JP6347862B2 - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、静止画像や動画像の撮像装置におけるズーム制御に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置には、ズームレンズの駆動による光学的な変倍(光学ズーム)機能と、撮像した領域の一部を拡大する電子的な変倍(電子ズーム)機能を備えたものがある。近年、ズームレンズの性能向上により超広角から超望遠まで同一のレンズで撮影でき、また撮像素子の高画素化によって、拡大倍率を高くしても十分な解像感の得られる撮影が可能になってきている。
一方、撮影したい画角へと高速に移動させる機能として、いわゆるプリセットズーム機能及びシャトルショットズーム機能が知られている。プリセットズーム機能とは、ユーザがスイッチを操作することで、任意のズーム位置から、メモリに予め記憶させておいたズーム位置へ移動させる機能である。また、シャトルショットズーム機能はプリセットズーム機能の拡張機能であり、元のズーム位置への復帰機能をもつ。つまり、ユーザがスイッチを操作することで、任意のズーム位置から、メモリに記憶させたズーム位置へ移動させ、その際には元のズーム位置をメモリに記憶しておき、プリセットズーム動作が終了した場合に元のズーム位置に戻すことができる。
特許文献1には、プリセットズーム機能及びシャトルセットズーム機能に係る制御装置が開示されている。この装置では、光学ズーム領域および電子ズーム領域のうち一方のズーム領域にある第1のズーム状態から、他方のズーム領域にあって記憶手段に記憶された第2のズーム状態へのメモリズーム動作を行わせることができる。また特許文献2に開示の装置では、プリセットズーム機能によるズーム位置の記憶動作と記憶したズーム位置への再生動作を選択する操作部材と、該操作部材によって選択されている動作を実行させる別の操作部材とを異なる指で操作できる。
特開2006−50019号公報 特開2001−117153号公報
ところで、超高倍率のズーム機能を備える撮像装置では、超望遠状態での画角合わせの際、被写体の僅かな移動でフレームアウトが起こり得る。またカメラを構えた撮影者が行う一寸したパンニング操作であっても画角の範囲が大きく変化してしまう。このように超望遠状態では、動体である被写体を所望の画角にフレーミングすることが困難であるという課題があった。
前記特許文献1及び2に開示されたプリセットズーム機能やシャトルセットズーム機能では、撮影者が撮影したいズーム位置に一度移動させる操作を行ってからズーム位置をメモリに記憶させる必要がある。そのため、フレームアウトした移動中の被写体を追いかけて撮影する場合や、被写体の大きさが変わってしまった場合において、ズーム位置の記憶内容を更新するには、時間がかかってしまい、撮影者がシャッタチャンスを逃す可能性がある。さらに、特許文献2に開示された従来技術では、フレームアウトする被写体を追いかけながら、被写体を所定の大きさで撮影するためには、撮影者が操作手順に習熟する必要があった。これは複数の操作部材でズーム操作を繰り返しながらズーム位置を記憶させる必要があることによる。
そこで本発明の目的は、被写体がフレームアウトした場合でも、撮影者が即座に被写体を捉え直しつつ、所望の画角で撮影可能な撮像装置及びその制御方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態である撮影者による操作に応じて、ズーム位置を制御する制御手段を有する撮像装置は、撮影前の撮影準備状態において、撮影者により第1の操作が行われた場合、前記制御手段は、現在のズーム位置を第1のズーム位置として記憶するとともに、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定のズーム位置変化量だけ広角側に設定された第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更し、さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、前記制御手段は、記憶されている前記第1のズーム位置へ前記ズーム位置を変更する。
本発明によれば、被写体がフレームアウトした場合でも、撮影者が即座に被写体を捉え直しつつ、所望の画角で撮影することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 焦点距離と、被写体距離ごとのフォーカスレンズ位置との関係を例示した図である。 被写体探索状態での画角及び撮影準備状態での画角を例示した図である。 本発明の実施形態に係るズーム機能の処理例を説明するフローチャートである。 電子ズーム及び光学ズームによるズームアウト位置の算出方法を説明する図である。 被写体探索状態でのズーム操作時の動作例を説明するフローチャートである。 図6とは別の動作例を説明するフローチャートである。 図6の動作と図7の動作を撮影者が選択可能な動作例を説明するフローチャートである。 カメラを三脚に固定した状態での、本発明の実施形態に係るズーム機能の処理例を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明によって実現される機能は、撮影者によるフレーミングを支援するズーム機能であり、便宜上、フレーミングアシストズーム機能(以下、FAズーム機能と略記する)と呼ぶこととする。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の一例として、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズ鏡筒101は、その内部にレンズ群を保持してレンズ駆動を行う。ズームレンズ102は焦点距離を調節することで光学的に画角を変更し、フォーカスレンズ103はピントを調節する。防振レンズ104は手ぶれを補正する補正用レンズであり、光量を調節する絞り及びシャッタ105は露出制御に使用する。レンズ鏡筒101を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106が受光し、光信号から電気信号へと変換する。電気信号は、画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして画像メモリ108に送られる。画像メモリ108はDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。
表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等で構成され、撮影した画像データとともに、特定の情報(例えば、撮影情報や後述するFAズーム枠等)を表示する。このようなライブビュー等の情報表示により、撮影者が画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。
絞りシャッタ駆動部110は、画像処理回路107での画像処理によって得られた輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算し、この演算結果に基づき絞り及びシャッタ105を駆動する。これによって、AE(自動露出)制御が行われる。防振レンズ駆動部111は、ジャイロセンサ等の角速度センサの情報に基づいてデジタルカメラ100に加わるブレ量を演算し、ブレを打ち消すように防振レンズ104を駆動する。
フォーカスレンズ駆動部112はフォーカスレンズ103を駆動する。例えば、コントラストAF(オートフォーカス)方式の制御では、画像処理回路107の画像処理によって得られた撮影光学系の焦点調節情報(コントラスト評価値)に基づき、被写体にピントが合うようにフォーカスレンズ103が駆動される。なお本発明の適用上、焦点調節制御の如何は問わないので、位相差AF方式や他の方式と組み合わせた方式が採用可能である。ズームレンズ駆動部113はズーム操作指示に従ってズームレンズ102を駆動する。操作部117には、撮影者がカメラにズーミングを指示するためのズーム操作部材としてのズームレバーまたはズームボタン等が設けられている。ズーム操作指示に用いるズーム操作スイッチの操作量及び操作方向に基づいてズーム駆動速度や駆動方向が演算され、演算結果に従ってズームレンズ102が光軸に沿って移動する。
撮影動作によって生成された画像データは、インターフェース(I/F)部115を介して記録部116に送られて記録される。画像データは、カメラに装着して使用するメモリーカード等の外部記録媒体や、デジタルカメラ100に内蔵されている不揮発性のメモリ118、あるいは両方に記録される。
操作部117は前記ズーム操作スイッチの他、撮影開始を指示するレリーズスイッチ、FAズーム機能の開始や終了を指示するFAズーム操作スイッチ等を含む。操作信号は後述のシステム制御部114に送られる。メモリ118は、プログラムデータや画像データの他に、デジタルカメラ100の設定情報や、後述するFAズーム機能におけるズーム戻り位置等の情報を記憶する。なおズーム戻り位置とは、FAズームの終了時に、開始時のズーム位置へと復帰させる際の戻り位置であり、その詳細については後述する。
システム制御部114はCPU(中央演算処理装置)等の演算装置を用いて構成され、ユーザ操作に応じて各部に制御命令を送ることでカメラ全体を制御する。システム制御部114は、メモリ118に記憶されている各種の制御プログラム、例えば撮像素子106の制御やAE/AF制御、ズーム制御(FAズーム処理を含む)等を行うためのプログラムを実行する。
次に、システム制御部114のうち、FAズーム機能に関連する制御について説明する。なお図1にはシステム制御部114の内部処理を制御部119乃至122として機能ブロックで表している。
光学ズームによる画角変更時でも合焦状態を維持するためには、レンズ鏡筒101に示すリアフォーカスタイプの鏡筒の場合、ズームレンズ102の位置に応じてフォーカスレンズ103を適正なフォーカス位置へ移動させる必要がある。このような制御をコンピュータズーム(CZ)制御という。図2は、ズームレンズの焦点距離と、ピントが合うフォーカスレンズ位置との関係を、被写体までの距離ごとに示すデータデーブルをグラフ化した図である。このテーブルはフォーカスカムテーブルと称する。横軸はズームレンズ位置に対応する焦点距離を示し、縦軸はフォーカス位置を示し、各グラフ線の横にはカメラから被写体までの距離(被写体距離)を示している。システム制御部114は、AF動作時にフォーカスレンズ駆動部112を制御してフォーカスレンズ103を所定の範囲で移動させることでスキャン動作を行う。この動作中に得られるコントラスト評価値等を用いて既知の方法により、合焦点であるフォーカスレンズ位置が検出される。その時のズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置から、フォーカスカムテーブルを参照することで被写体距離が計測可能である。
デジタルカメラ100は光学ズーム機能と電子ズーム機能を有する。CZ制御部119とズームレンズ駆動部113は光学ズーム駆動を担当する。CZ制御部119は、ズーム動作時にて所定の制御周期ごとにズームレンズ102の位置を検出し、その位置に応じたAF動作により計測した被写体距離でのフォーカスカムテーブルに追従するようにフォーカスレンズ103を駆動させる。これによって、合焦状態を維持したまま光学ズーム動作を行うことが可能となる。
一方、電子ズーム制御部120及び画像メモリ108は電子ズーム駆動を担当する。電子ズーム制御部120は、画像メモリ108に転送された画像データから対象領域を切り出すことによって電子ズーム機能を実現する。また、撮像素子106に取り込む映像のフレームレート周期で切り出す範囲を徐々に大きくし、表示部109に表示させることで滑らかな電子ズーム表示が実現される。
次にFAズーム機能の概要と、FAズーム枠制御部121及びFAズーム制御部122を説明する。従来、撮影者が望遠状態でフレーミングしてシャッタチャンスを待っている間に被写体が動いてフレームアウトした場合等では、撮影者は以下の操作が必要であった。
・ズーム操作スイッチの操作によりズームアウトを行って被写体を探索すること。
・再び所望の画角になるまでズーム操作を行って画角調整すること。
これに対して、FAズーム機能を搭載したデジタルカメラ100では、撮影前に画角合わせ等を行う状態(以下、撮影準備状態という)で被写体を見失ってしまった場合、撮影者はFAズーム操作スイッチを操作すればよい。このFAズーム操作スイッチは、FAズーム機能のために割り当てられたスイッチであり、ズーム操作スイッチの操作部材とは別の部材の押下によって、FAズーム機能の開始をカメラに指示する。FAズーム制御部122は、FAズーム操作スイッチから開始指示が出されたときの電子ズーム及び光学ズームの各ズーム位置をメモリ118に記憶する。さらにFAズーム制御部122は、後述する図4の処理手順に従って、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対してズームアウトの指示を行い、撮影準備状態よりも画角がズームアウトされた状態(以下、被写体探索状態という)にする。
図3(A)はズームアウト状態での画角を示し、図3(B)はズームイン状態での画角を示す。FAズーム枠制御部121は、図3(A)で示すように、記憶した撮影準備状態での画角を示す大きさを算出し、表示部109のEVFの中心部に枠300、つまりFAズーム枠を表示させる。FAズーム枠300の大きさは、ズームアウトした時点でのズーム倍率を元に計算される。例えば、撮影準備状態から電子ズーム倍率を2倍、光学ズーム倍率を3倍としてズームアウトして被写体探索状態となった場合には、被写体探索状態でEVFに表示される画角に対して、(1/2)×(1/3)=1/6倍の大きさのFAズーム枠が表示される。
FAズーム操作スイッチの押下中はズームアウト状態が保持される。撮影者は被写体探索状態で所望の被写体を発見した場合、FAズーム枠300を目安としてFAズーム枠内に被写体が収まるようにフレーミングを行う。その後、撮影者がFAズーム操作スイッチを開放してFAズーム終了をカメラ指示すると、FAズーム制御部122は、記憶しておいた撮影準備状態のズーム位置まで電子ズームまたは光学ズームによるズームイン動作を行う。こうして図3(B)で示すような最適なフレーミング状態が得られる。本処理によって、撮影者は簡単な操作で、フレームアウトした被写体を再度フレームインさせながら所望の画角で撮影することができる。
次に図4を用いて、FAズーム機能の処理例について説明する。
S100でFAズーム制御部122は、撮影準備状態で操作部117のFAズーム操作スイッチが押下されたか否かを判定する。FAズーム操作スイッチの押下が検出されるとFAズーム処理が開始する。S101でFAズーム制御部122は、撮影準備状態での光学ズーム位置をCZ制御部119から取得し、電子ズーム位置を電子ズーム制御部120から取得する。さらにFAズーム制御部122は光学ズーム位置及び電子ズーム位置のデータをメモリ118に記憶する。なお、光学ズーム位置は、光学ズーム機能によって変更可能なズーム倍率に相当するズームレンズの位置を表し、電子ズーム位置は電子ズーム機能によって変更可能な画像拡大及び縮小の倍率に相当する制御位置を表す。
S102でFAズーム制御部122は、メモリ118に記憶しているズームアウト駆動量を取得する。ズームアウト駆動量は、撮影者が設定メニューでの操作によって変更可能である。この場合、操作部117と表示部109がズームアウト駆動量の設定手段を構成する。本例では、予め設定されたズームアウト駆動量に従って後述のズームアウト動作が行われるが、FAズーム制御部122が該動作を段階的に制御する形態や、撮影者が停止操作を行うまでの間、ズームアウト動作を継続させる形態等がある。S103でFAズーム制御部122は、撮影準備状態でのズーム状態が電子ズーム状態であるか否かを判定する。一般的なズーム操作では、操作部117のズーム操作スイッチが押下されると、光学ズーム位置がワイド端からテレ端の間である場合には、CZ制御部119の制御下で光学ズームを駆動させる。光学ズーム位置がテレ端であって、さらにテレ方向への操作指示がなされた場合には電子ズーム制御部120が電子ズームを駆動させることで超望遠撮影が可能となる。ズーム操作スイッチの操作によるズーム動作とFAズーム動作との整合性を取るために、FAズーム動作においても、撮影準備状態でのズーム状態が電子ズーム状態の場合には電子ズームを先に駆動させる。つまり、メモリ118に記憶した時点のズーム位置が優先すべきズーム状態でのズーム領域内にあるか否かが判定され、本例では電子ズームが優先されるので、S103ではズーム位置が電子ズーム領域にあるか否かが判定される。FAズーム開始時のズーム状態が電子ズーム状態であった場合には、S104に処理を進める。S104でFAズーム制御部122は後述するズームアウト位置の算出方法に従って、S101で取得した電子ズーム位置とS102で取得したズームアウト駆動量から電子ズームのズームアウト位置を算出し、電子ズーム制御部120に設定する。S105でFAズーム制御部122は、電子ズーム制御部120に対して、S104で設定した電子ズームのズームアウト位置まで変倍処理を行うように指示する。電子ズーム制御部120は電子ズームによるズームアウト動作を行う。
S103にて撮影準備状態でのズーム位置が光学ズーム領域にあると判定された場合や、S105にて電子ズームのズームアウト動作が行われた後、S106に進む。S106でFAズーム制御部122は、さらに光学ズームによるズームアウトが必要であるか否かを判断する。つまり、電子ズームだけでは、設定したズームアウト駆動量のズーム駆動に充分でない場合、残りのズームアウト駆動量を光学ズームで補う必要がある(駆動残量の算出については後述する)。光学ズームによるズームアウトが必要と判断された場合にはS107に進み、光学ズームによるズームアウトが不要な場合にはS109に進む。S107でFAズーム制御部122は、後述の算出方法に従って、光学ズーム位置とズームアウト駆動量から光学ズームのズームアウト位置を算出し、CZ制御部119に設定する。S108でFAズーム制御部122は、CZ制御部119に対して、S107で設定した光学ズームのズームアウト位置までズーム駆動するように指示する。CZ制御部119はズームレンズ駆動部113を制御し、光学ズームのズームアウト動作を行う。そしてS109に進む。
S109でFAズーム制御部122は、ズームアウト倍率に応じたFAズーム枠の表示をFAズーム枠制御部121に指示し、被写体探索状態とする。S110でFAズーム制御部122は、被写体探索状態で操作部117のFAズーム操作スイッチが開放され、オフ状態になったか否かを判定する。FAズーム制御部122は、FAズーム操作スイッチがオフ状態になったことを検出するとS111以降のFAズーム終了動作を開始する。S111でFAズーム制御部122は、S101で記憶したズーム位置(ズーム戻り位置)のデータをメモリ118から読み込む。S112でFAズーム制御部122は、被写体探索状態でのズーム状態が光学ズーム状態であるか否かを判定する。光学ズーム状態の場合(S112のyes)、光学ズームを優先してズームインを行うためにS113に処理を進め、電子ズーム状態の場合(S112のno)には電子ズームのみでズームインを行うためにS115に処理を進める。S113でFAズーム制御部122は、S111で読み込んだズーム戻り位置のうち、光学ズームによるズームイン位置をCZ制御部119に設定する。S114でFAズーム制御部122は、CZ制御部119に対して、S113で設定した光学ズームによるズームイン位置までズームレンズ102を駆動するように指示する。CZ制御部119はズームレンズ駆動部113を制御して、光学ズームでのズームイン動作を行う。
S112にて被写体探索状態でのズーム位置が電子ズーム領域内であると判定された場合や、S114での光学ズームでズームイン動作が行われた後、S115に進む。S115でFAズーム制御部122は、さらに電子ズームによるズームインが必要か否かを判断する。電子ズームによるズームインが必要な場合にはS116に進み、電子ズームによるズームインが不要な場合には撮影準備状態にして処理を終了する。S116でFAズーム制御部122は、S111で読み込んだズーム戻り位置のうち、電子ズームによるズームイン位置を電子ズーム制御部120に設定する。S117でFAズーム制御部122は、電子ズーム制御部120に対して、S116で設定した電子ズームによるズームイン位置まで変倍処理を行うように指示する。電子ズーム制御部120は電子ズームイン動作を行い、これによってズーム戻り位置へと復帰する。該動作が終了すると、撮影準備状態となって処理を終了する。
次に、図5を用いて、図4のS104及びS107で設定する電子ズーム及び光学ズームのズームアウト位置の算出方法について説明する。図5(A)は、ズームアウト駆動量をズーム倍率に基づく連続量で設定するときのズームアウト動作例を示す図である。本例では、光学ズームの焦点距離が24乃至840mmの範囲で光学ズーム倍率を最大35倍とし、電子ズーム倍率を最大4倍としており、ズームアウト駆動量はズーム倍率に換算して1/8倍とされている。なお、図中の「光学ワイド端」、「光学テレ端」は光学ズーム動作におけるワイド端(焦点距離24mm)、テレ端(焦点距離840mm)をそれぞれ示し、光学ズーム領域の境界を表す。「電子ワイド端」、「電子テレ端」は電子ズーム動作におけるワイド端(焦点距離840mm相当)、テレ端(焦点距離3360mm相当)をそれぞれ示し、電子ズーム領域の境界を表す。光学テレ端位置と電子ワイド端位置が一致している。
パターン1は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置で焦点距離840mmのときのズームアウト位置を示している。撮影準備状態でのズーム状態は光学ズーム状態であるため、電子ズーム位置は電子ワイド端位置のままである。ズーム倍率1/8倍に対応するズームアウト駆動量で光学ズーム位置を変更した場合、840mm×(1/8倍)=105mmの焦点距離に対応する位置がズームアウト位置となる。
パターン2は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離192mmのときのズームアウト位置を示している。このときの光学ズームのズームアウト位置は、192mm×(1/8倍)=24mmの焦点距離に対応する光学ワイド端位置がズームアウト位置となる。
パターン3は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離72mmのときのズームアウト位置を示している。光学ズームのズームアウト位置の算出結果は、72mm×(1/8倍)=9mmとなり、光学ワイド端位置よりも広角側の位置となる。この場合、光学ワイド端位置をズームアウト位置とする。
パターン4は、撮影準備状態でのズーム位置が、電子テレ端位置のときのズームアウト位置を示している。電子ズーム倍率は最大4倍であるため、電子ズームのズームアウト位置は電子ワイド端位置とし、残りの2倍分については光学ズームでのズームアウト動作が行われる。したがって、光学ズームによるズームアウト位置は840mm×(1/2倍)=420mmの焦点距離に対応する位置となる。
ズーム倍率に基づいてズームアウト駆動量を設定する場合、パターン3のようにズームアウト位置が光学ワイド端位置を越える場合を除いて、被写体探索状態でのFAズーム枠の大きさが一定になる。つまり、ズームアウトした画角が同じ倍率になるという利点が得られる。
図5(B)は、ズームアウト駆動量をズームステップ数に基づいて設定するときのズームアウト動作例を示す図である。ズームステップ数とは、段階的に決められたズーム位置にしか停止させないステップズーム機能における停止分割ズーム数のことであり、ズーム位置は離散量で表される。本例では、光学ズームのステップ数は光学W(ワイド)、光学M1乃至11、光学T(テレ)の13ステップとする。光学Wが光学M0に相当し、光学Tが光学M12に相当する。また電子ズームのステップ数は電子W(ワイド)、電子M1及びM2、電子T(テレ)の4ステップとする。電子Wが電子M0に相当し、電子Tが電子M3に相当する。ズームアウト駆動量は6ステップとする。
パターン5は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置(=電子ワイド端位置)のときのズームアウト位置を示している。撮影準備状態でのズーム状態は光学ズーム状態であるため、電子ズームは電子ワイド端位置のままである。光学ズーム位置は光学T(=M12)であり、M12−6(ステップ)=M6の位置がズームアウト位置となる。
パターン6は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置M6のときのズームアウト位置を示している。このときの光学ズームのズームアウト位置は、M6−6(ステップ)=M0であり、光学ワイド端(光学W)位置がズームアウト位置となる。
パターン7は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置M4のときのズームアウト位置を示している。光学ズームのズームアウト位置を算出すると、M4−6(ステップ)=M(−2)となり、光学ワイド端位置よりも広角側の位置となる。この場合、光学ワイド端(光学W)位置をズームアウト位置とする。
パターン8は、撮影準備状態でのズーム位置が、電子テレ端位置(電子T)のときのズームアウト位置を示している。電子ズームステップ数は最大4ステップであるので、電子ズームのズームアウト位置は電子ワイド端位置とし、残りの2ステップ分については光学ズームでズームアウト動作が行われる。したがって、光学ズームのズームアウト位置は、M12−2(ステップ)=M10となる。
このようにズームステップ数に基づいてズームアウト駆動量を設定する場合、基本的には減算のみでズームアウト位置を算出できるため、演算処理が容易になるという利点がある。
なお、図4のS113やS116で行われるズームイン位置の算出についても、光学ズームが優先されることを除いて上記と同様に行われるため、説明は省略する。
図6乃至8は、被写体探索状態、すなわち図4のS110にてFAズーム動作の終了が判定される前のズームアウト状態で、撮影者がズーム操作スイッチを操作したときの動作例を示したフローチャートである。
図6は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作スイッチを操作した場合に、撮影準備状態でのズーム操作と同様にズーム駆動を行う処理例を示す。S200でFAズーム制御部122は、操作部117のFAズーム操作スイッチがオフ状態になったか否かを判定し、該スイッチのオフ状態が判定されると被写体探索状態を終了する。FAズーム操作スイッチがオン状態の場合、S201に進み、FAズーム制御部122は被写体探索状態でズーム操作スイッチが操作されたか否かを判定する。ズーム操作スイッチが操作された場合にはS202に進み、該スイッチが操作されない場合にはS200に戻る。S202でFAズーム制御部122は、現時点でのズーム状態が電子ズーム状態であるか、または光学ズーム状態であるかを判定する。電子ズーム状態の場合にはS203に進み、光学ズーム状態の場合にはS204に進む。
S203でFAズーム制御部122は電子ズーム制御部120に制御命令を送って電子ズーム動作を行う。またS204でFAズーム制御部122はCZ制御部119に制御命令を送って光学ズーム動作を行う。いずれの場合も、ズーム操作スイッチの操作方向、つまりズームイン方向またはズームアウト方向に応じてテレ方向(望遠方向)またはワイド方向(広角方向)への変倍動作が行われる。S203またはS204の後、S205に進み、ズーム操作によってテレ方向にズーム動作が行われた場合に、FAズーム制御部122は、ズーム位置が、FAズーム動作の終了時にズームインさせるズーム戻り位置まで到達したか否かを判定する。ズーム位置がズーム戻り位置に到達した場合、強制的にズーム操作を終了してS200に戻る。ズーム位置がズーム戻り位置に到達しない場合にはS206に進む。S206でFAズーム制御部122は、ズーム操作スイッチの押下状態によってズーム操作が終了したか否かを判定する。ズーム操作の終了と判定された場合にはS200に戻る。またズーム操作が継続していると判定された場合にはS202に戻り、ズーム動作が継続する。
図6に示す処理によれば、被写体探索状態の画角となったにも関わらず被写体がフレームインしなかった場合に、撮影者はズーム操作を行って、即座に画角を広げて被写体を探索し直し、あるいは被写体探索状態のまま画角の範囲を狭めるのに有効である。
図7は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作スイッチを操作した場合に、ズーム戻り位置を変更する処理例を示す。図6との相違点は、S201に続くS302及びS303の処理である。よって図6と同じステップ番号を付した処理については説明を省略し、以下に相違点を説明する。
S201でズーム操作が行われた場合、S302に進み、FAズーム制御部122は、ズーム操作スイッチの操作方向に従って、図4のS101でメモリ118に記憶したズーム戻り位置のデータを更新する。撮影者によるズーム操作スイッチの操作方向がテレ方向である間はズーム戻り位置のデータがテレ方向に沿って更新され、操作方向がワイド方向である間はズーム戻り位置のデータがワイド方向に沿って更新される。次のS303でFAズーム制御部122は、FAズーム枠制御部121に対してFAズーム枠の更新を指示する。FAズーム枠制御部121は、S302で更新したズーム戻り位置に応じてFAズーム枠の大きさを再計算し、FAズーム枠のEVF表示を更新する。そしてS205に進む。
図7に示す処理によれば、撮影準備状態で撮影者がフレーミングを行った時点から被写体の大きさが変わった場合に、被写体探索状態のままズームインする画角を調整したいといった要請に応えることができる。
図8は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作スイッチを操作した場合、図6及び図7で説明した動作を選択的に行えるようにした例を示す。図6との相違点は、S201に続くS402乃至404の処理である。よって図6と同じステップ番号を付した処理については説明を省略し、以下に相違点を説明する。
S402でFAズーム制御部122は、被写体探索状態でのズーム操作モードを判別する。ズーム駆動モードの場合にはS403へ進んで図6のS202乃至205の処理が実行され、ズーム戻り位置変更モードの場合にはS404へ進んで図7のS302及びS304、S205の処理が実行される。モード設定については、操作者が設定メニューを用いてモードを設定する方法や、操作部117に割り当てた操作部材を用いてモードを設定する方法等が挙げられる。S403やS404の後、S206に進む。
図8に示す処理によれば、被写体探索状態にて撮影者がズーム駆動モードとズーム戻り位置変更モードを選択できるので、利便性が高まる。
次に、デジタルカメラ100を三脚に固定してFAズーム処理を実行した場合にズーム駆動速度及びズーム駆動量を変更する処理について説明する。図1に示す三脚検出部123は、デジタルカメラ100が不図示の三脚に固定されているか否かを検出し、検出結果をFAズーム制御部122に送る。例えば手ブレ検出等に用いる振動検出装置で検出した振動レベルが閾値以下である状態が基準時間以上に亘って継続した場合にカメラが三脚に固定されていると判定する方法が挙げられる。この他、検出スイッチをカメラに設けて三脚との接触等を検出する方法でもよい。
図9は、ズーム駆動速度及びズーム駆動量の変更処理例を示すフローチャートである。なお、図4と相違するステップはS102とS103との間にあるS503乃至505の処理と、S111とS112との間にあるS515及び516の処理である。よって、以下では相違点を説明する。
撮影者がデジタルカメラ100を手に持った状態でFAズーム処理を行う場合、手振れが原因で意図した構図に戻らないことが起こり得る。また、ズームアウトやズームインの際に急激な画角変更が行われた場合、手振れのタイミングによっては撮影者が被写体を再度見失う可能性がある。このため、FAズーム機能であってもズームイン時は連続性を持たせたズーム速度制御が必要である。但し、カメラを三脚に固定した状態でFAズーム処理を行う場合には、超望遠状態での手振れやパンニング等による被写体のフレームアウト及び画角の変化が極力抑えられる。このため、ズームアウト時やズームイン時のズーム駆動速度を最大値に上げることや、ズームアウト駆動量を変更することが可能である。
S102に続くS503で三脚検出部123はデジタルカメラ100が三脚に固定されているか否かを検出する。FAズーム動作の開始時にカメラが三脚に固定されている場合、S504に進み、カメラが三脚に固定されていない場合にはS103に進む。
S504でFAズーム制御部122は、S102で取得したズームアウト駆動量を、三脚固定時のズームアウト駆動量に変更する。このズームアウト駆動量については、三脚を使用しないで撮影する場合よりも大きな値に設定される。これは予め設定された値でもよいが、撮影者が設定メニューでの操作によって所定の範囲内で変更可能な形態でもよい。S505でFAズーム制御部122は、ズームアウト動作を行う際のズームアウト速度(ズームアウト時のズーム駆動速度)を三脚固定時のズームアウト速度に変更する。三脚固定時のズームアウト速度は基本的にズーム駆動制御にて許容される最大速度に設定されるが、撮影者が設定メニューでの操作によって所定の範囲内でズームアウト速度を変更可能な形態でもよい。三脚固定時のズームアウト速度は、カメラを三脚に固定していない時に設定される速度よりも大きな値である。
S111に続くS515で三脚検出部123は、デジタルカメラ100が三脚に固定されているか否かを検出する。FAズーム動作の終了時にカメラが三脚に固定されていることが検出された場合、S516に処理を進める。カメラが三脚に固定されていないことが検出された場合にはS112に進む。S516でFAズーム制御部122は、ズームイン動作を行う際のズームイン速度(ズームイン時のズーム駆動速度)を三脚固定時のズームイン速度に変更する。三脚固定時のズームイン速度は基本的にズーム駆動制御にて許容される最大速度に設定されるが、撮影者が設定メニューでの操作により所定の範囲内でズームイン速度を変更可能な形態でもよい。三脚固定時のズームイン速度は、カメラを三脚に固定していない時に設定される速度よりも大きな値である。
図9に示す処理によれば、三脚使用時のFAズーム動作においてズームアウト速度やズームイン速度を最大値に設定することで動作が迅速に行われるので、カメラの使い勝手が向上する。また、三脚を使わない場合に比べて、ズームアウト駆動量を大きな値に変更することにより、撮影者がより広い範囲で被写体を探索する場合に有効である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上記実施形態では、図4のズームアウト動作で電子ズームを優先したが、光学ズームを優先する形態でもよい。この場合、メモリ118に記憶した時点のズーム位置が光学ズーム領域内にあるか否かが判定される。そして光学ズーム領域にてズームアウト駆動量に従って算出したズーム位置が、当該ズーム領域を超えて電子ズーム領域にまで及ぶときには、算出した残り分のズームアウト駆動量に従ってズーム位置への変更が行われる。また上記実施形態では、操作指示手段として、FAズーム操作スイッチが押下されている間、被写体探索状態を維持し、該スイッチの開放によりFAズーム動作の終了をカメラに指示する例を示した。これに限らず、FAズーム操作スイッチの押下後に該スイッチの開放によってFAズームを開始させ、該スイッチを再度押下して開放することでFAズーム動作を終了させる操作指示手段を用いてもよい。また、FAズーム操作スイッチとズーム操作スイッチを組み合わせて開始や終了の指示を行う等、複数のボタンを組み合わせた操作指示手段を用いてもよい。
100 デジタルカメラ
102 ズームレンズ
109 表示部
114 システム制御部
116 記録部
117 操作部
118 メモリ
119 CZ制御部
120 電子ズーム制御部
121 FAズーム枠制御部
122 FAズーム制御部
123 三脚検出部

Claims (18)

  1. 撮影者による操作に応じて、ズーム位置を制御する制御手段を有する撮像装置であって、
    撮影前の撮影準備状態において、
    撮影者により第1の操作が行われた場合、前記制御手段は、現在のズーム位置を第1のズーム位置として記憶するとともに、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定のズーム位置変化量だけ広角側に設定された第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更し、さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、前記制御手段は、記憶されている前記第1のズーム位置へ前記ズーム位置を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影者による操作に応じて、ズーム位置を制御する制御手段を有する撮像装置であって、
    撮影前の撮影準備状態において、
    撮影者により第1の操作が行われた場合、前記制御手段は、現在のズーム位置である第1のズーム位置が所定のズーム位置よりも望遠側の場合は、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定の変化量だけ広角側であって広角端に達しない第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更し、さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置へ前記ズーム位置を変更することを特徴とする撮像装置。
  3. 撮影者により第1の操作が行われた場合、
    前記制御手段は第1のズーム位置を記憶し、
    さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、
    前記制御手段は記憶されている前記第1のズーム位置へズーム位置を変更することで、撮像装置のズーム位置を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段による制御は、ズームレンズの駆動により焦点距離を変更する光学ズームを含み、
    前記制御手段は、前記ズームレンズの駆動による前記ズームレンズの位置の変化に応じて、フォーカスレンズの駆動を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 撮影の開始を指示する操作を受け付けるレリーズ手段を有し、
    前記撮影準備状態は、前記レリーズ手段を介した操作が行われる前の状態であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の操作と前記第2の操作とは、前記レリーズ手段と別に設けられている操作手段により受け付けられることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、ライブビュー画像を表示する表示手段を制御し、
    前記第1の操作が行われた場合、前記制御手段は、前記第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更した状態で、前記ライブビュー画像に重畳して前記第1のズーム位置に対応する撮影範囲を示す表示を前記表示手段が行うよう制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段による制御は、ズームレンズの駆動により焦点距離を変更する光学ズームと、画像処理により前記ズーム位置を変更する電子ズームの制御を含み、
    前記光学ズームの望遠端からさらに望遠側へズーム位置を変更する場合、前記制御手段は前記電子ズームにより前記ズーム位置を変更し、
    前記制御手段は、前記第1のズーム位置から前記第2のズーム位置へズーム位置を変更する際に、前記電子ズームを優先してズーム位置の変更を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 望遠方向または広角方向を指示する操作を受け付けるズーム方向操作手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作後であって前記第2の操作が行われる前に前記ズーム方向操作手段を介した操作が行われた場合、当該ズーム方向操作手段を介した操作に応じた方向へ前記ズーム位置を変更することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 望遠方向または広角方向を指示する操作を受け付けるズーム方向操作手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作後であって前記第2の操作が行われる前に前記ズーム方向操作手段を介した操作が行われた場合、その後前記第2の操作が行われた際に、前記第1のズーム位置よりも、当該ズーム方向操作手段を介した操作に応じた方向へ前記ズーム位置を変更することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記所定の変化量は、ズーム倍率で設定されており、
    前記第2のズーム位置は、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定のズーム倍率変化分だけ広角側に設定されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記所定の変化量は、ズームステップ数で設定されており、
    前記第2のズーム位置は、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定のズームステップ変化分だけ広角側に設定されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記所定のズーム変化量は、前記第1のズーム位置に対応する倍率が所定の倍率以上の場合に、第1の操作に応じたズーム位置変化後のズーム位置が広角端に達しないように設定された一定の変化量であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記所定のズーム変化量は前記第1のズーム位置に対応する倍率が所定の倍率以上の場合に、第1の操作に応じたズーム位置変化後のズーム位置が広角端に達しないように設定された変化量であって、
    前記所定のズーム変化量は前記第1のズーム位置の位置に応じて異なることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記第2のズーム位置は前記第1のズーム位置に応じて異なることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記制御手段による制御は、ズームレンズの駆動により焦点距離を変更する光学ズームと、画像処理により前記ズーム位置を変更する電子ズームとの少なくともいずれか一方の制御を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  17. 撮影者による操作に応じて、ズーム位置を制御する制御手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    撮影前の撮影準備状態において、
    撮影者により第1の操作が行われた場合、現在のズーム位置を第1のズーム位置として記憶するとともに、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定のズーム位置変化量だけ広角側に設定された第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更するステップと、
    さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、記憶されている前記第1のズーム位置へ前記ズーム位置を変更するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  18. 撮影者による操作に応じて、ズーム位置を制御する制御手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    撮影前の撮影準備状態において、
    撮影者により第1の操作が行われた場合、現在のズーム位置である第1のズーム位置が所定のズーム位置よりも望遠側の場合は、前記第1のズーム位置に対して相対的に所定の変化量だけ広角側であって広角端に達しない第2のズーム位置へ前記ズーム位置を変更し、さらに撮影者により第2の操作が行われた場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置へ前記ズーム位置を変更することを特徴とする制御方法。
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