JP6349803B2 - 電子機器及び電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源や温度調節器等の電子機器の発熱部品、例えばトランスから発熱された熱を効率良く放熱させると共に、当該発熱部品が発熱した熱を放熱板や筐体部などの放熱構造物を通じて他の部品に影響を及ぼさないように構成した熱遮断構造を有する電子機器に関するものである。
従来の電源装置のような電子機器では、例えば、特許文献1の図4に示すように筐体部に内蔵された基板にはトランスやコイル、アルミ電解コンデンサ等の電子部品が設けられている。これらの電子部品のうち例えばトランスやコイル等は発熱量が多い発熱部品であり、これらの発熱部品により発生した熱は、金属筐体部や放熱板などの放熱構造物によって電子機器の外部へと放熱されている。(例えば、特許文献1参照)。
特許第3617452号公報
しかしながら、上記した従来の電源装置にあっては、発熱部品と比べて耐熱温度が低くて耐熱温度を超えて使用すると寿命が著しく短くなるアルミ電解コンデンサも搭載されている。なお、アルミ電解コンデンサの寿命は電源装置の寿命を制限していると言われている。
放熱構造物を介して筐体部へと伝導した発熱部品が放出した熱は、筐体部内の基板に搭載されているアルミ電解コンデンサへ再び伝導してしまうと、熱を受けたアルミ電解コンデンサは耐熱温度を超えて使用され、寿命が著しく短くなってしまう。こういう事態を避けるために、金属筐体部を大きくすることでアルミ電解コンデンサとの距離を大きくしたり、耐熱温度の高いアルミ電解コンデンサを使用したりするなどのような対策が実施されているが、筐体部の大型化やコストアップを招く、という問題点があった。
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的は、簡易な構造で電源装置内に設けられているアルミ電解コンデンサへの熱の伝導を軽減することにより上記課題を解決することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る電子機器は、筐体部と、筐体部内に
配置されたアルミ電解コンデンサと、筐体部内に配置され、アルミ電解コンデンサより発熱量が大きい発熱部品と、筐体部内に配置され、アルミ電解コンデンサ及び発熱部品が設けられた基板と、を備え、筐体部は、基板のアルミ電解コンデンサ及び発熱部品が設けられた面に対面する第1の外板を有し、第1の外板は、発熱部品と直接または間接に繋がり、第1の外板には、発熱部品とアルミ電解コンデンサの第1の外板への正投影を含む領域にスリットが設けられ、スリットの少なくとも一つは発熱部品の第1の外板への正投影とアルミ電解コンデンサの第1の外板への正投影の間に設けられており、前記発熱部品は、前記発熱部品と直接的に接触して配置される伝熱部材を介して前記第1の外板に接触しており、前記伝熱部材の前記第1の外板側の面には、前記伝熱部材が前記発熱部品に設けられた状態の前記基板を前記筐体部内に挿入する際に、前記第1の外板の表面との摺動性を高めるためのスライドシートが設けられていることを特徴とする。
ここで言う発熱部品は、アルミ電解コンデンサより発熱量が大きい部品であり、MOSFET,トランジスタ、ダイオード、抵抗、トランス、コイルのうちの少なくとも一つを含む。
かかる構成により、スリットの存在により、放熱を必要とする発熱部品から熱を受けた筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、筐体部からアルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減される。
このため、小型化あるいは放熱性が良く適切な寿命を確保することが可能な電気機器を提供することが出来る。
こでいう伝熱部材とは、絶縁性を有し、空気より熱伝導率が高いものである。
かかる構成により、筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、筐体部からアルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減されるとともに、発熱部品からの熱をより効率よく筐体部の外へ放熱することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項の発明に係る電子機器は、請求項に記載の電子機器において、筐体部は、樹脂で形成された箱形状の本体部と、本体部の外面に接触して配置された放熱板と、を有し、第1の外板は本体部を形成する一つの樹脂板部と当該樹脂板部の外面に接触して配置された放熱板と、を含むことを特徴とする。
かかる構成により、筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、筐体部からアルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減されるとともに、熱を伝導する放熱板の利用によって、発熱部品からの熱をより効率よく筐体部の外へ放熱することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項の発明に係る電子機器は、請求項1に記載の電子機器において、発熱部品とアルミ電解コンデンサそれぞれの第1の外板への正投影領域の間に設けられたスリットは直線状であり、スリットは、アルミ電解コンデンサの当該スリットの直線の方向に沿う幅より長いことを特徴とする。
かかる構成により、筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、放熱板からアルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減される。
また、上記目的を達成するために、請求項の発明に係る電子機器は、発熱部品とアルミ電解コンデンサそれぞれの第1の外板への正投影領域の間に設けられたスリットはアルミ電解コンデンサの第1の外板への投影に近い側に設けられたことを特徴とする。
ここで言う「アルミ電解コンデンサの第1の外板への投影に近い側に設けられた」とは、ある点からアルミ電解コンデンサを第1の外板に正投影した領域までの最短距離と、その点から発熱部品を第1の外板に正投影した領域に対する最短距離とを比較したときに、前者の最短距離が短くなるような点によって構成される第1の外板上の領域にスリットが設けられていることである。
かかる構成により、上記請求項1の発明の作用効果と同様な効果を有するばかりか、放熱板のうち、発熱部品からの熱を受けて外へ熱を伝導する部位として設定可能な範囲を広く取ることが可能となり、より放熱効果を高めることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項の発明に係る電子機器は、請求項1から4に記載の電子機器において、スリットは二つ以上であり、かつ前記アルミ電解コンデンサの前記第1の外板への正投影領域を囲むように前記第1の外板に設けられたことを特徴とする。
かかる構成により、筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、筐体部からアルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減されるとともに、発熱部品からの熱をより効率よく筐体部の外へ放熱することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項の発明に係る電源装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の電子機器を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、スリットの存在により、放熱を必要とする発熱部品から熱を受けた放熱板または筐体部内の熱伝導の経路の少なくとも一部を遮断することができ、アルミ電解コンデンサへの熱伝導が軽減される電源装置を提供することができる。
本発明に係る電子機器は放熱板または金属筐体にスリットを設けられたことにより、放熱板または金属筐体内の熱伝導経路の少なくとも一部を遮断することができ、アルミ電解コンデンサへの熱伝導を軽減することができる。このため、小型化あるいは放熱性が良く適切な寿命を確保することが可能な電気機器を提供することが出来る。
本発明の実施形態1に係る電源装置を示す全体斜視図。 図1に示す電源装置の組立斜視図。 第1の樹脂板部に垂直する方向からみた時の図1に示す電源装置の透視図。 本発明に係る実施形態1の変形例における電源装置を示す組立斜視図。 本発明の実施形態2に係る電源装置を示す全体斜視図。 図5に示す電源装置の組立斜視図。 (a)〜(c)本発明に係る実施形態1のスリットの変形例を示す図。 本発明に係る実施形態1、2のスリットの変形例を示す図。 (a)(b)本発明に係る実施形態1、2のスリットの変形例を示す図。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係る電源装置(電子機器)1について、図1〜図4を用いて説明する。
なお、以下の説明において、前後方向とは、図1に矢印で示すように、電源装置1の前面側を前、その反対側を後とした場合の電源装置1の後述する組立方向と一致する方向を意味している。また、左右方向とは、電源装置1の前面蓋部9を正面に見た状態の左右方向を意味している。さらに、上下方向とは、図1中に矢印で上、下と示される方向であり、電源装置1の設定姿勢における鉛直方向を意味している。
<全体構成>
図1は、本実施形態の電子機器である電源装置1の外観斜視図である。図2は、本実施形態の組立斜視図である。本実施形態1の電源装置1は、略直方体形状の樹脂製の筐体部2を有し、この筐体部2は前面開口部10、背面11、上面12、底面13、第1の樹脂板部14、及び第2の樹脂板部15から形成されている。この筐体部2の上面12と、底面13に空気の流れを形成する通気口16が形成してある。
筐体部2の本体部2cは、前面側に開口部分(前面開口部10)を有する箱型形状の部材であって、内部空間に、電子基板ユニット3を格納する。また、筐体部2は、前面側に前面蓋部9が取り付けられることで、前面開口部10側が覆われる。すなわち、組立方向とは、電子基板ユニット3を筐体部2に挿入する方向である。
筐体部2は第1の外板19と第2の外板20を有し、第1の外板19は第1の樹脂板部14と第1の樹脂板部の外表面14sに貼り付けられている放熱板2aから形成されている。
第2の外板20は第2の樹脂板部15と第2の樹脂板部の外表面15sに貼り付けられている放熱板2bから形成されている。
電子基板ユニット3は、図2に示すように、2つの基板(第1・第2基板3a,3b)上に複数の電子部品が搭載されて構成されており、その大部分が本体部2cの内部に挿入され、前側の一部が前面蓋部9によって覆われる。なお、第1基板の詳細な構成については、後段にて詳述する。
<第1基板3a>
第1基板3aは、第1の樹脂板部14、第2の樹脂板部15の方向に沿って本体部2cに収納されている。この第1基板3aには、トランスで代表される発熱部品4、アルミ電解コンデンサ5等、電源回路を構成する多数の電子部品が搭載されている。このトランス4の上に伝熱部材6が配置され、この伝熱部材6はシリコーンによって形成されており、絶縁性、弾力性及び粘着性を有し、空気より熱伝導率が高いものである。この伝熱部材6の第1の面6aはトランス4と接触し、この伝熱部材の第2の面6bにおいて、後述するスライドシート17と直接接触し、スライドシート17を介して本体部2cと接触している(図2参照)。
このスライドシート17は、伝熱部材6が配置された状態の電子基板ユニット3を筐体部2内に挿入するために用いられる。このスライドシート17は樹脂によって形成されているものを用いたが、絶縁物であれば樹脂に限るものではない。スライドシート17は、例えば、ガラス、紙等、他の材料によって形成されていてもよく、本体部2cの第1の樹脂板部14、第2の樹脂板部15それぞれの内表面14i、15iに対する摺動性が高ければよい。
スライドシート17は、伝熱部材6の第2の面6bと筐体部の第1の樹脂板部14の内表面14iの間に、伝熱部材6の第2の面6bと筐体部の第1の樹脂板部14の内表面14iと直接的に接触して配置されている。
<放熱板2a、2b>
本実施形態では、放熱板2a、2bは、アルミニウムによって形成された板状の部材である。放熱板2a、2bは、本体部2cの第1の樹脂板部14の外表面14s(図2参照)及び第2の樹脂板部15の外表面15s(図2参照)のそれぞれに接着剤によって貼り付けられており、第1の樹脂板部14側の放熱板を2a、第2の樹脂板部15側の放熱板を2bとする。
放熱板2aは筐体部2の第1の樹脂板部14の全体を覆うように第1の樹脂板部14と略同じ外形になるように形成されている。
放熱板2bは、筐体部2の第2の樹脂板部15の全体を覆うように第2の樹脂板部15
と略同じ外形になるように形成されており、放熱板2aにはスリット23が形成されている。
図3は、第1の樹脂板部14に対して垂直な方向から見た時の透視図である。スリット23は、放熱板2aを貫通して形成されており、詳しくは後述するが、第1の樹脂板部1
4に対して垂直な方向から見て、アルミ電解コンデンサ5を囲む位置に形成されている(図3参照)。
スリット23は、図2に示すように、筐体部2の上面12と下面13と平行な方向に沿って形成された第1スリット部分23aと、第1スリット部分23aの前端から下方に向かって形成された第2スリット部分23bと、第1スリット部分23aの後端から下方に向かって形成された第3スリット部分23cとを有している。
第1スリット部分23aは、トランス4とアルミ電解コンデンサ5それぞれの第1の樹脂板部14の外側に配置された放熱板2aへの正投影領域の間に設けられ、かつアルミ電解コンデンサ5の放熱板2aへの正投影領域に近い側に設けられている。
また、第1スリット部分23aは、直線状であり、アルミ電解コンデンサ5の第1スリット部分23aの直線の方向に沿う幅よりも長い。
<実施形態1のそのほかの変形例>
上記実施形態では、一つのコの字のスリット23が放熱板2aに設けられているが、トランス4とアルミ電解コンデンサ5それぞれの放熱板2aへの正投影領域の間に第1スリット23aだけが形成されていてもよい。また、第1スリット部分23aを設けるとともに、アルミ電解コンデンサ5のその他の発熱部品が多く配置された側の放熱板2aへの正投影領域にのみ第2スリット部分23bを設けてもよい。
また、上記実施形態では、伝熱部材6の第1の面6aはトランス4(発熱部品)と接触し、第2の面6bはスライドシート17を介して筐体部2と接触することでトランス4の熱を最終的に筐体部2の第1の樹脂板部14に貼り付けられている放熱板2aに伝導しているが、伝熱部材6及びスライドシート17を介せず、トランス4を直接に筐体部2に接触することでトランス4の熱を放熱板2a、2bに伝導してもよい。また、筐体部2の伝熱部材6に対応する位置に貫通孔18を開けて伝熱部材6の第2の面6bはこの貫通孔18を通して筐体部2を介せず直接に放熱板2aに接触してもよい。なお、この変形例の具体的な実施形態は図4を使って説明する。
図4は、本変形例の電源装置を示す組立斜視図である。本変形例の電源装置1は、第1の樹脂板部14に、トランス4の第1の樹脂板部14への正投影領域に貫通孔18が設けられている。伝熱部材6は、トランス4と接触し、且つ貫通孔18を介して放熱板2aと接触して配置されている。
また、当該貫通孔18が設けられている領域は、放熱板2aに形成されたスリット23が囲む領域の第1の樹脂板部14への正投影領域の外側である。
(実施形態2)
次に、図5を参照して、本発明に係る実施形態2の電源装置110について説明する。本実施形態2の電源装置110は、実施形態1の電源装置1と基本的な構成は同じであるが、筐体部は金属製であること、放熱板が使われていないこと、そしてスリットは筐体部に設けられていることが実施形態1とは異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付している。
<全体構成>
図5は、本実施形態の電子機器である電源装置110の外観斜視図である。図6は、本実施形態の組立斜視図である。本実施形態2の電源110は、略直方体形状の金属製の筐体部2を有している。
<第1の外板19>
本実施形態2の透視図は図3と同様のため、図3を参照して本実施形態2を説明する。
図3は、第1の外板19に対して垂直な方向から見た時の透視図である。スリット23は、第1の外板19を貫通して形成されており、詳しくは後述するが、第1の外板19に対して垂直な方向から見て、アルミ電解コンデンサ5を囲む位置に形成されている(図3参照)。
スリット23は、図5、図6に示すように、筐体部2の上面12と下面13と略平行するように形成された第1スリット部分23aと、第1スリット部分23aの前端から下方に向かって形成された第2スリット部分23bと、第1スリット部分23aの後端から下方に向かって形成された第3スリット部分23cとを有している。
第1スリット部分23aは、トランス4の第1の外板19への正投影領域と前記アルミ電解コンデンサ5の第1の外板19への正投影領域の間に設けられ、かつアルミ電解コンデンサ5の第1の外板19への正投影領域に近い側に設けられている。
また、第1スリット部分23aは直線状であり、かつ第1スリット部分23aはアルミ電解コンデンサ5の第1スリット部分23aの直線の方向に沿う幅より長い。
<実施形態2のそのほかの変形例>
上記実施形態では、一つのコの字のスリット23が筐体部2の第1の外板19に設けられているが、トランス4とアルミ電解コンデンサ5それぞれの第1の外板19への正投影領域の間に第1スリット部分23aだけが形成されていてもよい。また、第1スリット部分23aを設けるとともに、アルミ電解コンデンサのその他の発熱部品が多く配置された側の第1の外板19への正投影領域にのみ第2スリット部分23bを設けてもよい。
また、上記実施形態では、伝熱部材6の第1の面6aはトランス4(発熱部品)と接触し、第2の面6bはスライドシート17を介して筐体部2と接触することでトランス4の熱を筐体部2に伝導しているが、トランス4は、伝熱部材6を介せず直接にスライドシート17に接触し、スライドシート17を介して筐体部2に接触することでトランス4の熱を筐体部2に伝導してもよい。
(実施形態1、2の共通の変形例)
(A)
上記実施形態1、2では、スリット23は、溝状の一例として放熱板2aまたは筐体部2の第1の外板19を貫通して形成されているが、貫通していなくてもよく、溝状であってもよい。図7(a)は、実施形態1のスリット23の部分を模式的に示す断面図である。なお、外側の面が2asで示されており、内側の面が2aiで示されている。この内側の面2aiは、第1の樹脂板部14の外表面14sと接する面を示す。
図7(b)に示すように、放熱板2aが貫通されておらず、外側の面2asから凹状に形成されているスリット231であってもよい。
また、図7(c)に示すように、図7(b)とは反対側である内側の面2aiから凹状に形成されているスリット232であってもよい。要するに、熱が伝達され難ければよい。
なお、実施形態2も実施形態1と同じように上記変形が考えられる。実施形態2の場合、スリット23が直接に筐体部に設けられている。
(B)
また、上記実施形態1、2では、スリット23の第1スリット部分23a、第2スリット部分23b、第3スリット部分23cは、直線状に形成されているが、これに限られるものではない。
例えば、図8に示すように、湾曲した形状のスリット233であってもよい。尚、図8においては、スリット233は、第1の外板19に対して垂直な方向から視て、アルミ電解コンデンサ5とトランス4との間にトランス4とアルミ電解コンデンサ5とを分離させるよう形成されている。
また、上記実施形態では、スリットとスリットとの間には連結部が設けられていないが、図9(a)に示すように、第1スリット部分23aと第2スリット部分23bの間と、第1スリット部分23aと第3スリット部分23cの間に連結部23pが形成されていてもよい。更に図9(b)に示すように、連結部23pが複数形成されたスリット235であってもよい。図9(b)に示すスリット235は、複数のスリット部分235pから形成されているともいえる。
1 電源装置(電子機器の一例)
2 筐体部
2a 放熱板
2b 放熱板
2c 本体部
2as 外側の面
2ai 内側の面
3 電子基板ユニット
3a 第1基板
3b 第2基板
4 トランス(発熱部品の一例)
5 アルミ電解コンデンサ
6 伝熱部材
6a 第1の面
6b 第2の面
9 前面蓋部
10 前面開口部
11 背面
12 上面
13 底面
14 第1の樹脂板部
14s 第1の樹脂板部の外表面
14i 第1の樹脂板部の内表面
15 第2の樹脂板部
15s第2の樹脂板部の外表面
15i第2の樹脂板部の外表面
16 通気孔
17 スライドシート
18 貫通孔
19 第1の外板
20 第2の外板
23a 第1スリット部分
23b 第2スリット部分
23c 第3スリット部分
110 電源装置(電子機器の一例)
231 スリット
232 スリット
233 スリット
234 スリット
235p スリット部分
235 スリット
23p 連結部

Claims (6)

  1. 筐体部と、
    前記筐体部内に配置されたアルミ電解コンデンサと、
    前記筐体部内に配置され、前記アルミ電解コンデンサより発熱量が大きい発熱部品と、前記筐体部内に配置され、前記アルミ電解コンデンサ及び前記発熱部品が設けられた基板と、
    を備え、
    前記筐体部は、前記基板の前記アルミ電解コンデンサ及び前記発熱部品が設けられた面に対面する第1の外板を有し、
    前記第1の外板は、前記発熱部品と直接または間接に繋がり、
    前記第1の外板には、前記発熱部品と前記アルミ電解コンデンサの前記第1の外板への正投影を含む領域にスリットが設けられ、
    前記スリットの少なくとも一つは前記発熱部品の前記第1の外板への正投影領域と前記アルミ電解コンデンサの前記第1の外板への正投影領域の間に設けられており、
    前記発熱部品は、前記発熱部品と直接的に接触して配置される伝熱部材を介して前記第1の外板に接触しており、
    前記伝熱部材の前記第1の外板側の面には、前記伝熱部材が前記発熱部品に設けられた状態の前記基板を前記筐体部内に挿入する際に、前記第1の外板の表面との摺動性を高めるためのスライドシートが設けられていることを特徴とする
    電子機器。
  2. 前記筐体部は、樹脂で形成された箱形状の本体部と、前記本体部の外面に接触して配置された放熱板と、を有し、
    前記第1の外板は、前記本体部を形成する一つの樹脂板部と当該樹脂板部の外面に接触して配置された前記放熱板と、を含むことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記発熱部品と前記アルミ電解コンデンサそれぞれの前記第1の外板への正投影領域の間に設けられたスリットは直線状であり、
    前記スリットは、前記アルミ電解コンデンサの前記スリットの直線の方向に沿う幅より長いことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記発熱部品と前記アルミ電解コンデンサそれぞれの前記第1の外板への正投影領域の間に設けられたスリットは前記アルミ電解コンデンサの前記第1の外板への投影に近い側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記スリットは二つ以上であり、かつ前記アルミ電解コンデンサの前記第1の外板への正投影領域を囲むように前記第1の外板に設けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の電子機器を備えた電源装置。
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