JP6347672B2 - 情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
クライアントからサーバーに対して印刷指示を送信し、印刷指示を受信したサーバーが印刷対象のコンテンツを印刷データに変換する様々な印刷サービスが知られている。近年、クラウドコンピューティングの概念が注目されているが、これも上述のシステム同様、サーバーがクライアントにサービスを提供する形態の一つと捉えることができる。クラウドコンピューティングの主な特徴は、多くのコンピューティング・リソースを用いてデータ変換やデータ処理を分散実行し、多くのクライアントからの要求を同時に処理することである。現在、このクラウドコンピューティングを実現するクラウドコンピューティング環境上にWebサービスを実装し、多種多様な印刷サービスを提供する技術が考案されている。
例えばGoogle(登録商標)は、プリンターと連携して印刷サービスを提供するためのデータ通信の仕組みを開発し、Googleが用意したクラウドコンピューティング環境とデータ通信をプリンターが行うためのインターフェースを公開した。このインターフェースをプリンターに実装することで、プリンターとサーバーとがインターネットを介して接続されていても、クライアントからプリンターを指定して印刷させることが可能となる。
以下、公知の印刷サービスを利用するまでの流れを説明する。印刷サービスとは、クライアントからの指示により印刷アプリケーションを動作させ、接続されたプリンターと通信することで印刷データを提供する、サーバー又はサーバー群に実装された機能のことである。
まずは印刷サービスへサービスプリンターの登録を行う。サービスプリンターとは、プリンター選択用のインスタンスであり、実際のプリンターと関連付けられている。Windows(登録商標)のプリンティングシステムで言うところのプリントキューに相当するものである。印刷サービスへサービスプリンターを登録するためには、印刷サービスのユーザーアカウントを取得する。そして、印刷サービスにおける既定の登録手順に従い、そのユーザーアカウントとプリンターの情報・プリンターID(印刷サービスにおけるサービスプリンターの識別情報)とを紐付けて印刷サービスに登録する。サービスプリンターの登録方法は大きく分けて二つある。一つは、印刷サービス対応のプリンターから直接印刷サービスへ接続し登録を行う方法である。もう一つは、プリンターと接続可能なプロキシーサービスから印刷サービスへ接続し、登録を行う方法である。この場合、印刷サービスへ直接接続することができないプリンターであっても、プロキシーサービスを介すことで印刷サービスへの登録が可能となる。プロキシーサービスとは、情報処理装置に実装された印刷中継機能のことである。具体的には、プロキシーサービスは、プリンター又はプリントサーバー・印刷サービスと接続可能で、プリンターの情報を基に印刷サービスに対してサービスプリンターを登録する。そして、プロキシーサービスは、印刷サービスから送信される印刷データを対応するプリンター又はプリントサーバーへ送信する。
以上より、印刷サービス上にそのユーザーアカウントとプリンターIDで識別されるサービスプリンターと印刷ジョブキューとが生成される。そして、登録を行ったユーザーがクライアントのウェブブラウザーからその印刷サービスのユーザーアカウントで印刷サービスにログインすることで、そのユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターと印刷ジョブキューとが表示されるようになる。
ユーザーは、印刷する場合、印刷サービスに対応したアプリケーションから印刷サービスへの印刷を指示する。すると、ログインした印刷サービスのユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターの一覧が表示され、ユーザーがサービスプリンターを選択すると、アプリケーションから選択されたサービスプリンターの印刷ジョブキューに印刷ジョブが送信される。選択されたサービスプリンターに対応したプリンターが印刷サービスに対応したものであれば、印刷サービスから直接プリンターへ印刷ジョブが送信されて印刷される。選択されたサービスプリンターに対応したプリンターがプロキシーサービスを介して登録されていれば、印刷ジョブはプロキシーサービスを介してプリンター又はプリントサーバーに送信される。
また、プリンターは相応に高価な装置であり、通常一人が常時占有して印刷し続けることは稀であるため、複数人で1台のプリンターを使用する時間をずらしつつ共有利用することでコストメリットを得られる。印刷サービスはこのような利用方法にも一定の解決策を用意している。1台のサービスプリンターを複数ユーザーで印刷サービスから利用するには、印刷サービスの共有機能を使用する。まず、1人のユーザーが上述の方法で印刷サービスにサービスプリンターを登録する。このユーザーをプリンター管理者と呼ぶ。プリンター管理者は、そのサービスプリンターを他のユーザーに利用させてもよいか判断し、利用させてもよいと判断したユーザーのアカウントを、そのサービスプリンターの印刷ジョブキューに「共有設定」する。次に、共有設定されたユーザーが印刷サービスにログインすると、共有設定されているサービスプリンターの「共有登録」を許可するか否かを指示する。許可した場合は、共有設定されているサービスプリンター全てが共有登録される。そして、プリンター管理者のサービスプリンターの印刷ジョブキューと共有設定されたユーザー(以下、共有ユーザーと略す)のアカウントとが紐付けされ、共有ユーザーはその印刷ジョブキューに対して、印刷ジョブを送信できるようになる。許可しなかった場合、共有設定は削除される。プリンター管理者にはサービスプリンターの情報を書き換える、又は削除するといった、サービスプリンターの管理権限が与えられるが、共有ユーザーにはその権限は与えられない。
一方、クライアントにおいて、ローカルネットワーク上でプリンターを探索し、探索したプリンターに対してローカルネットワーク上で印刷を行う印刷システムも存在する。この印刷システムでは、クライアントとプリンターとの双方において、ローカルネットワーク上でデータ通信を行うための共通のインターフェースが実装されており、このインターフェースを介して、プリンターの探索や印刷データの送信を行うことが可能となる。近年、特にクライアントとプリンターとは近距離通信(Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC)の搭載を始めており、搭載する近距離通信を介して対応機器同士が接続し、データのやり取りを行っている。以降、この印刷システムのことをローカル印刷システムと呼ぶ。
以下、公知のローカル印刷システムを利用する流れを説明する。
まず、クライアントにおいて、ローカル印刷システムの利用が指示されると、ローカルネットワーク上でプリンターの探索を行う。プリンターの探索は、クライアントがローカルネットワーク上に探索プロトコルを送信し、その探索プロトコルに対応したプリンターから返答を受けることにより行う。クライアントは、探索したプリンターの一覧リストを表示し、プリンターの一覧リストにおいてプリンターが選択されると、選択されたプリンターに対して印刷ジョブを送信する。プリンターは、クライアントから送信された印刷ジョブを実行し印刷を行う。クライアントはプリンターが選択された際、必要に応じて部数等の印刷設定を行うこともできる。
特許文献1では、クライアントのプリンタードライバーアンインストール時に、プリンタードライバーのプリンター情報を基に、印刷サービスへのプリンターの登録を行う技術が開示されている。
特開2013−161444号公報
上述した印刷サービスを利用した印刷システムに、ローカル印刷システムが併用された印刷システムが存在する場合、ローカル印刷システムで利用しているプリンターを印刷サービスに登録する。これにより、ユーザーはローカル印刷だけではなく、印刷サービスを利用して、例えば外出先からでも印刷できるようになる。また、プリンターが印刷サービスに登録されることで、ローカル印刷システム利用時にも印刷サービスの機能(画像形式変換等)を利用した印刷ができるようになることも考えられる。
しかし、ユーザーがローカル印刷システムだけを利用している場合、ユーザーはそのプリンターが印刷サービスで利用できることを認知できる機会が少なく、プリンターを印刷サービスに登録することで利用できることに気付けない可能性がある。また、仮にユーザーが何らかの方法でプリンターが印刷サービスで利用できることを認知した場合でも、プリンターを印刷サービスへ登録するための既定の手順を知らない可能性がある。更に、ユーザーがプリンターを印刷サービスへ登録する既定の手順を知っていたとしても、一から既定の登録手順に従って作業を行う必要があり、その作業が煩雑である。このように、上述の環境での各種印刷において、ユーザーが利便性の高い、高機能な印刷システムのメリットを享受しにくいという課題がある。
本発明は、ユーザーに印刷サービスを有効活用させ、印刷におけるユーザーの利便性を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、を有し、前記表示手段は、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置により印刷が実行されたことが表示される印刷完了画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示する
本発明によれば、ユーザーに印刷サービスを有効活用させ、印刷におけるユーザーの利便性を向上させることが可能な技術を提供することができる。
システム構成の一例を示す図である。 システムを構成する各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 システムを構成する各装置のソフトウェア構成等の一例を示す図である。 システムの処理に用いられる各種情報の一例を示す図(その1)である。 システムの処理に用いられる各種情報の一例を示す図(その2)である。 システムの処理に係る各種表示画面の一例を示す図(その1)である。 実施形態1における処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態2における処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態2における処理の一例を示すフローチャートである。 システムの処理に係る各種表示画面の一例を示す図(その2)である。 実施形態3における処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態3における処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態4における処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態5における処理の一例を示すシーケンス図(その1)である。 実施形態5における処理の一例を示すシーケンス図(その2)である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
まず、実施形態1におけるコンテンツ印刷システム(以下、印刷システムと略す)の構成について説明する。図1は、印刷システム1000のシステム構成の一例を示す図である。印刷システム1000は、クライアント120、プリンター群110を含む。クライアント120、プリンター群110は、ユーザー環境に配置された装置であり、ネットワーク100を介して互いに接続されている。なお、クライアント120は、情報処理装置の一例であり、PC、タブレット端末、スマートフォン等、何れの形態の情報処理装置であってもよい。また、プリンター群110に含まれる各プリンター(画像形成装置)は、コピー機能及びプリント機能等の複数の機能を有する複合機(MFP)であってもよいし、プリント機能のみの単一機能型の印刷装置であってもよい。なお、MFPは、Multi Function Peripheralの略称である。
ネットワーク100は、インターネット101に接続されている。また、印刷システム1000は、Webアプリケーションサーバー群140、Web印刷サーバー群130を含む。2つのサーバー群は、同じベンダーから提供されたサーバー群である場合もある。その場合、両サーバー群は、ネットワーク100を介して接続されていてもよい。印刷システム1000を構成する各装置、及び各サーバー群は、インターネット101を介して接続可能であり、互いにデータ通信することができる。なお、クライアント120は、複数台あってもよい。また、プリンター群110、Webアプリケーションサーバー群140、Web印刷サーバー群130は、各々複数台で構成されているが1台であってもよい。
次に、印刷システム1000を構成する各装置、及び各サーバー群のハードウェア構成について説明する。図2は、印刷システム1000を構成する各装置、及び各サーバー群のハードウェア構成の一例を示す図である。ここでは、クライアント120のハードウェア構成を例に説明する。CPU(Central Processing Unit)202は、各種プログラムを実行し、様々な機能を実現するユニットである。ROM(Read Only Memory)203は、各種プログラムを記憶するユニットである。RAM(Random Access Memory)204は、CPU202の一時的な作業記憶領域として利用されるユニットである。CPU202は、ROM203に記憶されているプログラムをRAM204にロードして実行する。これにより、クライアント120のソフトウェア構成、後述するシーケンス図におけるクライアント120の処理(情報処理)、及びクライアント120のフローチャートに係る処理(情報処理)が実現される。
Input/Outputインターフェース205は、クライアント120に接続されているディスプレイ(不図示)にデータを送信する他、ポインティングデバイス(不図示)からデータを受信するインターフェースユニットである。NIC(Network Interface Card)206は、クライアント120をネットワーク100に接続するためのユニットである。
上述した各ユニットは、バス207を介して相互にデータの送受信を行うことが可能である。
以上、クライアント120のハードウェア構成について説明してきたが、プリンター群110、Webアプリケーションサーバー群140、及びWeb印刷サーバー群130を構成する各プリンター、及び各サーバーのハードウェア構成についても同様である。即ち、各装置のCPU202が各装置のROM203に記憶されているプログラムを実行することにより、各装置のソフトウェア構成、及び後述する各装置の処理(情報処理)を実現する。
なお、プリンター群110は、印刷制御装置(不図示)を有している。また、印刷制御装置は、印刷ユニット(不図示)を搭載している。印刷ユニットは、ラスターイメージを記録媒体に印刷することが可能なユニットであり、バス207を介して各ユニットとデータを送受信することが可能である。
次に、印刷システム1000を構成する各装置、及び各サーバー群のソフトウェア構成等について説明する。図3は、印刷システム1000を構成する各装置、及び各サーバー群のソフトウェア構成等の一例を示す図である。上述したように、図3に示されている各ソフトウェア構成の機能を実現するプログラムは、各装置、及び各サーバーのROM203に記憶されている。そして、各々のCPU202が、そのプログラムをRAM204にロードして実行することで、各々のソフトウェア構成の機能が実現される。
Web印刷サーバー群130は、複数台のサーバーを仮想化して1台のサーバーとみなし、その1台のサーバーで印刷サービス330の機能を実現している。Web印刷サーバー群130は、その1台のサーバー内に複数のヴァーチャルマシンを起動し、各々のヴァーチャルマシンに対して印刷サービス330の機能を実現させている。図3に示す印刷サービス330は、そのうちの1台のソフトウェア構成等を示したものである。印刷サービス330は、クライアント120からの指示により、印刷サービス330に登録されているプリンターと通信して印刷ジョブに係る印刷データを提供する。また、印刷サービス330は、印刷データに対する各種の処理を実行することができる。
クライアント120は、Webブラウザー320を有している。Webブラウザー320は、印刷サービス330とデータ通信可能であり、印刷サービス330からサービスプリンターのリストを取得し、サービスプリンターに対して印刷ジョブを送信できる。サービスプリンターとは、プリンター選択用のインスタンスであり、実際のプリンターと関連付けられている。また、サービスプリンターは、Windowsのプリンティングシステムで言うところのプリントキューに相当するものである。Webブラウザー320は、プリンター群110を構成する1台のプリンター(以下、プリンター310と呼ぶ)ともデータ通信可能であり、プリンター310を探索し、プリンター310に対して印刷ジョブを送信できる。また、Webブラウザー320は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を指示することもできる。
プリンター310は、クライアント120のWebブラウザー320から送信される探索要求に応答し、Webブラウザー320から送信される印刷ジョブを受信し実行する。また、プリンター310は、Webブラウザー320から印刷サービス330への登録を指示された場合、指示に従い印刷サービス330への登録処理を行う。
これより、各装置・各サーバー群が有する機能について説明する。
まず、Web印刷サーバー群130が有する印刷サービス330の機能について説明する。印刷サービス330は、プリンター管理部331、ユーザー情報格納部332、プリンター情報格納部333、印刷指示受信部334、印刷ジョブ送信部335を有する。また、プリンター管理部331、印刷指示受信部334、印刷ジョブ送信部335は、通信モジュールを有し、Webブラウザー320、プリンター310が有する通信モジュールとデータ通信可能である。
プリンター管理部331は、プリンター310の登録部311からプリンターの登録要求を受けると、サービスプリンターの登録を行う。サービスプリンターは、要求のあったプリンターや印刷中継サービスごとに、また、ユーザーアカウントごとに、ユニークなものが生成される。したがって、同じ実プリンターであっても、異なるユーザーや異なる印刷中継サービスが登録すれば異なるサービスプリンターが生成される。
本実施形態では、プリンター管理部331に対するサービスプリンターの登録要求は、プリンター310から行われるものとする。サービスプリンターの登録要求は、プリンター310からプリンター管理部331に、プリンターの登録情報が送信されることにより行われる。プリンター310がプリンターの登録情報を送信する際には、印刷サービス330へログインする必要があり、ログインしたユーザーアカウントに紐付いてサービスプリンターは登録される。ユーザーアカウント・パスワードは印刷サービス330により発行され管理されているものである。プリンターの登録情報には、プリンターネーム、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値、ステータスが含まれている。図4(a)は、プリンター310が印刷サービス330に送信するプリンターの登録情報の一例であり、で記載された情報の中に、プリンターネーム、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値が含まれている。XMLは、Extensible Markup Languageの略である。プリンターネーム、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値についての説明は、図5(b)を用いて後述する。
サービスプリンターを登録したユーザーは、そのサービスプリンターの管理者(以下、プリンター管理者と略す)となる。プリンター管理者にはサービスプリンターの情報を書き換える、あるいは削除するといった管理権限が与えられる。
印刷サービス330に登録されているユーザーアカウント・パスワードの情報は、ユーザー情報格納部332に格納されている。図5(a)は、ユーザー情報格納部332に格納されているユーザーアカウント情報の一例であり、ユーザーアカウントが601、パスワードが602に相当する。
また、印刷サービス330においては、社内のユーザーアカウントと印刷サービス330のユーザーアカウントとを同期するための仕組みが提供されている形態も考えられる。この場合、プリンター管理者は印刷サービス330において、社内のユーザーアカウントと、それに紐付ける印刷サービス330のユーザーアカウントとの同期設定を行う。これにより、社内のユーザーアカウントの設定が印刷サービス330のユーザーアカウントの設定に同期され、ユーザーアカウントを一元化することが可能となる。
印刷サービス330に登録されているサービスプリンターの情報は、プリンター情報格納部333に格納されている。プリンター情報格納部333には、SPID、プリンター管理者のユーザーアカウント、プリンターネーム、プロキシーID、RPID、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値、共有ユーザーのユーザーアカウントが関連付けて格納されている。なお、SPIDは、Service Printer IDの略である。RPIDは、Real Printer IDの略である。図5(b)は、プリンター情報格納部333に格納されているサービスプリンターの情報の一例であり、SPIDが610、プリンター管理者のユーザーアカウントが611、プリンターネームが612に相当する。更に、プロキシーIDが613、RPIDが614、ケーパビリティーズが615、印刷設定初期値が616、共有ユーザーのユーザーアカウントが617に相当する。
SPIDは、印刷サービス330がサービスプリンターの登録時に発行するものであり、印刷サービス330はSPIDによって各サービスプリンターを一意に識別する。プリンター管理者のユーザーアカウントは、サービスプリンターを登録したユーザーのユーザーアカウントである。プリンターネームは、プリンター310に割り当てられた名前であり、プリンター310を呼称するときに用いるものである。なお、プリンターネームは識別情報とは異なり、複数のサービスプリンターで同一である場合もある。
プロキシーIDは、サービスプリンターがプロキシーを介して登録されている場合に格納されるものであり、どのサービスプリンターがどのプロキシーから登録されたかを判別するために利用される。サービスプリンターがプロキシーを介して登録されていない場合、有効な値は格納されない。
RPIDは、各々のプリンターに割り当てられている固有の識別情報であり、プリンターが印刷中継サービスから登録されている場合は、その印刷中継サービスにおいてプリンターを識別可能な情報となる。
ケーパビリティーズは、例えば、プリンター310が両面印刷可能であるか否かの情報、カラー印刷可能であるか否かの情報、あるいは出力可能ペーパサイズ等の情報を含む。ケーパビリティーズは、図4(b)に示すようにXML形式で表現が可能である。図4(b)の例で説明すると、<Item>が、プリンター310の能力を示しており、プリンター310は、両面印刷可能であり、かつ、カラー出力可能であり、かつ、B5サイズ、A4サイズ、A3サイズの紙を出力可能であるということが示されている。
印刷設定初期値は、印刷設定の初期値である。図4(c)に示すようにXML形式で表現が可能であり、図4(b)のサブセットとなっており、各機能において何れかの<Item>が選ばれている状態となる。図4(c)の例で説明すると、片面出力、カラー出力、A4サイズ、が設定されていることが示されている。
共有ユーザーのユーザーアカウントは、該当のサービスプリンターに対して共有設定されているユーザーのユーザーアカウントである。プリンター管理者が、登録したサービスプリンターに別の信頼できるユーザーアカウントを共有設定すると、ここに共有設定されたユーザーのユーザーアカウントが紐付けされる。
プリンター管理部331は、Webブラウザー320からユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターの一覧リストの取得要求を受けると、そのユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターの一覧リストを生成し送信する。サービスプリンターの一覧リストには、共有設定されているサービスプリンターも含まれる。プリンター管理部331は、ユーザーアカウントを基にプリンター情報格納部333に格納されているSPID、プリンターネームを特定することにより、サービスプリンターの一覧リストを生成する。
また、プリンター管理部331は、Webブラウザー320からプリンター管理画面の取得要求を受けると、そのユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターの一覧リストを基にプリンター管理画面を生成し、Webブラウザー320に送信する。サービスプリンターの一覧リストには、共有設定されているサービスプリンターも含まれる。
ユーザーは、Webブラウザー320に表示されるプリンター管理画面を通して、各々のサービスプリンターのプリンターネーム、印刷ジョブの状況等を確認することができる。プリンター管理者となっているサービスプリンターについては、設定変更や削除、共有設定の指示といった管理権限が与えられる。
更に、プリンター管理部331は、Webブラウザー320から印刷設定画面の取得要求を受けると、印刷設定画面の生成を行う。印刷設定画面の取得要求には、印刷時のプリンターの一覧リストにおいてユーザーが選択したプリンターのSPIDが含まれている。プリンター管理部331は、受信したSPIDを基にプリンター情報格納部333に格納されているケーパビリティーズを特定し、特定したケーパビリティーズの情報から印刷設定画面を生成する。印刷設定画面はケーパビリティーズに記載された印刷設定のみが表示されたものとなる。プリンター管理部331は、生成した印刷設定画面をWebブラウザー320に送信する。また、プリンター管理部331は、受信したSPIDを基にプリンター情報格納部333に格納されている印刷設定初期値を特定し、設定の初期値とする。
次に、印刷指示受信部334は、印刷設定画面を介して設定された印刷設定とSPIDとをWebブラウザー320から受信する。また、印刷指示受信部334は、Webブラウザー320がリダイレクトの指示に基づいてアクセスしてきた際に、ユーザーが印刷を指示したコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を受信する。印刷指示受信部334は、Webブラウザー320から受信したコンテンツ識別情報を基にWebアプリケーション340から印刷対象となるコンテンツを取得する。また、印刷指示受信部334は、ユーザーが入力した印刷設定、及びユーザーが選択したプリンターに対応するSPIDを受信する。なお、印刷指示受信部334は、Webアプリケーション340から取得したコンテンツと印刷設定とを基に、必要に応じてコンテンツを印刷データに変換する場合もある。
印刷ジョブ送信部335は、印刷指示受信部334から印刷データ、印刷設定、SPIDを取得し、これを基にSPIDに対応したサービスプリンターの印刷ジョブキューに印刷ジョブを生成する。そして、印刷ジョブ送信部335は、そのサービスプリンターに紐付いた印刷ジョブ受信部(本実施形態ではプリンター310における印刷ジョブ受信部313)に対して、印刷データの準備ができた旨の印刷要求通知を送信する。そして、印刷ジョブ送信部335は、プリンター310の印刷ジョブ受信部313から印刷ジョブ取得要求を受け取ると、印刷ジョブを送信する。
次に、クライアント120が有するWebブラウザー320の機能について説明する。
Webブラウザー320は、印刷サービス処理部321、プリンター登録部322、印刷処理部323、プリンター探索部324、ユーザーインターフェース部325を有する。
ユーザーインターフェース部325は、メニュー表示や画面表示を行い、ユーザーからの指示を受け付ける。印刷サービス処理部321は、印刷サービス330との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、印刷サービス330とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、印刷サービス330が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。また、プリンター登録部322、印刷処理部323、プリンター探索部324は、プリンター310との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、プリンター310とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、プリンター310が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
Webブラウザー320におけるプリンター探索部324は、データ通信可能なプリンターの探索を行う。プリンターの探索は、ユーザーインターフェース部325がユーザーにより印刷するためのプリンターの探索を指示されることにより行われる。この指示は、例えばユーザーインターフェース部325に表示されているメニューにおいて「印刷する」ボタンが押下されることにより行われる。プリンターの探索が指示されると、プリンター探索部324は、ローカルネットワーク上にプリンターの探索プロトコルを送信する。そして、プリンター探索部324は、応答したプリンターからプリンター情報を取得し、探索したプリンターの一覧リスト画面をユーザーインターフェース部325に表示する。
図6(a)は、プリンター探索部324が探索したプリンターの一覧リスト画面(一覧画面)の一例である。401には、探索で見つかったプリンターがリストで表示されている。402には、プリンター探索部324が探索した各プリンターを印刷サービス330に登録する指示を行うためのボタン(登録指示手段)が表示されている。403には、印刷サービス330に登録済みのサービスプリンターが表示されている。404には、最近使用されたプリンターが表示されている。401、403、404のプリンターの何れかが選択されることにより、ユーザーインターフェース部325は、そのプリンターに対して印刷するための印刷設定画面を表示する。
402のボタンは、探索で見つかったプリンター310が印刷サービス330に登録可能な場合のみ表示される。これにより、ユーザーは、印刷サービス330に登録可能なプリンター310があることに気付くことができる。プリンター310が印刷サービス330に登録可能かどうかは、プリンター探索部324がプリンター310に対してプリンター情報の取得要求を送信し、その返信により得られるプリンター情報を基に判断する。
図4(d)は、プリンター探索部324がプリンター310から受信するプリンター情報(画像形成装置情報)の一例である。XMLで記載されたプリンター情報の中に、プリンターネーム、印刷サービスURL、SPID、プリンターステータス、印刷サービス接続ステータス、サポートAPIが含まれている。
印刷サービスURLは、印刷サービス330のURLである。SPIDは、印刷サービス330がプリンター310を一意に識別するための情報であり、プリンター310が印刷サービス330に登録されている場合に格納される。プリンターステータスは、プリンター310のステータスとして、利用可能を表す"idle"、処理中を表す"processing"、停止中を表す"stopped"等を含む。印刷サービス接続ステータスは、印刷サービス330への接続ステータスとして、接続可能であることを表す"online"、接続可能でないことを表す"offline"等を含む。サポートAPIは、プリンター310がサポートしているAPIがリストされる。このサポートAPIによって、プリンター探索部324は、そのプリンター310が印刷サービス330へ登録可能か否かを判断する(登録可否判断処理)。なお、サポートAPIは、プリンター310が印刷サービス330へ登録可能であるか否かの判断処理に用いられる登録可否情報の一例である。図4(d)の例で説明すると、サポートAPIには、印刷サービス330へ登録するためのAPIである"/register"がリストされているため、印刷サービス330へ登録可能であると判断される。本実施形態では、印刷サービス330へ登録するためのAPIである"/register"は、プリンター310が印刷サービス330に登録されていなければリストされ、登録済みであればリストされないとする。
402のボタンが押下されることにより、ユーザーインターフェース部325は、プリンター310を印刷サービス330へ登録するためのプリンター登録画面を表示する。図6(b)は、プリンター登録画面の一例である。410には、402のボタンに紐付いたプリンター310のプリンターネームが表示されている。411には、410に表示されているプリンター310を印刷サービス330に登録する指示を行うためのボタンが表示されている。411のボタンが押下されることにより、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録の要求を行う。412には、キャンセルするためのボタンが表示されており、412のボタンが押下されることにより、ユーザーインターフェース部325は、図6(b)の画面を閉じて、図6(a)の画面に戻る。
411のボタンが押下されることにより、ユーザーインターフェース部325は、プリンター310を印刷サービス330へ登録中である旨を表すプリンター登録中画面を表示する。図6(c)は、プリンター登録中画面の一例である。420には、410に表示されていた、印刷サービス330へ登録中のプリンター310のプリンターネームが表示されている。421には、キャンセルを指示するためのボタンが表示されている。421のボタンが押下されることにより、ユーザーインターフェース部325は、処理を中止し、図6(c)の画面を閉じて、図6(a)の画面に戻る。
プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。登録の要求は、プリンター登録部322が、プリンター310に対してプリンター登録要求を送信し、これを受けたプリンター310が、印刷サービス330へ登録要求を送信することにより行われる。プリンター登録部322は、プリンター310に登録要求を送信した結果として、プリンター310から登録URLを受け取ると、受け取った登録URLへ接続し、認証処理を行う。そして、プリンター登録部322は、プリンター310に対して登録完了通知を送信して、登録が完了する。認証処理は、ユーザーインターフェース部325に入力されるユーザーアカウント・パスワードを使用して行う。以前ログイン済みであれば、Webブラウザー320が記録している情報を使用して認証処理を行ってもよい。サービスプリンターは、認証したユーザーアカウントに紐付いて登録される。
図6(d)は、登録が完了したときにユーザーインターフェース部325に表示される画面の一例である。430には、登録されているサービスプリンターを管理するためのプリンター管理画面を開くためのボタンが表示されている。このボタンが押下されると、印刷サービス処理部321は、印刷サービス330にプリンター管理画面の取得を要求し、ユーザーインターフェース部325に取得したプリンター管理画面を表示する。
プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を行う方法として、図6(a)の例を用いて、印刷のために探索したプリンターの一覧リスト画面から指示を行う形態について説明したが、他に次のような形態も考えられる。
図6(e)は、図6(a)において、401のプリンターが選択されることによりユーザーインターフェース部325に表示される、印刷設定画面の一例である。440には、図6(a)において選択されたプリンターのプリンターネームが表示されている。441には、ページ、部数、レイアウト、カラー等の印刷設定を行うための情報が表示されている。442には、印刷の実行を指示するためのボタンが表示されている。442のボタンが押下されることにより、印刷処理部323は、441の印刷設定に従い印刷ジョブを生成し、選択されているプリンターに対して送信する。443には、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を行うボタン(登録指示手段)が表示されている。443のボタンが押下されることにより、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。このように、ユーザーは、印刷設定の際においても、プリンターが印刷サービス330に登録可能であることを認知することができると共に、印刷サービス330への登録を指示することができる。
また、次のような形態も考えられる。
図6(f)は、図6(e)において、印刷の実行が指示され、印刷処理部323による印刷ジョブの送信が完了したときにユーザーインターフェース部325に表示される印刷完了画面の一例である。450には、印刷ジョブを送信したプリンターのプリンターネームが表示されている。451には、印刷ジョブを送信したプリンターを印刷サービス330に登録する指示を行うボタン(登録指示手段)が表示されている。451のボタンが押下されることにより、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。452には、印刷サービス330への登録を行わずに、この画面を閉じるためのボタンが表示されている。このように、ユーザーは、印刷の実行を指示した後においても、プリンターが印刷サービス330に登録可能であることを認知することができると共に、印刷サービス330への登録を指示することができる。
印刷サービス330にプリンター310が登録されることにより、Webブラウザー320が印刷サービス330から取得するサービスプリンターの一覧リストに、プリンター310が含まれるようになる。これにより、ユーザーは、Webブラウザー320から印刷サービス330に登録されているサービスプリンターを利用してプリンター310へ印刷できるようになる。
Webブラウザー320は、Web印刷サーバー群130に対してWebアプリケーションサーバー群140に保存されているコンテンツの印刷を指示することができる。Webブラウザー320は、Webアプリケーションサーバー群140に印刷指示を送信すると、Webアプリケーションサーバー群140からWeb印刷サーバー群130への接続命令、即ち、リダイレクトの指示を受信する。そして、Webブラウザー320は、受信したリダイレクトの指示に従いWeb印刷サーバー群130へ接続する。また、Webブラウザー320は、そのWebブラウザー320を利用しているユーザーが印刷可能なサービスプリンターの一覧リストを、接続したWeb印刷サーバー群130から取得し、プリンター選択画面に表示する。
続いて、Webブラウザー320は、プリンター選択画面のプリンターの一覧リストからユーザーが選択したプリンターに対応する印刷設定画面を、Web印刷サーバー群130から取得し表示する。そして、印刷設定画面で印刷が実行されると、Webブラウザー320は、選択されているサービスプリンターのSPIDと印刷設定画面でユーザーが設定した印刷設定値とをWeb印刷サーバー群130へ送信し、印刷を行う。
また、Webブラウザー320は、ユーザーからの指示により、印刷サービス330に接続し取得するプリンター管理画面を表示する。ユーザーは、プリンター管理画面を通して利用可能なサービスプリンターや、印刷ジョブの状況を確認することができる。
印刷サービス330を利用しているユーザーがWebブラウザー320から印刷サービス330のプリンター管理画面の表示を要求すると、Webブラウザー320は印刷サービス330のプリンター管理部331へログインを行う。ログインは、プリンター管理部331から取得するログイン画面をWebブラウザー320が表示し、そこにユーザーが入力するユーザーアカウント・パスワードを使用して行う。あるいは、以前ログイン済みであればWebブラウザー320が記録している情報を使用して認証処理を行ってもよい。ログインが成功すると、Webブラウザー320は、プリンター管理部331からログインしたユーザーアカウントに紐付いたサービスプリンターの一覧リストを含むプリンター管理画面を取得し表示する。
次に、プリンター群110に含まれるプリンター310の機能について説明する。
プリンター310は、登録部311、探索応答部312、印刷ジョブ受信部313、印刷制御部314を有する。
登録部311、印刷ジョブ受信部313は、印刷サービス330との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、印刷サービス330とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、印刷サービス330が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。また、登録部311、探索応答部312、印刷ジョブ受信部313は、Webブラウザー320との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、Webブラウザー320とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、Webブラウザー320が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
登録部311は、Webブラウザー320から印刷サービス330への登録要求を受けると、印刷サービス330へ登録の要求を行う。登録の要求は、登録部311が印刷サービス330へプリンターの登録情報を送信することにより行われる。プリンターの登録情報には、プリンターネーム、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値、ステータスが含まれている。図4(a)は、印刷サービス330に送信するプリンターの登録情報の一例である。図4(a)についての説明は、上述の通りである。登録部311は、プリンターの登録情報を送信した結果として、印刷サービス330からポーリングURLと登録URLとを受け取り、登録URLをWebブラウザー320へ返信する。そして、Webブラウザー320から登録完了通知を受信すると、登録部311は、取得済みのポーリングURLへ接続し、印刷サービス330からアクセストークンとSPIDとを取得しそれを記録しておく。登録部311が取得したアクセストークンは、以降、プリンター310が印刷サービス330へ接続する際に使用する認証情報である。以上により、一連の登録処理が完了する。
探索応答部312は、Webブラウザー320から送信される探索プロトコルに対する応答処理を行う。探索応答部312は、Webブラウザー320から送信される探索プロトコルを受信すると、それに対する応答情報をWebブラウザー320に対して送信する。応答情報には、プリンターネーム、ステータスが含まれる。また、探索応答部312は、Webブラウザー320からプリンター情報の取得要求を受けると、自身のプリンター情報を送信する。図4(d)は、探索応答部312が、Webブラウザー320に対して送信するプリンター情報の一例である。図4(d)についての説明は、上述の通りである。
印刷ジョブ受信部313は、Webブラウザー320から送信される印刷通知情報に記載されている印刷ジョブを受信し、取得した印刷ジョブを出力するよう印刷制御部314に指示を行う。印刷制御部314は、指示された印刷ジョブに応じた出力を行う。
プリンター310が印刷サービス330へ登録されている場合、印刷ジョブ受信部313は、印刷サービス330からも印刷ジョブを受信することができる。また、プリンター310が印刷サービス330に登録されており、プリンター310が受信した印刷ジョブに含まれる印刷データが、プリンター310が出力可能な形式でない場合、プリンター310は一旦受信した印刷データを印刷サービス330へ送信する。印刷データは、印刷サービス330においてプリンター310が出力可能な形式に変換される。そして、プリンター310が、変換された印刷データを再度受信して出力するような形態も考えられる。
次に、Webアプリケーションサーバー群140が有する機能について説明する。
Webアプリケーションサーバー群140は、Webアプリケーション340を有する。Webアプリケーションサーバー群140は、複数台のサーバーを仮想化して1台のサーバーとみなし、その1台のサーバーでWebアプリケーション340の機能を実現している。なお、Webアプリケーションサーバー群140は、その1台のサーバー内に複数のヴァーチャルマシンを起動し、各々のヴァーチャルマシンに対してWebアプリケーション340の機能を実現させている。
Webアプリケーション340は、文書作成サービスを提供する。ユーザーは、例えば、会社の会議で資料を配布したい場合に、その資料を作成するため文書作成サービスを利用する。クライアント120がWebアプリケーション340を利用する場合は、クライアント150にそのアプリケーションをインストールする必要はなく、Webブラウザー320を有していればよい。Webアプリケーション340は、その資料を作成するための画面情報を、Webブラウザー320に送信する。なお、Webアプリケーション340は、Webブラウザー320を介してユーザーが入力したユーザーアカウント、パスワードを基にログインを行い、ログインが成功したことに応じて資料を作成するための画面情報を送信する。その画面情報を受信したWebブラウザー320は、その画面情報を基に文書を作成するための作成画面を表示し、ユーザーはその作成画面を用いて会議で配布する資料を作成する。Webアプリケーション340は、ユーザーがその作成画面を用いて作成した資料の情報を受信し、受信した情報を基にコンテンツを作成し、Webアプリケーションサーバー群140の記憶装置に記憶させる。なお、Webアプリケーション340は、文書作成サービスに限らずメールサービス、スケジュールサービスも提供している。
文書作成サービスを利用し作成したコンテンツを印刷したいユーザーは、その作成画面に表示されている印刷ボタンを押下する。Webアプリケーション340は、その印刷ボタンが押下されたという情報を受信し、Web印刷サーバー群130へのアクセス命令、即ち、リダイレクトの指示をWebブラウザー320へ送信する。なお、リダイレクト指示には、上述したWebブラウザー320を利用しているユーザーに対応する一覧リストを取得するための要求、ユーザーが印刷を指示したコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報、及びユーザーアカウントが含まれている。また、Webアプリケーション340は、Web印刷サーバー群130からコンテンツの取得要求があった場合に、その取得要求と共に送られたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を基に、対象のコンテンツをWeb印刷サーバー群130へ送信する。
以上で各装置・各サーバー群が有する機能についての説明を終了する。
続いて、クライアント120のWebブラウザー320において、印刷のために探索したプリンターの一覧リスト画面から、印刷サービス330への登録を行う処理のフローについて、図7のシーケンス図を用いて説明する。
まず、S701で、Webブラウザー320のユーザーインターフェース部325は、ユーザーからプリンターへ印刷するためのプリンターの探索指示を受ける。プリンターの探索指示は、ユーザーインターフェース部325に表示された印刷を指示するメニューやボタンが押下されることにより行われる。プリンターの探索指示を受け取ると、S702で、プリンター探索部324は、ローカルネットワーク上でデータ通信可能なプリンターの探索を行う。プリンターの探索は、プリンター探索部324がローカルネットワーク上にプリンターの探索プロトコルを送信し、探索プロトコルに対応したプリンター310からの応答を受信することにより行う。S703で、プリンター310の探索応答部312は、Webブラウザー320から送信される探索プロトコルを受信すると、それに対する応答情報をWebブラウザー320に対して返信する。応答情報には、プリンターネーム、ステータスが含まれる。
次に、S704で、プリンター探索部324は、プリンター探索によって見つかったプリンター310に対して、プリンター情報の取得を要求する。S705で、プリンター310の探索応答部312は、Webブラウザー320からプリンター情報の取得要求を受けると、自身のプリンター情報を返信する。図4(d)は、探索応答部312が、Webブラウザー320に対して返信するプリンター情報の一例である。図4(d)についての説明は、上述の通りである。
Webブラウザー320は、S706で、S702〜S705の探索で見つかったプリンターとそのプリンター情報とを基に、ユーザーインターフェース部325に探索したプリンターの一覧リスト画面を表示する。図6(a)は、プリンターの一覧リスト画面の一例である。図6(a)についての説明は、上述の通りである。プリンターの一覧リスト画面には、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を行うためのボタンが表示されているが、このボタンは、探索で見つかったプリンター310が印刷サービス330に登録可能な場合のみ表示される。プリンター310が印刷サービス330に登録可能かどうかは、S704〜S705においてプリンター探索部324がプリンター310から取得したプリンター情報を基に判断する。この判断処理についての詳細も、上述した図6(a)の説明の通りである。
S710で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面において、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を受けると、S711で、プリンター310を印刷サービス330へ登録するためのプリンター登録画面を表示する。図6(b)は、プリンター登録画面の一例である。図6(b)についての説明は、上述の通りである。プリンター登録画面には、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を行うためのボタンが表示されている。S712で、ユーザーインターフェース部325は、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を受けると、S713で、プリンター310を印刷サービス330へ登録中であることを表すプリンター登録中画面を表示する。図6(c)は、プリンター登録中画面の一例である。図6(c)についての説明は、上述の通りである。
次に、S714で、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。登録の要求は、プリンター登録部322が、プリンター310に対してプリンターの登録要求を送信することにより行う。プリンター310の登録部311は、Webブラウザー320から登録要求を受けると、S715で印刷サービス330に対して登録を要求する。登録の要求は、登録部311が印刷サービス330へプリンターの登録情報を送信することにより行われる。プリンターの登録情報には、プリンターネーム、ケーパビリティーズ、印刷設定初期値、が含まれている。図4(a)は、プリンターの登録情報の一例である。図4(a)についての説明は、上述の通りである。
印刷サービス330のプリンター管理部331は、登録部311から受信したプリンターの登録情報を基に、サービスプリンターの登録を行う。サービスプリンターの登録は、まず、プリンター情報格納部333に、サービスプリンターの情報を格納する。プリンター情報格納部333に格納されるサービスプリンターの情報については、上述の図3における説明の通りである。このとき、プリンター情報格納部333において、対象のサービスプリンターにおけるプリンター管理者のユーザーアカウントは格納されていない。この処理をサービスプリンターの仮登録と呼ぶこととする。仮登録の状態では、対象のサービスプリンターを利用することはできない。
次に、印刷サービス330のプリンター管理部331は、S716で、プリンター310に対してポーリングURLと登録URLとを返信する。プリンター310の登録部311は、印刷サービス330からポーリングURLと登録URLとを受け取ると、S717でポーリングURLを自身の記録領域に記録し、登録URLをWebブラウザー320へ返信する。
Webブラウザー320のプリンター登録部322が、プリンター310から登録URLを受け取ると、S718で印刷サービス処理部321は、受け取った登録URLへ接続を行い、印刷サービス330に対して認証処理を行う。認証処理は、Webブラウザー320のユーザーインターフェース部325に入力されるユーザーアカウント・パスワードを使用して行う。以前ログイン済みであれば、印刷サービス処理部321が記憶している情報を使用して行ってもよい。ユーザーアカウント・パスワードは印刷サービス330で発行され管理されるものであり、印刷サービス330のユーザー情報格納部332に格納されている。ユーザー情報格納部332に格納されている情報については、上述の図3における説明の通りである。
印刷サービス330のプリンター管理部331は、認証処理が成功すると、認証したユーザーアカウントを仮登録していたサービスプリンターに紐付けて本登録を行う。本登録とは、印刷サービス330のプリンター情報格納部333に格納されているサービスプリンターの情報に、プリンター管理者のユーザーアカウントを格納し、利用可能な状態にする処理のことを指す。
次に、S719で、プリンター管理部331は、Webブラウザー320に認証処理の結果を返信する。Webブラウザー320のプリンター登録部322は、認証処理の結果を受け取ると、S720でプリンター310に対して登録完了通知を送信する。プリンター310の登録部311は、Webブラウザー320から登録完了通知を受信すると、S721において、S716で記録領域に記録しておいたポーリングURLへ接続し、印刷サービス330に対して登録完了要求を送信する。
印刷サービス330のプリンター管理部331は、プリンター310から登録完了要求を受けると、プリンター310を一意に識別可能なSPIDと、プリンター310が印刷サービス330へアクセスするためのアクセストークンとを生成する。そして、プリンター管理部331は、S722でプリンター310へ返信する。アクセストークンは、プリンター310が印刷サービス330へ接続する際に使用される認証情報であり、印刷サービス330はこのアクセストークンを基にプリンター310を識別し、認証処理を行う。プリンター310の登録部311は、アクセストークンとSPIDとを受け取ると、自身の記録領域に記録する。以降、プリンター310は、印刷サービス330へ接続する際にこのアクセストークンを使用して認証処理を行う。プリンター310の登録部311は、S723でWebブラウザー320に対して登録完了要求の結果を返信し、S724でWebブラウザー320はプリンター登録完了画面をユーザーインターフェース部325に表示する。図6(d)は、プリンター登録完了画面の一例である。図6(d)についての説明は、上述の通りである。
このように、印刷サービス330にプリンター310のサービスプリンターが登録されることにより、Webブラウザー320が印刷サービス330から取得するサービスプリンターの一覧リストに、プリンター310のサービスプリンターが含まれるようになる。これにより、ユーザーはWebブラウザー320から、印刷サービス330に登録されているサービスプリンターを利用して、プリンター310へ印刷できるようになる。
以上、本実施形態によれば、ユーザーは、図6(a)に示す一覧リスト画面等から、印刷サービス330へ登録可能なプリンターを容易に認知することができる。また、ユーザーは、図6(a)の402、図6(e)の443、図6(f)の451のように各画面に設けられているボタンを押下するだけで、印刷サービス330へのプリンターの登録指示を行うことができる。即ち、印刷サービス330へのプリンターの登録手続きの簡略化が可能である。このように、本実施形態によれば、ユーザーに印刷サービス330を有効活用させ、印刷におけるユーザーの利便性を向上させることが可能となる。
<実施形態2>
実施形態1では、Webブラウザー320に表示される、印刷のために探索したプリンターの一覧リスト画面において、印刷サービス330へ登録可能なプリンター310に対し、印刷サービス330へ登録する指示を行う形態について説明した。しかし、実施形態は、実施形態1で説明した形態に限るものではない。例えば、プリンターの一覧リスト画面において、Webブラウザー320が印刷した実績のあるプリンターに対してのみ、印刷サービス330へ登録する指示を可能とする形態も考えられる。これは、プリンター310で印刷した実績を、印刷サービス330へ登録するための条件として加えることで、印刷システムのセキュリティや管理性を向上させることを目的としたものである。
この形態において、まず、印刷時にプリンター履歴情報を記録する処理のフローについて、図8のシーケンス図を用いて説明する。
まず、S730で、Webブラウザー320のユーザーインターフェース部325は、ユーザーから印刷するためのプリンターの探索指示を受ける。S730〜S735の処理は、実施形態1の図7におけるS701〜S706の処理と同様である。S740で、ユーザーインターフェース部325がプリンターの一覧リスト画面において、プリンターの選択を受け付けると、S741で、Webブラウザー320は、ユーザーインターフェース部325に印刷設定画面を表示する。印刷設定画面についての詳細は、上述の実施形態1における説明の通りである。S742で、ユーザーインターフェース部325が印刷設定画面において印刷実行の指示を受け付けると、S743で、Webブラウザー320の印刷処理部323は、印刷設定画面の印刷設定に従い、印刷ジョブを生成する。そしてS744で、印刷処理部323は、プリンター310に対して生成した印刷ジョブを送信する。S745で、プリンター310の印刷ジョブ受信部313は、Webブラウザー320から送信された印刷ジョブを出力するよう印刷制御部314に指示を行う。印刷制御部314は、指示された印刷ジョブに応じた出力を行う。
次に、S746で、印刷処理部323は、自身の記録領域に、プリンター履歴情報(使用履歴情報)の記録を行う。図5(c)は、プリンター履歴情報の一例である。620は印刷を行ったユーザーのユーザーアカウントであり、Webブラウザー320にログインしているユーザーのユーザーアカウントが格納される。621は印刷したプリンターのプリンターネームである。622はWebブラウザー320が印刷したプリンター310を一意に識別可能な固有情報である。例えば、S731〜S734で取得されたプリンターの情報に、RPIDに相当するプリンターの識別情報が含まれていた場合、その情報が格納される。あるいは、S731〜S734で特定されるプリンターのアドレスが格納されてもよい。623にはS734で取得されたプリンター情報のうち、サポートAPIの情報が格納される。本実施形態ではプリンター履歴情報を620〜623のみとしているが、その他にも、印刷設定やケーパビリティ等の情報が含まれる形態も考えられる。
続いて、S746で記録されたプリンター履歴情報を基に、探索されたプリンター一覧リスト画面においてプリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を可能にする処理のフローについて、図7を用いて説明する。S701〜S705、S710〜S724は、上述の実施形態1における説明の通りである。
S706で、Webブラウザー320は、ユーザーインターフェース部325にプリンターの一覧リスト画面を表示する。図6(a)は、プリンターの一覧リスト画面の一例である。プリンターの一覧リスト画面には、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を行うためのボタンが表示されている。本実施形態において、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を行うボタンが表示される条件は、次の二つである。一つ目は、探索で見つかったプリンター310が印刷サービス330に登録可能であることである。二つ目は、探索で見つかったプリンター310に対して印刷した実績があることである。一つ目の条件についての説明は、上述の実施形態1における説明の通りである。二つ目の条件についての説明は、後述する図9のフローチャートを用いた説明の中(S805〜S806)で行う。
次に、本実施形態のS701〜S746におけるWebブラウザー320の処理のフローについて、図9のフローチャートを用いてより詳しく説明する。
まず、ユーザーインターフェース部325が、ユーザーからプリンターへ印刷するためのプリンターの探索指示を受けると、プリンター探索部324は、プリンターの探索を行う(S801)。プリンターの探索のフローについては、S702〜S703と同様である。
次に、プリンター探索部324は、探索で見つかった全てのプリンターからプリンター情報の取得を行う(S802)。プリンター情報の取得のフローについては、S704〜S705と同様である。ここでは、探索で見つかったプリンターの数をN個とし、そのうちの一台をプリンターNと表現する。
次に、プリンター探索部324は、探索で見つかったN個のプリンターを含むプリンター一覧リスト画面をユーザーインターフェース部325に表示する(S803)。そして、プリンター探索部324は、探索で見つかったN個のプリンター各々について、印刷サービス330に登録可能か否かを判断する(S804)。プリンター探索部324は、プリンターNが印刷サービス330に登録可能かどうかを、S802で取得したプリンター情報を基に判断する。図4(d)は、プリンター探索部324が、プリンター310から取得するプリンター情報の一例である。図4(d)についての説明は、上述の通りである。サポートAPIには、プリンター310がサポートしているAPIがリストされる。このサポートAPIによって、プリンター探索部324は、そのプリンター310が印刷サービス330へ登録可能か否かを判断する。図4(d)の例で説明すると、印刷サービス330へ登録するためのAPIである"/register"がリストされているため、プリンター探索部324は、プリンターNを印刷サービス330に登録可能であると判断する。プリンター探索部324は、プリンターNを印刷サービス330に登録可能であると判断した場合(S804、Yes)、S805に進む。プリンター探索部324は、プリンターNを印刷サービス330に登録可能でないと判断した場合(S804、No)、S807に進む。
S805で、プリンター探索部324は、各々のプリンターに対して印刷した実績があるか否かを判断する。プリンター探索部324は、印刷した実績があるかどうかを、プリンター履歴情報と、S801〜S802で取得したプリンターNの識別情報とを比較することにより判断する。プリンター履歴情報は、S825において記録領域に記録される情報である。図5(c)は、プリンター履歴情報の一例である。図5(c)についての説明は、上述の通りである。図5(c)の例で説明すると、まず、プリンター探索部324は、S801〜S802で取得したプリンターNの情報を基に、プリンターNの識別情報を特定する。次に、プリンター探索部324は、特定した識別情報と、プリンター履歴情報における622のプリンターNの識別情報とが合致するかどうかを確認する。プリンター探索部324は、合致した場合は印刷実績があると判断し、合致しない場合は印刷実績がないと判断する。プリンター探索部324は、印刷した実績があると判断した場合(S805、Yes)は、S806に進む。プリンター探索部324は、印刷した実績がないと判断した場合(S805、No)は、S807に進む。
S806で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面に、プリンターNを印刷サービス330に登録する指示を行うためのボタンを表示する。そして、S807で、プリンター探索部324は、N個のプリンター全てに対してS804〜S806を行ったか否かを判断する。プリンター探索部324は、N個のプリンター全てに対して行っていると判断した場合(S807、Yes)、S810に進む。プリンター探索部324は、N個のプリンター全てに対して行っていないと判断した場合(S807、No)、S804に戻り、次のプリンターNに対して、S804〜S806を行う。
図6(a)は、S801〜S807の処理の結果として表示されるプリンター一覧リスト画面の一例である。401には、S801の探索で見つかったプリンターが表示されている。402には、S806で表示されるプリンターを印刷サービス330に登録する指示を行うためのボタンが表示されている。
続いて、S810で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面において、ユーザーからプリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を受けたか否かを判断する。図6(a)の例で説明すると、ユーザーインターフェース部325は、402のボタンの押下を受け付けると、指示を受けたと判断する。ユーザーインターフェース部325は、登録の指示を受けたと判断した場合(S810、Yes)、S811に進む。ユーザーインターフェース部325は、登録する指示を受けなかったと判断した場合(S810、No)、S820に進む。S811〜S816の処理は、S711〜S724の処理と同様である。
S820では、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面において、ユーザーからプリンターが選択されたか否かを判断する。図6(a)の例で説明すると、ユーザーインターフェース部325は、401、403、404に表示されているプリンターの選択を受け付けることにより、プリンターが選択されたと判断する。ユーザーインターフェース部325は、プリンターが選択されたと判断した場合(S820、Yes)、S821に進む。ユーザーインターフェース部325は、プリンターが選択されなかったと判断した場合(S820、No)、S826に進み、キャンセル処理を行う。
S821で、ユーザーインターフェース部325は、印刷設定画面を表示する。図6(e)は、印刷設定画面の一例である。S821〜S823の処理は、S741〜S743の処理と同様である。S824で、ユーザーインターフェース部325は、印刷結果として印刷完了画面を表示する。図6(f)は、印刷完了画面の一例である。最後に、S825で、印刷処理部323は、記録領域にプリンター履歴情報を記録する。図5(c)は、プリンター履歴情報の一例である。図5(c)についての説明は、上述の通りである。S825で記録されるプリンター履歴情報が、S805における、プリンター310で印刷した実績があるかどうかの判断に使用される。
以上、本実施形態によれば、プリンター310に対して印刷した実績があるかどうかを、印刷サービス330へ登録する条件に加えることで、印刷システム1000におけるセキュリティや管理性を向上させることができる。
<実施形態3>
実施形態1、2では、プリンター310が印刷サービス330へ登録可能であることが、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を行うための条件となっている。しかし、プリンター310が印刷サービス330へ登録できない場合、印刷サービス330の共有機能を利用することで、ユーザーが印刷サービス330でプリンター310を利用できるようになる形態も考えられる。本実施形態ではこの形態における処理のフローについて説明を行う。
本実施形態では実施形態1、2と異なり、Webブラウザー320の印刷サービス処理部321と、印刷サービス330のプリンター管理部331の通信部とに、共有依頼を行うためのインターフェースが実装されている。本実施形態と実施形態1、2との差異は、Webブラウザー320が印刷サービス330に対して、プリンター310の共有依頼を行うことができる点である。
なお、本実施形態における印刷システム1000の構成、印刷システム1000を構成する各装置・各サーバー群のハードウェア構成、及びソフトウェア構成については、上述した図1、2、3と同様である。
これより、各装置・各サーバー群が有する機能について、実施形態1との差分を中心に説明する。
まず、Web印刷サーバー群130が有する印刷サービス330の機能について説明する。印刷サービス330のプリンター管理部331の通信部には、Webブラウザー320から共有依頼を受けることができるインターフェースが実装されており、Webブラウザー320から共有依頼を受けることができる。プリンター管理部331は、Webブラウザー320から共有依頼を受けると、指定されたサービスプリンターのプリンター管理者に対して、共有承認依頼を行う。共有承認依頼は、指定されたサービスプリンターのプリンター管理者の印刷サービス330におけるプリンター管理画面に、共有承認依頼のメッセージが表示されることにより行われる。
図10(a)は、共有承認依頼のメッセージが表示されたプリンター管理画面の一例である。1201には、共有承認依頼で指定されたサービスプリンターが選択された状態で表示されている。1202には、共有承認依頼のメッセージの内容が表示されている。1203は、共有を承認する指示を行うためのボタンである。1204は、共有を承認しない指示を行うためのボタンである。プリンター管理画面において、共有が承認されると、プリンター管理部331は、プリンター情報格納部333に格納されている該当のサービスプリンターにおける共有ユーザーのアカウントに、共有依頼を送信したユーザーのユーザーアカウントを追加する。このようにして共有設定が行われる。これにより、ユーザーは、Webブラウザー320から印刷サービス330の共有依頼を行ったサービスプリンターに対して印刷を行うことができるようになる。
次に、クライアント120が有するWebブラウザー320の機能について説明する。Webブラウザー320のプリンター探索部324は、ローカルネットワーク上にプリンターの探索プロトコルを送信し、応答したプリンター310からプリンター情報を取得する。そして、Webブラウザー320は、プリンター探索部324が探索したプリンターの一覧リスト画面をユーザーインターフェース部325に表示する。図10(b)は、プリンター探索部324が探索したプリンターの一覧リスト画面の一例である。1210には、探索で見つかったプリンター310がリストで表示されている。1211には、各プリンターを印刷サービス330に登録する指示を行うためのボタン(登録指示手段)が表示されている。1212には、印刷サービス330に登録済みのサービスプリンターが表示されている。1213には、最近使用されたプリンターが表示されている。1210、1212、1213のプリンターの何れかが選択されることにより、ユーザーインターフェース部325は、そのプリンターに対して印刷するための印刷設定画面を表示する。1211のボタンは、探索で見つかったプリンター310全てに対して表示されている。即ち、本実施形態では、実施形態1と異なり、プリンター310が印刷サービス330に登録可能か否かに関わらず、1211のボタンが表示される。
ユーザーインターフェース部325に表示されているプリンターの一覧リスト画面において、ユーザーによりプリンター310を印刷サービス330に登録する指示が行われたとする。すると、プリンター探索部324は、1211のボタンに紐付いたプリンター310のプリンター情報を基に、プリンター310に印刷サービス330への登録を要求するか、印刷サービス330に共有依頼を行うかを判断する。プリンター探索部324は、取得済みのプリンター情報により、プリンター310を印刷サービス330に登録することができると判断した場合、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求するフローに入る。逆に、プリンター探索部324は、プリンター310を印刷サービス330に登録することができないと判断した場合、印刷サービス330に対して共有依頼を行うフローに入る。この処理のフローの詳細については、図11を用いて後述する。
以上で各装置・各サーバー群が有する機能の実施形態1との差分についての説明を終了する。
続いて、クライアント120のWebブラウザー320において、印刷のために探索したプリンター310の一覧リスト画面から、印刷サービス330へ共有依頼を行う処理のフローについて、図11のシーケンス図を用いて説明する。
まず、S1301で、Webブラウザー320のユーザーインターフェース部325は、ユーザーから印刷するためのプリンターの探索指示を受ける。S1301〜S1305でプリンター310からプリンター情報を取得するまでの処理は、実施形態1の図7におけるS701〜S705の処理と同様である。S1306で、ユーザーインターフェース部325は、S1302〜S1305で取得したプリンター情報を基に、プリンターの一覧リスト画面を表示する。図10(b)は、プリンター探索部324が探索したプリンターの一覧リスト画面の一例である。図10(b)についての説明は、上述の通りである。
S1310で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面において、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を受け付ける。
S1311で、プリンター探索部324は、1211のボタンに紐付いたプリンター310のプリンター情報を基に、プリンター310に印刷サービス330への登録を要求するか、印刷サービス330に共有依頼を行うかを判断する。プリンター310を印刷サービス330に登録可能な場合、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。プリンター310を印刷サービス330に登録可能でない場合、印刷サービス処理部321は、印刷サービス330に共有依頼を行う。
プリンター情報を図4(d)の例で説明すると、サポートAPIに"/register"がリストされているため、前者と判断される。"/register"がリストされていない場合、後者と判断される。即ち、プリンター探索部324は、サポートAPIに"/register"がリストされていれば、プリンター310に印刷サービス330への登録を要求すると判断する。一方、プリンター探索部324は、サポートAPIに"/register"がリストされていなければ、印刷サービス330に共有依頼を行うと判断する。
S1311において、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求すると判断された場合の処理のフローは、実施形態1の図7におけるS713〜S724と同様である。ここでは、S1311において、印刷サービス330にプリンター310の共有依頼を行うと判断された場合の処理のフローについて説明する。
まず、S1312で、ユーザーインターフェース部325は、印刷サービス330へプリンター310の共有依頼を行うためのプリンター共有依頼確認画面を表示する。図10(c)は、プリンター共有依頼確認画面の一例である。1220には、図10(b)において選択された1211のボタンに紐付いたプリンター310のプリンターネームが表示されている。1221には、印刷サービス330に対して1220に表示されているプリンター310の共有依頼を指示するためのボタンが表示されている。1221のボタンが押下されることにより、印刷サービス処理部321は、印刷サービス330に対して、プリンター310の共有依頼の要求を行う。1222には、キャンセルするためのボタンが表示されており、ユーザーインターフェース部325は、1222のボタンが押下されることにより、図10(c)の画面を閉じて、図10(b)の画面に戻る。
次に、S1313で、ユーザーインターフェース部325は、プリンター共有依頼確認画面において、共有依頼の指示を受け付けると、S1314で、印刷サービス330へプリンター310を共有依頼した旨を表すプリンター共有依頼完了画面を表示する。図10(d)は、プリンター共有依頼完了画面の一例である。1230には、印刷サービス330へ共有依頼を行ったプリンター310のプリンターネームが表示されている。1231には、画面を閉じるためのボタンが表示されている。
次に、S1315で、印刷サービス処理部321は、S1302〜S1305で取得されたプリンター情報を基に、印刷サービス330に対して共有依頼を行う。共有依頼は、印刷サービス処理部321から印刷サービス330に、プリンターの共有依頼情報が送信されることにより行われる。印刷サービス処理部321がプリンターの共有依頼情報を印刷サービス330に送信する際には、印刷サービス330へログインする必要があり、ログインしたユーザーアカウントに対する共有承認依頼が行われる。プリンターの共有依頼情報には、プリンターネーム、SPIDが含まれている。図4(e)は、印刷サービス処理部321が印刷サービス330に送信するプリンターの共有依頼情報の一例であり、XMLで記載された情報の中に、プリンターネーム、SPIDが含まれている。
次に、印刷サービス330のプリンター管理部331は、プリンターの共有依頼情報を受け取ると、S1316で、プリンター共有依頼情報に含まれるSPIDに対応したサービスプリンターのプリンター管理者に対し、共有承認依頼を行う。プリンターの共有依頼情報に含まれるSPIDに対応したサービスプリンターのプリンター管理者は、プリンター情報格納部333に格納されたサービスプリンター情報により特定される。プリンターの共有依頼情報が図4(e)の例では、SPIDは"584264"である。サービスプリンター情報が図5(b)の例では、SPIDが"584264"と合致するサービスプリンターがあるため、そのサービスプリンターに紐付いて格納されているプリンター管理者が特定される。また、共有承認依頼は、指定されたサービスプリンターのプリンター管理者の印刷サービス330におけるプリンター管理画面に、共有承認依頼のメッセージが表示されることにより行われる。図10(a)は、共有承認依頼のメッセージが表示されたプリンター管理画面の一例である。図10(a)についての説明は、上述の通りである。
S1317で、プリンター管理部331は、プリンター管理者により共有が承認されると、プリンター情報格納部333に格納されている該当のサービスプリンターにおける共有ユーザーのアカウントに、共有依頼を送信したユーザーのユーザーアカウントを追加する。このようにして共有設定が行われる。
そして、S1320で、印刷サービス処理部321は、S1313で共有依頼を指示したユーザーの指示に従い、印刷サービス330に対してプリンター一覧リストを要求する。S1321で、プリンター管理部331は、S1317で共有を承認したサービスプリンターを含めたプリンターの一覧リストをWebブラウザー320に返信する。これにより、ユーザーは、共有依頼をしたサービスプリンターに対して印刷を行うことができるようになる。
次に、S1301〜S1321におけるWebブラウザー320の処理のフローについて、図12のフローチャートを用いてより詳しく説明する。S1401〜S1403の処理は、S801〜S803の処理と同様である。
S1404で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面に、プリンター310を印刷サービス330へ登録する指示を行うためのボタンを表示する。図10(b)は、プリンターの一覧リスト画面の一例である。図10(b)についての説明は、上述の通りである。
次に、S1410で、ユーザーインターフェース部325は、プリンターの一覧リスト画面において、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を受けたか否かを判断する。S1410の処理は、S810の処理と同様である。S1410で、ユーザーインターフェース部325は、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を受けたと判断した場合(S1410、Yes)、S1411に進む。S1410で、ユーザーインターフェース部325は、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を受けなかったと判断した場合(S1410、No)、S1430に進む。S1430〜S1434、S1440の処理は、S820〜S824、S826の処理と同様である。
S1411で、プリンター探索部324は、S1410でユーザーインターフェース部325が指示を受けたボタンに紐付いたプリンター310のプリンター情報を基に、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求するか、印刷サービス330に共有依頼を行うかを判断する。プリンター310を印刷サービス330に登録可能な場合、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。プリンター310を印刷サービス330に登録可能でない場合、印刷サービス処理部321は、印刷サービス330に共有依頼を行う。S1411における判断処理の詳細は、上述したS1311の処理で説明した通りである。S1411において、プリンター探索部324は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求すると判断した場合(S1411、Yes)は、S1412に進む。S1412〜S1417の処理は、S811〜S816の処理と同様である。
S1411において、プリンター探索部324は、印刷サービス330にプリンター310の共有依頼を行うと判断した場合(S1411、No)、S1420に進む。S1420で、ユーザーインターフェース部325は、印刷サービス330へプリンター310の共有依頼を送信するためのプリンター共有依頼確認画面を表示する。図10(c)は、プリンター共有依頼確認画面の一例である。図10(c)についての説明は、上述の通りである。
ユーザーインターフェース部325は、プリンター共有依頼確認画面において、プリンター310の共有依頼の要求を受け付けると、S1421で、印刷サービス330へプリンター310を共有依頼した旨を表すプリンター共有依頼完了画面を表示する。図10(d)は、プリンター共有依頼完了画面の一例である。図10(d)についての説明は、上述の通りである。
次に、S1422で、印刷サービス処理部321は、S1401〜S1402で取得したプリンター情報を基に、印刷サービス330に対して共有依頼を行う。共有依頼は、印刷サービス処理部321から印刷サービス330に、プリンターの共有依頼情報が送信されることにより行われる。印刷サービス処理部321がプリンターの共有依頼情報を印刷サービス330に送信する際には、印刷サービス330へログインする必要があり、ログインしたユーザーアカウントに対する共有承認依頼が行われる。プリンターの共有依頼情報には、プリンターネーム、SPIDが含まれている。図4(e)は、印刷サービス処理部321が印刷サービス330に送信するプリンターの共有依頼情報の一例である。図4(e)についての説明は、上述の通りである。
以上、本実施形態によれば、印刷サービス330において、S1316〜S1317の処理が行われることで印刷サービス330の共有機能が実現される。上記処理後、共有依頼を行ったユーザーが、Webブラウザー320から印刷サービス330に対してプリンター一覧リストを要求すると、返信されるプリンターの一覧リストに、共有依頼を行ったプリンターのサービスプリンターが含まれるようになる。これにより、ユーザーはそのサービスプリンターに対して印刷を行うことができるようになる。即ち、別のユーザーにより既に登録されているためにプリンター310が印刷サービス330へ登録できない場合、印刷サービス330の共有機能を利用することで、そのプリンター310を印刷サービス330で利用することができるようになる。
<実施形態4>
実施形態1〜3では、プリンター310を印刷サービス330へ登録するか共有設定することにより、ユーザーが印刷サービス330のサービスプリンターを利用して印刷できるようになる形態について説明した。一方、プリンター310が印刷サービス330に登録されることにより、ローカル印刷においても、印刷サービス330の機能を利用した印刷ができるようになる。例えば、ローカル印刷時にプリンター310が受け取った印刷データが、プリンター310で処理できない形式であった場合、印刷データを一旦、印刷サービス330に送信し、印刷サービス330でプリンター310が処理可能な形式に変換する。そして、プリンターは、印刷サービス330で変換された印刷データを再度受信して出力することができるようになる。この機能を「印刷サービスへのポスト」と呼ぶこととする。この機能を利用して、印刷サービス330へのプリンター310の登録を促す方法として、次のような形態も考えられる。
なお、本実施形態における印刷システム1000の構成、印刷システム1000を構成する各装置・各サーバー群のハードウェア構成、及びソフトウェア構成については、上述した図1、2、3と同様である。
図10(e)は、プリンターの一覧リストにおいてプリンターが選択されることにより表示される、本実施形態における印刷設定画面の一例である。1240には、選択されているプリンターのプリンターネームが表示されている。1241には、ページ、部数、レイアウト、カラー等の印刷設定を行うための情報が表示されている。1242には、印刷の実行を指示するためのボタンが表示されている。1242のボタンが押下されることにより、印刷処理部323は、1241の印刷設定に従い印刷ジョブを生成し、選択されているプリンター310に対して送信する。1243には、プリンター310が印刷サービス330に登録されることにより利用可能になる設定がグレーアウト表示されている。1244には、プリンター310を印刷サービス330に登録する指示を行うボタンが表示されている。1244のボタンが押下されることにより、プリンター登録部322は、プリンター310に対して印刷サービス330への登録を要求する。
このように、クライアント120は、ローカル印刷の印刷設定画面において、プリンター310が印刷サービス330に登録されることで利用可能になる設定をグレーアウト表示することで、ユーザーに対してプリンターの印刷サービスへの登録を促すことができる。
更に、プリンター310が印刷サービス330に登録された後、ローカル印刷において登録された印刷サービス330の機能を利用するよう促す方法として、次のような形態も考えられる。この形態におけるWebブラウザー320の処理のフローについて、図13のフローチャートを用いて説明する。S1450〜S1466の処理については、S801〜S804、S806〜S816の処理と同様である。
S1467で、プリンター登録部322は、印刷サービス330に登録したプリンターのプリンター履歴情報の記録を行う。図5(c)は、プリンター履歴情報の一例である。プリンター履歴情報には、S1450〜S1451で取得されたプリンターの情報に含まれるプリンターネーム、プリンター識別情報、プリンター情報が、Webブラウザー320にログインしているユーザーアカウントに紐付いて記録されている。
S1470〜S1471の処理は、S820〜S821の処理と同様である。
S1472で、印刷処理部323は、選択されているプリンターが、印刷サービス330に登録されたものか否かを判断する。印刷処理部323は、印刷サービス330に登録されたものかどうかの判断を、S1451で取得されたプリンターの情報と、S1467で記録されたプリンター履歴情報とを比較することにより行う。例えば、S1451で取得されたプリンター情報におけるプリンター識別情報が"abcd1234abcd"、サポートAPIが"/submitdoc"であり、S1467で記録されたプリンター履歴情報が図5(c)であると仮定して説明する。この場合、印刷処理部323は、まずプリンター識別情報を基にプリンター履歴情報におけるプリンターネーム="Printer10"のプリンターが合致することを確認する。そして、印刷処理部323は、このプリンターのサポートAPIがプリンター履歴情報では"/register"、"/submitdoc"であるが、S1451で取得されたプリンター情報では"/submitdoc"のみであることを確認する。プリンターが印刷サービス330に登録されていればサポートAPIに"/register"がリストされず、プリンターが印刷サービス330に登録されていなければサポートAPIに"/register"がリストされる。したがって、この例の場合、印刷処理部323は、該当のプリンターは印刷サービス330に登録されたと判断する。
印刷処理部323は、該当のプリンターが印刷サービス330に登録されたと判断した場合(S1472、Yes)は、S1473に進む。一方、印刷処理部323は、該当のプリンターが印刷サービスに登録されていないと判断した場合(S1472、No)は、S1474に進む。
S1473で、ユーザーインターフェース部325は、印刷設定画面に、プリンターが印刷サービス330に登録されたことにより、印刷サービス330へのポストを有効にするよう促すメッセージを表示する。図10(f)は、印刷サービス330へのポストを有効にするよう促すメッセージが表示された印刷設定画面の一例である。1250、1251、1252は、それぞれ440、441、442と同様である。1253には、印刷サービスへのポストを有効にするための設定ボタンが表示されている。1254には、印刷サービスへのポストを有効にするか否かを確認するメッセージが表示されている。1255は、印刷サービスへのポストを有効にする指示を行うためのボタンであり、1256は、印刷サービスへのポストを有効にしない指示を行うためのボタンである。ユーザーインターフェース部325は、1255のボタンの押下を受け付けると、1253の設定を有効にする。ユーザーインターフェース部325は、1256のボタンの押下を受け付けると、本メッセージを閉じる。
S1474〜S1478の処理は、S822〜826の処理と同様である。
以上、本実施形態によれば、クライアント120は、ローカル印刷の印刷設定画面において、プリンター310が印刷サービス330に登録されることで利用可能になる設定をグレーアウト表示する。即ち、プリンター310が印刷サービス330に登録されることで利用可能になる設定項目自体は印刷設定画面に存在しているが、選択できない状態で表示される。これにより、プリンター310が印刷サービス330に登録されることで、ローカル印刷において利用可能になる機能の利用をユーザーに促すことができる。即ち、ユーザーに対してプリンター310の印刷サービス330への登録を促すことができる。
<実施形態5>
実施形態3では、ユーザーからプリンター管理者に共有依頼を行う形態について説明したが、この場合、ユーザーが共有依頼を行わなければプリンターが共有設定されることはない。そこで、ユーザーが共有依頼を行わなくても共有設定を行うことができる、次のような形態も考えられる。この形態における処理のフローについて、図14、図15のシーケンス図を用いて説明する。
なお、本実施形態における印刷システム1000の構成、印刷システム1000を構成する各装置・各サーバー群のハードウェア構成、及びソフトウェア構成については、上述した図1、2、3と同様である。
S1501〜S1515の処理は、S730〜S745の処理と同様である。
S1516で、プリンター310は、印刷サービス330に登録済みであり、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データが自身で処理できない画像形式であると判断した場合、印刷サービス330に印刷データを転送する。プリンター310が印刷サービス330に印刷データを転送する際には、認証処理を行う必要がある。認証処理については、実施形態1等で説明した通りである。
次に、S1517で、印刷サービス330は、受信した印刷データを、プリンター310が処理可能な形式に変換する。そして、S1518で、印刷サービス330は、ユーザー情報格納部332に、印刷データを転送してきたWebブラウザー320にログインしているユーザー(以降アクセスユーザーと呼ぶ)のユーザーアカウントを格納する。図5(d)は、アクセスユーザーのユーザーアカウントが格納されたプリンター情報の一例である。630〜637は、610〜617と同様である。638は、アクセスユーザーのユーザーアカウントである。プリンター情報には、この他にも、例えば転送されてきた印刷データの印刷設定や印刷ジョブID等が格納されていてもよい。
次に、S1519で、印刷サービス330は、変換した印刷データをプリンター310に返信する。そして、S1520で、プリンター310は、印刷データを出力する。
次に、図15のS1530で、Webブラウザー320は、プリンター管理者の指示に従い、印刷サービス330にプリンター管理画面の取得を要求する。すると、S1531で、印刷サービス330は、プリンター管理画面を生成し、S1532で、生成したプリンター管理画面をWebブラウザー320に返信する。そして、S1533で、Webブラウザー320は、プリンター管理画面を表示する(管理画面表示処理)。
図10(g)は、プリンター管理画面の一例である。1260には、アクセスユーザーの履歴情報の表示を指示するためのボタンが表示されている。1261には、選択されているサービスプリンターのアクセスユーザーのユーザーアカウントが表示されている。1262には、1261のユーザーに対して、共有設定を指示するためのボタンが表示されている。1261、1262の情報は、1260のボタンが押下されることで表示されてもよいし、サービスプリンターが選択された時点で表示されてもよい。
S1534で、ユーザーインターフェース部325がプリンター管理者による1262のボタンの押下を受け付けると、Webブラウザー320は、その旨を印刷サービス330に通知する。そして、押下されたボタンに紐付いたユーザーのユーザーアカウントに対して、選択されているサービスプリンターが共有設定される(S1535)。共有設定の処理については、S1317の処理と同様である。
なお、本実施形態では、印刷サービス330がプリンター管理画面を生成するものとしたが、これに限る必要はない。例えば、印刷サービス330がWebブラウザー320に履歴情報を送信し、Webブラウザー320が履歴情報に基づいてプリンター管理画面を生成して表示するようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、印刷サービス330においてアクセスユーザーの履歴情報を記録し、この履歴情報を基に共有設定を行えるようにすることで、ユーザーが共有依頼を行わなくても、プリンター管理者がユーザーに共有設定を行うことができるようになる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザーに印刷サービスを有効活用させ、印刷におけるユーザーの利便性を向上させることが可能な技術を提供することができる。より具体的には、ユーザーはローカル印刷時に、対象のプリンター310を印刷サービス330へ登録して利用可能であることを認知することができる。また、その際の印刷サービス330への登録手順を簡略化することができる。このように、印刷におけるユーザーの利便性が向上し、かつ、ユーザーは印刷サービス330が有する高機能印刷のメリットを享受しやすくなる。また、印刷サービス330は、自身が提供するサービスにユーザーを誘導しやすくなる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1000 コンテンツ印刷システム、110 プリンター群、120 クライアント、130 Web印刷サーバー群、140 Webアプリケーションサーバー群、310 プリンター、320 Webブラウザー、330 印刷サービス、340 Webアプリケーション

Claims (15)

  1. ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記表示手段は、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置により印刷が実行されたことが表示される印刷完了画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示する情報処理装置。
  2. ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の使用履歴情報とに基づいて、前記探索された画像形成装置での印刷実績があるか否かを判断する判断手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記表示手段は、前記探索された画像形成装置の一覧画面において、前記探索された画像形成装置のうち前記判断手段により印刷実績があると判断された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示する情報処理装置。
  3. ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記登録指示に対する登録処理が可能な場合、前記印刷サービスへの登録要求を前記登録指示の対象である画像形成装置に送信し、前記登録処理が可能でない場合、前記画像形成装置の共有依頼を前記印刷サービスに送信する情報処理装置。
  4. 前記登録指示の対象である画像形成装置から取得された画像形成装置情報に含まれる登録可否情報に基づいて、前記登録指示に対する登録処理が可能か否かを判断する登録可否判断手段を更に有し、
    前記送信手段は、前記判断手段により可能であると判断された場合、前記登録要求を前記登録指示の対象である画像形成装置に送信し、前記判断手段により可能でないと判断された場合、前記共有依頼を前記印刷サービスに送信する請求項に記載の情報処理装置。
  5. ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記表示手段は、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置における印刷設定画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示すると共に、前記選択された画像形成装置が前記印刷サービスへ登録されることにより利用可能となる設定項目をグレーアウト表示する情報処理装置。
  6. ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    前記印刷サービスに記録されている前記印刷サービスを利用したユーザーの履歴情報と紐付けて画像形成装置を管理する管理画面を表示する管理画面表示手段と、
    前記管理画面を介して選択された画像形成装置に紐付く前記履歴情報に基づいて前記選択された画像形成装置を共有する指示を受け付けた場合、前記選択された画像形成装置を管理者と前記履歴情報が示すユーザーとで共有する共有設定を行う共有設定手段と、
    を有する情報処理装置。
  7. 前記印刷サービスとは、前記情報処理装置からの指示に応じて、前記印刷サービスに登録されている画像形成装置と通信して印刷ジョブに係る印刷データを提供するサービスである請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置と画像形成装置とを含むシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段により探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段により受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記表示手段は、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置により印刷が実行されたことが表示される印刷完了画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示し、
    前記画像形成装置は、
    前記送信手段により送信された前記登録要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記登録要求に応じて、前記印刷サービスに対して前記画像形成装置の登録を要求する要求手段と、
    を有するシステム。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を含み
    前記表示ステップでは、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置により印刷が実行されたことが表示される印刷完了画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示する情報処理方法。
  10. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記探索された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の使用履歴情報とに基づいて、前記探索された画像形成装置での印刷実績があるか否かを判断する判断ステップと、
    前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を含み
    前記表示ステップでは、前記探索された画像形成装置の一覧画面において、前記探索された画像形成装置のうち前記判断ステップにより印刷実績があると判断された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示する情報処理方法。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を含み
    前記送信ステップでは、前記登録指示に対する登録処理が可能な場合、前記印刷サービスへの登録要求を前記登録指示の対象である画像形成装置に送信し、前記登録処理が可能でない場合、前記画像形成装置の共有依頼を前記印刷サービスに送信する情報処理方法。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を含み
    前記表示ステップでは、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置における印刷設定画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示すると共に、前記選択された画像形成装置が前記印刷サービスへ登録されることにより利用可能となる設定項目をグレーアウト表示する情報処理方法。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    前記印刷サービスに記録されている前記印刷サービスを利用したユーザーの履歴情報と紐付けて画像形成装置を管理する管理画面を表示する管理画面表示ステップと、
    前記管理画面を介して選択された画像形成装置に紐付く前記履歴情報に基づいて前記選択された画像形成装置を共有する指示を受け付けた場合、前記選択された画像形成装置を管理者と前記履歴情報が示すユーザーとで共有する共有設定を行う共有設定ステップと、
    を含む情報処理方法。
  14. 情報処理装置と画像形成装置とを含むシステムにおける情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、ネットワークを介して通信可能な画像形成装置を探索する探索ステップと、
    前記情報処理装置が、前記探索ステップにより探索された画像形成装置に対する印刷サービスへの登録指示手段を表示する表示ステップと、
    前記情報処理装置が、前記表示ステップにより表示された前記登録指示手段を介して、前記印刷サービスへの登録指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記情報処理装置が、前記受け付けステップにより受け付けられた前記登録指示に応じた前記印刷サービスへの登録要求を、前記登録指示の対象である画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を含み、
    前記表示ステップでは、前記探索された画像形成装置の一覧画面で選択された画像形成装置により印刷が実行されたことが表示される印刷完了画面において、前記選択された画像形成装置に対する前記登録指示手段を表示し、
    前記画像形成装置が、前記送信ステップにより送信された前記登録要求を受信する受信ステップと、
    前記画像形成装置が、前記受信ステップにより受信された前記登録要求に応じて、前記印刷サービスに対して前記画像形成装置の登録を要求する要求ステップと、
    を含む情報処理方法。
  15. コンピュータに、請求項9乃至13の何れか1項に記載の情報処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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