JP6350155B2 - 現像装置の製造方法および画像形成装置の製造方法 - Google Patents

現像装置の製造方法および画像形成装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式のプリンターや複写機等に好適に用いられる現像装置の製造方法および画像形成装置の製造方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するための現像装置を備えている。現像装置は、像担持体との対向領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持された現像剤量を制御する規制部材と、を備えている。現像剤量を制御する方法としては、円筒形状の規制部材を軸周りに回転させながら現像剤担持体に接触させる方法や、ブレード形状(板形状)の規制部材を現像剤担持体に近接させる方法等が採用されている。
ところで、一成分現像剤を用いてトナー像を現像する場合、現像剤量は、現像剤担持体の帯電性能によって変化するという問題があった。そこで、従来の現像剤担持体は、円筒形状の基材の表面に樹脂製のコート層を被覆して構成されていた。コート層は、例えば、浸漬法によって形成される(特許文献1参照)。すなわち、コート層は、コーティング液(塗料)の中に軸方向を鉛直方向に向けた基材を浸漬した後、引き上げて乾燥・加熱処理されることで形成される。
特開2009−300677号公報
しかしながら、浸漬法によって形成されたコート層は、浸漬時に下側となる部分よりも上側となる部分で薄くなる傾向がある。このため、現像剤担持体と規制部材との間の距離(規制ギャップ)は、長手方向(軸方向)に亘って不均一になる。コート層の厚い部分では規制ギャップが狭くなるため、搬送される現像剤量が低下する。一方、コート層の薄い部分では規制ギャップが広くなるため、搬送される現像剤量が増加する。したがって、従来の規制部材は、現像剤担持体に担持される現像剤量(現像剤層の層厚)を均一に制御することができなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、現像剤担持体に担持される現像剤量(現像剤層の層厚)を均一に制御するための現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の現像装置は、像担持体との対向領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤量を制御する規制部材と、を備え、前記現像剤担持体および前記規制部材は、それぞれ、長手方向一端部を下側に向けて起立姿勢とした基材を塗料に浸漬させることで前記基材の表面に形成されるコート層を含んで構成され、前記規制部材は、浸漬時に下側となる長手方向一端部を前記現像剤担持体の長手方向他端部に対向させると共に、浸漬時に上側となる長手方向他端部を前記現像剤担持体の長手方向一端部に対向させるように配設される。
この構成によれば、現像剤担持体および規制部材に形成される各コート層は、長手方向一端部(浸漬時に下側)よりも長手方向他端部(浸漬時に上側)で薄く形成される。そして、規制部材の長手方向一端部は、現像剤担持体の長手方向他端部に対向し、且つ、規制部材の長手方向他端部は、現像剤担持体の長手方向一端部に対向している。つまり、現像剤担持体と規制部材とは、浸漬時における上下関係が互い違いになるように配置される。したがって、現像剤担持体のコート層の薄い部分には、規制部材のコート層の厚い部分が対向する。一方、現像剤担持体のコート層の厚い部分には、規制部材のコート層の薄い部分が対向する。このため、現像剤担持体と規制部材との間の距離(または現像剤担持体と規制部材との接触圧力)は、長手方向全域に亘って略均一になる。これにより、規制部材は、現像剤担持体に担持される現像剤量(現像剤層の層厚)を均一に制御することができる。
この場合、前記規制部材は、円筒形状を成す前記基材の外周面に前記コート層を被覆して構成される規制ローラーであり、前記規制ローラーは、軸心を中心に回転しつつ前記現像剤担持体の表面に接触するように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、規制ローラーは、現像剤担持体に担持された現像剤量を均一な厚みに維持する。これにより、不均一な現像剤量に起因する濃度ムラや縦スジ等の画質不良を防止することができる。
他の場合、前記規制部材は、板形状を成す前記基材の表面に前記コート層を被覆して構成される規制ブレードであり、前記規制ブレードは、その先端部を前記現像剤担持体の表面に非接触で対向するように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、規制ブレードは、現像剤担持体に対し非接触であるため、現像剤担持体との間に生じる摩擦熱を軽減することができる。これにより、現像剤担持体や規制ブレード(規制部材)の表面に対する現像剤の融着を抑制することができる。
この場合、前記現像剤担持体および前記規制部材は、それぞれ、前記コート層にアルコール可溶性ナイロンを含んでいることが好ましい。
この構成によれば、現像剤担持体のコート層と規制部材のコート層とは同一の材料であるため、両コート層の長手方向における層厚変化の傾向を一致させることができる。これにより、現像剤担持体と規制部材との間の距離(または接触圧力)を長手方向全域に亘って略均一にすることができる。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の現像装置を備え、前記像担持体は、長手方向一端部を下側に向けて起立姿勢としたドラム素管を塗料に浸漬させることで前記ドラム素管の表面に形成される感光層を含んで構成され、浸漬時に下側となる長手方向一端部を前記現像剤担持体の長手方向他端部に対向させると共に、浸漬時に上側となる長手方向他端部を前記現像剤担持体の長手方向一端部に対向させるように配設される。
この構成によれば、現像剤担持体および規制部材の各コート層と同様に、像担持体に形成される感光層は、長手方向一端部(浸漬時に下側)よりも長手方向他端部(浸漬時に上側)で薄く形成される。そして、像担持体の長手方向一端部は、現像剤担持体の長手方向他端部に対向し、且つ、像担持体の長手方向他端部は、現像剤担持体の長手方向一端部に対向している。つまり、現像剤担持体と像担持体とは、浸漬時における上下関係が互い違いになるように配置される。したがって、現像剤担持体のコート層の薄い部分には、像担持体の感光層の厚い部分が対向する。一方、現像剤担持体のコート層の厚い部分には、像担持体の感光層の薄い部分が対向する。このため、現像剤担持体と像担持体との間の距離(現像ギャップ)は、長手方向全域に亘って略均一になる。これにより、適切な現像処理を実施することができ、良好な画質を担保することができる。
本発明によれば、現像剤担持体に担持される現像剤量(現像剤層の層厚)を均一に制御することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の内部構造を模式的に示す断面図である。 図2におけるIII−III断面図である。 図2におけるIV−IV断面図である。 浸漬法による現像ローラーの製造工程を模式的に示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置において、現像ローラーの長手方向における位置とトナー搬送量との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る現像装置の内部構造を模式的に示す断面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 本発明の第2実施形態に係る現像装置において、現像ローラーの長手方向における位置とトナー搬送量との関係を示すグラフである。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1はプリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図2は現像装置32の内部構造を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明では、各図に示すようにプリンター1等の方向を設定する。
プリンター1は、略箱型形状の装置本体2と、装置本体2の下部に設けられる給紙カセット3と、装置本体2の上部に設けられる排紙トレイ4と、を備えている。
また、プリンター1は、給紙部10と、画像形成部11と、定着装置12と、駆動装置13と、制御装置14と、を含んで構成されている。給紙部10は、給紙カセット3内の用紙Sを搬送経路15に供給するために給紙カセット3の後側近傍に設けられている。画像形成部11は、装置本体2内の上下方向略中央に設けられている。定着装置12は、搬送経路15の下流側に設けられている。駆動装置13は、画像形成部11の近傍に配設されている。制御装置14は、カラープリンター1の各構成を統括制御するために設けられている。なお、給紙カセット3に収納される用紙Sは、紙製に限らず、樹脂フィルムやOHPシート等であってもよい。
画像形成部11は、トナーコンテナ21と、ドラムユニット22と、露光器23と、含んで構成されている。
トナーコンテナ21は、例えば、黒色(K)の磁性トナーから成る一成分現像剤(以下、単に「トナー」ともいう。)を収容している。ドラムユニット22は、感光体ドラム30(像担持体)と、帯電装置31と、現像装置32と、転写ローラー33と、クリーニング装置34と、を含んで構成されている。なお、トナーコンテナ21に収容される現像剤は、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤でもよい。
感光体ドラム30は、左右方向に長い円筒状に形成され、軸心を中心として回転可能な状態で装置本体2に支持されている。帯電装置31、現像装置32、転写ローラー33およびクリーニング装置34は、感光体ドラム30の周囲に転写プロセス順に配置されている。
図2に示すように、感光体ドラム30は、ドラム素管35の表面に形成される感光層36を含んで構成されている。ドラム素管35は、例えば、アルミニウム製で左右方向に長い円筒状に形成されている。感光層36は、ドラム素管35の外周面に無機光導電性材料(アモルファスシリコン)や有機光導電性材料を含む塗料を塗布することで形成されている。なお、感光層36は、後述する浸漬法によって形成される。
駆動装置13は、ギヤ列やモーター等(いずれも図示せず)を含んで構成されている。駆動装置13は、ドラムユニット22に含まれるローラー状の部材(例えば、感光体ドラム30や転写ローラー33等)を軸周りに回転駆動させる。
ここで、図1を参照して、プリンター1の動作について説明する。プリンター1の制御装置14は、入力された画像データに基づいて、以下のように画像形成処理を実行する。
帯電装置31は、感光体ドラム30の表面を帯電させる。露光器23は、感光体ドラム30に向けて画像データに対応した露光(図1の破線矢印参照)を行う。これにより、静電潜像が、感光体ドラム30の表面に形成される。現像装置32は、トナーを用いて静電潜像をトナー像に現像する。これにより、トナー像が、感光体ドラム30の表面に担持される。
一方、給紙カセット3から供給された用紙Sは、搬送経路15を搬送されて感光体ドラム30と転写ローラー33との間を通過する。トナー像は、転写バイアスが印加された転写ローラー33によって用紙Sに転写される。定着装置12は、用紙Sにトナー像を定着させる。定着処理後の用紙Sは、排紙トレイ4に排出される。クリーニング装置34は、転写後に感光体ドラム30の表面に残ったトナーを除去する。
次に、図2ないし図4を参照して、現像装置32について説明する。図3は、図2におけるIII−III断面図である。図4は、図2におけるIV−IV断面図である。
図2に示すように、現像装置32は、筐体40と、2つの攪拌部材41,42と、現像ローラー43と、規制ローラー44と、を含んで構成されている。
筐体40は、例えば、合成樹脂材料によって左右方向に長い略箱状に成形されている。筐体40は、内部に現像剤を収容可能に形成されている。筐体40の後側には、開口部40aが形成されている。筐体40の内側下部には、左右方向に延びる仕切壁40bが、第1搬送路46と第2搬送路47とを区画するように立設されている。仕切壁40bの左右両端部は、両搬送路46,47を連通させるように切り欠かれている。
筐体40には、トナーコンテナ21から第1搬送路46に現像剤を供給するための補給口40cが形成されている。補給口40cの近傍には、現像剤を所定の速度で補給するためのトナー補給モーター48が配設されている。なお、筐体40の底面には、余剰の現像剤を回収ボトル(図示せず)に排出するための排出口(図示せず)が形成されている。
2つの攪拌部材41,42は、それぞれ、第1搬送路46および第2搬送路47に沿って平行に配置されている。各攪拌部材41,42は、回転軸部の周面に螺旋状のスクリュー羽根を固定して形成されている。各攪拌部材41,42は、軸心を中心に回転可能な状態で筐体40に支持されている。なお、2つの攪拌部材41,42は、互いに逆位相と成るスクリュー羽根を有している。
現像剤担持体としての現像ローラー43は、左右方向に長い略円筒状に形成されている。現像ローラー43は、感光体ドラム30の軸方向(左右方向)長さと略同一の長さに形成されている(図4参照)。現像ローラー43は、攪拌部材42の後斜め上方で攪拌部材42との間に間隙を有して対向配置されている。また、現像ローラー43は、開口部40aから露出し、感光体ドラム30との間に間隙(現像ギャップG1)を有して対向配置されている。現像ローラー43は、感光体ドラム30や各攪拌部材41,42に対して平行に配置されている。
また、現像ローラー43は、固定軸部50と、磁石部51と、現像スリーブ52と、を有している。
固定軸部50は、左右方向に長い棒状に形成されている。固定軸部50の左右両端部は、筐体40に回転不能に支持されている。
磁石部51は、左右方向に長い円柱状に形成されている。磁石部51は、固定軸部50を軸心として固定軸部50の外周面に固定されている。磁石部51は、周方向に複数(例えば5つ)の磁極を有する磁石によって構成されている。具体的には、磁石部51は、図2で感光体ドラム30との対向領域T側から反時計回りに、現像磁極N1、搬送磁極S1、剥離磁極N2、汲み上げ磁極N3およびブレード磁極S2を配置して構成されている。
現像スリーブ52は、左右方向に長い円筒状に形成されている。現像スリーブ52は、磁石部51との間に隙間を有し、磁石部51を覆うように設けられている。現像スリーブ52は、軸心を中心に回転可能な状態で固定軸部50に支持されている。現像スリーブ52は、現像バイアス電源(図示せず)に接続されている。
図3および図4に示すように、現像スリーブ52は、スリーブ基材60の表面(外周面)を現像コート層61で被覆することで構成されている。スリーブ基材60は、例えば、アルミニウム製で左右方向に長い円筒状に形成されている。現像コート層61は、スリーブ基材60の外周面にアルコール可溶性ナイロンを含む塗料を塗布することで形成されている。なお、現像コート層61は、後述する浸漬法によって形成されている。なお、図3および図4では、固定軸部50および磁石部51を省略した現像ローラー43を図示している。
図2および図3に示すように、規制部材としての規制ローラー44は、左右方向に長い略円筒状に形成されている。規制ローラー44は、現像ローラー43の軸方向長さと略同一の長さに形成されている(図3参照)。規制ローラー44は、現像ローラー43に対して平行に配置されている。規制ローラー44は、軸心を中心に回転しつつ現像ローラー43の上側表面に接触するように設けられている。つまり、規制ローラー44は、現像ローラー43との間の距離(規制ギャップG2)が0mmになるように配置されている(図3参照)。規制ローラー44は、現像ローラー43に接触して従動回転する。なお、規制ローラー44の表面には、クリーニングブレード55が圧接している(図2参照)。また、規制ローラー44は、現像バイアス電源(図示せず)に接続されている。
図3に示すように、規制ローラー44は、ローラー基材62の表面(外周面)を規制コート層63で被覆することで構成されている。ローラー基材62は、例えば、アルミニウム製で左右方向に長い円筒状に形成されている。規制コート層63は、ローラー基材62の外周面にアルコール可溶性ナイロンを含む塗料を塗布することで形成されている。なお、規制コート層63は、後述する浸漬法によって形成されている。
図2に示すように、各攪拌部材41,42および現像ローラー43は、ギヤ列(図示せず)を介して接続される駆動装置13によって回転駆動される。筐体40の底部には、磁性トナーの透磁率を検知する透磁率センサー(図示せず)が設けられている。なお、駆動装置13や透磁率センサー等は、制御装置14に接続され、制御装置14によって適宜制御される。
次に、図2を参照して、現像装置32の現像処理について説明する。制御装置14は、透磁率センサーの検知結果に基づいてトナー補給制御を行う。具体的には、トナー補給モーター48は、制御装置14に制御されて、トナーコンテナ21から筐体40内にトナーを補給する。駆動装置13は、制御装置14に制御されて、各攪拌部材41,42および現像ローラー43を回転させる(図2の矢印参照)。現像バイアス電源は、制御装置14に制御されて、現像スリーブ52および規制ローラー44に対して直流電圧および交流電圧を重畳した現像バイアスを印加する。
2つの攪拌部材41,42は、軸周りに回転して、筐体40内のトナーを攪拌しながら搬送する。トナーは、第1搬送路46と第2搬送路47との間を循環する過程で所定レベルに帯電する。
現像スリーブ52は、汲み上げ磁極N3の磁力によって、第2搬送路47(攪拌部材42)から帯電したトナーを汲み上げる。現像ローラー43(現像スリーブ52)は、汲み上げたトナーを担持し、図2の矢印方向に回転して感光体ドラム30との対向領域Tにトナーを搬送する。
現像スリーブ52が対向領域Tにトナーを搬送する過程において、規制ローラー44は、現像ローラー43に担持されたトナー量を制御(規制)する。対向領域Tに搬送されるトナー量(以下、「トナー搬送量」ともいう。)は、現像ローラー43と規制ローラー44との隙間(規制ギャップG2)の大きさによって調整される。第1実施形態では、規制ローラー44は現像ローラー43に接触しているため、トナー搬送量は、現像ローラー43に対する規制ローラー44の接触圧力を大きくすると増加し、当該接触圧力を小さくすると減少する。なお、クリーニングブレード55は、規制ローラー44の表面に付着したトナー等を掻き落す。
対向領域Tに搬送されたトナーは、現像スリーブ52と感光体ドラム30との間の電位差によって、感光体ドラム30に向けて飛翔する。これにより、感光体ドラム30上の静電潜像は、トナー像に現像される。
その後、現像ローラー43(現像スリーブ52)は、搬送磁極S1の磁力によって、現像されずに残ったトナーを筐体40内に搬送する。現像スリーブ52が更に回転すると、現像スリーブ52上のトナーは、剥離電極N2の磁力によって引き剥がされ、第2搬送路47内に落下する。剥離されたトナーは、攪拌部材41,42によって再び循環搬送され、再び現像処理に用いられる。
次に、図5を参照して、感光体ドラム30の感光層36、現像ローラー43の現像コート層61および規制ローラー44の規制コート層63を形成するための浸漬法について説明する。図5は浸漬法による現像ローラー43の製造工程を模式的に示す説明図である。ここでは、一例として、現像ローラー43(現像スリーブ52)の製造工程について説明する。なお、規制ローラー44および感光体ドラム30の製造工程は、現像スリーブ52の製造工程と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
まず、スリーブ基材60の外周面にアルマイト処理が施され、厚さ10μmのアルマイト層(酸化層)が形成される。スリーブ基材60上にアルマイト層が形成されることで、スリーブ基材60に対する現像コート層61の付着力が増大する。この結果、現像コート層61の剥離が抑制される。その後、アルマイト層の表面が120℃で10分以上熱処理される。この熱処理は、意図的にアルマイト層にクラックを生じさせるために行われる。このように、予めアルマイト層にクラックを生じさせることで、後の現像コート層61の乾燥工程において現像コート層61にクラックが生じることを抑止することができる。当該熱処理は、常に一定の温度で一定の時間だけ行われる。例えば、当該熱処理の時間は、乾燥工程に要する時間以上に定められている。これにより、スリーブ基材60上のアルマイト層に対して概ね定量のクラックが生じる。
次に、図5に示すように、クラックを発生させたアルマイト層上に現像コート層61を形成する処理が行われる。具体的には、結着樹脂としてのアルコール可溶性のナイロン樹脂、導電剤として酸化チタン、分散媒体としてのメタノール800(重量部)を、直径1.0mmのジルコニアビーズと共にボールミルで約48時間混合することで、塗料(混合液)が準備される。
アルマイト処理されたスリーブ基材60は、塗液槽70に貯留した塗料の中に所定時間浸漬された後に引き上げられ、摂氏130度で10分間乾燥させる。このとき、スリーブ基材60は、長手方向一端部を下側に向けた起立姿勢で、塗料に浸漬されると共に引き上げられる。すなわち、スリーブ基材60は、軸方向(長手方向)を鉛直方向に向けて、その全長に亘って浸漬される。この結果、スリーブ基材60の外周面上に厚み2μm〜11μm(平均層厚)の現像コート層61がコーティングされた現像ローラー43(現像スリーブ52)が製造される。
以上のように、現像コート層61の形成前に、アルマイト層にクラックを生成することで、塗料に含まれる導電剤が、乾燥中の現像コート層61の内部で発生する対流の影響で偏在することを防止することができる。これにより、導電材が均一に分散した現像コート層61を形成することができる。
上記した現像スリーブ52の製造工程と同様に、規制ローラー44の規制コート層63は、ローラー基材62の長手方向一端部を下側に向けた起立姿勢で塗料に浸漬することで形成される。また、同様に、感光体ドラム30の感光層36は、ドラム素管35の長手方向一端部を下側に向けた起立姿勢で塗料に浸漬することで形成される。なお、感光層36の塗料は、各コート層61,63の塗料とは異なるものであり、無機光導電性材料や有機光導電性材料を含んでいる。なお、ローラー基材62およびドラム素管35の外周面に対するアルマイト処理工程を省略してもよい。
図3および図4に示すように、浸漬法では、感光層36、現像コート層61および規制コート層63は、それぞれ、浸漬時に下側となる部分(長手方向一端部)よりも上側となる部分(長手方向他端部)で薄く形成される傾向がある。具体的には、各層36,61,63の層厚は、塗料への浸漬時に上側となるドラム素管35や各基材60,62(以下、「基材等」ともいう。)の長手方向他端部から一端部に向けて40〜50mmの範囲で、他の部分よりも薄くなっている。一方、各層36,61,63の層厚は、塗料への浸漬時に下側となる基材等の長手方向一端部から他端部に向けて約10mmの範囲で、他の部分よりも厚くなっている。各層36,61,63の一端部と他端部とにおける層厚差は、4〜5μmである。なお、基材等の長手方向中間部分では、各層36,61,63の層厚は、略均一に形成されている。
図3に示すように、浸漬法を用いて製造された現像ローラー43と規制ローラー44とは、長手方向(左右方向)全域に亘って互いの接触圧力(規制ギャップG2)が略均一になるように配置されている。すなわち、規制ローラー44は、浸漬時に下側となる長手方向一端部を現像ローラー43の長手方向他端部(浸漬時に上側)に対向させるように配設されている。また、規制ローラー44は、浸漬時に上側となる長手方向他端部を現像ローラー43の長手方向一端部(浸漬時に下側)に対向させるように配設されている。
この構成によれば、規制ローラー44の長手方向一端部は、現像ローラー43の長手方向他端部に対向し、且つ、規制ローラー44の長手方向他端部は、現像ローラー43の長手方向一端部に対向している。つまり、現像ローラー43と規制ローラー44とは、浸漬時における上下関係が互い違いになるように配置される。したがって、現像ローラー43の現像コート層61の薄い部分には、規制ローラー44の規制コート層63の厚い部分が対向する。一方、現像ローラー43の現像コート層61の厚い部分には、規制ローラー44の規制コート層63の薄い部分が対向する。このため、現像ローラー43に対する規制ローラー44の接触圧力は、長手方向(左右方向)全域に亘って略均一になる。これにより、規制ローラー44は、現像ローラー43に担持されるトナー量(トナー層の層厚)を均一に制御することができる。
また、図4に示すように、浸漬法を用いて製造された感光体ドラム30と現像ローラー43とは、長手方向(左右方向)全域に亘って現像ギャップG1が均一になるように配置されている。すなわち、感光体ドラム30は、浸漬時に下側となる長手方向一端部を現像ローラー43の長手方向他端部(浸漬時に上側)に対向させるように配設されている。また、感光体ドラム30は、浸漬時に上側となる長手方向他端部を現像ローラー43の長手方向一端部(浸漬時に下側)に対向させるように配設されている。
この構成によれば、現像ローラー43および規制ローラー44の各コート層61,63と同様に、感光体ドラム30に形成される感光層36は、長手方向一端部(浸漬時に下側)よりも長手方向他端部(浸漬時に上側)で薄く形成される。そして、感光体ドラム30の長手方向一端部は、現像ローラー43の長手方向他端部に対向し、且つ、感光体ドラム30の長手方向他端部は、現像ローラー43の長手方向一端部に対向している。つまり、現像ローラー43と感光体ドラム30とは、浸漬時における上下関係が互い違いになるように配置される。したがって、現像ローラー43の現像コート層61の薄い部分には、感光体ドラム30の感光層36の厚い部分が対向する。一方、現像ローラー43の現像コート層61の厚い部分には、感光体ドラム30の感光層36の薄い部分が対向する。このため、現像ローラー43と感光体ドラム30との間の距離(現像ギャップG1)は、長手方向全域に亘って略均一になる。これにより、適切な現像処理を実施することができ、良好な画質を担保することができる。
次に、図6を参照して、第1実施形態に係る現像装置32の効果を確認するために行った検証実験について説明する。図6は現像ローラー43の長手方向における位置とトナー搬送量との関係を示すグラフである。
本検証実験は、規制コート層63の有無とトナー搬送量との関係を検証するものである。本検証実験の条件は以下の通りである。
<実験条件>
プリント速度:30枚/min
感光体ドラム(30)の周速:180mm/sec
現像ローラー(43)の速度:感光体ドラムに対して周速比1.8(トレール回転)
現像ギャップ(G1):0.35mm
規制ギャップ(G2):0mm(接触)
感光体ドラム(30)の電位:白地部V0=+430V、 画像部VL=+100V
現像バイアス:(交流成分)3.7kHz,duty=50%,Vpp=1500V
(直流成分)Vdc=190V
磁性トナー:6.8μm,正帯電性
比較例として、規制ローラー44から規制コート層63を省略した場合、トナー搬送量は、現像ローラー43の現像コート層61の層厚変化に対応するように変化する(図6の破線参照)。具体的には、現像ローラー43の長手方向中間部分では、現像コート層61の層厚が略均一に形成されているため、規制コート層63を省略した規制ローラーは、現像ローラー43に対して略均一な圧力で接触する。これにより、トナー搬送量は、現像ローラー43の長手方向中間部分において略均一になる。一方、現像ローラー43の長手方向一端部(浸漬時に下側)では、現像コート層61が厚くなるため、規制ローラーは、長手方向中間部分よりも現像ローラー43に対して高い圧力で接触する。これにより、トナー搬送量は、長手方向中間部分よりも減少する。他方、現像ローラー43の長手方向他端部(浸漬時に上側)では、現像コート層61が薄くなるため、規制ローラーは、長手方向中間部分よりも現像ローラー43に対して低い圧力で接触する。これにより、トナー搬送量は、長手方向中間部分よりも増加する。
以上のように、規制コート層63を省略した規制ローラーは、現像ローラー43の長手方向全域に亘ってトナー搬送量を均一に制御することができなかった。したがって、現像ローラー43の長手方向において、トナー搬送量(トナー層の層厚)に大きな差(図6のA参照)が発生していた。なお、比較例の場合、1万枚印刷後に装置本体2内を確認すると、現像ローラー43の他端部側でトナーによる汚染が発生していた。
これに対し、第1実施形態に係る現像装置32の場合、浸漬時の上下関係が互い違いになるように、各コート層61,63を形成した各ローラー43,44が配置されている(図3参照)。したがって、上記したように、現像ローラー43に対する規制ローラー44の接触圧力は、長手方向全域に亘って略均一になる。これにより、トナー搬送量は、現像ローラー43の長手方向全域に亘って略均一になる(図6の実線参照)。なお、本検証実験では、現像ローラー43の長手方向両端部でトナー搬送量の減少が確認されたが、長手方向におけるトナー搬送量(トナー層の層厚)の差(図6のB参照)は、比較例の場合(A)よりも小さくなっている(A>B)。つまり、現像ローラー43の長手方向に亘ってトナー搬送量の均一化が図られている。
以上説明した第1実施形態に係る現像装置32によれば、規制ローラー44は、現像ローラー43に担持されたトナー量を均一な厚みに維持する。これにより、不均一なトナー量(トナー搬送量)に起因する濃度ムラや縦スジ等の画質不良を防止することができる。
上記したように、現像ローラー43および規制ローラー44は、それぞれ、各コート層61,63にアルコール可溶性ナイロンを含んでいる。この構成によれば、現像ローラー43の現像コート層61と規制ローラー44の規制コート層63とは同一の材料であるため、両コート層61,63の長手方向における層厚変化の傾向を一致させることができる。これにより、規制ギャップG2(第1実施形態では接触圧力)を長手方向全域に亘って略均一にすることができる。
(第2実施形態)
次に、図7ないし図9を参照して、第2実施形態に係る現像装置80ついて説明する。図7は現像装置80の内部構造を模式的に示す断面図である。図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。図9は現像ローラー43の長手方向における位置とトナー搬送量との関係を示すグラフである。なお、上記した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、同様の説明は省略する。
図7および図8に示すように、現像装置80は、規制ローラー44に代えて、規制部材として規制ブレード81を有している。規制ブレード81は、板形状を成すブレード基材82の表面に規制コート層83を被覆して構成されている。ブレード基材82は、例えば、アルミニウム製で左右方向に長い矩形平板状(厚さ約1mm)に形成されている。規制コート層83は、第1実施形態に係る規制コート層63と同様であって、アルコール可溶性ナイロンを含む塗料にブレード基材82を浸漬させることで形成される。なお、規制ブレード81の製造工程(浸漬法)は、現像スリーブ52の製造工程と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
規制ブレード81は、その先端部を現像ローラー43の表面に非接触で対向するように設けられている。規制ブレード81は、現像ローラー43に対して平行に配置され、現像ローラー43との間に間隙(規制ギャップG3(例えば0.30mm))を有している。規制ブレード81は、現像バイアス電源に接続され、現像バイアスを印加される。また、規制ブレード81は、浸漬時に下側となる長手方向一端部を現像ローラー43の長手方向他端部(浸漬時に上側)に対向させるように配設されている。また、規制ブレード81は、浸漬時に上側となる長手方向他端部を現像ローラー43の長手方向一端部(浸漬時に下側)に対向させるように配設されている。
なお、第2実施形態に係る現像装置80の現像ローラー43は、磁石部84に4つの磁極(N1,S1,N3,S2)を有している。規制ブレード81には、磁石部53のブレード磁極S2と対向する位置に、磁石プレート85が固定されている。磁石プレート85は、現像ローラー43の回転方向上流側に配置され、ブレード磁極S2と同極(S極)の磁力を備えている。
次に、図9を参照して、第2実施形態に係る現像装置80の効果を確認するために行った検証実験について説明する。なお、この検証実験の内容および条件は、第1実施形態に係る検証実験と同様であるが、現像ギャップG1が0.30mmである点が異なっている。
比較例として、規制ブレード81から規制コート層83を省略した場合、トナー搬送量は、現像ローラー43の現像コート層61の層厚変化に対応するように変化する(図9の破線参照)。なお、トナー搬送量の変化は、第1実施形態に係る現像装置32の実験結果と同様であるため、その説明は省略する。つまり、規制コート層83を省略した規制ブレードは、現像ローラー43の長手方向全域に亘ってトナー搬送量を均一に制御することができなかった。
これに対し、第2実施形態に係る現像装置80の場合、浸漬時の上下関係が互い違いになるように、現像ローラー43と規制ブレード81とが配置されている(図8参照)。したがって、現像ローラー43に対する規制ブレード81の規制ギャップG3は、長手方向全域に亘って略均一になる。これにより、トナー搬送量は、現像ローラー43の長手方向全域に亘って略均一になる(図9の実線参照)。
以上説明した第2実施形態に係る現像装置80によれば、上記した第1実施形態に係る現像装置32と同様の作用・効果を奏することができる。すなわち、現像ローラー43と規制ブレード81との間の距離(規制ギャップG3)は、長手方向(左右方向)全域に亘って略均一になる。これにより、現像ローラー43に担持されるトナー量(トナー層の層厚)を均一に制御することができる。
また、規制ブレード81は、現像ローラー43に対し非接触であるため、現像ローラー43との間に生じる摩擦熱を軽減することができる。これにより、現像ローラー43や規制ブレード81の表面に対するトナーの融着を抑制することができる。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る現像装置およびこれを備える画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施態様に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組み合わせが可能であって、上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
30 感光体ドラム(像担持体)
32,80 現像装置
35 ドラム素管
36 感光層
43 現像ローラー(現像剤担持体)
44 規制ローラー(規制部材)
60 スリーブ基材(基材)
61 現像コート層(コート層)
62 ローラー基材(基材)
63,83 規制コート層(コート層)
81 規制ブレード(規制部材)
82 ブレード基材(基材)
T 対向領域

Claims (5)

  1. 円筒状に形成され、像担持体との対向領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、
    円筒状に形成され、軸心を中心に回転しつつ前記現像剤担持体の表面に接触するように設けられ、前記現像剤担持体に担持された現像剤量を制御する規制部材と、を備えた現像装置の製造方法であって、
    前記現像剤担持体前記規制部材との円筒状の基材の長手方向一端部を下側に向けて起立姿勢塗料に浸漬させることで前記基材の表面に形成されるコート層を形成する場合に、塗料への浸漬時に下側となる前記基材の長手方向一端部よりも上側となる前記基材の長手方向他端部で薄くなるような前記コート層を形成し、
    浸漬時に下側となる前記規制部材の長手方向一端部を、前記現像剤担持体の長手方向他端部に対向させると共に、浸漬時に上側となる前記規制部材の長手方向他端部を前記現像剤担持体の長手方向一端部に対向させるように配設し、
    前記規制部材の前記コート層の厚い部分、前記現像剤担持体の前記コート層の薄い部分に対向させ
    前記規制部材の前記コート層の薄い部分、前記現像剤担持体の前記コート層の厚い部分に対向させることを特徴とする現像装置の製造方法
  2. 前記現像剤担持体の前記コート層の層厚および前記規制部材の前記コート層の層厚、それぞれ、長手方向一端部と他端部との間の長手方向中間部分で長手方向一端部よりも薄くなると共に長手方向他端部よりも厚くなるように形成、且つ均一な層厚に形成することを特徴とする請求項1に記載の現像装置の製造方法
  3. 前記現像剤担持体前記規制部材との前記基材の表面にアルコール可溶性ナイロンを含む前記コート層を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置の製造方法
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置の製造方法によって製造された前記現像装置を備えた画像形成装置の製造方法であって、
    前記像担持体の円筒状にドラム素管の長手方向一端部を下側に向けて起立姿勢塗料に浸漬させることで前記ドラム素管の表面に感光層を形成する場合に、塗料への浸漬時に下側となる前記ドラム素管の長手方向一端部よりも上側となる前記ドラム素管の長手方向他端部で薄くなるような前記感光層を形成し、
    浸漬時に下側となる前記像担持体の長手方向一端部を、前記現像剤担持体の長手方向他端部に対向させると共に、浸漬時に上側となる前記像担持体の長手方向他端部を前記現像剤担持体の長手方向一端部に対向させるように配設し、
    前記像担持体の前記感光層の厚い部分、前記現像剤担持体の前記コート層の薄い部分に対向させ
    前記像担持体の前記感光層の薄い部分、前記現像剤担持体の前記コート層の厚い部分に対向させことを特徴とする画像形成装置の製造方法
  5. 前記感光層の層厚、長手方向一端部と他端部との間の長手方向中間部分で長手方向一端部よりも薄くなると共に長手方向他端部よりも厚くなるように形成、且つ均一な層厚に形成することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置の製造方法
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