JP6346113B2 - Automatic transaction equipment - Google Patents
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Description
本発明は、自動取引装置のリジェクトボックスに収納された不明券枚数の算出に関する。 The present invention relates to calculation of the number of unknown tickets stored in a reject box of an automatic transaction apparatus.
近年、無人店舗やコンビニエンスストアに設置される自動取引装置(以下、ATMと呼ぶ)が増加し、これらのATMは、ネットワークを介して監視センタで一括監視される。 In recent years, automatic transaction apparatuses (hereinafter referred to as ATMs) installed in unmanned stores and convenience stores have increased, and these ATMs are collectively monitored at a monitoring center via a network.
また、ATMでは、入出金等の取引された結果の紙幣や硬貨の論理上の枚数(論理枚数)と、内部に現に存在する紙幣や硬貨の総数が一致しているかの精査を定期的に行う必要があるが、無人店舗、特に遠隔地に設けられたATMで、係員が定期的に精査するのは負担が大きい。そこで、遠隔地に設けられたATMを中心にして、係員が現地に出向くことなしに監視センタで精査を行うリモート精査が提案されている。一例として、特許文献1にあるような精査システムが提案されている。
In addition, in ATM, it is regularly examined whether the logical number (logical number) of banknotes and coins as a result of transactions such as deposits and withdrawals matches the total number of banknotes and coins actually present inside. It is necessary, but it is a heavy burden for regular staff to conduct periodic inspections at unattended stores , especially ATMs located in remote locations. Therefore, a remote scrutiny has been proposed in which a scrutiny is conducted at a monitoring center without an attendant going to the site centering on an ATM provided at a remote location. As an example, a scrutiny system as in
ATMには、紙幣の真偽や金種を鑑別する鑑別部が設けられ、鑑別部で破損券や金種不明券等と判断された紙幣は、リジェクトボックスと呼ばれる回収部に収納される。リジェクトボックスに収納された枚数も、精査の対象とされるが、リジェクトボックスには、多重送りの紙幣も収納されるので、収納枚数を正確にカウントするのは難しい。そのため、精査時に、論理枚数と実際に計数した枚数の差分が、ATMのリジェクトボックスに収納された枚数と推定することが行われる。 The ATM is provided with a discrimination section for discriminating the authenticity of the banknotes and denominations, and banknotes determined by the discrimination section as damaged tickets or denominations are stored in a collection section called a reject box. The number of sheets stored in the reject box is also subject to scrutiny, but since the multi-feed banknotes are stored in the reject box, it is difficult to accurately count the number of stored sheets. Therefore, at the time of scrutiny, the difference between the logical number and the actually counted number is estimated as the number stored in the ATM reject box.
リジェクトボックスの収納枚数は、最終的にはATMから取り出して手作業で確認しなければならないが、金融機関からは、推定値であっても精度の高い値を常に把握できるATMシステムが要請されている。しかし、リジェクトボックスの収納枚数を算出する目的のため、時間のかかる精査処理を頻繁に行うことは好ましくない。 The number of reject boxes to be stored must be finally removed from the ATM and checked manually. However, financial institutions demand an ATM system that can always ascertain highly accurate values, even estimated values. Yes. However, for the purpose of calculating the number of reject boxes stored, it is not preferable to frequently perform time-consuming scrutiny processing.
前回の精査処理から新たな精査処理を行うまでの間も、リジェクトボックスの収納枚数は変化する可能性がある。新たな精査処理を行うまでの間でも、リジェクトボックスの収納枚数を提供できるATMが望まれる。 There is a possibility that the number of reject boxes stored may change from the previous scrutiny process to a new scrutiny process. There is a demand for an ATM that can provide the number of reject boxes stored until a new scrutiny process is performed.
本願発明は、上記課題に鑑み、リジェクトボックスの収納枚数を高精度に算出することができる自動取引装置を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide an automatic transaction apparatus capable of calculating the number of reject boxes stored with high accuracy.
上記目的を達成するために、紙幣を金種別に収納するスタッカと、前記スタッカへ補充する紙幣を収納するカセットと、少なくとも不明券または多重送り券と判定された紙幣を収納するリジェクトボックスとを有する自動取引装置において、前記リジェクトボックスへ収納された収納枚数を算出するリジェクト枚数算出部を備え、前記リジェクト枚数算出部は、前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が不明券の場合には紙幣は1枚が収納されたと推定し、前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が、多重送り券の場合には、多重送り券の重なり枚数を判断しないで紙幣は2枚が収納されたと推定して前記収納枚数を算出し、前記リジェクト枚数算出部は、前記自動取引装置に収納されている紙幣の枚数を金種別に精査する精査処理が行われた場合には、精査処理前後の紙幣枚数の差分に基づき、前記推定して算出された収納枚数を補正する。 In order to achieve the above object, a stacker for storing banknotes by denomination, a cassette for storing banknotes to be replenished to the stacker, and a reject box for storing banknotes determined to be at least an unknown ticket or a multi-feed ticket are provided. The automatic transaction apparatus includes a reject number calculating unit that calculates the number of stored sheets stored in the reject box, and the reject number calculating unit includes one banknote when the banknote stored in the reject box is an unknown ticket. If the banknote stored in the reject box is a multi-feed ticket, it is estimated that two banknotes have been stored without determining the number of overlapping multi-feed tickets. The reject number calculation unit performs a scrutiny process to scrutinize the number of banknotes stored in the automatic transaction apparatus according to denomination. The case, based on the difference between the number of bills before and after the reconciliation process, corrects the stored number that is computed by the estimation.
本発明によれば、リジェクトボックスの収納枚数を高精度に算出することができる自動取引装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an automatic transaction apparatus capable of calculating the number of reject boxes stored with high accuracy.
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の自動取引装置が適用される自動取引システム1の全体構成図である。自動取引システム1は、自動取引装置10(以下、ATM(automated teller machine)と呼ぶ)、ホストコンピュータ100、監視センタ200を含む。ATM10、ホストコンピュータ100及び監視センタ200は、ネットワーク400を経由して通信可能に接続される。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall configuration diagram of an
ATM10は、金融機関やコンビニエンスストア等に設けられ、顧客の操作により入出金や振込等の取引処理を自動的に行うものである。監視センタ200は、各ATM10の状態や稼動状況を集中的に監視する施設である。監視センタ200には、監視サーバ210が設けられる。
The
ホストコンピュータ100は、ATM10からの取引要求に対して、DB120に格納された口座元帳に基づき取引処理を管理する。ホストコンピュータ100は、制御部110、顧客の口座元帳等を記憶するDB120、通信部130を有する。
In response to the transaction request from the
ATM10は、制御部20、記憶部30、紙幣処理ユニット40、操作部60、表示部62、硬貨処理部64、カード処理部66、通帳処理部68及び通信部70を有する。
The
制御部20は、ATM10の全体を統括的に制御するもので、制御プログラムを読込んだCPU29(図2参照)のソフトウェア処理により実現される。記憶部30は、例えばHDDで、制御プログラムや表示部62に表示される画面データや各種データを保存記憶する。
The
紙幣処理ユニット40は、内部の紙幣収納部(スタッカやカセット)に紙幣を保管し、入金時には顧客から入金された紙幣を収納し、出金時には所定枚数の紙幣を繰出して顧客に出金する。紙幣処理ユニット40については、図3で詳細に説明する。
The
操作部60は、顧客からの指示を受け付けて、指示内容を制御部20に通知する。表示部62は、取引をガイドする各種取引画面を顧客に表示する。操作部60はタッチパネルで、LCD等からなる薄型の表示部62と一体的に構成されてもよい。
The operation unit 60 receives an instruction from a customer and notifies the
硬貨処理部64は、入金時には顧客から入金された硬貨を内部の硬貨収納部(不図示)に格納し、出金時には内部の硬貨収納部から所定枚数の硬貨を繰出し顧客に出金する。カード処理部66は、顧客が挿入したカードを内部に引き入れ、顧客のカード情報を読取り、読取ったカードの情報を制御部20に通知する。通帳処理部68は、顧客が挿入した通帳に取引内容を記帳する。通信部70は、ネットワーク400を介して、ホストコンピュータ100や監視センタ200と通信を行う。
The
以下で説明するリジェクトボックスの収納枚数算出処理においては、監視サーバ210から自動精査指示がATM10に通知され、ATM10は自動精査指示を受けて、自動精査処理(以下、単に精査とも呼ぶ)を実行する。また、監視サーバ210からリジェクトボックスの収納枚数送信要求がATM10に通知され、ATM10は要求を受けて、記憶されたリジェクトボックスの収納枚数を監視サーバ210に送信する。
In the processing for calculating the number of stored reject boxes described below, an automatic scrutiny instruction is sent from the
図2は、制御部のハードウェア構成図である。制御部20は、CPU29と記憶部30と、制御プログラムやデータを一時的に記憶するDRAM(Dynamic Random Access Memory)31で構成される。
FIG. 2 is a hardware configuration diagram of the control unit. The
図3は、リジェクトボックス46の収納枚数算出処理に係るATM10の機能ブロック図である。制御部20は、搬送制御部21、計数処理部22、在高計算部23及びリジェクト枚数算出部24をそれぞれ機能部として有する。紙幣処理ユニット40は、搬送部41、入出金部42、スタッカ43、カセット44、鑑別部45、リジェクトボックス46及びエンプティセンサ47を有する。
FIG. 3 is a functional block diagram of the
搬送制御部21は、紙幣の搬送を制御するものである。紙幣の搬送の具体例は、図4以降で説明する。計数処理部22は、上述した監視サーバ210から自動精査処理の指示があった場合に、紙幣収納部に存在する紙幣枚数を実際にカウントする計数処理を行う。
The
在高計算部23は、精査時に、所定期間の取引処理や紙幣補充等による紙幣の出入り及びリジェクトボックスの収納枚数を集計して、スタッカ43やカセット44に現在存在すべき紙幣枚数(論理枚数とも呼ぶ)を算出する。リジェクト枚数算出部24は、リジェクトボックス46に収納された紙幣の枚数を算出する。
At the time of scrutinization, the cash
搬送部41は、ATM10内部で紙幣を各場所へ移動させるためのもので、紙幣の通路、通路に沿って紙幣を移動させるローラ、ローラを駆動するモータ及び紙幣の位置を検出するセンサ等々を有する。入出金部42は、顧客が現金を入金したり、内部から繰出され顧客に渡されたりする現金を格納するボックスである。
The
スタッカ43は、顧客からの入金紙幣や顧客に出金する紙幣を、金種別に分けて収納する紙幣収納部である。また、スタッカ43は、計数用にも使用される。カセット44は、外部から紙幣を補充したり、スタッカ43で一杯になった紙幣を回収したりする紙幣収納部である。
The
鑑別部45は、紙幣が正常券(正常紙幣とも呼ぶ)であるか破損券であるか、あるいは不明券であるかを鑑別すると共に、正常券や破損券の場合には紙幣の金種を特定する。不明券とは、紙幣の金種や真偽が不明な紙幣である。また、鑑別部45は、正常券や破損券の金種ごとの枚数をカウントする。
The
リジェクトボックス46は、鑑別部45で破損券や不明券と判定された紙幣あるいは多重送り(重送とも呼ばれる)と判断された紙幣を収納するものである。破損券や不明券あるいは多重送りされた紙幣を、まとめてリジェクト紙幣あるいはリジェクト券と呼ぶ。紙幣の多重送りは、鑑別部45あるいはスタッカ43やカセット44の紙幣繰出し部(不図示)で判定される。
The
エンプティセンサ47は、紙幣が無くなったことを検出するセンサで、スタッカ43及びカセット44にそれぞれ設けられる。
The
次に、紙幣処理ユニット40の構成と紙幣の搬送経路を説明する。図4は、紙幣処理ユニット40の概略構造を説明する模式図であり、ATM10内部の断面図である。スタッカ43は、金種別にスタッカ43a、スタッカ43b、スタッカ43cの3つが設けられる。スタッカ43dは、計数用のスタッカである。カセット44は、金種別にカセット44a及びカセット44bが設けられる。
Next, the structure of the
スタッカ43とカセット44の上部に、鑑別部45が設けられる。リジェクトボックス46は、鑑別部45の横に設けられる。リジェクトボックス46は、リジェクトボックス46a、リジェクトボックス46bの2つが設けられる。リジェクトボックス46aとリジェクトボックス46bは、選択的に使用され、例えば、リジェクトボックス46bが満杯になった場合に、リジェクトボックス46aが使用される。スタッカ43とカセット44と鑑別部45及びリジェクトボックス46を繋ぐように、搬送部41が設けられる。
A
図5は、出金時の紙幣の流れを説明する図である。実線のルートが正常紙幣(正常券)の流れで、破線のルートがリジェクト紙幣の流れである。顧客からの出金依頼内容が、ホストコンピュータ100に通知され、ホストコンピュータ100から出金許可がATM10に通知されると、制御部20は出金処理を行う。
FIG. 5 is a diagram for explaining the flow of banknotes during withdrawal. A solid line route is a flow of normal banknotes (normal bills), and a broken line route is a flow of reject banknotes. When the details of the withdrawal request from the customer are notified to the
搬送制御部21は、金種に応じて、金種別のスタッカ43a、スタッカ43bまたはスタッカ43cから紙幣を所定枚数繰出す。搬送制御部21は、搬送部41により、繰出した紙幣を鑑別部45に搬送する。鑑別部45は、搬送された紙幣につき、金種や真偽の判定を行う。
The
搬送制御部21は、鑑別部45で正常紙幣と判定された紙幣については、入出金部42に排出する。搬送制御部21は、鑑別部45で破損券や不明券と判定された紙幣あるいはスタッカ43や鑑別部45で多重送りと判定された紙幣については、リジェクトボックス46へのルート(破線)を搬送して、リジェクトボックス46に収納する。ここでは、リジェクト券は、リジェクトボックス46bに収納される例を示す。
The
図6A、図6Bは、自動精査時に行われるカセット44の計数処理における紙幣の流れを説明する図である。カセット44a及びカセット44bに収納されている紙幣枚数の実枚数をカウントする処理である。自動精査には、計数用のスタッカ43dが利用される。
6A and 6B are diagrams for explaining the flow of banknotes in the counting process of the
図6Aは、カセット44aまたはカセット44bから計数用のスタッカ43dへ紙幣が搬送される場合である。図6Bは、計数用のスタッカ43dからカセット44aまたはカセット44bへ紙幣が戻される場合である。計数処理は、カセット44aとカセット44b別々に行われる。
FIG. 6A shows a case where banknotes are conveyed from the
最初にカセット44aの計数が行われるとする。図6Aに示すように、搬送制御部21は、カセット44aから紙幣を繰出し、鑑別部45で鑑別をした後、正常券を計数用のスタッカ43dに収納する。搬送制御部21は、カセット44aが空になるまで、繰出しを行う。
Assume that the
搬送制御部21は、鑑別部45等でリジェクト券と判定された紙幣については、リジェクトボックス46へのルート(破線)を搬送して、リジェクトボックス46(ここでは、リジェクトボックス46b)に収納する。
The
搬送制御部21は、カセット44aからの繰出しが終わった後は、図6Bに示すように、計数用のスタッカ43dに収納した紙幣を、鑑別部45を経由して、元のカセット44aに戻す。搬送制御部21は、鑑別部45等でリジェクト券と判定された紙幣については、リジェクトボックス46bに収納する。これで、カセット44aの計数が終わる。
After the feeding from the
続いて、カセット44bの計数が行われる。図6Aに示すように、搬送制御部21は、カセット44bの全ての紙幣につき、鑑別部45で判別して、正常券を計数用のスタッカ43dに収納し、リジェクト券をリジェクトボックス46bに収納する。計数用のスタッカ43dへの収納完了後、図6Bに示すように、搬送制御部21は、計数用のスタッカ43dに収納した紙幣を、鑑別部45を経由して、正常券を元のカセット44aに戻し、リジェクト券と判定された紙幣については、リジェクトボックス46bに収納する。これで、カセット44bの計数が終わる。
Subsequently, the counting of the
図7A、図7Bは、自動精査時におけるスタッカ43の紙幣の流れを説明する図である。スタッカ43a、スタッカ43b及びスタッカ43cに収納されている紙幣枚数の実枚数をカウントする処理である。自動精査には、計数用のスタッカ43dが利用される。
7A and 7B are diagrams for explaining the flow of banknotes in the
スタッカ43aから最初に計数が行われるとする。図7Aに示すように、搬送制御部21は、スタッカ43aから紙幣を繰出し、計数用のスタッカ43dに移動させる。搬送制御部21は、スタッカ43aが空になるまで、繰出しを行う。計数用のスタッカ43dへの紙幣の移動後、図7Bに示すように、搬送制御部21は、計数用のスタッカ43dから紙幣を繰出し、鑑別部45で判別させて、正常紙幣を元のスタッカ43aに収納し、リジェクト券をリジェクトボックス46bに収納する。これで、スタッカ43aについての計数が終わる。
Assume that counting is first performed from the
次に、スタッカ43b、スタッカ43cの計数が行われる。手順は、スタッカ43aと同じであるので、説明は省略する。
Next, the
以上のように、出金処理時や精査時の計数動作で、リジェクト券(破損券や不明券あるいは多重送り券)と判定された紙幣については、リジェクトボックス46bに収納される。
As described above, banknotes that are determined to be reject tickets (damaged tickets, unknown tickets, or multiple-feed tickets) by the counting operation at the time of withdrawal processing or scrutiny are stored in the
そして、スタッカ43が金種別スタッカで、かつカセット44が単一金種カセットの場合には、リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券の枚数を以下のように算出する。
When the
リジェクトボックス46へ収納される紙幣が不明券の場合には紙幣は1枚が収納されたと推定し、リジェクトボックス46へ収納される紙幣が多重送り券の場合には紙幣は2枚が収納されたと推定して収納枚数を算出する。つまり、リジェクト枚数算出部24は、リジェクトボックス46に不明券が収納された場合にはリジェクト枚数(後述するRsあるいはRc)に1を加算し、リジェクトボックス46に多重送り券が収納された場合にはリジェクト枚数(RsあるいはRc)に2を加算する。また、リジェクトボックス46に破損券が収納された場合には、リジェクト枚数(後述するDsあるいはDc)に1を加算する。
When the banknote stored in the
また、リジェクト枚数算出部24は、ATM10に収納されている紙幣の枚数を金種別に精査する自動精査が行われた場合には、精査前後の紙幣枚数の差分に基づき、推定して算出された収納枚数を補正する。
Moreover, the reject
また、リジェクト枚数算出部24は、収納枚数を、スタッカ43から搬送された分とカセット44から搬送された分を区分けし、かつ金種ごとに算出する。リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43とカセット44に分け、かつ金種ごとに推定あるいは補正して算出した収納枚数を記憶部30に記憶する。
In addition, the reject
そして、監視サーバ210から送信要求があった場合に、リジェクト枚数算出部24は、記憶部30に記憶されたリジェクトボックス46の紙幣収納枚数を、監視サーバ210に通知する。
Then, when there is a transmission request from the
また、スタッカ43のエンプティセンサ47で紙幣が無くなったことが検出された場合には、リジェクト枚数算出部24は、取引処理を集計して算出されたスタッカ43に有るべき紙幣の枚数との差分に基づき、推定等して算出された収納枚数を補正する。カセット44で、エンプティセンサ47で紙幣が無くなったことが検出された場合も、同様である。
If the
ただし、リジェクト枚数算出部24は、カセット44が混合金種を収納する場合には、前述の推定は行わない。リジェクト枚数算出部24は、混合金種のカセット44に収納されている紙幣の枚数を計数する処理が行われた場合には、計数前後の紙幣枚数の差分に基づき、収納枚数を補正する。
However, the reject
図8〜図15は、リジェクトボックス46の収納枚数算出処理の手順を説明するフローチャートである。図8〜図14は、金種別スタッカでかつ単一金種カセットの場合の処理である。図15は、混合金種カセットにおける処理である。
FIGS. 8 to 15 are flowcharts for explaining the procedure for calculating the number of stored sheets in the
図8A、図8Bは、リジェクトボックス46の収納枚数算出処理の手順を説明するメインのフローチャートである。リジェクトボックス46の収納枚数算出処理では、精査やエンプティ検知時を基準として、前回の精査やエンプティ検知時から今回の精査やエンプティ検知時までの間で、リジェクト枚数が推定され、今回の精査やエンプティ検知が行われた際に推定されたリジェクト枚数が補正される。
FIG. 8A and FIG. 8B are main flowcharts for explaining the procedure of the stored number calculation process of the
前回の精査(あるいはエンプティ検知)から今回の精査(あるいはエンプティ検知)までの期間内で、スタッカ43aから繰出されてリジェクトボックス46に収納された枚数(リジェクト枚数とも呼ぶ)の内、不明券と多重送り券の合計枚数をRs、破損券の枚数をDsとする。同じく、カセット44aから繰出されてリジェクトボックス46に収納された枚数の内、不明券と多重送り券の合計枚数をRc、破損券の枚数をDcとする。従って、リジェクトボックス46の全収納枚数は、毎回のRs、Ds、Rc、Dcの累積枚数となる。
Within the period from the previous scrutiny (or empty detection) to the current scrutiny (or empty detection), the number of sheets (also referred to as the number of rejects) fed out of the
リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aから繰出されてリジェクトボックス46に収納された枚数とカセット44aから繰出されてリジェクトボックス46に収納された枚数を、分けて算出する。
The reject
なお、リジェクトボックス46の収納枚数算出処理は、金種別に行われるが、処理内容は実質同一であるので、1つの金種(例えば、万券)について説明する。千円券についても同様とする。そして、万券のスタッカ43をスタッカ43a、万券のカセット44をカセット44aとする。つまり、Rsは万券スタッカ43からの不明券と多重送り券、Rcは万券カセット44からの不明券と多重送り券、Dsは万券スタッカ43からの破損券、Dcは万券カセット44からの破損券の枚数である。
Note that the processing for calculating the number of stored sheets in the
リジェクト枚数算出部24は、記憶部30の0⇒Rs、0⇒Ds、0⇒Rc、0⇒Dcとし(ステップS10)、Rs、Rc等を初期化する。
The reject
リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生したか?を判断する(ステップS12)。ここでの、スタッカ43aからの紙幣繰出し時とは、図5で説明した出金処理である。リジェクト券の発生は、鑑別部45等からリジェクト枚数算出部24に通知される。
Has the reject
リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生したと判断すると(ステップS12Yes)、Rsを推定する処理を行う(ステップS14)。
If the reject
図9Aは、Rsを推定する処理を説明するサブルーチンである。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は鑑別部45により破損券であるか?を判断する(ステップS100)。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は破損券ではないと判断すると(ステップS100No)、リジェクト券は鑑別部45による不明券であるか?を判断する(ステップS102)。
FIG. 9A is a subroutine for explaining the process of estimating Rs. In the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は鑑別部45による不明券であると判断すると(ステップS102Yes)、Rs+1⇒Rsとする(ステップS104)。リジェクト枚数算出部24は、不明券であるので、今回のリジェクト券を1枚と推定してよく、スタッカ43aによるRsに「1」を加算する。
If the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券が不明券でない、つまり多重送りによるリジェクト券であると判断すると(ステップS102No)、Rs+2⇒Rsとする(ステップS106)。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券を2枚と推定して、スタッカ43aによるRsに「2」を加算する。多重送りは、2枚の場合が多いのが、経験的に知られているからである。リジェクト枚数算出部24は、推定したRsを記憶部30に記憶する(ステップS108)。
If the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は破損券であると判断すると(ステップS100Yes)、Ds+1⇒Dsとし(ステップS110)、Dsを記憶する(ステップS112)。
When the reject
図8Aに戻り、ステップS16に進む。リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生していないと判断すると(ステップS12No)、ステップS16に進む。
Returning to FIG. 8A, the process proceeds to step S16. If the reject
次に、リジェクト枚数算出部24は、カセット44aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生したか?を判断する(ステップS16)。ここでの、カセット44aからの紙幣繰出し時とは、カセット44aからスタッカ43aに紙幣を補充する処理である。リジェクト券の発生は、鑑別部45等からリジェクト枚数算出部24に通知される。
Next, has the reject
リジェクト枚数算出部24は、カセット44aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生したと判断すると(ステップS16Yes)、Rcを推定する処理を行う(ステップS18)。
When the reject
図9Bは、Rcを推定する処理のサブルーチンである。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は鑑別部45により破損券であるか?を判断する(ステップS118)。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は破損券ではないと判断すると(ステップS118No)、リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は鑑別部45による不明券であるか?を判断する(ステップS120)。
FIG. 9B is a subroutine of processing for estimating Rc. In the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は鑑別部45による不明券であると判断すると(ステップS120Yes)、Rc+1⇒Rcとする(ステップS122)。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券の枚数を1枚と推定して、カセット44aによるRcに「1」を加算する。ステップS104と同様な理由による。
When the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券が不明券でない、つまり多重送りであると判断すると(ステップS120No)、Rc+2⇒Rcとする(ステップS124)。リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券の枚数を2枚と推定して、カセット44aによるリジェクト枚数Rcに「2」を加算する。ステップS106と同様な理由による。リジェクト枚数算出部24は、推定したRcを記憶部30に記憶する(ステップS126)。
When the reject
リジェクト枚数算出部24は、リジェクト券は破損券であると判断すると(ステップS118Yes)、Dc+1⇒Dcとし(ステップS127)、Dcを記憶する(ステップS128)。
When the reject
図8Aに戻り、ステップS20に進む。また、リジェクト枚数算出部24は、カセット44aからの紙幣繰出し時にリジェクト券が発生していないと判断すると(ステップS16No)、ステップS20に進む。
Returning to FIG. 8A, the process proceeds to step S20. If the reject
また、制御部20は、監視サーバ210より送信要求が有った場合に、適宜、推定したRs、RcやDs、Dcを送信するようにしてもよい。また、リジェクト枚数算出部24は、過去のRs、Rc、Ds、Dcを記憶しておいて、今回算出したRs、Rc、Ds、Dcに前回までの累積枚数を加えて、トータルの枚数を算出して、制御部20が、今回推定したRs、Rc、Ds、Dcと共に、トータルの枚数を送信するようにしてもよい。これにより、監視サーバ210は、各ATMのリジェクト枚数をリアルタイムに取得することができる。
Further, when there is a transmission request from the
制御部20は、監視サーバ210からの精査指示を受信したかを判断する(ステップS20)。制御部20は、監視サーバ210からの精査指示を受信したと判断すると(ステップS20Yes)、計数処理部22は、スタッカ43a及びカセット44aについて計数処理を行う。順番はいずれからでもよいが、以下では、スタッカ43aから行うとする。計数処理部22は、スタッカ43aについて計数処理を行う(ステップS22)。
The
図10は、スタッカ43aについての計数処理を説明するサブルーチンである。スタッカ43aに対する計数処理での紙幣の流れは、図7A、図7Bで説明した通りである。計数処理部22は、スタッカ43aについて計数を開始する(ステップS130)。
FIG. 10 is a subroutine for explaining the counting process for the
リジェクト枚数算出部24は、計数用のスタッカ43dからスタッカ43aへの紙幣搬送時にリジェクト券が発生したか?を判断する(ステップS132)。リジェクト枚数算出部24は、紙幣搬送時にリジェクト券が発生したと判断すると(ステップS132Yes)、Rsを推定する処理(Ds算出を含む)を行う(ステップS134)。Rsを推定する処理は、前述した図9Aに示す処理であるので、説明は省略する。
Did the reject
リジェクト枚数算出部24は、紙幣搬送時に紙幣にリジェクト券が発生していないと判断すると(ステップS132No)、ステップS136に進む。リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aの計数処理が終了したかを判断する(ステップS136)。リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aの計数処理が終了していないと判断すると(ステップS136No)、ステップS132に戻る。
If the reject
在高計算部23は、スタッカ43aの計数処理が終了したと判断すると(ステップS136Yes)、スタッカ43aの計数前枚数KAsを算出する(ステップS138)。計数前枚数KAsとは、前回精査あるいはエンプティ検知以降の取引処理及びリジェクトボックス46へ収納された枚数を集計した値で、現時点でスタッカ43aに有るべき紙幣の論理枚数である。
When it is determined that the counting process of the
計数前枚数KAs=(スタッカ43aの枚数)+(カセット44aからの補充枚数)−(カセット44aへの移送枚数)+入金枚数―出金枚数―Ds―Rs である。DsやRsには、計数処理中にリジェクトボックス46へ収納された券の枚数も含まれる。
Number before counting KAs = (number of sheets of
スタッカ43aで行った計数処理後、スタッカ43aに実際に存在する枚数を計数後枚数KBsとし、計数処理部22は、KBsを算出する(ステップS140)。リジェクト枚数算出部24は、計数前枚数KAsと計数後枚数KBsを比較して、Rsの補正を行う(ステップS142)。
After the counting process performed by the
図11は、Rsの補正処理を説明するサブルーチンである。リジェクト枚数算出部24は、KAs=KBs?であるかを判断する(ステップS150)。リジェクト枚数算出部24は、KAs=KBsであると判断すると(ステップS150Yes)、Rsの補正を行わない。KAs=KBsであるので、ステップS14やステップS134で行われた推定は正しいと判断してよいからである。
FIG. 11 is a subroutine for explaining Rs correction processing. The reject
リジェクト枚数算出部24は、KAs=KBsでないと判断すると(ステップS150No)、KAs>KBs?であるかを判断する(ステップS154)。リジェクト枚数算出部24は、KAs>KBsであると判断すると(ステップS154Yes)、Rs+(KAs−KBs)⇒Rsに補正する(ステップS156)。
When the reject
例えば、計数前枚数100枚で、計数後枚数98枚の場合には、リジェクトボックス46のRsの推定枚数が2枚少ないと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rsに2を加算する補正を行う。例えば、多重送りの枚数が実際には3枚以上であったような場合である。
For example, when the number before counting is 100 and the number after counting is 98, it is determined that the estimated number of Rs in the
リジェクト枚数算出部24は、KAs>KBsでないと判断すると(ステップS154No)、Rs―(KBs―KAs)⇒Rsに補正する(ステップS158)。例えば、計数前枚数100枚で、計数後枚数102枚の場合には、リジェクトボックス46のRs推定枚数が2枚多いと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rsから2を減算する補正を行う。例えば、誤った多重送りの判断があったような場合である。リジェクト枚数算出部24は、ステップS152、S156、S158の後、図8Aに戻り、ステップS24に進む。
When the reject
計数処理部22は、カセット44aについて計数処理を行う(ステップS24)。図12は、カセット44aについて計数処理を説明するサブルーチンである。カセット44aに対する計数処理での紙幣の流れは、図6A、図6Bで説明した通りである。カセット44aについて計数処理は、図10で説明したスタッカ43aの計数処理と同等であるので、簡単に説明する。
The counting
計数処理部22は、カセット44aについて計数を開始する(ステップS170)。リジェクト枚数算出部24は、カセット44aと計数用のスタッカ43d間での紙幣搬送時にリジェクト券が発生したか?を判断する(ステップS172)。
The
リジェクト枚数算出部24は、紙幣搬送時にリジェクト券が発生したと判断すると(ステップS172Yes)、Rcを推定する処理を行う(ステップS174)。Rcを推定する処理は、図9Bに示したようである。
When the reject
リジェクト枚数算出部24は、紙幣搬送時にリジェクト券が発生していないと判断すると(ステップS172No)、ステップS176に進む。リジェクト枚数算出部24は、カセット44aの計数処理が終了したかを判断する(ステップS176)。リジェクト枚数算出部24は、カセット44aの計数処理が終了していないと判断すると(ステップS176No)、ステップS172に戻る。
If the reject
在高計算部23は、カセット44aの計数処理が終了したと判断すると(ステップS176Yes)、カセット44aの計数前枚数KAcを算出する(ステップS178)。計数処理部22は、カセット44aの計数処理で計数後枚数KBcを算出する(ステップS180)。KAcとKBcの算出は、KAsとKBsの場合と同様である。リジェクト枚数算出部24は、計数前枚数KAcと計数後枚数KBcを比較して、Rcの補正を行う(ステップS182)。
When it is determined that the counting process of the
図13は、Rcの補正処理を説明するサブルーチンである。図11と同様な処理である。リジェクト枚数算出部24は、KAc=KBcであるか?を判断する(ステップS190)。リジェクト枚数算出部24は、KAc=KBcであると判断すると(ステップS190Yes)、Rcの補正を行わない。
FIG. 13 is a subroutine for explaining Rc correction processing. This is the same processing as in FIG. Does the reject
リジェクト枚数算出部24は、KAc=KBcでないと判断すると(ステップS190No)、KAc>KBcであるか?を判断する(ステップS194)。リジェクト枚数算出部24は、KAc>KBcであると判断すると(ステップS194Yes)、Rc+(KAc−KBc)⇒Rcに補正する(ステップS196)。リジェクトボックス46のRcの推定枚数が少ないと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rcに加算する補正を行う。
If the reject
リジェクト枚数算出部24は、KAc>KBcでないと判断すると(ステップS194No)、Rc―(KBc−KAc)⇒Rcに補正する(ステップS198)。リジェクトボックス46のRcの推定枚数が多いと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rcを減算する補正を行う。
When the reject
リジェクト枚数算出部24は、ステップS192、S196、S198の後、図8Aに戻り、ステップS26に進む。リジェクト枚数算出部24は、補正後のRs、Rcを記憶部30に記憶する(ステップS26)。
The reject
制御部20は、Rs、Rc、Ds、Dcを監視サーバ210に送信する(ステップS28)。なお、制御部20は、監視サーバ210よりRs、Rc、Ds、Dcの送信要求が有った場合に、送信をするようにしてもよい。なお、リジェクト枚数算出部24は、毎回のRs、Rc、Ds、Dcを記憶しておいて、今回算出したRs、Rc、Ds、Dcに前回までの累積枚数を加えて、トータルの枚数を算出して、制御部20は、今回算出したRs、Rc、Ds、Dcと共に、トータルの枚数を送信するようにしてもよい。制御部20は、ステップS28の後は、ステップS10に戻る。
The
制御部20は、監視サーバ210からの精査指示を受信していないと判断すると(ステップS20No)、ステップS30に進む。
If the
次に、スタッカ43aまたはカセット44aでエンプティ検知された場合にも、リジェクト枚数に補正が行われる。エンプティ検知時に行われる補正処理について説明する。
Next, also when the empty is detected by the
リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたか?を判断する(ステップS30)。リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたと判断すると(ステップS30Yes)、スタッカ43aのエンプティによるRs補正を行う(ステップS32)。
In the reject
図14Aは、スタッカ43aのエンプティによるRs補正を説明するサブルーチンである。スタッカ43aが空であるから、スタッカ43aの実枚数は、「0」である。エンプティ検出時点でのスタッカ43aに有るべき紙幣の論理枚数を、KCsとする。前回精査あるいは前回エンプティ検知以降の論理枚数として、KCs=(スタッカ43aの枚数)+(カセット44aからの補充枚数)−(カセット44aへの移送枚数)+入金枚数―出金枚数―Ds―Rsである。KCsは、前述のKAsと同等な値である。
FIG. 14A is a subroutine for explaining Rs correction by emptying of the
リジェクト枚数算出部24は、KCs=0であるか?を判断する(ステップS210)。リジェクト枚数算出部24は、KCs=0であると判断すると(ステップS210Yes)、Rsの補正はしない(ステップS212)。Rsは、正しいと判断されるからである。
Does the reject
リジェクト枚数算出部24は、KCs=0でないと判断すると(ステップS210No)、Rs+KCs⇒Rsとする(ステップS214)。例えば、KCs=2の場合には、リジェクトボックス46のRsの推定枚数が2枚少ないと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rsに2を加算する補正を行う。逆に、KCs=―2の場合には、リジェクトボックス46のRsの推定枚数が2枚多いと判断し、リジェクト枚数算出部24は、Rsから2を減算する補正を行う。
If the reject
リジェクト枚数算出部24は、ステップS212、S214の後、図8Bに戻り、ステップS34に進む。リジェクト枚数算出部24は、補正後のRsを記憶する(ステップS34)。制御部20は、Rs、Dsを監視センタ200に送信する(ステップS36)。前述の通り、制御部20は、監視サーバ210よりRs、Dsの送信要求が有った場合に、送信をするようにしてもよいし、また、今回のRs、Dsと、Rs、Dsのトータル(累積)枚数を送信してもよい。
The reject
リジェクト枚数算出部24は、スタッカ43aのエンプティセンサ47でエンプティが検知されていないと判断すると(ステップS30No)、ステップS38に進む。
When the reject
リジェクト枚数算出部24は、カセット44aのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたか?を判断する(ステップS38)。リジェクト枚数算出部24は、カセット44aのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたと判断すると(ステップS38Yes)、カセット44aのエンプティによるRc補正を行う(ステップS40)。
In the reject
図14Bは、カセット44aのエンプティによるRc補正を説明するサブルーチンである。図14Aと同等な処理であるので、相違点を説明する。カセット44aが空であるから、カセット44aの実枚数は、「0」である。エンプティ検出時点でのカセット44aに有るべき紙幣の論理枚数を、KCcとする。前回精査あるいは前回エンプティ検知以降の論理枚数として、KCc=(カセット44aの枚数)―(スタッカ43aへの補充枚数)+(スタッカ43aからの搬送枚数)―Dc―Rcである。KCcは、前述のKAcと同等な値である。
FIG. 14B is a subroutine for explaining the Rc correction due to the
リジェクト枚数算出部24は、KCc=0であるか?を判断する(ステップS220)。リジェクト枚数算出部24は、KCc=0であると判断すると(ステップS220Yes)、Rcの補正はしない(ステップS222)。リジェクト枚数算出部24は、KCc=0でないと判断すると(ステップS220No)、Rc+KCc⇒Rcとする(ステップS224)。リジェクト枚数算出部24は、ステップS222、S224の後、図8Bに戻り、ステップS42に進む。リジェクト枚数算出部24は、補正後のRcを記憶する(ステップS42)。
Does the reject
制御部20は、Rc、Dcを監視サーバ210に送信する(ステップS44)。前述の通り、制御部20は、監視サーバ210よりRc、Dcの送信要求が有った場合に、送信をするようにしてもよいし、今回のRc、Dcと、Rc、Dcのトータル枚数を送信してもよい。
The
制御部20は、ステップS38Noの場合は、ステップS12に戻る。制御部20は、ステップS36、ステップS44の後は、ステップS10に戻る。
In the case of step S38 No, the
次に、混合金種カセットにおける処理を説明する。図15は、混合金種カセットにおけるリジェクトボックス46の収納枚数算出処理を説明するフローチャートである。混合金種カセット44をカセット44d(不図示)とし、カセット44dに基づくリジェクト枚数の内、不明券と多重送り券の合計枚数をRd、破損券の枚数をDdとする。
Next, processing in the mixed denomination cassette will be described. FIG. 15 is a flowchart for explaining the processing for calculating the number of sheets stored in the
混合金種カセットに対してリジェクト枚数算出部24は、精査時とエンプティ検知時にRdの補正を行い、リジェクト枚数の推定は行わない。混合金種カセットでは金種が確定できないためである。以下混合金種カセット44dにおける処理は、図9Bの推定処理を除き、単一金種カセットでの処理(図8A等)で説明した処理と同様であるので、簡単に説明する。
For the mixed denomination cassette, the reject
開始時にリジェクト枚数算出部24は、記憶部30で0⇒Rd、0⇒Ddとする(ステップS300)。制御部20は、監視サーバ210からの精査指示を受信したか?を判断する(ステップS302)。制御部20は、監視サーバ210からの精査指示を受信したと判断すると(ステップS302Yes)、計数処理部22は、カセット44dについて計数処理を行う(ステップS304)。
At the start, the reject
カセット44dの計数前枚数をKAdとし、カセット44dの計数後枚数をKBdとする。前述したように、KAdは、前回精査あるいは前回エンプティ検知以降の論理枚数である。KAd=(カセット44dの枚数)―(スタッカ43への補充枚数)+(スタッカ43からの搬送枚数)―Dd―Rdである。ここでの、RdとDdは、スタッカ43への補充やスタッカ43からの搬送の間で、不明や破損として、鑑別部45でカウントされた枚数である。
Assume that the number of cassettes 44d before counting is KAd, and the number of cassettes 44d after counting is KBd. As described above, KAd is the logical number after the previous scrutiny or the previous empty detection. KAd = (number of cassettes 44d) − (number of sheets to be replenished to the stacker 43) + (number of sheets conveyed from the stacker 43) −Dd−Rd. Here, Rd and Dd are the number of sheets counted by the
在高計算部23は、カセット44dのKAdを算出し、計数処理部22は、カセット44dのKBdを算出する。KAd及びKBdの算出は、ステップS178、ステップS180での処理と同様である。
The stock
リジェクト枚数算出部24は、KAd=KBdであるか?を判断する(ステップS306)。リジェクト枚数算出部24は、KAd=KBdであると判断すると(ステップS306Yes)、Rdの補正を行わない。
Does the reject
リジェクト枚数算出部24は、KAd=KBdでないと判断すると(ステップS306No)、KAd>KBdであるか?を判断する(ステップS308)。リジェクト枚数算出部24は、KAd>KBdであると判断すると(ステップS308Yes)、Rd+(KAd−KBd)⇒Rdに補正する(ステップS310)。つまり、現Rdに(KAd−KBd)を加算する。
If the reject
リジェクト枚数算出部24は、KAd>KBdでないと判断すると(ステップS308No)、Rd―(KBd―KAd)⇒Rdに補正する(ステップS312)。つまり、現Rdから(KBd―KAd)を減算する。
When the reject
制御部20は、Rd、Ddを監視サーバ210に送信する(ステップS314)。前述の通り、制御部20は、監視サーバ210よりRd、Ddの送信要求が有った場合に、送信をするようにしてもよいし、今回のRd、Ddと、Rd、Ddのトータル枚数を送信してもよい。制御部20は、ステップS314の後は、ステップS300に戻る。
The
制御部20は、監視センタ200からの精査指示を受信していないと判断すると(ステップS302No)、ステップS316に進む。リジェクト枚数算出部24は、カセット44dのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたか?を判断する(ステップS316)。リジェクト枚数算出部24は、カセット44dのエンプティセンサ47でエンプティが検知されたと判断すると(ステップS316Yes)、カセット44dのエンプティによるRd補正を行う。図14Bと同様な内容であるので、簡単に説明する。
If the
リジェクト枚数算出部24は、KCd=0であるか?を判断する(ステップS318)。KCdは、エンプティ検出時点でカセット44dに有るべき紙幣の論理枚数である。リジェクト枚数算出部24は、KCd=0であると判断すると(ステップS318Yes)、Rdの補正はしない。リジェクト枚数算出部24は、KCd=0でないと判断すると(ステップS318No)、Rd+KCd⇒Rdとする(ステップS320)。
Does the reject
制御部20は、Rd、Ddを監視センタ200に送信する(ステップS322)。前述の通り、制御部20は、監視センタ200よりRd、Ddの送信要求が有った場合に、送信をするようにしてもよいし、今回のRd、Ddと、Rd、Ddのトータル枚数を送信してもよい。制御部20は、ステップS322の後は、ステップS300に戻る。
The
リジェクト枚数算出部24は、カセット44dのエンプティセンサ47でエンプティが検知されていないと判断すると(ステップS316No)、ステップS302に戻る。
If the reject
以上説明したように、本実施形態による収納枚数算出処理によれば、リジェクトボックスの収納された紙幣の枚数を、不明券あるいは多重送り発生時、精査時あるいはエンプティ検出時等々で適宜算出し送信することができることで、ATMあるいは監視センタでリジェクトボックスの収納枚数をタイムリーに把握することができる。これにより、遠隔地にあるATMに対しても、管理精度を向上させることができる。特に、自動精査時以外の期間でも、監視センタは推定値を把握できることで、ATMに対する管理精度を向上させることができる。 As described above, according to the stored number calculation process according to the present embodiment, the number of banknotes stored in the reject box is appropriately calculated and transmitted at the time of occurrence of unknown bills or multiple feeds, at the time of inspection, or at the time of detection of empty. As a result, the number of reject boxes stored in the ATM or the monitoring center can be grasped in a timely manner. Thereby, management accuracy can be improved also for ATM in a remote place. In particular, the monitoring center can grasp the estimated value even during a period other than the time of the automatic scrutiny, thereby improving the management accuracy for the ATM.
なお、制御部20は、制御プログラムを読込んだCPU29によるソフトウェア処理により実現されると説明したが、一部または全部をハードウェアで構成するようにしてもよい。
In addition, although demonstrated that the
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. Moreover, various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of constituent elements disclosed in the embodiment. For example, all the constituent elements shown in the embodiments may be appropriately combined. Furthermore, constituent elements over different embodiments may be appropriately combined. It goes without saying that various modifications and applications are possible without departing from the spirit of the invention.
1 自動取引システム
10 ATM
20 制御部
21 搬送制御部
22 計数処理部
23 在高計算部
24 リジェクト枚数算出部
30 記憶部
40 紙幣処理ユニット
41 搬送部
42 入出金部
43 スタッカ
44 カセット
45 鑑別部
46 リジェクトボックス
47 エンプティセンサ
100 ホストコンピュータ
200 監視センタ
210 監視サーバ
400 ネットワーク
1
20
45
Claims (7)
前記リジェクトボックスへ収納された収納枚数を算出するリジェクト枚数算出部を備え、
前記リジェクト枚数算出部は、前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が不明券の場合には紙幣は1枚が収納されたと推定し、前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が、多重送り券の場合には、多重送り券の重なり枚数を判断しないで紙幣は2枚が収納されたと推定して前記収納枚数を算出し、
前記リジェクト枚数算出部は、前記自動取引装置に収納されている紙幣の枚数を金種別に精査する精査処理が行われた場合には、精査処理前後の紙幣枚数の差分に基づき、前記推定して算出された収納枚数を補正する
ことを特徴とする自動取引装置。 In an automatic transaction apparatus having a stacker for storing banknotes by denomination, a cassette for storing banknotes to be replenished to the stacker, and a reject box for storing banknotes determined to be at least an unknown ticket or a multi-feed ticket,
A reject number calculating unit for calculating the number of stored sheets stored in the reject box;
When the banknote stored in the reject box is an unknown ticket, the reject number calculating unit estimates that one banknote is stored, and when the banknote stored in the reject box is a multi-feed ticket , Without determining the overlap number of the multi-feed ticket, it is estimated that two banknotes are stored, and calculates the stored number,
When the scrutiny processing is performed to scrutinize the number of banknotes stored in the automatic transaction apparatus according to denomination, the reject number calculator calculates the estimation based on the difference in the number of banknotes before and after the scrutiny process. An automatic transaction apparatus that corrects the calculated number of stored sheets.
ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。 The automatic transaction apparatus according to claim 1, wherein the reject number calculating unit calculates the number of stored sheets that are fed from the stacker and stored in the reject box.
前記リジェクト枚数算出部は、前記カセットから繰出されて前記リジェクトボックスへ収納された収納枚数を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。 The cassette is a cassette for storing bills of a single denomination,
The automatic transaction apparatus according to claim 1, wherein the reject number calculating unit calculates the number of stored sheets that are fed from the cassette and stored in the reject box.
ことを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 When it is physically detected that the banknotes in the stacker have run out, the reject number calculation unit calculates the calculation based on the difference from the number of banknotes to be in the stacker calculated by summing up transaction processing. The automatic transaction apparatus according to claim 2, wherein the stored number of stored sheets is corrected.
ことを特徴とする請求項3に記載の自動取引装置。 When it is physically detected that there are no banknotes in the cassette, the reject number calculation unit calculates the calculation based on a difference from the number of banknotes to be in the cassette calculated by summing up transaction processing. The automatic transaction apparatus according to claim 3, wherein the stored number of stored sheets is corrected.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動取引装置。 The automatic transaction apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the reject number calculating unit notifies the monitoring server of the calculated number of stored reject boxes.
前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が不明券の場合には紙幣は1枚が収納されたと推定し、前記リジェクトボックスへ収納される紙幣が、多重送り券の場合には、多重送り券の重なり枚数を判断しないで紙幣は2枚が収納されたと推定して前記収納枚数を算出する第1のステップと、
該自動取引装置に収納されている紙幣の枚数を金種別に精査する精査処理が行われた場合には、精査処理前後の紙幣枚数の差分に基づき、前記推定して算出された収納枚数を補正する第2のステップを有する
ことを特徴とする自動取引装置のリジェクト枚数算出方法。 Reject number calculation method for automatic transaction apparatus having stacker for storing banknotes by denomination, cassette for storing banknotes to be replenished to the stacker, and reject box for storing at least banknotes determined to be unknown or multi-feed tickets In
When the banknote stored in the reject box is an unknown ticket, it is estimated that one banknote is stored. When the banknote stored in the reject box is a multi-feed ticket, the number of overlapping multi-feed tickets A first step of calculating the number of stored sheets by estimating that two banknotes are stored without determining
When a scrutiny process is performed to scrutinize the number of banknotes stored in the automatic transaction apparatus according to denomination, the estimated and calculated stored number is corrected based on the difference in the number of banknotes before and after the scrutiny process. A method for calculating a reject number of an automatic transaction apparatus, comprising: a second step of:
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