サーバ受信部222は、各種の情報を端末装置21から受信する。
サーバ受信部222を構成する会員情報受信部2221は、会員情報を端末装置21から受信する。会員情報受信部2221は、アプリケーションが予め決められた条件であるアプリ条件を満たす場合のみ、会員情報を受信することは好適である。アプリ条件を満たすとは、判断部2231がアプリ条件を満たすか否かを判断しても良いし、プリ条件を満たしている場合のみ、動き情報取得部132が動き情報を取得しても良い。
サーバ処理部223は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述する判断処理、コード取得処理、コンテンツ取得処理等である。
サーバ処理部223を構成する判断部2231は、会員情報が有する動き情報が予め決められた条件である動き条件を満たすか否かを判断する。
会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、会員証情報を取得する。会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、例えば、当該動き条件に対応する種類のコード(例えば、バーコードまたはQRコード)であり、会員情報が有する会員識別子に対応するコードを取得する。また、会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、例えば、当該動き条件に対応する種類のコード(例えば、バーコードまたはQRコード)であり、会員情報が有する会員識別子に対応するコードを含む電子会員証を取得する。なお、コードとは、通常、読み取り可能なコードである。例えば、コードは、バーコード、QRコード等である。コードは、例えば、会員登録時に、生成される画像である。会員証情報取得部2232は、通常、会員識別子を用いて、コードを生成する。
会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、2種類以上のコードのうち、当該動き条件に対応する一の種類のコード、または当該動き条件に対応する一の種類のコードを含む電子会員証を取得することは好適である。
会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、2種類以上のコードのうち、当該動き条件に対応する一の種類のコードを含む電子会員証を識別する識別子を取得しても良い。
また、会員証情報取得部2232は、判断部2231が動き条件を満たすと判断した場合、電子会員証の出力指示を取得しても良い。
コンテンツ取得部2233は、動き条件に合致すると判断した場合、当該動き条件に対応するコンテンツを取得する。
サーバ送信部224は、各種の情報を端末装置21に送信する。各種の情報とは、例えば、コンテンツ、会員証情報、電子会員証等である。
コンテンツ送信部2241は、コンテンツ取得部2233が取得したコンテンツを、端末装置21に送信する。
会員証情報送信部2242は、会員証情報取得部2232が取得した会員証情報を、端末装置21に送信する。
端末格納部211、会員識別子格納部2111、サーバ格納部221は、コンテンツ情報格納部2211、動き条件格納部113、会員情報格納部2213は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
端末格納部211等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が端末格納部211等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が端末格納部211等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が端末格納部211等で記憶されるようになってもよい。
端末処理部213、サーバ処理部223、判断部2231、会員証情報取得部2232、コンテンツ取得部2233は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末処理部213等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末送信部214、会員情報送信部2141、サーバ送信部224、コンテンツ送信部2241、会員証情報送信部2242は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部215、会員証情報受信部2151、コンテンツ受信部2152、サーバ受信部222、会員情報受信部2221は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部216、電子会員証出力部2161、コンテンツ出力部2162は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部216は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、会員管理システム2の動作について説明する。まず、端末装置21の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のフローチャートにおいて、図2のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS1101)アプリ情報取得部133がアプリ情報を取得する。
(ステップS1102)端末処理部213は、ステップS1101で取得されたアプリ情報が、アプリ条件を満たすか否かを判断する。アプリ条件を満たす場合はステップS1103に行き、アプリ条件を満たさない場合はステップS201に戻る。
(ステップS1103)端末処理部213は、ステップS204で取得した動き情報と会員識別子とを有する会員情報を構成する。そして、端末送信部214は、当該会員情報を会員管理装置22に送信する。なお、端末処理部213は、会員識別子を会員識別子格納部2111から読み出す。
(ステップS1104)会員証情報受信部2151は、会員管理装置22から会員証情報を受信したか否かを判断する。会員証情報を受信した場合はステップS1105に行き、受信しない場合はステップS1106に行く。
(ステップS1105)電子会員証出力部2161は、ステップS1104で受信された会員証情報に対応する電子会員証またはステップS1104で受信された会員証情報である電子会員証を出力する。ステップS201に戻る。
(ステップS1106)コンテンツ受信部2152は、会員管理装置22からコンテンツを受信したか否かを判断する。コンテンツを受信すればステップS1107に行き、コンテンツを受信しなければステップS201に戻る。
(ステップS1107)コンテンツ出力部2162は、ステップS1106で受信されたコンテンツを出力する。ステップS201に戻る。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、会員管理装置22の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)会員情報受信部2221は、端末装置21から会員情報を受信したか否かを判断する。会員情報を受信すればステップS1202に行き、会員情報を受信しなければステップS1201に戻る。
(ステップS1202)判断部2231は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1203)判断部2231は、i番目の動き条件が存在するか否かを判断する。i番目の動き条件が存在すればステップS1204に行き、i番目の動き条件が存在しなければステップS1201に戻る。なお、動き条件は、動き条件格納部113に格納されている。
(ステップS1204)判断部2231は、ステップS1201で受信された会員情報が有する動き情報が予め決められた条件である動き条件を満たすか否かを判断する。動き条件を満たす場合はステップS1205に行き、動き条件を満たさない場合はステップS1211に行く。
(ステップS1205)会員証情報取得部2232またはコンテンツ取得部2233は、合致する動き条件に対応する会員証情報またはコンテンツを取得する。
(ステップS1206)会員証情報送信部2242またはコンテンツ送信部2241は、ステップS1205で取得された会員証情報またはコンテンツを端末装置21に送信する。
(ステップS1207)サーバ処理部223は、送信対象の情報が会員証情報であるか否かを判断する。会員証情報であればステップS1208に行き、会員証情報でなければステップS1210に行く。
(ステップS1208)サーバ処理部223は、会員証利用情報を取得する。
(ステップS1209)サーバ処理部223は、ステップS1208で取得した会員証利用情報を会員情報格納部2213に蓄積する。
(ステップS1210)判断部2231は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1203に戻る。
(ステップS1211)判断部2231は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1203に戻る。
なお、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における会員管理システム2の具体的な動作について説明する。会員管理システム2の概念図は図9である。
今、会員管理装置22の動き条件格納部113は、図4に示す動き条件管理表を格納している。なお、図4に示す動き条件管理表は、アプリ種類識別子「ap01」に対応する動き条件管理表である、とする。また、動き条件格納部113は、アプリ種類識別子「ap01」ではないアプリ種類識別子に対応する動き条件管理表も、格納している、とする。
また、会員管理装置22のコンテンツ情報格納部2211は、図13に示すコンテンツ管理表を格納している。コンテンツ管理表は、「ID」「動き条件ID」「コンテンツ」を有するレコードを1以上格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「動き条件ID」は動き条件管理表の「ID」である。「コンテンツ」は、動き条件管理表の「ID」に対応した場合に、端末装置21に送信されるコンテンツを示す。図13において、「ID=1」のレコードは、動き条件IDが「1」の場合は、コンテンツが送信されないことを示す。図13において、「ID=2」のレコードは、動き条件IDが「2」の場合は、音楽のコンテンツが送信されることを示す。また、図13において、「ID=3」のレコードは、動き条件IDが「3」の場合は、キャラクタ(静止画)が送信されることを示す。なお、図13に示すコンテンツ管理表は、アプリ種類識別子「ap01」に対応するコンテンツ管理表である、とする。また、コンテンツ情報格納部2211は、アプリ種類識別子「ap01」ではないアプリ種類識別子に対応するコンテンツ管理表も、格納している、とする。
また、動き条件ID「1」の場合には、バーコードの電子会員証が構成され、動き条件ID「2」の場合には、QRコードの電子会員証が構成される、とする。
さらに、サーバ格納部221は、図14に示す電子会員証の雛形の画像を格納している、とする。
かかる状況において、以下の2つの具体例を示す。具体例1は、アプリが起動中に動き情報が取得された場合に、動き情報が端末装置21から会員管理装置22に送信される場合である。具体例2は、アプリが予め決められた条件を満たしている場合であり、かつ動き情報が取得された場合に、動き情報が端末装置21から会員管理装置22に送信される場合である。
(具体例1)
ユーザは、端末装置1の端末格納部11に格納されている一のアプリに対して、起動指示を入力した、とする。なお、当該一のアプリは、ここでは、例えば、「Pontaタイム」とする。なお、アプリ「Pontaタイム」のアプリ種類識別子は、「ap01」である、とする。そして、アプリ「Pontaタイム」に対応付けて、アプリ種類識別子「ap01」が端末格納部11に格納されている、とする。
次に、起動指示受付部121は、当該一のアプリの起動指示を受け付ける。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。かかる画面例は、図5である。
次に、一のアプリの起動中に、ユーザは、端末装置21を一度、振ったとする。
次に、端末受付部212は、端末装置21の動き情報を受け付ける。この動き情報は、「端末向き=横」および、連続した角速度「x2」「x3」・・・「xα」である。そして、動き情報取得部132は、動き情報(「端末向き=横」および、連続した角速度「x2」「x3」・・・「xα」)を取得する。
次に、端末処理部213は、動き情報取得部132が取得した動き情報と、会員識別子格納部2111に格納されている会員識別子と、アプリ種類識別子「ap01」とを有する会員情報を構成する。次に、会員情報送信部2141は、当該会員情報を会員管理装置22に送信する。
次に、会員管理装置22の会員情報受信部2221は、会員情報を受信する。次に、判断部2231は、受信された会員情報が有する動き情報を、受信された会員情報が有するアプリ識別子に対応する動き条件管理表(図4)が有する各動き条件に適用し、「ID=1」の動き条件にのみ合致する、と判断した、とする。
次に、会員証情報取得部2232は、「ID=1」の動き条件に対応するコードであり、受信された会員情報が有する会員識別子が埋め込まれたバーコードを構成する。次に、会員証情報取得部2232は、会員情報格納部2213に格納されている電子会員証の雛形(図14)に生成したバーコードを貼り付け、送信する電子会員証を構成する。
次に、会員証情報送信部2242は、構成された電子会員証を端末装置1に送信する。
次に、コンテンツ取得部2233は、受信された会員情報が有するアプリ識別子に対応するコンテンツ管理表(図13)から、動き条件ID「1」に対応するコンテンツを取得しようとするが、取得できない。
次に、会員証情報受信部2151は、会員管理装置22からバーコードを含む電子会員証を受信する。
次に、電子会員証出力部2161は、受信された電子会員証を出力する。かかる出力例は、図6である。
次に、サーバ処理部223は、当該会員の電子会員証の利用履歴を示す会員証利用情報を取得する。ここで、サーバ処理部223は、会員識別子とアプリ種類識別子「ap01」と現在時刻とを取得する。そして、サーバ処理部223は、受信された会員識別子とアプリ種類識別子「ap01」とに対応付けて、現在時刻を蓄積する。なお、ここでは、現在時刻が会員証利用情報である。また、会員証利用情報は、アプリ種類識別子「ap01」で識別されるアプリの利用回数でも良いし、アプリ種類識別子「ap01」等でも良い。
(具体例2)
ユーザは、端末装置21の端末格納部211に格納されている一のアプリ「Pontaタイム」に対して、起動指示を入力した、とする。
次に、起動指示受付部121は、当該一のアプリの起動指示を受け付ける。そして、アプリ実行部131は、アプリを起動する。そして、アプリ実行部131は、アプリの起動後、当該一のアプリにおいて、葉っぱを落とす動作を開始する。かかる画面例は、図7である。
次に、一のアプリにおいて、葉っぱが落下中に、ユーザは、端末装置1の方向を縦にし、端末装置1を2回振った後、端末装置1の方向を横にし、端末装置1を1回振ったとする。
次に、端末受付部212は、端末装置21の動き情報を受け付ける。そして、動き情報取得部132は、以下の(1)(2)の情報を続けて取得する。(1)「端末向き=縦」および2回振られたことを認識可能な角速度の集合、(2)「端末向き=横」および1回振られたことを認識可能な角速度の集合。
次に、アプリ情報取得部133が、アプリから、現在の動作の状態を示すアプリ情報「葉っぱ落下中」を取得する。
次に、端末処理部213は、取得されたアプリ情報「葉っぱ落下中」が、アプリ条件を満たすと判断する。なお、アプリ条件は、端末格納部211が保持している、とする。
次に、端末処理部213は、取得した動き情報と会員識別子とアプリ種類識別子「ap01」とを有する会員情報を構成する。そして、端末送信部214は、当該会員情報を会員管理装置22に送信する。
次に、会員管理装置22の会員情報受信部2221は、端末装置21から当該会員情報を受信する。
次に、判断部2231は、受信された会員情報が有する動き情報を、受信された会員情報が有するアプリ識別子に対応する動き条件管理表(図4)が有する各動き条件に適用し、「ID=2」の動き条件にのみ合致する、と判断した、とする。
次に、会員証情報取得部2232は、「ID=2」の動き条件に対応するコードであり、受信された会員情報が有する会員識別子が埋め込まれたQRコードを構成する。次に、会員証情報取得部2232は、会員情報格納部2213に格納されている電子会員証の雛形(図14)に生成したQRコードを貼り付け、送信する電子会員証を構成する。
次に、会員証情報送信部2242は、構成された電子会員証を端末装置1に送信する。
次に、コンテンツ取得部2233は、受信された会員情報が有するアプリ識別子に対応するコンテンツ管理表(図13)から、動き条件ID「2」に対応するコンテンツを取得する。なお、このコンテンツは音楽データである。
次に、コンテンツ送信部2241は、取得されたコンテンツを端末装置21に送信する。
次に、会員証情報受信部2151は、会員管理装置22からQRコードを含む電子会員証を受信する。また、コンテンツ受信部2152は、会員管理装置22から音楽データのコンテンツを受信する。
次に、電子会員証出力部2161は、受信された電子会員証を出力する。かかる出力例は、図8である。また、コンテンツ出力部2162は、受信されたコンテンツを蓄積する。なお、音楽データが会員にプレゼントされた、こととなる。
次に、サーバ処理部223は、当該会員の電子会員証の利用履歴を示す会員証利用情報を取得する。ここで、サーバ処理部223は、会員識別子とアプリ種類識別子「ap01」と現在時刻とを取得する。そして、サーバ処理部223は、会員識別子とアプリ種類識別子「ap01」とに対応付けて、現在時刻を蓄積する。なお、ここでは、現在時刻が会員証利用情報である。また、会員証利用情報は、アプリ種類識別子「ap01」で識別されるアプリの利用回数でも良いし、アプリ種類識別子「ap01」等でも良い。
なお、本具体例において、端末装置21がアプリ情報を会員管理装置22に送信し、会員管理装置22がアプリ情報を受信し、当該受信したアプリ情報がアプリ条件を満たすか否かを判断しても良い。そして、アプリ条件を満たし、かつ動き条件を満たした場合のみ、会員証情報または/およびコンテンツが送信されても良い。
以上、本実施の形態によれば、端末装置21において、アプリケーションの起動中に、会員管理装置22から受信した情報に基づいて、電子会員証を容易に出力できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置21において、アプリケーションの起動中に、会員管理装置22で、複数の電子会員証の中から、一の電子会員証を容易に選択して、端末装置21に送信できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置21において、アプリケーションが予め決められた条件を満たす場合に、会員管理装置22から受信した情報に基づいて、電子会員証を容易に出力できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置21においてアプリケーションの起動中に、電子会員証以外のコンテンツも容易に、会員管理装置22から端末装置21に送信できる。
なお、本実施の形態における端末装置21は、複数の電子会員証を扱わなくても良い。かかる場合の端末装置21は、アプリケーションを格納し得るアプリ格納部と、電子会員証を格納し得る電子会員証格納部と、アプリケーションの起動の指示である起動指示を受け付ける起動指示受付部と、起動指示に応じて、アプリケーションを起動するアプリ実行部と、アプリケーションの起動中に、端末装置の動きに関する情報である動き情報を取得する動き情報取得部と、動き情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する判断部と、判断部が満たすと判断した場合に、電子会員証格納部の電子会員証を出力する電子会員証出力部とを具備する端末装置である。
また、本実施の形態における端末装置21を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、会員を識別する会員識別子を格納し得る会員識別子格納部を具備し、コンピュータを、前記アプリケーションの起動の指示である起動指示を受け付ける起動指示受付部と、前記起動指示に応じて、前記アプリケーションを起動するアプリ実行部と、前記アプリケーションが起動中に、端末装置の動きに関する情報である動き情報を取得する動き情報取得部と、前記動き情報と前記会員識別子と有する会員情報を送信する会員情報送信部と、会員管理装置から電子会員証を構成するための情報である会員証情報を受信する会員証情報受信部と、前記会員証情報受信部が受信した会員証情報を用いて構成された電子会員証を出力する電子会員証出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、本実施の形態における会員管理装置22を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、端末装置から会員情報を受信する会員情報受信部と、前記会員情報が有する動き情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記条件を満たすと判断した場合、前記会員情報が有する会員識別子に対応する会員証情報を取得する会員証情報取得部と、前記会員証情報取得部が取得した会員証情報を、前記端末装置に送信する会員証情報送信部として機能させるためのプログラム、である。
上記プログラムにおいて、前記会員証情報取得部は、前記判断部が前記条件を満たすと判断した場合、2種類以上の会員証情報のうち、当該条件に対応する一の種類の会員証情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記会員情報受信部は、前記アプリケーションが予め決められた条件であるアプリ条件を満たす場合のみ、前記会員情報を受信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記記録媒体は、動き情報に関する動き条件とコンテンツとを有する1以上のコンテンツ情報を格納し得るコンテンツ情報格納部をさらに具備し、上記プログラムにおいて、前記判断部は、前記会員情報が有する動き情報が前記動き条件に合致するか否かを判断し、コンピュータを、前記動き条件に合致すると判断した場合、当該動き条件に対応するコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツを、前記端末装置に送信するコンテンツ送信部として、さらに機能させるプログラムであることは好適である。
また、図15は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の端末装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図15は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図16は、システム300のブロック図である。
図15において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図16において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の端末装置、会員管理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。